JPWO2020194728A1 - バッテリの取り付け構造及び作業機 - Google Patents

バッテリの取り付け構造及び作業機 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020194728A1
JPWO2020194728A1 JP2020511831A JP2020511831A JPWO2020194728A1 JP WO2020194728 A1 JPWO2020194728 A1 JP WO2020194728A1 JP 2020511831 A JP2020511831 A JP 2020511831A JP 2020511831 A JP2020511831 A JP 2020511831A JP WO2020194728 A1 JPWO2020194728 A1 JP WO2020194728A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
power unit
mounting
connection terminal
electric power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020511831A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7048724B2 (ja
Inventor
松本 拓也
拓也 松本
将 武市
将 武市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Publication of JPWO2020194728A1 publication Critical patent/JPWO2020194728A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7048724B2 publication Critical patent/JP7048724B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/20Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders
    • H01M50/262Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders with fastening means, e.g. locks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/20Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders
    • H01M50/204Racks, modules or packs for multiple batteries or multiple cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/20Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders
    • H01M50/244Secondary casings; Racks; Suspension devices; Carrying devices; Holders characterised by their mounting method
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/20Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders
    • H01M50/296Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders characterised by terminals of battery packs
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/50Current conducting connections for cells or batteries
    • H01M50/543Terminals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01BSOIL WORKING IN AGRICULTURE OR FORESTRY; PARTS, DETAILS, OR ACCESSORIES OF AGRICULTURAL MACHINES OR IMPLEMENTS, IN GENERAL
    • A01B49/00Combined machines
    • A01B49/02Combined machines with two or more soil-working tools of different kind
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

バッテリの取り付け方向の規制がなく、バッテリを含む構成部品のレイアウト自由度を向上させることができるバッテリの取り付け構造及び作業機を提供することを目的として、電装品の上部に設けられる載置部材と、載置部材に対して脱着可能に設けられて電装品を駆動するバッテリと、電装品からバッテリに向けて延びると共に電装品とバッテリとを電気的に接続可能な接続部材と、を有する構成とした。

Description

本発明は、バッテリの取り付け構造及び作業機に関する。
従来、脱着可能なバッテリを有する電動芝刈り機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この電動芝刈り機は、芝刈り機本体に設けられるバッテリ取り付け基台部の上面に、レール部及び接続端子を備えたバッテリ取り付け部が設けられ、このバッテリ取り付け部のレール部にバッテリを係合させてレール部に沿ってスライドさせることにより、バッテリのコネクタを接続端子に電気的に接続させると共に、バッテリに設けられるロック爪とバッテリ取り付け部の爪係合部とを係合させるように構成されている。
特開2014−147353号公報
しかしながら、上記従来技術は、バッテリ取り付け部に対するバッテリの接続方向が、レール部に沿う一方向に限定されるため、当該接続方向を考慮した作業機の設計(バッテリ取り付け部の配置)を行う必要がある。例えば、作業機には、操作用のハンドルや保護用のフレーム等が設けられるが、この場合、ハンドルやフレーム等を、バッテリの接続経路を避けるように設計するか、バッテリの接続経路を、ハンドルやフレーム等を避けるように設計しなくてはならない。このため、バッテリを含む構成部品のレイアウト自由度が制限される問題がある。
そこで、本発明は、バッテリの取り付け方向の規制がなく、バッテリを含む構成部品のレイアウト自由度を向上させることができるバッテリの取り付け構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、電力貯留部材の取り付け方向の規制がなく、電力貯留部材を含む構成部品のレイアウト自由度を向上させることができる作業機を提供することを目的とする。
(1) 本発明の一側面に係るバッテリの取り付け構造は、電装品(例えば、後述のモータ20、PDU21)の上部に設けられる載置部材(例えば、後述のバッテリトレイ3)と、前記載置部材に対して脱着可能に設けられて前記電装品を駆動するバッテリ(例えば、後述のバッテリ4)と、前記電装品から前記バッテリに向けて延びると共に前記電装品と前記バッテリとを電気的に接続可能な接続部材(例えば、後述のハーネス23、接続端子24)と、を有する。
上記(1)によれば、接続部材によって、電装品とバッテリとを載置部材を介さずに直接に電気的接続可能であり、載置部材上に端子を設ける必要がないため、バッテリの取り付け方向が規制されることがなく、バッテリを含む構成部品のレイアウト自由度を向上させることができる。また、バッテリを載置部材に取り付ける際に、端子の破損を危惧する必要がないため、バッテリの取り付けも安楽に行うことができる。更に、載置部材を介して電装品とバッテリとを近接配置することができるため、接続部材の短縮化も可能となる。
(2) (1)に記載のバッテリの取り付け構造において、前記バッテリは、被係合部(例えば、後述の被係合部43)を有し、前記載置部材は、前記被係合部に係合して前記バッテリを前記載置部材上に固定する係合部材(例えば、後述のバックル33)を有してもよい。
上記(2)によれば、載置部材に設けられた係合部材をバッテリの被係合部に係合させることによってバッテリを載置部材上に固定できるため、バッテリの構造を簡素化でき、バッテリの持ち運びが容易となると共に、バッテリのコストも削減できる。
(3) (2)に記載のバッテリの取り付け構造において、前記係合部材は、前記バッテリとの係合状態において、前記バッテリに対して前記載置部材に向けて荷重をかけることが可能な押圧部(例えば、後述のレバー部332)を有し、前記載置部材と前記バッテリとの間に、弾性部材(例えば、後述の弾性部材37)が配置されてもよい。
上記(3)によれば、バッテリと係合部材との係合状態において、バッテリにかかる荷重によって弾性部材を弾性変形させることで、バッテリを載置部材に対して密着固定することができるため、バッテリに振動等が加わった際にバッテリと載置部材とが相対移動することを抑制でき、バッテリと載置部材との間で摩耗が生じることを抑制できる。
(4) (3)に記載のバッテリの取り付け構造において、前記係合部材は、前記載置部材に取り付けられる可動部(例えば、後述の可動部331)を有すると共に、前記押圧部は、前記可動部に連続して設けられ、前記被係合部は、前記バッテリの上面(例えば、後述の上面4d)に配置されてもよい。
上記(4)によれば、弾性部材と対向するバッテリの上面から弾性部材に対して荷重をかけることで、係合部材をバッテリの側面等に係合させる構成に比べて、バッテリを簡素に構成することができると共に、バッテリを載置部材に容易且つ確実に固定することができる。
(5) (4)に記載のバッテリの取り付け構造において、前記可動部は、前記載置部材に揺動可能に取り付けられ、前記載置部材は、前記可動部の揺動時に抵抗を生じさせる抵抗部材(例えば、後述の抵抗部材35)を有してもよい。
上記(5)によれば、抵抗部材により、載置部材からバッテリが取り外された後の係合部材が搬送中などに意図せず揺動することを抑制できるため、載置部材等を容易に搬送することができる。
(6) (1)〜(5)のいずれかに記載のバッテリの取り付け構造において、前記載置部材は、前記バッテリを保持する保持部(例えば、後述の保持部32)を有し、前記保持部は、前記載置部材に対して脱着可能に設けられてもよい。
上記(6)によれば、仮にバッテリの取り付け時や作業中等に保持部に応力が加わって破損等した際に、保持部のみを交換することができるため、メンテナンス性が向上する。
(7) 本発明の他の一側面に係る作業機は、電力により駆動される駆動部材(例えば、後述のパワーユニット本体2、6、動力伝達機構部102、起振機構部103、105)と、前記駆動部材に電力を供給するための電力貯留部材(例えば、後述のバッテリ4)と、を備える作業機(例えば、後述の作業機100、100A)であって、前記駆動部材は、少なくとも電装品(例えば、後述のモータ20、PDU21品)を含むと共に、前記電装品の上部には載置部材(例えば、後述のバッテリトレイ3)が設けられ、前記電力貯留部材は、前記載置部材に対して脱着可能に設けられ、前記電装品から前記電力貯留部材に向けて延びると共に前記電装品と前記電力貯留部材とを電気的に接続可能な接続部材(例えば、後述のハーネス23、接続端子24)と、を備える。
上記(7)によれば、接続部材によって、電装品と電力貯留部材とを載置部材を介さずに直接に電気的接続可能であり、載置部材上に端子を設ける必要がないため、電力貯留部材の取り付け方向が規制されることがなく、電力貯留部材を含む構成部品のレイアウト自由度を向上させることができる。また、電力貯留部材を載置部材に取り付ける際に、端子の破損を危惧する必要がないため、電力貯留部材の取り付けも安楽に行うことができる。更に、載置部材を介して電装品と電力貯留部材とを近接配置することができるため、接続部材の短縮化も可能となる。
(8) (7)に記載の作業機において、前記電力貯留部材は、被係合部(例えば、後述の被係合部43)を有し、前記載置部材は、前記被係合部に係合して前記電力貯留部材を前記載置部材上に固定する係合部材(例えば、後述のバックル33)を有してもよい。
上記(8)によれば、載置部材に設けられた係合部材を電力貯留部材の被係合部に係合させることによって電力貯留部材を載置部材上に固定できるため、電力貯留部材の構造を簡素化でき、電力貯留部材の持ち運びが容易となると共に、電力貯留部材のコストも削減できる。
(9) (8)に記載の作業機において、前記係合部材は、前記電力貯留部材との係合状態において、前記電力貯留部材に対して前記載置部材に向けて荷重をかけることが可能な押圧部(例えば、後述のレバー部332)を有し、前記載置部材と前記電力貯留部材との間に、弾性部材(例えば、後述の弾性部材37)が配置されてもよい。
上記(9)によれば、電力貯留部材と係合部材との係合状態において、電力貯留部材にかかる荷重によって弾性部材を弾性変形させることで、電力貯留部材を載置部材に対して密着固定することができるため、電力貯留部材に振動等が加わった際に電力貯留部材と載置部材とが相対移動することを抑制でき、電力貯留部材と載置部材との間で摩耗が生じることを抑制できる。
(10) (9)に記載の作業機において、前記係合部材は、前記載置部材に取り付けられる可動部(例えば、後述の可動部331)を有すると共に、前記押圧部は、前記可動部に連続して設けられ、前記被係合部は、前記電力貯留部材の上面(例えば、後述の上面4d)に配置されてもよい。
上記(10)によれば、弾性部材と対向する電力貯留部材の上面から弾性部材に対して荷重をかけることで、係合部材を電力貯留部材の側面等に係合させる構成に比べて、電力貯留部材を簡素に構成することができると共に、電力貯留部材を載置部材に容易且つ確実に固定することができる。
(11) (10)に記載の作業機において、前記可動部は、前記載置部材に揺動可能に取り付けられ、前記載置部材は、前記可動部の揺動時に抵抗を生じさせる抵抗部材(例えば、後述の抵抗部材35)を有してもよい。
上記(11)によれば、抵抗部材により、載置部材から電力貯留部材が取り外された後の係合部材が搬送中などに意図せず揺動することを抑制できるため、載置部材等を容易に搬送することができる。
(12) (7)〜(11)のいずれかに記載の作業機において、前記載置部材は、前記電力貯留部材を保持する保持部(例えば、後述の保持部32)を有し、前記保持部は、前記載置部材に対して脱着可能に設けられてもよい。
上記(12)によれば、仮に電力貯留部材の取り付け時や作業中等に保持部に応力が加わって破損等した際に、保持部のみを交換することができるため、メンテナンス性が向上する。
本発明によれば、バッテリの取り付け方向の規制がなく、バッテリを含む構成部品のレイアウト自由度を向上させることができるバッテリの取り付け構造を提供することができる。
また、本発明によれば、電力貯留部材の取り付け方向の規制がなく、電力貯留部材を含む構成部品のレイアウト自由度を向上させることができる作業機を提供することができる。
第1実施形態に係る電動パワーユニットを搭載した作業機の構成例を示す斜視図である。 第1実施形態に係る電動パワーユニットの正面図である。 第1実施形態に係る電動パワーユニットの背面図である。 第1実施形態に係る電動パワーユニットの右側面図である。 第1実施形態に係る電動パワーユニットの左側面図である。 第1実施形態に係る電動パワーユニットの平面図である。 第1実施形態に係る電動パワーユニットの分解斜視図である。 バッテリ及びバッテリトレイの化粧カバーを取り外した第1実施形態に係る電動パワーユニットを示す斜視図である。 図8に示す電動パワーユニットを示す平面図である。 係合部材とトレイ本体との取り付け部位を拡大して示す斜視図である。 図10中のA−A線に沿う断面図である。 バッテリトレイ上に設けられる弾性部材を示す正面図である。 バッテリの平面図である。 バッテリの右側面を背面側から見た斜視図である。 バッテリの左側面を背面側から見た斜視図である。 接続端子を示す斜視図である。 バッテリをバッテリトレイに取り付ける方法を説明する説明図である。 バッテリをバッテリトレイに取り付ける方法を説明する説明図である。 バッテリをバッテリトレイに取り付ける方法を説明する説明図である。 キャップを断面で示す斜視図である。 接続端子をキャップで保護した様子を示す第1実施形態に係る電動パワーユニットの斜視図である。 第1実施形態に係る電動パワーユニットの要部を示す斜視図である。 取付部にキャップを取り付けた状態を示す第1実施形態に係る電動パワーユニットの要部を示す右側面図である。 接続端子をバッテリから取り外した状態を示す第1実施形態に係る電動パワーユニットの要部を示す斜視図である。 接続端子をバッテリから取り外した状態を示す第1実施形態に係る電動パワーユニットの要部を示す右側面である。 第2実施形態に係る電動パワーユニットを搭載した作業機の構成例を示す斜視図である。 接続端子がバッテリに接続された状態を示す第2実施形態に係る電動パワーユニットの斜視図である。 図27に示す電動パワーユニットの左側面図である。 第2実施形態に係る電動パワーユニットの要部の分解斜視図である。 接続端子がバッテリから取り外された状態を示す第2実施形態に係る電動パワーユニットの斜視図である。 図30に示す電動パワーユニットの左側面図である。
以下、本発明の一側面に係るバッテリの取り付け構造の具体的な実施形態について説明する。
本発明の一側面に係るバッテリの取り付け構造は、電装品の上部に設けた載置部材に対して、電装品を駆動するバッテリが脱着可能に設けられる各種機械及び装置に広く適用可能である。本発明において、具体的な機械及び装置は何ら限定されないが、例えば、電動パワーユニットを搭載した作業機を例示することができる。作業機としては、地固め機、芝刈り機、耕運機、除雪機等の土木機械や農業機械が挙げられる。
そこで、以下では、電動パワーユニットを搭載した作業機を例にとって、その電動パワーユニットにおけるバッテリの取り付け構造について詳細に説明する。
[第1実施形態]
<作業機の構成>
まず、電動パワーユニットの第1実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、第1実施形態に係る電動パワーユニットを搭載した作業機の構成例を示す斜視図である。本実施形態では、作業機100として、地固め装置の一形態であるプレートコンパクターを例示している。
作業機100は、電動パワーユニット1を搭載した作業機である。詳しくは、作業機100は、電動パワーユニット1と、作業機構部101と、動力伝達機構部102と、起振機構部103と、ハンドル104と、を備える。
電動パワーユニット1は、モータ(図1では図示せず)を有するパワーユニット本体2と、このパワーユニット本体2の上部に設けられるバッテリトレイ3と、このバッテリトレイ3上に載置され、パワーユニット本体2を駆動する駆動源であるバッテリ4と、を有する。この電動パワーユニット1の構成については、後段において更に詳しく説明する。
作業機構部101は、主として地面の転圧を行う部位であり、接地部材の一実施形態である。作業機構部101は、地面に接する転圧板101aと、この転圧板101aの上面に配置される基台101bと、を有する。電動パワーユニット1は、基台101bの上面に取り付けられている。
動力伝達機構部102は、パワーユニット本体2が有するモータの回転動力を、ベルト、チェーン等の動力伝達部材(図示せず)を介して起振機構部103に伝達する。
起振機構部103は、動力伝達機構部102と動力伝達可能に連結される偏心荷重(図示せず)を有する。起振機構部103は、動力伝達機構部102によって伝達されるモータの回転動力によって偏心荷重を回転させることにより、作業機構部101の転圧板101aを上下に振動させ、地面に対する締め固め力を発生させる。
なお、これらパワーユニット本体2、動力伝達機構部102及び起振機構部103は、接地部材を電力により駆動させるための駆動部材の一実施形態である。
ハンドル104は、作業者が立位状態で把持可能なバー状に構成される。これにより、作業者は、ハンドル104によって作業機100を押しながら、地面の転圧作業を行うことができる。
<電動パワーユニットの構成>
次に、電動パワーユニット1の構成について説明する。図2は、第1実施形態に係る電動パワーユニットの正面図である。図3は、第1実施形態に係る電動パワーユニットの背面図である。図4は、第1実施形態に係る電動パワーユニットの右側面図である。図5は、第1実施形態に係る電動パワーユニットの左側面図である。図6は、第1実施形態に係る電動パワーユニットの平面図である。図7は、第1実施形態に係る電動パワーユニットの分解斜視図である。
なお、図7において、各部品を取り付けるためのねじ、ボルト等の締結部材については、図示を省略している。
(電動パワーユニットの全体構成)
電動パワーユニット1は、パワーユニット本体2と、バッテリトレイ3と、バッテリ4と、を有する。パワーユニット本体2は、モータ20と、PDU(Power Delivery Unit)21と、を有する。これらモータ20及びPDU21は、電装品の一実施形態である。モータ20は、パワーユニット本体2を作業機構部101の基台101b上に取り付けるためのベース板201上に、出力軸(回転軸)20aを電動パワーユニット1の背面側に向けて取り付けられている。
PDU21は、バッテリ4からの電力を、パワーユニット本体2内のモータ20やその他の電気部品に配電制御するためのものである。PDU21は、ベース板201からモータ20の側面及び上面に亘って設けられる支持枠板202に取り付けられている。PDU21は複数の接続部を有し、そのうちの1つの接続部21aに、バッテリ4と電気的に接続してバッテリ4からの電力をPDU21に導入するため接続端子24を有するハーネス23が接続されている。なお、PDU21には、接続端子24及びハーネス23を介して導入された電力をモータ20に供給するためのハーネスや、センサー等の他の電気部品との電気的接続のためのハーネスが接続されるが、それらのハーネスについての図示は省略している。
モータ20の周囲は、前側モータカバー203a、後側モータカバー203b、右側モータカバー203c及び左側モータカバー203dによって覆われている。これらのモータカバー203a〜203dは、パワーユニット本体2の側面を覆うハウジングを構成する。PDU21は、左側モータカバー203dと支持枠板202との間に収容されている。また、PDU21に接続されるハーネス23も、前側モータカバー203a及び左側モータカバー203dの内側に収容されている。前側モータカバー203aは、モータ20の前側に配置される冷却ファンのための気体取り込み口203eを有する。気体取り込み口203eは、ファンカバー203fによって覆われている。
(バッテリトレイ)
バッテリトレイ3は、バッテリ4を載置してパワーユニット本体2上に取り付けるためのものであり、バッテリ4を載置して固定する載置部材の一実施形態である。本実施形態のバッテリトレイ3は、支持枠板202の上面に取り付けられる矩形状のトレイ本体30と、トレイ本体30の外周を取り囲むように取り付けられる矩形枠状の化粧カバー31と、を有する。
化粧カバー31の前側の外周の一部は、部分的に凹むように形成されることにより、前側モータカバー203a及び左側モータカバー203dの内側と連通するハーネス引出し部31aを構成している。ハーネス引出し部31aは、パワーユニット本体2の前側において、PDU21に対応して正面視で左側に片寄った位置に配置されている。前側モータカバー203a及び左側モータカバー203dの内側に収容されるハーネス23は、このハーネス引出し部31aから、パワーユニット本体2の上方に向けて外側に引き出されている。
バッテリトレイ3の構成について、更に、図8〜図12を参照して詳しく説明する。図8は、バッテリ及びバッテリトレイの化粧カバーを取り外した電動パワーユニットを示す斜視図である。図9は、図8に示す電動パワーユニットを示す平面図である。図10は、係合部材とトレイ本体との取り付け部位を拡大して示す斜視図である。図11は、図10中のA−A線に沿う断面図である。図12は、バッテリトレイ上に設けられる弾性部材を示す正面図である。
バッテリトレイ3のトレイ本体30の上面には、左右方向の一方端部(パワーユニット本体2を正面視した場合の右端部)に、保持部32が設けられていると共に、他方端部(パワーユニット本体2を正面視した場合の左端部)に、バックル33が設けられている。このバックル33は、本発明における係合部材の一実施形態である。
保持部32は、バッテリ4の一方端部を係止してバッテリトレイ3に保持するためのものであり、トレイ本体30の中央に向けて逆L字型に立ち上がるように設けられている。保持部32は、図8に記載のねじやボルト等の締結部材321によって、トレイ本体30に対して脱着可能に取り付けられている。
バックル33は、バッテリ4に対して係合して保持部32と共にバッテリトレイ3に固定するためものであり、トレイ本体30に対して揺動可能に設けられる可動部331と、この可動部331の先端に連続して回動可能に設けられるレバー部332と、を有する。
可動部331は、直線状に延びる一対の平行なワイヤ部331a,331aと、ワイヤ部331a,331aの下端部同士を連結する軸部331bと、を有し、断面円形状の金属線材を屈曲することにより形成されている。ワイヤ部331a,331aの先端は、トレイ本体30上に直立した状態において、保持部32に向けて屈曲していると共に、更にその先端が両側に向けて屈曲することにより、レバー部332に対する取付軸部331c,331cを構成している。また、可動部331の軸部331bは、トレイ本体30の上面に突設された一対の引っ掛け爪部34,34によって係止されている。これにより、可動部331は、パワーユニット本体2の左右方向(保持部32に対して近接又は離反する方向)に揺動可能に取り付けられている。
レバー部332は、バッテリ4を押圧する押圧部の一実施形態である。レバー部332は、下端部に一対の支持脚332a,332aを有する。この支持脚332a,332aには、可動部331の取付軸部331c,331cが、支持脚332a,332aの内側から外側に向けて貫通するように取り付けられている。これにより、レバー部332は、可動部331の先端において、取付軸部331c,331cを中心にして回動可能に取り付けられている。また、レバー部332は、取付軸部331c,331cの取り付け部位よりも下端側且つワイヤ部331a,331aよりも内側寄り(トレイ本体30寄り)の位置に、一対の支持脚332a,332aに亘る1本の棒軸状の係止軸部332bを有している。
図10及び図11に示すように、トレイ本体30に設けられる一対の引っ掛け爪部34,34の間には、軸部331bを中心とした可動部331の揺動時に、摩擦による抵抗を生じさせる抵抗部材35が配置されている。一般に、抵抗部材35は、ゴムや樹脂等の弾性又は可撓性を有する部材により形成され、引っ掛け爪部34,34との間で可動部331の軸部331bをバッテリトレイ3に対して挟みつけるように設けられている。この抵抗部材35により、バッテリトレイ3からバッテリ4が取り外された後のバックル33が作業機100の搬送中などに意図せず揺動することを抑制できるため、作業機100を容易に搬送することができる。また、抵抗部材35の抵抗値(形状、素材)を適宜変更することによって、バックル33が自重によって意図せず倒れ込むようなことがなく、バックル33を任意の揺動角度の位置で仮固定することができる。このため、バッテリトレイ3に対してバッテリ4を取り付ける際の作業性を向上させることができる。
図8及び図9に示すように、トレイ本体30上の外周には、バッテリ4を適正位置に案内して支持するための適宜数のガイド支持部36が突設されている。ガイド支持部36は、トレイ本体30の上面における各長辺側(正面側及び背面側)にそれぞれ配置されていると共に、トレイ本体30の上面におけるバックル33が配置される短辺側(左側)に、バックル33を挟むようにそれぞれ配置されている。各ガイド支持部36の表面は、トレイ本体30の中央側に向けて傾斜する傾斜面とされている。傾斜面の表面には、ゴム又は樹脂等からなる緩衝材が設けられている。このため、バッテリトレイ3上にバッテリ4が載置された際、バッテリ4は、これらガイド支持部36によって、自然にトレイ本体30の中央の適正位置に案内されると共に下面側から支持される。
トレイ本体30は、ガイド支持部36よりもやや内側に、例えば、ゴムや樹脂等の弾性材からなる複数の弾性部材37が設けられている。弾性部材37は、バッテリトレイ3にバッテリ4が載置された際に、バッテリ4の荷重を受けて弾性変形することにより、バッテリ4を弾性的に支持する。本実施形態の弾性部材37は、図12に示すように、トレイ本体30上に取り付けられる基部37aと、基部37aの上部に突設される複数の突部37bと、を有している。隣り合う突部37b,37bの間は、突部37bと同程度の幅で離間している。各突部37bは、上方に行くに従って先細り状に形成されており、バッテリ4の荷重を受けた際に容易に撓むことができるようになっている。また、弾性部材37の基部37a側は幅広であるため、バッテリ4に対して適度な弾性反発力を作用させることができるようになっている。
(バッテリ)
次に、バッテリ4の構成について、更に図13〜図15を用いて説明する。図13は、一実施形態に係るバッテリの平面図である。図14は、一実施形態に係るバッテリの右側面を背面側から見た斜視図である。図15は、一実施形態に係るバッテリの左側面を背面側から見た斜視図である。
本実施形態のバッテリ4は、略直方体形状を有し、パワーユニット本体2の上部のバッテリトレイ3に対して脱着可能に設けられている。このバッテリは電力貯留部材の一実施形態である。
バッテリ4には、ハーネス23の先端に設けられる接続端子24を収容して、バッテリ4内のコネクタ部(図示せず)と接続させるための接続部41が、前方に向けて突出するように設けられている。接続部41は、バッテリ4の前側面4aに配置されており、バッテリ4がバッテリトレイ3上に取り付けられた状態で、ハーネス23及び接続端子24が配置される方向(図2における左方向)に、接続端子24が挿入される開口部41aを有している。
図14に示すように、バッテリ4の右側面4bの下部に、係止溝部42が設けられている。係止溝部42は、トレイ本体30上の保持部32の先端を受け入れて、バッテリ4を保持部32に係止させる。また、図15に示すように、係止溝部42と相反するバッテリ4の左側面4cから上面4dにかけて、トレイ本体30上のバックル33と係合する被係合部43が設けられている。被係合部43は、バックル33の可動部331の一対のワイヤ部331a,331aを収容可能な一対の第1収容凹部431,431と、この第1収容凹部431,431の上端に連続して、バックル33のレバー部332を収容可能な第2収容凹部432と、を有する。一対の第1収容凹部431,431の間には、バックル33の係止軸部332bを係止可能な軸係止部433が設けられている。第1収容凹部431,431はバッテリ4の左側面4cに設けられ、第2収容凹部432はバッテリ4の左側面4cから上面4dにかけて設けられている。更に、バッテリ4の上面4dには、バッテリ4を運搬する際の手掛け部44が設けられている。
(ハーネス及び接続端子)
本実施形態において、パワーユニット本体2とバッテリ4とを電気的に接続するハーネス23は、図7に示すように、パワーユニット本体2の内側に収容されてPDU21の接続部21aと電気的に接続される第1部分230と、パワーユニット本体2から外側に引き出され、バッテリ4に向けて延びる第2部分231と、を有する。ハーネス23は、任意の方向に容易に屈撓可能に構成されている。ハーネス23の途中には、ハーネス23の外周を壁状に包囲するように、樹脂製の密封部232が一体に設けられている。密封部232は、図2に示すように、バッテリトレイ3の化粧カバー31に設けられたハーネス引出し部31aに嵌合するように取り付けられる。これにより、ハーネス引出し部31aが密封部232によって密封され、ハーネス23の第2部分231の外表面を伝って埃や塵、雨等の異物がパワーユニット本体2の内部に侵入することが防止される。
接続端子24は、ハーネス23の第2部分231の先端に接続されている。この接続端子24の構成について図16を用いて説明する。図16は、一実施形態に係る接続端子を示す斜視図である。
接続端子24は、樹脂製の接続端子本体240と、接続端子本体240の先端から突出する端子部241と、を有する。接続端子本体240は、作業者が把持し易いように、ハーネス23よりも十分に幅広に形成されている。端子部241は、バッテリ4の開口部41aを通してバッテリ4内のコネクタ部(図示せず)に対して電気的接続を行う部位である。図2及び図4〜図6では、接続端子24が、バッテリ4の開口部41aを通して電気的に接続された状態(電動パワーユニット1の使用可能状態)を示している。この状態において、ハーネス23は、バッテリトレイ3のハーネス引出し部31aから上方に延びる第2部分231を、バッテリ4の開口部41aに向けて略直角方向に屈曲させると共に、先端の接続端子24を開口部41a内に挿入し、内部のコネクタ部(図示せず)に対して接続している。これらハーネス23及び接続端子24は、電装品と電力貯留部材とを電気的に接続する接続部材の一実施形態である。
このように、本実施形態に示す電動パワーユニット1は、パワーユニット本体2の駆動源であるバッテリ4とパワーユニット本体2との間を、パワーユニット本体2からバッテリ4に向けて延びるハーネス23及び接続端子24を介して電気的に接続するように構成されている。これにより、電動パワーユニット1は、パワーユニット本体2とバッテリ4とをバッテリトレイ3を介さずに直接に電気的接続可能となる。バッテリトレイ3上には、バッテリ4との電気的接続のための端子を設ける必要がないため、バッテリ4の取り付け方向が規制されることがなく、バッテリ4を含む構成部品(例えば、作業機100のハンドル104等)のレイアウト自由度を向上させることができる。また、バッテリ4をバッテリトレイ3に取り付ける際に、端子の破損を危惧する必要がないため、バッテリ4の取り付けも安楽に行うことができる。更に、バッテリトレイ3を介してパワーユニット本体2とバッテリ4とを近接配置することができるため、ハーネス23の短縮化も可能である。
(バッテリの取り付け方法)
ここで、本実施形態におけるバッテリ4をバッテリトレイ3に取り付ける方法について、図17〜図19を用いて説明する。図17〜図19は、バッテリをバッテリトレイに取り付ける方法を説明する説明図である。
(1)バッテリ4の手掛け部44を持って、係止溝部42を有する側を保持部32側に向け、係止溝部42側がやや斜め下向きとなるような姿勢で、バッテリ4をトレイ本体30上に搬送し、バッテリ4の係止溝部42を保持部32に係止させる。このとき、バックル33は、バッテリ4の搬入の邪魔にならない任意の揺動角度の位置で停止した状態で配置される(図17)。
(2)バッテリ4の係止溝部42を保持部32に係止させた後、バッテリ4をトレイ本体30上に載置する。バッテリ4は、複数のガイド支持部36によってトレイ本体30の中央部の所定の載置位置に自然に案内される。このとき、バッテリ4は、弾性部材37がバッテリ4の荷重を受けて適度に弾性変形することにより、トレイ本体30に対して密着固定される。その後、バッテリ4の軸係止部433にバックル33の係止軸部332bを引っ掛けると共に、バックル33のレバー部332をバッテリ4側に回動させ、被係合部43内に収容する(図18)。
(3)バックル33のレバー部332をバッテリ4の被係合部43内に収容すると、バックル33の係止軸部332bは、可動部331のワイヤ部331a,331aの弾性によって、バッテリ4の軸係止部433を下方に押圧する。これにより、バッテリ4は、バッテリトレイ3に固定される(図19)。このとき、バッテリ4には、弾性変形した弾性部材37の弾性反発力が作用するため、バッテリ4をガタつくことなく固定することができる。このため、バッテリ4に振動等が加わった際にバッテリ4とバッテリトレイ3とが相対移動することが抑制され、バッテリ4とバッテリトレイ3との間で摩耗が生じることが抑制される。
以上のようにしてバッテリ4がバッテリトレイ3に固定された後、図2に示すように、接続端子24がバッテリ4に対して接続されることにより、パワーユニット本体2が駆動可能とされる。即ち、バッテリ4とパワーユニット本体2とは、接続端子24を有するハーネス23によって、直接に電気的接続される。
(キャップ)
図7に示すように、接続端子24は、バッテリ4から取り外された際に端子部241を保護可能なキャップ25を有する。このキャップ25について、更に図20及び図21を用いて説明する。図20は、一実施形態に係るキャップを断面で示す斜視図である。図21は、接続端子をキャップで保護した様子を示す電動パワーユニットの斜視図である。
キャップ25は、例えばゴムや樹脂等の弾性又は可撓性を有する材質によって、接続端子24の端子部241に対して被せて覆うように取り付け可能な有底の容器状に形成されている。このキャップ25は、接続端子24の保護部材の一実施形態である。
キャップ25は、キャップ本体250と、キャップ本体250の一面に配置され、接続端子24の端子部241を挿入可能な矩形状に開口する挿入口251と、を有する有底容器状に形成されている。接続端子24をバッテリ4から取り外している間は、図21に示すように、接続端子24の端子部241にキャップ25を被せることで、接続端子24の保護、詳しくは、埃や塵、水による汚染や傷付きの防止を図ることが可能である。
キャップ25の挿入口251の内周には、全周に亘る凹溝部252が設けられている。凹溝部252は、キャップ25が接続端子24の端子部241に取り付けられた際に、接続端子本体240の外周面の一部又は全周に亘って設けられた突条部242(図16参照)に対して、弾性的に係合するように構成される。これにより、キャップ25は、接続端子24に取り付けられた際に、接続端子24に保持されて容易に外れないように構成されている。
キャップ本体250の一側面には、図20に示すように、磁石による吸着が可能な矩形状の金属板253が設けられている。金属板253は、キャップ本体250の側面に設けられた係止縁部254,254によって係止されて、大部分を外部に露出させるようにキャップ本体250に取り付けられている。但し、金属板253の取り付け構造はこれに限定されず、接着剤によってキャップ本体250に接着されてもよいし、ねじ等の締結部材を用いてキャップ本体250に固定されてもよい。また、金属板253は、キャップ本体250の内部に一体に埋設されてもよい。
(ケーブル)
キャップ25は、接続端子24と連結されるケーブル26を有する。このケーブル26は、連結部材の一実施形態である。ケーブル26は、例えば、キャップ25を構成する材質と同一の材質又はその他の適宜の材質によって、可撓性を有する紐状に形成され、キャップ本体250と、接続端子24に設けられる連結基部243との間を連結する。これにより、キャップ25は、ケーブル26によって接続端子24に常に連結された状態とされている。このため、接続端子24をバッテリ4から取り外した際には、キャップ25を、ケーブル26を利用して手元に容易に手繰り寄せることができる。これにより、キャップ25を接続端子24へ取り付ける際の作業性を向上させることができる。
ここで、接続端子24の連結基部243について更に説明する。図16に示すように、連結基部243は、接続端子24とハーネス23の第2部分231とに跨って設けられている。詳しくは、連結基部243は、接続端子本体240の把持部となる一方の側面240aに連続して、該側面240aから接続端子24との接続部位近傍の第2部分231に亘って延びている。この接続端子本体240の側面240aは、図2に示すように、接続端子24がバッテリ4に接続された状態において、上方を向くように配置される側面である。
連結基部243は、接続端子24との接続部位近傍の第2部分231の表面から、接続端子24の一方の側面240aと同じ位置まで側方に張り出した形状を有している。この連結基部243が、接続端子24とハーネス23とに跨って設けられることにより、接続端子24とハーネス23との接続部位が補強されると共に、接続端子24の操作性(持ち易さ)に与える影響を少なくすることができる。また、図2に示すように、接続端子24がバッテリ4に接続された状態において、連結基部243は上側に配置されるため、接続端子24をバッテリ4に接続する際、この連結基部243が上側に配置されることを目印にすることにより、接続端子24の挿入作業を間違いなく行うことができる。更に、本実施形態の連結基部243は、接続端子24の把持部となる一方の側面240aに連続して設けられるため、接続端子24とハーネス23との接続部位を補強する効果を維持しつつ、連結基部243が接続端子24の操作性(持ち易さ)に与える影響を最小限に抑えることができる。
連結基部243は、ケーブル26を連結するためのケーブル取付け孔243aを有する。ケーブル取付け孔243aは、連結基部243の一部が側方に突出した部位に貫通して形成されている。ケーブル26は、キャップ25との連結端と反対端に短円柱状の連結軸261を有しており、この連結軸261が、ケーブル取付け孔243aに対して、正面側から、圧入、熱かしめ、接着、ねじ止め等の手段によって取り付けられている。即ち、ケーブル26を介してキャップ25が接続端子24に連結されるという観点において、連結基部243は、接続端子24におけるケーブル26(連結部材)の連結部の一実施形態を示す。
連結基部243には、ケーブル26以外にも、磁石による吸着が可能な金属製のピン27が取り付けられている。本実施形態のピン27は、円板状のピン本体271の一面から取付け突部272が突出している。取付け突部272は、連結基部243に貫通して形成されたピン取付け孔243bに対して、背面側から、圧入、接着、ねじ止め等の手段によって取り付けられている。
(取付部)
本実施形態のキャップ25は、パワーユニット本体2の取付部28に脱着可能に構成されている。この取付部28について、図22及び図23を用いて更に説明する。図22は、電動パワーユニットの要部を示す斜視図である。図23は、取付部にキャップを取り付けた状態を示す電動パワーユニットの要部を示す右側面図である。
本実施形態の取付部28は、パワーユニット本体2の前側モータカバー203aの上端のほぼ中央部に設けられている。取付部28は、前側モータカバー203aの外表面から所定の突出量で突出して設けられるゴム又は樹脂製のカバー部材280の内部に、磁石281が収容されることにより構成されている。取付部28の先端面28aは、矩形状の平坦面となっている。この先端面28aの面積は、キャップ25に設けられる金属板253の面積(キャップ25の外部に露出している部分の面積)にほぼ等しい。また、取付部28の先端面28aは、係止縁部254,254間の面積にも等しく設けられているため、先端面28aを各係止縁部254,254の内面に当接するように設けることができ、キャップ25の脱落を一層防止できる。
キャップ25は、取付部28に対して金属板253を有する面を当接させることにより磁力吸着され、取付部28に取り付けられる。これにより、図2及び図23に示すように、接続端子24をバッテリ4に接続している間は、キャップ25をパワーユニット本体2の取付部28に取り付けておくで、キャップ25の紛失を防止することができる。しかも、電動パワーユニット1が搭載された作業機100の振動等によってキャップ25が揺れて、作業者の邪魔になることも防止できる。このため、本実施形態の電動パワーユニット1及びこれを搭載した作業機100は、接続端子24の接続状態におけるキャップ25の所在に対し、作業性を向上させることが可能である。
本実施形態の取付部28は、磁石281によりキャップ25を吸着するため、キャップ25を容易且つ迅速に脱着させることができる。取付部28に取り付けられたキャップ25は、磁石281の吸着力に抗して引き離すことにより、取付部28から容易に取り外すことが可能である。また、本実施形態のキャップ25は、ケーブル26によって接続端子24に連結されているため、キャップ25が取付部28から誤って脱落した場合にも、キャップ25の紛失を防止することができる。
なお、図2及び図23に示すように、キャップ25は、挿入口251が重力方向の下向きとなるように取付部28に取り付け可能に構成されている。即ち、図2に示すように、接続端子24がバッテリ4に接続された状態において、ケーブル26は、キャップ25を下向きにして取付部28に取り付け可能となる必要十分な長さに設定されている。このようにキャップ25が下向きに取付部28に取り付けられることにより、キャップ25内に、埃や塵、水等が溜まることがなく、キャップ25を接続端子24に取り付けた際に、端子部241を汚染するおそれがない。
(接続端子にキャップが取り付けられた状態について)
図24及び図25を用いて、接続端子24にキャップ25を取り付けた場合について更に説明する。図24は、接続端子をバッテリから取り外した状態を示す電動パワーユニットの要部を示す斜視図である。図25は、接続端子をバッテリから取り外した状態を示す電動パワーユニットの要部を示す右側面である。
本実施形態の接続端子24は、バッテリ4から取り外した状態において、パワーユニット本体2の取付部28に対して脱着可能とされる。
即ち、図24及び図25に示すように、本実施形態の接続端子24には、バッテリ4から取り外されている間、端子部241を保護するためのキャップ25が取り付けられる。接続端子24は、キャップ25が取り付けられた状態で、パワーユニット本体2の取付部28に脱着可能に取り付けられる。詳しくは、図16に示したように、接続端子24の連結基部243に、金属製のピン27が取り付けられている。バッテリ4から取り外された接続端子24は、図24に示すように、ハーネス23を第2部分231の可撓性を利用して下方に屈曲させることにより、ピン27を取付部28に当接させている。取付部28は、内部の磁石281によってピン27を吸着することにより、接続端子24を保持する。
このように、接続端子24をバッテリ4から取り外している間は、接続端子24をパワーユニット本体2の取付部28に取り付けておくことができるため、電動パワーユニット1自体又は電動パワーユニット1を搭載した作業機100の搬送時等に、接続端子24が外部の物に誤ってぶつかって破損等するおそれを回避することができる。このため、非接続状態における接続端子24の所在に対し、作業性を向上させることが可能である。また、取付部28に磁力吸着された接続端子24は、磁石281の吸着力に抗して取付部28から引き離すことにより、容易に取り外すことが可能である。
なお、取付部28に磁力吸着される接続端子24のピン27は、図16に示したように、接続端子24の連結基部243に設けられている。従って、接続端子24を取付部28に脱着可能に取り付けるという観点において、連結基部243は、取付部28に対する接続端子24の脱着部の一実施形態を示す。
連結基部243は、前述したように、接続端子24とハーネス23とに跨って設けられているため、接続端子24とハーネス23との接続部位が補強されると共に、接続端子24の操作性(持ち易さ)に与える影響を少なくすることができる。また、本実施形態の連結基部243は、接続端子24の把持部となる一方の側面240aに連続して設けられているため、接続端子24とハーネス23との接続部位を補強する効果を維持しつつ、連結基部243が接続端子24の操作性(持ち易さ)に与える影響を最小限に抑えることができる。更に、本実施形態の取付部28は、磁石281により接続端子24を吸着するため、バッテリ4から取り外された接続端子24を容易且つ迅速に脱着させることができる。
図25に示すように、キャップ25で保護された接続端子24が取付部28に取り付けられた状態において、キャップ25の一部は、パワーユニット本体2の外面に当接している。詳しくは、キャップ25の金属板253を有する面が、前側モータカバー203aに取り付けられたファンカバー203fの外表面に当接している。このとき、接続端子24のピン27と取付部28とは、ピン27の表面が取付部28の先端面28aに対して傾くことなく、正常に面接触して取り付けられている。換言すれば、取付部28がパワーユニット本体2の前方に向けて突出する高さは、取付部28の先端面28aに接続端子24のピン27が正常に面接触して取り付けられた状態で、キャップ25の金属板253を有する面がファンカバー203fの外表面に当接し得るような高さに設定される。これにより、接続端子24は、取付部28と取付部28以外の部位(本実施形態ではキャップ25とファンカバー203fとの当接部位)との少なくとも二点で支持されるため、接続端子24や取付部28に無理な負荷を掛かることがなく、非接続状態の接続端子24をパワーユニット本体2に対して安定して取り付けることができる。
取付部28以外の部位は、キャップ25に設けられなくてもよく、ピン27以外の接続端子24の一部であってもよい。例えば、接続端子本体240の一側面が、前側モータカバー203a又はファンカバー203fの外表面に当接するように構成されてもよい。しかし、本実施形態のように、取付部28以外の部位をキャップ25に設けることにより、接続端子24を支持する二点間の距離を可及的に離すことができるため、取付部28に対する接続端子24の取付け状態をより安定化させることができる。
なお、本実施形態では、図25に示すように、取付部28の突出高さを、ファンカバー203fと同じ突出高さとすることにより、取付部28の先端面28aとファンカバー203fの先端面(キャップ25の当接部位)とが、同一面上に配置されるように構成している。これは、接続端子24のピン27の表面と、接続端子24に取り付けられたキャップ25の金属板263を有する面とが、同一面上に配置されているためである。このように、取付部28の突出高さ(先端面28aの位置)を適宜調整することにより、取付部28に取り付けられた接続端子24を二点で安定して支持することができる。
[第2実施形態]
<作業機の構成>
電動パワーユニットの第2実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図26は、第2実施形態に係る電動パワーユニットを搭載した作業機の構成例を示す斜視図である。本実施形態では、作業機100Aとして、地固め装置の一形態であるランマーを例示している。
作業機100Aは、電動パワーユニット5を搭載した作業機である。詳しくは、作業機100Aは、電動パワーユニット5と、起振機構部105と、作業機構部106と、ハンドル107と、を備える。
電動パワーユニット5は、第1実施形態に示した電動パワーユニット1と同様に、モータ20を有するパワーユニット本体6と、このパワーユニット本体6を駆動する駆動源であるバッテリ4と、を有する。この電動パワーユニット5の構成については、後段において更に詳しく説明する。
起振機構部105は、モータ20と動力伝達可能に連結されるクランク(図示せず)を有する。起振機構部105は、モータ20の回転動力をクランクによって上下動に変換し、作業機構部106に伝達する。
作業機構部106は、主として地面の締め固めを行う部位であり、接地部材の一実施形態である。作業機構部106は、上下に伸縮可能な脚部106aと、この脚部106aの下端部に設けられて地面に接する転圧板106bと、を有する。脚部106aは、起振機構部105によって上下動し、そのときの反動で作業機100A自体を跳ね上げる。作業機100Aは、落下時の衝撃を転圧板106bによって地面に作用させることで、地面に対する締め固め力を発生させる。
なお、これらパワーユニット本体6及び起振機構部105は、接地部材を電力により駆動させるための駆動部材の一実施形態である。
ハンドル107は、起振機構部105に取り付けられ、作業者が立位状態で把持可能なバー状に構成される。本実施形態のハンドル107は、主ハンドル107aと、上部ハンドル107bと、一対の側部ハンドル107c,107cと、で構成される。主ハンドル107aは、ブラケット108,108によって起振機構部105の両側面に取り付けられ、作業機100Aの上部に設けられるパワーユニット本体6の周囲を略矩形状に取り囲むように配置されている。上部ハンドル107bは、主ハンドル107aにおけるパワーユニット本体6の左右に配置される部位から立ち上がり、主ハンドル107aを左右に亘ってつなげるように延びている。上部ハンドル107bは、バッテリ4のすぐ背面側に配置されている。側部ハンドル107c,107cは、主ハンドル107aにおけるパワーユニット本体6の左右に配置される部位からそれぞれ下向きに延びると共に、起振機構部105側にL型に屈曲し、ブラケット108,108によって起振機構部105に取り付けられている。
<電動パワーユニットの構成>
次に、第2実施形態に係る電動パワーユニット5の構成について説明する。図27は、接続端子がバッテリに接続された状態を示す第2実施形態に係る電動パワーユニットの斜視図である。図28は、図27に示す電動パワーユニットの左側面図である。図29は、第2実施形態に係る電動パワーユニットの要部の分解斜視図である。図30は、接続端子がバッテリから取り外された状態を示す第2実施形態に係る電動パワーユニットの斜視図である。図31は、図30に示す電動パワーユニットの左側面図である。
なお、第2実施形態に係る電動パワーユニット5において、第1実施形態に係る電動パワーユニット1と同一符号の部位は同一構成の部位を示すため、それらの詳細な説明については第1実施形態に係る電動パワーユニット1についての説明を援用し、以下の説明では省略する。また、図29において、各部品を取り付けるためのねじ、ボルト等の締結部材については、図示を省略している。
電動パワーユニット5は、パワーユニット本体6と、バッテリトレイ3と、バッテリ4と、モータ20と、を有する。本実施形態のモータ20の配置構成は、第1実施形態の電動パワーユニット1のモータ20の配置構成と異なり、パワーユニット本体6から離れて配置されている。即ち、本実施形態のモータ20は、図示しない出力軸(回転軸)を起振機構部105のクランク(図示せず)に連結させ、作業機100Aの起振機構部105の正面側に取り付けられている。
更に、パワーユニット本体6は、PDU(Power Delivery Unit)21と、PDUケース60と、を有する。
PDUケース60は、上面が開口する矩形容器状に形成され、内部にPDU21を収容している。PDU21を収容したPDUケース60は、天板61により被蓋されると共に、主ハンドル107a上に取り付けられた適宜数の支持脚62を介して、主ハンドル107aの内側に吊り下げ状に取り付けられている。バッテリトレイ3は、天板61上に載置されている。
PDU21は、図26に示すように、メインハーネス53によってモータ20と電気的に接続されている。また、図27に示すように、バッテリ4との接続部である接続端子24を有するハーネス23は、PDUケース60内でPDU21に電気的に接続されると共に、バッテリトレイ3に設けられたハーネス引出し部31aを挿通して、PDUケース60内から外部に引き出され、バッテリ4に向けて延びている。
本実施形態において、接続端子24及びキャップ25を脱着可能な取付部28は、パワーユニット本体6におけるPDUケース60の前面60aに設けられている。これにより、図27及び図28に示すように、接続端子24がバッテリ4と接続されている間は、キャップ25をPDUケース60の前面60aの取付部28に取り付けておくことができる。一方、図30及び図31に示すように、接続端子24がバッテリ4から取り外されている間は、接続端子24にキャップ25を取り付けた状態で、接続端子24をPDUケース60の前面60aの取付部28に取り付けておくことができる。このため、本実施形態の電動パワーユニット5及びこの電動パワーユニット5を搭載した作業機100Aによれば、第1実施形態に示した作業機100と同様の効果を得ることができる。
なお、第2実施形態に係る作業機100Aは、図30及び図31に示すように、キャップ25を取り付けた接続端子24を、接続端子24のピン27の一点のみで取付部28に支持されているが、第1実施形態に係る作業機100と同様に、接続端子24を取付部28以外の部位でも支持可能となるように、PDUケース60の前面60a等に、接続端子24自体又は接続端子24に取り付けられたキャップ25を支持するための支持専用部品を設けるようにしてもよい。
[その他の実施形態]
以上説明した各実施形態では、磁石281を有する取付部28をパワーユニット本体2、6側に設け、磁石281と吸着するピン27、金属板253を接続端子24、キャップ25側に設けるようにしたが、これに限定されない。キャップ25、接続端子24側に磁石を設け、この磁石と吸着する金属部品をパワーユニット本体2、6側に設けるようにしてもよい。
また、接続端子24、キャップ25を取付部に対して脱着可能に設けるための構成は、磁石と金属部品との磁力吸着によるものに限らない。例えば、凹凸係合、フックを用いた係止等であってもよい。しかし、以上説明したように、接続端子24、キャップ25を磁石281を用いた磁力吸着によって脱着可能に構成することにより、取付部に対して任意の方向から容易に脱着操作を行うことができるため、作業性も向上する。
更に、作業機は、以上説明した地固め装置に限定されない。しかし、以上の各実施形態に示したように、作業機100、100Aが地固め装置である場合は、特に顕著な効果を有する。即ち、自他の地固め作業によって跳ね上げられた小石等から作業機を保護するために設けられるフレーム、あるいは地固め装置の跳ね上げを様々な方向から作業者が抑え込むために設けられるハンドルと、バッテリの取り付け方向が干渉することを抑制でき、作業機100、100Aのレイアウト自由度を向上させることができる。
なお、作業機は、本実施形態に示した電動パワーユニット1、5のみを搭載して構成されるものに限らず、図示しないが、電動パワーユニット1、5と汎用エンジンとを併用したハイブリット型の作業機であってもよい。
2、6 パワーユニット本体(駆動部材)
20 モータ(電装品)
21 PDU(電装品)
23 ハーネス(接続部材)
24 接続端子(接続部材)
3 バッテリトレイ(載置部材)
32 保持部
33 バックル(係合部材)
331 可動部
332 レバー部(押圧部)
35 抵抗部材
37 弾性部材
4 バッテリ(電力貯留部材)
4d (バッテリの)上面
43 被係合部
100、100A 作業機
101、106 作業機構部(接地部材)
102 動力伝達機構部(駆動部材)
103、105 起振機構部(駆動部材)

Claims (12)

  1. 電装品の上部に設けられる載置部材と、
    前記載置部材に対して脱着可能に設けられて前記電装品を駆動するバッテリと、
    前記電装品から前記バッテリに向けて延びると共に前記電装品と前記バッテリとを電気的に接続可能な接続部材と、を有する、バッテリの取り付け構造。
  2. 前記バッテリは、被係合部を有し、
    前記載置部材は、前記被係合部に係合して前記バッテリを前記載置部材上に固定する係合部材を有する、請求項1に記載のバッテリの取り付け構造。
  3. 前記係合部材は、前記バッテリとの係合状態において、前記バッテリに対して前記載置部材に向けて荷重をかけることが可能な押圧部を有し、
    前記載置部材と前記バッテリとの間に、弾性部材が配置される、請求項2に記載のバッテリの取り付け構造。
  4. 前記係合部材は、前記載置部材に取り付けられる可動部を有すると共に、前記押圧部は、前記可動部に連続して設けられ、
    前記被係合部は、前記バッテリの上面に配置される、請求項3に記載のバッテリの取り付け構造。
  5. 前記可動部は、前記載置部材に揺動可能に取り付けられ、
    前記載置部材は、前記可動部の揺動時に抵抗を生じさせる抵抗部材を有する、請求項4に記載のバッテリの取り付け構造。
  6. 前記載置部材は、前記バッテリを保持する保持部を有し、
    前記保持部は、前記載置部材に対して脱着可能に設けられる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のバッテリの取り付け構造。
  7. 電力により駆動される駆動部材と、
    前記駆動部材に電力を供給するための電力貯留部材と、を備える作業機であって、
    前記駆動部材は、少なくとも電装品を含むと共に、前記電装品の上部には載置部材が設けられ、
    前記電力貯留部材は、前記載置部材に対して脱着可能に設けられ、
    前記電装品から前記電力貯留部材に向けて延びると共に前記電装品と前記電力貯留部材とを電気的に接続可能な接続部材と、を備える、作業機。
  8. 前記電力貯留部材は、被係合部を有し、
    前記載置部材は、前記被係合部に係合して前記電力貯留部材を前記載置部材上に固定する係合部材を有する、請求項7に記載の作業機。
  9. 前記係合部材は、前記電力貯留部材との係合状態において、前記電力貯留部材に対して前記載置部材に向けて荷重をかけることが可能な押圧部を有し、
    前記載置部材と前記電力貯留部材との間に、弾性部材が配置される、請求項8に記載の作業機。
  10. 前記係合部材は、前記載置部材に取り付けられる可動部を有すると共に、前記押圧部は、前記可動部に連続して設けられ、
    前記被係合部は、前記電力貯留部材の上面に配置される、請求項9に記載の作業機。
  11. 前記可動部は、前記載置部材に揺動可能に取り付けられ、
    前記載置部材は、前記可動部の揺動時に抵抗を生じさせる抵抗部材を有する、請求項10に記載の作業機。
  12. 前記載置部材は、前記電力貯留部材を保持する保持部を有し、
    前記保持部は、前記載置部材に対して脱着可能に設けられる、請求項7〜11のいずれか1項に記載の作業機。
JP2020511831A 2019-03-28 2019-03-28 バッテリの取り付け構造及び作業機 Active JP7048724B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/013834 WO2020194728A1 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 バッテリの取り付け構造及び作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020194728A1 true JPWO2020194728A1 (ja) 2021-04-08
JP7048724B2 JP7048724B2 (ja) 2022-04-05

Family

ID=72611247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020511831A Active JP7048724B2 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 バッテリの取り付け構造及び作業機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20220181739A1 (ja)
EP (1) EP3742516B1 (ja)
JP (1) JP7048724B2 (ja)
CN (1) CN113632299B (ja)
WO (1) WO2020194728A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023111571A (ja) 2022-01-31 2023-08-10 本田技研工業株式会社 バッテリ収容構造および作業機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59161264U (ja) * 1983-04-14 1984-10-29 双葉電子工業株式会社 ラジコン送信機の電池ボツクス
JPS63207049A (ja) * 1987-02-23 1988-08-26 Matsushita Electric Works Ltd 携帯用電池ケ−ス
JPH0636207U (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 沖電気工業株式会社 バッテリーパックの着脱機構
JPH08250089A (ja) * 1995-03-15 1996-09-27 Saitama Nippon Denki Kk 電子機器のロック構造
JP2011063179A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両のバッテリ収納部構造

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06111853A (ja) * 1992-09-25 1994-04-22 Matsushita Electric Works Ltd 電池パック
DE102010045993A1 (de) * 2010-09-18 2012-03-22 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Handgeführtes Arbeitsgerät mit einem elektrischen Antriebsmotor
JP5841924B2 (ja) * 2012-09-20 2016-01-13 ヤンマー株式会社 電動管理機
JP2014147353A (ja) 2013-02-01 2014-08-21 Makita Corp 電動芝刈機
JP6034752B2 (ja) * 2013-06-11 2016-11-30 株式会社クボタ 歩行型草刈機
JP6335691B2 (ja) * 2014-03-03 2018-05-30 キヤノン株式会社 電子機器
JP6557204B2 (ja) * 2016-11-30 2019-08-07 本田技研工業株式会社 電動作業機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59161264U (ja) * 1983-04-14 1984-10-29 双葉電子工業株式会社 ラジコン送信機の電池ボツクス
JPS63207049A (ja) * 1987-02-23 1988-08-26 Matsushita Electric Works Ltd 携帯用電池ケ−ス
JPH0636207U (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 沖電気工業株式会社 バッテリーパックの着脱機構
JPH08250089A (ja) * 1995-03-15 1996-09-27 Saitama Nippon Denki Kk 電子機器のロック構造
JP2011063179A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両のバッテリ収納部構造

Also Published As

Publication number Publication date
US20220181739A1 (en) 2022-06-09
EP3742516A1 (en) 2020-11-25
JP7048724B2 (ja) 2022-04-05
EP3742516A4 (en) 2020-12-16
CN113632299A (zh) 2021-11-09
EP3742516B1 (en) 2023-09-06
WO2020194728A1 (ja) 2020-10-01
CN113632299B (zh) 2023-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020196603A1 (ja) 電動パワーユニット及び作業機
US20190381646A1 (en) Power tool
US7682102B1 (en) Asphalt tamper
JP7048724B2 (ja) バッテリの取り付け構造及び作業機
US9254563B2 (en) Power tool
US9381638B2 (en) Power tool
US20140050963A1 (en) Electric working machine and electric working machine system
US20050100407A1 (en) Concrete screed with vibration isolation
US11306446B2 (en) Hand-held work tool with decoupled drawbar carrier
AU2011262777A1 (en) Power tool
AU2019200604B2 (en) Lawn mower robot
US20230034464A1 (en) Electric power unit and working machine
CN110911597B (zh) 电池组联接系统
WO2020202573A1 (ja) 地固め装置
US6944979B2 (en) Snow removing machine
US20140157747A1 (en) Mower and grass mowing machine including the same
WO2021166234A1 (ja) 振動締め固め装置
WO2023187906A1 (ja) 作業機
KR100462486B1 (ko) 작업기 구동용 엔진 탑재 어깨 걸이 프레임
JP2023045137A (ja) プレートコンパクタ
SE516357C2 (en) Soil compacting machine with vibrating base plate, has vibration part driven by battery powered electric motor supported in top part of machine
JP2003212160A (ja) 一軸型作業機用箱体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7048724

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150