JPWO2019195323A5 - - Google Patents

Claims (31)

1. 血管状態を評価するためのシステムであって：
   患者の血管系内の近位位置に配置されるように構成された圧力感知カテーテルと；
   前記血管系内の遠位位置に配置されるように構成された圧力ガイドワイヤであって、前記遠位位置は、前記近位位置の遠位に位置する、圧力ガイドワイヤと；
   １つ以上のハードウェアプロセッサであって：
   前記圧力感知カテーテル及び前記圧力ガイドワイヤが前記血管系内の前記近位位置及び前記遠位位置にそれぞれ配置されている間に、前記患者の心拍を検出し；
   前記圧力感知カテーテル及び前記圧力ガイドワイヤのうちの少なくとも１つからの信号の分析から、心拍内の拡張期血圧比（ｄＰＲ）ゾーンを位置特定し；
   前記ｄＰＲゾーン内で経時的に取られたＰｄに対するＰａの複数の比の平均を計算することを含むｄＰＲ値を計算し；
   前記ｄＰＲ値及び高周波サンプル全心拍圧力比を含むマルチビートメトリックを計算し；
   前記マルチビートメトリックを出力するように構成された、１つ以上のハードウェアプロセッサと；
   を含む、システム。
2. 前記１つ以上のハードウェアプロセッサは、少なくとも２つの連続した心拍の収縮期及び拡張期からのサンプルによって全心拍圧力比を計算するように構成される、請求項１に記載のシステム。
3. 前記１つ以上のハードウェアプロセッサは、複数の連続した心拍を含む第１のウィンドウからのデータから全心拍メトリックを計算するように構成され、前記高周波サンプル全心拍圧力比は、前記第１のウィンドウの長さに対応する長さを有する第２のウィンドウからのデータから計算され、前記第２のウィンドウは、前記第１のウィンドウと部分的に重複するが隣接しない、請求項１に記載のシステム。
4. 前記１つ以上のハードウェアプロセッサは、複数の連続した心拍を含む第１のウィンドウからのデータからの全心拍メトリックを計算するように構成され、前記高周波サンプル全心拍圧力は、前記第１のウィンドウ内の前記心拍の平均周期に等しい長さを有する第２のウィンドウからのデータから計算され、前記第２のウィンドウは、前記第１のウィンドウの端部分と重複する、請求項１に記載のシステム。
5. 前記１つ以上のハードウェアプロセッサは、式
   

   

   に従って前記マルチビートメトリックを計算するように構成される、請求項１に記載のシステム。
6. 前記１つ以上のハードウェアプロセッサは、前記圧力ガイドワイヤ（Ｐｄ）及び前記圧力感知カテーテル（Ｐａ）のうちの少なくとも１つからの連続した信号を分析することによって、心拍を検出するように構成される、請求項１に記載のシステム。
7. 前記１つ以上のハードウェアプロセッサは、前記圧力感知カテーテル及び前記圧力ガイドワイヤのうちの少なくとも１つからの前記信号の分析から、重複切痕位置及び拡張期位置の末期を識別することによって、拡張期血圧比（ｄＰＲ）ゾーンを位置特定するように構成される、請求項１に記載のシステム。
8. 前記１つ以上のハードウェアプロセッサは、
   

   

   として前記心拍に関する前記ｄＰＲ値を計算するように構成される、請求項１に記載のシステム。
9. 前記１つ以上のハードウェアプロセッサは、
   

   

   として前記高周波サンプル全心拍メトリックを計算するように構成される、請求項１に記載のシステム。
10. 前記１つ以上のハードウェアプロセッサは、
    

    

    の複数の連続した心拍に関する中央値を計算することによって、マルチビートメトリックを計算するように構成される、請求項１に記載のシステム。
11. 前記中央値は、４つの連続した心拍に基づく、請求項１０に記載のシステム。
12. 前記中央値は、２つ又は３つの連続した心拍に基づく、請求項１０に記載のシステム。
13. 前記１つ以上のハードウェアプロセッサは、心拍サイクル内で複数回、前記マルチビートメトリックを再計算し、心拍サイクル内で複数回、前記再計算された全心拍メトリックを表示するように構成される、請求項１に記載のシステム。
14. 患者の血管状態に関連するメトリックを決定する方法であって：
    前記患者の血管系内の第１の位置での血圧を示す値（Ｐｄ）を決定するためにプロセッサ（１５２）へ提供される信号を処理するステップと；
    前記患者の血管系内の第２の位置での血圧値（Ｐａ）を示す信号を前記プロセッサ（１５２）で受け取るステップであって、前記第１の位置が前記第２の位置に対して遠位である、ステップと；
    連続したＰａ値のうちの１つから、Ｐｄ値によって、又は、Ｐａ値及びＰｄ値の両方から、前記患者の心拍を検出するステップと；
    前記Ｐａ値及び前記Ｐｄ値のうちの少なくとも１つの分析から、心拍内の拡張期血圧比（ｄＰＲ）ゾーンを位置特定するステップと；
    前記ｄＰＲゾーン内で経時的に取られたＰｄに対するＰａの複数の比の平均を計算することを含むｄＰＲ値を計算するステップと；
    前記ｄＰＲ値及び高周波サンプル全心拍圧力比を含むマルチビートメトリックを計算するステップと；
    ユーザのために前記マルチビートメトリックを表示するステップと；
    を含む方法。
15. 前記ｄＰＲゾーンの位置を特定するステップが、重複切痕位置及び拡張期位置の末期を識別するステップを含む、請求項１４に記載の方法。
16. 前記心拍に関する前記ｄＰＲ値は、
    

    

    として計算される、請求項１４に記載の方法。
17. 前記高周波サンプル全心拍メトリックは、
    

    

    として計算される、請求項１４に記載の方法。
18. マルチビートメトリックは、
    

    

    の複数の連続した心拍に関する中央値の計算を含む、請求項１４に記載の方法。
19. 前記中央値は、４つの連続した心拍に基づく、請求項１８に記載の方法。
20. 前記マルチビートメトリックは、
    

    

    として計算され、Ｌ＿ｄＰＲｃは、４つの連続した心拍の期間の合計に対応する時間である、請求項１９に記載の方法。
21. 前記中央値は、２つ又は３つの連続した心拍に基づく、請求項１８に記載の方法。
22. 前記マルチビートメトリックは、
    

    

    として計算され、Ｌ＿ｄＰＲｃは、３つの連続した心拍の期間の平均に対応する時間である、請求項２１に記載の方法。
23. 前記マルチビートメトリックは、
    

    

    として計算され、Ｌ＿ｄＰＲｃは、２つの連続した心拍の期間の合計に対応する時間である、請求項２１に記載の方法。
24. 前記全心拍圧力比は、１２５Ｈｚのサンプリング周波数に基づいて計算される、請求項１４に記載の方法。
25. 前記マルチビートメトリックは、式
    

    

    に従って計算される、請求項１に記載の方法。
26. 心拍サイクル内で複数回、前記マルチビートメトリックを再計算するステップと、心拍サイクル内で複数回、前記再計算された全心拍メトリックを表示するステップとをさらに含む、請求項１４に記載の方法。
27. 前記全心拍圧力比は、２つの連続した心拍の収縮期及び拡張期からのサンプルを含む、請求項１４に記載の方法。
28. 前記全心拍メトリックは、少なくとも３つの連続した心拍の収縮期及び拡張期からのサンプルを含む、請求項１４に記載の方法。
29. 前記全心拍メトリックは、少なくとも４つの連続した心拍の収縮期及び拡張期からのサンプルを含む、請求項１４に記載の方法。
30. 前記全心拍メトリックは、複数の連続した心拍を含む第１のウィンドウからのデータから計算され、前記高周波サンプル全心拍圧力比は、前記第１のウィンドウの長さに対応する長さを有する第２のウィンドウからのデータから計算され、前記第２のウィンドウは、前記第１のウィンドウと部分的に重複するが隣接しない、請求項１４に記載の方法。
31. 前記全心拍メトリックを計算するステップは、複数の連続した心拍を含む第１のウィンドウからのデータから計算され、前記高周波サンプル全心拍圧力は、前記第１のウィンドウ内の前記心拍の平均周期に等しい長さを有する第２のウィンドウからのデータから計算され、前記第２のウィンドウは、前記第１のウィンドウの端部分と重複する、請求項１４に記載の方法。