JPWO2020075274A1 - 船舶行動学習方法、船舶行動学習装置、航海状態推定方法および航海状態推定装置 - Google Patents

船舶行動学習方法、船舶行動学習装置、航海状態推定方法および航海状態推定装置 Download PDF

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Abstract

船舶の時系列位置情報から、注目船舶の各時刻における航海状態を安定的に推定するために、航海状態推定装置20は、船舶行動学習装置10による学習によって生成されるパラメータを利用して、船舶の航海状態を推定する航海状態推定手段21を備える。船舶行動学習装置10は、船舶の時系列の位置情報と速度情報とに基づいて航跡パターンを生成する航跡パターン生成手段と、航跡パターンと船舶の航海状態との関係に基づいて船舶行動を学習するパターン学習手段とを備える。

Description

本発明は、航海状態を推定する航海状態推定方法および航海状態推定装置、ならびに航海状態推定方法および航海状態推定装置のために船舶行動を学習する船舶行動学習方法および船舶行動学習装置に関する。
近年、違法な漁業による環境破壊や資源の枯渇が世界的に問題視されている。違法漁業を抑止するための手段として、船舶自動識別装置(Automatic Identification System: AIS)が注目されている。AISは、船舶間で、および、船舶と地上基地局との間で、船舶の識別符号、種類、位置、針路、速力、航海状況(航海状態ともいう。)などの情報を相互通信するための装置である。
航海状態を表すコードには、航行中、錨泊中および係留中などのコードに加えて、漁労中であることを示すコードが含まれる。AISが正しく運用されることによって、個々の漁船の行動が把握され、さらに、所定の海域全体での漁業の実態が把握されることが期待される。
船舶に搭載されるAISには、クラスAとクラスB(簡易型AISとも呼ばれる。)との2種類がある。多くの漁船には、クラスBのAISが搭載されている。クラスBでは、航海状態を示すコードは送信されない。クラスAでは、航海状態を示すコードは送信されるが、航海状態は、船員によって手作業で装置に入力される。したがって、航海状態の偽装がなされる可能性がある。
非特許文献1には、簡易型AISでも送信可能であり、かつ、偽装困難なデータを用いて、漁労と漁労以外の船舶行動とを判別する手法が開示されている。具体的には、非特許文献1に記載された手法では、船舶の時系列位置情報から航跡パターンが生成される。より具体的には、離散的なAISのデータ点間を線で結ぶことによって航跡画像が生成される。航跡パターンに基づいて、漁労と漁労以外の船舶行動が判別される。漁労を行っている船舶は特徴的な航跡を示すことがあるため、漁労と漁労以外の船舶行動が高精度に2値判別される。また、大量に生成された航跡画像がニューラルネットワークで学習される。
特開2005−96674号公報
Xiang Jiang, Daniel L. Silver, Baifan Hu, Erico N. de Souza, Stan Matwin: "Fishing Activity Detection from AIS Data Using Autoencoders" Canadian Conference on AI 2016: pp. 33-39
非特許文献1に記載された船舶行動解析手法では、航跡パターンの情報のみを用いて漁労と漁労以外の船舶行動が判別される。したがって、通常航行と同じような航跡パターンをもつ漁労の船舶行動を高精度に判別することができない。また、判別できる船舶行動は漁労とそれ以外の2値である。詳細な航海状態(例えば、漁種)を推定することはできない。すなわち、非特許文献1に記載されたような船舶行動解析手法には、船舶が多様な航海状態のうちのどのような状態にあるのかを安定的に推定することができないという課題がある。
なお、特許文献1には、船舶の航跡パターンを求め、求められた航跡パターンとあらかじめ登録されている不審行動パターンとを比較し、航跡パターンと不審行動パターンとが一致または類似している場合に、船舶を不審であると判定する方法が記載されている。
しかし、非特許文献1に記載された方法と同様、特許文献1に記載された方法は、一般船舶(正常船)であるのか不審船であるのかを判定する2値判別方法にすぎない。すなわち、船舶が多様な航海状態のうちのどのような状態にあるのかを安定的に推定することはできない。
本発明は、注目船舶の各時刻における航海状態を安定的に推定できる航海状態推定方法および航海状態推定装置を提供することを目的とする。
本発明による船舶行動学習方法は、船舶の時系列の位置情報と速度情報とに基づいて航跡パターンを生成し、航跡パターンと船舶の航海状態との関係に基づいて船舶行動を学習する。
本発明による航海状態推定方法は、船舶行動学習方法による学習によって生成されるパラメータを利用して、船舶の航海状態を推定する。
本発明による船舶行動学習装置は、船舶の時系列の位置情報と速度情報とに基づいて航跡パターンを生成する航跡パターン生成手段と、航跡パターンと船舶の航海状態との関係に基づいて船舶行動を学習するパターン学習手段とを含む。
本発明による航海状態推定装置は、船舶行動学習装置による学習によって生成されるパラメータを利用して、船舶の航海状態を推定する航海状態推定手段を含む。
本発明による船舶行動学習プログラムは、コンピュータに、船舶の時系列の位置情報と速度情報とに基づいて航跡パターンを生成する処理と、航跡パターンと船舶の航海状態との関係に基づいて船舶行動を学習する処理とを実行させる。
本発明による航海状態推定プログラムは、コンピュータに、船舶の時系列の位置情報および速度情報に基づいて生成される航跡パターンと船舶の航海状態との関係に基づく学習によって生成されたパラメータを利用して、船舶の航海状態を推定させる。
本発明によれば、船舶の時系列位置情報から、注目船舶の各時刻における航海状態を安定的に推定することができる。
船舶行動学習装置の構成例を示すブロック図である。 位置情報のデータと速度情報のデータとを用いて航跡パターン画像を生成する処理を示すフローチャートである。 航跡パターン画像の生成の仕方の一例を示す説明図である。 速度情報に基づいて航跡の描画方法を決定する処理および航跡パターン画像に対応するラベルを設定する処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の航海状態推定装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態の航海状態推定装置の動作示すフローチャートである。 船舶行動学習装置の他の構成例を示すブロック図である。 航跡パターン生成部および加速度算出部の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態の航海状態推定装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態の航海状態推定装置の動作示すフローチャートである。 CPUを有するコンピュータの一例を示すブロック図である。 船舶行動学習装置の主要部を示すブロック図である。 航海状態推定装置の主要部を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、航海状態推定装置(船舶行動推定装置)が使用するパラメータを作成するための船舶行動学習装置の構成例を示すブロック図である。なお、船舶行動学習装置は、航海状態推定装置に組み込まれてもよいし、航海状態推定装置とは独立した装置であってもよい。
図1に例示された船舶行動学習装置は、データ入力部101と、航跡パターン生成部102と、パターン学習部103と、データ蓄積部601と、パラメータ蓄積部602とを備えている。
データ蓄積部601は、船舶の航海状態(航海状況)の情報を含む航海情報が蓄積されたデータベースである。具体的には、データ蓄積部601は、船舶の航海情報を保持するハードディスクやメモリカードなどの記憶媒体、または、それらが接続されるネットワークなどで実現される。すなわち、データ蓄積部601は、船舶の航海情報の蓄積または伝送を行う。航海情報が伝送される場合には、実質的には、伝送先に存在する記憶装置(航海情報を記憶する。)がデータベースに相当する。
データ入力部101は、データ蓄積部601から、データベースに含まれる各船舶の、時間的に連続する航海状態のデータ、位置情報のデータ、および速度情報のデータを抽出する。データ入力部101は、抽出した航海状態のデータ、位置情報のデータ、および速度情報のデータを航跡パターン生成部102に出力する。
なお、一般に、GPS(Global Positioning System )受信機やAISから取得されるデータには速度情報が含まれる。データに速度情報が含まれない場合、データ入力部101は、連続する2点間の空間的距離と時間的距離とから速度を算出することが可能である。データ入力部101は、時間的距離を、連続する2点間のデータの取得日時から求めることができる。
航跡パターン生成部102は、データ入力部101から入力されるデータに含まれる速度情報に基づいて描画方法(一例として、船舶の速度に応じて航跡の色を変化させる方法)を決定する。
なお、本明細書において、「描画方法」は、描画対象(点や線分)の属性(例えば、色や太さや線の属性)を意味する。換言すれば、「描画方法」には、描画対象の属性の概念が含まれている。
航跡パターン生成部102は、入力されるデータに含まれる時系列の位置情報に基づいて航跡パターン画像を生成する。航跡パターン生成部102は、航跡パターン画像を生成するときに、離散的な位置情報間を補間する。そして、航跡パターン生成部102は、データ入力部101から入力されるデータに含まれる航海状態のうち、当該航跡パターン画像に対応する航海状態を本航跡パターンの正解ラベルとして設定する。さらに、航跡パターン生成部102は、生成された航跡パターン画像とラベル情報とを、パターン学習部103に出力する。
パターン学習部103は、航跡パターン生成部102から入力される航跡パターン画像とラベル情報とから、航跡パターン画像を学習し、航海状態をクラス分類するための航海状態分類器(航海状態モデル)のパラメータを最適化する。そして、パターン学習部103は、最適化したパラメータをパラメータ蓄積部602に保存する。
パラメータ蓄積部602は、パターン学習部103で生成された航海状態分類器のパラメータを保持するハードディスクやメモリカードなどの記憶媒体、または、それらが接続されるネットワークなどで実現される。すなわち、パラメータ蓄積部602は、航海状態分類器のパラメータの蓄積または伝送を行う。パラメータが伝送される場合には、伝送先に存在する記憶装置(航海情報を記憶する)がパラメータを保持する。
次に、航跡パターン生成部102の動作をより詳しく説明する。
位置情報と速度情報とから航跡パターン画像を生成する処理と、当該航跡パターン画像に対応するラベルを設定する処理とを、図2および図4のフローチャートならびに図3の説明図を参照して説明する。
図2は、位置情報のデータと速度情報のデータとを用いて航跡パターン画像を生成する処理を示すフローチャートである。図3は、航跡パターン画像の生成の仕方の一例を示す説明図である。図4は、速度情報に基づいて航跡の描画方法を決定する処理および航跡パターン画像に対応するラベルを設定する処理を示すフローチャートである。
航跡パターン生成部102は、連続する時系列位置情報pi、速度情報vi、航海状態siのデータセットの中から、基準となる任意の時刻のデータを1つ選択する(ステップS11)。基準となる時刻(基準時刻)をT とする。また、piは緯度経度等の絶対的な位置情報であり、緯度をlngi、経度をlatiとすると、piは、(1)式で表される。
Figure 2020075274
航跡パターン生成部102は、表示装置(図1において図示せず)の画面または装置内のメモリに、各点piを描画する(ステップS12)。各点piは、例えば、図3(a)に例示するような離散点の集まりとして描画される。
次に、基準時刻T の前後のm個のデータの基準時刻T に対する相対的な位置情報pi' を下式の(2)式で算出する。
pi' =round(α×pi) ・・・(2)
round(・) は、整数値への丸め処理を示す。αは、所定のスカラ値である。
そして、航跡パターン生成部102は、図3(b)に示すように、基準時刻T の点が所定のサイズの複数の区画のうちの中心の区画に位置するようにして、各点pi' を区画にマッピングする(ステップS13)。グリッド間の1区画の分解能をr とすると、αはα=1/r で表される。
次に、航跡パターン生成部102は、時間的に連続する点を直線でつなぎ、図3(c)に例示するような航跡パターン画像を生成する(ステップS14)。なお、図3(c)には、各点が直線でつながれた例が示されているが、直線でつなぐことは一例である。航跡パターン生成部102は、スプライン補間等を用いて、各点がつながれるようにしてもよい。
また、航跡パターン生成部102は、位置情報のデータの時間間隔および速度情報のデータの時間間隔が不均一の場合には、船舶ごとのデータの時間間隔を一定に揃える処理を行ってもよい。
次に、速度情報に基づいて航跡パターン(航跡パターン画像)を生成する方法を説明する。航跡パターン生成部102は、速度情報viを、所定の最高速度vmaxを用いて(3)式のように変換して、0.0から1.0の範囲に正規化する(ステップS15)。正規化された速度情報をvi' とする。
Figure 2020075274
航跡パターン生成部102は、vmaxとして、例えば、現在の実用上の高速船の最高速度とされる45ノット程度を入力すればよい。また、航跡パターン生成部102は、各国の高速船の定義を用いて、vmaxを、22ノット(日本)、24ノット(欧州)、または30ノット(米国)としてもよい。
航跡パターン生成部102は、vi' の値に基づいて、図3(c)に例示された航跡の描画方法を決定する(ステップS16)。航跡パターン生成部102は、例えば、vi' の値に応じて航跡の線の色を変えるという描画方法を使用することに決定したとする。そのような描画方法を実施するために、一例として、航跡パターン生成部102は、まず、vi' を色相環にマッピングする。
vi' の最小値と最大値とがそれぞれ色相の0度と360度になるようにマッピングされると、速度の最大値と最小値とが色相環上では連続してしまう。そこで、航跡パターン生成部102は、例えば、最小値が0度(赤)、最大値が240度(青)に対応するようにマッピングする。色相Hiは、(4)式で表される。
Hi =(240/360)×vi' ・・・(4)
したがって、船舶の速度情報を反映したHSV (Hue Saturation Value)空間上の色は、(5)式で表される。
Figure 2020075274
最終的に生成されるRGB (Red Green Blue)空間の色は、(6)式で表される。
Figure 2020075274
なお、fHSV2RGB(・)は、HSV色空間からRGB色空間への変換関数を表す。
航跡パターン生成部102は、航跡に対応する線の色を、(6)式で表される色に変更する(ステップS17)。このようにして航跡は船舶の速度情報に基づいて着色される。なお、航跡パターン生成部102は、点piにおける色として、上記の(6)式で表される色を使えばよい。しかし、航跡パターン生成部102は、点piと点pi+1とを結ぶ線分の色については、2点間の色が線形に変化するように重みづけ和してもよい。また、航跡パターン生成部102は、点piと点pi+1とを結ぶ線分の色として、単純に、点piにおける速度と点pi+1とにおける速度との平均値に対応する色や、点piと点pi+1とのうちのどちらか一方における速度から算出される色を用いてもよい。
なお、描画方法は、vi' に応じて色を変える方法に限定されない。例えば、描画する線の太さや線の種類などをvi' に応じて変えるという描画方法を用いてもよい。色を変える場合には、3チャネルの航跡パターン画像が生成される。線の種類または太さを変える場合には、1チャネルの航跡パターン画像が生成される。
そして、航跡パターン生成部102は、時刻T を中心として上述したように生成された航跡パターン画像が示す航海状態について、時刻T における航海状態srを、正解ラベルとして設定する(ステップS18)。
以上の処理が、任意の船舶および任意の時刻について繰り返されることによって、大量の正解ラベル付き画像データセットが生成される。
そして、航跡パターン生成部102は、多数の航跡パターン画像と正解ラベル(以下、ラベル情報ともいう。)とを出力する(ステップS19)。
パターン学習部103は、航跡パターン生成部102から入力される航跡パターン画像とラベル情報とから、航跡パターン画像を学習することによって、航海状態分類器のパラメータを最適化する
大量の正解ラベルの付いた画像データが存在するため、パターン学習部103は、一般的な教師あり分類器を用いる。パターン学習部103は、様々な種類の分類器を使用可能である。一例として、パターン学習部103は、畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network;CNN)を用いることができる。
図5は、図1に示された船舶行動学習装置が得たパラメータを用いて航海状態を推定する航海状態推定装置の構成例を示すブロック図である。
図5に示す航海状態推定装置は、データ入力部201と、航跡パターン生成部202と、航海状態推定部203と、データ蓄積部601と、パラメータ蓄積部602とを備えている。
航海状態推定装置の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
データ入力部201は、航海情報が蓄積されたデータ蓄積部601から、各船舶の位置情報のデータと速度情報のデータとを抽出する(ステップS21)。データ入力部201は、位置情報のデータと速度情報のデータとを航跡パターン生成部202に出力する。
航跡パターン生成部202は、データ入力部201から入力されるデータに含まれる速度情報に基づいて描画方法を決定する(ステップS22)。航跡パターン生成部202は、入力されるデータに含まれる時系列の位置情報に基づいて航跡パターン画像を生成する(ステップS23)。航跡パターン生成部202は、航跡パターン画像を生成するときに、離散的な位置情報間を補間する。なお、航跡パターン生成部202の機能は、航跡パターン生成部102の機能と同様である。ただし、航跡パターン生成部202は、航跡パターンに対応するラベルを設定する機能を有している必要はない。そして、航跡パターン生成部202は、生成した航跡パターン画像を航海状態推定部203に出力する。
航海状態推定部203は、パラメータ蓄積部602から、学習済みの航海状態分類器(学習済み航海状態モデル)のパラメータを取得する(ステップS24)。航海状態推定部203は、パターン学習部103で学習された航海状態分類器と同じ構成の航海状態分類器を再構成する(ステップS25)。航海状態推定部203は、航跡パターン生成部202から入力される航跡パターン画像から、各航跡パターン画像の航海状態を推定し(ステップS26)、推定した航海状態を出力する。
本実施形態の航海状態推定装置は、船舶の速度情報を航跡(例えば、航跡パターン画像)に重畳する(本実施形態では、速度情報に応じた色などを介する。)ことによって航海状態に関する情報量を増やすので、航跡のみからの分類が困難な航海状態を安定的に推定できる。
実施形態2.
図7は、航海状態推定装置が使用するパラメータを作成するための船舶行動学習装置の他の構成例を示すブロック図である。なお、船舶行動学習装置は、航海状態推定装置に組み込まれてもよいし、航海状態推定装置とは独立した装置であってもよい。
第1の実施形態では、航海状態推定装置は、船舶の速度情報を航跡に重畳することによって情報量を増やし、安定的な航海状態の推定を実現した。本実施形態では、航海状態推定装置は、速度情報に加えて加速度情報を用いて、より安定的な航海状態の推定を実現する。
図7に例示された第2の実施形態の船舶行動学習装置は、データ入力部301と、航跡パターン生成部302と、パターン学習部303と、加速度算出部304と、データ蓄積部601と、パラメータ蓄積部602とを備えている。
データ入力部301は、船舶の航海情報が蓄積されたデータ蓄積部601から、各船舶の、時間的に連続する航海状態、位置情報、速度情報、時刻情報のデータを抽出する。データ入力部301は、航海状態のデータと、位置情報のデータと、速度情報のデータとを航跡パターン生成部302に出力する。また、データ入力部301は、速度情報のデータと時刻情報のデータとを加速度算出部304に出力する。なお、一般に、GPS受信機やAISから取得されるデータには速度情報が含まれる。データに速度情報が含まれない場合、データ入力部301は、連続する2点間の空間的距離と時間的距離とから速度を算出することが可能である。データ入力部301は、時間的距離については、連続する2点間のデータの取得日時から求めることが可能である。
航跡パターン生成部302は、データ入力部301から入力される位置情報のデータと速度情報のデータと、加速度算出部304から入力される加速度情報のデータとを用いる。航跡パターン生成部302は、速度情報と加速度情報とに基づいて描画方法(一例として、船舶の速度に応じて航跡の色を変化させる方法)を決定する。航跡パターン生成部302は、入力されるデータに含まれる時系列の位置情報に基づいて航跡パターン画像を生成する。航跡パターン生成部302は、航跡パターン画像を生成するときに、離散的な位置情報間を補間する。そして、航跡パターン生成部302は、データ入力部301から入力されるデータに含まれる航海状態のうち、当該航跡パターン画像に対応する航海状態を本航跡パターンの正解ラベルとして設定する。さらに、航跡パターン生成部302は、生成された航跡パターン画像とラベル情報とを、パターン学習部303に出力する。
パターン学習部303は、航跡パターン生成部302から入力される航跡パターン画像とラベル情報とから、航跡パターン画像を学習し、航海状態分類器のパラメータを最適化する。そして、パターン学習部103は、最適化したパラメータをパラメータ蓄積部602に保存する。
加速度算出部304は、データ入力部301から入力される時刻情報のデータと速度情報のデータとから加速度を算出する。そして、算出した加速度情報のデータ(加速度を示すデータ)を航跡パターン生成部302に出力する。
次に、航跡パターン生成部302および加速度算出部304の処理を、図8のフローチャートを参照してより詳しく説明する。
まず、加速度算出部304が、データ入力部301から入力される時刻情報と速度情報とから加速度を算出する処理を説明する。各時刻における加速度aiは、時間的に連続する速度情報 viと、各速度情報が観測された時刻tiとを用いて、(7)式で算出される。
Figure 2020075274
すなわち、加速度算出部304は、(7)式を用いて加速度aiを算出する。
次に、位置情報と速度情報とから航跡パターン画像を生成する処理を説明する。
航跡パターン生成部302は、第1の実施形態における航跡パターン生成部102と同様に位置情報および速度情報に基づく航跡パターン画像を生成する(ステップS15〜S18)。
加速度算出部304は、加速度情報aiを、所定の最高加速度amaxを用いて(8)式のように変換して、0.0から1.0の範囲に正規化する(ステップS35)。正規化された加速度情報をai' とする。
Figure 2020075274
なお、amaxは、ユーザが調整可能な所定値である。
航跡パターン生成部302は、ai' の値に基づいて、図3(c)に例示された航跡の描画方法を決定する(ステップS36)。航跡パターン生成部302は、例えば、ai' の値に応じて航跡の線の色を変えるという描画方法を使用することに決定したとする。そのような描画方法を実施するために、一例として、航跡パターン生成部302は、まず、ai' を色相環にマッピングする。
ai' の最小値と最大値とがそれぞれ色相の0度と360度になるようにマッピングされると、加速度の最大値と最小値とが色相環上では連続してしまう。そこで、航跡パターン生成部302は、例えば、最小値が0度(赤)、最大値が240度(青)に対応するようにマッピングする。色相Hiは、(9)式で表される。
Hi =(240/360)×ai' ・・・(9)
したがって、船舶の加速度情報を反映したHSV 空間上の色は、(10)式で表される。
Figure 2020075274
最終的に生成されるRGB 空間の色は、(11)式で表される。
Figure 2020075274
なお、(10)式および(11)式は、(5)式および(6)式と同じ式であるが、(10)式におけるHiは、(5)式とは異なり、ai' を用いて算出されている。
航跡パターン生成部302は、航跡に対応する線の色を、(11)式で表される色に変更する(ステップS37)。このようにして航跡は船舶の加速度情報に基づいて着色される。なお、航跡パターン生成部302は、点piと点pi+1とを結ぶ線分の色として、上記の(11)式で表される色を使えばよい。航跡パターン生成部302は、点piにおける色として、例えば、点pi-1における加速度と点piにおける加速度との平均値に対応する色を用いることができる。また、航跡パターン生成部302は、点piにおける色として、点pi-1と点piとのうちのどちらか一方における加速度から算出される色を用いてもよい。
なお、描画方法は、ai' に応じて色を変える方法に限定されない。例えば、描画される線の太さや線の種類などをai' に応じて変えるという描画方法を用いてもよい。色を変える場合には、3チャネルの航跡パターン画像が生成される。線の種類または太さを変える場合には、1チャネルの航跡パターン画像が生成される。
そして、航跡パターン生成部302は、時刻T を中心として上述したように生成された航跡パターン画像が示す航海状態について、時刻T における航海状態srを、正解ラベルとして設定する(ステップS38)。
そして、航跡パターン生成部302は、多数の航跡パターン画像と正解ラベルとを出力する(ステップS39)。
具体的には、航跡パターン生成部302は、速度に基づいて描画方法が決定された航跡パターンと、加速度に基づいて描画方法が決定された航跡パターンとの2種類の航跡パターン画像を、6チャネルの航跡パターン画像としてパターン学習部303に出力する。
なお、速度に基づいて決定される描画方法が色を用いる方法であり、加速度に基づいて決定される描画方法が線の太さに基づく方法であるように、速度に関する描画方法と加速度に関する描画方法とが異なる場合には、航跡パターン生成部302は、3チャネルの航跡パターン画像(速度に基づく航跡パターン画像)、または1チャネルの航跡パターン画像(加速度に基づく航跡パターン画像)を、パターン学習部303に出力する。
パターン学習部303は、第1の実施形態におけるパターン学習部103と同様の処理を実行する。すなわち、パターン学習部303は、航跡パターン生成部302から入力される航跡パターン画像とラベル情報とから、航跡パターン画像を学習し、航海状態分類器のパラメータを最適化する。そして、パターン学習部303は、最適化したパラメータをパラメータ蓄積部602に保存する。
図9は、図7に示された船舶行動学習装置が得たパラメータを用いて航海状態を推定する航海状態推定装置の構成例を示すブロック図である。
図9に示す航海状態推定装置は、データ入力部401と、航跡パターン生成部402と、航海状態推定部403と、加速度算出部404と、データ蓄積部601と、パラメータ蓄積部602とを備えている。
航海状態推定装置の動作を図10のフローチャートを参照して説明する。
データ入力部401は、船舶の航海情報が蓄積されたデータ蓄積部601から、各船舶の位置情報のデータと速度情報のデータと時刻情報のデータとを抽出する(ステップS41)。データ入力部401は、位置情報のデータと速度情報のデータとを航跡パターン生成部402に出力する。また、データ入力部401は、速度情報のデータと時刻情報のデータとを加速度算出部404に出力する。
加速度算出部404は、図7に示された加速度算出部304の機能と同じ機能を有する。すなわち、加速度算出部404は、加速度算出部304による処理と同様の処理を実行して加速度を算出する。
航跡パターン生成部402は、データ入力部401から入力される速度情報のデータと、加速度算出部304から入力される加速度情報のデータとを用いて、速度情報に基づく描画方法と加速度情報に基づく描画方法を決定する(ステップS42)。
航跡パターン生成部402は、入力されるデータに含まれる時系列の位置情報に基づいて航跡パターン画像を生成する(ステップS43)。航跡パターン生成部402は、航跡パターン画像を生成するときに、離散的な位置情報間を補間する。なお、航跡パターン生成部402の機能は、航跡パターン生成部302の機能と同様である。ただし、航跡パターン生成部402は、航跡パターンに対応するラベルを設定する機能を有している必要はない。そして、航跡パターン生成部402は、生成した航跡パターン画像を航海状態推定部403に出力する。
航海状態推定部403は、パラメータ蓄積部602から、学習済みの航海状態分類器のパラメータを取得する(ステップS44)。航海状態推定部403は、パターン学習部303で学習された航海状態分類器と同じ構成の航海状態分類器を再構成する(ステップS45)。航海状態推定部403は、航跡パターン生成部402から入力される航跡パターン画像から、各航跡パターン画像の航海状態を推定し(ステップS46)、推定した航海状態を出力する。
本実施形態の航海状態推定装置は、船舶の速度情報に加えて加速度情報を航跡(例えば、航跡パターン画像)に重畳する(本実施形態では、速度情報に応じた色など、および、加速度情報に応じた色などを介する。)ことによって航海状態に関する情報量を増やすので、航跡のみからの分類が困難な航海状態を安定的に推定できる。
なお、本実施形態では、船舶の速度情報に加えて加速度情報を航跡に重畳するが、加速度情報のみを航跡に重畳するようにしてもよい。
上記の実施形態における各構成要素は、1つのハードウェアで構成可能であるが、1つのソフトウェアでも構成可能である。また、各構成要素は、複数のハードウェアでも構成可能であり、複数のソフトウェアでも構成可能である。また、各構成要素のうちの一部をハードウェアで構成し、他部をソフトウェアで構成することもできる。
上記の実施形態における各機能(各処理)を、CPU(Central Processing Unit )等のプロセッサやメモリ等を有するコンピュータで実現可能である。例えば、記憶装置(記憶媒体)に上記の実施形態における方法(処理)を実施するためのプログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納されたプログラムをCPUで実行することによって実現してもよい。
図11は、CPUを有するコンピュータの一例を示すブロック図である。コンピュータは、船舶行動学習装置またはと航海状態推定装置に実装される。CPU1000は、記憶装置1001に格納されたプログラムに従って処理を実行することによって、上記の実施形態における各機能を実現する。コンピュータが船舶行動学習装置に実装される場合には、図1および図7に示された船舶行動学習装置における、データ入力部101,301、航跡パターン生成部102,302、パターン学習部103,303、および加速度算出部304の機能を実現する。
また、コンピュータが航海状態推定装置に実装される場合には、図5および図9に示された航海状態推定装置における、データ入力部201、401、航跡パターン生成部202,402、航海状態推定部203,403、および加速度算出部404の機能を実現する。
なお、データ蓄積部601とパラメータ蓄積部602とは、コンピュータに組み込まれていてもよいし、コンピュータの外に存在していてもよい。
記憶装置1001は、例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium )である。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium )を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の具体例として、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )、CD−R(Compact Disc-Recordable )、CD−R/W(Compact Disc-ReWritable )、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM )、フラッシュROM)がある。
また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium )に格納されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体には、例えば、有線通信路または無線通信路を介して、すなわち、電気信号、光信号または電磁波を介して、プログラムが供給される。
メモリ1002は、例えばRAM(Random Access Memory)で実現され、CPU1000が処理を実行するときに一時的にデータを格納する記憶手段である。メモリ1002に、記憶装置1001または一時的なコンピュータ可読媒体が保持するプログラムが転送され、CPU1000がメモリ1002内のプログラムに基づいて処理を実行するような形態も想定しうる。
図12は、船舶行動学習装置の主要部を示すブロック図である。図12に示す船舶行動学習装置10は、船舶の時系列の位置情報と速度情報とに基づいて航跡パターン(例えば、航跡パターン画像)を生成する航跡パターン生成手段11(実施形態では、航跡パターン生成部102,302で実現される。)と、航跡パターンと船舶の航海状態との関係に基づいて船舶行動を学習する(例えば、航跡パターンに対応する航海状態を正解ラベルとして航海状態をクラス分類するための航海状態分類器(航海状態モデル)のパラメータを最適化する)パターン学習手段12(実施形態では、パターン学習部103,303で実現される。)とを備える。
図13は、航海状態推定装置の主要部を示すブロック図である。図13に示す航海状態推定装置20は、船舶行動学習装置10による学習によって生成されるパラメータを利用して、船舶の航海状態を推定する航海状態推定手段21(実施形態では、航海状態推定部203,403で実現される。)を備える。
また、航海状態推定装置は、船舶の時系列の位置情報および速度情報に基づいて生成される航跡パターンと船舶の航海状態との関係に基づく学習によって生成されたパラメータを利用して、船舶の航海状態を推定する航海状態推定手段を備えるように構成されていてもよい。航海状態推定方法は、船舶の時系列の位置情報および速度情報に基づいて生成される航跡パターンと船舶の航海状態との関係に基づく学習によって生成されたパラメータを利用して、船舶の航海状態を推定するように構成されていてもよい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。一例として、航跡パターン生成部が、描画方法の決定に用いることができる情報として、速度や加速度だけでなく、回頭率(進行方向の時間変化)などを用いることができる。
回頭率は、AISの航海状況(航海状態)の情報に含まれている。回頭率が用いられる場合、航跡パターン生成部102,202,303,402は、加速度などを用いる場合と同様に、時系列の回頭率を正規化する。正規化された回頭率をtr' とすると、航跡パターン生成部は、各々のtr' を色相環にマッピングして各々のtr' に対応する色を決定する。そして、航跡パターン生成部は、点pi(図3(c)参照)を、例えば、その点におけるtr' に対応する色に着色するとともに、点piと点pi+1とを結ぶ線分の色を、例えば、点piにおけるtr' と点pi+1とにおけるtr' との平均値に対応する色に着色する。なお、描画方法は、tr' に応じて色を変える方法に限定されない。例えば、描画する線の太さや線の種類などをtr' に応じて変えてもよい。さらに、航跡パターン生成部は、上記の各実施形態の場合と同様に、航跡パターン画像が示す航海状態について、時刻T における航海状態srを、正解ラベルとして設定する。
また、上記の実施形態の一部または全部は以下の付記のようにも記載されうるが、本発明の構成は以下の構成に限定されない。
(付記1)船舶の時系列の位置情報と速度情報とに基づいて生成される航跡パターン(例えば、航跡パターン画像)と、船舶の航海状態との関係に基づいて船舶行動を学習する(例えば、航跡パターンに対応する航海状態を正解ラベルとして航海状態をクラス分類するための航海状態分類器(航海状態モデル)のパラメータを最適化する)
船舶行動学習方法。
(付記2)前記速度情報に基づいて前記航跡パターンの描画方法を決定する
付記1の船舶行動学習方法。
(付記3)航跡の色を、前記速度情報に基づく色に決定する
付記2の船舶行動学習方法。
(付記4)航跡の色を、船舶の速度の変化(例えば、加速度)または船舶の向きの変化(例えば、回頭率)に基づく色に決定する
付記2または付記3の船舶行動学習方法。
(付記5)学習によって、航海状態をクラス分類するための航海状態分類器のパラメータを最適化する
付記1から付記4のうちのいずれかの船舶行動学習方法。
(付記6)付記1から付記5のうちのいずれかの船舶行動学習方法による学習によって生成されるパラメータを利用して、前記船舶の航海状態を推定する
航海状態推定方法。
(付記7)船舶の時系列の位置情報と速度情報とに基づいて航跡パターンを生成する航跡パターン生成手段と、
前記航跡パターンと前記船舶の航海状態との関係に基づいて船舶行動を学習するパターン学習手段とを備える
船舶行動学習装置。
(付記8)前記航跡パターン生成手段は、前記速度情報に基づいて前記航跡パターンの描画方法を決定する
付記7の船舶行動学習装置。
(付記9)前記航跡パターン生成手段は、航跡の色を、前記速度情報に基づく色に決定する
付記8の船舶行動学習装置。
(付記10)前記航跡パターン生成手段は、航跡の色を、船舶の速度の変化または船舶の向きの変化に基づく色に決定する
付記8または付記9の船舶行動学習装置。
(付記11)前記パターン学習手段は、学習によって、航海状態をクラス分類するための航海状態分類器のパラメータを最適化する
付記7から付記10のうちのいずれかの船舶行動学習装置。
(付記12)付記7から付記11のいずれかの船舶行動学習装置による学習によって生成されるパラメータを利用して、前記船舶の航海状態を推定する航海状態推定手段を備える
航海状態推定装置。
(付記13)コンピュータに、
船舶の時系列の位置情報と速度情報とに基づいて航跡パターンを生成する処理と、
前記航跡パターンと前記船舶の航海状態との関係に基づいて船舶行動を学習する処理とを
実行させるための船舶行動学習プログラム。
(付記14)コンピュータに、
前記速度情報に基づいて前記航跡パターンの描画方法を決定させる
付記13の船舶行動学習プログラム。
(付記15)コンピュータに、
航跡の色を、前記速度情報に基づく色に決定させる
付記14の船舶行動学習プログラム。
(付記16)コンピュータに、
航跡の色を、船舶の速度の変化または船舶の向きの変化に基づく色に決定する
付記13または付記14の船舶行動学習プログラム。
(付記17)コンピュータに、
学習によって、航海状態をクラス分類するための航海状態分類器のパラメータを最適化させる
付記13から付記16のうちのいずれかの船舶行動学習プログラム。
(付記18)コンピュータに、
船舶の時系列の位置情報および速度情報に基づいて生成される航跡パターンと船舶の航海状態との関係に基づく学習によって生成されたパラメータを利用して、前記船舶の航海状態を推定させる
ための航海状態推定プログラム。
10 船舶行動学習装置
11 航跡パターン生成手段
12 パターン学習手段
20 航海状態推定装置
21 航海状態推定手段
101,201,301,401 データ入力部
102,202,302,402 航跡パターン生成部
103,303 パターン学習部
203,403 航海状態推定部
304,404 加速度算出部
601 データ蓄積部
602 パラメータ蓄積部
1000 CPU
1001 記憶装置
1002 メモリ

Claims (18)

  1. 船舶の時系列の位置情報と速度情報とに基づいて航跡パターンを生成し、
    前記航跡パターンと前記船舶の航海状態との関係に基づいて船舶行動を学習する
    船舶行動学習方法。
  2. 前記速度情報に基づいて前記航跡パターンの描画方法を決定する
    請求項1に記載の船舶行動学習方法。
  3. 航跡の色を、前記速度情報に基づく色に決定する
    請求項2に記載の船舶行動学習方法。
  4. 航跡の色を、船舶の速度の変化または船舶の向きの変化に基づく色に決定する
    請求項2または請求項3に記載の船舶行動学習方法。
  5. 学習によって、航海状態をクラス分類するための航海状態分類器のパラメータを最適化する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の船舶行動学習方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかの船舶行動学習方法による学習によって生成されるパラメータを利用して、前記船舶の航海状態を推定する
    航海状態推定方法。
  7. 船舶の時系列の位置情報と速度情報とに基づいて航跡パターンを生成する航跡パターン生成手段と、
    前記航跡パターンと前記船舶の航海状態との関係に基づいて船舶行動を学習するパターン学習手段とを備える
    船舶行動学習装置。
  8. 前記航跡パターン生成手段は、前記速度情報に基づいて前記航跡パターンの描画方法を決定する
    請求項7に記載の船舶行動学習装置。
  9. 前記航跡パターン生成手段は、航跡の色を、前記速度情報に基づく色に決定する
    請求項8に記載の船舶行動学習装置。
  10. 前記航跡パターン生成手段は、航跡の色を、船舶の速度の変化または船舶の向きの変化に基づく色に決定する
    請求項8または請求項9に記載の船舶行動学習装置。
  11. 前記パターン学習手段は、学習によって、航海状態をクラス分類するための航海状態分類器のパラメータを最適化する
    請求項7から請求項10のうちのいずれか1項に記載の船舶行動学習装置。
  12. 請求項7から請求項11のいずれかの船舶行動学習装置による学習によって生成されるパラメータを利用して、前記船舶の航海状態を推定する航海状態推定手段を備える
    航海状態推定装置。
  13. コンピュータに、
    船舶の時系列の位置情報と速度情報とに基づいて航跡パターンを生成する処理と、
    前記航跡パターンと前記船舶の航海状態との関係に基づいて船舶行動を学習する処理とを
    実行させるための船舶行動学習プログラム。
  14. コンピュータに、
    前記速度情報に基づいて前記航跡パターンの描画方法を決定させる
    請求項13に記載の船舶行動学習プログラム。
  15. コンピュータに、
    航跡の色を、前記速度情報に基づく色に決定させる
    請求項14に記載の船舶行動学習プログラム。
  16. コンピュータに、
    航跡の色を、船舶の速度の変化または船舶の向きの変化に基づく色に決定させる
    請求項14または請求項15に記載の船舶行動学習プログラム。
  17. コンピュータに、
    学習によって、航海状態をクラス分類するための航海状態分類器のパラメータを最適化させる
    請求項13から請求項16のうちのいずれか1項に記載の船舶行動学習プログラム。
  18. コンピュータに、
    船舶の時系列の位置情報および速度情報に基づいて生成される航跡パターンと船舶の航海状態との関係に基づく学習によって生成されたパラメータを利用して、前記船舶の航海状態を推定させる
    ための航海状態推定プログラム。
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