JPWO2019097610A1 - 無線通信システム及び無線基地局 - Google Patents

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Abstract

eNB100Aは、セカンダリセルグループにおける無線リンク障害が発生したことを示すSCG Failure InformationをUE200から受信した場合、スプリットベアラのセカンダリセルグループにおける所定レイヤ以下のリソースのみを解放することを指示するSecondary Node Modification RequestをgNB100Bに送信する。gNB100Bは、受信したSecondary Node Modification Requestに基づいて、当該スプリットベアラのセカンダリセルグループにおける所定レイヤ以下のリソースを解放する。eNB100Aは、スプリットベアラ以外、セカンダリセルグループに属するベアラが設定されていない場合、セカンダリセルグループの設定自体を削除する。

Description

本発明は、スプリットベアラを設定する無線通信システム及び無線基地局に関する。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)は、Long Term Evolution(LTE)を仕様化し、LTEのさらなる高速化を目的としてLTE-Advanced(以下、LTE-Advancedを含めてLTEという)を仕様化している。また、3GPPでは、さらに、5G New Radio(NR)などと呼ばれるLTEの後継システムの仕様が検討されている。
具体的には、非特許文献1では、LTE方式の無線基地局と、NR方式の無線基地局とを用いたデュアルコネクティビティ(DC)におけるベアラの種類として、セカンダリセルグループ(SCG)を経由したスプリットベアラ(Split bearer via SCG)が規定されている。
Split bearer via SCGでは、マスタ基地局がLTE方式の無線基地局(以下、LTE MeNB)であって、セカンダリ基地局がNR方式の無線基地局(以下、NR SgNBまたは単にSgNB)である場合、コアネットワークと無線基地局との間のユーザプレーン(S1-U)用のベアラは、コアネットワーク(EPC(Evolved Packet Core))と、NR SgNBとの間にのみ設定される。当該ベアラは、NR SgNBのPDCPレイヤにおいてLTE MeNBに分岐され、スプリットベアラを構成する。
ユーザデータ(例えば、下りデータ)は、当該スプリットベアラを経由して、LTE MeNB及びNR SgNBからユーザ装置(UE)に送信される。これにより、LTE MeNBとNR SgNBとを用いたデュアルコネクティビティが実現される。
3GPP TR 38.804 V14.0.0 Section 5.2.1.2 Bearer types for Dual Connectivity between LTE and NR, 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Study on New Radio Access Technology; Radio Interface Protocol Aspects Release 14)、3GPP、2017年3月
上述したように、セカンダリ基地局がNR方式の無線基地局(NR SgNB)である場合、非特許文献1では、LTE MeNBがマクロセルを形成し、NR SgNBがスモールセルを形成するケースが規定されている。
このような場合、UEが移動すると、頻繁に当該スモールセルの圏外となることが想定される。このため、SCGを経由したスプリットベアラが設定されていると、当該スプリットベアラを解放し、マスタセルグループ(MCG)のみを経由するベアラを新たに設定し直す必要がある。
さらに、当該スプリットベアラを解放した後、UEがスモールセル圏内に移動した場合、新たにスプリットベアラが設定され、デュアルコネクティビティが再開されることが想定される。つまり、このようなスプリットベアラ解放と設定に伴うシグナリング量が増加することが懸念される。
一方、無線リンク障害(RLF)が発生しているにも関わらずSCGを保持すると、PSCell及びSCellがアクティブな状態、つまり、無線リソース制御レイヤ(RRCレイヤ)における接続状態(RRC Connected状態)が維持される。このため、UEは、不必要な品質測定及び報告を行うことになるため、消費電力の点で課題がある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、セカンダリセルグループ(SCG)を経由したスプリットベアラが設定される場合において、当該スプリットベアラの解放及び設定が繰り返されることによるシグナリング量の増加の抑制と、ユーザ装置の消費電力の削減とを両立し得る無線通信システム及び無線基地局の提供を目的とする。
本発明の一態様は、コアネットワーク(コアネットワーク20)からセカンダリセルグループ(SCG)を経由するとともに前記セカンダリセルグループに含まれる他の無線基地局(例えば、gNB100B)からマスタセルグループ(MCG)に含まれる無線基地局(例えば、eNB100A)に分岐するスプリットベアラ(スプリットベアラBSP)が設定され、前記スプリットベアラを経由してユーザ装置(UE200)にデータが送信される無線通信システム(無線通信システム10)であって、前記無線基地局は、前記セカンダリセルグループにおける無線リンク障害(S-RLF)が発生したことを示す障害通知(SCG Failure Information)を前記ユーザ装置から受信する障害通知受信部(障害通知受信部130)と、前記障害通知受信部が前記障害通知を受信した場合、前記スプリットベアラの前記セカンダリセルグループにおける所定レイヤ(例えば、RLCレイヤ)以下のリソースのみを解放することを指示するリソース変更要求(Secondary Node Modification Request)を前記他の無線基地局に送信する接続制御部(接続制御部120)と備え、前記他の無線基地局は、受信した前記リソース変更要求に基づいて、前記スプリットベアラの前記セカンダリセルグループにおける前記所定レイヤ以下のリソースを解放するリソース制御部(リソース制御部140)を備え、前記接続制御部は、前記スプリットベアラ以外、前記セカンダリセルグループに属するベアラが設定されていない場合、前記セカンダリセルグループの設定自体を削除する。
本発明の一態様は、コアネットワークからセカンダリセルグループを経由するとともに前記セカンダリセルグループに含まれる他の無線基地局からマスタセルグループに含まれる無線基地局に分岐するスプリットベアラが設定され、前記スプリットベアラを経由してユーザ装置にデータが送信される前記無線基地局であって、前記セカンダリセルグループにおける無線リンク障害が発生したことを示す障害通知を前記ユーザ装置から受信する障害通知受信部と、前記障害通知受信部が前記障害通知を受信した場合、前記スプリットベアラの前記セカンダリセルグループにおける所定レイヤ以下のリソースのみを解放することを指示するリソース変更要求を前記他の無線基地局に送信する接続制御部とを備え、前記接続制御部は、前記スプリットベアラ以外、前記セカンダリセルグループに属するベアラが設定されていない場合、前記セカンダリセルグループの設定自体を削除する。
図1は、無線通信システム10の全体概略構成図である。 図2は、eNB100A(LTE MeNB)及びgNB100B(NR SgNB)のプロトコルスタックを示す図である。 図3は、eNB100A及びgNB100Bの機能ブロック構成図である。 図4は、UE200の機能ブロック構成図である。 図5は、セカンダリセルグループにおける無線リンク障害時を含むスプリットベアラの制御シーケンス(動作例1)を示す図である。 図6は、スプリットベアラBSP(Split bearer via SCG)の構成例を示す図である。 図7は、スプリットベアラBSP(Split bearer via SCG)の構成例(一部リソース解放後)を示す図である。 図8は、セカンダリセルグループにおける無線リンク障害時を含むスプリットベアラの制御シーケンス(動作例2)を示す図である。 図9は、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体の削除の通知に用いられるSN関連の手順(動作例1)を示す図である。 図10は、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体の削除の通知に用いられるSN関連の手順(動作例2)を示す図である。 図11は、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体の削除の通知に用いられるSN関連の手順(動作例3)を示す図である。 図12は、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体の削除の通知に用いられるSN関連の手順(動作例4)を示す図である。 図13は、SCG側(スプリットベアラBSP)リソースの一部解放後におけるスプリットベアラBSPの設定シーケンス(動作例1)を示す図である。 図14は、SCG側(スプリットベアラBSP)リソースの一部解放後におけるスプリットベアラBSPの設定シーケンス(動作例2)を示す図である。 図15は、eNB100A, gNB100B、及びUE200のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
(1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。無線通信システム10は、Long Term Evolution(LTE)及び5G New Radio(NR)に従った無線通信システムであり、コアネットワーク20及びユーザ装置200(以下、UE200)を含む。コアネットワーク20には、無線基地局100A(以下、eNB100A)及び無線基地局100B(以下、gNB100B)が接続される。
コアネットワーク20は、LTE方式のコアネットワーク(EPC(Evolved Packet Core))でもよいし、NR方式のコアネットワーク(NextGen Core, 5GC)でもよい。
コアネットワーク20には、LTE方式のノード(装置)であるServing Gateway 30(以下、S-GW30)及びMobility Management Entity 40(以下、MME40)が接続される。また、コアネットワーク20には、NR方式のノード(装置)であるUser Plane Function 50(以下、UPF50)及びAccess and Mobility Management Function 60(以下、AMF60)が接続される。
本実施形態では、eNB100Aは、LTE方式の無線基地局(eNB)であり、マスタ基地局を構成することができる。以下、eNB100Aは、LTE MeNB(または単にMeNB)と適宜表記する。gNB100Bは、NR方式の無線基地局(gNB)であり、セカンダリ基地局を構成することができる。以下、gNB100Bは、NR SgNB(または単にSgNB)と適宜表記する。
eNB100Aは、セルC1を形成する。gNB100Bは、セルC2を形成する。本実施形態では、セルC1はマクロセルであり、セルC2はスモールセルである。つまり、セルC2の大きさは、セルC1の大きさよりも小さい。なお、セルC1及びセルC2は、それぞれ複数形成されてもよい。
eNB100Aが形成するセルC1によって、マスタセルグループ(MCG)が構成される。また、gNB100Bが形成するセルC2によって、セカンダリセルグループ(SCG)が構成される。
図2は、eNB100A(LTE MeNB)及びgNB100B(NR SgNB)のプロトコルスタックを示す。図2に示すように、eNB100Aは、MAC(Medium Access Control)レイヤ(MACLTE)、RLC(Radio Link Control)レイヤ(RLCLTE)、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ(PDCPLTE)、及びAS(Access Stratum)サブレイヤ、具体的には、Service Data Application Protocolレイヤ(SDAPLTE)を有する。
同様に、gNB100Bも、MAC(Medium Access Control)レイヤ(MACNR)、RLC(Radio Link Control)レイヤ(RLCNR)、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ(PDCPNR)、及びAS(Access Stratum)サブレイヤ、具体的には、Service Data Application Protocolレイヤ(SDAPNR)を有する。なお、SDAPNRは、NextGen Coreに接続する場合に必要となる。EPCに接続する場合は、従来のQoSの仕組みに従う。
コアネットワーク20(EPC)とeNB100Aとの間には、制御プレーン(Cプレーン)及びユーザプレーン(Uプレーン)が設定されるが、コアネットワーク20(EPC)とgNB100Bとの間には、Uプレーンのみが設定される。
なお、図示していないが、eNB100A及びgNB100Bは、MACレイヤの下位に物理レイヤを有する。また、後述するRRC Connection ReconfigurationなどのRRC(Radio Resource Control)は、ASサブレイヤ(SDAPLTE, SDAPNR)に含まれる。
eNB100A及びgNB100Bは、S1-Uインタフェースを介してコアネットワーク20(EPC)を接続される。また、eNB100AとgNB100Bとは、基地局間インタフェース(以下、Xインタフェース(Xx/Xn)と称する。LTEにおいては、X2インタフェースが典型的な基地局間インタフェースである)を介して接続される。図2に示すように、eNB100Aは、当該Xインタフェース向けのRLCレイヤ(RLCLTE)を有し、当該Xインタフェースを介してgNB100BのPDCPレイヤ(PDCPNR)と接続される。
また、本実施形態では、コアネットワーク20からセカンダリセルグループ(SCG)を経由するとともに当該セカンダリセルグループからマスタセルグループ(MCG)に含まれる無線基地局(eNB100A)に分岐するスプリットベアラBSP(図2において不図示、図6など参照)、具体的には、Split bearer via SCGが設定される。
コアネットワーク20からUE200向けのデータ、具体的には、下りのユーザデータは、スプリットベアラBSPを経由してUE200に送信される。
(2)無線通信システムの機能ブロック構成
次に、無線通信システム10の機能ブロック構成について説明する。具体的には、eNB100A及びUE200の機能ブロック構成について説明する。
(2.1)eNB100A及びgNB100B
次に、無線通信システム10の機能ブロック構成について説明する。具体的には、eNB100A及びUE200の機能ブロック構成について説明する。
(2.1)eNB100A及びgNB100B
図3は、eNB100A及びgNB100Bの機能ブロック構成図である。以下、特に言及しない限り、eNB100Aを例として説明する。上述したように、gNB100Bは、NR方式に対応している点、本実施形態では、セカンダリ基地局を構成する点において、eNB100Aと異なる。
図3に示すように、eNB100Aは、無線通信部110、接続制御部120、障害通知受信部130及びリソース制御部140を備える。
eNB100Aは、図3に示す機能ブロックによって、図2に示したプロトコルスタックにおける各レイヤの機能を提供する。なお、図3では、本発明に関連する機能ブロックのみが示されている。
無線通信部110は、LTE方式に従った無線通信を実行する。具体的には、無線通信部110は、UE200とLTE方式に従った無線信号を送受信する。当該無線信号には、ユーザデータまたは制御データが多重される。
接続制御部120は、eNB100AとUE200との接続、及びeNB100AとgNB100Bとの接続を制御する。具体的には、接続制御部120は、UE200とのRRCレイヤにおける接続を制御する。また、接続制御部120は、Xインタフェース(Xx/Xn)を介してgNB100Bとの接続を制御する。
特に、本実施形態では、接続制御部120は、スプリットベアラBSP(図6など参照)を設定する接続メッセージ(RRCメッセージ)をUE200に送信する。具体的には、接続制御部120は、所定条件においてセカンダリセルグループ(SCG)を不活性化(deactivate)することを許容する情報要素(IE)を含むRRC Connection ReconfigurationをUE200に送信することができる。
ここで、「不活性化する」とは、スプリットベアラBSPの設定に用いられているリソースを解放せずに保持した状態とするが、UE200の動作としては、当該セルの上りの信号を一切送信せず、PDCCHもモニタリングしないことを意味する。UE200は、下りの同期・参照信号などを用いて下りの品質測定は行うが、その測定周期はRRC Connected状態と比較して長周期になる。
また、接続制御部120は、スプリットベアラBSPのSCGにおける所定レイヤ以下のリソースのみを解放することを指示するリソース変更要求(Secondary Node Modification Request)をgNB100B(他の無線基地局)に送信することができる。
具体的には、接続制御部120は、障害通知受信部130が障害通知(S-RLF)を受信した場合、RLCレイヤ以下のリソース、つまり、gNB100BのRLCNR及びMACNR(なお、物理レイヤも含む)のリソースを解放することを指示するSecondary Node Modification RequestをgNB100Bに送信することができる。
このようにスプリットベアラBSPを構成する一部のリソースを解放した場合において、UE200が当該リソースの解放前と同一のSCG(つまり、gNB100B)に再接続する場合、接続制御部120(本実施形態ではgNB100Bが該当)は、解放した当該リソースを再利用したスプリットベアラBSPを設定することができる。
一方、上述したようにスプリットベアラBSPを構成する一部のリソースを解放した場合において、UE200が当該リソースの解放前と異なるSCGに接続する場合、接続制御部120(本実施形態ではgNB100Bが該当)は、新規なスプリットベアラBSPを設定することができる。
また、接続制御部120は、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラが設定されていない場合、SCGの設定自体を削除することができる。具体的には、接続制御部120は、SCG(つまり、gNB100B)を経由したスプリットベアラBSP以外、SCGに属する他のベアラが設定されていない場合、SCGのコンフィグレーションを削除、またはSCGに含まれる全てのセルの物理レイヤ、及びMACレイヤのパラメータ及び識別子などの情報を削除する。
SCGに属する他のベアラとは、SCGに属するノード(無線基地局)を経由して設定されるベアラを意味し、SCG bearer、SCG split bearerまたはMCG split bearerが挙げられる。
より具体的には、接続制御部120は、RRCメッセージに含まれる情報要素(IE)の一種であるCellGroupConfigに含まれるパラメータがベアラの種類に依存しない当該セルグループ共通となっており、当該パラメータを削除する。これにより、SCGの設定自体が削除(リリースと呼んでもよい)される。
接続制御部120は、スプリットベアラBSPのSCGにおけるリソースの解放タイミングにおいて、SCGの設定を削除することができる。なお、接続制御部120は、当該リソースの解放タイミングではなく、他のタイミング、例えば、UE200からRRC Connection Reconfiguration Completeを受信した後にSCGの設定を削除してもよい。
さらに、接続制御部120は、リソース制御部140によって解放されたリソースを再利用したスプリットベアラBSPが設定される場合、当該SCGを再設定することができる。具体的には、接続制御部120は、スプリットベアラBSPのSCGにおける所定レイヤ以下のリソース(具体的には、RLCレイヤ以下)のみが解放されている場合において、当該リソースを再利用したスプリットベアラBSPが設定される場合、一度解放したSCGを再設定する。
より具体的には、接続制御部120は、CellGroupConfigに含まれるパラメータをスプリットベアラBSPに応じた内容に設定する。
また、eNB100A(LTE MeNB)とgNB100B(NR SgNB)とにおいて、SCGの設定を削除すること(つまり、SCGを設定しないこと)を互いに認識できるようにするため、LTE MeNBの接続制御部120は、SCGに含まれるノードの変更手順(MN initiated SN modification procedure)において、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラが設定されていない場合、SCGの設定自体を削除することをNR SgNB(他の無線基地局)に通知することができる。
或いは、LTE MeNBの接続制御部120は、SCGに含まれるノードの追加手順(SN addition procedure)において、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラが設定されていない場合、SCGの設定自体を削除することをNR SgNB(他の無線基地局)に通知することもできる。
障害通知受信部130は、マスタセルグループ(MCG)及びセカンダリセルグループ(SCG)における無線リンク障害(RLF)の通知をUE200から受信する。特に、本実施形態では、障害通知受信部130は、SCGにおけるRLF(S-RLFという)が発生したことを示す障害通知(SCG Failure Information)をUE200から受信する。
リソース制御部140は、図2に示したプロトコルスタックの各レイヤにおけるリソースを制御する。具体的には、リソース制御部140は、マスタセルグループ(MCG)及びセカンダリセルグループ(SCG)の設定状態に応じて、各レイヤにおいて必要となるリソースを制御する。
特に、本実施形態では、リソース制御部140(本実施形態ではgNB100Bが該当)は、eNB100Aから受信したリソース変更要求(Secondary Node Modification Request)に基づいて、スプリットベアラBSPのSCGにおける所定レイヤ以下(具体的には、RLCレイヤ以下)のリソースを解放する。
つまり、リソース制御部140は、スプリットベアラBSPを構成するMACNR、RLCNR、PDCPNR及びSDAPNR(図2参照)のうち、MACNR及びRLCNRのみを解放する。
また、eNB100A(LTE MeNB)とgNB100B(NR SgNB)とにおいて、SCGの設定を削除すること(つまり、SCGを設定しないこと)を互いに認識できるようにするため、NR SgNBのリソース制御部140は、SCGに含まれるノードの変更手順(SN initiated SN modification procedure with MN involvement)において、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラが設定されていない場合、SCGの設定自体を削除することを無線基地局に通知することができる。
或いは、NR SgNBのリソース制御部140は、SCGに含まれるノードの変更手順(SN initiated SN modification procedure w/o MN involvement)において、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラが設定されていない場合、SCGの設定自体を削除することをUE200に通知することもできる。
(2.2)UE200
図4は、UE200の機能ブロック構成図である。図4に示すように、UE200は、無線通信部210、接続制御部220、障害検出部230、セル設定部240及び品質測定部250を備える。UE200は、図4に示す機能ブロックによって、図2に示したプロトコルスタックにおける各レイヤの機能を提供する。なお、図4では、本発明に関連する機能ブロックのみが示されている。
無線通信部210は、LTE方式及びNR方式に従った無線通信を実行する。具体的には、無線通信部210は、eNB100AとLTE方式に従った無線信号を送受信する。また、無線通信部210は、gNB100BとNR方式に従った無線信号を送受信する。当該無線信号には、ユーザデータまたは制御データが多重される。
接続制御部220は、UE200とeNB100Aとの接続、及びUE200とgNB100Bとの接続を制御する。具体的には、接続制御部220は、eNB100AまたはgNB100Bから送信される接続メッセージ(RRCメッセージ)に基づいて、RRCレイヤにおける接続を制御する。
より具体的には、接続制御部220は、eNB100A(またはgNB100B)から受信したRRC Connection Reconfigurationに基づいて、RRCレイヤにおける接続変更処理を実行する。接続制御部220は、当該接続変更処理が完了したことを示すRRC Connection Reconfiguration CompleteをeNB100A(またはgNB100B)に送信する。
障害検出部230は、マスタセルグループ(MCG)及びセカンダリセルグループ(SCG)における無線リンク障害(RLF)を検出する。特に、本実施形態では、障害検出部230は、3GPPのTechnical Standard(TS)に規定されるRLFの検出条件(例えば、TS36.300 10.1.6章)に基づいて、SCGにおけるRLFを検出する。
セル設定部240は、UE200が接続可能なマスタセルグループ(MCG)またはセカンダリセルグループ(SCG)のセルに関する設定を実行する。具体的には、セル設定部240は、所定の場合、SCGを不活性化(deactivate)する。
より具体的には、セル設定部240は、接続制御部220が受信したRRCメッセージ(RRC Connection Reconfiguration)に、不活性化(deactivate)することを許容する情報要素が含まれており、SCGにおける無線リンク障害(RLF)を検出した場合、SCGに含まれるセル(本実施形態では、セルC2)の設定を不活性化する。
特に、本実施形態では、セル設定部240は、UE200が自律的にSCGに含まれるセルの設定を不活性化することが許容されていない場合でも、受信したRRC Connection Reconfigurationに当該情報要素が含まれており、SCGにおけるRLFを検出した場合には、SCGに含まれるセルの設定を不活性化する。
また、セル設定部240は、接続制御部220が受信したRRCメッセージ(RRC Connection Reconfiguration)に、SCGにおけるセル品質測定の識別子を削除することを許容する情報要素が含まれており、SCGにおける無線リンク障害(RLF)を検出した場合、SCGに含まれるセル(本実施形態では、セルC2)の品質測定を中止する。
品質測定部250は、マスタセルグループ(MCG)及びセカンダリセルグループ(SCG)に含まれるセルの受信品質を測定する。具体的には、品質測定部250は、各セルにおけるReference Signal Received Power(RSRP)及びReference Signal Received Quality(RSRQ)などを測定し、所定条件(エンタリング条件)を満たした場合、測定報告(Measurement Report)を送信する。
特に、本実施形態では、品質測定部250は、gNB100B(NR SgNB)におけるスプリットベアラBSPの一部のリソース(RLCレイヤ以下)が解放された後、当該リソースを解放する前よりも長い周期でSCGにおける受信品質を測定することができる。
(3)無線通信システムの動作
次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、eNB100A(LTE MeNB)、gNB100B(NR SgNB)及びUE200によるスプリットベアラ(Split bearer via SCG)の設定及び解放に関連する動作について説明する。
(3.1)無線リンク障害時の動作
まず、図5〜図8を参照して、セカンダリセルグループ(SCG)における無線リンク障害(RLF)時の動作について説明する。
(3.1.1)動作例1
図5は、セカンダリセルグループにおける無線リンク障害時を含むスプリットベアラの制御シーケンス(動作例1)を示す。
また、図6は、スプリットベアラBSP(Split bearer via SCG)の構成例を示す。図6に示すように、Split bearer via SCGであるスプリットベアラBSP(太線)は、gNB100BのPDCPNRからeNB100Aに向けて分岐する。なお、細線は、構成可能なベアラ(スプリットベアラに限らず)の経路を示す(3GPP TR38.804参照)。
eNB100Aに向けて分岐したスプリットベアラBSPは、eNB100AのRLCLTE及びMACLTEを経由してUE200への論理的な通信路を提供する。また、スプリットベアラBSPは、gNB100BのRLCNR及びMACNRを経由してUE200への論理的な通信路を提供する。本動作例では、図6に示すようなSCG split bearerが設定される。
図5に示すように、eNB100Aは、スプリットベアラBSP(SCG split bearer)の設定を要求するRRC Connection ReconfigurationをUE200に送信する(S110)。なお、スプリットベアラBSPは、上述したように、Split bearer via SCGと呼ばれるが、図では、便宜上、SCG split bearerと適宜表記する。
UE200は、受信したRRC Connection Reconfigurationに基づいてスプリットベアラBSPを設定し、RRC Connection Reconfiguration CompleteをeNB100Aに送信する(S120, S130)。
次に、UE200は、SCGにおけるRLF(S-RLF)を検出し、S-RLFが発生したことを示す障害通知(SCG Failure Information)をeNB100Aに送信する(S140, S150)。
eNB100Aは、受信したSCG Failure Informationに基づいて、Secondary Node Modification Request(リソース変更要求)をgNB100Bに送信する(S160)。
gNB100Bは、受信したSecondary Node Modification Requestに基づいて、SCG側のRLC-Config、MACmain-Config及び個別無線リソース(radio resource)を解放する。具体的には、gNB100Bは、スプリットベアラBSPに関連するRLCNR、MACNR及び物理レイヤのリソースを解放する(S170)。
gNB100Bは、当該リソースを解放したことを示すSecondary Node Modification Request AcknowledgementをeNB100Aに送信する(S180)。
eNB100Aは、受信したSecondary Node Modification Request Acknowledgementに基づいて、スプリットベアラBSPの設定変更を要求するRRC Connection ReconfigurationをUE200に送信する(S190)。
UE200は、受信したRRC Connection Reconfigurationに基づいて、スプリットベアラBSP(SCG split bearer)を構成するSCG link(Leg)を削除する(S200)。具体的には、UE200は、スプリットベアラBSPを構成するSCG側のRLC-Config、MACmain-Config及び個別無線リソース(radio resource)、つまり、スプリットベアラBSPに関連するRLCNR、MACNR及び物理レイヤのリソースを解放する。
さらに、eNB100Aは、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合、SCG自体を削除、具体的には、SCGのコンフィグレーションを削除する。なお、SCGに属するベアラとは、上述したように、SCG bearer、SCG split bearerまたはMCG split bearerが挙げられる。
このように、SCGを完全に削除(リリース)することによって、UE200が実行しなければならないSCGに関する測定報告(Measurement Report)の頻度がさらに低下する。
UE200は、SCG link(Leg)を削除したことを示すRRC Connection Reconfiguration CompleteをeNB100Aに送信する(S210)。
図7は、スプリットベアラBSP(Split bearer via SCG)の構成例(一部リソース解放後)を示す。図7に示すように、gNB100BのRLCNRレイヤよりも下位レイヤのリソースが解放されるため、gNB100Bから直接UE200に向かう区間(図中の点線区間)では、スプリットベアラBSP(を構成するリソース)が解放される。
このように、S-RLFが検出された場合、スプリットベアラBSPの一部が解放される。このため、UE200は、SCGがactiveな状態と比較して、長い周期で測定報告(Measurement Report)を実行することになる。これにより、UE200の消費電力が削減される。また、MCG側のスプリットベアラBSPの設定自体は保持されているため、スプリットベアラの解放及び設定が繰り返されることによるシグナリングも抑制できる。
(3.1.2)動作例2
図8は、セカンダリセルグループにおける無線リンク障害時を含むスプリットベアラの制御シーケンス(動作例2)を示す。以下、動作例1と異なる部分について、主に説明する。
本動作例は、動作例1と比較すると、eNB100A(LTE MeNB)ではなく、gNB100B(NR SgNB)がRRCメッセージを送信する。図8に示すS110〜S160は、図5のS110〜S160と同様である。
gNB100Bは、受信したSecondary Node Modification Requestに基づいて、RRC Connection ReconfigurationをUE200に送信する(S170A)。当該RRC Connection Reconfigurationによって、スプリットベアラBSP(SCG split bearer)を構成するSCG link(Leg)を削除と、SCG側のRLC-Config、MACmain-Config及び個別無線リソース(radio resource)を解放とが指示される。
gNB100B及びUE200は、SCG link(Leg)の削除と、当該リソースの解放とを実行する(S180A)。
さらに。eNB100A及びgNB100Bは、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合、SCG自体を削除、具体的には、SCGのコンフィグレーションを削除、またはSCGに含まれる全てのセルの物理レイヤ、及びMACレイヤのパラメータ及び識別子などの情報を削除する。
UE200は、SCG link(Leg)の削除と、当該リソースの解放とを実行したことを示すRRC Connection Reconfiguration CompleteをgNB100Bに送信する(S190A)。
gNB100Bは、受信したRRC Connection Reconfiguration Completeに基づいて、当該リソースを解放したことを示すSecondary Node Modification Request AcknowledgementをeNB100Aに送信する(S200A)。
本動作例によっても、RRCメッセージの送信主体が異なるものの、動作例1と同様の効果を得ることができる。
(3.2)セカンダリセルグループの削除の通知
次に、eNB100A及びgNB100B(或いはgNB100B及びUE200)が、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体を削除すること(SCG自体を設定しないこと)を共有するために、当該削除について通知する動作について説明する。
ここでは、2つの通知方法について説明する。第1の通知方法は、図7に示したスプリットベアラBSPの実線部分(以下、SCGに属するセカンダリノード(SN)から延長されるベアラであり、便宜上「SN anchored bearer」と呼ぶ)を設定する情報とともに、SCGを設定(SCG Configuration)しないこと示す情報要素(SCG Release)が、eNB100AとgNB100Bとの間(或いはgNB100BとUE200との間)において交換される。
第2の通知方法は、無線ベアラの設定情報(radioBearerConfig)として、SN anchored bearer以外に、gNB100B(SN)を経由して設定されるベアラが含まれないことを以て、暗黙的にSCGを設定しないことがeNB100AとgNB100Bとの間において通知され、共有される。
以下、具体的な動作例について説明する。以下の動作例は、3GPP TS37.340に記載されているSN関連の手順に沿っている。
(3.2.1)動作例1
図9は、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体の削除の通知に用いられるSN関連の手順(動作例1)を示す。
具体的には、図9は、TS37.340に規定されているMN initiated SN modification procedureを示す。図9に示すように、MN initiated SN modification procedureでは、eNB100A(LTE MeNB/MN)が主導して、gNB100B(NR SgNB/SN)の設定変更をgNB100Bと実行する(S310及びS320)。
eNB100Aは、SgNB Modification RequestにSCGを設定(SCG Configuration)しないこと示すSCG Releaseを含める。これにより、gNB100Bは、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体を削除すること(SCG自体を設定しないこと)を認識する。
以下、MN initiated SN modification procedureに従った手順が実行される(S330〜S400)。
(3.2.2)動作例2
図10は、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体の削除の通知に用いられるSN関連の手順(動作例2)を示す。
具体的には、図10は、TS37.340に規定されているSN initiated SN modification procedure with MN involvementを示す。図10に示すように、SN initiated SN modification procedure with MN involvementでは、gNB100B(NR SgNB/SN)が主導して、NR SgNB/SNの設定変更をeNB100Aと実行する(S410〜S430)。
gNB100Bは、SgNB Modification RequiredにSCGを設定(SCG Configuration)しないこと示すSCG Releaseを含める。これにより、eNB100Aは、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体を削除すること(SCG自体を設定しないこと)を認識する。
以下、SN initiated SN modification procedure with MN involvementに従った手順が実行される(S440〜S500)。
(3.2.3)動作例3
図11は、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体の削除の通知に用いられるSN関連の手順(動作例3)を示す。
具体的には、図11は、TS37.340に規定されているSN initiated SN modification procedure w/o MN involvementを示す。図11に示すように、SN initiated SN modification procedure w/o MN involvementでは、gNB100B(NR SgNB/SN)が、eNB100Aの関与なしにNR SgNB/SNの設定変更をUE200と実行する(S610及びS620)。
gNB100Bは、NR RRC Connection ReconfigurationにSCGを設定(SCG Configuration)しないこと示すSCG Releaseを含める。つまり、gNB100Bは、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体を削除することを直接UE200に指示する。
これにより、UE200は、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体を削除すること(SCG自体を設定しないこと)を認識する。
以下、SN initiated SN modification procedure w/o MN involvementに従った手順が実行される(S630)。
(3.2.4)動作例4
図12は、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていない場合にSCG自体の削除の通知に用いられるSN関連の手順(動作例4)を示す。
具体的には、図12は、TS37.340に規定されているSN addition procedureを示す。図12に示すように、SN addition procedureでは、eNB100A(LTE MeNB/MN)が、SN Addition Requestを用いてSN anchored bearerのみを設定することをgNB100Bに通知する(S710)。
gNB100Bは、SCGの物理(PHY)/MACレイヤの設定を含まないRRC Connection Reconfiguration(SN RRC configuration message w/o SCG PHY/MAC configurations)をUE200に送信する(S730)。
以下、SN addition procedureに従った手順が実行される(S740〜S820)。
(3.3)スプリットベアラ解放後におけるスプリットベアラの設定
次に、上述したセカンダリセルグループ(SCG)における無線リンク障害(RLF)時の動作(動作例1,2)によってSCG側(スプリットベアラBSP)リソースの一部解放後におけるスプリットベアラBSPの設定に関する動作について説明する。
ここでは、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラ(SCG関連ベアラ)が設定されていないため、SCG自体が削除されていることを前提とする。
(3.3.1)動作例1
図13は、SCG側(スプリットベアラBSP)リソースの一部解放後におけるスプリットベアラBSPの設定シーケンス(動作例1)を示す。動作例1では、eNB100A(LTE MeNB)がスプリットベアラBSPの設定を制御する。
図13に示すように、UE200は、SCG側(スプリットベアラBSP)リソースの一部解放後、周期的に測定報告(Measurement Report)をeNB100Aに送信する(S910)。
eNB100Aは、受信した測定報告に基づいて、SCGにおけるスプリットベアラ、具体的には、スプリットベアラBSP(図6参照)が設定可能かを判定する(S920)。
ここでは、測定報告に含まれるセルの受信品質が所定の条件を満たし、スプリットベアラBSPが設定可能と判定されたものとする。
なお、UE200が存在する位置などに応じて、上述したSCG側リソースの一部解放前と同一のSCG(具体的には、NR SgNB)においてスプリットベアラBSPが設定可能と判定される場合、或いは、SCG側リソースの一部解放前と異なるSCGにおいてスプリットベアラBSPが設定可能と判定される場合がある。
eNB100Aは、スプリットベアラBSPの設定を要求するRRC Connection ReconfigurationをUE200に送信する(S930)。
UE200は、受信したRRC Connection Reconfigurationに基づいて、スプリットベアラBSP(SCG split bearer)を構成するSCG link(Leg)と、SCG側のRLC-Config、MACmain-Config及び個別無線リソース(radio resource)を再設定する(S940)。
さらに、UE200、eNB100A及びgNB100Bは、受信したRRC Connection Reconfigurationに基づいて、当該SCG link(Leg)などを再設定するとともに、上述した動作によって削除されたSCGを再設定する。
なお、同一SCGにおいてスプリットベアラBSPを設定する場合、スプリットベアラBSPが再設定される。具体的には、上述した動作例によって削除されたSCG link(Leg)と、解放されたSCG側のRLC-Config、MACmain-Config及び個別無線リソース(radio resource)のみが再設定される。つまり、スプリットベアラBSPを構成する他のリソース(PDCPNR, RLCLTEなど)については、保持されている状態がそのまま利用される。
一方、SCG側リソースの一部解放前と異なるSCGにおいてスプリットベアラBSPを設定する場合、新規なSCG split bearerが設定される。この場合、保持されていたスプリットベアラBSPのリソースは解放される。
UE200は、SCG link(Leg)及び当該リソースを再設定、或いは新規なSCG split bearerを設定したことを示すRRC Connection Reconfiguration CompleteをeNB100Aに送信する(S950)。
本動作例によれば、SCG側リソースの一部解放前と同一のSCGにおいてスプリットベアラBSPが設定可能と判定された場合には、保持されているスプリットベアラBSPのリソースを活用してスプリットベアラBSPが再設定されるため、当該リソースを効率的に利用しつつ、シグナリング量を低減できる。
(3.3.2)動作例2
図14は、SCG側(スプリットベアラBSP)リソースの一部解放後におけるスプリットベアラBSPの設定シーケンス(動作例2)を示す。動作例2では、gNB100B(NR SgNB)がスプリットベアラBSPの設定を制御する。
以下、上述した動作例6との相違点について、主に説明する。動作例6と動作例7との相違点は、制御主体がeNB100AではなくgNB100Bである点であり、各ステップの処理内容は、動作例1と同様である。
具体的には、図13のS910〜S950は、図14のS1010〜S1050にそれぞれ対応する。
動作例2においても、UE200、eNB100A及びgNB100Bは、受信したRRC Connection Reconfigurationに基づいて、当該SCG link(Leg)などを再設定するとともに、上述した動作によって削除されたSCGを再設定する。
(4)作用・効果
上述した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。具体的には、例えば、eNB100Aは、SCGにおける無線リンク障害(S-RLF)が発生したことを示すSCG Failure Information(障害通知)をUE200から受信した場合、スプリットベアラBSPのSCGにおけるRLCレイヤ以下のリソースのみを解放することを指示するSecondary Node Modification Request(リソース変更要求)をgNB100Bに送信することができる。
gNB100Bは、受信したSecondary Node Modification Requestに基づいて、スプリットベアラBSPのSCGにおけるRLCレイヤ以下のリソースを解放する。
このため、スプリットベアラBSPの再設定時には、保持されているPDCPレイヤ以上のリソースがそのまま利用されるため、スプリットベアラBSP解放と設定に伴うシグナリング量を低減し得る。
また、eNB100A(gNB100B及びUE200)は、スプリットベアラBSP以外、SCGに属するベアラが設定されていない場合、SCGの設定自体を削除する。
このため、SCGが完全に削除(リリース)され、UE200が実行しなければならないSCGに関する測定報告(Measurement Report)の頻度がさらに低下する。なお、SCGの設定自体削除は、SCGの不活性化(deactivate)とは異なり、SCGのコンフィグレーションを削除(リリース)することであり、SCGの不活性化よりもMeasurement Reportの頻度のさらなる低下が見込まれる。これにより、UE200の消費電力を効果的に削減し得る。
すなわち、無線通信システム10によれば、SCGを経由したスプリットベアラBSPが設定される場合において、当該スプリットベアラBSPの解放及び設定が繰り返されることによるシグナリング量の増加の抑制と、UE200の消費電力の削減とを両立し得る。
本実施形態では、例えば、eNB100Aは、解放されたリソースを再利用したスプリットベアラBSPが設定される場合、一度削除したSCGを再設定することができる。
このため、スプリットベアラBSPの再設定に伴うシグナリング量を低減しつつ、迅速かつ効率的にSCGを再設定することができる。
本実施形態では、eNB100Aは、MN initiated SN modification procedure(図9参照)において、SCGの設定自体を削除することができる。また、eNB100Aは、SN addition procedureにおいて、SCGの設定自体を削除することができる。
さらに、gNB100Bは、SN initiated SN modification procedure with MN involvementまたはSN initiated SN modification procedure with MN involvementにおいて、SCGの設定自体を削除することができる。
このため、3GPP TS37.340において規定されている既存の関連手順を活用しつつ、SCGの設定自体を効率的に削除することができる。
(5)その他の実施形態
以上、実施形態に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、上述した実施形態では、eNB100AがLTE方式の無線基地局(eNB)であり、マスタ基地局を構成し、gNB100BがNR方式の無線基地局(gNB)であり、セカンダリ基地局を構成していたが、このような構成は逆でもよい。つまり、NR方式の無線基地局(gNB)がマスタ基地局を構成し、LTE方式の無線基地局(eNB)がセカンダリ基地局を構成してもよい。
また、上述した実施形態の説明に用いたブロック図(図3,4)は、機能ブロック図を示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/またはソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/または論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/または論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/または間接的に(例えば、有線及び/または無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
さらに、上述したeNB100A, gNB100B、及びUE200(当該装置)は、本発明の送信電力制御の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図15は、当該装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図15に示すように、当該装置は、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006及びバス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
当該装置の各機能ブロック(図3,4参照)は、当該コンピュータ装置の何れかのハードウェア要素、または当該ハードウェア要素の組み合わせによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU)で構成されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read
Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、上述した実施形態に係る方法を実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記録媒体は、例えば、メモリ1002及び/またはストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/または無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、情報の通知は、上述した実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号またはこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC Connection Setupメッセージ、RRC Connection Reconfigurationメッセージなどであってもよい。
さらに、入出力された情報は、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報は削除されてもよい。入力された情報は他の装置へ送信されてもよい。
上述した実施形態におけるシーケンス及びフローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。
また、上述した実施形態において、eNB100A(gNB100B、以下同)によって行われるとした特定動作は、他のネットワークノード(装置)によって行われることもある。また、複数の他のネットワークノードの組み合わせによってeNB100Aの機能が提供されても構わない。
なお、本明細書で説明した用語及び/または本明細書の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、該当する記載がある場合、チャネル及び/またはシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用されてもよい。
さらに、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
eNB100A(基地局)は、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。
「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、及び/または基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」「eNB」、「セル」、及び「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、gNodeB(gNB)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
UE200は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
また、「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形の用語は、「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書或いは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書で使用した「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本明細書の全体において、例えば、英語でのa, an, 及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述したように、本発明によれば、セカンダリセルグループ(SCG)を経由したスプリットベアラが設定される場合において、当該スプリットベアラの解放及び設定が繰り返されることによるシグナリング量の増加の抑制と、ユーザ装置の消費電力の削減とを両立し得るため、有用である。
10 無線通信システム
20 コアネットワーク
30 S-GW
40 MME
50 UPF
60 AMF
100A eNB
100B gNB
110 無線通信部
120 接続制御部
130 障害通知受信部
140 リソース制御部
200 UE
210 無線通信部
220 接続制御部
230 障害検出部
240 セル設定部
250 品質測定部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置
1007 バス

Claims (7)

  1. コアネットワークからセカンダリセルグループを経由するとともに前記セカンダリセルグループに含まれる他の無線基地局からマスタセルグループに含まれる無線基地局に分岐するスプリットベアラが設定され、前記スプリットベアラを経由してユーザ装置にデータが送信される無線通信システムであって、
    前記無線基地局は、
    前記セカンダリセルグループにおける無線リンク障害が発生したことを示す障害通知を前記ユーザ装置から受信する障害通知受信部と、
    前記障害通知受信部が前記障害通知を受信した場合、前記スプリットベアラの前記セカンダリセルグループにおける所定レイヤ以下のリソースのみを解放することを指示するリソース変更要求を前記他の無線基地局に送信する接続制御部と
    を備え、
    前記他の無線基地局は、受信した前記リソース変更要求に基づいて、前記スプリットベアラの前記セカンダリセルグループにおける前記所定レイヤ以下のリソースを解放するリソース制御部を備え、
    前記接続制御部は、前記スプリットベアラ以外、前記セカンダリセルグループに属するベアラが設定されていない場合、前記セカンダリセルグループの設定自体を削除する無線通信システム。
  2. 前記接続制御部は、前記リソース制御部によって解放された前記リソースを再利用した前記スプリットベアラが設定される場合、前記セカンダリセルグループを再設定する請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記接続制御部は、前記セカンダリセルグループに含まれるノードの変更手順において、前記スプリットベアラ以外、前記セカンダリセルグループに属するベアラが設定されていない場合、前記セカンダリセルグループの設定自体を削除することを前記他の無線基地局に通知する請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記リソース制御部は、前記セカンダリセルグループに含まれるノードの変更手順において、前記スプリットベアラ以外、前記セカンダリセルグループに属するベアラが設定されていない場合、前記セカンダリセルグループの設定自体を削除することを前記無線基地局に通知する請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記リソース制御部は、前記セカンダリセルグループに含まれるノードの変更手順において、前記スプリットベアラ以外、前記セカンダリセルグループに属するベアラが設定されていない場合、前記セカンダリセルグループの設定自体を削除することを前記ユーザ装置に通知する請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記接続制御部は、前記セカンダリセルグループに含まれるノードの追加手順において、前記スプリットベアラ以外、前記セカンダリセルグループに属するベアラが設定されていない場合、前記セカンダリセルグループの設定自体を削除することを前記他の無線基地局に通知する請求項1に記載の無線通信システム。
  7. コアネットワークからセカンダリセルグループを経由するとともに前記セカンダリセルグループに含まれる他の無線基地局からマスタセルグループに含まれる無線基地局に分岐するスプリットベアラが設定され、前記スプリットベアラを経由してユーザ装置にデータが送信される前記無線基地局であって、
    前記セカンダリセルグループにおける無線リンク障害が発生したことを示す障害通知を前記ユーザ装置から受信する障害通知受信部と、
    前記障害通知受信部が前記障害通知を受信した場合、前記スプリットベアラの前記セカンダリセルグループにおける所定レイヤ以下のリソースのみを解放することを指示するリソース変更要求を前記他の無線基地局に送信する接続制御部と
    を備え、
    前記接続制御部は、前記スプリットベアラ以外、前記セカンダリセルグループに属するベアラが設定されていない場合、前記セカンダリセルグループの設定自体を削除する無線基地局。
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