JPWO2020041634A5 - - Google Patents
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Description
本特許または本出願ファイルには、カラーで制作された図面が少なくとも1つ含まれる。1つまたは複数のカラー図面を含むこの特許または特許出願公報の複写物は、要請および必要な料金の支払いに応じて、官庁により提供される。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
核酸であって、
a)配列番号:3~19のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)のRNAをコードするヌクレオチド配列;
b)配列番号:20~24のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK U6shRNAをコードするヌクレオチド配列;
c)配列番号:25~36のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK U7snRNAをコードするヌクレオチド配列;
d)配列番号:37~48のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK RNAをコードするヌクレオチド配列;
e)配列番号:37~48のうちいずれか1つに明記された配列に結合する、DMPK
RNAをコードするヌクレオチド配列;
f)配列番号:49~60のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK RNA逆相補配列;
g)配列番号:61~72のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK U7RNAをコードする逆相補配列、ならびに/または
h)(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、および/もしくは(g)の1つまたは複数のいずれかの組合せを含む、核酸。
(項目2)
項目1の核酸を含む、ウイルスベクター。
(項目3)
前記ウイルスベクターが、アデノ随伴ウイルス(AAV)、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、項目2に記載のウイルスベクター。
(項目4)
前記ウイルスベクターがAAVである、項目3に記載のウイルスベクター。
(項目5)
前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、項目4に記載のウイルスベクター。
(項目6)
前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、項目4または5に記載のウイルスベクター。
(項目7)
前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、項目4から6のうちいずれか一項に記載のウイルスベクター。
(項目8)
前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、項目4から7のうちいずれか一項に記載のウイルスベクター。
(項目9)
前記AAVがシュードタイプAAVである、項目4から8のうちいずれか一項に記載のウイルスベクター。
(項目10)
前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、項目9に記載のウイルスベクター。
(項目11)
項目2から10のいずれか一項に記載のウイルスベクターおよび薬学的に許容される担体を含む、組成物。
(項目12)
細胞において、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子の発現を抑制ならびに/またはこの遺伝子の発現に干渉もしくは、前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTG exp )に干渉する方法であって、前記細胞と項目4から10のいずれか一項に記載のウイルスベクターとを接触させることを含む、方法。
(項目13)
筋強直性ジストロフィー(DM)を患っている対象を処置する方法であって、前記対象に有効量の項目4から10のいずれか一項に記載のウイルスベクターを投与することを含む、方法。
(項目14)
前記DMがDM1である、項目13に記載の方法。
(項目15)
必要がある対象において筋強直性ジストロフィー(DM)を処置する方法であって、前記対象に有効量のウイルスベクターを投与する工程を含み、前記ウイルスベクターのゲノムが、
a)筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子のエクソン5の発現を抑制;
b)前記DMPK遺伝子のエクソン8の発現を抑制;および/または
c)前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTG exp )、もしくは前記DMPK遺伝子の非翻訳エクソン15に干渉するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチドおよび/もしくは少なくとも1つのU7snRNAポリヌクレオチド、またはその組合せを含む、方法。
(項目16)
前記ウイルスベクターが、AAV、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記ウイルスベクターがAAVである、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、項目17または18に記載の方法。
(項目20)
前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、項目17から19のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、項目17から20のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記AAVがシュードタイプAAVである、項目17から21のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記U6shRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:20~24のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、項目15から23のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記U7snRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:25~36および61~72のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、項目15から24のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
前記DMがDM1である、項目15から25のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目27)
必要がある対象において筋強直性ジストロフィー(DM)を処置する方法であって、前記対象に有効量のウイルスベクターを投与する工程を含み、前記ウイルスベクターのゲノムが、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子のエクソン5の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチド、前記DMPK遺伝子のエクソン8の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチド、または前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTG exp )の発現もしくは前記DMPK遺伝子の非翻訳エクソン15の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチドを含む、方法。
(項目28)
前記ウイルスベクターが、AAV、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記ウイルスベクターがAAVである、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、項目29または30に記載の方法。
(項目32)
前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、項目29から31のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、項目29から32のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
前記AAVがシュードタイプAAVである、項目29から33のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記U6shRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:20~24のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、項目27から35のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目37)
前記DMがDM1である、項目27から36のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
必要がある対象において筋強直性ジストロフィー(DM)を処置する方法であって、前記対象に有効量のウイルスベクターを投与する工程を含み、前記ウイルスベクターのゲノムが、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子のエクソン5の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU7snRNAポリヌクレオチド、前記DMPK遺伝子のエクソン8の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU7shRNAポリヌクレオチド、または前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTG exp )の発現もしくは前記DMPK遺伝子の非翻訳エクソン15の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU7shRNAポリヌクレオチドを含む、方法。
(項目39)
前記ウイルスベクターが、AAV、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記ウイルスベクターがAAVである、項目39に記載の方法。
(項目41)
前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、項目40に記載の方法。
(項目42)
前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、項目40または41に記載の方法。
(項目43)
前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、項目40から42のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目44)
前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、項目40から43のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
前記AAVがシュードタイプAAVである、項目40から44のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目46)
前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記U7snRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:25~36および61~72のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、項目38から46のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
前記DMがDM1である、項目38から47のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目49)
必要がある対象において、筋強直性ジストロフィー(DM)を処置、回復、および/もしくは予防することにおける、項目1に記載の少なくとも1つの核酸、項目2から10のいずれか一項に記載のウイルスベクター、または項目11に記載の組成物の使用。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
核酸であって、
a)配列番号:3~19のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)のRNAをコードするヌクレオチド配列;
b)配列番号:20~24のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK U6shRNAをコードするヌクレオチド配列;
c)配列番号:25~36のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK U7snRNAをコードするヌクレオチド配列;
d)配列番号:37~48のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK RNAをコードするヌクレオチド配列;
e)配列番号:37~48のうちいずれか1つに明記された配列に結合する、DMPK
RNAをコードするヌクレオチド配列;
f)配列番号:49~60のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK RNA逆相補配列;
g)配列番号:61~72のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK U7RNAをコードする逆相補配列、ならびに/または
h)(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、および/もしくは(g)の1つまたは複数のいずれかの組合せを含む、核酸。
(項目2)
項目1の核酸を含む、ウイルスベクター。
(項目3)
前記ウイルスベクターが、アデノ随伴ウイルス(AAV)、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、項目2に記載のウイルスベクター。
(項目4)
前記ウイルスベクターがAAVである、項目3に記載のウイルスベクター。
(項目5)
前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、項目4に記載のウイルスベクター。
(項目6)
前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、項目4または5に記載のウイルスベクター。
(項目7)
前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、項目4から6のうちいずれか一項に記載のウイルスベクター。
(項目8)
前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、項目4から7のうちいずれか一項に記載のウイルスベクター。
(項目9)
前記AAVがシュードタイプAAVである、項目4から8のうちいずれか一項に記載のウイルスベクター。
(項目10)
前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、項目9に記載のウイルスベクター。
(項目11)
項目2から10のいずれか一項に記載のウイルスベクターおよび薬学的に許容される担体を含む、組成物。
(項目12)
細胞において、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子の発現を抑制ならびに/またはこの遺伝子の発現に干渉もしくは、前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTG exp )に干渉する方法であって、前記細胞と項目4から10のいずれか一項に記載のウイルスベクターとを接触させることを含む、方法。
(項目13)
筋強直性ジストロフィー(DM)を患っている対象を処置する方法であって、前記対象に有効量の項目4から10のいずれか一項に記載のウイルスベクターを投与することを含む、方法。
(項目14)
前記DMがDM1である、項目13に記載の方法。
(項目15)
必要がある対象において筋強直性ジストロフィー(DM)を処置する方法であって、前記対象に有効量のウイルスベクターを投与する工程を含み、前記ウイルスベクターのゲノムが、
a)筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子のエクソン5の発現を抑制;
b)前記DMPK遺伝子のエクソン8の発現を抑制;および/または
c)前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTG exp )、もしくは前記DMPK遺伝子の非翻訳エクソン15に干渉するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチドおよび/もしくは少なくとも1つのU7snRNAポリヌクレオチド、またはその組合せを含む、方法。
(項目16)
前記ウイルスベクターが、AAV、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記ウイルスベクターがAAVである、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、項目17または18に記載の方法。
(項目20)
前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、項目17から19のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、項目17から20のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記AAVがシュードタイプAAVである、項目17から21のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記U6shRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:20~24のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、項目15から23のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記U7snRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:25~36および61~72のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、項目15から24のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
前記DMがDM1である、項目15から25のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目27)
必要がある対象において筋強直性ジストロフィー(DM)を処置する方法であって、前記対象に有効量のウイルスベクターを投与する工程を含み、前記ウイルスベクターのゲノムが、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子のエクソン5の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチド、前記DMPK遺伝子のエクソン8の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチド、または前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTG exp )の発現もしくは前記DMPK遺伝子の非翻訳エクソン15の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチドを含む、方法。
(項目28)
前記ウイルスベクターが、AAV、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記ウイルスベクターがAAVである、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、項目29または30に記載の方法。
(項目32)
前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、項目29から31のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、項目29から32のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
前記AAVがシュードタイプAAVである、項目29から33のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記U6shRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:20~24のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、項目27から35のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目37)
前記DMがDM1である、項目27から36のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
必要がある対象において筋強直性ジストロフィー(DM)を処置する方法であって、前記対象に有効量のウイルスベクターを投与する工程を含み、前記ウイルスベクターのゲノムが、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子のエクソン5の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU7snRNAポリヌクレオチド、前記DMPK遺伝子のエクソン8の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU7shRNAポリヌクレオチド、または前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTG exp )の発現もしくは前記DMPK遺伝子の非翻訳エクソン15の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU7shRNAポリヌクレオチドを含む、方法。
(項目39)
前記ウイルスベクターが、AAV、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記ウイルスベクターがAAVである、項目39に記載の方法。
(項目41)
前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、項目40に記載の方法。
(項目42)
前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、項目40または41に記載の方法。
(項目43)
前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、項目40から42のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目44)
前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、項目40から43のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
前記AAVがシュードタイプAAVである、項目40から44のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目46)
前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記U7snRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:25~36および61~72のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、項目38から46のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
前記DMがDM1である、項目38から47のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目49)
必要がある対象において、筋強直性ジストロフィー(DM)を処置、回復、および/もしくは予防することにおける、項目1に記載の少なくとも1つの核酸、項目2から10のいずれか一項に記載のウイルスベクター、または項目11に記載の組成物の使用。
Claims (49)
- 核酸であって、
a)配列番号:3~19のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)のRNAをコードするヌクレオチド配列;
b)配列番号:20~24のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK U6shRNAをコードするヌクレオチド配列;
c)配列番号:25~36のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK U7snRNAをコードするヌクレオチド配列;
d)配列番号:37~48のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK RNAをコードするヌクレオチド配列;
e)配列番号:37~48のうちいずれか1つに明記された配列に結合する、DMPK
RNAをコードするヌクレオチド配列;
f)配列番号:49~60のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK RNA逆相補配列;
g)配列番号:61~72のうちいずれか1つに明記された配列との、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を含む、DMPK U7RNAをコードする逆相補配列、ならびに/または
h)(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、および/もしくは(g)の1つまたは複数のいずれかの組合せを含む、核酸。 - 請求項1の核酸を含む、ウイルスベクター。
- 前記ウイルスベクターが、アデノ随伴ウイルス(AAV)、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、請求項2に記載のウイルスベクター。
- 前記ウイルスベクターがAAVである、請求項3に記載のウイルスベクター。
- 前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、請求項4に記載のウイルスベクター。
- 前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、請求項4または5に記載のウイルスベクター。
- 前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、請求項4から6のうちいずれか一項に記載のウイルスベクター。
- 前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、請求項4から7のうちいずれか一項に記載のウイルスベクター。
- 前記AAVがシュードタイプAAVである、請求項4から8のうちいずれか一項に記載のウイルスベクター。
- 前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、請求項9に記載のウイルスベクター。
- 請求項2から10のいずれか一項に記載のウイルスベクターおよび薬学的に許容される担体を含む、組成物。
- 細胞において、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子の発現を抑制ならびに/またはこの遺伝子の発現に干渉もしくは、前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTGexp)に干渉する方法において使用するための組成物であって、請求項4から10のいずれか一項に記載のウイルスベクターを含み、前記方法は、前記細胞と前記組成物とを接触させることを含む、組成物。
- 筋強直性ジストロフィー(DM)を患っている対象を処置するための組成物であって、請求項4から10のいずれか一項に記載のウイルスベクターを含む、組成物。
- 前記DMがDM1である、請求項13に記載の組成物。
- 筋強直性ジストロフィー(DM)を処置する必要がある対象において筋強直性ジストロフィー(DM)を処置するための組成物であって、ウイルスベクターを含み、前記ウイルスベクターのゲノムが、
a)筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子のエクソン5の発現を抑制;
b)前記DMPK遺伝子のエクソン8の発現を抑制;および/または
c)前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTGexp)、もしくは前記DMPK遺伝子の非翻訳エクソン15に干渉するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチドおよび/もしくは少なくとも1つのU7snRNAポリヌクレオチド、またはその組合せを含む、組成物。 - 前記ウイルスベクターが、AAV、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、請求項15に記載の組成物。
- 前記ウイルスベクターがAAVである、請求項16に記載の組成物。
- 前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、請求項17に記載の組成物。
- 前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、請求項17または18に記載の組成物。
- 前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、請求項17から19のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、請求項17から20のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記AAVがシュードタイプAAVである、請求項17から21のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、請求項22に記載の組成物。
- 前記U6shRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:20~24のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、請求項15から23のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記U7snRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:25~36および61~72のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、請求項15から24のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記DMがDM1である、請求項15から25のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 筋強直性ジストロフィー(DM)を処置する必要がある対象において筋強直性ジストロフィー(DM)を処置するための組成物であって、ウイルスベクターを含み、前記ウイルスベクターのゲノムが、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子のエクソン5の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチド、前記DMPK遺伝子のエクソン8の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチド、または前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTGexp)の発現もしくは前記DMPK遺伝子の非翻訳エクソン15の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU6shRNAポリヌクレオチドを含む、組成物。
- 前記ウイルスベクターが、AAV、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、請求項27に記載の組成物。
- 前記ウイルスベクターがAAVである、請求項28に記載の組成物。
- 前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、請求項29に記載の組成物。
- 前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、請求項29または30に記載の組成物。
- 前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、請求項29から31のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、請求項29から32のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記AAVがシュードタイプAAVである、請求項29から33のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、請求項34に記載の組成物。
- 前記U6shRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:20~24のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、請求項27から35のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記DMがDM1である、請求項27から36のうちいずれか一項に記載の組成物。
- て筋強直性ジストロフィー(DM)を処置する必要がある対象において筋強直性ジストロフィー(DM)を処置するための組成物であって、ウイルスベクターを含み、前記ウイルスベクターのゲノムが、筋強直性ジストロフィープロテインキナーゼ(DMPK)遺伝子のエクソン5の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU7snRNAポリヌクレオチド、前記DMPK遺伝子のエクソン8の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU7shRNAポリヌクレオチド、または前記DMPK遺伝子の3’非翻訳領域におけるCUGトリプレットリピート伸長(CTGexp)の発現もしくは前記DMPK遺伝子の非翻訳エクソン15の発現を抑制するように標的化された、少なくとも1つのU7shRNAポリヌクレオチドを含む、組成物。
- 前記ウイルスベクターが、AAV、アデノウイルス、レンチウイルス、レトロウイルス、ポックスウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、または合成ウイルスである、請求項38に記載の組成物。
- 前記ウイルスベクターがAAVである、請求項39に記載の組成物。
- 前記AAVがrep遺伝子およびcap遺伝子を欠損している、請求項40に記載の組成物。
- 前記AAVが組換えAAV(rAAV)または自己相補的組換えAAV(scAAV)である、請求項40または41に記載の組成物。
- 前記AAVが、AAV-1、AAV-2、AAV-3、AAV-4、AAV-5、AAV-6、AAV-7、AAV-8、AAV-9、AAV-10、AAV-11、AAV-12、AAV-13、AAV-anc80、およびAAVrh.74からなる群から選択されるカプシド血清型を有する、請求項40から42のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記AAVがAAV-9のカプシド血清型を有する、請求項40から43のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記AAVがシュードタイプAAVである、請求項40から44のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記AAVがAAV2/8またはAAV2/9である、請求項45に記載の組成物。
- 前記U7snRNAをコードするポリヌクレオチドが、配列番号:25~36および61~72のうち1つに明記された配列に対する、少なくとも約70%、75%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性を含むヌクレオチド配列を含む、請求項38から46のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 前記DMがDM1である、請求項38から47のうちいずれか一項に記載の組成物。
- 筋強直性ジストロフィー(DM)を処置、回復、および/もしくは予防する必要がある対象において、筋強直性ジストロフィー(DM)を処置、回復、および/もしくは予防するための組成物であって、請求項1に記載の少なくとも1つの核酸、もしくは請求項2から10のいずれか一項に記載のウイルスベクターを含む組成物、または筋強直性ジストロフィー(DM)を処置、回復、および/もしくは予防する必要がある対象において、筋強直性ジストロフィー(DM)を処置、回復、および/もしくは予防するための請求項11に記載の組成物。
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