JPWO2020166561A1 - 骨折リスク評価値取得装置及びその作動方法並びに骨折リスク評価値取得プログラム - Google Patents

骨折リスク評価値取得装置及びその作動方法並びに骨折リスク評価値取得プログラム Download PDF

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Abstract

骨部領域及び軟部領域を含む被写体全体の情報を用いて、骨折リスクを評価する骨折リスク評価値を求めることができる骨折リスク評価値取得装置及びその作動方法並びに骨折リスク評価値取得プログラムを提供する。被写体情報取得部(34)は、放射線画像に基づいて、骨部領域における骨塩量、及び、軟部領域における筋肉量を画素毎に求める。統計値算出部(35)は、骨塩量及び筋肉量に基づいて、被写体に関する統計値を求める。評価値算出部(36)は、統計値に基づいて、被写体の骨折リスクを評価するための骨折リスク評価値を算出する。

Description

本発明は、骨折するリスクを評価するための評価値を求める骨折リスク評価値取得装置及びその作動方法並びに骨折リスク評価値取得プログラムに関する。
医療分野においては、放射線画像を用いた診断が行われている。放射線画像を用いる診断では、放射線画像に加えて、放射線画像から得られる各種情報も合わせて用いられている。放射線画像の診断に用いる各種情報としては、骨折のリスクを評価するための評価値がある。
特許文献1には、X線を用いて骨塩量(BMD(Bone Mineral Density))を計測するとともに、骨単位当たりの骨塩量(BMD)及び骨の厚さから骨密度を算出している。そして、骨中の超音波伝搬速度Vと骨密度から、骨折の危険性を評価するための評価値を算出している。
特開平6−22960号公報
しかしながら、骨折リスクは、骨塩量など骨部の要因のみに依存するものではなく、骨部以外の軟部に関する要因、例えば、筋肉量によっても大きく影響を受ける。また、骨折リスクを正確に求めようとする場合には、骨単位の骨塩量などではなく、骨の部分など骨の画素毎に求めた骨塩量を用いて、評価値を求めることが好ましい。
本発明は、骨部領域及び軟部領域を含む被写体全体の情報を用いて、骨折リスクを評価する骨折リスク評価値を求めることができる骨折リスク評価値取得装置及びその作動方法並びに骨折リスク評価値取得プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、プロセッサを備える骨折リスク評価値取得装置において、プロセッサは、骨部及び軟部を含む被写体を撮影することにより得られる放射線画像を取得し、放射線画像から、骨部の領域を示す骨部領域、及び軟部の領域を示す軟部領域を特定し、放射線画像に基づいて、骨部領域における骨塩量、及び、軟部領域における筋肉量を画素毎に求め、骨塩量及び筋肉量に基づいて、被写体に関する統計値を求め、統計値に基づいて、被写体の骨折リスクを評価するための骨折リスク評価値を算出する。
プロセッサは、骨塩量の空間的な分布に関する骨塩量分布指標値、及び、筋肉量の空間的な分布に関する筋肉量分布指標値に基づいて、統計値を求めることが好ましい。骨塩量分布指標値は、骨塩量の単位面積当たりの値、平均値、中間値、最大値、及び最小値のいずれかであり、また、筋肉量分布指標値は、筋肉量の平均値、中間値、最大値、及び最小値のいずれかであることが好ましい。
プロセッサは、骨塩量及び筋肉量に加えて、被写体の身長、体重、年齢、及び、骨折歴のうち少なくともいずれかに基づいて、統計値を求めることが好ましい。プロセッサは、骨折リスク評価値がリスク用閾値を超えている場合に、警告を発することが好ましい。プロセッサは、被写体の体厚分布、骨部領域の画素値、及び、体厚分布及び放射線画像を取得した際の撮影条件に基づいて、骨塩量を求めることが好ましい。プロセッサは、骨部領域の画素値に対して、体厚分布及び撮影条件に基づく変換係数を掛け合わせることにより、骨塩量を求めることが好ましい。
プロセッサは、被写体の体厚分布、及び軟部領域の画素値を用いて、筋肉量を画素毎に得ることが好ましい。プロセッサは、予め定められた体厚分布と軟部領域の画素値との特定関係に基づいて、筋肉量を求めることが好ましい。特定関係は、被写体を撮影したタイミングの撮影条件によって変化することが好ましい。
本発明の骨折リスク評価値取得装置の作動方法は、プロセッサが、骨部及び軟部を含む被写体を撮影することにより得られる放射線画像を取得するステップと、放射線画像から、骨部の領域を示す骨部領域、及び軟部の領域を示す軟部領域を特定するステップと、放射線画像に基づいて、骨部領域における骨塩量、及び、軟部領域における筋肉量を画素毎に求めるステップと、骨塩量及び筋肉量に基づいて、被写体に関する統計値を求めるステップと、統計値に基づいて、被写体の骨折リスクを評価するための骨折リスク評価値を算出するステップとを行う。
本発明の骨折リスク評価値取得プログラムは、骨部及び軟部を含む被写体を撮影することにより得られる放射線画像を取得するステップと、放射線画像から、骨部の領域を示す骨部領域、及び軟部の領域を示す軟部領域を特定するステップと、放射線画像に基づいて、骨部領域における骨塩量、及び、軟部領域における筋肉量を画素毎に求めるステップと、骨塩量及び筋肉量に基づいて、被写体に関する統計値を求めるステップと、統計値に基づいて、被写体の骨折リスクを評価するための骨折リスク評価値を算出するステップとをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、骨部領域及び軟部領域を含む被写体全体の情報を用いて、骨折リスクを評価する骨折リスク評価値を求めることができる。
放射線画像撮影システムの概略図である。 コンピュータの機能を示すブロック図である。 骨部画像を示す画像図である。 骨部領域を得るために用いられ、第1及び第2の放射線画像G1、G2における骨部及び軟部の画素値を示す説明図である。 軟部画像を示す画像図である。 軟部領域を得るために用いられ、第1及び第2の放射線画像G1、G2における骨部及び軟部の画素値を示す説明図である。 体厚と変換係数との関係を示すグラフである。 特定関係を示す説明図である。 統計値と10年以内の骨折発症確率との関係を示すグラフである。 本発明の一連の流れを示すフローチャートである。 領域認識処理部を示す説明図である。
図1に示すように、放射線画像撮影システムは、撮影装置10とコンピュータ12を備え、エネルギー分布が異なる2つの放射線画像を撮影する。撮影装置10は、放射線源であるX線源13から発せられ、被写体Hを透過したX線を第1の放射線検出器15及び第2の放射線検出器16で受ける場合において、第1の放射線検出器15及び第2の放射線検出器16はそれぞれX線のエネルギーで変えて受け取る(1ショットエネルギーサブトラクション)。撮影時においては、X線源13から近い側から順に、銅板等からなるX線エネルギー変換フィルタ17、及び第2の放射線検出器16を配置して、X線源13を駆動させる。なお、第1及び第2の放射線検出器15,16とX線エネルギー変換フィルタ17とは密着している。
これにより、第1の放射線検出器15においては、いわゆる軟線を含む低エネルギーのX線による被写体Hの第1の放射線画像G1が得られる。また、第2の放射線検出器16においては、軟線が除かれた高エネルギーのX線による被写体Hの第2の放射線画像G2が得られる。第1及び第2の放射線画像G1、G2は、コンピュータ12に入力される。なお、本実施形態においては、被写体Hの撮影時には、被写体Hを透過したX線の散乱線成分を除去する散乱線除去グリッドを使用する場合には、第1の放射線画像G1及び第2の放射線画像G2には、被写体Hを透過したX線の一次線成分が含まれる。一方、被写体Hの撮影時に、散乱線除去グリッドを使用しない場合には、第1及び第2の放射線画像G1、G2にはX線の一次線成分及び散乱線が含まれる。
第1及び第2の放射線検出器15、16は、放射線画像の記録及び読み出しを繰り返して行うことができ、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線検出器を用いてもよい。もしくは、第1及び第2の放射線検出器15、16は、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、間接型の放射線検出器を用いてもよい。放射線画像信号の読出方式としては、TFT(Thin Film Transistor)スイッチをオン・オフさせることによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式を用いることが好ましい。
コンピュータ12には表示部18及び入力部19が接続されている。表示部18は、CRT(Cathode Ray Tube)あるいは液晶ディスプレイ等からなり、撮影によって取得された放射線画像等を表示する。入力部19は、キーボード、マウスあるいはタッチパネル等からなる。
コンピュータ12には、骨折リスク評価値取得プログラムがインストールされている。コンピュータ12は、操作者が直接操作するワークステーションあるいはパソコンでもよいし、それらとネットワークを介して接続されたサーバコンピュータでもよい。骨折リスク評価値取得プログラムは、DVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体からコンピュータ12にインストールされる。もしくは、ネットワークに接続されたサーバコンピュータの記憶装置、あるいはネットワークストレージに、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じてコンピュータ12にダウンロードされ、インストールされる。
図2は、コンピュータ12に骨折リスク評価値取得プログラムをインストールすることにより実現された骨折リスク評価取得装置の概略構成を示している。取得装置は、CPU(Central Processing Unit)21、メモリ22、及びストレージ23を備えている。ストレージ23は、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)等のストレージデバイスからなり、撮影装置10の各部を駆動するためのプログラムおよび取得プログラムを含む各種情報が記憶されている。また、撮影により取得された放射線画像も記憶される。
メモリ22には、各種処理をCPU21に実行させるために、ストレージ23に記憶されたプログラム等が一時的に記憶される。骨折リスク評価値取得プログラムは、CPU21に実行させる処理として、撮影装置10に撮影を実行させて、放射線画像として、第1及び第2の放射線画像G1、G2を取得する画像取得処理、放射線画像から、骨部領域及び軟部領域を特定する領域特定処理、骨部領域における骨塩量、及び、軟部領域における筋肉量を画素毎に求める被写体情報取得処理、骨塩量及び筋肉量に基づいて、被写体に関する統計値を求める統計値算出処理、統計値に基づいて、被写体の骨折リスクを評価するための骨折リスク評価値を算出する評価値算出処理、及び、骨折リスク評価値に基づいて警告を発する警告発生処理を規定する。なお、後述する領域特定用の認識処理も骨折リスク評価値取得プログラムに含まれる。
そして、プロセッサから構成されるCPU21が骨折リスク評価値取得プログラムに従って処理を実行することによって、コンピュータ12は、画像取得部31、体厚分布取得部32、領域特定部33、被写体情報取得部34、統計値算出部35、評価値算出部36、警告発生部37、及び、表示制御部38として機能する。加えて、コンピュータ12は、領域認識処理部40(図11参照)としても機能する。なお、本実施形態においては、CPU21が骨折リスク評価値取得プログラムによって、各部の機能を実行するようにしているが、ソフトウェアを実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサとしては、CPU21の他、FPGA (Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)を用いることができる。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等により、各部の処理を実行するようにしてもよい。
1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、またはCPUとFPGAの組み合わせ等)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントおよびサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアとの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等
に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)である。
画像取得部31は、骨部及び軟部を含む被写体を撮影することによって、第1及び第2の放射線検出器15、16で検出された第1及び第2の放射線画像G1、G2を取得する。本実施形態では、被写体Hの胸部から腹部を撮影して、胸部から腹部についての第1及び第2の放射線画像G1、G2を取得する。この際、撮影線量、菅電圧、X線源13と第1及び第2の放射線検出器15、16の表面との距離であるSID(Source Image receptor Distance)、X線源13と被検体Hの表面との距離であるSOD(Source Object Distance)、及び散乱線除去グリッドの有無などの撮影条件が設定される。
SODとSIDについては、後述するように、体厚分布の算出に用いられる。SODについては、例えば、TOF(Time Of Flight)カメラで取得することが好ましい。SIDについては、例えば、ポテンショメーター、超音波距離計、レーザー距離計などで取得することが好ましい。
撮影条件は、操作者による入力部19からの入力により設定することが好ましい。設定された撮影条件は、ストレージ23に保存される。なお、取得プログラムは別個のプログラムにより第1及び第2の放射線画像G1、G2を取得してストレージ23に保存するようにしてもよい。この場合、画像取得部31は、ストレージ23に保存された第1及び第2の放射線画像G1、G2の処理のためにストレージ23から読み出す。
体厚分布取得部32は、撮影条件に含まれるSIDとSODに基づいて、被検体Hの体厚分布T(x、y)を算出する。体厚分布は、SIDからSODを減算することにより求めることが好ましい。また、体厚分布は、第1及び第2の放射線画像G1、G2に対応して画素毎に算出する。なお、SID及びSODに基づいて体厚分布を算出することに代えて、第1及び第2の放射線画像G1、G2の少なくともいずれかから体厚分布を算出するようにしてもよい。また、第1の放射線画像及び第2の放射線画像に対して、それぞれ対応する画素間で重み付け減算を行うことにより得られる被写体Hの軟部画像から、体厚分布を算出してもよい。なお、体厚分布を求める場合において、第1及び第2の放射線検出器15,16が、被写体Hが載せられる撮影台(図示しない)の中に設けられている場合には、X線源13と、被写体Hが接する撮影台の表面までの距離を、SIDとして用いることが好ましい。
領域特定部33は、第1及び第2の放射線画像G1、G2から、被写体Hの骨部領域及び軟部領域を特定する。骨部領域を特定する場合には、具体的には、領域特定部33は、第1及び第2の放射線画像G1、G2に対して、例えば下記の式(1)に示すように、それぞれ対応する画素間での演算、例えば、重み付け減算を行うことにより、図3に示すように、各放射線画像G1、G2に含まれる被写体Hの骨部領域のみが抽出された骨部画像Gbを生成する(エネルギーサブトラクション)。式(1)において、βは重み付け係数である。なお、骨部画像Gbにおける骨部領域内の各画素の画素値が骨部画素値となる。
Gs(x、y)=G1(x、y)−β×G2(x、y) (1)
例えば、図4に示すように、第1の放射線画像G1において、骨部の画素値がB1、軟部の画素値がS1であり、第2の放射線画像G2において、骨部の画素値がB2、軟部の画素値がS2である場合において、骨部画像Gbを得る場合には、式(1)の重み付け係数βを第2の放射線画像G2に掛け合わせることによって、第1の放射線画像G1と第2の放射線画像とで軟部の画素値をほぼ同じにする。そして、第1の放射線画像G1から、重み付け係数を掛け合わせた第2の放射線画像G2を差し引くことにより、骨部のみが抽出された骨部画像Gbが得られる。
一方、軟部領域を特定する場合には、具体的には、領域特定部33は、第1及び第2の放射線画像G1、G2に対して、例えば下記の式(2)に示すように、それぞれ対応する画素間での演算、例えば、重み付け減算を行うことにより、図5に示すように、各放射線画像G1、G2に含まれる被写体Hの軟部領域のみが抽出された軟部画像Gsを生成する(エネルギーサブトラクション)。式(2)において、μは重み付け係数である。なお、軟部画像Gsにおける軟部領域内の各画素の画素値が軟部画素値となる。
Gs(x、y)=G1(x、y)−μ×G2(x、y) (2)
例えば、図6に示すように、第1の放射線画像G1において、骨部の画素値がB1、軟部の画素値がS1であり、第2の放射線画像G2において、骨部の画素値がB2、軟部の画素値がS2である場合において、軟部画像Gsを得る場合には、式(1)の重み付け係数μを第2の放射線画像G2に掛け合わせることによって、第1の放射線画像G1と第2の放射線画像とで骨部の画素値をほぼ同じにする。そして、第1の放射線画像G1から、重み付け係数を掛け合わせた第2の放射線画像G2を差し引くことにより、軟部のみが抽出された軟部画像Gsが得られる。
被写体情報取得部34は、骨部領域における骨塩量、及び、軟部領域における筋肉量を画素毎に求める。骨塩量を求める場合においては、被写体情報取得部34は、体厚分布、骨部領域の画素値、及び、体厚分布及び放射線画像を取得した際の撮影条件に基づいて、骨塩量を求める。具体的には、被写体情報取得部34aは、LUT(Look Up Table)34aを参照して、骨部領域の画素値を骨塩量に変換するための変換係数Cb(x、y)を画素毎に取得する。変換係数Cb(x、y)は、撮影条件及び体厚分布T(x、y)に基づいて定められている。そして、下記式(3)に示すように、骨部領域の各画素の画素値Gb(x、y)に対して、変換係数Cb(x、y)を乗算することにより、骨部領域の画素毎に骨塩量B(x、y)を取得する。
B(x、y)=Cb(x、y)×Gb(x、y) (3)
LUT34aは、図7に示すように、体厚分布に含まれる体厚と変換係数Cb(x、y)との関係を定めている。前記関係に示すように、撮影条件に含まれる管電圧が大きいほど、且つ、体厚が大きいほど、変換係数の値が大きいものとなっている。本実施形態では、撮影条件が基準撮影条件である場合には、骨部領域の画素値が骨塩量と同じになるようにしている。したがって、撮影条件の管電圧が基準撮影条件である管電圧90kVの場合には、厚さが「0」の場合に、変換係数Cb(x、y)が「1」となっている。
一方、撮影条件の管電圧が基準撮影条件よりも大きい管電圧100kVの場合には、体厚「0」の場合、変換係数Cb(x、y)が「1」よりも大きくなっている。これは、管電圧が高いほど、骨部と軟部のコントラストが低くなるためである。本実施形態では、コントラスト低下に対して、変換係数を用いて、骨部の画素値を補正している。また、撮影条件の管電圧が基準撮影条件よりも小さい管電圧80kVの場合には、体厚「0」の場合、変換係数Cb(x、y)が「1」よりも小さくなっている。これは、管電圧が低いほど、骨部と軟部のコントラストが高くなるためである。本実施形態では、コントラストの上昇に対して、変換係数を用いて、骨部の画素値を補正している。
筋肉量を求める場合においては、被写体情報取得部34は、体厚分布及び軟部領域の画素値に基づいて、筋肉量を求める。具体的には、被写体情報取得部34は、予め定められた体厚分布と軟部領域の画素値との特定関係に基づいて、筋肉量を求める。なお、特定関係については、LUT(Look Up Table)等によって記憶しておくことが好ましい。
例えば、体厚分布を縦軸で表し、軟部領域の画素値の逆数を示す減弱量(1/(軟部領域の画素値))を横軸で表した場合に、図8に示すように、特定関係として、筋肉と脂肪の割合P(x、y)が定められる。割合Pは「0」から「1」の間である。割合Pが大きくなる程、筋肉の割合が大きくなる。例えば、体厚分布の体厚がTであり、減弱量がDである場合には、割合Pが用いられる。そして、筋肉量M(x、y)を求める場合には、下記式(4)に示すように、軟部領域の画素値Gs(x、y)に対して、割合Pを掛け合わせることにより、筋肉量M(x、y)が得られる。
M(x、y)=P(x、y)×Gs(x、y) (4)
なお、特定関係に関しては、体厚分布が大きくなればなるほど、脂肪の割合が、筋肉の割合よりも大きくなる。これは、体厚と脂肪は比例の関係に基づくことを利用している。また、減弱量が大きくなればなるほど、筋肉の割合が、脂肪の割合よりも大きくなる。これは、脂肪よりも筋肉のほうがX線の減弱量が大きいことを利用している。
また、特定関係については、被写体を撮影したタイミング、即ち、第1の放射線画像G1又は第2の放射線画像を取得したタイミングで得られる撮影条件によって、変化させることが好ましい。例えば、撮影条件のうち、管電圧又はX線の線量等を変更することによって、脂肪及び筋肉に対するX線の減弱量に変化が生ずる。したがって、管電圧又はX線の線量等の変更に合わせて、特定関係を変化させることが好ましい。なお、特定関係をLUTに記憶させる場合には、撮影条件毎に特定関係を定めておくことが好ましい。
統計値算出部35は、骨塩量及び筋肉量に基づいて、被写体に関する統計値を求める。統計値は、後述するように、骨折リスクを評価するための骨折リスク評価値の算出に用いられる。具体的には、統計値算出部35は、下記式(5)に示すように、骨塩量の空間的な分布に関する骨塩量分布指標値Bd、及び、筋肉量に関する空間的な分布に関する筋肉量分布指標値Mdに基づいて、統計値Iを求める。
I=C1×Bd+C2×Md (5)
式(5)のC1、C2は、それぞれ重み付け係数であり、大量の骨塩量分布指標値及び筋肉量分布指標値を集めて回帰分析に従って定める。
骨塩量分布指標値は、骨塩量の値がどのように広がっているかを表す値である。骨塩量分布指標値としては、例えば、骨塩量の単位面積当たりの値、平均値、中間値、最大値、及び最小値等がある。筋肉量分布指標値は、筋肉量の値がどのように広がっているかを表す値である。筋肉量分布指標値としては、例えば、筋肉量の平均値、中間値、最大値、及び最小値等がある。
また、統計値算出部35は、骨塩量及び筋肉量に加えて、被写体の身長、体重、年齢、及び骨折歴などのうち少なくともいずれかに基づいて、統計値を求めるようにしてもよい。例えば、骨塩量、筋肉量、及び年齢に基づいて統計値を求める場合には、骨塩量分布指標値Bd、筋肉量分布指標値Md、及び年齢Yに基づいて、下記式(6)により、統計値Iが算出される。
I=C1×Bd+C2×Md+C3×Y (6)
式(6)のC1、C2、C3は、それぞれ重み付け係数であり、骨塩量分布指標値及び筋肉量分布指標値とそれら指標値に対応する被写体の年齢に関するデータを大量に集め、それらデータに基づく回帰分析に従って、重み付け係数C1、C2、C3定める。なお、年齢の他、被写体の身長、体重、及び骨折歴などを加えて統計値を求める場合においても、重み付け係数を掛け合わせて加算することが好ましい。
式(6)を用いる場合、大量のデータに基づく回帰分析によって得られる重み付け係数が「C1=2.0、C2=0.1、C3=−0.01」である場合、ある被検者の骨塩量分布指標値Bdが「1.0g/cm」、筋肉量分布指標値が「20kg」、年齢Yが「40歳」とすると、下記式(7)により、統計値は「3.6」となる。
I=2.0×1.0+0.1×20+(−0.01)×40=3.6 (7)
評価値算出部36は、統計値に基づいて、被写体の骨折リスクを評価するための骨折リスク評価値を算出する。統計値と骨折リスク評価値との関係は、大量の診断データから得られていることから、評価値算出部36では、前記関係を用いて、骨折リスク評価値を算出する。統計値と骨折リスク評価値との関係は、LUTに記憶させておく。
例えば、骨折リスク評価値としては、例えば、被写体の診断時(第1及び第2の放射線検出器15、16による被写体の撮影時)から10年以内の骨折発症確率がある。そして、上記のように、統計値Iの算出に式(6)を用い、且つ、大量のデータに基づく回帰分析によって得られる重み付け係数が「C1=2.0、C2=0.1、C3=−0.01」である場合には、「10年以内の骨折発症確率」と「統計値I」との関係は、図9に示すように、統計値Iが大きくなる程、骨折発症確率が低くなるように表される。
警告発生部37は、骨折リスク評価値がリスク用閾値を超えている場合には、ユーザーに対して、被写体の骨折のリスクが高いことを報知するために、警告を発する。例えば、骨折リスク評価値が「10年以内の骨折発症確率」である場合(図9参照)には、10年以内の骨折発症確率がリスク用閾値であるThを超えた場合に、警告を発する。警告する方法については、表示部18に警告用の画面を出すほか、コンピュータ12に接続したスピーカー(図示しない)から警告音を発するようにしてもよい。
表示制御部38は、被写体Hに関する各種情報を表示部18に表示する。上記のように、骨折リスク評価値を算出した場合には、表示制御部38は、各種情報として、骨折リスク評価値を表示部18に表示することが好ましい。その際、骨折リスク評価値は、骨部画像Gb、軟部画像Gs、又は、軟部画像Gsと骨部画像Gbを合成した合成画像Gcに重畳して表示してもよい。
次に、本実施形態において行われる処理について、図10のフローチャートに沿って、説明する。画像取得部31は、X線が照射された被写体Hを撮影することによって得られる放射線画像を取得する。放射線画像としては、エネルギー分布がそれぞれ異なる第1及び第2の放射線画像G1、G2を取得することが好ましい。
体厚分布取得部32は、被写体Hの体厚分布を取得する。体厚分布の取得方法としては、SID及びSODを取得した上で、SIDからSODを減算することによって、体厚分布を取得することが好ましい。次に、領域特定部33は、放射線画像から、被写体Hに含まれる骨部領域及び軟部領域を特定する。放射線画像として第1及び第2の放射線画像G1、G2を取得した場合には、第1及び第2の放射線画像G1、G2に対するエネルギーサブトラクション(上記式(1))によって、骨部領域を特定することが好ましい。また、軟部領域についても、第1及び第2の放射線画像G1、G2に対するエネルギーサブトラクション(上記式(2))によって特定することが好ましい。
次に、被写体情報取得部34は、体厚分布、骨部領域の画素値、及び、体厚分布及び第1、第2の放射線画像G1、G2を取得した際の撮影条件に基づいて、骨部領域の骨塩量を求める。また、被写体情報取得部34は、体厚分布、及び軟部領域の画素値に基づいて、軟部領域の筋肉量を求める。統計値算出部35は、算出した骨塩量及び筋肉量に基づいて、被写体に関する統計値を求める。評価値算出部36は、統計値に基づいて、骨折リスク評価値を求める。そして、表示制御部38は、表示部18に対して、骨折リスク評価値を表示する。
なお、上記実施形態では、エネルギー分布がそれぞれ異なる第1及び第2の放射線画像G1、G2に対するエネルギーサブトラクションによって、骨部領域又は軟部領域を特定しているが、その他の方法で骨部領域又は軟部領域を特定してもよい。例えば、図11に示すように、特定のエネルギーを有する1つの放射線画像に対して、領域特定用の認識処理を領域認識処理部40で行うことによって、骨部領域又は軟部領域を特定してもよい(骨部領域に関する情報(骨部領域情報)、又は軟部領域に関する情報(軟部領域情報)を領域認識処理部40から出力する)。
この場合、領域認識処理部40は、ディープラーニングなどの機械学習処理によって、領域特定用の学習データで学習されていることが好ましい。領域特定用の学習データとしては、例えば、骨部領域が第1ハッチングで特定され、且つ、軟部領域が第2ハッチング(第1ハッチングとハッチング態様(例えば、角度、尺度)が異なる)で特定された放射線画像を用いることが好ましい。
また、1つの放射線画像に対して、領域特定用のフィルタリング処理を行うことによって、骨部領域又は軟部領域を特定してもよい。例えば、軟部領域に特有の特定の空間周波数が有る場合には、特定の空間周波数の範囲を抽出する周波数フィルタリング処理によって、軟部領域を特定することが好ましい。もしくは、軟部領域は低周波の領域が多く、軟部領域を抽出する周波数フィルタリング処理で軟部領域を特定することが難しい場合には、軟部領域よりも高周波の骨部領域を抽出するための周波数フィルタリング処理を放射線画像に対して行い、その上で、元の放射線画像から周波数フィルタリング処理済みの放射線画像をサブトラクションすることによって、軟部領域を特定してもよい。
なお、上記実施形態では、1ショットエネルギーサブトラクションによって第1及び第2の放射線画像G1、G2を取得しているが、それぞれエネルギー分布が異なる放射線を、異なるタイミングで、前記被写体に透過させて、1つの特定放射線検出器で検出する2ショット法により、第1及び第2の放射線画像G1、G2を取得してもよい。2ショット法の場合には、第1の放射線画像G1を取得した際の撮影条件、又は、第2の放射線画像G2を取得した際の撮影条件のいずれを用いてもよい。また、2ショット法の場合、被写体Hの体動により、第1の放射線画像G1及び第2の放射線画像G2に含まれる被写体Hの位置がずれる可能性がある。そのため、第1の放射線画像G1及び第2の放射線画像G2において、被写体の位置合わせを行うことが好ましい。
例えば、第1および第2の放射線画像G1,G2のそれぞれについての、周波数帯域が異なる構造物を表す複数の第1の帯域画像および複数の第2の帯域画像を生成し、対応する周波数帯域の第1の帯域画像および第2の帯域画像における、互いに対応する位置の位置ずれ量を取得し、位置ずれ量に基づいて第1の放射線画像G1と第2の放射線画像G2との位置合わせを行う。
10 撮影装置
12 コンピュータ
13 X線源
15 第1の放射線検出器
16 第2の放射線検出器
17 X線エネルギー変換フィルタ
18 表示部
19 入力部
21 CPU
22 メモリ
23 ストレージ
31 画像取得部
32 体厚分布取得部
33 領域特定部
34 被写体情報取得部
34a LUT
35 統計値算出部
36 評価値算出部
37 警告発生部
38 表示制御部
40 領域認識処理部
H 被写体
G1 第1の放射線画像
G2 第2の放射線画像
Gb 骨部画像
Gs 軟部画像

Claims (12)

  1. プロセッサを備える骨折リスク評価値取得装置において、
    前記プロセッサは、
    骨部及び軟部を含む被写体を撮影することにより得られる放射線画像を取得し、
    前記放射線画像から、前記骨部の領域を示す骨部領域、及び前記軟部の領域を示す軟部領域を特定し、
    前記放射線画像に基づいて、前記骨部領域における骨塩量、及び、前記軟部領域における筋肉量を画素毎に求め、
    前記骨塩量及び前記筋肉量に基づいて、前記被写体に関する統計値を求め、
    前記統計値に基づいて、前記被写体の骨折リスクを評価するための骨折リスク評価値を算出する骨折リスク評価値取得装置。
  2. 前記プロセッサは、前記骨塩量の空間的な分布に関する骨塩量分布指標値、及び、前記筋肉量の空間的な分布に関する筋肉量分布指標値に基づいて、前記統計値を求める請求項1記載の骨折リスク評価値取得装置。
  3. 前記骨塩量分布指標値は、前記骨塩量の単位面積当たりの値、平均値、中間値、最大値、及び最小値のいずれかであり、また、前記筋肉量分布指標値は、筋肉量の平均値、中間値、最大値、及び最小値のいずれかである請求項2記載の骨折リスク評価値取得装置。
  4. 前記プロセッサは、前記骨塩量及び前記筋肉量に加えて、前記被写体の身長、体重、年齢、及び、骨折歴のうち少なくともいずれかに基づいて、前記統計値を求める請求項1ないし3いずれか1項記載の骨折リスク評価値取得装置。
  5. 前記プロセッサは、前記骨折リスク評価値がリスク用閾値を超えている場合に、警告を発する請求項1ないし4いずれか1項記載の骨折リスク評価値取得装置。
  6. 前記プロセッサは、前記被写体の体厚分布、前記骨部領域の画素値、及び、前記体厚分布及び前記放射線画像を取得した際の撮影条件に基づいて、前記骨塩量を求める請求項1ないし5いずれか1項記載の骨折リスク評価値取得装置。
  7. 前記プロセッサは、前記骨部領域の画素値に対して、前記体厚分布及び前記撮影条件に基づく変換係数を掛け合わせることにより、前記骨塩量を求める請求項6記載の骨折リスク評価値取得装置。
  8. 前記プロセッサは、前記被写体の体厚分布、及び前記軟部領域の画素値を用いて、前記筋肉量を画素毎に得る請求項1ないし5いずれか1項記載の骨折リスク評価値取得装置。
  9. 前記プロセッサは、予め定められた前記体厚分布と前記軟部領域の画素値との特定関係に基づいて、前記筋肉量を求める請求項8記載の骨折リスク評価値取得装置。
  10. 前記特定関係は、前記被写体を撮影したタイミングの撮影条件によって変化する請求項9記載の骨折リスク評価値取得装置。
  11. プロセッサが、
    骨部及び軟部を含む被写体を撮影することにより得られる放射線画像を取得するステップと、
    前記放射線画像から、前記骨部の領域を示す骨部領域、及び前記軟部の領域を示す軟部領域を特定するステップと、
    前記放射線画像に基づいて、前記骨部領域における骨塩量、及び、前記軟部領域における筋肉量を画素毎に求めるステップと、
    前記骨塩量及び前記筋肉量に基づいて、前記被写体に関する統計値を求めるステップと、
    前記統計値に基づいて、前記被写体の骨折リスクを評価するための骨折リスク評価値を算出するステップとを行う骨折リスク評価値取得装置の作動方法。
  12. 骨部及び軟部を含む被写体を撮影することにより得られる放射線画像を取得するステップと、
    前記放射線画像から、前記骨部の領域を示す骨部領域、及び前記軟部の領域を示す軟部領域を特定するステップと、
    前記放射線画像に基づいて、前記骨部領域における骨塩量、及び、前記軟部領域における筋肉量を画素毎に求めるステップと、
    前記骨塩量及び前記筋肉量に基づいて、前記被写体に関する統計値を求めるステップと、
    前記統計値に基づいて、前記被写体の骨折リスクを評価するための骨折リスク評価値を算出するステップとをコンピュータに実行させる骨折リスク評価値取得プログラム。

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