JPWO2018143331A1 - 基地局、及びユーザ装置 - Google Patents

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Abstract

無線通信システムにおいてユーザ装置と通信を行う基地局において、複数のスロットにおける複数の下り制御チャネルが集約された集約下り制御チャネルに関する設定情報を格納する記憶部と、前記設定情報に基づいて、前記集約下り制御チャネルを使用して下り制御情報を前記ユーザ装置に送信する送信部と、を備える。

Description

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置と基地局に関連するものである。
3GPP(Third Generation Partnership Project)において、LTE(Long Term Evolution)及びLTE−Advancedの次世代の通信規格(5G又はNR)が議論されている。NRシステムでは、発生するダウンリンクトラフィック及びアップリンクトラフィックに応じて、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に使用されるリソースをフレキシブルに制御するフレキシブルDuplexが検討されている。フレキシブルDuplexとして、例えば、図1Aに示すように時間領域でアップリンクリソース及びダウンリンクリソースを動的に切り替えるTDD方式(以降、ダイナミックTDD(Time Division Duplex))、図1Bに示すように、周波数領域におけるアップリンクリソース及びダウンリンクリソースを動的に変更するFDD方式、及び、図1Cに示すように、TDD方式とFDD方式を組み合わせた方式がある。また、同一リソースでアップリンク通信とダウンリンク通信を同時に行うFull duplexも検討されている。以下、例として、ダイナミックTDDをより詳しく説明する。
典型的には、小さなセルでは大きなセルと比較して、ダウンリンクトラフィックとアップリンクトラフィックとの偏りが大きくなることが想定される。このため、各セルにおいて独立してダイナミックTDDを利用してダウンリンク通信とアップリンク通信とを制御することによって、トラフィックをより効率的に収容することが可能になる。
ダイナミックTDDでは、サブフレーム、スロット、ミニスロット等のある時間間隔でダウンリンク及びアップリンクの通信方向が動的に変更される。すなわち、図2Aに示されるように、LTEにおいて適用されているスタティックTDDでは、セル間で共通する予め設定されたダウンリンク/アップリンクパターンが利用される。他方、ダイナミックTDDでは、図2Bに示されるように、各セルで個別のダウンリンク/アップリンクパターンが利用される。このため、各セルは、ダウンリンク及びアップリンクのトラフィック量に応じて動的にダウンリンク及びアップリンクの通信方向を変更することができる。
3GPP TS 36.211 V14.0.0 3GPP TS 36.213 V14.0.0
NRシステムにおいて、LTEシステムと同様に、下り制御チャネル(例えば、PDCCH:Physical Downlink Control Channel)により下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)が送信されることが想定される。
しかし、上記のように、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に使用されるリソースをセル毎にフレキシブルに制御する方式を採用した場合、例えば、あるセル(対象セル:target cellと呼ぶ)におけるダウンリンク通信に対し、他のセル(干渉セル:interfering cellと呼ぶ)におけるアップリンク通信が干渉となり、対象セルにおけるユーザ装置が基地局からの下り制御情報を適切に受信できない可能性が増大する。下り制御情報を適切に受信できない場合、データの送受信も適切に行うことができず、パフォーマンスが低下する可能性がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に使用されるリソースをセル毎にフレキシブルに制御する方式をサポートする無線通信システムにおいて、ユーザ装置が、下り制御情報を適切に受信することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、無線通信システムにおいてユーザ装置と通信を行う基地局であって、
複数のスロットにおける複数の下り制御チャネルが集約された集約下り制御チャネルに関する設定情報を格納する記憶部と、
前記設定情報に基づいて、前記集約下り制御チャネルを使用して下り制御情報を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
を備えることを特徴とする基地局が提供される。
開示の技術によれば、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に使用されるリソースをセル毎にフレキシブルに制御する方式をサポートする無線通信システムにおいて、ユーザ装置が、下り制御情報を適切に受信することを可能とする技術が提供される。
フレキシブルデュプレックスを説明するための図であり、TDDを示す。 フレキシブルデュプレックスを説明するための図であり、FDDを示す。 フレキシブルデュプレックスを説明するための図であり、組み合わせを示す。 スタティックTDDを説明するための図である。 ダイナミックTDDを説明するための図である。 本発明の実施の形態における無線通信システムを示す図である。 ダイナミックTDDにおけるDL/ULパターンの例を示す図であり、パターン1を示す。 ダイナミックTDDにおけるDL/ULパターンの例を示す図であり、パターン2を示す。 ダイナミックTDDにおけるDL/ULパターンの例を示す図であり、パターン3を示す。 ダイナミックTDDのフレーム構成の例を示す図である。 対象セルにおけるDLの干渉パターンを説明するための図である。 DLにおいてクロスリンク干渉を受ける場合の例を示す図である。 DLにおいてクロスリンク干渉を受けない場合の例を示す図である。 アグリゲートDL制御チャネルの概要を説明するための図である。 アグリゲートDL制御チャネルの概要を説明するための図である。 システムの動作例を説明するための図である。 DCIの送信方法例1を説明するための図である。 DCIの送信方法例2を説明するための図である。 DCIの送信方法例2を説明するための図である。 周波数ホッピングを用いてDCIを送信する例を示す図である。 DLデータ割り当て方法例1を説明するための図である。 DLデータ割り当て方法例2を説明するための図である。 DLデータ割り当て方法例3を説明するための図である。 DLデータ割り当て方法例4を説明するための図である。 DLデータ割り当て方法例4を説明するための図である。 ULデータ割り当て方法例1を説明するための図である。 ULデータ割り当て方法例2を説明するための図である。 ULデータ割り当て方法例3を説明するための図である。 ULデータ割り当て方法例4を説明するための図である。 ULデータ割り当て方法例4を説明するための図である。 アグリゲートDL制御チャネルのリソースの例を説明するための図である。 アグリゲートDL制御チャネルのリソースの例を説明するための図である。 複数のDCIを送信する場合の例を説明するための図である。 複数のDCIを送信する場合の例を説明するための図である。 DCIがアグリゲートDL制御チャネルのリソースを通知する場合の例を説明するための図である。 ユーザ装置100の機能構成の一例を示す図である。 基地局200の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ装置100と基地局200のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
本実施の形態の無線通信システムは、少なくともLTEの通信方式をサポートしていることを想定している。よって、無線通信システムが動作するにあたっては、適宜、既存のLTEで規定された既存技術を使用できる。ただし、当該既存技術はLTEに限られない。また、本明細書で使用する「LTE」は、特に断らない限り、LTE−Advanced、及び、LTE−Advanced以降の方式を含む広い意味を有するものとする。また、本発明は、LTE以外の通信方式にも適用可能である。
また、本実施の形態では、既存のLTEで使用されているPDCCH、DCI、サブフレーム、スロット、RRC、UE、DCIフォーマット等の用語を使用しているが、これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。
また、以下で説明する本実施の形態では、無線通信システムがフレキシブルDuplexをサポートする場合の例を示しているが、フレキシブルDuplexをサポートしない場合でも、本発明を適用することができる。
(無線通信システムの構成)
図3は、本実施の形態における無線通信システム10の構成図である。図3に示すように、本実施の形態における無線通信システム10は、ユーザ装置101、102(以降、ユーザ装置100として総称されうる)及び基地局201、202(以降、基地局200として総称されうる)を含む。以下の実施の形態では、無線通信システム10は、前述したように、UL通信及びDL通信に使用されるリソースをフレキシブルに制御するフレキシブルDuplexをサポートするが、本実施の形態では、主に、フレキシブルDuplexの例としてのダイナミックTDDを用いた説明を行っている。なお、ユーザ装置をUEと呼び、基地局をBSと呼んでもよい。ダイナミックTDD以外のフレキシブルDuplexの方式にも本発明を適用することが可能である。
ユーザ装置100は、スマートフォン、携帯電話、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine−to−Machine)用通信モジュールなどの無線通信機能を備えた何れか適切な通信装置であり、基地局200に無線接続し、無線通信システム10により提供される各種通信サービスを利用する。
基地局200は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置100と無線通信する通信装置である。図示された例では、例示として2つの基地局201,202を示すが、一般には、無線通信システム10のサービスエリアをカバーするよう多数の基地局200が配置される。
また、本実施の形態に係る無線通信システム10では、セル間が同期しているものとする。従って、セル間で、時間フレーム(無線フレーム、サブフレーム、スロット、もしくはミニスロット等)の境界は一致しているとする。
例えば、あるセルで、特定のスロットAの先頭からの時間位置Tを指定し、別のセルでスロットAの先頭からの時間位置Tを指定した場合、両者の絶対時間は一致する(あるいは、一致すると見なせる範囲の誤差を有する)。なお、本実施の形態では、スロットをTTI(Transmission Time Interval)と称してもよい。
ただし、本発明はセル間が同期している場合に限られず、同期していない場合にも適用することは可能である。
(ダイナミックTDDの構成について)
前述したように、本実施の形態では、例としてダイナミックTDDを使用することから、本実施の形態におけるダイナミックTDDの構成例について説明する。
本実施の形態に係るダイナミックTDDでは、例えば、図4A〜Cに示されるように、いくつかのアップリンク(以下、UL)/(ダウンリンク(以下、DL)パターンによってUL通信及びDL通信が行われる。ただし、これらに限定されるものではない。
図4Aのパターン1では、全ての時間間隔でUL通信/DL通信が可能である。なお、ここでの「時間間隔」は、図4A(B、Cも同様)における1つの四角の枠の時間幅(「E.g., subframe, slot or Mini−slot」と記載されている幅)である。この「時間間隔」をTTIと称してもよい。
パターン2では、一部の時間間隔ではUL通信/DL通信が固定的に設定され、当該時間間隔では設定された通信方向しか許容されない。他方、その他の時間間隔では、UL通信/DL通信を切り替えて実施することが可能である。パターン3では、一部の時間間隔と、時間間隔内のある区間(図示された例では、時間間隔内の両エンドの区間がDL通信及びUL通信に固定的に設定されている)ではUL通信/DL通信が固定的に設定され、当該時間間隔では設定された通信方向しか許容されない。他方、その他の時間間隔では、UL通信/DL通信が可能である。
本実施の形態では、例として、本発明に係る技術をパターン3に適用する形態について説明をしている。なお、パターン3において、時間間隔内の両エンドの区間以外に、UL通信/DL通信を固定的に設定した時間区間を設けないこととしてもよい。
図5は、図4Cに示したパターン3に係るフレーム構成をより詳細に示す図である。以下では、説明の便宜上、上述した「時間間隔」をスロットと呼ぶ。ただし、以下で使用するスロットを、TTI(送信時間間隔)、単位時間長フレーム、サブフレーム、ミニスロット、又は無線フレームに置き換えても良い。
スロットの時間長は、時間の経過によって変化しない固定的な時間長であってもよいし、パケットサイズ等により変化する時間長であってもよい。また、パケットサイズ等に応じて、複数の連続するスロットをデータ通信等に使用する場合に、当該複数の連続するスロットを1つのスロットと見なすこととしてもよい。
図5に示すように、本例において、1つのスロットは、下りの制御チャネル用の先頭の時間区間(DL制御チャネル区間)、データ通信用の時間区間(データ区間)、上りの制御チャネル用の末尾の時間区間(UL制御チャネル区間)を有する。また、DLとULとの境には、切り替えのためのガード区間(GP:guard period)が設けられる。
あるスロットにおけるデータ区間が、DLかULについては、例えば、セミスタティックに定められる。この場合、例えば、基地局200からユーザ装置100に対し、上位レイヤシグナリング(RRCシグナリング等)により、スロットの集合におけるUL又はDLのパターン等が通知される(例:非特許文献1に示されるパターン)。
あるスロットにおけるデータ区間が、DLかULについては、ダイナミックに定められてもよい。この場合、例えば、図5のA,Bに示すスロットにおけるDL制御チャネル区間において、ユーザ装置100が基地局200からDL制御チャネルにより、DL又はULの指定を含む下り制御情報を受信し、当該指定に従って、ユーザ装置100はULデータ送信、又は、DLデータ受信を行う。
Aで示すように、スロットにおけるデータ区間がDLである場合、当該スロットのUL制御チャネル区間において、ユーザ装置100は、例えば、DLデータに対するACK/NACKを送信する。また、また、Bで示すように、スロットにおけるデータ区間がULである場合、当該スロットのUL制御チャネル区間において、ユーザ装置100は、例えば、当該スロットの前に受信したDLデータに対するACK/NACKを送信する。
(干渉パターンについて)
本実施の形態では、対象セル(サービンングセルと呼んでもよい)において、ユーザ装置100が、対象セルの基地局200から送信される下り制御情報(以下、DCI(Downlink Control Information)とも呼ぶ)を、他セル(干渉セル)からのクロスリンク干渉の影響を受けずに受信することを可能としている。これを可能とする仕組みを説明するにあたり、まず、DL通信の干渉パターンについて図6を参照して説明する。図6には、基地局201、202、ユーザ装置101、102に加えて、基地局203、ユーザ装置103も示されている。また、図6において、基地局201のセルが対象セルであり、基地局202のセル及び基地局203のセルはいずれも干渉セルとする。図6に示すとおり、隣接セルの基地局(図6では基地局202)からのDL信号と、隣接セルのユーザ装置(図6ではユーザ装置103)からのUL信号が干渉となる。特に、隣接セルのユーザ装置(図6ではユーザ装置103)からのUL信号による干渉は、DLとULのクロスリンク干渉の例であり、例えば、干渉セルのUEからのULデータチャネルが対象セルのDL制御チャネルに対する干渉になる等、影響が大きい。
図7Aは、あるスロットにおいて、対象セルのDL制御チャネルに対し、干渉セルのユーザ装置のULデータチャネルが干渉になる場合の例を示している。図7Aの場合、対象セルにおけるスロットのDL制御チャネル区間の時間長が長いため、当該DL制御チャネル区間の一部が、干渉セルにおけるスロットのULデータ区間の一部と重なるために干渉が生じる。
図7Aのような干渉を回避するために、図7Bに示すように、セル間(基地局間)でDL制御チャネル区間の位置と時間長(OFDMシンボル数等)を同じにする(固定とする)ことが考えられる。しかし、この場合、高トラフィックのセルも、低トラフィックのセルも同じ量のDL制御チャネルを使用することとなり、全体としてのリソース使用効率が低下することが考えられる。そこで本実施の形態では、以下で説明するアグリゲートDL制御チャネル(Aggregated Downlink Control Channel)を用いている。アグリゲートDL制御チャネルを集約DL制御チャネルと称してもよい。
アグリゲートDL制御チャネルを用いる本実施の形態の無線通信システムにおいて、図7Bに示したように、各スロットでのDL制御チャネル区間の位置及び時間長はセル間で同じであることを前提とする。この前提は例であり、この前提に限られるわけではない。各セル(各基地局)において、スロット間では、DL制御チャネル区間の位置及び時間長は同じでもよいし、異なっていてもよいが、以下で説明する例では、スロット間で、DL制御チャネル区間の位置及び時間長が同じである場合の例を示している。また、以下では、1スロットにおけるDL制御チャネル区間で送信されるチャネルを1つのDL制御チャネルとして説明を行う。
(アグリゲートDL制御チャネルの概要)
図8A、Bを参照してアグリゲートDL制御チャネルの概要を説明する。アグリゲートDL制御チャネルは、複数のスロットにおけるDL制御チャネルから構成されている。例えば、図8A、Bの例では、3つのスロットのDL制御チャネルがアグリゲートされて1つのアグリゲートDL制御チャネルが構成される。なお、図8A、Bにおける横軸は時間であり、縦軸は周波数である。縦方向の帯の幅は例えばシステム帯域幅である。以降の図においても同様である。
アグリゲートDL制御チャネルが占めるリソース量については、例えば、基地局200からユーザ装置100に、DCI、MAC信号、ブロードキャスト情報、もしくは上位レイヤシグナリングで通知され、ユーザ装置100は、通知されたリソース量のチャネルをアグリゲートDL制御チャネルとして使用する。例えば、ユーザ装置100は、当該アグリゲートDL制御チャネルのリソース領域でDCIをサーチする。なお、本実施の形態では、リソース量として時間リソースの量に着目しているが、周波数方向のリソース量を含めて上位レイヤシグナリング等で通知されてもよい。
上記のリソース量の指定内容は、例えば、スロット数である。例えば、リソース量として3スロットが指定された場合には、図8A、Bに示すように、連続する3スロット分のDL制御チャネルをアグリゲートしたチャネルがアグリゲートDL制御チャネルとして使用される。また、上記のリソース量の指定内容は、OFDMシンボル数であってもよい。例えば、各スロットのDL制御チャネルのOFDMシンボル数がKとして予め定められているとする、あるいは、基地局200からユーザ装置100に各スロットのDL制御チャネルのOFDMシンボル数がKとして指定されているとする。このとき、例えば、アグリゲートDL制御チャネルのリソース量の指定として3Kが基地局200からユーザ装置100に通知された場合、ユーザ装置100は3スロット分のDL制御チャネルをアグリゲートDL制御チャネルとして使用する。基地局200は、ユーザ装置100に指定した指定内容(設定情報)を保持しており、当該設定情報に基づいて、ユーザ装置100に対し、上記3スロット分のDL制御チャネルをアグリゲートDL制御チャネルとして使用する。
なお、複数スロット分のDL制御チャネルをアグリゲートDL制御チャネルとして使用する場合において、複数スロットは連続していなくてもよい。また、基地局200からのリソース量等の指定については、UE個別(UE specific)でもよいし、UE共通(Cell specific)であってもよい。
例えば、基地局200は、DCIを、アグリゲートDL制御チャネルを構成する全スロットのDL制御チャネルにマッピングし、送信することができる。また、基地局200は、DCIを、アグリゲートDL制御チャネルを構成する全スロットのDL制御チャネルのうちの一部のスロットのDL制御チャネルにマッピングし、送信することもできる。
図8Aに示すマッピングの例は、基地局200が、1つのDCIを、アグリゲートDL制御チャネルを構成する1つのスロットのDL制御チャネルにマッピングする例である。このようにマッピングされるDCIを、本実施の形態ではLocalized DCIと呼ぶ。1つのDCIとは、例えば、誤り検出のための1つのCRCが付されるDCIである。
図8Bに示すマッピングの例は、基地局200が、1つのDCIを、アグリゲートDL制御チャネルを構成する複数のスロットのDL制御チャネルにマッピングする例である。このようにマッピングされるDCIを、本実施の形態ではDistributed DCIと呼ぶ。図8Bに示すDistributed DCIにおいて、ユーザ装置100は、アグリゲートDL制御チャネル(例:3スロット分のDL制御チャネル)に1つのDCIがマッピングされていることを想定して、当該DCIの復号処理等を行う。
本実施の形態のアグリゲートDL制御チャネルを導入することで、干渉セルからのクロスリンク干渉を回避しつつ、柔軟にDCIの送信に使用できるDL制御チャネルのリソース量を変更することができ、結果として、システムのリソース利用効率を向上させることができる。
(システムの動作例)
本実施の形態におけるシステムの基本的な動作例を図9を参照して説明する。ステップS101において、基地局200からユーザ装置100に設定情報が送信される。当該設定情報は、例えば、アグリゲートDL制御チャネルのリソース量の指定、DCIの送信方法の指定、DL/ULデータ割り当て方法の指定のうちの全部又は一部を含む。また、これら以外の情報が含まれていてもよい。当該設定情報は、RRC信号、MAC信号、又は、ブロードキャスト情報で送信される。また、設定情報が、ステップS102のDCIで送信されてもよい。また、基地局200からユーザ装置100に設定情報を通知せずに、設定情報が予め基地局200とユーザ装置100に設定されていることとしてもよい。
ユーザ装置100は、基地局200から通知された設定情報(もしくは予め設定された設定情報)を記憶部に保持するとともに、基地局200も当該設定情報を記憶部に保持している。基地局200は、当該設定情報に基づき、アグリゲートDL制御チャネルによるDCIの送信を行う。また、ユーザ装置100は、保持する設定情報に基づき、アグリゲートDL制御チャネルによりDCIを受信する動作を行う。例えば、基地局200が、設定情報に基づき、ユーザ装置100に対して、3スロット分のDL制御チャネルからなるアグリゲートDL制御チャネルを用いる場合、ユーザ装置100は、設定情報に基づき、基地局200から、3スロット分のDL制御チャネルからなるアグリゲートDL制御チャネルによりDCIが送信されることを認識することができる。
ステップS102において、上記の設定情報に従った方法で、基地局200からユーザ装置100に対し、アグリゲートDL制御チャネルによりDCIが送信される。
そして、例えば、ユーザ装置100は、DCIで指定されたDLリソースによりDLデータを受信する(ステップS103)。もしくは、ユーザ装置100は、DCIで指定されたULリソースによりULデータを送信する(ステップS104)。
以下、アグリゲートDL制御チャネルによるDCI送信等の処理方法の具体例を説明する。以下で説明する例は、矛盾が生じない限り、任意に組み合わせて実施することができる。
(DCIの送信方法例)
次に、基地局200からユーザ装置100へのDCIの送信方法の例を説明する。
<DCIの送信方法例1>
図10は、DCIの送信方法例1を説明するための図である。DCIの送信方法例1において、基地局200は、ユーザ装置100に対する1つのDCI(複数のDCIであってもよい)を繰り返し送信する。この繰り返しは、Distributd DCIの一例である。図10の例は、3つのスロットを使用することで、DCIが3回繰り返して送信されている。なお、繰り返しの回数については、例えば、図9のステップS101の設定情報で基地局200からユーザ装置100に対して指定される。また、繰り返しの回数が、最初のDCI(図10の例ではAで示すDCI)で指定されてもよい。
例えば、基地局200は、ユーザ装置100から報告されるユーザ装置100の受信品質(例:RSRQ、RSRP、CQI、又は、RS−SINR)に基づき、ユーザ装置100に対する繰り返し回数を決定してもよい。例えば、受信品質が悪ければ繰り返し回数を増加させる。
上記のように、繰り返し送信を行うことで、受信品質が良くない場合であっても、ユーザ装置100はDCIを受信することができる。
<DCIの送信方法例2>
図11A、Bは、DCIの送信方法例2を説明するための図である。DCIの送信方法例2も、前述したDistributed DCIの一例である。DCIの送信方法例2では、基地局200は、ユーザ装置100に対するDCIを複数部分に分割し、分割された複数の部分を、アグリゲートDL制御チャネルを構成する複数スロットのDL制御チャネルにマッピングして送信する。
図11A、Bの例では、DCIが3つに分割される。分割方法としては、例えば、シンボル単位での分割、コードワード単位での分割、もしくは情報ビット単位での分割がある。また、内容の単位(例:RB Assignment,TPC,HARQ,Precoding Information)で分割してもよい。
図11Aの例では、基地局200は、分割してできた3部分のそれぞれを、異なるスロットのDL制御チャネルにマッピングしている。一方、図11Bの例では、アグリゲートDL制御チャネルは2スロット分のDL制御チャネルにより構成されているため、3つの分割部分のうちの2つの分割部分が1つのスロットのDL制御チャネルにマッピングされ、残りの1つの分割部分が別のスロットのDL制御チャネルにマッピングされている。
上記のように、DCIを分割して送信することで、情報量の大きなDCIも送信できる。なお、分割した部分毎に前述した繰り返し送信を適用してもよい。
<周波数ホッピングを用いる例>
図12に示すように、Distributed DCIが使用される場合において、基地局200は、アグリゲートDL制御チャネルを構成する複数のDL制御チャネル間で周波数ホッピングを適用することができる。図12の例では、アグリゲートDL制御チャネルを構成するDL制御チャネルA、DL制御チャネルB、及びDL制御チャネルCの間で、マッピングされるDCI(1つのDCI又は分割されたDCI)の周波数位置が異なる。
ホッピングパターンについては、基地局200からユーザ装置100への設定情報で設定されてもよいし、基地局200とユーザ装置100において予め設定されていてもよい。また、基地局200とユーザ装置100は、ユーザ装置100固有のパラメータ(例:UE−ID)を用いてホッピングパターンを算出し、基地局200は当該ホッピングパターンを用いてDCIを送信し、ユーザ装置100は当該ホッピングパターンを用いてDCIを受信してもよい。
(DCIのアグリゲートDL制御チャネルへの割当方法の例)
次に、DCIのアグリゲートDL制御チャネルへの割当方法の例を説明する。
DCIのアグリゲートDL制御チャネルへの割当単位として、CCE(Control Channel Element)を用いることができる。CCEは、例えばLTEにおいては9つの連続するREG(Resource Element Group)で構成され、REGは4つの連続するリソースエレメントから構成される。ただし、本実施の形態では、LTEで規定されているCCEの定義とは異なるCCEの定義を用いても良く、例えば12個の連続するリソースエレメントをREGとし、CCEは1つまたは連続する複数のREGと定義してもよい。なお、一つのDCIに割り当てられるCCE数をアグリゲーションレベルと呼称してもよい。また、DCIにおけるCCEの割当は、各CCEに付与されたインデックス情報を元に決定されてもよい。例えば、非特許文献2の9章に記載の方法により、各ユーザ装置のDCIを各CCEに割り当てることが可能である。
アグリゲートDL制御チャネルに含まれる各CCEのインデックスは、すべてのスロットで連番としても良い。例えば、アグリゲートDL制御チャネルに含まれる最初のスロットの下りDL制御チャネルに含まれるCCE数が80個であった場合、各CCEにはインデックスが0〜79が付与される。さらに、2つめのスロットにおけるCCE数も80個であった場合、各CCEにはインデックス80〜159が付与される。
もしくは、アグリゲートDL制御チャネルに含まれるスロット毎に独立にCCEインデックスを付与しても良い。例えば、最初のスロットにおけるCCEインデックスを0〜79とし、次のスロットにおけるCCEインデックスも0〜79としてもよい。上述したインデックス付与方法は、基地局200からユーザ装置100に送信される上位レイヤシグナリングまたはブロードキャスト情報により設定されてもよい。また、当該スロット数が基地局200とユーザ装置100において予め設定されていてもよい。
アグリゲートDL制御チャネルに含まれるCCEは、複数のグループに分割されてもよい。例えば、既存のLTEにおいては、ある特定のサブフレームに含まれるCCEを、当該基地局に接続している全てのユーザ装置に対するDCIを割当可能な共通サーチ領域(Common Search Space)と、特定のユーザ装置に対するDCIのみを割当可能なユーザ固有サーチ領域(UE Specific Search Space)に分割することができる。なお、ユーザ固有サーチ領域は、各ユーザ装置固有の情報(例えばUE−ID)によって計算することができ、ある一つのCCEが複数のユーザ固有サーチ領域に同時に含まれることが許容される。
上記の共通サーチ領域(もしくはユーザ固有サーチ領域)を、アグリゲートDL制御チャネルに含まれる全てのスロットに等しく割り当ててもよいし、一部スロットのみに限定して割り当ててもよい。例えば、CCEのインデックスがスロット毎に独立とした場合、各スロットの一部のCCEインデックス(例えば0〜15)を共有サーチ領域とすることにより、各スロットに共有サーチ領域を等しく割り当てることができる。または、CCEインデックスを連番とした場合、ある一部のCCEインデックス(例えば先頭スロットの0〜15)を共通サーチ領域とすることで、共通サーチ領域を一部スロット内に限定することが可能である。上記共通サーチ領域(およびユーザ固有サーチ領域)は、基地局200からユーザ装置100に送信される上位レイヤシグナリングまたはブロードキャスト情報により設定されてもよい。また、当該スロット数が基地局200とユーザ装置100において予め設定されていてもよい。
(DLデータ割り当て方法例)
次に、アグリゲートDL制御チャネルを使用する場合におけるDLデータ割り当て方法の例を説明する。以下で説明する図において、割り当てられるデータリソースは、あるスロットにおける全体のリソース(例:周波数幅=システム帯域幅、時間長=スロットのデータ区間)であってもよいし、スロットにおける全体のリソースの中の一部のリソースであってもよい。図では、データのリソースが割り当てられ得る領域を網掛け等で示している。
<DLデータ割り当て方法例1>
図13Aは、DLデータ割り当て方法例1を示す。DLデータ割り当て方法例1では、DLデータのリソースは、アグリゲートDL制御チャネルの直後のデータ区間に割り当てられる。図13Aの例では、3スロット分のDL制御チャネルから構成されるアグリゲートDL制御チャネルにおいて、Aで示す最後のDL制御チャネルを先頭に有するスロットにDLデータのリソースが割り当てられる。
例えば、アグリゲートDL制御チャネルにより送信されるDCIには、Aで示すDL制御チャネルを先頭に有するスロット内でのリソースを示す情報が含まれる。DLデータ割り当て方法例1では、ユーザ装置100は、アグリゲートDL制御チャネルの後にデータリソースが割り当てられることを想定して、DCIの情報から、Aで示すDL制御チャネルを先頭に有するスロット内でのDLデータリソースを把握する。
<DLデータ割り当て方法例2>
図13Bは、DLデータ割り当て方法例2を示す。DLデータ割り当て方法例2では、DLデータのリソースは、DCIの直後のデータ区間に割り当てられる。図13Bの例では、3スロット分のDL制御チャネルから構成されるアグリゲートDL制御チャネルにおいて、Aで示すDL制御チャネルにより、ユーザ装置100に対するDCIの送信が終了した直後のデータ区間にDLデータのリソースが割り当てられる。例えば、アグリゲートDL制御チャネルにより送信されるDCIには、Aで示すDL制御チャネルを先頭に有するスロット内でのリソースを示す情報が含まれる。ユーザ装置100は、送信(受信)が完了したDCIの後にデータリソースが割り当てられることを想定して、DCIの情報から、Aで示すDL制御チャネルを先頭に有するスロット内でのDLデータリソースを把握する。
上記の例1〜2に示すように、DLデータのリソースが割り当てられるスロットを予め決めておくことで、シグナリング量を削減できる。
<DLデータ割り当て方法例3>
図13Cは、DLデータ割り当て方法例3を示す。DLデータ割り当て方法例3では、DLデータのリソース割り当てスロットは、基地局200からユーザ装置100に送信されるDCIもしくは上位レイヤシグナリングにより柔軟に設定される。
図13Cに示す例では、アグリゲートDL制御チャネルにより送信されるDCIで、DLデータのリソース割り当てスロットとして、Aで示すスロットが指定されている。また、DCIには当該スロットにおけるDLデータのリソースの指定も含まれる。ユーザ装置100は、DCIでの指定に基づいて、スロットAにてDLデータを受信する。
上記の方法により、DLデータのリソースを柔軟に割り当てることができる。
<DLデータ割り当て方法例4>
DLデータのリソース("リソース"をチャネルと称してもよい)は、上述した例のように1つのスロットに割り当てられてもよいし、複数のスロットに割り当てられてもよい。DLデータのリソースが割り当てられるスロット数(DLデータの時間長)については、基地局200からユーザ装置100に送信されるDCIもしくは上位レイヤシグナリングにより設定される。また、当該スロット数が基地局200とユーザ装置100において予め設定されていてもよい。
また、DLデータのリソースが割り当てられるスロット数を、アグリゲートDL制御チャネルを構成するスロット数と同じと定めることとしてもよい。この場合、例えば、アグリゲートDL制御チャネルを構成するDL制御チャネル数(スロット数)が3である場合、ユーザ装置10は、例えば、DCIの直後から、もしくはアグリゲートDL制御チャネルの直後から3つのスロット分のデータ区間でDLデータリソースが割り当てられると想定する。図14Aは、DLデータのリソースが複数のスロットに割り当てられる場合の例を示している。
図14Bに示すように、DLデータのリソースに対し、周波数ホッピングが適用されてもよい。ホッピングパターンについては、基地局200からユーザ装置100への設定情報(DCI、上位レイヤシグナリング等)で設定されてもよいし、基地局200とユーザ装置100において予め設定されていてもよい。また、基地局200とユーザ装置100は、ユーザ装置100固有(UE−specific)のパラメータ(例:UE−ID)を用いてホッピングパターンを算出し、基地局200は当該ホッピングパターンを用いてデータを送信し、ユーザ装置100は当該ホッピングパターンを用いてデータを受信してもよい。
(ULデータ割り当て方法例)
次に、アグリゲートDL制御チャネルを使用する場合におけるULデータ割り当て方法の例を説明する。以下で説明する図において、割り当てられるデータリソースは、あるスロットにおける全体のリソース(例:周波数幅=システム帯域幅、時間長=スロットのデータ区間)であってもよいし、スロットにおける全体のリソースの中の一部のリソースであってもよい。図では、データのリソースが割り当てられ得る領域を網掛け等で示している。
<ULデータ割り当て方法例1>
図15Aは、ULデータ割り当て方法例1を示す。ULデータ割り当て方法例1では、ULデータのリソースは、アグリゲートDL制御チャネルの直後のデータ区間に割り当てられる。図15Aの例では、3スロット分のDL制御チャネルから構成されるアグリゲートDL制御チャネルにおいて、Aで示す最後のDL制御チャネルを先頭に有するスロットにおいてULデータのリソースが割り当てられる。
例えば、アグリゲートDL制御チャネルにより送信されるDCIには、Aで示すDL制御チャネルを先頭に有するスロット内でのリソースを示す情報が含まれる。ULデータ割り当て方法例1では、ユーザ装置100は、アグリゲートDL制御チャネルの後にデータリソースが割り当てられることを想定して、DCIの情報から、Aで示すDL制御チャネルを先頭に有するスロット内でのULデータリソースを把握する。
<ULデータ割り当て方法例2>
図15Bは、ULデータ割り当て方法例2を示す。ULデータ割り当て方法例2では、ULデータのリソースは、DCIの直後のデータ区間に割り当てられる。図15Bの例では、3スロット分のDL制御チャネルから構成されるアグリゲートDL制御チャネルにおいて、Aで示すDL制御チャネルにより、ユーザ装置100に対するDCIの送信が終了した直後のデータ区間にULデータのリソースが割り当てられる。例えば、アグリゲートDL制御チャネルにより送信されるDCIには、Aで示すDL制御チャネルを先頭に有するスロット内でのリソースを示す情報が含まれる。ユーザ装置100は、送信(受信)が完了したDCIの後にデータリソースが割り当てられることを想定して、DCIの情報から、Aで示すDL制御チャネルを先頭に有するスロット内でのULデータリソースを把握する。
上記の例1〜2に示すように、ULデータのリソースが割り当てられるスロットを予め決めておくことで、シグナリング量を削減できる。
<ULデータ割り当て方法例3>
図15Cは、ULデータ割り当て方法例3を示す。ULデータ割り当て方法例3では、ULデータのリソース割り当てスロットは、基地局200からユーザ装置100に送信されるDCIもしくは上位レイヤシグナリングにより柔軟に設定される。
図15Cに示す例は、アグリゲートDL制御チャネルにより送信されるDCIで、ULデータのリソース割り当てスロットとして、Aで示すスロットが指定されている。また、DCIには当該スロットにおけるULデータのリソースの指定も含まれる。ユーザ装置100は、DCIでの指定に基づいて、スロットAにてULデータを送信する。
上記の方法により、ULデータのリソースを柔軟に割り当てることができる。
なお、ULデータ割り当て方法例3では、DCIでULデータリソースが割り当てられるスロットの位置を指定しているが、ULデータリソースが割り当てられるスロットの位置を固定的に定めてもよい。例えば、N(Nは自然数)を固定的に定めておき、ユーザ装置100は、DCIを受信したスロットから、Nスロット後(図15Cの例は3スロット後)のスロットで、ULデータの送信を行うこととしてもよい。
<ULデータ割り当て方法例4>
ULデータのリソースは、上述した例のように1つのスロットに割り当てられてもよいし、複数のスロットに割り当てられてもよい。ULデータのリソースが割り当てられるスロット数(ULデータの時間長)については、基地局200からユーザ装置100に送信されるDCIもしくは上位レイヤシグナリングにより設定される。また、当該スロット数が基地局200とユーザ装置100において予め設定されていてもよい。
また、ULデータのリソースが割り当てられるスロット数を、アグリゲートDL制御チャネルを構成するスロット数と同じと定めることとしてもよい。この場合、例えば、アグリゲートDL制御チャネルを構成するDL制御チャネル数(スロット数)が3である場合、ユーザ装置100は、例えば、DCIの直後から、もしくはアグリゲートDL制御チャネルの直後から3つのスロット分のデータ区間でULデータリソースがあるものと想定する。図16Aは、ULデータのリソースが複数のスロットに割り当てられる場合の例を示している。
図16Bに示すように、ULデータのリソースに対し、周波数ホッピングが適用されてもよい。ホッピングパターンについては、基地局200からユーザ装置100への設定情報(DCI、上位レイヤシグナリング等)で設定されてもよいし、基地局200とユーザ装置100において予め設定されていてもよい。また、基地局200とユーザ装置100は、ユーザ装置100固有のパラメータ(例:UE−ID)を用いてホッピングパターンを算出し、基地局200は当該ホッピングパターンを用いてデータを送信し、ユーザ装置100は当該ホッピングパターンを用いてデータを送信してもよい。
(アグリゲートDL制御チャネルのリソース例)
次に、ユーザ装置100によるDCIのブラインドデコードの観点でのアグリゲートDL制御チャネルのリソース例を説明する。
図17Aの例は、複数スロットのDL制御チャネルから構成されるアグリゲートDL制御チャネル間で、DL制御チャネル(リソース)を重複させない例である。例えば、図17Aにおいて、A、B、Cで示すように、2つのアグリゲートDL制御チャネル間は離れており、重複がない。この場合、ユーザ装置100は、DCIを検出するために、1スロットおきにアグリゲートDL制御チャネルのリソースでDCIの監視(ブラインドデコーディング)を行う。
図17Bの例は、複数スロットのDL制御チャネルから構成されるアグリゲートDL制御チャネル間で、DL制御チャネル(リソース)が重複することを許容する例である。例えば、図17Bにおいて、Aで示すアグリゲートDL制御チャネルと、Bで示すアグリゲートDL制御チャネルは、Cで示すDL制御チャネルの部分で重複している。この場合、ユーザ装置100は、スロットを空けることなく、各アグリゲートDL制御チャネルのリソースでDCIの監視(ブラインドデコーディング)を行う。
(複数DCIを送信する例)
基地局200は、アグリゲートDL制御チャネルを用いて、複数のDCIをユーザ装置100に送信してもよい。ユーザ装置100は、アグリゲートDL制御チャネルにより複数のDCIが送信されることを想定して、ブラインドデコーディングを行う。例えば、2つのDCIを受信することが設定されている場合において、ユーザ装置100は、1つのDCIを検出した場合に、もう1つのDCIを検出するためにブラインドデコーディングを継続する。複数のDCIの数については、予め定められていてもよいし、基地局200からユーザ装置100に送信される設定情報により設定されてもよい。また、各DCIには、異なる情報が含まれる。また、DCIの検出にRNTIを使用する場合において、複数のDCI間でRNTIは同じでもよいし、異なっていてもよい。また、例えば、2つのDCIが送信される場合において、1つ目のDCI用の第1のRNTIと、2つ目のDCI用の第2のRNTIが用いられてもよい。
図18Aは、基地局200が、1つのアグリゲートDL制御チャネルにより2つのDCIを送信する例を示している。また、この例では、DCIの直後にデータのリソースが割り当てられている。
図18Aの例において、例えば、DCI#1には、スロットタイプ(例:ULデータ用、DLデータ用、DL centric or UL centric of the slot allocated data channel)、及びランクが含まれる。また、例えばDCI#2には、MCS/New data indicator/RV、リソースブロック割り当て情報、HARQ情報等が含まれる。
また、図18Bに示すように、基地局200が、アグリゲートDL制御チャネルを用いて、複数のDCIをユーザ装置100に送信する場合において、Localizaed DCIとDistributed DCIが組み合わされてもよい。
(DCIがアグリゲートDL制御チャネルのリソースを通知する例)
図19に示すように、あるDCIが、その後のアグリゲートDL制御チャネルのリソースを指定してもよい。図19に示すDCI#1には、Aで示すアグリゲートDL制御チャネルのリソース情報(例:アグリゲートするDL制御チャネルを含むスロットの数、開始スロット等)が含まれる。DCI#2には、例えば、データのデコードのための情報が含まれる。
(DCIフォーマットについて)
アグリゲートDL制御チャネルが使用される本実施の形態において、アグリゲートDL制御チャネルで送信されるDCIのDCIフォーマット毎に、当該DCIを送信するスロット数が定められてもよい。DCIフォーマット毎のDCIを送信するスロット数は、基地局200とユーザ装置100に予め設定されてもよいし、基地局200からユーザ装置100に設定情報として通知されてもよい。
例えば、DCIフォーマット0のDCIは1つのスロットのDL制御チャネルで送信され、他のDCIフォーマットのDCIは2スロット分のDL制御チャネルを使用して送信される。この場合、例えば、ユーザ装置100は、DCIフォーマット0のDCIをサーチする場合には、アグリゲートDL制御チャネルを構成する各スロットのDL制御チャネルのリソースをサーチする。また、例えば、ユーザ装置100は、DCIフォーマット0以外のDCIフォーマットのDCIをサーチする場合には、2スロット分のDL制御チャネルのリソースをサーチする。
上記のように、DCIフォーマットに応じて、DCIが送信されるスロットの数が定められていることで、そうでない場合と比較して、ユーザ装置100は効率的にDCIのサーチを行うことができる。
(装置構成)
以上説明した実施の形態の動作を実行するユーザ装置100及び基地局200の機能構成例を説明する。ユーザ装置100及び基地局200はそれぞれ、本実施の形態で説明した全ての機能を備える。ただし、ユーザ装置100及び基地局200はそれぞれ、本実施の形態で説明した全ての機能の中の一部の機能を備えることとしてもよい。
<ユーザ装置100>
図20は、ユーザ装置100の機能構成の一例を示す図である。図20に示すように、ユーザ装置100は、信号送信部110と、信号受信部120と、設定情報管理部130を含む。図20に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。信号送信部110を送信機と称し、信号受信部120を受信機と称してもよい。
信号送信部110は、上位レイヤの情報から下位レイヤの信号を生成し、当該信号を無線で送信するように構成されている。信号受信部120は、各種の信号を無線受信し、受信した信号から上位レイヤの情報を取得するように構成されている。また、信号受信部120は、設定情報管理部130における設定情報に基づき、アグリゲートDL制御チャネルによりDCIを受信するとともに、DCIに基づきDLデータを受信する。また、信号送信部110は、DCIに基づき、ULデータを送信する。
設定情報管理部130は、予め設定される設定情報と、ダイナミック及び/又はセミスタティックに基地局200等から設定される設定情報とを格納する記憶部を有する。例えば、設定情報管理部130には、図9のステップS101において基地局200から受信した設定情報が格納される。
また、例えば、設定情報管理部130は、複数のスロットにおける複数の下り制御チャネルが集約された集約下り制御チャネルに関する設定情報を格納し、信号受信部120は、前記設定情報に基づいて、前記集約下り制御チャネルにより、下り制御情報を基地局から受信する。信号受信部120は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルにより、前記下り制御情報を繰り返し受信する、又は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルにより、前記下り制御情報を分割して得られた部分情報を受信することができる。
<基地局200>
図21は、基地局200の機能構成の一例を示す図である。図21に示すように、基地局200は、信号送信部210と、信号受信部220と、スケジューリング部230と、設定情報管理部240を含む。
図21に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。信号送信部210を送信機と称し、信号受信部220を受信機と称してもよい。
信号送信部210は、上位レイヤの情報から下位レイヤの信号を生成し、当該信号を無線で送信するように構成されている。信号受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した信号から上位レイヤの情報を取得するように構成されている。また、信号送信部210は、設定情報管理部240における設定情報に基づき、アグリゲートDL制御チャネルによりDCIを送信するとともに、送信したDCIの内容に基づきDLデータを送信する。また、信号受信部220は、送信したDCIの内容に基づき、ULデータを受信する。
スケジューリング部230は、ユーザ装置100へのリソース割り当て等を行う。設定情報管理部240は記憶部を含み、予め設定される設定情報を格納するとともに、ダイナミック及び/又はセミスタティックにユーザ装置100に対して設定する設定情報を決定し、保持する。
例えば、設定情報管理部240は、複数のスロットにおける複数の下り制御チャネルが集約された集約下り制御チャネルに関する設定情報を格納し、信号送信部210は、前記設定情報に基づいて、前記集約下り制御チャネルを使用して下り制御情報をユーザ装置に送信する。
信号送信部210は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルを使用して前記下り制御情報を繰り返し送信する、又は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルを使用して、前記下り制御情報を分割して得られた部分情報を送信することができる。
信号送信部210は、前記複数のスロット間で周波数ホッピングを適用して、前記下り制御情報を送信することとしてもよい。信号送信部210は、それぞれ異なる情報を含む複数の下り制御情報を前記集約下り制御チャネルを使用して前記ユーザ装置に送信することもできる。
<ハードウェア構成>
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図20〜図21)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置100と基地局200はいずれも、本実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図22は、本実施の形態に係るユーザ装置100と基地局200のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ装置100と基地局200はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。UEとeNBのハードウェア構成は、図に示した1001〜1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ユーザ装置100と基地局200における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図20に示したユーザ装置100の信号送信部110、信号受信部120、設定情報管理部130は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図21に示した基地局200の信号送信部210と、信号受信部220と、スケジューリング部230と、設定情報管理部240は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、ユーザ装置100の信号送信部110及び信号受信部120は、通信装置1004で実現されてもよい。また、基地局200の信号送信部210及び信号受信部220は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、ユーザ装置100と基地局200はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態によれば、無線通信システムにおいてユーザ装置と通信を行う基地局であって、複数のスロットにおける複数の下り制御チャネルが集約された集約下り制御チャネルに関する設定情報を格納する記憶部と、前記設定情報に基づいて、前記集約下り制御チャネルを使用して下り制御情報を前記ユーザ装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする基地局が提供される。
上記の構成により、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に使用されるリソースをセル毎にフレキシブルに制御する方式をサポートする無線通信システムにおいて、ユーザ装置が、下り制御情報を適切に受信することが可能となる。
前記送信部は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルを使用して前記下り制御情報を繰り返し送信する、又は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルを使用して、前記下り制御情報を分割して得られた部分情報を送信することとしてもよい。
下り制御情報を繰り返し送信することで、例えば、受信品質の良くないユーザ装置でも下り制御情報を適切に受信できる。下り制御情報を分割して得られた部分情報を送信することで、例えば、情報量の大きな下り制御情報を適切に送信できる。
前記送信部は、前記複数のスロット間で周波数ホッピングを適用して、前記下り制御情報を送信することとしてもよい。この構成により、例えば、特定の周波数リソースの品質が良くない場合でも、ユーザ装置は適切に下り制御情報を受信できる。
前記送信部は、それぞれ異なる情報を含む複数の下り制御情報を前記集約下り制御チャネルを使用して前記ユーザ装置に送信することとしてもよい。この構成により、情報量の大きな下り制御情報のコンテンツを適切に送信できる。
また、本実施の形態により、無線通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置であって、複数のスロットにおける複数の下り制御チャネルが集約された集約下り制御チャネルに関する設定情報を格納する記憶部と、前記設定情報に基づいて、前記集約下り制御チャネルにより、下り制御情報を前記基地局から受信する受信部と、を備えることを特徴とするユーザ装置が提供される。
上記の構成により、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に使用されるリソースをセル毎にフレキシブルに制御する方式をサポートする無線通信システムにおいて、ユーザ装置が、下り制御情報を適切に受信することが可能となる。
前記受信部は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルにより、前記下り制御情報を繰り返し受信する、又は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルにより、前記下り制御情報を分割して得られた部分情報を受信することとしてもよい。
下り制御情報を繰り返し受信することで、例えば、受信品質の良くないユーザ装置でも下り制御情報を適切に受信できる。下り制御情報を分割して得られた部分情報を受信することで、例えば、情報量の大きな下り制御情報を適切に受信できる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置100と基地局200は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置100が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局200が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE−Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra−WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局200によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局200を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置100との通信のために行われる様々な動作は、基地局200および/または基地局200以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS−GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局200以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS−GW)であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
ユーザ装置100は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局200は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(enhanced NodeB)、ベースステーション(Base Station)、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa,an,及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本特許出願は2017年2月3日に出願した日本国特許出願第2017−019137号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2017−019137号の全内容を本願に援用する。
100 ユーザ装置
110 信号送信部
120 信号受信部
130 設定情報管理部
200 基地局
210 信号送信部
220 信号受信部
230 スケジューリング部
240 設定情報管理部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (6)

  1. 無線通信システムにおいてユーザ装置と通信を行う基地局であって、
    複数のスロットにおける複数の下り制御チャネルが集約された集約下り制御チャネルに関する設定情報を格納する記憶部と、
    前記設定情報に基づいて、前記集約下り制御チャネルを使用して下り制御情報を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  2. 前記送信部は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルを使用して前記下り制御情報を繰り返し送信する、又は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルを使用して、前記下り制御情報を分割して得られた部分情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記送信部は、前記複数のスロット間で周波数ホッピングを適用して、前記下り制御情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の基地局。
  4. 前記送信部は、それぞれ異なる情報を含む複数の下り制御情報を前記集約下り制御チャネルを使用して前記ユーザ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の基地局。
  5. 無線通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置であって、
    複数のスロットにおける複数の下り制御チャネルが集約された集約下り制御チャネルに関する設定情報を格納する記憶部と、
    前記設定情報に基づいて、前記集約下り制御チャネルにより、下り制御情報を前記基地局から受信する受信部と、
    を備えることを特徴とするユーザ装置。
  6. 前記受信部は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルにより、前記下り制御情報を繰り返し受信する、又は、前記複数のスロットにおける各下り制御チャネルにより、前記下り制御情報を分割して得られた部分情報を受信する
    ことを特徴とする請求項5に記載のユーザ装置。
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