JPWO2019148143A5

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Publication number: JPWO2019148143A5
Application number: JP2020561620A
Authority: JP
Publication date: 2022-02-04

Description

創傷床内での表皮の拡大および新真皮島の成長は、創傷が完全に修復されるまでこの種の成長が継続することを示唆する。現在の試験で用いた皮膚由来組織の量は、完全に機能する皮膚を示す超微細構造の特徴の再生を促進した。
本発明は、以下の態様および実施態様を含む。
[1] 機能性分極組織を必要とする対象体に投与されると、機能性分極組織を生じさせることができる、刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体を含む組成物。
[2] 刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体が、骨組織界面に由来する、[1]に記載の組成物。
[3] 骨組織界面が、皮質周囲組織界面、層状構造周囲組織界面、小柱周囲組織界面、皮質海綿組織界面、またはそれらの任意の組合せである、[2]に記載の組成物。
[4] 刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体が、生存しているコアの強力な細胞実体および支持実体を含む、[1]～[3]のいずれかに記載の組成物。
[5] 生存しているコアの強力な細胞実体が、LGR4、LGR5、LGR6、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される1つ以上のロイシンリッチリピート含有Gタンパク質共役受容体のRNA転写物および／またはポリペプチドを発現する、[4]に記載の組成物。
[6] 生存しているコアの強力な細胞実体が、Pax 7、Pax 3、MyoD、Myf 5、またはそれらの任意の組合せの1つ以上のRNA転写物および／またはポリペプチドを発現する、[4]または[5]に記載の組成物。
[7] 刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体が、自然の骨組織で観察されるものと比較して副甲状腺ホルモンの発現レベルの上昇を示す、[2]～[6]のいずれかに記載の組成物。
[8] 刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体が、自然の骨組織で観察されるものと比較して副甲状腺ホルモンの発現レベルの10倍～15倍の上昇を示す、[7]に記載の組成物。
[9] 刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体が、自然の骨組織で観察されるものと比較してTLR4の発現レベルの上昇を示す、[2]～[8]のいずれかに記載の組成物。
[10] 刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体が、自然の骨組織で観察されるものと比較してチミジンホスホリラーゼの発現レベルの上昇を示す、[2]～[9]のいずれかに記載の組成物。
[11] 刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体が、自然の骨組織で観察されるものと比較してチミジンホスホリラーゼの発現レベルの100倍～200倍の上昇を示す、[10]に記載の組成物。
[12] 機能性分極組織が、自然の骨組織で観察されるものと比較してIL2、MYOSIN2、ITGB5およびSTAT3の1つ以上の発現レベルの低下を示す、[2]～[11]のいずれかに記載の組成物。
[13] 支持実体が、間葉由来の細胞集団を含む、[4]～[12]のいずれかに記載の組成物。
[14] 支持実体が、細胞集団、細胞外マトリックス構成要素、またはそれらの任意の組合せを含む、[4]～[13]のいずれかに記載の組成物。
[15] 細胞外マトリックス構成要素が、ヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲン、フィブロネクチン、ラミニン、細胞外小胞、酵素および糖タンパク質の1つ以上を含む、[14]に記載の組成物。
[16] 送達基質をさらに含む、[1]～[15]のいずれかに記載の組成物。
[17] 送達基質が、足場を含む、[16]に記載の組成物。
[18] 刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体の直径が、約40～約250μmである、[1]～[17]のいずれかに記載の組成物。
[19] [1]～[18]のいずれかに記載の組成物および使用のための指示書を含むキット。
[20] 有効量の[1]～[18]のいずれかに記載の組成物を対象体に投与することを含む、それを必要とする対象体において組織再生を促進するための方法。
[21] 有効量の[1]～[18]のいずれかに記載の組成物を対象体に投与することを含む、組織修復を必要とする対象体を処置するための方法。
[22] 対象体が、変性骨疾患に罹患している、[20]または[21]に記載の方法。
[23] 変性骨疾患が、骨関節症または骨粗鬆症である、[22]に記載の方法。
[24] 対象体が、骨折を患っている、[20]～[22]のいずれかに記載の方法。
[25] 骨折が、安定骨折、開放複合骨折、横骨折、斜骨折または粉砕骨折である、[24]に記載の方法。
[26] [1]～[18]のいずれかに記載の組成物を製造するための方法であって、
哺乳類の材料界面の少なくとも一部を単離して、異種哺乳類の組織界面細胞集合体を得ること、ここで、哺乳類の材料界面が、異種哺乳類の組織界面細胞を含む；
異種哺乳類の組織界面細胞を刺激すること
を含む、方法。
[27] 刺激が、機械的刺激、化学的刺激、酵素的刺激、エネルギー的刺激、電気的刺激、生物学的刺激、またはそれらの任意の組合せを含む、[26]に記載の方法。
[28] 化学的または生物学的刺激が、ケモカイン受容体結合、パラクリン受容体結合、細胞膜変化、細胞骨格変化、生理学的勾配の変化、小分子の添加またはヌクレオチドおよびリボヌクレオチドの添加の少なくとも1つを含む、[27]に記載の方法。
[29] 機能性分極組織を必要とする対象体に投与されると、機能性分極組織を生じさせることができる、刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体を含む組成物を有効量対象体に投与することを含む、組織修復を必要とする対象体を処置するための方法であって、組成物の投与は、投与前と比較して、対象体において副甲状腺ホルモン、TLR4、チミジンホスホリラーゼの少なくとも1つの増加をもたらす、方法。

Claims

単離された哺乳類の筋肉組織界面を破壊することを含む、刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体を含む組成物の製造方法。
組織界面がヒトである、請求項1に記載の方法。
組織界面が、筋-筋内組織界面、筋-筋周囲組織界面、筋-筋外組織界面、筋-筋膜組織界面、腱-筋肉組織界面、またはそれらの任意の組合せより選択される筋肉組織界面を含む、請求項1または2に記載の方法。
破壊が、機械的、化学的、酵素的、エネルギー的、電気的もしくは生物学的破壊、またはそれらの任意の組合せを含む、請求項1～3のいずれか一項に記載の方法。
刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体を分離することをさらに含む、請求項1～4のいずれか一項に記載の方法。
刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体の直径が、約40～約250μmである、請求項1～5のいずれか一項に記載の方法。
送達基質を組成物に加えることをさらに含む、請求項1～6のいずれか一項に記載の方法。
送達基質が、足場を含む、請求項7に記載の方法。
組成物を保存することをさらに含む、請求項1～8のいずれか一項に記載の方法。
破壊された哺乳類の筋肉組織界面の、生存しているコアの強力な細胞実体および支持実体を含む、刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体を含む組成物であって、該組成物が、機能性分極組織を必要とする対象体に投与されると、機能性分極組織を生じさせることができる、組成物。
組織界面がヒトである、請求項10に記載の組成物。
組織界面が、筋-筋内組織界面、筋-筋周囲組織界面、筋-筋外組織界面、筋-筋膜組織界面、腱-筋肉組織界面、またはそれらの任意の組合せより選択される筋肉組織界面を含む、請求項10または11に記載の組成物。
生存しているコアの強力な細胞実体が、Pax 7、Pax 3、MyoD、Myf 5、またはそれらの任意の組合せの1つ以上のRNA転写物および／またはポリペプチドを発現する、請求項10～12のいずれか一項に記載の組成物。
支持実体が、間葉由来の細胞集団を含む、請求項10～13のいずれか一項に記載の組成物。
支持実体が、細胞集団、細胞外マトリックス構成要素、またはそれらの任意の組合せを含む、請求項10～14のいずれか一項に記載の組成物。
細胞外マトリックス構成要素が、ヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲン、フィブロネクチン、ラミニン、細胞外小胞、酵素および糖タンパク質の1つ以上を含む、請求項15に記載の組成物。
送達基質をさらに含む、請求項10～16のいずれか一項に記載の組成物。
送達基質が、足場を含む、請求項17に記載の組成物。
刺激された異種哺乳類の組織界面細胞集合体の直径が、約40～約250μmである、請求項10～18のいずれか一項に記載の組成物。
組織再生を必要とする対象体において組織再生を促進するための方法における使用のための組成物であって、該方法が、有効量の該組成物を対象体に投与することを含む、請求項10～19のいずれか一項に記載の組成物。
組織修復を必要とする対象体を処置するための方法における使用のための組成物であって、該方法が、有効量の該組成物を対象体に投与することを含む、請求項10～19のいずれか一項に記載の組成物。