JPWO2020148891A1 - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の情報処理装置100は、撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段110と、撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出する行動抽出手段120と、人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する特定手段130と、を備える。

Description

本発明は、複数の人物が存在する場所において所定の人物を特定する情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関する。
空港や駅、店舗、イベント会場、観光地など、不特定多数の人物が密集して集まる場所では、スリやひったくりなどの犯罪行為や迷惑行為を行う可能性のある人物が存在している場合がある。このような犯罪行為や迷惑行為を未然に防止すべく、かかる行為を行う可能性のある人物を検出することが望まれる。
ここで、特許文献1には、監視エリア内の不審者を監視する技術が記載されている。具体的に特許文献1では、認証装置による認証結果に基づく人物の信頼度と、かかる人物との関連度といった情報を用いて、監視エリア内の不審者を検出している。
特開2011−81735号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示の技術では、まず信頼度の高い既知の人物を認識する必要があり、そのような人物の認識は、不特定多数の人物が存在する場所では困難である。その結果、複数の人物が存在する場所において所望の人物を特定することができない、という問題が生じる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、複数の人物が存在する場所において所望の人物を特定することができない、ことを解決することができる情報処理装置を提供することにある。
本発明の一形態である情報処理装置は、
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
前記撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出する行動抽出手段と、
前記人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する特定手段と、
を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の一形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
前記撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出する行動抽出手段と、
前記人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する特定手段と、
を実現させる、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である情報処理方法は、
撮影画像内の人物を抽出し、
前記撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出し、
前記人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である情報処理装置は、
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
前記撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて対象人物を検出する対象人物検出手段と、
前記撮影画像内における前記対象人物に対する他の人物の行動を抽出する行動抽出手段と、
前記他の人物の行動の抽出結果に基づいて、所定の他の人物を特定する特定手段と、
を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の一形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
前記撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて対象人物を検出する対象人物検出手段と、
前記撮影画像内における前記対象人物に対する他の人物の行動を抽出する行動抽出手段と、
前記他の人物の行動の抽出結果に基づいて、所定の他の人物を特定する特定手段と、
を実現させる、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である情報処理方法は、
撮影画像内の人物を抽出し、
前記撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて対象人物を検出し、
前記撮影画像内における前記対象人物に対する他の人物の行動を抽出し、
前記他の人物の行動の抽出結果に基づいて、所定の他の人物を特定する、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、複数の人物が存在する場所において所望の人物を特定することができる。
本発明の実施形態1における情報処理システムの全体構成を示す図である。 図1に開示した監視装置の構成を示すブロック図である。 図1に開示した監視装置による処理の様子を示す図である。 図1に開示した監視装置による撮影画像に対する処理の様子を示す図である。 図1に開示した監視装置による撮影画像に対する処理の様子を示す図である。 図1に開示した監視装置による撮影画像に対する処理の様子を示す図である。 図1に開示した監視装置による撮影画像に対する処理の様子を示す図である。 図1に開示した監視装置による撮影画像に対する処理の様子を示す図である。 図1に開示した出力装置に表示される情報の一例を示す図である。 図1に開示した出力装置に表示される情報の一例を示す図である。 図1に開示した出力装置に表示される情報の一例を示す図である。 図1に開示した出力装置に表示される情報の一例を示す図である。 図1に開示した出力装置に表示される情報の一例を示す図である。 図1に開示した出力装置に表示される情報の一例を示す図である。 図1に開示した出力装置に表示される情報の一例を示す図である。 図1に開示した監視装置による処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2における情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3における情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4における情報処理装置の構成を示すブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図14を参照して説明する。図1乃至13は、情報処理システムの構成を説明するための図であり、図14は、情報処理システムの処理動作を説明するためのフローチャートである。
[構成]
本発明における情報処理システムは、店舗や施設などの設定された対象となる場所Rに存在する人物Pのうち、予め設定された基準によって所望の人物を検出するために利用される。なお、以下では、対象場所Rを「観光地」とし、かかる場所Rにおいてスリなどの犯罪行為の被害者となりうる「潜在被害者(所定の人物、対象人物)」と、犯罪行為を行うおそれがある複数の人物からなる「不審者グループ(人物グループ)」と、を検出する場合を例に挙げて説明する。但し、本発明では、対象場所Rは、宝石店、ゲームセンター、遊園地などの店舗や施設といったいかなる場所でもよい。また、後述するように本発明で検出する人物は、潜在被害者や不審者グループであることに限定されず、潜在被害者に対する1人の不審者であってもよく、また、不審者に限らず、ある人物に対して相関関係のあるいかなる人物であってもよい。
また、本発明における情報処理システムは、上述したように対象場所Rにおいて検出した人物を容易に認識するためにも利用される。例えば、検出した潜在被害者や不審者グループを、監視者が認識しやすいように人物間の相関関係を表示出力する。以下、情報処理システムの構成について詳しく説明する。
図1に示すように、本実施形態における情報処理システムは、対象場所Rとなる空間を撮影するためのカメラCと、撮影画像内の人物Pを監視する監視装置10と、監視結果を出力する出力装置20と、を備えている。なお、監視装置10は、演算装置と記憶装置とを備えた1台又は複数台の情報処理装置にて構成される。また、出力装置20は、演算装置と記憶装置とを備えた1台又は複数台の情報処理装置にて構成され、さらに表示装置を備えている。かかる表示装置は、後述するように、監視装置10にて撮影された撮影画像Gと共に、検出した人物を表示出力するためのものである。また、図示しないが、人物Pは携帯端末を所持していてもよい。かかる携帯端末は、スマートフォンなどの情報処理端末であり、予め監視装置10にアドレス情報が登録されると共に、所持する人物Pの顔画像が登録されていることとする。以下、主に監視装置10の構成について詳述する。
上記監視装置10は、図2に示すように、演算装置がプログラムを実行することで構築された、人物抽出部11、潜在被害者特定部12、不審者特定部13、出力部14、を備える。また、監視装置10は、記憶装置に形成された潜在被害者基準情報記憶部15、不審者基準情報記憶部16、を備える。
上記人物抽出部11(人物抽出手段)は、まず、カメラCにて撮影された対象場所Rの撮影画像を一定の時間間隔で受け付ける。例えば、図4に示すように、複数の人物Pが存在する対象場所Rの撮影画像Gを受け付けて、一時的に記憶しておく。そして、人物抽出部11は、撮影画像内に映る物体の形状や色、動きなどから、撮影画像内の人物Pを抽出する。
また、人物抽出部11は、撮影画像から抽出した人物Pの画像部分に基づいて、当該人物Pの属性を表す人物属性情報を抽出する。人物属性情報は、例えば、人物Pの性別、年齢(年代)、服装やかばんといった持ち物などの身の回り品、を表す情報であり、人物Pの顔画像や身体画像などから画像解析によって抽出する。また、人物抽出部11は、撮影画像内の人物Pの行動も抽出し、かかる行動も人物の属性を表す人物属性情報に含める。例えば、人物抽出部11は、人物の行動として、人物の顔画像や身体画像、他の人物との距離などから、顔の向き、表情、移動経路、1人又はグループ、歩行、立ち止まり、しゃがみ込みなどを行動として抽出する。
さらに、人物抽出部11は、上述したように人物P毎に人物属性情報を抽出したときにおける、対象場所Rの周囲環境を表す環境情報を取得する。例えば、人物抽出部11は、環境情報として、日時や季節、天気、気温などを、ネットワークを介して接続された他の情報処理装置から取得する。あるいは、人物抽出部11は、撮影画像内の複数の人物Pの服装や持ち物、撮影画像から得られる対象場所Rの明るさ、撮影画像から検知される車道、歩道、車両、自転車などのあらゆる情報から、季節、天気、気温などの環境情報を認識して取得してもよい。なお、人物抽出部11は、上述したように抽出した人物Pの行動と環境情報との組み合わせから、「車道の近くを歩行している」、「車両の前でしゃがみこんでいる」といった人物の行動をさらに認識してもよい。そして、このような人物の行動を表す情報を、後述する潜在被害者モデルとしてもよい。
そして、人物抽出部11は、撮影画像に、抽出した人物属性情報と環境情報を関連付けて、潜在被害者基準情報記憶部15に記憶しておく。なお、人物抽出部11は、連続して入力される撮影画像に対して、上述したように人物自体の抽出、人物属性情報の抽出、環境情報の取得を常に行い、撮影画像自体とこれら抽出した情報を、潜在被害者特定部12、不審者特定部13、出力部14に対して出力する。
上記潜在被害者特定部12(基準情報生成手段、対象人物生成手段)は、まず、過去の撮影画像に基づいて、被害者となりやすい潜在被害者として検出する人物のモデルを表す潜在被害者モデル(基準情報)を生成する。具体的に、潜在被害者特定部12は、予め記憶された過去にスリなどの犯罪行為の被害者となった人物の特徴(属性や環境を含む)を用いて、潜在被害者基準情報記憶部15に記憶された人物属性情報及び環境情報を学習し、環境や人物の属性を含む潜在被害者モデルを生成する。例えば、薄暗い日又は夕刻の時刻に、1人で行動し、肩に掛けるショルダーバッグを所持し、女性である、という人物を潜在被害者とする潜在被害者モデルを生成する。なお、潜在被害者モデルは、必ずしも過去の撮影画像に基づいて学習して生成することに限定されず、予め用意された情報を用いてもよい。また、潜在被害者モデルは、環境情報は含まず、人物属性情報だけを条件としていてもよく、いかなる情報であってもよい。
また、潜在被害者特定部12は、現在の撮影画像内の人物Pのうち、潜在被害者P0を検出する。このため、まず新たに撮影された撮影画像に対しては、上述したように人物抽出部11が、撮影画像内から人物Pを抽出し、かかる人物Pの人物属性情報、環境情報を抽出して、潜在被害者特定部12に渡す。すると、潜在被害者特定部12は、新たな撮影画像から抽出された人物属性情報等と、潜在被害者基準情報記憶部15に記憶されている潜在被害者モデルと、を比較する。そして、潜在被害者特定部12は、抽出された人物属性情報等が潜在被害者モデルに合致した場合に、その人物Pを潜在被害者として検出する。例えば、潜在被害者特定部12は、図5の符号P0に示すように、対象場所R内の人物Pのなかから被害者となりうる潜在被害者P0を検出する。なお、後述するが、潜在被害者モデルは無く、潜在被害者特定部12が撮影画像G内の任意の人物を潜在被害者P0として検出してもよい。
そして、潜在被害者特定部12は、検出した潜在被害者P0の撮影画像内における位置情報を、不審者特定部13及び出力部14に通知する。なお、潜在被害者特定部12は、その後に連続して入力される新たな撮影画像に対して潜在被害者P0の追従を行い、その位置情報を常に不審者特定部13と出力部14に通知する。また、潜在被害者特定部12は、新たな撮影画像に対してはさらに新たな潜在被害者P0の検出を行う。なお、潜在被害者特定部12は、後述するように監視者にて設定された人数の潜在被害者P0を検出するが、同時に複数人検出してもよい。
上記不審者特定部13(行動抽出手段、特定手段、相関検出手段)は、上述した潜在被害者特定部12から通知された潜在被害者P0の位置情報に基づいて、新たな撮影画像内から潜在被害者P0に対して相関関係のある相関人物を検出し、この中から不審者を特定する。なお、後述するように、不審者特定部13は、過去の撮影画像からも相関人物を検出して不審者を特定してもよい。具体的に、不審者特定部13は、まず、撮影画像に対して、潜在被害者P0を基準とした所定範囲に位置する他の人物Pの行動を抽出する。例えば、不審者特定部13は、図6の符号Aに示すように、撮影画像内の潜在被害者P0の位置を中心とした所定半径の領域内を処理領域とし、かかる処理領域A内に位置する他の人物(この例では4人)の行動を抽出する。なお、不審者特定部13は、後述するように監視者にて探索範囲として設定された潜在被害者P0の位置を中心とした半径の値の範囲内を、処理領域Aとして設定し、人物の行動を抽出する。
そして、不審者特定部13は、人物の行動を表す情報として、潜在被害者P0の位置に対する他の人物の位置を抽出する。これにより、不審者特定部13は、潜在被害者P0と他の人物との距離や、潜在被害者P0に対する複数人物間の距離、を抽出する。ここで、不審者特定部13による具体的な人物の行動抽出の一例を、図3及び図7を参照して説明する。
まず、不審者特定部13は、潜在被害者P0に対して関連する行動を取る相関人物を検出する。例えば、図7に示すように、潜在被害者P0に対して所定範囲の距離に位置するというように、潜在被害者P0に対して所定の相関関係がある人物を相関人物P1,P2として抽出する。この例では、2名の人物グループが相関人物として抽出される。なお、不審者特定部13は、後述するように監視者にて相関人物検出数として設定された人数の相関人物P1,P2の行動を抽出する。そして、不審者特定部13は、人物グループを構成する各相関人物P1,P2同士が、相互に関連する行動をとるか否かを調べる。例えば、図7に示すように、相関人物P1,P2同士の距離や、同時に立ち止まる、などの動作を抽出する。その他の抽出する動作の例としては、相関人物P1,P2同士が、急速に近づく、手を伸ばしている、所定時間以上見つめている、ほぼ等距離で一定時間以上歩いている、といった時系列で検出される行動もある。なお、不審者特定部13は、各相関人物P1,P2の位置情報や、上述した潜在被害者P0と相関人物P1,P2との距離、当該相関人物P1,P2間の距離や行動を、各人物の移動に伴い常に抽出し、記憶しておくと共に出力部14に通知する。
なお、上記では、不審者特定部13は、潜在被害者P0の位置を特定した後の撮影画像内から相関人物P1,P2の行動等を抽出する場合を例示したが、潜在被害者P0の位置を特定する前の撮影画像を用いて、上述同様に相関人物P1,P2の行動等を抽出してもよい。例えば、潜在被害者P0の位置を特定した時点から過去の一定時間の撮影画像を対象としたり、一定時間逆再生した撮影画像を対象として、上述同様に相関人物P1,P2の行動等を抽出してもよい。これにより、例えば、潜在被害者P0に過去に近づいたが、潜在被害者P0の位置を特定した後に当該潜在被害者P0から離れて位置している相関人物P1,P2も抽出することができる。
そして、不審者特定部13は、上述したように潜在被害者P0と人物グループを構成する相関人物P1,P2との行動の抽出結果から、不審者あるいは不審者グループを特定する。例えば、行動の抽出結果に対して、不審者グループを特定する基準を表す不審者基準情報が不審者基準情報記憶部16に記憶されており、不審者基準情報と行動の抽出結果とを比較することで、不審者あるいは不審者グループを特定する。一例として、図3に示すような、各人物P0,P1,P2間の距離の変化が、行動の抽出結果として得られた場合を説明する。なお、図3の上図は、各人物P0,P1,P2間の距離を示し、左側から右側に向かって時間が経過していることを表している。また、図3の下図は、各人物P0,P1,P2間の距離の時間的変化を示している。一例として、この図に示すように、潜在被害者P0と人物グループを構成する各相関人物P1,P2との距離D1,D2が所定範囲内であって、かつ、徐々に近づくよう変化し、また、人物グループを構成する各相関人物P1,P2間の距離D3が所定範囲内であるとする。この場合、行動の抽出結果が不審者基準情報に合致することで、人物P1,P2からなる人物グループを不審者グループとして特定する。
なお、不審者特定部13は、上記では、行動の抽出結果が不審者基準情報に合致する場合に不審者グループを特定しているが、必ずしもこれらが合致する場合に不審者グループを特定することに限定されない。例えば、不審者基準情報が示す距離の変化の態様と、抽出された距離の変化の態様と、が類似する人物グループを不審者グループとして特定してもよい。また、上記では、各人物間のそれぞれの距離の変化に着目しているが、複数人物間を距離の変化を一体としてまとめてモデル化して不審者基準情報とし、かかるモデルと抽出された距離の変化を一体としてまとめた情報との類似性に基づいて、不審者グループを特定してもよい。
また、不審者特定部13は、潜在被害者P0に対して所定の距離範囲に位置するといった相関関係にある相関人物P1,P2間の相関度を算出して、かかる相関度に応じて不審者グループを特定してもよい。例えば、潜在被害者P0に対して所定の距離範囲に位置する相関人物P1,P2間の相関度Yを、当該相関人物P1,P2間の各行動A,B,C,D毎に設定された係数(重み)と行動時間tとに基づいて、以下のように算出して、出力部14に通知する。
Y=A*t1+B*t2+C*t3+D*t4+・・・
Y:相関度
A:「近くを歩いている」行動の係数(重み)
B:「顔を見合わせている(会話している)」行動の係数(重み)
C:「一定の距離間隔をキープして歩いている」行動の係数(重み)
D:「同時に立ち止まっている」行動の係数(重み)
t:各行動の総時間
そして、不審者特定部13は、上述したように不審者として特定する前の潜在被害者P0に対して関連する行動を取る相関人物P1,P2の位置情報や、各人物P0,P1,P2間の距離、相関人物P1,P2間の相関度、といった情報を、新たな撮影画像Gが入力される毎に算出し、出力部14に通知する。
なお、不審者特定部13による不審者あるいは不審者グループを特定する方法は、いかなる方法であってもよい。例えば、上述した人物間の距離に加え、相関人物P1,P2の視線、移動軌跡、などの他の行動に基づいて不審者を特定してもよい。例えば、一方の相関人物P1が潜在被害者P0に視線を向け、他方の相関人物P2が周囲を見回すような行動を取る場合に、これら相関人物P1,P2を不審者グループとして特定してもよい。また、人物間の距離が所定値以下のときに所定の行動をとる、といったモデルを不審者基準情報として用意しておき、かかるモデルと抽出した情報との類似度によって不審者グループを特定してもよい。また、上述したように、相関人物P1,P2が潜在被害者P0に過去に近づいていたもののその後は離れている場合や、近づいたり離れたりすることを繰り返すような行動も、不審者基準情報に含めてもよい。
ここで、上述した例では、不審者特定部13が、複数の人物からなる不審者グループを特定する場合を例示したが、潜在被害者P0に対して1人の人物を不審者として特定してもよい。例えば、潜在被害者P0に対して所定範囲内の距離が一定時間継続し、視線が潜在被害者P0に一定時間向いている、というような情報を不審者基準情報として記憶しておく。そして、撮影画像から抽出した潜在被害者P0に対する人物Pの行動が、上述したような不審者基準情報に合致している場合に、かかる1人の人物を不審者として特定する。
なお、不審者特定部13は、不審者や不審者グループを特定する際に、上述したように潜在被害者に対する相関人物の行動に基づいて特定することに限定されず、相関人物の年齢や性別、服装、持ち物などの属性に基づいて、不審者や不審者グループを特定してもよい。このとき、潜在被害者の属性も考慮してもよい。例えば、潜在被害者が女性であり、ハンドバッグを所持している属性である場合に、相関人物が男性であり、帽子をかぶり、サングラスを掛け、大きなバッグを持っている、といった属性である場合に、相関人物を不審者として特定してもよい。
また、不審者特定部13は、予め抽出した人物グループの全員を不審者グループとして特定することに限定されず、1人又は複数人を不審者として特定すると共に、かかる特定した不審者に他の人物を含めた複数の人物を、最終的に不審者グループとして特定してもよい。一例としては、まず、上述したように人物グループとして抽出した相関人物のうち、少なくとも1人の人物の行動の抽出結果から、かかる人物を不審者として特定する。そして、不審者として特定した人物を含む人物グループの全員を、不審者グループとして特定する。また、別の例としては、相関人物のうち少なくとも1人の人物の行動の抽出結果から不審者を特定し、その時点で特定した不審者や潜在被害者の近隣に位置する人物を含めて不審者グループを特定する。このとき、特定した不審者や潜在被害者の近隣に位置する人物が、特定した不審者と物の受け渡しを行ったり会話するなど特定の行動を取った場合に、当該人物を不審者グループに含めてもよい。また、別の例としては、相関人物のうち少なくとも1人の人物の行動の抽出結果から不審者を特定したときに、その時点から過去の撮影画像や他のカメラで撮影した撮影画像を対象として、特定した不審者や潜在被害者に対して関連する行動を取る人物を含めて不審者グループを特定する。さらに別の例としては、まず、潜在被害者とは関係なく、つまり、不審の可能性の有無に関係なく、撮影画像から事前に任意の人物グループを抽出して記憶しておく。そして、このうち少なくとも1人が潜在被害者に対する不審者と特定された場合に、当該特定された不審者を含む予め記憶された人物グループを不審者グループと特定する。
また、不審者特定部13は、必ずしも潜在被害者特定部12にて特定された潜在被害者P0に対する不審者あるいは不審者グループを特定することに限定されない。例えば、不審者特定部13は、撮影画像G内の任意の人物を潜在被害者P0として検出し、かかる潜在被害者P0に対する他の人物の行動を抽出して、不審者あるいは不審者グループを特定してもよい。
上記出力部14(表示制御手段、通知手段)は、対象場所Rを監視する監視者に対して、出力装置20から監視画面を表示するよう制御する。ここで、出力部14によって表示制御される監視画面の表示例を、図9乃至図13を参照して説明する。
まず、出力部14は、図9に示すように、監視画面に、対象場所Rに設置されたカメラCから撮影された撮影画像Gを表示する。なお、出力部14は、新たな撮影画像Gが取得される毎に、更新して撮影画像Gを表示する。このとき、出力部14は、監視画面上に対象場所RつまりカメラCを選択させる選択欄を表示し、選択されたカメラCにて撮影された撮影画像Gを表示する。
また、出力部14は、図9に示すように、監視画面に、「潜在被害者検出数」、「探索範囲」、「相関人物検出数」の入力欄を表示し、入力された数値を各部に通知する。例えば、出力部14は、「潜在被害者検出数」を潜在被害者特定部12に通知することで、潜在被害者特定部12は通知された人数の潜在被害者P0を検出する。また、出力部14は、「探索範囲」と「相関人物検出数」を不審者特定部13に通知する。これにより、不審者特定部13は、潜在被害者P0を中心として通知された探索範囲で、通知された人数の相関人物の行動を抽出して、その中から不審者あるいは不審者グループを特定する。
また、出力部14は、上述したように潜在被害者特定部12にて検出された潜在被害者P0の位置情報の通知を受けて、図10に示すように、撮影画像G上の潜在被害者P0の人物部分を、予め設定された潜在被害者用の表示形態で表示する。例えば、図10では、潜在被害者P0の人物部分を点線で図示しているが、潜在被害者特定部12から通知された位置情報に位置する人物箇所の周囲を縁取って表示したり、人物箇所の上部に潜在被害者である旨を表すマークを表示するなど、潜在被害者用の表示形態で表示する。
また、出力部14は、上述した潜在被害者P0の表示と併せて、当該潜在被害者P0を中心とした他の人物の行動を抽出する処理領域Aを示す円弧を表示する。例えば、出力部14は、処理領域Aとして、潜在被害者P0を中心として、監視者にて探索範囲として設定された半径の円弧を表示する。これにより、処理領域Aを表す円弧内には、後述するように、潜在被害者P0と不審者あるいは不審者グループとが含まれることとなる。なお、処理領域Aである円弧の表示は、潜在被害者P0が移動する毎に、当該潜在被害者P0の位置に応じて移動して表示される。但し、処理領域Aは、いかなる形状であってもよく、また、必ずしも潜在被害者P0を中心とした領域であることに限定されない。
また、出力部14は、上述したように不審者特定部13にて検出された潜在被害者P0に対して関連する行動を取る相関人物P1,P2,P3の通知を受けて、図11に示すように、撮影画像G上の人物部分を、予め設定された相関人物表示用の表示形態で表示する。例えば、図11では、相関人物P1,P2,P3の人物部分を灰色で図示しているが、不審者特定部13から通知された位置情報に位置する人物箇所の周囲を縁取って表示したり、人物箇所の上部に相関人物を表すマークを表示するなどの相関人物用の表示形態で表示してもよい。
また、出力部14は、上述したように相関人物P1,P2,P3の表示と共に、各人物P0,P1,P2,P3間の相関関係を表す相関関係情報を表示する。例えば、出力部14は、図11に示すように、人物間を連結する帯状図形や数値で相関関係情報を表示する。このとき、相関関係情報は、例えば、潜在被害者P0と各相関人物P1,P2,P3との間の距離であったり、相関人物P1,P2,P3間同士の距離や相関度Yである。そして、相関関係情報を帯状図形で表示する場合には、距離や相関度の値に応じた太さで表示するというように、相関関係の度合い(強度)に応じた表示形態で表示する。例えば、距離が近かったり相関度が高い人物間においては、相関関係の度合いが強いため、帯状図形を太く表示し、また、数値自体も高い値を表示する。一方、距離が遠かったり相関度が低い人物間においては、相関関係の度合いが低いため、帯状図形を細く表示し、また、数値自体も低い値を表示する。
また、出力部14は、上述した各人物間の相関関係情報を、当該相関関係が生じた時系列で表示する。例えば、出力部14は、人物間に表示された相関関係情報がマウスオーバーされるなど監視者によって選択された場合に、図12の符号Bに示すように、選択された人物P1,P2間の相関関係が生じた時刻と行動内容を時系列で表示する。
また、出力部14は、上述したように不審者特定部13にて特定された不審者グループの通知を受けて、図13Aに示すように、撮影画像G上の人物部分を、予め設定された不審者表示用の表示形態で表示する。例えば、図13Aでは、特定された不審者グループを構成する不審者P1,P2の人物部分を黒色で図示しているが、不審者特定部13から通知された位置情報に位置する人物箇所の周囲を縁取って表示したり、人物箇所の上部に不審者を表すマークを表示するなどの不審者用の表示形態で表示してもよい。
また、出力部14は、図13Bに示すように、特定された不審者グループを符号P10に示すように一つの物体として表示してもよい。加えて、潜在被害者P0と不審者グループを表す物体P10との間に、上述したような例えば帯状図形からなる相関関係情報を表示してもよい。このとき、図13Bに示すように、不審者グループを表す物体P10と共に不審者グループの人物P1,P2を表示してもよく、人物P1,P2を隠して物体P10のみを表示してもよい。さらに、出力部14は、図13Cの撮影画像Gの右側に示すように、当該撮影画像Gとは別に、潜在被害者P0と相関人物P1,P2,P3とによる各人物間の相関関係を表す相関関係情報を表示した相関図を表示してもよい。図13Cの例では、相関図では、潜在被害者P0と相関人物P1,P2,P3とを示す簡易人物図形と、かかる簡易人物図形を帯状図形で結んだ相関関係情報と、を表示している。なお、相関図は、必ずしも撮影画像Gの表示画面と同一画面上に表示することに限定されず、撮影画像とは別の画面に表示してもよい。
また、出力部14は、上述したように不審者特定部13にて特定された不審者グループの通知を受けて、不審者グループの存在を潜在被害者P0に通知してもよい。例えば、潜在被害者P0の顔画像から人物を特定し、予め監視装置10に登録された人物である場合には、予め登録された当該人物の携帯端末のアドレスに対して警報のメッセージを送ることで、不審者グループの存在を通知する。なお、不審者グループの通知方法はいかなる方法であってもよく、例えば、対象場所Rに設置されたスピーカから警報情報を出力することで通知してもよい。
ここで、情報処理システムは、カメラCを複数台装備していてもよく、各カメラCは、それぞれが複数の対象場所Rを撮影していてもよい。そして、監視装置10は、複数のカメラCから撮影されたそれぞれ異なる対象場所Rの撮影画像に対して、それぞれ上述したように犯罪者や犯罪者グループの特定を行ってもよい。また、監視装置10は、複数のカメラCで撮影された複数の撮影画像から、同一人物を抽出して追跡を行ってもよい。例えば、監視装置10は、各カメラCにて撮影された各撮影画像に映る人物を顔認証や全身認証することで同一人物を抽出し、かかる同一人物を追跡する。そして、人物の追跡結果を、上述したように人物の行動の抽出や人物グループの抽出に利用してもよく、その他の処理に利用してもよい。
[動作]
次に、上述した情報処理システムの動作を、主に図14のフローチャートを参照して説明する。以下では、主に監視装置10の動作を説明する。
まず、監視装置10は、カメラCにて撮影された対象場所Rの撮影画像を取得すると、図9に示すように、撮影画像Gを出力装置20に表示出力すると共に、撮影画像内の人物Pを抽出する(図14のステップS1)。このとき、監視装置10は、監視者から潜在被害者検出数などの設定情報の入力を受け付け、設定する。
そして、監視装置10は、撮影画像から抽出した人物Pの画像部分から人物の属性や行動、周囲環境などを抽出し、これらの情報に基づいて、潜在被害者P0を検出する(図14のステップS2でYes)。なお、監視装置10は、事前に撮影画像から被害者となりやすい潜在被害者の属性などの特徴を表す潜在被害者モデルを生成し、当該潜在被害者モデルと、撮影画像から抽出した人物の属性等を用いて、潜在被害者P0を検出してもよい。但し、監視装置10は、撮影画像上の任意の人物を、潜在被害者P0として検出してもよい。そして、監視装置10は、図10に示すように、検出した潜在被害者P0を撮影画像G上に表示する(図14のステップS3)。
続いて、監視装置10は、撮影画像G上において、潜在被害者P0の位置を中心とした所定半径の処理領域Aを設定し、かかる処理領域A内の人物の行動を抽出する(図14のステップS4)。このとき、監視装置10は、図10の符号Aに示すように、撮影画像G上に、潜在被害者P0を中心として人物の行動を抽出する処理領域Aを表示する。
続いて、監視装置10は、処理領域A内の人物の行動を抽出し、潜在被害者P0と相関関係がある相関人物P1,P2,P3を検出する(図14のステップS5でYes)。例えば、潜在被害者P0に対して所定の距離範囲に位置するなど所定の行動を取る人物を相関人物P1,P2,P3として検出する。併せて、監視装置10は、潜在被害者P0と各相関人物P1,P2,P3との相関関係や、各相関人物P1,P2,P3間の相関関係を抽出する。例えば、人物間の距離を相関関係情報として算出したり、人物間の特定の行動を数値化して予め設定された演算式にて集計した相関度を相関関係情報として算出する。
続いて、監視装置10は、図11,図12に示すように、撮影画像G上に、検出した相関人物P1,P2,P3を表示すると共に、各人物間の相関関係情報も表示する(図14のステップS6)。相関関係情報としては、例えば、相関度合いに応じて太さが異なる帯状図形や数値、行動内容、を表示する。
そして、監視装置10は、各人物間の相関関係に基づいて、相関人物P1,P2,P3の中から、単独の不審者、あるいは、複数の不審者からなる不審者グループを特定する(図14のステップS7でYes)。例えば、図13Aの例では、2人の相関人物P1,P2からなる不審者グループを特定している。監視装置10は、図13Aに示すように、撮影画像G上に、特定した不審者グループを構成する不審者P1,P2を表示すると共に、各所に警報を発したりするなど報知処理を行う(図14のステップS8)。
以上のように、本発明では、対象場所Rの撮影画像Gから、潜在被害者P0に対して相関関係を有する相関人物P1,P2,P3の行動を抽出することで、潜在被害者P0に対する不審者P1,P2(不審者グループ)を特定している。このため、複数の人物が存在する群衆の中においても、犯罪行為や迷惑行為を行う可能性のある不審者を特定することができ、犯罪行為や迷惑行為を未然に防ぐような行動を取ることができる。
また、本発明では、潜在被害者P0や相関人物P1,P2,P3といった人物間における相関関係を検出して、かかる相関関係情報を人物画像と共に表示出力している。このため、上述したように特定した不審者が群衆の中に存在する場合であっても、かかる不審者を容易に認識することができる。その結果、犯罪行為や迷惑行為を未然に防ぐような行動を取ることができる。
なお、上記では、潜在被害者P0に対する不審者P1,P2を特定する場合を例示したが、潜在被害者P0はいかなる人物であってもよく、また、不審者P1,P2もいかなる人物であってもよい。つまり、本発明は、ある人物に対する不審者を特定する場合に限らず、ある人物に対して相関関係のあるいかなる人物を特定する場合にも利用することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図15を参照して説明する。図15は、実施形態2における情報処理装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、実施形態1で説明した監視装置の構成の概略を示している。
図15に示すように、本実施形態おける情報処理装置100は、
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段110と、
撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出する行動抽出手段120と、
人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する特定手段130と、
を備える。
なお、上述した人物抽出手段110と行動抽出手段120と特定手段130とは、情報処理装置100が装備する演算装置がプログラムを実行することで構築されるものであってもよく、電子回路で構築されるものであってもよい。
そして、上記構成の情報処理装置100は、
撮影画像内の人物を抽出し、
撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出し、
人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する、
という処理を実行するよう作動する。
上記発明によると、所定の人物に対する他の人物からなる人物グループの行動から、所定の人物グループを特定することができる。このため、複数の人物が存在する群衆の中においても、犯罪行為や迷惑行為を行う可能性のある不審者グループといった所望の人物グループを特定することができる。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態を、図16を参照して説明する。図16は、実施形態3における情報処理装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、実施形態1で説明した監視装置の構成の概略を示している。
図16に示すように、本実施形態おける情報処理装置200は、
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段210と、
撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて対象人物を検出する対象人物検出手段220と、
撮影画像内における対象人物に対する他の人物の行動を抽出する行動抽出手段230と、
他の人物の行動の抽出結果に基づいて、所定の他の人物を特定する特定手段240と、
を備える。
なお、上述した人物抽出手段210と対象人物検出手段220と行動抽出手段230と特定手段240とは、情報処理装置200が装備する演算装置がプログラムを実行することで構築されるものであってもよく、電子回路で構築されるものであってもよい。
そして、上記構成の情報処理装置200は、
撮影画像内の人物を抽出し、
撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて対象人物を検出し、
撮影画像内における前記対象人物に対する他の人物の行動を抽出し、
他の人物の行動の抽出結果に基づいて、所定の他の人物を特定する、
という処理を実行するよう作動する。
上記発明によると、まず撮影画像内の人物の属性から対象人物を検出し、この対象人物に対する他の人物の行動から、所定の他の人物を特定することができる。このため、複数の人物が存在する群衆の中においても、対象人物に対して犯罪行為や迷惑行為を行う可能性のある不審者といった所望の人物を特定することができる。
<実施形態4>
次に、本発明の第4の実施形態を、図17を参照して説明する。図17は、実施形態4における情報処理装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、実施形態1で説明した監視装置の構成の概略を示している。
図17に示すように、本実施形態おける情報処理装置300は、
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段310と、
撮影画像に基づいて複数の人物間の相関関係を検出する相関検出手段320と、
撮影画像内の人物に相当する人物画像と共に、複数の人物間の相関関係を表す相関関係情報を表示制御する表示制御手段330と、
を備える。
なお、上述した人物抽出手段310と相関検出手段320と表示制御手段330とは、情報処理装置300が装備する演算装置がプログラムを実行することで構築されるものであってもよく、電子回路で構築されるものであってもよい。
そして、上記構成の情報処理装置300は、
撮影画像内の人物を抽出し、
前記撮影画像に基づいて複数の人物間の相関関係を検出し、
前記撮影画像内の人物に相当する人物画像と共に、複数の人物間の前記相関関係を表す相関関係情報を表示制御する、
という処理を実行するよう作動する。
上記発明によると、まず撮影画像内の人物間の相関関係を検出し、人物画像と共に相関関係情報を表示している。このため、複数の人物が存在する群衆の中において、所定の人物に対して犯罪行為や迷惑行為を行う可能性のある不審者などの所望の人物の相関関係を容易に認識することができる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における情報処理装置、情報処理方法、プログラムの構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
前記撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出する行動抽出手段と、
前記人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する特定手段と、
を備えた情報処理装置。
(付記2)
付記1に記載の情報処理装置であって、
前記特定手段は、前記人物グループを構成する各人物が前記所定の人物に対して関連する行動を取る場合に、当該人物グループを前記所定の人物グループとして特定する、
情報処理装置。
(付記3)
付記2に記載の情報処理装置であって、
前記特定手段は、前記人物グループを構成する各人物が、前記所定の人物に対して関連する行動を取り、かつ、前記人物グループを構成する各人物同士が相互に関連する行動を取る場合に、当該人物グループを前記所定の人物グループとして特定する、
情報処理装置。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記特定手段は、前記所定の人物に対する前記人物グループを構成する各人物の距離に基づいて、前記所定の人物グループを特定する、
情報処理装置。
(付記5)
付記4に記載の情報処理装置であって、
前記特定手段は、前記所定の人物に対する前記人物グループを構成する各人物の距離、及び、前記人物グループを構成する各人物間の距離に基づいて、前記所定の人物グループを特定する、
情報処理装置。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記行動抽出手段は、前記所定の人物に対して所定の距離範囲に位置する他の複数の人物からなる前記人物グループの行動を抽出する、
情報処理装置。
(付記7)
付記1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて前記所定の人物を検出する対象人物検出手段を備えた、
情報処理装置。
(付記8)
付記7に記載の情報処理装置であって、
過去の撮影画像に基づいて、前記所定の人物として検出する人物の属性を表す基準情報を生成する基準情報生成手段を備え、
前記対象人物検出手段は、前記基準情報と抽出した人物の属性とに基づいて前記所定の人物を検出する、
情報処理装置。
(付記9)
付記7に記載の情報処理装置であって、
前記対象人物検出手段は、前記撮影画像内における環境を抽出し、当該抽出した環境と、抽出した人物の属性と、に基づいて前記所定の人物を検出する、
情報処理装置。
(付記10)
付記9に記載の情報処理装置であって、
過去の撮影画像に基づいて、前記所定の人物として検出する人物の属性と、当該人物を含む前記撮影画像内における環境と、を表す基準情報を生成する基準情報生成手段を備え、
前記対象人物検出手段は、前記基準情報と抽出した人物の属性と抽出した環境とに基づいて前記所定の人物を検出する、
情報処理装置。
(付記11)
情報処理装置に、
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
前記撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出する行動抽出手段と、
前記人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する特定手段と、
を実現させるためのプログラム。
(付記12)
撮影画像内の人物を抽出し、
前記撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出し、
前記人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する、
情報処理方法。
(付記13)
付記12に記載の情報処理方法であって、
前記撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて前記所定の人物を検出する、
情報処理方法。
(付記14)
付記13に記載の情報処理方法であって、
過去の撮影画像に基づいて、前記所定の人物として検出する人物の属性を表す基準情報を生成し、
前記基準情報と抽出した人物の属性とに基づいて前記所定の人物を検出する、
情報処理方法。
(付記15)
付記13に記載の情報処理方法であって、
前記撮影画像内における環境を抽出し、当該抽出した環境と、抽出した人物の属性と、に基づいて前記所定の人物を検出する、
情報処理方法。
(付記2−1)
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
前記撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて対象人物を検出する対象人物検出手段と、
前記撮影画像内における前記対象人物に対する他の人物の行動を抽出する行動抽出手段と、
前記他の人物の行動の抽出結果に基づいて、所定の他の人物を特定する特定手段と、
を備えた情報処理装置。
(付記2−2)
付記2−1に記載の情報処理装置であって、
過去の撮影画像に基づいて、前記対象人物として検出する人物の属性を表す基準情報を生成する基準情報生成手段を備え、
前記対象人物検出手段は、前記基準情報と抽出した人物の属性とに基づいて前記対象人物を検出する、
情報処理装置。
(付記2−3)
付記2−1に記載の情報処理装置であって、
前記対象人物検出手段は、前記撮影画像内における環境を抽出し、当該抽出した環境と、抽出した人物の属性と、に基づいて前記対象人物を検出する、
情報処理装置。
(付記2−4)
付記2−3に記載の情報処理装置であって、
過去の撮影画像に基づいて、前記対象人物として検出する人物の属性と、当該人物を含む前記撮影画像内における環境と、を表す基準情報を生成する基準情報生成手段を備え、
前記対象人物検出手段は、前記基準情報と抽出した人物の属性と抽出した環境とに基づいて前記対象人物を検出する、
情報処理装置。
(付記2−5)
付記2−1乃至2−4のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記特定手段は、前記対象人物に対して前記他の人物が所定の行動を取る場合に、当該他の人物を前記所定の他の人物として特定する、
情報処理装置。
(付記2−6)
付記2−1乃至2−5のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記特定手段は、前記対象人物に対する前記他の人物の距離に基づいて、前記所定の他の人物を特定する、
情報処理装置。
(付記2−7)
付記2−1乃至2−6のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記行動抽出手段は、前記撮影画像内における前記対象人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出し、
前記特定手段は、前記人物グループを構成する各人物が前記対象人物に対して相互に関連する行動を取る場合に、当該人物グループを所定の人物グループとして特定する、
情報処理装置。
(付記2−8)
付記2−7に記載の情報処理装置であって、
前記特定手段は、前記対象人物に対する前記人物グループを構成する各人物の距離に基づいて、前記所定の人物グループを特定する、
情報処理装置。
(付記2−9)
付記2−8に記載の情報処理装置であって、
前記特定手段は、前記対象人物に対する前記人物グループを構成する各人物の距離、及び、前記人物グループを構成する各人物間の距離に基づいて、前記所定の人物グループを特定する、
情報処理装置。
(付記2−10)
付記2−1乃至2−9のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記行動抽出手段は、前記対象人物に対して所定の距離範囲に位置する前記他の人物の行動を抽出する、
情報処理装置。
(付記2−11)
情報処理装置に、
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
前記撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて対象人物を検出する対象人物検出手段と、
前記撮影画像内における前記対象人物に対する他の人物の行動を抽出する行動抽出手段と、
前記他の人物の行動の抽出結果に基づいて、所定の他の人物を特定する特定手段と、
を実現させるためのプログラム。
(付記2−12)
撮影画像内の人物を抽出し、
前記撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて対象人物を検出し、
前記撮影画像内における前記対象人物に対する他の人物の行動を抽出し、
前記他の人物の行動の抽出結果に基づいて、所定の他の人物を特定する、
情報処理方法。
(付記2−13)
付記2−12に記載の情報処理方法であって、
過去の撮影画像に基づいて、前記対象人物として検出する人物の属性を表す基準情報を生成し、
前記基準情報と抽出した人物の属性とに基づいて前記対象人物を検出する、
情報処理方法。
(付記2−14)
付記2−12に記載の情報処理方法であって、
前記撮影画像内における環境を抽出し、当該抽出した環境と、抽出した人物の属性と、に基づいて前記対象人物を検出する、
情報処理方法。
(付記2−15)
付記2−12乃至2−14のいずれかに記載の情報処理方法であって、
前記撮影画像内における前記対象人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出し、
前記人物グループを構成する各人物が前記対象人物に対して相互に関連する行動を取る場合に、当該人物グループを所定の人物グループとして特定する、
情報処理方法。
(付記3−1)
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
前記撮影画像に基づいて複数の人物間の相関関係を検出する相関検出手段と、
前記撮影画像内の人物に相当する人物画像と共に、複数の人物間の前記相関関係を表す相関関係情報を表示制御する表示制御手段と、
を備えた情報処理装置。
(付記3−2)
付記3−1に記載の情報処理装置であって、
前記表示制御手段は、複数の人物間の前記相関関係の内容に応じた表示形態で前記相関関係情報を表示制御する、
情報処理装置。
(付記3−3)
付記3−2に記載の情報処理装置であって、
前記表示制御手段は、複数の人物間の前記相関関係の強度に応じた表示形態で前記相関関係情報を表示制御する、
情報処理装置。
(付記3−4)
付記3−2又は3−3に記載の情報処理装置であって、
前記表示制御手段は、前記相関関係情報を当該相関関係が生じた時系列で表示制御する、
情報処理装置。
(付記3−5)
付記3−2乃至3−4のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記表示制御手段は、前記相関関係情報に基づいて所定の条件を満たす人物を、予め設定された表示形態で表示制御する、
情報処理装置。
(付記3−6)
付記3−2乃至3−5のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記相関検出手段は、前記撮影画像内における複数の人物の行動に基づいて、当該人物間の相関関係を検出し、
前記表示制御手段は、複数の人物間の行動に基づく前記相関関係に応じた表示形態で前記相関関係情報を表示制御する、
情報処理装置。
(付記3−7)
付記3−6に記載の情報処理装置であって、
前記相関検出手段は、前記撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動に基づいて、当該人物グループを構成する人物間の相関関係を検出し、
前記表示制御手段は、前記人物グループを構成する人物間の前記相関関係情報を表示制御する、
情報処理装置。
(付記3−8)
付記3−6又は3−7に記載の情報処理装置であって、
前記相関検出手段は、前記撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動に基づいて、前記所定の人物と前記人物グループを構成する人物との間の相関関係を検出し、
前記表示制御手段は、前記所定の人物と前記人物グループを構成する人物との間の前記相関関係情報を表示制御する、
情報処理装置。
(付記3−9)
付記3−7又は3−8に記載の情報処理装置であって、
前記表示制御手段は、前記所定の人物と、特定された前記人物グループと、を含む所定の領域を所定の表示形態で表示するよう制御する、
情報処理装置。
(付記3−10)
付記3−9に記載の情報処理装置であって、
前記表示制御手段は、前記所定の人物の位置を基準として、当該所定の人物と、特定された前記人物グループと、を含む所定の領域を所定の表示形態で表示するよう制御する、
情報処理装置。
(付記3−11)
付記3−7乃至3−10のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記撮影画像に基づいて前記所定の人物を特定する人物特定手段と、
前記所定の人物に対して前記人物グループの存在を通知する通知手段と、
を備えた、
情報処理装置。
(付記3−12)
情報処理装置に、
撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
前記撮影画像に基づいて複数の人物間の相関関係を検出する相関検出手段と、
前記撮影画像内の人物に相当する人物画像と共に、複数の人物間の前記相関関係を表す相関関係情報を表示制御する表示制御手段と、
を実現させるためのプログラム。
(付記3−13)
撮影画像内の人物を抽出し、
前記撮影画像に基づいて複数の人物間の相関関係を検出し、
前記撮影画像内の人物に相当する人物画像と共に、複数の人物間の前記相関関係を表す相関関係情報を表示制御する、
情報処理方法。
なお、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
10 監視装置
11 人物抽出部
12 潜在被害者特定部
13 不審者特定部
14 出力部
15 潜在被害者基準情報記憶部
16 不審者基準情報記憶部
20 出力装置
100 情報処理装置
110 人物抽出手段
120 行動抽出手段
130 特定手段
200 情報処理装置
210 人物抽出手段
220 対象人物検出手段
230 行動抽出手段
240 特定手段
300 情報処理装置
310 人物抽出手段
320 相関検出手段
330 表示制御手段
A 処理領域
C カメラ
G 撮影画像
P 人物
P0 潜在被害者
P1,P2,P3 相関人物
R 対象場所

Claims (15)

  1. 撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
    前記撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出する行動抽出手段と、
    前記人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する特定手段と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記特定手段は、前記人物グループを構成する各人物が前記所定の人物に対して関連する行動を取る場合に、当該人物グループを前記所定の人物グループとして特定する、
    情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記特定手段は、前記人物グループを構成する各人物が、前記所定の人物に対して関連する行動を取り、かつ、前記人物グループを構成する各人物同士が相互に関連する行動を取る場合に、当該人物グループを前記所定の人物グループとして特定する、
    情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記特定手段は、前記所定の人物に対する前記人物グループを構成する各人物の距離に基づいて、前記所定の人物グループを特定する、
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記特定手段は、前記所定の人物に対する前記人物グループを構成する各人物の距離、及び、前記人物グループを構成する各人物間の距離に基づいて、前記所定の人物グループを特定する、
    情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記行動抽出手段は、前記所定の人物に対して所定の距離範囲に位置する他の複数の人物からなる前記人物グループの行動を抽出する、
    情報処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて前記所定の人物を検出する対象人物検出手段を備えた、
    情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置であって、
    過去の撮影画像に基づいて、前記所定の人物として検出する人物の属性を表す基準情報を生成する基準情報生成手段を備え、
    前記対象人物検出手段は、前記基準情報と抽出した人物の属性とに基づいて前記所定の人物を検出する、
    情報処理装置。
  9. 請求項7に記載の情報処理装置であって、
    前記対象人物検出手段は、前記撮影画像内における環境を抽出し、当該抽出した環境と、抽出した人物の属性と、に基づいて前記所定の人物を検出する、
    情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の情報処理装置であって、
    過去の撮影画像に基づいて、前記所定の人物として検出する人物の属性と、当該人物を含む前記撮影画像内における環境と、を表す基準情報を生成する基準情報生成手段を備え、
    前記対象人物検出手段は、前記基準情報と抽出した人物の属性と抽出した環境とに基づいて前記所定の人物を検出する、
    情報処理装置。
  11. 情報処理装置に、
    撮影画像内の人物を抽出する人物抽出手段と、
    前記撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出する行動抽出手段と、
    前記人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する特定手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  12. 撮影画像内の人物を抽出し、
    前記撮影画像内における所定の人物に対する他の複数の人物からなる人物グループの行動を抽出し、
    前記人物グループの行動の抽出結果に基づいて、所定の人物グループを特定する、
    情報処理方法。
  13. 請求項12に記載の情報処理方法であって、
    前記撮影画像内における人物の属性を抽出して、当該人物の属性を含む人物情報に基づいて前記所定の人物を検出する、
    情報処理方法。
  14. 請求項13に記載の情報処理方法であって、
    過去の撮影画像に基づいて、前記所定の人物として検出する人物の属性を表す基準情報を生成し、
    前記基準情報と抽出した人物の属性とに基づいて前記所定の人物を検出する、
    情報処理方法。
  15. 請求項13に記載の情報処理方法であって、
    前記撮影画像内における環境を抽出し、当該抽出した環境と、抽出した人物の属性と、に基づいて前記所定の人物を検出する、
    情報処理方法。
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