JPWO2020187944A5 - - Google Patents
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Description
国際公開出願第2009/052528A2号パンフレットは、心拍動下で最小侵襲的弁尖修復を実行すべく、弁尖を把持しかつ解放するように適合化されたクランプ機構を実行するためのデバイスに言及している。したがって、該器具は、ニードルアッセンブリと、縫合カートリッジとを含む。使用される縫合糸は、手術開始前に、カートリッジアッセンブリの開口に通されなければならない。この器具により実行されるメカニズムは、弁尖に縫合糸を通して引き抜くことと、プロリーン縫合糸を用いて第1の縫合糸に張力をかけることを含む。続いて、各縫合糸は、心室に隣接する心外膜上へ、ノットおよびプレジェットを用いて固定されなければならない。メカニズムの完了には時間がかかり、誤りが起こりやすい。加えて、縫合糸に基づく方法には、最小侵襲的設定における縫合が困難であるという欠点があり、よって、十分に信頼できる安定性の達成は、困難であることが多い。
本体4は、カニューレ挿入針8用のチャネル20と、ガイドワイヤ用の(中央)ガイドワイヤチャネル16とを備えることができる。ガイドワイヤチャネルは、ジョー部5内部で続く(図8Bおよび図8C参照;ジョー部のガイドワイヤチャネル部分116は、本体のガイドワイヤチャネル部分16に位置合わせされる)。カニューレ挿入針用のチャネル20も、チャネルのジョー部分120によってジョー部内で続く。このチャネルは、カニューレ挿入針が本体およびジョー部を通って前進され、弁尖が第1および第2の当接面間に保持されるとこれを穿刺すること、および、心室組織内で移植片の一部を解放して移植できること、を可能にする(以下参照)。
図9A~図9Cの実施形態のさらに他の特徴-これらの図を参照して述べている他の特徴とは独立して、任意の実施形態において実装され得る-は、マーキングを指す。本体4は、マーカストライプ用の溝21を備え、かつジョー部5は、別のマーカストライプ用の溝22を備える。これらの溝は、当接面の縁の近くに位置決めされてもよく、かつ湾曲されてもよい。これらの溝には、放射線不透過性材料または超音波検査法(ソノグラフィ)において良好なコントラストを生み出す材料のストライプを付着することができる。たとえば、これらの溝内には、白金-イリジウム合金のストライプをくっつけることができる。このようなストライプは、X放射線下で2つのフックのように見え、把持構造体の向き、ならびに把持構造体が開いているかどうか、およびどの程度開いているかの判定を可能にする。
図18および図19は、アンカキャリア11および移植片解放部分26の軸方向位置が、たとえ、デバイスの可撓性が高すぎて、操作者が、単にハンドルデバイス上のマーキングからは、近位アンカを展開するに足る精度でその相対位置を画定することができない場合でも、移植片解放に合わせて適正に調整されることを確実にするために使用され得るマーキングの可能な位置を示している。図18において、本体4は、周方向の(図示の実施形態では、280゜延びている)マーカ84を備え、周方向マーカ84の軸方向位置は、中央のアンカキャリアマーカ85の軸方向位置を画定する。第2の選択肢によれば、遠位のアンカキャリアマーカ86は、先に述べたマーカ溝21、22内に存在する本体4および/またはジョー部5のサイドマーカ81、82と位置合わせされてもよい。
Claims (28)
- 房室心臓弁を最小侵襲的に修復するための器具であって、前記器具は、
1つの軸および軸方向を画定する管状装置と、
本体と、ジョー部とを備える弁尖把持構造体とを備え、
前記ジョー部は、近位に面する第1の当接面を備え、かつ前記本体は、遠位に面する第2の当接面を備え、
前記器具は、さらに、針を備え、前記針は、カニューレを挿入されて内管を形成し、かつ、前記本体に対して軸方向へ移動可能であり、
これにより、前記弁尖把持構造体は、前記心臓弁の弁尖を前記第1および第2の当接面間でクランプすることができ、
かつ前記本体および前記ジョー部は、前記弁尖がクランプされている間に前記針が通り抜けることを可能にするように形成されるチャネルを有する、器具。 - 前記チャネルは、管軸に対して中心ではない位置を有する、請求項1に記載の器具。
- 前記ジョー部は、前記本体に対して軸方向へ移動可能である、請求項1または請求項2に記載の器具。
- 前記器具は、さらに、前記内管内に配置されかつ該内管に対して軸方向へ移動可能であるアンカキャリアを備え、前記アンカキャリアは、人工索に固定される、または固定されることが可能な移植片の少なくとも一部を担持するように構成される、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の器具。
- 遠位の移植片部および近位の移植片部が互いに並んで配置され、前記近位の移植片部が前記遠位の移植片部の近位に配置された状態であるように構成され、前記アンカキャリアは、アンカシートを形成し、前記移植片の前記近位の移植片部を担持するように構成される、請求項4に記載の器具。
- 前記内管または前記内管内部のスリーブエレメントは、前記アンカキャリアが前記アンカシート内に受け入れられかつ前記内管または内側スリーブエレメント内にある限り、前記近位の移植片部が前記アンカキャリアから逸脱することを防止する、請求項5に記載の器具。
- 前記アンカキャリアの、および前記本体および/または前記ジョー部の相対位置を決定するために、前記アンカキャリアは、超音波検査法および/またはX線撮影法によって位置を決定するためのマーカを備え、かつ前記本体および/または前記ジョー部は、超音波検査法および/またはX線撮影法によって位置を決定するためのマーカを備える、請求項4~請求項6のいずれか1項に記載の器具。
- 前記チャネルは、横方向の側面へ開いている、請求項1~7のいずれか1項に記載の器具。
- 前記チャネルは、本体のチャネルと、前記本体のチャネルと位置合わせされるジョー部のチャネルとを有し、前記ジョー部のチャネルは、その軸方向の全長に沿って横方向の側面へ開いている、請求項8に記載の器具。
- 前記本体チャネルの遠位部分も前記横方向の側面へ開いている、請求項9に記載の器具。
- 前記チャネルは、遠位のリセス部分とその近位における移植片解放部分とを有するリセスによって横方向の側面へ開いていて、前記リセスの前記移植片解放部分は、前記本体内に延び、前記リセスの前記移植片解放部分は、前記遠位のリセス部分より広い、請求項10に記載の器具。
- 前記遠位のリセス部分は、前記ジョー部内に延びる第1のサブ部分と、前記移植片解放部分の遠位で前記本体内に延びる第2のサブ部分とを有する、請求項11に記載の器具。
- 前記チャネルが前記横方向の側面へ開いている、横方向リセスの開き角度αは、少なくとも45゜である、請求項10~請求項12のいずれか1項に記載の器具。
- 前記カニューレ挿入針を囲む管でありかつ前記チャネルの内側に収容されている針案内をさらに備える、請求項8~請求項13のいずれか1項に記載の器具。
- 前記チャネルは、単一の横方向側面へ開いている、請求項8~請求項14のいずれか1項に記載の器具。
- 前記第1および第2の当接面における前記チャネルの口の周りの一位置にある前記第1および第2の当接面は、前記管軸に対して90゜とは異なる角度である少なくとも1つの平面を画定する、請求項1~15のいずれか1項に記載の器具。
- 前記針の遠位端は、前記軸に対して90゜とは異なる角度にある針遠位端平面を画定し、かつ前記針遠位端平面、および前記第1および第2の当接面により画定される前記平面は、異なる方向に傾斜される、請求項17に記載の器具。
- 前記本体に対する前記ジョー部の前記軸方向動作を操作し、かつ前記本体と前記ジョー部との距離を調整することに適する操作機構をさらに備え、前記操作機構は、プッシュプルロッドまたはねじロッドを備える、請求項1~17のいずれか1項に記載の器具。
- 前記本体に対する前記ジョー部の非軸方向動作を防止するように構成される少なくとも1つの案内ロッドをさらに備える、請求項18に記載の器具。
- 前記本体および前記ジョー部は、さらに、ガイドワイヤを組み込むことに適するガイドワイヤチャネルを備える、請求項1~19のいずれか1項に記載の器具。
- 前記針は、先のとがった遠位端と、前記遠位端から近位におけるレーザカットセクションとを有する、請求項1~20のいずれか1項に記載の器具。
- 前記管状装置は、第1の管を備え、前記弁尖把持構造体は、前記第1の管の遠位部に配置され、かつ前記第1の管に隣接し、かつ前記針は、前記第1の管から解放可能であって、前記本体に対して軸方向に移動可能である、請求項1~21のいずれか1項に記載の器具。
- 前記管状装置は、ガイドカテーテルとして構成されている外部カテーテルを備え、前記外部カテーテルは、前記弁尖把持構造体を前記外部カテーテルの内部内に収容するような寸法にされている、請求項1~22のいずれか1項に記載の器具。
- 前記ジョー部および前記本体は、各々、超音波検査法および/またはX線撮影法によって前記ジョー部および前記本体の相対位置を決定するためのマーカを備える、請求項1~23のいずれか1項に記載の器具。
- 伸ばせるように、かつ伸ばされると、前記本体およびジョー部の外面により画定される前記円筒形容積部から半径方向の外向きに突き出すように装備される折り畳み構造体をさらに備える、請求項1~24のいずれか1項に記載の器具。
- 前記折り畳み構造体は、前記当接面の少なくとも一方の一領域を広げる折り畳みサポートである、請求項25に記載の器具。
- 請求項1~26のいずれか1項に記載の器具を備える、かつさらに、近位の移植片部と、遠位の移植片部と、前記近位の移植片部と前記遠位の移植片部とを連接する、または連接するために装備される索と、を有する移植片を備えるセット。
- それを必要とするヒトまたは動物である患者の心臓の損傷した自然腱索を置換または補完する方法であって、前記方法は、請求項1~請求項26のいずれか1項に記載の器具または請求項27に記載のセットを用いることによる、方法。
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