JPWO2018193984A1 - 植林地の生産性の予測方法 - Google Patents

植林地の生産性の予測方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018193984A1
JPWO2018193984A1 JP2019513605A JP2019513605A JPWO2018193984A1 JP WO2018193984 A1 JPWO2018193984 A1 JP WO2018193984A1 JP 2019513605 A JP2019513605 A JP 2019513605A JP 2019513605 A JP2019513605 A JP 2019513605A JP WO2018193984 A1 JPWO2018193984 A1 JP WO2018193984A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
productivity
plantation
value
soil component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019513605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6708789B2 (ja
Inventor
英治 岩田
悠生 久永
栄 澁澤
正和 小平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION TOKYO UNIVERSITY OF AGRICULUTURE & TECHNOLOGY
Nippon Paper Industries Co Ltd
Original Assignee
NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION TOKYO UNIVERSITY OF AGRICULUTURE & TECHNOLOGY
Nippon Paper Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION TOKYO UNIVERSITY OF AGRICULUTURE & TECHNOLOGY, Nippon Paper Industries Co Ltd filed Critical NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION TOKYO UNIVERSITY OF AGRICULUTURE & TECHNOLOGY
Publication of JPWO2018193984A1 publication Critical patent/JPWO2018193984A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6708789B2 publication Critical patent/JP6708789B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G23/00Forestry
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G7/00Botany in general
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/27Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands using photo-electric detection ; circuits for computing concentration
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/24Earth materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/22Improving land use; Improving water use or availability; Controlling erosion
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/40Afforestation or reforestation

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

本発明の目的は植林地における植林木の生産性を含めた植林候補地の生産性を迅速、簡易、かつ正確に予測できる方法を提供することにある。本発明は(A)〜(D)を含む植林候補地の生産性の予測方法を提供する:(A):基準林地における土壌成分値と土壌スペクトルとを多変量解析により整理し、土壌成分値と土壌スペクトルとの相関関係を得ること;(B):基準林地の生産性と地形情報と土壌成分値とを多変量解析により整理し、生産性と地形情報と土壌成分値との相関関係を得ること;(C):植林候補地の土壌スペクトルから、(A)で得られた相関関係に基づき、土壌成分値の予測値を得ること;および(D):植林候補地の地形情報、および植林候補地の土壌分析値または(C)で得られた土壌成分値の予測値から、(B)で得られた相関関係に基づき、前記植林候補地の生産性の予測値を得ること。

Description

本発明は、植林地の生産性の予測方法に関する。
木材生産を目的とした産業植林や、森林保全、環境保全活動などの環境植林において、植林の管理、生産計画を効率的に行うために、植林地の生産性を事前に予測することが重要である。産業植林では、資産である植林木の成長量(蓄積量)の最大化や低コスト化を行うために、環境植林では樹種選定や低コスト化を行うために、植栽に適した土地、施業を選択することが求められる。
特許文献1には、地盤高度、土壌硬度、および土壌中の水分含有量、酸化還元電位、pH、導電率、C含有量、N含有量、CとNとの比率、Ca含有量、Mg含有量、K含有量、Na含有量等の、植林地環境におけるマングローブの生長に関与する複数のパラメータと、この植林地環境におけるマングローブの樹高とに基づいて所定年数後の植林地における植林木の樹高を推定する判定式を作成し、上記パラメータの実測値から判定式により樹高を予測する方法が記載されている。非特許文献1には、土と水のバランスおよび栄養蓄積に関連して、土の深さが植林地のラジアータパインの生産性に大きく関わること、および、特定の判定式により、葉のリン原子量、土の深さ、pH、および土壌全窒素量から樹高を予測できることが記載されている。
特許文献2には、対象地近傍の土壌の色、特性、養分の分析値から説明変数を得て、当該説明変数より、対象地近傍の樹木の成長データとの検量式を得て、当該検量式に対象地の各分析結果を当てはめて、対象地における樹木の成長度合いを予測する方法が記載されている。特許文献3には、分析対象の土壌に光を照射して得られる反射光から土壌スペクトルを得て、他の複数の土壌から同様に得られる土壌スペクトルの波形から求められる特徴スペクトルと対比することにより、土壌の特性を分析できることが記載されている。非特許文献2には、トラクタ搭載型土壌分析システムを用いて可視光−近赤外光土壌拡散スペクトルを測定してPLS回帰分析を行って土壌分析値を推定する方法が記載されている。
特開2008−206421号公報 国際公開第2016/43007号 特開2006−38511号公報
Sanchez−Rodriguez,F et al(2002)Forest Ecology and Management 171,181−189 小平正和、澁澤 栄(2016)農業食料工学会誌 78(5),401−415
しかしながら、既存技術はいずれも予測対象として植林木の樹高のみ、または土壌の性質のみに着目しており、植林地や植林木の生産性を一貫して評価する方法ではなかった。このように植林地や植林木の生産性の予測方法の開発が進んでいない理由としては、以下が考えられる:(1)林業では土壌成分や地形が密接且つ複雑に関連していること;(2)所有する土地全てを利用することが一般的であり、使用する土地の選択は想定されていないこと;(3)林業では伐期が長く(国内林業では通常40〜50年)、現在伐期を迎えている植林木の植栽以前は土地の生産性を評価する手段がなくそのような手段の必要性も求められていなかったこと;および(4)実生苗は個体ごとに遺伝的にばらつきがあり、植林後に成長性を正確に予測することができなかったこと。
本発明は、斯かる課題を解決し、植林木の生産性を含めた植林候補地の生産性を迅速、簡易、かつ正確に予測できる方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下を提供する。
〔1〕(A)〜(D)を含む、植林候補地の生産性の予測方法:
(A):基準林地における土壌成分値と土壌スペクトルとを多変量解析により整理し、土壌成分値と土壌スペクトルとの相関関係を得ること;
(B):基準林地の生産性と地形情報と土壌成分値とを多変量解析により整理し、生産性と地形情報と土壌成分値との相関関係を得ること;
(C):植林候補地の土壌スペクトルから、(A)で得られた相関関係に基づき、土壌成分値の予測値を得ること;および
(D):植林候補地の地形情報、および植林候補地の土壌分析値または(C)で得られた土壌成分値の予測値から、(B)で得られた相関関係に基づき、前記植林候補地の生産性の予測値を得ること。
〔2〕前記土壌成分値は、前記基準林地の土壌の、含水比、有機物含有量、pH、リン原子含有量、カリウム原子含有量、カルシウム原子含有量、マグネシウム原子含有量、ナトリウム原子含有量、アルミニウム原子含有量、水素原子含有量、アルミニウム飽和度、酸度、交換性塩基総量、塩基置換容量、塩基飽和度、硫黄原子含有量、ホウ素原子含有量、銅原子含有量、鉄原子含有量、マンガン原子含有量、亜鉛原子含有量、全窒素量、アンモニア態窒素量、塩素原子含有量、粘土含有量、シルト含有量、砂含有量、および全炭素量からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む、〔1〕に記載の予測方法。
〔3〕前記生産性は、樹木の年間成長量である、〔1〕または〔2〕に記載の予測方法。
〔4〕前記地形情報は、傾斜角および標高から選ばれる少なくとも1つを含む、〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載の予測方法。
〔5〕多変量解析は、PLS回帰分析である、〔1〕〜〔4〕のいずれか1項に記載の予測方法。
〔6〕(A)における土壌成分値と土壌スペクトルとの相関関係は、土壌成分値を目的変数とし土壌スペクトルを説明変数とする、土壌スペクトルからの土壌成分値推定式である、〔5〕に記載の予測方法。
〔7〕(B)における生産性と地形情報と土壌成分値との相関関係は、生産性を目的変数とし土壌成分値と地形情報を説明変数とする、土壌成分値と地形情報からの植林候補地の生産性推定式である、〔5〕または〔6〕に記載の予測方法。
〔8〕(C)は、植林候補地の土壌スペクトルを(A)で得られる土壌成分値推定式に適用して土壌成分値の予測値を得ることである、〔6〕または〔7〕に記載の予測方法。
〔9〕(D)は、植林候補地の地形情報と土壌成分値を(B)で得られる生産性推定式に適用して植林候補地の生産性の予測値を得ることである、〔6〕〜〔8〕のいずれか1項に記載の予測方法。
〔10〕植林候補地は、ユーカリ属植物の植林候補地である、〔1〕〜〔9〕のいずれか1項に記載の予測方法。
〔11〕〔1〕〜〔10〕のいずれか1項に記載の予測方法により少なくとも1つの植林候補地の生産性の予測値を得て、生産性の予測値が高い植林候補地を植林地として選抜することを含む、植林地の選抜方法。
〔12〕〔11〕に記載の選抜方法により選抜された植林地において植林を行うことを含む、植林方法。
〔13〕〔11〕に記載の選抜方法により選抜された植林地において樹木の生産を行うことを含む、樹木の生産方法。
〔14〕土壌スペクトル測定装置、土壌成分値測定装置、およびデータ処理手段を含む〔1〕〜〔10〕のいずれか1項に記載の方法を実施できる、植林候補地の予測システム。
本発明によれば、植林候補地の生産性を、土壌成分値、土壌スペクトル、地形情報等から迅速かつ簡易に評価し、植林地を選抜することができる。特に、樹木の樹高だけでなく、胸高直径を含めた植林木の成長量を基に植林候補地の生産性を評価することができる。
図1は、実施例の試験手順を示す図である。 図2は、実施例において得られた土壌スペクトル(前処理前)を示す図である。 図3は、実施例において得られた土壌スペクトル(前処理後)を示す図である。 図4は、実施例における土壌成分値の実測値からの生産性の推定精度を示す図である。 図5は、実施例におけるカリウム原子含有量の推定精度を示す図である。 図6は、実施例における硫黄原子含有量の推定精度を示す図である。 図7は、実施例における粘土含有量の推定精度を示す図である。 図8は、実施例における土壌成分値の推定値からの生産性の推定精度を示す図である。
本発明の植林候補地の生産性の予測方法は、以下の工程を含む:
工程(A):基準林地における土壌成分値と土壌スペクトルとを多変量解析により整理し、土壌成分値と土壌スペクトルとの相関関係を得ること;
工程(B):基準林地の生産性と地形情報と土壌成分値とを多変量解析により整理し、生産性と地形情報と土壌成分値との相関関係を得ること;
工程(C):植林候補地の土壌スペクトルから、(A)で得られた相関関係に基づき、土壌成分値の予測値を得ること;および
工程(D):植林候補地の地形情報、および植林候補地の土壌分析値または(C)で得られた土壌成分値の予測値から、(B)で得られた相関関係に基づき、前記植林候補地の生産性の予測値を得ること。
〔工程(A)〕
工程(A)においては、基準林地における土壌成分値と土壌スペクトルとを多変量解析により整理し、土壌成分値と土壌スペクトルとの相関関係を得る。
基準林地は、土壌成分値、地形情報、および生産性が得られる地域であればよく、林地の少なくとも一部であればよい。林地は、天然林、人工林のいずれでもよいが、人工林(植林地)が好ましい。基準林地の面積は、特に限定されないが、通常は50m2以上である。また、基準林地はGPS(Global Positioning System)もしくはDGPS(Differential Global Positioning System)により位置情報が管理できる場所であることが好ましい。基準林地は、以下のいずれかの要件を満たすことが好ましい:気候が植林候補地と同一または類似であること;地形が植林候補地と同一または類似であること;植林候補地と距離が近いこと;植林候補地で生育予定の樹木種と同一種または近縁種の樹木が生育していること。
基準林地に生育している樹木は、木本植物であればよく特に限定されないが、例えば、ユーカリ属(Eucalyptus)植物、スギ属(Cryptomeria)植物、マツ属(Pinus)植物、サクラ属(Prunus)植物(サクラ(Prunus spp.)、ウメ(Prunus mume)、ユスラウメ(Prunus tomentosa)など)、マンゴー属(Mangifera)植物(マンゴー(Mangifera indica)など)、アカシア属(Acacia)植物、ヤマモモ属(Myrica)植物、クヌギ属(Quercus)植物(クヌギ(Quercus acutissima)など)、ブドウ(Vitis)属植物、リンゴ(Malus)属植物、バラ属(Rosa)植物、ツバキ属(Camellia)植物、ジャカランダ属(Jacaranda)植物(ジャカランダ(Jacaranda mimosifolia)など)、ワニナシ属(Persea)植物(アボカド(Persea americana)など)、ヒノキ属(Chamaecyparis)植物、カラマツ属(Larix)植物、モミ属(Abies)植物、コナラ属(Quercus)植物が挙げられ、これらのうち、ユーカリ属植物、スギ属植物、マツ属植物が好ましい。
土壌成分値は、土壌の性状を示す数値であればよく、例えば、含水比、有機物含有量、pH、リン原子含有量、カリウム原子含有量、カルシウム原子含有量、マグネシウム原子含有量、ナトリウム原子含有量、アルミニウム原子含有量、水素原子含有量、アルミニウム飽和度、酸度、交換性塩基総量、塩基置換容量、塩基飽和度、硫黄原子含有量、ホウ素原子含有量、銅原子含有量、鉄原子含有量、マンガン原子含有量、亜鉛原子含有量、全窒素量、アンモニア態窒素量、塩素原子含有量、粘土含有量、シルト含有量、砂含有量、および全炭素量が挙げられ、カリウム原子含有量、硫黄原子含有量および粘土含有量が好ましい。土壌成分値は、上記の少なくとも1つであればよいが、2以上の組み合わせが好ましく、3以上の組み合わせがより好ましい。上限は特になく、解析精度に応じて適宜決定できる。
基準林地における土壌成分値は、基準林地において測定して得ることができる。測定方法は特に限定されず、それぞれの土壌成分値の測定の際に用いられる方法を利用すればよい。
土壌成分値は、基準林地の中から選ばれる測定地点1か所で得られる測定値でもよいが、2以上の測定地点で得られる測定値の平均値であることが好ましい。測定地点は10以上が好ましく、15以上がより好ましく、20以上がさらに好ましく、25以上がさらにより好ましい。
土壌スペクトルは、土壌に光を照射した際に得られるスペクトルである。土壌スペクトルは、通常、光を照射して反射光を測定することにより得られる。土壌スペクトルの波長領域は、通常は、可視光または近赤外光領域であり、好ましくは350〜2500nm、より好ましくは500nm〜2500nm、さらに好ましくは500〜1600nmである。土壌スペクトルの測定には、近赤外光等の光を照射し、透過光または拡散反射光スペクトルを解析することができる装置であればよく、分光計測に一般的に用いられている分光計測装置(例えば、FieldSpec4(ASD社)、SAS(シブヤ精機)等)を用いることができる。
土壌スペクトルの基準林地における測定地点は、好ましくは2以上、より好ましくは10以上、さらに好ましくは15以上、さらにより好ましくは20以上、とりわけ好ましくは25以上である。
土壌スペクトルは、多変量解析に先立ち前処理されることが好ましい。これにより、サンプル間のばらつきを補正でき、ノイズ、アウトライヤーなどの影響を除外できるため、データの質を高めることができる。前処理としては例えば、平滑化処理、微分処理(例えば、一次微分処理、二次微分処理)、補正処理(例えば、多重散乱補正処理(MSC)、標準正規変数処理(SNV)、拡張多重散乱補正処理(EMSC)、ベースライン補正処理)、平均化処理、オートスケール処理、レンジスケール処理、分散スケール処理、ノーマライズ処理、常用対数処理(log10)、掛け算処理、引き算処理が挙げられる。
基準林地における土壌成分値と土壌スペクトルとの整理に用いる多変量解析としては、例えば、部分最小二乗(PLS)回帰分析、重回帰分析、主成分分析(PCS)、主成分回帰分析(PCR)、およびフーリエ変換解析が挙げられる。これらのうち、重回帰分析等他の方法で生じ得る多重共線性の問題を回避できること、スペクトルなどの多数の説明変数による推定が可能であること、少ないサンプル数による推定が可能であること、予測性能が高いこと等の理由からPLS回帰分析が好ましい。
多変量解析がPLS回帰分析である場合の、工程(A)の一例を以下に示す。PLS回帰分析における回帰モデルに従い、土壌スペクトルを説明変数とし、土壌成分値を目的変数として行列を作成し、当該説明変数をPLSアルゴリズムに基づき変換し、PLS回帰モデルの式に代入することで、土壌スペクトルからの土壌成分値推定式(検量線、検量式モデル)が得られる。PLS回帰分析におけるPLSアルゴリズムおよび回帰モデルは、例えば「PLS回帰におけるモデル選択」(橋本淳樹、田中豊著、アカデミア.情報理工学編:南山大学紀要、2010年、http://www.seto.nanzan−u.ac.jp/st/nas/academia/vol_010pdf/10−039−049.pdf)に記載されている。
〔工程(B)〕
工程(B)においては、基準林地の生産性と地形情報と土壌成分値とを多変量解析により整理し、生産性と地形情報と土壌成分値との相関関係を得る。
基準林地は、工程(A)において説明したとおりであり、工程(A)の基準林地と工程(B)の基準林地は同一である。
基準林地の生産性は、数値で表されることが好ましく、基準林地に生育する樹木の年間成長量、月間成長量等の成長量がより好ましく、林業で一般的に用いられている生産性の指標であることから、年間成長量がより好ましい。年間成長量の算出方法としては、例えば、樹木の樹高、胸高直径を実測する方法、成長曲線を用いて希望する樹齢の材積を推定する方法、伐採期間が確定している場合には蓄積量(材積)を推定する方法が挙げられ、伐採期間、樹齢の特定を省略できることから実施例に示す方法が好ましい。
生産性は、基準林地の中から選ばれる測定地点1か所で得られる測定値でもよいが、2以上の測定地点で得られる測定値の平均値であることが好ましい。測定地点は10以上が好ましく、15以上がより好ましく、20以上がさらに好ましく、25以上がさらにより好ましい。
基準林地の地形情報は、地形を表す数値であることが好ましい。地形情報としては例えば、傾斜角、標高、方角、土壌層の深さ、土壌層の硬さが挙げられ、傾斜角、標高が好ましく、標高がより好ましい。地形情報は、測定値として得てもよいし、公的機関等で提供される地理情報分析システムなどを利用して得てもよい。地形情報の測定方法は、特に限定されず、公知の方法によることができる。
地形情報は、基準林地の中から選ばれる1か所の地形情報でもよいが、2か所以上の地形情報の平均値であることが好ましい。地形情報は10か所以上の平均値が好ましく、15か所以上の平均値がより好ましく、20か所以上の平均値がさらに好ましく、25か所以上の平均値がさらにより好ましい。
基準林地の生産性と地形情報と土壌成分値とを整理するための多変量解析としては、工程(A)における多変量解析と同様の具体例、好ましい例が挙げられる。多変量解析がPLS回帰分析である場合の、工程(B)の一例を以下に示す。土壌成分値と地形情報を説明変数とし、生産性を目的変数として行列を作成し、当該説明変数をPLSアルゴリズムに基づき変換し、PLS回帰モデルの式に代入することで、土壌成分値と地形情報からの植林候補地の生産性推定式が得られる。
〔工程(C)〕
工程(C)においては、植林候補地の土壌スペクトルから、(A)で得られた相関関係に基づき、土壌成分値の予測値を得る。
植林候補地の土壌スペクトルおよびその測定方法は、工程(A)において説明した定義および具体例と同様である。植林候補地の土壌スペクトルは、植林候補地の2以上の測定地点で得られる測定値の平均値であることが好ましい。測定地点は10以上が好ましく、15以上がより好ましく、20以上がさらに好ましく、25以上がさらにより好ましい。(A)において土壌成分値の推定式を得た場合には、植林候補地の土壌スペクトルの測定値を当該式に適用することで、土壌成分値の予測値を得ることができる。
〔工程(D)〕
工程(D)においては、植林候補地の地形情報、および植林候補地の土壌分析値または(C)で得られた土壌成分値の予測値から、(B)で得られた相関関係に基づき、前記植林候補地の生産性の予測値を得る。
植林候補地の地形情報は、工程(B)において説明した定義および具体例と同様である。植林候補地の土壌分析値は、測定値でもよいし予測値でもよい。すなわち、植林候補地の土壌分析値から実際に測定して得られる測定値でもよいし、(C)において得た土壌成分値の推定式に、植林候補地の地形情報を適用することで得られる予測値でもよい。植林候補地の土壌スペクトルは、植林候補地において測定することができる。土壌スペクトルの測定法は、工程(A)において説明したのと同様である。(B)において生産性の推定式を得た場合には、植林候補地の土壌分析値および植林候補地の土壌スペクトルを当該式に適用することで、植林地の生産性の予測値を得ることができる。
本発明によれば、さまざまな植林候補地の生産性を、迅速、簡易、かつ正確に予測できることから、植林、および樹木の生産を計画的に進めることができる。具体的には、樹木の樹高だけでなく、胸高直径を含めた植林木の成長量を基に植林候補地の生産性を予測することができる。例えば、上記の予測方法により少なくとも1つの植林候補地の生産性の予測値を得て、生産性の予測値が高い植林候補地を植林地として選抜することができる。植林候補地が2以上の場合には、各植林候補地の生産性の予測値を得て、予測値が高いほうの植林候補地を植林地として選抜すればよい。これにより、選抜された植林地において計画的に植林を行うことができ、すなわち樹木の生産を行うことができる。
本発明によれば、上記植林候補地の予測方法を実施するための、土壌スペクトル測定装置、土壌成分値測定装置、およびデータ処理手段を含む予測システムも提供される。土壌成分値測定装置は、上記予測方法で求められる土壌成分値を測定できる装置であればよい。予測システムはさらに、データ記憶装置を含んでもよい。データ記憶装置は、工程(A)から(D)における各測定値(平均値、最高値、最低値、偏差を含む)、各予測値、各相関関係(例えば、推定式)を記憶することができる。予測ステムはさらに、演算装置を含んでもよい。演算装置は、工程(A)から(D)における各相関関係、予測値を算出できる装置である。
実施例1〔ユーカリ植林地の生産性の予測〕
ブラジル連邦共和国アマパ州のユーカリ植林地5.5年生(合計30地点)において、生産性の推定試験を行った。試験はフローチャート(図1)に従って行った。
〔試験地における樹木の年間成長量の算出〕
植林地の生産性として、年間成長量(m3/ha/年)を用いた。年間成長量の算出は以下の手順で行った。まず、試験地30地点のそれぞれに生息するユーカリの単一樹種、系統(Eucalyptus urograndis)40本の樹高、胸高直径を実測した。年間成長量の算出は以下の手順で行った。下記式に基づき調査時点の単木材積を算出し、各試験地の平均値を求めた。次にhaあたりの植栽本数(土地により1000本〜1500本)をかけ、試験地1haあたりのユーカリの材積成長量を算出し、試験期間(年)で割って、成長量(年間材積成長量(m3/ha/年))を算出した。
[式]
単木材積=(胸高直径(m))2×樹高(m)×係数
係数:0.3〜0.4
〔試験地の地形情報の収集〕
地形情報として、試験地の30地点において、標高、傾斜角を収集した。標高および傾斜角のいずれも、地理情報解析ソフト(ArcGIS ESRI社)から得た。
〔試験地の土壌成分値の測定〕
試験地の30地点において、地上から深さ20cmまでの土壌をサンプリングし、土壌サンプルを得た。各土壌サンプルについて、表1に示す28項目の各土壌成分値を常法により得た。
〔基準林地の土壌スペクトル測定〕
各土壌サンプルについて、FieldSpec4(ASD社)によりスペクトル測定を実施した(図2)。実測値について「The Unscrambler X」((株)カモソフトウェアジャパン)を用い前処理(平滑化処理、微分処理等)を施して、得られる補正値を以下の多変量解析の際用いた(図3)。
〔土壌成分値推定式〕
土壌成分値(K含有量、S含有量および粘土)を目的変数、補正後の土壌スペクトルを説明変数として、「The Unscrambler X」((株)カモソフトウェアジャパン)を用いて多変量解析(PLS回帰分析)を行い、土壌成分値推定式を作成した。
〔生産性推定式〕
生産性を目的変数、土壌成分値(K含有量、S含有量および粘土)と地形情報(傾斜角)を説明変数として、多変量解析(PLS解析)を行い、生産性推定式を作成した。
図4に、土壌分析値の実測値を用いて生産性推定式により得た生産性の予測値と生産性の実測値との相関性を示す。図4から明らかなとおり、実際の生産性と推定式から得られる生産性とは、高い相関を示していた。
〔植林候補地の土壌スペクトルの測定、地形情報収集、土壌成分値の推定、および生産性の予測〕
植林候補地として、ユーカリ植林地3.5年生(合計9地点)を選択し、試験地について説明したのと同様の方法で土壌スペクトルの測定を行い、土壌成分値推定式から土壌成分値の推定値を得た。また、地形情報収集を行い、得られる地形情報と土壌成分の推定値とから、生産性推定式に基づき、生産性を推定した。図5〜7に、土壌成分値推定式により得たカリウム含有量の推定値、硫黄含有量の推定値、粘土含有量の推定値とそれぞれの実測値との相関性を示す。図8に、地形情報と上記各土壌成分の推定値とから生産性推定式により得た生産性の推定値と、生産性実測値との相関性を示す。図5〜7から明らかなとおり、実際の土壌成分値と推定式から得られる土壌成分値とは、高い相関を示していた。図8から明らかなとおり、上記生産性推定式により得た生産性の推定値と生産性の実測値とは、高い相関を示していた。
Figure 2018193984

Claims (14)

  1. (A)〜(D)を含む、植林候補地の生産性の予測方法:
    (A):基準林地における土壌成分値と土壌スペクトルとを多変量解析により整理し、土壌成分値と土壌スペクトルとの相関関係を得ること;
    (B):基準林地の生産性と地形情報と土壌成分値とを多変量解析により整理し、生産性と地形情報と土壌成分値との相関関係を得ること;
    (C):植林候補地の土壌スペクトルから、(A)で得られた相関関係に基づき、土壌成分値の予測値を得ること;および
    (D):植林候補地の地形情報、および植林候補地の土壌分析値または(C)で得られた土壌成分値の予測値から、(B)で得られた相関関係に基づき、前記植林候補地の生産性の予測値を得ること。
  2. 前記土壌成分値は、前記基準林地の土壌の、含水比、有機物含有量、pH、リン原子含有量、カリウム原子含有量、カルシウム原子含有量、マグネシウム原子含有量、ナトリウム原子含有量、アルミニウム原子含有量、水素原子含有量、アルミニウム飽和度、酸度、交換性塩基総量、塩基置換容量、塩基飽和度、硫黄原子含有量、ホウ素原子含有量、銅原子含有量、鉄原子含有量、マンガン原子含有量、亜鉛原子含有量、全窒素量、アンモニア態窒素量、塩素原子含有量、粘土含有量、シルト含有量、砂含有量、および全炭素量からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む、請求項1に記載の予測方法。
  3. 前記生産性は、樹木の年間成長量である、請求項1または2に記載の予測方法。
  4. 前記地形情報は、傾斜角および標高から選ばれる少なくとも1つを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の予測方法。
  5. 多変量解析は、PLS回帰分析である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の予測方法。
  6. (A)における土壌成分値と土壌スペクトルとの相関関係は、土壌成分値を目的変数とし土壌スペクトルを説明変数とする、土壌スペクトルからの土壌成分値推定式である、請求項5に記載の予測方法。
  7. (B)における生産性と地形情報と土壌成分値との相関関係は、生産性を目的変数とし土壌成分値と地形情報を説明変数とする、土壌成分値と地形情報からの植林候補地の生産性推定式である、請求項5または6に記載の予測方法。
  8. (C)は、植林候補地の土壌スペクトルを(A)で得られる土壌成分値推定式に適用して土壌成分値の予測値を得ることである、請求項6または7に記載の予測方法。
  9. (D)は、植林候補地の地形情報と土壌成分値を(B)で得られる生産性推定式に適用して植林候補地の生産性の予測値を得ることである、請求項6〜8のいずれか1項に記載の予測方法。
  10. 植林候補地は、ユーカリ属植物の植林候補地である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の予測方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の予測方法により少なくとも1つの植林候補地の生産性の予測値を得て、生産性の予測値が高い植林候補地を植林地として選抜することを含む、植林地の選抜方法。
  12. 請求項11に記載の選抜方法により選抜された植林地において植林を行うことを含む、植林方法。
  13. 請求項11に記載の選抜方法により選抜された植林地において樹木の生産を行うことを含む、樹木の生産方法。
  14. 土壌スペクトル測定装置、土壌成分値測定装置、およびデータ処理手段を含む請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法を実施できる、植林候補地の予測システム。
JP2019513605A 2017-04-17 2018-04-13 植林地の生産性の予測方法 Active JP6708789B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017081592 2017-04-17
JP2017081592 2017-04-17
PCT/JP2018/015526 WO2018193984A1 (ja) 2017-04-17 2018-04-13 植林地の生産性の予測方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018193984A1 true JPWO2018193984A1 (ja) 2019-11-07
JP6708789B2 JP6708789B2 (ja) 2020-06-10

Family

ID=63857088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019513605A Active JP6708789B2 (ja) 2017-04-17 2018-04-13 植林地の生産性の予測方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6708789B2 (ja)
WO (1) WO2018193984A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6820625B1 (ja) * 2020-06-18 2021-01-27 日本森林総研株式会社 サーバ、森林データ利用システム、森林データ利用方法およびプログラム
KR102645282B1 (ko) * 2021-02-17 2024-03-08 (주) 심플그로우 딥러닝 기반의 식물 관리를 위한 장치, 서버 및 시스템

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005063001A1 (es) * 2003-12-26 2005-07-14 Instituto Madrileño De Investigación Agraría Y Alimentaria (Imia) Simulador de lluvia para estudios medioambientales
JP2006115768A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Oji Paper Co Ltd 植物管理方法
JP2008038511A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Taisei Corp 杭基礎補強構造および補強方法
JP2008206421A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Kansai Electric Power Co Inc:The マングローブの生長予測システム、マングローブの植林適地判定システム、マングローブの生長予測方法、及びマングローブの植林適地判定方法
JP2015132863A (ja) * 2012-04-27 2015-07-23 住友林業株式会社 生産活動と生産地の保全を統合した排出権創出方法
WO2016043007A1 (ja) * 2014-09-17 2016-03-24 住友林業株式会社 樹木成長の簡易予測法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038511A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 土壌分析方法及び土壌分析装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005063001A1 (es) * 2003-12-26 2005-07-14 Instituto Madrileño De Investigación Agraría Y Alimentaria (Imia) Simulador de lluvia para estudios medioambientales
JP2006115768A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Oji Paper Co Ltd 植物管理方法
JP2008038511A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Taisei Corp 杭基礎補強構造および補強方法
JP2008206421A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Kansai Electric Power Co Inc:The マングローブの生長予測システム、マングローブの植林適地判定システム、マングローブの生長予測方法、及びマングローブの植林適地判定方法
JP2015132863A (ja) * 2012-04-27 2015-07-23 住友林業株式会社 生産活動と生産地の保全を統合した排出権創出方法
WO2016043007A1 (ja) * 2014-09-17 2016-03-24 住友林業株式会社 樹木成長の簡易予測法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6708789B2 (ja) 2020-06-10
WO2018193984A1 (ja) 2018-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Nilsen et al. Thinning intensity effects on carbon and nitrogen stores and fluxes in a Norway spruce (Picea abies (L.) Karst.) stand after 33 years
Babst et al. Toward consistent measurements of carbon accumulation: A multi-site assessment of biomass and basal area increment across Europe
Melin et al. Decomposition of stump and root systems of Norway spruce in Sweden—a modelling approach
Laubhann et al. The impact of atmospheric deposition and climate on forest growth in European monitoring plots: An individual tree growth model
Márialigeti et al. The effects of stand structure on ground-floor bryophyte assemblages in temperate mixed forests
Nair Methodological challenges in estimating carbon sequestration potential of agroforestry systems
Van Couwenberghe et al. Gap partitioning among temperate tree species across a regional soil gradient in windstorm-disturbed forests
Hellsten et al. Nutrient concentrations in stumps and coarse roots of Norway spruce, Scots pine and silver birch in Sweden, Finland and Denmark
Campoe et al. Stand-level patterns of carbon fluxes and partitioning in a Eucalyptus grandis plantation across a gradient of productivity, in São Paulo State, Brazil
Shorohova et al. The decomposition rate of non-stem components of coarse woody debris (CWD) in European boreal forests mainly depends on site moisture and tree species
Romanyà et al. Productivity of Pinus radiata plantations in Spain in response to climate and soil
PALUCH et al. Effect of local species composition on topsoil properties in mixed stands with silver fir (Abies alba Mill.)
Kobal et al. Influence of soil properties on silver fir (Abies alba Mill.) growth in the Dinaric Mountains
Nikolova et al. Combining tree-ring analyses on stems and coarse roots to study the growth dynamics of forest trees: a case study on Norway spruce (Picea abies [L.] H. Karst)
Sharma et al. Characterization of spatial variability of soil parameters in apple orchards of Himalayan region using geostatistical analysis
De Pascale et al. Water and fertilization management of vegetables: State of art and future challenges
Velázquez-Martí et al. Calculation of biomass volume of citrus trees from an adapted dendrometry
Shi et al. Variability of soil respiration at different spatial scales in temperate forests
Das Gupta et al. Spatial patterns of soil respiration links above and belowground processes along a boreal aspen fire chronosequence
Smith et al. A rapid method for landscape assessment of carbon storage and ecosystem function in moss and lichen ground layers
Sohrabi et al. Above-and below-ground biomass and carbon stocks of different tree plantations in central Iran
Latterini et al. Short-term physicochemical and biological impacts on soil after forest logging in Mediterranean broadleaf forests: 15 years of field studies summarized by a data synthesis under the meta-analytic framework
JP6708789B2 (ja) 植林地の生産性の予測方法
Tsuruta et al. Slope position and water use by trees in a headwater catchment dominated by Japanese cypress: Implications for catchment‐scale transpiration estimates
Gollany et al. Assessing the effectiveness of agricultural conservation practices in maintaining soil organic carbon under contrasting agroecosystems and a changing climate

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6708789

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250