JPWO2019203090A1 - 鉛蓄電池の蓋、及び鉛蓄電池 - Google Patents

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Abstract

鉛蓄電池1の蓋3は、下蓋部10と、下蓋部10との間に排気室D1〜D6を形成する上蓋部20と、排気室D1〜D6間で液体を流通させる流路部5とを備える。流路部5は、上蓋部20側が開口している。上蓋部20には、排気室D1と外部空間とをつないで気体を外部に排出するとともに、気体を液化させる触媒A1が取り付けられた排気孔H1が設けられている。電槽2の上部に取り付けられるときの蓋3の姿勢において、排気孔H1の排気室D1側の開口部H1aは、流路部5の上部に位置するとともに、鉛直方向に沿って見たときに流路部5と重なっている。

Description

本開示は、鉛蓄電池の蓋、及び鉛蓄電池に関する。
例えば特許文献1に記載されているように、自動車等に搭載された鉛蓄電池がある。このような鉛蓄電池は、電極群、電解液等を収容する複数のセル室を有する電槽と、電槽の開口を閉じる蓋とを備えている。蓋は、第1蓋部と、第1蓋部の上面に重ねられる第2蓋部とを備える2重蓋構造を有している。第1蓋部と第2蓋部との間には、排気室が設けられている。鉛蓄電池は、セル室で生じた電解液の水蒸気を排気室内に溜め、排気室内で液化した電解液を各セル室に還流している。
特開2007−165091号公報
ここで、鉛蓄電池の蓋には、内部のガス圧の上昇を抑制するための排気孔が設けられている。蓋の排気孔から電解液の水蒸気、電解液の電気分解反応によって生じた水素ガス及び酸素ガス等が外部に排出されると、セル室内の電解液が減少してしまう。このため、本分野においては、電解液の減少を抑制することが求められている。また、複数のセル室を有する鉛蓄電池においては、各セル室内の電解液の液面高さのばらつきを抑制することが求められている。
そこで、本開示では、電解液の減少を抑制しつつ、電解液の液面高さのばらつきを抑制可能な鉛蓄電池の蓋、及び鉛蓄電池を説明する。
本開示の一態様は、複数のセル室を有する電槽の上部に取り付けられる鉛蓄電池の蓋であって、電槽の上部に取り付けられる第1蓋部と、第1蓋部に重ねられ、第1蓋部との間に複数の排気室を形成する第2蓋部と、第1蓋部と第2蓋部との間に設けられ、複数の排気室にわたって延在するとともに液体を流通させる流路部と、を備え、第1蓋部には、排気室から第1蓋部における電槽に重ねられる側の面に向けて貫通する還流孔が、複数の排気室に対してそれぞれ設けられ、第1蓋部又は第2蓋部には、排気室と外部空間とをつないで排気室内の気体を外部に排出するとともに、気体を液化させる液化部が取り付けられた排気孔が設けられ、流路部は、第2蓋部側が開口しており、電槽の上部に取り付けられるときの姿勢において、排気孔の排気室側の開口部は、流路部の上部に位置するとともに、鉛直方向に沿って見たときに流路部と重なっている。
この鉛蓄電池の蓋は、排気室内から排気孔に入り込んだ気体を液化部によって液体に変化させることができる。液化部によって変化させられた液体は、排気孔の排気室側の開口部から排気室内に戻る。ここで、電槽の上部に取り付けられるときの蓋の姿勢において、排気孔の排気室側の開口部は、流路部の上部に位置するとともに、鉛直方向に沿って見たときに流路部と重なっている。すなわち、鉛蓄電池の蓋は、排気孔の排気室側の開口部から流路部上に液体を落下させることができる。そして、流路部の上部(第2蓋部側)が開口しているため、流路部上の液体の量が増加して液体が流路部の上部から溢れると、液体が排気室に流れ込む。ここで、この流路部は、複数の排気室にわたって延在している。このため、この鉛蓄電池の蓋は、排気孔の排気室側の開口部の直下に位置する排気室以外の排気室にも、流路部を介して液体を流すことができる。そして、この鉛蓄電池の蓋は、各排気室に流れ込んだ液体を、還流孔を介して各セル室に戻すことができる。このように、この鉛蓄電池の蓋は、液化部を備えることによって、電解液の減少を抑制することができる。また、この鉛蓄電池の蓋は、流路部によって各排気室に液体を流すことができるため、電解液の液面高さのばらつきを抑制できる。
この鉛蓄電池の蓋において、第1蓋部は、電槽の上部を覆う本体部と、本体部から第2蓋部側に向けて立ち上がり、第2蓋部との間に排気室を形成する排気室壁と、を有し、流路部は、本体部と、本体部から第2蓋部側に向けて立ち上がるとともに、本体部上で液体を流すための流路を形成する流路壁と、を含んで構成されてもよい。この場合、鉛蓄電池の蓋は、第1蓋部の本体部を、流路部の底部として機能させることができる。
この鉛蓄電池の蓋において、液化部は、水素ガスと酸素ガスとを用いて触媒作用によって水を生成する触媒、又は電解液の水蒸気の流通を阻害するフィルターであってもよい。この場合、鉛蓄電池の蓋は、触媒又はフィルターを用いて気体を液体に変化させることができる。
本開示の他の一態様に係る鉛蓄電池は、上記の鉛蓄電池の蓋を備える。この場合、鉛蓄電池は、電解液の減少を抑制しつつ、電解液の液面高さのばらつきを抑制できる。
本開示の種々の態様によれば、電解液の減少を抑制しつつ、電解液の液面高さのばらつきを抑制できる。
図1は、実施形態に係る鉛蓄電池を示す斜視図である。 図2は、図1の電槽を示す斜視図である。 図3は、図1の蓋の下蓋部を示す上面図である。 図4は、図1の蓋の上蓋部を下方側(下蓋部に重ねられる側)から見た図である。 図5は、図3のIV-IV線に沿って切り、流路部と開口部との位置関係を示した断面図である。 図6は、変形例の上蓋部を下方側(下蓋部に重ねられる側)から見た図である。 図7は、図6のVII-VII線に沿って切り、流路部と開口部との位置関係を示した断面図である。 図8は、変形例の下蓋部を示す上面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の説明において、「上」及び「下」とは、鉛蓄電池の使用状態、すなわち、電槽の上部に蓋が取り付けられたときの各部の姿勢における鉛直方向の向きである。
図1及び図2に示されるように、鉛蓄電池1は、液式鉛蓄電池である。鉛蓄電池1は、上面が開口している電槽2、電槽2の開口を閉じる蓋(鉛蓄電池の蓋)3、電槽2の内部に収容された複数の電極群4を備えている。なお、図1では、電槽2の内部の電極群4を示すために、電槽2の一部が破断された状態が示されている。電槽2、及び蓋3は、例えばポリプロピレン等の樹脂で形成されている。
蓋3は、上方から見たときに、略長方形状を呈している。以下、説明の便宜上、図1に示されるように、蓋3の長手方向をX軸方向、蓋3の短手方向をY軸方向とする。なお、本実施形態において電槽2の内部には、図2に示されるように、X軸方向に沿って並ぶ6個のセル室S1〜S6が形成されている。各セル室S1〜S6内には、電極群4及び電解液がそれぞれ収容される。
蓋3は、下蓋部(第1蓋部)10及び上蓋部(第2蓋部)20を含んで構成される二重蓋構造を有している。下蓋部10は、鉛蓄電池1の電槽2の開口を閉じるように、電槽2の上部に取り付けられている。下蓋部10の上面の一部には、その上に上蓋部20が配置される凹状の排気室構成部10a(図1参照)が形成されている。排気室構成部10aは、上方から見たときに、X軸方向に沿って延在している。排気室構成部10aは、下蓋部10の上面のうち、Y軸方向に沿った一方側に偏った領域に設けられている。
上蓋部20は、下蓋部10の排気室構成部10aに重ねられ、下蓋部10との間に排気室を形成する。本実施形態では、下蓋部10と上蓋部20との間に6個の排気室D1〜D6(図3及び図4参照)が形成されている。本実施形態では、上蓋部20が下蓋部10の排気室構成部10aに重ねられた状態において、下蓋部10の上面の高さ位置と上蓋部20の上面の高さ位置とが、互いに略同じとなっている。すなわち、下蓋部10の上面と上蓋部20の上面とは互いに略同一面となっている。
下蓋部10には、下蓋部10の上面のうち排気室構成部10aが設けられていない領域に、インジケータ取付孔H11が設けられている。インジケータ取付孔H11には、電槽2内の電解液の液面高さ(液面レベル)を表示するインジケータ(図示せず)が取り付けられる。
下蓋部10には、下蓋部10の上面のうち排気室構成部10aが設けられていない領域に、正極端子T1と、負極端子T2とが設けられている。正極端子T1は、下蓋部10におけるX軸方向の一方の端部近傍に設けられている。負極端子T2は、下蓋部10におけるX軸方向の他方の端部近傍に設けられている。電槽2内の電極群4は、正極端子T1及び負極端子T2にそれぞれ接続されている。
次に、蓋3に形成される排気室D1〜D6の詳細について説明する。図3に示されるように、下蓋部10は、電槽2の上部の開口を覆う板状の本体部101を備えている。また、下蓋部10は、本体部101の排気室構成部10aの位置に、本体部101の上面から上方(上蓋部20側)に向かって立ち上がる周壁部(排気室壁)110、及び本体部101の上面から上方(上蓋部20側)に向かって立ち上がる隔壁部(排気室壁)111〜115を備えている。周壁部110は、排気室構成部10aの外周縁に沿って延在している。周壁部110は、略四角枠形状を呈している。
より詳細には、周壁部110は、略X軸方向に沿って延在する2本のX軸周壁部110a及び110bと、略Y軸方向に沿って延在する2本のY軸周壁部110c及び110dとによって構成されている。X軸周壁部110bは、Y軸方向において、X軸周壁部110aよりも正極端子T1及び負極端子T2が設けられている側に位置している。Y軸周壁部110cは、負極端子T2の近傍に位置している。Y軸周壁部110dは、正極端子T1の近傍に位置している。周壁部110は、X軸周壁部110a、Y軸周壁部110c、X軸周壁部110b、及びY軸周壁部110dがこの並び順で連結されることによって構成されている。
隔壁部111〜115は、それぞれ周壁部110内に設けられ、Y軸方向に沿って延在している。隔壁部111〜115は、周壁部110で囲まれる空間を、6個に仕切っている。隔壁部111〜115の一方の端部はX軸周壁部110bに連結されている。隔壁部111〜115の他方の端部は、後述する流路部5の流路壁部50に連結されている。詳しくは後述するように、周壁部110、及び隔壁部111〜115は、上蓋部20との間に排気室D1〜D6を形成する。
図4に示されるように、上蓋部20は、排気室構成部10aと同様の輪郭形状を有している。上蓋部20は、排気室構成部10aの上面に重ねられる板状の本体部201、本体部201の下面から下方に向かって立ち上がる周壁部210、及び本体部201の下面から下方に向かって立ち上がる隔壁部211〜215を備えている。周壁部210は、本体部201の外周縁に沿って延在している。隔壁部211〜215は、それぞれ周壁部210内に設けられ、Y軸方向に沿って延在している。隔壁部211〜215は、周壁部210で囲まれる空間を、6個に仕切っている。詳しくは後述するように、周壁部210、及び隔壁部211〜215は、下蓋部10との間に排気室D1〜D6を形成する。
排気室構成部10aに設けられた周壁部110及び隔壁部111〜115のパターンと、上蓋部20に設けられた周壁部210及び隔壁部211〜215のパターンとは略鏡像の関係を有している。下蓋部10の上面と上蓋部20の下面とは熱溶着により接合される。これにより、下蓋部10と上蓋部20との間に排気室D1〜D6が形成される。排気室D1〜D6は、電槽2内の各セル室S1〜S6から発生した電解液の水蒸気(ミスト)を溜め、排気室D1〜D6内で液化した電解液をセル室S1〜S6内に還流させる機能を有している。
より詳細には、排気室D1〜D6は、電槽2内に設けられた6個のセル室S1〜S6の上部にそれぞれ位置している。排気室D1〜D6には、排気室D1〜D6の底板となる本体部101を貫通する還流孔Hがそれぞれ設けられている。すなわち、各還流孔Hは、それぞれ、排気室D1〜D6から本体部101の下面(本体部101における電槽2に重ねられる側の面)に向けて貫通している。排気室D1〜D6は、各排気室D1〜D6に設けられた還流孔Hを介して電槽2のセル室S1〜S6にそれぞれ接続されている。排気室D1〜D6内には、複数の障害壁Wが設けられている。障害壁Wは、還流孔Hから入り込んだ電解液の水蒸気が各排気室D1〜D6内において蛇行して進行するように、電解液の水蒸気の進行方向を変化させる。障害壁Wは、下蓋部10及び上蓋部20に設けられている。排気室D1〜D6の底板となる本体部101の上面は、各排気室D1〜D6内において還流孔Hに向かって徐々に低くなるように傾斜している。
これにより、各排気室D1〜D6の還流孔Hから各排気室D1〜D6内に排出された電解液の水蒸気が、障害壁W等に触れて液化した後、各排気室D1〜D6の底面(本体部101の上面)を伝って各排気室D1〜D6の還流孔Hに戻る。
また、排気室D1〜D6には、排気室D1〜D6の底板となる本体部101を貫通する電解液注入口Cがそれぞれ設けられている。上蓋部20が下蓋部10に接合される前の状態において、各排気室D1〜D6に設けられた電解液注入口Cを介して、電槽2の各セル室S1〜S6内に電解液が注入される。下蓋部10の本体部101の上面には、電解液注入口Cの縁部を囲むように環状壁W1が設けられている。上蓋部20には、排気室構成部10aの環状壁W1と対向する位置に環状壁W1が設けられている。
下蓋部10の本体部101に設けられた周壁部110、隔壁部111〜115、障害壁W、及び環状壁W1の立ち上がり方向の先端部は、互いに略同一面上に位置している。同様に、上蓋部20の本体部201に設けられた周壁部210、隔壁部211〜215、障害壁W、及び環状壁W1の立ち上がり方向の先端部は、互いに略同一面上に位置している。
図4に示されるように、上蓋部20の下面(下蓋部10側の面)には、排気室D1〜D6内の気体を外部に導く排気通路Rが設けられている。図4では、排気通路Rの経路が破線で示されている。本実施形態において、排気通路Rと、排気室D1〜D6との間には、壁部が設けられていない。排気通路Rは、各排気室D1〜D6に連通(横断)しており、排気室D1〜D6内の気体をまとめて外部に排出する。
上蓋部20におけるX軸方向の両端部には、それぞれ、排気孔H1、及び排気孔H6が設けられている。排気孔H6は、排気室D6と外部空間とをつないで排気室D1〜D6内の気体を外部に排出する。排気孔H6は、X軸方向に沿って延在している。排気孔H6の一方の端部の開口部は、上蓋部20の側面において外部空間に臨んでいる(図1参照)。排気孔H6の他方の端部の開口部は、排気室D6に臨んでいる。以下、排気孔H6における排気室D6に臨む開口部を、開口部H6aと称する。開口部H6aは、下側(下蓋部10側)を向いている。
同様に、排気孔H1は、排気室D1と外部空間とをつないで排気室D1〜D6内の気体を外部に排出する。排気孔H1は、X軸方向に沿って延在している。排気孔H1の一方の端部の開口部は、上蓋部20の側面において外部空間に臨んでいる。排気孔H1の他方の端部の開口部は、排気室D1に臨んでいる。以下、排気孔H1における排気室D1に臨む開口部を、開口部H1aと称する。開口部H1aは、下側(下蓋部10側)を向いている。
各還流孔Hを介して排気室D1〜D6内に流入した気体は、排気通路Rを通って排気孔H1又はH6から蓋3の外部へ排出される。なお、鉛蓄電池1の設置場所に応じて、排気孔H1及びH6のうちの一方の排気孔が塞がれ、他の方の排気孔のみが使用されてもよい。
また、上蓋部20は、排気孔H1の開口部H1aに取り付けられた触媒A1、及び排気孔H6の開口部H6aに取り付けられた触媒A6をさらに備えている。触媒A1は、触媒作用によって気体から液体を生成する。触媒A1は、気体を流通させることが可能な構造を有している。触媒A1は、例えば、多孔質部材であってもよい。触媒A1は、排気孔H1に入り込んだ気体を液化させる液化部として機能する。
ここで、鉛蓄電池1では、電解液の電気分解反応によって水素ガス及び酸素ガスが生じる。水素ガス及び酸素ガスは、還流孔Hを介して排気室D1〜D6内に入り込む。触媒A1は、水素ガスと酸素ガスとを用いて触媒作用によって水を生成する。例えば、触媒A1は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含む触媒であってもよい。但し、触媒A1の材質は、水素ガスと酸素ガスとを用いて水を生成することができれば、他の材質が用いられてもよい。
また、触媒A1が多孔質部材である場合、触媒A1は、排気孔H1内を通過する気体の流通を阻害する。この場合、触媒A1は、電解液の水蒸気を触媒A1において滞留させて冷却することにより、電解液の水蒸気を液体に変化させることができる。このように、触媒A1は、触媒作用に加え、電解液の水蒸気の流通を阻害することで電解液の水蒸気を液体に変化させてもよい。
ここで、触媒A1は、排気孔H1の開口部H1aに取り付けられている。このため、触媒A1で生成された液体は、触媒A1から直接、流路部5上に落下する。なお、触媒A1が排気孔H1の途中部分に取り付けられている場合、触媒A1で生成された水が開口部H1aから流路部5上に落下するように、排気孔H1が傾斜していてもよい。触媒A6は、触媒A1と同じ構成であり、詳細な説明を省略する。
触媒A1及びA6は、防爆フィルターとしての機能を兼ねていてもよい。または、触媒A1及びA6に加え、排気孔H1及びH6に防爆フィルターが別途設けられていてもよい。
ここで、図3に示されるように、蓋3は、下蓋部10と上蓋部20との間に設けられた流路部5をさらに備えている。流路部5は、排気室D1〜D6内において、排気室D1〜D6にわたって(排気室D1〜D6を横切るように)X軸方向に沿って延在している。流路部5は、流路部5上の液体を排気室D1〜D6間で流通させる。流路部5は、上側(上蓋部20側)が開口している。より詳細には、流路部5は、上方から見たときに、隔壁部111〜115を貫通した状態となっており、排気孔H1の開口部H1aから排気孔H6の開口部H6aにわたって設けられている。
すなわち、電槽2の上部に取り付けられるときの蓋3の姿勢において、排気孔H1の開口部H1aは、流路部5の上部に位置するとともに、鉛直方向に沿って見たときに流路部5と重なっている。同様に、電槽2の上部に取り付けられるときの蓋3の姿勢において、排気孔H6の開口部H6aは、流路部5の上部に位置するとともに、鉛直方向に沿って見たときに流路部5と重なっている。
本実施形態において、流路部5は、下蓋部10の本体部101、流路壁部50、及び下蓋部10の周壁部110を含んで構成されている。流路壁部50は、本体部101の上面から上方(上蓋部20側)に向かって立ち上がっている。流路壁部50は、排気室D1〜D6間を横断するように、X軸方向に沿って延びている。流路壁部50におけるX軸方向の両端部は、周壁部110のY軸周壁部110c及び110dにそれぞれ当接している。
本体部101の一部は、流路部5の底部として機能する。周壁部110の一部及び流路壁部50は、流路部5が本体部101上で液体を流すための流路を形成する流路壁として機能する。すなわち、周壁部110は、排気室D1〜D6を形成する排気室壁として機能するとともに、流路部5が本体部101上で液体を流すための流路壁としても機能する。
より詳細には、周壁部110のうち、流路壁部50に対向するX軸周壁部110aが、流路部5の流路壁として機能する。また、周壁部110のY軸周壁部110cのうち、流路壁部50とX軸周壁部110aとをつなぐ部分が、流路部5の流路壁として機能する。さらに、周壁部110のY軸周壁部110dのうち、流路壁部50とX軸周壁部110aとをつなぐ部分が、流路部5の流路壁として機能する。本実施形態において、流路部5は、下蓋部10と一体的に設けられている。
図5に示されるように、流路壁部50の立ち上がり方向の先端部の高さ位置は、周壁部110の立ち上がり方向の先端部の高さ位置よりも高さが低い。このため、流路部5内に溜まった液体は、液体の増加に伴って流路壁部50を乗り越えて、排気室D1〜D6に流れ込む。
以上のように、この鉛蓄電池1は、排気室D1〜D6内から排気孔H1及びH6に入り込んだ気体を触媒A1及びA6によって液体に変化させることができる。触媒A1及びA6によって変化させられた液体は、排気孔H1の開口部H1a及び排気孔H6の開口部H6aから排気室D1及びD6内にそれぞれ戻る。ここで、電槽2の上部に取り付けられるときの蓋3の姿勢において、排気孔H1の開口部H1a及び排気孔H6の開口部H6aは、流路部5の上部に位置するとともに、鉛直方向に沿って見たときに流路部5と重なっている。すなわち、鉛蓄電池1は、排気孔H1の開口部H1a及び排気孔H6の開口部H6aから流路部5上に液体を落下させることができる。なお、ここでの流路部5上に落下する液体とは、触媒A1及びA6において触媒作用によって生成された水、並びに触媒A1及びA6において電解液の水蒸気を滞留させることで生成された液体の電解液である。
そして、流路部5の上部が開口しているため、流路部5上の液体の量が増加して液体が流路部5の上部から溢れる(流路壁部50を越える)と、液体が排気室D1〜D6に流れ込む。ここで、この流路部5は、複数の排気室D1〜D6にわたって延在している。このため、この鉛蓄電池1は、排気孔H1の開口部H1aの直下に位置する排気室D1及び排気孔H6の開口部H6aの直下に位置する排気室D6以外の排気室D2〜D5にも、流路部5を介して液体を流すことができる。そして、この鉛蓄電池1は、各排気室D1〜D6に流れ込んだ液体を、還流孔Hを介して各セル室S1〜S6に戻すことができる。このように、この鉛蓄電池1は、触媒A1及びA6を備えることによって、電解液の減少を抑制することができる。また、この鉛蓄電池1は、流路部5によって各排気室D1〜D6に液体を流すことができるため、セル室S1〜S6における電解液の液面高さのばらつきを抑制できる。
排気室D1〜D6間で液体を流通させる流路部5は、下蓋部10の本体部101、流路壁部50、及び下蓋部10の周壁部110を含んで構成されている。この場合、鉛蓄電池1は、下蓋部10の本体部101の一部を流路部5の底部として機能させることができる。鉛蓄電池1は、下蓋部10の周壁部110の一部及び流路壁部50を流路部5の流路壁として機能させることができる。例えば、下蓋部10と流路部5とを一体的に成型することが可能となる。この場合、鉛蓄電池1は、下蓋部10が流路部5の機能も兼ねるため、部品点数を削減できる。
触媒A1及びA6は、水素ガスと酸素ガスとを用いて触媒作用によって水を生成する。この場合、鉛蓄電池1は、触媒A1及びA6を用いて、気体を液体に変化させることができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態における流路部5は、下蓋部10及び上蓋部20とは別体として設けられていてもよい。以下、流路部5が下蓋部10及び上蓋部20とは別体として設けられた変形例について説明する。
図6及び図7に示されるように、変形例における流路部5Aは、下蓋部10と上蓋部20との間に設けられている。流路部5Aは、排気室D1〜D6内において、排気室D1〜D6にわたって(排気室D1〜D6を横切るように)X軸方向に沿って延在している。流路部5Aは、X軸方向に沿って延在する底部51、及び底部51の外周縁から上方(上蓋部20側)に向かって立ち上がる流路壁部50Aを備えている。すなわち、流路部5Aは、上側(上蓋部20側)が開口している。流路部5Aは、上方から見たときに、排気孔H1の開口部H1aから排気孔H6の開口部H6aにわたって設けられている。流路部5Aは、上蓋部20に保持されている。但し、流路部5Aは、下蓋部10に保持されていてもよい。
この場合であっても、流路部5Aは、排気孔H1の開口部H1a及び排気孔H6の開口部H6aから流路部5A上に落下した液体を、排気室D1〜D6間で流通させることができる。そして、流路部5Aは、流路部5A上の液体の量が増加した場合に液体を流路部5Aの上部から溢れさせる(流路壁部50Aを越えさせる)ことによって、液体を排気室D1〜D6に流すことができる。この場合、図8に示されるように、下蓋部10の隔壁部111〜115は、図3に示される構成とは異なり流路部5Aを設けるために切り欠かれることが無い。すなわち、隔壁部111〜115の一方の端部は、X軸周壁部110bに連結されている。隔壁部111〜115の他方の端部は、X軸周壁部110aに連結されている。これにより、下蓋部10は、排気室D1〜D6の下蓋部10側の部分を隔壁部111〜115によって確実に仕切ることができる。
上記の実施形態の蓋3は、気体を液化させる液化部として触媒A1及びA6を備えていたが、この液化部は触媒作用を有さないフィルターであってもよい。このフィルターは、排気孔H1及びH6を通る電解液の水蒸気の流通を阻害(邪魔)する構成であればよい。このフィルターは、例えば、多孔質部材であってもよい。この場合であっても、液化部としてのフィルターは、電解液の水蒸気をフィルターにおいて滞留させて冷却することにより、電解液の水蒸気を液体に変化させることができる。なお、液化部としてのフィルターは、防爆フィルターとしての機能を兼ねていてもよい。また、この液化部としてのフィルターに加え、防爆フィルターが別途設けられていてもよい。
上記の実施形態の流路部5は、排気室D1〜D6の全体にわたって延在していたが、複数の流路部によって構成されていてもよい。例えば、流路部5は、排気室D1〜D3にわたって延在する第1流路部と、排気室D4〜D6にわたって延在する第2流路部とによって構成されていてもよい。変形例の流路部5Aも同様に、複数の流路部によって構成されていてもよい。すなわち、流路部は、少なくとも2つの排気室にわたって延在する構成であればよい。
実施形態の流路部5は、排気室D1〜D6のうち、予め定められた排気室に向けて下方に傾斜していてもよい。この場合、鉛蓄電池1は、例えば、他のセル室に比べて電解液が減少し易いセル室に対して電解液を多く戻すことができる。変形例の流路部5Aも同様に、予め定められた排気室に向けて下方に傾斜していてもよい。
実施形態の流路部5の流路壁部50の立ち上がり高さは、全域にわたって同じでなくてもよい。例えば、流路壁部50は、排気室D1〜D6のうち、予め定められた排気室を横切る部分の立ち上がり高さが他の部位よりも低くてもよい。この場合、鉛蓄電池1は、例えば、他のセル室に比べて電解液が減少し易いセル室に対して電解液を多く戻すことができる。
また、排気孔H1の開口部H1aは、下方(下蓋部10側)を向いていることに限定されず、側方を向いていてもよい。少なくとも開口部H1aが、鉛直方向に沿って見たときに流路部5と重なっていればよい。排気孔H6の開口部H6aも同様に、下方(下蓋部10側)を向いていることに限定されない。
電槽2が有するセル室の数は6個に限定されず、蓋3に設けられた排気室の数は6個に限定されない。隔壁部111〜115、障害壁W等の形状は、図3及び図4を用いて説明した形状に限定されない。
また、流路部5の流路壁部50は、本体部101から鉛直方向に沿って上側に向かって立ち上がっていることに限定されない。例えば、流路壁部50は、本体部101から鉛直方向に対して傾斜した状態で立ち上がっていてもよい。例えば、流路壁部50は、立ち上がり方向の先端部(上端部)がX軸周壁部110b側に近づくように、本体部101から傾斜した状態で立ち上がっていてもよい。変形例における流路部5Aの流路壁部50Aも同様に、底部51から鉛直方向に対して傾斜した状態で立ち上がっていてもよい。
排気孔H1及びH6は、上蓋部20に代えて下蓋部10に設けられていてもよい。この場合、下蓋部10に設けられた排気孔の排気室側の開口部が、流路部5,5Aの上方に位置するとともに、鉛直方向に沿って見たときに流路部5,5Aと重なっていればよい。
1…鉛蓄電池、2…電槽、3…蓋(鉛蓄電池の蓋)、5…流路部、10…下蓋部(第1蓋部)、20…上蓋部(第2蓋部)、50…流路壁部(流路壁)、101…本体部、110…周壁部(排気室壁、流路壁)、111〜115…隔壁部(排気室壁)、A1,A6…触媒(液化部)、D1〜D6…排気室、H…還流孔、H1,H6…排気孔、H1a,H6a…開口部、S1〜S6…セル室。

Claims (4)

  1. 複数のセル室を有する電槽の上部に取り付けられる鉛蓄電池の蓋であって、
    前記電槽の上部に取り付けられる第1蓋部と、
    前記第1蓋部に重ねられ、前記第1蓋部との間に複数の排気室を形成する第2蓋部と、
    前記第1蓋部と前記第2蓋部との間に設けられ、複数の前記排気室にわたって延在するとともに液体を流通させる流路部と、
    を備え、
    前記第1蓋部には、前記排気室から前記第1蓋部における前記電槽に重ねられる側の面に向けて貫通する還流孔が、複数の前記排気室に対してそれぞれ設けられ、
    前記第1蓋部又は前記第2蓋部には、前記排気室と外部空間とをつないで前記排気室内の気体を外部に排出するとともに、前記気体を液化させる液化部が取り付けられた排気孔が設けられ、
    前記流路部は、前記第2蓋部側が開口しており、
    前記電槽の上部に取り付けられるときの姿勢において、前記排気孔の前記排気室側の開口部は、前記流路部の上部に位置するとともに、鉛直方向に沿って見たときに前記流路部と重なっている、鉛蓄電池の蓋。
  2. 前記第1蓋部は、
    前記電槽の上部を覆う本体部と、
    前記本体部から前記第2蓋部側に向けて立ち上がり、前記第2蓋部との間に前記排気室を形成する排気室壁と、
    を有し、
    前記流路部は、
    前記本体部と、
    前記本体部から前記第2蓋部側に向けて立ち上がるとともに、前記本体部上で前記液体を流すための流路を形成する流路壁と、
    を含んで構成される、請求項1に記載の鉛蓄電池の蓋。
  3. 前記液化部は、水素ガスと酸素ガスとを用いて触媒作用によって水を生成する触媒、又は電解液の水蒸気の流通を阻害するフィルターである、請求項1又は2に記載の鉛蓄電池の蓋。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の前記鉛蓄電池の蓋を備える、鉛蓄電池。
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