JPWO2019199696A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2019199696A5 JPWO2019199696A5 JP2020555453A JP2020555453A JPWO2019199696A5 JP WO2019199696 A5 JPWO2019199696 A5 JP WO2019199696A5 JP 2020555453 A JP2020555453 A JP 2020555453A JP 2020555453 A JP2020555453 A JP 2020555453A JP WO2019199696 A5 JPWO2019199696 A5 JP WO2019199696A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- item
- cancer
- methylation
- target
- polynucleotides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Description
さらに別の態様においては、本明細書で提供されるのは、被験体におけるがんまたは新生物を評価するための方法であって、この方法は、a)被験体の少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドであって、表1に列挙された標的1~標的1849の少なくとも2つのポリヌクレオチド配列またはその相補配列を有する、少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドを含む前記被験体由来の試料を提供することと、b)前記少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を評価することと、c)前記少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドのメチル化状態の評価に基づいて、前記被験体におけるがんまたは新生物を評価することとを含む。一部の実施形態においては、本方法は、被験体におけるがんまたは新生物の診断、予後、層別化、リスク評価、または処置モニタリングのために使用される。
特定の実施形態では、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
少なくとも2つの単離されたポリヌクレオチドを含むか、それらからなるか、またはそれらから本質的になる単離されたポリヌクレオチドのパネルであって、前記単離されたポリヌクレオチドの各々が、表1に列挙された標的1~標的1849のいずれかのポリヌクレオチド配列、またはその相補的もしくは実質的に相補的な配列を有する、パネル。
(項目2)
少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはそれより多くの前記単離されたポリヌクレオチド、または表1に列挙された標的1~標的1849のすべてに対応する前記単離されたポリヌクレオチドを含むか、それらからなるか、またはそれらから本質的になる、項目1に記載のパネル。
(項目3)
少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはそれより多くの前記単離されたポリヌクレオチド、または表1に列挙された標的1~標的1849のすべてに対応する前記単離されたポリヌクレオチドを含む、項目1または2に記載のパネル。
(項目4)
少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはそれより多くの前記単離されたポリヌクレオチド、または表1に列挙された標的1~標的1849すべてに対応する前記単離されたポリヌクレオチドからなる、項目1または2に記載のパネル。
(項目5)
少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはそれより多くの前記単離されたポリヌクレオチド、または表1に列挙された標的1~標的1849のすべてに対応する前記単離されたポリヌクレオチドから本質的になる、項目1または2に記載のパネル。
(項目6)
前記単離されたポリヌクレオチドが、DNA分子、RNA分子、またはそれらの組み合わせである、項目1から5のいずれか一項に記載のパネル。
(項目7)
前記単離されたポリヌクレオチドが、基材上に固定されている、項目1から6のいずれか一項に記載のパネル。
(項目8)
前記基材が、固体表面、多孔質表面、またはそれらの組み合わせを含む、項目7に記載のパネル。
(項目9)
前記基材が、ビーズ、管、マイクロタイタープレート、膜、ゲル、またはスライドガラスの一部である、項目7または8に記載のパネル。
(項目10)
前記単離されたポリヌクレオチド分子が、基材上に互いに空間的に離れて固定されている、項目7から9のいずれか一項に記載のパネル。
(項目11)
項目1から10のいずれか一項に記載のパネルを含むキットまたはシステム。
(項目12)
表1に列挙された標的1~標的1849のうちの少なくとも2つのもののメチル化状態を評価するために構成されている、項目11に記載のキットまたはシステム。
(項目13)
表1に列挙された標的1~標的1849のうちの少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはすべてのもののメチル化状態を評価するために構成されている、項目12に記載のキットまたはシステム。
(項目14)
前記単離されたポリヌクレオチドが、対照ポリヌクレオチドとして構成されている、項目11から13のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目15)
前記単離されたポリヌクレオチドが、約1フェムトモル濃度~約1ミリモル濃度のレベルの濃度を有する、項目14に記載のキットまたはシステム。
(項目16)
表1に列挙された標的1~標的1849のうちの少なくとも2つのもののメチル化状態を評価するための試薬を含むキットまたはシステム。
(項目17)
表1に列挙された標的1~標的1849のうちの少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはすべてのもののメチル化状態を評価するための試薬を含む、項目16に記載のキットまたはシステム。
(項目18)
前記試薬が、メチル化状態が評価されるべき前記標的の各々とハイブリダイズするように構成されたプローブまたはプライマーを含むか、それから本質的になるか、またはそれからなる、項目16または17に記載のキットまたはシステム。
(項目19)
前記試薬が、メチル化状態が評価されるべき前記標的の各々とハイブリダイズするように構成された単一のプローブまたはプライマーを含むか、それから本質的になるか、またはそれからなる、項目18に記載のキットまたはシステム。
(項目20)
前記試薬が、メチル化状態が評価されるべき前記標的の各々とハイブリダイズするように構成された複数のプローブまたはプライマーを含むか、それらから本質的になるか、またはそれらからなる、項目18に記載のキットまたはシステム。
(項目21)
前記1つまたは複数のプライマーが、配列番号1~配列番号17504のいずれかに記述されている配列、その相補的もしくは実質的に相補的な配列、またはそれらの任意の組み合わせを含むか、それらから本質的になるか、またはそれらからなる、項目18から20のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目22)
メチル化状態が評価されるべき前記標的の各々を増幅するための共通のプライマーをさらに含む、項目16から21のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目23)
前記共通のプライマーが、配列番号17505に記述されている配列、またはその相補的もしくは実質的に相補的な配列を含むか、それから本質的になるか、またはそれからなる、項目22に記載のキットまたはシステム。
(項目24)
試料から前記標的を単離するための薬品をさらに含む、項目16から23のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目25)
前記標的のライブラリーを調製するための試薬をさらに含む、項目16から24のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目26)
前記標的のライブラリーを調製するための前記試薬が、酵素、例えば、リガーゼまたは一本鎖DNA(ssDNA)リガーゼを含む、項目25に記載のキットまたはシステム。
(項目27)
前記ssDNAリガーゼが、T4 RNAリガーゼI、熱安定性5’App DNA/RNAリガーゼ、T4 RNAリガーゼ2、切断型T4 RNAリガーゼ2、例えば、T4 RNAリガーゼ2切断型、T4 RNAリガーゼ2切断型K227Q、T4 RNAリガーゼ2切断型KQまたはT4 DNAリガーゼ、ThermusバクテリオファージRNAリガーゼ、例として、バクテリオファージTS2126 RNAリガーゼ(例えば、CircLigase(商標)およびCircLigase II(商標))、または古細菌RNAリガーゼ、例として、Methanobacterium thermoautotrophicum RNAリガーゼ1、である、項目26に記載のキットまたはシステム。
(項目28)
前記標的または前記標的のライブラリーを増幅するための試薬をさらに含む、項目16から27のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目29)
前記標的または前記標的のライブラリーを増幅するための前記試薬が、酵素、例えば、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、鎖置換増幅(SDA)、転写媒介増幅(TMA)、リガーゼ連鎖反応(LCR)、核酸配列ベース増幅(NASBA)、プライマー伸長、ローリングサークル増幅(RCA)、自家持続配列複製(3SR)、およびループ介在等温増幅(LAMP)からなる群より選択されるポリヌクレオチド増幅反応で使用される酵素を含む、項目28に記載のキットまたはシステム。
(項目30)
前記標的、前記標的のライブラリー、増幅された標的、または増幅された標的のライブラリーを精製するための薬品をさらに含む、項目16から29のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目31)
前記標的のメチル化状態を評価するための試薬をさらに含む、項目16から30のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目32)
前記標的のメチル化状態を評価するための前記試薬が、質量分析、メチル化特異的PCR(MSP)、バイサルファイトシークエンシング、ライゲーション媒介PCRによるHpaII小断片濃縮アッセイ(HELPアッセイ)、Glal加水分解およびライゲーションアダプター依存PCRアッセイ(GLAD-PCRアッセイ)、制限酵素ランドマークゲノムスキャニング(RLGS)、メチル化DNA免疫沈降(MeDIPまたはmDIP)、パイロシークエンシング、DNAアデニンメチルトランスフェラーゼ活性の分子切断光アッセイ、メチル感受性サザンブロッティング、および高解像度融解曲線(HRM)分析からなる群より選択されるポリヌクレオチドメチル化検出方法、例えば、DNAメチル化検出方法において使用される試薬である、項目31に記載のキットまたはシステム。
(項目33)
前記標的のメチル化状態を評価するための前記試薬が、化学薬品、例えば、亜硫酸水素塩または亜硫酸水素ナトリウムである、項目31または32に記載のキットまたはシステム。
(項目34)
前記標的のメチル化状態を評価するための前記試薬が、生物学的薬品、例えば、ポリペプチドまたは酵素である、項目31または32に記載のキットまたはシステム。
(項目35)
前記酵素が、メチル化感受性制限酵素(MSRE)である、項目34に記載のキットまたはシステム。
(項目36)
前記MSREが、残基がメチル化されていない場合、前記残基で選択的に切断する、項目35に記載のキットまたはシステム。
(項目37)
前記MSREが、前記残基がメチル化されている場合、前記残基で選択的に切断する、項目35に記載のキットまたはシステム。
(項目38)
前記MSREが、HpaII、SalI、SalI-HF(登録商標)、ScrFI、BbeI、NotI、SmaI、XmaI、MboI、BstBI、ClaI、MluI、NaeI、NarI、PvuI、SacII、HhaI、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、項目35から38のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目39)
前記酵素が、ポリヌクレオチドポリメラーゼである、項目34に記載のキットまたはシステム。
(項目40)
前記ポリヌクレオチドポリメラーゼが、PCRで使用されるように構成されている、項目39に記載のキットまたはシステム。
(項目41)
前記ポリヌクレオチドポリメラーゼが、DNAポリメラーゼ、例えば、3’-5’エキソヌクレアーゼ活性を有していないDNAポリメラーゼである、項目40に記載のキットまたはシステム。
(項目42)
項目1から10のいずれか一項に記載のパネルをさらに含む、項目16から41のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目43)
参照試料および/または対照遺伝子座の情報をさらに含む、項目16から42のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目44)
1つまたは複数の構成成分のための別個の容器、例えば、バイアル、および/または前記キットまたはシステムを使用するための指示をさらに含む、項目16から43のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目45)
前記メチル化状態評価に基づいて試料のメチル化メトリックを得るための実行可能な命令を含むコンピュータ可読媒体をさらに含む、項目16から44のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目46)
前記コンピュータ可読媒体が、平均メチル化頻度、メチル化ハプロタイプ負荷、非メチル化ハプロタイプ負荷、読み取り不一致率、またはそれらの組み合わせの形態でメチル化メトリックを得るように構成されている、項目45に記載のキットまたはシステム。
(項目47)
被験体におけるがんまたは新生物を評価するために構成されている、項目16から46のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目48)
被験体における肺がんまたは結腸直腸がんを評価するために構成されている、項目47に記載のキットまたはシステム。
(項目49)
被験体におけるがん種横断的解析またはプロファイリングのために構成されている、項目47に記載のキットまたはシステム。
(項目50)
被験体におけるがんまたは新生物を評価するための方法であって、
a)被験体の少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドであって、表1に列挙された標的1~標的1849の少なくとも2つのポリヌクレオチド配列またはその相補的もしくは実質的に相補的な配列を有する、少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドを含む前記被験体由来の試料を提供することと、
b)前記少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を評価することと、
c)前記少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドのメチル化状態の評価に基づいて、前記被験体におけるがんまたは新生物を評価することと
を含む、方法。
(項目51)
前記試料が、循環無細胞または腫瘍DNA(ctDNA)を含む、項目50に記載の方法。
(項目52)
前記試料が、血液、血清、血漿、もしくは体液試料、またはそれらの任意の組み合わせである、項目50または51に記載の方法。
(項目53)
前記被験体が哺乳動物である、項目50から52のいずれか一項に記載の方法。
(項目54)
前記哺乳動物が、非ヒト哺乳動物、例えば、ペット、家畜、コンパニオンアニマルまたは実験動物である、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記哺乳動物が、ヒトである、項目53に記載の方法。
(項目56)
表1に列挙された標的1~標的1849のうちの少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはすべてのポリヌクレオチド配列、またはその相補的もしくは実質的に相補的な配列を有する標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を評価することを含む、項目50から55のいずれか一項に記載の方法。
(項目57)
標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、前記標的ポリヌクレオチドの各々とハイブリダイズするように構成されたプローブまたはプライマーを使用して評価する、項目50から56のいずれか一項に記載の方法。
(項目58)
標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、前記標的ポリヌクレオチドとハイブリダイズするように構成された単一のプローブまたはプライマーを使用して評価する、項目50から57のいずれか一項に記載の方法。
(項目59)
標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、前記標的ポリヌクレオチドとハイブリダイズするように構成された複数のプローブまたはプライマーを使用して評価する、項目50から57のいずれか一項に記載の方法。
(項目60)
前記1つまたは複数のプライマーが、配列番号1~配列番号17504のいずれかに記述されている配列、その相補的もしくは実質的に相補的な配列、またはそれらの任意の組み合わせを含むか、それらから本質的になるか、またはそれらからなる、項目50から59のいずれか一項に記載の方法。
(項目61)
メチル化状態が評価されるべき前記標的ポリヌクレオチドの各々を増幅するための共通のプライマーを使用することをさらに含む、項目50から60のいずれか一項に記載の方法。
(項目62)
前記共通のプライマーが、配列番号17505に記述されている配列、その相補的もしくは実質的に相補的な配列を含むか、それから本質的になるか、またはそれからなる、項目61に記載の方法。
(項目63)
試料から前記標的ポリヌクレオチドを単離することをさらに含む、項目50から62のいずれか一項に記載の方法。
(項目64)
前記標的ポリヌクレオチドのライブラリーを調製することをさらに含む、項目50から63のいずれか一項に記載の方法。
(項目65)
前記標的ポリヌクレオチドの前記ライブラリーを、酵素、例えば、リガーゼまたは一本鎖DNA(ssDNA)リガーゼを使用して調製する、項目64に記載の方法。
(項目66)
前記ssDNAリガーゼが、T4 RNAリガーゼI、熱安定性5’App DNA/RNAリガーゼ、T4 RNAリガーゼ2、切断型T4 RNAリガーゼ2、例えば、T4 RNAリガーゼ2切断型、T4 RNAリガーゼ2切断型K227Q、T4 RNAリガーゼ2切断型KQまたはT4 DNAリガーゼ、ThermusバクテリオファージRNAリガーゼ、例として、バクテリオファージTS2126 RNAリガーゼ(例えば、CircLigase(商標)およびCircLigase II(商標))、または古細菌RNAリガーゼ、例として、Methanobacterium thermoautotrophicum RNAリガーゼ1、である、項目65に記載の方法。
(項目67)
前記標的ポリヌクレオチドを増幅することをさらに含む、項目50から66のいずれか一項に記載の方法。
(項目68)
前記標的ポリヌクレオチドを、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、鎖置換増幅(SDA)、転写媒介増幅(TMA)、リガーゼ連鎖反応(LCR)、核酸配列ベース増幅(NASBA)、プライマー伸長、ローリングサークル増幅(RCA)、自家持続配列複製(3SR)、およびループ介在等温増幅(LAMP)からなる群より選択される手順を使用して増幅する、項目67に記載の方法。
(項目69)
前記標的ポリヌクレオチド、前記標的ポリヌクレオチドのライブラリー、増幅された標的ポリヌクレオチド、または増幅された標的ポリヌクレオチドのライブラリーを精製することをさらに含む、項目50から68のいずれか一項に記載の方法。
(項目70)
標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、質量分析、メチル化特異的PCR(MSP)、メチル化感受性シークエンシング、例えば、バイサルファイトシークエンシング、ライゲーション媒介PCRによるHpaII小断片濃縮アッセイ(HELPアッセイ)、Glal加水分解およびライゲーションアダプター依存PCRアッセイ(GLAD-PCRアッセイ)、制限酵素ランドマークゲノムスキャニング(RLGS)、メチル化DNA免疫沈降(MeDIPまたはmDIP)、パイロシークエンシング、DNAアデニンメチルトランスフェラーゼ活性の分子切断光アッセイ、メチル感受性サザンブロッティング、または高解像度融解(HRM)分析を使用して評価する、項目50から69のいずれか一項に記載の方法。
(項目71)
標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を評価することが、化学薬品、例えば、亜硫酸水素塩または亜硫酸水素ナトリウムを使用することを含む、項目70に記載の方法。
(項目72)
標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を評価することが、生物学的薬品、例えば、ポリペプチドまたは酵素を使用することを含む、項目70に記載の方法。
(項目73)
前記酵素が、メチル化感受性制限酵素(MSRE)である、項目72に記載の方法。
(項目74)
前記MSREが、残基がメチル化されていない場合、前記残基で選択的に切断する、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記MSREが、前記残基がメチル化されている場合、前記残基で選択的に切断する、項目73に記載の方法。
(項目76)
前記MSREが、HpaII、SalI、SalI-HF(登録商標)、ScrFI、BbeI、NotI、SmaI、XmaI、MboI、BstBI、ClaI、MluI、NaeI、NarI、PvuI、SacII、HhaI、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、項目73から75に記載の方法。
(項目77)
前記酵素が、ポリヌクレオチドポリメラーゼである、項目72に記載の方法。
(項目78)
前記ポリヌクレオチドポリメラーゼが、PCRで使用されるように構成されている、項目77に記載の方法。
(項目79)
前記ポリヌクレオチドポリメラーゼが、DNAポリメラーゼ、例えば、3’-5’エキソヌクレアーゼ活性を有していないDNAポリメラーゼである、項目78に記載の方法。
(項目80)
標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、メチル化感受性シークエンシング、例えば、バイサルファイトシークエンシングを使用して評価する、項目50から79のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
前記メチル化感受性シークエンシングを、Maxam-Gilbertシークエンシング、チェーンターミネーション法、ショットガンシークエンシング、ブリッジPCR、単一分子リアルタイムシークエンシング、イオン半導体(Ion Torrent シークエンシング)、合成によるシークエンシング、ライゲーションによるシークエンシング(SOLiDシークエンシング)、チェーンターミネーション(サンガーシークエンシング)、大規模並列処理特徴シークエンシング(MPSS)、ポロニーシークエンシング、454パイロシークエンシング、Illumina(Solexa)シークエンシング、DNAナノボールシークエンシング、heliscope 単一分子シークエンシング、単一分子リアルタイム(SMRT)シークエンシング、ナノポアDNAシークエンシング、トンネル電流DNAシークエンシング、ハイブリダイゼーションによるシークエンシング、質量分析によるシークエンシング、マイクロ流体サンガーシークエンシング、顕微鏡検査に基づく技術、RNAPシークエンシング、およびin vitroウイルスハイスループットシークエンシングからなる群より選択されるフォーマットにより行う、項目80に記載の方法。
(項目82)
前記メチル化感受性シークエンシング、例えば、バイサルファイトシークエンシングの前に、直鎖状一本鎖ライゲーション生成物のライブラリーを得ることをさらに含み、前記直鎖状一本鎖ライゲーション生成物の各々は、アダプターがライゲーションされる直鎖状一本鎖標的ポリヌクレオチドに目印を付けるユニーク分子識別子(UMI)配列を含む前記アダプターに連結された前記一本鎖標的ポリヌクレオチドから構成されている、項目80または81に記載の方法。
(項目83)
前記標的ポリヌクレオチドからのシークエンシングリードを、最初にアダプタートリミングして、前記ライブラリー構築プロセスに由来する任意のアダプター配列を除去して、トリミングされたシークエンシングリードを得る、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記トリミングされたシークエンシングリードを、アラインメントプログラムを使用し、参照ゲノム、例えば、ヒト参照ゲノムにマッピングして、アラインメントされたリードファイルを得る、項目83に記載の方法。
(項目85)
前記アラインメントされたリードファイルを、メチル化状態の評価に使用することができる、表1に列挙された標的1~標的1849の各標的領域、またはその相補的配列または実質的に相補的な配列に対応するセットに、グループ化する、項目84に記載の方法。
(項目86)
前記標的ポリヌクレオチドの各々のメチル化状態を評価する、項目50から85のいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
前記標的ポリヌクレオチドの各々の前記メチル化状態を評価して、例えば、平均メチル化頻度、メチル化ハプロタイプ負荷、非メチル化ハプロタイプ負荷、読み取り不一致率、またはそれらの組み合わせの形態で、メチル化メトリックを得る、項目86に記載の方法。
(項目88)
試料のメチル化状態を、前記標的ポリヌクレオチドの各々からの前記メチル化メトリックを使用して評価する、項目87に記載の方法。
(項目89)
前記標的ポリヌクレオチドの各々の前記メチル化メトリックを、閾値または参照値と比較して、試料のメチル化状態を評価する、項目88に記載の方法。
(項目90)
数値メチル化マトリックスを、前記標的ポリヌクレオチドの各々からの前記メチル化メトリックを使用して計算して、試料のメチル化状態を評価する、項目88または89に記載の方法。
(項目91)
試料からの前記数値メチル化マトリックスが、単一の数または数値を含む、項目90に記載の方法。
(項目92)
試料からの前記数値メチル化マトリックスが、複数の数または数値を含む、項目90に記載の方法。
(項目93)
前記数値メチル化マトリックスを、分類アルゴリズムを使用して計算する、項目90から92のいずれか一項に記載の方法。
(項目94)
前記分類アルゴリズムが、線形判別分析、ロジスティック回帰、単純ベイズ分類、パーセプトロン分類、二次分類、k最近傍法、ブースティング、決定木、ランダムフォレスト、ニューラルネットワーク、学習ベクトル量子化、またはサポートベクターマシンである、項目93に記載の方法。
(項目95)
前記メチル化マトリックスを、閾値または参照値と比較して、試料のメチル化状態を評価する、項目90から94のいずれか一項に記載の方法。
(項目96)
前記標的ポリヌクレオチドの各々の前記メチル化メトリックを、コンピュータを使用して得る、項目87から95のいずれか一項に記載の方法。
(項目97)
試料の前記メチル化マトリックスを、前記標的ポリヌクレオチドの各々からの前記メチル化メトリックに基づいて、コンピュータを使用して得る、項目90から96のいずれか一項に記載の方法。
(項目98)
複数の試料からの、例えば、複数の被験体由来の複数の試料からの少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を、順次にまたは同時に評価する、項目50から97のいずれかに記載の方法。
(項目99)
被験体におけるがんまたは新生物の診断、予後、層別化、リスク評価、または処置モニタリングのために使用する、項目50から98のいずれかに記載の方法。
(項目100)
前記がんが、リンパ腫、白血病、脳がん、多発性骨髄腫、膵臓がん、肝臓がん、胃がん、乳がん、腎臓がん、肺がん、結腸直腸がん、結腸がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮頸がん、皮膚がん、食道がん、または頭頸部がんである、項目99に記載の方法。
(項目101)
被験体における肺がんの診断、予後、層別化、リスク評価、または処置モニタリングのために使用する、項目99に記載の方法。
(項目102)
前記肺がんが、非小細胞肺癌または小細胞肺癌である、項目101に記載の方法。
(項目103)
前記非小細胞肺癌が、肺の腺癌(肺腺癌としても公知である)、肺の扁平上皮癌(SCC)、または大細胞癌(LCC)である、項目102に記載の方法。
(項目104)
被験体における結腸直腸がんの診断、予後、層別化、リスク評価、または処置モニタリングのために使用する、項目99に記載の方法。
(項目105)
被験体におけるがん種横断的解析もしくはプロファイリングを診断、予後、層別化、リスク評価、または処置モニタリングのために使用する、項目99に記載の方法。
(項目106)
複数の被験体におけるがんまたは新生物を、順次にまたは同時に評価する、項目50から105のいずれかに記載の方法。
(項目107)
少なくとも10%の感度を有する、項目50から106のいずれか一項に記載の方法。
(項目108)
少なくとも10%の特異性を有する、項目50から107のいずれか一項に記載の方法。
(項目109)
被験体におけるがんまたは新生物の評価に基づいて、前記被験体を処置すること、または前記被験体の処置を変更することをさらに含む、項目50から108のいずれか一項に記載の方法。
(項目110)
ヒト患者のがんまたは新生物の評価に基づいて、前記ヒト患者を処置すること、または前記ヒト患者の処置を変更することを含む、項目109に記載の方法。
(項目111)
前記処置が、化学療法、放射線療法、免疫療法、細胞療法、外科手術、薬物、例えば、小分子薬物または抗体薬物などの高分子薬物による処置である、項目109または110に記載の方法。
特定の実施形態では、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
少なくとも2つの単離されたポリヌクレオチドを含むか、それらからなるか、またはそれらから本質的になる単離されたポリヌクレオチドのパネルであって、前記単離されたポリヌクレオチドの各々が、表1に列挙された標的1~標的1849のいずれかのポリヌクレオチド配列、またはその相補的もしくは実質的に相補的な配列を有する、パネル。
(項目2)
少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはそれより多くの前記単離されたポリヌクレオチド、または表1に列挙された標的1~標的1849のすべてに対応する前記単離されたポリヌクレオチドを含むか、それらからなるか、またはそれらから本質的になる、項目1に記載のパネル。
(項目3)
少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはそれより多くの前記単離されたポリヌクレオチド、または表1に列挙された標的1~標的1849のすべてに対応する前記単離されたポリヌクレオチドを含む、項目1または2に記載のパネル。
(項目4)
少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはそれより多くの前記単離されたポリヌクレオチド、または表1に列挙された標的1~標的1849すべてに対応する前記単離されたポリヌクレオチドからなる、項目1または2に記載のパネル。
(項目5)
少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはそれより多くの前記単離されたポリヌクレオチド、または表1に列挙された標的1~標的1849のすべてに対応する前記単離されたポリヌクレオチドから本質的になる、項目1または2に記載のパネル。
(項目6)
前記単離されたポリヌクレオチドが、DNA分子、RNA分子、またはそれらの組み合わせである、項目1から5のいずれか一項に記載のパネル。
(項目7)
前記単離されたポリヌクレオチドが、基材上に固定されている、項目1から6のいずれか一項に記載のパネル。
(項目8)
前記基材が、固体表面、多孔質表面、またはそれらの組み合わせを含む、項目7に記載のパネル。
(項目9)
前記基材が、ビーズ、管、マイクロタイタープレート、膜、ゲル、またはスライドガラスの一部である、項目7または8に記載のパネル。
(項目10)
前記単離されたポリヌクレオチド分子が、基材上に互いに空間的に離れて固定されている、項目7から9のいずれか一項に記載のパネル。
(項目11)
項目1から10のいずれか一項に記載のパネルを含むキットまたはシステム。
(項目12)
表1に列挙された標的1~標的1849のうちの少なくとも2つのもののメチル化状態を評価するために構成されている、項目11に記載のキットまたはシステム。
(項目13)
表1に列挙された標的1~標的1849のうちの少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはすべてのもののメチル化状態を評価するために構成されている、項目12に記載のキットまたはシステム。
(項目14)
前記単離されたポリヌクレオチドが、対照ポリヌクレオチドとして構成されている、項目11から13のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目15)
前記単離されたポリヌクレオチドが、約1フェムトモル濃度~約1ミリモル濃度のレベルの濃度を有する、項目14に記載のキットまたはシステム。
(項目16)
表1に列挙された標的1~標的1849のうちの少なくとも2つのもののメチル化状態を評価するための試薬を含むキットまたはシステム。
(項目17)
表1に列挙された標的1~標的1849のうちの少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはすべてのもののメチル化状態を評価するための試薬を含む、項目16に記載のキットまたはシステム。
(項目18)
前記試薬が、メチル化状態が評価されるべき前記標的の各々とハイブリダイズするように構成されたプローブまたはプライマーを含むか、それから本質的になるか、またはそれからなる、項目16または17に記載のキットまたはシステム。
(項目19)
前記試薬が、メチル化状態が評価されるべき前記標的の各々とハイブリダイズするように構成された単一のプローブまたはプライマーを含むか、それから本質的になるか、またはそれからなる、項目18に記載のキットまたはシステム。
(項目20)
前記試薬が、メチル化状態が評価されるべき前記標的の各々とハイブリダイズするように構成された複数のプローブまたはプライマーを含むか、それらから本質的になるか、またはそれらからなる、項目18に記載のキットまたはシステム。
(項目21)
前記1つまたは複数のプライマーが、配列番号1~配列番号17504のいずれかに記述されている配列、その相補的もしくは実質的に相補的な配列、またはそれらの任意の組み合わせを含むか、それらから本質的になるか、またはそれらからなる、項目18から20のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目22)
メチル化状態が評価されるべき前記標的の各々を増幅するための共通のプライマーをさらに含む、項目16から21のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目23)
前記共通のプライマーが、配列番号17505に記述されている配列、またはその相補的もしくは実質的に相補的な配列を含むか、それから本質的になるか、またはそれからなる、項目22に記載のキットまたはシステム。
(項目24)
試料から前記標的を単離するための薬品をさらに含む、項目16から23のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目25)
前記標的のライブラリーを調製するための試薬をさらに含む、項目16から24のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目26)
前記標的のライブラリーを調製するための前記試薬が、酵素、例えば、リガーゼまたは一本鎖DNA(ssDNA)リガーゼを含む、項目25に記載のキットまたはシステム。
(項目27)
前記ssDNAリガーゼが、T4 RNAリガーゼI、熱安定性5’App DNA/RNAリガーゼ、T4 RNAリガーゼ2、切断型T4 RNAリガーゼ2、例えば、T4 RNAリガーゼ2切断型、T4 RNAリガーゼ2切断型K227Q、T4 RNAリガーゼ2切断型KQまたはT4 DNAリガーゼ、ThermusバクテリオファージRNAリガーゼ、例として、バクテリオファージTS2126 RNAリガーゼ(例えば、CircLigase(商標)およびCircLigase II(商標))、または古細菌RNAリガーゼ、例として、Methanobacterium thermoautotrophicum RNAリガーゼ1、である、項目26に記載のキットまたはシステム。
(項目28)
前記標的または前記標的のライブラリーを増幅するための試薬をさらに含む、項目16から27のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目29)
前記標的または前記標的のライブラリーを増幅するための前記試薬が、酵素、例えば、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、鎖置換増幅(SDA)、転写媒介増幅(TMA)、リガーゼ連鎖反応(LCR)、核酸配列ベース増幅(NASBA)、プライマー伸長、ローリングサークル増幅(RCA)、自家持続配列複製(3SR)、およびループ介在等温増幅(LAMP)からなる群より選択されるポリヌクレオチド増幅反応で使用される酵素を含む、項目28に記載のキットまたはシステム。
(項目30)
前記標的、前記標的のライブラリー、増幅された標的、または増幅された標的のライブラリーを精製するための薬品をさらに含む、項目16から29のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目31)
前記標的のメチル化状態を評価するための試薬をさらに含む、項目16から30のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目32)
前記標的のメチル化状態を評価するための前記試薬が、質量分析、メチル化特異的PCR(MSP)、バイサルファイトシークエンシング、ライゲーション媒介PCRによるHpaII小断片濃縮アッセイ(HELPアッセイ)、Glal加水分解およびライゲーションアダプター依存PCRアッセイ(GLAD-PCRアッセイ)、制限酵素ランドマークゲノムスキャニング(RLGS)、メチル化DNA免疫沈降(MeDIPまたはmDIP)、パイロシークエンシング、DNAアデニンメチルトランスフェラーゼ活性の分子切断光アッセイ、メチル感受性サザンブロッティング、および高解像度融解曲線(HRM)分析からなる群より選択されるポリヌクレオチドメチル化検出方法、例えば、DNAメチル化検出方法において使用される試薬である、項目31に記載のキットまたはシステム。
(項目33)
前記標的のメチル化状態を評価するための前記試薬が、化学薬品、例えば、亜硫酸水素塩または亜硫酸水素ナトリウムである、項目31または32に記載のキットまたはシステム。
(項目34)
前記標的のメチル化状態を評価するための前記試薬が、生物学的薬品、例えば、ポリペプチドまたは酵素である、項目31または32に記載のキットまたはシステム。
(項目35)
前記酵素が、メチル化感受性制限酵素(MSRE)である、項目34に記載のキットまたはシステム。
(項目36)
前記MSREが、残基がメチル化されていない場合、前記残基で選択的に切断する、項目35に記載のキットまたはシステム。
(項目37)
前記MSREが、前記残基がメチル化されている場合、前記残基で選択的に切断する、項目35に記載のキットまたはシステム。
(項目38)
前記MSREが、HpaII、SalI、SalI-HF(登録商標)、ScrFI、BbeI、NotI、SmaI、XmaI、MboI、BstBI、ClaI、MluI、NaeI、NarI、PvuI、SacII、HhaI、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、項目35から38のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目39)
前記酵素が、ポリヌクレオチドポリメラーゼである、項目34に記載のキットまたはシステム。
(項目40)
前記ポリヌクレオチドポリメラーゼが、PCRで使用されるように構成されている、項目39に記載のキットまたはシステム。
(項目41)
前記ポリヌクレオチドポリメラーゼが、DNAポリメラーゼ、例えば、3’-5’エキソヌクレアーゼ活性を有していないDNAポリメラーゼである、項目40に記載のキットまたはシステム。
(項目42)
項目1から10のいずれか一項に記載のパネルをさらに含む、項目16から41のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目43)
参照試料および/または対照遺伝子座の情報をさらに含む、項目16から42のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目44)
1つまたは複数の構成成分のための別個の容器、例えば、バイアル、および/または前記キットまたはシステムを使用するための指示をさらに含む、項目16から43のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目45)
前記メチル化状態評価に基づいて試料のメチル化メトリックを得るための実行可能な命令を含むコンピュータ可読媒体をさらに含む、項目16から44のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目46)
前記コンピュータ可読媒体が、平均メチル化頻度、メチル化ハプロタイプ負荷、非メチル化ハプロタイプ負荷、読み取り不一致率、またはそれらの組み合わせの形態でメチル化メトリックを得るように構成されている、項目45に記載のキットまたはシステム。
(項目47)
被験体におけるがんまたは新生物を評価するために構成されている、項目16から46のいずれか一項に記載のキットまたはシステム。
(項目48)
被験体における肺がんまたは結腸直腸がんを評価するために構成されている、項目47に記載のキットまたはシステム。
(項目49)
被験体におけるがん種横断的解析またはプロファイリングのために構成されている、項目47に記載のキットまたはシステム。
(項目50)
被験体におけるがんまたは新生物を評価するための方法であって、
a)被験体の少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドであって、表1に列挙された標的1~標的1849の少なくとも2つのポリヌクレオチド配列またはその相補的もしくは実質的に相補的な配列を有する、少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドを含む前記被験体由来の試料を提供することと、
b)前記少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を評価することと、
c)前記少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドのメチル化状態の評価に基づいて、前記被験体におけるがんまたは新生物を評価することと
を含む、方法。
(項目51)
前記試料が、循環無細胞または腫瘍DNA(ctDNA)を含む、項目50に記載の方法。
(項目52)
前記試料が、血液、血清、血漿、もしくは体液試料、またはそれらの任意の組み合わせである、項目50または51に記載の方法。
(項目53)
前記被験体が哺乳動物である、項目50から52のいずれか一項に記載の方法。
(項目54)
前記哺乳動物が、非ヒト哺乳動物、例えば、ペット、家畜、コンパニオンアニマルまたは実験動物である、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記哺乳動物が、ヒトである、項目53に記載の方法。
(項目56)
表1に列挙された標的1~標的1849のうちの少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはすべてのポリヌクレオチド配列、またはその相補的もしくは実質的に相補的な配列を有する標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を評価することを含む、項目50から55のいずれか一項に記載の方法。
(項目57)
標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、前記標的ポリヌクレオチドの各々とハイブリダイズするように構成されたプローブまたはプライマーを使用して評価する、項目50から56のいずれか一項に記載の方法。
(項目58)
標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、前記標的ポリヌクレオチドとハイブリダイズするように構成された単一のプローブまたはプライマーを使用して評価する、項目50から57のいずれか一項に記載の方法。
(項目59)
標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、前記標的ポリヌクレオチドとハイブリダイズするように構成された複数のプローブまたはプライマーを使用して評価する、項目50から57のいずれか一項に記載の方法。
(項目60)
前記1つまたは複数のプライマーが、配列番号1~配列番号17504のいずれかに記述されている配列、その相補的もしくは実質的に相補的な配列、またはそれらの任意の組み合わせを含むか、それらから本質的になるか、またはそれらからなる、項目50から59のいずれか一項に記載の方法。
(項目61)
メチル化状態が評価されるべき前記標的ポリヌクレオチドの各々を増幅するための共通のプライマーを使用することをさらに含む、項目50から60のいずれか一項に記載の方法。
(項目62)
前記共通のプライマーが、配列番号17505に記述されている配列、その相補的もしくは実質的に相補的な配列を含むか、それから本質的になるか、またはそれからなる、項目61に記載の方法。
(項目63)
試料から前記標的ポリヌクレオチドを単離することをさらに含む、項目50から62のいずれか一項に記載の方法。
(項目64)
前記標的ポリヌクレオチドのライブラリーを調製することをさらに含む、項目50から63のいずれか一項に記載の方法。
(項目65)
前記標的ポリヌクレオチドの前記ライブラリーを、酵素、例えば、リガーゼまたは一本鎖DNA(ssDNA)リガーゼを使用して調製する、項目64に記載の方法。
(項目66)
前記ssDNAリガーゼが、T4 RNAリガーゼI、熱安定性5’App DNA/RNAリガーゼ、T4 RNAリガーゼ2、切断型T4 RNAリガーゼ2、例えば、T4 RNAリガーゼ2切断型、T4 RNAリガーゼ2切断型K227Q、T4 RNAリガーゼ2切断型KQまたはT4 DNAリガーゼ、ThermusバクテリオファージRNAリガーゼ、例として、バクテリオファージTS2126 RNAリガーゼ(例えば、CircLigase(商標)およびCircLigase II(商標))、または古細菌RNAリガーゼ、例として、Methanobacterium thermoautotrophicum RNAリガーゼ1、である、項目65に記載の方法。
(項目67)
前記標的ポリヌクレオチドを増幅することをさらに含む、項目50から66のいずれか一項に記載の方法。
(項目68)
前記標的ポリヌクレオチドを、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、鎖置換増幅(SDA)、転写媒介増幅(TMA)、リガーゼ連鎖反応(LCR)、核酸配列ベース増幅(NASBA)、プライマー伸長、ローリングサークル増幅(RCA)、自家持続配列複製(3SR)、およびループ介在等温増幅(LAMP)からなる群より選択される手順を使用して増幅する、項目67に記載の方法。
(項目69)
前記標的ポリヌクレオチド、前記標的ポリヌクレオチドのライブラリー、増幅された標的ポリヌクレオチド、または増幅された標的ポリヌクレオチドのライブラリーを精製することをさらに含む、項目50から68のいずれか一項に記載の方法。
(項目70)
標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、質量分析、メチル化特異的PCR(MSP)、メチル化感受性シークエンシング、例えば、バイサルファイトシークエンシング、ライゲーション媒介PCRによるHpaII小断片濃縮アッセイ(HELPアッセイ)、Glal加水分解およびライゲーションアダプター依存PCRアッセイ(GLAD-PCRアッセイ)、制限酵素ランドマークゲノムスキャニング(RLGS)、メチル化DNA免疫沈降(MeDIPまたはmDIP)、パイロシークエンシング、DNAアデニンメチルトランスフェラーゼ活性の分子切断光アッセイ、メチル感受性サザンブロッティング、または高解像度融解(HRM)分析を使用して評価する、項目50から69のいずれか一項に記載の方法。
(項目71)
標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を評価することが、化学薬品、例えば、亜硫酸水素塩または亜硫酸水素ナトリウムを使用することを含む、項目70に記載の方法。
(項目72)
標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を評価することが、生物学的薬品、例えば、ポリペプチドまたは酵素を使用することを含む、項目70に記載の方法。
(項目73)
前記酵素が、メチル化感受性制限酵素(MSRE)である、項目72に記載の方法。
(項目74)
前記MSREが、残基がメチル化されていない場合、前記残基で選択的に切断する、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記MSREが、前記残基がメチル化されている場合、前記残基で選択的に切断する、項目73に記載の方法。
(項目76)
前記MSREが、HpaII、SalI、SalI-HF(登録商標)、ScrFI、BbeI、NotI、SmaI、XmaI、MboI、BstBI、ClaI、MluI、NaeI、NarI、PvuI、SacII、HhaI、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、項目73から75に記載の方法。
(項目77)
前記酵素が、ポリヌクレオチドポリメラーゼである、項目72に記載の方法。
(項目78)
前記ポリヌクレオチドポリメラーゼが、PCRで使用されるように構成されている、項目77に記載の方法。
(項目79)
前記ポリヌクレオチドポリメラーゼが、DNAポリメラーゼ、例えば、3’-5’エキソヌクレアーゼ活性を有していないDNAポリメラーゼである、項目78に記載の方法。
(項目80)
標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、メチル化感受性シークエンシング、例えば、バイサルファイトシークエンシングを使用して評価する、項目50から79のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
前記メチル化感受性シークエンシングを、Maxam-Gilbertシークエンシング、チェーンターミネーション法、ショットガンシークエンシング、ブリッジPCR、単一分子リアルタイムシークエンシング、イオン半導体(Ion Torrent シークエンシング)、合成によるシークエンシング、ライゲーションによるシークエンシング(SOLiDシークエンシング)、チェーンターミネーション(サンガーシークエンシング)、大規模並列処理特徴シークエンシング(MPSS)、ポロニーシークエンシング、454パイロシークエンシング、Illumina(Solexa)シークエンシング、DNAナノボールシークエンシング、heliscope 単一分子シークエンシング、単一分子リアルタイム(SMRT)シークエンシング、ナノポアDNAシークエンシング、トンネル電流DNAシークエンシング、ハイブリダイゼーションによるシークエンシング、質量分析によるシークエンシング、マイクロ流体サンガーシークエンシング、顕微鏡検査に基づく技術、RNAPシークエンシング、およびin vitroウイルスハイスループットシークエンシングからなる群より選択されるフォーマットにより行う、項目80に記載の方法。
(項目82)
前記メチル化感受性シークエンシング、例えば、バイサルファイトシークエンシングの前に、直鎖状一本鎖ライゲーション生成物のライブラリーを得ることをさらに含み、前記直鎖状一本鎖ライゲーション生成物の各々は、アダプターがライゲーションされる直鎖状一本鎖標的ポリヌクレオチドに目印を付けるユニーク分子識別子(UMI)配列を含む前記アダプターに連結された前記一本鎖標的ポリヌクレオチドから構成されている、項目80または81に記載の方法。
(項目83)
前記標的ポリヌクレオチドからのシークエンシングリードを、最初にアダプタートリミングして、前記ライブラリー構築プロセスに由来する任意のアダプター配列を除去して、トリミングされたシークエンシングリードを得る、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記トリミングされたシークエンシングリードを、アラインメントプログラムを使用し、参照ゲノム、例えば、ヒト参照ゲノムにマッピングして、アラインメントされたリードファイルを得る、項目83に記載の方法。
(項目85)
前記アラインメントされたリードファイルを、メチル化状態の評価に使用することができる、表1に列挙された標的1~標的1849の各標的領域、またはその相補的配列または実質的に相補的な配列に対応するセットに、グループ化する、項目84に記載の方法。
(項目86)
前記標的ポリヌクレオチドの各々のメチル化状態を評価する、項目50から85のいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
前記標的ポリヌクレオチドの各々の前記メチル化状態を評価して、例えば、平均メチル化頻度、メチル化ハプロタイプ負荷、非メチル化ハプロタイプ負荷、読み取り不一致率、またはそれらの組み合わせの形態で、メチル化メトリックを得る、項目86に記載の方法。
(項目88)
試料のメチル化状態を、前記標的ポリヌクレオチドの各々からの前記メチル化メトリックを使用して評価する、項目87に記載の方法。
(項目89)
前記標的ポリヌクレオチドの各々の前記メチル化メトリックを、閾値または参照値と比較して、試料のメチル化状態を評価する、項目88に記載の方法。
(項目90)
数値メチル化マトリックスを、前記標的ポリヌクレオチドの各々からの前記メチル化メトリックを使用して計算して、試料のメチル化状態を評価する、項目88または89に記載の方法。
(項目91)
試料からの前記数値メチル化マトリックスが、単一の数または数値を含む、項目90に記載の方法。
(項目92)
試料からの前記数値メチル化マトリックスが、複数の数または数値を含む、項目90に記載の方法。
(項目93)
前記数値メチル化マトリックスを、分類アルゴリズムを使用して計算する、項目90から92のいずれか一項に記載の方法。
(項目94)
前記分類アルゴリズムが、線形判別分析、ロジスティック回帰、単純ベイズ分類、パーセプトロン分類、二次分類、k最近傍法、ブースティング、決定木、ランダムフォレスト、ニューラルネットワーク、学習ベクトル量子化、またはサポートベクターマシンである、項目93に記載の方法。
(項目95)
前記メチル化マトリックスを、閾値または参照値と比較して、試料のメチル化状態を評価する、項目90から94のいずれか一項に記載の方法。
(項目96)
前記標的ポリヌクレオチドの各々の前記メチル化メトリックを、コンピュータを使用して得る、項目87から95のいずれか一項に記載の方法。
(項目97)
試料の前記メチル化マトリックスを、前記標的ポリヌクレオチドの各々からの前記メチル化メトリックに基づいて、コンピュータを使用して得る、項目90から96のいずれか一項に記載の方法。
(項目98)
複数の試料からの、例えば、複数の被験体由来の複数の試料からの少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を、順次にまたは同時に評価する、項目50から97のいずれかに記載の方法。
(項目99)
被験体におけるがんまたは新生物の診断、予後、層別化、リスク評価、または処置モニタリングのために使用する、項目50から98のいずれかに記載の方法。
(項目100)
前記がんが、リンパ腫、白血病、脳がん、多発性骨髄腫、膵臓がん、肝臓がん、胃がん、乳がん、腎臓がん、肺がん、結腸直腸がん、結腸がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮頸がん、皮膚がん、食道がん、または頭頸部がんである、項目99に記載の方法。
(項目101)
被験体における肺がんの診断、予後、層別化、リスク評価、または処置モニタリングのために使用する、項目99に記載の方法。
(項目102)
前記肺がんが、非小細胞肺癌または小細胞肺癌である、項目101に記載の方法。
(項目103)
前記非小細胞肺癌が、肺の腺癌(肺腺癌としても公知である)、肺の扁平上皮癌(SCC)、または大細胞癌(LCC)である、項目102に記載の方法。
(項目104)
被験体における結腸直腸がんの診断、予後、層別化、リスク評価、または処置モニタリングのために使用する、項目99に記載の方法。
(項目105)
被験体におけるがん種横断的解析もしくはプロファイリングを診断、予後、層別化、リスク評価、または処置モニタリングのために使用する、項目99に記載の方法。
(項目106)
複数の被験体におけるがんまたは新生物を、順次にまたは同時に評価する、項目50から105のいずれかに記載の方法。
(項目107)
少なくとも10%の感度を有する、項目50から106のいずれか一項に記載の方法。
(項目108)
少なくとも10%の特異性を有する、項目50から107のいずれか一項に記載の方法。
(項目109)
被験体におけるがんまたは新生物の評価に基づいて、前記被験体を処置すること、または前記被験体の処置を変更することをさらに含む、項目50から108のいずれか一項に記載の方法。
(項目110)
ヒト患者のがんまたは新生物の評価に基づいて、前記ヒト患者を処置すること、または前記ヒト患者の処置を変更することを含む、項目109に記載の方法。
(項目111)
前記処置が、化学療法、放射線療法、免疫療法、細胞療法、外科手術、薬物、例えば、小分子薬物または抗体薬物などの高分子薬物による処置である、項目109または110に記載の方法。
Claims (15)
- 少なくとも2つの単離されたポリヌクレオチドを含むか、それらからなるか、またはそれらから本質的になる単離されたポリヌクレオチドのパネルであって、前記単離されたポリヌクレオチドの各々が、表1に列挙された標的1~標的1849のいずれかのポリヌクレオチド配列、またはその相補的もしくは実質的に相補的な配列を有する、パネル。
- 請求項1に記載のパネルを含むキットまたはシステム。
- 被験体の試料における少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドのメチル化状態を、前記被験体におけるがんまたは新生物の指標として取得する方法であって、
前記被験体の前記少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドであって、表1に列挙された標的1~標的1849の少なくとも2つのポリヌクレオチド配列またはその相補的もしくは実質的に相補的な配列を有する、少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドを含む前記試料を提供すること
を含み、前記少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドのメチル化状態が評価され、
前記少なくとも2つの標的ポリヌクレオチドのメチル化状態の評価に基づいて、前記被験体におけるがんまたは新生物が示される、方法。 - 前記試料が、循環無細胞または腫瘍DNA(ctDNA)を含む、あるいは前記試料が、血液、血清、血漿、もしくは体液試料、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項3に記載の方法。
- 前記被験体が、哺乳動物、例えばヒトである、請求項3または4に記載の方法。
- 表1に列挙された標的1~標的1849のうちの少なくとも10、50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1,000、1,100、1,200、1,300、1,400、1,500、1,600、1,700、1,800個の、もしくはすべてのポリヌクレオチド配列、またはその相補的もしくは実質的に相補的な配列を有する標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態が評価され、必要に応じて標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態が、前記標的ポリヌクレオチドの各々とハイブリダイズするように構成されたプローブまたはプライマーを使用して評価される、請求項3から5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記1つまたは複数のプライマーが、配列番号1~配列番号17504のいずれかに記述されている配列、その相補的もしくは実質的に相補的な配列、またはそれらの任意の組み合わせを含むか、それらから本質的になるか、またはそれらからなる、請求項3から6のいずれか一項に記載の方法。
- メチル化状態が評価されるべき前記標的ポリヌクレオチドの各々を増幅するための共通のプライマーを使用することをさらに含み、必要に応じて前記共通のプライマーが、配列番号17505に記述されている配列、その相補的もしくは実質的に相補的な配列を含むか、それから本質的になるか、またはそれからなる、請求項3から7のいずれか一項に記載の方法。
- 試料から前記標的ポリヌクレオチドを単離すること、前記標的ポリヌクレオチドのライブラリーを調製すること、前記標的ポリヌクレオチドを増幅すること、および/または前記標的ポリヌクレオチド、前記標的ポリヌクレオチドのライブラリー、増幅された標的ポリヌクレオチド、もしくは増幅された標的ポリヌクレオチドのライブラリーを精製することをさらに含む、請求項3から8のいずれか一項に記載の方法。
- 標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、質量分析、メチル化特異的PCR(MSP)、メチル化感受性シークエンシング、例えば、バイサルファイトシークエンシング、ライゲーション媒介PCRによるHpaII小断片濃縮アッセイ(HELPアッセイ)、Glal加水分解およびライゲーションアダプター依存PCRアッセイ(GLAD-PCRアッセイ)、制限酵素ランドマークゲノムスキャニング(RLGS)、メチル化DNA免疫沈降(MeDIPまたはmDIP)、パイロシークエンシング、DNAアデニンメチルトランスフェラーゼ活性の分子切断光アッセイ、メチル感受性サザンブロッティング、または高解像度融解(HRM)分析を使用して評価する、請求項3から9のいずれか一項に記載の方法。
- 標的ポリヌクレオチドの前記メチル化状態を、メチル化感受性シークエンシング、例えば、バイサルファイトシークエンシングを使用して評価する、請求項3から10のいずれか一項に記載の方法。
- 前記メチル化感受性シークエンシング、例えば、バイサルファイトシークエンシングの前に、直鎖状一本鎖ライゲーション生成物のライブラリーを得ることをさらに含み、前記直鎖状一本鎖ライゲーション生成物の各々は、アダプターがライゲーションされる直鎖状一本鎖標的ポリヌクレオチドに目印を付けるユニーク分子識別子(UMI)配列を含む前記アダプターに連結された前記一本鎖標的ポリヌクレオチドから構成されている、請求項11に記載の方法。
- 前記標的ポリヌクレオチドの各々のメチル化状態を評価する、または前記標的ポリヌクレオチドの各々の前記メチル化状態を評価して、例えば、平均メチル化頻度、メチル化ハプロタイプ負荷、非メチル化ハプロタイプ負荷、読み取り不一致率、もしくはそれらの組み合わせの形態で、メチル化メトリックを得る、請求項3から12のいずれか一項に記載の方法。
- 被験体におけるがんまたは新生物の診断、予後、層別化、リスク評価、または処置モニタリングのために使用され、必要に応じて前記がんが、リンパ腫、白血病、脳がん、多発性骨髄腫、膵臓がん、肝臓がん、胃がん、乳がん、腎臓がん、肺がん、結腸直腸がん、結腸がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮頸がん、皮膚がん、食道がん、または頭頸部がんである、請求項3から13のいずれかに記載の方法。
- 被験体におけるがん種横断的解析もしくはプロファイリングを診断、予後、層別化、リスク評価、または処置モニタリングのために使用する、請求項14に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201862656820P | 2018-04-12 | 2018-04-12 | |
US62/656,820 | 2018-04-12 | ||
PCT/US2019/026395 WO2019199696A1 (en) | 2018-04-12 | 2019-04-08 | Compositions and methods for cancer or neoplasia assessment |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021520809A JP2021520809A (ja) | 2021-08-26 |
JPWO2019199696A5 true JPWO2019199696A5 (ja) | 2022-04-15 |
Family
ID=68163272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020555453A Pending JP2021520809A (ja) | 2018-04-12 | 2019-04-08 | がんまたは新生物評価のための組成物および方法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20210388445A1 (ja) |
EP (1) | EP3775290A4 (ja) |
JP (1) | JP2021520809A (ja) |
KR (1) | KR20210003795A (ja) |
CN (1) | CN112352057A (ja) |
AU (1) | AU2019253569A1 (ja) |
CA (1) | CA3096668A1 (ja) |
SG (1) | SG11202009866XA (ja) |
TW (1) | TW202012638A (ja) |
WO (1) | WO2019199696A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA3111887A1 (en) | 2018-09-27 | 2020-04-02 | Grail, Inc. | Methylation markers and targeted methylation probe panel |
US11795495B1 (en) * | 2019-10-02 | 2023-10-24 | FOXO Labs Inc. | Machine learned epigenetic status estimator |
US11702704B2 (en) * | 2019-10-31 | 2023-07-18 | Mayo Foundation For Medical Education And Research | Detecting ovarian cancer |
CN111833965A (zh) * | 2019-11-08 | 2020-10-27 | 中国科学院北京基因组研究所 | 一种尿沉渣基因组dna的分类方法、装置和用途 |
US20230002832A1 (en) * | 2019-11-27 | 2023-01-05 | Keio University | Upper urinary tract urothelial carcinoma identification method |
CN114207153A (zh) * | 2020-03-20 | 2022-03-18 | 上海鹍远健康科技有限公司 | 筛查结直肠瘤的方法和试剂盒 |
WO2023096674A1 (en) * | 2021-11-23 | 2023-06-01 | Pleno, Inc. | Encoded assays |
WO2023116593A1 (zh) * | 2021-12-20 | 2023-06-29 | 江苏鹍远生物技术有限公司 | 一种肿瘤检测方法及应用 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20040234960A1 (en) * | 2000-09-01 | 2004-11-25 | Alexander Olek | Method for determining the degree of methylation of defined cytosines in genomic dna in the sequence context 5'-cpg-3' |
ES2443230T3 (es) * | 2007-02-21 | 2014-02-18 | Oslo Universitetssykehus Hf | Nuevos marcadores para el cáncer |
WO2008143896A1 (en) * | 2007-05-14 | 2008-11-27 | The Johns Hopkins University | Methylation markers for prostate cancer and methods of use |
US7843254B2 (en) * | 2007-10-31 | 2010-11-30 | Texas Instruments Incorporated | Methods and apparatus to produce fully isolated NPN-based bandgap reference |
WO2009108917A2 (en) * | 2008-02-29 | 2009-09-03 | Oncomethylome Sciences, S.A. | Markers for improved detection of breast cancer |
US20110223180A1 (en) * | 2010-03-11 | 2011-09-15 | Aldape Kenneth D | Methods and compositions related to a multi-methylation assay to predict patient outcome |
US10941449B2 (en) * | 2012-05-18 | 2021-03-09 | Clinical Genomics Pty. Ltd. | Method of screening for colorectal cancer |
CN105339507A (zh) * | 2013-02-21 | 2016-02-17 | 托马生物科学公司 | 用于核酸分析的方法、组合物和试剂盒 |
EP2886659A1 (en) * | 2013-12-20 | 2015-06-24 | AIT Austrian Institute of Technology GmbH | Gene methylation based colorectal cancer diagnosis |
EP3224377B1 (en) * | 2014-11-25 | 2020-01-01 | AIT Austrian Institute of Technology GmbH | Diagnosis of lung cancer |
EP3262191B2 (en) * | 2015-02-24 | 2023-06-14 | Zymo Research Corporation | Assays to determine dna methylation and dna methylation markers of cancer |
EP3350344A1 (en) * | 2015-09-17 | 2018-07-25 | The United States Of America, As Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services | Cancer detection methods |
AU2017260630B2 (en) * | 2016-05-05 | 2023-07-13 | Exact Sciences Corporation | Detection of lung neoplasia by analysis of methylated DNA |
-
2019
- 2019-04-08 AU AU2019253569A patent/AU2019253569A1/en active Pending
- 2019-04-08 JP JP2020555453A patent/JP2021520809A/ja active Pending
- 2019-04-08 US US17/066,144 patent/US20210388445A1/en active Pending
- 2019-04-08 SG SG11202009866XA patent/SG11202009866XA/en unknown
- 2019-04-08 EP EP19785565.3A patent/EP3775290A4/en active Pending
- 2019-04-08 CN CN201980039559.6A patent/CN112352057A/zh active Pending
- 2019-04-08 CA CA3096668A patent/CA3096668A1/en active Pending
- 2019-04-08 KR KR1020207032480A patent/KR20210003795A/ko active Search and Examination
- 2019-04-08 WO PCT/US2019/026395 patent/WO2019199696A1/en active Application Filing
- 2019-04-12 TW TW108112820A patent/TW202012638A/zh unknown
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110536967B (zh) | 用于分析相联系核酸的试剂和方法 | |
US11965157B2 (en) | Compositions and methods for library construction and sequence analysis | |
US20230088159A1 (en) | Compositions and methods for assessing immune response | |
RU2754038C2 (ru) | Способы амплификации днк для сохранения статуса метилирования | |
US20210388445A1 (en) | Compositions and methods for cancer and neoplasia assessment | |
CN117778531A (zh) | 分子库制备方法以及其组合物和用途 | |
WO2018069450A1 (en) | Methylation biomarkers for lung cancer | |
JP6630672B2 (ja) | Ngsシステム用の対照及びそれを用いる方法 | |
JPWO2019199696A5 (ja) | ||
US20230112730A1 (en) | Compositions and methods for oncology precision assays | |
US8377657B1 (en) | Primers for analyzing methylated sequences and methods of use thereof | |
US20130309667A1 (en) | Primers for analyzing methylated sequences and methods of use thereof | |
Deharvengt et al. | Molecular assessment of human diseases in the clinical laboratory | |
WO2023225515A1 (en) | Compositions and methods for oncology assays | |
US20130310550A1 (en) | Primers for analyzing methylated sequences and methods of use thereof | |
CN117778568A (zh) | 鉴别胃癌的标志物及应用 |