JPWO2019065337A1 - モータ - Google Patents
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Abstract
本発明のモータの一つの態様は、カバーが、いずれも有底筒状の第1カップ体および第2カップ体を有する。第1カップ体および第2カップ体のうち、少なくとも第2カップ体は板金製である。第2カップ体の底壁部の軸方向他方側を向く面は、ベアリング保持部の径方向位置よりも外側の径方向位置に配置され、中心軸に垂直な環状の平坦面と、ベアリング保持部と平坦面との間に配置されて、ベアリング保持部と平坦面とを接続する接続面と、を有する。ヒートシンクは、集積回路と熱的に接触する軸方向他方側の第1端部と、第1端部の径方向位置よりも外側の径方向位置に配置され、平坦面と接触する軸方向一方側の第2端部と、を有する。
Description
本発明は、モータに関する。
特許文献1のインバータ一体型電動圧縮機は、圧縮機および電動機が内蔵されるハウジングと、熱伝導貫通部材を有する制御回路基板と、制御回路基板に搭載される電気部品と、を備える。熱伝導貫通部材の一方の端面は、ハウジングの外壁を構成する放熱用平面部に対して、熱伝達可能に配置される。熱伝導貫通部材の他方の端面には、電気部品が熱伝達可能に配置される。
モータのカバーの内部に基板が収容される場合、基板に実装される集積回路とカバーとを、ヒートシンクを介して熱的に接続する。つまり、ヒートシンクを介して、集積回路の熱をカバーへ伝える。しかしながら、カバーが板金製である場合には、ヒートシンクからカバーへの熱伝導効率を確保することが難しかった。
本発明は、上述の事情に鑑み、基板の集積回路を効率よく冷却できるモータを提供することを目的の一つとする。
本発明のモータの一つの態様は、中心軸に沿って延びるモータシャフトを有するロータと、前記ロータと径方向に隙間をあけて対向するステータと、前記モータシャフトを回転自在に支持する一対のベアリングと、前記ステータの軸方向一方側に位置し、集積回路が実装された板面を軸方向一方側に向けて配置された基板と、前記基板の軸方向一方側に配置され、前記集積回路と熱的に接触するヒートシンクと、前記ロータ、前記ステータ、前記ベアリング、前記基板および前記ヒートシンクを収容するカバーと、を備え、前記カバーは、いずれも有底筒状の第1カップ体および第2カップ体を有し、前記第1カップ体および前記第2カップ体は、それぞれ、前記ベアリングを保持するベアリング保持部を有する底壁部と、前記底壁部の外周縁から軸方向に延びる筒状の周壁部と、を有し、前記第1カップ体と前記第2カップ体とは、互いに前記周壁部の開口部同士を対向させて配置され、前記第1カップ体および前記第2カップ体のうち、少なくとも前記第2カップ体は板金製であり、前記第1カップ体の前記底壁部には、前記底壁部を軸方向に貫通するシャフト挿入孔が設けられ、前記第2カップ体の前記底壁部の軸方向他方側を向く面は、前記ベアリング保持部の径方向位置よりも外側の径方向位置に配置され、中心軸に垂直な環状の平坦面と、前記ベアリング保持部と前記平坦面との間に配置されて、前記ベアリング保持部と前記平坦面とを接続する接続面と、を有し、前記ヒートシンクは、前記集積回路と熱的に接触する軸方向他方側の第1端部と、前記第1端部の径方向位置よりも外側の径方向位置に配置され、前記平坦面と接触する軸方向一方側の第2端部と、を有する。
本発明の一つの態様によれば、基板の集積回路を効率よく冷却できるモータが提供される。
図1〜図5に示すように、本実施形態のモータ1は、カバー5と、スタッドボルト22と、配線部材50と、中心軸Jに沿って延びるモータシャフト3を有するロータ2と、ステータ4と、一対のベアリング7と、基板20と、放熱部材24と、ヒートシンク21と、ネジ部材25と、を備える。モータシャフト3の両端部のうち、出力端3aが位置する第1端部は、カバー5の外部に配置される。出力端3aには、モータ1によって回転させられる図示しないファン等が接続される。
本実施形態では、中心軸Jに平行な方向を単に「軸方向」と呼ぶ。モータシャフト3の両端部のうち、出力端3aが位置する第1端部から、第1端部と異なる第2端部へ向かう方向を、軸方向一方側と呼ぶ。軸方向一方側は、図4および図5の左側である。モータシャフト3の第2端部から第1端部へ向かう方向を、軸方向他方側と呼ぶ。軸方向他方側は、図4および図5の右側である。中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼ぶ。径方向のうち、中心軸Jに接近する方向を径方向内側と呼び、中心軸Jから離れる方向を径方向外側と呼ぶ。中心軸Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。
図4および図5に示すように、カバー5は、ロータ2、ステータ4、ベアリング7、基板20およびヒートシンク21を収容する。カバー5は、第1カップ体6Aと、第2カップ体6Bと、を有する。カバー5は、いずれも有底筒状の第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bを有する。第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bは、それぞれ、中心軸Jを中心とする有底の円筒状である。本実施形態の例では、第1カップ体6Aに、ロータ2の後述するロータマグネット2a、ステータ4、および、一対のベアリング7のうち軸方向他方側に位置する1つのベアリングが収容される。第2カップ体6Bに、一対のベアリング7のうち軸方向一方側に位置する1つのベアリング7、基板20、ヒートシンク21および放熱部材24が収容される。
図4に示すように、カバー5は、板金製である。第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bのうち、少なくとも第2カップ体6Bは、板金製である。本実施形態の例では、第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bが、板金製である。第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bは、例えば鋼板製である。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、軸方向の寸法および径方向の寸法が互いに同等である。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、同一金型によりカップ形状にプレス成型される。つまり、第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bは、プレス成型品である。カバー5は、プレスカバーである。
第1カップ体6Aは、第2カップ体6Bよりも軸方向他方側に位置する。第2カップ体6Bは、第1カップ体6Aよりも軸方向一方側に位置する。第1カップ体6Aは、軸方向一方側に開口する。第2カップ体6Bは、軸方向他方側に開口する。第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bは、それぞれ、底壁部8と、周壁部9と、フランジ部10と、を有する。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、互いに周壁部9の開口部同士を対向させて配置される。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、それぞれの開口部が軸方向に対向した状態で互いに固定される。第1カップ体6Aのフランジ部10と、第2カップ体6Bのフランジ部10とは、軸方向に対向し、互いに接触する。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、互いのフランジ部10同士が固定される。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとが互いに固定された状態において、第1カップ体6Aの内部と、第2カップ体6Bの内部とは、互いに通じる。
底壁部8は、ベアリング保持部18と、平坦部8cと、接続部8dと、を有する。ベアリング保持部18は、有底の筒状である。ベアリング保持部18は、中心軸Jを中心とする有底の円筒状である。ベアリング保持部18は、カバー5の内部に向けて開口する。ベアリング保持部18は、ベアリング7を保持する。ベアリング7は、例えばボール軸受等である。ベアリング7は、ベアリング保持部18内に嵌め合わされ、固定される。カバー5内には、一対のベアリング7が軸方向に互いに離れて配置される。一対のベアリング7は、カバー5の軸方向の両端部に配置される。一対のベアリング7は、モータシャフト3を回転自在に支持する。ベアリング7は、モータシャフト3を中心軸J回りに回転自在に支持する。
第1カップ体6Aの底壁部8には、底壁部8を軸方向に貫通するシャフト挿入孔19が設けられる。シャフト挿入孔19は、第1カップ体6Aのベアリング保持部18に設けられる。シャフト挿入孔19は、ベアリング保持部18の底部を貫通する貫通孔である。シャフト挿入孔19内には、モータシャフト3が挿入される。モータシャフト3は、シャフト挿入孔19内を通って、カバー5の内部から外部へ突出する。
平坦部8cは、周方向に延びる環状である。平坦部8cは、中心軸Jを中心とする円環板状である。平坦部8cの板面は、軸方向を向き、中心軸Jに直交する方向に広がる。平坦部8cの径方向の位置は、ベアリング保持部18の径方向の位置よりも外側に配置される。平坦部8cは、ベアリング保持部18を径方向外側から囲う。平坦部8cは、径方向から見て、ベアリング保持部18と重なる位置に配置される。平坦部8cは、周壁部9に接続する。平坦部8cの外縁部は、周壁部9の軸方向に沿う開口部と反対側の端部に接続する。
第2カップ体6Bの底壁部8には、貫通孔23が設けられる。第2カップ体6Bは、底壁部8を軸方向に貫通する複数の貫通孔23を有する。貫通孔23は、例えば円孔である。貫通孔23は、第2カップ体6Bの平坦部8cに設けられる。貫通孔23は、第2カップ体6Bの平坦部8cを軸方向に貫通する。複数の貫通孔23は、底壁部8に周方向に互いに間隔をあけて配置される。複数の貫通孔23は、平坦部8cに周方向に等間隔をあけて配置される。
第2カップ体6Bの底壁部8には、複数のスタッドボルト22が設けられる。スタッドボルト22は、第2カップ体6Bの底壁部8から軸方向一方側へ突出する。複数のスタッドボルト22は、底壁部8に周方向に互いに間隔をあけて配置される。本実施形態においては、第2カップ体6Bの底壁部8に、周方向に互いに間隔をあけて3つ以上のスタッドボルト22が設けられる。図示の例では、スタッドボルト22が、底壁部8に周方向に等間隔をあけて4つ設けられる。複数のスタッドボルト22は、平坦部8cにおいて周方向に間隔をあけて配置される。スタッドボルト22は、貫通孔23内に挿入されて、底壁部8に取り付けられる。スタッドボルト22は、貫通孔23に圧入されて、平坦部8cに固定される。モータ1は、モータ1を取り付ける対象物である図示しない装置フレーム等に対して、スタッドボルト22を利用して取り付けられ、固定される。
スタッドボルト22は、ボルト部22aと、頭部22bと、を有する。ボルト部22aは、軸方向に延びる柱状である。ボルト部22aは、円柱状である。ボルト部22aは、貫通孔23内に挿入される。ボルト部22aは、貫通孔23を通って軸方向一方側へ突出する。ボルト部22aは、底壁部8から軸方向一方側へ突出する。ボルト部22aのうち、軸方向他方側の端部は、貫通孔23内に嵌め合わされる。ボルト部22aのうち、少なくとも軸方向他方側の端部以外の部分には、ネジ部が設けられる。図4に示す例では、ネジ部が、ボルト部22aの軸方向の全長にわたって設けられる。ネジ部は、外周に雄ネジを有する。ネジ部は、カバー5の外部に露出する。
頭部22bは、板状である。頭部22bは、ボルト部22aと同軸の円板状である。頭部22bは、ボルト部22aよりも外径が大きい。頭部22bは、ボルト部22aの軸方向他方側の端部に接続する。頭部22bは、底壁部8に軸方向他方側から接触する。頭部22bは、底壁部8にモータ内部から接触する。頭部22bは、平坦部8cの後述する平坦面8aに対して、軸方向他方側から接触する。頭部22bが平坦部8cから軸方向他方側に出っ張る寸法は、例えば1mm以下である。本実施形態の例では、頭部22bが平坦部8cから軸方向他方側に出っ張る寸法が、0.3〜0.4mmである。
第2カップ体6Bの底壁部8には、図示しないネジ取付孔が設けられる。第2カップ体6Bは、底壁部8を軸方向に貫通するネジ取付孔を有する。ネジ取付孔は、例えば円孔である。ネジ取付孔は、第2カップ体6Bの平坦部8cに複数設けられる。ネジ取付孔は、第2カップ体6Bの平坦部8cを軸方向に貫通する。複数のネジ取付孔は、底壁部8に周方向に互いに間隔をあけて配置される。ネジ取付孔の数は、2つである。ネジ取付孔には、後述するネジ部材25が挿入される。
接続部8dは、ベアリング保持部18と平坦部8cとを接続する。接続部8dは、ベアリング保持部18の筒部の開口部と、平坦部8cの内周縁と、を接続する。接続部8dは、ベアリング保持部18と平坦部8cとの間に配置される。接続部8dは、径方向に沿うベアリング保持部18と平坦部8cとの間に位置する。本実施形態の例では、接続部8dが、中心軸Jを中心とするテーパ筒状である。接続部8dは、平坦部8cから径方向内側へ向かうにしたがい軸方向に沿って周壁部9の開口部側へ向けて延びる。すなわち、第1カップ体6Aの接続部8dは、平坦部8cから径方向内側へ向かうにしたがい軸方向一方側へ向けて延びる。第2カップ体6Bの接続部8dは、平坦部8cから径方向内側へ向かうにしたがい軸方向他方側へ向けて延びる。
第2カップ体6Bの底壁部8の軸方向他方側を向く面は、平坦面8aと、接続面8bと、を有する。平坦面8aは、第2カップ体6Bの平坦部8cに配置される。平坦面8aは、第2カップ体6Bの平坦部8cにおいて軸方向他方側を向く面である。平坦面8aは、中心軸Jに垂直な環状である。平坦面8aは、中心軸Jに直交する方向に広がる円環面状である。平坦面8aは、ベアリング保持部18の径方向位置よりも外側の径方向位置に配置される。平坦面8aは、ベアリング保持部18を径方向外側から囲う。
接続面8bは、第2カップ体6Bの接続部8dに配置される。接続面8bは、第2カップ体6Bの接続部8dにおいて軸方向他方側を向く面である。接続面8bは、ベアリング保持部18と平坦面8aとを接続する。接続面8bは、ベアリング保持部18の筒部の開口部と、平坦面8aの内周縁と、を接続する。接続面8bは、ベアリング保持部18と平坦面8aとの間に配置される。接続面8bは、径方向に沿うベアリング保持部18と平坦面8aとの間に位置する。本実施形態の例では、接続面8bが、中心軸Jを中心とするテーパ面状である。接続面8bは、ベアリング保持部18から径方向外側へ向かうにしたがい軸方向一方側へ向けて延びる。
周壁部9は、中心軸Jを中心とする筒状である。周壁部9は、円筒状である。周壁部9は、底壁部8の外周縁から軸方向に延びる。周壁部9は、軸方向に沿う底壁部8と反対側に開口する。周壁部9の軸方向に沿う底壁部8と反対側の端部には、開口部が位置する。周壁部9の軸方向に沿う開口部と反対側の端部は、底壁部8に塞がれる。
第1カップ体6Aの周壁部9には、ステータ支持爪9aが複数設けられる。ステータ支持爪9aは、周壁部9から第1カップ体6Aの内部に突出する。複数のステータ支持爪9aは、周壁部9において周方向に互いに等間隔をあけて配置される。ステータ支持爪9aは、第1カップ体6A内に配置されるステータ4に、軸方向他方側から接触する。ステータ支持爪9aは、ステータ4を軸方向一方側へ向けて支持する。
第2カップ体6Bの周壁部9は、ブッシュ9bを有する。ブッシュ9bは、筒状である。ブッシュ9bは、弾性変形可能である。第2カップ体6Bの周壁部9には、周壁部9を径方向に貫通する図示しない配線通し孔が設けられる。ブッシュ9bは、配線通し孔内に挿入されて、周壁部9に固定される。ブッシュ9bの内部を通して、カバー5の外部と内部とが通じる。ブッシュ9b内には、配線部材50が通される。配線部材50は、ブッシュ9b内を通り、カバー5の外部と内部とにわたって延びる。ブッシュ9bにおける径方向内側の端部には、配線引出し口(図示省略)が設けられる。つまり、第2カップ体6Bの周壁部9は、配線引出し口を有する。配線引出し口は、カバー5内に開口する穴である。配線部材50は、ブッシュ9b内を通り、配線引出し口からカバー5内に突出する。配線部材50は、基板20と電気的に接続される。
フランジ部10は、周壁部9の底壁部8と反対側の端縁から径方向外側に広がる環状である。フランジ部10は、軸方向に沿う周壁部9の底壁部8と反対側の端部から径方向外側に広がる円環板状である。フランジ部10の板面は、軸方向を向き、中心軸Jに直交する方向に広がる。第1カップ体6Aのフランジ部10の軸方向一方側を向く板面と、第2カップ体6Bのフランジ部10の軸方向他方側を向く板面とは、互いに接触する。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、互いのフランジ部10を軸方向に接触させて配置される。
ロータ2は、モータシャフト3と、ロータマグネット2aと、を有する。モータシャフト3のうち、一対のベアリング7に支持される部分および一対のベアリング7間に位置する部分は、カバー5の内部に配置される。モータシャフト3のうち、第1カップ体6Aに収容されるベアリング7よりも軸方向他方側に位置する部分は、カバー5の外部に配置される。モータシャフト3と一対のベアリング7とは、止め輪等により、互いに軸方向に移動することが抑制される。ロータマグネット2aは、中心軸Jを中心とする筒状である。ロータマグネット2aは、円筒状である。ロータマグネット2aは、モータシャフト3の外周面に固定される。
ステータ4は、カバー5内に嵌め合わされる。ステータ4は、第1カップ体6Aの周壁部9の内周面に嵌め合わされ、固定される。ステータ4は、ロータ2と径方向に隙間をあけて対向する。ステータ4は、ロータ2に径方向外側から対向する。ステータ4は、ステータコア26と、コイル27と、絶縁部28と、絡げピン(図示省略)と、を有する。ステータコア26は、ロータ2の径方向外側を囲う環状である。ステータコア26は、ロータマグネット2aと径方向に隙間をあけて対向する。ステータコア26は、ロータマグネット2aに径方向外側から対向する。
コイル27は、ステータコア26に装着される。コイル27は、絶縁部28を介して間接的に、ステータコア26に装着される。絶縁部28は、ステータコア26とコイル27との間に配置される部分を有する。絶縁部28は、コイル27に径方向から対向する部分を有する。つまり絶縁部28は、コイル27に径方向から対向する。絶縁部28は、コイル27の径方向外側に位置する外周側絶縁部28aと、コイル27の径方向内側に位置する内周側絶縁部28bと、を有する。外周側絶縁部28aは、コイル27に径方向外側から対向する。内周側絶縁部28bは、コイル27に径方向内側から対向する。外周側絶縁部28aには、基板20が取り付けられ、固定される。
図5に示すように、絶縁部28は、基板20に軸方向他方側から接触する基板受け部31を有する。基板受け部31は、外周側基板受け部31aと、内周側基板受け部31bと、を有する。外周側基板受け部31aは、基板20の軸方向他方側の面における外周部に接触する。外周側基板受け部31aは、コイル27よりも径方向外側において、軸方向他方側から基板20に接触する。外周側基板受け部31aは、外周側絶縁部28aに設けられる。外周側基板受け部31aは、外周側絶縁部28aに周方向に互いに間隔をあけて複数設けられる。つまり絶縁部28は、複数の外周側基板受け部31aを有する。
内周側基板受け部31bは、コイル27よりも内周側において基板20の軸方向他方側の面に接触する。内周側基板受け部31bは、コイル27よりも径方向内側において、軸方向他方側から基板20に接触する。内周側基板受け部31bは、内周側絶縁部28bに設けられる。内周側基板受け部31bは、内周側絶縁部28bに周方向に互いに間隔をあけて複数設けられる。つまり絶縁部28は、複数の内周側基板受け部31bを有する。
図示しないが、絡げピンは、絶縁部28から軸方向一方側へ延びて、基板20を軸方向に貫通する。絡げピンは、外周側絶縁部28aに設けられる。絡げピンは、外周側絶縁部28aに周方向に互いに間隔をあけて複数設けられる。絡げピンは、周方向に隣り合う外周側基板受け部31a同士の間に配置される。絡げピンには、コイル27から延びるコイル引出線(図示省略)が巻かれる。コイル引出線の数は、4つである。4つのコイル引出線は、U相、V相、W相および中性点に用いられる。絡げピンの数は、4つである。絡げピンの数は、コイル引出線の数と同じである。つまりコイル引出線および絡げピンの組が、4組設けられる。絡げピンの軸方向一方側の端部およびコイル引出線は、基板20の軸方向一方側を向く面にハンダ(図示省略)により固定される。
図4および図5に示すように、基板20は、ステータ4の軸方向一方側に位置する。基板20は、ステータ4と電気的に接続される。基板20は、コイル27のコイル引出線と電気的に接続される。基板20は、基板20の軸方向一方側を向く板面の外周縁付近において、コイル引出線と接続される。つまり、基板20とコイル引出線との接続部分は、基板20の外周縁付近に位置する。基板20は、ロータマグネット2aの軸方向一方側に位置する。基板20は、軸方向から見て、ステータ4およびロータマグネット2aと重なる位置に配置される。基板20は、外周側絶縁部28aにより、径方向外側から囲われる。基板20は、径方向から見て、外周側絶縁部28aと重なる位置に配置される。本実施形態の例では、基板20が、径方向から見て、第2カップ体6Bのフランジ部10と重なる位置に配置される。基板20は、円板状である。基板20は、中心軸Jを中心とする円環板状である。基板20の板面は、軸方向を向き、中心軸Jに直交する方向に広がる。基板20の径方向内側を、モータシャフト3が軸方向に延びる。
図5に示すように、基板20の板面には、集積回路20aと、コンデンサ(図示省略)と、が実装される。基板20は、集積回路20aが実装された板面を軸方向一方側に向けて配置される。集積回路20aは、四角形板状である。集積回路20aは、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい長方形板状である。集積回路20aの板面は、軸方向を向く。集積回路20aの板面は、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい長方形状である。集積回路20aは、基板20の外周縁から径方向内側に離れて配置される。径方向に沿う基板20の外周縁と、集積回路20aとの間には、絡げピンが配置される。集積回路20aは、基板20とコイル引出線との接続部分よりも、径方向内側に離れて配置される。
コンデンサは、基板20の軸方向一方側を向く板面に実装される。コンデンサは、円柱状である。コンデンサは、軸方向に延びる。コンデンサの軸方向一方側を向く面は、第2カップ体6Bの底壁部8に軸方向から対向する。コンデンサの軸方向一方側を向く面は、底壁部8の軸方向他方側を向く面との間に隙間をあけて配置される。
放熱部材24は、後述するヒートシンク21と、集積回路20aとの間に挟まれる。放熱部材24は、弾性変形可能である。放熱部材24は、板状である。放熱部材24は、四角形板状である。放熱部材24は、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい長方形板状である。放熱部材24の板面は、軸方向を向き、中心軸Jに直交する方向に広がる。放熱部材24の板面は、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい長方形状である。
放熱部材24の軸方向他方側を向く板面は、集積回路20aに接触する。放熱部材24の軸方向他方側を向く板面は、集積回路20aの軸方向一方側を向く板面に接触する。放熱部材24の軸方向他方側を向く板面の表面積は、集積回路20aの軸方向一方側を向く板面の表面積よりも大きい。放熱部材24の軸方向他方側を向く板面は、集積回路20aの軸方向一方側を向く板面を覆う。放熱部材24の軸方向一方側を向く板面は、ヒートシンク21に接触する。放熱部材24の軸方向一方側を向く板面は、ヒートシンク21の軸方向他方側を向く端面21aに接触する。放熱部材24の軸方向一方側を向く板面の表面積は、端面21aの表面積よりも大きい。放熱部材24の軸方向一方側を向く板面は、端面21aを覆う。
ヒートシンク21は、基板20の軸方向一方側に配置される。ヒートシンク21は、集積回路20aと熱的に接触する。ヒートシンク21は、放熱部材24を介して、集積回路20aと熱的に接触する。ヒートシンク21は、カバー5に固定される。ヒートシンク21は、第2カップ体6Bに取り付けられ、固定される。ヒートシンク21は、第2カップ体6Bの底壁部8に固定される。
図5および図6に示すように、ヒートシンク21は、第1端部21cと、第2端部21dと、屈曲部21eと、を有する。第1端部21cは、ヒートシンク21の軸方向他方側の端部である。第1端部21cは、集積回路20aと熱的に接触する。第1端部21cは、集積回路20aを軸方向他方側へ向けて押さえる。第1端部21cは、直方体状である。第1端部21cは、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい。
第1端部21cは、軸方向他方側を向く端面21aと、径方向内側を向く面21hと、径方向外側を向く面21jと、を有する。つまりヒートシンク21は、軸方向他方側を向く端面21aを有する。端面21aは、四角形状である。端面21aは、長方形状である。端面21aは、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい。端面21aは、放熱部材24に軸方向一方側から接触する。端面21aの表面積は、集積回路20aの軸方向一方側を向く板面の表面積とほぼ同じである。端面21aは、軸方向から見て、放熱部材24および集積回路20aと重なる位置に配置される。端面21aの周縁部は、軸方向から見て、集積回路20aの周縁部とほぼ重なる位置に配置される。
面21hは、四角形状である。面21hは、長方形状である。面21hは、軸方向の長さよりも周方向の長さが大きい。面21jは、四角形状である。面21jは、長方形状である。面21jは、軸方向の長さよりも周方向の長さが大きい。
第2端部21dは、ヒートシンク21の軸方向一方側の端部である。第2端部21dは、直方体状である。第2端部21dは、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい。第2端部21dは、第2カップ体6Bの底壁部8に接触する。第2端部21dは、底壁部8の平坦部8cに軸方向他方側から接触する。第2端部21dは、平坦面8aと接触する。
第2端部21dは、第1端部21cの径方向位置よりも外側の径方向位置に配置される。つまり、第2端部21dの径方向の中心位置は、第1端部21cの径方向の中心位置よりも、径方向外側に配置される。第2端部21dの径方向内端は、第1端部21cの径方向内端よりも、径方向外側に位置する。第2端部21dの径方向外端は、第1端部21cの径方向外端よりも、径方向外側に位置する。
第2端部21dは、軸方向一方側を向く端面21bと、径方向内側を向く面21iと、径方向外側を向く面21kと、を有する。つまりヒートシンク21は、軸方向一方側を向く端面21bを有する。端面21bは、四角形状である。端面21bは、長方形状である。端面21bは、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい。端面21bの表面積の大きさは、端面21aの表面積の大きさに対して同一であり、または大きい。つまり、端面21aの表面積に比べて、端面21bの表面積が、同等以上の大きさである。
端面21bは、第2カップ体6Bの底壁部8に軸方向他方側から接触する。図3に示すように、端面21bは、第2カップ体6Bの底壁部8の軸方向他方側の面のうち、周方向に隣り合うスタッドボルト22同士の間に位置する部分に接触する。端面21bは、第2カップ体6Bの底壁部8の軸方向他方側の面のうち、周方向に隣り合う頭部22b同士の間に位置する部分に接触する(図4および図5を参照)。図5に示すように、端面21bは、平坦部8cの平坦面8aに接触する。つまり第2端部21dは、平坦面8aに接触する。第2端部21dは、軸方向から見て、平坦面8aに重なる位置に配置される。
図示しないが、端面21bには、ネジ穴部が設けられる。つまり、第2端部21dは、ネジ穴部を有する。ネジ穴部は、端面21bに開口し、軸方向に延びる。ネジ穴部は、内周に雌ネジを有する。ネジ穴部は、第2端部21dに複数設けられる。複数のネジ穴部は、第2端部21dに周方向に互いに間隔をあけて配置される。ネジ穴部の数は、2つである。ネジ穴部には、後述するネジ部材25が挿入されて、固定される。
図5および図6に示すように、面21iは、四角形状である。面21iは、長方形状である。面21iは、軸方向の長さよりも周方向の長さが大きい。面21iの径方向位置は、面21hの径方向位置よりも、外側に配置される。面21kは、四角形状である。面21kは、長方形状である。面21kは、軸方向の長さよりも周方向の長さが大きい。面21kの径方向位置は、面21jの径方向位置よりも、外側に配置される。
屈曲部21eは、ヒートシンク21の軸方向の両端部21c、21d同士の間に位置する部分である。屈曲部21eは、ヒートシンク21の軸方向の両端部21c、21d間に位置する中間部分である。つまり屈曲部21eは、軸方向における第1端部21cと第2端部21dとの中間位置に配置される。屈曲部21eは、第1端部21cと第2端部21dとを繋ぐ。
屈曲部21eは、第1段差面21fと、第2段差面21gと、を有する。つまり、ヒートシンク21は、第1段差面21fと、第2段差面21gと、を有する。第1段差面21fは、面21hと面21iとを接続する。第1段差面21fは、軸方向一方側を向く。第1段差面21fは、四角形状である。第1段差面21fは、長方形状である。第1段差面21fは、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい。第2段差面21gは、面21jと面21kとを接続する。第2段差面21gは、軸方向他方側を向く。第2段差面21gは、四角形状である。第2段差面21gは、長方形状である。第2段差面21gは、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい。第2段差面21gの軸方向位置は、第1段差面21fの軸方向位置よりも、軸方向他方側に配置される。
本実施形態の例では、ヒートシンク21の周方向の長さが、軸方向の全長にわたってほぼ一定である。ヒートシンク21の周方向を向く一対の側面は、それぞれ、中心軸Jに平行な平面状である。一対の側面同士は、互いに平行である。側面は、第1端部21c、屈曲部21eおよび第2端部21dにわたって面一である。
ヒートシンク21の径方向の長さは、第1端部21cおよび第2端部21dよりも、屈曲部21eにおいて大きくなる。ヒートシンク21の径方向の長さは、屈曲部21eにおいて最大となる。第2端部21dの径方向の長さは、第1端部21cの径方向の長さに対して同一であり、または大きい。つまり、第1端部21cの径方向の長さに比べて、第2端部21dの径方向の長さが、同等以上の大きさである。
図2、図3および図5に示すように、ネジ部材25は、第2カップ体6Bの底壁部8とヒートシンク21とを締結する。ネジ部材25は、第2カップ体6Bの平坦部8cとヒートシンク21の第2端部21dとを締結し、固定する。ネジ部材25は、複数設けられる。複数のネジ部材25は、底壁部8に周方向に互いに間隔をあけて配置される。ネジ部材25の数は、2つである。
図3に示すように、ネジ部材25は、底壁部8のうち、スタッドボルト22の径方向位置よりも外側の径方向位置に配置される。ネジ部材25は、底壁部8のうち、それぞれのスタッドボルト22を頂点とする多角形よりも外側の径方向位置に配置される。本実施形態の例では、ネジ部材25が、4つのスタッドボルト22を頂点とする四角形よりも径方向外側に配置される。
ネジ部材25は、ネジ部(図示省略)と、頭部と、を有する。ネジ部は、軸方向に延びる円柱状である。ネジ部は、外周に雄ネジを有する。ネジ部は、底壁部8のネジ取付孔に挿入され、第2端部21dのネジ穴部に取り付けられる。つまり、ネジ部材25は、第2端部21dに固定される。頭部は、ネジ部よりも外径が大きい。頭部は、ネジ部の軸方向一方側の端部に接続する。頭部は、底壁部8に軸方向一方側から接触する。頭部は、底壁部8にモータ外部から接触する。頭部は、平坦部8cに対して、軸方向一方側から接触する。頭部は、底壁部8から軸方向一方側に出っ張る。
以上説明した本実施形態のモータ1では、図5に示すように、集積回路20aが、基板20の外周縁付近から径方向内側に離れて配置される。すなわち、基板20の外周縁には、コイル27のコイル引出線と基板20とを電気的に接続する接続部分が配置されるため、集積回路20aは、接続部分よりも径方向内側に配置される。また、第2カップ体6Bは板金製であるため、第2カップ体6Bの底壁部8には、ベアリング保持部18およびテーパ面状の接続面8bが設けられる。このため、底壁部8の平坦面8aは、ベアリング保持部18および接続面8bよりも径方向外側に配置される。
本実施形態によれば、ヒートシンク21の第2端部21dが、第1端部21cの径方向位置よりも外側の径方向位置に配置される。したがって、第1端部21cを集積回路20aと熱的に接触させ、かつ、第2端部21dを底壁部8の平坦面8aと接触させて、第2端部21dと平坦面8aとの接触面積を確保できる。これにより、集積回路20aの熱がヒートシンク21から第2カップ体6Bへと伝わりやすくされて、放熱効率が高められる。よって基板20の集積回路20aを効率よく冷却できる。
本実施形態では、ヒートシンク21が、第1端部21cと第2端部21dとの中間位置に屈曲部21eを有する。屈曲部21eが設けられることで、ヒートシンク21の表面積が増え、放熱効率が向上する。ヒートシンク21が、第1段差面21fと第2段差面21gとを有するので、放熱効率が高められる。
本実施形態では、第2端部21dの軸方向一方側を向く端面21bが、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい。第2カップ体6Bの底壁部8の平坦面8aは周方向に長いため、平坦面8aに対して、端面21bの接触面積を確保しやすい。
本実施形態では、第1端部21cにおいて軸方向他方側を向く端面21aの表面積に比べて、第2端部21dにおいて軸方向一方側を向く端面21bの表面積が、同等以上の大きさである。第1端部21cの軸方向他方側を向く端面21aは、基板20の集積回路20aと熱的に接触する。本実施形態によれば、ヒートシンク21を通して、集積回路20aの熱を第2カップ体6Bの底壁部8に効率よく放熱できる。
本実施形態では、ヒートシンク21と集積回路20aとの間に放熱部材24が挟まれるので、集積回路20aの冷却効率が安定して高められる。放熱部材24が集積回路20aおよびヒートシンク21に密着して、集積回路20aからヒートシンク21への熱伝導性が高められる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されず、例えば下記に説明するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の変更等が可能である。
前述の実施形態では、第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bが板金製であるとしたが、この構成に限定されない。第1カップ体6Aは、板金製以外の例えばアルミダイカスト製等であってもよい。
図4において、ロータマグネット2aおよびステータ4が、第1カップ体6Aに収容される代わりに、第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bに収容されてもよい。ただし、前述の実施形態のように、ロータマグネット2aおよびステータ4が第1カップ体6A内に収容される場合には、基板20の軸方向一方側を向く板面に実装されるコンデンサの配置スペースを確保しつつ、モータ1を軸方向に小型化できるため、より好ましい。また、基板20、放熱部材24およびヒートシンク21の一部が、第1カップ体6A内に位置してもよい。
図5において、ヒートシンク21の第2端部21dが、第2カップ体6Bの底壁部8の平坦面8aに接触するとしたが、平坦面8aと接続面8bとに接触してもよい。この場合、放熱効率をより高められる。
第2カップ体6Bの接続部8dがテーパ筒状であり、接続面8bがテーパ面状であるとしたが、この構成に限定されない。接続部8dは、ベアリング保持部18と平坦部8cとを接続すればよく、例えば、平坦部8cから径方向内側へ向かうにしたがい軸方向他方側に向けて段階的に縮径する階段型の筒状でもよい。この場合、接続面8bは、径方向外側を向く外周面と、軸方向他方側を向く円環面と、を有する。
ヒートシンク21が、第2カップ体6Bの底壁部8にネジ部材25を用いて固定される代わりに、接着剤等を用いて固定されてもよい。ただし、ネジ部材25が用いられることにより、接着剤等を用いる場合に比べて製造時間が短縮され、生産性が向上する。放熱部材24は設けられなくてもよい。放熱部材24の代わりに、例えば放熱グリス等が設けられてもよい。
ヒートシンク21の形状は、前述の実施形態で説明した構成に限定されない。図7〜図9に示す変形例のように、ヒートシンク21の第2端部21dに、鍔部21lが設けられてもよい。図7および図8に示す変形例においては、鍔部21lが、第2端部21dの周方向を向く両側面から、それぞれ周方向に突出する。鍔部21lは、四角形板状である。鍔部21lの板面は、軸方向を向き、中心軸Jに直交する方向に広がる。鍔部21lの軸方向一方側を向く板面は、端面21bの部分を構成する。また、端面21bにネジ穴部が設けられる代わりに、鍔部21lにネジ孔部21mが設けられる。ネジ孔部21mは、鍔部21lを軸方向に貫通する。ネジ孔部21mは、内周に雌ネジを有する。ネジ孔部21mには、ネジ部材25のネジ部が挿入されて、固定される。
図9に示す変形例においては、鍔部21lが、第2端部21dの周方向を向く両側面、径方向内側を向く面21iおよび径方向外側を向く面21kからそれぞれ突出して、中心軸Jに直交する方向に広がる。また鍔部21lが、軸方向から見て、周方向に沿って円弧状に延びる。図7〜図9に示す変形例によれば、端面21bを、底壁部8の平坦面8aに沿って広範囲に配置できる。端面21bと底壁部8との接触面積を増やすことができ、端面21bから底壁部8への熱伝導効率を高めることができる。また、ヒートシンク21全体としての表面積が増えて、ヒートシンク21の放熱効率が向上する。
図示しないが、ヒートシンク21は、軸方向と直交する方向を向く外周面に、複数のフィンを有してもよい。つまりヒートシンク21は、外周面に複数のフィンを有する構成でもよい。この場合、ヒートシンク21の表面積が増えて、ヒートシンク21の放熱効率が向上する。したがって、集積回路20aの放熱効率を高められる。
その他、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、前述の実施形態、変形例およびなお書き等で説明した各構成(構成要素)を組み合わせてもよく、また、構成の付加、省略、置換、その他の変更が可能である。また本発明は、前述した実施形態によって限定されず、特許請求の範囲によってのみ限定される。
1…モータ、2…ロータ、3…モータシャフト、4…ステータ、5…カバー、6A…第1カップ体、6B…第2カップ体、7…ベアリング、8…底壁部、8a…平坦面、8b…接続面、9…周壁部、18…ベアリング保持部、19…シャフト挿入孔、20…基板、20a…集積回路、21…ヒートシンク、21a,21b…端面、21c…第1端部、21d…第2端部、21e…屈曲部、21f…第1段差面、21g…第2段差面、21h,21i,21j,21k…面、24…放熱部材、J…中心軸
Claims (9)
- 中心軸に沿って延びるモータシャフトを有するロータと、
前記ロータと径方向に隙間をあけて対向するステータと、
前記モータシャフトを回転自在に支持する一対のベアリングと、
前記ステータの軸方向一方側に位置し、集積回路が実装された板面を軸方向一方側に向けて配置された基板と、
前記基板の軸方向一方側に配置され、前記集積回路と熱的に接触するヒートシンクと、
前記ロータ、前記ステータ、前記ベアリング、前記基板および前記ヒートシンクを収容するカバーと、を備え、
前記カバーは、いずれも有底筒状の第1カップ体および第2カップ体を有し、
前記第1カップ体および前記第2カップ体は、それぞれ、
前記ベアリングを保持するベアリング保持部を有する底壁部と、
前記底壁部の外周縁から軸方向に延びる筒状の周壁部と、を有し、
前記第1カップ体と前記第2カップ体とは、互いに前記周壁部の開口部同士を対向させて配置され、
前記第1カップ体および前記第2カップ体のうち、少なくとも前記第2カップ体は板金製であり、 前記第1カップ体の前記底壁部には、前記底壁部を軸方向に貫通するシャフト挿入孔が設けられ、
前記第2カップ体の前記底壁部の軸方向他方側を向く面は、
前記ベアリング保持部の径方向位置よりも外側の径方向位置に配置され、中心軸に垂直な環状の平坦面と、
前記ベアリング保持部と前記平坦面との間に配置されて、前記ベアリング保持部と前記平坦面とを接続する接続面と、を有し、
前記ヒートシンクは、
前記集積回路と熱的に接触する軸方向他方側の第1端部と、
前記第1端部の径方向位置よりも外側の径方向位置に配置され、前記平坦面と接触する軸方向一方側の第2端部と、を有する、モータ。 - 請求項1に記載のモータであって、
前記接続面は、前記ベアリング保持部から径方向外側へ向かうにしたがい軸方向一方側へ向けて延びる、モータ。 - 請求項1または2に記載のモータであって、
前記ヒートシンクは、軸方向における前記第1端部と前記第2端部との中間位置に屈曲部を有する、モータ。 - 請求項3に記載のモータであって、
前記ヒートシンクは、
前記第1端部の径方向内側を向く面と前記第2端部の径方向内側を向く面とを接続し、軸方向一方側を向く第1段差面と、
前記第1端部の径方向外側を向く面と前記第2端部の径方向外側を向く面とを接続し、軸方向他方側を向く第2段差面と、を有する、モータ。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータであって、
前記第2端部が、前記平坦面と前記接続面とに接触する、モータ。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータであって、
前記第1端部において軸方向他方側を向く端面の表面積に比べて、前記第2端部において軸方向一方側を向く端面の表面積が、同等以上の大きさである、モータ。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載のモータであって、
前記ヒートシンクと前記集積回路との間に挟まれる弾性変形可能な放熱部材を有する、モータ。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載のモータであって、
前記第2端部の軸方向一方側を向く端面は、径方向の長さよりも周方向の長さが大きい、モータ。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載のモータであって、
前記ヒートシンクは外周面に複数のフィンを有する、モータ。
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