JPWO2018213724A5 - - Google Patents

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本明細書の目的のために、「制限基質」という用語は、メタン又は酸素のうち、上記方法における任意の特定時点での平衡細胞増殖及び/又は非平衡細胞増殖のための適切な物質移動をより制限するパラメータである方を意味する。操作中に、ある時間にわたって一方の基質が制限的(limiting)であり、次に別の基質が制限的であることもあり得ることは理解されるであろう。ほとんどの操作において、メタンの物質移動速度は、高メタン資化細菌密度における平衡細胞増殖及び非平衡細胞増殖を制限する。しかし、本発明は、酸素の物質移動が制限パラメータである操作モードも考慮する。例えば、以降でより詳細に考察されるように、メタノール、ギ酸、又はその水溶性塩のうちの1又は複数が、水性培地に添加されてもよく、この場合、酸素の物質移動が制限基質となり得る。
ブロスは、メタン資化細菌のための栄養素を含有する。上記方法は、まず、メタン資化細菌の集団を、原料及び栄養素のすべてが細胞の高分子成分を作り出すのに必要とされる比で存在する、平衡細胞増殖相と称されることもある状態で増加させることによって進められる。言い換えると、どのフィードストック又は栄養素も、タンパク質、複雑な炭水化物ポリマー、脂肪、又は核酸の合成を制限しない。次に、メタン資化細菌は、制限栄養素条件、すなわち、酸素又は増殖のための高分子の1又は複数を作り出すのに必要な少なくとも1つの栄養素(メタン又は酸素含有CI化合物以外)が必要な比率で存在しない非平衡細胞増殖相に供される。これらの条件下では、ポリマーの蓄積が加速される。これらのポリマーとしては、1若しくは複数のPHAなどの細胞内貯蔵産物、又は細胞外ポリサッカリドなどの分泌産物が挙げられる。通常は、制限栄養素条件は、平衡細胞増殖を支援する窒素化合物の供給を不充分な量とすることによって実現される。非平衡細胞増殖を実現するために制限又は調整され得る他の栄養素としては、限定されないが、カルシウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、鉄、銅、ホウ素、亜鉛、アルミニウム、ニッケル、硫黄、モリブデン、マンガン、及びカリウムが挙げられる。
バイオリアクター102のブロス中のメタン資化細菌の密度が所望のレベルに到達すると、ライン142を介してバイオリアクター102に供給される栄養素の組成を変化させることによって、バイオリアクター102の操作が非平衡細胞増殖に切り替えられる。非平衡細胞増殖相の終了時に、メタン資化細菌が収穫され、PHBが回収される。
<1>
メタンをポリヒドロキシアルカノエート含有生成物に生物変換するための高生産性方法であって、
(a)メタン含有ガス及び酸素含有ガスを含む基質ガスを反応ゾーンに送って、メタン資化細菌の集団を有する水性培地と発酵条件下で接触させること、
ここで、前記培地は、前記メタン資化細菌の集団の増殖のための栄養素を含有することにより、メタン資化細菌富化水性培地となり、前記メタン資化細菌の集団の増殖により、二酸化炭素、水、及び熱が共産生される、並びに
前記反応ゾーンから未反応ガスを引き抜くこと;
(b)メタン含有ガス及び酸素含有ガスを反応ゾーンに送って、前記メタン資化細菌富化水性培地の少なくとも一部と発酵条件下で接触させること、
ここで、前記培地は、前記メタン資化細菌の集団の増殖に必要な少なくとも1つの栄養素が制限されていることにより、前記メタン資化細菌の集団の増殖を阻害する栄養素制限条件を作り出し、前記メタン資化細菌によるポリヒドロキシアルカノエートの産生と、二酸化炭素、水、及び熱の共産生とを引き起こす、並びに
前記反応ゾーンから未反応ガスを引き抜くこと;並びに
(c)工程(b)の前記水性培地からポリヒドロキシアルカノエート含有メタン資化細菌を分離すること、
を含み、
ここで、工程(a)及び工程(b)の各々の期間の少なくとも一部について:
i.少なくとも1つの基質ガス含有ガスを工程(a)及び工程(b)の各々の前記反応ゾーンに送る速度が、基質拡散条件であり;
ii.工程(a)及び工程(b)のうちの少なくとも一方において、前記水性培地の一部が、前記反応ゾーンから連続的に引き抜かれ、ストリッピングガスと接触させられることにより二酸化炭素が除去されて、貧二酸化炭素水性培地が提供され;並びに
iii.前記貧二酸化炭素水性培地の少なくとも一部が、工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方の前記反応ゾーンに送られる、
前記方法。
<2>
前記基質制限ガスが、メタン含有ガスを含む、<1>に記載の方法。
<3>
工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方においてメタン含有ガスを前記反応ゾーンに送る速度が、未反応ガス中におけるメタンのモル濃度が実質的に安定となるように調整される、<2>に記載の方法。
<4>
メタン含有フィードが、硫化水素を含有し、
前記水性培地が、前記硫化水素の少なくとも一部を吸収して、硫化水素の濃度が低減した未反応ガス流を提供する、<1>に記載の方法。
<5>
工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方の前記反応ゾーンが、前記反応ゾーンの高さ全体にわたる実質的に均一な液体組成及び実質的に不均一なガス組成を特徴とするディープタンクバブルカラム反応ゾーンであり、前記基質含有ガスの少なくとも一部が、前記反応ゾーンの下側部分に導入される、<1>に記載の方法。
<6>
工程(ii)におけるブロスの引き抜き速度が、前記反応ゾーンにおける代謝活動によって産生された二酸化炭素の少なくとも約40%に相当する量の二酸化炭素を除去するのに充分である、<1>に記載の方法。
<7>
工程(ii)におけるブロスの引き抜き速度が、前記反応ゾーンにおける代謝活動によって産生された二酸化炭素の50~75%を除去するのに充分である、<6>に記載の方法。
<8>
メタン含有ガスを前記反応ゾーンに送る速度がメタン拡散条件下ではなくなった場合に、少なくとも1つの酸素含有CI化合物が、工程(a)の前記反応ゾーンに添加される、<2>に記載の方法。
<9>
工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方の前記反応ゾーンに送られる前記貧二酸化炭素水性培地の一部が、冷却される、<1>に記載の方法。
<10>
工程(a)及び工程(b)が、1つの反応容器中で順に行われる、<1>に記載の方法。
<11>
工程(a)及び工程(b)が、それぞれ別々の反応容器中で行われる、<1>に記載の方法。
<12>
工程(a)の前記反応ゾーン中の前記水性培地の一部が、工程(b)の前記反応ゾーンに送られる、<11>に記載の方法。
<13>
工程(a)の各反応ゾーンに対して工程(b)の反応ゾーンが少なくとも2つ提供され、工程(a)の前記水性培地の一部が、所定の時点で工程(b)の前記反応ゾーンのうち少なくとも1つに送られて、セミバッチプロセスが実施される、<11>に記載の方法。
<14>
所定の時点で工程(b)の前記反応ゾーンのうちの1つに送られる前記一部が、工程(a)の前記反応ゾーン中の前記水性培地の25~95体積%であり、追加の水性培地が、工程(a)の前記反応ゾーンに提供されて、メタン資化細菌の前記集団を増殖させる、<13>に記載の方法。
<15>
前記メタン含有ガスが、バイオガスを含む、<1>に記載の方法。
<16>
前記メタン含有ガスが、嫌気性消化ガスを含む、<15>に記載の方法。
<17>
前記メタン含有ガスが、埋立地ガス及び別の発酵プロセスから直接又は間接的に得られたテールガスのうちの少なくとも1つを含む、<15>に記載の方法。
<18>
前記貧二酸化炭素水性培地をさらに冷却し、かつ冷却流体を加熱するために、前記貧二酸化炭素水性培地に、前記冷却流体による間接熱交換が施される、<1>に記載の方法。
<19>
前記間接熱交換により加熱された冷却流体が、ヒートポンプに送られて、過熱流体を提供する、<18>に記載の方法。
<20>
前記過熱流体が、前記ストリッピングガスを加熱するために用いられる、<19>に記載の方法。
<21>
前記過熱流体が、メタン資化細菌からのポリヒドロキシアルカノエートの回収に用いられる、<19>に記載の方法。
<22>
水性培地が、工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方における前記反応ゾーンの下側部分から引き抜かれ、水性培地中の二酸化炭素の一部分を除去するためにフラッシング条件に掛けられ、続いてストリッピングガスと接触させられる、<1>に記載の方法。
<23>
メタンをポリヒドロキシアルカノエート含有生成物に生物変換するための高生産性方法であって、
(a)メタン含有ガス及び酸素含有ガスを反応ゾーンに送って、メタン資化細菌の集団を有する水性培地と発酵条件下で接触させること、
ここで、前記培地は、前記メタン資化細菌の集団の増殖のための栄養素を含有することにより、メタン資化細菌富化水性培地となり、前記メタン資化細菌の集団の増殖により、二酸化炭素、水、及び熱が共産生される、並びに
前記反応ゾーンから未反応ガスを引き抜くこと;
(b)メタン含有ガス及び酸素含有ガスを反応ゾーンに送って、前記メタン資化細菌富化水性培地の少なくとも一部と発酵条件下で接触させること、
ここで、前記培地には、前記メタン資化細菌の集団の増殖に必要な少なくとも1つの栄養素が実質的に存在せず、これによりポリヒドロキシアルカノエートの産生と、二酸化炭素、水、及び熱の共産生とを引き起こす、並びに
前記反応ゾーンから未反応ガスを引き抜くこと;並びに
(c)工程(b)の前記水性培地からポリヒドロキシアルカノエート含有メタン資化細菌を分離すること、
を含み、
ここで、メタノール及びギ酸若しくはその水溶性塩のうちの少なくとも1つの酸素含有CI化合物が、工程(a)及び工程(b)の少なくとも一方における前記水性培地に供給される、
前記方法。
<24>
メタンをポリヒドロキシアルカノエート含有生成物に生物変換するための高生産性方法であって、
(a)メタン含有ガス及び酸素含有ガスを含む基質ガスを反応ゾーンに送って、メタン資化細菌の集団を有する水性培地と発酵条件下で接触させること、
ここで、前記培地は、前記メタン資化細菌の集団の増殖のための栄養素を含有することにより、メタン資化細菌富化水性培地となり、前記メタン資化細菌の集団の増殖により、二酸化炭素、水、及び熱が共産生される、並びに
前記反応ゾーンから未反応ガスを引き抜くこと;
(b)メタン含有ガス及び酸素含有ガスを反応ゾーンに送って、前記メタン資化細菌富化水性培地の少なくとも一部と発酵条件下で接触させること、
ここで、前記培地には、前記メタン資化細菌の集団の増殖に必要な少なくとも1つの栄養素が実質的に存在せず、これによりポリヒドロキシアルカノエートの産生と、二酸化炭素、水、及び熱の共産生とを引き起こす、並びに
前記反応ゾーンから未反応ガスを引き抜くこと;並びに
(c)工程(b)の前記水性培地からポリヒドロキシアルカノエート含有メタン資化細菌を分離すること、
を含み、
ここで、工程(a)及び工程(b)の各々の期間の少なくとも一部について:
i.少なくとも1つの基質ガス含有ガスを工程(a)及び工程(b)の各々の前記反応ゾーンに送る速度が、基質拡散条件であり;
ii.工程(a)及び工程(b)の少なくとも一方において、前記水性培地の一部が、前記反応ゾーンから連続的に引き抜かれ、半透過性膜と接触させられることにより二酸化炭素が除去されて、貧二酸化炭素水性培地が提供され;並びに
iii.前記貧二酸化炭素水性培地の少なくとも一部が、工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方の前記反応ゾーンに送られる、
前記方法。

Claims (22)

  1. メタンをポリヒドロキシアルカノエート含有生成物に生物変換するための高生産性方法であって、
    (a)メタン含有ガス及び酸素含有ガスを含む基質ガスを反応ゾーンに送って、メタン資化細菌の集団を有する水性培地と発酵条件下で接触させること、
    ここで、前記培地は、前記メタン資化細菌の集団の増殖のための栄養素を含有することにより、メタン資化細菌富化水性培地となり、前記メタン資化細菌の集団の増殖により、二酸化炭素、水、及び熱が共産生される、並びに
    前記反応ゾーンから未反応ガスを引き抜くこと;
    (b)メタン含有ガス及び酸素含有ガスを反応ゾーンに送って、前記メタン資化細菌富化水性培地の少なくとも一部と発酵条件下で接触させること、
    ここで、前記培地は、前記メタン資化細菌の集団の増殖に必要な少なくとも1つの栄養素が制限されていることにより、前記メタン資化細菌の集団の増殖を阻害する栄養素制限条件を作り出し、前記メタン資化細菌によるポリヒドロキシアルカノエートの産生と、二酸化炭素、水、及び熱の共産生とを引き起こす、並びに
    前記反応ゾーンから未反応ガスを引き抜くこと;並びに
    (c)工程(b)の前記水性培地からポリヒドロキシアルカノエート含有メタン資化細菌を分離すること、
    を含み、
    ここで、工程(a)及び工程(b)の各々の期間の少なくとも一部について:
    i.少なくとも1つの基質ガスを工程(a)及び工程(b)の各々の前記反応ゾーンに送る速度が、基質拡散条件であり;
    ii.工程(a)及び工程(b)のうちの少なくとも一方において、前記水性培地の一部が、前記反応ゾーンから連続的に引き抜かれ、ストリッピングガスと接触させられることにより二酸化炭素が除去されて、貧二酸化炭素水性培地が提供され;並びに
    iii.前記貧二酸化炭素水性培地の少なくとも一部が、工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方の前記反応ゾーンに送られる、
    前記方法。
  2. 工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方においてメタン含有ガスを前記反応ゾーンに送る速度が、未反応ガス中におけるメタンのモル濃度が実質的に安定となるように調整される、請求項に記載の方法。
  3. メタン含有ガスが、硫化水素を含有し、
    前記水性培地が、前記硫化水素の少なくとも一部を吸収して、硫化水素の濃度が低減した未反応ガス流を提供する、請求項1に記載の方法。
  4. 工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方の前記反応ゾーンが、前記反応ゾーンの高さ全体にわたる実質的に均一な液体組成及び実質的に不均一なガス組成を特徴とするディープタンクバブルカラム反応ゾーンであり、前記基質ガスの少なくとも一部が、前記反応ゾーンの下側部分に導入される、請求項1に記載の方法。
  5. 工程(ii)における前記水性培地の一部の引き抜き速度が、前記反応ゾーンにおける代謝活動によって産生された二酸化炭素の少なくとも約40%に相当する量の二酸化炭素を除去するのに充分である、請求項1に記載の方法。
  6. 工程(ii)における前記水性培地の一部の引き抜き速度が、前記反応ゾーンにおける代謝活動によって産生された二酸化炭素の50~75%を除去するのに充分である、請求項に記載の方法。
  7. メタン含有ガスを前記反応ゾーンに送る速度がメタン拡散条件下ではなくなった場合に、少なくとも1つの酸素含有CI化合物が、工程(a)の前記反応ゾーンに添加される、請求項に記載の方法。
  8. 工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方の前記反応ゾーンに送られる前記貧二酸化炭素水性培地の一部が、冷却される、請求項1に記載の方法。
  9. 工程(a)及び工程(b)が、1つの反応容器中で順に行われる、請求項1に記載の方法。
  10. 工程(a)及び工程(b)が、それぞれ別々の反応容器中で行われる、請求項1に記載の方法。
  11. 工程(a)の前記反応ゾーン中の前記水性培地の一部が、工程(b)の前記反応ゾーンに送られる、請求項10に記載の方法。
  12. 工程(a)の各反応ゾーンに対して工程(b)の反応ゾーンが少なくとも2つ提供され、工程(a)の前記水性培地の一部が、所定の時点で工程(b)の前記反応ゾーンのうち少なくとも1つに送られて、セミバッチプロセスが実施される、請求項10に記載の方法。
  13. 所定の時点で工程(b)の前記反応ゾーンのうちの少なくとも1つに送られる前記一部が、工程(a)の前記反応ゾーン中の前記水性培地の25~95体積%であり、追加の水性培地が、工程(a)の前記反応ゾーンに提供されて、メタン資化細菌の前記集団を増殖させる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記メタン含有ガスが、バイオガスを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記メタン含有ガスが、嫌気性消化ガスを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記メタン含有ガスが、埋立地ガス及び別の発酵プロセスから直接又は間接的に得られたテールガスのうちの少なくとも1つを含む、請求項14に記載の方法。
  17. 前記貧二酸化炭素水性培地をさらに冷却し、かつ冷却流体を加熱するために、前記貧二酸化炭素水性培地に、前記冷却流体による間接熱交換が施される、請求項1に記載の方法。
  18. 前記間接熱交換により加熱された冷却流体が、ヒートポンプに送られて、過熱流体を提供する、請求項17に記載の方法。
  19. 前記過熱流体が、前記ストリッピングガスを加熱するために用いられる、請求項18に記載の方法。
  20. 前記過熱流体が、メタン資化細菌からのポリヒドロキシアルカノエートの回収に用いられる、請求項18に記載の方法。
  21. 水性培地が、工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方における前記反応ゾーンの下側部分から引き抜かれ、水性培地中の二酸化炭素の一部分を除去するためにフラッシング条件に掛けられ、続いてストリッピングガスと接触させられる、請求項1に記載の方法。
  22. メタンをポリヒドロキシアルカノエート含有生成物に生物変換するための高生産性方法であって、
    (a)メタン含有ガス及び酸素含有ガスを含む基質ガスを反応ゾーンに送って、メタン資化細菌の集団を有する水性培地と発酵条件下で接触させること、
    ここで、前記培地は、前記メタン資化細菌の集団の増殖のための栄養素を含有することにより、メタン資化細菌富化水性培地となり、前記メタン資化細菌の集団の増殖により、二酸化炭素、水、及び熱が共産生される、並びに
    前記反応ゾーンから未反応ガスを引き抜くこと;
    (b)メタン含有ガス及び酸素含有ガスを反応ゾーンに送って、前記メタン資化細菌富化水性培地の少なくとも一部と発酵条件下で接触させること、
    ここで、前記培地には、前記メタン資化細菌の集団の増殖に必要な少なくとも1つの栄養素が実質的に存在せず、これによりポリヒドロキシアルカノエートの産生と、二酸化炭素、水、及び熱の共産生とを引き起こす、並びに
    前記反応ゾーンから未反応ガスを引き抜くこと;並びに
    (c)工程(b)の前記水性培地からポリヒドロキシアルカノエート含有メタン資化細菌を分離すること、
    を含み、
    ここで、工程(a)及び工程(b)の各々の期間の少なくとも一部について:
    i.少なくとも1つの基質ガスを工程(a)及び工程(b)の各々の前記反応ゾーンに送る速度が、基質拡散条件であり;
    ii.工程(a)及び工程(b)の少なくとも一方において、前記水性培地の一部が、前記反応ゾーンから連続的に引き抜かれ、半透過性膜と接触させられることにより二酸化炭素が除去されて、貧二酸化炭素水性培地が提供され;並びに
    iii.前記貧二酸化炭素水性培地の少なくとも一部が、工程(a)及び工程(b)のうち少なくとも一方の前記反応ゾーンに送られる、
    前記方法。
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