JPWO2019117304A1 - ブレードの可変捩り角機構を有する回転翼航空機 - Google Patents

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Abstract

比較的シンプルな構成で小出力のアクチュエータであっても適切に駆動して、ブレードの捩り角を変更することができる回転翼航空機を提供する。ヘリコプタ(10)は、ブレード(18)の先端部に対して基端部をブレード(18)の軸心(A)回りへ捩らせる捩り付与機構(40)を備える。ブレード(18)は、基端部がハブ(17)に接続されるスパー(23)と、スパー(23)が内挿されて互いの先端部同士で接続され、先端部以外ではスパー(23)に対して該スパー(23)の軸心回りに回動自在のスキン(24)と、を有し、ハブ(17)は、メインロータシャフト(16)に取り付けられるハブ本体(20)と、スパー(23)をハブ本体(20)に接続するハブアーム部(21)と、を有する。

Description

本発明は、回転翼によって揚力を得て飛行する回転翼航空機に関する。
例えば、ヘリコプタ等、有人又は無人の回転翼航空機として現在実用化されているものは、ブレードの形状が固定的に設計されている。一方、旋回時のブレードは、長手方向の各部で空気との相対速度が異なるため、生じる揚力もブレードの位置(ロータ軸からの距離)に応じて異なる。そして、実用機の多くでは、このような揚力差を小さくするため、ブレードの位置に応じて異なる捩り角(捩り下げ角)を付与している。ただし、このような捩り角についても、ブレードの対応位置に対して固定的に設定されている。
しかし、ブレードに要求される性能は、ホバリング時と前進飛行時とでは異なる。更に、航空機が前進飛行しているときであっても、回転するブレードには航空機本体に対して相対的に前進状態のときと後退状態のときとがあり、各状態に応じてブレードに要求される理想的な性能は異なる。そのため、飛行中に要求される様々の性能に対応できるよう、ブレードの捩り角を可変とする技術が提案されている(特許文献1,2)。
特許文献1は、ブレードの先端にウェイトを設け、このウェイトを翼幅方向に適時移動させてブレードの重心位置をずらす構成を開示している。これにより、旋回するブレードに生じる遠心力の作用により、ブレードの捩り角を変更することができる、という技術(ウェイト移動式)が提案されている。
また、特許文献2に開示されているロータの場合、ハブに基端部が接続されたブレード内に、トルクチューブを内挿し、該トルクチューブの先端とブレードの先端とを接続している。そして、該ロータは、トルクチューブの基端部に軸心回りの回動力を付与し、ブレードをその基端部に対して先端部を捩る構成(トルクチューブ式)としている。
その他、ブレードの先端後縁部に可動フラップを設け、このフラップを駆動させることにより、空気力によってブレードを捩る技術(フラップ駆動式)、スキンに埋設したピエゾに通電することによってスキンを強制的に変形させる技術(強制変位式)、などが提案されている。
米国特許第8876036号明細書 米国特許第9487291号明細書
しかしながら、特許文献1のウェイト移動式のロータの場合、ブレードの先端にアクチュエータ及びウェイトを内蔵する必要があり、ブレードの重量が増加してしまうため好ましくない。また、ブレードの前進状態と後退状態とは高サイクルで切り替わるが、ウェイトの移動制御をそのような高サイクルで精度よく実現するのは困難である。
特許文献2のトルクチューブ式の場合、ブレードに捩り力が付与される箇所である力点(トルクチューブの基端部)と捩らせようとする箇所である作用点(トルクチューブの先端部)とが大きく離間していることを考慮すると、トルクチューブに要求される捩り剛性は相当大きくなる。しかし、特許文献2で示されるような、従来のブレード構造の内部に付加的に装着されるトルクチューブでは、十分な断面積を確保できない。
そのような断面積の小さいトルクチューブは、ブレードに比べると捩り剛性が小さすぎるため、ブレードを所望の角度だけ捩るために付与した捩り力によって、トルクチューブそのものがその何倍もの角度で捩り変形してしまう。そのためブレードを所望の角度だけ捩るためには、ブレードの捩り角に、その何倍ものトルクチューブの捩り角も合せた大きな角度変位を、トルクチューブの基端部に付与する必要がある。そうした場合、アクチュエータの変位が相当大きくなり、応答性も悪くなる。そのため大ストロークかつ高出力のアクチュエータが必要となり、重量及びコストが増大する。また、トルクチューブそのものにも捩り力による高い捩り剪断応力が発生し、強度的に成立しにくくなる。
また、上述したフラップ駆動式の場合、回転するブレードにフラップを駆動する機構を備える必要があり、構造が複雑化してしまう。更に、強制変位式の場合、ピエゾを駆動するのに比較的大きな電圧を要すると共に、ピエゾの大きさによってはブレードに十分な変位を生じさせることができない。
そこで本発明は、これらの課題の一又は複数を解決することを目的とし、少なくとも、比較的シンプルな構成で小出力のアクチュエータであっても適切に駆動して、ブレードの捩り角を変更することができる回転翼航空機を提供することを目的とする。
本発明に係る回転翼航空機は、回転するロータ軸と、該ロータ軸を中心に旋回する複数のブレードと、前記ブレードを前記ロータ軸に対して連結するハブと、前記ブレードの先端部に対して基端部を前記ブレードの軸心回りへ捩らせる捩り付与機構と、を備え、前記ブレードは、長軸状の骨格部材から成り基端部が前記ハブに接続されるスパーと、該スパーが内挿されて互いの先端部同士で接続され、前記先端部以外では前記スパーに対して該スパーの軸心回りに回動自在のスキンと、を有し、前記ハブは、前記ロータ軸に取り付けられるハブ本体と、前記スパーを前記ハブ本体に接続するハブアーム部と、を有する。
このような構成の回転翼航空機は、スキンの基端部に回動力を付与して該基端部に直接捩り角を付与するものであるため、シンプルな構成で実現できる。また、ブレードのスパーをスキンと分離させてハブに接続しているため、スキンの捩り剛性を従来よりも小さくすることが可能であり、比較的小さな出力のアクチュエータであってもブレードに所望の大きさの捩りを付与することができる。また、スキンの先端でスパーを介して捩り反力を支持する構造であるため、高いスパーの捩り剛性を利用して、スキン以外での好ましくない捩り変形を小さくすることができる。
また、前記ブレードのピッチを変更するピッチ変更機構を更に備え、前記ピッチ変更機構は、スワッシュプレートと、該スワッシュプレートに一端が接続されて前記ハブアームに他端が接続されたピッチリンクと、を有していてもよい。
このような構成とすることにより、ブレードの捩り角の変更とピッチ変更とを、シンプルな構成によってそれぞれ独立に実現できる回転翼航空機を提供することができる。
また、前記捩り付与機構は、前記ハブアーム部に設けられて前記スキンの基端部に対し前記スパーの軸心回りへの回動力を付与するアクチュエータを有していてもよい。また、前記捩り付与機構は、前記ハブアーム部以外の箇所に設けられて前記スキンの基端部に対し前記スパーの軸心回りへの回動力を付与するアクチュエータを有していてもよい。あるいは、前記捩り付与機構は、前記スキンの基端部に対し前記スパーの軸心回りへの回動力を付与する第二のスワッシュプレートを有していてもよい。
また、前記捩り付与機構は、前記スキンの基端部の前縁部又は後縁部と前記アクチュエータとを接続するアームを有していてもよい。また、前記捩り付与機構は、前記スキンの基端部の前縁部又は後縁部と前記第二のスワッシュプレートとを接続するアームを有していてもよい。
このような構成とすることにより、スキンの捩り中心点から離れた前縁部又は後縁部に回動力を付与することができる。そのため、アクチュエータの大型化を抑制することができる。
また、前記スパーは、その長手方向の少なくとも一部の区間で前後方向の寸法が上下方向の寸法よりも大きい平坦な断面形状を成し、前記スキンは、前記先端部以外の少なくとも一部にて、ベアリングを介して前記スパーに回動自在に支持されていてもよい。
このような構成とすることにより、スパーの剛性を確保することができる。また、スパーに対してスキンを回動自在としつつ、スパーに対するスキンの相対変位のうち回動以外の変位を確実に抑制することができる。
また、前記スパーは、その長手方向の所定の位置から先端部に向かって、徐々に前後方向の寸法と上下方向の寸法のいずれか、又は両方が大きくなる断面形状を成していてもよい。
本発明によれば、比較的シンプルな構成で小出力のアクチュエータであっても適切に駆動して、ブレードの捩り角を変更することができる回転翼航空機を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る回転翼航空機の一例としてのヘリコプタの概略構成を示す模式図である。 図2は、メインロータのハブとブレードを示す斜視図である。 図3は、図2のブレード取付け部を拡大して示す斜視図である。 図4は、図2に示した構造を示す平面図である。 図5は、図4中のV−V線での断面図である。 図6は、図4中のVI−VI線での断面図である。 図7は、図4中のVII−VII線での断面図である。 図8は、図7に示すブレードが軸心回りに捩られて変位する様子を示す模式図である。 図9は、図4中のIX−IX線での断面図である。 図10は、ブレード取付け部の別の形態を示す斜視図である。 図11は、ブレード取付け部の更に別の形態を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下では回転翼航空機としてヘリコプタを例示して説明するが、本発明の回転翼航空機の適用対象はヘリコプタに限定されるものではなく、推力を発生させる回転翼を有する航空機であれば適用可能であり、また、有人機か無人機かも問わない。
図1は、本発明の実施の形態に係る回転翼航空機の一例としてのヘリコプタの概略構成を示す模式図である。図1に模式的に示すように、本実施の形態に係るヘリコプタ10は、メインロータ11、テイルロータ12、エンジン13、メイントランスミッション14、及びテールトランスミッション15を備えており、エンジン13からの動力がメイントランスミッション14を介してメインロータ11に伝達され、さらにテールドライブシャフト19及びテールトランスミッション15を介してテイルロータ12に伝達される。
メイントランスミッション14からの動力はメインロータシャフト16を介してメインロータ11に伝達される。メインロータシャフト16の一端はトランスミッション14と接続され、他端はハブ17と接続される。このハブ17には、メインロータ11が有する複数のブレード(回転翼)18が接続されている。なお、以下の説明では便宜上、メインロータシャフト16がトランスミッション14と接続されている側を下側とし、ハブ17と接続されている側を上側とする。
図2は、メインロータ11の一部を示す斜視図であり、ハブ17とこれに接続された1枚のブレード18とを示している。図3は、図2に示すハブ17とブレード18との接続部であるブレード取付け部を拡大して示す斜視図である。図4は、図2に示すメインロータ11の一部をその内部構造が明らかになるように示した平面図である。また、図5は、図4中のV−V線での断面図である。なお、各図において、ブレード18の進行方向を前側とし、その反対側を後側とする。
図4に示すように、メインロータ11はハブ17及びブレード18を備えている。このうちハブ17は、メインロータシャフト16の上端部に接続されてメインロータシャフト16と共に回転するハブ本体20と、このハブ本体20に対してブレード18の基端部を接続するハブアーム部(本図の例ではテンションリンク)21とを有している。
テンションリンク21は長尺形状を成しており、その長手方向がメインロータシャフト16を中心とする径方向に一致するよう配設されている。テンションリンク21の両端部のうち、メインロータシャフト16に近い方の基端部は、ハブ本体20に対してエラストメリックベアリング等の、ブレード18の3軸回りの各運動(フラッピング運動,リードラグ運動,フェザリング運動)を可能とする接続部材22を介して接続されている。
図5に示すように、メインロータ11にはピッチ変更機構30が設けられている(図2〜図4も参照)。ピッチ変更機構30は、ハブ本体20の下方にてメインロータシャフト16に対して同軸状に配置された円板状のスワッシュプレート31と、テンションリンク21の長手方向の中央付近から、長手方向に略直交する水平方向(図5では、前方)へ延設されたピッチアーム32と、該ピッチアーム32の先端部から下方へ延設されてその下端にてスワッシュプレート31に連結されたピッチリンク33と、を有している。
従って、スワッシュプレート31の上下の動き及び傾きが、ピッチリンク33及びピッチアーム32を介してテンションリンク21に伝達され、該テンションリンク21に接続されたブレード18のピッチが変更される。なお、図5に示すようにテンションリンク21は、短冊状を成して上下に間隔を空けて設けられた上部材21aと下部材21bとを有している。そして、上記ピッチアーム32の基端部は、これら上部材21aと下部材21bとによって上下から挟持されるようにして支持されている。
図4に示すように、テンションリンク21には、ブレード18のリードラグ運動に減衰を与えるリードラグダンパ35も取り付けられている。リードラグダンパ35は、例えば油圧ダンパから成り、その基端部はハブ本体20においてテンションリンク21の取付位置の後側近傍に接続され、先端部はテンションリンク21に接続されている。
テンションリンク21の先端部には、ブレード18の骨格部材を成す長軸状のスパー23の基端部が接続されている。また、ブレード18は、このスパー23が内挿されると共に長手方向に直交する断面が所定の翼型コンター形状を成すスキン24を有している。これらスパー23とスキン24とは、互いの先端部(メインロータシャフト16から遠い方の端部)23a,24a同士で接続され、且つ、この先端部23a,24a以外ではスパー23に対してスキン24は固定的には接続されていない。従って、スキン24は、その先端部24a以外では、スパー23の軸心A回りに回動自在となっている。換言すれば、スキン24の先端部24a以外の部分は、軸心A回りへの捩り方向の変位が、スパー23によって直接的には拘束されない構成となっている。
図6は、ブレード18の先端部の断面図であり、具体的には図4中のVI−VI線での断面図である。
図6に示すように、ブレード18の先端部では、スキン24に対してスパー23は隙間なく内挿されて固定されている。詳述すると、スキン24はブレード18の外皮を成し、例えば繊維強化複合材等で形成されている。そして、その断面はブレード18の長手方向の位置に応じた所定のコンター形状を有し、図6に示すブレード18の先端位置では、前後寸法が上下寸法より大きい平坦な翼型形状となっている。このスキン24内の前部空間241にはスパー23が内挿され、後部空間242には発泡プラスチックコア又はハニカムコア等の軽量且つ高強度の充填材50が収容されている。
そして、図6に示す箇所でのスパー23の外面は、スキン24の前部空間241の内面形状とほぼ整合する形状となっており、且つ、スパー23とスキン24とは接着剤やファスナ等の締結手段によって固定的に接続されている。このように、ブレード18の先端部では、スパー23とスキン24とは一体化されている。なお、スキン24内の前部空間241と後部空間242との間には、両空間を仕切る隔壁243が設けられている。
図7は、ブレード18の途中部分の断面図であり、具体的には図4中のVII−VII線での断面図である。
図7に示すように、ブレード18の途中部分では、スキン24に対してスパー23は隙間を有して内挿されている。詳述すると、スキン24の後部空間242には、ブレード18の先端部(図6参照)と同様に、充填材50が収容されている。一方、スキン24の前部空間241を通るスパー23は、前部空間241よりも小さい断面寸法となっており、前部空間241の内面全てに対して離隔する位置に通されている。
また、図7に示す例の場合、スパー23は前後寸法が上下寸法よりも大きい楕円形の断面形状を成している。そして、図8に示すように、スパー23に対してスキン24が相対的に上下方向へ回動した場合であっても、所定の回動角度θ(軸心Aを中心とする角度)の範囲内では、スパー23はスキン24の内面と接触しないよう、スパー23の断面形状及び断面寸法が規定されている。
図9は、ブレード18の基端部の断面図であり、具体的には図4中のIX−IX線での断面図である。
図9に示すように、ブレード18の基端部では、スキン24に対してスパー23は隙間を有して内挿されている。しかし、スキン24は、スパー23に対してベアリング51を介して支持されている。詳述すると、ブレード18の基端部において、スパー23はほぼ円形又は楕円形の断面形状を成し、スキン24は前後寸法が上下寸法より大きい楕円形の断面形状を成している。そして、スキン24は、上述したブレード18の先端部や途中部分とは異なり、内部が前部空間241と後部空間242とに仕切られておらず、単一の内部空間244が形成されている。この内部空間244において、スキン24の内面の何れにも接触しない位置に、スパー23は配置されている。
このように、離隔して位置するスパー23とスキン24との間に、円環状のベアリング51が介在している。ベアリング51は、例えば玉軸受、コロ軸受、あるいは、すべり軸受等の公知のベアリングを使用でき、互いに相対的に回転自在の内輪52と外輪53とを有する。このうち内輪52はスパー23に(必要であれば所定の支持部材を介して)外嵌して支持され、外輪53はスキン24の内部空間244に位置してスキン24の内面に所定の支持部材を介して支持されている。従って、スパー23に対してスキン24は、ベアリング51の回転軸(軸心Aと一致)を中心にして、回転中心が位置ズレしないようにして回動自在になっている。なお、図4に示す例では、このようなベアリング51は、軸心A方向に離れてブレード18の基端部に2か所設けられているが、設計に応じて何か所設けてもよい。
一方、ブレード18には捩り付与機構40が設けられている。この捩り付与機構40は、スキン24の基端部24bとテンションリンク21とを接続するようにして設けられており、これにより、ブレード18(より具体的には、スキン24)の先端部に対して基端部を軸心A回りへ捩らせることができる。
より詳しく説明すると、捩り付与機構40は、ロータリアクチュエータ(アクチュエータ)41と、捩りアーム(アーム)42とを有している。ロータリアクチュエータ41は、テンションリンク21に設けられ、図4及び図5に示す例の場合、上部材21aと下部材21bとの間にてピッチアーム32の基端部(ここでは、リードラグダンパ35とテンションリンク21との接続箇所よりもハブ本体20に近い位置)に支持されている。ロータリアクチュエータ41は例えば電動モータであって、その出力軸が軸心Aと一致するように配置されると共に、該出力軸は軸心Aに沿って外方(メインロータシャフト16から離れる方向)へ向けられている。
捩りアーム42は、その基端部がロータリアクチュエータ41の出力軸に接続されて前方へ延設され、先端部はスキン24の基端部24bの前縁部24cに接続されている。従って、図示しない制御部からの信号によりロータリアクチュエータ41が駆動すると、出力軸が回動し、捩りアーム42は出力軸回りに回動して、スキン24の基端部24bに捩り力を付与する。なお、捩り付与機構40の他の形態として、捩りアーム42をテンションリンク21から後方へ延設してスキン24の基端部24bの後縁部と接続してもよい。あるいは、捩りアーム42をテンションリンク21から前方及び後方の夫々に延設し、スキン24の基端部24bの前縁部24c及び後縁部の夫々と接続することとしてもよい。この際、捩りアーム42及びリードラグダンパ35のレイアウトが競合しないよう、リードラグダンパ35とテンションリンク21との接続位置を適宜変更してもよい。
このような構成により、本開示に係るヘリコプタ10のメインロータ11は、ロータリアクチュエータ41へ駆動信号を与えると、任意のタイミングで、ブレード18(スキン24)の基端部24bを先端部24aに対して軸心A回りに所望の角度だけ捩らせることができる。
なお、捩り付与機構40の別の形態として、図10に捩り付与機構40Aを示す。この捩り付与機構40Aは、テンションリンク21に取付けられたロータリアクチュエータ41の替わりに、テンションリンク21以外に設けられたリニアアクチュエータ61の駆動によって、スキン24の基端部24bに捩り力を付与する構成となっている。
より詳しく説明すると、図10に示す捩り付与機構40Aは、メインロータシャフト16と共に回転する所定の部材に立設された、上下方向に伸縮可能なリニアアクチュエータ61をテンションリンク21の後方近傍に有している。このリニアアクチュエータ61の上端部には、棒状のリンク部材(アーム)62の後端部が回転自在に接続され、該リンク部材62の前端部には、スキン24の基端部24bの前縁部24cが回転自在に接続されている。この際、リニアアクチュエータ61の下端部は、基端部24bに捩り力を付与できれば、どこに固定されていてもよく、例えばテンションリンク21に取付フィッティング63を介して固定されていてもよい。その一例として、図10では、リニアアクチュエータ61を、取付フィッティング63を介してテンションリンク21の下部材21bに固定した構成を示している。また、このリンク部材62は、テンションリンク21における上部材21aと下部材21bとの間を前後方向に貫通するようにして配設されており、リンク部材62の長手方向の途中部分がテンションリンク21により枢支されている。
従って、リニアアクチュエータ61が伸縮駆動すると、リンク部材62はテンションリンク21による枢支箇所を支点にしてテコのように動作する。その結果、スキン24の基端部24bに捩り力が付与される。なお、図10の例の場合、リンク部材62はリードラグダンパ35とハブ本体20との間のスペースに配置され、メインロータ11のハブ17近傍の構造の小型化に貢献している。
なお、捩り付与機構40Aの配置を前後反対にしてもよい。つまり、リニアアクチュエータ61をテンションリンク21の前方近傍に配置し、その上端部をリンク部材62の前端部に接続し、リンク部材62の後端部をスキン24の基端部24bの後縁部と接続してもよい。
また、捩り付与機構40のさらに別の形態として、図11に捩り付与機構40Bを示す。この捩り付与機構40Bは、テンションリンク21に取付けられたロータリアクチュエータ41の替わりに、ブレード18にピッチ変更を付与するスワッシュプレート31とは別に設けた第二のスワッシュプレート71とリンク部材72(アーム:第1リンク部材72a及び第2リンク部材72b)の駆動によって、スキン24の基端部24bに捩り力を付与する構成となっている。
より詳しく説明すると、図11に示す捩り付与機構40Bは、上述したスワッシュプレート31とは別に(と共に)、第二のスワッシュプレート71(図11ではスワッシュプレート31の図示を省略)を備えている。この第二のスワッシュプレート71は、スワッシュプレート31と同様に上下動及び傾きが制御可能であって、周縁部には上下方向に延びる第1リンク部材72aの下端部が回転自在に接続されている。第1リンク部材72aはテンションリンク21の後方近傍に配置され、その上端部には、前後方向へ延びる第2リンク部材72bの後端部が回転自在に接続され、第2リンク部材72bの前端部はスキン24の基端部24bの前縁部24cが回転自在に接続されている。更に、第2リンク部材72bは、テンションリンク21における上部材21aと下部材21bとの間を前後方向に貫通するようにして配設されており、第2リンク部材72bの長手方向の途中部分がテンションリンク21により枢支されている。
従って、第二のスワッシュプレート71が変位すると、その変位に応じて、第2リンク部材72bはテンションリンク21による枢支箇所を支点にしてテコのように動作する。その結果、スキン24の基端部24bに捩り力が付与される。なお、図11の例の場合も、リンク部材72はリードラグダンパ35とハブ本体20との間のスペースに配置され、メインロータ11のハブ17近傍の構造の小型化に貢献している。
なお、捩り付与機構40Bの配置を前後反対にしてもよい。つまり、第1リンク部材72aをテンションリンク21の前方近傍に配置し、その上端部に、前後方向に延びる第2リンク部材72bの前端部を回転自在に接続し、第2リンク部材72bの後端部にはスキン24の基端部24bの後縁部を回転自在に接続することとしてもよい。
また、スパー23とスキン24とは、互いの先端部同士が直接的に接続されているだけであるが、互いの基端部ではスキン24はスパー23に対してベアリング51を介して回動自在に支持されている。従って、ロータリアクチュエータ41が駆動した場合、あるいは、メインロータ11の回転によりスキン24が空気力を受けた場合に、スキン24に予期せぬ変位が生じるのを防止することができる。
ところで、図4に示すように、平面視したときのスパー23とスキン24の内部空間244との離隔寸法は、基端部に近い部分の方が先端部に近い部分よりも大きくなっている。これにより、捩り付与機構40(40A,40B)が駆動した場合、スキン24は基端部24bに近い部分ほど大きく回転変位するが、それでもスキン24とスパー23との接触を回避することができる。
なお、図4に示す例のブレード18の場合、長手方向の所定位置(図4ではVII−VII線付近)から先端側で、断面形状が翼形を成すように構成されている。そして、スキン24において基端部24bからこのVII−VII線付近までは、スパー23の前後寸法は先端側へ向かうほど徐々に小さくなっており、同様に、スキン24の内部空間244の前後寸法も先端側へ向かうほど徐々に小さくなるように設計されている。一方、このVII−VII線付近より更に先端側では、スパー23の前後寸法及び上下寸法が徐々に大きくなり、スキン24の内部空間244に対してその隙間が徐々に小さくなっている。
このようにブレード18の翼型区間(図4のブレード18の場合、VII−VII線より先端側の区間)を構成することにより、スキン24が所定の捩り変位(先端部に向かうほど小さくなる)を取った時にもその内部においてスパー23と干渉しないような隙間分だけを確保しつつ、スパー23の前後寸法及び上下寸法を徐々に大きくすることができる。これにより、スパー23の閉断面(図7の例の場合、楕円断面)の面積をより大きくでき、スパー23の捩り剛性を先端側へ向かうに従って徐々に大きくすることができる。
このように、本開示に係るスパー23は、その断面積を、スキン24の内部空間(図7に示す前部空間241)においてスキン24の捩り変位を考慮して可能な限り大きくしている。これにより、スパー23はスキン24の捩りによる反力をより高い剛性で支持することができ、可変捩り角機構を備える回転翼航空機を実現するにあたり、該回転翼機構が有するブレード機能にとって好ましくないスパー23の捩り変形を最小に抑えることができる。
本発明は、ブレードの捩り角を変更することができる回転翼航空機に適用することができる。
10 ヘリコプタ
11 メインロータ
16 メインロータシャフト(ロータ軸)
17 ハブ
18 ブレード(回転翼)
20 ハブ本体
21 ハブアーム部(テンションリンク)
23 スパー
24 スキン
30 ピッチ変更機構
31 スワッシュプレート
32 ピッチアーム
33 ピッチリンク
40 捩り付与機構
40A 捩り付与機構
40B 捩り付与機構
41 ロータリアクチュエータ(アクチュエータ)
42 捩りアーム(アーム)
51 ベアリング
61 リニアアクチュエータ
62 リンク部材(アーム)
63 取付フィッティング
71 第二のスワッシュプレート
72 リンク部材(アーム)
A 軸心

Claims (9)

  1. 回転するロータ軸と、該ロータ軸を中心に旋回する複数のブレードと、前記ブレードを前記ロータ軸に対して連結するハブと、前記ブレードの先端部に対して基端部を前記ブレードの軸心回りへ捩らせる捩り付与機構と、を備え、
    前記ブレードは、長軸状の骨格部材から成り基端部が前記ハブに接続されるスパーと、該スパーが内挿されて互いの先端部同士で接続され、前記先端部以外では前記スパーに対して該スパーの軸心回りに回動自在のスキンと、を有し、
    前記ハブは、前記ロータ軸に取り付けられるハブ本体と、前記スパーを前記ハブ本体に接続するハブアーム部と、を有する、
    回転翼航空機。
  2. 前記ブレードのピッチを変更するピッチ変更機構を更に備え、
    前記ピッチ変更機構は、スワッシュプレートと、該スワッシュプレートに一端が接続されて前記ハブアーム部に他端が接続されたピッチリンクと、を有している、
    請求項1に記載の回転翼航空機。
  3. 前記捩り付与機構は、前記ハブアーム部に設けられて前記スキンの基端部に対し前記スパーの軸心回りへの回動力を付与するアクチュエータを有する、
    請求項1または2に記載の回転翼航空機。
  4. 前記捩り付与機構は、前記ハブアーム部以外の箇所に設けられて前記スキンの基端部に対し前記スパーの軸心回りへの回動力を付与するアクチュエータを有する、
    請求項1または2に記載の回転翼航空機。
  5. 前記捩り付与機構は、前記スキンの基端部に対し前記スパーの軸心回りへの回動力を付与する第二のスワッシュプレートを有する、
    請求項1または2に記載の回転翼航空機。
  6. さらに、前記捩り付与機構は、前記スキンの基端部の前縁部又は後縁部と前記アクチュエータとを接続するアームを有する、
    請求項3または4に記載の回転翼航空機。
  7. 前記捩り付与機構は、前記スキンの基端部の前縁部又は後縁部と前記第二のスワッシュプレートとを接続するアームを有する、
    請求項5に記載の回転翼航空機。
  8. 前記スパーは、その長手方向の少なくとも一部の区間で前後方向の寸法が上下方向の寸法よりも大きい平坦な断面形状を成し、
    前記スキンは、前記先端部以外の少なくとも一部にて、ベアリングを介して前記スパーに回動自在に支持されている、
    請求項1〜7の何れかに記載の回転翼航空機。
  9. 前記スパーは、その長手方向の所定の位置から先端部に向かって、徐々に前後方向の寸法と上下方向の寸法のいずれか、又は両方が大きくなる断面形状を成している、
    請求項1〜8の何れかに記載の回転翼航空機。
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