JPWO2018225133A1 - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018225133A1
JPWO2018225133A1 JP2019522602A JP2019522602A JPWO2018225133A1 JP WO2018225133 A1 JPWO2018225133 A1 JP WO2018225133A1 JP 2019522602 A JP2019522602 A JP 2019522602A JP 2019522602 A JP2019522602 A JP 2019522602A JP WO2018225133 A1 JPWO2018225133 A1 JP WO2018225133A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
degree
image
input image
blur
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019522602A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6554253B2 (ja
Inventor
永男 蔡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rakuten Group Inc
Original Assignee
Rakuten Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rakuten Inc filed Critical Rakuten Inc
Application granted granted Critical
Publication of JP6554253B2 publication Critical patent/JP6554253B2/ja
Publication of JPWO2018225133A1 publication Critical patent/JPWO2018225133A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/73Deblurring; Sharpening
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/20Image enhancement or restoration using local operators
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/60Image enhancement or restoration using machine learning, e.g. neural networks
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/90Determination of colour characteristics
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/20Processor architectures; Processor configuration, e.g. pipelining
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10004Still image; Photographic image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20004Adaptive image processing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20016Hierarchical, coarse-to-fine, multiscale or multiresolution image processing; Pyramid transform
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20081Training; Learning
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20084Artificial neural networks [ANN]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30168Image quality inspection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

一実施形態に係る画像処理装置は取得部、生成部、算出部、および推定部を備える。取得部は入力画像を取得する。生成部は、入力画像の少なくとも一部である対象領域を複数の圧縮度のそれぞれで圧縮し、圧縮された該対象領域を元の寸法まで拡大することで、複数の比較画像を生成する。算出部は、複数の比較画像のそれぞれについて、入力画像に対する該比較画像の劣化度を算出する。推定部は、算出された複数の劣化度に基づいて入力画像のぼけ度を推定する。

Description

本発明の一側面は画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
ぼけを含む画像を処理するためには予めそのぼけ度を推定する必要がある。特許文献1に記載の画像処理装置は、入力画像群のうちの一つの入力画像を基準画像とし基準画像以外の入力画像を参照画像としてテンプレートマッチングを行なうことで、参照画像のぼけ度合いを推定する。
特開2014−164574号公報
しかし、処理しようとする入力画像が1枚しか存在しない場合には、テンプレートマッチングによりぼけ度を推定することができない。そこで、入力画像が1枚しか存在しない場合にも該入力画像のぼけ度を推定する仕組みが望まれている。
本発明の一側面に係る画像処理装置は、入力画像を取得する取得部と、入力画像の少なくとも一部である対象領域を複数の圧縮度のそれぞれで圧縮し、圧縮された該対象領域を元の寸法まで拡大することで、複数の比較画像を生成する生成部と、複数の比較画像のそれぞれについて、入力画像に対する該比較画像の劣化度を算出する算出部と、算出された複数の劣化度に基づいて入力画像のぼけ度を推定する推定部とを備える。
本発明の一側面に係る画像処理方法は、プロセッサを備える画像処理装置により実行される画像処理方法であって、入力画像を取得する取得ステップと、入力画像の少なくとも一部である対象領域を複数の圧縮度のそれぞれで圧縮し、圧縮された該対象領域を元の寸法まで拡大することで、複数の比較画像を生成する生成ステップと、複数の比較画像のそれぞれについて、入力画像に対する該比較画像の劣化度を算出する算出ステップと、算出された複数の劣化度に基づいて入力画像のぼけ度を推定する推定ステップとを含む。
本発明の一側面に係る画像処理プログラムは、入力画像を取得する取得ステップと、入力画像の少なくとも一部である対象領域を複数の圧縮度のそれぞれで圧縮し、圧縮された該対象領域を元の寸法まで拡大することで、複数の比較画像を生成する生成ステップと、複数の比較画像のそれぞれについて、入力画像に対する該比較画像の劣化度を算出する算出ステップと、算出された複数の劣化度に基づいて入力画像のぼけ度を推定する推定ステップとをコンピュータに実行させる。
このような側面においては、入力画像を複数の比率で圧縮および拡大することで複数の比較画像が得られる。これらの比較画像は入力画像の解像度を意図的に下げた画像といえる。入力画像のぼけも解像度の低下と見なすことができるので、入力画像をこれらの比較画像と比べることで入力画像のぼけ度を推定できる。入力画像のぼけ度を推定するための比較画像が該入力画像から生成されるので、入力画像が1枚しか存在しない場合にも該入力画像のぼけ度を推定することができる。
本発明の一側面によれば、入力画像が1枚しか存在しない場合にも該入力画像のぼけ度を推定することができる。
実施形態におけるぼけ度の推定の概念を示す図である。 実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示す図である。 実施形態に係る画像処理装置の処理を示すフローチャートである。 比較画像を生成する処理の一例を示す図である。 比較画像を生成する処理の別の例を示す図である。 ぼけ度の推定の例について説明するための図である。 ぼけ度の推定の例について説明するための図である。 ぼけ度の推定の例について説明するための図である。 ぼけ度の推定の例について説明するための図である。 ぼけ度の推定の例について説明するための図である。 超解像の手法の例を示す図である。 実施形態に係る画像処理プログラムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[概要]
実施形態に係る画像処理装置10は、画像のぼけ度を客観的に推定するコンピュータまたはコンピュータシステムである。
「画像」とは、人の視覚で捉えることができるように対象物を何らかの媒体に定着させた像である。画像は、コンピュータでの処理が可能な、画像を示すデータ(画像データ)を処理することで視認可能となる。具体的には、画像は、メモリなどの記憶装置に記録され、プロセッサの処理によりモニタなどの出力装置に出力されることで、視認可能となる。画像は静止画でもよいし、動画を構成する個々のフレームでもよい。
「ぼけ度」とは、画像がどのくらいぼけているかを示す指標であり、言い換えると、解像度がどれくらい低下しているかを示す指標である。「ぼける」とは、本来は明瞭に映るべき被写体の輪郭が画像ではっきりと映っていない現象のことをいう。「解像度」とは、画像における画素の密度を示す数値である。本実施形態では、画像の輪郭が不明瞭であるほど、ぼけ度が高いものとする。
図1は、本実施形態におけるぼけ度の推定の概念を示す図である。この例では、画像処理装置10が、実際のぼけ度が3である入力画像21のぼけ度を推定するものとする。まず、画像処理装置10はその入力画像21を複数の比率のそれぞれで圧縮し、圧縮された画像をそのまま元の寸法まで拡大することで複数の比較画像を生成する。図1の例では、画像処理装置10は入力画像21を1/2に圧縮することで圧縮画像22aを生成し(したがって、圧縮率は1/2。以下ではこれを「1/2圧縮」ともいう。)、その圧縮画像22aをそのまま2倍に拡大することで比較画像22bを生成する。また、画像処理装置10は圧縮率を1/3に変えた上で入力画像21から圧縮画像23aを生成し、その圧縮画像23aをそのまま3倍に拡大することで比較画像23bを生成する。さらに、画像処理装置10は圧縮率を1/4に変えた上で入力画像21から圧縮画像24aを生成し、その圧縮画像24aをそのまま4倍に拡大することで比較画像24bを生成する。画像処理装置10は圧縮率をさらに1/5,1/6…と変えながら比較画像を生成する。
「圧縮」とは、画像の少なくとも一部の情報(例えば色情報)が損失することを許容しつつ画像の寸法を縮小する処理である。「圧縮画像をそのまま拡大する」とは、圧縮により失われた情報を復元することなく圧縮画像の寸法を大きくすることをいう。したがって、一般には、比較画像の解像度は原画像の解像度より低くなる。
鮮明であるべき画像がぼけている場合、その画像の解像度は当初から低下している。比較画像を生成する際の解像度の低下の度合いが、原画像が元々抱えている解像度の低下の度合い以下であれば、圧縮および拡大によっても、解像度は実質的には低下しない(厳密には、圧縮により、無視することができる若干の解像度の低下が生じ得る)。すなわち、この場合には比較画像の画質は原画像と同じか、または略同じといえる。一方、圧縮の程度が、原画像が元々抱えているぼけ度(解像度の低下の度合い)より大きいと、比較画像の解像度は原画像よりも低下する。
図1の例では、入力画像21のぼけ度が、1/3圧縮に相当する3であるとする。すなわち、仮に、ぼけていない画像(鮮明な画像)を1/3に圧縮すると入力画像21が得られるものとする。この場合、1/2圧縮により得られる比較画像22bのぼけ度も3である。また、1/3圧縮により得られる比較画像23bのぼけ度も3である。しかし、1/4という圧縮率は、入力画像21が元々有するぼけ度に対応する圧縮率(1/3)よりも高いので、1/4圧縮により得られる比較画像24bのぼけ度は、3より大きくなる。圧縮率を1/5,1/6…とさらに高くした場合にも、比較画像のぼけ度は3よりも大きい。したがって、入力画像21のぼけ度は3か、または3から4の間であると推定できる。
このように、画像処理装置10は、原画像に対して複数の比率で圧縮および拡大を実行して複数の比較画像を生成し、これらの比較画像の解像度の低下の度合いを判定することで、原画像のぼけ度を推定する。
本実施形態では、画像処理装置10はさらに、推定したぼけ度に基づく超解像を実行することで、その画像の解像度を高くする。「超解像」とは、解像度の低い画像から高解像度の画像を生成する(すなわち、画像の解像度を高くする)技術である。なお、超解像を実行した結果、解像度がほとんど変わらないかまたは全く変わらない可能性がある。
[装置の構成]
図2は画像処理装置10の一般的なハードウェア構成を示す。画像処理装置10は、オペレーティングシステムやアプリケーション・プログラムなどを実行するプロセッサ101と、ROMおよびRAMで構成される主記憶部102と、ハードディスクやフラッシュメモリなどで構成される補助記憶部103と、ネットワークカードまたは無線通信モジュールで構成される通信制御部104と、キーボードやマウスなどの入力装置105と、モニタなどの出力装置106とを備える。
画像処理装置10の各機能要素は、プロセッサ101または主記憶部102の上に所定のソフトウェア(例えば、後述する画像処理プログラムP1)を読み込ませてそのソフトウェアを実行させることで実現される。プロセッサ101はそのソフトウェアに従って、通信制御部104、入力装置105、または出力装置106を動作させ、主記憶部102または補助記憶部103におけるデータの読み出しおよび書き込みを行う。処理に必要なデータまたはデータベースは主記憶部102または補助記憶部103内に格納される。
画像処理装置10は1台のコンピュータで構成されてもよいし、複数台のコンピュータで構成されてもよい。複数台のコンピュータを用いる場合には、これらのコンピュータがインターネットやイントラネットなどの通信ネットワークを介して接続されることで、論理的に一つの画像処理装置10が構築される。
図3は画像処理装置10の機能構成を示す。本実施形態では、画像処理装置10は機能的構成要素として取得部11、生成部12、算出部13、推定部14、および超解像部15を備える。
取得部11は、入力画像を取得する機能要素である。入力画像とは、ぼけ度を推定する対象として処理される画像である。入力画像は原画像と言い換えることもできる。本実施形態では、入力画像は超解像の対象でもある。
生成部12は、取得された入力画像のぼけ度を推定するために用いる複数の比較画像を生成する機能要素である。生成部12は入力画像の少なくとも一部を対象領域として設定し、その対象領域の解像度を低下させるための処理を実行することで、比較画像を得る。比較画像は、入力画像の画質を意図的に劣化させることで得られる画像であるといえる。ただし、図1を参照しながら説明したように、比較画像の解像度が入力画像と同じかまたは略同じこともあり得る。「対象領域」とは、連続して並ぶ画素から成る範囲である。対象領域は入力画像の一部のみであってもよいし入力画像の全体であってもよい。生成部12は複数の比較画像を算出部13に出力する。
算出部13は、生成部12により得られた複数の比較画像のそれぞれについて、入力画像に対する該比較画像の劣化度を算出する機能要素である。したがって、算出部13は一つの入力画像に対して複数の劣化度を得る。「劣化度」とは、比較画像の解像度が入力画像の解像度よりどれくらい低いかを示す指標である。算出部13は、算出した複数の劣化度を推定部14に出力する。
推定部14は、算出された複数の劣化度に基づいて入力画像のぼけ度を推定する機能要素である。本実施形態では、推定部14はそのぼけ度を超解像部15に出力する。
超解像部15は、取得された入力画像に対して、機械学習(より具体的には、深層学習)による超解像を実行する機能要素である。「機械学習」とは、与えられた情報に基づいて反復的に学習することで、法則またはルールを自律的に見つけ出す手法である。機械学習は、コンピュータに学習能力を持たせることにより問題を解決しようとするアプローチであるといえる。「深層学習」とは多層構造のニューラルネットワーク(深層ニューラルネットワーク)を用いた機械学習である。「ニューラルネットワーク」とは、人間の脳神経系の仕組みを模した情報処理のモデル(学習モデル)である。
[装置の動作]
次に、図4〜図12を参照しながら、画像処理装置10の動作を説明するとともに本実施形態に係る画像処理方法について説明する。
図4は、画像処理装置10の処理を示すフローチャートである。まず、取得部11が一つの入力画像を取得する(ステップS11、取得ステップ)。入力画像の取得方法は限定されない。例えば、取得部11は任意の画像を記憶する画像データベースにアクセスして入力画像を読み出してもよい。なお、画像データベースは画像処理装置10とは別の装置であってもよいし、画像処理装置10の一部であってもよい。あるいは、取得部11は画像処理装置10のユーザにより入力または指定された入力画像を取得してもよい。あるいは、取得部11は他のコンピュータから入力画像を受信してもよい。
続いて、生成部12が入力画像から複数の比較画像を生成する(ステップS12、生成ステップ)。生成部12は一つの比較画像を次のように生成する。生成部12は入力画像を複製することで、比較画像を生成するための入力画像(以下ではこれも単に「入力画像」という。)を得る。続いて、生成部12はその入力画像の少なくとも一部を対象領域として設定し、その対象領域の解像度を低下させることで比較画像を得る。生成部12は、対象領域を圧縮し、次いで、その圧縮した対象領域をそのまま元の寸法まで拡大することで、比較画像を得る。
圧縮処理では、生成部12は対象領域内で所定の寸法のオペレータを動かしながら該オペレータ内の色情報を一つの代表値に変換することで、対象領域を圧縮する。代表値の決定方法は限定されない。例えば、生成部12はオペレータ内の色情報の平均値を代表色として設定してもよいし、オペレータ内で最も多く現れる色情報を代表色として設定してもよい。オペレータ内に複数の色情報が存在する場合にはこの圧縮により1以上の色情報が失われ、この失われた色情報は、圧縮した対象領域をそのまま元の寸法まで拡大しても回復しない。したがって、対象領域を圧縮および拡大することで、該対象領域の解像度が低下する。
対象領域の圧縮率は、オペレータの寸法および移動幅で決まる。例えば、オペレータの寸法が2(ピクセル)×2(ピクセル)であり、オペレータの移動幅が2(ピクセル)であれば、圧縮率は1/2である。オペレータの寸法が2×2であり、オペレータの移動幅が1であれば、圧縮率は1/1.5である。オペレータの寸法が3×3であり、オペレータの移動幅が3であれば、圧縮率は1/3である。
図5は比較画像を生成する処理の一例を示す図である。この例では、生成部12は6(ピクセル)×6(ピクセル)の対象領域31に対して1/2圧縮を実行することで、9(=3×3)個の代表値から成る圧縮画像32aを生成する。そして、生成部12はその圧縮画像32aを2倍して元の寸法に戻すことで対象領域32bを生成する。対象領域32bは比較画像の少なくとも一部である。この一連の処理により、対象領域31のいくつかの色情報が丸められ、対象領域32bの解像度は対象領域31よりも低下している。例えば、オペレータwで囲まれた部分内にある色情報「4」のピクセルは圧縮および拡大により失われ、対象領域32bではその部分の色情報は「1」に丸められる。
図6は比較画像を生成する処理の別の例を示す図である。6(ピクセル)×6(ピクセル)の対象領域41は二つの例(a),(b)で共通であり、この対象領域41は、図5における対象領域32bと同じである。したがって、この対象領域41は、上記の対象領域31をぼかしたものに相当する。
図6の例(a)では、生成部12は、対象領域41に対して1/2圧縮を実行して3×3の圧縮画像42aを生成し、この圧縮画像42aを2倍して元の寸法に戻すことで対象領域42bを生成する。対象領域42bは比較画像の少なくとも一部である。この対象領域42bは対象領域41と同じであるが、この理由は、対象領域41が元々、1/2圧縮に相当するぼけを有するからである。
一方、図6の例(b)では、生成部12は、対象領域41に対して1/3圧縮を実行して2×2の圧縮画像43aを生成し、この圧縮画像43aを3倍して元の寸法に戻すことで対象領域43bを生成する。対象領域43bは比較画像の少なくとも一部である。この一連の処理により対象領域41のいくつかの色情報が丸められ、対象領域43bの解像度は対象領域41よりも低下している。
生成部12は圧縮率を変えながら複数の比較画像を生成する。これは、解像度の低下の度合いが互いに異なる複数の比較画像が生成されることを意味する。圧縮率の設定および比較画像の個数は限定されない。例えば、生成部12は圧縮率を1/2、1/3、1/4…と変えながら複数の比較画像を生成してもよいし、圧縮率を1/1.5、1/2.5、1/3.5…と変えながら複数の比較画像を生成してもよい。あるいは、生成部12は圧縮率を1/1.5、1/2、1/2.5、1/3、1/3.5…と変えながら複数の比較画像を生成してもよい。
続いて、算出部13が、入力画像に対する各比較画像の劣化度を算出する(ステップS13、算出ステップ)。本実施形態では、算出部13はピーク信号対雑音比(PSNR:Peak signal−to−noise ratio)を劣化度として用いる。PSNRとは、基準画像と評価画像との平均自乗誤差に基づいて算出される画質の指標であり、単位はデシベル(dB)である。PSNRは、例えば、圧縮により画像がどれくらい劣化したかを客観的に評価するために用いられる。一般には、PSNRが高いほど画質が良いと評価される。画像のぼけとの関係では、画像がぼけているほどPSNRが低くなるということができる。算出部13は入力画像(基準画像)と比較画像(評価画像)との平均自乗誤差に基づいてPSNRを求める。図1の例では、算出部13は少なくとも、入力画像21および比較画像22bから得られるPSNR、入力画像21および比較画像23bから得られるPSNR、入力画像21および比較画像24bから得られるPSNRなどを求める。
続いて、推定部14が複数の劣化度(本実施形態ではPSNR)に基づいて入力画像のぼけ度を推定する(ステップS14、推定ステップ)。より具体的には、推定部14は圧縮度と劣化度との関係を求め、その関係に基づいてぼけ度を推定する。「圧縮度」とは、入力画像から比較画像を生成する際の入力画像の圧縮の程度を示す指標である。本実施形態では圧縮率の逆数を圧縮度とするが、圧縮度の表現方法は限定されない。例えば、圧縮率をそのまま圧縮度として用いてもよいし、さらに別の方法により圧縮度を表現してもよい。ぼけ度の推定手法は限定されない。以下では、図7〜図11を参照しながら、いくつかの推定手法を説明する。
推定部14は複数のPSNRを閾値と比較することでぼけ度を推定してもよい。具体的には、推定部14は圧縮度とPSNRとの関係を求め、PSNRが閾値であるときの圧縮度をぼけ度として推定してもよい。
図7は、圧縮度とPSNRとの関係の例を示すグラフであり、横軸が圧縮度、縦軸がPSNRである。このグラフは、圧縮度を2,3,4…と変えながら(圧縮率を1/2,1/3,1/4…と変えながら)算出された複数のPSNRをプロットして点間を線形補間したものである。この例において閾値を30dBとすると、推定部14はPSNRがその閾値であるときの圧縮度(約3.3)をぼけ度として推定してもよい。ここで、閾値の例として30dBを示す理由は、画像または映像の不可逆圧縮における標準なPSNRが30〜50dBであり、画像の劣化が気にならないPSNRの最小値の一例が30dBであることに基づく。もちろん、PSNRの閾値は30dBに限定されない。閾値は入力画像に応じて変更されてもよい。
あるいは、推定部14は圧縮度とPSNRとの関係を非線形関数で近似し、その非線形関数の最高次係数(より具体的には、非線形関数を定義する多項式の最高次係数)に基づいてぼけ度を推定してもよい。非線形関数は限定されず、例えば2次関数または3次関数でもよいし、より高次の関数であってもよい。非線形関数による近似の方法も限定されないが、例えば最小二乗法が用いられてもよい。
図8は、図7における圧縮度とPSNRとの関係を2次関数で近似したグラフである。破線51は図7でのプロットおよび線形補間と同じであり、実線52は非線形関数を示す。この例では、推定部14はその非線形関数を生成して該関数の最高次係数(0.1528)を求め、この値に基づいてぼけ度を推定する。
被写体が相異なる複数の画像の間でぼけ度が同じかまたは近似する場合に、各画像の圧縮度とPSNRとの関係をグラフで示すと、個々のグラフの曲がり具合(曲率)は概ね似た値を示す。一方、画像が同じであってもぼけ度が異なると、圧縮度とPSNRとの関係を示すグラフの曲がり具合が変化する。
図9は、ある一つの画像に対して4種類のぼけ度(1.5、2.5、3.5、および4.5)を適用した上で、それぞれのぼけ度について圧縮度とPSNRとの関係をプロットすることで得られたグラフである。このように、画像が同じであってもぼけ度が異なると、グラフの曲がり具合が変化する。グラフの曲がり具合は、非線形関数の最高次係数に大きく依存するので、その最高次係数を用いることで、様々な画像のぼけ度を統一された基準で推定することができる。
図10は、5種類の画像(baby、bird、butterfly、baboon、lena)についての、ぼけ度と2次関数(圧縮度とPSNRとの関係を示す非線形関数)の最高次係数との対応の例を示す表である。これら5種類の画像はいずれも一般に入手可能であり、例えば下記の参考文献で紹介されている、Set5およびSet14というデータセットから入手できる。より具体的には、各画像は、“http://cv.snu.ac.kr/research/VDSR/”というURLで特定されるウェブサイトから入手できる。それぞれの2次関数は、圧縮度を2,3,4,…,19と変えながらPSNRを算出することで得られた、圧縮度とPSNRとの関係を近似するものである。
(参考文献)
J. Kim, J. K. Lee, and K. M. Lee. "Accurate Image Super-Resolution Using Very Deep Convolutional Networks". CoRR, abs/1511.04587, 2015.
図11は、図10に示す表をグラフ化したものであり、縦軸は2次関数の最高次係数を示す。このグラフから分かるように、最高次係数は画像の種類にかかわらずぼけ度に応じて一定の範囲を取る。したがって、最高次係数とぼけ度との対応関係を予め設定した上で、得られた最高次係数がどのぼけ度に対応するかを判定することで、画像のぼけ度を決定することができる。ここで、対応関係の表現方法は限定されず、例えば表(対応表)で表現されてもよい。画像処理装置10(例えば推定部14)はその対応関係を予め保持している。図11の例では、ぼけ度が0(すなわち、ぼけが無い)である範囲を0以上Ta未満とし、ぼけ度が1.5である範囲をTa以上Tb未満とし、ぼけ度が2.5である範囲をTb以上Tc未満とし、ぼけ度が3.5である範囲をTc以上Td未満と設定することができる。例えば、Ta=0.1、Tb=0.18、Tc=0.25、Td=0.34とすると、図9に示すグラフの最高次係数は0.1528なので、推定部14はぼけ度が1.5であると推定する。
続いて、超解像部15が、推定されたぼけ度に基づいて入力画像に対する超解像を実行する(ステップS15)。超解像部15は複数のぼけ度に対応する複数の超解像用の学習モデル(超解像用のニューラルネットワーク)を予め保持している。超解像部15は推定されたぼけ度に対応する学習モデルをその中から選択し、選択した学習モデルを用いて入力画像に対して超解像を実行し、その実行結果を高解像度画像として出力する。
一般に、一つの学習モデルは特定の比率の超解像しか実行できず、したがって特定のぼけ度の画像にしか適用することができない。したがって、画像のぼけ度に合った学習モデルを用いる必要がある。もし、ぼけ度に合わない学習モデルを用いると、却って画質が悪くなってしまう。そこで、超解像部15は予め用意された複数の学習モデルの中からぼけ度に合った学習モデルを選択し、選択した学習モデルを用いて超解像を実行する。
図12は超解像部15の構造および処理の例を説明する図である。この例では、超解像部15は、ぼけ度が2である入力画像のための学習モデル71と、ぼけ度が3である入力画像のための学習モデル72と、ぼけ度が4である入力画像のための学習モデル73とを予め保持している。超解像部15は、ぼけ度が0と推定された入力画像61に対して超解像を実行することなく、その入力画像61をそのまま高解像度画像62として出力する。すなわち、高解像度画像62は入力画像61と同じである。ぼけ度が2である入力画像63については、超解像部15は学習モデル71を用いて超解像を実行することで高解像度画像64を生成する。ぼけ度が3である入力画像65については、超解像部15は学習モデル72を用いて超解像を実行することで高解像度画像66を生成する。ぼけ度が4である入力画像67については、超解像部15は学習モデル73を用いて超解像を実行することで高解像度画像68を生成する。
高解像度画像の出力方法は限定されない。例えば、超解像部15は高解像度画像を、所定のデータベースに格納してもよいし、他のコンピュータに送信してもよいし、モニタ上に描画してもよい。超解像部15は高解像度画像を入力画像と関連付けて、これら2画像のセットを出力してもよい。ぼけ度が0である場合には、超解像部15は超解像を実行することなく入力画像をそのまま出力してもよい。ぼけていないと推定された画像に対する超解像は意味がないので、その超解像を省略することで、画像処理装置10のハードウェア資源(例えば、プロセッサおよびメモリ)に掛かる処理負荷を下げることができる。
画像処理装置10が複数の入力画像を処理する場合には、ステップS11〜S15の処理が繰り返し実行される。
[プログラム]
次に、図13を参照しながら、コンピュータを画像処理装置10として機能させるための画像処理プログラムP1を説明する。図13は画像処理プログラムP1の構成を示す図である。
画像処理プログラムP1はメインモジュールP10、取得モジュールP11、生成モジュールP12、算出モジュールP13、推定モジュールP14、および超解像モジュールP15を含む。メインモジュールP10は、ぼけ度の推定と超解像とを統括的に管理する部分である。取得モジュールP11、生成モジュールP12、算出モジュールP13、推定モジュールP14、および超解像モジュールP15を実行することで、取得部11、生成部12、算出部13、推定部14、および超解像部15が実現する。
画像処理プログラムP1は、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリなどの有形の記録媒体に固定的に記録された上で提供されてもよい。あるいは、画像処理プログラムP1は、搬送波に重畳されたデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
[効果]
以上説明したように、本発明の一側面に係る画像処理装置は、入力画像を取得する取得部と、入力画像の少なくとも一部である対象領域を複数の圧縮度のそれぞれで圧縮し、圧縮された該対象領域を元の寸法まで拡大することで、複数の比較画像を生成する生成部と、複数の比較画像のそれぞれについて、入力画像に対する該比較画像の劣化度を算出する算出部と、算出された複数の劣化度に基づいて入力画像のぼけ度を推定する推定部とを備える。
本発明の一側面に係る画像処理方法は、プロセッサを備える画像処理装置により実行される画像処理方法であって、入力画像を取得する取得ステップと、入力画像の少なくとも一部である対象領域を複数の圧縮度のそれぞれで圧縮し、圧縮された該対象領域を元の寸法まで拡大することで、複数の比較画像を生成する生成ステップと、複数の比較画像のそれぞれについて、入力画像に対する該比較画像の劣化度を算出する算出ステップと、算出された複数の劣化度に基づいて入力画像のぼけ度を推定する推定ステップとを含む。
本発明の一側面に係る画像処理プログラムは、入力画像を取得する取得ステップと、入力画像の少なくとも一部である対象領域を複数の圧縮度のそれぞれで圧縮し、圧縮された該対象領域を元の寸法まで拡大することで、複数の比較画像を生成する生成ステップと、複数の比較画像のそれぞれについて、入力画像に対する該比較画像の劣化度を算出する算出ステップと、算出された複数の劣化度に基づいて入力画像のぼけ度を推定する推定ステップとをコンピュータに実行させる。
このような側面においては、入力画像を複数の比率で圧縮および拡大することで複数の比較画像が得られる。これらの比較画像は入力画像の解像度を意図的に下げた画像といえる。入力画像のぼけも解像度の低下と見なすことができるので、入力画像をこれらの比較画像と比べることで入力画像のぼけ度を推定できる。入力画像のぼけ度を推定するための比較画像が該入力画像から生成されるので、入力画像が1枚しか存在しない場合にも該入力画像の絶対的な(または本質的な)ぼけ度を推定することができる。対象領域が入力画像の全体である場合には、画像の局所的なぼけ度ではなく、画像全体にわたるぼけ度を求めることができる。
他の側面に係る画像処理装置では、劣化度がピーク信号対雑音比であってもよい。PSNRは、圧縮により画像がどれくらい劣化したかを客観的に示すから、入力画像を圧縮および拡大して得られる比較画像を用いたぼけ度の推定に適した指標であるといえる。したがって、PSNRを用いることで入力画像のぼけ度を正確に推定することができる。
他の側面に係る画像処理装置では、推定部が、複数の劣化度を閾値と比較することでぼけ度を推定してもよい。閾値を用いることで、ぼけ度を簡単な処理でかつ高速に推定することができる。
他の側面に係る画像処理装置では、推定部が、圧縮度と劣化度との関係を示す非線形関数の最高次係数に基づいてぼけ度を推定してもよい。その非線形関数を示すグラフの曲がり具合は、画像の被写体に関係なくぼけ度に応じて変わる傾向があり、その曲がり具合は、非線形関数の最高次係数に大きく依存する。したがって、その最高次係数に基づいてぼけ度を正確に判定することができる。
他の側面に係る画像処理装置では、推定部が、最高次係数とぼけ度との対応関係が予め設定されており、推定部が、複数の圧縮度および複数の劣化度から非線形関数の最高次係数を算出し、対応関係を参照することで、算出した最高次係数に対応するぼけ度を決定してもよい。予め用意された対応関係を用いることで、最高次係数からぼけ度を簡単に得ることができる。
他の側面に係る画像処理装置では、複数のぼけ度に対応する複数の超解像用の学習モデルから、推定部により推定されたぼけ度に対応する学習モデルを選択し、該選択した学習モデルを用いて入力画像に対して超解像を実行する超解像部をさらに備えてもよい。この場合には、入力画像のぼけ度に合わせて超解像が実行されるので、入力画像の画質を適切に高めることができる。
[変形例]
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
上記実施形態では、推定されたぼけ度を超解像に利用するが、そのぼけ度は他の目的で利用されてもよい。したがって、画像処理装置は超解像部を備えなくてもよい。画像処理装置は、推定したぼけ度を、所定のデータベースに格納してもよいし、他のコンピュータに送信してもよいし、モニタ上に表示してもよい。この場合には、画像処理装置のユーザは入力画像のぼけ度を知ることができる。
上記実施形態では劣化度としてPSNRを用いるが、劣化度の算出方法はこれに限定されない。例えば、算出部は構造的類似性(SSIM:structural similarity)を劣化度として求めてもよい。SSIMは、輝度平均の差と、画素値の標準偏差の差と、画素間の共分散との積により画質を評価する手法である。
上記実施形態では圧縮度をそのままぼけ度として設定するが、ぼけ度の設定方法はこれに限定されない。推定部は、予め定められた演算により圧縮度からぼけ度を求めてもよい。
少なくとも一つのプロセッサにより実行される画像処理方法の処理手順は上記実施形態での例に限定されない。例えば、上述したステップ(処理)の一部が省略されてもよいし、別の順序で各ステップが実行されてもよい。また、上述したステップのうちの任意の2以上のステップが組み合わされてもよいし、ステップの一部が修正または削除されてもよい。あるいは、上記の各ステップに加えて他のステップが実行されてもよい。
10…画像処理装置、11…取得部、12…生成部、13…算出部、14…推定部、15…超解像部、P1…画像処理プログラム、P10…メインモジュール、P11…取得モジュール、P12…生成モジュール、P13…算出モジュール、P14…推定モジュール、P15…超解像モジュール。

Claims (8)

  1. 入力画像を取得する取得部と、
    入力画像の少なくとも一部である対象領域を複数の圧縮度のそれぞれで圧縮し、圧縮された該対象領域を元の寸法まで拡大することで、複数の比較画像を生成する生成部と、
    前記複数の比較画像のそれぞれについて、前記入力画像に対する該比較画像の劣化度を算出する算出部と、
    算出された複数の劣化度に基づいて前記入力画像のぼけ度を推定する推定部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記劣化度がピーク信号対雑音比である、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記推定部が、前記複数の劣化度を閾値と比較することで前記ぼけ度を推定する、
    請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記推定部が、前記圧縮度と前記劣化度との関係を示す非線形関数の最高次係数に基づいてぼけ度を推定する、
    請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 前記最高次係数と前記ぼけ度との対応関係が予め設定されており、
    前記推定部が、前記複数の圧縮度および前記複数の劣化度から前記非線形関数の最高次係数を算出し、前記対応関係を参照することで、前記算出した最高次係数に対応する前記ぼけ度を決定する、
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 複数の前記ぼけ度に対応する複数の超解像用の学習モデルから、前記推定部により推定されたぼけ度に対応する学習モデルを選択し、該選択した学習モデルを用いて前記入力画像に対して超解像を実行する超解像部
    をさらに備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. プロセッサを備える画像処理装置により実行される画像処理方法であって、
    入力画像を取得する取得ステップと、
    入力画像の少なくとも一部である対象領域を複数の圧縮度のそれぞれで圧縮し、圧縮された該対象領域を元の寸法まで拡大することで、複数の比較画像を生成する生成ステップと、
    前記複数の比較画像のそれぞれについて、前記入力画像に対する該比較画像の劣化度を算出する算出ステップと、
    算出された複数の劣化度に基づいて前記入力画像のぼけ度を推定する推定ステップと
    を含む画像処理方法。
  8. 入力画像を取得する取得ステップと、
    入力画像の少なくとも一部である対象領域を複数の圧縮度のそれぞれで圧縮し、圧縮された該対象領域を元の寸法まで拡大することで、複数の比較画像を生成する生成ステップと、
    前記複数の比較画像のそれぞれについて、前記入力画像に対する該比較画像の劣化度を算出する算出ステップと、
    算出された複数の劣化度に基づいて前記入力画像のぼけ度を推定する推定ステップと
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
JP2019522602A 2017-06-05 2017-06-05 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Active JP6554253B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/020843 WO2018225133A1 (ja) 2017-06-05 2017-06-05 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6554253B2 JP6554253B2 (ja) 2019-07-31
JPWO2018225133A1 true JPWO2018225133A1 (ja) 2019-11-07

Family

ID=64566166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019522602A Active JP6554253B2 (ja) 2017-06-05 2017-06-05 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11055816B2 (ja)
EP (1) EP3637363B1 (ja)
JP (1) JP6554253B2 (ja)
CN (1) CN110383332B (ja)
WO (1) WO2018225133A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7339786B2 (ja) * 2019-06-24 2023-09-06 キヤノン株式会社 情報処理装置、システム、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム
KR102147912B1 (ko) * 2019-08-13 2020-08-25 삼성전자주식회사 프로세서 칩 및 그 제어 방법들
JPWO2021095256A1 (ja) * 2019-11-15 2021-05-20
US11735144B2 (en) * 2020-01-06 2023-08-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Image display apparatus and image displaying method
US11538136B2 (en) * 2020-10-28 2022-12-27 Qualcomm Incorporated System and method to process images of a video stream
WO2023007631A1 (ja) * 2021-07-28 2023-02-02 楽天グループ株式会社 画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013026936A (ja) * 2011-07-23 2013-02-04 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
WO2013089265A1 (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 日本電気株式会社 辞書作成装置、画像処理装置、画像処理システム、辞書作成方法、画像処理方法及びプログラム
WO2015022771A1 (ja) * 2013-08-15 2015-02-19 日本電気株式会社 画像処理を実行する情報処理装置及び画像処理方法
JP2015228155A (ja) * 2014-06-02 2015-12-17 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理システム、画像処理方法、及び、プログラム

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6359928B1 (en) * 1997-09-29 2002-03-19 University Of Southern California System and method for compressing images using multi-threshold wavelet coding
JP4238516B2 (ja) * 2002-04-26 2009-03-18 ソニー株式会社 データ変換装置およびデータ変換方法、学習装置および学習方法、並びにプログラムおよび記録媒体
US7433514B2 (en) * 2005-07-13 2008-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Tone mapping of high dynamic range images
US7876477B2 (en) * 2006-06-28 2011-01-25 Panasonic Corporation Image reading method and image expansion method
GB2442050A (en) * 2006-08-29 2008-03-26 Micron Technology Inc Image pixel value correction
JP5124372B2 (ja) * 2008-07-10 2013-01-23 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法およびデジタルスチルカメラ
JP5241410B2 (ja) * 2008-09-29 2013-07-17 株式会社キーエンス 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム
JP4762321B2 (ja) * 2009-02-24 2011-08-31 株式会社東芝 画像認識装置、画像認識方法
US8432974B2 (en) * 2009-07-10 2013-04-30 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Method and system for compression of hyperspectral or multispectral imagery with a global optimal compression algorithm (GOCA)
JP5397059B2 (ja) * 2009-07-17 2014-01-22 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
US8923653B2 (en) * 2011-06-27 2014-12-30 Yutaka Yamamoto Super-resolution processing method and system
WO2013079774A1 (en) * 2011-11-29 2013-06-06 Nokia Corporation Method, apparatus and computer program product for generating animated images
JP6015670B2 (ja) * 2011-12-12 2016-10-26 日本電気株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
US8965120B2 (en) * 2012-02-02 2015-02-24 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method of controlling the same
EP2930684B1 (en) * 2012-12-06 2021-03-03 NEC Corporation Image processing device and image processing method
JP6172935B2 (ja) * 2012-12-27 2017-08-02 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2014164574A (ja) 2013-02-26 2014-09-08 Konica Minolta Inc 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
US9875523B2 (en) * 2013-12-03 2018-01-23 Mitsubishi Electric Corporation Image processing apparatus and image processing method
JP6341059B2 (ja) * 2014-10-31 2018-06-13 オムロン株式会社 文字認識装置、文字認識方法、およびプログラム
US20170357911A1 (en) * 2014-12-18 2017-12-14 Asml Netherlands B.V. Feature search by machine learning
JP6689656B2 (ja) * 2016-04-18 2020-04-28 ルネサスエレクトロニクス株式会社 画像処理システム、画像処理方法及び画像送信装置
JP6771977B2 (ja) * 2016-07-21 2020-10-21 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法、プログラム
JP6840506B2 (ja) * 2016-10-20 2021-03-10 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラム
JP6957197B2 (ja) * 2017-05-17 2021-11-02 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013026936A (ja) * 2011-07-23 2013-02-04 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
WO2013089265A1 (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 日本電気株式会社 辞書作成装置、画像処理装置、画像処理システム、辞書作成方法、画像処理方法及びプログラム
WO2015022771A1 (ja) * 2013-08-15 2015-02-19 日本電気株式会社 画像処理を実行する情報処理装置及び画像処理方法
JP2015228155A (ja) * 2014-06-02 2015-12-17 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理システム、画像処理方法、及び、プログラム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
石井 勇樹、外2名: ""乗算型TV−G画像分解に基づく画像拡大法の定量的性能評価"", 映像メディア処理シンポジウム 第12回シンポジウム資料, JPN6019020426, 31 October 2007 (2007-10-31), JP, pages 57 - 58, ISSN: 0004061126 *

Also Published As

Publication number Publication date
US11055816B2 (en) 2021-07-06
CN110383332B (zh) 2023-09-12
JP6554253B2 (ja) 2019-07-31
US20190325557A1 (en) 2019-10-24
WO2018225133A1 (ja) 2018-12-13
EP3637363A1 (en) 2020-04-15
EP3637363B1 (en) 2023-05-24
EP3637363A4 (en) 2021-01-20
CN110383332A (zh) 2019-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6554253B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP6961139B2 (ja) 知覚的な縮小方法を用いて画像を縮小するための画像処理システム
US8861884B1 (en) Training classifiers for deblurring images
WO2018216207A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
EP2164040B1 (en) System and method for high quality image and video upscaling
CN111447359B (zh) 数字变焦方法、系统、电子设备、介质及数字成像设备
Li et al. Adaptive inpainting algorithm based on DCT induced wavelet regularization
WO2014070273A1 (en) Recursive conditional means image denoising
CN108921801B (zh) 用于生成图像的方法和装置
JP2021184594A (ja) ビデオフレームの補間装置及び方法
CN113905147A (zh) 一种船用监控视频画面去抖方法、装置以及存储介质
Ponomaryov Real-time 2D–3D filtering using order statistics based algorithms
CN110111261B (zh) 图像的自适应平衡处理方法、电子设备和计算机可读存储介质
JP6645442B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
JPWO2013089261A1 (ja) 画像処理システム及び画像処理方法
US8743419B2 (en) Image processing apparatus and method converting low-resolution image to high-resolution using signal value patterns
EP3779863B1 (en) Techniques for upscaling images generated with undetermined downscaling kernels
JP7301589B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2008147880A (ja) 画像圧縮装置と方法及びそのプログラム
WO2018225134A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP2015197818A (ja) 画像処理装置およびその方法
CN113506212A (zh) 一种改进的基于pocs的高光谱图像超分辨率重建方法
Sun et al. Reduced-reference image quality assessment through SIFT intensity ratio
Khosravi et al. A new statistical technique for interpolation of landsat images
JP6521278B2 (ja) 効率的なパッチベースのビデオノイズ除去方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190425

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190425

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190425

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6554253

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250