JPWO2020105191A1 - 通信装置および無線通信システム - Google Patents

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Abstract

通信装置は、分割部、計算部および選択部を備える。分割部は、複数のリソースを含む第1の区間を複数の第2の区間に分割する。計算部は、第2の区間ごとにチャネル利用率に関する第1の評価値を設定し、第1の区間に含まれる各選択可能リソースについて、第1の評価値に応じて第2の評価値を計算する。選択部は、第2の評価値に応じて選択可能リソースの中から送信データに割当てる1または複数のリソースを選択する。

Description

本発明は、通信装置および通信装置を含む無線通信システムに係わる。
現在、ネットワークのリソースの多くは、モバイル端末(スマートフォンまたはフューチャーフォンを含む)が使用するトラヒックにより占有されている。また、モバイル端末が使用するトラヒックは、今後も拡大していくと考えられる。
一方、IoT(Internet of things)サービス(例えば、交通システム、スマートメータ、装置等の監視システム)の展開にあわせて、様々な要求条件を持つサービスに対応することが求められている。このため、第5世代移動体通信(5G(NR:New Radio))の通信規格では、第4世代移動体通信(4G(LTE:Long Term Evolution))の標準技術(例えば、非特許文献1〜11)に加えて、さらなる高データレート化、大容量化、低遅延化を実現する技術が求められている。なお、第5世代通信規格については、3GPPの作業部会(例えば、TSG−RAN WG1、TSG−RAN WG2等)で検討されている(例えば、非特許文献12〜38)。
5Gにおいては、多種多様なサービスに対応するために、eMBB(Enhanced Mobile BroadBand)、Massive MTC(Machine Type Communications)、およびURLLC(Ultra−Reliable and Low Latency Communication)に分類されるユースケースのサポートが想定されている。
また、3GPPの作業部会では、D2D(Device to Device)通信についても議論されている。D2D通信は、サイドリンク通信と呼ばれることもある。また、D2D通信の一例として、V2Xが検討されている。V2Xは、V2V、V2P、V2Iを含む。V2Vは、自動車間通信を表す。V2Pは、自動車と歩行者との間の通信を表す。V2Iは、自動車と標識等の道路インフラとの間の通信を表す。V2Xに関する規定は、例えば、非特許文献39〜40に記載されている。
4GのV2Xでは、例えば、自律的リソース割当て方法(mode 4)が使用される。自律的リソース割当て方法では、複数のリソースを含む選択ウィンドウ(Selection Window)の中から平均RSSI(Received Signal Strength Indicator)に基づいて候補リソースが決定され、候補リソースの中からランダムに1つのリソースが選択される。そして、通信装置は、選択したリソースを使用してトラヒックを送信する。
3GPP TS 36.211 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 36.212 V15.2.1(2018-07) 3GPP TS 36.213 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 36.300 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 36.321 V15.2.0(2018-07) 3GPP TS 36.322 V15.1.0(2018-07) 3GPP TS 36.323 V15.0.0(2018-07) 3GPP TS 36.331 V15.2.2(2018-06) 3GPP TS 36.413 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 36.423 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 36.425 V15.0.0(2018-06) 3GPP TS 37.340 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.201 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.202 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.211 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.212 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.213 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.214 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.215 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.300 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.321 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.322 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.323 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.331 V15.2.1(2018-06) 3GPP TS 38.401 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.410 V15.0.0(2018-06) 3GPP TS 38.413 V15.0.0(2018-06) 3GPP TS 38.420 V15.0.0(2018-06) 3GPP TS 38.423 V15.0.0(2018-06) 3GPP TS 38.470 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.473 V15.2.1(2018-07) 3GPP TR 38.801 V14.0.0(2017-03) 3GPP TR 38.802 V14.2.0(2017-09) 3GPP TR 38.803 V14.2.0(2017-09) 3GPP TR 38.804 V14.0.0(2017-03) 3GPP TR 38.900 V15.0.0(2018-06) 3GPP TR 38.912 V15.0.0(2018-06) 3GPP TR 38.913 V15.0.0(2018-06) 3GPP TS 22.186 V16.0.0(2018-09) 3GPP TS 37.885 V15.0.0(2018-06) R1-1811835 (2018-10)
4GのV2Xで使用される自律的リソース割当て方法(mode 4)は、周期的なトラヒックに対して最適化されている。ところが、5Gにおいては、様々なサービスをサポートするために、周期の異なるトラヒックが混在し得る。また、5Gにおいては、周期的でないトラヒックの送信が要求されることがある。例えば、自動運転において車載センサが危険を察知したときに、小さいレイテンシで緊急データを送信することが求められる。このため、様々なサービスをサポートするV2X通信に4Gの自律的リソース割当て方法を適用すると、送信トラヒックに不適切なリソースが割り当てられることがある。そして、この結果、V2X信号に対する干渉が大きくなることがある。
本発明の1つの側面に係わる目的は、D2D通信においてトラヒックに対して自律的に適切なリソースを割り当てる方法を提供することである。
本発明の1つの態様の通信装置は、複数のリソースを含む第1の区間を複数の第2の区間に分割する分割部と、前記第2の区間ごとにチャネル利用率に関する第1の評価値を設定し、前記第1の区間に含まれる各選択可能リソースについて、前記第1の評価値に応じて第2の評価値を計算する計算部と、前記第2の評価値に応じて前記選択可能リソースの中から送信データに割当てる1または複数のリソースを選択する選択部と、を備える。
上述の態様によれば、D2D通信においてトラヒックに対して自律的に適切なリソースを割り当てることができる。
無線通信システムの一例を示す図である。 V2X通信における自律的リソース割当ての一例を示す図である。 平均RSSIを計算する方法の一例を示す図である。 予約されたリソースの分布の一例を示す図である。 ワンショット送信および周期的な送信について説明する図である。 基地局の構成の一例を示す図である。 無線通信装置の構成の一例を示す図である。 無線通信装置の構成の他の例を示す図である。 無線通信装置の機能の一例を示す図である。 選択ウィンドウの分割の例を示す図である。 チャネル利用率の計算の一例を示す図である。 選択ウィンドウ内のリソースの配置の一例を示す図である。 リソース割当て方法の一例を示すフローチャートである。 リソース割当て方法の他の例を示すフローチャートである。 リソース割当て方法のさらに他の例を示すフローチャートである。 制御信号およびデータ信号の多重化の例を示す図である。 選択ウィンドウからリソースを選択する方法の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書における課題および実施例は一例であり、本件特許出願の権利範囲を限定するものではない。例えば、記載の表現が異なっていても、技術的に同等であれば、本件特許出願の技術が適用され得る。また、本明細書に記載されている実施形態は、矛盾のない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
本明細書で使用する用語および技術的内容は、3GPP等の通信に関する規格として仕様書(例えば、3GPP TS 38.211 V15.2.0)または寄書に記載された用語および技術的内容が用いられてもよい。
図1は、本発明の実施形態に係わる無線通信システムの一例を示す。無線通信システム100は、図1に示すように、基地局10および複数の無線通信装置20を備える。この実施例では、各無線通信装置20は、それぞれ車両に搭載されている。
基地局10は、無線通信装置20のセルラ通信(Uuインタフェースを介する上りリンク/下りリンク通信)を制御する。すなわち、基地局10は、無線通信装置20から上りリンク信号(制御信号およびデータ信号)を受信する。また、基地局10は、無線通信装置20に下りリンク信号(制御信号およびデータ信号)を送信する。
無線通信装置20は、基地局10を介して他の通信装置と通信を行うことができる。また、無線通信装置20は、基地局10を介することなく他の無線通信装置と通信を行うこともできる。すなわち、無線通信装置20は、D2D(Device-to-Device)通信をサポートする。D2D通信は、たとえば、PC5インタフェースを介して信号を送信する。なお、D2D通信は「サイドリンク通信」と呼ばれることもある。また、無線通信装置20を「UE(User Equipment)」または「VUE(Vehicle UE)」と呼ぶことがある。
無線通信装置20は、上述したように、車両に搭載されている。よって、無線通信装置20は、この実施例では、V2X通信を行うことができる。V2Xは、V2V、V2P、V2Iを含む。V2Vは、自動車間通信を表す。V2Pは、自動車と歩行者との間の通信を表す。V2Iは、自動車と標識等の道路インフラとの間の通信を表す。なお、サイドリンク通信のためのリソースの割当ては、この実施例では、各無線通信装置20により自律的に行われる。
図2は、V2X通信における自律的リソース割当ての一例を示す。なお、以下の記載では、時刻nにおいて、無線通信装置(UE3)においてV2Xトラヒックが生成されるものとする。
UE3は、時刻nの直前にセンシングウィンドウを設定し、時刻n+Tの直後に選択ウィンドウを設定する(T1≦4)。センシングウィンドウの長さは、特に限定されるものではないが、例えば1000m秒である。また、選択ウィンドウの長さは、この実施例では、7個のサブフレームに相当する時間である。そして、UE3は、V2Xトラヒックに割り当てるリソースを下記の手順で自律的に選択する。
ステップ1において、UE3は、選択ウィンドウ内のリソースから、他のUEにより使用されるリソースを除外する。除外すべきリソースは、他のUEから送信される制御情報およびデータのRSRP(Reference Signal Received Power)に基づいて決定される。例えば、図2に示す例では、UE1がリソースAを使用して信号を送信し、UE2がリソースBを使用して信号を送信している。また、UE1は、リソースAを使用する送信時にリソースCを予約し、UE2は、リソースBを使用する送信時にリソースDを予約したものとする。さらに、リソースAおよびリソースBにおけるRSRPが所定の閾値よりも大きいものとする。この場合、UE3がリソースCを使用してV2Xトラヒックを送信すると、UE1とUE3との間の干渉が大きくなると考えられる。同様に、UE3がリソースDを使用してV2Xトラヒックを送信すると、UE2とUE3との間の干渉が大きくなると考えられる。したがって、UE3は、自分のデータを送信するためのリソースの候補からリソースC、Dを除外する。この結果、セットAが作成される。なお、セットAは、に含まれるリソースは、選択ウィンドウに含まれるリソースのうちで送信データに割り当てることが可能な選択可能リソースである。
ステップ2において、UE3は、セットAに含まれる各リソースについて、平均RSSI(Received Signal Strength Indicator)を計算する。ここで、UEは、常時または定期的に、各周波数チャネルのRSSIを測定し、その測定値をメモリに記録している。したがって、UE3は、周波数チャネルごとに、過去に得られた複数のRSSI値(例えば、センシングウィンドウ内で得られた複数のRSSI値)から平均RSSIを計算できる。
例えば、図3に示す例では、選択ウィンドウ内の時刻T0における対象リソースの平均RSSIは、(1)式で計算される。なお、UE3が所定の周期でV2Xトラヒックを送信するときは、その周期で測定されたRSSI値に基づいて平均RSSIを計算することが好ましい。図3では、UE3が100m秒間隔でV2Xトラヒックを送信するものとする。この場合、時刻「T0−1000」〜「T0−100」において得られる10個のRSSI値から平均RSSIが計算される。また、あるリソースについて平均RSSIを計算するときは、そのリソースと同じ周波数のRSSIが使用される。
Figure 2020105191
ここで、平均RSSIが大きいリソースを使用して信号を送信すると、その信号の品質が低くなることがある。したがって、UE3は、V2Xトラヒックを送信するためのリソースの候補として、平均RSSIが小さいリソースを選択する。このとき、UE3は、セットAに含まれる各リソースについて、平均RSSIに基づいてランキングを行う。そして、UE3は、平均RSSIの低いリソースから順番に、20パーセント(または、20パーセント以上)のリソースを選択する。この後、セットAから選択されたリソースは、セットBに移される。
ステップ3において、UE3は、セットBに含まれる複数のリソースの中からランダムに1個のリソースを選択(或いは、予約)する。そして、UE3は、選択したリソースを使用してV2Xトラヒックを送信する。選択したリソース使用する送信時に、次の周期のデータを送信するための時間周波数リソースを予約する。
このように、無線通信装置は、V2Xトラヒックを送信するためのリソースを自律的に選択する。ここで、無線通信装置は、リソースの予約メカニズムおよび各リソースの平均RSSI等に基づいて、時間領域に占用または予約されたリソースの分布に関わらず、良好な電波環境が期待されるリソースを利用する。したがって、D2D通信において、良好な通信品質が得られる自律的リソース割当てが実現される。なお、LTE−V2Xにおける自律的リソース割当ては、例えば、3GPP TS 36.213 V15.2.0 14.1.1.6に記載されている。
ただし、5Gの通信システムにおいては、様々なサービスをサポートするために、送信周期の異なるトラヒックが混在し得る。また、5Gの通信システムにおいては、周期的でないトラヒックの送信が要求されることがある。例えば、自動運転において車載センサが危険を察知したときに、小さいレイテンシで緊急データを送信することが求められる。このため、時間領域において、占用または予約されたリソースが不均一に分布している場合に、通信の信頼性が低下する可能性がある。
例えば、図4に示す例では、トラヒックが生成されたときに設定される選択ウィンドウ内の多くのリソースが他の無線通信装置により予約または占有されている。なお、図4に示す斜線領域は、他の無線通信装置により予約または占有されているリソースを表す。また、以下の記載では、他の無線通信装置により「予約されているリソース」は、他の無線通信装置により「占有されているリソース」を含むことがある。
具体的には、選択ウィンドウ内で予約されてないリソースは8個である。すなわち、セットAに含まれるリソースは8個である。この場合、例えば、2つのケースがある。
第1のケースは、無線通信装置がセットAに含まれる8個のリソースの中から平均RSSIが小さいリソースを選択する。ここで、平均RSSIに基づいてセットAから選択されたリソースは、セットBに含まれる。そして、無線通信装置は、セットBに含まれるリソースの中からランダムに選択したリソースを送信トラヒックに割り当てる。
このケースでは、選択ウィンドウ内で予約されてないリソース(すなわち、選択可能なリソース)が少ないので、複数の無線通信装置が同じリソースを選択する可能性が高くなる。この結果、通信の信頼性が低下するおそれがある。
第2のケースは、無線通信装置が、選択可能なリソースの数を増やすために、RSRPに関するリソースの除去条件または平均RSSIに関するリソースの選択条件を緩和して、セットAまたはセットBに含まれるリソースの数を増やす。ここで、品質の悪いリソースがセットAまたはセットBに残っている可能性が高くなる。換言すれば、無線通信装置は、品質の悪いリソースを選択せざるを得ないことがある。この結果、通信の信頼性が低下する可能性がある。
なお、予約されたリソースが不均一に分布することに起因する問題は、選択ウィンドウを長くすれば解決し得る。しかし、選択ウィンドウが長くなると、レイテンシが高くなることがある。よって、低レイテンシが要求されるサービス(例えば、URLLC)に対して選択ウィンドウを長くすることは好ましくない。
また、無線通信装置は、周期的でないトラヒックを送信する場合、通常、次の送信のためのリソースを予約しない。すなわち、無線通信装置は、ワンショット送信を行うことがある。そして、ワンショット送信が行われる場合、選択ウィンドウ内の各リソースについて計算される平均RSSIは、干渉の影響を精度よく表さないことがある。
たとえば、図5において、ケース1ではワンショット送信が行われ、ケース2では周期的な送信が行われるものとする。ここで、対象リソースの平均RSSIは、図3に示す例と同様に、センシングウィンドウ内の複数のRSSI値から計算されるものとする。この場合、ケース1、2において計算される平均RSSIが互いに同じであったとしても、対象リソースが受ける干渉は互いに異なる。具体的には、ワンショット送信が行われるケース1の干渉は、ワンショット送信が行われないケース2の干渉よりも小さくなることがある。
このように、周期的な送信およびワンショット送信が混在する場合、選択ウィンドウ内の各リソースについて計算される平均RSSIは、干渉の影響を精度よく表さないことがある。
<実施形態>
図6は、基地局10の構成の一例を示す。基地局10は、例えば、次世代基地局装置(gNB:Next generation Node B)である。そして、基地局10は、図6に示すように、制御部11、記憶部12、ネットワークインタフェース13、無線送信部14、無線受信部15を備える。なお、基地局10は、図6に示していない他の回路または機能を備えていてもよい。
制御部11は、基地局10により提供されるセルラ通信を制御する。また、制御部11は、無線通信装置20により行われるD2D通信(即ち、サイドリンク通信)のためのパラメータを決定してもよい。なお、制御部11は、この実施例では、プロセッサにより実現される。ただし、制御部11の機能の一部は、ハードウェア回路で実現してもよい。
記憶部12には、プロセッサにより実行されるソフトウェアプログラムが記憶される。また、記憶部12には、基地局10の動作を制御するために必要なデータおよび情報が記憶される。なお、記憶部12は、例えば、半導体メモリにより実現される。ネットワークインタフェース13は、コアネットワークに接続するためのインタフェースを提供する。すなわち、基地局10は、ネットワークインタフェース13を介して他の基地局10または基地局10を制御するネットワーク管理システムに接続することができる。
無線送信部14は、制御部11から与えられる指示に従って、セルラ通信の無線信号を送信する。すなわち、無線送信部14は、セル内の無線通信装置20に下りリンク信号を送信する。無線受信部15は、制御部11から与えられる指示に従って、セルラ通信の無線信号を受信する。すなわち、無線受信部15は、セル内の無線通信装置20から送信される上りリンク信号を受信する。なお、セルラ通信は、例えば、2.4GHz帯および/または4GHz帯を使用して提供される。
図7は、無線通信装置20の構成の一例を示す。無線通信装置20は、セルラ通信およびD2D通信をサポートする。なお、D2D通信は、セルラ通信とは異なる周波数帯を使用して実現される。例えば、D2D通信は、6GHz帯を使用して提供される。ただし、D2D通信は、セルラ通信の上りリンクと同じ周波数帯を共有してもよい。そして、無線通信装置20は、制御部21、記憶部22、無線送信部23、無線受信部24、無線送信部25、無線受信部26を備える。なお、無線通信装置20は、図7に示していない他の回路または機能を備えていてもよい。
制御部21は、無線通信装置20により提供されるセルラ通信およびD2D通信を制御する。なお、制御部21は、この実施例では、プロセッサにより実現される。この場合、制御部21は、記憶部22に記憶されているソフトウェアプログラムを実行することにより、セルラ通信およびD2D通信を制御する機能を提供する。ただし、制御部21の機能の一部は、ハードウェア回路で実現してもよい。
記憶部22には、プロセッサにより実行されるソフトウェアプログラムが記憶される。また、記憶部22には、無線通信装置20の動作を制御するために必要なデータおよび情報が記憶される。なお、記憶部22は、例えば、半導体メモリにより実現される。
無線送信部23は、制御部21から与えられる指示に従って、セルラ通信の無線信号を送信する。すなわち、無線送信部23は、基地局10に上りリンク信号を送信する。無線受信部24は、制御部21から与えられる指示に従って、セルラ通信の無線信号を受信する。すなわち、無線受信部24は、基地局10から送信される下りリンク信号を受信する。
無線送信部25は、制御部21から与えられる指示に従って、D2D通信の無線信号を送信する。すなわち、無線送信部25は、無線通信装置20において自律的に選択されたリソースを使用して、他の無線通信装置にD2D信号を送信する。無線受信部26は、制御部21から与えられる指示に従って、D2D通信の無線信号を受信する。すなわち、無線受信部26は、他の無線通信装置から送信されるD2D信号を受信する。なお、D2D信号は、この実施例では、V2XデータおよびV2X制御情報を含む。
図7に示す例では、セルラ通信のための無線通信部およびD2D通信のための無線通信部が互いに分離して設けられているが、無線通信装置20はこの構成に限定されるものではない。例えば、図8に示すように、セルラ通信のための無線通信部およびD2D通信のための無線通信部が共用されるようにしてもよい。この場合、無線送信部23は、セルラ信号およびD2D信号を送信することができ、無線送信部24は、セルラ信号およびD2D信号を受信することができる。
図9は、無線通信装置20の機能の一例を示す。無線通信装置20は、図9に示すように、リソース情報メモリ31、サイドリンクデータ生成器32、スケジューラ33、サイドリンク制御信号生成器34、RF送信器35、RF受信器36、サイドリンク制御信号検出器37、サイドリンクデータ検出器38、エネルギー測定器39を備える。なお、無線通信装置20は、図9に示していない他の機能を備えていてもよい。また、図9においては、セルラ通信のための機能は省略されている。
リソース情報メモリ31には、サイドリンク通信のためのリソースの割当てに係わるリソース割当て制御情報が格納される。リソース割当て制御情報は、後述する区間情報(ウィンドウ情報と言い換えても良い。)、リソース選択基準等を含む。なお、リソース割当て制御情報は、例えば、無線通信装置20のユーザまたはネットワーク管理者により設定される。或いは、リソース割当て制御情報は、基地局10から与えられてもよい。
サイドリンクデータ生成器32は、無線通信装置20のアプリケーションにより生成されるデータからサイドリンクデータ信号を生成する。例えば、無線通信装置20が車両に実装され、アプリケーションが自動運転プログラムである場合、センサ情報を表すデータが生成される。そして、サイドリンクデータ生成器32は、スケジューラ33から与えられる送信指示に従ってサイドリンクデータ信号を出力する。
スケジューラ33は、サイドリンクデータ生成器32によりサイドリンクデータ信号が生成されるときに、そのサイドリンクデータ信号に対してリソースを割り当てる。このとき、スケジューラ33は、リソース情報メモリ31に格納されているリソース割当て制御情報および他の無線通信装置から受信するサイドリンク制御情報を参照してリソース割当てを実行する。また、スケジューラ33は、必要に応じて、エネルギー測定器39による測定値を参照する。
サイドリンク制御信号生成器34は、スケジューラ33により決定されたリソース割当てを表すサイドリンク制御信号を生成する。よって、サイドリンク制御信号は、サイドリンクデータに割り当てられたリソースを表すリソース割当て情報を含む。また、サイドリンクデータが周期的に送信されるときは、サイドリンク制御信号は、次のデータ送信のために使用すべきリソースの予約を表す情報を含んでいてもよい。
RF送信器35は、アンテナを介して、サイドリンクデータ生成器32により生成されるサイドリンクデータ信号およびサイドリンク制御信号生成器34により生成されるサイドリンク制御信号を送信する。RF受信器36は、アンテナを介して、他の無線通信装置から送信される無線信号を受信する。
サイドリンク制御信号検出器37は、受信信号からサイドリンク制御信号を検出し、他の無線通信装置から送信されるサイドリンク制御情報を取得する。このサイドリンク制御情報は、サイドリンクデータに割り当てられたリソースを表すリソース割当て情報、およびリソースの予約に係わる情報を含む。
サイドリンクデータ検出器38は、サイドリンク制御信号検出器37が取得したサイドリンク制御情報に従って、受信信号からサイドリンクデータ信号を検出する。そして、サイドリンクデータ検出器38は、検出したサイドリンクデータ信号からデータを再生する。このデータは、アプリケーションに渡される。
エネルギー測定器39は、受信信号のエネルギーを測定する。ここで、エネルギー測定器39は、受信信号のRSSIを測定する。但し、エネルギー測定器39は、他の指標を測定してもよい。例えば、エネルギー測定器39は、受信信号のRSRPを測定してもよい。また、エネルギー測定器39は、リソース毎に、受信信号のエネルギーを測定する。例えば、エネルギー測定器39は、各周波数について、且つ、各サブフレーム(または、各スロット)について、且つ、各チャネルについて(すなわち、データチャネルまたは制御チャネル)受信信号のエネルギーを測定する。或いは、エネルギー測定器39は、定期的に、各周波数チャネルの受信信号のエネルギーを測定してもよい。
なお、スケジューラ33は、図7または図8に示す制御部21により実現される。すなわち、スケジューラ33は、例えば、プロセッサにより実現される。また、スケジューラ33は、図9に示すように、分割部41、計算部42、選択部43を含む。分割部41、計算部42、選択部43の機能は、例えば、プロセッサがソフトウェアプログラムを実行することで実現される。
図10は、第1の区間の分割の例を示す。この実施例では、第1の区間は「選択ウィンドウ」と呼ばれる。無線通信装置内でサイドリンクデータが生成されたときに、図10に示す選択ウィンドウが設定されるものとする。選択ウィンドウのサイズは、リソース情報メモリ31に格納されている区間情報に記述されている。この実施例では、選択ウィンドウは、時間領域において7個のスロット(又は、サブフレーム)を有し、周波数領域において4個のサブチャネルを有する。ここで、以下の記載では、1個のサブチャネルおよび1個のスロット(又は、サブフレーム)から構成される無線リソースを「リソース」と呼ぶことにする。この場合、選択ウィンドウは、28個のリソースを有する。
分割部41は、複数のリソースを含む選択ウィンドウを時間領域において分割することにより複数の第2の区間を生成する。この実施例では、第2の区間は「サブウィンドウ」と呼ばれる。このとき、分割部41は、リソース情報メモリ31に格納されている区間情報に従って選択ウィンドウを分割する。なお、区間情報は、サブウィンドウのサイズを表す情報を含む。
選択ウィンドウは、例えば、図10(a)に示すように、互いに同じサイズのサブウィンドウSW1〜SW5に分割される。この例では、各サブウィンドウSW1〜SW5は、時間領域において他の1以上のサブウィンドウと重なるように生成されている。ただし、図10(b)に示すように、サブウィンドウのサイズは、互いに同じでなくてもよい。また、サブウィンドウは、他のサブウィンドウと重ならないように生成されてもよい。
図11は、チャネル利用率の計算の一例を示す。この実施例では、図10に示す例と同様に、選択ウィンドウは、時間領域において7個のスロットを有し、周波数領域において4個のサブチャネルを有する。なお、図11において、斜線領域は、他の無線通信装置により予約されているリソースを表す。
計算部42は、無線通信装置20が他の無線通信装置から受信したサイドリンク制御情報に基づいて、選択ウィンドウ内の各リソースが他の無線通信装置により予約されているか否かを判定する。なお、各無線通信装置は、周期的にサイドリンクデータを送信するときは、次のサイドリンクデータを送信するために使用するリソースを予約する。リソースの予約は、サイドリンク制御情報により、各無線通信装置に通知される。
そして、計算部42は、各サブウィンドウについてチャネル利用率を計算する。サブウィンドウSWiのチャネル利用率CUR(i)は、(2)式で計算される。
Figure 2020105191
Tは、サブウィンドウSWiに含まれるリソースの総数を表す。Nrは、サブウィンドウSWiに含まれるリソースのうち、他の無線通信装置により予約されているリソースの数を表す。
例えば、サブウィンドウSW1においては、12個のリソースのうち、2個のリソースが他の無線通信装置により予約されている。よって、サブウィンドウSW1のチャネル利用率CUR(1)は「1/6(17パーセント)」である。また、サブウィンドウSW2においては、12個のリソースのうち、4個のリソースが他の無線通信装置により予約されている。よって、サブウィンドウSW2のチャネル利用率CUR(2)は「1/3(33パーセント)」である。なお、他の無線通信装置により予約されてないリソースは、セットAに含まれる。
また、チャネル利用率は、例えば、チャネルの混雑度を示すパラメータとして計算しても良い。例えば、平均RSSIの平均する方法と同じように、センシングウィンドウで得られた複数のCBR(Channel Busy Ratio)測定値の平均を計算する。なお、チャネル利用率は、複数のCBR測定値の中の最大値であっても良い。
計算部42は、セットAに含まれる各リソースについて、平均受信エネルギーを計算する。すなわち、計算部42は、他の無線通信装置により予約されてない各リソースについて、平均受信エネルギーを計算する。この実施例では、平均受信エネルギーとして、複数のRSSI測定値の平均(すなわち、平均RSSI)が計算されるものとする。
平均RSSIは、例えば、図3を参照しながら説明したように、(1)式を使用して計算される。ただし、周期的でない送信(例えば、ワンショット送信)を考慮する場合、計算部42は、(3)式を使用して対象リソースの平均RSSIを計算してもよい。
Figure 2020105191
(3)式において、xの値は、測定タイミングにおいてワンショット送信が行われたか否かに依存する。例えば、ワンショット送信が行われたときは、重みxとして、1より小さい値が使用される。この場合、xの値は、例えば、予め決められてもよい。また、xの値は、基地局の指示より設定してもよい。一方、ワンショット送信が行われなかったときは、重みxは1である。この場合、(3)式は、(1)式と同じになる。
つづいて、計算部42は、セットAに含まれる各リソースについて、ランキングインデックスRIを計算する。すなわち、計算部42は、他の無線通信装置により予約されてない各リソースについてランキングインデックスRIを計算する。なお、ランキングインデックスRIは、リソースの選択基準(すなわち、リソースをセットAからセットBに入れることの基準)を表す評価値の一例である。この実施例では、ランキングインデックスRIは、(4)式で計算される。
Figure 2020105191
RIxyは、リソースRxyについてのランキングインデックスを表す。Rxyは、図12に示すように、スロット番号y(y=1〜7)およびサブチャネル番号x(x=1〜4)を用いて、選択ウィンドウ内のリソースを識別する。RSSIxyは、リソースRxyについて計算された平均RSSIを表す。「max」は、f{CUR(i)}の中の最大値を選択する演算子を表す。α(i)は、サブウィンドウSWiに対して与えられる係数を表す。なお、α(i)の値は、例えば、サブウィンドウSWiのサイズに応じて決定してもよい。あるいは、α(i)の値は、すべてのサブウィンドウに対して同じであってもよい。
ランキングインデックスRIの計算の一例を示す。ここでは、図11に示す2つのリソースR32、R35についてランキングインデックス(RI32、RI35)が計算される。なお、各サブウィンドウSW1〜SW5のチャネル利用率(CUR(1)〜CUR(5))は以下の通りである。
CUR(1)=1/6(17パーセント)
CUR(2)=1/3(33パーセント)
CUR(3)=1/3(33パーセント)
CUR(4)=1/2(50パーセント)
CUR(5)=1/4(25パーセント)
ここで、リソースR32、R35の平均RSSIは互いに同じであり、「E」で表されるものとする。また、係数α(i)は、いずれも「1」であるものとする。
リソースR32は、サブウィンドウSW1、SW2の双方に含まれる。ここで、サブウィンドウSW1、SW2のチャネル利用率の最大値は、「CUR(2)=1/3」である。したがって、リソースR32のランキングインデックスRI32は、E/3である。
リソースR35は、サブウィンドウSW3〜SW5に含まれる。ここで、サブウィンドウSW3〜SW5のチャネル利用率の最大値は、「CUR(2)=1/2」である。したがって、リソースR52のランキングインデックスRI35は、E/2である。
尚、ランキングインデックスRIの計算方法は、(4)式に限定されるものではない。例えば、計算部42は、平均RSSIおよびチャネル利用率CURの和に基づいてランキングインデックスRIを計算してもよい。この場合、平均RSSIまたはチャネル利用率CURの一方または双方に重みを乗算してもよい。
ただし、いずれの方法で計算される場合であっても、チャネル利用率CURが低いほどランキングインデックスRIの値が小さくなり、且つ、平均RSSIが低いほどランキングインデックスRIの値が小さくなることが好ましい。(4)式は、このポリシを満足している。
計算部42は、上述のようにして、他の無線通信装置により予約されてない各リソース(以下、選択可能リソース)についてランキングインデックスRIを計算する。そして、計算部42は、ランキングインデックスRIの値が小さい順に選択可能リソースを並べる。すなわち、ランキングインデックスRIに基づいて選択可能リソースに対して順位付けを行う。
選択部43は、ランキングインデックスRIによる順位が所定の閾値より高い選択可能リソースの中から送信データに割当てるリソースを選択する。たとえば、選択部43は、全選択可能リソースの中から、ランキングインデックスRIの値が小さいβパーセントの選択可能リソースを抽出する。図11に示す例では、選択ウィンドウ内に20個の選択可能リソースが存在する。この場合、β=30とすると、ランキングインデックスRIの値が小さい方から順番に6個の選択可能リソースが抽出される。
なお、βの値は、例えば、選択ウィンドウのサイズ及び/又は各サブウィンドウのサイズに応じて決定してもよい。また、βの値は、選択ウィンドウ内のチャネル利用率に応じて決定してもよい。或いは、βは予め決められた固定値であってもよい。
選択部43は、抽出した選択可能リソースの中からランダムに1個のリソースを選択する。また、選択部43は、選択したリソースを送信データに割り当てる。そして、無線通信装置20は、選択部43により割り当てられたリソースを使用してV2Xデータを送信する。
次に、送信データにリソースを割り当てる手順の一例を示す。なお、この実施例では、図11〜図12に示す第1の区間(例えば、選択ウィンドウ)が設定され、図11に示す第2の区間(例えば、サブウィンドウSW1〜SW5)が生成されるものとする。また、説明を簡単にするために、各サブチャネルのRSSIはそれぞれ一定であるものとする。一例として、サブチャネル1、2、3、4の平均RSSIがそれぞれ「41」「40」「39」「50」であるものとする。さらに、係数αは1である。この場合、予約されてないリソース(すなわち、セットAに含まれるリソース)のランキングインデックスRIは、以下のように計算される。
RI11=41×max{17}=41×17=697
RI12=41×max{17,33}=41×33=1353
RI13=41×max{17,33,33}=41×33=1353
RI15=41×max{33,50,25}=41×50=2050
RI16=41×max{50,25}=41×50=2050
RI17=41×max{25}=41×25=1025
RI21=40×max{17}=40×17=680
RI23=40×max{17,33,33}=40×33=1320
RI25=40×max{33,50,25}=40×50=2000
RI27=40×max{25}=40×25=1000
RI31=39×max{17}=39×17=663
RI32=39×max{17,33}=39×33=1287
RI33=39×max{17,33,33}=39×33=1287
RI34=39×max{33,33,50}=39×50=1950
RI35=39×max{33,50,25}=39×50=1950
RI37=39×max{25}=39×25=975
RI42=50×max{17,33}=50×33=1650
RI43=50×max{17,33,33}=50×33=1650
RI46=50×max{50,25}=50×50=2500
RI47=50×max{25}=50×25=1250
セットAに含まれる20個のリソースは、ランキングインデックスRIが小さい順に並べられる。そして、セットAに含まれるリソースの中から、ランキングインデックスRIが小さいβパーセントのリソースが抽出される。ここで、β=20とすると、4個のリソースが抽出される。具体的には、リソースR31、R21、R11、R37が抽出される。そして、抽出された4個のリソースが、セットBに含まれる。
この後、選択部43は、セットBに含まれる4個のリソースの中からランダムに1個のリソースを選択する。また、選択部43は、この選択したリソースを送信データに割り当てる。そして、無線通信装置20は、選択部43により割り当てられたリソースを使用してサイドリンクデータを送信する。このとき、無線通信装置20は、選択したリソースを表すリソース割当て情報を生成し、リソース割当て情報を含むサイドリンク制御信号を送信する。
このように、無線通信装置20においては、予約されてないリソース(即ち、選択可能なリソース)が多く残っているサブウィンドウに含まれるリソースが高い優先順位で選択される。よって、電波環境の悪い(即ち、平均RSSIが高い)リソースが選択される可能性が低くなり、通信品質が向上し得る。なお、図11に示す例では、リソースR35を含むサブウィンドウと比較して、リソースR32を含むサブウィンドウのチャネル利用率が低いので、リソースR35と比較してリソースR32が高い優先順位で選択される。
図13は、本発明の実施形態に係わるリソース割当て方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、無線通信装置20に実装されているアプリケーションにより送信データが生成されたときに実行される。
なお、エネルギー測定器39は、常時、サイドリンク通信のための複数の周波数チャネルそれぞれについて受信エネルギーを測定する。この実施例では、エネルギー測定器39は、定期的に、各周波数チャネルのRSSIを測定するものとする。エネルギー測定器39の測定結果は、リソース情報メモリ31または他のメモリに記録される。
S1において、スケジューラ33は、送信データの生成に応じて、複数のリソースを含む第1の区間(以下、選択ウィンドウと記載することがある。)を設定する。選択ウィンドウのサイズは、リソース情報メモリ31に格納されている区間情報に従う。
S2において、スケジューラ33は、選択ウィンドウに含まれるリソースから、他の無線通信装置により予約されているリソースを除外する。即ち、スケジューラ33は、セットAを作成する。セットAは、選択ウィンドウ内で他の無線通信装置により予約されてないリソースを含む。なお、スケジューラ33は、他の無線通信装置から送信されるサイドリンク制御情報を取得することにより、他の無線通信装置により予約されたリソースを検出できる。
S3において、スケジューラ33は、セットAに含まれる各リソースの平均受信エネルギー(この例では、平均RSSI)を計算する。このとき、スケジューラ33は、たとえば、(1)式または(3)式を使用して平均RSSIを計算してもよい。
S4において、分割部41は、選択ウィンドウを複数の第1の区間(以下、サブウィンドウと記載することがある。)に分割する。各サブウィンドウのサイズおよび時間領域における位置は、リソース情報メモリ31に格納されている区間情報に従う。なお、複数のサブウィンドウのサイズは、互いに同じでもよいし、互いに同じでなくてもよい。また、複数のサブウィンドウは、互いに重なるように配置されてもよいし、互いに重ならないように配置されてもよい。
S5において、計算部42は、サブウィンドウごとに第1の評価値を計算する。第1の評価値は、例えば、(2)式を使用して、チャンネル利用率として計算される。なお、上述したように、スケジューラ33は、他の無線通信装置から送信されるサイドリンク制御情報を取得することにより、選択ウィンドウ内で他の無線通信装置により予約されたリソースを認識している。
S6において、計算部42は、セットAに含まれる各リソースに対して、第2の評価値を計算する。第2の評価値は、例えば、ランキングインデックスRIである。ランキングインデックスRIは、例えば、(4)式を使用して計算される。この場合、ランキングインデックスRIは、平均RSSIおよびチャネル利用率に依存する。具体的には、あるリソース(以下、「対象リソース」)の周波数の平均RSSIが低いほど、ランキングインデックスRIの値は小さくなる。また、対象リソースを含むサブウィンドウのチャネル利用率が低いほど、ランキングインデックスRIの値は小さくなる。そして、計算部42は、ランキングインデックスRIの値が小さい順に、セットAに含まれる各リソースを並べる。
S7において、選択部43は、セットAに含まれるリソースの中から、ランキングインデックスRIの値が小さいβ%のリソースを抽出する。抽出されたリソースは、セットBに含まれる。すなわち、スケジューラ33は、セットBを作成する。
S8において、選択部43は、セットBに含まれるリソースからランダムに送信データに割り当てるリソースを選択する。この後、無線通信装置20は、S8で選択したリソースを使用して送信データを送信する。なお、このフローチャートのステップを実行する順番は、矛盾のない範囲で任意に入れ替えてもよい。例えば、無線通信装置20は、S2またはS3を実行する前に、第2の区間を分割して複数の第2の区間を生成してもよい。
図14は、リソース割当て方法の他の例を示すフローチャートである。なお、S1〜S5の処理は、図13および図14において実質的に同じである。すなわち、スケジューラ33は、選択ウィンドウ(すなわち、第2の区間)を分割して複数のサブウィンドウ(すなわち、第2の区間)を生成し、各サブウィンドウのチャネル利用率(すなわち、第1の評価値)を計算する。ただし、図14に示す実施例では、S3の処理は実行されない。すなわち、スケジューラ33は、セットAに含まれる各リソースについて平均受信エネルギーを計算する必要はない。
S11において、計算部42は、セットAに含まれるリソースを、対応するサブウィンドウのチャネル利用率が低い順に並べる。なお、あるリソースに対応するサブウィンドウは、そのリソースを含むサブウィンドウを表す。例えば、図11に示す例では、リソースR32に対応するサブウィンドウは、サブウィンドウSW1およびSW2である。
S12において、選択部43は、セットAに含まれるリソースの中から、対応するサブウィンドウのチャネル利用率が低いβ%のリソースを抽出する。ここで、抽出されたリソースは、セットBに含まれる。すなわち、スケジューラ33は、セットBを作成する。
S8の処理は、図13および図14において実質的に同じである。すなわち、選択部43は、セットBに含まれるリソースからランダムに送信データに割り当てるリソースを選択する。この後、無線通信装置20は、S8で選択したリソースを使用して送信データを送信する。
このように、図14に示す実施例では、各選択可能リソースは、対応するサブウィンドウのチャネル利用率に基づいて順位が決定される。よって、この実施例では、サブウィンドウのチャネル利用率は、リソース割当てにおいてリソースの選択されやすさを表す評価値の一例である。なお、図13に示す方法と比較すると、図14に示す方法においては、リソース割当てに係わる計算量が少ないので、スケジューラ33として動作するプロセッサの負荷が少なくなる。
図15は、リソース割当て方法のさらに他の例を示すフローチャートである。なお、S1、S2、S4、S5、S11、S12の処理は、図14および図15において実質的に同じである。すなわち、スケジューラ33は、選択ウィンドウ(すなわち、第1の区間)を分割して複数のサブウィンドウ(すなわち、第2の区間)を生成し、各サブウィンドウのチャネル利用率(すなわち、第1の評価値)を計算する。また、スケジューラ33は、セットAに含まれるリソースの中から、対応するサブウィンドウのチャネル利用率が低いa%のリソースを抽出する。すなわち、スケジューラ33は、セットBを作成する。
S21において、スケジューラ33は、セットBに含まれる各リソースの平均受信エネルギーを計算する。この実施例では、セットBに含まれる各リソースの平均RSSIが計算される。平均RSSIは、例えば、(1)式または(3)式を使用して計算される。
S22において、計算部42は、セットBに含まれるリソースを、平均RSSIが小さい順に並べる。S23において、選択部43は、平均RSSIが小さいb%のリソースを抽出する。抽出されたリソースは、セットCに含まれる。すなわち、スケジューラ33は、セットCを作成する。
S8の処理は、図13〜図15においてほぼ同じである。但し、選択部43は、セットCに含まれるリソースからランダムに送信データに割り当てるリソースを選択する。この後、無線通信装置20は、S8で選択したリソースを使用して送信データを送信する。このように、図15に示す方法においては、チャネル利用率が低いサブウィンドウに含まれるリソースが抽出され、その後、それらの中から平均RSSIが小さいリソースが抽出される。
なお、リソース情報メモリ31に格納されるリソース選択基準は、図13〜図15に示す方法のうちのいずれか1つを選択する情報を含んでいてもよい。また、リソース選択基準は、図13〜図14に示すβの値、または図15に示すaの値およびbの値を含んでいてもよい。
図16は、制御信号およびデータ信号の多重化の例を示す。この実施例では、制御信号は、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)を介して送信される。なお、制御信号は、関連するデータ信号についてのスケジューリング割当て情報を伝送する。また、データ信号は、PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)を介して送信される。
オプション2においては、PSCCHおよびPSSCHは、同じ時間領域に配置されている。よって、オプション2を使用するケースでは、無線通信装置は、即座には、他の無線通信装置が占用するリソースを認識できない。したがって、オプション2を使用するケースでは、無線通信装置は、周期的な送信のための予約されたリソースを除去することだけができる。
オプション1A、1Bにおいては、PSCCHおよびPSSCHは、異なる時間領域に配置されている。具体的には、PSSCHの前にPSCCHが配置されている。即ち、データ信号のスケジューリング割当て情報は、そのデータ信号の前に送信される。よって、オプション1A、1Bを使用するケースでは、無線通信装置は、即座に他の無線通信装置が占用するリソースを認識できる。同様に、オプション3も、即座に他の無線通信装置用のリソースを認識できる。したがって、オプション1A、1B、または3を使用するケースでは、無線通信装置は、周期的な送信だけでなくワンショット送信のために占用されたリソースを除去することも可能である。
図17は、選択ウィンドウからリソースを選択する方法の一例を示す。この例では、サブフレームnにおいて、UE3の送信データが生成されるものとする。この場合、サブフレームnの前にUE3のセンシングウィンドウが設定され、サブフレームnの後にUE3の選択ウィンドウが設定される。ここで、この選択ウィンドウは、図17に示すように、リソースR1〜R8を含む。なお、斜線領域は、PSCCHに対して割り当てられている。
UE1は、周期的なデータ送信を行う。例えば、UE1は、リソースRaを使用してサイドリンクデータを送信する。このとき、UE1は、リソースRaのPSCCHを使用して次のデータ送信のためのリソースを予約する。この例では、リソースR6が予約されている。
UE2は、複数の連続するサブフレームを使用してサイドリンクデータを送信する。図17に示す例では、UE2は、リソースRb、Rc、R1を使用してサイドリンクデータを送信する。この場合、UE2は、例えば、リソースRbのPSCCHを使用して、リソースRb、Rc、R1を使用することを表すサイドリンク制御情報を各UEに通知する。
UE3は、PSCCHを復号することにより、リソースR6がUE1により予約されていることを認識し、リソースR1がUE2により占有されることを認識する。すなわち、UE3は、自分の送信データにリソースR1、R6を割り当てることができないと判定する。そうすると、UE3は、選択ウィンドウに含まれるリソースR1〜R8からリソースR1、R6を除外することによりセットAを作成する。この結果、セットAは、リソースR2〜R5、R7〜R8を含む。なお、セットAに含まれる各リソースは、送信データに対して割り当てられる可能性のある選択可能リソース(または、候補リソース)として使用される。
このように、無線通信装置は、セットAを作成するときに、他の無線通信装置により予約されたリソースだけでなく、他の無線通信装置により実際に占有されているリソースも除外する。よって、選択可能リソースは、選択ウィンドウ(すなわち、第1の区間)に含まれるリソースのうち、他の無線通信装置により予約または占有されてないリソースを表してもよい。また、チャネル利用率(すなわち、第1の評価値)は、選択ウィンドウに含まれるリソースのうち、他の無線通信装置により予約または占有されたリソースの割合を表してもよい。
そして、図13〜図15に示す方法のうちのいずれか1つに従って、セットAのリソースをさらに絞り込む。最後に得られたリソースのセット(すなわち、セットBまたはセットC)に含まれるリソースからランダムに1つのリソースが選択される。無線通信装置は、選択ウィンドウ内でも、送信する以外のスロット(またはサブフレーム)で常に受信する。したがって、無線通信装置は、選択ウィンドウ内での受信結果によって、選択したリソースが他の優先度がより高い無線通信装置に占用されない場合は、選択したリソースを使用して送信データを送信する。選択したリソースが他の優先度がより高い無線通信装置に先に占用された場合は、最後に得られたリソースのセットに含まれるリソースから他のリソースを選択する。占用されないリソースを見つけるまでにこのステップを繰り返す。
10 基地局(eNBまたはgNB)
20 無線通信装置(UEまたはVUE)
31 リソース情報メモリ
33 スケジューラ
41 分割部
42 計算部
43 選択部
39 エネルギー測定器
100 無線通信システム

Claims (11)

  1. 複数のリソースを含む第1の区間を複数の第2の区間に分割する分割部と、
    前記第2の区間ごとにチャネル利用率に関する第1の評価値を設定し、前記第1の区間に含まれる各選択可能リソースについて、前記第1の評価値に応じて第2の評価値を計算する計算部と、
    前記第2の評価値に応じて前記選択可能リソースの中から送信データに割当てる1または複数のリソースを選択する選択部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記第1の区間は、時間領域において複数の第2の区間に分割される
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記チャネル利用率に関する第1の評価値は、他の通信装置により予約または占有されているリソースの割合を表す
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記計算部は、前記第2の評価値に従って前記選択可能リソースの順位を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記計算部は、他の通信装置により予約または占有されてない各選択可能リソースについて、対応する第2の区間のチャネル利用率に関する第1の評価値に応じて第2の評価値を計算し、前記第2の評価値に従って前記選択可能リソースの順位を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 他の通信装置から送信される信号の受信エネルギーを各リソースについて測定する測定部をさらに備え、
    前記計算部は、各選択可能リソースを含む第2の区間のチャネル利用率に関する第1の評価値および各選択可能リソースの平均受信エネルギーに応じて、各選択可能リソースの第2の評価値を計算し、前記第2の評価値に従って前記選択可能リソースの順位を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記計算部は、
    前記チャネル利用率が低いほど前記第2の評価値が小さくなり、且つ、前記平均受信エネルギーが低いほど前記第2の評価値が小さくなるように、各選択可能リソースの第2の評価値を計算し、
    前記第2の評価値が小さいほど順位が高くなるように前記選択可能リソースの順位付けを行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記測定部により受信エネルギーが測定されたリソースにおいて他の通信装置によりリソースの予約がない送信が行われたときは、前記計算部は、平均受信エネルギーの計算において、前記リソースの予約がない送信に係わる受信エネルギーの値に1よりも小さい重みを乗算する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  9. 第1の選択可能リソースが2以上の第2の区間に含まれるときは、前記計算部は、前記2以上の第2の区間のチャネル利用率のうちで最も高いチャネル利用率に基づいて前記第1の選択可能リソースの評価値を計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  10. 送信端末から送信される無線信号を受信する通信装置であって、
    前記送信端末から送信される制御信号を受信する制御信号受信部と、
    前記送信端末から送信されるデータ信号を受信するデータ信号受信部と、を備え、
    前記送信端末は、
    複数のリソースを含む第1の区間を複数の第2の区間に分割し、
    前記第2の区間ごとにチャネル利用率に関する第1の評価値を設定し、
    前記第1の区間に含まれる各選択可能リソースについて、前記第1の評価値に応じて第2の評価値を計算し、
    前記第2の評価値に応じて前記選択可能リソースの中から送信データに割当てるリソースを選択し、
    選択したリソースを表すリソース割当て情報を生成し、
    前記リソース割当て情報を含む制御信号および前記送信データを含むデータ信号を送信し、
    前記制御信号受信部は、前記制御信号から前記リソース割当て情報を取得し、
    前記データ受信部は、前記リソース割当て情報に基づいて前記データ信号を受信する
    ことを特徴とする通信装置。
  11. 第1の通信装置および第2の通信装置を含む無線通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    複数のリソースを含む第1の区間を複数の第2の区間に分割し、
    前記第2の区間ごとにチャネル利用率に関する第1の評価値を設定し、
    前記第1の区間に含まれる各選択可能リソースについて、前記第1の評価値に応じて第2の評価値を計算し、
    前記第2の評価値に応じて前記選択可能リソースの中から送信データに割当てるリソースを選択し、
    選択したリソースを表すリソース割当て情報を生成し、
    前記リソース割当て情報を含む制御信号および前記送信データを含むデータ信号を送信し、
    前記第2の通信装置は、
    前記制御信号から前記リソース割当て情報を取得し、
    前記リソース割当て情報に基づいて前記データ信号を受信する
    ことを特徴とする無線通信システム。
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