JPWO2019102724A1 - 通信装置、プログラム及び通信方法 - Google Patents

通信装置、プログラム及び通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019102724A1
JPWO2019102724A1 JP2019556123A JP2019556123A JPWO2019102724A1 JP WO2019102724 A1 JPWO2019102724 A1 JP WO2019102724A1 JP 2019556123 A JP2019556123 A JP 2019556123A JP 2019556123 A JP2019556123 A JP 2019556123A JP WO2019102724 A1 JPWO2019102724 A1 JP WO2019102724A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
communication
communication device
data
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019556123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7160049B2 (ja
Inventor
龍一 平田
龍一 平田
裕一 森岡
裕一 森岡
浩介 相尾
浩介 相尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JPWO2019102724A1 publication Critical patent/JPWO2019102724A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7160049B2 publication Critical patent/JP7160049B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access, e.g. scheduled or random access
    • H04W74/08Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access]
    • H04W74/0808Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access] using carrier sensing, e.g. as in CSMA
    • H04W74/0816Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access] using carrier sensing, e.g. as in CSMA carrier sensing with collision avoidance
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • H04W28/18Negotiating wireless communication parameters
    • H04W28/20Negotiating bandwidth
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0453Resources in frequency domain, e.g. a carrier in FDMA
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/15Setup of multiple wireless link connections
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】無線通信をより効率的に行うことが可能な通信装置を提供する。【解決手段】第1のチャネルを用いて、他の通信装置とIEEE802.11の規格に基づくフレーム交換を行う第1の通信部と、前記第1のチャネルとは異なる周波数帯である第2のチャネルを用いて、前記他の通信装置とデータフレームの通信を行う第2の通信部と、前記フレーム交換の結果に基づき、前記データフレームの通信を制御する制御部と、を備える、通信装置。【選択図】図2

Description

本開示は、通信装置、プログラム及び通信方法に関する。
IEEE802.11規格では、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)により多数の端末のアクセス制御が行われている。アクセス制御はRTS/CTSフレーム交換等により行われ、アクセス制御の際には、RTS/CTSフレーム交換にかかる時間、及びデータ送信前の待ち時間等が生じる。アクセス制御にかかる時間は、通信時間の大部分を占めることもあり、通信において大きなオーバーヘッドとなり得る。また、アクセス制御に用いられるフレームは、データフレームよりも狭い帯域で送信されるため、制御フレームの送信により周波数利用効率は低下する。そこで、データを送信するチャネルとは異なるチャネルも用いる技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、データ送信用のチャネルと、データ送信用とは異なるチャネルをトーンチャネルとして用いる方法が開示されている。特許文献1の方法では、トーンチャネルは、装置間で応答を確認する信号を送受信し合うことで、データチャネルの利用状況を確認する。各端末は、このトーンチャネルをキャリアセンスすることで、データチャネルが利用可能かを判断することができる。
特開2006−246142号公報
しかし、特許文献1に記載のデータの送信権の獲得等のアクセス制御は、データチャネルでの通常のバックオフ制御、及びRTS/CTSフレーム交換により行われているため、アクセス制御の際に生じるオーバーヘッドは削減されていない。
そこで、本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、無線通信をより効率的に行うことが可能な、新規かつ改良された通信装置、プログラム、及び通信方法を提供する。
本開示によれば、第1のチャネルを用いて、他の通信装置とIEEE802.11の規格に基づくフレーム交換を行う第1の通信部と、前記第1のチャネルとは異なる周波数帯である第2のチャネルを用いて、前記他の通信装置とデータフレームの通信を行う第2の通信部と、前記フレーム交換の結果に基づき、前記データフレームの通信を制御する制御部と、を備える、通信装置が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、第1のチャネルを用いて、他の通信装置とIEEE802.11の規格に基づくフレーム交換を行う第1の通信部と、前記第1のチャネルとは異なる周波数帯である第2のチャネルを用いて、前記他の通信装置とデータフレームの通信を行う第2の通信部と、前記フレーム交換の結果に基づき、前記データフレームの通信を制御する制御部と、として機能させるための、プログラムが提供される。
また、本開示によれば、第1のチャネルを用いて、他の通信装置とIEEE802.11の規格に基づくフレーム交換を行うことと、前記第1のチャネルとは異なる周波数帯である第2のチャネルを用いて、前記他の通信装置とデータフレームの通信を行うことと、前記フレーム交換の結果に基づき、前記データフレームの通信を制御することと、を含む、プロセッサにより実行される、通信方法が提供される。
以上説明したように本開示によれば、無線通信をより効率的に行うことが可能である。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 同実施形態に係る通信装置の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る制御部の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係るRTSフレームのフォーマットの例を示す図である。 同実施形態に係るCTSフレームのフォーマットの例を示す図である。 同実施形態に係る通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る送信側の通信装置の動作例を示すフローチャートである。 同実施形態に係る受信側の通信装置の動作例を示すフローチャートである。 同実施形態に係る変形例における通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る変形例における送信側の通信装置の動作例を示すフローチャートである。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 無線アクセスポイントの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.通信システムの概要
2.本開示の実施形態
2−1.機能概要
2−2.機能構成例
2−3.通信される情報
2−4.動作例
3.変形例
4.応用例
5.まとめ
<1.通信システムの概要>
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係る通信システムの構成について説明する。図1に示すように、本開示に係る通信システムは、無線LANシステム(例えば、IEEE802.11に準拠する無線LANシステム)であり、通信装置の基地局であるAP(Access Point)100と、子機であるSTA(Station)200から構成される。図1では、AP100Aの子機はSTA200Aであり、AP100Bの子機はSTA200Bである。
AP100Aは、無線LANシステムにおいて基地局として機能する通信装置である。例えば、AP100Aは、外部ネットワークと接続されることで、STA200Aに当該外部ネットワークとの間の通信を提供する。例えば、AP100Aは、インターネットと接続され、STA200Aとインターネット上の装置またはインターネットを介して接続される装置との通信を提供する。AP100Aの通信方式、種類、形状等は特に限定されない。なお、AP100Bは、上述したAP100Aの機能と同一の機能を有しており、重複した説明を避けるため、その説明を省略する。
STA200Aは、無線LANシステムにおいて子機として機能し、AP100Aと通信を行う通信装置である。例えば、STA200Aは、表示機能を有するディスプレイ、記憶機能を有するメモリ、入力機能を有するキーボードおよびマウス、音出力機能を有するスピーカ、高度な計算処理を実行する機能を有するスマートフォン等の任意の装置であってもよい。STA200のA通信方式、種類、形状等は特に限定されない。なお、STA200Bは、上述したSTA200Bの機能と同一の機能を有しており、重複した説明を避けるため、その説明を省略する。
なお、以下では、本開示の実施形態の具体的な説明にあたり、例えば、AP100AとSTA200A間でのデータの送受信処理と、AP100BとSTA200B間でのデータの送受信処理の関係性について説明する。
<2.本開示の実施形態>
[2−1.機能概要]
本開示の実施形態では、通信装置が他の通信装置へデータを送信する際に、IEEE802.11の規格に基づくフレーム交換を行い、その結果に基づきデータ(データフレーム)を送信するか否かを判定する。具体的には、AP100は、STA200へデータフレームを送信する際に、STA200とRTS/CTSフレーム交換を行い、データフレームの送信権の獲得を試みる。AP100は、RTS/CTSフレーム交換によりデータフレームの送信権を獲得できたか否かに基づき、STA200へデータフレームを送信するか否かを判定する。
ここで、RTS/CTSフレーム交換とは、通信装置間でRTS(Request to Send:送信要求)フレームとCTS(Clear to Send:送信許可)フレームの交換を行うことである。RTS/CTSフレーム交換により、通信装置が互いの存在を確認することができ、適切にデータフレームの送受信を行うことができる。特に、RTS/CTSフレーム交換は、隠れ端末問題対策として用いられている。なお、RTSフレームは、送信要求情報を含むフレーム(第1のフレーム)であり、CTSフレームは、送信許可情報を含むフレーム(第2のフレーム)である。
また、本開示の実施形態では、通信装置は、フレーム交換、及びデータの送信を行う際に、それぞれ異なる周波数帯であるチャネルを用いて行う。例えば、AP100は、RTS/CTSフレーム交換の際には、周波数帯が5GHzであるチャネル(第1のチャネル)を制御チャネルとして用いる。また、AP100は、データフレームの送信を行う際には、周波数帯が6GHzであるチャネル(第2のチャネル)をデータチャネルとして用いる。
なお、第1のチャネルと第2のチャネルの用途は特に限定されない。例えば、AP100は、周波数帯が5GHzである第1のチャネルをデータチャネルとして用い、周波数帯が6GHzである第2のチャネルを制御チャネルとして用いてもよい。
また、本開示の実施形態では、周波数帯が5GHzである制御チャネルの帯域は狭帯域(例えば20MHz)であり、通信装置が制御情報のやり取りを行うチャネルとしての役割を有する。また、周波数帯が6GHzであるデータチャネルの帯域は広帯域(例えば160MHz)であり、通信装置がデータフレームのやり取りを行うチャネルとしての役割を有する。ただし、上述の各チャネルの役割は、周波数帯の利用効率を考慮した上での設定であり、リソースの利用状況によっては、各チャネルの役割は限定されない。例えば、制御チャネルの利用状況が混雑している場合、通信装置は、データチャネルにて制御情報のやり取りを行ってもよい。なお、各チャネルの帯域は特に限定されず、各チャネルは任意の帯域を用いてもよい。
以上、本開示の実施形態に係る通信装置の機能概要ついて説明した。続いて、本開示の実施形態に係る通信装置の機能構成例について説明する。
[2−2.機能構成例]
以下では、図2を参照しながら、本実施の形態に係る通信装置の機能構成例について説明する。図2は、通信装置の機能構成例を示すブロック図である。なお、以下では、通信装置はAP100、及びSTA200の両方、またはいずれか一方のことを指す。また、それぞれ同様の機能構成を備え得るため、以下ではAP100の機能構成についてのみを説明し、STA200の機能構成についての説明は省略する。また、これはあくまで一例であるため、AP100およびSTA200は、それぞれ異なる機能構成を備えていてもよい。例えば、AP100は、複数のSTA200を制御する機能を別途備えていてもよい。
図2に示すように、AP100は、通信部110、アンテナ111、データ処理部130、制御部140、記憶部150、及び電源部160を備える。
(1)通信部110
通信部110は、送信部、及び受信部として機能し、他の通信装置へRTSフレーム、CTSフレーム、及びデータフレームを送受信する機能を有する。本開示の実施形態に係る通信部110は、アンプ部112、無線インタフェース部114、信号処理部116、チャネル推定部118、及び変復調部120を備える。通信部110は、アンプ部112、及び無線インタフェース部114を一組としたとき、二組以上の組が備えられてもよい(図中では、2以上の組が備えられる場合を一例として示している)。また、アンプ部112は、無線インタフェース部114にその機能が内包されてもよい。
なお、本開示の実施形態では、AP100は、アンテナ111と通信部110のアンプ部112、及び無線インタフェース部114からなる構成を少なくとも2組有する。また、例えば、アンテナ111、アンプ部112、及び無線インタフェース部114の一組を制御チャネルで使用する組(第1の通信部)とし、もう一方の一組をデータチャネルで使用する組(第2の通信部)とする。第1の通信部は、通信装置が他の通信装置とRTS/CTSフレーム交換を行う際に、各通信装置がRTSフレームとCTSフレームを送受信するために使用される。また、第2の通信部は、通信装置が他の通信装置とデータフレームの送受信を行う際に、各通信装置がデータフレームを送受信するために使用される。
また、通信部110は、制御チャネルで使用する第1の通信部と、データチャネルで使用する第2の通信部の両通信部を常に稼働していなくてもよく、通信部110が行う処理に応じて、第1の通信部と第2の通信部のいずれか一方のみを稼働してもよい。例えば、通信部110は、RTS/CTSフレーム交換の処理を行う際は第1の通信部のみを稼働し、データフレームの送受信処理を行う際は第2の通信部のみを稼働してもよい。また、例えば、データフレーム送信側の通信装置の通信部110は、第1の通信部だけを常に稼働しておき、データフレーム受信側の通信装置からCTSフレームを受信した際に第2の通信部を稼働してもよい。同様に、データフレーム受信側の通信装置の通信部110も、第1の通信部だけを常に稼働しておき、データフレーム送信側の通信装置へCTSフレームを送信した際に第2の通信部を稼働してもよい。上述のように、通信装置は、第1の通信部、及び第2の通信部の稼働を制御することで、通信装置は消費電力を削減することが可能である。
(アンプ部112)
アンプ部112は、信号の増幅処理を行う。より具体的に説明すると、アンプ部112は、受信時においては、アンテナ111から入力された受信信号を所定の電力まで増幅し、後述する無線インタフェース部114に出力する。また、送信時においては、アンプ部112は、無線インタフェース部114から入力された送信信号を所定の電力まで増幅しアンテナ111へ送出する。なお、これらの機能は、無線インタフェース部114によって実現されてもよい。
(無線インタフェース部114)
無線インタフェース部114は、受信時においては、アンプ部112から提供されたアナログ信号である受信信号に対してダウンコンバートを行うことでベースバンド信号を取得し、当該ベースバンド信号に対してフィルタリング、デジタル信号への変換等の各種処理を行うことで受信シンボルストリームを生成し、後述する信号処理部116へ出力する。また、送信時においては、無線インタフェース部114は、信号処理部116からの入力をアナログ信号へ変換し、フィルタリングおよび搬送波周波数帯へのアップコンバートを行い、アンプ部112へ送出する。
(信号処理部116)
信号処理部116は、受信時においては、無線インタフェース部114から提供される受信シンボルストリームに対して空間処理を行うことで受信シンボルストリーム毎に独立したデータシンボルストリームを取得し、後述する変復調部120へ提供する。また、送信時においては、信号処理部116は、変復調部120から入力されたデータシンボルストリームに対して空間処理を行い、得られた一つ以上の送信シンボルストリームを各無線インタフェース部114へ提供する。
(チャネル推定部118)
チャネル推定部118は、各無線インタフェース部114から提供される受信信号のうち、プリアンブル部分およびトレーニング信号部分から伝搬路の複素チャネル利得情報を算出する。算出された複素チャネル利得情報は変復調部120での復調処理および信号処理部116での空間処理に利用される。
(変復調部120)
変復調部120は、受信時においては、信号処理部116から提供されたデータシンボルストリームに対して復調、デインターリーブおよびデコードを行うことで受信データを取得し、当該受信データをデータ処理部130へ提供する。また、送信時においては、変復調部120は、データ処理部130から提供されたフレームに対して、後述する制御部140によって設定されたコーディングおよび変調方式に基づいて、エンコード、インターリーブおよび変調を行うことでデータシンボルストリームを生成し、当該ストリームを信号処理部116へ提供する。
(2)アンテナ111
アンテナ111は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、他の通信装置からの受信信号をアンプ部112へ出力する機能、及びアンプ部112から入力された送信信号を他の通信装置へ送信する機能を有する。
(3)データ処理部130
データ処理部130は、受信時においては、変復調部120から提供された受信データに対して、メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)のためのMACヘッダの解析、フレーム中の誤り検出等の処理を行う機能を有する。また、送信時においては、データ処理部130は、送信用のパケット(データ)を生成し、当該パケットにMACヘッダの付加および誤り検出符号の付加等の処理を行うことで送信用のフレームを生成し、当該フレームを変復調部120へ提供する。
また、データ処理部130は、受信データの内、制御部140における判定処理、及び送信制御処理に必要な情報を制御部140へ提供する。また、データ処理部130は、RTSフレーム、及びCTSフレームに記載されたデータに関する情報を記憶部150へも提供する。
(4)制御部140
制御部140は、上記の各構成の制御を行う機能を有し、上記の各構成要素間における情報の受け渡し、及びパラメータの設定、処理のスケジューリング等の処理を行う。例えば、制御部140は、変復調部120、及び信号処理部116におけるパラメータ設定、及びデータ処理部130におけるパケットのスケジューリングを行う。また、例えば、制御部140は、無線インタフェース部114、及びアンプ部112におけるパラメータ設定、及び送信電力制御を行う。
また、本開示において、制御部140は、データの通信を制御するための判定処理を行い、判定処理の結果に基づき、データフレームの送受信処理を行うか否かを制御する。
上述の機能を実現するために、本開示の実施形態に係る制御部140は、図3に示すように、判定部142、及び送信制御部144を備える。
(判定部142)
判定部142は、データの通信を制御するための判定処理を行う機能を有する。具体的に、判定部142は、通信部110が制御チャネルで他の通信装置とRTS/CTSフレーム交換をした結果に基づき、通信部110にデータチャネルで他の通信装置へデータフレームを送信させるか否かを判定する。
例えば、AP100は、通信部110から制御チャネルでRTSフレームをSTA200へ送信する。判定部142は、所定の時間(例えばSIFS時間)が経過するまでにSTA200からCTSフレームを受信したか否かを確認する。SIFS時間が経過するまでに通信部110がCTSフレームを受信した場合、判定部142は、STA200へデータの送信が可能と判定し、判定の結果を送信制御部144へ提供する。
ここで、SIFS(Short Inter Frame Space)時間とは、フレーム送信間隔における最短の待ち時間のことである。なお、所定の時間はSIFSに限定されず、任意の時間が設定されてもよい。
なお、SIFS時間が経過するまでに通信部110がCTSフレームを受信しなかった場合、判定部142は、STA200へデータフレームの送信が不可能と判定し、判定結果を送信制御部144へ提供する。また、判定部142は、STA200へデータフレームの送信が可能との判定結果を得られるまで、通信部110にRTSフレームの送信処理を行わせ、その都度判定処理を繰り返す。
上述の例では、AP100とSTA200がRTS/CTSフレームの交換に成功した場合、AP100がデータフレームの送信を開始する例を説明したが、AP100がデータフレームの送信を開始するための判定条件は上述の例に限定されない。例えば、AP100は、RTSフレームを送信してからSIFS時間が経過するまでにCTSフレームを受信しなかった場合でも、データフレームの送信を開始してもよい。また、STA200は、AP100からRTSフレームを受信していなくても、データフレームの送信開始時間を記載したCTSフレームをAP100へ送信し、データフレームの送信開始時間を指定してもよい。また、STA200がデータフレームの送信開始時間の指定に用いるフレームは、RTS/CTSフレームに限定されず、STA200は、Triggerフレーム等でデータフレームの送信開始時間を指定してもよい。
(送信制御部144)
送信制御部144は、データの通信を制御する機能を有する。具体的に、送信制御部144は、RTSフレーム、CTSフレーム、及びデータフレームのそれぞれを、どのチャネルで送信するかを制御する機能を有する。例えば、本開示の実施形態において、送信制御部144は、通信部110に制御チャネルでRTSフレームとCTSフレームを送信させ、データチャネルでデータフレームを送信させる。
また、送信制御部144は、判定部142の判定結果に基づき、データフレームを通信部110に送信させるか否かを制御する機能も有する。例えば、送信制御部144は、データフレームを送信させる旨の判定結果を得た場合、通信部110にデータチャネルでデータフレームを送信させる。
(5)記憶部150
記憶部150は、データ処理部130が取得したデータに関する情報を記憶する機能を有する。また、制御部140の処理にてデータに関する情報が必要な場合、記憶部150は、データ処理部を介して制御部140へ情報を提供する。
(6)電源部160
電源部160は、バッテリー電源、または固定電源で構成され、通信装置に対して電力を供給する機能を有する。
[2−3.通信される情報]
続いて、図4、及び図5を参照しながら、AP100およびSTA200によって通信される情報の一例について説明する。
本開示の実施形態において、通信装置間で通信される情報は、RTSフレーム、CTSフレーム、及びデータフレームである。RTSフレームは、例えば、AP100が制御チャネルでSTA200へ送信する情報である。CTSフレームは、STA200が制御チャネルでAP100へ送信する情報である。データフレームは、AP100がデータチャネルでSTA200へ送信する情報である。以下では、各フレームの構成について具体的に説明する。
(1)RTSフレーム
図4を参照しながら、RTSフレームのフォーマットの一例について説明する。通常のRTSフレームの構成は、図4に示すフィールドの内、例えば、「Frame Control」、「Duration」、「RA」、「TA」、及び「FCS」フィールドを有する構成である。
また、本開示の実施形態のRTSフレームは、通常はデータフレームに記載されるデータに関する付加情報のフィールドを有する。付加情報は、例えば、「Format of Data」、「BSS Color of Data」、「Spatial Reuse of Data」、「Bandwidth of Data」、及び「Duration of Data」フィールドである。なお、当該フレームのフォーマットはあくまで一例である。以下では、RTSフレームの各フィールドについて説明する。
Frame Controlフィールドは、フレームの種類、送信方向、フレーム属性等に関する情報を有する。なお、フレームの種類としてRTSフレームを示す情報が送信要求情報に相当する。Durationフィールドは、無線回線を使用する予定期間に関する情報を有する。RAフィールドは、受信局MACアドレス(RA:Receiver Address)に関する情報を有する。TAフィールドは、送信局MACアドレス(TA:Transmitter Address)に関する情報を有する。
Format of Dataフィールドは、Format情報を有する。BSS Color of Dataフィールドは、BSS識別情報を有する。Spatial Reuse of Dataフィールドは、空間再利用情報を有する。
Bandwidth of Dataフィールドは、帯域情報を有する。Duration of Dataフィールドは、送信時間情報を有する。FCSフィールドは、フレームの誤り検出(FCS:Frame Check Sequence)を行うフィールドである。
なお、データに関する付加情報は、RTSフレームに記載されることで送信側の通信装置が受信側の通信装置に対して、送信するデータの詳細情報を示すことができる。また、受信側の通信装置は、データに関する付加情報を事前に知ることができ、データチャネルでのデータフレーム内のオーバーヘッドを削減することができる。
(2)CTSフレーム
続いて、図5を参照しながら、CTSフレームのフォーマットの一例について説明する。通常のCTSフレームの構成は、図5に示す情報の内、例えば、「Frame Control」、「RA」、及び「FCS」フィールドを有する構成である。本開示の実施形態では、CTSフレームは、データの送信開始時刻、及び送信終了時刻に関する情報のフィールドとして、例えば、「Transmit Start Time of Data」、及び「Duration of Data」フィールドを追加で有する。なお、当該フレームのフォーマットはあくまで一例である。以下では、CTSフレームの各フィールドについて説明する。
Frame Controlフィールドは、フレームの種類、送信方向、フレーム属性等に関する情報を有する。なお、フレームの種類としてCTSフレームを示す情報が送信許可情報に相当する。RAフィールドは、受信局MACアドレス(RA:Receiver Address)に関する情報を有する。
Transmit Start Time of Dataフィールドは、データの送信開始時刻に関する情報を有する。Duration of Dataフィールドは、データの送信時間に関する情報を有する。FCSフィールドは、フレームの誤り検出(FCS:Frame Check Sequence)を行うフィールドである。なお、送信終了時刻は、データの送信開始時刻とデータの送信時間より算出することが可能である。
(3)データフレーム
データフレームは、通信装置に送受信されるデータとデータに関する付加情報を有するフレームである。本開示の実施形態では、付加情報は、データフレームには記載されず、RTSフレームに記載される。付加情報の具体的なフィールドは、(1)RTSフレームで説明した内容と同一であり、重複した説明をさけるため、その説明を省略する。なお、AP100は、RTSフレームに記載した付加情報をデータフレームに記載しないが、STA200が受信したデータフレームの復調に必要なTraining Fieldをデータフレームに記載して送信する。
また、データに関する付加情報が記載されるフレームは、RTSフレームに限定されず、任意のフレームに記載されてもよい。例えば、データに関する付加情報は、CTSフレームに記載されてもよい。データに関する付加情報がCTSフレームに記載された場合、受信側の通信装置が送信側の通信装置に対して、付加情報に記載のデータを送信するよう指示することができる。
以上、図4、5を参照しながら、本開示の一実施形態に係るAP100、及びSTA200によって通信される情報の例を説明した。続いて、本開示の一実施形態に係る通信システムの動作例について説明する。
[2−4.動作例]
本開示の一実施形態に係る通信システムの動作例について説明する。以下、図6〜8を参照しながら、通信システムの動作例について説明する。
(1)通信システムの動作例
図6を参照しながら、本開示の実施形態に係る通信システム全体の動作例について説明する。図6は、通信システムの動作例を示すシーケンス図である。なお、本開示の実施形態では、データフレームの通信を制御するための判定処理に必要なデータフレームの送信権の獲得処理は、制御チャネルのみで行われる。また、データフレームの通信処理は、データチャネルのみで行われるものとする。
図6に示すように、まず、AP100Aは、バックオフ時間300が経過後、STA200Aに制御チャネルでRTSフレーム308を送信する(時刻T)。RTSフレーム308を受信したSTA200Aは、AP100A、及びSTA200Aに制御チャネルでCTSフレーム312を送信する(時刻T)。
この時、AP100BがData304の送信のためにデータチャネルを使用しているため、AP100AとSTA200Aはデータチャネルを使用できない。よって、STA200Aは、AP100Bがデータチャネルでデータフレームを送信完了する時刻Tの情報を、送信開始時刻としてCTSフレームのTransmit Start Time of Dataフィールドに記載して、制御チャネルでCTSフレームを送信する。この送信開始時刻は、次にデータフレームを送信する予定であるAP100A向けの情報である。
また、STA200Aは、AP100Aから制御チャネルで受信したRTSフレームのDuration of Dataフィールドに記載されているデータフレームの送信時間情報も、CTSフレームのDuration of Dataフィールドに記載する。この送信時間情報は、STA200Aの次にデータフレームを受信する可能性があるSTA200B向けの情報である。例えば、STA200Bは、STA200Aがデータフレームを受信している時にAP100BからRTSフレームを受信したとする。STA200Bは、それ以前にSTA200Aから受信したCTSフレームに記載されていた送信時間情報を、CTSフレームのDuration of Dataフィールドに記載してAP100Bへ送信することができる。
AP100BがデータチャネルでData304の送信を完了した後(時刻T)、AP100Aは、STA200AへデータチャネルでData316の送信を開始する(時刻T)。AP100Bは、Data304の送信を完了してバックオフ時間320が経過した後に、再度データフレームを送信するためにSTA200Bへ制御チャネルでRTSフレーム324を送信する(時刻T)。制御チャネルでRTSフレーム324を受信したSTA200Bは、STA200Aが制御チャネルでCTSフレーム312を送信した時と同様の情報をCTSフレーム328に記載し、AP100B、及びSTA200Aへ制御チャネルでCTSフレーム328を送信する(時刻T)。そして、AP100AがデータチャネルでData316を送信完了後(時刻T)、AP100BはSTA200BへデータチャネルでData332を送信する(時刻T−時刻T)。
(2)データフレーム送信側の通信装置の動作例
続いて、図7を参照しながら、データフレーム送信側の通信装置における、具体的なRTS/CTSフレーム交換処理を説明する。以下では、例えば、送信側の通信装置はAP100、受信側の通信装置はSTA200であるとする。まず、AP100は、データフレームの送信処理を開始する前に、STA200Aへ制御チャネルでRTSフレームを送信する(ステップS1000)。RTSフレームの送信後、AP100は、SIFS時間が経過するまでに制御チャネルでCTSフレームを受信したか否かを確認する(ステップS1004)。CTSフレームを受信した場合(ステップS1004/YES)、AP100は、受信したCTSフレームに記載された送信開始時刻に、STA200へデータチャネルでデータフレームを送信する(ステップS1008)。なお、CTSフレームを受信できなかった場合(ステップS1004/NO)、AP100は、CTSフレームを受信できるまで、制御チャネルでRTSフレームの送信処理と判定処理を繰り返す。
(3)データフレーム受信側の通信装置の動作例
続いて、図8を参照しながら、データフレーム受信側の通信装置における、具体的なRTS/CTSフレーム交換処理を説明する。以下では、例えば、図7の説明と同様に、受信側の通信装置はSTA200、送信側の通信装置はAP100であるとする。まず、STA200は、制御チャネルでRTSフレームを受信する(ステップS1100)。STA200は、受信したRTSフレームに記載のデータに関する付加情報を記憶部150に保持する(ステップS1104)。STA200は、送信の予約をされているデータフレームがデータチャネルに存在するかを確認する(ステップS1108)。STA200は、送信の予約をされている全てのデータフレームが送信完了となる時刻を、データフレームの送信開始時刻として決定する(ステップS1112)。送信開始時刻の決定後、STA200は、AP100がデータチャネルでデータフレームの送信を開始する時刻である送信開始時刻をCTSフレームに記載し(ステップS1116)、AP100へ制御チャネルでCTSフレームを送信する(ステップS1120)。
以上、図2〜8を参照しながら、本開示の一実施形態について説明した。続いて、本開示の一実施形態に係る変形例について説明する。
<3.変形例>
以下では、本開示の一実施形態の変形例を説明する。なお、以下に説明する変形例は、単独で本開示の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本開示の実施形態に適用されてもよい。また、変形例は、本開示の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本開示の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
本開示の実施形態では、データフレームの送信権の獲得処理は、制御チャネルにて行われる例を説明した。しかし、データフレームの送信権の獲得処理は、制御チャネルで行われる方法とは異なる方法で、データチャネルにて行われてもよい。例えば、AP100は、データフレームの送信開始前に、データチャネル及び、制御チャネルの使用状況を確認する。AP100は、各チャネルの使用状況に応じて、使用するチャネルを選択し、選択したチャネルに応じた方法で、データフレームの送信権の獲得処理を行ってよい。以下では、図9、及び図10を参照しながら、具体的な処理の例について説明する。
(1)変形例における通信システムの動作例
まず、図9を参照しながら、変形例における通信システムにおける具体的な動作の一例を説明する。まず、AP100Aは、STA200Aへデータフレームを送信する前にデータチャネル及び制御チャネルの使用状況を確認する。確認の結果、データチャネルが未使用状態であったため、AP100Aは、データチャネルでバックオフ制御400によりデータフレームの送信権の獲得を試す(時刻T11)。AP100Aは、バックオフ制御400によりデータフレームの送信権を獲得できた場合、STA200AへデータチャネルでData404を送信する(時刻T12−時刻T15)。なお、データチャネルで送信権を獲得した場合、AP100とSTA200AはRTS/CTSフレーム交換を行わないため、AP100はSTA200Aへ付加情報を送信していない。よって、AP100は、データフレームに付加情報を記載してもよい。
AP100Aがデータチャネルにてデータフレームを送信中に、AP100Bがデータフレームの送信を試みようと、データフレームの送信開始前にデータチャネル及び制御チャネルの使用状況を確認する。確認した結果、AP100Bは、データチャネルが他の通信装置により使用されていることが分かった。同時に、AP100Bは、制御チャネルが未使用状態であることも分かったため、バックオフ時間408が経過した後に、STA200Bへ制御チャネルでRTSフレーム412を送信する(時刻T13)。STA200Bは、受信したRTSフレーム412に記載の情報に基づき、AP100Bへ制御チャネルでCTSフレーム416を送信する(時刻T14)。AP100Bは、受信したCTSフレーム416に記載の情報に基づき、AP100AがデータチャネルでData404の送信を完了した後(時刻T15)、STA200BへデータチャネルでData420を送信する(時刻T15−時刻T16)。
(2)変形例におけるデータフレーム送信側の通信装置の動作例
続いて、図10を参照しながら、変形例におけるデータフレーム送信側の通信装置における具体的なデータ送信処理を説明する。以下では、送信側の通信装置は、例えば、AP100であるとする。まず、AP100は、データフレームの送信処理を開始する前に、データチャネル、及び制御チャネルの使用状況を確認する(ステップS2000)。データチャネルが未使用である場合(ステップS2004/YES)、AP100は、データチャネルでバックオフ制御によりデータフレームの送信権を獲得する(ステップS2008)。データフレームの送信権の獲得後、AP100は、データチャネルでデータフレームを送信する(ステップS2012)。
データチャネルが使用中である場合(ステップS2004/NO)、AP100は、制御チャネルの使用状態を確認する(ステップS2016)。制御チャネルが未使用の場合(ステップS2016/YES)、AP100は、制御チャネルでRTSフレームを送信する(ステップS2020)。AP100は、RTSフレーム送信後からSIFS時間が経過するまでに、制御チャネルでCTSフレームを受信した場合(ステップS2024/YES)、データフレームを送信する。具体的には、AP100は、受信したCTSフレームに記載された送信開始時刻に、データチャネルでデータフレームを送信する(ステップS2028)。なお、AP100は、RTSフレーム送信後からSIFS時間が経過するまでに、制御チャネルでCTSフレームを受信しなかった場合(ステップS2024/NO)、AP100は再度制御チャネルでRTSフレームを送信する(ステップS2020)。
制御チャネルも使用中ある場合(ステップS2016/NO)、AP100は、データチャネル、及び制御チャネルの何れか一方が未使用状態になるまで待機する(ステップS2032)。
(3)変形例におけるデータフレーム受信側の通信装置の動作例
変形例におけるデータフレーム送信側の通信装置の動作例は、本開示の実施形態におけるデータフレーム送信側の通信装置の動作例と同一であり、重複した説明を避けるため、その説明を省略する。
以上、図9、及び10を参照しながら、本開示の一実施形態に係る変形例について説明した。続いて、本開示の一実施形態に係る技術の応用例について説明する。
<4.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、STA200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、テレビジョン受像機、プリンタ、デジタルスキャナ若しくはネットワークストレージなどの固定端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、STA200は、スマートメータ、自動販売機、遠隔監視装置又はPOS(Point Of Sale)端末などの、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、STA200は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
一方、例えば、AP100は、ルータ機能を有し又はルータ機能を有しない無線LANアクセスポイント(無線基地局ともいう)として実現されてもよい。また、AP100は、モバイル無線LANルータとして実現されてもよい。さらに、AP100は、これら装置に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
[4−1.第1の応用例]
図11は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913、アンテナスイッチ914、アンテナ915、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース913は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース913は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース913は、アドホックモード又はWi−Fi Direct(登録商標)等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。なお、Wi−Fi Directでは、アドホックモードとは異なり2つの端末の一方がアクセスポイントとして動作するが、通信はそれら端末間で直接的に行われる。無線通信インタフェース913は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF(Radio Frequency)回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース913は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース913は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ914は、無線通信インタフェース913に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ915の接続先を切り替える。アンテナ915は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース913による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図11の例に限定されず、スマートフォン900は、複数のアンテナ(例えば、無線LAN用のアンテナ及び近接無線通信方式用のアンテナ、など)を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ914は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図11に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
なお、スマートフォン900は、プロセッサ901がアプリケーションレベルでアクセスポイント機能を実行することにより、無線アクセスポイント(ソフトウェアAP)として動作してもよい。また、無線通信インタフェース913が無線アクセスポイント機能を有していてもよい。
[4−2.第2の応用例]
図12は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、アンテナスイッチ934、アンテナ935及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース933は、アドホックモード又はWi−Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。無線通信インタフェース933は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース933は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ934は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路の間でアンテナ935の接続先を切り替える。アンテナ935は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図12の例に限定されず、カーナビゲーション装置920は、複数のアンテナを備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ934は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図12に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
また、無線通信インタフェース933は、上述したAP100として動作し、車両に乗るユーザが有する端末に無線接続を提供してもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
[4−3.第3の応用例]
図13は、本開示に係る技術が適用され得る無線アクセスポイント950の概略的な構成の一例を示すブロック図である。無線アクセスポイント950は、コントローラ951、メモリ952、入力デバイス954、表示デバイス955、ネットワークインタフェース957、無線通信インタフェース963、アンテナスイッチ964及びアンテナ965を備える。
コントローラ951は、例えばCPU又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、無線アクセスポイント950のIP(Internet Protocol)レイヤ及びより上位のレイヤの様々な機能(例えば、アクセス制限、ルーティング、暗号化、ファイアウォール及びログ管理など)を動作させる。メモリ952は、RAM及びROMを含み、コントローラ951により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、ルーティングテーブル、暗号鍵、セキュリティ設定及びログなど)を記憶する。
入力デバイス954は、例えば、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作を受け付ける。表示デバイス955は、LEDランプなどを含み、無線アクセスポイント950の動作ステータスを表示する。
ネットワークインタフェース957は、無線アクセスポイント950が有線通信ネットワーク958に接続するための有線通信インタフェースである。ネットワークインタフェース957は、複数の接続端子を有してもよい。有線通信ネットワーク958は、イーサネット(登録商標)などのLANであってもよく、又はWAN(Wide Area Network)であってもよい。
無線通信インタフェース963は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、近傍の端末へアクセスポイントとして無線接続を提供する。無線通信インタフェース963は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース963は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。アンテナスイッチ964は、無線通信インタフェース963に含まれる複数の回路の間でアンテナ965の接続先を切り替える。アンテナ965は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース963による無線信号の送信及び受信のために使用される。
<5.まとめ>
上述の説明より、本開示に係る通信装置は、制御チャネルを用いてRTS/CTSフレーム交換を行い、制御チャネルとは異なる周波数帯であるデータチャネルでデータフレームの通信処理を行うことが可能である。以上より、無線通信をより効率的に行うことが可能な、新規かつ改良された通信装置、プログラム及び通信方法を提供することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記録媒体(非一時的な媒体:non−transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
第1のチャネルを用いて、他の通信装置とIEEE802.11の規格に基づくフレーム交換を行う第1の通信部と、
前記第1のチャネルとは異なる周波数帯である第2のチャネルを用いて、前記他の通信装置とデータフレームの通信を行う第2の通信部と、
前記フレーム交換の結果に基づき、前記データフレームの通信を制御する制御部と、
を備える、通信装置。
(2)
前記第1の通信部は、送信要求情報を含むフレームである第1のフレーム、及び送信許可情報を含むフレームである第2のフレームを、前記他の通信装置と送受信する、前記(1)に記載の通信装置。
(3)
前記第1のフレームは、前記データフレームに関する付加情報を含む、前記(2)に記載の通信装置。
(4)
前記付加情報は、Format of Dataフィールド、BSS Color of Dataフィールド、Spatial Reuse of Dataフィールド、Bandwidth of Dataフィールド、またはDuration of Dataフィールドの少なくともいずれか1つに含まれる情報である、前記(3)に記載の通信装置。
(5)
前記第2のフレームは、前記第2の通信部から前記データフレームを前記他の通信装置へ送信する際の送信開始時刻を含む、前記(2)に記載の通信装置。
(6)
前記制御部は、第1の通信部における前記フレーム交換の結果に基づき、前記他の通信装置へ前記データフレームを送信可能と判定した場合、前記第2の通信部に前記データフレームを前記他の通信装置へ送信させる、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の通信装置。
(7)
前記制御部は、前記第1の通信部が第1のフレームを前記他の通信装置へ送信してから、所定の時間内に他の通信装置から第2のフレームを受信した場合、前記第2の通信部に前記データフレームを前記他の通信装置へ送信させる、前記(6)に記載の通信装置。
(8)
前記制御部は、前記第1の通信部が第1のフレームを他の通信装置から受信した場合、送信開始時刻を決定し、前記送信開始時刻を含む第2のフレームを前記他の通信装置へ前記第1の通信部に送信させる、前記(6)に記載の通信装置。
(9)
前記第2の通信部は、前記他の通信装置から送信される前記データフレームを受信し、及び前記制御部の指示に基づき前記データフレームを前記他の通信装置へ送信する、前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の通信装置。
(10)
前記第2の通信部は、付加情報を含まない前記データフレームを送信する、前記(9)に記載の通信装置。
(11)
前記第1の通信部は、RTS/CTSフレーム交換により、他の通信装置とフレーム交換を行う、前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の通信装置。
(12)
コンピュータを、
第1のチャネルを用いて、他の通信装置とIEEE802.11の規格に基づくフレーム交換を行う第1の通信部と、
前記第1のチャネルとは異なる周波数帯である第2のチャネルを用いて、前記他の通信装置とデータフレームの通信を行う第2の通信部と、
前記フレーム交換の結果に基づき、前記データフレームの通信を制御する制御部と、
として機能させるための、プログラム。
(13)
第1のチャネルを用いて、他の通信装置とIEEE802.11の規格に基づくフレーム交換を行うことと、
前記第1のチャネルとは異なる周波数帯である第2のチャネルを用いて、前記他の通信装置とデータフレームの通信を行うことと、
前記フレーム交換の結果に基づき、前記データフレームの通信を制御することと、
を含む、プロセッサにより実行される、通信方法。
100 AP
110 通信部
111 アンテナ
112 アンプ部
114 無線インタフェース部
116 信号処理部
118 チャネル推定部
120 変復調部
130 データ処理部
140 制御部
142 判定部
144 送信制御部
150 記憶部
160 電源部
200 STA

Claims (13)

  1. 第1のチャネルを用いて、他の通信装置とIEEE802.11の規格に基づくフレーム交換を行う第1の通信部と、
    前記第1のチャネルとは異なる周波数帯である第2のチャネルを用いて、前記他の通信装置とデータフレームの通信を行う第2の通信部と、
    前記フレーム交換の結果に基づき、前記データフレームの通信を制御する制御部と、
    を備える、通信装置。
  2. 前記第1の通信部は、送信要求情報を含むフレームである第1のフレーム、及び送信許可情報を含むフレームである第2のフレームを、前記他の通信装置と送受信する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1のフレームは、前記データフレームに関する付加情報を含む、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記付加情報は、Format of Dataフィールド、BSS Color of Dataフィールド、Spatial Reuse of Dataフィールド、Bandwidth of Dataフィールド、またはDuration of Dataフィールドの少なくともいずれか1つに含まれる情報である、請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記第2のフレームは、前記第2の通信部から前記データフレームを前記他の通信装置へ送信する際の送信開始時刻を含む、請求項2に記載の通信装置。
  6. 前記制御部は、第1の通信部における前記フレーム交換の結果に基づき、前記他の通信装置へ前記データフレームを送信可能と判定した場合、前記第2の通信部に前記データフレームを前記他の通信装置へ送信させる、請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の通信部が第1のフレームを前記他の通信装置へ送信してから、所定の時間内に他の通信装置から第2のフレームを受信した場合、前記第2の通信部に前記データフレームを前記他の通信装置へ送信させる、請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記制御部は、前記第1の通信部が第1のフレームを他の通信装置から受信した場合、送信開始時刻を決定し、前記送信開始時刻を含む第2のフレームを前記他の通信装置へ前記第1の通信部に送信させる、請求項6に記載の通信装置。
  9. 前記第2の通信部は、前記他の通信装置から送信される前記データフレームを受信し、及び前記制御部の指示に基づき前記データフレームを前記他の通信装置へ送信する、請求項1に記載の通信装置。
  10. 前記第2の通信部は、付加情報を含まない前記データフレームを送信する、請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記第1の通信部は、RTS/CTSフレーム交換により、他の通信装置とフレーム交換を行う、請求項1に記載の通信装置。
  12. コンピュータを、
    第1のチャネルを用いて、他の通信装置とIEEE802.11の規格に基づくフレーム交換を行う第1の通信部と、
    前記第1のチャネルとは異なる周波数帯である第2のチャネルを用いて、前記他の通信装置とデータフレームの通信を行う第2の通信部と、
    前記フレーム交換の結果に基づき、前記データフレームの通信を制御する制御部と、
    として機能させるための、プログラム。
  13. 第1のチャネルを用いて、他の通信装置とIEEE802.11の規格に基づくフレーム交換を行うことと、
    前記第1のチャネルとは異なる周波数帯である第2のチャネルを用いて、前記他の通信装置とデータフレームの通信を行うことと、
    前記フレーム交換の結果に基づき、前記データフレームの通信を制御することと、
    を含む、プロセッサにより実行される、通信方法。
JP2019556123A 2017-11-24 2018-10-05 通信装置、プログラム及び通信方法 Active JP7160049B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017226116 2017-11-24
JP2017226116 2017-11-24
PCT/JP2018/037359 WO2019102724A1 (ja) 2017-11-24 2018-10-05 通信装置、プログラム及び通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019102724A1 true JPWO2019102724A1 (ja) 2020-11-19
JP7160049B2 JP7160049B2 (ja) 2022-10-25

Family

ID=66630670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019556123A Active JP7160049B2 (ja) 2017-11-24 2018-10-05 通信装置、プログラム及び通信方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11240845B2 (ja)
EP (1) EP3703461A4 (ja)
JP (1) JP7160049B2 (ja)
WO (1) WO2019102724A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11540135B2 (en) * 2020-05-07 2022-12-27 Cisco Technology, Inc. Characterizing intrusions using spatial reuse parameters

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010109933A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Toshiba Corp 無線通信装置
JP2010252049A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Sony Corp 通信装置及び通信方法、コンピューター・プログラム、並びに通信システム
JP2012513715A (ja) * 2008-12-22 2012-06-14 トムソン ライセンシング 2つのタイプのチャネルを用いるワイヤレスアクセスに対する競合
US20120163360A1 (en) * 2010-12-23 2012-06-28 Electronics & Telecommunications Research Institute Apparatus and method for supporting access in communication system
JP2014502453A (ja) * 2010-11-12 2014-01-30 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド チャネルアグリゲーションおよび媒体アクセス制御再送信を実行するための方法および装置
JP2014504089A (ja) * 2011-11-11 2014-02-13 アイトロン インコーポレイテッド リンク品質に基づく通信の経路制御
US20150312386A1 (en) * 2014-04-28 2015-10-29 Newracom, Inc. Signaling method
US20170041798A1 (en) * 2015-08-05 2017-02-09 Apple Inc. Spatial-Reuse Enhancement in RTS and CTS
US20170310420A1 (en) * 2015-08-01 2017-10-26 Intel IP Corporation Bandwidth coding for channel bonding access

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503958A (ja) * 2004-06-24 2008-02-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ Mcネットワークでサブキャリアの状態を送信する方法及びmcネットワークでサブキャリアを適切に割り当てる方法
JP4394017B2 (ja) 2005-03-04 2010-01-06 日本電信電話株式会社 無線通信方法
CN104904292B (zh) * 2012-11-08 2019-09-13 交互数字专利控股公司 用于无线局域网中的统一的多个接入点覆盖的介质访问控制方法和装置
US10856203B2 (en) * 2017-01-19 2020-12-01 Qualcomm Incorporated Signaling for link aggregation setup and reconfiguration

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010109933A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Toshiba Corp 無線通信装置
JP2012513715A (ja) * 2008-12-22 2012-06-14 トムソン ライセンシング 2つのタイプのチャネルを用いるワイヤレスアクセスに対する競合
JP2010252049A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Sony Corp 通信装置及び通信方法、コンピューター・プログラム、並びに通信システム
JP2014502453A (ja) * 2010-11-12 2014-01-30 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド チャネルアグリゲーションおよび媒体アクセス制御再送信を実行するための方法および装置
US20120163360A1 (en) * 2010-12-23 2012-06-28 Electronics & Telecommunications Research Institute Apparatus and method for supporting access in communication system
JP2014504089A (ja) * 2011-11-11 2014-02-13 アイトロン インコーポレイテッド リンク品質に基づく通信の経路制御
US20150312386A1 (en) * 2014-04-28 2015-10-29 Newracom, Inc. Signaling method
US20170310420A1 (en) * 2015-08-01 2017-10-26 Intel IP Corporation Bandwidth coding for channel bonding access
US20170041798A1 (en) * 2015-08-05 2017-02-09 Apple Inc. Spatial-Reuse Enhancement in RTS and CTS

Also Published As

Publication number Publication date
JP7160049B2 (ja) 2022-10-25
US20200288500A1 (en) 2020-09-10
EP3703461A4 (en) 2020-11-18
EP3703461A1 (en) 2020-09-02
WO2019102724A1 (ja) 2019-05-31
US11240845B2 (en) 2022-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6791119B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
US20190215841A1 (en) Communication device, communication control method, and program
US20210227583A1 (en) Communication device, communication control method, and program
US10165435B2 (en) Information processing device, communication system, information processing method, and program
JP2022000985A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム
JP7077954B2 (ja) 通信装置、通信方法およびプログラム
WO2017145509A1 (ja) 情報処理装置、通信システム、情報処理方法およびプログラム
JP7160049B2 (ja) 通信装置、プログラム及び通信方法
US10897748B2 (en) Information processing apparatus, communication system, information processing method, and program
US20210273741A1 (en) Communication device and communication control method
US11452114B2 (en) Wireless communication control device, wireless communication control method, wireless communication device, and wireless communication method
EP3567968B1 (en) Communication device and communication method
JP2021100145A (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP7439514B2 (ja) 通信装置、通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220926

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7160049

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151