JPWO2018225364A1 - 無線通信方法及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

復調器が無線信号を復調し第1のビット情報を出力し、インタリーブ処理部が、第1のビット情報に対してインタリーブ処理で入れ替えられたビットの順序を元に戻すデインタリーブ処理を行い第2のビット情報を出力し、復号器が第2のビット情報を復号して第3のビット情報を出力し、デインタリーブ処理部が第3のビット情報に対しデインタリーブ処理の逆処理となるインタリーブ処理を行い第4のビット情報を生成し、第4のビット情報を事前情報として復調器へ入力することによって繰り返し復号処理を行い、第1の符号最適化処理部が繰り返し復号処理の入力及び出力の2つの尤度情報の組み合わせに基づいて冗長ビットの制御情報を生成し、送信装置が前記生成された制御情報に基づいて自由距離が異なる符号語の少なくとも一方を用いて追加の冗長ビットを送信する。

Description

参照による取り込み
本出願は、平成29年(2017年)6月6日に出願された日本出願である特願2017−111439の優先権を主張し、その内容を参照することにより、本出願に取り込む。
本発明は、無線伝搬路を介してデータを送受信する無線通信方法に関する。
本技術分野の背景技術として、Hybrid−ARQ(HARQ)が広く知られている。HARQは、ARQと誤り訂正符号を組み合わせた方法であり、以前の再送結果を復号時に利用して再送時の誤り訂正能力を向上させる技術である。例えば、非特許文献1では、優れた誤り訂正能力を持つターボ符号を用いたHARQ方式が開示されている。非特許文献1に開示された方法では、符号化後のパリティ系列をパンクチャして送信し、誤りが発生した場合に、再送毎にパンクチャされたパリティ系列を順次追加して送信する。
また、BICM−ID(Bit Interleaved Coded Modulation with Iterative decoding)という技術が提案されている。例えば、特許文献1や非特許文献2に記載されるように、BICM−IDでは、変調に対する復調処理と符号化に対する復号処理とを繰り返して優れた特性を得ることができる。BICM−IDの特性は、復調器と復号器の各々の特性ではなく、それらの整合(マッチング)によって決定される。このため、EXIT(Extrinsic Information Transfer)解析を用いて収束特性を解析し、優れた特性を実現する復調器と復号器を設計することができる(例えば、非特許文献3参照)。また、非特許文献4には、単純な符号である反復符号を基本とした符号により符号化を行い、非Grayマッピングと拡張マッピングを用いた多値変調を行うことにより伝送レート損失が小さく、復号器の処理量が小さいBICM−IDを提供する方法が開示されている。
特開2010−124367号公報
D. Garg, F. Adachi, "Rate Compatible Punctured Turbo-Coded Hybrid ARQ for OFDM in a Frequency Selective Fading Channel", IEEE VTC 2003 Spring, pp. 2725-2729, April 2003. X. Li and J. A. Ritcey, "Bit-Interleaved Coded Modulation with Iterative Decoding", IEEE Communications Letters, vol. 1, pp. 169171, 1997. S. ten Brink, "Convergence Behavior of Iteratively Decoded Parallel Concatenated Codes," IEEE Transactions on Communications, vol. 49, No. 10, pp. 1727-1737, October 2001. T. Yano and T. Matsumoto, "Arithmetic extended-mapping for BICM-ID with repetition codes, "International ITG Workshop on Smart Antennas, WSA 2009, Berlin, Germany, February 2009.
従来のHARQ方式は、実効的な信号対雑音電力比(SNR)や、チャネル容量の推定値に基づいて誤り訂正符号の符号化率を変化させることにより誤りのない通信を行う。しかしながら、本発明で必要とされるBICM−IDにHARQを適用する場合、BICM−IDでは復調器の収束特性と復号器の収束特性によって性能が決定される。このため、SNRやチャネル容量が同一であっても、伝搬路の特性や変調方式によって復調器の収束特性が異なり、復調器の収束特性と整合する復号器の特性が異なる。従って、SNRやチャネル容量に基づいて決定した符号の構成では、不適切な冗長ビットが再送に用いられ、必要な冗長ビットより大きい場合や、誤りが多い通信となる状況が発生し得る。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、送信装置から受信装置へデータを送信する無線通信方法であって、前記受信装置は、無線信号を復調し、ビット情報を出力する復調器と、前記ビット情報を復号する復号器と、前記ビット情報のビット順序を入れ替えるインタリーブ処理部と、前記ビット情報のビット順序を入れ替えるデインタリーブ処理部と、冗長ビットの制御情報を生成する第1の符号最適化処理部とを有し、前記送信装置は、少なくとも2種類の自由距離の符号語を持つ畳み込み符号を用いて符号化を行い、前記方法は、前記復調器が、事前情報を用いて無線信号を復調し、第1のビット情報を出力し、前記インタリーブ処理部が、前記第1のビット情報に対し、ビットの順序を入れ替えるインタリーブ処理で入れ替えられたビットの順序を元に戻すデインタリーブ処理を行い、第2のビット情報を出力し、前記復号器が、前記第2のビット情報を復号して、第3のビット情報を出力し、前記デインタリーブ処理部が、前記第3のビット情報に対し、前記デインタリーブ処理の逆処理となるインタリーブ処理を行い、第4のビット情報を生成し、前記第4のビット情報を前記事前情報として前記復調器へ入力することによって、繰り返し復号処理を行い、前記第1の符号最適化処理部が、前記繰り返し復号処理の入力及び出力の2つの尤度情報の組み合わせに基づいて冗長ビットの制御情報を生成し、前記生成された制御情報を前記送信装置へ通知し、前記送信装置が、前記生成された制御情報に基づいて前記自由距離が異なる符号語の少なくとも一方を用いて追加の冗長ビットを送信する。
本発明の代表的な実施の形態によれば、再送による冗長ビットの増加を抑えて通信できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の再送方法の再送手順を示す図である。 本発明の再送方法における繰り返し復号処理を示す図であり、図3(A)は本実施例における受信側の繰り返し復号処理部を示す図であり、図3(B)は初回送信時のEXIT解析結果を示す図であり、図3(C)はN回送信後のEXIT解析結果を示す図である。 本発明の再送方法を用いる符号化変調処理部の構成の一例を示す図である。 本発明の再送方法で用いる符号器の構成の一例を示す図である。 本発明の再送方法で用いる符号器の構成の一例を示す図である。 本発明で用いる拘束長が7の符号器の構成の一例を示す図である。 本発明の再送方法で用いる符号の特性の一例を示す図である。 本発明の再送方法を用いる符号化処理の一例を示す図である。 本発明の再送方法における復号器の収束特性の一例を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例の無線通信システムの構成を示す図である。
本実施例の無線通信システムは、符号器10、インタリーバ11、変調器12、符号最適化処理部19及びアンテナ13を有する送信機、及び繰り返し復号処理部18、符号最適化処理部21及びアンテナ22を有する受信機によって構成される。送信機と受信機との間は、無線伝搬路14を介して接続されている。
送信機では、符号器10が情報ビットを符号化し、符号器10から出力される符号語内のビット順序をインタリーバ11が入れ替え、変調器12が変調し、アンテナ13から出力する。
受信機の繰り返し復号処理部18は、復調器15、デインタリーバ16、復号器17及びインタリーバ20を有する。受信機では、無線伝搬路14を介して信号を受信し、受信した信号を復調器15が復調し、インタリーバ11の逆処理を行うデインタリーバ16がビット順序を元に戻し、復号器17が復号する。復号結果はインタリーバ20を介して復調器15に入力され、復調器15は復号器17の復号結果を参照してさらに高精度の復調結果を出力する。本実施例の無線通信システムでは、送信機で、符号器10、インタリーバ11、変調器12を用いて符号化、変調を行い、受信機で、復調器15、デインタリーバ16、復号器17及びインタリーバ20を用いて繰り返し復号処理を行うことにより、BICM−IDを構成する。
本実施例の無線通信システムでは、送信機の符号最適化処理部19が、BICM−IDでの繰り返し復号処理で得られる尤度情報に基づいて、冗長ビットの生成方法を制御する機能を有する。受信機では、BICM−IDの繰り返し処理の結果、誤りが残留した場合、復調器15から出力される外部情報(Extrinsic Information)と復調器15に入力される事前情報(A Priori Information)とを尤度情報として用いて、送信機から再送する追加の冗長ビットを決定するための制御情報(冗長ビットの情報又は尤度情報)を生成する。受信機では、再送要求と共に、制御情報(冗長ビットの情報又は尤度情報)を送信機へフィードバックする。送信機では、受信機からの制御情報に基づいて、再送する追加の冗長ビットを決定し、符号器10を制御する。符号最適化に用いる尤度情報は、インタリーバ20、デインタリーバ16の前後で等価であり、そのどちらを用いてもよい。符号最適化処理部19が用いる尤度情報は、復調器の外部情報又は復号器の事前情報の尤度情報と、復調器の事前情報又は復号器の外部情報の尤度情報の組み合わせに基づいて再送符号を決定する。
図2は、本実施例の再送手順を示す図である。
送信機から初回送信が行われ(24)、受信機でエラーが検出された場合、受信機から送信機へ再送要求と符号最適化情報とがフィードバックされる(25)。送信機では、フィードバックされた符号最適化情報に基づいて再送に用いる符号を生成し、冗長ビットを追加して2回目の送信を行う(26)。受信機では、バッファに蓄積された初回送信時の受信信号と2回目に追加された冗長ビットとを合わせて繰り返し復号処理を行い、エラーが残留する場合には、再度、受信機から送信機へ再送要求と符号最適化情報とをフィードバックする(27)。以後、受信機でのエラーが無くなるか、又は再送回数の上限値に達するまで繰り返し再送処理を行い(28)、受信機でエラー無く復号処理が完了した場合に受信確認応答を送信機へフィードバックし(29)、通信処理を終了する。
なお、送信機の符号最適化処理部19が設計した冗長ビットの構成を明示的に受信機へ通知しないことにより再送に必要なオーバーヘッドを削減してもよい。この場合、送信機の符号最適化処理部19と受信機の符号最適化処理部21とで同一の冗長ビットを決定するアルゴリズムを用い、復号器17は受信機の符号最適化処理部21から冗長ビットの構成を得て復号処理を行う。
図3(A)は、本実施例における受信機の繰り返し復号処理部18を示す図であり、図3(B)は、初回送信時のEXIT解析結果を示す図であり、図3(C)は、N回送信後のEXIT解析結果を示す図である。
BICM−IDで復調器と復号器の間でやり取りされる尤度情報としては、ビット単位の対数尤度比(LLR:Log Likelihood Ratio)が一般的に用いられる。LLRは、当該ビットbが0である確率と1である確率の比の対数表現であり、数式(1)で表される。
Figure 2018225364
数式(1)において、P(b=0)はbが0である確率、P(b=1)はbが1である確率を示す。
BICM−IDの繰り返し復号処理の収束特性は、非特許文献3に記載されたEXIT(Extrinsic Information Transfer)解析によって解析できる。EXIT解析では、復号器、復調器の入出力特性を、数式(2)で表わされるビットの相互情報量Imの形で表示し、両者の特性を重ねて一つのチャートにプロットすることによって繰り返し復号処理で得られる情報量を解析できる。
Figure 2018225364
数式(2)の相互情報量は、ビットの相互情報量の符号語全体の平均であり、0〜1の値で表され、1に近いほど符号語全体のビット尤度が大きいことを示す。
復調器の事前情報IA,DEMと復号器の外部情報IE,DECを横軸に、復調器の外部情報IE,DEM、復号器の事前情報IA,DECを縦軸に取ると、繰り返し復号処理により相互情報量はそれぞれの特性に沿って増加する。図3(B)に示す初回送信時のEXIT解析結果30で、両者の特性が交差している点で相互情報量の増加が停止し、復号結果に誤りが残留する。この交差点における相互情報量から、復号器の特性を、交差点の座標の事前情報を与えた際の外部情報の値が大きくなるように変更することによって、交差点がより1に近付く。つまり、再送による追加の情報ビットを変更し、交差点がより1に近づくように復号器の特性を変更することによって、再送後の繰り返し復号での残留誤りを低減できる。この処理を繰り返すことによって、図3(C)に示すように、N回送信後のEXIT解析結果31で復調器と復号器の収束特性が交差しないように復号器の特性を変更し、誤りのない結果を得ることが可能となる。
図4は、本実施例の畳み込み符号を用いた符号化変調処理部の構成の一例を示す図である。
図4に示す符号化変調処理部は畳み込み符号を用いるので、符号器10が畳み込み符号器40で構成される。また、畳み込み符号器40とインタリーバ11との間に、符号をパンクチャ処理するパンクチャ処理部41が設けられる。
畳み込み符号の誤り訂正能力は、拘束長(回路規模に相当)に対する符号の自由距離で決定されることが知られており、拘束長に対する自由距離が大きくなる(好ましくは、最大の)符号が一般に用いられる。例えば、拘束長が7、符号化率が1/2(ブランチ数が2)の畳み込み符号では生成多項式(133,171)が、最大自由距離を持つことが知られており、一般に用いられている。一方で、本実施例の畳み込み符号では、少なくとも2種類の自由距離を持つ生成多項式を持つことを特徴とする。つまり、一般には誤り訂正能力が劣るため用いられていない自由距離が小さい生成多項式を用いることによって、復調器の特性に応じて再送時の符号設計を可能とし、良好な繰り返し復号を実現する。
図5は、本実施例の畳み込み符号器の一例を示す図である。
まず、情報ビットは拘束長が−1のメモリ長を持つシフトレジスタ50に入力され、シフトレジスタのタップから取り出した出力の論理演算によって、畳み込み符号を構成する。本実施例の畳み込み符号器は、自由距離dが異なる少なくとも二つのブランチ有することを特徴とする。また、自由距離が同一でも、生成多項式が異なる場合には、復号器の収束特性は完全には同一にならないため、同じ自由距離の複数のブランチを有してもよい。
図6は、本実施例の畳み込み符号を自由距離や生成多項式の異なるブランチ毎にメモリを分離して構成した場合の一例を示す図である。
図5に示す畳み込み符号器では、一つの大きなシフトレジスタのタップの出力から自由距離が異なるブランチを生成したが、図6に示す畳み込み符号器のように、複数のシフトレジスタに分けて構成してもよい。
図7は、拘束長が7の符号器の一例を示す図である。この符号器では、拘束長が7の畳み込み符号において、自由度距離が10となる生成多項式(133,171)の符号Ca、と自由距離が5となる生成多項式(5,7)の符号Cbとを有する。これらの自由距離が異なる符号を選択及びパンクチャ処理を行い、符号や再送符号を設計することにより、BICM−IDにHARQを適用する場合の再送符号を最適化する。
図8は、本実施例の畳み込み符号の復号器の収束特性の一例を示す図である。
図8は、自由距離が3、符号化率が1/2の畳み込み符号の復号器の収束特性80と、自由距離が10、符号化率が1/2の畳み込み符号の復号器の収束特性81とを示す。収束特性80及び81は同じ符号化率でありながら異なる収束特性を持つため、復調器の特性に応じて符号を設計することによって良好な特性の繰り返し復号が実現できる。
図9は、本実施例の畳み込み符号を用いた再送方法の一例を示す図である。
図9では、図9(A)に示す符号器10(畳み込み符号器40、パンクチャ処理部41)を用いて、自由距離d0を持つ符号Caと自由距離d1を持つ符号Cbとの二つをパンクチャ処理して出力符号を生成する符号器を用いた場合を示す。
まず、情報ビットを符号化し、異なる自由距離を持つ二つの符号語を生成し、パンクチャ処理により一部の符号語90を取り出して初回の送信を行う。初回送信の後、受信機からの再送要求を受信した場合、フィードバックされる符号最適化情報に基づいて追加の冗長ビットをパンクチャした符号の中から選択し、2回目以降の追加の冗長ビット(91、92)として送信する。どちらの自由距離を持つ符号語から追加の冗長ビットを選択するかによって復号器の収束特性を制御する。受信機では、誤りなく復号できることが確認されるまでは、初回送信時からの全ての符号語を蓄積しており、蓄積された全ての符号語を用いて繰り返し復号処理を行う。
図10は、畳み込み符号を用いた再送方法における復号器の収束特性の一例を示す図である。図10には、初回送信時の収束特性101、2回目の送信時の収束特性102、3回目の送信の収束特性103及び復調器の収束特性100を示す。
説明のため、1回あたりの再送で送信する追加の冗長ビット数は初回送信時の符号語の1/4のサイズとし、冗長ビットは符号語の1/4のサイズで任意に制御できるものとする。また、符号器として、自由距離が3、10の符号語を持つ、符号化率1/4の畳み込み符号を用いる。
図10において、初回送信時は自由距離が3、10の符号語を、それぞれ50%パンクチャした符号を用いており、初回送信時の復号器の収束特性91は、復調器の収束特性100と、横軸0.013、縦軸0.16の点で交差しており、復号結果に誤りが生じている。
この交差点の座標に基づいて、2回目の送信に用いる追加の冗長ビットの生成方法を制御し、追加の冗長ビットを選択する。追加の冗長ビットの選択肢は、自由距離が3、10の符号語のパンクチャされた未送信の符号語のどちらかであり、2通りの方法がある。各方法において再送した場合に符号器が出力する外部情報は、それぞれ、0.038、0.022となる。このため、自由距離が3のパンクチャビットを送信する方法が、交差点における復号器の事前情報を与える際の外部情報が大きくなる。以下、同様の手順を繰り返し、3回目の送信後の復号器の収束特性103において、復調器の出力が1に到達する。このため、誤りのない繰り返し復号結果を得ることができる。
以上に説明したように、本発明の実施例によると、復調器の収束特性に応じて符号生成方法を制御するため、信号対雑音電力比や通信容量のみでは特性が決定できないBICM−IDを用いたシステムでも再送による冗長ビットの増加を抑えて通信できる。
また、繰り返し復号処理で得られる尤度情報に基づく値を制御情報として受信装置から送信装置へ通知するので、受信装置から送信装置へフィードバックする情報の量を少なくすることができる。また、受信装置の符号最適化処理部21と送信装置の符号最適化処理部19とが同一のアルゴリズムを用いて、冗長ビットの構成を明示的に受信機に通知しない場合における、再送に必要なオーバーヘッドを少なくすることができる。
また、前記繰り返し復号処理で得られる尤度情報に基づいて決定された符号の構成を制御情報として受信装置から送信装置へ通知する場合には、送信側で冗長ビットの構成を決定するアルゴリズムを持つ必要がなく、送信側での処理量を低減することができる。
また、冗長ビットの構成を明示的に受信機に通知する場合には、受信側で冗長ビットの構成を決定するアルゴリズムを持つ必要がなく、受信側での処理量を低減することができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。

Claims (8)

  1. 送信装置から受信装置へデータを送信する無線通信方法であって、
    前記受信装置は、
    無線信号を復調し、ビット情報を出力する復調器と、
    前記ビット情報を復号する復号器と、
    前記ビット情報のビット順序を入れ替えるインタリーブ処理部と、
    前記ビット情報のビット順序を入れ替えるデインタリーブ処理部と、
    冗長ビットの制御情報を生成する第1の符号最適化処理部とを有し、
    前記送信装置は、少なくとも2種類の自由距離の符号語を持つ畳み込み符号を用いて符号化を行い、
    前記方法は、
    前記復調器が、事前情報を用いて無線信号を復調し、第1のビット情報を出力し、
    前記インタリーブ処理部が、前記第1のビット情報に対し、ビットの順序を入れ替えるインタリーブ処理で入れ替えられたビットの順序を元に戻すデインタリーブ処理を行い、第2のビット情報を出力し、
    前記復号器が、前記第2のビット情報を復号して、第3のビット情報を出力し、
    前記デインタリーブ処理部が、前記第3のビット情報に対し、前記デインタリーブ処理の逆処理となるインタリーブ処理を行い、第4のビット情報を生成し、前記第4のビット情報を前記事前情報として前記復調器へ入力することによって、繰り返し復号処理を行い、
    前記第1の符号最適化処理部が、前記繰り返し復号処理の入力及び出力の2つの尤度情報の組み合わせに基づいて冗長ビットの制御情報を生成し、前記生成された制御情報を前記送信装置へ通知し、
    前記送信装置が、前記生成された制御情報に基づいて前記自由距離が異なる符号語の少なくとも一方を用いて追加の冗長ビットを送信することを特徴とする無線通信方法。
  2. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記送信装置は、第2の符号最適化処理部を有し、
    前記受信装置から前記送信装置へ通知される制御情報は、前記繰り返し復号処理で得られる尤度情報に基づく値であり、
    前記第1の符号最適化処理部と前記第2の符号最適化処理部とは、前記制御情報に基づいて符号の構成を決定する同一のアルゴリズムを有することを特徴とする無線通信方法。
  3. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記受信装置から前記送信装置へ通知される制御情報は、前記繰り返し復号処理で得られる尤度情報に基づいて決定された符号の構成であることを特徴とする無線通信方法。
  4. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記送信装置は、第2の符号最適化処理部を有し、
    前記第2の符号最適化処理部は、前記送信装置が送信する冗長ビットの構成を前記受信装置に送信することを特徴とする無線通信方法。
  5. 送信装置から受信装置へデータを送信する無線通信システムであって、
    前記受信装置は、
    無線信号を復調し、ビット情報を出力する復調器と、
    前記ビット情報を復号する復号器と、
    前記ビット情報のビット順序を入れ替えるインタリーブ処理部と、
    前記ビット情報のビット順序を入れ替えるデインタリーブ処理部と、
    冗長ビットの制御情報を生成する第1の符号最適化処理部とを有し、
    前記送信装置は、少なくとも2種類の自由距離の符号語を持つ畳み込み符号を用いて符号化を行い、
    前記復調器は、事前情報を用いて無線信号を復調し、第1のビット情報を出力し、
    前記インタリーブ処理部は、前記第1のビット情報に対し、ビットの順序を入れ替えるインタリーブ処理で入れ替えられたビットの順序を元に戻すデインタリーブ処理を行い、第2のビット情報を出力し、
    前記復号器は、前記第2のビット情報を復号して、第3のビット情報を出力し、
    前記デインタリーブ処理部が、前記第3のビット情報に対し、前記デインタリーブ処理の逆処理となるインタリーブ処理を行い、第4のビット情報を生成し、前記第4のビット情報を前記事前情報として前記復調器へ入力することにより、繰り返し復号処理を行い、
    前記第1の符号最適化処理部が、前記繰り返し復号処理の入力及び出力の2つの尤度情報の組み合わせに基づいて冗長ビットの制御情報を生成し、前記生成された制御情報を前記送信装置へ通知し、
    前記送信装置が、前記生成された制御情報に基づいて前記自由距離が異なる符号語の少なくとも一方を用いて追加の冗長ビットを送信することを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項5に記載の無線通信システムであって、
    前記送信装置は、第2の符号最適化処理部を有し、
    前記受信装置から前記送信装置へ通知される制御情報は、前記繰り返し復号処理で得られる尤度情報に基づく値であり、
    前記第1の符号最適化処理部と前記第2の符号最適化処理部とは、前記制御情報に基づいて符号の構成を決定する同一のアルゴリズムを有することを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項5に記載の無線通信システムであって、
    前記受信装置から前記送信装置へ通知される制御情報は、前記繰り返し復号処理で得られる尤度情報に基づいて決定された符号の構成であることを特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項5に記載の無線通信システムであって、
    前記送信装置は、第2の符号最適化処理部を有し、
    前記第2の符号最適化処理部は、前記送信装置が送信する冗長ビットの構成を前記受信装置に送信することを特徴とする無線通信システム。
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