JPWO2018207884A1 - ゲートウェイ装置、メッセージの送信方法及びプログラム - Google Patents

ゲートウェイ装置、メッセージの送信方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

ゲートウェイ装置は、通信先のネットワークに接続されている、第1のバージョンの通信プロトコルに対応する第1のゲートウェイ装置と、前記通信プロトコルの第1のバージョンと異なる第2のバージョンの通信プロトコルに対応する第2のゲートウェイ装置との選択率が所定の割合となるように、前記第1、第2のゲートウェイ装置の選択を行うゲートウェイ装置選択部と、メッセージのバージョンを変換するメッセージ変換部と、前記第1、第2のゲートウェイ装置のうち選択したゲートウェイ装置に対し、前記通信プロトコルのバージョンを一致させた状態で、メッセージを送信する送信部と、を含む。

Description

[関連出願についての記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2017−094496号(2017年5月11日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、ゲートウェイ装置、メッセージの送信方法及びプログラムに関し、特に、通信プロトコルのバーションの変換を行うゲートウェイ装置、メッセージの送信方法及びプログラムに関する。
3GPP(Third Generation Partnership)では、網がサポートするIPバージョンは(1)IPv4のみサポート、(2)IPv6のみサポート、(3)IPv4/v6両方サポート、このいずれかであればよいと規定されている。このため、IMS(IP Multimedia Subsystem)間の接続時に、サポートするIPバージョンが異なるという問題が起こりえる。なお、IPは、インターネットプロトコルのことであり、v4、v6はそれぞれバーション4、バーション6を示す。結果として、IMS事業者のネットワーク同士を接続した場合において、発網と着網でサポートするIP(インターネットプロトコル)バージョン(IPv4 or IPv6)が異なる場合、通信接続できないということが起こりうる。
特許文献1に、発側において着側の通信プロトコルの種類を意識することなく情報処理端末同士の通信を仲介できるというプロトコル変換サーバが開示されている。同文献によると、このプロトコル変換サーバは、情報処理端末2から取得した情報処理端末2に固有の情報を格納し、情報処理端末2と情報処理端末1との通信の仲介を要求された場合に格納されているレジストレーション情報を更新する加入者管理部43を有する。要求された通信の仲介が情報処理端末1から情報処理端末2への通信である場合、このプロトコル変換サーバは、情報処理端末2の通信プロトコルと情報処理端末1の通信プロトコルとが一致するか否かを判断する。前記判断の結果、不一致の場合には、このプロトコル変換サーバは、情報処理端末1から受信したデータを情報処理端末2に適応する通信プロトコルに変換し、通信プロトコルを変換したデータを情報処理端末2へ送信する。
非特許文献1の1.3.3参考情報の(4)には、IPバージョン不一致時のフォールバック接続として、着網がIPバージョンのアンマッチを検知したら、着網が発網に対して再発呼を促すことが記載されている。
特開2006−14144号公報
一般社団法人情報通信技術委員会、"TTC JJ−90.30 IMS事業者網間の相互接続共通インタフェース"、[online]、[平成29年4月25日検索]、インターネット〈URL:http://www.ttc.or.jp/jp/document_list/pdf/j/STD/JJ-90.30v3.pdf〉
以下の分析は、本発明によって与えられたものである。非特許文献1の方法によれば、サポートするプロトコルのバージョンが違っても通信を行うことが可能となるが、バージョンの不一致が発生する都度、再発呼となるので、接続遅延が生じてしまうという問題点がある。
このため、特許文献1の背景技術欄に記載されているように、ゲートウェイ(以下ゲートウェイを「GW」とも記す)でプロトコルを変換する方法も用いられている。さらに、発網がIPv4/v6デュアルスタック対応GWで、着網がIPv4シングルスタック対応GWとIPv6シングルスタック対応GWの2つのGWが存在する場合がある(図12参照)。特許文献1では、このようなケースは想定されていないが、事業者のポリシー等に応じて、予め決めたIPバージョン(IPv4 or IPv6)の選択が行われることになる。IPv4、IPv6のいずれを選択した場合であっても、IPv4シングルスタック対応GWとIPv6シングルスタック対応GWのいずれかに偏ってメッセージが送信されてしまうという問題点がある。また、上記発側のSIP(Session Initiation Protocol)サーバが送信したIPバージョンと、予め決めたIPバージョン(IPv4 or IPv6)とが異なる場合、発側のIPv4/v6デュアルスタック対応GWにおいて、本来必要のないIPバージョンの変換処理を発生させてしまうことになる。
本発明は、発側GWにおいて2以上の着側GWの選択をなしうる構成におけるリソースの利用効率の向上に貢献できるゲートウェイ装置、呼処理メッセージの送信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
第1の視点によれば、通信先のネットワークに接続されている、第1のバージョンの通信プロトコルに対応する第1のゲートウェイ装置と、前記通信プロトコルの第1のバージョンと異なる第2のバージョンの通信プロトコルに対応する第2のゲートウェイ装置との選択率が所定の割合となるように、前記第1、第2のゲートウェイ装置の選択を行うゲートウェイ装置選択部を含むゲートウェイ装置が提供される。このゲートウェイ装置は、さらに、前記選択した前記第1、第2のゲートウェイ装置が対応する通信プロトコルのバーションと、自装置が受信したメッセージの通信プロトコルのバージョンとが異なる場合、前記メッセージのバージョンを変換するメッセージ変換部を含む。このゲートウェイ装置は、さらに、前記第1、第2のゲートウェイ装置のうち選択したゲートウェイ装置に対し、前記通信プロトコルのバージョンを一致させた状態で、メッセージを送信する送信部と、を含む。
第2の視点によれば、ゲートウェイ装置が、通信先のネットワークに接続されている、第1のバージョンの通信プロトコルに対応する第1のゲートウェイ装置と、前記通信プロトコルの第1のバージョンと異なる第2のバージョンの通信プロトコルに対応する第2のゲートウェイ装置との選択率が所定の割合となるように、前記第1、第2のゲートウェイ装置を選択するステップと、前記選択した前記第1、第2のゲートウェイ装置が対応する通信プロトコルのバーションと、自装置が受信したメッセージの通信プロトコルのバージョンとが異なる場合、前記メッセージのバージョンを変換するステップと、前記第1、第2のゲートウェイ装置のうち選択したゲートウェイ装置に対し、前記通信プロトコルのバージョンを一致させた状態で、メッセージを送信するステップと、を含むメッセージの送信方法が提供される。本方法は、メッセージの送信先を切り替えるゲートウェイ装置という、特定の機械に結びつけられている。
第3の視点によれば、ゲートウェイ装置を構成するコンピュータに、通信先のネットワークに接続されている、第1のバージョンの通信プロトコルに対応する第1のゲートウェイ装置と、前記通信プロトコルの第1のバージョンと異なる第2のバージョンの通信プロトコルに対応する第2のゲートウェイ装置との選択率が所定の割合となるように、前記第1、第2のゲートウェイ装置を選択する処理と、前記選択した前記第1、第2のゲートウェイ装置が対応する通信プロトコルのバーションと、自装置が受信したメッセージの通信プロトコルのバージョンとが異なる場合、前記メッセージのバージョンを変換する処理と、前記第1、第2のゲートウェイ装置のうち選択したゲートウェイ装置に対し、前記通信プロトコルのバージョンを一致させた状態で、メッセージを送信する処理と、を実行させるプログラムが提供される。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な(非トランジエントな)記憶媒体に記録することができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明によれば、発側GWにおいて着側GWの選択をなしうる構成におけるリソースの利用効率を向上させることが可能となる。即ち、本発明は、背景技術に記載したゲートウェイ装置を、リソースの利用効率の向上機能を備えたものへと変換するものとなっている。
本発明の一実施形態の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の発側網間ゲートウェイ装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態の発側網間ゲートウェイ装置が保持する管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の発側網間ゲートウェイ装置が保持する管理テーブルの設定例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の動作を表したシーケンス図である。 選択率が不適切となる例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態の発側網間ゲートウェイ装置の管理テーブルに設定される値を説明するための図である。 選択率が不適切となる別の例を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態の発側網間ゲートウェイ装置の管理テーブルに設定される値を説明するための図である。 背景技術を説明するための図である。
はじめに本発明の一実施形態の概要について図面を参照して説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。また、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。また、図中の各ブロックの入出力の接続点には、ポート乃至インタフェースがあるが図示省略する。
本発明は、その一実施形態において、図1に示すように、ゲートウェイ装置選択部11Aと、メッセージ変換部12Aと、送信部13Aとを備えるゲートウェイ装置10Aにて実現できる。
より具体的には、ゲートウェイ装置選択部11Aは、通信先のネットワークに接続されている、第1のゲートウェイ装置20−1と、第2のゲートウェイ装置20−2との選択率が所定の割合となるように、前記第1、第2のゲートウェイ装置の選択を行う。ここで、通信先のネットワークに接続されている、第1のゲートウェイ装置20−1は、第1のバージョンの通信プロトコルに対応するゲートウェイ装置である。また、第2のゲートウェイ装置20−2は、前記第1のゲートウェイ装置20−1が対応する通信プロトコルの第1のバージョンと異なる第2のバージョンの通信プロトコルに対応する。
メッセージ変換部12Aは、第1、第2のゲートウェイ装置が対応する通信プロトコルのバーションと、自装置が受信したメッセージの通信プロトコルのバージョンとが異なる場合、前記メッセージのバージョンを変換する。ここで、第1、第2のゲートウェイ装置が対応する通信プロトコルのバーションは、前記ゲートウェイ装置選択部11Aが選択したゲートウェイ装置が対応する通信プロトコルのバージョンである。
送信部13Aは、前記第1、第2のゲートウェイ装置のうち選択したゲートウェイ装置に対し、前記通信プロトコルのバージョンを一致させた状態で、メッセージを送信する。
図2は、ゲートウェイ装置10Aの動作を説明するための図である。ゲートウェイ装置10Aは、第1のゲートウェイ装置20−1、第2のゲートウェイ装置20−2に送信すべきメッセージを受信すると、前記第1、第2のゲートウェイ装置の選択を行う。このとき、ゲートウェイ装置10Aは、第1のゲートウェイ装置20−1と、第2のゲートウェイ装置20−2との選択率が所定の割合となるように、ゲートウェイ装置の選択を行う。例えば、第1のゲートウェイ装置20−1の選択率が50%の場合、ゲートウェイ装置10Aは、第1のゲートウェイ装置20−1と、第2のゲートウェイ装置20−2に対し、均等にメッセージを振り分ける動作を行う。なお、第1のゲートウェイ装置20−1の選択率が50%ということは、第2のゲートウェイ装置20−2の選択率も50%である。もちろん、選択率は、50%に限られない。第1のゲートウェイ装置20−1と第2のゲートウェイ装置20−2間の処理能力の差を考慮して、任意の値を設定することも可能である。同様、ゲートウェイ装置10Aと第1のゲートウェイ装置20−1間の回線の帯域幅(伝送路容量)と、ゲートウェイ装置10Aと第2のゲートウェイ装置20−2の回線の帯域幅(伝送路容量)の差等を考慮して、任意の値を設定することも可能である。
また、上記の振り分けにあたり、通信プロトコルのバーションが、送信先のゲートウェイ装置が対応しているバージョンと異なる場合、ゲートウェイ装置10Aは、前記メッセージのバージョンを変換する。これにより、メッセージの到達性が保証される。
以上のように構成することで、接続遅延が生じないというゲートウェイ装置を利用したプロトコル変換の利点を維持し、かつ、接続先にある2以上のゲートウェイ装置を有効に活用する構成を得ることが可能となる。もちろん、メッセージ変換部12Aは、バージョンの相違がある場合に変換を行う構成となっているため、ゲートウェイ装置10Aのリソースが無用な変換のために使われることもない。
[第1の実施形態]
続いて、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の第1の実施形態の構成を示す図である。図3を参照すると、発側ネットワーク(第1のネットワーク)に接続された発側網間GW100と、着側ネットワーク(第2のネットワーク)に接続された着側網間GW201、202と、DNSサーバ110とを含む構成が示されている。なお、以下の説明においては、発信側の要素を「発側」、着信側の要素を「着側」と記す。また、図3中の要素間の線に付されたIPv4、IPv6はそれぞれのIPバージョンの伝送路を示している。
発側網間GW100は、SIPのIPv4と、IPv6に対応するいわゆるデュアルスタック対応の網間ゲートウェイ装置である。発側網間GW100は、IPv4/IPv6の両方をサポートしている発側ネットワークと接続されている。発側網間GW100は、着側網間GW201、202とそれぞれ接続されている。
着側網間GW201は、SIPのIPv4に対応するいわゆるシングルスタック対応の網間ゲートウェイ装置である。着側網間GW202は、SIPのIPv6に対応するシングルスタック対応の網間ゲートウェイ装置である。着側網間GW201、202は、IPv4/IPv6の両方をサポートしている着側ネットワークと接続されている。
DNS(Domain Name System)サーバ110は、発側網間GW100から問い合わせを受けたドメインに対応するIPアドレスを応答するサーバである。DNSサーバ110が発側網間GW100に応答するレコード情報(DNS Answer)にはAレコード(Address Record)が設定されている場合、AAAAレコード(Quadd A Record)が設定されている場合、これらの双方が設定されている場合がある。図3の例において、着側ネットワークは2つのゲートウェイ201、202が配置されており、IPv4/IPv6の両方をサポートしているため、DNSサーバ110は、AレコードとAAAAレコードが設定されたレコード情報を応答する。
図4は、本発明の第1の実施形態の発側網間ゲートウェイ装置の構成を示す機能ブロック図である。図4を参照すると、メッセージ受信部101と、DNSサーバ照会部102と、GW選択部103と、設定記憶部104と、メッセージ変換部105と、メッセージ送信部106とを備えた構成が示されている。
メッセージ受信部101は、発側ネットワークに接続された機器から着側ネットワークに接続された機器宛のメッセージを受信する。本実施形態では、説明のため、発側ネットワークのSIPサーバからSIPのINVITEメッセージ(セッション確立要求メッセージ)が送られてくるものとして説明する。
DNSサーバ照会部102は、DNSサーバ110に対して、INVITEメッセージに含まれる通信先のSIP URI(Uniform Resource Identifier)に対応するIPアドレスを問い合わせる。DNSサーバ照会部102は、DNSサーバ110から受信したレコード情報に基づいて、GW選択部103に対し、(1)IPv4のみのサポートか、(2)IPv6のみのサポートか、(3)IPv4/IPv6の両方をサポートしているかを通知する。従って、本実施形態においては、DNSサーバ照会部102が、通信相手が接続されているネットワークが、第1のバージョンの通信プロトコルと、これとは異なる第2のバージョンの通信プロトコルに対応していることを確認する確認部として機能することになる。
GW選択部103は、DNSサーバ照会部102から通知された着側ネットワークのサポートしているIPバージョンに基づいて着側網間GW201、202の選択を行う。本実施形態では、着側ネットワークは2つのGW201、202が配置されており、IPv4/IPv6の両方をサポートしているため、GW選択部103は、設定記憶部104に設定された選択率(送信比率)を用いたゲートウェイの選択を実施する。また、GW選択部103は、選択したGWの対応しているIPバージョンが、メッセージ受信部101にて受信したメッセージのIPバージョンと一致していない場合、メッセージ変換部105にメッセージを送る。
設定記憶部104は、選択率を含む設定情報を記憶する補助記憶装置等によって構成される。図5は、発側のIPバージョンと着側のIPバージョンの組み合わせにより選択率を定めた管理テーブルの例である。例えば、メッセージ受信部101にて受信したメッセージのIPバージョンがIPv4の場合、GW選択部103は、選択率SRaで着側網間GW201に送り、選択率SRbで着側網間GW202に送ることになる。なお、選択率SRb=1−SRaとなる。同様に、メッセージ受信部101にて受信したメッセージのIPバージョンがIPv6の場合、GW選択部103は、選択率SRcで着側網間GW201に送り、選択率SRdで着側網間GW202に送ることになる。
図6は、SRa、SRb、SRc、SRdがそれぞれ50%である場合のGW選択部103の選択動作を説明するための図である。図6の下段に示すように、IPv4のメッセージを100個受信した場合、GW選択部103は、図6の上段の発IPバージョンIPv4の選択率に従って、メッセージの送信先の選択を行う。図6の場合、選択率は50%であるので、着側網間GW201と、着側網間GW202とに、それぞれ50個のメッセージが振り分けられることになる。これにより、着側網間GW201、202のいずれか一方にメッセージが偏って送信される事態を防ぐことが可能になる。なお、図6では省略しているが、発側のIPバージョンがIPv6である場合も、選択率は50%であるので、同様の動作となる。なお、上記SRa、SRb、SRc、SRdは、ユーザが手動で設定することとしてもよいし、後記第2、第3の実施形態のように、それぞれの着側網間GWへの転送に用いる伝送路の伝送路容量の大きさ等に基づいて自動的に計算されるものとしてもよい。
メッセージ変換部105は、受信したメッセージのIPバージョンの相互変換を行う。具体的には、メッセージ変換部105は、受信メッセージのIPヘッダ情報及びSIP情報内のIPv4情報をIPv6に変換する。メッセージ変換部105は、受信メッセージのIPヘッダ情報及びSIP情報内のIPv6情報をIPv4に変換する。
メッセージ送信部106は、GW選択部103によって選択された着側網間GWに対し、GW選択部103から受信したメッセージ又はメッセージ変換部105にて変換後のメッセージを送信する。
なお、図4に示した発側網間ゲートウェイ装置100の各部(処理手段)は、網間ゲートウェイ装置に搭載されたプロセッサに、そのハードウェアを用いて、上記した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することもできる。
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。図7は、本発明の第1の実施形態の動作を表したシーケンス図である。図7は、発側ネットワークから、IPv4/IPv6デュアルスタックの着側ネットワークに向けて、SIP INVITEメッセージ(IPv4)が送信された例を示している。
発側SIPサーバからSIP INVITEメッセージを受信すると、発側網間GW(発側GW)100は、DNSサーバ110に対し、DNS Queryを送信し、SIP URIに対応するIPアドレスを問い合わせる。
発側網間GW(発側GW)100は、DNSサーバ110から応答されたIPアドレスが入ったレコード情報に基づいて着側のゲートウェイの構成を確認する(ステップS001)。ここでは、着側ネットワークがIPv4とIPv6をサポートしていて、着側網間GW201、202が配置されているので、発側網間GW(発側GW)100は、AレコードとAAAAレコードが設定されたレコード情報を受信する。従って、発側網間GW(発側GW)100は、着側ネットワークが、IPv4/IPv6の両方をサポートしていると判定し、設定記憶部104に保持された管理テーブルを参照したメッセージの振り分けを開始する。
例えば、発側網間GW(発側GW)100は、最初に受信したSIP INVITEメッセージ(IPv4)をIPv6のSIP INVITEメッセージ(IPv6)に変換して、着側網間GW(着側GW)202(IPv6)に送信する。その次に、SIP INVITEメッセージ(IPv4)を受信すると、発側網間GW(発側GW)100は、選択率、例えば、50%に従って、着側網間GW(着側GW)201(IPv4)にSIP INVITEメッセージ(IPv4)を送信する。以降、発側網間GW(発側GW)100は、以上の動作を繰り返すことになる。
以上、本実施形態によれば、接続遅延の元となるリルーティングが発生しないというゲートウェイ変換方式の利点を生かしつつ、着側の2つの網間GWに、指定した選択率でメッセージを振り分けることが可能となる。この結果、規定のポリシーにより指定したIPバージョンへの変換を行う場合と比べて、発側網間GW(発側GW)100のバージョン変換処理による負荷を減らすことが可能となる。
なお、上記した実施形態では、発側網間GW(発側GW)100がSIP INVITEメッセージを受信した例を挙げて説明したが、SIP INVITEメッセージ以外のメッセージについても同様の変換と振り分けを行うことが可能である。
[第2の実施形態]
上記した第1の実施形態の別の実施形態として、発側網間GW100と、着側網間GW201、202の間の伝送路容量(帯域幅)については考慮に入れた振り分けを行うことも可能である。以下、発側網間GW100と、着側網間GW201、202の間の伝送路容量(帯域幅)については考慮に入れて選択率を調整する第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態とほぼ同様の構成にて実現できるので、以下、その相違点を中心に説明する。
図8の上段は、IPv4とIPv6の伝送路容量(帯域幅;単位は例えばGbps)に差がある場合のパターンを示している(パターン5は同値)。図8の下段は、このような構成において選択率50%を適用して、メッセージの振り分けを行った場合のそれぞれの着側網間GW201、202に振り分けられるメッセージの数を示している。
図8の下段のパターン1〜4においては、元々IPv6の伝送路容量(帯域幅)が少ないところに、50%のメッセージが振られている。一方、パターン1〜4においてIPv4の伝送路容量(帯域幅)は余裕があるにも拘わらず、メッセージ数は少なく、伝送路の利用効率も低下している。同様に、図8の下段のパターン6〜9においては、元々IPv4の伝送路容量(帯域幅)が少ないにも拘わらず、50%のメッセージが振られている。一方、パターン6〜9においてIPv6の伝送路容量(帯域幅)に余裕があるにも拘わらず、メッセージ数は少なく、伝送路の利用効率も低下している。
そこで、本実施形態では、発側網間GW100の設定記憶部104に、下記に示すように、IPv4とIPv6の伝送路容量(帯域幅)の比に応じた選択率を設定する。
選択率SRa=
IPv4の伝送路容量/(IPv4の伝送路容量+IPv6の伝送路容量)
選択率SRb=
IPv6の伝送路容量/(IPv4の伝送路容量+IPv6の伝送路容量)
選択率SRc=
IPv4の伝送路容量/(IPv4の伝送路容量+IPv6の伝送路容量)
選択率SRd=
IPv6の伝送路容量/(IPv4の伝送路容量+IPv6の伝送路容量)
図9の下段は、上記式にて算出された選択率を適用して、メッセージの振り分けを行った場合のそれぞれの着側網間GW201、202に振り分けられるメッセージの数を示している。例えば、パターン1のSRa、SRcは、上記の式から、90/(90+10)=90%と算出される。同様に、パターン1のSRb、SRdは、上記の式から、10/(90+10)=10%と算出される。
図9の下段に示した各パターンでのメッセージ数が示すとおり、本実施形態によれば、IPv4とIPv6の伝送路容量(帯域幅)の大きさに応じた振り分けを実現する選択率を設定することが可能となる。
[第3の実施形態]
上記した第2の実施形態では、発側網間GW100におけるIPバージョンの変換処理の負荷については考慮に入れていなかったが、発側網間GW100におけるIPバージョンの変換の負荷を考慮に入れた振り分けを行うことも可能である。以下、網間GW間の伝送路容量に加え、発側網間GW100におけるIPバージョンの変換処理の負荷を考慮に入れて選択率を調整する第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態とほぼ同様の構成にて実現できるので、以下、その相違点を中心に説明する。
図10は、第2の実施形態で説明した、伝送路容量(帯域幅)の比に応じた選択率を用いた場合に通信プロトコルのバージョン変換が発生する状況を示している。例えば、パターン1の場合、IPv4の選択率SRa=90%であるから、10個のメッセージのうち、9個がIPv4側に送られることになる。発側のIPバージョンがIPv4の場合は、変換が無いので問題ないが、発側のIPバージョンがIPv6の場合、10個のメッセージ中9個に通信プロトコルのバージョン変換が発生するので、発側網間GW100の負荷が増大してしまう。同様に、パターン9の場合、IPv6の選択率SRb=90%であるから、10個のメッセージのうち、9個がIPv6側に送られることになる。発側のIPバージョンがIPv6の場合は、変換が無いので問題ないが、発側のIPバージョンがIPv4の場合、10個のメッセージ中9個に通信プロトコルのバージョン変換が発生するので、発側網間GW100の負荷が増大してしまう。
そこで、本実施形態では、このような通信プロトコルのバージョン変換の発生を抑えるように、通信プロトコルのバージョン変換が発生するパターンの選択率に上限を設ける。即ち、
(1)IPv4の伝送路容量>IPv6の伝送路容量のとき、
SRa=
IPv4の伝送路容量/(IPv4の伝送路容量+IPv6の伝送路容量)
SRb=
IPv6の伝送路容量/(IPv4の伝送路容量+IPv6の伝送路容量)
SRc=所定の上限値(例えば、50%)
SRd=1−SRc
(2)IPv4の伝送路容量<IPv6の伝送路容量のとき、
SRa=所定の上限値(例えば、50%)
SRb=1−SRa
SRc=IPv4の伝送路容量/(IPv4の伝送路容量+IPv6の伝送路容量)
SRd=
IPv6の伝送路容量/(IPv4の伝送路容量+IPv6の伝送路容量)
図11は、上記(1)、(2)により設定した選択率で振り分けを行った場合のメッセージ数を示している。例えば、パターン1は、IPv4の伝送路容量>IPv6の伝送路容量のときに当たるので、上記(1)が適用され、SRa=90%、SRb=10%、SRc=50%、SRd=50%となる。そして、パターン9は、IPv4の伝送路容量<IPv6の伝送路容量のときに当たるので、上記(2)が適用され、SRa=50%、SRb=50%、SRc=10%、SRd=90%となる。これにより、例えばパターン1における通信プロトコルのバージョン変換が必要となるメッセージ数は、IPv4=>IPv6の1と、IPv6=>IPv4の5の計6つに抑えられる。同様に、パターン9における通信プロトコルのバージョン変換が必要となるメッセージ数は、IPv4=>IPv6の5と、IPv6=>IPv4の1の計6つに抑えられる。
以上のように、本実施形態によれば、伝送路容量(帯域幅)の大きさによる振り分けとともに、通信プロトコルのバージョン変換の発生を抑えるような選択率を設定することが可能となる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、各図面に示したネットワーク構成、各要素の構成、メッセージの表現形態は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
例えば、上記した各実施形態では、バージョンが異なる通信プロトコルとして、SIPを例示して説明したが、ITU−T H.323等他の通信プロトコルにおいても適用可能である。
また、上記した実施形態では、特に限定しなかったが、本発明は、上記のようなIPバージョンが異なるIMS事業者のネットワークの相互接続に好適に適用することができる。もちろん、本発明は、IMS事業者のネットワークの相互接続に限られず、IPバージョンが異なるネットワーク間のメッセージの授受にも適用することが可能である。
また、上記した実施形態では、選択率の算出方法についていくつかの例を挙げて説明したが、別の算出方法を使って選択率を決定することも可能である。例えば、伝送路容量(帯域幅)に加えて、着側の網間GWの性能などを考慮に入れて、選択率を計算することも可能である。
選択率は、静的な値としてではなく、動的に変更することも可能である。例えば、発側網間GW100に、秒間の呼量(負荷)やエラー応答数を取得する機能を持たせ、これらの値に応じて、動的に選択率を変更するといった変形実施が可能である。
また、上記した各実施形態では、DNSサーバ110にDNS Queryを送信することで、着側ネットワークが対応しているIPバージョンを確認するものとして説明したが、着側ネットワークが対応しているIPバージョンの確認方法はこれに限られない。例えば、発側網間GW100に、特許文献1のような加入者管理部を持たせて、通信相手の加入者情報から、バージョン変換の要否を判定する構成も採用可能である。
最後に、本発明の好ましい形態を要約する。
[第1の形態]
(上記第1の視点によるゲートウェイ装置参照)
[第2の形態]
上記したゲートウェイ装置は、さらに、
通信相手が接続されているネットワークが、第1のバージョンの通信プロトコルと、前記通信プロトコルの第1のバージョンと異なる第2のバージョンの通信プロトコルに対応していることを確認する確認部を備え、
前記ゲートウェイ装置選択部は、前記ネットワークが第1のバージョンの通信プロトコルと第2のバージョンの通信プロトコルに対応していることが確認できた場合、前記第1、第2のゲートウェイ装置の選択を行うことが好ましい。
[第3の形態]
上記した第1、第2のゲートウェイ装置は、インターネットプロトコルバージョン4の呼処理メッセージに対応するゲートウェイ装置と、インターネットプロトコルバージョン6の呼処理メッセージに対応するゲートウェイ装置であることが好ましい。
[第4の形態]
上記したゲートウェイ装置は、
前記第1のゲートウェイ装置と第2のゲートウェイ装置との選択率を受け付けて保持する設定保持部を備えることが好ましい。
[第5の形態]
上記したゲートウェイ装置において、
前記選択率として、前記第1のゲートウェイ装置への伝送路の容量と、前記第2のゲートウェイ装置への伝送路の容量との比を用いることができる。
[第6の形態]
上記したゲートウェイ装置において、
前記選択率に、前記通信プロトコルのバージョンの変換が所定の割合に収まるように上限値が設定されることが好ましい。
[第7の形態]
上記したゲートウェイ装置において、
前記メッセージは、SIP(Session Initiation Protocol)又はH.323の呼処理メッセージであることが好ましい。
[第8の形態]
上記したゲートウェイ装置において、
前記確認部は、DNSサーバからの応答に含まれるレコード情報に基づいて、通信相手が接続されているネットワークが対応している通信プロトコルのバージョンを確認する構成をとることができる。
[第9の形態]
上記したゲートウェイ装置において、
前記第1、第2のゲートウェイ装置の負荷又は前記第1、第2のゲートウェイ装置からのエラー応答数に基づいて、前記選択率を動的に変更する機能を備える構成も好ましい。
[第10の形態]
上記したゲートウェイ装置において、
前記ネットワークは、IMS(IP Multimedia Subsystem)の提供事業者のネットワークであってもよい。
[第11の形態]
(上記第2の視点によるメッセージの送信方法参照)
[第12の形態]
(上記第3の視点によるプログラム参照)
なお、上記第11〜第12の形態は、第1の形態と同様に、第2〜第10の形態に展開することが可能である。
なお、上記の特許文献および非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし選択(部分的削除を含む)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
10A ゲートウェイ装置
11A ゲートウェイ装置選択部
12A メッセージ変換部
13A 送信部
20−1 第1のゲートウェイ装置
20−2 第2のゲートウェイ装置
100 発側網間GW
101 メッセージ受信部
102 DNSサーバ照会部
103 GW選択部
104 設定記憶部
105 メッセージ変換部
106 メッセージ送信部
110 DNSサーバ
201、202 着側網間GW

Claims (10)

  1. 通信先のネットワークに接続されている、第1のバージョンの通信プロトコルに対応する第1のゲートウェイ装置と、前記通信プロトコルの第1のバージョンと異なる第2のバージョンの通信プロトコルに対応する第2のゲートウェイ装置との選択率が所定の割合となるように、前記第1、第2のゲートウェイ装置の選択を行うゲートウェイ装置選択部と、
    前記選択した前記第1、第2のゲートウェイ装置が対応する通信プロトコルのバーションと、自装置が受信したメッセージの通信プロトコルのバージョンとが異なる場合、前記メッセージのバージョンを変換するメッセージ変換部と、
    前記第1、第2のゲートウェイ装置のうち選択したゲートウェイ装置に対し、前記通信プロトコルのバージョンを一致させた状態で、メッセージを送信する送信部と、
    を含むゲートウェイ装置。
  2. さらに、
    通信相手が接続されているネットワークが、第1のバージョンの通信プロトコルと、前記通信プロトコルの第1のバージョンと異なる第2のバージョンの通信プロトコルに対応していることを確認する確認部を備え、
    前記ゲートウェイ装置選択部は、前記ネットワークが第1のバージョンの通信プロトコルと第2のバージョンの通信プロトコルに対応していることが確認できた場合、前記第1、第2のゲートウェイ装置の選択を行う請求項1のゲートウェイ装置。
  3. 前記第1、第2のゲートウェイ装置は、インターネットプロトコルバージョン4の呼処理メッセージに対応するゲートウェイ装置と、インターネットプロトコルバージョン6の呼処理メッセージに対応するゲートウェイ装置である請求項1又は2のゲートウェイ装置。
  4. 前記選択率として、前記第1のゲートウェイ装置への伝送路の容量と、前記第2のゲートウェイ装置への伝送路の容量との比を用いる請求項1から3いずれか一のゲートウェイ装置。
  5. 前記選択率に、前記通信プロトコルのバージョンの変換が所定の割合に収まるように上限値が設定される請求項4のゲートウェイ装置。
  6. 前記メッセージは、SIP(Session Initiation Protocol)又はH.323の呼処理メッセージである請求項1から5いずれか一のゲートウェイ装置。
  7. 前記確認部は、DNSサーバからの応答に含まれるレコード情報に基づいて、通信相手が接続されているネットワークが対応している通信プロトコルのバージョンを確認する請求項2から5いずれか一のゲートウェイ装置。
  8. 前記第1、第2のゲートウェイ装置の負荷又は前記第1、第2のゲートウェイ装置からのエラー応答数に基づいて、前記選択率を動的に変更する機能を備える請求項1から7いずれか一のゲートウェイ装置。
  9. ゲートウェイ装置が、
    通信先のネットワークに接続されている、第1のバージョンの通信プロトコルに対応する第1のゲートウェイ装置と、前記通信プロトコルの第1のバージョンと異なる第2のバージョンの通信プロトコルに対応する第2のゲートウェイ装置との選択率が所定の割合となるように、前記第1、第2のゲートウェイ装置を選択するステップと、
    前記選択した前記第1、第2のゲートウェイ装置が対応する通信プロトコルのバーションと、自装置が受信したメッセージの通信プロトコルのバージョンとが異なる場合、前記メッセージのバージョンを変換するステップと、
    前記第1、第2のゲートウェイ装置のうち選択したゲートウェイ装置に対し、前記通信プロトコルのバージョンを一致させた状態で、メッセージを送信するステップと、
    を含むメッセージの送信方法。
  10. ゲートウェイ装置を構成するコンピュータに、
    通信先のネットワークに接続されている、第1のバージョンの通信プロトコルに対応する第1のゲートウェイ装置と、前記通信プロトコルの第1のバージョンと異なる第2のバージョンの通信プロトコルに対応する第2のゲートウェイ装置との選択率が所定の割合となるように、前記第1、第2のゲートウェイ装置を選択する処理と、
    前記選択した前記第1、第2のゲートウェイ装置が対応する通信プロトコルのバーションと、自装置が受信したメッセージの通信プロトコルのバージョンとが異なる場合、前記メッセージのバージョンを変換する処理と、
    前記第1、第2のゲートウェイ装置のうち選択したゲートウェイ装置に対し、前記通信プロトコルのバージョンを一致させた状態で、メッセージを送信する処理と、
    を実行させるプログラム。
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