JPWO2019077970A1 - イオン源及びイオン注入装置 - Google Patents

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Abstract

多量のアルミニウムイオンを生成できる長寿命のイオン源を提供する。チャンバー21の内部に配置されたカソード電極22をフィラメント20に通電して昇温させ、カソード電極22の側方に配置された窒化アルミニウムの原料ブロック28を加熱し、導入されたフッ素化合物ガスと反応させ、フッ化アルミニウムを放出させる。カソード電極22から放出・加速された熱電子をカソード電極22とリペラ電極23との間で往復移動させ、フッ化アルミニウムガスを分解し、アルミニウムイオンを生成する。多量のアルミニウムイオンを生成できる長寿命のイオン源が得られる。

Description

本発明は、イオン源に関し、特に、イオン注入装置に用いるイオン源の技術に関する。
近年、既存のシリコン(Si)基板と比較して耐熱性・耐電圧性に優れた炭化ケイ素(SiC)基板の製造方法が確立し、比較的安価に手に入るようになっている。
SiC基板を用いたプロセスではアルミニウムイオンをドーパントとして注入するプロセスがあり、アルミニウムイオンビームを生成するイオン源を有するイオン注入装置が使用されている。
このようなイオン源において、アルミニウムイオンを生成する方法として、塩化アルミニウムを加熱してアルミニウムイオンを生成する方法があるが、生産性が悪く、窒化アルミニウム(アルミナイトライド)とフッ素系ガスとを反応させ、アルミニウムイオンを生成する方法が行われている。
しかし、窒化アルミニウムとフッ素系ガスとを反応させる方法では中間生成物としてフッ化アルミニウム(AlFx)が発生し、この発生したフッ化アルミニウムが、反応室の内部に堆積され、アルミニウムイオンの生成が停止する、という問題がある。
このため、従来技術では、イオン源のメンテナンスを頻繁に行わなければならないという課題があった。
特許第3325393号 特許第4428467号
本発明の課題は、反応室内に中間生成物を堆積させずにアルミニウムイオンを生成する技術を提供することにある。
上記従来技術の課題を解決するために、本発明は、チャンバー内の一端に配置されたカソード電極と、前記チャンバー内の他端に配置され、前記カソード電極の表面と対面されたリペラ電極と、前記カソード電極の裏面側に配置されたフィラメントと、前記チャンバーに設けられ、フッ素化合物ガスが導入されるガス導入孔と、前記チャンバー内から正電荷のイオンが引き出される放出孔と、を有し、前記チャンバー内には原料ブロックが配置され、通電された前記フィラメントによって前記カソード電極は加熱され、表面の電子放出面から前記リペラ電極に向かって熱電子が放出され、前記熱電子が前記カソード電極と前記リペラ電極との間で往復移動して、前記ガス導入孔から導入された前記フッ素化合物ガスを分解してプラズマを生成し、前記プラズマ中のフッ素が前記原料ブロックと反応して正電荷のアルミニウムイオンが生成されるイオン源であって、前記原料ブロックは、前記カソード電極の側面の近傍に前記カソード電極と前記チャンバーとは非接触で配置され、前記原料ブロックは窒化アルミニウムであり、前記フッ素化合物ガスは三フッ化リンガスであり、前記原料ブロックと前記フッ素化合物ガスとから生成されたフッ化アルミニウムが前記熱電子によって分解されて前記チャンバーから引き出されるアルミニウムイオンが生成されるイオン源である。
また、本発明は、前記フッ素化合物ガスは前記熱電子によってプラズマにされ、前記原料ブロックの前記リペラ電極に向けられて前記プラズマと接触する面である蒸発面は、前記リペラ電極の前記カソード電極に向けられた表面と前記電子放出面との間に位置し、前記蒸発面が位置する平面と前記電子放出面との間の距離が、前記蒸発面が位置する平面と前記電子放出面に向けられた前記リペラ電極の表面との間の距離よりも小さくなる位置に配置されたイオン源である。
また、本発明は、前記原料ブロックは、前記カソード電極の発熱によって1200℃以上1700℃以下の温度範囲中の温度に昇温されるイオン源である。
本発明は、前記原料ブロックは原料支持体の先端に配置されたイオン源であって、前記原料支持体の先端には、前記原料支持体の側面とは垂直な外側方向に突出された突状部が設けられ、前記原料ブロックが前記突状部の前記リペラ電極に向いた表面に配置され、裏面には装着部材が配置され、前記原料ブロックと前記装着部材とはネジによって互いに押圧され、前記原料ブロックと前記装着部材とで前記突状部が挟まれ、前記原料ブロックが前記原料支持体に固定されるイオン源である。
本発明は、イオン源を有するイオン注入装置であって、前記イオン源は、チャンバー内の一端に配置されたカソード電極と、前記チャンバー内の他端に配置され、前記カソード電極の表面と対面されたリペラ電極と、前記カソード電極の裏面側に配置されたフィラメントと、前記チャンバーに設けられ、フッ素化合物ガスが導入されるガス導入孔と、前記チャンバー内から正電荷のイオンが引き出される放出孔と、を有し、前記チャンバー内には原料ブロックが配置され、通電された前記フィラメントによって前記カソード電極は加熱され、表面の電子放出面から前記リペラ電極に向かって熱電子が放出され、前記熱電子が前記カソード電極と前記リペラ電極との間で往復移動して、前記ガス導入孔から導入された前記フッ素化合物ガスを分解してプラズマを生成し、前記プラズマ中のフッ素が前記原料ブロックと反応して正電荷のアルミニウムイオンが生成されるイオン源であって、前記原料ブロックは、前記カソード電極の側面の近傍に前記カソード電極と前記チャンバーとは非接触で配置され、前記原料ブロックは窒化アルミニウムであり、前記フッ素化合物ガスは三フッ化リンガスであり、前記原料ブロックと前記フッ素化合物ガスとから生成されたフッ化アルミニウムが前記熱電子によって分解されて前記チャンバーから引き出されるアルミニウムイオンが生成されるイオン源であり、前記放出孔の近傍に配置され、前記チャンバー内の正電荷の前記イオンを引き出す引出電極と、前記引出電極によって引き出された前記イオンを質量分析する質量分析装置と、前記質量分析されたイオンを照射する基板が配置される注入室と、を有するイオン注入装置である。
本発明は、前記フッ素化合物ガスは前記熱電子によってプラズマにされ、前記原料ブロックの前記リペラ電極に向けられて前記プラズマと接触する面である蒸発面は、前記リペラ電極の前記カソード電極に向けられた表面と前記電子放出面との間に位置し、前記蒸発面が位置する平面と前記電子放出面との間の距離が、前記蒸発面が位置する平面と前記電子放出面に向けられた前記リペラ電極の表面との間の距離よりも小さくなる位置に配置されたイオン注入装置である。
さらに、本発明は、前記原料ブロックは、前記カソード電極の発熱によって1200℃以上1700℃以下の温度範囲中の温度に昇温されるイオン注入装置である。
また、本発明は、前記イオン源の前記原料ブロックは原料支持体の先端に配置され、前記原料支持体の先端には、前記原料支持体の側面とは垂直な外側方向に突出された突状部が設けられ、前記原料ブロックが前記突状部の前記リペラ電極に向いた表面に配置され、裏面には装着部材が配置され、前記原料ブロックと前記装着部材とはネジによって互いに押圧され、前記原料ブロックと前記装着部材とで前記突状部が挟まれ、前記原料ブロックが前記原料支持体に固定されるイオン注入装置である。
本発明によれば、多量のアルミニウムイオンを生成できる長寿命のイオン源と、そのイオン源を有するイオン注入装置とを提供することができる。また、長期間安定してアルミニウムイオン注入を行うことができる。
原料ブロックの交換が簡単である。
本発明のイオン源を用いた本発明のイオン注入装置の一例の全体を示す概略構成図 本発明に係るイオン源の構成例を示す断面図 原料ブロックと原料支持体の位置関係を説明するための図面 (a):原料ブロックの平面図 (b):装着部材の平面図 (c):原料支持体の側面図 アルミニウムナイトライドの温度と放出される窒素ガス(N2)の分圧との関係のグラフ チャンバー内部の副生成物の蓄積状態を示す写真であり、(a):三フッ化ホウ素ガスを用いた場合 (b):三フッ化リンを用いた場合
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
<イオン注入装置>
図1は、本発明のイオン源を用いた本発明のイオン注入装置1の全体を示す概略構成図である。
図1に示すように、本例のイオン注入装置1は、後述するイオン源10と、走行室2と、質量分析装置3と、加速装置4と、走査装置5と、注入室6とが、これらの順に接続されて構成されている。
なお、このイオン注入装置1は、イオン源10、走行室2、加速装置4、注入室6が、真空排気装置9a〜9dによってそれぞれ真空排気されるようになっている。
イオン源10にはガス供給部12が接続されており、イオン源10はガス供給部12が供給するガスを用いてイオンを生成し、正電荷のイオンが走行室2の内部に引き出され、走行室2の内部を走行し、質量分析装置3の内部に入射する。
正電荷のイオンが質量分析装置3の内部を通過する際に質量分析され、所望の質量電荷比を有するイオンが通過して加速装置4に入射される。
ここでは、アルミニウムイオンが通過して加速装置4に入射される。
加速装置4では、入射したアルミニウムイオンが加速され、走査装置5に入射すると、イオンビームは走査装置5によって進行方向が制御されて注入室6の内部に入射する。
注入室6の内部には、複数(ここでは二つ)の基板8が配置されており、上述した走査装置5によって、イオンビームは複数の基板8のうちいずれかの基板方向に向けられ、その基板8の表面に照射される。基板8の表面はイオンビームによって走査され、イオンが注入される。
<イオン源>
図2は、本発明に係るイオン源10の内部を説明するための図面であり、イオン源10には筒状(ここでは四角筒)のチャンバー21が配置されており、チャンバー21の内部は、図1に示した真空排気装置9aによって真空雰囲気に真空排気されている。
チャンバー21は二個の底面31,32を有し、一方の底面31はチャンバー21の一端に位置し、他方の底面32はチャンバー21の他端に位置しており、各底面31,32には、それぞれ取付孔47,48が設けられている。チャンバー21の内部のうち、一方の底面31近くの場所にはフィラメント20が配置されており、他方の底面32近くの場所にはリペラ電極23が配置されている。フィラメント20はチャンバー21の外側の真空雰囲気中に配置されている。
チャンバー21の内部の場所であって、フィラメント20とリペラ電極23との間のフィラメント20に近い位置には、カソード電極22が配置されている。従って、カソード電極22は一方の底面側に配置され、リペラ電極23は他方の底面側に配置されている。カソード電極22とリペラ電極23とは平板あるいは柱状であり、互いに向きあう表面は平行にされており、フィラメント20はカソード電極22の裏側に位置している。
チャンバー21の外部の場所のうち、フィラメント20近くの底面31近傍には、ベース板30が配置されている。ベース板30は絶縁された状態でチャンバー21に固定されている。
フィラメント20に近い底面31の取付孔47には、原料支持体26と電極支持体33が挿通されており、電極支持体33の一端である先端は、チャンバー21の内部に配置され、他端である根元部分はベース板30に固定されている。カソード電極22は図示しない構造により電極支持体33の先端に取り付けられている。なお、電極支持体33とカソード電極22は一体構造としてもかまわない。
フィラメント20から遠い底面32の取付孔48には、支持棒36が挿通されている。支持棒36の先端はチャンバー21の内部に配置され、リペラ電極23が固定されている。
支持棒36は電気導電性を有しており、支持棒36の先端との反対側はチャンバー21の外部に配置されている。
支持棒36は絶縁体41によってチャンバー21に固定され、支持棒36とチャンバー21との間は絶縁されている。
原料支持体26はチャンバー21と電極支持体33とは非接触にされて取付孔47の縁と電極支持体33との間に配置されている。
原料支持体26の根元はベース板30に固定されており、先端には固体のアルミニウム化合物が所定形状に成形された原料ブロック28が取り付けられている。ここではアルミニウム化合物は窒化アルミニウム(AlN)である。
電極支持体33と原料支持体26とは電気伝導性を有しており、ベース板30と同電位になるから、カソード電極22と原料ブロック28ともベース板30と同電位になる。
原料ブロック28は、カソード電極22の側面とチャンバー21の側面25の間に、カソード電極22とチャンバー21との両方に非接触で配置されており、原料ブロック28の表面のうち、原料ブロック28から離間されたリペラ電極23に向けられた表面である蒸発面37は平面にされ、カソード電極22とリペラ電極23との互いに平行にされた面と平行にされている。
カソード電極22のリペラ電極23に向けられた表面を、電子放出面38と呼ぶとすると、蒸発面37が位置する平面は、リペラ電極23のカソード電極22に向けられた表面と電子放出面38との間に位置している。つまり、蒸発面37は、蒸発面37が位置する平面とリペラ電極23との間の距離が、電子放出面38とリペラ電極23との間の距離よりも小さくなる位置に配置されている。また蒸発面37は、蒸発面37が位置する平面と電子放出面38との間の距離が、蒸発面37が位置する平面とリペラ電極23との間の距離よりも小さくなる位置に配置されている。
図4(a)は、原料ブロック28の平面図であり、原料ブロック28は同図に示されるように金属体の中央に窓孔27が形成されたリング形状であり、中央に形成された窓穴27の中に、カソード電極22の電子放出面38が配置されており、窓穴27の中で放出面38が露出するようにされている。
ここでは窓穴27の形状は円形であり、カソード電極22の形状は円盤状であり、窓穴27の直径の方がカソード電極22の直径よりも大きくされている。
チャンバー21の外部には、放電電源52と、カソード加熱電源53と、フィラメント加熱電源54とが配置されている。
放電電源52の正電圧端子には、チャンバー21が電気的に接続されている。
放電電源52の負電圧端子にはベース板30が電気的に接続されている。ここでは原料支持体26を介して電気的に接続されている。従って放電電源52が動作すると、カソード電極22と原料ブロック28とには、チャンバー21に対して負電圧が印加される。
また、放電電源52の負電圧端子はカソード加熱電源53の正電圧端子に電気的に接続され、カソード加熱電源53の負電圧端子はフィラメント20の一端に電気的に接続されている。カソード加熱電源53が動作すると、カソード電極22に対してフィラメント20に負電圧が印加される。
また、フィラメント20の一端はカソード加熱電源53の負電圧端子とフィラメント加熱電源54の負電圧端子とに電気的に接続され、フィラメント20の他端はフィラメント加熱電源54の正電圧端子に電気的に接続されている。
カソード電極22とリペラ電極23とフィラメント20とは真空雰囲気に置かれており、フィラメント加熱電源54が動作して真空雰囲気中でフィラメント20が通電されると発熱する。
その状態でカソード加熱電源53によって、カソード電極22に対してフィラメント20に負電圧が印加されていると、熱電子がフィラメント20からカソード電極22に向けて放出され、熱電子がカソード電極22に衝突するとカソード電極22が加熱される。
放電電源52によってチャンバー21に対してカソード電極22に負電圧が印加されている状態で、カソード電極22が加熱されると、熱電子がカソード電極22の露出された電子放出面38からリペラ電極23に向かって放出され、加速される。
浮遊電位のリペラ電極23は、カソード電極22と同等の負電位になっており、カソード電極22から放出・加速された熱電子(以下、一次電子)は静電気力によって、飛行方向が反転され、カソード電極22に向かって飛行する。
カソード電極22に向かった一次電子も、カソード電極22によって飛行方向が反転され、リペラ電極23に向かって反転する。
このように、一次電子はカソード電極22とリペラ電極23との間を繰り返し往復移動する。
チャンバー21の外部には、N極とS極の二個の磁極のうちチャンバー21に向けて一方の磁極が向けられた磁石58と、他方の磁極が向けられた磁石59とが配置され、N極とS極との間に形成される磁力線が、カソード電極22とリペラ電極23とを貫通するようにされている。
したがって、一次電子は磁力線に巻き付いて螺旋状に移動しながら往復移動する。これらの作用により、チャンバー21内のガスと電子との衝突確率を高め、プラズマ生成効率の増大を図っている。
チャンバー21の側面には、ガス導入孔34とイオン放出孔35とが設けられている。
ガス導入孔34はガス供給部12に接続されており、ガス供給部12からフッ素化合物ガスが供給されると、フッ素化合物ガスは、チャンバー21の内部で往復運動する一次電子によって分解され、フッ素イオンやフッ素ラジカルが生成される。
カソード電極22は高融点金属で構成されており、フィラメント20によって2200℃程度の温度に加熱されている。
原料ブロック28はカソード電極22の近傍にカソード電極22とは非接触で配置されており、また、原料ブロック28はチャンバー21とは非接触で配置されている。
従って、原料ブロック28は、カソード電極22から放出される熱線によって、チャンバー21に熱が流出しないように加熱され、昇温する。
上述したように、原料ブロック28の面のうち、離間されたリペラ電極23に向けられた蒸発面37は、電子放出面38よりもリペラ電極23に近い位置に配置されており、カソード電極22の温度を調節する手段の他、原料ブロック28のリペラ電極23に向けられた蒸発面37と電子放出面38との間の、電子放出面38に対して垂直な方向の距離と、原料ブロック28とカソード電極22の側面との間の距離と、原料ブロック28とチャンバー21の内側面との間の距離とを調節することで、原料ブロック28が1200℃以上1700℃以下の温度範囲に昇温するようにされている。
チャンバー21に導入されたフッ素化合物ガスからは一次電子によってフッ素イオンやフッ素ラジカルを含有するプラズマが生成され、蒸発面37は生成されたプラズマと接触する。プラズマは蒸発面37に露出する窒化アルミニウムと接触し、窒化アルミニウムはプラズマ中のフッ素イオンやフッ素ラジカル等のフッ素と反応し、フッ化アルミニウム(AlFx)が生成される。
フッ化アルミニウムは高温に加熱されて気体となって原料ブロック28からチャンバー21の内部に放出される。加熱されたチャンバー21の内部でフッ化アルミニウムガスが発生するのでフッ化アルミニウムがチャンバー21に接続された配管の内部に析出することはない。
放出されたフッ化アルミニウムは、チャンバー21内で往復運動する一次電子によって分解され、アルミニウムイオン(Al+)が生成される。
チャンバー21の外部のイオン放出孔35に近い位置には、チャンバー21に対して負電圧が印加された平板状の引出電極24が配置されており、チャンバー21の内部で生成された正電荷のイオンは引出電極24が形成する電界によって引出電極24に吸引され、イオン放出孔35からチャンバー21の外部に引き出され、引出電極24の中央の孔39を通過して上述した走行室2の内部に入射する。走行室2の内部に入射した正電荷のイオンの中にはアルミニウムイオンが含まれる。
上記のフッ素化合物ガスには、三フッ化リン(PF3)ガスや三フッ化ホウ素(BF3)ガスを用いることができるが、三フッ化ホウ素ガスの場合は蒸発温度が高い窒化ホウ素(BN)が副生成物として生成され、窒化ホウ素がチャンバー21の内部に蓄積される。
図6(a)は、三フッ化ホウ素ガスを用いたときのチャンバー21の内部の副生成物状態を示す写真であり、同図(b)は、三フッ化リンガスを用いたときのチャンバー21の内部の副生成物状態を示す写真である。副生成物の量は三フッ化リンガスの方が少なくなっている。
また、三フッ化窒素(NF3)ガスを用いてアルミニウムイオンを生成することも可能であるが、三フッ化窒素ガスは三フッ化リンガスよりも反応性が低いため三フッ化リンガスの方が有利である。
また、原料ブロック28にアルミナ(Al23)を用いると、アルミニウムイオンの生成量が少ない。また、酸素プラズマが発生しない点で窒化アルミニウムの方が有利である。
また、アルミナとBF3ガスとを反応させると、アルミニウムイオンと質量電荷比が等しいBOイオンが発生するため、特にアルミナとBF3ガスの組み合わせは使用することができない。
原料ブロック28は、フッ化アルミニウムを必要量放出させるために、最低1200℃以上の温度に加熱されることが必要であり、加熱温度が高温であるほど望ましいが、フッ化アルミニウムの放出と供に窒素ガスも放出される。
図5は、窒化アルミニウムの温度と、窒化アルミニウムから放出される窒素ガス(N2)の分圧との関係のグラフであり(真空,Vol.9、(1966),No.5,p183-189)、イオン源の作動圧力の上限が5×10-3mmHg程度であるため、窒化アルミニウムの温度の上限は1700℃になることが分かる。
図3は、原料ブロック28が原料支持体26に取り付けられた一例を説明するための斜視図であり、図4(c)は、原料支持体26の側面図である。
電極支持体33と原料支持体26とは、この例では円筒であり、この例では電極支持体33の直径の方が原料支持体26の直径よりも小さくなるようにされている。
電極支持体33と原料支持体26とは、中心軸線が一致するようにされて、電極支持体33が原料支持体26の中空内部に配置されてそれぞれベース板30に固定されている。
原料支持体26の先端には突状部46が設けられている。この突状部46は、原料支持体26の側面と垂直な外側に突き出されており、例えばフランジ状に形成することができる。図2では、突状部46や下記の装着部材44やネジ43等は省略されている。
図4(b)の符号44は、半円形の装着孔45が形成された装着部材である。装着孔45の半円の直径の大きさは、原料支持体26の外径と同じであるか、少し大きく形成されている。従って、装着孔45に原料支持体26が位置するように、装着部材44を原料支持体26に嵌め込むことができる。
リペラ電極23はチャンバー21の下方の位置に配置され、原料支持体26は突状部46が原料支持体26の下端に位置するように鉛直に配置されており、原料支持体26は、チャンバー21との間の電気的絶縁性が維持された状態でチャンバー21に固定されている。
装着部材44が原料支持体26に装着されると、装着部材44は突状部46の上に乗せられている。
原料ブロック28にはネジを挿入することができる挿通穴29aが形成され、装着部材44には内周面にネジ溝が形成されたねじ穴29bが設けられている。
突状部46のリペラ電極23に向けられた表面に原料ブロック28を当接させ、突状部46を、原料ブロック28と装着部材44との間に位置させた状態で、図3に示されたように、ネジ43を原料ブロック28の挿通孔29aに挿通させ、ネジ43の先端を装着部材44のネジ穴29bにねじ込む。
そしてネジ43を回転させ、原料ブロック28と装着部材44とに互いに近づく方向の力を印加させ、ネジ43のネジ頭部分を原料ブロック28に当接させ、原料ブロック28と装着部材44とで突状部46を挟み込み、原料ブロック28を原料支持体26に固定する。このとき、原料ブロック28は、装着部材44にネジ止め固定されたネジ43によって、装着部材44から吊下されていることになり、原料ブロック28は、ネジ43によって装着部材44にネジ止め固定されて原料支持体26から脱落しないようにされているので、原料ブロック28がネジ43の推力によって装着部材44に押圧される必要はない。
原料ブロック28は、イオン生成に伴って消耗するため、ネジ43の推力によって原料ブロック28が固定されていても、原料ブロック28が消耗すれば挟み込まれる面圧が減少する場合もあるが、イオン注入装置の振動環境下では、ネジが自発的に回転する事はない為、当初の締結時の距離は保たれる。従って、ネジ43のフランジと接触する部分の原料ブロック28が消耗したとしても、原料ブロック28と装着部材44の自重に起因する突状部46挟み角度の拡大は軽微であり、原料ブロック28が脱落することはない。
このため、突状部46を挟むために取り付けるネジ43の締結トルクは小さくても良い。
締結トルクが小さくて済むことは、原料ブロック28と原料支持体26との間の接触熱伝導を抑えることになり、原料ブロック28からの熱流出が減少することになる。
また、締結トルクが小さくて済むことは、原料ブロック28を取り付ける際の作業が容易になる。
他方、装着部材44とネジ43とはステンレス材料が成形されて構成されており、締結トルクが大きい状態で高温環境に曝されると凝着現象である「かじり」が発生するが、本発明では締結トルクが小さいため、「かじり」は発生することは無く、取り外し時に問題が発生する確率を下げることが出来る。また、固体潤滑剤は不要となる。
また、締結トルクが小さいことによりネジ43を緩めると、消耗した原料ブロック28を原料支持体26から簡単に取り外すことができ、取り外し後、新しい原料ブロック28を原料支持体26に簡単に取りつけることもできる。このように、原料ブロック28の交換は容易である。
1……イオン注入装置
10…イオン源
12……ガス供給部
20……フィラメント
21……チャンバー
22……カソード電極
23……リペラ電極
26……原料支持体
28……原料ブロック
38……電子放出面

Claims (8)

  1. チャンバー内の一端に配置されたカソード電極と、
    前記チャンバー内の他端に配置され、前記カソード電極の表面と対面されたリペラ電極と、
    前記カソード電極の裏面側に配置されたフィラメントと、
    前記チャンバーに設けられ、フッ素化合物ガスが導入されるガス導入孔と、
    前記チャンバー内から正電荷のイオンが引き出される放出孔と、
    を有し、
    前記チャンバー内には原料ブロックが配置され、
    通電された前記フィラメントによって前記カソード電極は加熱され、表面の電子放出面から前記リペラ電極に向かって熱電子が放出され、前記熱電子が前記カソード電極と前記リペラ電極との間で往復移動して、前記ガス導入孔から導入された前記フッ素化合物ガスを分解してプラズマを生成し、前記プラズマ中のフッ素が前記原料ブロックと反応して正電荷のアルミニウムイオンが生成されるイオン源であって、
    前記原料ブロックは、前記カソード電極の側面の近傍に前記カソード電極と前記チャンバーとは非接触で配置され、
    前記原料ブロックは窒化アルミニウムであり、
    前記フッ素化合物ガスは三フッ化リンガスであり、
    前記原料ブロックと前記フッ素化合物ガスとから生成されたフッ化アルミニウムが前記熱電子によって分解されて前記チャンバーから引き出されるアルミニウムイオンが生成されるイオン源。
  2. 前記フッ素化合物ガスは前記熱電子によってプラズマにされ、
    前記原料ブロックの前記リペラ電極に向けられて前記プラズマと接触する面である蒸発面は、前記リペラ電極の前記カソード電極に向けられた表面と前記電子放出面との間に位置し、前記蒸発面が位置する平面と前記電子放出面との間の距離が、前記蒸発面が位置する平面と前記電子放出面に向けられた前記リペラ電極の表面との間の距離よりも小さくなる位置に配置された請求項1記載のイオン源。
  3. 前記原料ブロックは、前記カソード電極の発熱によって1200℃以上1700℃以下の温度範囲中の温度に昇温される請求項1記載のイオン源。
  4. 前記原料ブロックは原料支持体の先端に配置されたイオン源であって、
    前記原料支持体の先端には、前記原料支持体の側面とは垂直な外側方向に突出された突状部が設けられ、前記原料ブロックが前記突状部の前記リペラ電極に向いた表面に配置され、裏面には装着部材が配置され、
    前記原料ブロックと前記装着部材とはネジによって互いに押圧され、前記原料ブロックと前記装着部材とで前記突状部が挟まれ、前記原料ブロックが前記原料支持体に固定される請求項1記載のイオン源。
  5. イオン源を有するイオン注入装置であって、
    前記イオン源は、
    チャンバー内の一端に配置されたカソード電極と、
    前記チャンバー内の他端に配置され、前記カソード電極の表面と対面されたリペラ電極と、
    前記カソード電極の裏面側に配置されたフィラメントと、
    前記チャンバーに設けられ、フッ素化合物ガスが導入されるガス導入孔と、
    前記チャンバー内から正電荷のイオンが引き出される放出孔と、
    を有し、
    前記チャンバー内には原料ブロックが配置され、
    通電された前記フィラメントによって前記カソード電極は加熱され、表面の電子放出面から前記リペラ電極に向かって熱電子が放出され、前記熱電子が前記カソード電極と前記リペラ電極との間で往復移動して、前記ガス導入孔から導入された前記フッ素化合物ガスを分解してプラズマを生成し、前記プラズマ中のフッ素が前記原料ブロックと反応して正電荷のアルミニウムイオンが生成されるイオン源であって、
    前記原料ブロックは、前記カソード電極の側面の近傍に前記カソード電極と前記チャンバーとは非接触で配置され、
    前記原料ブロックは窒化アルミニウムであり、
    前記フッ素化合物ガスは三フッ化リンガスであり、
    前記原料ブロックと前記フッ素化合物ガスとから生成されたフッ化アルミニウムが前記熱電子によって分解されて前記チャンバーから引き出されるアルミニウムイオンが生成されるイオン源であり、
    前記放出孔の近傍に配置され、前記チャンバー内の正電荷の前記イオンを引き出す引出電極と、
    前記引出電極によって引き出された前記イオンを質量分析する質量分析装置と、
    前記質量分析されたイオンを照射する基板が配置される注入室と、
    を有するイオン注入装置。
  6. 前記フッ素化合物ガスは前記熱電子によってプラズマにされ、
    前記原料ブロックの前記リペラ電極に向けられて前記プラズマと接触する面である蒸発面は、前記リペラ電極の前記カソード電極に向けられた表面と前記電子放出面との間に位置し、前記蒸発面が位置する平面と前記電子放出面との間の距離が、前記蒸発面が位置する平面と前記電子放出面に向けられた前記リペラ電極の表面との間の距離よりも小さくなる位置に配置された請求項5記載のイオン注入装置。
  7. 前記原料ブロックは、前記カソード電極の発熱によって1200℃以上1700℃以下の温度範囲中の温度に昇温される請求項5記載のイオン注入装置。
  8. 前記イオン源の前記原料ブロックは原料支持体の先端に配置され、
    前記原料支持体の先端には、前記原料支持体の側面とは垂直な外側方向に突出された突状部が設けられ、前記原料ブロックが前記突状部の前記リペラ電極に向いた表面に配置され、裏面には装着部材が配置され、
    前記原料ブロックと前記装着部材とはネジによって互いに押圧され、前記原料ブロックと前記装着部材とで前記突状部が挟まれ、前記原料ブロックが前記原料支持体に固定される請求項5記載のイオン注入装置。
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