JPWO2020049424A5 - - Google Patents

Description

上述の実施形態は、本発明の様々な態様の説明を容易にするために詳細に記載されたものであるため、本発明は、上述の特定の実施例及び実施形態に限定されるものと見なされるべきではない。むしろ、本発明は、添付の特許請求の範囲及びそれらの同等物によって定義される本発明の範囲内に含まれる様々な変形形態、同等のプロセス、及び代替的デバイスを含めた、本発明の全ての態様を包含するものと理解されるべきである。以下に例示的実施形態を示す。
［項目１］
複数の交互の第１のポリマー層及び第２のポリマー層を含む、多層反射偏光子であって、
前記第１のポリマー層及び前記第２のポリマー層のそれぞれが、少なくとも０．０１の面内複屈折を有し、
少なくとも１つの面内方向に対して、前記第１のポリマー層及び前記第２のポリマー層のそれぞれの間の屈折率の差は少なくとも０．０４であり、
前記少なくとも１つの面内方向に直交する第２の面内方向に対して、前記第１のポリマー層及び前記第２のポリマー層のそれぞれの間の屈折率の差が０．０４未満であり、
前記多層反射偏光子は、少なくとも４つのエッジを有し、
前記第１のポリマー層又は前記第２のポリマー層のいずれについても、５５０ｎｍで測定される屈折率が１．７を超えない、多層反射偏光子。
［項目２］
前記第１のポリマー層の平均光学的厚さと、前記第１のポリマー層及び前記第２のポリマー層の両方の総光学的厚さとの比として定義される、前記多層反射偏光子のｆ比は、少なくとも０．５５である、項目１に記載の多層反射偏光子。
［項目３］
前記ｆ比は、少なくとも０．６５である、項目２に記載の多層反射偏光子。
［項目４］
前記ｆ比は、少なくとも０．７５である、項目２に記載の多層反射偏光子。
［項目５］
前記第１のポリマー層はポリエチレンテレフタレートを含み、前記第２のポリマー層はグリコール変性コ（ポリエチレンテレフタレート）を含む、項目１に記載の多層反射偏光子。
［項目６］
前記第２のポリマー層は、ポリシクロヘキシルジメチルテレフタレートを更に含む、項目５に記載の多層反射偏光子。
［項目７］
前記第２のポリマー層は、第２のコポリエステルを更に含む、項目６に記載の多層反射偏光子。
［項目８］
前記第１のポリマー層及び前記第２のポリマー層のそれぞれは、結晶性を呈する、項目１に記載の多層反射偏光子。
［項目９］
項目１に記載の多層反射偏光子と、
前記多層反射偏光子にラミネートされた（laminated）ミラーフィルムと、を備える光学ラミネートであって、
前記ミラーフィルムは、可視光の２０％未満を反射し、及び９００ｎｍ～１２００ｎｍの光の少なくとも８０％を反射する、光学ラミネート。
［項目１０］
自動車用ガラス層と、項目９に記載の光学ラミネートとを備える、自動車用ガラスラミネート。
［項目１１］
前記ミラーフィルムは、前記自動車用ガラス層の車外側に配置され、前記多層反射偏光子は、前記自動車用ガラス層の車内側に配置されている、項目１０に記載の自動車用ガラスラミネート。
［項目１２］
項目１に記載の多層反射偏光子と、
ガラス層と、を備えるガラスラミネートであって、
前記多層反射偏光子は前記ガラス層にラミネートされている、ガラスラミネート。
［項目１３］
前記ガラス層は、自動車用ガラス層であり、前記多層反射偏光子は、偏光サングラスで見ることができるように、路面に対して垂直に偏光された光を反射するように構成されている、項目１２に記載のガラスラミネート。
［項目１４］
前記ガラス層は、自動車用ガラス層であり、前記多層反射偏光子は、路面からの知覚されるグレアを低減させるように、前記路面に対して平行に偏光された光を反射するように構成されている、項目１２に記載のガラスラミネート。
［項目１５］
前記ガラス層は、建築用ガラス層である、項目１２に記載のガラスラミネート。
［項目１６］
前記ガラス層は、工業用ガラス層である、項目１２に記載のガラスラミネート。
［項目１７］
少なくとも１つの非光学層を更に含み、前記少なくとも１つの非光学層は、スキン層又は保護境界層である、項目１に記載の多層反射偏光子。
［項目１８］
前記少なくとも１つの非光学層のそれぞれが、結晶性を呈する、項目１７に記載の多層反射偏光子。
［項目１９］
前記多層反射偏光子は、前記複数の交互の第１のポリマー層及び第２のポリマー層内に、いかなる非光学保護境界層をも含まない、項目１に記載の多層反射偏光子。
［項目２０］
前記多層反射偏光子は、前記複数の交互の第１のポリマー層及び第２のポリマー層に隣接する、いかなる非光学スキン層をも含まない、項目１に記載の多層反射偏光子。

Claims (15)

1. 複数の交互の第１のポリマー層及び第２のポリマー層を含む、多層反射偏光子であって、
   前記第１のポリマー層及び前記第２のポリマー層のそれぞれが、少なくとも０．０１の面内複屈折を有し、
   少なくとも１つの面内方向に対して、前記第１のポリマー層及び前記第２のポリマー層のそれぞれの間の屈折率の差は少なくとも０．０４であり、
   前記少なくとも１つの面内方向に直交する第２の面内方向に対して、前記第１のポリマー層及び前記第２のポリマー層のそれぞれの間の屈折率の差が０．０４未満であり、
   前記多層反射偏光子は、少なくとも４つのエッジを有し、
   前記第１のポリマー層又は前記第２のポリマー層のいずれについても、５５０ｎｍで測定される屈折率が１．７を超えない、多層反射偏光子。
2. 前記第１のポリマー層の平均光学的厚さと、前記第１のポリマー層及び前記第２のポリマー層の両方の総光学的厚さとの比として定義される、前記多層反射偏光子のｆ比は、少なくとも０．５５である、請求項１に記載の多層反射偏光子。
3. 前記ｆ比は、少なくとも０．６５である、請求項２に記載の多層反射偏光子。
4. 前記ｆ比は、少なくとも０．７５である、請求項２に記載の多層反射偏光子。
5. 前記第１のポリマー層はポリエチレンテレフタレートを含み、前記第２のポリマー層はグリコール変性コ（ポリエチレンテレフタレート）を含む、請求項１に記載の多層反射偏光子。
6. 前記第１のポリマー層及び前記第２のポリマー層のそれぞれは、結晶性を呈する、請求項１に記載の多層反射偏光子。
7. 請求項１に記載の多層反射偏光子と、
   前記多層反射偏光子にラミネートされた（laminated）ミラーフィルムと、を備える光学ラミネートであって、
   前記ミラーフィルムは、可視光の２０％未満を反射し、及び９００ｎｍ～１２００ｎｍの光の少なくとも８０％を反射する、光学ラミネート。
8. 自動車用ガラス層と、請求項７に記載の光学ラミネートとを備える、自動車用ガラスラミネート。
9. 請求項１に記載の多層反射偏光子と、
   ガラス層と、を備えるガラスラミネートであって、
   前記多層反射偏光子は前記ガラス層にラミネートされている、ガラスラミネート。
10. 前記ガラス層は、自動車用ガラス層であり、前記多層反射偏光子は、偏光サングラスで見ることができるように、路面に対して垂直に偏光された光を反射するように構成されている、請求項９に記載のガラスラミネート。
11. 前記ガラス層は、自動車用ガラス層であり、前記多層反射偏光子は、路面からの知覚されるグレアを低減させるように、前記路面に対して平行に偏光された光を反射するように構成されている、請求項９に記載のガラスラミネート。
12. 少なくとも１つの非光学層を更に含み、前記少なくとも１つの非光学層は、スキン層又は保護境界層である、請求項１に記載の多層反射偏光子。
13. 前記少なくとも１つの非光学層のそれぞれが、結晶性を呈する、請求項１２に記載の多層反射偏光子。
14. 前記多層反射偏光子は、前記複数の交互の第１のポリマー層及び第２のポリマー層内に、いかなる非光学保護境界層をも含まない、請求項１に記載の多層反射偏光子。
15. 前記多層反射偏光子は、前記複数の交互の第１のポリマー層及び第２のポリマー層に隣接する、いかなる非光学スキン層をも含まない、請求項１に記載の多層反射偏光子。