JPWO2018180849A1 - セキュリティシステム、プログラム、及び判定方法 - Google Patents

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Abstract

本開示の課題は、携帯端末の消費電力を低減しつつ、携帯端末を所有するユーザが外出したか否かを判定することにある。セキュリティシステム(100)は、監視システム(2)と、携帯端末(1)と、を備える。監視システム(2)は、特定エリア内にある建物の状態を監視する。携帯端末(1)は、検知部(11)と、測位部(12)と、制御部(13)と、を有する。検知部(11)は、携帯端末(1)の状態を検知する。測位部(12)は、検知部(11)での検知結果に応じて起動し、測位システムを利用して携帯端末(1)の位置情報を測定する。制御部(13)は、測位部(12)で得られる携帯端末(1)の位置情報と、建物の位置情報との相対的な関係に基づいて携帯端末(1)が特定エリア内に存在するか否かを判定する判定処理を実行する。

Description

本開示は、一般にセキュリティシステム、プログラム、及び判定方法に関し、より詳細には、建物の状態を監視するセキュリティシステム、プログラム、及び判定方法に関する。
特許文献1には、建物の出入口の施錠・開錠状態を監視する戸締り確認システム(セキュリティシステム)が開示されている。特許文献1に記載の戸締り確認システムは、建物の占有空間内に設置されて携帯端末との間で通信が可能な親機と、扉に設けられて扉の施錠・開錠状態を通知する電気錠と、窓に設けられて施錠・開錠状態を検出する施開錠センサとを備える。
親機は、所定の通信範囲内に存在する携帯端末との間で直接の無線通信が可能である。そして、親機は、携帯端末が所定の通信範囲から出たこと(つまり、外出)が検出されたとき、少なくとも1個の出入口が開錠状態であれば、携帯端末に対して施錠忘れを通知する。
しかしながら、特許文献1に記載の戸締り確認システムでは、携帯端末を所有するユーザが外出したか否かを判定するために、携帯端末と親機との間で無線通信をし続けなければならず、携帯端末の消費電力が増大する可能性があった。
特開2012−8878号公報
本開示は、上記の点に鑑みてなされており、携帯端末の消費電力を低減しつつ、携帯端末を所有するユーザが外出したか否かを判定することのできるセキュリティシステム、プログラム、及び判定方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るセキュリティシステムは、監視システムと、携帯端末と、を備える。前記監視システムは、特定エリア内にある建物の状態を監視する。前記携帯端末は、前記監視システムと無線で通信可能である。前記携帯端末は、検知部と、測位部と、制御部と、通信部と、を有する。前記検知部は、前記携帯端末の状態を検知する。前記測位部は、前記検知部での検知結果に応じて起動し、測位衛星を含む測位システムを利用して前記携帯端末の位置情報を測定し、測定後に停止する。前記制御部は、判定処理を実行する。前記判定処理は、前記測位部での測定により得られる前記携帯端末の位置情報と、前記建物の位置情報との相対的な関係に基づいて前記携帯端末が前記特定エリア内に存在するか否かを判定する処理である。前記通信部は、前記判定処理の判定結果を前記監視システムへ送信する。前記監視システムは、前記携帯端末が前記特定エリア外に存在するという前記判定結果を前記通信部から受信し、かつ、前記建物の状態に関する警告情報が発生すると、前記携帯端末に前記警告情報が発生した旨を通知するように構成されている。
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、検知処理と、測位処理と、判定処理と、送信処理と、を実行させる。前記検知処理は、携帯端末の状態を検知する処理である。前記測位処理は、前記検知処理での検知結果に応じて実行し、測位衛星を含む測位システムを利用して前記携帯端末の位置情報を測定し、測定後に終了する処理である。前記判定処理は、前記測位処理での測定により得られる前記携帯端末の位置情報と、特定エリア内にある建物の位置情報との相対的な関係に基づいて前記携帯端末が前記特定エリア内に存在するか否かを判定する処理である。前記送信処理は、前記判定処理での判定結果を、少なくとも一部が前記建物に設置されて前記建物の状態を監視する監視システムへ送信する処理である。
本開示の一態様に係る判定方法は、検知ステップと、測位ステップと、判定ステップと、送信ステップと、を有する。前記検知ステップは、携帯端末の状態を検知するステップである。前記測位ステップは、前記検知ステップでの検知結果に応じて実行し、測位衛星を含む測位システムを利用して前記携帯端末の位置情報を測定し、測定後に終了するステップである。前記判定ステップは、前記測位ステップでの測定により得られる前記携帯端末の位置情報と、特定エリア内にある建物の位置情報との相対的な関係に基づいて前記携帯端末が前記特定エリア内に存在するか否かを判定するステップである。前記送信ステップは、前記判定ステップでの判定結果を、少なくとも一部が前記建物に設置されて前記建物の状態を監視する監視システムへ送信するステップである。
図1は、本開示の一実施形態に係るセキュリティシステムのブロック図である。 図2は、同上のセキュリティシステムの概略図である。 図3は、同上のセキュリティシステムにおいて、携帯端末が特定エリア内に存在する場合の判定処理のフローチャート図である。 図4は、同上のセキュリティシステムにおいて、携帯端末が特定エリア外に存在する場合の判定処理のフローチャート図である。
(1)概要
以下、実施形態に係るセキュリティシステム100の概要について図1及び図2を用いて説明する。本実施形態のセキュリティシステム100は、例えば戸建住宅などの建物B1の状態を監視するためのシステムであり、携帯端末1と、監視システム2と、を備えている。携帯端末1は、通信事業者が提供する基地局BS1、及びインターネット等のネットワークN1を介して、監視システム2と無線で通信可能である。監視システム2は、特定エリアA1内にある建物B1の状態を監視するように構成されている。本実施形態では、特定エリアA1は、建物B1を含む建物B1の敷地である。
携帯端末1は、検知部11と、測位部12と、制御部13と、通信部14と、を有している。検知部11は、携帯端末1の状態を検知するように構成されている。携帯端末1の状態は、携帯端末1自体の状態だけでなく、携帯端末1を所有するユーザの状態を含んでいる。測位部12は、検知部11での検知結果に応じて起動し、測位衛星S1を含む測位システムを利用して携帯端末1の位置情報を測定し、測定後に停止するように構成されている。
制御部13は、判定処理を実行するように構成されている。判定処理は、測位部12での測定により得られる携帯端末1の位置情報と、建物B1の位置情報との相対的な関係に基づいて、携帯端末1が特定エリアA1内に存在するか否かを判定する処理である。ここで「相対的な関係」とは、例えば携帯端末1と建物B1との間の距離である。そして、「判定処理」は、携帯端末1を所有するユーザが外出しているか否かを判定する処理とも言える。通信部14は、判定処理の判定結果を監視システム2へ送信するように構成されている。
監視システム2は、携帯端末1が特定エリアA1外に存在するという判定結果を通信部14から受信し、かつ、建物B1の状態に関する警告情報が発生すると、携帯端末1に警告情報が発生した旨を通知するように構成されている。ここで、「警告情報」とは、例えば建物B1の窓が開いている等、建物B1が警戒すべき状態にあることを知らせるための情報である。
つまり、本実施形態のセキュリティシステム100では、携帯端末1を所有するユーザが外出している際に、建物B1が警戒すべき状態になると、監視システム2が携帯端末1に通知する。このため、ユーザは、建物B1が警戒すべき状態にあることを知ることができる。そして、本実施形態のセキュリティシステム100では、ユーザが外出しているか否かを判定するために用いる測位部12を常時起動させるのではなく、検知部11での検知結果に応じて起動させている。したがって、本実施形態のセキュリティシステム100では、測位部12を常時起動させる場合と比較して、携帯端末1の消費電力を低減しつつ、携帯端末1を所有するユーザが外出したか否かを判定することができる、という利点がある。
(2)詳細
以下、本実施形態のセキュリティシステム100について図1及び図2を用いて詳細に説明する。本実施形態のセキュリティシステム100は、携帯端末1と、親機3及びサーバ4で構成される監視システム2と、複数(ここでは、2台)のセンサ5と、を備えている。
携帯端末1は、例えばスマートフォン等の携帯通信端末であって、既に述べたように、検知部11と、測位部12と、制御部13と、通信部14と、を有している。
検知部11は、携帯端末1の状態を検知するように構成されている。本実施形態では、検知部11は、携帯端末1が備える加速度センサを用いて、携帯端末1を所有するユーザの歩数を計測するように構成されている。言い換えれば、検知部11は、携帯端末1の状態として、携帯端末1を所有するユーザの歩数を計測する加速度センサを有している。なお、ここでいう「加速度センサがユーザの歩数を計測する」とは、加速度センサ自体がユーザの歩数を計測する機能を有している場合のみならず、加速度センサを用いてユーザの歩数を間接的に計測する場合も含む。検知部11は、計測したユーザの歩数を予め記憶している閾値と比較する。そして、検知部11は、所定の期間(例えば、数分間)内に、計測したユーザの歩数が閾値(例えば、数百歩)に達すると、測位部12を起動させる。言い換えれば、測位部12は、検知部11で計測されるユーザの歩数が所定の期間内に閾値に達すると、起動するように構成されている。
ここで、ユーザが特定エリアA1内にいる場合(つまり、在宅の場合)、所定の期間、ユーザが歩き続ける事象は生じ難いと考えられる。そこで、本実施形態では、検知部11は、所定の期間、ユーザが歩き続けている事象を検知すると、ユーザが特定エリアA1から離れている、つまり外出している可能性が高いと判断し、測位部12を起動させる。本実施形態では、「ユーザが歩き続けている」事象は、上述の「検知部11で計測されるユーザの歩数が所定の期間内に閾値に達する」事象に相当する。
また、検知部11は、携帯端末1の状態として、携帯端末1と通信する基地局BS1を切り替えるハンドオーバを検知するように構成されている。そして、測位部12は、検知部11にてハンドオーバが検知されると、起動するように構成されている。既に述べたように、携帯端末1は、基地局BS1と通信するように構成されている。そして、基地局BS1は、例えば、基地局BS1の発する電波が届く範囲である六角形状のセルA2ごとに設置されている。つまり、図2に示すように、複数の基地局BS1と、複数のセルA2とが1対1に対応している。以下では、複数のセルA2のうち建物B1があるセルA2を第1セルA21、第1セルA21以外のセルA2を第2セルA22ともいう。
ここで、携帯端末1が任意のセルA2から隣接するセルA2に移動するとき、つまり、携帯端末1が互いに隣接するセルA2の境界領域A3を通過するときに、ハンドオーバが生じ得る。そこで、本実施形態では、検知部11は、ハンドオーバを検知すると、ユーザが移動している可能性が高いと判断し、測位部12を起動させる。
測位部12は、例えば測位システムとして米国のGPS(Global Positioning System)を用いて、携帯端末1の現在の位置情報を測定するように構成されている。具体的には、測位部12は、複数(例えば、3基以上)の測位衛星S1からのデータを受信することにより、複数の測位衛星S1と携帯端末1との間の距離をそれぞれ演算し、演算して得られた距離から携帯端末1の位置情報(例えば、緯度、経度)を演算する。なお、図2では、測位衛星S1を1基のみ図示している。
本実施形態では、測位部12は、常時起動しているのではなく、検知部11での検知結果に応じて起動するように構成されている。つまり、測位部12は、例えば検知部11がハンドオーバを検知したとき等、携帯端末1の状態が特定の状態にあるときに、起動するように構成されている。また、測位部12は、携帯端末1の位置情報の測定後に停止するように構成されている。本実施形態では、例えば携帯端末1が備えるタイマ機能で計時することにより、測位部12は、起動してから所定時間が経過すると、停止するように構成されている。測位部12が起動し続けることにより、携帯端末1の消費電力が増大するのを回避するためである。
制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを主構成とするコンピュータシステムにて構成されている。そして、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部13として機能する。プログラムは、ここでは制御部13のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。後述する親機3の制御部33、サーバ4の処理部42、及びセンサ5の監視部52も、制御部13と同様に、CPU及びメモリを主構成とするコンピュータシステムにて構成されている。
制御部13のメモリには、携帯端末1に登録されている監視システム2の登録情報が記憶されている。登録情報は、例えば監視システム2の識別子、監視システム2との通信に用いる暗号鍵などである。
制御部13は、判定処理を実行するように構成されている。本実施形態では、制御部13は、判定処理において、測位部12での測定により得られる携帯端末1の位置情報と、建物B1の位置情報とから携帯端末1と建物B1との間の距離を演算する。本実施形態では、建物B1の位置情報は、制御部13のメモリのみ、つまり携帯端末1のみに記憶されている。そして、制御部13は、判定処理において、携帯端末1と建物B1との間の距離と、予めメモリに記憶している距離閾値とを比較する。比較の結果、距離が距離閾値以下であれば、制御部13は、携帯端末1が特定エリアA1内に存在すると判定する。
一方、比較の結果、距離が距離閾値を上回っていれば、制御部13は、携帯端末1が特定エリアA1外に存在すると判定する。そして、制御部13は、携帯端末1が特定エリアA1外に存在するとの判定結果、又は携帯端末1が特定エリアA1内に存在するとの判定結果を、通信部14を介して監視システム2(ここでは、サーバ4)へ送信する。言い換えれば、通信部14は、判定処理の判定結果(つまり、ユーザが外出しているか否かの判定結果)を監視システム2へ送信するように構成されている。
また、制御部13は、通信部14を介してサーバ4からの通知信号(後述する)を受信すると、通知信号に含まれる警告内容に基づいて警告メッセージを作成し、作成した警告メッセージをディスプレイに表示させたり、スピーカから再生させたりする。または、制御部13は、通知信号に含まれる警告メッセージをディスプレイに表示させたり、スピーカから再生させたりする。これにより、ユーザは、建物B1に異常(例えば建物B1の窓、シャッター、及び扉等の開状態、又は建物B1への第三者の侵入)が発生したことを知ることができる。
通信部14は、通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)を介して、監視システム2(ここでは、サーバ4)と通信するように構成されている。具体的には、通信部14は、携帯端末1が存在するセルA2にある基地局BS1との間で通信することにより、基地局BS1及びネットワークN1を介して監視システム2と通信するように構成されている。携帯電話網には、例えば3G(第3世代)回線、LTE(Long Term Evolution)回線等がある。
親機3は、例えば建物B1の内部に設置される。本実施形態では、セキュリティシステム100に用いられる親機3は1台であるが、セキュリティシステム100が対象とする建物B1が複数ある場合は、建物B1の数に応じて複数台であってもよい。この場合、監視システム2は、複数の建物B1ごとに建物B1の状態を監視する。親機3は、第1通信部31と、第2通信部32と、制御部33と、を有している。
第1通信部31は、例えばイーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インタフェースである。本実施形態では、第1通信部31は、ネットワークN1に接続されており、サーバ4との間で、ネットワークN1を介して通信する。
第2通信部32は、建物B1の出入口に設置されるセンサ5と通信するための通信インタフェースである。第2通信部32とセンサ5との間の通信方式は、例えば、有線通信、又は、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、及び免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)等の無線通信である。この種の小電力無線については、用途等に応じて使用する周波数帯域や空中線電力などの仕様が各国で規定されている。日本国においては、920MHz帯又は420MHz帯の電波を使用する小電力無線が規定されている。
制御部33のメモリには、親機3に登録されているセンサ5の登録情報が記憶されている。登録情報は、例えばセンサ5の識別子、センサ5との通信に用いる暗号鍵などである。制御部33は、第2通信部32を介してセンサ5からの監視信号(後述する)を受信すると、受信した監視信号を第1通信部31を介してサーバ4へ送信する。つまり、親機3は、センサ5とサーバ4との間の通信を中継する中継器として機能する。
サーバ4は、例えば建物B1の外部に設置される。サーバ4は、通信部41と、処理部42と、を有している。通信部41は、例えばイーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インタフェースであり、親機3との間で、ネットワークN1を介して通信するように構成されている。また、通信部41は、携帯端末1との間で、ネットワークN1及び基地局BS1を介して通信するように構成されている。
処理部42のメモリには、監視システム2に登録されている携帯端末1の登録情報が記憶されている。登録情報は、例えば携帯端末1の識別子、携帯端末1との通信に用いる暗号鍵などである。
処理部42は、携帯端末1を所有するユーザの外出フラグを管理するように構成されている。本実施形態では、処理部42は、携帯端末1が特定エリアA1外に存在する(つまり、ユーザが外出している)という判定結果を通信部41から受信すると、外出フラグの値を「真(True)」とする。一方、処理部42は、携帯端末1が特定エリアA1内に存在する(つまり、ユーザが在宅中である)という判定結果を通信部41から受信すると、外出フラグの値を「偽(False)」とする。
また、処理部42は、外出フラグが「真」の場合に、建物B1に関する警告情報が発生すると、通信部41を介して携帯端末1に通知信号を送信するように構成されている。本実施形態では、警告情報の発生条件は、センサ5からの監視信号を受信することである。また、「通知信号」は、携帯端末1に警告情報が発生した旨を通知するための信号であり、例えば建物B1の窓が開状態にあるなどの警告内容を含んでいる。
ここで、本実施形態では、既に述べたように、親機3は、センサ5からの監視信号をサーバ4へ中継している。つまり、サーバ4は、親機3を介してセンサ5と通信可能である。また、センサ5からの監視信号には、後述するように、建物B1の出入口の開状態、及び出入口の開錠の状態の少なくとも一方を示す情報が含まれている。つまり、監視システム2(ここでは、サーバ4)は、建物B1の出入口の開状態、及び出入口の開錠の状態の少なくとも一方を、監視システム2と通信可能なセンサ5から警告情報として受信するように構成されていると言える。
センサ5は、例えば建物B1の出入口に設置される。ここで、「出入口」は、建物B1の内側の空間と、建物B1の外側の空間とを繋ぐ場所である。つまり、センサ5は、例えば建物B1の窓、シャッター、及び扉などに設置される。本実施形態では、センサ5は、例えば建物B1の玄関の扉に設置される。また、センサ5は、例えば建物B1の複数の窓のうち外部から視認し難い窓に設置される。もちろん、センサ5は、建物B1の全ての出入口(窓、シャッター、及び扉)にそれぞれ設置されていてもよい。
センサ5は、送信部51と、監視部52と、発電部53と、を有している。送信部51は、親機3と通信するための通信インタフェースである。送信部51と親機3との間の通信方式は、例えば、有線通信、又は、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、及び免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)等の無線通信である。
監視部52は、建物B1の出入口の状態を監視するように構成されている。例えば、センサ5が建物B1の窓に設置されている場合、監視部52は、窓が開状態にあるか否かを監視する。そして、監視部52は、窓が開状態にある場合、窓が開状態にあることを示す情報を含む監視信号を、送信部51を介して親機3へ送信する。また、例えばセンサ5が建物B1の扉の錠に設置されている場合、監視部52は、扉が開錠状態にあるか否かを監視する。そして、監視部52は、扉が開錠状態にある場合、扉が開錠状態にあることを示す情報を含む監視信号を、送信部51を介して親機3へ送信する。つまり、監視部52は、建物B1の出入口を監視し、監視結果(監視信号)を監視システム2(ここでは、親機3)へ送信させるように構成されている。
監視部52のメモリには、センサ5に登録されている親機3の登録情報が記憶されている。登録情報は、例えば親機3の識別子、親機3との通信に用いる暗号鍵などである。
発電部53は、圧電素子にて振動エネルギーを電気エネルギーに変換することで発電する振動型の発電装置、又はコイルと永久磁石との相対運動によりコイルに誘導電圧を発生する電磁誘導型の発電装置であって、いわゆるエナジーハーベスタである。発電部53は、例えばセンサ5が建物B1の窓のクレセント錠に設置されている場合、クレセント錠を施錠又は開錠する動作により発電する。つまり、発電部53は、建物B1の出入口の一部を構成する部位の運動(例えば、窓の施錠・開錠など)により電力を発生するように構成されている。
そして、本実施形態では、監視部52は、発電部53からの電力供給を受けて駆動するように構成されている。つまり、監視部52は、例えば窓の開閉などの動作により発電部53が発電しない限りは、駆動することがない。言い換えれば、監視部52は、例えば窓の開閉などの動作が発生したときに限り、駆動する。
(3)動作
以下、本実施形態のセキュリティシステム100の動作について説明する。まず、携帯端末1が特定エリアA1内に存在する場合、つまりユーザが在宅中である場合のセキュリティシステム100の動作について図3を用いて説明する。携帯端末1の検知部11は、加速度センサを用いて、所定の期間、ユーザの歩数を計測する(ステップS100)。そして、検知部11は、計測したユーザの歩数を閾値と比較する(ステップS101)。所定の期間内に、計測したユーザの歩数が閾値以上とならない場合(ステップS101:No)、検知部11は、計測値をリセットし、再びユーザの歩数を計測する(ステップS100)。一方、所定の期間内に、計測したユーザの歩数が閾値以上となる場合(ステップS101:Yes)、検知部11は、ユーザが特定エリアA1外に存在する可能性が高いと判断し、測位部12を起動させる(ステップS102)。
測位部12は、複数の測位衛星S1と通信することにより、携帯端末1の位置情報を測定する(ステップS103)。そして、制御部13は、測位部12で測定された携帯端末1の位置情報を用いて、判定処理を実行する(ステップS104)。判定処理において、携帯端末1が特定エリアA1内にいると判定された場合(ステップS104:No)、制御部13は、ユーザが在宅中であると判定する(ステップS105)。その後、測位部12は、起動してから所定時間が経過すると、停止する(ステップS106)。そして、検知部11は、計測値をリセットし、再びユーザの歩数を計測する(ステップS100)。
一方、携帯端末1が特定エリアA1外にいると判定された場合(ステップS104:Yes)、制御部13は、ユーザが外出中であると判定する(ステップS107)。そして、制御部13は、通信部14を介して判定結果を監視システム2(ここでは、サーバ4)へ送信する(ステップS108)。これにより、監視システム2では、外出フラグが「偽」から「真」となる。したがって、監視システム2は、外出フラグが「真」の間に、例えば建物B1の窓が開状態にある等の警告情報が発生すると、通知信号を携帯端末1へ送信することで、建物B1が警戒すべき状態にあることをユーザに知らせる。
その後、測位部12は、起動してから所定時間が経過すると、停止する(ステップS109)。以降、検知部11は、制御部13の判定処理により携帯端末1が第1セルA21に存在すると判定されるまで、つまりユーザが、特定エリアA1を含む第1セルA21とは異なる第2セルA22から第1セルA21に戻ってくるまで、加速度センサを用いた計測を行わず、以下に説明するハンドオーバの検知のみを行う。
次に、携帯端末1が特定エリアA1外に存在する場合、つまりユーザが外出中である場合のセキュリティシステム100の動作について図4を用いて説明する。ユーザが外出中であると判定されている状態において、ユーザの歩数を計測した場合、これをトリガとして測位部12が起動することで、携帯端末1の消費電力が増大してしまう。そこで、ユーザが外出中であると判定されている状態においては、検知部11は、加速度センサを用いた計測を行わず、ハンドオーバのみを検知する(ステップS110)。
検知部11にてハンドオーバが検知されると(ステップS110:Yes)、検知部11は、測位部12を起動させる(ステップS111)。測位部12は、複数の測位衛星S1と通信することにより、携帯端末1の位置情報を測定する(ステップS112)。そして、制御部13は、測位部12で測定された携帯端末1の位置情報を用いて、判定処理を実行する(ステップS113)。ここでの判定処理は、携帯端末1が特定エリアA1内に存在するか否かを判定し、かつ、携帯端末1が第1セルA21(つまり、建物B1のあるセルA2)内に存在するか否かを判定する。
判定処理において、携帯端末1が第1セルA21内に存在しないと判定された場合(ステップS113:No)、制御部13は、ユーザが依然として外出中であると判定する(ステップS114)。その後、測位部12は、起動してから所定時間が経過すると、停止する(ステップS115)。そして、検知部11は、再びハンドオーバの検知を開始する(ステップS110)。
一方、携帯端末1が第1セルA21内に存在すると判定された場合(ステップS113:Yes)、制御部13は、ユーザが帰宅中であると判定する(ステップS116)。その後、測位部12は、起動してから所定時間が経過すると、停止する(ステップS117)。その後、検知部11は、ハンドオーバの検知を停止し、再び加速度センサを用いた計測を開始する(図3のステップS100)。つまり、検知部11は、制御部13にてセルA2のうち建物B1のあるセルA2内に携帯端末1が存在すると判定されると、ハンドオーバの有無以外を携帯端末1の状態として検知するように構成されている。
更にその後、ユーザが特定エリアA1内まで戻れば、制御部13は、携帯端末1が特定エリアA1内に存在すると判定する(図3のステップS105)。そして、制御部13は、通信部14を介して判定結果を監視システム2へ送信する。これにより、監視システム2では、外出フラグが「真」から「偽」となる。したがって、監視システム2は、以降はユーザが在宅中であるため、次に外出フラグが「真」となるまでの間、建物B1に関する警告情報が発生しても、携帯端末1に通知信号を送信することはない。
一方、ユーザが特定エリアA1内まで戻らなければ、制御部13は、携帯端末1が特定エリアA1外に存在すると判定する(図3のステップS107)。この場合、制御部13は、判定結果を監視システム2へ送信しない。つまり、この場合、外出フラグは「真」のままである。
ところで、ユーザが在宅中であって、例えばユーザが建物B1のすぐ近くにある車に乗って外出する場合、ユーザの歩数を計測できず、検知部11での加速度センサによる計測をトリガとして測位部12が起動させることができない可能性がある。この場合、検知部11は、車が境界領域A3を通過する際に発生するハンドオーバを検知することで、測位部12を起動させることが可能である。つまり、ユーザが在宅中であると判定されている状態においては、検知部11は、加速度センサによる計測と、ハンドオーバの検知との両方を行うのが好ましい。
(4)変形例
本実施形態では、検知部11は、携帯端末1の状態として、携帯端末1を所有するユーザの歩数を計測しているが、他の構成であってもよい。例えば、検知部11は、携帯端末1が備える歩数計により、ユーザの歩数を計測する構成であってもよい。歩数計は、例えば運動による上下方向の加速度に応じて電圧が生ずる機構を利用する圧電センサ式などを用いることが可能である。
また、検知部11は、例えば加速度センサでの加速度の検知結果に基づいて、測位部12を起動させる構成であってもよい。つまり、検知部11は、携帯端末1の移動する速度を携帯端末1の状態として検知する構成であってもよい。また、検知部11は、例えば携帯端末1がジャイロセンサを備える場合、ジャイロセンサでの角速度の検知結果に基づいて、測位部12を起動させる構成であってもよい。つまり、検知部11は、携帯端末1の傾きを携帯端末1の状態として検知する構成であってもよい。その他、検知部11は、携帯端末1と宅外の機器(例えば、車載機器)とのBluetooth(登録商標)による接続を検知すると、測位部12を起動させる構成であってもよい。つまり、検知部11は、携帯端末1の通信状態を携帯端末1の状態として検知する構成であってもよい。
本実施形態において、検知部11がユーザの歩数と比較する際に用いる閾値は、例えばユーザの操作により変更することが可能であってもよい。また、制御部13が判定処理において用いる特定エリアA1の範囲を規定する距離閾値は、例えばユーザの操作により変更することが可能であってもよい。つまり、測位部12が起動する基準(ここでは、閾値)、及び特定エリアA1の範囲(ここでは、距離閾値)の少なくとも一方は、変更可能であってもよい。
ところで、携帯端末1は、現在の位置がどのセルA2内にあるか否か(例えば、現在の位置が第1セルA21内にあるか否か)を知ることは、原則、できない。仮に、通信事業者から携帯端末1の現在の位置がどのセルA2内にあるか否かの情報を取得する機能を携帯端末1が備える場合は、検知部11は、携帯端末1が第2セルA22に位置する場合に、加速度センサによる計測を行わないのが好ましい。つまり、この場合、測位部12の起動は行わないのが好ましい。
本実施形態では、測位部12が利用する測位システムは米国のGPSであるが、測位部12は、GPS以外の他の測位システムを利用してもよい。測位システムとしては、例えば、日本のQZSS(Quasi-Zenith Satellite System)、ロシアのGLONASS(Global Navigation Satellite System)、中国のCompass等がある。その他、測位システムとしては、欧州のGalileo、及びインドのIRNSS(Indian Regional Navigational Satellite System)等がある。また、測位部12は、単独の測位システムを利用するだけでなく、例えばDGPS(Differential GPS)のように、測位システムによる測位を補完するように他の測位技術を組み合わせた測位システムを利用してもよい。
本実施形態では、制御部13は、判定処理において、携帯端末1の位置情報と建物B1の位置情報との相対的な関係として、携帯端末1と建物B1との間の距離を演算しているが、他の構成であってもよい。例えば、制御部13は、判定処理において、携帯端末1の位置情報が、予めメモリに記憶している地図データに記録されている特定エリアA1に含まれているか否かを判定することにより、携帯端末1が特定エリアA1内に存在するか否かを判定してもよい。
本実施形態では、セキュリティシステム100に用いられる携帯端末1は1台であるが、例えば家族など、セキュリティシステム100を使用するユーザが複数人いる場合は、ユーザの数に応じて複数台であってもよい。携帯端末1が複数台ある場合、監視システム2(ここでは、サーバ4)は、全ての携帯端末1からユーザが外出しているとの判定結果を受信したときに、外出フラグを「真」とするように構成されるのが好ましい。少なくとも1人のユーザが在宅中であれば、監視システム2が携帯端末1へ通知信号を送信する必要はないからである。
本実施形態では、携帯端末1はスマートフォン等の1つの携帯通信端末で構成されているが、他の構成であってもよい。例えば、携帯端末1は、メイン端末と、サブ端末とに分離していてもよい。一例として、携帯端末1は、メイン端末であるスマートフォンと、サブ端末であるウェアラブル装置とに分離していてもよい。この場合、スマートフォンとウェアラブル装置とは、例えばBluetooth(登録商標)を用いた無線通信により、双方向の通信が可能である。
その他、例えば、携帯端末1は、メイン端末であるスマートフォンと、サブ端末である温度センサとに分離していてもよい。この場合、検知部11は、温度センサで検知される温度の変化(例えば、室内から室外への移動に伴う温度変化)に基づいて、測位部12を起動させる構成であってもよい。つまり、検知部11は、携帯端末1の一部の温度を携帯端末1の状態として検知する構成であってもよい。
本実施形態では、センサ5は、建物B1の出入口に設置することで、建物B1の出入口を監視する構成であるが、他の構成であってもよい。例えば、センサ5は、建物B1の照明、空調設備、及び電化製品などのスイッチに設置されていてもよい。この場合、センサ5の発電部53は、スイッチのオン/オフの切り替え動作により発電することが可能である。そして、この場合、建物B1へ侵入した第三者がスイッチを操作すると仮定すれば、センサ5の監視部52は、スイッチのオン/オフを監視することにより、建物B1への第三者の侵入を監視することが可能である。つまり、この場合、センサ5の監視部52は、間接的に建物B1の出入口を監視していると言える。
本実施形態では、建物B1は戸建住宅であるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、建物B1は、集合住宅の住戸であってもよいし、ビルのオフィスであってもよい。つまり、建物B1は、ユーザが出入りする建築物の全体又は一部であればよい。そして、ユーザは建物B1の利用者であればよく、建物B1に住んでいる必要はない。
本実施形態では、特定エリアA1は、建物B1を含む建物B1の敷地であるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、特定エリアA1は、建物B1のみであってもよいし、建物B1を中心とする半径数m〜数kmのエリア(敷地を含む)であってもよい。また、特定エリアA1の形状は円形状に限らず、多角形状など他の形状であってもよい。
本実施形態では、監視システム2は、親機3及びサーバ4で構成されているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、監視システム2は、親機3のみで構成されていてもよいし、サーバ4のみで構成されていてもよい。また、監視システム2では、サーバ4の代わりにクラウドコンピューティングであってもよい。つまり、監視システム2は、複数の機能が1つの装置に纏められていてもよいし、複数の装置に分散されていてもよい。
また、セキュリティシステム100と同様の機能は、プログラム、プログラムを記憶した非一時的な記録媒体、又は判定方法等で具現化されてもよい。一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、検知処理と、測位処理と、判定処理と、送信処理と、を実行させる。検知処理は、携帯端末1の状態を検知する処理である。測位処理は、検知処理での検知結果に応じて実行し、測位衛星S1を含む測位システムを利用して携帯端末1の位置情報を測定し、測定後に終了する処理である。判定処理は、測位処理での測定により得られる携帯端末1の位置情報と、特定エリアA1内にある建物B1の位置情報との相対的な関係に基づいて携帯端末1が特定エリアA1内に存在するか否かを判定する処理である。送信処理は、判定処理での判定結果を、少なくとも一部が建物B1に設置されて建物B1の状態を監視する監視システム2へ送信する処理である。
また、一態様に係る判定方法は、検知ステップと、測位ステップと、判定ステップと、送信ステップと、を有する。検知ステップは、携帯端末1の状態を検知するステップである。測位ステップは、検知ステップでの検知結果に応じて実行し、測位衛星S1を含む測位システムを利用して携帯端末1の位置情報を測定し、測定後に終了するステップである。判定ステップは、測位ステップでの測定により得られる携帯端末1の位置情報と、特定エリアA1内にある建物B1の位置情報との相対的な関係に基づいて携帯端末1が特定エリアA1内に存在するか否かを判定するステップである。送信ステップは、判定ステップでの判定結果を、少なくとも一部が建物B1に設置されて建物B1の状態を監視する監視システム2へ送信するステップである。
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様に係るセキュリティシステム(100)は、監視システム(2)と、携帯端末(1)と、を備える。監視システム(2)は、特定エリア(A1)内にある建物(B1)の状態を監視する。携帯端末(1)は、監視システム(2)と無線で通信可能である。携帯端末(1)は、検知部(11)と、測位部(12)と、制御部(13)と、通信部(14)と、を有する。検知部(11)は、携帯端末(1)の状態を検知する。測位部(12)は、検知部(11)での検知結果に応じて起動し、測位衛星(S1)を含む測位システムを利用して携帯端末(1)の位置情報を測定し、測定後に停止する。制御部(13)は、判定処理を実行する。判定処理は、測位部(12)での測定により得られる携帯端末(1)の位置情報と、建物(B1)の位置情報との相対的な関係に基づいて携帯端末(1)が特定エリア(A1)内に存在するか否かを判定する処理である。通信部(14)は、判定処理の判定結果を監視システム(2)へ送信する。監視システム(2)は、携帯端末(1)が特定エリア(A1)外に存在するという判定結果を通信部(14)から受信し、かつ、建物(B1)の状態に関する警告情報が発生すると、携帯端末(1)に警告情報が発生した旨を通知するように構成されている。
この構成によれば、まず検知部(11)により、携帯端末(1)の状態を検知することにより、携帯端末(1)を所有するユーザが外出している可能性を探る。そして、ユーザが外出している可能性がある場合にのみ、測位部(12)を起動させ、携帯端末(1)が特定エリア(A1)内に存在するか否かを判定することで、ユーザが外出しているか否かを判定する。つまり、この構成によれば、ユーザが外出しているか否かを判定するために用いる測位部(12)を常時起動させるのではなく、検知部(11)での検知結果に応じて起動させている。このため、この構成によれば、測位部(12)を常時起動させる場合と比較して、測位部(12)の起動時間を短縮することが可能である。したがって、この構成によれば、測位部(12)を常時起動させる場合と比較して、携帯端末(1)の消費電力を低減しつつ、携帯端末(1)を所有するユーザが外出したか否かを判定することができる、という利点がある。
第2の態様に係るセキュリティシステム(100)では、第1の態様において、検知部(11)は、携帯端末(1)の状態として、携帯端末(1)を所有するユーザの歩数を計測する加速度センサを有している。測位部(12)は、検知部(11)で計測されるユーザの歩数が所定の期間内に閾値に達すると、起動するように構成されている。
この構成によれば、携帯端末(1)が備える汎用的な機能を用いることで、測位部(12)を起動するトリガを容易に実現することができる、という利点がある。ただし、この構成は必須ではなく、検知部(11)は、例えば歩数計を用いてユーザの歩数を計測するように構成されていてもよい。
第3の態様に係るセキュリティシステム(100)では、第1又は第2の態様において、測位部(12)は、起動してから所定時間が経過すると、停止するように構成されている。
この構成によれば、測位部(12)が起動し続けることがないので、携帯端末(1)の消費電力が増大するのを回避することができる、という利点がある。ただし、この構成は必須ではなく、測位部(12)は、起動してから所定回数、携帯端末(1)の位置情報を測定すると、停止するように構成されていてもよい。
第4の態様に係るセキュリティシステム(100)では、第1〜第3のいずれかの態様において、検知部(11)は、携帯端末(1)の状態として、携帯端末(1)と通信する基地局(BS1)を切り替えるハンドオーバを検知するように構成されている。測位部(12)は、検知部(11)にてハンドオーバが検知されると、起動するように構成されている。
この構成によれば、携帯端末(1)が備える汎用的な機能を用いることで、測位部(12)を起動するトリガを容易に実現することができる、という利点がある。また、この構成によれば、特定エリア(A1)以外の他エリア(A2)において検知部(11)を起動させる必要がないので、携帯端末(1)の消費電力を更に低減することができる、という利点がある。ただし、この構成は必須ではなく、検知部(11)は、ハンドオーバ以外の携帯端末(1)の状態を検知するように構成されていてもよい。
第5の態様に係るセキュリティシステム(100)では、第4の態様において、検知部(11)は、以下のように構成されている。すなわち、検知部(11)は、制御部(13)にてセル(A2)のうち建物(B1)のあるセル(A2)内に携帯端末(1)が存在すると判定されると、ハンドオーバ以外を携帯端末(1)の状態として検知するように構成されている。セル(A2)は、基地局(BS1)からの電波が届く範囲である。
この構成によれば、ユーザが建物(B1)のあるセル(A2)に戻ってきた場合でも、セル(A2)内での携帯端末(1)の移動をトリガとして、測位部(12)を起動することが可能である、という利点がある。ただし、この構成は必須ではなく、検知部(11)は、常にハンドオーバを携帯端末(1)の状態として検知するように構成されていてもよい。
第6の態様に係るセキュリティシステム(100)では、第1〜第5のいずれかの態様において、測位部(12)が起動する基準、及び特定エリア(A1)の範囲の少なくとも一方は、変更可能である。
この構成によれば、例えば建物(B1)の敷地面積の大小など、ユーザの使用する建物(B1)の環境に応じて、携帯端末(1)を所有するユーザが外出したか否かを適切に判定可能になる、という利点がある。ただし、この構成は必須ではなく、測位部(12)が起動する基準、及び特定エリア(A1)の範囲は、固定されていてもよい。
第7の態様に係るセキュリティシステム(100)では、第1〜第6のいずれかの態様において、監視システム(2)は、以下のように構成されている。すなわち、監視システム(2)は、建物(B1)の出入口の開状態、及び出入口の開錠の状態の少なくとも一方を、監視システム(2)と通信可能なセンサ(5)から警告情報として受信するように構成されている。
この構成によれば、例えば建物(B1)の窓、シャッター、及び扉等を閉め忘れた状況、又は建物(B1)に第三者が侵入した状況を、携帯端末(1)を所有するユーザが知ることができる、という利点がある。ただし、この構成は必須ではなく、監視システム(2)は、建物(B1)の出入口ではなく、例えば建物(B1)の照明の入/切の状態を警告情報として受信するように構成されていてもよい。
第8の態様に係るセキュリティシステム(100)では、第1〜第7のいずれかの態様において、建物(B1)の位置情報は、携帯端末(1)のみに記憶される。
この構成によれば、建物(B1)の位置情報が監視システム(2)に記憶されている場合と比較して、建物(B1)を使用するユーザの個人情報が外部に漏れがたい、という利点がある。ただし、この構成は必須ではなく、建物(B1)の位置情報は、監視システム(2)にも記憶されていてもよいし、監視システム(2)のみに記憶されていてもよい。
第9の態様に係るセキュリティシステム(100)は、第1〜第8のいずれかの態様において、建物(B1)の出入口に設置され、監視システム(2)と通信可能なセンサ(5)を更に備える。センサ(5)は、出入口の状態を監視し、監視結果を監視システム(2)へ送信させる監視部(52)を有する。
この構成によれば、監視したい建物(B1)の出入口にセンサ(5)を設置することで、建物(B1)の出入口の状態を容易に監視することが可能になる、という利点がある。ただし、この構成は必須ではなく、センサ(5)は、建物(B1)の出入口以外の場所に設置してもよい。この場合、監視部(52)は、設置場所の状態を監視し、監視結果を監視システム(2)へ送信させることになる。
第10の態様に係るセキュリティシステム(100)では、第1〜第9のいずれかの態様において、センサ(5)は、センサ(5)が設置される部位の運動により電力を発生する発電部(53)を更に有している。監視部(52)は、発電部(53)からの電力供給を受けて駆動するように構成されている。
この構成によれば、例えば商用電源、電池などの外部電源が不要であるため、センサ(5)へ電源ケーブルを接続する作業、又は電池が切れた時に電池を交換する作業などの煩わしい作業が不要になる、という利点がある。ただし、この構成は必須ではなく、センサ(5)は、発電部(53)を有していなくてもよい。この場合、監視部(52)は、外部電源からの電力供給を受けて駆動することになる。
第11の態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、検知処理と、測位処理と、判定処理と、送信処理と、を実行させる。検知処理は、携帯端末(1)の状態を検知する処理である。測位処理は、検知処理での検知結果に応じて実行し、測位衛星(S1)を含む測位システムを利用して携帯端末(1)の位置情報を測定し、測定後に終了する処理である。判定処理は、測位処理での測定により得られる携帯端末(1)の位置情報と、特定エリア(A1)内にある建物(B1)の位置情報との相対的な関係に基づいて携帯端末(1)が特定エリア(A1)内に存在するか否かを判定する処理である。送信処理は、判定処理での判定結果を、建物(B1)の状態を監視する監視システム(2)へ送信する処理である。
この構成によれば、携帯端末(1)の消費電力を低減しつつ、携帯端末(1)を所有するユーザが外出したか否かを判定することができる、という利点がある。
第12の態様に係る判定方法は、検知ステップと、測位ステップと、判定ステップと、送信ステップと、を有する。検知ステップは、携帯端末(1)の状態を検知するステップである。測位ステップは、検知ステップでの検知結果に応じて実行し、測位衛星(S1)を含む測位システムを利用して携帯端末(1)の位置情報を測定し、測定後に終了するステップである。判定ステップは、測位ステップでの測定により得られる携帯端末(1)の位置情報と、特定エリア(A1)内にある建物(B1)の位置情報との相対的な関係に基づいて携帯端末(1)が特定エリア(A1)内に存在するか否かを判定するステップである。送信ステップは、判定ステップでの判定結果を、建物(B1)の状態を監視する監視システム(2)へ送信するステップである。
この構成によれば、携帯端末(1)の消費電力を低減しつつ、携帯端末(1)を所有するユーザが外出したか否かを判定することができる、という利点がある。
以上、実施形態に係るセキュリティシステム100、プログラム、及び判定方法について説明した。ただし、以上に説明した実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
1 携帯端末
11 検知部
12 測位部
13 制御部
14 通信部
2 監視システム
5 センサ
52 監視部
53 発電部
100 セキュリティシステム
A1 特定エリア
B1 建物
BS1 基地局
S1 測位衛星

Claims (12)

  1. 特定エリア内にある建物の状態を監視する監視システムと、
    前記監視システムと無線で通信可能な携帯端末と、を備え、
    前記携帯端末は、
    前記携帯端末の状態を検知する検知部と、
    前記検知部での検知結果に応じて起動し、測位衛星を含む測位システムを利用して前記携帯端末の位置情報を測定し、測定後に停止する測位部と、
    前記測位部での測定により得られる前記携帯端末の位置情報と、前記建物の位置情報との相対的な関係に基づいて前記携帯端末が前記特定エリア内に存在するか否かを判定する判定処理を実行する制御部と、
    前記判定処理の判定結果を前記監視システムへ送信する通信部と、を有し、
    前記監視システムは、前記携帯端末が前記特定エリア外に存在するという前記判定結果を前記通信部から受信し、かつ、前記建物の状態に関する警告情報が発生すると、前記携帯端末に前記警告情報が発生した旨を通知するように構成されている
    セキュリティシステム。
  2. 前記検知部は、前記携帯端末の状態として、前記携帯端末を所有するユーザの歩数を計測する加速度センサを有しており、
    前記測位部は、前記検知部で計測される前記ユーザの前記歩数が所定の期間内に閾値に達すると、起動するように構成されている
    請求項1記載のセキュリティシステム。
  3. 前記測位部は、起動してから所定時間が経過すると、停止するように構成されている
    請求項1又は2に記載のセキュリティシステム。
  4. 前記検知部は、前記携帯端末の状態として、前記携帯端末と通信する基地局を切り替えるハンドオーバを検知するように構成され、
    前記測位部は、前記検知部にて前記ハンドオーバが検知されると、起動するように構成されている
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
  5. 前記検知部は、前記制御部にて前記基地局からの電波が届く範囲であるセルのうち前記建物のあるセル内に前記携帯端末が存在すると判定されると、前記ハンドオーバ以外を前記携帯端末の状態として検知するように構成されている
    請求項4記載のセキュリティシステム。
  6. 前記測位部が起動する基準、及び前記特定エリアの範囲の少なくとも一方は、変更可能である
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
  7. 前記監視システムは、前記建物の出入口の開状態、及び前記出入口の開錠の状態の少なくとも一方を、前記監視システムと通信可能なセンサから前記警告情報として受信するように構成されている
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
  8. 前記建物の位置情報は、前記携帯端末のみに記憶される
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
  9. 前記建物の出入口に設置され、前記監視システムと通信可能なセンサを更に備え、
    前記センサは、
    前記出入口の状態を監視し、監視結果を前記監視システムへ送信させる監視部を有する
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
  10. 前記センサは、前記センサが設置される部位の運動により電力を発生する発電部を更に有しており、
    前記監視部は、前記発電部からの電力供給を受けて駆動するように構成されている
    請求項9記載のセキュリティシステム。
  11. コンピュータシステムに、
    携帯端末の状態を検知する検知処理と、
    前記検知処理での検知結果に応じて実行し、測位衛星を含む測位システムを利用して前記携帯端末の位置情報を測定する測位処理と、
    前記測位処理での測定により得られる前記携帯端末の位置情報と、特定エリア内にある建物の位置情報との相対的な関係に基づいて前記携帯端末が前記特定エリア内に存在するか否かを判定する判定処理と、
    前記判定処理での判定結果を、前記建物の状態を監視する監視システムへ送信する送信処理と、
    を実行させるためのプログラム。
  12. 携帯端末の状態を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップでの検知結果に応じて実行し、測位衛星を含む測位システムを利用して前記携帯端末の位置情報を測定する測位ステップと、
    前記測位ステップでの測定により得られる前記携帯端末の位置情報と、特定エリア内にある建物の位置情報との相対的な関係に基づいて前記携帯端末が前記特定エリア内に存在するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップでの判定結果を、前記建物の状態を監視する監視システムへ送信する送信ステップと、を有する
    判定方法。
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