WO2018230735A1 - ユーザ装置、及び干渉測定方法 - Google Patents

ユーザ装置、及び干渉測定方法 Download PDF

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Abstract

無線通信システムにおけるユーザ装置において、リソースの設定情報を格納する設定情報格納部と、前記設定情報に基づいて、前記リソースを使用して、干渉セルのアップリンク通信による干渉量を測定する測定部と、を備える。

Description

ユーザ装置、及び干渉測定方法
 本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置に関連するものである。
 3GPP(Third Generation Partnership Project)において、LTE(Long Term Evolution)及びLTE-Advancedの次世代の通信規格(NR)が議論されている。NRシステムでは、発生するダウンリンクトラフィック及びアップリンクトラフィックに応じて、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に使用されるリソースをフレキシブルに制御するフレキシブルDuplexが検討されている。フレキシブルDuplexとして、例えば、図1Aに示すように時間領域でアップリンクリソース及びダウンリンクリソースを動的に切り替えるTDD方式(以降、ダイナミックTDD(Time Division Duplex))、図1Bに示すように、周波数領域におけるアップリンクリソース及びダウンリンクリソースを動的に変更するFDD方式、及び、図1Cに示すように、TDD方式とFDD方式を組み合わせた方式がある。また、同一リソースでアップリンク通信とダウンリンク通信を同時に行うFull duplexも検討されている。以下、例として、ダイナミックTDDをより詳しく説明する。
 典型的には、小さなセルでは大きなセルと比較して、ダウンリンクトラフィックとアップリンクトラフィックとの偏りが大きくなることが想定される。このため、各セルにおいて独立してダイナミックTDDを利用してダウンリンク通信とアップリンク通信とを制御することによって、トラフィックをより効率的に収容することが可能になる。
 ダイナミックTDDでは、サブフレーム、スロット、ミニスロット等のある時間間隔でダウンリンク及びアップリンクの通信方向が動的に変更される。すなわち、図2Aに示されるように、LTEにおいて適用されているスタティックTDDでは、セル間で共通する予め設定されたダウンリンク/アップリンクパターンが利用される。他方、ダイナミックTDDでは、図2Bに示されるように、各セルで個別のダウンリンク/アップリンクパターンが利用される。このため、各セルは、ダウンリンク及びアップリンクのトラフィック量に応じて動的にダウンリンク及びアップリンクの通信方向を変更することができる。
3GPP TS 36.211 V14.0.0
 上記のように、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に使用されるリソースをセル毎にフレキシブルに制御する方式を採用した場合、例えば、あるセル(サービングセル:serving cellと呼ぶ)におけるダウンリンク通信に対し、他のセル(干渉セル:interfering cellと呼ぶ)におけるアップリンク通信が干渉となり、サービングセルにおけるユーザ装置が基地局からの下り信号を適切に受信できない可能性が増大する。このような干渉を低減するためには、基地局間でスケジューリングを協調して実行する協調スケジューリング、ユーザ装置が干渉低減機能を備える場合におけるユーザ装置による干渉低減処理、等の対処を実施することが必要である。
 上記の対処を実施するためには、干渉セルのアップリンク通信による干渉量を適切に測定することが必要である。
 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザ装置が、干渉セルのアップリンク通信による干渉量を適切に測定することを可能とする技術を提供することを目的とする。
 開示の技術によれば、無線通信に使用されるリソースの設定情報を格納する設定情報格納部と、
 前記設定情報に基づいて、前記リソースを使用して、干渉セルのアップリンク通信による干渉量を測定する測定部と、
 を備えることを特徴とするユーザ装置が提供される。
 開示の技術によれば、干渉セルのアップリンク通信による干渉量を適切に測定することを可能とする技術が提供される。
フレキシブルデュプレックスを説明するための図である。TDDを示す。 フレキシブルデュプレックスを説明するための図である。FDDを示す。 フレキシブルデュプレックスを説明するための図である。TDDとFDDの組み合わせを示す。 スタティックTDDを説明するための図である。 ダイナミックTDDを説明するための図である。 本発明の実施の形態における無線通信システムを示す図である。 ダイナミックTDDにおけるDL/ULパターンの例を示す図である。パターン1を示す。 ダイナミックTDDにおけるDL/ULパターンの例を示す図である。パターン2を示す。 ダイナミックTDDにおけるDL/ULパターンの例を示す図である。パターン3を示す。 ダイナミックTDDのフレーム構成の例を示す図である。 DLの干渉パターンを説明するための図である。 システムの全体動作例を説明するための図である。 実施例1-1-1を説明するための図である。 実施例1-1-2を説明するための図である。 実施例1-2を説明するための図である。 実施例1における設定方法例1を説明するための図である。 実施例1における設定方法例1を説明するための図である。 実施例1における設定方法例1を説明するための図である。 実施例1における設定方法例2を説明するための図である。 実施例1における設定方法例2を説明するための図である。 実施例1における設定方法例2を説明するための図である。 実施例1における設定方法例3を説明するための図である。 実施例1における設定方法例4を説明するための図である。 実施例1における設定方法例4を説明するための図である。 実施例1における設定方法例4を説明するための図である。 実施例1における設定方法例5を説明するための図である。 実施例1における設定方法例5を説明するための図である。 実施例1における設定方法例5を説明するための図である。 実施例1における設定方法例5を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-1を説明するための図である。 実施例2-2を説明するための図である。 実施例2-2を説明するための図である。 実施例2-2を説明するための図である。 実施例2-2を説明するための図である。 実施例2-2を説明するための図である。 実施例2-2を説明するための図である。 実施例3を説明するための図である。 実施例3を説明するための図である。 実施例3を説明するための図である。 実施例3を説明するための図である。 実施例3を説明するための図である。 ユーザ装置100の機能構成の一例を示す図である。 基地局200の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ装置100と基地局200のハードウェア構成の一例を示す図である。
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
 本実施の形態の無線通信システムは、少なくともLTEの通信方式をサポートしていることを想定している。よって、無線通信システムが動作するにあたっては、適宜、既存のLTEで規定された既存技術を使用できる。ただし、当該既存技術はLTEに限られない。また、本明細書で使用する「LTE」は、特に断らない限り、LTE-Advanced、及び、LTE-Advanced以降の方式を含む広い意味を有するものとする。また、本発明は、LTE以外の通信方式にも適用可能である。
 また、本実施の形態では、既存のLTEで使用されているRRC、PDSCH、DCI、PDCCH、CSI-RS、CRS,SRS、DMRS等の用語を使用しているが、これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。
 また、以下で説明する本実施の形態では、無線通信システムがフレキシブルDuplexをサポートする場合の例を示しているが、フレキシブルDuplexをサポートしない場合でも、本発明を適用することができる。
 (無線通信システムの構成)
 図3は、本実施の形態における無線通信システム10の構成の例を示す図である。図3に示すように、無線通信システム10は、ユーザ装置101、102(以降、ユーザ装置100として総称されうる)及び基地局201、202(以降、基地局200として総称されうる)を含む。無線通信システム10は、前述したように、アップリンク通信及びダウンリンク通信に使用されるリソースをフレキシブルに制御するフレキシブルDuplexをサポートするが、本実施の形態では、主に、フレキシブルDuplexの例としてのダイナミックTDDを用いた説明を行っている。ダイナミックTDD以外のフレキシブルDuplexの方式にも本発明を適用することが可能である。
 ユーザ装置100は、スマートフォン、携帯電話、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュールなどの無線通信機能を備えた何れか適切な通信装置であり、基地局200に無線接続し、無線通信システム10により提供される各種通信サービスを利用する。
 基地局200は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置100と無線通信する通信装置である。図示された例では、例示として2つの基地局201,202を示すが、一般には、無線通信システム10のサービスエリアをカバーするよう多数の基地局200が配置される。
 また、本実施の形態に係る無線通信システム10では、セル間が同期しているものとする。従って、セル間で、時間フレーム(無線フレーム、サブフレーム、スロット、もしくはミニスロット等)の境界は一致しているとする。
 例えば、あるセルで、特定のスロットAの先頭からの時間位置Tを指定し、別のセルでスロットAの先頭からの時間位置Tを指定した場合、両者の絶対時間は一致する(あるいは、一致すると見なせる範囲の誤差を有する)。なお、本実施の形態では、スロットをTTI(Transmission Time Interval)と称してもよい。
 ただし、本発明はセル間が同期している場合に限られず、同期していない場合にも適用することは可能である。
 また、本実施の形態における信号波形はUL,DLともにCP-OFDMであるが、ULとDLの信号波形が既存のLTEと同じであってもよい。
 (ダイナミックTDDの構成について)
 前述したように、本実施の形態では、例としてダイナミックTDDを使用することから、本実施の形態におけるダイナミックTDDの構成例について説明する。
 本実施の形態に係るダイナミックTDDでは、例えば、図4A~Cに示されるように、いくつかのアップリンク(以下、UL)/(ダウンリンク(以下、DL)パターンによってUL通信及びDL通信が行われる。ただし、これらに限定されるものではない。
 図4Aのパターン1では、全ての時間間隔でUL通信/DL通信が可能である。なお、ここでの「時間間隔」は、図4A(B、Cも同様)における1つの四角の枠の時間幅(「E.g., subframe, slot or Mini-slot」と記載されている幅)である。この「時間間隔」をTTIと称してもよい。
 パターン2では、一部の時間間隔ではUL通信/DL通信が固定的に設定され、当該時間間隔では設定された通信方向しか許容されない。他方、その他の時間間隔では、UL通信/DL通信を切り替えて実施することが可能である。パターン3では、一部の時間間隔と、時間間隔内のある区間(図示された例では、時間間隔内の両エンドの区間がDL通信及びUL通信に固定的に設定されている)ではUL通信/DL通信が固定的に設定され、当該時間間隔では設定された通信方向しか許容されない。他方、その他の時間間隔では、UL通信/DL通信が可能である。
 本実施の形態では、例として、本発明に係る技術をパターン3に適用する形態について説明をしている。なお、パターン3において、時間間隔内の両エンドの区間以外に、UL通信/DL通信を固定的に設定した時間区間を設けないこととしてもよい。
 図5は、図4Cに示したパターン3に係るフレーム構成をより詳細に示す図である。以下では、説明の便宜上、上述した「時間間隔」をスロットと呼ぶ。ただし、以下で使用するスロットを、TTI(送信時間間隔)、単位時間長フレーム、サブフレーム、ミニスロット、又は無線フレームに置き換えても良い。
 スロットの時間長は、時間の経過によって変化しない固定的な時間長であってもよいし、パケットサイズ等により変化する時間長であってもよい。また、パケットサイズ等に応じて、複数の連続するスロットをデータ通信等に使用する場合に、当該複数の連続するスロットを1つのスロットと見なすこととしてもよい。
 図5に示すように、本例において、1つのスロットは、下りの制御チャネル用の先頭の時間区間(DL制御チャネル区間)、データ通信用の時間区間(データ区間)、上りの制御チャネル用の末尾の時間区間(UL制御チャネル区間)を有する。また、DLとULとの境には、切り替えのためのガード区間(GP:guard period)が設けられる。
 あるスロットにおけるデータ区間が、DLかULかについては、例えば、セミスタティックに定められる。この場合、例えば、基地局200からユーザ装置100に対し、上位レイヤシグナリング(RRCシグナリング等)により、スロットの集合におけるUL又はDLのパターン等が通知される(例:非特許文献1に示されるパターン)。
 あるスロットにおけるデータ区間が、DLかULかについては、ダイナミックに定められてもよい。この場合、例えば、図5のA,Bに示すスロットにおけるDL制御チャネル区間において、ユーザ装置100が基地局200からDL制御チャネルにより、DL又はULの指定を含む下り制御情報を受信し、当該指定に従って、ユーザ装置100はULデータ送信、又は、DLデータ受信を行う。
 Aで示すように、スロットにおけるデータ区間がDLである場合、当該スロットのUL制御チャネル区間において、ユーザ装置100は、例えば、DLデータに対するACK/NACKを送信する。また、Bで示すように、スロットにおけるデータ区間がULである場合、当該スロットのUL制御チャネル区間において、ユーザ装置100は、例えば、当該スロットの前に受信したDLデータに対するACK/NACKを送信する。
 (干渉パターンについて)
 本実施の形態では、サービングセルにおいて、ユーザ装置100が、サービンングセルの基地局200から設定されるリソースを使用して、サービングセルにおけるDL通信に対する干渉量を測定することを可能としている。これを可能とする仕組みを説明するにあたり、まず、DL通信の干渉パターンについて図6を参照して説明する。図6には、無線通信システム10において、基地局201、202、ユーザ装置101、102に加えて、基地局203、ユーザ装置103も示されている。また、図6において、基地局201のセルがサービングセルであり、基地局202のセル及び基地局203のセルはいずれも干渉セルとする。
 図6に示すとおり、隣接セルの基地局(図6では基地局202)からのDL信号と、隣接セルのユーザ装置(図6ではユーザ装置103)からのUL信号が干渉となる。特に、隣接セルのユーザ装置(図6ではユーザ装置103)からのUL信号による干渉は、DLとULのクロスリンク干渉(CLI)の例であり、例えば、干渉セルのUEからのULデータチャネルがサービングセルのDL制御チャネル及びDLデータチャネルに対する干渉になる等、影響が大きい。なお、隣接セルの基地局(図6では基地局202)からのDL信号による干渉はセル間干渉(ICI)と呼ばれる。
 以下の説明では、サービングセルのユーザ装置101のDL通信に対し、基地局202のセルをDL干渉セルとし、基地局203のセルをUL干渉セルとする。DL干渉セルの基地局202からのDL信号がICIとなり、UL干渉セルのユーザ装置103からのUL信号がCLIとなる。なお、サービングセルのユーザ装置101に対してICIとなるDL信号の送信元(基地局)は1つに限られず一般には複数であり、サービングセルのユーザ装置101に対してCLIとなるUL信号の送信元(ユーザ装置)も1つに限られず一般には複数である。
 (基本動作例)
 本実施の形態におけるユーザ装置100と基地局200の基本的な動作例を図7を参照して説明する。
 図7に示すように、ユーザ装置100は、干渉量の測定に使用する(干渉信号を受信する)リソースの設定情報を受信する(ステップS101)。この設定情報の通知は、RRCシグナリングで実行してもよいし、MAC信号で実行してもよいし、PDCCHで実行してもよい。
 ステップS102において、ユーザ装置100は、DL通信を行うスロットにおいて、DL受信動作を行うとともに、ステップS101で受信した設定情報で設定されたリソースで干渉信号を受信することにより、干渉量の測定を行う。ステップS103において、ユーザ装置100は、測定結果(干渉量、CQI、CSI等)を基地局200に報告する。なお、後述するように、ステップS103の報告を行わないこととしてもよい。
 以下、実施例1~4を説明する。以下の各実施例では、参照信号としてCSI-RS、DMRSを使用するが、これらは例である。参照信号として、これらに代えて、あるいは、これらに加えて、例えば、SRSあるいはCRSが使用されてもよい。また、各実施例において、UL干渉セルからの干渉量のみを測定することとしてもよい。
 (実施例1)
 まず、CSI-RSに基づく測定を実施する実施例1について説明する。実施例1は、ZP(Zero Power) CSI-RSを使用する実施例1-1と、ZP CSI-RSとともに、NZP CSI-RSを使用する実施例1-2とに分けられる。
 ここで、ZP CSI-RSは、サービングセルの信号をMutingした(パワー0にする)信号である。ユーザ装置101は、ZP CSI-RSのリソースにおいて干渉量測定を行うことができる。NZP CSI-RSは、Zero Powerではない通常のCSI-RSである。
 <実施例1-1>
 実施例1-1は実施例1-1-1と実施例1-1-2とに分けられる。以下、それぞれについて説明する。
 図8は、実施例1-1-1を説明するための図である。上段はサービングセルのDLのスロット構成を示し、中段はDL干渉セルのDLのスロット構成を示し、下段はUL干渉セルのULのスロット構成を示す。各セルにおいて図の横軸が時間であり、縦軸は周波数である。このような図の意味については図9、図10においても同様である。
 実施例1-1-1では、サービングセルのユーザ装置101に対し、基地局201からZP CSI-RSによる干渉測定リソース(以下、IMR: Interference Measurement Resource)が設定(configure)される。
 サービングセルのユーザ装置101は当該IMRにおいて、干渉セルから干渉信号(ICIとなるDL信号とCLIとなるUL信号が含まれる)を受信し、干渉量を測定する。測定される干渉量は、例えば、干渉信号の受信強度(受信電力、又は受信レベルと称しても良い)、干渉信号のSINR(Signal-to-Interference and Noise Ratio)、干渉信号のBER(ビット誤り率)、干渉信号のBLER(ブロック誤り率)、等である。干渉信号の受信品質を干渉量と称してもよい。ユーザ装置101は、IMRで受信する信号に基づき、干渉信号の共分散行列を算出(推定)することができる。共分散行列も、ユーザ装置101が測定する干渉量の例である。また、ユーザ装置101は、干渉量に基づき、サービングセルの受信信号のCQIを算出することとしてもよい。
 実施例1-1-1では、ICIかCLIかに関わらずに、設定されたIMRを用いて、トータルの干渉量を測定する。
 図9は、実施例1-1-2を説明するための図である。図9に示すように、実施例1―1-2では、サービングセルのユーザ装置101に対し、基地局201からZP CSI-RSにより2つのIMR(IMR1、IMR2)が設定される。更に、DL干渉セルのユーザ装置102に対して、IMR1と同じ時間・周波数リソースのIMR3が設定される。
 サービングセルのユーザ装置101は、IMR1を使用することにより、UL干渉セルからの干渉量を正確に測定できる。IMR3があるために、IMR1には、DL干渉セルからの干渉信号が低減されるためである。
 サービングセルのユーザ装置101は、IMR2においては、実施例1-1-1と同様に、DL干渉セルからの干渉信号と、UL干渉セルからの干渉信号を受信するので、トータルの干渉量を測定する。
 例えば、ユーザ装置101は、IMR2での測定結果を共分散行列の推定に使用することとしてよい。また、ユーザ装置101は、IMR1での測定結果をCLI干渉のみを考慮したCQIの算出に使用し、IMR2での測定結果をCLI干渉とICI干渉の両方を考慮したCQIの算出に使用することができる。
 なお、実施例1-1-2では、CSI-RS(ZP CSI-RS含む)のリソース設定情報が基地局間で交換される。これにより、図9に示すようなセル間で重なったIMRの設定を行うことができる。ただし、交換を行うことは必須ではなく、セル間で重なったIMRの設定を予め定めたリソースで行うこととしてもよい。
 なお、本明細書において、複数リソースが「重なる」、あるいは、複数リソースが「重複する」といった場合、完全に重なることの他、一部のみが重なることを含む。
 <実施例1-2>
 次に、図10を参照して実施例1-2を説明する。図10に示すように、実施例1-2では、サービングセルのユーザ装置101に対し、基地局201からZP CSI-RSによりIMRが設定されるとともに、UL干渉セルのユーザ装置103に対し、基地局203から、当該IMRと重なる時間・周波数リソースでNZP CSI-RSが設定される。つまり、ユーザ装置103は、当該リソースでNZP CSI-RSの送信を行う。
 上記の設定に基づき、サービングセルのユーザ装置101は、IMRにおいて、DL干渉セルからの干渉信号と、UL干渉セルからのNZP CSI-RSを受信する。
 実施例1-2では、サービングセルのユーザ装置101は、UL干渉セルからのNZP CSI-RSにより、UL干渉セルからのCLI干渉信号のチャネル推定を行うことで、UL干渉セルからの干渉信号の復調を行うことができる。よって、サービングセルのユーザ装置101は、IMRで受信する全体の干渉信号から、UL干渉セルからのCLI干渉信号を分離することができる。つまり、ユーザ装置101は、UL干渉セルからの干渉量と、DL干渉セルからの干渉量のそれぞれを測定することができる。
 例えば、ユーザ装置101は、IMRでの測定結果をCLI干渉のみを考慮したCQI又は共分散行列の算出に使用してもよいし、IMRでの測定結果をCLI干渉とICI干渉の両方を考慮したCQI又は共分散行列の算出に使用してもよい。
 なお、実施例1‐2でも、CSI-RS(ZP CSI-RS、NZP CSI-RS含む)のリソース設定情報が基地局間で交換される。これにより、図10に示すようなセル間で重なったIMRとNZP CSI-RSの設定を行うことができる。ただし、交換を行うことは必須ではなく、セル間で重なったIMRとNZP CSI-RSの設定を予め定めたリソースで行うこととしてもよい。
 (実施例1-1-1、1-2についてのZP CSI-RSの設定方法について)
 実施例1-1-1、1-2におけるZP CSI-RSの設定に関し、あるセルのZP CSI-RSは、DL送信を行う他セルのPDSCHと重複するリソースに設定されることとしてよい。また、あるセルのZP CSI-RSは、UL送信を行う他セルのPUSCH又はNZP CSI-RSと重複するリソースに設定されてよい。
 本実施形態におけるZP CSI-RSの設定位置として、例えば、以下のオプションがある。
 (1)ZP CSI-RS設定オプション1
 ZP CSI-RSは、NZP CSI-RSのリソースプール内に限定される。なお、NZP CSI-RSのリソースプールとは、NZP CSI-RSを設定可能なリソースである。
 (2)ZP CSI-RS設定オプション2
 ZP CSI-RSは、スロット内の制御チャネル領域を除くどのリソースに設定してもよい(スロット内の制御チャネル領域を除く任意のリソースに限定される)。
 以下、実施例1-1-1、1-2における上記のZP CSI-RS設定オプション1とZP CSI-RS設定オプション2のそれぞれについて具体例(それぞれについてAlt.(Alternative)1~3がある)を説明する。
 <実施例1-1-1、1-2:ZP CSI-RS設定オプション1>
 Alt.1)ZP CSI-RSをRRCシグナリングによりセミスタティックに設定する。設定内容は、例えば、ZP CSI-RS毎の固定のRE(リソースエレメント)パターン(RE群と呼んでもよい)である。また、リソースプールにおけるどのREをZP CSI-RSとして使用するかを指定するビットマップが使用されてもよい。
 図11、図12に一例を示す。図11には、スロットにおけるCSI-RSのリソースプール(インデックスが0~15の4RE)が網掛けで示されている。この中から、インデックス1のRE群をZP CSI-RSとしてユーザ装置101に設定する場合、基地局201は、ユーザ装置101に対し、RRCシグナリングにより、図12に示すビットマップを送信する。なお、1インデックスを4REとすることは一例に過ぎない。
 Alt.2)ZP CSI-RSをLayer1(物理)シグナリング(DCI)によりダイナミックに設定する。この場合も、設定内容は、例えば、ZP CSI-RS毎の固定のRE(リソースエレメント)パターンである。また、CSI-RSリソースプールにおけるどのリソース(例:4RE)をZP CSI-RSとして使用するかを指定する情報がDCIに含まれてもよい。
 例えば、図11に示す例において、インデックス1のRE群をZP CSI-RSとしてユーザ装置101に設定する場合、基地局201は、ユーザ装置101に対し、物理下り制御チャネルにより、図13に示す0001を設定したDCIを送信する。
 Alt.3)Alt.1とAlt.2を組み合わせる。この場合、例えば、まず、設定候補となるZP CSI‐RSのリソースセットが上位レイヤシグナリング(RRCシグナリング等)により基地局201からユーザ装置101に設定される。そして、実際に使用するZP CSI-RSリソースが、L1シグナリングにより、基地局201からユーザ装置101に指定される。
 <実施例1-1-1、1-2:ZP CSI-RS設定オプション2>
 Alt.1)ZP CSI-RSをRRCシグナリングによりセミスタティックに設定する。例えば、スロットにおける制御チャネル領域を除く時間・周波数リソースが複数のブロックに分割される(例:1ブロックが4RE)。そして、例えば、リソースプールにおけるどのブロックをZP CSI-RSとして使用するかを指定するビットマップが使用される。
 図14A、B、図15に一例を示す。図14A、Bには、上述したブロック分割を行った領域の例が示されている。図14A、Bでは図示のとおりにインデックスの振り方が異なる。
 ブロック分割を行った領域から、インデックス1のブロックをZP CSI-RSとしてユーザ装置101に設定する場合、基地局201は、ユーザ装置101に対し、例えばRRCシグナリングにより、図15に示すビットマップを送信する。なお、1ブロックを4REとすることは一例に過ぎない。
 Alt.2)ZP CSI-RSをLayer1(物理)シグナリング(DCI)によりダイナミックに設定する。この場合も、例えば、スロットにおける制御チャネル領域を除く時間・周波数リソースが複数のブロックに分割される(例:1ブロックが4RE)。そして、ブロックが存在する領域におけるどのリソースをZP CSI-RSとして使用するかを指定する情報(例:5ビットフィールド)がDCIに含まれる。
 例えば、図14A、Bに示す例において、インデックス1のブロックをZP CSI-RSとしてユーザ装置101に設定する場合、基地局201は、ユーザ装置101に対し、物理下り制御チャネルにより、図16に示す00001を設定したDCIを送信する。
 Alt.3)Alt.1とAlt.2を組み合わせる。この場合、例えば、まず、設定候補となるZP CSI‐RSのリソースセットが上位レイヤシグナリングにより基地局201からユーザ装置101に設定される。そして、実際に使用するZP CSI-RSリソースが、L1シグナリングにより、基地局201からユーザ装置101に指定される。
 (実施例1-1-2についてのZP CSI-RSの設定方法について)
 実施例1-1-2におけるZP CSI-RSの設定に関し、あるセルのZP CSI-RSは、DL送信を行う他セルのPDSCHと重複するリソースに設定されることとしてよい。また、あるセルのZP CSI-RSは、DL送信を行う他セルのZP CSI-RSと重複するリソースに設定されてよい。また、あるセルのZP CSI-RSは、UL送信を行う他セルのPUSCHと重複するリソースに設定されてよい。
 ZP CSI-RSの設定位置として、例えば、以下のオプションがある。
 (1)ZP CSI-RS設定オプション1
 ZP CSI-RSは、NZP CSI-RSのリソースプール内に限定される。
 (2)ZP CSI-RS設定オプション2
 ZP CSI-RSは、スロット内の制御チャネル領域を除くどのリソースに設定してもよい(スロット内の制御チャネル領域を除く任意のリソースに限定される)。
 以下、実施例1-1-2における上記のZP CSI-RS設定オプション1とZP CSI-RS設定オプション2のそれぞれについて具体例(それぞれについてAlt.(Alternative)1~3がある)を説明する。
 <実施例1-1-2:ZP CSI-RS設定オプション1>
 Alt.1)ZP CSI-RSをRRCシグナリングによりセミスタティックに設定する。設定内容は、例えば、ZP CSI-RS毎の固定のRE(リソースエレメント)パターン(RE群と称してもよい)である。また、例えば、リソースプールにおけるどのREをZP CSI-RSとして使用するかを指定するビットマップが使用される。
 図17、図18A、Bに一例を示す。図17には、スロットにおけるCSI-RSのリソースプール(インデックスが0~15の4RE)が網掛けで示されている。この中から、インデックス1と3のRE群をZP CSI-RSとしてユーザ装置101に設定する場合、基地局201は、ユーザ装置101に対し、RRCシグナリングにより、図18Aに示すビットマップを送信する。
 図18Aの例では、測定に使用する1つのZP CSI-RSリソース(4RE)を指定するために2ビットが使用される。2ビットのうちの下位ビット(例:01における1)は、リソースプールの中のZP CSI-RSリソースを指定する。2ビットのうちの上位ビット(例:01における0)は、指定されたZP CSI-RSリソースが、CLI干渉の測定に使用するもの(例:図9のIMR1)か、あるいは、CLIとICIのトータルの干渉の測定に使用するもの(例:図9のIMR2)かを指定する。
 Alt.2)ZP CSI-RSをLayer1(物理)シグナリング(DCI)によりダイナミックに設定する。この場合も、設定内容は、例えば、ZP CSI-RS毎の固定のRE(リソースエレメント)パターンである。また、例えば、CSI-RSリソースプールにおけるどのリソース(例:2つの4RE群)をZP CSI-RSとして使用するかを指定する情報(例:8ビットフィールド)がDCIに含まれる。
 例えば、図17に示す例において、インデックス1、3のRE群をZP CSI-RSとしてユーザ装置101に設定する場合、基地局201は、ユーザ装置101に対し、物理下り制御チャネルにより、図18Bに示す00010011を設定したDCIを送信する。
 図18Bの例では、測定に使用する2つのZP CSI-RSリソース(4RE)を指定するために8ビットが使用される。8ビットのうちの上位ビット(例:図18Bにおける0001)は、CLI干渉の測定に使用するZP CSI-RSリソースを指定する。8ビットのうちの下位ビット(例:図18Bにおける0011)は、CLIとICIのトータルの干渉の測定に使用するZP CSI-RSリソースを指定する。
 Alt.3)Alt.1とAlt.2を組み合わせる。この場合、例えば、まず、設定候補となるZP CSI‐RSのリソースセットが上位レイヤシグナリングにより基地局201からユーザ装置101に設定される。そして、実際に使用するZP CSI-RSリソースが、L1シグナリングにより、基地局201からユーザ装置101に指定される。
 <実施例1-1-2:ZP CSI-RS設定オプション2>
 Alt.1)ZP CSI-RSをRRCシグナリングによりセミスタティックに設定する。例えば、スロットにおける制御チャネル領域を除く時間・周波数リソースが複数のブロックに分割される(例:1ブロックが4RE)。そして、例えば、リソースプールにおけるどのREをZP CSI-RSとして使用するかを指定するビットマップが使用される。
 図19A、B、図20A、Bに一例を示す。図19A、Bには、上述したブロック分割を行った領域の例が示されている。図19A、Bでは図示のとおりにインデックスの振り方が異なる。この中から、インデックス1と3のRE群をZP CSI-RSとしてユーザ装置101に設定する場合、基地局201は、ユーザ装置101に対し、RRCシグナリングにより、図20Aに示すビットマップを送信する。
 図20Aの例では、測定に使用する1つのZP CSI-RSリソース(4RE)を指定するために2ビットが使用される。2ビットのうちの下位ビット(例:01における1)は、リソースプールの中のZP CSI-RSリソースを指定する。2ビットのうちの上位ビット(例:01における0)は、指定されたZP CSI-RSリソースが、CLI干渉の測定に使用するもの(例:図9のIMR1)か、あるいは、CLIとICIのトータルの干渉の測定に使用するもの(例:図9のIMR2)かを指定する。
 Alt.2)この場合も、例えば、スロットにおける制御チャネル領域を除く時間・周波数リソースが複数のブロックに分割される(例:1ブロックが4RE)。そして、ブロックが存在する領域におけるどのリソースをZP CSI-RSとして使用するかを指定する情報(例:10ビットフィールド)がDCIに含まれる。
 例えば、図19A、Bに示す例において、インデックス1、3のRE群をZP CSI-RSとしてユーザ装置101に設定する場合、基地局201は、ユーザ装置101に対し、物理下り制御チャネルにより、図20Bに示す10ビット(0000100011を設定したDCIを送信する。
 図20Bの例では、測定に使用する2つのZP CSI-RSリソース(4RE)を指定するために10ビットが使用される。10ビットのうちの上位ビット(例:図20Bにおける00001)は、CLI干渉の測定に使用に使用するZP CSI-RSリソースを指定する。10ビットのうちの下位ビット(例:図20Bにおける00011)は、CLIとICIのトータルの干渉の測定に使用するZP CSI-RSリソースを指定する。
 Alt.3)Alt.1とAlt.2を組み合わせる。この場合、例えば、まず、設定候補となるZP CSI‐RSのリソースセットが上位レイヤシグナリングにより基地局201からユーザ装置101に設定される。そして、実際に使用する2つのZP CSI-RSリソースが、L1シグナリングにより、基地局201からユーザ装置101に指定される。
 (実施例2)
 次に、実施例2を説明する。実施例2では、ユーザ装置101は、干渉セルから受信するDMRSにより、干渉量を測定する。
 実施例2は、データ領域の先頭に配置されるfront-loaded DMRSを使用して干渉量の測定を行う実施例2-1と、追加のDMRSを使用して干渉量の測定を行う実施例2-2とに分けられる。以下、それぞれについて説明する。
 <実施例2-1>
 図21A~Cは、実施例2-1を説明するための図である。図21AはサービングセルのDLのスロット構成を示し、図21BはDL干渉セルのスロット構成を示し、図21CはUL干渉セルのスロット構成を示す。図21のA~Cがこれらを意味することは図22~図27のA~Cにおいても同様である。
 図21A~Cに示す例では、各セルで1OFDMシンボルのfront-loaded DMRSが使用される。なお、以下で説明する図21A~Cに示す例では、DMRSの1OFDMシンボルの時間位置がセル間で同一であるが、これは一例であり、DMRSの1OFDMシンボルの時間位置がセル間で異なっていてもよい。その場合、例えば、サービングセルのユーザ装置101にZP CSI-RSのリソースが設定され、当該リソースで干渉セルからのDMRSを受信する。2OFDMシンボルの場合も同様である。
 例えば、実施例2-1において、DLのDMRS(サービングセルのDMRSとDL干渉セルのDMRS)と、ULのDMRSは、異なるアンテナポートに設定される。アンテナポート毎にDMRSの時間・周波数リソースへのマッピングが定められており、基本的に、DMRS用のアンテナポートが異なれば、当該アンテナポートのDMRS間では、時間・周波数リソースが重複しない。例えば、サービングセルとDL干渉セルにおいて、DLのDMRS用のアンテナポートとしてアンテナポート0がユーザ装置101、102に設定され、UL干渉セルにおいて、ULのDMRS用のアンテナポートとしてアンテナポート1がユーザ装置103に設定される。
 この場合、基地局201、202はそれぞれ、ユーザ装置101、102に対し、アンテナポート0に対応するリソースマッピングがされたDMRSを送信し、UL干渉セルのユーザ装置103は、アンテナポート1に対応するリソースマッピングがされたDMRSを送信する。
 図21A~Cの例において、サービングセルのユーザ装置101は、自身のDL DMRSのリソースにおいて、DL干渉セルからのDL DMRSを受信し、DL干渉セルからの干渉量を測定できる。なお、セル間で、DL DMRSの系列等を異ならせることで、サービングセルのユーザ装置101は、自身のDL DMRSのリソースで受信するDL干渉セルのDL DMRSを識別可能である。また、サービングセルのユーザ装置101は、自身のDL DMRSがマッピングされるシンボルにおける、DL DMRSがマッピングされない周波数リソースで、UL干渉セルからのUL DMRSを受信することで、UL干渉セルからの干渉量を測定できる。
 なお、図21A~Cの例では、サービングセルとDL干渉セルのDL DMRSのリソースが重複しているが、これらを重複しないようにしてもよい。また、UL干渉セルのUL DMRSのリソースが、サービングセルのDL DMRSのリソースと重複してもよいし、DL干渉セルのDL DMRSのリソースと重複してもよいし、サービングセルとDL干渉セルの両方のDL DMRSのリソースと重複してもよい。
 図22~図24のA~Cは、DMRSがマッピングされるOFDMシンボル長のバリエーションを示している。DMRSがマッピングされるOFDMシンボル長が異なることを除き、図22~図24のA~Cに示す各例は、図21A~Cで説明した例と同様である。
 図22A~Cに示す例では、各セルで2OFDMシンボルのfront-loaded DMRSが使用される。図23A~Cに示す例では、DL DMRSに2OFDMシンボルが使用され、UL DMRSに1OFDMシンボルが使用される。図24A~Cに示す例では、DL DMRSに1OFDMシンボルが使用され、UL DMRSに2OFDMシンボルが使用される。
 なお、上記の各例では、サービングセルとDL干渉セルとでDL DMRSのOFDMシンボル長が同じであるが、これらが異なっていてもよい。例えば、サービングセルのDL DMRSのOFDMシンボル長を1とし、DL干渉セルのDL DMRSのOFDMシンボル長を2としてもよいし、サービングセルのDL DMRSのOFDMシンボル長を2とし、DL干渉セルのDL DMRSのOFDMシンボル長を1としてもよい。
 <実施例2-2>
 図25A~Cは、実施例2-2を説明するための図である。図25A~Cに示す例では、各セルで1OFDMシンボルの追加のDMRS(additional DMRS)が使用される。追加のDMRSのOFDMシンボルの位置はセル間で同じである。
 図25A~Cに示す例では、DMRSの1OFDMシンボルの時間位置がセル間で同一であるが、これは一例であり、DMRSの1OFDMシンボルの時間位置がセル間で異なっていてもよい。その場合、例えば、サービングセルのユーザ装置101にZP CSI-RSのリソースが設定され、当該リソースで干渉セルからのDMRSを受信する。2OFDMシンボルの場合も同様である。
 実施例2-1と同様に、DLのDMRS(サービングセルのDMRSとDL干渉セルのDMRS)と、ULのDMRSは、異なるアンテナポートに設定される。例えば、サービングセルとDL干渉セルにおいて、DLのDMRS用のアンテナポートとしてアンテナポート0がユーザ装置101、102に設定され、UL干渉セルにおいて、ULのDMRS用のアンテナポートとしてアンテナポート1がユーザ装置103に設定される。
 この場合、基地局201、202はそれぞれ、ユーザ装置101、102に対し、アンテナポート0に対応するリソースマッピングがされたDMRSを送信し、UL干渉セルのユーザ装置103は、アンテナポート1に対応するリソースマッピングがされたDMRSを送信する。
 図25A~Cの例において、サービングセルのユーザ装置101は、自身のDL DMRSのリソースにおいて、DL干渉セルからのDL DMRSを受信し、DL干渉セルからの干渉量を測定できる。なお、セル間で、DL DMRSの系列等を異ならせることで、サービングセルのユーザ装置101は、自身のDL DMRSのリソースで受信するDL干渉セルのDL DMRSを識別可能である。また、サービングセルのユーザ装置101は、自身のDL DMRSがマッピングされるシンボルにおける、DL DMRSがマッピングされないリソースで、UL干渉セルからのUL DMRSを受信することで、UL干渉セルからの干渉量を測定できる。
 なお、図25A~Cの例では、サービングセルとDL干渉セルのDL DMRSのリソースが重複しているが、これらを重複しないようにしてもよい。また、UL干渉セルのUL DMRSのリソースが、サービングセルのDL DMRSのリソースと重複してもよいし、DL干渉セルのDL DMRSのリソースと重複してもよいし、サービングセルとDL干渉セルの両方のDL DMRSのリソースと重複してもよい。
 図26A~Cは、DMRSがマッピングされるOFDMシンボル長のバリエーションを示している。DMRSがマッピングされるOFDMシンボル長が異なることを除き、図26A~Cに示す例は、図25A~Cで説明した例と同じである。図26A~Cに示す例では、各セルで2OFDMシンボルの追加のDMRSが使用される。
 また、実施例2-2においても実施例2-1と同様に、DL DMRSに2OFDMシンボルが使用され、UL DMRSに1OFDMシンボルが使用されてもよい。また、DL DMRSに1OFDMシンボルが使用され、UL DMRSに2OFDMシンボルが使用されてもよい。
 また、サービングセルのDL DMRSのOFDMシンボル長を1とし、DL干渉セルのDL DMRSのOFDMシンボル長を2としてもよいし、サービングセルのDL DMRSのOFDMシンボル長を2とし、DL干渉セルのDL DMRSのOFDMシンボル長を1としてもよい。
 (実施例2における設定方法、及びユーザ装置の動作について)
 実施例2では、UL DMRSとDL DMRSとが、1つ又は2つのOFDMシンボル上で多重されるケース(ケース1とする)と、UL DMRSとDL DMRSとが異なるシンボルで多重されるケース(ケース2とする)がある。また、ケース1は、ケース1-1、ケース1-2に分けられる。以下、それぞれについて説明する。
 <ケース1-1>
 ケース1-1では、例えば、図25A~C、図26A~Cに示したように、UL DMRSとDL DMRSとが異なるREにマッピングされる。すなわち、UL DMRSとDL DMRSとが周波数分割多重(例:IFDMA)により多重される。以下の動作はサービングセルの基地局201、ユーザ装置101を例に用いて説明するが、他のセルの基地局、ユーザ装置でも同様の動作が行われ得る。
 DMRSの設定において、基地局201は、ユーザ装置101に対し、DMRS設定(DMRS configuration)を通知する。通知内容は、例えば、configuration 1、configuration 2のような指定、あるいは、アンテナポート番号である。また、基地局201は、ユーザ装置101に対し、DL/ULにより使用されるポート範囲と、PDSCH送信(ユーザ装置にとっての受信)のためのアンテナポートを通知する。更に、基地局201は、ユーザ装置101に対し、ユーザ装置101がDMRSによる測定を可能とするために、測定モードを通知(設定)する。測定モードには、例えば、UL干渉セルからのUL DMRSにより干渉量測定を行うモード、DL干渉セルからのDL DMRSにより干渉量測定を行うモード、両方の干渉量測定を行うモード等がある。
 上述した基地局201からユーザ装置101への各通知は、RRCで行ってもよいし、MAC CEで行ってもよいし、DCIで行ってもよい。
 ユーザ装置101は、基地局201から通知されるPDSCH送信(UEから見たら受信)のためのDCIにより指定されるDMRSにより、干渉量の測定を行う。また、ユーザ装置101は、DCI(MAC CE、RRCでもよい)により指定されるNZP CSI-RSリソースを使用して干渉量測定を行うこととしてもよい。
 また、ユーザ装置101は、UL DMRS用のREにおいてUL干渉セルからの干渉量(CLI)を測定してもよい。
 また、ユーザ装置101は、ZP CSI-RSリソースでDL干渉セルからの干渉量(ICI)を測定してもよい。また、ユーザ装置101は、DL DMRSリソースにおいて、受信信号から所望信号を引くことにより、DL干渉セルからの干渉量を測定してもよい。また、ユーザ装置101は、測定結果を用いて、フィードバックのためのCSI(CQI、PMI、RI等)を算出してもよいし、受信のための干渉の相関行列を算出してもよい。
 <ケース1-2>
 ケース1-2では、UL DMRSとDL DMRSとが同じREにマッピングされる。例えば、系列の異なるサイクリックシフトにより多重が行われる。ケース1-2でも、以下の動作はサービングセルの基地局201、ユーザ装置101を例に用いて説明するが、他のセルの基地局、ユーザ装置でも同様の動作が行われ得る。
 DMRSの設定において、基地局201は、ユーザ装置101に対し、DMRS設定(DMRS configuration)を通知する。通知内容は、例えば、configuration 1、configuration 2のような指定、あるいは、アンテナポート番号である。また、基地局201は、ユーザ装置101に対し、DL/ULにより使用されるポート範囲と、PDSCH送信のためのアンテナポートを通知する。更に、基地局201は、ユーザ装置101に対し、ユーザ装置101がDMRSによる測定を可能とするために、測定モードを通知(設定)する。測定モードには、例えば、UL干渉セルからのUL DMRSにより干渉量測定を行うモード、DL干渉セルからのDL DMRSにより干渉量測定を行うモード、両方の干渉量測定を行うモード等がある。
 上述した基地局201からユーザ装置101への各通知は、RRCで行ってもよいし、MAC CEで行ってもよいし、DCIで行ってもよい。
 ユーザ装置101は、基地局201から通知されるPDSCH送信(UEから見たら受信)のためのDCIにより指定されるDMRSによる干渉量の測定を行うことができる。また、ユーザ装置101は、DCI(MAC CE、RRCでもよい)により指定されるNZP CSI-RSリソースを使用して干渉量測定を行うこととしてもよい。
 また、ユーザ装置101は、DL DMRSリソースにおいて、受信信号から所望信号を引くことにより、DL干渉セルからの干渉量と、UL干渉セルからの干渉量のそれぞれを測定してもよい。また、ユーザ装置101は、測定結果を用いて、フィードバックのためのCSI(CQI、PMI、RI等)を算出してもよいし、受信のための干渉の相関行列を算出してもよい。
 なお、上述した例は、front-loaded DMRSと追加DMRSのいずれにも適用できる。
 <ケース2>
 ケース2では、UL DMRSとDL DMRSとが異なるシンボルにマッピングされる(front-loaded DMRSと追加DMRSのいずれにも適用できる)。
 DMRSの設定において、基地局201は、ユーザ装置101に対し、DL送信のためのDMRS設定(DMRS configuration)を通知する。通知内容は、例えば、configuration 1、configuration 2のような指定、あるいは、アンテナポート番号である。また、基地局201は、ユーザ装置101に対し、干渉セルのUL DMRSの設定(リソース位置等)を通知する。
 更に、基地局201は、ユーザ装置101に対し、ユーザ装置101がDMRSによる測定を可能とするために、測定モードを通知(設定)する。測定モードには、例えば、UL干渉セルからのUL DMRSにより干渉量測定を行うモード、DL干渉セルからのDL DMRSにより干渉量測定を行うモード、両方の干渉量測定を行うモード等がある。
 上述した基地局201からユーザ装置101への各通知は、RRCで行ってもよいし、MAC CEで行ってもよいし、DCIで行ってもよい。また、レートマッチングが同時に設定されてもよい。
 ユーザ装置101は、基地局201から通知されるPDSCH送信(UEから見たら受信)のためのDCIにより指定されるDMRSによる干渉量の測定を行う。また、ユーザ装置101は、DCI(MAC CE、RRCでもよい)により指定されるNZP CSI-RSリソースを使用して干渉量測定を行うこととしてもよい。
 また、ユーザ装置101は、レートマッチングのために通知されたUL DMRS REを受信することで、UL干渉セルからの干渉量(CLI)を測定することとしてもよい。また、ユーザ装置101は、DL干渉セルからの干渉量を測定することとしてもよい。
 また、ユーザ装置101は、測定結果を用いて、フィードバックのためのCSI(CQI、PMI、RI等)を算出してもよいし、受信のための干渉の相関行列を算出してもよい。
 (実施例3)
 実施例3は実施例1と実施例2の組み合わせに相当する。すなわち、実施例3では、CSI-RSとDMRSを使用して干渉量の測定を行う。
 図27A~Cを参照して実施例3を説明する。図27A~Cに示すように、サービングセルのユーザ装置101には、干渉量の測定のためにZP CSI-RSが設定される。また、干渉セルにおけるユーザ装置には、サービングセルのZP CSI-RSリソースと同じリソースにDMRSが設定される。図27A~Cの例では、UL干渉セルのユーザ装置103に、サービングセルのZP CSI-RSリソースと同じリソースにUL DMRSが設定される。
 図27A~Cの例では、DL干渉セルのスロットにおいてAで示すように、サービングセルにおいてCLI測定を行うZP CSI-RSリソース(Bで示す)と同じリソースにZP CSI-RSが設定されている。
 これにより、サービングセルのユーザ装置101は、Bで示すリソースでUL干渉セルからの干渉量を測定でき、Cで示すリソースで、UL干渉セルからの干渉量とDL干渉セルからの干渉量を測定できる。
 図27A~Cに示したように、実施例3では、ZP CSI-RSとDMRSとが重複する設定がサポートされる。例えば、ZP CSI-RSのパターンがDMRSのパターンにそろえられる。ZP CSI-RSベースのIMR(干渉測定リソース)は、全てのUL DMRSリソース(RE)をカバーすることとしてもよいし、全てのUL DMRSリソース(RE)の中の一部のリソースをカバーすることとしてもよい。例えば、図28Bに示すUL干渉セルのスロット構成の中にAで示すシンボルに存在するUL DMRSの全て又は一部のREが、サービングセルのユーザ装置101(図28A)において、ZP CSI-RSのポートとして、あるいは、IMRとして設定される。
 なお、実施例1と実施例2の組み合わせにおいて、サービングセルのユーザ装置101に対し、ZP CSI-RSとともに、DL DMRSが設定されてもよい。
 また、これまでに説明した実施例1~3(及び下記の実施例4)において、UL干渉セルのユーザ装置は、自身の識別情報(UE-ID)を含めたCSI-RS、又は、自身の識別情報(UE-ID)を含めたUL DMRSを送信してもよい。この場合、受信側のサービングセルのユーザ装置101は、UL干渉セルから受信する干渉信号の送信元のユーザ装置の識別情報を把握できる。ユーザ装置101は、当該識別情報を含む測定報告を基地局201に送信することで、基地局201(及び協調する他の基地局)は、UL干渉の元となるユーザ装置を把握でき、当該ユーザ装置に対し、干渉低減のためのスケジューリングを実施することができる。
 (実施例4)
 実施例4は、図7のS103で示した測定報告(measurement report)に関連する実施例である。実施例4は以下のオプション1、オプション2、オプション3に分けられる。
  <実施例4:オプション1>
 オプション1では、ユーザ装置101は、測定により得られた測定結果を基地局201に報告しない。この場合、ユーザ装置101が、干渉抑圧機能を持つAdvanced受信機(例:MMSE-IRC受信機)を有すると想定している。
 ユーザ装置101は、干渉信号の測定に基づき、共分散行列を取得し、当該共分散行列を使用して干渉抑圧を行う。また、ユーザ装置101が、干渉セルの参照信号(NZP CSI-RS、DMRS)を受信する場合、干渉信号の復号を行うことにより、干渉キャンセル(SIC)を行うこととしてもよい。
  <実施例4:オプション2>
 オプション2では、ユーザ装置101は、2つのCQIを基地局201に報告する。例えば、ユーザ装置101は、UL干渉セルからの干渉量のみを考慮したCQIと、UL干渉セルからの干渉量とDL干渉セルからの干渉量を考慮したCQIとの2つのCQIを取得(算出)する。あるいは、DL干渉セルからの干渉量のみを考慮したCQIと、UL干渉セルからの干渉量とDL干渉セルからの干渉量を考慮したCQIとの2つのCQIを取得(算出)する。そして、ユーザ装置101は、これら2つのCQIそれぞれを基地局201に送信する。UL干渉セルはUL干渉端末であってもよい。また、ユーザ装置101は最も干渉量が強い測定用の設定に対応するCQIと識別子を報告してもよい。DL干渉であるかUL干渉であるかに関わらず、報告可能なCQIの数Nに対して、干渉が強い上位N個の測定用の設定に対応するCQIと識別子を報告してもよい。
 受信した2つのCQIに基づいて、基地局201は、例えば、協調スケジューリング(coordination scheduling)を行うことで、ユーザ装置101への干渉を低減させる。例えば、干渉セルの基地局において、ユーザ装置101に対する干渉となっていたリソースを変更する、当該リソースでの信号送信の電力を小さくする等の制御が実施される。
  <実施例4:オプション3>
 オプション3では、UL干渉セルからの干渉量のみを考慮したCQIと、UL干渉セルからの干渉量とDL干渉セルからの干渉量を考慮したCQIのいずれであるかに関わらずに、ユーザ装置101は1つのCQIを基地局201に報告する。
 例えば、ユーザ装置101は、UL干渉セルからの干渉量のみを考慮したCQI、あるいは、UL干渉セルからの干渉量とDL干渉セルからの干渉量を考慮したCQIのいずれかを取得すると、当該CQIを基地局201に送信する。
 受信したCQIに基づいて、基地局201は、例えば、リンクアダプテーションにより、ユーザ装置101への干渉を低減させる。例えば、MCSを干渉に強い値に設定するといった制御がなされる。なお、リンクアダプテーションはいずれの例でも適用可能である。
 実施例4のオプション1~3において、ユーザ装置101が基地局201に報告する情報をCQIとしたが、これは一例である。例えば、ユーザ装置101が基地局201に対し、干渉量(例:干渉信号のRSRP)を報告してもよい。当該干渉量は、UL干渉セルからの干渉量であってもよいし、UL干渉セルからの干渉量とDL干渉セルからの干渉量の合計(両者を区別しない)であってもよいし、DL干渉セルからの干渉量であってもよいし、UL干渉セルからの干渉量とDL干渉セルからの干渉量(両者を区別)であってもよい。また、前述したように、UL干渉セルからの干渉量と、当該干渉量の元のなる干渉信号(CSI-RS、DMRS等)に含まれていたユーザ装置の識別子を基地局に通知してもよい。
 (装置構成)
 以上説明した実施の形態の動作を実行するユーザ装置100及び基地局200の機能構成例を説明する。ユーザ装置100及び基地局200はそれぞれ、本実施の形態で説明した全ての機能(ユーザ装置100についてはユーザ装置101、102、103の機能、基地局200であれば基地局201、202、203の機能)を備える。ただし、ユーザ装置100及び基地局200はそれぞれ、本実施の形態で説明した全ての機能の中の一部の機能を備えることとしてもよい。
 <ユーザ装置100>
 図29は、ユーザ装置100の機能構成の一例を示す図である。図29に示すように、ユーザ装置100は、信号送信部110と、信号受信部120と、設定情報格納部130と、測定部140を含む。図29に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。なお、信号送信部110、信号受信部120をそれぞれ送信機、受信機と称してもよい。
 信号送信部110は、上位レイヤの情報から下位レイヤの信号を生成し、当該信号を無線で送信するように構成されている。信号受信部120は、各種の信号を無線受信し、受信した信号から上位レイヤの情報を取得するように構成されている。
 設定情報格納部130は、予め設定される設定情報と、ダイナミック及び/又はセミスタティックに基地局200等から設定される設定情報とを格納する。例えば、設定情報格納部130には、図7のステップS101において基地局200から受信した設定情報が格納される。測定部140は、信号受信部120で受信した信号に基づき、本実施の形態で説明した干渉量の測定を行う。また、測定部140は、CQI算出も行う。
 例えば、測定部140は、設定情報格納部130に格納された設定情報で指定されるリソースを使用して、干渉セルのアップリンク通信による干渉量を測定する。前記リソースは、例えば、ユーザ装置100のサービングセルにおいてダウンリンク信号が送信されないリソースである。また、前記リソースは、前記アップリンク通信が行われる干渉セルにおいて参照信号の送信用に設定されるリソースと重複するリソースであってもよい。
 また、信号送信部110は、測定報告を送信する。例えば、信号送信部110は、測定部140により測定されたアップリンク通信による干渉量、及び、当該アップリンク通信を実行したユーザ装置の識別情報を含む測定報告を基地局200に送信することができる。
 <基地局200>
 図30は、基地局200の機能構成の一例を示す図である。図30に示すように、基地局200は、信号送信部210と、信号受信部220と、スケジューリング部230と、設定情報管理部240、基地局間通信部250を含む。
 図30に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。なお、信号送信部210、信号受信部220をそれぞれ送信機、受信機と称してもよい。
 信号送信部210は、上位レイヤの情報から下位レイヤの信号を生成し、当該信号を無線で送信するように構成されている。信号受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した信号から上位レイヤの情報を取得するように構成されている。また、信号送信部210は、設定情報管理部240における設定情報に基づき、DCIを送信するとともに、送信したDCIの内容に基づきDLデータを送信する。また、信号受信部220は、送信したDCIの内容に基づき、ULデータを受信する。また、信号受信部220は、ユーザ装置100から測定報告を受信する。また、信号送信部210は、設定情報管理部240における設定情報に基づき、RRCメッセージ、MAC信号等を送信する。
 スケジューリング部230は、ユーザ装置100へのリソース割り当て等を行う。設定情報管理部240は記憶部を含み、予め設定される設定情報を格納するとともに、ダイナミック及び/又はセミスタティックにユーザ装置100に対して設定する設定情報を決定し、保持する。また、基地局間通信部250は、例えば、協調スケジューリングに必要な情報(干渉量等)、DMRSの設定情報、ZP CSI-RSの設定情報等を他の基地局との間で送受信する。
 <ハードウェア構成>
 上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図29~図30)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
 また、例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置100と基地局200はいずれも、本実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図31は、本実施の形態に係るユーザ装置100と基地局200のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ装置100と基地局200はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
 なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置と基地局のハードウェア構成は、図に示した1001~1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
 ユーザ装置100と基地局200における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
 プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
 また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図29に示したユーザ装置100の信号送信部110、信号受信部120、設定情報格納部130、測定部140は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図30に示した基地局200の信号送信部210と、信号受信部220と、スケジューリング部230と、設定情報管理部240と、基地局間通信部250は、は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
 メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
 ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
 通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、ユーザ装置100の信号送信部110及び信号受信部120は、通信装置1004で実現されてもよい。また、基地局200の信号送信部210及び信号受信部220及び基地局間通信部250は、通信装置1004で実現されてもよい。
 入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
 また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
 また、ユーザ装置100と基地局200はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
 (実施の形態のまとめ)
 以上、説明したように、本実施の形態によれば、無線通信システムにおけるユーザ装置であって、リソースの設定情報を格納する設定情報格納部と、前記設定情報に基づいて、前記リソースを使用して、干渉セルのアップリンク通信による干渉量を測定する測定部と、を備えることを特徴とするユーザ装置が提供される。
 上記の構成により、干渉セルのアップリンク通信による干渉量を適切に測定することができる。
 前記リソースは、例えば、前記ユーザ装置のサービングセルにおいてダウンリンク信号が送信されないリソースである。本構成により、前記ユーザ装置のサービングセルにおいてダウンリンク信号の影響を受けることなく、干渉セルのアップリンク通信による干渉量を測定できる。
 前記リソースは、前記アップリンク通信が行われる干渉セルにおいて参照信号の送信用に設定されるリソースと重複するリソースであってもよい。この構成により、干渉セルから送信された参照信号を使用して干渉量を測定できるとともに、参照信号によりチャネル推定を行うことで、干渉セルから送信された干渉信号の復調も行うことができる。
 前記ユーザ装置は、前記測定部により測定された前記アップリンク通信による干渉量、及び、当該アップリンク通信を実行したユーザ装置の識別情報を含む測定報告を基地局に送信する送信部を更に備えることとしてもよい。本構成により、サービングセルの基地局(及び協調する他の基地局)は、UL干渉の元となるユーザ装置を把握でき、当該ユーザ装置に対し、干渉低減のためのスケジューリング等を実施することができる。
 (実施形態の補足)
 以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置100と基地局200は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置100が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局200が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
 また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
 本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
 本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
 本明細書において基地局200によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局200を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置100との通信のために行われる様々な動作は、基地局200および/または基地局200以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局200以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
 本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
 ユーザ装置100は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
 基地局200は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(enhanced NodeB)、gNB、ベースステーション(Base Station)、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
 本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
 本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
 「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
 本開示の全体において、例えば、英語でのa,an,及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
 以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
 本特許出願は2017年6月16日に出願した日本国特許出願第2017-119165号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2017-119165号の全内容を本願に援用する。
100 ユーザ装置
110 信号送信部
120 信号受信部
130 設定情報格納部
140 測定部
200 基地局
210 信号送信部
220 信号受信部
230 スケジューリング部
240 設定情報管理部
250 基地局間通信部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (5)

  1.  無線通信に使用されるリソースの設定情報を格納する設定情報格納部と、
     前記設定情報に基づいて、前記リソースを使用して、干渉セルのアップリンク通信による干渉量を測定する測定部と、
     を備えることを特徴とするユーザ装置。
  2.  前記リソースは、前記ユーザ装置のサービングセルにおいてダウンリンク信号が送信されないリソースである
     ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
  3.  前記リソースは、前記アップリンク通信が行われる干渉セルにおいて参照信号の送信用に設定されるリソースと重複するリソースである
     ことを特徴とする請求項1又は2に記載のユーザ装置。
  4.  前記測定部により測定された前記アップリンク通信による干渉量、及び、当該アップリンク通信を実行したユーザ装置の識別情報を含む測定報告を基地局に送信する送信部
     を更に備えることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  5.  無線通信に使用されるリソースの設定情報を設定情報格納部に格納するステップと、
     前記設定情報に基づいて、前記リソースを使用して、干渉セルのアップリンク通信による干渉量を測定する測定ステップと、
     を備えることを特徴とする、ユーザ装置が実行する干渉測定方法。
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