JPWO2020161822A1 - フレーム構造体 - Google Patents
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Abstract
Description
<<回転装置200>>
図8、図9を参照しつつ、本実施形態に係るフレーム構造体が支える回転装置200の構成について説明をする。図8は、発電装置1000の一例を示す構成図である。図9は、垂直軸式の回転装置200にフレーム130が設けられている一例を示す斜視図である。
図10、図11を参照しつつ、フレーム部材131,132に生じる流れの乱れやカルマン渦などの渦について説明する。図10は、垂直軸式の回転装置200のフレーム部材131に生じる流れの乱れやカルマン渦の発生状況を+Y方向から見た一例を示す平面図である。図11は、垂直軸式の回転装置200を取り囲むフレーム130に生じる流れの乱れやカルマン渦や波の発生状況を示す斜視図である。なお、流体は−X方向から+X方向に向かって流れることとする。
図1〜図3を参照しつつ、第1実施形態に係るフレーム構造体10について説明をする。図1は、第1実施形態に係るフレーム構造体10の一例を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係るフレーム構造体10を拡大した一例を示す斜視図である。図3は、第1実施形態に係る第1フレーム部材11を+Y方向から見た一例を示すXZ断面図である。
図1に示すように、フレーム構造体10は、例えば、第1フレーム部材11と、第2フレーム部材12と、第3フレーム部材13と、第4フレーム部材14と、軸受15A,15Bと、を組み合わせて、略直方体の空間を形成するように構成されている。また、フレーム構造体10は、第1〜第4フレーム部材11〜14とブレード120が接触しないように配置および形成されている。
図1を参照しつつ、第1実施形態に係るフレーム構造体10の組み立て手順の一例について、以下のとおり説明をする。
図2を参照しつつ、第1実施形態に係るフレーム構造体10の作用の一例について、以下のとおり説明する。
図4、図5を参照しつつ、第2実施形態に係るフレーム構造体20について説明をする。図4は、第2実施形態に係るフレーム構造体20の一例を示す斜視図である。図5は、第2実施形態に係る第1フレーム部材21を+Y方向から見た一例を示すXZ断面図である。
図4に示すように、フレーム構造体20は、例えば、第1フレーム部材21と、第2フレーム部材22と、第3フレーム部材23と、第4フレーム部材24と、軸受25A,25Bと、を組み合わせて、略直方体の空間を形成するように構成されている。フレーム構造体20は、ブレード120と接触しないように配置および形成されている。
説明の便宜上、第2実施形態に係るフレーム構造体20の組み立て手順および作用については、第1実施形態に係るフレーム構造体10の組み立て手順および作用と同様であるため、その説明を省略する。
図6、図7を参照しつつ、第3実施形態に係るフレーム構造体30について説明をする。図6は、第3実施形態に係るフレーム構造体30の一例を示す斜視図である。図7は、第3実施形態に係る第1フレーム部材31を+Y方向から見た一例を示すXZ断面図である。
図6に示すように、フレーム構造体30は、例えば、第1フレーム部材31と、第2フレーム部材32と、第3フレーム部材33と、第4フレーム部材34と、軸受35A,35Bと、を組み合わせて、略直方体の空間を形成するように構成されている。フレーム構造体30は、ブレード120と接触しないように配置および形成されている。
説明の便宜上、第3実施形態に係るフレーム構造体30の組み立て手順および作用については、第1実施形態に係るフレーム構造体10の組み立て手順および作用と同様であるため、その説明を省略する。
<<フレーム構造体10,20,30>>
上記において、フレーム構造体10,20,30は、第1〜第4フレーム部材11〜14,21〜24,31〜34を組み合わせて構成されているとして記載したが、これに限定されない。フレーム構造体10,20,30は、流体の流れに対して抵抗を抑制するように、少なくとも第1フレーム部材11,21,31または第2フレーム部材12,22,32を有していればよい。つまり、その他のフレーム部材の配置および構成については、特に限定されるものではない。
上記において、第1フレーム部材11,21,31は、中心軸を通り、X方向およびY方向に沿って形成される断面を境として対称に形成されているとして説明したが、これに限定されない。対称に形成されている必要はなく、例えば略翼型に形成されていてもよい。
上記において、第2フレーム部材12,22,32は、第1フレーム部材11,21,31の形状と同様であるとして説明したが、これに限定されない。例えば、第1フレーム部材11,21,31のXZ断面が楕円形状である場合に、第2フレーム部材12,22,32のXY断面が円形形状、菱形形状または略菱形形状であってもよい。
上記において、第3フレーム部材13,23,33は円柱形状を呈するとして説明したが、これに限定されない。例えば、第3フレーム部材13,23,33は、Y軸とZ軸に沿うYZ断面が楕円形状、菱形形状または略菱形形状を呈していてもよい。これにより、流体の流れがX軸に沿う方向からZ方向にずれたときにでも、第3フレーム部材13,23,33の下流側において流体の流れの乱れや渦の発生を抑制できる。
上記において、第4フレーム部材14,24,34は円柱形状を呈するとして説明したが、これに限定されない。例えば、第4フレーム部材14,24,34は、中心軸と垂直に交わる断面が楕円形状、菱形形状または略菱形形状を呈していてもよい。これにより、流体の流れがX軸に沿う方向からZ方向にずれたときにでも、第4フレーム部材14,24,34の下流側において流体の流れの乱れや渦の発生を抑制できる。
以上説明したように、本実施形態に係るフレーム構造体10,20,30は、回転軸100に取り付けられ、所定の方向(X方向)に流れる流体の流れを受けて回転軸100を回転させるブレード120と、を含んで構成される回転装置200を、流体中の構造物に固定する、複数の第1〜第4フレーム部材11〜14,21〜24,31〜34からなるフレーム構造体10,20,30であって、第1〜第4フレーム部材11〜14,21〜24,31〜34のうち少なくとも第1,第2フレーム部材11,12,21,22,31,32は、第1,第2フレーム部材11,12,21,22,31,32の上流側から流れてくる流体に起因して第1,第2フレーム部材11,12,21,22,31,32に与えられる抵抗を抑制するように、所定の方向(X方向)に沿って、流体の上流側から下流側に向かうにつれて、所定の方向(X方向)と交差する方向(Z方向)における厚みが薄くなる形状を呈する。本実施形態によれば、流れの乱れや渦を抑制でき、流れの乱れや渦によるブレード120の回転方向への抵抗を軽減できるため、回転装置200の回転効率を向上できる。また、水面の近くにおいて波の発生を抑制できる。
11,21,31 第1フレーム部材
12,22,32 第2フレーム部材
100 回転軸
120 ブレード
200 回転装置
Claims (10)
- 回転軸に取り付けられ、所定の方向に流れる流体の流れを受けて前記回転軸を回転させるブレードを含んで構成される回転装置を、前記流体中の構造物に固定する、複数のフレーム部材からなるフレーム構造体であって、
前記フレーム部材は、前記フレーム部材の上流側から流れてくる前記流体に起因して前記フレーム部材に与えられる抵抗を抑制するように、前記所定の方向に沿って、前記流体の上流側から下流側に向かうにつれて、前記所定の方向と交差する方向における厚みが薄くなる形状を呈する
ことを特徴とするフレーム構造体。 - 前記フレーム部材は、中心軸を通り、前記中心軸に沿う方向と、前記所定の方向と、で形成される面を境として対称に形成される
ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム構造体。 - 前記フレーム部材は、前記中心軸を通り、前記中心軸に沿う方向と、前記所定の方向と垂直に交わる方向と、で形成される面を境として対称に形成される
ことを特徴とする請求項2に記載のフレーム構造体。 - 前記複数のフレーム部材は、前記回転軸と平行に設けられる第1フレーム部材を含み、
前記第1フレーム部材は、前記第1フレーム部材の中心軸に垂直な断面が楕円形状を呈し、前記抵抗を抑制するように、前記断面の長軸が前記所定の方向に沿って設けられる
ことを特徴とする請求項3に記載のフレーム構造体。 - 前記複数のフレーム部材は、前記回転軸および前記所定の方向に直交して設けられる第2フレーム部材を含み、
前記第2フレーム部材は、前記回転軸および前記所定の方向に沿う断面が楕円形状を呈し、前記抵抗を抑制するように、前記断面の長軸が前記所定の方向に沿って設けられる
ことを特徴とする請求項4に記載のフレーム構造体。 - 前記複数のフレーム部材は、前記回転軸と平行に設けられる第1フレーム部材を含み、
前記第1フレーム部材は、前記第1フレーム部材の中心軸に垂直な断面が菱形形状を呈し、前記抵抗を抑制するように、前記断面における長い方の対角線が前記所定の方向に沿って設けられる
ことを特徴とする請求項3に記載のフレーム構造体。 - 前記複数のフレーム部材は、前記回転軸および前記所定の方向に直交して設けられる第2フレーム部材を含み、
前記第2フレーム部材は、前記回転軸および前記所定の方向に沿う断面が菱形形状を呈し、前記抵抗を抑制するように、前記断面における長い方の対角線が前記所定の方向に沿って設けられる
ことを特徴とする請求項6に記載のフレーム構造体。 - 前記複数のフレーム部材は、前記回転軸と平行に設けられる第1フレーム部材を含み、
前記第1フレーム部材は、前記第1フレーム部材の中心軸に垂直な断面が略菱形形状を呈し、前記抵抗を抑制するように、前記断面における前記所定の方向に直交する方向に沿う短い方の対角線の角部が湾曲して形成され、前記断面における長い方の対角線が前記所定の方向に沿って設けられる
ことを特徴とする請求項3に記載のフレーム構造体。 - 前記複数のフレーム部材は、前記回転軸および前記所定の方向に直交して設けられる第2フレーム部材を含み、
前記第2フレーム部材は、前記回転軸および前記所定の方向に沿う断面が略菱形形状を呈し、前記抵抗を抑制するように、前記断面における前記所定の方向に直交する方向に沿う短い方の対角線の角部が湾曲して形成され、前記断面における長い方の対角線が前記所定の方向に沿って設けられる
ことを特徴とする請求項8に記載のフレーム構造体。 - 前記流体は、水である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載のフレーム構造体。
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PCT/JP2019/004211 WO2020161822A1 (ja) | 2019-02-06 | 2019-02-06 | フレーム構造体 |
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