JPWO2019017098A1 - アンテナ結合素子、アンテナ装置および電子機器 - Google Patents

アンテナ結合素子、アンテナ装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

アンテナ装置(100)は、第1放射素子(11)と、第2放射素子(12)と、アンテナ結合素子とを備える。アンテナ結合素子は、第1放射素子(11)と給電回路(1)との間に接続される一次コイル(L1)、およびこの一次コイル(L1)に誘導性結合し、第2放射素子(12)とグランドとの間に接続される二次コイル(L2)を有する。一次コイル(L1)と二次コイル(L2)との間にキャパシタ(C10)を設けることで、第1放射素子(11)の反共振周波数においても、一次コイル(L1)からキャパシタ(C10)を介して、二次コイル(L2)または第2放射素子(12)に電流を流す。

Description

本発明は、アンテナを備える電子機器に用いられるアンテナ結合素子、それを備えるアンテナ装置および電子機器に関するものである。
近年、通信に用いる周波数帯域の広帯域化が進んでいる。また、通信装置を備える電子機器の高集積化に伴って、アンテナを設けるスペースに余裕がなくなり、複数の周波数帯域をカバーするために多数のアンテナを設けることができない状況になっている。これらの事情により、広帯域特性のアンテナの必要性が高まっている。
アンテナを広帯域化する一つの方法として、給電回路から物理的に切り離された無給電放射素子を給電放射素子に磁界結合させることによって、無給電放射素子の特性を給電放射素子の特性に付加する手法が用いられている。
図8は、互いに磁界結合する給電放射素子および無給電放射素子を備えるアンテナ装置の等価回路図である。このように、無給電放射素子を備えるアンテナ装置は、先ず、給電放射素子が給電回路1によって給電され、無給電放射素子は、給電放射素子に対して磁界結合する。
また、例えば、特許文献1には、2つの放射素子と、この2つの放射素子に対する給電を制御する結合度調整回路とを備えたアンテナ装置が示されている。
国際公開第2012/153690号
アンテナ装置を広帯域化するため、給電放射素子を、基本波共振のモードと3λ/4高調波共振モードとを利用することが多い。このような給電放射素子に無給電放射素子を加えたアンテナ装置の周波数特性を図9(A)に示す。ここで、横軸は周波数、縦軸は給電回路から視たアンテナ装置の反射損失(S11)である。図9(A)において、周波数fo,fh,fsで共振点(ポール)が生じている。ここで、周波数foは、給電放射素子の基本波(λ/4)共振周波数であり、周波数fhは、給電放射素子の高調波(3λ/4)共振周波数である。また、周波数fsは無給電放射素子の共振周波数である。
このように、無給電放射素子の共振周波数fsを給電放射素子の高調波共振周波数fhに近づけることによって、周波数foをローバンド、周波数fsと周波数fhとを含む広い周波数帯をハイバンドとする広帯域のアンテナ装置が構成される。
また、給電放射素子は、λ/2で共振する(アンテナの電気長がλ/2となる)反共振のモードも存在する。この反共振周波数は基本波共振周波数foと、高調波共振周波数fhとの間の周波数である。反共振のモードでは、給電回路から視て給電放射素子はインピーダンス的にオープンにみえ、給電放射素子に電流は流れない。
しかし、上述の、給電放射素子と無給電放射素子との磁界結合は、給電放射素子に電流が流れることによって生じるものであるから、アンテナ装置が所定の特性を示すためには、給電放射素子に電流が流れることが条件となる。そのため、給電放射素子に電流が流れない上記反共振周波数では磁気結合できない。
図9(B)は、図9(A)に示した場合に比べて、無給電放射素子の長さを長くし、無給電放射素子の共振周波数を低くすることによって、さらなる広帯域化を図ろうとしたものである。ところが、この図9(B)に示す例では、無給電放射素子の共振周波数fsが反共振周波数faと一致している。このような条件であると、無給電放射素子が給電放射素子と結合せず、無給電放射素子の共振特性が現れない。つまり、無給電放射素子を設けることによる広帯域化効果が得られない。
本発明の目的は、給電放射素子の反共振による問題を解消して、無給電放射素子の共振を有効に利用できるようにし、広い周波数帯について広帯域化を図れるようにしたアンテナ結合素子、それを備えるアンテナ装置および電子機器を提供することにある。
(1)本発明のアンテナ結合素子は、
第1コイルと、当該第1コイルに結合する第2コイルとを備え、
前記第1コイルの第1端は給電回路接続端であり、前記第1コイルの第2端は給電放射素子接続端であり、前記第2コイルの第1端は無給電放射素子接続端であり、前記第2コイルの第2端はグランド接続端であり、
前記給電回路接続端から前記給電放射素子接続端への電流経路を辿る前記第1コイルの周回方向と、前記第2放射素子接続端から前記グランド接続端への電流経路を辿る前記第2コイルの周回方向とは逆の関係であることを特徴とする。
上記構成によれば、給電回路と第1放射素子との間で第1コイルに流れる電流は、第1放射素子に電流が流れることによって第2コイルに電流が誘導されるか否かに関係なく、上記容量を介して第2コイルまたは第2放射素子に流れる。そのため、共振周波数が反共振周波数と同じまたは近接していても、第2放射素子は共振し、広帯域化に寄与する。
(2)上記(1)に記載のアンテナ結合素子は、
絶縁層を介して積層された複数の層に配置された複数の導体パターンと、前記複数の導体パターンの所定位置同士を層間接続する複数の層間接続導体と、を有し、
前記複数の導体パターンは、前記積層の方向の順にそれぞれ異なる層に配置された第1導体パターン、第2導体パターン、第3導体パターンおよび第4導体パターンを含み、
前記複数の層間接続導体は、前記第1導体パターンと前記第2導体パターンとを層間接続する第1層間接続導体と、前記第3導体パターンと前記第4導体パターンとを層間接続する第2層間接続導体と、を含み、
前記第1コイルは、前記第1導体パターン、前記第2導体パターンおよび前記第1層間接続導体で構成され、
前記第2コイルは、前記第3導体パターン、前記第4導体パターンおよび前記第2層間接続導体で構成される、ことが好ましい。
上記構成によれば、特に第2導体パターンと第3導体パターンとの間に容量が生じる。給電回路と第1放射素子との間で第1コイルに流れる電流は、第1放射素子に電流が流れることによって第2コイルに電流が誘導されるか否かに関係なく、上記容量を介して第2コイルまたは第2放射素子に流れる。
(3)前記第2導体パターンおよび前記第3導体パターンは、前記第1導体パターンおよび前記第4導体パターンに比べて導体パターン長が長い。これにより、第2導体パターンと第3導体パターンとの間で対向する面積が大きくなり、第1コイルと第2コイルとの間に生じる容量を効果的に大きくできる。
(4)前記第2導体パターンと前記第3導体パターンの少なくとも一方は、前記積層の方向で対面して部分的に容量を形成する容量形成用導体パターンを有することが好ましい。これにより、第1コイルと第2コイルとの間に生じる容量を効果的に大きくできる。
(5)前記第3導体パターンは前記絶縁層の端部に達する引出導体パターンを有し、前記容量形成用導体パターンは前記引出導体パターンおよび当該引出導体パターンに対向する導体パターンであることが好ましい。これにより、本来的に必要な引出導体パターンを容量形成用導体パターンの一方に兼用でき、その分、より小型化できる。
(6)前記第1コイルと前記第2コイルとの間に容量が形成されていることが好ましい。これにより、第1コイルに流れる電流は、上記容量を介して第2コイルまたは第2放射素子に効果的に流れる。
(7)本発明のアンテナ装置は、上記(1)から(6)のいずれかに記載のアンテナ結合素子と、前記第1放射素子接続端に接続された第1放射素子と、前記第2放射素子接続端に接続された第2放射素子と、を備える。
上記構成により、第2放射素子の共振周波数が反共振周波数と一致する場合でも、第2放射素子の共振特性が現れて、広帯域化されたアンテナ装置が得られる。
(8)また、本発明のアンテナ装置は、
第1放射素子と、
第2放射素子と、
前記第1放射素子と給電回路との間に接続される第1結合素子、および当該第1結合素子に誘導性結合し、前記第2放射素子とグランドとの間に接続される第2結合素子を有する結合回路と、
前記第1結合素子と前記第2結合素子との間に設けられる容量と、を備え、
前記第1放射素子の反共振周波数において、前記第1結合素子から前記容量を介して、前記第2結合素子または前記第2放射素子に電流が流れることを特徴とする。
上記構成により、第2放射素子の共振周波数が反共振周波数と一致する場合でも、第2放射素子の共振特性が現れて、広帯域化されたアンテナ装置が得られる。
(9)上記(8)において、前記第1結合素子および前記第2結合素子それぞれは互いに磁界結合するコイルであり、前記容量は前記第1結合素子を構成するコイルと前記第2結合素子を構成するコイルとの間に発生する容量であることが好ましい。これにより、第1結合素子と第2結合素子との誘導結合構造および容量の付与を簡素な構成で実現できる。
(10)上記(8)(9)において、前記第1放射素子の反共振周波数において、前記第1結合素子から前記容量を介して、前記第2結合素子に流れる電流の方向は、前記第1結合素子との磁界結合により前記第2結合素子に流れる電流の方向と同方向であることが好ましい。この構成により、第1結合素子との磁界結合により第2結合素子に流れる電流と、第1結合素子から容量を介して第2結合素子に流れる電流とが互いに強め合って第2放射素子が駆動されるので、第2放射素子による広帯域化が効果的になされる。
(11)上記(8)〜(10)において、前記第1放射素子の接続端と前記第2放射素子の接続端との間にキャパシタが接続された構成であってもよい。これにより、結合回路の構成とは独立して、必要なキャパシタンスを付加できる。
(12)本発明の電子機器は、上記(7)〜(11)に記載のアンテナ装置と、当該アンテナ装置に接続される給電回路と、当該給電回路を収める筐体と、を備え、前記第1放射素子および前記第2放射素子の一部または全部は前記筐体の一部であることが好ましい。
上記構成により、放射素子専用の導電性部材や導体パターンを設ける必要がなく、小型化できる。また、金属筐体を備える電子機器においても、金属筐体で遮蔽されることがない。
本発明によれば、第1放射素子の反共振による問題を解消して、第2放射素子の共振を有効に利用できるようにし、広い周波数帯について広帯域化を図れるようにしたアンテナ結合素子、それを備えるアンテナ装置および電子機器が得られる。
図1は第1の実施形態に係る結合回路の一例であるアンテナ結合素子30の斜視図である。 図2はアンテナ結合素子30の各層に形成されている導体パターンを示す分解平面図である。 図3は、4つのコイル導体パターンを含むアンテナ結合素子30の回路図である。 図4は、アンテナ結合素子30、給電放射素子11および無給電放射素子12で構成されるアンテナ装置100の等価回路図である。 図5は第2の実施形態に係るアンテナ装置100の斜視図である。 図6はアンテナ装置100の周波数特性を示す図である。 図7は第2の実施形態に係る電子機器200の主要構造を示す斜視図である。 図8は、従来の、互いに磁界結合する給電放射素子および無給電放射素子を備えるアンテナ装置100の等価回路図である。 図9(A)従来の、無給電放射素子を備えるアンテナ装置の周波数特性を示す図であり、図9(B)は、図9(A)に示した状態から、無給電放射素子の共振周波数を低くした場合のアンテナ装置の周波数特性を示す図である。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係る結合回路の一例であるアンテナ結合素子30の斜視図であり、図2はアンテナ結合素子30の各層に形成されている導体パターンを示す分解平面図である。
本実施形態のアンテナ結合素子30は電子機器内の回路基板に実装される、直方体状のチップ部品である。図1においては、アンテナ結合素子30の外形とその内部の構造とを分離して図示している。アンテナ結合素子30の外形は二点鎖線で表している。アンテナ結合素子30の外面には、給電回路接続端子PF、給電放射素子接続端子PA、グランド端子PG、および無給電放射素子接続端子PSが形成されている。また、アンテナ結合素子30は第1面MS1と当該第1面MS1とは反対側の面である第2面MS2とを備える。本実施形態では、第1面MS1が実装面であり、この面が回路基板に対向する。第1面MS1(実装面)とは反対側の面である第2面MS2(天面)には方向識別マークDDMが付与されている。この方向識別マークDDMは、例えばアンテナ結合素子30を実装機でチップ部品を回路基板へ実装する際に、チップ部品の方向を検出するために利用される。
なお、本実施形態を含む各実施形態で示す「給電放射素子」は本発明に係る「第1放射素子」に対応し、「無給電放射素子」は本発明に係る「第2放射素子」に対応する。
アンテナ結合素子30の内部には、第1導体パターンL11、第2導体パターンL12、第3導体パターンL21、第4導体パターンL22が形成されている。第1導体パターンL11と第2導体パターンL12とは層間接続導体V1を介して接続されている。第3導体パターンL21と第4導体パターンL22とは層間接続導体V2を介して接続されている。なお、図1においては、上記各導体パターンが形成された絶縁基材S11,S12,S21,S22を積層方向に分離して表している。
給電回路接続端子PFおよび給電放射素子接続端子PAは一次コイル(後に示すL1)の両端が接続される端子であり、給電放射素子接続端子PAおよびグランド端子PGは二次コイル(後に示すL2)の両端が接続される端子である。各端子の名称は、後に示すアンテナ装置に適用した場合の名称であるが、ここでは、その名称を用いる。
図2に表れているように、絶縁基材S11に第1導体パターンL11、絶縁基材S12に第2導体パターンL12、絶縁基材S21に第3導体パターンL21、絶縁基材S22に第4導体パターンL22、がそれぞれ形成されている。これらコイル導体パターンは、実装面に近い層から順に第1導体パターンL11、第2導体パターンL12、第3導体パターンL21、第4導体パターンL22が配置されるように、絶縁基材S11,S12,S21,S22が積層されている。なお、図2では、コイル導体パターンが形成されている絶縁基材について表している。本実施形態のアンテナ結合素子30は、絶縁基材S11より下方、絶縁基材S22より上方のそれぞれに、コイル導体パターンが形成されていない複数の絶縁基材が積層されている。
第1導体パターンL11の第1端は給電回路接続端子PFに接続されていて、第2端は層間接続導体V1を介して第2導体パターンL12の第1端に接続されている。第2導体パターンL12の第2端は給電放射素子接続端子PAに接続されている。また、第3導体パターンL21の第1端は無給電放射素子接続端子PSに接続されていて、第3導体パターンL21の第2端は層間接続導体V2を介して第4導体パターンL22の第1端に接続されている。第4導体パターンL22の第2端はグランド端子PGに接続されている。
第2導体パターンL12の一部には容量形成用導体パターンC11が形成されている。また、第3導体パターンL21の一部には容量形成用導体パターンC12が形成されている。第2導体パターンL12の容量形成用導体パターンC11と第3導体パターンL21の容量形成用導体パターンC12とは、積層方向で対面して、その対面部分に容量を形成する。
上記第3導体パターンL21の容量形成用導体パターンC12は、第3導体パターンL21の一端から無給電放射素子接続端子PSへの引出導体パターンの一部でもある。つまり、引出導体パターン(容量形成用導体パターンC12は)および当該引出導体パターンに対向する導体パターン(容量形成用導体パターンC11)は容量形成用導体パターンである。
アンテナ結合素子30を樹脂多層基板で構成する場合、上記絶縁基材S11,S12,S21,S22は例えば液晶ポリマー(LCP)シートであり、導体パターンL11,L12,L21,L22は例えば銅箔をパターンニングしたものである。また、アンテナ結合素子30をセラミック多層基板で構成する場合、上記絶縁基材S11,S12,S21,S22は例えば低温同時焼成セラミックス(LTCC[Low Temperature Co-fired Ceramics])であり、導体パターンL11,L12,L21,L22は例えば銅ペーストを印刷形成したものである。
図3は、上記4つのコイル導体パターンを含むアンテナ結合素子30の回路図である。第2導体パターンL12と第1導体パターンL11は直列接続されて一次コイルL1を構成している。同様に、第4導体パターンL22と第3導体パターンL21は直列接続されて二次コイルL2を構成している。一次コイルL1は本発明における「第1コイル」および「第1結合素子」に相当し、二次コイルL2は本発明における「第2コイル」および「第2結合素子」に相当する。一次コイルL1と二次コイルL2は磁界結合する。また、図3では、一次コイルL1と二次コイルL2との間に生じる容量をキャパシタC10で表している。
上記構成により、各導体パターンL11,L12,L21,L22は平面視で全周に亘って重なり、各導体パターンL11,L12,L21,L22は積層方向に最も近接している(他の絶縁基材を介さないで積層方向に隣接している)ので、一次コイルL1と二次コイルL2との結合係数が高い。また、第2導体パターンL12および第3導体パターンL21は、第1導体パターンL11および第4導体パターンL22に比べて導体パターン長が長い。これにより、第2導体パターンL12と第3導体パターンL21との間で対向する面積が大きく、一次コイルL1と二次コイルL2との間に生じる容量を効果的に大きくできる。
給電回路接続端子PFから給電放射素子接続端子PAへの電流経路を辿る周回方向は、図2における平面視で右回りであるのに対し、無給電放射素子接続端子PSからグランド端子PGへの電流経路を辿る周回方向は、図2における平面視で左回りである。つまり、両周回方向は逆の関係である。
図4は、アンテナ結合素子30、給電放射素子11および無給電放射素子12で構成されるアンテナ装置100の等価回路図である。この図4では、一次コイルL1に生じる寄生容量に相当するキャパシタC1、および二次コイルL2に生じる寄生容量に相当するキャパシタC2も図示している。
給電回路1から一次コイルL1を介して給電放射素子11へ給電されると、一次コイルL1と二次コイルL2の磁界結合(誘導性結合)により、二次コイルL2に破線矢印で示す電流が流れる。一方、実線矢印で示すように、給電回路1→一次コイルL1→キャパシタC10→二次コイルL2の経路(第1経路)、または、給電回路1→一次コイルL1→キャパシタC10→無給電放射素子12の経路(第2経路)でも電流が流れる。
無給電放射素子12は、リアクタンス素子と放射抵抗との直列回路が、無給電放射素子接続端子PSとグランドとの間に接続された回路として等価的に表される。そのため、上記直列回路が二次コイルL2より低インピーダンスとなる条件では、上記第2経路に電流が流れる。
給電回路1と給電放射素子11との間で一次コイルL1に流れる電流は、給電放射素子11に電流が流れずとも、キャパシタC10を介して二次コイルL2または無給電放射素子12に流れる。つまり、二次コイルL2に電流が流れない、給電放射素子11の反共振周波数においても、一次コイルL1(第1結合素子)からキャパシタC10(容量)を介して、二次コイルL2(第2結合素子)または無給電放射素子12に電流が流れる。そのため、無給電放射素子12は共振周波数が反共振周波数と同じまたは近接していても、無給電放射素子12は共振する。したがって、無給電放射素子12は広帯域化に寄与する。
一次コイルL1からキャパシタC10を介して、二次コイルL2に流れる電流(第1電流)の方向は、一次コイルL1との磁界結合により二次コイルL2に流れる電流(第2電流)の方向と同方向であると、第1電流と、第2電流とが互いに強め合って、無給電放射素子12が駆動されるので、無給電放射素子12による広帯域化が効果的になされる。
図1、図2では一次コイルL1と二次コイルL2の導体パターン長、すなわちターン数がほぼ等しい例を示したが、給電放射素子11と無給電放射素子12の長さ(アンテナ長)に応じて定めてもよい。例えば、無給電放射素子を給電放射素子よりも低い周波数帯域で共振させるような場合、無給電放射素子は給電放射素子よりもアンテナ長を長くすることになる。この場合、無給電放射素子が接続される二次コイルL2を一次コイルL1より導体パターン長を長く、すなわちターン数を大きくして、無給電放射素子に付加するインダクタンスを大きくしてその共振周波数を効果的に低くするとともに、無給電放射素子の駆動能力を高めることができる。
上述のとおり、給電放射素子11は一次コイルL1を介して直接的に給電回路1から給電される放射素子(第1放射素子)である。また、無給電放射素子12は一次コイルL1と二次コイルL2との磁界結合により、給電回路1側から間接的に給電される放射素子(第2放射素子)である。
なお、図1、図2では、積層体の二層に形成された二つの導体パターンで一次コイルL1が構成され、積層体の二層に形成された二つの導体パターンで二次コイルL2が構成される例を示したが、本発明はこの構造に限らない。また、一次コイルL1および二次コイルL2のターン数は、図1、図2に示したような1未満(1ターンに満たない)ものに限らず、1ターン以上であってもよい。
《第2の実施形態》
第2の実施形態では、アンテナ装置およびそれを備える電子機器の構成例を示す。
図5は第2の実施形態に係るアンテナ装置100の斜視図である。このアンテナ装置100は、基板10、給電放射素子11および無給電放射素子12を備える。基板10は、面状に拡がるグランド導体パターンが形成されたグランド領域10Gと、面状のグランド導体が形成されていない非グランド領域10Nを有する。
給電放射素子11および無給電放射素子12は基板10の非グランド領域10Nに設けられている。図5においては、給電放射素子11および無給電放射素子12は導体パターン部分のみを示している。
給電放射素子11の主要部および無給電放射素子12の主要部は誘電体ブロックまたは誘電体の構造部材の外面に形成された導体パターンである。このように給電放射素子11および無給電放射素子12の主要部が形成された誘電体ブロックは基板10に実装される。また、給電放射素子11および無給電放射素子12の主要部が形成された誘電体構造体は筐体の一部として組み込まれて、基板10の導体パターンに接続される。
給電放射素子11は、その接続端11Cから開放端11Eまで、途中複数箇所で屈折した導体パターンで構成されている。同様に、無給電放射素子12は、その接続端12Cから開放端12Eまで、途中複数箇所で屈折した導体パターンで構成されている。
基板10にはアンテナ結合素子(図1に示したアンテナ結合素子30)が実装されている。給電放射素子11の接続端11Cおよび無給電放射素子12の接続端12Cにはアンテナ結合素子30が接続される。このアンテナ結合素子30の構成は第1の実施形態で示したとおりである。したがって、二次コイルL2に電流が流れない、給電放射素子11の反共振周波数においても、一次コイルL1(第1結合素子)からキャパシタC10(容量)を介して、二次コイルL2(第2結合素子)または無給電放射素子12に電流が流れる。
図6はアンテナ装置100の周波数特性を示す図である。ここで、横軸は周波数、縦軸は給電回路1から視たアンテナ装置100の反射損失(S11)である。図6において、周波数fo,fh,fsで共振点が生じている。ここで、周波数foは、給電放射素子11の基本波(λ/4)共振周波数であり、周波数fhは、給電放射素子11の高調波(3λ/4)共振周波数である。また、周波数fsは無給電放射素子12の共振周波数である。この例では、周波数fsは給電放射素子11の反共振周波数と等しい。しかし、従来例として図9(B)に示したような特性とはならず、無給電放射素子12の共振特性が現れている。
図6において、周波数foを中心とする周波数帯は例えばGSM(登録商標)の800MHz帯、900MHzの通信に用いられ、周波数fhを中心としる周波数帯は例えばGSM(登録商標)の1800MHz帯の通信に用いられる。そして、周波数fs,fhを含む周波数帯は例えばGPS信号の受信、LTEのバンド11、バンド21の通信に用いられる。本実施形態によれば、GSM(登録商標)の800MHz帯,900MHz帯,1800MHz帯の通信用の従来のアンテナ素子を用いながらも、無給電放射素子12およびアンテナ結合素子30を接続することで、GPS信号の受信、LTEのバンド11、バンド21の通信のためにそのまま利用できるようになる。
図7は本実施形態に係る電子機器200の主要構造を示す斜視図である。この電子機器200は例えば携帯電子機器であり、導電性の筐体50および樹脂製のベゼル51を備える。但し、この図7ではベゼル51の一面を開口させて描いている。図5に示した基板10は筐体内に収められている。このベゼル51部分(筐体の金属部で覆われない部分)に、図5に示した基板10の非グランド領域10Nが位置する。
図1〜図4に示した例では、第2導体パターンL12と第3導体パターンL21との間に生じる容量を利用して電流経路を形成したが、給電放射素子接続端子PAと無給電放射素子接続端子PSとの間に、第2導体パターンL12と第3導体パターンL21との間に生じる容量以外のキャパシタを形成してもよい。例えば、キャパシタ形成用の電極(電極容量形成用導体パターン)を設けてもよい。また、アンテナ結合素子30の外部(例えば回路基板)に、給電放射素子接続端子PAと無給電放射素子接続端子PSとの間に電気的に接続されるキャパシタを実装してもよい。
なお、本発明におけるアンテナ装置は、当然ながら送信用に限らず、受信用または送受信用に用いることができ、送受が逆の関係であっても同様に作用する。「給電回路」は送信電力を出力する回路に限る意味を持つものではなく、受信時には受信信号を入力して増幅する回路に相当する。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲内と均等の範囲内での実施形態からの変更が含まれる。
C1,C2…キャパシタ
C10…キャパシタ
C11…容量形成用導体パターン
C12…容量形成用導体パターン(引出導体パターン)
DDM…方向識別マーク
L1…一次コイル
L11…第1導体パターン
L12…第2導体パターン
L2…二次コイル
L21…第3導体パターン
L22…第4導体パターン
MS1…第1面
MS2…第2面
PA…給電放射素子接続端子
PF…給電回路接続端子
PG…グランド端子
PS…無給電放射素子接続端子
S11,S12,S21,S22…絶縁基材
V1,V2…層間接続導体
1…給電回路
10…基板
10G…グランド領域
10N…非グランド領域
11…給電放射素子
11C…給電放射素子の接続端
11E…給電放射素子の開放端
12…無給電放射素子
12C…無給電放射素子の接続端
12E…無給電放射素子の開放端
30…アンテナ結合素子
50…筐体
51…ベゼル
100…アンテナ装置
200…電子機器
(1)本発明のアンテナ結合素子は、
第1コイルと、当該第1コイルに結合する第2コイルとを備え、
前記第1コイルの第1端は給電回路接続端であり、前記第1コイルの第2端は給電放射素子接続端であり、前記第2コイルの第1端は無給電放射素子接続端であり、前記第2コイルの第2端はグランド接続端であり、
前記給電回路接続端から前記給電放射素子接続端への電流経路を辿る周回方向と、前記無給電放射素子接続端から前記グランド接続端への電流経路を辿る周回方向とは逆の関係であり、前記第1コイルは、絶縁層を介して積層される複数の層に配置された複数の導体パターンを含み、前記第2コイルは、前記第1コイルを構成する複数の導体パターンが配置された絶縁層とは異なる、絶縁層を介して積層される複数の層に配置された複数の導体パターンを含む、ことを特徴とする。

Claims (12)

  1. 第1コイルと、当該第1コイルに結合する第2コイルとを備え、
    前記第1コイルの第1端は給電回路接続端であり、前記第1コイルの第2端は第1放射素子接続端であり、前記第2コイルの第1端は第2放射素子接続端であり、前記第2コイルの第2端はグランド接続端であり、
    前記給電回路接続端から前記第1放射素子接続端への電流経路を辿る前記第1コイルの周回方向と、前記第2放射素子接続端から前記グランド接続端への電流経路を辿る前記第2コイルの周回方向とは逆の関係である、アンテナ結合素子。
  2. 絶縁層を介して積層された複数の層に配置された複数の導体パターンと、前記複数の導体パターンの所定位置同士を層間接続する複数の層間接続導体と、を有し、
    前記複数の導体パターンは、前記積層の方向の順にそれぞれ異なる層に配置された第1導体パターン、第2導体パターン、第3導体パターンおよび第4導体パターンを含み、
    前記複数の層間接続導体は、前記第1導体パターンと前記第2導体パターンとを層間接続する第1層間接続導体と、前記第3導体パターンと前記第4導体パターンとを層間接続する第2層間接続導体と、を含み、
    前記第1コイルは、前記第1導体パターン、前記第2導体パターンおよび前記第1層間接続導体で構成され、
    前記第2コイルは、前記第3導体パターン、前記第4導体パターンおよび前記第2層間接続導体で構成される、
    請求項1に記載のアンテナ結合素子。
  3. 前記第2導体パターンおよび前記第3導体パターンは、前記第1導体パターンおよび前記第4導体パターンに比べて導体パターン長が長い、請求項2に記載のアンテナ結合素子。
  4. 前記第2導体パターンと前記第3導体パターンの少なくとも一方は、前記積層の方向で対面して部分的に容量を形成する容量形成用導体パターンを有する請求項2または3に記載のアンテナ結合素子。
  5. 前記第3導体パターンは前記絶縁層の端部に達する引出導体パターンを有し、前記容量形成用導体パターンは前記引出導体パターンおよび当該引出導体パターンに対向する導体パターンである、請求項4に記載のアンテナ結合素子。
  6. 前記第1コイルと前記第2コイルとの間に容量が形成されている、請求項1から5のいずれかに記載のアンテナ結合素子。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のアンテナ結合素子と、
    前記第1放射素子接続端に接続された第1放射素子と、
    前記第2放射素子接続端に接続された第2放射素子と、
    を備える、アンテナ装置。
  8. 第1放射素子と、
    第2放射素子と、
    前記第1放射素子と給電回路との間に接続される第1結合素子、および当該第1結合素子に誘導性結合し、前記第2放射素子とグランドとの間に接続される第2結合素子を有する結合回路と、
    前記第1結合素子と前記第2結合素子との間に設けられる容量と、を備え、
    前記第1放射素子の反共振周波数において、前記第1結合素子から前記容量を介して、前記第2結合素子または前記第2放射素子に電流が流れることを特徴とする、アンテナ装置。
  9. 前記第1結合素子および前記第2結合素子それぞれは互いに磁界結合するコイルであり、
    前記容量は前記第1結合素子を構成するコイルと前記第2結合素子を構成するコイルとの間に発生する容量である、請求項8に記載のアンテナ装置。
  10. 前記第1放射素子の反共振周波数において、前記第1結合素子から前記容量を介して、前記第2結合素子に流れる電流の方向は、前記第1結合素子との磁界結合により前記第2結合素子に流れる電流の方向と同方向である、請求項8または9に記載のアンテナ装置。
  11. 前記第1放射素子の接続端と前記第2放射素子の接続端との間に接続されたキャパシタを備える、請求項8から10のいずれかに記載のアンテナ装置。
  12. 請求項7から11のいずれかに記載のアンテナ装置と、当該アンテナ装置に接続される給電回路と、当該給電回路を収める筐体と、を備え、
    前記第1放射素子および前記第2放射素子の一部または全部は前記筐体の一部である、電子機器。
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