JPWO2020037290A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020037290A5
JPWO2020037290A5 JP2021507595A JP2021507595A JPWO2020037290A5 JP WO2020037290 A5 JPWO2020037290 A5 JP WO2020037290A5 JP 2021507595 A JP2021507595 A JP 2021507595A JP 2021507595 A JP2021507595 A JP 2021507595A JP WO2020037290 A5 JPWO2020037290 A5 JP WO2020037290A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sequence
mixture
oligonucleotide
target
target polynucleotide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021507595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021533769A (ja
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2019/046950 external-priority patent/WO2020037290A1/en
Publication of JP2021533769A publication Critical patent/JP2021533769A/ja
Publication of JPWO2020037290A5 publication Critical patent/JPWO2020037290A5/ja
Priority to JP2024010827A priority Critical patent/JP2024059627A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

追加の実施形態は、以下の番号付きの項に従い得る。
1.
a)第1の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列にハイブリダイズするように構成された第1のオリゴヌクレオチドであって、第1の配列が、標的バリアントヌクレオチドを含み、第1のオリゴヌクレオチドが、標的バリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに有する、第1のオリゴヌクレオチドと、
b)第1の標的ポリヌクレオチド鎖内の第2の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第2のオリゴヌクレオチドであって、第1の標的ポリヌクレオチド鎖の第2の配列が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖の第1の配列から5’上流に位置している、第2のオリゴヌクレオチドと、を含む、混合物。
2.
c)第1の標的ポリヌクレオチド鎖内の第3の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第3のオリゴヌクレオチドであって、第1の標的ポリヌクレオチド鎖の第3の配列が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖の第1の配列と少なくとも部分的に重複し、第3の配列が、標的バリアントヌクレオチドを含む、第3のオリゴヌクレオチドをさらに含む、項1に記載の混合物。
3.
a)第1の標的ポリヌクレオチド鎖内に存在する第1の配列(A)にハイブリダイズするように構成された第1のオリゴヌクレオチドであって、第1の配列が、標的バリアントヌクレオチド(「第1のバリアントヌクレオチド」)を含み、第1のオリゴヌクレオチドが、第1のバリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに有する、第1のオリゴヌクレオチドと、
b)第2の配列(B)にハイブリダイズするように構成された第2のオリゴヌクレオチドであって、第2の配列が、第3の配列(C)に相補的であり、第3の配列が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖内に存在し、第3の配列(C)が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖の第1の配列(A)から5’上流に位置している、第2のオリゴヌクレオチドと、を含む、混合物。
4.
c)第5の配列(E)に相補的な第4の配列(D)にハイブリダイズするように構成された第3のオリゴヌクレオチドであって、第5の配列が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖に存在し、第5の配列(E)が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列(A)と少なくとも部分的に重複し、第1の標的バリアントヌクレオチドを含む、第3のオリゴヌクレオチドをさらに含む、項2に記載の混合物。
5.第3のオリゴヌクレオチドにおける標的バリアントヌクレオチドが、第3のオリゴヌクレオチドの3’末端または5’末端からの少なくとも2つのヌクレオチドである、項2または4に記載の混合物。
6.第3のオリゴヌクレオチドが、検出可能な標識を含む、項2、4、および5のいずれか一項に記載の混合物。
7.検出可能な標識が、蛍光標識である、項6に記載の混合物。
8.検出可能な標識が、第1の末端ヌクレオチド上にある、項6または7に記載の混合物。
9.第3のオリゴヌクレオチドが、消光部分をさらに含む、項6~8のいずれか一項に記載の混合物。
10.消光部分が、第3のオリゴヌクレオチドの第2の末端ヌクレオチド上にある、項9に記載の混合物。
11.消光部分が、検出可能な標識からのシグナルを消光することができる、項9または10に記載の混合物。
12.第1の末端ヌクレオチドが、5’末端ヌクレオチドである、項10に記載の混合物。
13.第2の末端ヌクレオチドが、3’末端ヌクレオチドである、項10に記載の混合物。
14.混合物が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖を含む一本鎖ポリヌクレオチド分子を含む、項2または4に記載の混合物。
15.配列A、E、およびCが、第1の標的ポリヌクレオチド鎖上の一本鎖ポリヌクレオチド分子内に位置している、項4に記載の混合物。
16.混合物が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖および第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖を含む二本鎖ポリヌクレオチド分子を含み、第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖に実質的に相補的である、項2または4に記載の混合物。
17.混合物が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖および第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖を含む二本鎖ポリヌクレオチド分子を含み、第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖に実質的に相補的であり、配列DおよびBが、標的相補体ポリヌクレオチド鎖上の二本鎖ポリヌクレオチド分子内に位置し、配列A、E、およびCが、標的ポリヌクレオチド鎖上の二本鎖ポリヌクレオチド分子内に位置している、項4に記載の混合物。
18.混合物が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖および第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖を含む二本鎖ポリヌクレオチド分子を含み、第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖に実質的に相補的であり、二本鎖ポリヌクレオチド分子が、バリアントポリヌクレオチド鎖およびバリアント相補体ポリヌクレオチド鎖を含み、バリアントポリヌクレオチド鎖が、標的ポリヌクレオチド鎖と実質的に同一であり、標的ポリヌクレオチド鎖とは標的バリアントヌクレオチドで異なるヌクレオチドを含み、バリアント相補体ポリヌクレオチド鎖が、バリアントポリヌクレオチド鎖に実質的に相補的である、項2または4に記載の混合物。
19.第3のオリゴヌクレオチドが、第1の配列の3~6つの連続するヌクレオチドを含む、項2または4に記載の混合物。
20.第3のオリゴヌクレオチドが、第1の配列のヌクレオチドの配列と重複しない第1の標的ポリヌクレオチド鎖のヌクレオチドの配列をさらに含む、項2または4に記載の混合物。
21.混合物が、第4のオリゴヌクレオチドを含まない、項2または4に記載の混合物。
22.混合物が、検出可能な標識を含む第4のオリゴヌクレオチドを含まない、項2または4に記載の混合物。
23.混合物が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖に結合する第4のオリゴヌクレオチドを含まない、項2または4に記載の混合物。
24.混合物が、検出可能な標識および第1の標的ポリヌクレオチド鎖に結合する配列を有する第4のオリゴヌクレオチドを含まない、項2または4に記載の混合物。
25.第3のオリゴヌクレオチドが、検出可能な標識および標的ポリヌクレオチド鎖の配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する混合物における唯一のオリゴヌクレオチドである、項2または4に記載の混合物。
26.混合物が、30mM~80mMの塩化カリウムをさらに含む、項2または4に記載の混合物。
27.塩化カリウムの濃度が、少なくとも40mMである、項26に記載の混合物。
28.塩化カリウムの濃度が、70mM未満である、項26に記載の混合物。
29.塩化カリウムの濃度が、少なくとも40mMおよび70mM未満である、項26に記載の混合物。
30.混合物が、10mM~40mMの硫酸アンモニウムをさらに含む、項2または4に記載の混合物。
31.硫酸アンモニウムの濃度が、少なくとも20mMである、項30に記載の混合物。
32.硫酸アンモニウムの濃度が、35mM未満である、項30に記載の混合物。
33.硫酸アンモニウムの濃度が、少なくとも20mMおよび35mM未満である、項30に記載の混合物。
34.硫酸アンモニウムの濃度が、20~25mMである、項30に記載の混合物。
35.混合物が、
a)30mM~80mMの塩化カリウムの濃度と、
b)10mM~40mMの硫酸アンモニウムの濃度と、をさらに含む、項2または4に記載の混合物。
36.塩化カリウムの濃度が、40mM~70mMであり、硫酸アンモニウムの濃度が、20mM~35mMである、項35に記載の混合物。
37.塩化カリウムの濃度が、40mM~48mMであり、硫酸アンモニウムの濃度が、20~24mMである、項35に記載の混合物。
38.塩化カリウムの濃度が、45mMであり、硫酸アンモニウムの濃度が、22mMである、項35に記載の混合物。
39.検出可能な標識が、DNA結合色素、レポーター色素、蛍光プローブ、6-カルボキシフルオレセイン(FAM(商標))、テトラクロロフルオレシン(tetrachlorofluorescin)(TET(商標))、6-カルボキシ-4’,5’-ジクロロ-2’,7’-ジメトキシフルオレセイン、スクシンイミジルエステル(JOE(商標))、VIC(商標)、カルボキシレート基の代わりにSO3を含むフルオレセイン色素のスルホネート誘導体、フルオレセインのホスホルアミダイト形態、CY5のホスホルアミダイト形態、非FRET標識、フェロセン試薬、ABY(商標)、NED(商標)JUN(商標)、Fluor(登録商標)488、AlexaFluor(登録商標)532、AlexaFluor(登録商標)546、AlexaFluor(登録商標)594、AlexaFluor(登録商標)647、AlexaFluor(登録商標)660、TYE(商標)563、TYE(商標)665、TYE(商標)705、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、項6に記載の混合物。
40.消光部分が、テトラメチルローダミン(TAMRA)、非蛍光消光剤(NFQ)、ブラックホールクエンチャー、アイオワブラッククエンチャー、QSY消光剤、QSY7消光剤、QSY21消光剤、ダブシルおよび/またはダブシルスルホネート/カルボキシレート消光剤からなる群から選択される、項9~11のいずれか一項に記載の混合物。
41.第3のオリゴヌクレオチドのTmが、第1のオリゴヌクレオチドのTmよりも少なくとも5℃および25℃以下高い、項2または4に記載の混合物。
42.第3のオリゴヌクレオチドのTmが、第1のオリゴヌクレオチドのTmよりも少なくとも8℃および12℃以下高い、項41に記載の混合物。
43.第1のオリゴヌクレオチドのTmが、第2のオリゴヌクレオチドのTmの5℃以内である、項2または4に記載の混合物。
44.第1のオリゴヌクレオチドのTmが、45~60℃であり、第2のオリゴヌクレオチドのTmが、45~60℃である、項42または43のいずれか一項に記載の混合物。
45.第1および第2のオリゴヌクレオチドが、伸長可能である、項1~4のいずれか一項に記載の混合物。
46.第1および第2のオリゴヌクレオチドが、プライマーである、項1~4のいずれか一項に記載の混合物。
47.第3のオリゴヌクレオチドが、伸長不可能である、項2または4に記載の混合物。
48.第3のオリゴヌクレオチドが、プローブである、項2または4に記載の混合物。
49.第1、第2、および/または第3のオリゴヌクレオチドが、10~40個のヌクレオチドを含む、項2または4に記載の混合物。
50.第3のオリゴヌクレオチドが、遮断部分を含む、項2または4に記載の混合物。
51.遮断部分が、小溝結合剤(MGB)部分である、項50に記載の混合物。
52.MGB部分が、第3のオリゴヌクレオチドの3’末端および/または3’部分に位置している、項51に記載の混合物。
53.混合物が、
a)第2の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列にハイブリダイズするように構成された第4のオリゴヌクレオチドであって、第2の標的ポリヌクレオチドにおける第1の配列が、第2の標的バリアントヌクレオチドを含み、第4のオリゴヌクレオチドが、第2の標的バリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに含む、第4のオリゴヌクレオチドと、
b)第2の標的ポリヌクレオチド鎖内の第2の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第5のオリゴヌクレオチドであって、第2の標的ポリヌクレオチド鎖の第2の配列が、第2の標的ポリヌクレオチド鎖上の第1の配列から5’上流に位置している、第5のオリゴヌクレオチドと、
c)第2の標的ポリヌクレオチド鎖内の第3の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第6のオリゴヌクレオチドであって、第2の標的ポリヌクレオチド鎖の第3の配列が、第2の標的ポリヌクレオチド鎖上の第1の配列と少なくとも部分的に重複し、第2の標的バリアントヌクレオチドを含む、第6のオリゴヌクレオチドと、をさらに含む、項2に記載の混合物。
54.混合物が、
a)第2の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列(F)にハイブリダイズするように構成された第4のオリゴヌクレオチドであって、第2の標的ポリヌクレオチドにおける第1の配列が、第2の標的バリアントヌクレオチド(「第2のバリアントヌクレオチド」)を含み、第4のオリゴヌクレオチドが、第2の標的バリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに有する、第4のオリゴヌクレオチドと、
b)第2の標的ポリヌクレオチド鎖における第2の配列(G)にハイブリダイズするように構成された第5のオリゴヌクレオチドであって、第2の標的ポリヌクレオチド鎖の第2の配列が、第2の標的ポリヌクレオチド鎖の第3の配列(H)に相補的であり、標的ポリヌクレオチド鎖の第3の配列が、第2の標的ポリヌクレオチド鎖内に存在し、第3の配列(H)が、第2の標的ポリヌクレオチド鎖の第1の配列(F)から5’上流に位置している、第5のオリゴヌクレオチドと、
c)第2の標的ポリヌクレオチド鎖の第4の配列(I)にハイブリダイズするように構成された第6のオリゴヌクレオチドであって、第4の配列(I)が、第2の標的ポリヌクレオチド鎖の第5の配列(J)に相補的であり、第5の配列(J)が、第2の標的ポリヌクレオチド鎖に存在し、第5の配列(J)が、第2の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列(F)と少なくとも部分的に重複し、第2の標的バリアントヌクレオチドを含む、第6のオリゴヌクレオチドと、をさらに含む、項4に記載の混合物。
55.第6のオリゴヌクレオチドにおける標的バリアントヌクレオチドが、第6のオリゴヌクレオチドの3’末端または5’末端からの少なくとも2つのヌクレオチドである、項53または54に記載の混合物。
56.第6のオリゴヌクレオチドが、検出可能な標識を含む、項53、54、または55に記載の混合物。
57.第6のオリゴヌクレオチドの検出可能な標識が、蛍光標識である、項56に記載の混合物。
58.第6のオリゴヌクレオチドの検出可能な標識が、第1の末端ヌクレオチド上にある、項56または57に記載の混合物。
59.第6のオリゴヌクレオチドが、消光部分をさらに含む、項53、54、または56のいずれか一項に記載の混合物。
60.第6のオリゴヌクレオチドの消光部分が、第6のオリゴヌクレオチドの第2の末端ヌクレオチド上にある、項59に記載の混合物。
61.第6のオリゴヌクレオチドの消光部分が、第6のオリゴヌクレオチドの検出可能な標識からのシグナルを消光することができる、項59または60に記載の混合物。
62.第4および第5のオリゴヌクレオチドが、伸長可能である、項53または54に記載の混合物。
63.第4および第5のオリゴヌクレオチドが、プライマーである、項53または54に記載の混合物。
64.第6のオリゴヌクレオチドが、伸長不可能である、項53または54に記載の混合物。
65.第6のオリゴヌクレオチドが、プローブである、項53または54に記載の混合物。
66.第4、第5、および/または第6のオリゴヌクレオチドが、10~30個のヌクレオチドを含む、項53または54に記載の混合物。
67.第6のオリゴヌクレオチドが、遮断部分を含む、項53または54に記載の混合物。
68.第6のオリゴヌクレオチドの遮断部分が、小溝結合剤(MGB)部分である、項67に記載の混合物。
69.第6のオリゴヌクレオチドのMGB部分が、第6のオリゴヌクレオチドの3’末端および/または3’部分に位置している、項68に記載の混合物。
70.混合物が、
a)第1のオリゴヌクレオチドに相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第4のオリゴヌクレオチドであって、第4のオリゴヌクレオチドが、第1の配列に実質的にハイブリダイズするように構成され、その3’末端に標的バリアントヌクレオチドの相補体とは異なるヌクレオチドを含む、第4のオリゴヌクレオチドと、
b)第3のオリゴヌクレオチドに相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第5のオリゴヌクレオチドであって、第5のオリゴヌクレオチドが、標的バリアントヌクレオチドの部位に異なるヌクレオチドを含む、第5のオリゴヌクレオチドと、をさらに含む、項2または4に記載の混合物。
71.異なるヌクレオチドが、その3’末端からの少なくとも2つのヌクレオチドである、項70に記載の混合物。
72.第5のオリゴヌクレオチドが、検出可能な標識を含む、項70または71に記載の混合物。
73.第5のオリゴヌクレオチドの検出可能な標識が、蛍光標識である、項72に記載の混合物。
74.第5のオリゴヌクレオチドの検出可能な標識が、第5のオリゴヌクレオチドの第1の末端ヌクレオチド上にある、項72または73に記載の混合物。
74.第5のオリゴヌクレオチド上の検出可能な標識が、第3のオリゴヌクレオチド上の検出可能な標識と区別可能である、項72~74のいずれか一項に記載の混合物。
75.第5のオリゴヌクレオチドが、消光部分をさらに含む、項72~74のいずれか一項に記載の混合物。
76.第5のオリゴヌクレオチドの消光部分が、第5のオリゴヌクレオチドの第2の末端ヌクレオチド上にある、項75に記載の混合物。
77.第5のオリゴヌクレオチドの消光部分が、第5のオリゴヌクレオチドの検出可能な標識からのシグナルを消光することができる、項75または76に記載の混合物。
78.第4のオリゴヌクレオチドが、伸長可能である、項70に記載の混合物。
79.第4のオリゴヌクレオチドが、プライマーである、項70に記載の混合物。
80.第5のオリゴヌクレオチドが、伸長不可能である、項70に記載の混合物。
81.第5のオリゴヌクレオチドが、プローブである、項70に記載の混合物。
82.第4および第5のオリゴヌクレオチドが、10~40個のヌクレオチドを含む、項70に記載の混合物。
83.第5のオリゴヌクレオチドが、遮断部分を含む、項70に記載の混合物。
84.第5のオリゴヌクレオチドの遮断部分が、小溝結合剤(MGB)部分である、項83に記載の混合物。
85.第5のオリゴヌクレオチドのMGB部分が、第5のオリゴヌクレオチドの3’末端および/または3’部分に位置している、項84に記載の混合物。
86.混合物であって、
複数のオリゴヌクレオチドセットを含む混合物であって、各オリゴヌクレオチドセットが、
a)第1の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列にハイブリダイズするように構成された第1のオリゴヌクレオチドであって、第1の配列が、標的バリアントヌクレオチドを含み、第1のオリゴヌクレオチドが、標的バリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに有する、第1のオリゴヌクレオチドと、
b)第1の標的ポリヌクレオチド鎖内の第2の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第2のオリゴヌクレオチドであって、第1の標的ポリヌクレオチド鎖の第2の配列が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖の第1の配列から5’上流に位置している、第2のオリゴヌクレオチドと、を含み、
各セットの第1のオリゴヌクレオチドが、異なる第1の配列にハイブリダイズするように構成される、混合物。
87.各オリゴヌクレオチドセットが、
c)第1の標的ポリヌクレオチド鎖内の第3の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第3のオリゴヌクレオチドであって、第1の標的ポリヌクレオチド鎖の第3の配列が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖の第1の配列と少なくとも部分的に重複し、第3の配列が、標的バリアントヌクレオチドを含む、第3のオリゴヌクレオチドをさらに含み、
各セットの第3のオリゴヌクレオチドが、異なる第3の配列と配列類似性を共有し、
各セットの第3のオリゴヌクレオチドが、異なる区別可能な検出可能な標識を含む、項86に記載の混合物。
88.
複数のオリゴヌクレオチドセットを含む混合物であって、各オリゴヌクレオチドセットが、
a)第1の標的ポリヌクレオチド鎖内に存在する第1の配列(A)にハイブリダイズするように構成された第1のオリゴヌクレオチドであって、第1の配列が、標的バリアントヌクレオチド(「第1のバリアントヌクレオチド」)を含み、第1のオリゴヌクレオチドが、第1のバリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに有する、第1のオリゴヌクレオチドと、
b)第2の配列(B)にハイブリダイズするように構成された第2のオリゴヌクレオチドであって、第2の配列が、第3の配列(C)に相補的であり、第3の配列が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖内に存在し、第3の配列(C)が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖の第1の配列(A)から5’上流に位置している、第2のオリゴヌクレオチドと、を含み、
各セットの第1のオリゴヌクレオチドが、異なる第1の配列にハイブリダイズするように構成される、混合物。
89.各オリゴヌクレオチドセットが、
c)第5の配列(E)に相補的な第4の配列(D)にハイブリダイズするように構成された第3のオリゴヌクレオチドであって、第5の配列が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖に存在し、第5の配列(E)が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列(A)と少なくとも部分的に重複し、第1の標的バリアントヌクレオチドを含む、第3のオリゴヌクレオチドをさらに含み、
各セットの第3のオリゴヌクレオチドが、異なる第3の配列と配列類似性を共有し、
各セットの第3のオリゴヌクレオチドが、異なる区別可能な検出可能な標識を含む、項88に記載の混合物。
90.混合物が、ポリメラーゼをさらに含む、項1~89のいずれか一項に記載の混合物。
91.ポリメラーゼが、熱安定性である、項90に記載の混合物。
92.混合物が、ホットスタート成分をさらに含む、項91に記載の混合物。
93.ホットスタート成分が、熱安定性ポリメラーゼに向けられた抗体、オリゴヌクレオチド、アプタマー、および/またはポリメラーゼの化学修飾を含む、項92に記載の混合物。
94.混合物が、ヌクレオチド源をさらに含む、項1~93のいずれか一項に記載の混合物。
95.第3のオリゴヌクレオチドが、加水分解プローブである、項1~94のいずれか一項に記載の混合物。
96.第1の標的ポリヌクレオチド鎖を含むことが疑われる核酸試料をさらに含む、項1~95のいずれか一項に記載の混合物。
97.標的バリアントヌクレオチドが、突然変異体対立遺伝子内にある、項1~96のいずれか一項に記載の混合物。
98.突然変異体対立遺伝子が、標的バリアントヌクレオチドにおけるプリンからプリンへの単一点突然変異またはピリミジンからピリミジンへの単一点突然変異のいずれかである、項97に記載の混合物。
99.突然変異体対立遺伝子が、KRAS癌遺伝子の対立遺伝子である、項97または98に記載の混合物。
100.突然変異体対立遺伝子が、確率的突然変異である、項97に記載の混合物。
101.標的バリアントヌクレオチドが、メジャー対立遺伝子バリアントまたはマイナー対立遺伝子バリアントに対応する同一性を有する、項1~100のいずれか一項に記載の混合物。
102.標的バリアントヌクレオチドが、1%未満のマイナー対立遺伝子頻度(MAF)を有するマイナー対立遺伝子バリアントの同一性を有する、項101に記載の混合物。
103.標的バリアントヌクレオチドが、0.1%未満、0.01%未満、または0.001%未満のマイナー対立遺伝子頻度(MAF)を有するマイナー対立遺伝子バリアントの同一性を有する、項102に記載の混合物。
104.標的バリアントヌクレオチドが、一塩基多型の位置で発生する、項1~103のいずれか一項に記載の混合物。
105.混合物が、マスターミックスである、項1~95のいずれか一項に記載の混合物。
106.マスターミックスが、4~8℃で最大12ヶ月間安定である、項105に記載の混合物。
107.混合物が、反応混合物である、項1~104のいずれか一項に記載の混合物。
108.反応混合物が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖の第1の配列を含むアンプリコンをさらに含む、項107に記載の混合物。
109.反応混合物が、任意の他の異なる(例えば、第2の)ポリヌクレオチド鎖の配列を含むアンプリコンを含まない、項108に記載の混合物。
110.混合物が、以下:
a)少なくとも1つの洗浄剤、
b)グリセロール、および
c)少なくとも1つの参照色素のうちの1つ以上をさらに含む、項1~109のいずれか一項に記載の混合物。
111.混合物が、ウシ血清アルブミンおよび/またはゼラチンをさらに含む、項1~110のいずれか一項に記載の混合物。
112.混合物が、凍結乾燥される、項1~106のいずれか一項に記載の混合物。
113.任意の前述の項に記載の混合物を含有する第1の容器と、第1の標的ポリヌクレオチド鎖と配列類似性を共有するポリヌクレオチド分子を含む対照ポリヌクレオチド試料を含有する第2の容器と、を含む、キット。
114.対照ポリヌクレオチド試料が、第1の標的ポリヌクレオチド鎖全体を含む、項113に記載のキット。
115.対照ポリヌクレオチド試料が、標的バリアントヌクレオチドにおける第1の標的ポリヌクレオチド鎖と配列類似性を共有しない、項113に記載のキット。
116.試験ポリヌクレオチド試料において標的バリアントヌクレオチドを含む標的ポリヌクレオチド分子を検出するための方法であって、方法が、
a)試験ポリヌクレオチド試料と項2または4に記載の混合物との反応混合物を形成することと、
b)少なくとも第1および第2のオリゴヌクレオチドをプライマーとして使用して増幅反応を実施して、試験ポリヌクレオチド試料に存在する場合、標的ポリヌクレオチド分子の標的ポリヌクレオチド配列のアンプリコンを生成することと、
c)ステップb)において生成されたアンプリコンを、第3のオリゴヌクレオチドの検出可能な特性における変化を検出することによって検出することと、を含み、
ステップc)においてアンプリコンを検出することが、標的ポリヌクレオチド分子が試験ポリヌクレオチド試料内に存在することを示す、方法。
117.標的ポリヌクレオチド分子が、ポリヌクレオチド分子の混合物を含む試験ポリヌクレオチド試料において検出され、混合物が、標的バリアントヌクレオチドの第1のバリアント形態を含むポリヌクレオチド分子(「第1のバリアント標的ポリヌクレオチド分子」)、および標的バリアントヌクレオチドの第2のバリアント形態を含むポリヌクレオチド分子(「第2のバリアント標的ポリヌクレオチド分子」)を含む、項116に記載の方法。
118.試験ポリヌクレオチド試料が、標的ポリヌクレオチド配列を含まないポリヌクレオチド鎖(「非標的ポリヌクレオチド分子」)を含む、項116または117に記載の方法。
119.試験試料が、標的ポリヌクレオチド分子よりも多くの非標的ポリヌクレオチド分子を含む、項118に記載の方法。
120.標的ポリヌクレオチド分子が、突然変異体ポリヌクレオチド配列である、項116~119のいずれか一項に記載の方法。
121.非標的ポリヌクレオチド分子が、メジャー対立遺伝子または野生型ポリヌクレオチド配列である、項118~120のいずれか一項に記載の方法。
122.試験試料が、非標的ポリヌクレオチド分子と比較して、1%未満、0.1%未満、0.01%未満、または0.001%未満の標的ポリヌクレオチド分子を含む、項118~121のいずれか一項に記載の方法。
123.試験試料が、第1のバリアント標的ポリヌクレオチド分子と比較して、1%未満、0.1%未満、0.01%未満、または0.001%未満の第2のバリアント標的ポリヌクレオチド分子を含む、項117~119のいずれか一項に記載の方法。
124.第1のバリアント標的ポリヌクレオチド分子および/または第2のバリアント標的ポリヌクレオチド分子が、突然変異体ポリヌクレオチド配列である、項117~119のいずれか一項に記載の方法。
125.第1のバリアント標的ポリヌクレオチド分子および/または第2のバリアント標的ポリヌクレオチド分子が、野生型ポリヌクレオチド配列である、項117~119のいずれか一項に記載の方法。
126.ステップa)~c)の前の第2のバリアントポリヌクレオチド分子と比較して、ポリヌクレオチド試験試料における第1のバリアントポリヌクレオチド分子の数を富化することをさらに含む、項117~125に記載の方法。
127.富化することが、ステップa)~c)のいずれかにおいて使用されるものと比較して異なる条件を含む増幅反応を含む、項126に記載の方法。
128.ポリヌクレオチド試験試料における第1のバリアントポリヌクレオチド分子の数が、第2のバリアントポリヌクレオチド分子と比較して、少なくとも2倍、4倍、6倍、8倍、または10倍富化される、項126または127に記載の方法。
129.富化することが、第1のオリゴヌクレオチドの計算された融解温度(TM)よりも12~16度高い温度での15~25サイクルを含むポリメラーゼ連鎖反応を使用して実施される、項126~128のいずれか一項に記載の方法。
130.ステップb)が、第3のオリゴヌクレオチドのTMに近く、富化することが実施される温度よりも4~6度低い温度での35~40サイクルを使用して実施される、項126~129のいずれか一項に記載の方法。
131.試験ポリヌクレオチド試料が、哺乳動物もしくは非哺乳動物の動物組織もしくは細胞、または植物組織もしくは細胞に由来する、項116~130のいずれか一項に記載の方法。
132.試料が、唾液、頬組織、皮膚、毛髪、血液、血漿、尿、糞便、精液、および腫瘍試料からなる群から選択される、項131に記載の方法。
133.ポリヌクレオチド試験試料が、癌細胞に由来する、項131または132に記載の方法。
134.アンプリコンの検出が、試験ポリヌクレオチド試料が由来する組織内の癌細胞の存在を示す、項131~133のいずれか一項に記載の方法。
135.標的ポリヌクレオチドが、Ras、EFGR、Kit、pTEN、および/もしくはp53における少なくとも1つの突然変異、ならびに/または少なくとも1つのKRASもしくはNRAS突然変異を含む、項116~134のいずれか一項に記載の方法。
136.増幅反応が、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)である、項116~135のいずれか一項に記載の方法。
137.PCRが、リアルタイムPCRまたは定量的PCR(qPCR)である、項136に記載の方法。
138.第3のオリゴヌクレオチドが、第1のオリゴヌクレオチドのTmよりも8~12℃高いTmを有し、PCRが、第1のオリゴヌクレオチドのTmの5℃以内であるアニーリング温度で実施される、項136または137に記載の方法。
139.方法が、少なくとも第1のオリゴヌクレオチド、第2のオリゴヌクレオチド、および第3のオリゴヌクレオチドを含有する第1の容器と、第1の標的ポリヌクレオチド鎖を含む対照ポリヌクレオチド試料を含有する第2の容器と、を含む、キットを使用して実施される、項116~138のいずれか一項に記載の方法。
140.方法が、突然変異を示す標的バリアントヌクレオチドを検出し、試験ポリヌクレオチド試料が、標的ポリヌクレオチドの1~10コピーを含む、項116~139のいずれか一項に記載の方法。
141.標的バリアントヌクレオチドが、プリン塩基を含み、標的バリアントヌクレオチド位置における対応する野生型ヌクレオチドが、異なるプリン塩基を含む、項116~140のいずれか一項に記載の方法。
142.標的バリアントヌクレオチドが、ピリミジン塩基を含み、標的バリアントヌクレオチド位置における対応する野生型ヌクレオチドが、異なるピリミジン塩基を含む、項116~140のいずれか一項に記載の方法。
143.試験ポリヌクレオチド試料において標的バリアントヌクレオチドを含む標的ポリヌクレオチド分子を検出するための方法であって、方法が、
a)試験ポリヌクレオチド試料と項1~94、104、105、および109~111のいずれか一項に記載の混合物との反応混合物を形成することと、
b)少なくとも第1および第2のオリゴヌクレオチドをプライマーとして使用して増幅反応を実施して、試験ポリヌクレオチド試料に存在する場合、標的ポリヌクレオチド分子の標的ポリヌクレオチド配列のアンプリコンを生成することと、
c)ステップb)において生成されたアンプリコンを、第3のオリゴヌクレオチドの検出可能な特性における変化を検出することによって検出することと、を含み、
ステップc)においてアンプリコンを検出することが、標的ポリヌクレオチド分子が試験ポリヌクレオチド試料内に存在することを示す、方法。
144.試験ポリヌクレオチド試料において、各々が標的バリアントヌクレオチドを含む、少なくとも2つの異なる標的ポリヌクレオチド分子を検出するための方法であって、方法が、
a)試験ポリヌクレオチド試料と項53または54に記載の混合物との反応混合物を形成することと、
b)第1および第2のオリゴヌクレオチドをプライマーとして使用して増幅反応を実施して、試験ポリヌクレオチド試料に存在する場合、第1の標的ポリヌクレオチド分子の第1の標的ポリヌクレオチド配列のアンプリコンを生成することと、
c)第4および第5のオリゴヌクレオチドをプライマーとして使用して増幅反応を実施して、試験ポリヌクレオチド試料に存在する場合、第2の標的ポリヌクレオチド分子の第2の標的ポリヌクレオチド配列の第2のアンプリコンを生成することと、
d)ステップb)およびc)において生成されたアンプリコンを、第3および第6のオリゴヌクレオチドの検出可能な特性における変化を検出することによって検出することと、を含み、
ステップd)においてアンプリコンを検出することが、第1および/または第2の標的ポリヌクレオチド分子が試験ポリヌクレオチド試料内に存在することを示す、方法。
145.第3および第6のオリゴヌクレオチドの検出可能な特性が、蛍光標識である、項144に記載の方法。
146.第3および第6のオリゴヌクレオチドの各々の上の蛍光標識が異なる、項145に記載の方法。
147.混合物が、表1および/または表2に列挙される1つ以上の突然変異を検出するために使用される、項1~112のいずれか一項に記載の混合物。
148.キットが、表1および/または表2に列挙される1つ以上の突然変異の検出のために使用される、項113~115のいずれか一項に記載のキット。
149.方法が、表1および/または表2に列挙される1つ以上の突然変異を検出するために使用される、項116~146のいずれか一項に記載の方法。

本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕a)第1の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列にハイブリダイズするように構成された第1のオリゴヌクレオチドであって、前記第1の配列が、標的バリアントヌクレオチドを含み、前記第1のオリゴヌクレオチドが、前記標的バリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに有する、第1のオリゴヌクレオチドと、
b)前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖内の第2の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第2のオリゴヌクレオチドであって、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第2の配列が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第1の配列から5’上流に位置している、第2のオリゴヌクレオチドと、を含む、混合物。
〔2〕c)前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖内の第3の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第3のオリゴヌクレオチドであって、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第3の配列が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第1の配列と少なくとも部分的に重複し、前記第3の配列が、前記標的バリアントヌクレオチドを含む、第3のオリゴヌクレオチドをさらに含む、前記〔1〕に記載の混合物。
〔3〕a)第1の標的ポリヌクレオチド鎖内に存在する第1の配列(A)にハイブリダイズするように構成された第1のオリゴヌクレオチドであって、前記第1の配列が、標的バリアントヌクレオチド(「第1のバリアントヌクレオチド」)を含み、前記第1のオリゴヌクレオチドが、前記第1のバリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに有する、第1のオリゴヌクレオチドと、
b)第2の配列(B)にハイブリダイズするように構成された第2のオリゴヌクレオチドであって、前記第2の配列が、第3の配列(C)に相補的であり、前記第3の配列が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖内に存在し、前記第3の配列(C)が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第1の配列(A)から5’上流に位置している、第2のオリゴヌクレオチドと、を含む、混合物。
〔4〕c)第5の配列(E)に相補的な第4の配列(D)にハイブリダイズするように構成された第3のオリゴヌクレオチドであって、前記第5の配列が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖に存在し、前記第5の配列(E)が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖における前記第1の配列(A)と少なくとも部分的に重複し、前記第1の標的バリアントヌクレオチドを含む、第3のオリゴヌクレオチドをさらに含む、前記〔2〕に記載の混合物。
〔5〕前記第3のオリゴヌクレオチドにおける前記標的バリアントヌクレオチドが、前記第3のオリゴヌクレオチドの3’末端または5’末端からの少なくとも2つのヌクレオチドである、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔6〕前記第3のオリゴヌクレオチドが、検出可能な標識を含む、前記〔2〕、〔4〕、および〔5〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔7〕前記検出可能な標識が、蛍光標識である、前記〔6〕に記載の混合物。
〔8〕前記検出可能な標識が、第1の末端ヌクレオチド上にある、前記〔6〕または〔7〕に記載の混合物。
〔9〕前記第3のオリゴヌクレオチドが、消光部分をさらに含む、前記〔6〕~〔8〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔10〕前記消光部分が、前記第3のオリゴヌクレオチドの第2の末端ヌクレオチド上にある、前記〔9〕に記載の混合物。
〔11〕前記消光部分が、前記検出可能な標識からのシグナルを消光することができる、前記〔9〕または〔10〕に記載の混合物。
〔12〕前記第1の末端ヌクレオチドが、5’末端ヌクレオチドである、前記〔10〕に記載の混合物。
〔13〕前記第2の末端ヌクレオチドが、3’末端ヌクレオチドである、前記〔10〕に記載の混合物。
〔14〕前記混合物が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖を含む一本鎖ポリヌクレオチド分子を含む、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔15〕配列A、E、およびCが、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖上の一本鎖ポリヌクレオチド分子内に位置している、前記〔4〕に記載の混合物。
〔16〕前記混合物が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖および第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖を含む二本鎖ポリヌクレオチド分子を含み、前記第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖に実質的に相補的である、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔17〕前記混合物が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖および第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖を含む二本鎖ポリヌクレオチド分子を含み、前記第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖に実質的に相補的であり、配列DおよびBが、前記標的相補体ポリヌクレオチド鎖上の前記二本鎖ポリヌクレオチド分子内に位置し、配列A、E、およびCが、前記標的ポリヌクレオチド鎖上の前記二本鎖ポリヌクレオチド分子内に位置している、前記〔4〕に記載の混合物。
〔18〕前記混合物が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖および第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖を含む二本鎖ポリヌクレオチド分子を含み、前記第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖に実質的に相補的であり、二本鎖ポリヌクレオチド分子が、バリアントポリヌクレオチド鎖およびバリアント相補体ポリヌクレオチド鎖を含み、前記バリアントポリヌクレオチド鎖が、前記標的ポリヌクレオチド鎖と実質的に同一であり、前記標的ポリヌクレオチド鎖とは前記標的バリアントヌクレオチドで異なるヌクレオチドを含み、前記バリアント相補体ポリヌクレオチド鎖が、前記バリアントポリヌクレオチド鎖に実質的に相補的である、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔19〕前記第3のオリゴヌクレオチドが、前記第1の配列の3~6つの連続するヌクレオチドを含む、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔20〕前記第3のオリゴヌクレオチドが、前記第1の配列のヌクレオチドの配列と重複しない前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖のヌクレオチドの配列をさらに含む、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔21〕前記混合物が、第4のオリゴヌクレオチドを含まない、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔22〕前記混合物が、検出可能な標識を含む第4のオリゴヌクレオチドを含まない、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔23〕前記混合物が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖に結合する第4のオリゴヌクレオチドを含まない、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔24〕前記混合物が、検出可能な標識および前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖に結合する配列を有する第4のオリゴヌクレオチドを含まない、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔25〕前記第3のオリゴヌクレオチドが、検出可能な標識および前記標的ポリヌクレオチド鎖の配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する混合物における唯一のオリゴヌクレオチドである、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔26〕前記混合物が、30mM~80mMの塩化カリウムをさらに含む、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔27〕塩化カリウムの濃度が、少なくとも40mMである、前記〔26〕に記載の混合物。
〔28〕塩化カリウムの濃度が、70mM未満である、前記〔26〕に記載の混合物。
〔29〕塩化カリウムの濃度が、少なくとも40mMおよび70mM未満である、前記〔26〕に記載の混合物。
〔30〕前記混合物が、10mM~40mMの硫酸アンモニウムをさらに含む、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔31〕硫酸アンモニウムの濃度が、少なくとも20mMである、前記〔30〕に記載の混合物。
〔32〕硫酸アンモニウムの濃度が、35mM未満である、前記〔30〕に記載の混合物。
〔33〕硫酸アンモニウムの濃度が、少なくとも20mMおよび35mM未満である、前記〔30〕に記載の混合物。
〔34〕硫酸アンモニウムの濃度が、20~25mMである、前記〔30〕に記載の混合物。
〔35〕前記混合物が、
a)30mM~80mMの塩化カリウムの濃度と、
b)10mM~40mMの硫酸アンモニウムの濃度と、をさらに含む、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔36〕塩化カリウムの濃度が、40mM~70mMであり、硫酸アンモニウムの濃度が、20mM~35mMである、前記〔35〕に記載の混合物。
〔37〕塩化カリウムの濃度が、40mM~48mMであり、硫酸アンモニウムの濃度が、20~24mMである、前記〔35〕に記載の混合物。
〔38〕塩化カリウムの濃度が、45mMであり、硫酸アンモニウムの濃度が、22mMである、前記〔35〕に記載の混合物。
〔39〕前記検出可能な標識が、DNA結合色素、レポーター色素、蛍光プローブ、6-カルボキシフルオレセイン(FAM(商標))、テトラクロロフルオレシン(tetrachlorofluorescin)(TET(商標))、6-カルボキシ-4’,5’-ジクロロ-2’,7’-ジメトキシフルオレセイン、スクシンイミジルエステル(JOE(商標))、VIC(商標)、カルボキシレート基の代わりにSO 3 を含むフルオレセイン色素のスルホネート誘導体、フルオレセインのホスホルアミダイト形態、CY5のホスホルアミダイト形態、非FRET標識、フェロセン試薬、ABY(商標)、NED(商標)JUN(商標)、Fluor(登録商標)488、AlexaFluor(登録商標)532、AlexaFluor(登録商標)546、AlexaFluor(登録商標)594、AlexaFluor(登録商標)647、AlexaFluor(登録商標)660、TYE(商標)563、TYE(商標)665、TYE(商標)705、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、前記〔6〕に記載の混合物。
〔40〕前記消光部分が、テトラメチルローダミン(TAMRA)、非蛍光消光剤(NFQ)、ブラックホールクエンチャー、アイオワブラッククエンチャー、QSY消光剤、QSY7消光剤、QSY21消光剤、ダブシルおよび/またはダブシルスルホネート/カルボキシレート消光剤からなる群から選択される、前記〔9〕~〔11〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔41〕前記第3のオリゴヌクレオチドのT m が、前記第1のオリゴヌクレオチドのT m よりも少なくとも5℃および25℃以下高い、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔42〕前記第3のオリゴヌクレオチドのT m が、前記第1のオリゴヌクレオチドのT m よりも少なくとも8℃および12℃以下高い、前記〔41〕に記載の混合物。
〔43〕前記第1のオリゴヌクレオチドのT m が、前記第2のオリゴヌクレオチドのT m の5℃以内である、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔44〕前記第1のオリゴヌクレオチドのT m が、45~60℃であり、前記第2のオリゴヌクレオチドのT m が、45~60℃である、前記〔42〕または〔43〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔45〕前記第1および第2のオリゴヌクレオチドが、伸長可能である、前記〔1〕~〔4〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔46〕前記第1および第2のオリゴヌクレオチドが、プライマーである、前記〔1〕~〔4〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔47〕前記第3のオリゴヌクレオチドが、伸長不可能である、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔48〕前記第3のオリゴヌクレオチドが、プローブである、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔49〕前記第1、第2、および/または第3のオリゴヌクレオチドが、10~40個のヌクレオチドを含む、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔50〕前記第3のオリゴヌクレオチドが、遮断部分を含む、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔51〕前記遮断部分が、小溝結合剤(MGB)部分である、前記〔50〕に記載の混合物。
〔52〕前記MGB部分が、前記第3のオリゴヌクレオチドの前記3’末端および/または3’部分に位置している、前記〔51〕に記載の混合物。
〔53〕前記混合物が、
a)第2の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列にハイブリダイズするように構成された第4のオリゴヌクレオチドであって、前記第2の標的ポリヌクレオチドにおける前記第1の配列が、第2の標的バリアントヌクレオチドを含み、前記第4のオリゴヌクレオチドが、前記第2の標的バリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに含む、第4のオリゴヌクレオチドと、
b)前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖内の第2の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第5のオリゴヌクレオチドであって、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第2の配列が、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖上の前記第1の配列から5’上流に位置している、第5のオリゴヌクレオチドと、
c)前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖内の第3の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第6のオリゴヌクレオチドであって、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第3の配列が、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖上の前記第1の配列と少なくとも部分的に重複し、前記第2の標的バリアントヌクレオチドを含む、第6のオリゴヌクレオチドと、をさらに含む、前記〔2〕に記載の混合物。
〔54〕前記混合物が、
a)第2の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列(F)にハイブリダイズするように構成された第4のオリゴヌクレオチドであって、前記第2の標的ポリヌクレオチドにおける前記第1の配列が、第2の標的バリアントヌクレオチド(「第2のバリアントヌクレオチド」)を含み、前記第4のオリゴヌクレオチドが、前記第2の標的バリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに有する、第4のオリゴヌクレオチドと、
b)前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖における第2の配列(G)にハイブリダイズするように構成された第5のオリゴヌクレオチドであって、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第2の配列が、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖の第3の配列(H)に相補的であり、前記標的ポリヌクレオチド鎖の前記第3の配列が、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖内に存在し、前記第3の配列(H)が、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第1の配列(F)から5’上流に位置している、第5のオリゴヌクレオチドと、
c)前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖の第4の配列(I)にハイブリダイズするように構成された第6のオリゴヌクレオチドであって、前記第4の配列(I)が、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第5の配列(J)に相補的であり、第5の配列(J)が、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖に存在し、前記第5の配列(J)が、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖における前記第1の配列(F)と少なくとも部分的に重複し、前記第2の標的バリアントヌクレオチドを含む、第6のオリゴヌクレオチドと、をさらに含む、前記〔4〕に記載の混合物。
〔55〕前記第6のオリゴヌクレオチドにおける前記標的バリアントヌクレオチドが、前記第6のオリゴヌクレオチドの3’末端または5’末端からの少なくとも2つのヌクレオチドである、前記〔53〕または〔54〕に記載の混合物。
〔56〕前記第6のオリゴヌクレオチドが、検出可能な標識を含む、前記〔53〕、〔54〕、または〔55〕に記載の混合物。
〔57〕前記第6のオリゴヌクレオチドの前記検出可能な標識が、蛍光標識である、前記〔56〕に記載の混合物。
〔58〕前記第6のオリゴヌクレオチドの前記検出可能な標識が、第1の末端ヌクレオチド上にある、前記〔56〕または〔57〕に記載の混合物。
〔59〕前記第6のオリゴヌクレオチドが、消光部分をさらに含む、前記〔53〕、〔54〕、または〔56〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔60〕前記第6のオリゴヌクレオチドの前記消光部分が、前記第6のオリゴヌクレオチドの第2の末端ヌクレオチド上にある、前記〔59〕に記載の混合物。
〔61〕前記第6のオリゴヌクレオチドの前記消光部分が、前記第6のオリゴヌクレオチドの前記検出可能な標識からのシグナルを消光することができる、前記〔59〕または〔60〕に記載の混合物。
〔62〕前記第4および第5のオリゴヌクレオチドが、伸長可能である、前記〔53〕または〔54〕に記載の混合物。
〔63〕前記第4および第5のオリゴヌクレオチドが、プライマーである、前記〔53〕または〔54〕に記載の混合物。
〔64〕前記第6のオリゴヌクレオチドが、伸長不可能である、前記〔53〕または〔54〕に記載の混合物。
〔65〕前記第6のオリゴヌクレオチドが、プローブである、前記〔53〕または〔54〕に記載の混合物。
〔66〕前記第4、第5、および/または第6のオリゴヌクレオチドが、10~30個のヌクレオチドを含む、前記〔53〕または〔54〕に記載の混合物。
〔67〕前記第6のオリゴヌクレオチドが、遮断部分を含む、前記〔53〕または〔54〕に記載の混合物。
〔68〕前記第6のオリゴヌクレオチドの前記遮断部分が、小溝結合剤(MGB)部分である、前記〔67〕に記載の混合物。
〔69〕前記第6のオリゴヌクレオチドの前記MGB部分が、前記第6のオリゴヌクレオチドの前記3’末端および/または3’部分に位置している、前記〔68〕に記載の混合物。
〔70〕前記混合物が、
a)前記第1のオリゴヌクレオチドに相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第4のオリゴヌクレオチドであって、前記第4のオリゴヌクレオチドが、前記第1の配列に実質的にハイブリダイズするように構成され、その3’末端に前記標的バリアントヌクレオチドの相補体とは異なるヌクレオチドを含む、第4のオリゴヌクレオチドと、
b)前記第3のオリゴヌクレオチドに相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第5のオリゴヌクレオチドであって、前記第5のオリゴヌクレオチドが、前記標的バリアントヌクレオチドの部位に異なるヌクレオチドを含む、第5のオリゴヌクレオチドと、をさらに含む、前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物。
〔71〕前記異なるヌクレオチドが、その3’末端からの少なくとも2つのヌクレオチドである、前記〔70〕に記載の混合物。
〔72〕前記第5のオリゴヌクレオチドが、検出可能な標識を含む、前記〔70〕または〔71〕に記載の混合物。
〔73〕前記第5のオリゴヌクレオチドの前記検出可能な標識が、蛍光標識である、前記〔72〕に記載の混合物。
〔74〕
[74] 前記第5のオリゴヌクレオチドの前記検出可能な標識が、前記第5のオリゴヌクレオチドの第1の末端ヌクレオチド上にある、前記〔72〕または〔73〕に記載の混合物。
[74] 前記第5のオリゴヌクレオチド上の前記検出可能な標識が、前記第3のオリゴヌクレオチド上の前記検出可能な標識と区別可能である、前記〔72〕~〔74〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔75〕前記第5のオリゴヌクレオチドが、消光部分をさらに含む、前記〔72〕~〔74〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔76〕前記第5のオリゴヌクレオチドの前記消光部分が、前記第5のオリゴヌクレオチドの第2の末端ヌクレオチド上にある、前記〔75〕に記載の混合物。
〔77〕前記第5のオリゴヌクレオチドの前記消光部分が、前記第5のオリゴヌクレオチドの前記検出可能な標識からのシグナルを消光することができる、前記〔75〕または〔76〕に記載の混合物。
〔78〕前記第4のオリゴヌクレオチドが、伸長可能である、前記〔70〕に記載の混合物。
〔79〕前記第4のオリゴヌクレオチドが、プライマーである、前記〔70〕に記載の混合物。
〔80〕前記第5のオリゴヌクレオチドが、伸長不可能である、前記〔70〕に記載の混合物。
〔81〕前記第5のオリゴヌクレオチドが、プローブである、前記〔70〕に記載の混合物。
〔82〕前記第4および第5のオリゴヌクレオチドが、10~40個のヌクレオチドを含む、前記〔70〕に記載の混合物。
〔83〕前記第5のオリゴヌクレオチドが、遮断部分を含む、前記〔70〕に記載の混合物。
〔84〕前記第5のオリゴヌクレオチドの前記遮断部分が、小溝結合剤(MGB)部分である、前記〔83〕に記載の混合物。
〔85〕前記第5のオリゴヌクレオチドの前記MGB部分が、前記第5のオリゴヌクレオチドの前記3’末端および/または3’部分に位置している、前記〔84〕に記載の混合物。
〔86〕複数のオリゴヌクレオチドセットを含む混合物であって、各オリゴヌクレオチドセットが、
a)第1の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列にハイブリダイズするように構成された第1のオリゴヌクレオチドであって、前記第1の配列が、標的バリアントヌクレオチドを含み、前記第1のオリゴヌクレオチドが、前記標的バリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに有する、第1のオリゴヌクレオチドと、
b)前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖内の第2の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第2のオリゴヌクレオチドであって、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第2の配列が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第1の配列から5’上流に位置している、第2のオリゴヌクレオチドと、を含み、
各セットの前記第1のオリゴヌクレオチドが、異なる第1の配列にハイブリダイズするように構成される、混合物。
〔87〕各オリゴヌクレオチドセットが、
c)前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖内の第3の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第3のオリゴヌクレオチドであって、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第3の配列が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第1の配列と少なくとも部分的に重複し、前記第3の配列が、前記標的バリアントヌクレオチドを含む、第3のオリゴヌクレオチドをさらに含み、
各セットの前記第3のオリゴヌクレオチドが、異なる第3の配列と配列類似性を共有し、
各セットの前記第3のオリゴヌクレオチドが、異なる区別可能な検出可能な標識を含む、前記〔86〕に記載の混合物。
〔88〕複数のオリゴヌクレオチドセットを含む混合物であって、各オリゴヌクレオチドセットが、
a)第1の標的ポリヌクレオチド鎖内に存在する第1の配列(A)にハイブリダイズするように構成された第1のオリゴヌクレオチドであって、前記第1の配列が、標的バリアントヌクレオチド(「第1のバリアントヌクレオチド」)を含み、前記第1のオリゴヌクレオチドが、前記第1のバリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに有する、第1のオリゴヌクレオチドと、
b)第2の配列(B)にハイブリダイズするように構成された第2のオリゴヌクレオチドであって、前記第2の配列が、第3の配列(C)に相補的であり、前記第3の配列が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖内に存在し、前記第3の配列(C)が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第1の配列(A)から5’上流に位置している、第2のオリゴヌクレオチドと、を含み、
各セットの前記第1のオリゴヌクレオチドが、異なる第1の配列にハイブリダイズするように構成される、混合物。
〔89〕各オリゴヌクレオチドセットが、
c)第5の配列(E)に相補的な第4の配列(D)にハイブリダイズするように構成された第3のオリゴヌクレオチドであって、前記第5の配列が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖に存在し、前記第5の配列(E)が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖における前記第1の配列(A)と少なくとも部分的に重複し、前記第1の標的バリアントヌクレオチドを含む、第3のオリゴヌクレオチドをさらに含み、
各セットの前記第3のオリゴヌクレオチドが、異なる第3の配列と配列類似性を共有し、
各セットの前記第3のオリゴヌクレオチドが、異なる区別可能な検出可能な標識を含む、前記〔88〕に記載の混合物。
〔90〕前記混合物が、ポリメラーゼをさらに含む、前記〔1〕~〔89〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔91〕前記ポリメラーゼが、熱安定性である、前記〔90〕に記載の混合物。
〔92〕前記混合物が、ホットスタート成分をさらに含む、前記〔91〕に記載の混合物。
〔93〕前記ホットスタート成分が、熱安定性ポリメラーゼに向けられた抗体、オリゴヌクレオチド、アプタマー、および/または前記ポリメラーゼの化学修飾を含む、前記〔92〕に記載の混合物。
〔94〕前記混合物が、ヌクレオチド源をさらに含む、前記〔1〕~〔93〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔95〕前記第3のオリゴヌクレオチドが、加水分解プローブである、前記〔1〕~〔94〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔96〕前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖を含むことが疑われる核酸試料をさらに含む、前記〔1〕~〔95〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔97〕前記標的バリアントヌクレオチドが、突然変異体対立遺伝子内にある、前記〔1〕~〔96〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔98〕前記突然変異体対立遺伝子が、前記標的バリアントヌクレオチドにおけるプリンからプリンへの単一点突然変異またはピリミジンからピリミジンへの単一点突然変異のいずれかである、前記〔97〕に記載の混合物。
〔99〕前記突然変異体対立遺伝子が、KRAS癌遺伝子の対立遺伝子である、前記〔97〕または〔98〕に記載の混合物。
〔100〕前記突然変異体対立遺伝子が、確率的突然変異である、前記〔97〕に記載の混合物。
〔101〕前記標的バリアントヌクレオチドが、メジャー対立遺伝子バリアントまたはマイナー対立遺伝子バリアントに対応する同一性を有する、前記〔1〕~〔100〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔102〕前記標的バリアントヌクレオチドが、1%未満のマイナー対立遺伝子頻度(MAF)を有するマイナー対立遺伝子バリアントの同一性を有する、前記〔101〕に記載の混合物。
〔103〕前記標的バリアントヌクレオチドが、0.1%未満、0.01%未満、または0.001%未満のマイナー対立遺伝子頻度(MAF)を有するマイナー対立遺伝子バリアントの同一性を有する、前記〔102〕に記載の混合物。
〔104〕前記標的バリアントヌクレオチドが、一塩基多型の位置で発生する、前記〔1〕~〔103〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔105〕前記混合物が、マスターミックスである、前記〔1〕~〔95〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔106〕前記マスターミックスが、4~8℃で最大12ヶ月間安定である、前記〔105〕に記載の混合物。
〔107〕前記混合物が、反応混合物である、前記〔1〕~〔104〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔108〕前記反応混合物が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第1の配列を含むアンプリコンをさらに含む、前記〔107〕に記載の混合物。
〔109〕前記反応混合物が、任意の他の異なる(例えば、第2の)ポリヌクレオチド鎖の配列を含むアンプリコンを含まない、前記〔108〕に記載の混合物。
〔110〕前記混合物が、以下:
a)少なくとも1つの洗浄剤、
b)グリセロール、および
c)少なくとも1つの参照色素のうちの1つ以上をさらに含む、前記〔1〕~〔109〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔111〕前記混合物が、ウシ血清アルブミンおよび/またはゼラチンをさらに含む、前記〔1〕~〔110〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔112〕前記混合物が、凍結乾燥される、前記〔1〕~〔106〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔113〕任意の前述の態様に記載の混合物を含有する第1の容器と、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖と配列類似性を共有するポリヌクレオチド分子を含む対照ポリヌクレオチド試料を含有する第2の容器と、を含む、キット。
〔114〕前記対照ポリヌクレオチド試料が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖全体を含む、前記〔113〕に記載のキット。
〔115〕前記対照ポリヌクレオチド試料が、前記標的バリアントヌクレオチドにおける前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖と配列類似性を共有しない、前記〔113〕に記載のキット。
〔116〕試験ポリヌクレオチド試料において標的バリアントヌクレオチドを含む標的ポリヌクレオチド分子を検出するための方法であって、前記方法が、
a)試験ポリヌクレオチド試料と前記〔2〕または〔4〕に記載の混合物との反応混合物を形成することと、
b)少なくとも前記第1および第2のオリゴヌクレオチドをプライマーとして使用して増幅反応を実施して、前記試験ポリヌクレオチド試料に存在する場合、前記標的ポリヌクレオチド分子の標的ポリヌクレオチド配列のアンプリコンを生成することと、
c)ステップb)において生成された前記アンプリコンを、前記第3のオリゴヌクレオチドの検出可能な特性における変化を検出することによって検出することと、を含み、
ステップc)において前記アンプリコンを検出することが、前記標的ポリヌクレオチド分子が前記試験ポリヌクレオチド試料内に存在することを示す、方法。
〔117〕前記標的ポリヌクレオチド分子が、ポリヌクレオチド分子の混合物を含む試験ポリヌクレオチド試料において検出され、前記混合物が、前記標的バリアントヌクレオチドの第1のバリアント形態を含むポリヌクレオチド分子(「第1のバリアント標的ポリヌクレオチド分子」)、および前記標的バリアントヌクレオチドの第2のバリアント形態を含むポリヌクレオチド分子(「第2のバリアント標的ポリヌクレオチド分子」)を含む、前記〔116〕に記載の方法。
〔118〕前記試験ポリヌクレオチド試料が、標的ポリヌクレオチド配列を含まないポリヌクレオチド鎖(「非標的ポリヌクレオチド分子」)を含む、前記〔116〕または〔117〕に記載の方法。
〔119〕前記試験試料が、標的ポリヌクレオチド分子よりも多くの非標的ポリヌクレオチド分子を含む、前記〔118〕に記載の方法。
〔120〕前記標的ポリヌクレオチド分子が、突然変異体ポリヌクレオチド配列である、前記〔116〕~〔119〕のいずれか一項に記載の方法。
〔121〕前記非標的ポリヌクレオチド分子が、メジャー対立遺伝子または野生型ポリヌクレオチド配列である、前記〔118〕~〔120〕のいずれか一項に記載の方法。
〔122〕前記試験試料が、非標的ポリヌクレオチド分子と比較して、1%未満、0.1%未満、0.01%未満、または0.001%未満の標的ポリヌクレオチド分子を含む、前記〔118〕~〔121〕のいずれか一項に記載の方法。
〔123〕前記試験試料が、第1のバリアント標的ポリヌクレオチド分子と比較して、1%未満、0.1%未満、0.01%未満、または0.001%未満の第2のバリアント標的ポリヌクレオチド分子を含む、前記〔117〕~〔119〕のいずれか一項に記載の方法。
〔124〕前記第1のバリアント標的ポリヌクレオチド分子および/または第2のバリアント標的ポリヌクレオチド分子が、突然変異体ポリヌクレオチド配列である、前記〔117〕~〔119〕のいずれか一項に記載の方法。
〔125〕前記第1のバリアント標的ポリヌクレオチド分子および/または第2のバリアント標的ポリヌクレオチド分子が、野生型ポリヌクレオチド配列である、前記〔117〕~〔119〕のいずれか一項に記載の方法。
〔126〕ステップa)~c)の前の前記第2のバリアントポリヌクレオチド分子と比較して、前記ポリヌクレオチド試験試料における第1のバリアントポリヌクレオチド分子の数を富化することをさらに含む、前記〔117〕~〔125〕に記載の方法。
〔127〕前記富化することが、ステップa)~c)のいずれかにおいて使用されるものと比較して異なる条件を含む増幅反応を含む、前記〔126〕に記載の方法。
〔128〕前記ポリヌクレオチド試験試料における第1のバリアントポリヌクレオチド分子の数が、前記第2のバリアントポリヌクレオチド分子と比較して、少なくとも2倍、4倍、6倍、8倍、または10倍富化される、前記〔126〕または〔127〕に記載の方法。
〔129〕前記富化することが、前記第1のオリゴヌクレオチドの計算された融解温度(T M )よりも12~16度高い温度での15~25サイクルを含むポリメラーゼ連鎖反応を使用して実施される、前記〔126〕~〔128〕のいずれか一項に記載の方法。
〔130〕ステップb)が、前記第3のオリゴヌクレオチドのT M に近く、前記富化することが実施される温度よりも4~6度低い温度での35~40サイクルを使用して実施される、前記〔126〕~〔129〕のいずれか一項に記載の方法。
〔131〕前記試験ポリヌクレオチド試料が、哺乳動物もしくは非哺乳動物の動物組織もしくは細胞、または植物組織もしくは細胞に由来する、前記〔116〕~〔130〕のいずれか一項に記載の方法。
〔132〕前記試料が、唾液、頬組織、皮膚、毛髪、血液、血漿、尿、糞便、精液、および腫瘍試料からなる群から選択される、前記〔131〕に記載の方法。
〔133〕前記ポリヌクレオチド試験試料が、癌細胞に由来する、前記〔131〕または〔132〕に記載の方法。
〔134〕アンプリコンの検出が、前記試験ポリヌクレオチド試料が由来する組織内の癌細胞の存在を示す、前記〔131〕~〔133〕のいずれか一項に記載の方法。
〔135〕前記標的ポリヌクレオチドが、Ras、EFGR、Kit、pTEN、および/もしくはp53における少なくとも1つの突然変異、ならびに/または少なくとも1つのKRASもしくはNRAS突然変異を含む、前記〔116〕~〔134〕のいずれか一項に記載の方法。
〔136〕前記増幅反応が、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)である、前記〔116〕~〔135〕のいずれか一項に記載の方法。
〔137〕前記PCRが、リアルタイムPCRまたは定量的PCR(qPCR)である、前記〔136〕に記載の方法。
〔138〕前記第3のオリゴヌクレオチドが、前記第1のオリゴヌクレオチドのTmよりも8~12℃高いTmを有し、前記PCRが、前記第1のオリゴヌクレオチドのTmの5℃以内であるアニーリング温度で実施される、前記〔136〕または〔137〕に記載の方法。
〔139〕前記方法が、少なくとも前記第1のオリゴヌクレオチド、前記第2のオリゴヌクレオチド、および前記第3のオリゴヌクレオチドを含有する第1の容器と、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖を含む対照ポリヌクレオチド試料を含有する第2の容器と、を含む、キットを使用して実施される、前記〔116〕~〔138〕のいずれか一項に記載の方法。
〔140〕前記方法が、突然変異を示す標的バリアントヌクレオチドを検出し、前記試験ポリヌクレオチド試料が、前記標的ポリヌクレオチドの1~10コピーを含む、前記〔116〕~〔139〕のいずれか一項に記載の方法。
〔141〕前記標的バリアントヌクレオチドが、プリン塩基を含み、前記標的バリアントヌクレオチド位置における対応する野生型ヌクレオチドが、異なるプリン塩基を含む、前記〔116〕~〔140〕のいずれか一項に記載の方法。
〔142〕前記標的バリアントヌクレオチドが、ピリミジン塩基を含み、前記標的バリアントヌクレオチド位置における対応する野生型ヌクレオチドが、異なるピリミジン塩基を含む、前記〔116〕~〔140〕のいずれか一項に記載の方法。
〔143〕試験ポリヌクレオチド試料において標的バリアントヌクレオチドを含む標的ポリヌクレオチド分子を検出するための方法であって、前記方法が、
a)試験ポリヌクレオチド試料と前記〔1〕~〔94〕、〔104〕、〔105〕、および109~111のいずれか一項に記載の混合物との反応混合物を形成することと、
b)少なくとも前記第1および第2のオリゴヌクレオチドをプライマーとして使用して増幅反応を実施して、前記試験ポリヌクレオチド試料に存在する場合、前記標的ポリヌクレオチド分子の標的ポリヌクレオチド配列のアンプリコンを生成することと、
c)ステップb)において生成された前記アンプリコンを、前記第3のオリゴヌクレオチドの検出可能な特性における変化を検出することによって検出することと、を含み、
ステップc)において前記アンプリコンを検出することが、前記標的ポリヌクレオチド分子が前記試験ポリヌクレオチド試料内に存在することを示す、方法。
〔144〕試験ポリヌクレオチド試料において、各々が標的バリアントヌクレオチドを含む、少なくとも2つの異なる標的ポリヌクレオチド分子を検出するための方法であって、前記方法が、
a)試験ポリヌクレオチド試料と前記〔53〕または〔54〕に記載の混合物との反応混合物を形成することと、
b)前記第1および第2のオリゴヌクレオチドをプライマーとして使用して増幅反応を実施して、前記試験ポリヌクレオチド試料に存在する場合、第1の標的ポリヌクレオチド分子の第1の標的ポリヌクレオチド配列のアンプリコンを生成することと、
c)前記第4および第5のオリゴヌクレオチドをプライマーとして使用して増幅反応を実施して、前記試験ポリヌクレオチド試料に存在する場合、第2の標的ポリヌクレオチド分子の第2の標的ポリヌクレオチド配列の第2のアンプリコンを生成することと、
d)ステップb)およびc)において生成された前記アンプリコンを、前記第3および第6のオリゴヌクレオチドの検出可能な特性における変化を検出することによって検出することと、を含み、
ステップd)において前記アンプリコンを検出することが、前記第1および/または第2の標的ポリヌクレオチド分子が前記試験ポリヌクレオチド試料内に存在することを示す、方法。
〔145〕前記第3および第6のオリゴヌクレオチドの前記検出可能な特性が、蛍光標識である、前記〔144〕に記載の方法。
〔146〕前記第3および第6のオリゴヌクレオチドの各々の上の前記蛍光標識が異なる、前記〔145〕に記載の方法。
〔147〕前記混合物が、表1および/または表2に列挙される1つ以上の突然変異を検出するために使用される、前記〔1〕~〔112〕のいずれか一項に記載の混合物。
〔148〕前記キットが、表1および/または表2に列挙される1つ以上の突然変異の検出のために使用される、前記〔113〕~〔115〕のいずれか一項に記載のキット。
〔149〕前記方法が、表1および/または表2に列挙される1つ以上の突然変異を検出するために使用される、前記〔116〕~〔146〕のいずれか一項に記載の方法。

Claims (20)

  1. a)第1の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列にハイブリダイズするように構成された第1のオリゴヌクレオチドであって、前記第1の配列が、標的バリアントヌクレオチドを含み、前記第1のオリゴヌクレオチドが、前記標的バリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに有する、第1のオリゴヌクレオチドと、
    b)前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖内の第2の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第2のオリゴヌクレオチドであって、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第2の配列が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第1の配列から5’上流に位置している、第2のオリゴヌクレオチドと、を含む、混合物。
  2. c)前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖内の第3の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第3のオリゴヌクレオチドであって、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第3の配列が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第1の配列と少なくとも部分的に重複し、前記第3の配列が、前記標的バリアントヌクレオチドを含む、第3のオリゴヌクレオチドをさらに含む、請求項1に記載の混合物。
  3. 前記第3のオリゴヌクレオチドにおける前記標的バリアントヌクレオチドが、前記第3のオリゴヌクレオチドの3’末端または5’末端からの少なくとも2つのヌクレオチドである、請求項に記載の混合物。
  4. 前記第3のオリゴヌクレオチドが、検出可能な標識を含む、請求項に記載の混合物。
  5. 前記検出可能な標識が、蛍光標識である、請求項に記載の混合物。
  6. 前記検出可能な標識が、第1の末端ヌクレオチド上にある、請求項に記載の混合物。
  7. 前記第3のオリゴヌクレオチドが、消光部分をさらに含む、請求項に記載の混合物。
  8. 前記消光部分が、前記第3のオリゴヌクレオチドの第2の末端ヌクレオチド上にある、請求項に記載の混合物。
  9. 前記消光部分が、前記検出可能な標識からのシグナルを消光することができる、請求項に記載の混合物。
  10. 前記第1の末端ヌクレオチドが、5’末端ヌクレオチドである、請求項に記載の混合物。
  11. 前記第2の末端ヌクレオチドが、3’末端ヌクレオチドである、請求項に記載の混合物。
  12. 前記混合物が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖を含む一本鎖ポリヌクレオチド分子を含む、請求項に記載の混合物。
  13. 前記混合物が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖および第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖を含む二本鎖ポリヌクレオチド分子を含み、前記第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖に実質的に相補的である、請求項に記載の混合物。
  14. 前記混合物が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖および第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖を含む二本鎖ポリヌクレオチド分子を含み、前記第1の標的相補体ポリヌクレオチド鎖が、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖に実質的に相補的であり、二本鎖ポリヌクレオチド分子が、バリアントポリヌクレオチド鎖およびバリアント相補体ポリヌクレオチド鎖を含み、前記バリアントポリヌクレオチド鎖が、前記標的ポリヌクレオチド鎖と実質的に同一であり、前記標的ポリヌクレオチド鎖とは前記標的バリアントヌクレオチドで異なるヌクレオチドを含み、前記バリアント相補体ポリヌクレオチド鎖が、前記バリアントポリヌクレオチド鎖に実質的に相補的である、請求項に記載の混合物。
  15. 前記第3のオリゴヌクレオチドが、前記第1の配列の3~6つの連続するヌクレオチドを含む、請求項に記載の混合物。
  16. 前記第3のオリゴヌクレオチドが、前記第1の配列のヌクレオチドの配列と重複しない前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖のヌクレオチドの配列をさらに含む、請求項に記載の混合物。
  17. 任意の前述の請求項に記載の混合物を含有する第1の容器と、前記第1の標的ポリヌクレオチド鎖と配列類似性を共有するポリヌクレオチド分子を含む対照ポリヌクレオチド試料を含有する第2の容器と、を含む、キット。
  18. 試験ポリヌクレオチド試料において、各々が標的バリアントヌクレオチドを含む、少なくとも2つの異なる標的ポリヌクレオチド分子を検出するための方法であって、前記方法が、
    a)試験ポリヌクレオチド試料と請求項に記載の混合物との反応混合物を形成することと、
    ここで、前記混合物は、
    d)第2の標的ポリヌクレオチド鎖における第1の配列にハイブリダイズするように構成された第4のオリゴヌクレオチドであって、前記第2の標的ポリヌクレオチドにおける前記第1の配列が、第2の標的バリアントヌクレオチドを含み、前記第4のオリゴヌクレオチドが、前記第2の標的バリアントヌクレオチドにハイブリダイズするように配置されているその3’末端のヌクレオチド残基をさらに含む、第4のオリゴヌクレオチドと、
    e)前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖内の第2の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第5のオリゴヌクレオチドであって、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第2の配列が、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖上の前記第1の配列から5’上流に位置している、第5のオリゴヌクレオチドと、
    f)前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖内の第3の配列に相補的な配列にハイブリダイズするように構成された配列を有する第6のオリゴヌクレオチドであって、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖の前記第3の配列が、前記第2の標的ポリヌクレオチド鎖上の前記第1の配列と少なくとも部分的に重複し、前記第2の標的バリアントヌクレオチドを含む、第6のオリゴヌクレオチドと、をさらに含む、
    b)前記第1および第2のオリゴヌクレオチドをプライマーとして使用して増幅反応を実施して、前記試験ポリヌクレオチド試料に存在する場合、第1の標的ポリヌクレオチド分子の第1の標的ポリヌクレオチド配列のアンプリコンを生成することと、
    c)前記第4および第5のオリゴヌクレオチドをプライマーとして使用して増幅反応を実施して、前記試験ポリヌクレオチド試料に存在する場合、第2の標的ポリヌクレオチド分子の第2の標的ポリヌクレオチド配列の第2のアンプリコンを生成することと、
    d)ステップb)およびc)において生成された前記アンプリコンを、前記第3および第6のオリゴヌクレオチドの検出可能な特性における変化を検出することによって検出することと、を含み、
    ステップd)において前記アンプリコンを検出することが、前記第1および/または第2の標的ポリヌクレオチド分子が前記試験ポリヌクレオチド試料内に存在することを示す、方法。
  19. 前記第3および第6のオリゴヌクレオチドの前記検出可能な特性が、蛍光標識である、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第3および第6のオリゴヌクレオチドの各々の上の前記蛍光標識が異なる、請求項19に記載の方法。
JP2021507595A 2018-08-16 2019-08-16 核酸の増幅のための試薬、混合物、キット、および方法 Pending JP2021533769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024010827A JP2024059627A (ja) 2018-08-16 2024-01-29 核酸の増幅のための試薬、混合物、キット、および方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201862719074P 2018-08-16 2018-08-16
US62/719,074 2018-08-16
PCT/US2019/046950 WO2020037290A1 (en) 2018-08-16 2019-08-16 Reagents, mixtures, kits and methods for amplification of nucleic acids

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024010827A Division JP2024059627A (ja) 2018-08-16 2024-01-29 核酸の増幅のための試薬、混合物、キット、および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021533769A JP2021533769A (ja) 2021-12-09
JPWO2020037290A5 true JPWO2020037290A5 (ja) 2022-08-23

Family

ID=67874508

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021507595A Pending JP2021533769A (ja) 2018-08-16 2019-08-16 核酸の増幅のための試薬、混合物、キット、および方法
JP2024010827A Pending JP2024059627A (ja) 2018-08-16 2024-01-29 核酸の増幅のための試薬、混合物、キット、および方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024010827A Pending JP2024059627A (ja) 2018-08-16 2024-01-29 核酸の増幅のための試薬、混合物、キット、および方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20210324461A1 (ja)
EP (1) EP3837383A1 (ja)
JP (2) JP2021533769A (ja)
WO (1) WO2020037290A1 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990014353A1 (en) 1989-05-18 1990-11-29 Microprobe Corporation Crosslinking oligonucleotides
US5994056A (en) 1991-05-02 1999-11-30 Roche Molecular Systems, Inc. Homogeneous methods for nucleic acid amplification and detection
ATE198511T1 (de) 1994-04-29 2001-01-15 Perkin Elmer Corp Verfahren und vorrichtung zur echtzeiterfassung der produkte von nukleinsäureamplifikation
US5801155A (en) 1995-04-03 1998-09-01 Epoch Pharmaceuticals, Inc. Covalently linked oligonucleotide minor grove binder conjugates
US6312894B1 (en) 1995-04-03 2001-11-06 Epoch Pharmaceuticals, Inc. Hybridization and mismatch discrimination using oligonucleotides conjugated to minor groove binders
EP1033411B1 (en) 1996-06-04 2006-02-22 University of Utah Research Foundation Fluorescent donor-acceptor pair
US5861295A (en) 1997-01-02 1999-01-19 Life Technologies, Inc. Nucleic acid-free thermostable enzymes and methods of production thereof
US6727356B1 (en) 1999-12-08 2004-04-27 Epoch Pharmaceuticals, Inc. Fluorescent quenching detection reagents and methods
US20070059713A1 (en) 2005-09-09 2007-03-15 Lee Jun E SSB-DNA polymerase fusion proteins
GB2506760B (en) * 2011-01-14 2015-07-22 Genefirst Ltd Allele specific primers for EGFR exon 21 specific mutations

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11530450B2 (en) Methods, compositions, and kits for detecting allelic variants
US20210388430A1 (en) Compositions of toehold primer duplexes and methods of use
Marras et al. Real-time assays with molecular beacons and other fluorescent nucleic acid hybridization probes
US20220010358A1 (en) Method for detection of rna
AU2020294316B2 (en) Nucleic acid probe with single fluorophore label bound to internal cytosine for use in loop mediated isothermal amplification
US6887664B2 (en) Asynchronous primed PCR
WO2010111682A2 (en) Methods, compositions, and kits for detecting allelic variants
AU2023201422A1 (en) Nucleic acid detection method
US20120040349A1 (en) Method for detecting nucleic acids
WO2011139920A2 (en) Methylation-specific competitive allele-specific taqman polymerase chain reaction (cast-pcr)
Lyamichev et al. Invader assay for SNP genotyping
US20230046513A1 (en) Pcr method and pcr kit for increasing allelic discrimination
JPWO2020037290A5 (ja)
Whitman et al. Real-time polymerase chain reaction detection methods
US9212398B2 (en) Cross priming amplification of target nucleic acids
Landegren et al. Prospects for in situ analyses of individual and complexes of DNA, RNA, and protein molecules with padlock and proximity probes
JP2023540161A (ja) メチル化状態の検出
Stancescu Optimization of molecular beacon-based multicomponent probes for analysis of nucleic acids
EP3837383A1 (en) Reagents, mixtures, kits and methods for amplification of nucleic acids
KR20230063086A (ko) 분할된 t7 프로모터를 이용한 중증 급성 호흡기 증후군 코로나바이러스 2 검출 및/또는 이의 돌연변이 검출용 등온 단일 반응 프로브 세트 및 이의 용도
NZ719238B2 (en) Nucleic acid probe with single fluorophore label bound to internal cytosine for use in loop mediated isothermal amplification