JPWO2018141325A5 - - Google Patents

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本発明は、使用者の有歯顎に適合され、横断面が略U字形又は溝形のバーから成る深絞り可能な合成樹脂製の、好ましくはエチレンビニルアセテート(EVA)製の歯牙保護装置であって、バーが、互いに積層された2の合成樹脂フィルムと、これらの間に存在する挿入物と共に、当該2の合成樹脂フィルムを有し、この挿入物は、特に使用者の口蓋に面しない中央の前方領域内に設けられていて、使用者の複数の歯牙に相当する横延在部を有し、且つ部分的に被覆可能な歯牙先端領域から歯肉にまでの寸法に相当する幅を有する当該歯牙保護装置に関するものであり、並びに歯牙保護装置を製造するための方法に関する。
上記の種類の歯牙保護装置は、従来の技術で公知である。現在まで、このような歯牙保護装置は、深絞り部材として製造されてきた。この場合、製する目的のため、まず、対応する患者の有歯顎の中空型が、印象材を用いた型取りによって成形され。次いで、この中空型は、有歯顎のモデルに使用することができるように、注入可能で、硬化可能な化合物で充填することに使用される。次いで、歯牙保護装置製造するためこのモデル上には、第一の深絞りフィルムが、有歯顎の輪郭が成形されるように、載せられ加熱され、好ましくは真空によって又は過圧によっても、モデル上成形される。その後又は同時に、実際に、口腔保護装置内に挿入物を生じさせるものである別の深絞りフィルムが載せられる。その結果、この口腔保護装置は、特定の領域内で材的により強く且つより高い耐久性で形成され得る。別の深絞りフィルムが、この挿入物上に装着される。続いて、別の深絞り工程が実施され、その結果、挿入部材と第二の深絞りフィルムとが、モデル上でも第一の深絞りフィルム重なるように装することができる。こうして深絞りされた個々の部材の組み合わせ、冷却後に取り外すことができる。その結果、完成した歯牙保護装置を使用することができる。
従来の構成は、その形状、層厚及び柔軟性等に関して非常に制限された歯牙保護装置を提供するためだけに適していた。何故なら、当該挿入部材の層厚が異なって調整され得ず、当該挿入物の材料の相対硬度に起因して、当該挿入物が、歯牙保護装置によって保護されるべき顎のより小さい領域だけに施され得るだけであり、例えば顎の中心の左右のそれぞれ3つの歯の領域だけに施され得るからである。
このような歯牙保護装置は、特にアスリートを保護するために頻繁に使用される。この場合、歯牙保護装置がこの歯牙保護装置内に存在する挿入物によって、打撃力や衝撃力をより大きな面積で分散させることに役立つ。異なるスポーツの場合、異なる傷害パターンが引き起こされる。例えばホッケーの場合、面積パッド入りのグローブが大きな領域に当たるボクシングとは対照的に、ホッケースティックは非常に大きな力で非常に小さな領域に当たる。それ故に、完全な保護効果を保証するためには、歯牙保護装置がスポーツに適合される必要がある。これは、従来の技術では限られた範囲でのみ可能である。通常、深絞りで製造される従来の歯牙保護装置の場合、層厚3mmのフィルムが使用される。これら深絞りフィルムは、高い着心地を持つ比較的弾力のあるフィルムである。一般に、挿入部材はより硬いので、深絞り工程組み込むことは非常に難しい。この理由から、従来の挿入物は、顎の限られた領域内だけで使用可能であり、好ましくは中から左右3つの歯の前方の領域内だけで使用可能である。歯牙保護部をより大きく拡張することは、ほとんど不可能であり、一般的ではない。何故なら、より大きい挿入部材のための深絞りでは、対応する変形を実現することは難しいからである。
オーストリア実用新案第7980号明細書から、挿入物をフィルム層として有する歯牙保護装置が公知である。この場合、フィルムは、グラフィック印刷されている。当該明細書に記載のこの歯牙保護装置は、深絞り方法にしたがって製造される。
仏国特許出願公開第2576798号明細書が、複数のフィルムから成る歯牙保護装置を開示する。この場合、挿入物が、硬いフィルムによって形成されている。この挿入物は、柔軟な2つのフィルム間に配置されている。これらのフィルムは、公知の方法で加熱及び過圧によってモデル上に被覆成形される。
オーストリア実用新案第7980号明細書 仏国特許出願公開第2576798号明細書
本発明の課題は、従来の技術から出発して、この種類の歯牙保護装置を提供すること、及び同様に、この歯牙保護装置を製造するための方法を提供することある。この場合、様々なスポーツの種類に対するより良好な適合が達成されなければならず、より広い幅にわたる、すなわち中心から左右に3つの歯にわたるだけではない使用者の有歯顎のより良好な保護が達成されなければならない。
この課題を解決するため、本発明は、挿入物が三次元印刷機によって製造され光硬化性合成樹脂又はレーザ硬化性合成樹脂製の三次元の成形品であることを企図する。この場合、成形品の層厚が変更されるか、又は成形品の寸法、歯の長手方向に又はこの長手方向に対して横方向に拡張されている。
本発明によれば、挿入物が、三次元印刷機によって製造される。その結果、これにより、光硬化性合成樹脂又はレーザ硬化性合成樹脂製の三次元成形品が提供される。この挿入物は、深絞り可能な合成樹脂フィルム間に挿入することができ成形工程を後退させる可能性がある。この場合、三次元印刷機によって製造された成形品を深絞りでさらに加工する必要はないがこの成形品は、そのもともと製造された形とサイズと寸法と厚さとで挿入され、モデル上深絞り可能な第一の合成樹脂フィルムを成形した後にこのフィルム上に装着され、正しい位置に位置決めされる。次いで、深絞り可能な第二のフィルムが装着され、且つ深絞りされる。その結果、完全な歯牙保護装置が提供される。
好ましくはエチレン酢酸ビニ共重合体フィルム(EVA)が、深絞り可能なフィルムとして使用される。三次元印刷機によって製造された成形品である挿入物は、対応する使用目的に非常に簡単に適合することができる。当該使用目的では、成形品の層厚が変更されるか、又は、成形品の寸法が、歯の長手方向に又は当該長手方向に対して横方向に拡張される。この場合、従来の技術で一般的であるように、深絞り成形品を形成する必要がないので、寸法上の制限は原則的にない。
特に好ましくは、挿入物は、アクリレート、メタクリレート、エポキシド、ビニルエーテル、ビニルエステル、スチレン誘導体、チオール―エン系又はこれらの混合物から成る成形品であることが企図されている。
このような材料は、光硬化性合成樹脂又はレーザ硬化性合成樹脂であり、歯牙保護装置用の個々の成形品が、製造方法において当該合成樹脂から製造することができる。
さらに、成形品が染料を含むことが好ましい。
先述の好ましくは加工された光硬化性合成樹脂は、染料及び別の開始剤を含み得る。その結果、異なる色を使用することによって異なる製品世代を識別することができる。
特に好ましくは、挿入物が異なる硬度を有する材料から成ることが企図されている。
三次元印刷で製造された挿入物は、簡単な方法で負荷に対応するように様々な硬度を有し得る。この場合、非常に優れた製品を提供するため、硬単一の挿入物で変更することができる
この場合、特に、挿入物が、35から90のショアA硬度の材料から成ることが企図されている。
さらに、挿入物は、6個の歯の幅よりも広い幅に相当する、好ましくは10個の歯までの幅に相当する、特に好ましくは使用者の有歯顎の全長に相当する横延在部を有することが企図されている。
三次元印刷部品の形で挿入物を形成することによりその三次元印刷部品が、実質的に保護されるべき顎全体にわたって、横方向に延在することができる。さらに、挿入物の高さの延在部は、歯牙の先端まで、又はこれらの先端を超えてもよい。この場合、対応する曲げ又は丸みを設けることができる。これらすべては、三次元印刷方法の実行中に簡単に実現することができる。
好ましくは、挿入物の層厚が、0.5mmから5mmであることが企図されている。
このような層厚は、実施されるスポーツに応じて変更され且つ企図される。これは、挿入物は、深絞り工程によってさらに成形される必要がないので、5mmまでの比較的厚い形が可能である。
合成樹脂フィルムは、少なくとも部分的に不透明であることも企図され得る。
合成樹脂フィルムの少なくとも部分的に不透明な形の場合、挿入部材が、ラミネートされるか又は部分的若しくは完全に目視不可能になる。
挿入物が、空洞、くぼみ及び/又は穿孔を有することも企図され得る。
この実施形態は、特別な方法で歯牙保護装置を形成することを可能にする。例えば、空洞くぼみ又は穿孔によって軽量化を達成することが可能である。のような形によって、挿入物の機械的な弾力性も一定の影響を受ける可能性がある。挿入物は、また、例えば格子構造の形状でこのような形態を有し得る。
この場合好ましくは、空洞、くぼみ及び/又は穿孔が、合成樹脂フィルムの材料で充填されていないことが企図されている。
対応する形態により、深絞りで別の合成樹脂フィルムが装着されている場合でも、空洞等が保持されたままである。その結果、別の合成樹脂フィルムが装着されている場合でも、対応するによって望まれる機能が維持されたままである。
特に、空洞くぼみ及び/又は穿孔の少なくともいくつかが、ゲルで充填されていることも企図され得る。
このような形は、例えば衝撃吸収を向上させるのに役立ち得る。
加えて、好ましくは、挿入物のすべての面が、合成樹脂フィルムによって突出し、及び合成樹脂フィルムが、突出し領域内で直接積み重なり且つ互いに積層されていることが企図されている。
のような形によって、機械的な保持(独語:mechanische Retentionen)が省略できるようになる。何故なら、しっかりとした機械的な保持(独語:mechanischer Halt)生じ、位置の変更を排除することができるからである。
最終製品、つまり歯牙保護装置の場合、挿入物のすべての面が、合成樹脂フィルムによって突出されている。これらの合成樹脂フィルムは、突出している領域内のみ)直接に互いに重なり合って接続されている。その結果、結合力及び位置決めが達成されている。
さらに、挿入物が、好ましくはその長手延在部に対して横方向に少なくとも1つの目標破断箇所を有することが企図され得る。
このような歯牙保護装置は、特定の使用、即ち特定のスポーツで、様々に起こり得る負傷パターン考慮することができるように、目標破断箇所を有し得る。目標破断箇所のこのような形態が、どの程度まで及びどの場所に有益であるかは、個々の場合ごとに決定しなければならない重要なのは、三次元印刷機を用いて成形品を製造する際に、このような目標破断箇所簡単に設けることができるという事実である。
入物が、放射線不透過材料から成り、特にX線不透過であることも企図され得る。
射線不透過材料は、例えば鉛ゴム材料でもよく、当該鉛ゴム材料は、その構造に起因して、使用される深絞りフィルムとは対照的にX線不透明である、即ちX線画像で目視可能である。アスリートがこのような歯牙保護体を望ましくない状態で吸引し、極端な場合には嚥下した場合、緊急手術を実施するため、口腔保護座部簡単な方法で使用者の身体中において放射線で視認することができる。
より特別な利点は、有歯顎に隣接した第一の合成樹脂フィルムが歯顎の形に適合た輪郭を有し、挿入物第一の合成樹脂フィルムに面し、この第一の合成樹脂フィルムに当接する側に、同じ輪郭を有、及び挿入物上に装着された第二の合成樹脂フィルムは、この挿入物に当接している側と、当接する領域の第一の合成樹脂フィルムの上で突出している部分とが、挿入物の外側第一の合成樹脂フィルム当接面との形状に沿って、平面状に当接する点にある。
三次元印刷による歯牙保護装置の特別な製造方法によれば、挿入物が、深絞り工程中に有歯顎の輪郭を受ける第一の合成樹脂フィルムに面した側で、同様にそのような輪郭を設けることが可能である。その結果、挿入物と第一の合成樹脂フィルムとの間のより確実な密着が達成される。これは、従来の技術では達成が困難である。
第二の合成樹脂フィルムの装着も、挿入物への正確適合をもたらす。その結果、部材の互いに対するより確実な固定と優れた位置保持とが共に、最終状態で達成される。
さらに、合成樹脂フィルムは、この合成樹脂フィルムが互いに直接重な領域で互いに固接合され、且つ成形品が、合成樹脂フィルムの間に位置決めされているが、これらの合成樹脂フィルムと結合することな僅かに可動に保持されていることが、好ましくは企図されている。
さらに、本発明の主題は、特に請求項1から17のいずれか1項に記載の歯牙保護装置を製造するための方法である。有歯顎の中空型が、印象材を用いた型取りによって成形され、中空型は、注入可能で、硬化可能な化合物で充填され、したがって、有歯顎のモデルが製造され、これは、好ましくは硬化、特に軽硬化され、第一の深絞りフィルムモデル上に載せられ加熱され、真空又は過圧によってモデル上へ成形することで、有歯顎の輪郭が形成される
本発明によれば、対応する歯牙保護装置を製造するため、挿入物装着べきである領域内の形状データがモデルによってまだ保持されるこのように成形された第一の深絞りフィルムの面からスキャナによって取得され、データロガー/データ記憶装置に記憶され、データ記憶装置から呼び出されたデータを用い、挿入物に対して重要な、例えば材料の層厚のようなデータを付加しつつ、製造プロセスを用いることで、三次元成形品が印刷機によって製造され、こうして製造された三次元成形品は、挿入物としてモデル上にあり深絞りされている第一の深絞りフィルム上に装着され、引き続き、第二の深絞りフィルムが、挿入物上に、且つ挿入物それぞれの方向に突出している第一の深絞りフィルムの領域上に載せられ加熱され、真空又は過圧によって成形され、その後に好ましくは冷却が実施され、次いで、完成した歯牙保護装置がモデルから取り外されることが、企図されている。
従来の方法では、まず、有歯顎の中空型が、印象材を用いた型取りによって製造される。次いで、この中空型は、有歯顎のモデルを製造するために使用される。次いで、第一の深絞りフィルムが、このモデル上に載せられ加熱され、好ましくは真空によってモデル上に成形される。その結果、このモデルの輪郭が形成されている。デルによってまだ保持されるこのように成形された第一の深絞りフィルムの面から、例えばスキャナで形状が把握され、形状データは、特に、挿入物を装着すべき領域内で記憶され、データロガー記憶装置に転送され、保存される。データ記憶装置から呼び出すことができるデータを用い、製造プロセスによって製品の為の、例えば材料の層厚のような、重要なデータをさらに付加しつつ、印刷機によって三次元成形品製造することができる。このように製造されている三次元成形品は、モデル内にある深絞りされている第一の深絞りフィルム上に装着される挿入物を形成する。正確な位置での位置決めは、挿入物が、第一の深絞りフィルムに面した面に対応して輪郭付けされていることによって簡略化されている。その結果、正確な密着が、これらの輪郭を適切に適合することによって達成される。引き続き、第二の深絞りフィルムが、挿入物と挿入物がそれぞれの方向に突出し第一の深絞りフィルムの領域上とに載せられ加熱され、成形される。その後、冷却施することができるか、又は空気による冷却施することもできる。十分な冷却が行われると、完成した歯牙保護装置を、モデルから取り外すことができ、使用することができる。
好ましくは、空気が、深絞りでの成形用の媒体として使用される。
好ましくは、第一の深絞りフィルムは、2枚のフィルムが互いに重なり合領域内で真空又は過圧によって第二の深絞りフィルムと固且つ剥離不可能に互いに接合され、特に積層され一方で、これらの深絞りフィルムの材料が、挿入物の材料と結合を形成しないことが企図されている。
この製造方法の効果は、すでに歯牙保護装置の特徴に関して特定されている。
本発明の図示した実施の形態は、図面に示されていて、以下で詳しく説明されている。
完全な歯牙保護装置の正面図である。 本発明の歯牙保護装置の部品の分解図である。 歯牙保護装置の詳細の正面図である。 図2による複数の部品が互いに接合されている場合の正面図である。
図1には、完全な歯牙保護装置1が示されている。歯牙保護装置は、使用者の有歯顎に適合され、横断面が略U字形のバーから成る深絞り可能な合成樹脂から成り、好ましくはエチレンビニルアセテート(EVA)から成る。バーは、互いに積層された2の合成樹脂フィルム間に存在する挿入物2と共に、当該2の合成樹脂フィルムを有する。この挿入物2は、有歯顎の複数の歯に対応する長さを有し、及び好ましくは使用者の口蓋に面しない有歯顎の中央の前方領域内に設けられている。幅、歯牙から歯肉までの高さにほぼ相当する。
挿入物2は、三次元印刷機によって製造された光硬化性又はレーザ硬化性合成樹脂から成る成形品である。このような挿入物2は、全体にわたって同一の材料と同一の硬度とから成り得る。しかし、例えば、挿入物の中領域では、挿入物2の両端部領域よりも高い硬度であるように、挿入物、異なる硬度の材料で構成することもできる。挿入物2の層厚は、例えば0.5mmから5mmでもよく、その長さ及び高さを変更できる。図1による完成した歯牙保護装置の場合、挿入物2のもはや目視不可能な全面が、合成樹脂によって覆われている。この場合、合成樹脂フィルムが、突出している領域内で、互いに接重なり合っていて、互いに積層されている。その結果、部材のより確実でより強固な密着とより確実な接合とが達成される。
有歯顎に最初に隣接すべき第一の合成樹脂フィルム3は、有歯顎の形に適合された輪郭を有する。挿入物2は、第一の合成樹脂フィルム3に面し、この第一の合成樹脂フィルム3に当接する側に、同じ輪郭を有する。挿入物2上に装着された第二の合成樹脂フィルム4は、挿入物2に当接し且つ突出領域内で第一の合成樹脂フィルム3に当接しに対応して適合したを有する。この形は、深絞り工程によって製造される。したがって、部が互いに完全に当接することが、達成され保証される。合成樹脂フィルム13は、これらの合成樹脂フィルム13が直接重なり合っている領域内で互いに不動に接合されている。合成樹脂フィルム3、4の間に位置決めされているが、この合成樹脂フィルム3、4と接着せずに配置されている成形品2は、合成樹脂フィルム3、4から全方向に突き出る
このような歯牙保護装置1を製造するため、まず、有歯顎の中空型が、印象材を用いた型取りによって成形される。の中空型は、注入可能で、硬化可能な化合物で充填される結果、有歯顎のモデル5が製造される。製造工程では、図2の下方の領域に示したように、第一の深絞りフィルム3がモデル5上に載せられ加熱され、且つとりわけ空によってモデル5上に成形される。この場合、有歯顎の輪郭が、フィルム内で成形される。このように形成され、好ましくはモデル5によって依然として保持されている第一の深絞りフィルム3の面からは、形状と同様の基本的なデータがスキャナによって把握され、そしてデータ記憶装置に伝送される。データ記憶装置では、例えば挿入物の層厚に関する別のデータが付加される。成形品2は、三次元印刷機を使用した製造プロセスによって製造される。この三次元印刷機で、製する目的のためのデータが読み取られ、処理される。こうして製造された三次元の成形品2は、モデル5上に存在する第一の深絞りフィルム3上に挿入物2として装着される。続けて、第二の深絞りフィルム4が、挿入物2上及び挿入物2をそれぞれの方向に突出した第一の深絞りフィルム3の領域上に載せられ加熱され、及び好ましくは真空によって成形される。これによって、図1に示されるような製品が製造される。
本発明は、実施に限定されるものではなく開示の範囲内で様々に変更可能である。
説明及び/又は図面において開示されているすべてしいの特徴及び組み合わせた特徴は、本発明にとって不可欠であるとみなされる。

Claims (20)

  1. 使用者の有歯顎に適合され、横断面が略U字形又は溝形のバーから成る深絞り可能な合成樹脂製の、好ましくはエチレンビニルアセテート(EVA)製の歯牙保護装置(1)であって、
    バーが、互いに積層された2の合成樹脂フィルム(34)と、これらの間に在する挿入物(2)と共に、当該2の合成樹脂フィルム(34)を有し、この挿入物(2)は、特に使用者の口蓋に面しない中央の前方領域内に設けられていて、及び使用者の複数の歯牙に相当する横延在部を有し、且つ部分的に被覆可能な歯牙先端領域から歯肉までの寸法に相当する幅を有する当該歯牙保護装置(1)において、
    入物(2)は、三次元印刷機によって製造された光硬化性合成樹脂又はレーザ硬化性合成樹脂製の三次元の成形品であり、
    形品の厚さが変更されるか、又は成形品の寸法が、複数の歯牙の長手方向に若しくは当該長手方向に対して横方向に拡張されていることを特徴とする歯牙保護装置(1)。
  2. 入物(2)は、アクリレート、メタクリレート、エポキシド、ビニルエーテル、ビニルエステル、スチレン誘導体、チオール―エン系又はそれらの混合物から成る成形品であることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 形品は、染料を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の装置。
  4. 成樹脂フィルム(34)は、透明な材料から成ることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 入物(2)は、異なる硬度を有する材料から成ることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 入物(2)は、35から90のショアA硬度の材料から成ることを特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 入物(2)は、6個の歯の幅よりも広い幅に相当する、好ましくは10個の歯までの幅に相当する、特に好ましくは使用者の有歯顎の全長に相当する横延在部を有することを特徴とする請求項1から6記載の装置。
  8. 入物(2)の層厚は、0.5mmから5mmであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 成樹脂フィルム(34)は、少なくとも部分的に不透明であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 入物(2)は、空洞くぼみ及び/又は穿孔を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
  11. くぼみ及び/又は穿孔は、合成樹脂フィルム(34)の材料で充填されていないことを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. くぼみ及び/又は穿孔のうちの少なくともいくつかは、ゲルで充填されていることを特徴とする請求項10又は11記載の装置。
  13. 入物(2)のすべての面が、合成樹脂フィルム(34)によって突出されていて、これらの合成樹脂フィルム(34)は、突出している領域内で直接に積み重なり且つ互いに積層されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 入物(2)は、好ましくはその長手延在部に対して横方向に少なくとも1つの目標破断箇所を有することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 入物(2)は、放射線不透過材料から成り、特にX線不透過であることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 歯顎に隣接すべき第一の合成樹脂フィルム(3)が、有歯顎の形に適合た輪郭を有すること、
    入物(2)は、第一の合成樹脂フィルム(3)に面し、この第一の合成樹脂フィルム(3)に当接する側に、同じ輪郭を有すること、及び
    入物(2)上に装着された第二の合成樹脂フィルム(4)は、この挿入物()に当接している側と、当接する領域の第一の合成樹脂フィルム(3)の上方で突出している部分とが、挿入物(2)の外側の輪郭と第一の合成樹脂フィルム(3)の当接面との形状に沿って、平面状に当接することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 成樹脂フィルム(34)は、この合成樹脂フィルム(34)が直接重なり合っている領域内で互いに固接合されていて、成形品(2)合成樹脂フィルム(34)間に位置決めされているが、この合成樹脂フィルム(34)と結合することな僅かに可動に保持されていることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の装置。
  18. 特に請求項1から17のいずれか1項に記載の歯牙保護装置(1)を製造するための方法であって、
    有歯顎の中空型が、印象材を用いた型取りによって成形され、中空型は、注入可能で、硬化可能な化合物で充填される結果、有歯顎のモデル(5)が製造され第一の深絞りフィルム(3)は、歯顎の輪郭が形成されるように、デル(5)上に載置し、加熱し、真空又は過圧によってモデル(5)上で成形する当該方法において、
    挿入物(2)装着べきである領域内の形状データが、好ましくはモデル(5)によって依然として保持されるこのように成形された第一の深絞りフィルム(3)の面からスキャナによって取得され、データロガー/データ記憶装置に記憶され、
    ータ記憶装置から呼び出されたデータを用い、挿入物(2)に対して重要な、例えば材料の厚さのようなデータを付加しつつ、製造プロセスを用いることで、三次元成形品が印刷機によって製造され、
    こうして製造された三次元成形品は、挿入物(2)としてモデル(5)上に存在深絞りされている第一の深絞りフィルム(3)上に装着され、
    引き続き、第二の深絞りフィルム(4)が、挿入物(2)上に、且つ挿入物(2)それぞれの方向に突出している第一の深絞りフィルム(3)の領域上に載せられ加熱され、真空又は過圧によって成形され、その後に好ましくは冷却が実施され、
    次いで、完成した歯牙保護装置(1)がモデルから取り外されることを特徴とする方法。
  19. 空気が、真空又は過圧による成形用の媒体として使用されることを特徴とする請求項18記載の方法。
  20. 一の深絞りフィルム(3)は、2枚のフィルムが互いに重なり合領域内で真空又は過圧によって第二の深絞りフィルム(4)と固且つ剥離不可能に互いに接合され、特に積層され一方で、これらの深絞りフィルムの材料が、挿入物(2)の材料と結合を形成しないことを特徴とする請求項18又は19のいずれか1項に記載の方法。
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