JPWO2020115862A1 - データ管理装置、データ管理方法、及びプログラム - Google Patents

データ管理装置、データ管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

データ管理装置は、利用者の端末装置又は前記利用者に情報提供するサービスプロバイダの装置から、前記利用者のデータを収集する収集部と、前記収集部により収集される対象となる利用者のデータを、所定規則に基づいて群に分類する分類部と、前記分類部によって前記群に分類された一以上のデータの使用条件を、前記群毎に設定する使用条件設定部と、前記使用条件設定部によって設定された群毎の使用条件に基づいて、前記データを外部に提供する提供部と、を備える。

Description

本発明は、データ管理装置、データ管理方法、及びプログラムに関する。
近年、サービスの利用者から収集したデータを、研究開発や、サービスの品質向上の種々の目的に利用する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−037002号公報
ところで、一般データ保護規則(GDRP:General Data Protection Regulation)に則ると、無サービスの利用者から収集したデータは、利用者の許可なく利用することが好ましくない場合がある。従来の技術では、利用者から収集したデータを、種々の目的に利用してもよいかを、利用者に問い合わせることまでは困難であった。また、利用者は、収集されたデータに対して、逐一種々の目的に利用してもよいか否かを回答することが手間である場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、利用者の手間を低減しつつ、利用者から収集したデータの利用許可を利用者から得ることができるデータ管理装置、データ管理方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係るデータ管理装置、データ管理方法、及びプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係るデータ管理装置は、利用者の端末装置又は前記利用者に情報提供するサービスプロバイダの装置から、前記利用者のデータを収集する収集部と、前記収集部により収集される対象となる利用者のデータを、所定規則に基づいて群に分類する分類部と、前記分類部によって前記群に分類された一以上のデータの使用条件を、前記群毎に設定する使用条件設定部と、を備え、前記使用条件設定部によって設定された群毎の使用条件に基づいて、前記データを外部に提供する提供部と、を備えるデータ管理装置。
(2):(1)に記載のデータ管理装置において、前記所定規則は、予め前記データに付与されているプライバシーの度合いに基づいて、前記データを群に分類するという規則であり、前記使用条件設定部は、第1群のデータの使用条件を、前記第1群のデータよりもプライバシーの度合いが低いデータが属する第2群のデータの使用条件よりも厳しくするものである。
(3):(1)〜(2)に記載のデータ管理装置において、前記所定規則は、カテゴリ、又は属性が一致するデータを同じ群に分類する規則である。
(4):(1)〜(3)に記載のデータ管理装置において、前記端末装置に、群毎のデータの使用条件の候補を前記利用者に通知する通知部と、前記通知部により通知された前記群毎のデータの使用条件の候補に対する前記データの使用条件を取得する使用条件取得部を更に備え、前記使用条件設定部は、前記使用条件取得部によって取得された前記使用条件に基づいて、前記群毎の前記使用条件を設定するものである。
(5):(1)〜(4)に記載のデータ管理装置において、前記使用条件には、前記データの収集の可否と、前記データの開示対象者の範囲と、前記データの開示対象者への開示範囲と、前記データの開示対象者への開示時期あるいは期間のうち、少なくともいずれか一つが含まれるものである。
(6):(1)〜(5)に記載のデータ管理装置は、前記使用条件設定部によって設定された前記使用条件に基づいて開示する前記データに対して、前記サービスプロバイダが前記利用者に支払う対価を算出する対価算出部と、前記対価算出部によって算出された前記対価を、前記サービスプロバイダが前記利用者に支払う処理を行う支払処理部とを更に備えるものである。
(7):(6)に記載のデータ管理装置において、前記対価算出部は、前記データの開示対象者の範囲、又は前記データの開示範囲に基づいて、前記対価を算出するものである。
(8):(6)〜(7)に記載のデータ管理装置において、前記対価算出部は、予め前記データに付与されている希少の度合い、又は予め前記データに付与されている需要の度合いに基づいて、前記対価を算出するものである。
(9):(1)〜(8)に記載のデータ管理装置は、前記使用条件設定部によって設定された前記使用条件に基づいて、開示しないこととなった前記データに対して、前記利用者が前記サービスプロバイダに支払う当該データの管理費を算出する管理費算出部と、前記管理費算出部によって算出された管理費を、前記利用者が前記サービスプロバイダに支払う処理を行う支払処理部とを更に備えるものである。
(10):(1)〜(9)に記載のデータ管理装置は、前記分類部によって前記群に分類された一以上のデータから、前記使用条件設定部によって設定された前記使用条件に基づいて、前記データ、又は前記データの一部を抽出する抽出部を更に備え、前記提供部は、前記抽出部によって抽出された前記データ、又は前記データの一部を外部に提供するものである。
(11):(1)〜(10)に記載のデータ管理装置は、前記移動体に設けられ、移動体に前記利用者が搭乗したことを検出する検出部と、前記検出部によって前記移動体に前記利用者が搭乗したことが検出された際に、前記端末装置に、前記群毎のデータの使用条件の候補を前記利用者に通知する通知部と、前記通知部により通知された前記群毎のデータの使用条件の候補に対する前記データの使用条件を取得する使用条件取得部を更に備え、前記使用条件設定部は、前記使用条件取得部によって取得された前記使用条件に基づいて、前記群毎の使用条件を設定するものである。
(12):(1)〜(10)に記載のデータ管理装置において、前記移動体に前記利用者が搭乗したことを検出する検出部と、前記検出部によって前記移動体に前記利用者が搭乗したことが検出された際に、前記端末装置に、前記群毎のデータの使用条件の候補を前記利用者に通知する通知部と、通知部により通知された前記群毎のデータの使用条件の候補に対する前記データの使用条件を取得する使用条件取得部とを更に備え、前記使用条件設定部は、前記使用条件取得部によって取得された前記使用条件に基づいて、前記群毎の使用条件を設定するものである。
(13):(1)〜(12)に記載のデータ管理装置は、前記利用者のデータには、前記移動体の車内、及び車外に係る移動体情報が含まれ、前記収集部は、前記利用者が前記移動体に搭乗していない場合であっても前記移動体情報を収集するものである。
(14):(1)〜(13)に記載のデータ管理装置は、前記収集部は、前記使用条件が設定されなかった前記群の前記データを、収集せずに破棄するものである。
(15):(4)、(11)、又は(12)に記載のデータ管理装置は、前記通知部は、前記データに対して前記使用条件が設定されなかった場合、当該データが前記サービスプロバイダに提供されることを前記利用者に通知するものである。
(16):(1)〜(15)に記載のデータ管理装置は、前記利用者の音声を取得し、取得した前記音声に含まれる前記利用者の発話の内容を解釈する解釈部と、前記解釈部によって解釈された前記発話の内容に基づいて、前記利用者に話しかける音声を生成するエージェント制御部とを備え、前記収集部は、前記解釈部によって解釈された前記利用者の発話の内容に基づいて、前記利用者のデータを収集するものである。
(17):(16)に記載のデータ管理装置において、前記エージェント制御部は、前記群毎、又は前記データ毎に設定する前記使用条件の候補を前記利用者に提示する音声を生成し、前記解釈部は、前記エージェント制御部によって提示された前記使用条件の候補に基づいて前記利用者が前記使用条件を選択する発話の内容を解釈し、前記使用条件設定部は、前記解釈部によって解釈された前記利用者の発話の内容に基づいて、前記利用者によって選択された前記使用条件を、前記群毎、又は前記データ毎に設定するものである。
(18):コンピュータが、利用者の端末装置又は前記利用者に情報提供するサービスプロバイダの装置から、前記利用者のデータを収集し、収集される対象となる利用者のデータを、所定規則に基づいて群に分類し、前記群に分類された一以上のデータの使用条件を、前記群毎に設定し、設定された群毎の使用条件に基づいて、前記データを外部に提供する、データ管理方法。
(19):コンピュータに、利用者の端末装置又は前記利用者に情報提供するサービスプロバイダの装置から、前記利用者のデータを収集させ、収集される対象となる利用者のデータを、所定規則に基づいて群に分類させ、前記群に分類された一以上のデータの使用条件を、前記群毎に設定させ、設定された群毎の使用条件に基づいて、前記データを外部に提供させる、プログラム。
(1)〜(19)によれば、利用者の手間を低減しつつ、利用者から収集したデータの利用許可を利用者から得ることができる。
(2)によれば、利用者から収集したデータをプライバシーの観点からデータの利用強化を利用者から得ることができる。
(4)によれば、利用者から収集したデータの使用条件を簡便に利用者から得ることができる。
(6)によれば、利用者から収集したデータが開示されることによって利用者に対価を付与することができる。
(7)によれば、希少なデータ、又は需要が高いデータが開示される程、利用者に多くの対価を付与することができる。
(9)によれば、利用者から収集したデータを開示しないことによって係るデータ管理費を簡便に利用者から収集することができる。
(11)〜(12)によれば、利用者の手間を低減しつつ、移動体において利用者から収集したデータの利用許可を利用者から得ることができる。
(16)〜(17)によれば、利用者の操作に依ることなく、利用者から収集したデータの利用許可を利用者から得ることができる。
実施形態のデータ収受システム1の概要を示す図である。 実施形態に係るデータ管理装置10の構成の一例を示す図である。 収集部101によって収集されるデータDTの内容の一例を示す図である。 所定規則情報121の内容の一例を示す図である。 サーバ装置SVに記憶されるデータ群G1毎のデータDTの内容の一例を示す図である。 車両Vの車内の一例を示す図である。 エージェントと利用者との対話の一例を示す図である。 エージェントと利用者との対話の他の例を示す図である。 エージェントと利用者との対話に基づいて収集部101によって収集されるデータDTの内容の一例を示す図である。 カテゴリが「食事情報」のデータDTを一つのデータ群G1に分類するように設定された所定規則情報121aの内容の一例を示す図である。 プライバシーレベルが要素として含まれるデータDTの内容の一例を示す図である。 プライバシーレベルが含まれるデータDTをデータ群G1に分類するように設定された所定規則情報121bの内容の一例を示す図である。 利用者の属性が要素として含まれるデータDTの内容の一例を示す図である。 属性が含まれるデータDTをデータ群G1に分類するように設定された所定規則情報121cの内容の一例を示す図である。 車両Vに備えられる着座センサCの一例を示す図である。 端末装置TM1に表示される画像IM1の一例を示す図である。 端末装置TM1に表示される画像IM2の一例を示す図である。 端末装置TM1に表示される画像IM3の一例を示す図である。 端末装置TM1に表示される画像IM4の一例を示す図である。 端末装置TM1に表示される画像IM5の一例を示す図である。 使用条件情報122の内容の一例を示す図である。 対価情報123の内容の一例を示す図である。 希少データ情報124の内容の一例を示す図である。 管理費情報125の内容の一例を示す図である。 データDTを収集する一連の動作の流れの一例を示すフローチャートである。 使用条件情報122を生成する一連の動作の流れの一例を示すフローチャートである。 データDTを開示対象者に提供する一連の動作の流れの一例を示すフローチャートである。 データDTに係る支払処理の一連の動作の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るデータ開示装置20の構成の一例を示す図である。 要求情報RVの内容の一例を示す図である。 選定条件情報221の内容の一例を示す図である。 属性情報222の内容の一例を示す図である。 開示対象者候補情報223の内容の一例を示す図である。 パターン情報224の内容の一例を示す図である。 開示対象者候補群情報225の内容の一例を示す図である。 端末装置TMに表示される画像IM3aの一例を示す図である。 開示対象者候補情報223の生成処理の一連の動作の流れの一例を示すフローチャートである。 開示対象者候補情報223に開示対象者を追加する処理の一例の動作の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明のデータ管理装置、データ管理方法、及びプログラムの実施形態について説明する。
<実施形態>
[全体構成]
図1は、実施形態のデータ収受システム1の概要を示す図である。データ収受システム1は、データ管理装置10と、データ開示装置20とを含む。データ管理装置10と、データ開示装置20とは、互いに情報を送受信することができる。データ収受システム1は、サービスを利用する利用者が使用する端末装置(以下、端末装置TM)、又は当該サービスを提供するサービスプロバイダの管理装置(以下、管理装置DM)から、利用者に関するデータを収集し、収集したデータを、当該データの提供を受ける(当該データが開示される)開示対象者に提供する(開示する)装置である。開示対象者は、例えば、開示されたデータを、研究開発に用いたり、自身が提供するサービスの向上に用いたりする。
以下、端末装置TM1が移動体の一例である車両Vに設けられるナビゲーション装置であり、利用者が車両Vの運転者であり、利用者が利用するサービスがルート案内サービスである場合を一例として説明する。また、この利用者は、端末装置TM2を有し、端末装置TM2は、スマートフォン等の携帯通信端末装置、タブレット型のコンピュータ(タブレットPC)等の携帯型のパーソナルコンピュータ等である。データ収受システム1が収集するデータは、例えば、車両に係るデータ(例えば、運転操作の内容を示すデータ、車両の現在位置を示すデータ、目的地を示すデータ等)である。また、データ収受システム1が収集するデータは、例えば、端末装置TM2において実行されたアプリケーションに係るデータである。以降の説明において、端末装置TM1と、端末装置TM2とを互いに区別しない場合には、総称して端末装置TMと記載する。
[データ管理装置10について]
図2は、実施形態に係るデータ管理装置10の構成の一例を示す図である。図2に示される通り、データ管理装置10は、サーバ装置SVと接続されており、収集したデータをサーバ装置SVに記憶させる。サーバ装置SVは、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置を備える。また、サーバ装置SVの一部又は全部は、NAS(Network Attached Storage)や外部のストレージサーバ等、データ管理装置10のアクセス可能な外部装置であってもよい。
データ管理装置10は、制御部100と、記憶部120とを備える。制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサが記憶部120に記憶されるプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、収集部101と、データ分類部102と、解釈部103と、エージェント制御部104と、開示候補通知部105、使用条件取得部106と、使用条件設定部107と、抽出部108と、提供部109と、対価算出部110と、管理費算出部111と、支払処理部112との各機能部を実現する。また、これらの構成要素のうち一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部120は、例えば、HDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)により実現されてもよく、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)により実現されてもよく、ドライブ装置に装着される記憶媒体であってもよい。また、記憶部120の一部又は全部は、NASや外部のストレージサーバ等、データ管理装置10のアクセス可能な外部装置であってもよい。記憶部120には、例えば、所定規則情報121と、使用条件情報122と、対価情報123と、希少データ情報124と、管理費情報125とが記憶される。各種情報の詳細については、後述する。
収集部101は、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等のネットワークを利用して、端末装置TM、又は管理装置DMと通信し、各種データを収集する。上述したように、端末装置TM1は、例えば、ナビゲーション装置であり、端末装置TM1には、目的地を設定する操作、経路を検索する操作、端末装置TM1と一体に構成されるオーディオ装置の操作等が、利用者によって行われる。管理装置DMは、利用者が車両Vにおいて行った各種操作(例えば、運転操作)の内容を示すデータを取得する。収集部101は、後述する使用条件情報122によって、端末装置TM1に対して行われた操作の内容、又は管理装置DMが取得した車両Vにおいて行われた操作の内容を示すデータの収集が許可されている場合に、当該データを端末装置TM1から収集する。
図3は、収集部101によって収集されるデータDTの内容の一例を示す図である。収集部101は、例えば、収集日時と、利用者を識別可能な識別情報(以下、利用者ID)と、収集するデータのカテゴリと、データの内容とを含むレコードを一つのデータDTとして収集する。データDTにおける「カテゴリ」は、例えば、「位置情報」、「運転操作情報」、「目的地情報」、「経路検索履歴情報」、「オーディオ情報」、「車両機能作動情報」等、データ内容を大まかに示す情報に分類されている。「位置情報」は、例えば、車両Vの現在位置を示す情報である。「目的地情報」は、例えば、車両Vの目的地を示す情報である。「運転操作情報」は、例えば、車両Vの乗員が行った運転操作(例えば、ハンドルの回転角度、ブレーキペダル踏力、アクセルペダル踏力等)を示す情報である。「経路検索履歴情報」は、例えば、車両Vの乗員(例えば、利用者)が検索した目的地までの経路の検索履歴を示す情報である。「オーディオ情報」は、例えば、車両Vが備えるオーディオ装置において出力された音に関する情報(例えば、曲名、ラジオチャンネル、テレビチャンネル等を示す情報)である。「車両機能作動情報」は、例えば、車両Vが備える運転支援システムの作動履歴を示す情報である。
なお、これらのカテゴリは、一例であって、これに限られず、車両Vに係る情報であれば、これらと異なる情報(例えば、「燃費情報」、「走行キロ数情報」、「車検期間情報」等)が含まれていてもよい。また、車両において取得されるデータDTには、車内の会話、後述する車両のエージェントとのやりとり(会話、ジェスチャー等)、車内カメラによって撮像された画像、画像の解析結果(利用者の表情、視線、姿勢、感情等)、生体情報、室温、車両に接続されたスマホ等の端末、アプリケーション情報、電話でのやり取り、利用者が車両に乗車している時間、車両の乗車人数、利用者の属性情報(後述)、車両の周辺情報(車外カメラによって撮像された画像・車外の音声等)などが更に含まれてもよい。
また、収集部101は、利用者によって行われた操作の他、利用者が車両Vに乗車していないタイミングにおいて取得されたデータDTを収集するものであってもよい。利用者が車両Vに乗車していないタイミングにおいて取得されるデータDTは、例えば、車両Vが備えるカメラによって撮像された車両Vの周囲の状況を示す車外画像や、車両Vが備える車室内カメラによって撮像された車両Vの車内の状況を示す車内画像である。車外画像や車内画像は、例えば、利用者が車両Vに乗車していないタイミングにおいても、防犯を意図して取得される場合がある。収集部101は、このようなタイミングで取得された車外画像や車内画像を収集する。車外画像、及び車内画像は、「移動体情報」の一例である。
なお、利用者が車両Vに乗車していないタイミングには、車両Vが自動運転によって走行しているタイミングも含まれる。この場合、利用者が車両Vに乗車していないタイミングにおいて取得されたデータDTには、車外画像や車内画像に加えて、「位置情報」、「運転操作情報」、「目的地情報」、「経路検索履歴情報」、「車両機能作動情報」等が含まれる。
データ分類部102は、所定規則を示す所定規則情報121に基づいて、収集部101によって収集されたデータDTをデータ群G1a、G1b、G1c、…のいずれかに分類する。以下、データ群を互いに区別しないときは、単にデータ群G1と表記する。図4は、所定規則情報121の内容の一例を示す図である。所定規則情報121は、データDTに含まれる一以上の要素(この一例では、カテゴリ)と、データ群G1とが互いに対応付けられた情報である。したがって、所定規則情報121によって示される所定規則は、「同一のカテゴリのデータDTは、同一のデータ群G1に分類される」ことである。また、所定規則情報121によって示される所定規則は、「互いに類似するカテゴリ、又は(利用者、サービスプロバイダ、又は開示対象者にとっての)重要度が同程度のカテゴリのデータDTが、同一のデータ群G1に分類される」ことであってもよい。図4の所定規則情報121において、データ群G1aには、カテゴリが「位置情報」と、「目的地情報」とが対応付けられ、データ群G1bには、カテゴリが「経路検索履歴情報」と、「オーディオ情報」とが対応付けられ、データ群G1cには、「運転操作情報」と、「車両機能作動情報」とが対応付けられている。このため、データ分類部102は、カテゴリが「位置情報」と、「目的地情報」であるデータDTをデータ群G1aに分類し、「経路検索履歴情報」と、「オーディオ情報」であるデータDTをデータ群G1bに分類し、「運転操作情報」と「車両機能作動情報」であるデータDTをデータ群G1cに分類する。所定規則は、例えば、データ収受システム1を運営する運営者、利用者、又は開示対象者によって予め定められている。
なお、図4における所定規則情報121は、一例であって、これに限られない。所定規則情報121におけるカテゴリと、データ群G1との対応は、例えば、利用者、サービスプロバイダ又は開示対象者によって、適宜、変更や追加が行われてもよい。この場合、利用者、サービスプロバイダ又は開示対象者は、自身が有する端末装置においてブラウザやアプリケーションプログラムなどのUA(User Agent)を起動する。端末装置は、UAにおいて、カテゴリとデータ群G1との対応の変更に係るコンテンツ画面を表示すると共に、端末装置に対して利用者が行った入力操作に応じたリクエストであり、データ群G1の、追加、削除、分割、統合、再分類等を指示するリクエストをデータ収受システム1に供給する。データ収受システム1は、端末装置から取得したリクエストに基づいて、カテゴリとデータ群G1との対応を適宜変更する。また、図4において、データ群G1には、2つずつカテゴリが対応付けられているが、データ群G1には、一つ以上のカテゴリが対応付けられていればよい。
データ分類部102は、データDTに含まれるカテゴリを示す情報に対応するデータ群G1に分類し、分類したデータ群G1に属するデータDTを対応するデータベースDBに記憶させる。図5は、サーバ装置SVに記憶されるデータ群G1毎のデータDTの内容の一例を示す図である。サーバ装置SVには、データ分類部102によって分類されたデータDTをそれぞれ記憶するデータベースDBであり、データ群G1の数に対応するデータベースDB(図示するデータベースDB1〜DB3)が記憶される。データ分類部102は、データ群G1aに分類したデータDTを、データベースDB1に記憶させ、データ群G1bに分類したデータDTを、データベースDB2に記憶させ、データ群G1cに分類したデータDTを、データベースDB3に記憶させる。これにより、データ分類部102は、カテゴリが一致するデータDT、又は類似するデータDTをまとめて同一のデータベースDBに記憶させることができる。
なお、上述では、収集部101が、端末装置TM、又は管理装置DMに利用者が入力した操作の内容を示すデータDTを収集する場合について説明したが、これに限られない。以下、収集部101が、利用者との対話からデータDTを収集する場合について説明する。
解釈部103は、利用者の音声を取得し、取得した音声に含まれる利用者の発話の内容を解釈する。エージェント制御部104は、解釈部103によって解釈された発話の内容に基づいて、利用者に話しかける音声を生成する。図6は、車両Vの車内の一例を示す図である。車両Vには、例えば、利用者の音声を取得可能な位置にマイクMKが設置され、利用者が聞き取れる位置にスピーカSPが設置される。図6において、マイクMKと、スピーカSPとは、車両Vの車内の天井に設置される。端末装置TM1は、マイクMKによって取得された利用者の音声を、データ管理装置10(解釈部103に供給する。また、端末装置TM1は、エージェント制御部104によって生成された音声をスピーカSPに出力させる。
解釈部103は、マイクMKによって取得された利用者の音声(音声ストリーム)から音声区間を検出する。解釈部103は、例えば、音声ストリームにおける音声波形の振幅と零交差に基づいて音声区間を検出する。また、解釈部103は、混合ガウス分布モデル(GMM;Gaussian mixture model)に基づくフレーム単位の音声・非音声識別に基づく区間検出を行ってもよく、予め記憶された音声区間を検出するためのデータベースとのマッチング処理により区間検出を行ってもよい。解釈部103は、音声区間における音声を認識し、音声を文字情報としてテキスト化する。解釈部103は、テキスト化された文字情報に対する自然言語処理を実行し、文字情報の意味を解釈する。自然言語処理には、形態素解析、構文解析、意味解析、文脈解析等が含まれる。形態素解析は、例えば、文字情報を、意味を持つ最小の表現要素の単位に分割し、分割した単位(形態素)ごとの品詞等を解析する。構文解析は、例えば、形態素解析により得られた形態素をもとに、文の構造を解析する。意味解析は、例えば、構文解析により得られた構文をもとに、意味を持つまとまりを判別する。文脈解析は、例えば、文単位や文脈単位で意味を解釈する。
例えば、解釈部103によって解釈された音声の意味が、車両Vが備える機能の動作を指示するコマンドである場合、端末装置TM1は、コマンドに基づいて指示された機能を実行する。エージェント制御部104は、解釈部103によって解釈された発話の内容を示す文字情報に基づいて、利用者と対話を行うための発話内容を生成する。端末装置TM1は、エージェント制御部104によって生成された発話内容を音声に変換し、スピーカSPに出力させる。
図7は、エージェントと利用者との対話の一例を示す図である。図7において、利用者は、エージェントに対して、「〇〇レストランに目的地を設定して」(図示する音声VS1)という音声を発話する。これに対し、解釈部103は、音声の意味を解釈し、エージェント制御部104は、解釈部103によって解釈された音声に応じて、「分かりました。〇〇レストランを目的地に設定します。」(図示する音声VS2)という音声を生成する。端末装置TM1は、エージェント制御部104によって生成された音声VS2をスピーカSPによって出力させる。また、端末装置TM1は、音声VS1によって指示された目的地設定処理を実行する。このような会話により、データ管理装置10は、利用者の発話内容に基づいて、「目的地情報」をデータDTとして収集可能となる。
次に、エージェント制御部104は、収集可能となったデータDTを収集してもよいかを、改めて利用者に問い合わせるための音声として、「〇〇レストランを目的地に設定したことを、サービスプロバイダに共有してもいいですか?」(図示する音声VS3)という音声を生成する。端末装置TM1は、エージェント制御部104によって生成された音声VS3をスピーカSPによって出力させる。利用者は、エージェントの質問に対して、プロバイダに共有することを肯定、又は否定する音声を発話する。図7では、利用者は、肯定することを意図する「いいよ。」(図示する音声VS4)という音声を発話する。収集部101は、解釈部103によって解釈された利用者の発話内容が、データDTを収集することを肯定する内容である場合、カテゴリが「目的地情報」であり、データ内容が「〇〇レストラン」であるデータDTを収集する。
なお、収集部101は、車両Vの運転に係るデータDT以外のデータDTを、エージェントと利用者の対話から収集してもよい。図8は、エージェントと利用者との対話の他の例を示す図である。図8には、例えば、図7において設定された「〇〇レストラン」に到着し、車両Vが停車された後、再び車両Vが発車されたタイミングにおける対話の一例が示される。エージェント制御部104は、目的地(この一例では、〇〇レストラン)の感想を利用者に問い合わせるための音声として、「おかえりなさい。レストランでの食事はどうでしたか?」(図示する音声VS5)を生成する。端末装置TM1は、エージェント制御部104によって生成された音声VS5をスピーカSPによって出力させる。利用者は、エージェントに対して、レストランでの感想として「△△を食べたよ!おいしかった〜!」(図示する音声VS6)という音声を発話する。次に、解釈部103は、音声の意味を解釈し、エージェント制御部104は、解釈部103によって解釈された音声の意味に応じて、取得したデータDTをデータ管理装置10によって収集してもよいかを、利用者に問い合わせるための音声として、「〇〇レストランの感想を、サービスプロバイダに共有してもいいですか?」(図示する音声VS7)を生成する。端末装置TM1は、エージェント制御部104によって生成された音声VS7をスピーカSPによって出力させる。利用者は、エージェントの質問に対して、プロバイダに共有することを肯定、又は否定する音声を発話する。図8では、利用者は、肯定することを意図する「いいよ。」(図示する音声VS7)という音声を発話する。
なお、収集部101は、後述する使用条件取得部106によって利用者が1度許可を出した開示対象のデータDTについて、以降は原則的に利用者に尋ねることなく収集してもよく、利用者が1度許可を出した開示対象のデータDTを収集するタイミングにおいて、エージェント制御部104によって生成された「前回許可しているタイプのデータDTです、収集してもよいですか?」等の音声を出力し、1回目よりも簡素な問合せを行った結果に応じて(例えば、利用者の応答が肯定的であれば)データDTを収集するものであってもよい。これにより、データ管理装置10は、利用者に煩わしさを感じさせることなくデータDTを収集することができる。
図9は、エージェントと利用者との対話に基づいて収集部101によって収集されるデータDTの内容の一例を示す図である。収集部101は、解釈部103によって解釈された利用者の発話内容が、データDTを収集することを肯定する内容である場合、カテゴリが「食事情報」であり、データの内容が「〇〇レストラン△△おいしかった」等の評価情報であるデータDTを収集する。
図10は、カテゴリが「食事情報」のデータDTを一つのデータ群G1に分類するように設定された所定規則情報121aの内容の一例を示す図である。図10の所定規則情報121aにおいて、データ群G1dには、カテゴリが「食事情報」が対応付けられる。データ分類部102は、収集部101によって収集されたデータDTを、データ群G1dに分類し、データ群G1gに対応するデータベースDB(不図示)に当該データDTを記憶させる。
[利用者の感情をデータDTとして収集する場合]
なお、収集部101は、解釈部103によって解釈された発話内容の他、利用者の口調や語気に基づいて、利用者の感情を解析し、解析結果である感情の内容をデータDTとして収集してもよい。また、収集部101は、車両Vに設置される車内カメラ(不図示)によって撮像された利用者の表情に基づいて、利用者の感情を解析し、解析結果である感情の内容をデータDTとして収集してもよい。この場合、データ分類部102は、互いに異なる感情を示す「カテゴリ」が各データ群G1に対応付けられた所定規則情報121に基づいて、データDTをデータ群G1毎に分類し、分類したデータ群G1に対応するデータベースDBにデータDTを記憶させる。
[エージェントの他の実現方法]
なお、上述では、エージェント制御部104は、解釈部103によって解釈された発話の内容に基づいて、利用者に話しかける音声を生成し、スピーカSPに出力させる場合について説明したが、これに限られない。エージェント制御部104は、生成した音声の内容に即したアニメーション画像を生成(或いは、選択)し、端末装置TMに表示させるものであってもよい。また、データ収受システム1がエージェントロボットを有する場合、エージェント制御部104は、生成した音声の内容に即した動作をするように、ロボットの動作を制御してもよい。音声の内容に即した、アニメーション画像、又はロボットの動作は、例えば、質問する内容であれば、首を傾げて質問するようなしぐさを表現するものであり、肯定的な内容であれば、喜ばしい表情や動作を表現するものであり、否定的な内容であれば、不服そうな表情や動作を表現するものである。また、解釈部103は、利用者の発話の他、端末装置TMが備えるカメラや生体センサによって検出された利用者の表情、ジェスチャー、目線、生体情報(心拍、脈拍、体温、発汗等)に基づいて、利用者の意思表示を取得するものであってもよい。
[データDTの要素にプライバシーレベルが含まれる場合]
また、データDTのレコードには、カテゴリ以外の情報が含まれていてもよい。図11は、プライバシーレベルが要素として含まれるデータDTの内容の一例を示す図である。収集部101は、例えば、収集日時と、利用者IDと、収集するデータのプライバシーレベルと、データの内容とを含むレコードをデータDTとして収集する。収集部101によって収集されるデータDTのプライバシーレベルは、例えば、「Lv1」〜「Lv3」等である。「Lv1」は、最もプライバシーレベルが低いことを示す情報であり、「Lv3」は、最もプライバシーレベルが高いことを示す情報である。なお、これらのプライバシーレベルは、一例であって、これに限られず、二段階でも、四段階以上でもよく、連続値で表現されてもよい。プライバシーレベルが「Lv3」のデータDTは、例えば、利用者の会話、生体情報、連絡先等であり、プライバシーレベルが「Lv2」のデータDTは、例えば、オーディオ情報や、車内外において利用者が行った行動を示す情報(つまり、運転に係る行動以外の行動(セカンドタスク)であり、プライバシーレベルが「Lv1」のデータDTは、例えば、運転操作情報、車両機能作動情報、目的地情報、経路検索履歴情報等である。
図12は、プライバシーレベルが含まれるデータDTをデータ群G1に分類するように設定された所定規則情報121bの内容の一例を示す図である。所定規則情報121bは、データDTのプライバシーレベルと、データ群G1とが互いに対応付けられた情報である。したがって、所定規則情報121bによって示される所定規則は、同一のプライバシーレベルのデータDTが、同一のデータ群G1に分類されることである。図12の所定規則情報121bにおいて、データ群G1gには、プライバシーレベル「Lv3」が対応付けられ、データ群G1hには、プライバシーレベル「Lv2」が対応付けられ、データ群G1iには、プライバシーレベル「Lv1」が対応付けられている。
データ分類部102は、収集部101によって収集されたデータDTを、当該データDTに含まれるプライバシーレベルを示す情報に対応するデータ群G1に分類する。これにより、データ分類部102は、プライバシーレベルが一致するデータDTを、同一のデータベースDBにまとめて記憶させることができる。
[データDTの要素に属性が含まれる場合]
また、データDTのレコードには、カテゴリや、プライバシーレベル以外の情報が含まれていてもよい。図13は、利用者の属性が要素として含まれるデータDTの内容の一例を示す図である。収集部101は、例えば、収集日時と、利用者IDと、利用者の属性と、データの内容とを含むレコードをデータDTとして収集する。データDTに含まれる利用者の属性は、例えば、「年齢」、「性別」、「地域」、「業種」、「組織」等である。「地域」は、利用者が在住する地域を示す情報であり、「業種」は、利用者の職業の業種を示す情報であり、「組織」は、利用者が所属する組織(例えば、企業)を示す情報である。なお、これらの属性は、一例であって、これに限られず、利用者の属性であれば、これらと異なる属性(例えば、「趣味」、「嗜好」、「出身校」、「出身地」、「生年月日」、「星座」、「身長」、「体重」等)が含まれていてもよい。
データ分類部102は、収集部101によって取得されたデータDTを、所定規則を示す所定規則情報121cに基づいて、データ群G1毎に分類する。図14は、属性が含まれるデータDTをデータ群G1に分類するように設定された所定規則情報121cの内容の一例を示す図である。所定規則情報121cは、データDTの属性と、データ群G1とが互いに対応付けられた情報である。したがって、所定規則情報121cによって示される所定規則は、同一の属性のデータDTが、同一のデータ群G1に分類されることである。図14の所定規則情報121cにおいて、データ群G1jには、「年齢」、「性別」、及び「地域」の属性が対応付けられ、データ群G1kには、「業種」、及び「組織」の属性が対応付けられている。このため、データ分類部102は、属性が「年齢」と、「性別」と、「地域」であるデータDTをデータ群G1jに分類し、属性が「業種」と、「組織」であるデータDTをデータ群G1kに分類する。
開示候補通知部105は、端末装置TM1にデータ群G1毎のデータDTの使用条件の候補を利用者に提示する。また、使用条件取得部106は、開示候補通知部105によってデータDTの使用条件の候補が提示されたことに応じて、利用者によって選択された使用条件を取得する。図15は、車両Vに備えられる着座センサCの一例を示す図である。車両Vの座席には、例えば、着座センサCが備えられる。使用条件取得部106は、着座センサCによって利用者が車両Vに乗車したことが検出された際に、端末装置TM1にデータ群G1に属するデータDTの使用条件の候補を提示する。使用条件とは、例えば、データDTの収集の可否、データDTの開示の可否、データDTを開示する開示対象者、データDTの開示範囲、データDTの開示期間等の条件である。着座センサCは、「検出部」の一例である。なお、利用者の乗車の有無は、着座センサCに代えて(或いは、加えて)車内カメラによって撮像された画像、利用者が有するスマートキーと車両Vとの通信状態、車両Vのドアオープン信号等に基づいて、検出されてもよい。
図16は、端末装置TM1に表示される画像IM1の一例を示す図である。端末装置TM1は、例えば、データ入力とデータ提示の両方が可能なタッチパネルを備え、使用条件取得部106は、利用者が車両Vに乗員したことが検出された場合、画像IM1を端末装置TM1に提示させる。図16に示される通り、画像IM1には、データDTの収集の可否を利用者に問い合わせるメッセージである「以下のデータ群のうち、収集してもよいデータが属するデータ群を選択してください」(図示するメッセージMS1)と、各データ群G1を選択するボタン(図示するボタンB1〜B3)とが示される。利用者は、端末装置TM1に提示された画像IM1に含まれるボタンB1〜B3のうち、収集されてもよいデータDTが属するデータ群G1に対応するボタンBを選択する。なお、利用者は、いずれのデータDTも収集されたくない場合、いずれのボタンBも選択しなくてもよい。また、サーバ装置SVは、利用者が収集を許可しなかったデータDTを破棄する。したがって、データ収受システム1が利用者からデータDTを収集しないことには、端末装置TM、及び管理装置DMからデータDTを収集しないことと、サーバ装置SVに一旦、データDTを収集し、収集したデータDTをすぐに破棄することが含まれる。なお、ボタンBによる操作は一例であり、利用者は、音声コマンド、ジェスチャーコマンドによって端末装置TMを操作してもよい。
図17は、端末装置TM1に表示される画像IM2の一例を示す図である。画像IM2は、利用者が画像IM1に基づいて、収集してもよいデータ群G1に対応するボタンBを選択した後、使用条件取得部106が端末装置TM1に表示させる画像である。画像IM2には、収集が許可されたデータDTが属するデータ群G1について、開示対象者への開示の可否を利用者に問い合わせるメッセージである「以下のデータ群のうち、開示してもよいデータ群を選択してください」(図示するメッセージMS2)と、各データ群G1を選択するボタン(図示するボタンB4〜B6)とが示される。画像IM2に含まれるボタンBが示すデータ群G1は、画像IM1において収集が許可されたデータ群G1である。利用者は、端末装置TM1に提示された画像IM2に含まれるボタンB4〜B6のうち、開示されてもよいデータDTが属するデータ群G1に対応するボタンBを選択する。なお、利用者は、いずれのデータDTも開示されたくない場合、いずれのボタンBも選択しなくてもよい。
図18は、端末装置TM1に表示される画像IM3の一例を示す図である。画像IM3は、利用者が画像IM2に基づいて開示してもよいデータ群G1に対応するボタンBを選択した後、使用条件取得部106が端末装置TM1に表示させる画像である。画像IM3には、開示が許可されたデータDTが属するデータ群G1の開示対象者を利用者に問い合わせるメッセージである「データを開示する開示対象者を選択してください」(図示するメッセージMS3)と、各開示対象者を選択するボタン(図示するボタンB7〜B9)とが示される。ボタンB7は、データDTの開示対象者を制限しない(つまり、誰にでもデータDTを開示してよい)場合に選択されるボタンBであり、ボタンB8は、利用者が予め指定した人にデータDTを開示する場合に選択されるボタンBであり、ボタンB9は、研究機関やサービスにデータDTを利用する団体にデータDTを開示する場合に選択されるボタンBである。予め指定した人とは、例えば、利用者の親族や、利用者が選択した企業や団体である。使用条件取得部106は、画像IM2によって、データDTを開示すると選択したデータ群G1毎の画像IM3を端末装置TM1に表示させ、データ群G1毎の開示対象者を取得する。
図19は、端末装置TM1に表示される画像IM4の一例を示す図である。画像IM4は、利用者が画像IM3に基づいてデータDTを開示する開示対象者に対応するボタンBを選択した後、使用条件取得部106が端末装置TM1に表示させる画像である。画像IM4には、開示対象者に対するデータDTの開示範囲を利用者に問い合わせるメッセージである「開示するデータの開示範囲を選択してください」(図示するメッセージMS4)と、開示範囲を選択するボタン(図示するボタンB10〜B12)とが示される。ボタンB10は、データDTの開示範囲を制限しない(つまり、収集したデータDTをそのまま開示対象者に開示する)場合に選択されるボタンBであり、ボタンB11は、開示対象者に加工したデータDTを開示する場合に選択されるボタンBであり、ボタンB12は、開示対象者にデータDTの一部のみを開示する場合に選択されるボタンBである。使用条件取得部106は、画像IM3によって、データDTを開示すると選択した開示対象者毎の画像IM4を端末装置TM1に表示させ、開示対象者毎の開示範囲を取得する。
図20は、端末装置TM1に表示される画像IM5の一例を示す図である。画像IM5は、開示するデータDTの開示期間を利用者に問い合わせるメッセージである「開示するデータ群の開示期間を選択してください」(図示するメッセージMS5)と、開示期間を選択するボタン(図示するボタンB13〜B15)とが示される。ボタンB13は、データDTの開示期間を制限しない(つまり、無期限で開示する)場合に選択されるボタンBであり、ボタンB14は、データDTの開示期間を現在から3か月後までに制限する場合に選択されるボタンBであり、ボタンB15は、データDTの開示期間を現在から1か月後までに制限する場合に選択されるボタンBである。なお、開示期間の選択肢は、一例であり、これに限られず、3か月、1か月以外の月数が選択肢として示されてもよく、月数の他、日数や時刻が選択肢として示されてもよい。また、使用条件取得部106は、データDTの開示期間の数値の入力を利用者に促す画像IM5を端末装置TM1によって表示してもよい。この場合、データDTは、利用者によって入力された数値に対応する開示期間だけ開示対象者に開示される。
なお、使用条件取得部106は、データ分類部102によって分類されたデータDTのうち、高いプライバシーレベルが対応付けられたデータ群G1(この一例では、「Lv3」のプライバシーレベルが対応付けられたデータ群G1g)については、厳しい使用条件を取得するような画像IMを端末装置TMに表示してもよい。厳しい使用条件は、例えば、(1)開示対象者の条件に制限をかけること、(2)他者の評価の閾値に基づく開示対象者の選定において、閾値の設定を上げること、(3)データDTの開示範囲を制限する(プライバシーに関する部分のデータDTを削除する、データDTを加工して個人特定できない情報として開示する等)こと、(4)データDTの開示期間を他のデータ群G1のデータDTに比して短く設定すること、(5)データDTの編集権限に制限を設ける(データDTの転送を不可、データDTの閲覧のみを許可、データDTの編集を許可しない等)こと等である。使用条件取得部106は、データ分類部102によって分類されたデータDTのうち、「Lv3」のプライバシーレベルが対応付けられたデータ群G1gについては、(1)〜(5)のうち一部または全部が適応された画像IMを端末装置TMに提示させる。これにより、後述する使用条件設定部107は、高いプライバシーレベルが対応付けられたデータ群G1(この一例では、「Lv3」のプライバシーレベルが対応付けられたデータ群G1g)については、厳しい使用条件を設定することができる。
また、上述では、使用条件取得部106が各画像IMを端末装置TM1に表示させる場合について説明したが、これに限られない。各画像IMは、例えば、利用者が有する端末装置TM2に表示されてもよい。この場合、使用条件取得部106は、着座センサCによって車両Vに利用者が乗車したことが検出された場合、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth等を利用して端末装置TM1を介して端末装置TM2と通信し、各種画像を表示させる。また、この場合、各種入力も端末装置TM2を用いて行われてもよい。
また、収集部101は、着座センサCの検出結果が車両Vに利用者が搭乗していないことを示すタイミングにおいて、これまで端末装置TMの記憶装置(不図示)に蓄積されたデータDTを収集するものであってもよい。これにより、収集部101は、データDTの収集に係る通信が、利用者の他の通信の妨げになることを抑制することができる。また、データDTには、車両Vの車内、及び車外に係る車両情報が含まれていてもよい。車両情報は、例えば、車内外の気温、天候、車外を撮像した画像、車内を撮像した画像等である。車両情報は、「移動体情報」の一例である。
また、使用条件取得部106は、データDTの使用条件を、利用者との対話によって取得してもよい。この場合、使用条件取得部106は、データDTの使用条件を問い合わせる各種発話をエージェント制御部104によって生成させ、エージェント制御部104によって生成された発話に対する利用者の発話を解釈部103によって解釈させることにより、データDTの使用条件を取得する。更に、使用条件取得部106は、既に開示対象に設定されたデータDTを取得するタイミングにおいて、「前回開示対象にしているデータです。開示をキャンセルする場合には改めて指示をお願いします。」という補足情報の音声をエージェント制御部104によって生成された発話に対する利用者の発話を解釈部103によって解釈させることにより、データDTの使用条件を修正してもよい。
使用条件設定部107は、データ分類部102によって各データ群G1に分類された一以上のデータDTに関する使用条件を、データ群G1毎に設定する。使用条件設定部107は、使用条件取得部106によって問い合わせた各使用条件に基づいて、使用条件情報122を生成する。図21は、使用条件情報122の内容の一例を示す図である。使用条件情報122には、データ群G1と、当該データ群G1に属するデータDTの収集の可否と、当該データDTの開示の可否と、当該データDTの開示範囲と、当該データDTの開示時期とが互いに対応付けられた情報である。
なお、使用条件設定部107は、利用者によって、開示は許可されたものの、データDTの使用条件が設定されなかったデータDTについて、サービスプロバイダに提供される可能性があることを端末装置TMに通知してもよい。この通知には、後述する対価算出部110によって算出されたデータ使用料が含まれていてもよい。また、使用条件取得部106は、この通知に促されて利用者が端末装置TMに入力した使用条件を改めて取得してもよい。
また、使用条件設定部107は、高いプライバシーレベルが対応付けられたデータ群G1に属するデータDTについて、開示者が当該データDTを利用する度、利用者に対して通知を行うことを使用条件として設定してもよい。開示者が当該データDTを利用する度、利用者に対して通知を行うことは、「データDTの使用条件を厳しくする」ことの一例である。
抽出部108は、使用条件設定部107によって設定(生成)された使用条件情報122に基づいて、データ群G1毎に分類されたデータDTの中から、データDT、加工したデータDT、又はデータDTの一部を、開示対象者毎にサーバ装置SVから抽出する。
提供部109は、抽出部108によって抽出されたデータDT、加工されたデータDT、又はデータDTの一部を、開示対象者に提供(開示)する。提供部109は、例えば、ネットワークを介してデータDTを開示対象者に送信することによりデータDTを提供してもよく、データDTを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を開示対象者に送付することによりデータDTを提供してもよい。
対価算出部110は、使用条件設定部107によって設定された使用条件情報122に基づいて、利用者が開示するデータDTに対して、データ使用料としてサービスプロバイダが利用者に支払う対価を算出する。図22は、対価情報123の内容の一例を示す図である。対価情報123は、データ群G1と、データ群G1に属するデータDTの開示範囲と、対価金額とが、開示対象者毎に互いに対応付けられた情報である。対価算出部110は、使用条件情報122と、対価情報123とに基づいて、ある開示対象者にデータDTを提供するに際して、利用者に支払われる対価を算出する。
また、対価算出部110は、予めデータDTに付与されている希少の度合い、又は予めデータDTに付与されている需要の度合いに基づいて、対価を算出する。図23は、希少データ情報124の内容の一例を示す図である。希少データ情報124は、データ群G1と、当該データ群G1に属するデータDTを開示した場合の対価金額とが、開示対象者毎に互いに対応付けられた情報である。例えば、データDTの希少の度合いが高い(つまり、同様のデータDTがあまり開示されていない)場合、当該データDTが属するデータ群G1の対価金額は、高額である。また、需要の度合いが高い(つまり、より多くの開示対象者が開示を望むデータDTである)場合、当該データDTが属するデータ群G1の対価金額は、高額である。対価算出部110は、使用条件情報122と、希少データ情報124とに基づいて、利用者がある開示対象者にデータDTを提供するに際して、サービスプロバイダから利用者に支払われる対価を算出する。
また、対価算出部110は、高いプライバシーレベルが対応付けられたデータ群G1に属するデータDTについて、他のデータ群G1に属するデータDTに比してデータの開示に係る対価を増額するものであってもよい。対価を増額することは、「データDTの使用条件を厳しくする」ことの一例である。
管理費算出部111は、使用条件設定部107によって設定された使用条件情報122に基づいて、収集はしたものの、開示しないこととなったデータDTに対して、利用者がサービスプロバイダに支払うデータ管理費を算出する。図24は、管理費情報125の内容の一例を示す図である。管理費情報125は、データ群G1と、当該データ群G1に属するデータDTを管理した場合のデータ管理費とが、サービスプロバイダ毎に互いに対応付けられた情報である。管理費算出部111は、使用条件情報122と、管理費情報125とに基づいて、あるサービスプロバイダが開示されないデータDTを管理するに際して、利用者からサービスプロバイダに支払われるデータ管理費を算出する。
支払処理部112は、対価算出部110によって算出された対価を、サービスプロバイダが利用者に支払う処理を行う。支払処理部112は、対価算出部110によって算出された対価を示す情報を、決済代行サービス事業者が有する端末装置に送信することによって、サービスプロバイダに対して対価を請求する処理を行う。また、支払処理部112は、決済代行サービス事業者によってサービスプロバイダから回収した対価を、対応する利用者に支払う処理を行う。また、支払処理部112は、管理費算出部111によって算出されたデータ管理費を示す情報を、決済代行サービス事業者が有する端末装置に送信し、利用者に対してデータ管理費を請求する処理を行う。また、支払処理部112は、決済代行サービス事業者によって利用者から回収したデータ管理費を、対応するサービスプロバイダに支払う処理を行う。
なお、支払処理部112は、お金、クーポン、ポイント、その他物品を対価として支払う処理を行ってもよい。また、支払処理部112は、ユーザが情報を開示する対価として、自らの情報を開示しないように管理するためのデータ管理費を相殺、又は減額する処理を行ってもよい。
[動作フロー:データ収集処理]
図25は、データDTを収集する一連の動作の流れの一例を示すフローチャートである。収集部101は、端末装置TM、又は管理装置DMからデータDTを収集する(ステップS100)。収集部101は、所定規則情報121に基づいて、収集したデータDTをデータ群G1に分類する(ステップS102)。データ分類部102は、使用条件情報122に基づいて、収集部101によって収集されたデータDTが属するデータ群G1について、データDTの収集が許可されているか否かを判定する(ステップS104)。データ分類部102は、収集部101によって収集されたデータDTが属するデータ群G1について、データDTの収集が許可されていない場合、当該データDTを収集する(つまり、破棄する)(ステップS106)。データ分類部102は、収集部101によって収集されたデータDTが属するデータ群G1について、データDTの収集が許可されている場合、当該データDTを収集し、サーバ装置SVのデータ群G1毎のデータベースDBに記憶させる(ステップS108)。
[動作フロー:使用条件情報122の生成処理]
図26は、使用条件情報122を生成する一連の動作の流れの一例を示すフローチャートである。使用条件取得部106は、データ群G1を選択する(ステップS200)。使用条件取得部106は、選択されたデータ群G1に属するデータDTについて、データDTの収集の可否を利用者に問い合わせる(ステップS202)。使用条件取得部106は、端末装置TM、又は利用者が有する端末装置に画像IM1を表示すること、又は解釈部103、及びエージェント制御部104による利用者との対話によって、データDTの収集の可否を利用者に問い合わせる。
使用条件取得部106は、問い合わせにより、選択されたデータ群G1に属するデータDTの収集が利用者によって許可されたことを示すか否かを判定する(ステップS204)。使用条件取得部106は、問い合わせにより、選択されたデータ群G1に属するデータDTの収集が利用者によって許可されなかったこと示す場合、処理をステップS216に進める。使用条件取得部106は、問い合わせにより、選択されたデータ群G1に属するデータDTの収集が利用者によって許可されたことを示す場合、選択されたデータ群G1に属するデータDTの開示の可否を利用者に問い合わせる(ステップS206)。使用条件取得部106は、問い合わせにより、選択されたデータ群G1に属するデータDTの開示が利用者によって許可されなかったことを示す場合、処理をステップS216に進める。使用条件取得部106は、問い合わせにより、選択されたデータ群G1に属するデータDTの開示が利用者によって許可されたことを示す場合、選択されたデータ群G1に属するデータDTの開示対象者を利用者に問い合わせる(ステップS210)。次に、使用条件取得部106は、選択されたデータ群G1に属するデータDTの開示範囲を利用者に問い合わせる(ステップS212)。次に、使用条件取得部106は、選択されたデータ群G1に属するデータDTの開示期間を利用者に問い合わせる(ステップS214)。
使用条件設定部107は、使用条件取得部106の問い合わせによって取得された使用条件(データDTの収集の可否、データDTの開示の可否、データDTを開示する開示対象者、データDTの開示範囲、データDTの開示期間)に基づいて、使用条件情報122を生成する(ステップS216)。使用条件取得部106は、すべてのデータ群G1について上述した処理を行うまでの間、ステップS200〜S216の処理を繰り返す(ステップS218)。
[動作フロー:データDTの提供処理]
図27は、データDTを開示対象者に提供する一連の動作の流れの一例を示すフローチャートである。図27に示されるフローチャーの処理は、開示対象者毎に行われる処理である。抽出部108は、使用条件情報122に基づいて、ある開示対象者に提供するデータをサーバ装置SVから抽出する(ステップS300)。提供部109は、抽出部108によって抽出されたデータDTが属するデータ群G1に、開示制限があるか否かを判定する(ステップS302)。提供部109は、データ群G1に開示制限がないと判定した場合、当該データ群G1に属するデータDTを加工せずに開示対象者に提供する(ステップS304)。提供部109は、データ群G1に開示制限があると判定した場合、当該開示制限がデータDTの一部を開示することであるか否かを判定する(ステップS306)。提供部109は、開示制限がデータDTの一部を開示することである場合、当該データ群G1に属するデータDTの一部を開示対象者に提供する(ステップS308)。提供部109は、開示制限がデータDTの一部を開示することではない場合、データDTを加工して開示対象者に提供する(ステップS310)。
[動作フロー:データDTに係る支払処理]
図28は、データDTに係る支払処理の一連の動作の流れの一例を示すフローチャートである。図28に示されるフローチャーの処理は、開示対象者毎に行われる処理である。対価算出部110は、対価、又はデータ管理費を算出する対象のデータDTが属するデータ群G1を選択する(ステップS400)。対価算出部110は、選択したデータ群G1に属するデータDTの開示の可否を判定する(ステップS402)。対価算出部110は、選択したデータ群G1に属するデータDTの開示が許可されている場合、使用条件情報122に基づいて、選択したデータ群G1に属するデータDTの、使用条件を特定する(ステップS404)。対価算出部110は、特定した使用条件と、対価情報123、及び希少データ情報124に基づいて、サービスプロバイダが利用者に支払う対価を算出する(ステップS406)。支払処理部112は、対価算出部110によって算出された対価を、サービスプロバイダに請求する(ステップS408)。支払処理部112は、サービスプロバイダから回収した対価を、データDTを開示した利用者に支払う(ステップS410)。
管理費算出部111は、選択したデータ群G1に属するデータDTの開示が許可されていない場合、管理費情報125に基づいて、利用者がサービスプロバイダに支払うデータ管理費を算出する(ステップ412)。支払処理部112は、管理費算出部111によって算出されたデータ管理費を、利用者に請求する(ステップS414)。支払処理部112は、利用者から回収したデータ管理費を、データを管理(記憶)するサービスプロバイダに支払う(ステップS416)。
[データ管理装置10のまとめ]
以上説明したように、本実施形態のデータ管理装置10は、利用者の端末装置TM、又は利用者に情報提供するサービスプロバイダの管理装置DMから、利用者のデータを収集する収集部101と、収集部101により収集される対象となる利用者のデータDTを、所定規則情報121に基づいてデータ群G1に分類するデータ分類部102と、データ分類部102によってデータ群G1に分類された一以上のデータDTの使用条件情報122を、データ群G1毎に設定する使用条件設定部107と、使用条件設定部107によって設定されたデータ群G1毎の使用条件情報122に基づいて、データDTを外部(この一例では、開示対象者)に提供する提供部109と、を備え、利用者の手間を低減しつつ、利用者から収集したデータDTの利用許可を利用者から得ることができる。
なお、上述では、車両Vは特定の利用者(例えば、車両Vの所有者)のみが利用するものであって、データDTは、車両Vの所有者に帰属するものである場合について説明したが、これに限られない。例えば、車両Vがライドシェア車両である場合、車両Vの所有者と、収集部101がデータDTを収取する対象の利用者とが異なる人物で場合がある。この場合、収集部101は、車両Vの所有者以外の車両Vの利用者(以下、非所有利用者)に対して、「車両Vの利用中に収集されたデータDTは、車両Vの所有者に帰属し、車両Vの所有者は、収集されたデータDTをサービスプロバイダに提供する可能性がある」ことを端末装置TMやエージェント制御部104に生成させた発話によって通知する。収集部101は、非所有利用者が当該通知について了承した場合にのみ、非所有利用者から取得したデータDTを収集する。換言すると、収集部101は、非所有利用者が当該通知について了承しなかった場合、取得したデータDTを破棄する。なお、データ分類部102、解釈部103、エージェント制御部104、開示候補通知部105、使用条件取得部106、及び使用条件設定部107は、上述した処理を、非所有利用者に対して行い、非所有利用者に係るデータDTの使用条件を設定してもよい。
[データ開示装置20について]
以下、データ開示装置20について説明する。データ開示装置20は、利用者に対して、利用者が開示することを許可したデータDTの提供を希望するデータ取得希望者の中から、実際にデータDTの提供を受ける開示対象者の候補をリコメンドする装置である。図29は、実施形態に係るデータ開示装置20の構成の一例を示す図である。データ開示装置20は、制御部200と、記憶部220とを備える。制御部200は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサが記憶部220に記憶されるプログラムを実行することにより、データ取得部201と、受付部202と、判定部203と、候補設定部204と、導出部205と、設定履歴取得部206と、開示対象者分類部207との各機能部を実現する。また、これらの構成要素のうち一部又は全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
[記憶部220について]
記憶部220は、例えば、HDDやフラッシュメモリなどの記憶装置により実現されてもよく、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体により実現されてもよく、ドライブ装置に装着される記憶媒体であってもよい。また、記憶部220の一部又は全部は、NASや外部のストレージサーバ等、データ開示装置20のアクセス可能な外部装置であってもよい。記憶部220には、例えば、選定条件情報221と、属性情報222と、開示対象者候補情報223と、パターン情報224と、開示対象者候補群情報225と、所定規則情報226とが記憶される。各種情報の詳細については、後述する。
[データ取得部201について]
データ取得部201は、サーバ装置SVに記憶されるデータDTのうち、利用者が開示を許可しているデータDTであり、開示対象者の候補の設定処理に係る処理対象のデータDTを取得する。
[受付部202について]
受付部202は、データ取得部201によって取得されたデータDTの開示を希望する開示対象者から、データDTの開示を要求することを示す情報(以下、要求情報RV)を受け付ける。受付部202は、例えば、データ取得部201によって処理対象のデータDTが取得されたことに応じて、要求情報RVを受け付けてもよく、各データDTについての要求情報RVを常時受け付け、受け付けた要求情報RVを記憶部220に記憶しておき、データ取得部201によって処理対象のデータDTが取得されたことに応じて、当該データDTに対する要求情報RVを記憶部220から読み出す構成であってもよい。
図30は、要求情報RVの内容の一例を示す図である。要求情報RVは、例えば、受付部202によって要求情報RVが受け付けられたデータ取得希望者を識別可能な情報(以下、データ取得希望者ID)と、当該データ取得希望者の属性を示す情報とが互いに対応付けられた情報である。データ取得希望者の属性とは、例えば、データ取得希望者の「業種」、データ取得希望者の「所在地」、データ取得希望者がデータDTを要求する世代(以下、ターゲット世代)等を示す情報である。
なお、データ取得希望者の属性は、一例であって、これに限られず、これらと異なる情報(例えば、データ取得希望者が販売する「商品」、「資本金」、「従業員数」、「キャッチフレーズ」等)が含まれていてもよい。また、データ取得希望者の属性として、他の利用者によるデータ取得希望者の評価情報や、データ管理装置10やデータ開示装置20に係る処理以外の処理(手法)によって取得されたデータ取得希望者の評価情報が含まれていてもよい。
[判定部203について]
判定部203は、利用者が開示対象者を選定する条件である選定条件に、受付部202によって要求情報RVを受け付けたデータ取得希望者が合致するか否かを判定する。図31は、選定条件情報221の内容の一例を示す図である。選定条件情報221には、利用者IDと、当該利用者IDによって示される利用者が開示対象者を選定する選定条件とが互いに対応付けられた情報である。選定条件は、例えば、「利用者と、開示対象者との属性が2つ以上合致すること」、「利用者の在住する地域と、開示対象者の所在地とが合致すること」、「利用者の世代と、開示対象者のターゲット世代とが合致すること」等である。選定条件は、例えば、予め定められる。なお、選定条件は、各利用者が自ら定めてもよく、対価やデータ管理費を考慮して、サービスプロバイダや開示対象者(データ取得希望者)が自ら定めてもよい。また、選定条件は、他の利用者の選定条件を参照しながら設定されるものであってもよい。この場合、データ開示装置20は、ある利用者(利用者A)に一致または類似する属性の他の利用者(利用者B)を特定し、利用者Aの端末装置TMに利用者Bの選定条件を示す情報を、ネットワークを介して提供する。利用者Aの端末装置TMは、データ開示装置20から提供を受けた利用者Bの選定条件を表示部に表示させる。これにより、利用者Aは、開示対象者の選定条件を設定する際に、利用者Aに一致または類似する属性の利用者Bの選定条件を参照しながら、自身の選定条件を設定することができる。
判定部203は、例えば、要求情報RVと、選定条件情報221と、属性情報222とに基づいて、選定条件にデータ取得希望者が合致するか否かを判定する。図32は、属性情報222の内容の一例を示す図である。属性情報222は、利用者IDと、当該利用者IDによって示される利用者の属性とが互いに対応付けられた情報である。データ管理装置10は、例えば、各サービスプロバイダから取得した情報に基づいて、属性情報222を生成してもよく、予め利用者から取得した情報に基づいて、属性情報222を生成してもよい。属性情報222の生成に用いられる利用者の属性は、利用者によって属性情報222の生成に用いられることが予め利用者によって許可された属性である。なお、利用者の属性情報には、乗員の趣味、嗜好を示す嗜好情報が含まれていてもよい。
[候補設定部204について]
候補設定部204は、例えば、判定部203の判定結果が、選定条件にデータ取得希望者が合致することを示す場合、当該データ取得希望者を開示対象者の候補として設定する。図33は、開示対象者候補情報223の内容の一例を示す図である。利用者IDと、当該利用者IDによって示される利用者の開示対象者の候補とを、利用者ID毎に互いに対応付けた情報である。候補設定部204は、開示対象者の候補として設定されたデータ取得希望者を開示対象者候補情報223に含める。
[導出部205について]
なお、候補設定部204は、判定部203の判定結果以外の情報に基づいて、開示対象者の候補を設定してもよい。導出部205は、候補設定部204による開示対象者の候補の設定処理に用いられる情報を導出する。導出部205は、属性情報222と、開示対象者候補情報223とに基づいて、属性と、開示対象者との組合せのパターンを導出する。図34は、パターン情報224の内容の一例を示す図である。パターン情報224は、属性と、開示対象者との組合せが互いに対応付けられた情報である。導出部205は、例えば、属性情報222に示される利用者の中で、ある属性を有する利用者について開示対象者候補情報223を参照し、当該利用者が同様の開示対象者を設定する傾向(パターン)にあるか否かを判定する。導出部205は、傾向がみられる属性と、開示対象者との対応を、パターン情報224に含める。
[パターン情報224に基づく開示対象者の候補の追加について]
候補設定部204は、導出部205によって導出されたパターン情報224と、設定履歴取得部206によってデータ管理装置10から取得された使用条件情報122とに基づいて、開示対象者候補情報223に開示対象者の候補を追加する。候補設定部204は、例えば、ある利用者の使用条件情報122に示される開示対象者と、パターン情報224に示されるあるパターンの開示対象者とが合致する場合、当該パターンに対応付けられる他の開示対象者を、当該ある利用者の開示対象者の候補として開示対象者候補情報223に追加する。
なお、これまでに開示対象者を指定したことがない(つまり、使用条件情報122が存在しない)利用者(利用者A)について、開示対象者候補情報223に開示対象者の候補を追加する場合、候補設定部204は、属性情報222に示される属性が、当該利用者と類似する利用者の開示対象者候補情報223に含まれる開示対象者の候補を、利用者Aに対する開示対象者の候補として開示対象者候補情報223に追加してもよい。
また、候補設定部204は、開示対象者候補情報223に含まれる率が高い開示対象者の候補を、開示対象者候補情報223に追加してもよい。また、候補設定部204は、利用者から対価や対応が高評価の開示対象者の候補を開示対象者候補情報223に追加してもよい。
また、設定履歴取得部206は、使用条件情報122に代えて(或いは、加えて)推奨情報を取得するものであり、候補設定部204は、設定履歴取得部206によって取得された推奨情報に基づいて、開示対象者の候補を開示対象者候補情報223に追加してもよい。推奨情報は、他の利用者がメディアやSNS(Social Networking Service)によってお勧めしている開示対象者を示すデータDTが、利用者ID毎に対応付けられた情報である。この場合、データ管理装置10は、例えば、メディアを提供するサービスプロバイダや、SNSを提供するサービスプロバイダからこれらのデータDTを取得し、取得したデータDTと利用者IDとを対応付けて推奨情報を生成し、記憶部120に記憶させる。設定履歴取得部206は、例えば、属性情報222に示される属性が、当該利用者と類似する他の利用者の推奨情報を取得する。候補設定部204は、設定履歴取得部206によって取得された類似する他の利用者の推奨情報に示される開示対象者を、当該利用者の開示対象者候補情報223に追加する。
[開示対象者分類部207について]
開示対象者分類部207は、開示対象者候補情報223によって示される複数の開示対象者の候補を、所定規則情報226に示される所定規則に基づいて群(以下、開示対象者候補群G2)に分類する。所定規則は、例えば、使用条件情報122において開示が許可されているデータDTと、同種のデータDTが開示されている開示対象者の候補が、同一の開示対象者候補群G2に分類されることである。また、所定規則は、例えば、データDTを開示する利用者の属性と、同種の属性の利用者が開示している開示対象者の候補が、同一の開示対象者候補群G2に分類されることである。図35は、開示対象者候補群情報225の内容の一例を示す図である。開示対象者分類部207は、開示対象者候補群G2と、当該開示対象者候補群G2に属する開示対象者の候補とが、利用者ID毎に対応付けられた情報である。開示対象者分類部207は、所定規則に基づいて、開示対象者を開示対象者候補群G2に分類し、開示対象者候補群情報225を生成する。なお、所定規則は、利用者の属性情報以外の条件であってもよい。例えば、開示対象者分類部207は、利用者の嗜好情報に基づき、開示対象者を開示対象者候補群G2に分類してもよい。また、開示対象者分類部207は、開示対象者自体の属性が互いに一致する開示対象者同士を、同一の開示対象者候補群G2に分類してもよい。
上述した処理によって、開示対象者分類部207は、例えば、開示対象者の候補である「利用者によって指定された個人」、「利用者の親族」、「利用者が属するコミュニティ」等の利用者の近親者を開示対象者候補群G2aに分類する。開示対象者候補群G2aへの開示が利用者によって許可され、且つ開示期間が利用者の死亡以降に設定された場合、利用者の近親者は、例えば、利用者の死後に利用者に係る情報の提供を受けることができる。また、開示対象者分類部207は、例えば、開示対象者の候補である「社会貢献団体」、「福祉団体」等を開示対象者候補群G2bに分類する。開示対象者候補群G2bへの開示が利用者によって許可され、かつ開示対象の情報に利用者の生体情報(例えば、血液型、骨髄液に掛かる情報、ドナー登録の有無等)が含まれる場合、利用者は、自身の生体情報を簡便な操作によって、より多くの「社会貢献団体」、「福祉団体」に開示することができる。また、開示対象者分類部207は、例えば、開示対象者の候補である「研究機関」、「大学」、「企業」等を開示対象者候補群G2cに分類する。開示対象者候補群G2cへの開示が利用者によって許可される場合、利用者は、技術発展に寄与することができる。
[開示対象者の候補の提示について]
図36は、端末装置TMに表示される画像IM3aの一例を示す図である。画像IM3aは、利用者IDが画像IM2にMと基づいて開示してもよいデータ群G1に対応するボタンBを選択した後、使用条件取得部106が端末装置TMに表示される画像であり、開示対象者候補群情報225に基づいて、生成される画像である。画像IM3aには、データDTを開示する開示対象者候補群G2a〜G2cに属する開示対象者の候補を利用者に問い合わせるメッセージMS3と、各開示対象者の候補を選択するボタン(図示するボタンB7a〜B9a)とが示される。ボタンB7a〜B9aは、開示対象者候補群情報225の各開示対象者候補群G2に属する開示対象者を開示対象者候補群G2毎に示すボタンBである。使用条件取得部106は、画像IM2によって、データDTを開示すると選択したデータ群G1毎の画像IM3aを端末装置TMに表示させ、あるデータ群G1に対してより多くの開示対象者の候補を利用者に提示する。
なお、使用条件取得部106は、画像IM3aによる開示対象者候補群G2に属する開示対象者の候補に対するデータDTの開示の可否(つまり、使用条件)に係る問い合わせを、利用者との対話によって取得してもよい。この場合、使用条件取得部106は、開示対象者候補群情報225に基づいて、開示対象者候補群G2に属する開示対象者の候補に対するデータDTの開示の可否を問い合わせる各種発話を、エージェント制御部104によって生成させ、エージェント制御部104によって生成された発話に対する利用者の発話を解釈部103によって解釈させることにより、データDTの使用条件を取得する。
また、上述した開示対象者候補群G2a〜G2cは、分類の一例であり、これに限られない。開示対象者分類部207は、例えば、開示対象者の候補である「サービス(提供者)」等を開示対象者候補群G2として分類してもよい。ここで、サービス提供者は、利用者から情報の開示を受ける場合、当該利用者にデータ使用料を支払う場合がある。この開示対象者候補群G2への開示が利用者によって許可される場合、利用者は、多くのデータ使用料を得ることができる。また、開示対象者分類部207は、開示対象者の候補である「反社会的組織」や「悪徳業者」等を開示対象者候補群G2として分類してもよい。利用者は、この開示対象者候補群G2への開示を許可しないことにより、自身のデータDTが悪用されることを抑制することができる。
[動作フロー:開示対象者候補情報223の生成処理]
図37は、開示対象者候補情報223の生成処理の一連の動作の流れの一例を示すフローチャートである。収集部101は、サーバ装置SVに記憶されるデータDTのうち、利用者が開示を許可しているデータDTであり、開示対象者の候補を設定する処理対象のデータDTを取得する(ステップS500)。受付部202は、収集部101によって取得されたデータDTについて、データ取得希望者から要求情報RVを受け付けたか否かを判定する(ステップS502)。受付部202は、データ取得希望者から要求情報RVを受け付けていない場合、処理を終了する。判定部203は、受付部202によってデータ取得希望者から要求情報RVが受け付けられた場合、選定条件情報221が示す選定条件に、データ取得希望者が合致するか否かを判定する(ステップS504)。判定部203は、選定条件にデータ取得希望者が合致しない場合、データ取得希望者を開示対象者候補情報223に含めず、処理を終了する。候補設定部204は、選定条件にデータ取得希望者が合致する場合、データ取得希望者を開示対象者の候補としてを開示対象者候補情報223に含める(ステップS506)。
[動作フロー:開示対象者候補情報223に開示対象者の候補を追加する処理]
図38は、開示対象者候補情報223に開示対象者の候補を追加する処理の一例の動作の流れの一例を示すフローチャートである。図38に示されるフローチャートは、利用者(利用者ID)毎に行われる処理である。設定履歴取得部206は、データ管理装置10から使用条件情報122を取得する(ステップS600)。導出部205は、設定履歴取得部206によって取得された使用条件情報122と、属性情報222とに基づいて、属性と、開示対象者との組合せのパターンを導出し、パターン情報224を生成する(ステップS602)。開示対象者分類部207は、導出部205によって生成されたパターン情報224を所定規則情報226に示される所定規則に基づいて、開示対象者候補情報223に含まれる開示対象者の候補を開示対象者候補群G2に分類し、開示対象者候補群情報225を生成する(ステップS604)。使用条件取得部106は、ステップS604において生成された利用者毎の開示対象者候補群G2を、上述したステップS210(図26参照。)において利用者に提示する。
[開示対象者候補群G2の提示について]
なお、上述では、使用条件取得部106が、画像IM2において選択されたデータ群G1に属するデータDTを開示する開示対象者として、開示対象者候補群G2を提示する場合について説明したが、これに限られない。使用条件取得部106は、利用者が開示すると指示したデータDT毎に開示対象者候補群G2を提示する構成であってもよい。
[データ管理装置10とデータ開示装置20との構成]
なお、上述では、データ管理装置10が、解釈部103、エージェント制御部104、開示候補通知部105、使用条件取得部106、使用条件設定部107、抽出部108、提供部109、対価算出部110、及び管理費算出部111を備える場合について説明したが、これに限られない。例えば、データ開示装置20がこれらの機能部を備えてもよい。
[データ開示装置20のまとめ]
以上説明したように、本実施形態のデータ開示装置20は、利用者のデータを管理するデータ管理装置10から利用者に関するデータDTを取得するデータ取得部201と、データ取得部201によって取得されたデータDTが開示される開示対象者の候補を、利用者の属性を示す属性情報222、又はデータDTに基づいて設定する候補設定部204と、候補設定部204により設定された開示対象者の候補を利用者に提示しつつ、データDTの使用条件に関する問い合わせを行い、利用者が希望するデータDTの使用条件を取得する使用条件取得部106と、使用条件取得部106によって取得された使用条件に基づいて、データDTの使用条件を設定する使用条件設定部107とを備え、利用者に開示対象者を判断する際の指針を提供することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1…データ収受システム、10…データ管理装置、20…データ開示装置、100…制御部、101…収集部、102…データ分類部、103…解釈部、104…エージェント制御部、105…開示候補通知部、106…使用条件取得部、107…使用条件設定部、108…抽出部、109…提供部、110…対価算出部、111…管理費算出部、112…支払処理部、120…記憶部、121…所定規則情報、121a…所定規則情報、121b…所定規則情報、121c…所定規則情報、122…使用条件情報、123…対価情報、124…希少データ情報、125…管理費情報、200…制御部、201…データ取得部、202…受付部、203…判定部、204…候補設定部、205…導出部、206…設定履歴取得部、207…開示対象者分類部、220…記憶部、221…選定条件情報、222…属性情報、223…開示対象者候補情報、224…パターン情報、225…開示対象者候補群情報、226…所定規則情報、412…ステップ、DM…管理装置、G1、G1、G1a、G1b、G1c、G1d、G1g、G1h、G1i、G1j、G1k…データ群、G2…開示対象者候補群、RV…要求情報、SV…サーバ装置、TM、TM1、TM2…端末装置、V…車両

Claims (19)

  1. 利用者の端末装置又は前記利用者に情報提供するサービスプロバイダの装置から、前記利用者のデータを収集する収集部と、
    前記収集部により収集される対象となる利用者のデータを、所定規則に基づいて群に分類するデータ分類部と、
    前記データ分類部によって前記群に分類された一以上のデータの使用条件を、前記群毎に設定する使用条件設定部と、
    前記使用条件設定部によって設定された群毎の使用条件に基づいて、前記データを外部に提供する提供部と、
    を備えるデータ管理装置。
  2. 前記所定規則は、予め前記データに付与されているプライバシーの度合いに基づいて、前記データを群に分類するという規則であり、
    前記使用条件設定部は、第1群のデータの使用条件を、前記第1群のデータよりもプライバシーの度合いが低いデータが属する第2群のデータの使用条件よりも厳しくする、
    請求項1に記載のデータ管理装置。
  3. 前記所定規則は、カテゴリ、又は属性が一致するデータを同じ群に分類する規則である、
    請求項1又は請求項2に記載のデータ管理装置。
  4. 前記端末装置に、群毎のデータの使用条件の候補を前記利用者に通知する通知部と、
    前記通知部により通知された前記群毎のデータの使用条件の候補に対する前記データの使用条件を取得する使用条件取得部を更に備え、
    前記使用条件設定部は、前記使用条件取得部によって取得された前記使用条件に基づいて、前記群毎の前記使用条件を設定する、
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のデータ管理装置。
  5. 前記使用条件には、前記データの収集の可否と、前記データの開示対象者の範囲と、前記データの開示対象者への開示範囲と、前記データの開示対象者への開示時期あるいは期間のうち、少なくともいずれか一つが含まれる、
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載のデータ管理装置。
  6. 前記使用条件設定部によって設定された前記使用条件に基づいて開示する前記データに対して、前記サービスプロバイダが前記利用者に支払う対価を算出する対価算出部と、
    前記対価算出部によって算出された前記対価を、前記サービスプロバイダが前記利用者に支払う処理を行う支払処理部とを更に備える、
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のデータ管理装置。
  7. 前記対価算出部は、前記データの開示対象者の範囲、又は前記データの開示範囲に基づいて、前記対価を算出する、
    請求項6に記載のデータ管理装置。
  8. 前記対価算出部は、予め前記データに付与されている希少の度合い、又は予め前記データに付与されている需要の度合いに基づいて、前記対価を算出する、
    請求項6又は請求項7に記載のデータ管理装置。
  9. 前記使用条件設定部によって設定された前記使用条件に基づいて、開示しないこととなった前記データに対して、前記利用者が前記サービスプロバイダに支払う当該データの管理費を算出する管理費算出部と、
    前記管理費算出部によって算出された管理費を、前記利用者が前記サービスプロバイダに支払う処理を行う支払処理部とを更に備える、
    請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載のデータ管理装置。
  10. 前記データ分類部によって前記群に分類された一以上のデータから、前記使用条件設定部によって設定された前記使用条件に基づいて、前記データ、又は前記データの一部を抽出する抽出部を更に備え、
    前記提供部は、前記抽出部によって抽出された前記データ、又は前記データの一部を外部に提供する、
    請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載のデータ管理装置。
  11. 前記端末装置は、移動体に設けられ、
    前記移動体に前記利用者が搭乗したことを検出する検出部と、
    前記検出部によって前記移動体に前記利用者が搭乗したことが検出された際に、前記端末装置に、前記群毎のデータの使用条件の候補を前記利用者に通知する通知部と、
    前記通知部により通知された前記群毎のデータの使用条件の候補に対する前記データの使用条件を取得する使用条件取得部とを更に備え、
    前記使用条件設定部は、前記使用条件取得部によって取得された前記使用条件に基づいて、前記群毎の使用条件を設定する、
    請求項1から請求項10のうちいずれか一項に記載のデータ管理装置。
  12. 移動体に前記利用者が搭乗したことを検出する検出部と、
    前記検出部によって前記移動体に前記利用者が搭乗したことが検出された際に、前記端末装置に、前記群毎のデータの使用条件の候補を前記利用者に通知する通知部と、
    前記通知部により通知された前記群毎のデータの使用条件の候補に対する前記データの使用条件を取得する使用条件取得部を更に備え、
    前記使用条件設定部は、前記使用条件取得部によって取得された前記使用条件に基づいて、前記群毎の使用条件を設定する、
    請求項1から請求項10のうちいずれか一項に記載のデータ管理装置。
  13. 前記利用者のデータには、前記移動体の車内、及び車外に係る移動体情報が含まれ、
    前記収集部は、前記利用者が前記移動体に搭乗していない場合であっても前記移動体情報を収集する、
    請求項11又は請求項12に記載のデータ管理装置。
  14. 前記収集部は、前記使用条件が設定されなかった前記群の前記データを、収集せずに破棄する、
    請求項1から請求項13のうちいずれか一項に記載のデータ管理装置。
  15. 前記通知部は、前記データに対して前記使用条件が設定されなかった場合、当該データが前記サービスプロバイダに提供されることを前記利用者に通知する、
    請求項4、請求項11、又は請求項12に記載のデータ管理装置。
  16. 前記利用者の音声を取得し、取得した前記音声に含まれる前記利用者の発話の内容を解釈する解釈部と、
    前記解釈部によって解釈された前記発話の内容に基づいて、前記利用者に話しかける音声を生成するエージェント制御部とを備え、
    前記収集部は、前記解釈部によって解釈された前記利用者の発話の内容に基づいて、前記利用者のデータを収集する、
    請求項1から請求項15のうちいずれか一項に記載のデータ管理装置。
  17. 前記エージェント制御部は、前記群毎、又は前記データ毎に設定する前記使用条件の候補を前記利用者に提示する音声を生成し、
    前記解釈部は、前記エージェント制御部によって提示された前記使用条件の候補に基づいて前記利用者が前記使用条件を選択する発話の内容を解釈し、
    前記使用条件設定部は、前記解釈部によって解釈された前記利用者の発話の内容に基づいて、前記利用者によって選択された前記使用条件を、前記群毎、又は前記データ毎に設定する、
    請求項16に記載のデータ管理装置。
  18. コンピュータが、
    利用者の端末装置又は前記利用者に情報提供するサービスプロバイダの装置から、前記利用者のデータを収集し、
    収集される対象となる利用者のデータを、所定規則に基づいて群に分類し、
    前記群に分類された一以上のデータの使用条件を、前記群毎に設定し、
    設定された群毎の使用条件に基づいて、前記データを外部に提供する、
    データ管理方法。
  19. コンピュータに、
    利用者の端末装置又は前記利用者に情報提供するサービスプロバイダの装置から、前記利用者のデータを収集させ、
    収集される対象となる利用者のデータを、所定規則に基づいて群に分類させ、
    前記群に分類された一以上のデータの使用条件を、前記群毎に設定させ、
    設定された群毎の使用条件に基づいて、前記データを外部に提供させる、
    プログラム。
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