JPWO2019131398A1 - IoTデバイスの制御方法、プログラム及びIoTネットワーク基盤システム - Google Patents

IoTデバイスの制御方法、プログラム及びIoTネットワーク基盤システム Download PDF

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Abstract

[課題]非通常時に、IoTデバイスから所望のデータを取得できる可能性を高められるようにする。[解決手段]IoTデバイスの制御方法が、外部情報を受信し、前記受信した外部情報に基づいて、通常時にデータを送信する第1IoTデバイスと、前記第1IoTデバイスとは異なる第2IoTデバイスと、の中からIoTデバイスを選択し、前記選択したIoTデバイスにデータ送信を指示する。

Description

本発明は、IoTデバイスの制御方法、プログラム及びIoTネットワーク基盤システムに関する。
防災用のカメラから画像を取得する防災システムがある。
例えば、特許文献1に記載の防災システムは、固定カメラ装置と移動カメラ装置とを備え、これら固定カメラ装置および移動カメラ装置から送信された映像情報を防災センターシステムが受信する。防災センターシステムは、受信した映像情報を表示し、蓄積する。
特開2012−178662号公報
カメラ、温度センサ、雨量センサ、GPSセンサといったIoT(Internet of Things)デバイスの設置および運用にはコスト、設置場所の制約等の問題があり、このためにIoTデバイスの設置台数が制限されることが考えられる。このため、災害発生時、事故発生時、渋滞発生時といった非通常時に、IoTデバイスから所望のデータが得られない可能性がある。
本発明は、上述の課題を解決することのできるIoTデバイスの制御方法、プログラム及びIoTネットワーク基盤システムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、IoTデバイスの制御方法は、外部情報を受信し、前記受信した外部情報に基づいて、通常時にデータを送信する第1IoTデバイスと、前記第1IoTデバイスとは異なる第2IoTデバイスと、の中からIoTデバイスを選択し、前記選択したIoTデバイスにデータ送信を指示する。
本発明の第2の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、外部情報を受信する処理と、前記受信した外部情報に基づいて、通常時にデータを送信する第1IoTデバイスと、前記第1IoTデバイスとは異なる第2IoTデバイスと、の中からIoTデバイスを選択する処理と、前記選択したIoTデバイスにデータ送信を指示する処理と、を実行させるためのプログラムである。
本発明の第3の態様によれば、IoTネットワーク基盤システムは、IoTデバイスを制御するIoTネットワーク基盤システムであって、外部情報を受信する外部情報受信部と、前記受信した外部情報に基づいて、通常時にデータを送信する第1IoTデバイスと、前記第1IoTデバイスとは異なる第2IoTデバイスと、の中からIoTデバイスを選択する選択ロジック計算部と、前記選択したIoTデバイスにデータ送信を指示するデバイス制御部と、を備える。
この発明によれば、災害発生時、事故発生時、渋滞発生時といった非通常時に、IoTデバイスから所望のデータを取得できる可能性が高まる。
実施形態に係るIoT(Internet of Things)ネットワークシステムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係るIoTネットワークシステムにおける階層構造の例を示す図である。 同実施形態で、通常時におけるIoTネットワーク基盤システムの動作の例を示す図である。 同実施形態で、災害発生時に、IoTネットワーク基盤システムが外部情報に基づいて行う処理の手順の例を示す図である。 同実施形態で、災害発生時に、IoTネットワーク基盤システムがユーザの指示に基づいて行う処理の例を示す図である。 同実施形態に係るIoTネットワーク基盤システムがIoTデバイスからの画像を評価する処理手順の例を示す図である。 同実施形態に係るIoTネットワーク基盤システムが、選択したIoTデバイスに画像データを送信させる処理手順の例を示す図である。 同実施形態で、複数の端末装置が存在し、複数の端末装置から同じIoTデバイスへのデータ要求または制御が必要になった場合の、IoTネットワーク基盤システムの処理手順の例を示す図である。 本実施形態に係るIoTネットワーク基盤システムの最小構成の例を示す図である。 本実施形態に係るIoTネットワーク基盤システムの最小構成の例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、実施形態に係るIoT(Internet of Things)ネットワークシステムの機能構成を示す概略ブロック図である。図1に示す構成で、IoTネットワークシステム1は、端末装置100と、IoTデバイスの制御方法を実行するIoTネットワーク基盤システム200と、第1IoTデバイス411と、第2IoTデバイス412とを備える。端末装置100は、アプリ制御部111と、アプリメディア処理部112とを備える。IoTネットワーク基盤システム200は、外部情報受信部211と、選択ロジック計算部212と、契約情報管理部213と、デバイスデータ管理部214と、再割り当て/複製部215と、デバイスデータ取得部216と、デバイスデータ加工部217と、データ取得部218と、デバイス制御部219と、コアネットワーク制御部220とを備える。
また、端末装置100と、IoTネットワーク基盤システム200と、第1IoTデバイス411と、第2IoTデバイス412とは、コアネットワーク300を介して通信接続する。コアネットワーク300は、MME311と、PCRF312とを備える。
また、IoTネットワーク基盤システム200は、外部情報源機器900と通信接続する。
以下では、第1IoTデバイス411と第2IoTデバイス412とを総称してIoTデバイス400と表記する。IoTデバイス400が送信するデータの経路を実線で示し、その他のデータまたは信号の経路を破線で示している。IoTデバイス400とは、ネットワークにつながる機能を有するデバイスの総称である。例えば、IoTデバイス400がカメラを含んで構成され、動画像または静止画像を撮影するようにしてもよい。あるいは、IoTデバイス400が、温度、湿度、雨量、河川の水位、ガス濃度、振動、GPS等を計測する各種センサを含んで構成されていてもよい。また、IoTデバイス400が、これらのいずれかの機能を備える携帯電話機、車、ドローン等の通信端末として構成されていてもよい。
IoTデバイス400が取得するデータは、動画像、静止画像、温度、湿度、雨量、河川の水位、ガス濃度、振動数、位置情報等、IoTデバイス400の種類によって様々考えられる。第1IoTデバイス411が、例えば、IoTネットワーク基盤システム200が送信する制御信号に基づいて、所定のタイミング(例えば、毎正時、日中のみ、平日の日中のみ等)にデータを取得し、端末装置100にデータを送信するようにしてもよい。
IoTネットワーク基盤システム200は、IoTデバイス400を制御するシステムである。IoTネットワーク基盤システム200は、通常時、第1IoTデバイス411にデータ送信を指示する。第1IoTデバイス411が通常時にデータを送信する期間は、例えば、毎正時、日中のみ、平日夜間のみ、といった所定の期間であってもよい。IoTネットワーク基盤システム200が、例えば所定のタイミングごとに、第1IoTデバイス411にデータ送信を指示するようにしてもよい。また、IoTネットワーク基盤システム200が、例えば初期設定等の第1IoTデバイス411との通信時のみに、第1IoTデバイス411にデータ送信を指示するようにしてもよい。
ここで、通常時とは、災害、事故または渋滞などの事象が発生していないときのことを言い、このとき、端末装置100は、第1IoTデバイス411からの出力データのみを用いる。一方、非通常状態とは、例えば、災害、事故または渋滞などの事象が発生している状態のことを言う。
一方、IoTネットワーク基盤システム200は、外部情報を受信した場合、当該外部情報に基づいて、第1IoTデバイス411及び第2IoTデバイス412の中からIoTデバイスを選択し、選択したIoTデバイスにデータ送信を指示する。外部情報は、災害発生場所、事件・事故発生場所、渋滞発生場所といった非通常状態の場所を示す情報を含む。IoTネットワーク基盤システム200が、外部情報に含まれる非通常状態の場所を示す情報に基づいて、第1IoTデバイス411及び第2IoTデバイス412の中から、非通常状態の場所またはその近傍にあるIoTデバイスを選択するようにしてもよい。外部情報とは、IoTネットワーク基盤システム200以外の外部装置から受信した情報をいう。
外部装置は、例えば、外部情報源機器900であってもよいし、端末装置100であってもよい。外部装置が外部情報源機器900である場合、外部情報は、例えば、A県で震度6の地震発生、地点Bで自爆テロ発生、道路Cの区間Dで渋滞発生、E県西部に大雨洪水警報といった情報であってもよい。このとき、A県、地点B、道路Cの区間D、E県西部といった情報が、非通常状態の場所を示す情報となる。外部装置が端末装置100である場合、外部情報は、第1IoTデバイス411が通常時に送信したデータに基づく情報であってもよい。例えば、外部情報は、ビルFの10階に設置された第1IoTデバイス411が火災を検知した、河川G下流に設置された第1IoTデバイス411が閾値以上の水位を検知したといった情報であってもよい。このとき、ビルFの10階、河川G下流といった情報が、非通常状態の場所を示す情報となる。
IoTネットワーク基盤システム200は、例えばワークステーション(Workstation)またはパソコン(Personal Computer;PC)等のコンピュータを用いて構成される。図1に示すIoTネットワーク基盤システム200の機能部(211〜220)の各々は、IoTネットワーク基盤システム200の備えるCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、IoTネットワーク基盤システム200の備える記憶デバイスからプログラムを読み出して実行することで実現される。
なお、IoTネットワーク基盤システム200が複数のワークステーションを用いて構成されるなど、複数の装置の組合せにて実現されていてもよい。
ここでいうプロバイダは、IoTネットワークシステム1を用いてデータ提供サービスを提供する者である。ここでいうユーザは、IoTネットワークシステム1を用いたデータ提供サービスの利用者である。例えば、端末装置100が地方自治体等の防災センターに設置された防災用の端末装置であってもよく、ユーザは、当該防災センターに勤務する担当者であってもよい。
また、ここでいう第三者は、ユーザ自身およびプロバイダ以外の者である。ここでいう第三者は、他のユーザであってもよいし、IoTネットワークシステム1を用いたデータ提供サービスを受けずもっぱらデータを提供する者であってもよい。
IoTネットワークシステム1を用いたデータ提供サービスにおけるデータのやり取りのために、ユーザおよび第三者それぞれが、予めプロバイダとの間で契約を締結しておく。
端末装置100は、IoTネットワークシステム1を用いたデータ提供サービス用のアプリケーションプログラムを実行することでIoTネットワークシステム1の端末装置として機能する。端末装置100は、例えばパソコン、タブレット端末装置またはスマートフォン等のコンピュータを用いて構成される。
IoTネットワークシステム1が備える端末装置100の数は、図1に示す1つに限らず複数であってもよい。IoTネットワークシステム1を用いたデータ提供サービスを利用するユーザが複数いてもよい。
以下では、IoTネットワークシステム1を用いたデータ提供サービス用のアプリケーションプログラムを、単にアプリケーションと称する。
アプリ制御部111は、アプリケーションを実行して端末装置100の各部を制御する。特に、アプリ制御部111は、データを要求するユーザ操作に従って、データ要求をIoTネットワーク基盤システム200へ送信する。
アプリ制御部111は、端末装置100が備える通信機能を用いてデータ要求等の信号の送受信を行う。アプリ制御部111がデータ要求を送信する方法は、特定の方法に限定されない。特に、アプリ制御部111がコアネットワーク300を用いてデータ要求を送信するようにしてもよいし、コアネットワーク300以外の通信経路を用いてデータ要求を送信するようにしてもよい。
アプリメディア処理部112は、IoTデバイス400がコアネットワーク300を介して送信するデータを受信し処理する。例えば、IoTデバイス400は画像データを送信し、アプリメディア処理部112は、受信した画像データを端末装置100が備える表示画面に表示する。
IoTデバイス400は、監視対象ポイントなどの現場のデータを取得し、取得したデータを端末装置100へ送信する。以下では、IoTデバイス400が取得するデータを現場データと称する。
IoTデバイス400は、IoTネットワーク基盤システム200が送信する制御情報に基づいて、指示された端末装置100へ現場データを送信する。
端末装置100が取得可能な現場データ(ユーザが取得可能な現場データ)は、ユーザとプロバイダとの契約にて予め定められる。例えば図1の構成で、端末装置100は、端末装置100のユーザの管理下にあるIoTデバイス400である第1IoTデバイス411の現場データを常に取得可能である。
一方、端末装置100は、端末装置100のユーザとは異なる者の管理下にある第2IoTデバイス412のうち、予め契約で定められた一部の第2IoTデバイス412だけから、現場データを取得可能である。契約とは、第2IoTデバイス412が、災害発生時、事故発生時、渋滞発生時といった非通常時に、自装置(第2IoTデバイス412)の管理者以外(すなわち端末装置100)へ現場データを提供するための許可であってもよい。契約には、第2IoTデバイス412が現場データを端末装置100に提供する通信の優先度が含まれていてもよい。あるいは、端末装置100は、非通常時に全ての第2IoTデバイス412の現場データを取得可能と定められてもよい。また、第2IoTデバイス412の現場データが匿名化される場合、端末装置100は、第2IoTデバイス412の現場データを通常時も取得可能と定められてもよい。
外部情報源機器900は、IoTネットワーク基盤システム200に外部情報を提供する。例えば、外部情報源機器900は、防災情報提供システムであり、IoTネットワーク基盤システム200に防災情報や災害情報といった外部情報を提供するようにしてもよい。また、外部情報源機器900は、交通情報システムであり、IoTネットワーク基盤システム200に、外部情報として渋滞情報等の道路交通情報を提供するようにしてもよい。外部情報は、災害発生場所、事故発生場所、渋滞発生場所といった非通常状態の場所を示す情報を含む。
外部情報に基づいて、IoTネットワーク基盤システム200は、非通常時に端末装置100に現場データを送信するIoTデバイス400を選択する。IoTネットワーク基盤システム200は、外部情報に含まれる非通常状態の場所を示す情報に基づいて、第1IoTデバイス411及び第2IoTデバイス412の中から、非通常状態の場所またはその近傍にあるIoTデバイスを選択するようにしてもよい。
コアネットワーク300は、通信事業者が提供する通信ネットワークの基幹をなすネットワークである。コアネットワーク300は、特に、IoTデバイス400から端末装置100への現場データの送信を仲介する。
ここでは、コアネットワーク300が携帯電話網のコアネットワークである場合を例に説明する。但し、コアネットワーク300は、通信毎の帯域を制御可能、かつ、通信毎の優先度を制御可能な通信ネットワークであればよく、特定の種類のネットワークに限定されない。例えば、コアネットワーク300が、固定電話向けの通信ネットワークであってもよい。あるいは、コアネットワーク300が、複数の通信ネットワークを組み合わせて構成されていてもよい。
上記のように、ここではコアネットワーク300が携帯電話網のコアネットワークである場合を例に説明する。コアネットワーク300は、以下の各部を備える。
・PCRF(Policy And Charging Rules Function):ユーザデータ転送のQoS(Quality Of Service)および課金のための制御を行う論理ノードである。
・P−GW(Packet Data Network Gateway):PDN(Packet Data Network、外部のネットワーク)との接続点であり、IPアドレスの割り当て、および、S−GWへのパケット転送などを行うゲートウェイである。
・S−GW(Serving Gateway):モバイルアクセスシステムを収容する在圏パケットゲートウェイである。
・MME(Mobility Management Entity):eNodeBを収容し、モビリティ制御する論理ノードである。
・SGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)パケット通信機能を有する論理ノードである。
・HSS(Home Subscriber Server)移動通信ネットワークにおける加入者情報データベースであり、認証情報および在圏情報の管理を行う。
・eNodeB(Evolved Node B、eNB)、所定の無線通信方式に対応した無線基地局である。
図1では、これらのうちMME311およびPCRF312が示されている。
MME311は、IoTネットワーク基盤システム200に対してIoTデバイス400に関する情報を提供する。特に、MME311は、IoTネットワーク基盤システム200に対してIoTデバイス400の通信状況に関する情報、および、IoTデバイス400の位置情報を提供する。
PCRF312は、IoTデバイス400の通信の帯域制御および優先制御を行う。
IoTネットワーク基盤システム200は、IoTデバイスの制御方法を実行する。IoTネットワーク基盤システム200は、IoTデバイス400に制御情報を送信することで、当該IoTデバイス400に現場データの送信を指示する。特に、IoTネットワーク基盤システム200は、外部情報を受信した場合、第1IoTデバイス411と第2IoTデバイス412との中からIoTデバイスを選択し、選択したIoTデバイスに現場データの送信を指示する。また、IoTネットワーク基盤システム200は、契約で定められている条件に従って、選択されたIoTデバイスの優先度を決定する。IoTネットワーク基盤システム200は、決定した優先度に基づいてコアネットワーク300に制御信号を送信する。コアネットワーク300は、受信した制御信号に基づいて、IoTデバイスの通信に関する優先制御を行う。優先制御とは、例えば、特定のIoTデバイスの通信帯域を広げる制御であってもよいし、通信の優先度を上げる制御であってもよい。
外部情報受信部211は、IoTネットワーク基盤システム200が端末装置100および外部情報源機器900と連携する為の機能部である。上記のように、外部情報源機器900は、気象庁または気象会社の防災情報提供システムであってもよく、外部情報受信部211が、当該防災情報提供システムから災害情報等の外部情報を受信するようにしてもよい。また、ユーザが、確認したいエリアの入力操作を端末装置100に対して行った場合、外部情報受信部211が、外部情報として、指定されたエリアを示すデータ要求を当該端末装置100から受信するようにしてもよい。また、外部情報受信部211は、外部情報として、第1IoTデバイス411が通常時に送信したデータに基づく情報を端末装置100から受信してもよい。第1IoTデバイス411が通常時に送信したデータに基づく情報とは、例えば、当該第1IoTデバイス411が取得したデータが閾値を超えているといった情報であってもよい。また、第1IoTデバイス411が通常時に送信したデータに基づく情報とは、例えば、当該第1IoTデバイス411が火災を検知したといった情報や、当該第1IoTデバイス411が設置された近くの河川が氾濫の虞があるといった情報であってもよい。
外部情報受信部211が外部情報源機器900から受信する情報、及び、外部情報受信部211が端末装置100から受信する情報のいずれも、外部情報の例に該当する。
選択ロジック計算部212は、外部情報受信部211が受信した外部情報に基づいて、第1IoTデバイス411と第2IoTデバイス412との中から、現場データの送信を指示するIoTデバイスを選択する。選択ロジック計算部212は、外部情報受信部211と連携してIoTデバイス400の選択に適用するロジックを決定する。上記のように、外部情報受信部211が受信する外部情報は非通常状態の場所を示す情報を含む。選択ロジック計算部212は、第1IoTデバイス411と第2IoTデバイス412との中から、非通常状態の場所またはその近傍に設置されたIoTデバイスを選択する。
あるいは、選択ロジック計算部212が、非通常状態の場所またはその近傍に設置されたIoTデバイス400に加えて、あるいは代えて、非通常状態の場所に関連するIoTデバイスとして定められているIoTデバイス400を選択するようにしてもよい。例えば、ある川の流域で洪水が発生した場合、選択ロジック計算部212が、洪水が発生した場所のIoTデバイス400に加えて、あるいは代えて、その川の上流に設置されたIoTデバイス400を選択してもよい。
また、選択ロジック計算部212は、契約情報管理部213から契約情報を取得し、デバイスデータ管理部214からIoTデバイス400の使用状況情報を取得する。そして、選択ロジック計算部212は、決定したロジックに契約情報およびIoTデバイス400の使用状況情報を入力して、端末装置100に対して現場データを送信させるIoTデバイス400を決定する。
契約情報管理部213は、ユーザとプロバイダとの契約を示す契約情報を管理する。この契約情報は、例えば、ユーザが利用可能な第2IoTデバイス412の範囲(すなわち第2IoTデバイス412の使用可否)および利用条件(現場データを匿名化するか、どのような非通常状態に適用するか等)および課金方法を示す。
デバイスデータ取得部216は、コアネットワーク300からデバイスデータを取得する。ここでいうデバイスデータは、IoTデバイス400の各々に関する情報である。デバイスデータは、IoTデバイス400の各々の通信状況に関する情報、および、IoTデバイス400の位置情報を含む。
デバイスデータ加工部217は、デバイスデータ取得部216がコアネットワーク300から取得したデバイスデータを扱い易いように加工する。例えば、コアネットワーク300からの情報に個人を特定可能な情報が含まれている場合、デバイスデータ加工部217は、個人を特定可能な情報を削除するなど情報の匿名化を行う。例えば、現場データ提供者とプロバイダとの間の契約で、デバイスデータの加工方法が定められていてもよい。この場合、デバイスデータ加工部217は、この契約に基づいてデバイスデータの加工を行う。
デバイスデータ管理部214は、デバイスデータ取得部216が取得し、必要に応じてデバイスデータ加工部217が加工したデバイスデータを記憶し管理する。例えば、デバイスデータ管理部214は、デバイスデータとしてIoTデバイス400の各々について以下の情報を記憶し管理する。
・IoTデバイス400の機器ID(IoTデバイス400の識別情報)。
・IoTデバイス400の通信に割り当てられている帯域。
・IoTデバイス400の通信の優先度。
・IoTデバイス400の所有者名(IoTデバイス400の所有者の識別情報)。
・IoTデバイス400の使用状況(例えば、「使用中」または「未使用」)。
再割り当て/複製部215は、選択ロジック計算部212による選択で、複数の端末装置100に対する現場データ送信元のIoTデバイス400が1つのIoTデバイス400に重なった場合の処理を行う。
複数の端末装置100が、当該IoTデバイス400の現場データを共用可能な場合、再割り当て/複製部215は、当該IoTデバイス400からの現場データを複製して、複数の端末装置100の各々に送信する。
一方、複数の端末装置100が、当該IoTデバイス400の現場データを共用できない場合、再割り当て/複製部215は、端末装置100へのIoTデバイス400の割り当てを変更する(再割り当てを行う)。ここでいう端末装置100に割り当てられたIoTデバイス400は、当該端末装置100へ現場データを送信するよう制御されるIoTデバイス400である。
端末装置100へのIoTデバイス400の割り当てを変更する場合、再割り当て/複製部215は、例えば契約またはアプリケーションの種類に応じて定まる優先順位に基づいて、優先順位の最も高い端末装置100に対して当該IoTデバイス400の割り当てを維持する。他の端末装置100に対して、再割り当て/複製部215は、選択ロジック計算部212に次善のIoTデバイス400を選択させ、選択されたIoTデバイス400を当該端末装置100に割り当てる。
データ取得部218は、IoTデバイス400から現場データを取得する。
デバイス制御部219は、IoTデバイス400を制御する。
データ取得部218が取得した現場データに不都合がある場合、デバイス制御部219は、当該IoTデバイス400を制御してデータを取得する条件を変更させる。例えば、IoTデバイス400が、画像データを取得するカメラである場合について説明する。データ取得部218が取得した画像データにて画像の状態が良くない場合、デバイス制御部219は、当該IoTデバイス400の向き(撮影する向き)を変える、またはズームを変更するといった制御信号をIoTデバイス400に送信する。
コアネットワーク制御部220は、コアネットワーク300に制御信号を送信する。特に、コアネットワーク制御部220は、PCRF312に対して、IoTデバイス400各々の通信帯域および優先度を制御する指示を行う。
図2は、IoTネットワークシステム1における階層構造の例を示す図である。図2では、IoTネットワークシステム1を構成する機能またはデバイスを、アプリケーション層、プラットフォーム層、コネクティビティ層、及び、デバイス層に分類している。
アプリケーション層には、端末装置100が実行するアプリケーション機能が分類される。このアプリケーション機能は、アプリ制御部111による現場データの要求、および、アプリメディア処理部112による現場データの取得が含まれる。
プラットフォーム層には、IoTネットワーク基盤システム200によるIoTネットワーク基盤機能が分類される。このIoTネットワーク基盤機能には、以下の各機能が含まれる。
・外部情報受信部211による外部情報の受信。
・選択ロジック計算部212による選択ロジック計算(端末装置100に現場データを送信させるIoTデバイス400を決定するロジックの計算)。
・契約情報管理部213による契約情報の管理。
・デバイスデータ管理部214によるデバイスデータの管理。
・再割り当て/複製部215によるIoTデバイス400の端末装置100への再割り当て、および、IoTデバイス400の現場データの複製。
・デバイスデータ取得部216によるデバイスデータの取得。
・デバイスデータ加工部217によるデバイスデータの加工。
・データ取得部218によるIoTデバイス400に対する現場データの要求、および、要求した現場データの取得。
・デバイス制御部219によるIoTデバイス400の制御。
・コアネットワーク制御部220によるコアネットワーク300の制御。
コネクティビティ層には、コアネットワーク300が提供する通信ネットワークが分類される。この通信ネットワークにおける管理または処理として、帯域管理、優先度管理、および、位置情報処理が含まれる。
帯域管理では、コアネットワーク300における各通信に割り当てる帯域を管理する。優先度管理では、コアネットワーク300における各通信の優先度を管理する。位置情報処理では、IoTデバイス400の位置情報を取得する。特に、車載されているIoTデバイスなど移動可能に構成されているIoTデバイス400の位置情報を位置情報処理にて取得する。
デバイス層には、IoTデバイス400が分類される。上述したように、IoTデバイス400にはユーザの管理下にある第1IoTデバイス411と、プロバイダまたは第三者など、ユーザ以外の管理下にある第2IoTデバイス412とがある。
図2のように、アプリケーション層とプラットフォーム層とが分離されている。アプリケーション側(端末装置100側)がIoTデバイス400の状況(電源OFFや電池切れ、設置位置等)を意識せずに目的(特定エリアの画像が見たい等)を遂行できるよう、IoTネットワーク基盤側(IoTネットワーク基盤システム200側)にて複雑な選択ロジック計算を吸収する。例えば、アプリケーションが「監視アプリ」(災害発生場所など特定の場所を監視するためのアプリケーション)である場合、ユーザは、監視したい注目エリアをGUI上から選択する(例えば、丸く囲うタッチ操作を行う)ことで、注目エリアのIoTデバイス400から画像を取得することができる。
次に、図3〜8を参照してIoTネットワーク基盤システム200の動作について説明する。
以下では、IoTデバイス400がカメラを含んで構成され、IoTネットワーク基盤システム200が防災用の画像を提供する場合を例に説明する。ただし、IoTデバイス400は、特定の種類のデバイスに限定されず、IoTネットワークシステム1が提供する現場データは、特定の種類のデータに限定されない。
また、以下の動作例の説明では、ユーザがIoTネットワークシステム1によるサービスを受ける前提として、プロバイダとの契約を予め締結しているものとする。
以下では、処理を行う機能部またはデータを伝送する経路に番号を付して説明する。
図3は、通常時におけるIoTネットワーク基盤システム200の動作の例を示す図である。
(1) 通常時は、デバイスデータ取得部216が、デバイスデータ(IoTデバイス400の位置情報、帯域、優先度等)をコアネットワーク300側から定期的に取得する。
(2) デバイスデータ取得部216は、得られたデバイスデータをデバイスデータ加工部217へ渡す(出力する)。
(3) デバイスデータ加工部217は、デバイスデータ取得部216が取得したデバイスデータを必要に応じて加工(例えば、第三者の情報について個人を特定可能な情報をマスキングする等)する。例えば、デバイスデータ加工部217は、契約情報管理部213が管理する契約情報を参照し、契約情報に定められている加工方法に従ってデバイスデータを加工する。
(4) デバイスデータ加工部217は、デバイスデータをデバイスデータ管理部214へ渡す。
(5) デバイスデータ管理部214は、デバイスデータ取得部216が取得し、デバイスデータ加工部217が必要に応じて加工したデバイスデータを格納(記憶)する。
(6) 通常時に端末装置100が取得可能なIoTデバイス400の範囲が、ユーザとプロバイダとの間の契約で予め定められている。例えば通常時は、端末装置100と同じユーザのIoTデバイス400である第1IoTデバイス411が画像データを端末装置100へ送信する。
図4は、災害(地震等)発生時等の非通常時に、IoTネットワーク基盤システム200が外部情報に基づいて行う処理の手順の例を示す図である。
(11) 外部情報受信部211は、外部情報源機器900から災害情報を受信する。例えば、IoTネットワーク基盤システム200は、気象庁等の外部機関と連携しており、外部機関のサーバ装置から災害情報(例えば、位置情報、災害の強さ等)を受け取る。
(12) 外部情報受信部211は、受け取った情報を選択ロジック計算部212に渡す。
(13) 選択ロジック計算部212は、外部情報に含まれる非通常状態の場所を示す情報、契約情報およびIoTデバイス400の使用状況に基づいて第1IoTデバイス411と第2IoTデバイス412との中からIoTデバイスを選択する。具体的には、選択ロジック計算部212は、契約情報管理部213にアクセスして契約情報を確認する。また、選択ロジック計算部212は、デバイスデータ管理部214にアクセスしてIoTデバイス400の使用状況を把握する。特に、選択ロジック計算部212は、IoTデバイス400の使用状況に基づいて、他の端末装置100(他のアプリケーション)が当該IoTデバイス400を使用中か否かを把握する。そして、選択ロジック計算部212は、契約の範囲内で、かつ、使用可能な(他のアプリケーションで使用されていない)IoTデバイス400を選択する。
(14) 選択ロジック計算部212は、選択したIoTデバイス400をコアネットワーク制御部220およびデバイス制御部219に通知する。
(15) コアネットワーク制御部220は、選択されたIoTデバイス400の通信を優先制御するよう、コアネットワーク300に指示する。例えば、震度5以上の地域にあるカメラの通信を優先させる場合、コアネットワーク制御部220は、該当カメラの帯域を広げ優先度を上げるよう、コアネットワーク300のPCRF312に指示する。また、コアネットワーク制御部220は、該当地域以外のカメラやその他IoTデバイス400(スマートメータ等)の帯域を狭め、優先度を低くするようにコアネットワーク300側に指示する。なお、IoTデバイス400が固定網を介して画像データを送信する場合、コアネットワーク制御部220は、固定網に対してIoTデバイス400の通信の帯域および優先度等の指示を行う。
(16) デバイス制御部219は、選択されたIoTデバイス400に画像データの送信を指示する。
(17) 選択されたIoTデバイス400は、デバイス制御部219の制御に従って、端末装置100へ画像データを送信する。このとき、コアネットワーク300は、コアネットワーク制御部220が指示した帯域および優先度に従って、IoTデバイス400から端末装置100への画像データを伝送する。
図5は、災害発生時等の非通常時に、IoTネットワーク基盤システム200がユーザの指示(外部情報)に基づいて行う処理の例を示す図である。IoTネットワーク基盤システム200は、ユーザの指示に基づいて、図3に示す通常時の処理から図5の処理に切り替える。あるいは、IoTネットワーク基盤システム200が、図4の処理を行った後、ユーザ指示に基づいて図5の処理を行うことで、IoTデバイス400の選択を更新するようにしてもよい。
(21) ユーザ(例えば、地方自治体等の防災担当者)が、被害状況の確認や帰宅難民の動線確保等のため、確認したい地域を指定する。例えば、端末装置100が表示画面に地図を表示し、管理者は、確認したい地域を丸で囲うタッチ操作を行うことで、地域の指定を行う。
(22) 端末装置100は、地域指定情報(ユーザが指定した地域を示す情報、すなわち外部情報)をIoTネットワーク基盤システム200へ送信する。
(23) IoTネットワーク基盤システム200では、外部情報受信部211が地域指定情報を受信し、受信した地域指定情報を選択ロジック計算部212へ渡す。
(24) 選択ロジック計算部212は、地域指定情報に含まれる地域を示す情報、契約情報、および、IoTデバイス400の使用状況に基づいてIoTデバイス400を選択する。図4を参照して説明したのと同様、選択ロジック計算部212は、契約情報管理部213にアクセスして契約情報を確認する。また、選択ロジック計算部212は、デバイスデータ管理部214にアクセスしてIoTデバイス400の使用状況を把握する。特に、選択ロジック計算部212は、IoTデバイス400の使用状況に基づいて、他の端末装置100(他のアプリケーション)が当該IoTデバイス400を使用中か否かを把握する。そして、選択ロジック計算部212は、契約の範囲内で、かつ、使用可能な(他のアプリケーションで使用されていない)IoTデバイス400を選択する。
(25) 選択ロジック計算部212は、選択したIoTデバイス400をコアネットワーク制御部220およびデバイス制御部219に通知する。
(26) コアネットワーク制御部220は、選択されたIoTデバイス400の通信を優先制御するよう、コアネットワーク300に指示する。なお、IoTデバイス400が固定網を介して画像データを送信する場合、コアネットワーク制御部220は、固定網に対してIoTデバイス400の通信の帯域および優先度等の指示を行う。
(27) デバイス制御部219は、選択されたIoTデバイス400に画像データの送信を指示する。
(28) 選択されたIoTデバイス400は、デバイス制御部219の制御に従って、端末装置100へ画像データを送信する。このとき、コアネットワーク300は、コアネットワーク制御部220が指示した帯域および優先度に従って、IoTデバイス400から端末装置100への画像データを伝送する。
ここで、図6および図7を参照して、IoTネットワーク基盤システム200がIoTデバイス400の画像を評価してIoTデバイス400を選択する場合の動作例について説明する。図6および図7の処理は、選択ロジック計算部212が行う処理のオプションに該当する。選択ロジック計算部212は、図4の(13)での処理にて、図6および図7の処理を行う。
図6は、IoTネットワーク基盤システム200がIoTデバイス400の画像を評価する処理手順の例を示す図である。
(31) データ取得部218は、データ要求先のIoTデバイス400から画像データを取得する。例えば、データ取得部218は、ユーザとプロバイダとの間の契約にて端末装置100が取得可能なIoTデバイス400(固定カメラおよび車載カメラ)のうち、被災地など画像取得対象地域に位置する全てのIoTデバイス400の画像データを取得する。選択候補のIoTデバイス400が画像データを送信していない場合、デバイス制御部219が当該IoTデバイス400を制御して、画像データを送信させるようにしてもよい。
(32) データ取得部218は、取得したデータを選択ロジック計算部212に渡す。
(33) 選択ロジック計算部212は、取得したデータに基づいてIoTデバイス400の絞り込みを行う。例えば防災ソリューションの場合、災害時にIoTデバイス400が故障している可能性、および、IoTデバイス400のカメラの画角の一部または全部が瓦礫等で遮られて目的の画像が映っていない可能性がある。そこで、選択ロジック計算部212は、IoTデバイス400の絞り込みにより、端末装置100から要求のあった地域内で最適なIoTデバイス400の選択を行う。
具体的には、選択ロジック計算部212は、取得した画像が該当地域をどの程度映しているか(有効な画素数がどのくらいの割合か)を計算し、最も映しているカメラを選択する。例えば、監視カメラの画像全体をPピクセル、画像全体のうち該当地域が写っている部分(有効な部分)をpピクセルとしたとき、選択ロジック計算部212は、式(1)に示される割合が最も大きいIoTデバイス400から優先的に選択する。
Figure 2019131398
図7は、IoTネットワーク基盤システム200が、選択したIoTデバイス400に画像データを送信させる処理手順の例を示す図である。IoTネットワーク基盤システム200は、図6の処理に続いて図7の処理を行う。
(41) 選択ロジック計算部212は、選択したIoTデバイス400をコアネットワーク制御部220およびデバイス制御部219に通知する。
(42) コアネットワーク制御部220は、選択されたIoTデバイス400の通信を優先させるよう、コアネットワーク300側に指示する。
(43) デバイス制御部219は、選択されたIoTデバイス400に画像データの送信を指示する。
(44) 選択されたIoTデバイス400は、デバイス制御部219の制御に従って、端末装置100へ画像データを送信する。このとき、コアネットワーク300は、コアネットワーク制御部220が指示した帯域および優先度に従って、IoTデバイス400から端末装置100への画像データを伝送する。この場合、コアネットワーク300は、IoTネットワーク基盤システム200の指示に従って、選択されたIoTデバイス400から当該端末装置100への通信に優先的に帯域を割り当て、優先的にデータ伝送を行う。
なお、デバイス制御部219がIoTデバイス400を制御してデータの精度を高めるようにしてもよい。例えば、IoTデバイス400のカメラの画角の一部が瓦礫で覆われている場合、デバイス制御部219が当該IoTデバイス400に対して、カメラの向きを瓦礫と反対側に動かすよう指示するようにしてもよい。あるいは、デバイス制御部219がIoTデバイス400に対して、カメラの向きに加えて、あるいは代えて、ズームを変化させるよう指示するようにしてもよい。
カメラの向きの変化またはズームの変化により式(1)の値が大きくなる可能性がある。デバイス制御部219がIoTデバイス400を制御した後、選択ロジック計算部212が制御後の式(1)の値を用いてIoTデバイス400の選択を行うようにしてもよい。
選択ロジック計算部212が、式(1)に示される割合を計算する処理は、選択(一次選抜)されたIoTデバイス400から所望のデータを取得できるか確認する処理の例に該当する。
また、デバイス制御部219が、IoTデバイス400のカメラの向きおよびズームのうち何れか一方または両方を変える処理は、所望のデータを取得できるか確認するために、選択されたIoTデバイス400を制御する処理の例に該当する。
また、選択ロジック計算部212が、あるIoTデバイス400よりも、式(1)に示される割合が大きい他のIoTデバイス400を選択する処理は、所望のデータを取得できないことを確認した場合に他のIoTデバイス400を選択する処理の例に該当する。
図8は、複数の端末装置100が存在し、複数の端末装置100から同じIoTデバイス400へのデータ要求または制御が必要になった場合の、IoTネットワーク基盤システム200の処理手順の例を示す図である。図8は、例えば、複数のアプリケーションが存在し、監視アプリケーション以外のアプリケーションから同じIoTデバイス400へのデータ要求または制御が必要になった場合の、IoTネットワーク基盤システム200の処理の例を示す。
(51) IoTネットワーク基盤システム200が端末装置100から新たな画像データの送信要求を受けた場合、選択ロジック計算部212が最適なIoTデバイス400を選択し、当該IoTデバイス400を制御可能か否かデバイスデータ管理部214に確認する。選択ロジック計算部212がIoTデバイス400を選択する方法は、図4〜図6を参照して説明した方法と同様である。
(52)複数の端末装置100に対して、同じIoTデバイス400が画像データの送信元として選択された場合、この部分の処理を選択ロジック計算部212から再割り当て/複製部215へ移行する。
(53A) 複数の端末装置100から同じIoTデバイス400へのデータ要求または制御が必要になった場合、再割り当て/複製部215が、優先する端末装置100への再割り当てを行う。再割り当て/複製部215は、端末装置100毎の優先度(例えば、アプリケーション毎の優先度)の情報を把握しており、優先度情報と契約情報を確認して、優先する端末装置100に対してIoTデバイス400の制御権を渡す。また、再割り当て/複製部215は、制御権を奪われた端末装置100に対して、その次に最適なIoTデバイス400を割り振る。再割り当て/複製部215は、端末装置100へのIoTデバイス400の割り振りの結果を選択ロジック計算部212へ通知する。
(53B) 一方、複数の端末装置100が同じIoTデバイス400の画像を共用可能な場合、再割り当て/複製部215は、取得したデータを複製して要求元の複数の端末装置100に送信する。複数の端末装置100が同じIoTデバイス400の画像を共用可能か否かの判断は、例えば再割り当て/複製部215が、当該端末装置100が実行しているアプリケーションの種類に基づいて判定する。あるいは、ユーザが、複製された画像を参照して、当該画像の使用可否を通知するようにしてもよい。
上述した災害ソリューション以外のIoTネットワーク基盤システム200の適用例として、イベントにおけるトラブルの監視、および、渋滞監視が挙げられる。
例えば、マラソン大会で事件または事故が発生した場合、事件発生状況や被害状況の把握、マラソン参加者(ランナー)や観客の動線確保、および、犯人追跡等の目的のために、大会本部または警察等が現場の画像を取得できることが重要である。その際、マラソン大会のように会場が広域に及ぶイベントでは特に、事件または事故の発生場所、および、マラソン参加者や観客の居場所に応じて適切なIoTデバイス400を選択することが重要である。
そこで、IoTネットワーク基盤システム200が、現場の画像を撮影するためのIoTデバイス400を選択して(固定ネットワークカメラおよび車載カメラ等を選定して)画像を送信させ、また、コアネットワーク300を制御して当該画像を優先的に送信させるようにしてもよい。例えば、IoTネットワーク基盤システム200は、事件・事故発生場所および建物の被害状況のインプットを端末装置100から受け、インプットに基づいてIoTデバイス400の選択を行う。
また、花火大会で事件または事故が発生した場合、事件発生状況や被害状況の把握、観客の動線確保、および、犯人追跡等の目的のために、大会本部または警察等が現場の画像を取得できることが重要である。その際、花火大会のように観客数の多いイベントでは、観客の避難経路および避難先が多岐にわたることが考えられる。この点で特に、事件または事故の発生場所、および、観客の居場所に応じて適切なIoTデバイス400を選択することが重要である。
そこで、IoTネットワーク基盤システム200が、現場の画像を撮影するためのIoTデバイス400を選択して(固定ネットワークカメラおよび車載カメラ等を選定して)画像を送信させ、また、コアネットワーク300を制御して当該画像を優先的に送信させるようにしてもよい。例えば、IoTネットワーク基盤システム200は、事件発生場所および被害状況のインプットを端末装置100から受け、インプットに基づいてIoTデバイス400の選択を行う。
花火大会など観客数の多いイベント終了後に、観客が安全かつスムーズに帰宅できるよう監視するためにIoTネットワーク基盤システム200を用いるようにしてもよい。
また、ゴールデンウィークまたはお盆等に渋滞が発生した際、IoTネットワーク基盤システム200が、渋滞発生箇所のIoTデバイス400を選択して(固定ネットワークカメラおよび車載カメラ等を選定して)画像を送信させ、また、コアネットワーク300を制御して当該画像を優先的に送信させるようにしてもよい。例えば、IoTネットワーク基盤システム200は、渋滞情報状況のインプットを渋滞監視用のサーバ装置から受け、インプットに基づいてIoTデバイス400の選択を行う。渋滞監視用のサーバ装置は外部情報源機器900の例に該当する。
これにより、渋滞監視担当者は、カメラ画像からより信憑性のある道路情報を取得でき、渋滞回避のためのより高精度な情報を運転者に提供することができる。
以上のように、外部情報受信部211は、外部情報を受信する。選択ロジック計算部212は、受信した外部情報に基づいて、第1IoTデバイス411と、第2IoTデバイス412との中からIoTデバイス400を選択する。第1IoTデバイス411は、通常時にデータを送信するデバイスである。第2IoTデバイス412は、第1IoTデバイス411とは異なるデバイスである。デバイス制御部219は、選択ロジック計算部212が選択したIoTデバイス400にデータ送信を指示する。
IoTネットワーク基盤システム200は、通常時、第1IoTデバイス411のみにデータ送信を指示するのに対し、非通常時には、第1IoTデバイス411と第2IoTデバイス412との中から選択されたIoTデバイスにデータ送信を指示する。すなわち、デバイス制御部219がデータ送信を指示するIoTデバイスの対象が、非通常時には第1IoTデバイス411および第2IoTデバイス412に拡張される。これにより、非通常時に、IoTデバイスから所望のデータを取得できる可能性を高めることができる。
例えば、外部情報にて災害発生がIoTネットワーク基盤システム200に通知された場合など、IoTネットワーク基盤システム200が非通常時であることを検知した場合、ユーザは、第2IoTデバイス412からの現場データを利用可能になる。このように、IoTネットワーク基盤システム200によれば、防災用のIoTデバイス400を増設する必要なしに、災害時における現場データの取得範囲を拡大することができる。
例えばユーザは、注目エリア内にユーザ自らが所有する適した第1IoTデバイス411がない場合、プロバイダまたは第三者が所有している第2IoTデバイス412からも現場データ(例えば画像データ)を取得することができる。IoTネットワーク基盤システム200によれば、現場データを取得できるIoTデバイス400を拡大することで、ユーザの要求により適した現場データを提供することができる。
また、仮に、IoTデバイスによる現場データの取得範囲を広げるために第1IoTデバイス411を増やすと、ネットワークの輻輳を引き起こす可能性がある。これに対し、IoTネットワーク基盤システム200によれば、プロバイダまたは第三者が所有している第2IoTデバイス412を使用でき、第1IoTデバイス411の増設は必要ない点で、ネットワークの輻輳が生じる可能性は比較的小さい。また、IoTネットワーク基盤システム200によれば、各IoTデバイス400の契約情報および使用状況に基づいて、選択するIoTデバイスの優先度を決定することができる。このため、ネットワークの輻輳によらず、選択したIoTデバイス400のデータ送信を優先制御することができる。
例えば、選択ロジック計算部212が、外部情報に含まれる非通常状態の場所を示す情報に基づいて、非通常状態の場所にあるIoTデバイス400を選択するようにしてもよい。あるいは、選択ロジック計算部212が、非通常状態の場所に関連するとされているIoTデバイス400を選択するようにしてもよい。
また、選択ロジック計算部212は、外部情報に含まれる非通常状態の場所を示す情報に基づいてIoTデバイス400の選択を行う。
これにより、IoTネットワークシステム1では、例えば災害対策を行う市職員など非通常状態に関するデータを必要とするユーザに対して、ユーザが所望するデータを提供できる可能性を高めることができる。
また、選択ロジック計算部212は、さらに、IoTデバイス各々の使用可否を示す契約情報に基づいてIoTデバイス400の選択を行う。
例えば、ユーザ自らが所有しているIoTデバイス400(第1IoTデバイス411)だけでなく、プロバイダまたは第三者が所有しているIoTデバイス400(第2IoTデバイス412)からも現場データを取得可能にするために、ユーザとプロバイダ(サービス提供者)との間で事前に契約を締結しておく。そして、IoTネットワーク基盤システム200の契約情報管理部213にて契約情報を管理する。ユーザは、契約に沿った範囲でIoTデバイス400(特に、第2IoTデバイス412)からの現場データを得られる。
IoTネットワーク基盤システム200によれば、使用可能な第2IoTデバイス412を契約で定めておくことで、ユーザ(現場データの利用者)、現場データ提供者の両方の意向を反映した運用が可能である。
また、プロバイダまたは第三者が所有しているIoTデバイス400(第2IoTデバイス412)を現場データの供給源に取り込む枠組みが契約にて明確になっていることで、トラブルの可能性を低減することができる。第2IoTデバイス412は、車載カメラを用いて構成されていてもよいし、固定のカメラを用いて構成されていてもよいし、携帯カメラ(例えば、スマートフォンのカメラ)を用いて構成されていてもよい。
また、選択ロジック計算部212は、さらに、IoTデバイス各々の使用状況に基づいてIoTデバイスの選択を行う。
これにより、IoTネットワーク基盤システム200では、複数の端末装置100に対して同一の第2IoTデバイス412が割り当てられて競合が生じることを回避できる。あるいは、IoTネットワーク基盤システム200が、第2IoTデバイス412の現場データを複製することで、複数の端末装置100が、第2IoTデバイス412の現場データを共用することができる。
例えば、複数の端末装置100(複数のアプリケーション)から同じIoTデバイス400の現場データの要求があった場合、IoTネットワーク基盤システム200は、要求されたIoTデバイス400の現場データを、優先度の高い要求(優先度の高い端末装置100)に提供する。あるいは、複数の端末装置100が現場データを共用可能な場合、IoTネットワーク基盤システム200は、要求されたIoTデバイス400の現場データを複製し、各端末装置100に提供する。
また、選択ロジック計算部212は、選択されたIoTデバイスから所望のデータを取得できるか確認する。
これにより、IoTネットワーク基盤システム200では、所望のデータをユーザに提供できる可能性が高まる。ここでいう所望のデータは、上記の式(1)のように現場データの適切さの判断基準に基づいて適切であると判断される現場データである。
例えば、IoTネットワーク基盤システム200によれば、瓦礫で視界が遮られた画像を避けるなど、より適切な画像を端末装置100に提供することができる。
また、デバイス制御部219は、所望のデータを取得できるか確認するために、選択されたIoTデバイス400を制御する。
例えば、IoTデバイス400がカメラを備えて撮影を行い画像データを送信する場合、データ取得部218が取得した画像データにて画像の状態が良くないときは、デバイス制御部219は、当該IoTデバイス400を制御して当該IoTデバイス400の向き(撮影する向き)またはズームを変更させる。
このように、デバイス制御部219がIoTデバイス400を制御することで、所望のデータをユーザに提供できる可能性が高まる。
また、選択ロジック計算部212は、確認にて所望のデータを取得できないと判断した場合、他のIoTデバイス400を選択する。
これにより、IoTネットワーク基盤システム200では、所望のデータをユーザに提供できる可能性が高まる。
図9は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。図9に示すコンピュータ50は、CPU51と、主記憶装置53と、補助記憶装置52と、インタフェース54とを備える。
上述のIoTネットワーク基盤システム200は、コンピュータ50に実装される。そして、IoTネットワーク基盤システム200の各部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置52に記憶されている。CPU51は、プログラムを補助記憶装置52から読み出して主記憶装置53に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。
次に、図10を参照して本実施形態の最小構成について説明する。
図10は、IoTネットワーク基盤システムの最小構成の例を示す図である。図10に示すIoTネットワーク基盤システム10は、外部情報受信部12と、選択ロジック計算部13と、デバイス制御部11とを備える。
かかる構成にて、外部情報受信部12は、外部情報を受信する。選択ロジック計算部13は、受信した外部情報に基づいて、通常時にデータを送信する第1IoTデバイスと、第1IoTデバイスとは異なる第2IoTデバイスと、の中からIoTデバイスを選択する。デバイス制御部11は、選択したIoTデバイスにデータ送信を指示する。
IoTネットワーク基盤システム10は、通常時、第1IoTデバイスのみにデータ送信を指示するのに対し、非通常時には、第1IoTデバイスと第2IoTデバイスとの中から選択されたIoTデバイスにデータ送信を指示する。すなわち、デバイス制御部11がデータ送信を指示するIoTデバイスの対象が、非通常時には第1IoTデバイスおよび第2IoTデバイスに拡張される。これにより、非通常時に、IoTデバイスから所望のデータを取得できる可能性を高めることができる。
なお、IoTネットワーク基盤システム200が行う処理の全部または一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2017年12月28日に出願された日本出願特願2017−254619を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 IoTネットワークシステム
10、200 IoTネットワーク基盤システム
11、219 デバイス制御部
12、211 外部情報受信部
13、212 選択ロジック計算部
100 端末装置
111 アプリ制御部
112 アプリメディア処理部
213 契約情報管理部
214 デバイスデータ管理部
215 再割り当て/複製部
216 デバイスデータ取得部
217 デバイスデータ加工部
218 データ取得部
220 コアネットワーク制御部
300 コアネットワーク
311 MME
312 PCRF
400 IoTデバイス
411 第1IoTデバイス
412 第2IoTデバイス

Claims (10)

  1. IoTデバイスの制御方法であって、
    外部情報を受信し、
    前記受信した外部情報に基づいて、通常時にデータを送信する第1IoTデバイスと、前記第1IoTデバイスとは異なる第2IoTデバイスと、の中からIoTデバイスを選択し、
    前記選択したIoTデバイスにデータ送信を指示する、IoTデバイスの制御方法。
  2. 前記IoTデバイスの選択は、前記外部情報に含まれる非通常状態の場所を示す情報に基づく、請求項1に記載のIoTデバイスの制御方法。
  3. 前記IoTデバイスの選択は、さらに、IoTデバイス各々の使用可否を示す契約情報に基づく、請求項2に記載のIoTデバイスの制御方法。
  4. 前記IoTデバイスの選択は、さらに、IoTデバイス各々の使用状況に基づく、請求項3に記載のIoTデバイスの制御方法。
  5. さらに、前記選択されたIoTデバイスから所望のデータを取得できるか確認する、請求項4に記載のIoTデバイスの制御方法。
  6. 前記所望のデータを取得できるか確認するために、前記選択されたIoTデバイスを制御する、請求項5に記載のIoTデバイスの制御方法。
  7. 前記所望のデータを取得できないことを確認した場合、他のIoTデバイスを選択する、請求項5または6に記載のIoTデバイスの制御方法。
  8. さらに、前記外部情報に含まれる非通常状態の場所を示す情報に基づいて、非通常状態の場所にあるIoTデバイスを選択する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のIoTデバイスの制御方法。
  9. コンピュータに、
    外部情報を受信する処理と、
    前記受信した外部情報に基づいて、通常時にデータを送信する第1IoTデバイスと、前記第1IoTデバイスとは異なる第2IoTデバイスと、の中からIoTデバイスを選択する処理と、
    前記選択したIoTデバイスにデータ送信を指示する処理と、を実行させるためのプログラムが記録された記録媒体。
  10. IoTデバイスを制御するIoTネットワーク基盤システムであって、
    外部情報を受信する外部情報受信手段と、
    前記受信した外部情報に基づいて、通常時にデータを送信する第1IoTデバイスと、前記第1IoTデバイスとは異なる第2IoTデバイスと、の中からIoTデバイスを選択する選択ロジック計算手段と、
    前記選択したIoTデバイスにデータ送信を指示するデバイス制御手段と、を備える、IoTネットワーク基盤システム。
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