JPWO2018138814A1 - 飛行時間型質量分析装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、設置サイトまで搬送する際に生じる精度の低下を防止する方策を施した質量分析装置(TOFMS)を提供する。飛行空間を飛行するイオンの飛行時間に基づいて質量分離を行う飛行時間型TOFMSであって、イオンを輸送するイオン輸送部(12,14,15)、該輸送されたイオンを受け取り、該イオンを前記飛行空間に導入するように加速する加速部(押出し電極(161)等)と、前記飛行空間を内部に有する飛行部と、前記イオン輸送部及び前記加速部、並びに前記飛行部の少なくとも一部を囲う第一真空容器(18A)と、第一真空容器(18A)を載置したシャーシ(19)と、前記加速部により加速され飛行空間に導入されたイオンの飛行軌道を反転させる反射部(リフレクトロン164)及び第一真空容器(18A)の端に取り付け可能な前記反射部を囲う第二真空容器(28)とが固定された反射部ユニット(20)とを備える。搬送時に反射部ユニット(20)をそれ以外の部分から分離することができるため、それ以外の部分は例えばシャーシ(19)に設けたキャスター(191)で容易に移動させ、反射部ユニット(20)はキャスター(191)での移動による振動の影響を受けることなく移動させることができる。

Description

本発明は飛行時間型質量分析装置(Time-of-Flight Mass Spectrometer、以下「TOFMS」と略す)に関する。
一般に、TOFMSでは、試料成分由来のイオンに一定の運動エネルギを付与して一定距離の空間を飛行させ、その飛行に要する時間を計測して該飛行時間からイオンの質量電荷比を算出する。
TOFMSでは、前段において、生成したイオンを一旦トラップして所定の狭い質量電荷比範囲内のイオンのみを選択したり、イオンを開裂する等の操作を行う等、様々な処理を行い、後段のTOF部によりイオンをその質量電荷比(m/z比)に応じて高精度に分離することができる。その高精度分離という特長を更に生かすため、後段のTOF部においては、イオンの飛行距離を延ばすためのリフレクトロンを備えたものが多く用いられる。
このようなTOFMSの一例として、タンデム型質量分析装置の概略構成を図7に示す(特許文献1)。このタンデム型質量分析装置は、真空容器18の内部に、イオン源11と、四重極マスフィルタ12と、内部にイオンガイド14が配設されたコリジョンセル13と、イオントラップ15と、リフレクトロン型である飛行時間型質量分離器16と、イオン検出器17とを備える。なお、通常、イオン源11と四重極マスフィルタ12との間やそれ以外の適宜の箇所に、イオンを後段へと効率よく輸送するためのイオンガイドやイオンレンズなどのイオン光学素子が設けられるが、ここではそれらについては記載を省略している。図7では、イオントラップ15は、リング電極151を挟んで一対のエンドキャップ電極152、153を設けた3次元四重極型の構成であるが、イオンを蓄積可能であればよく、リニアイオントラップ等に置換されることもある。
飛行時間型質量分離器16は、前段のイオン源11からイオントラップ15まで飛行してきたイオンをそれに垂直な方向に加速する直交加速型のイオン加速部として、押出し電極161とグリッド電極162とを有する。そして、該前段のイオン飛行軸と直交する後段のTOFMS飛行空間163の後端(図7では下端)には、多数の板状電極からなるリフレクトロン164が配置されている。
前段のイオン源11において、試料に含まれる各種化合物がイオン化され、四重極マスフィルタ12において、予め指定された特定の質量電荷比を有するプリカーサイオンのみがそこを通過する。プリカーサイオンはコリジョンセル13の内部で開裂され、様々な断片(プロダクトイオン及びニュートラルロス)に分解される。開裂により生成されたプロダクトイオン及び開裂しなかったプリカーサイオンはイオントラップ15内に導入され、そこに捕捉される。イオントラップ15では、一旦捕捉したイオンをパケット状に射出し、飛行時間型質量分離器16のイオン加速部に送り出す。
イオンパケットがイオン加速部に到達したタイミングで、押出し電極161及びグリッド電極162に所定電圧を印加することにより、イオンパケットに含まれる各イオンにそれぞれ初期エネルギを与えてその進行方向と略直交する方向に加速する。加速されたイオンは飛行空間163に導入され、リフレクトロン164により形成された反射電場の作用で折返し飛行し、最終的にイオン検出器17に到達する。
リフレクトロンを用いたTOFMSでは、前記のようにイオンの飛行距離を延ばすという理由の他、次の理由により、高精度な分析が可能となる。
TOFMSは、目的化合物由来のイオンに一定の加速エネルギを付与して一定距離である空間を飛行させ、その飛行に要する時間を計測して飛行時間からイオンの質量電荷比を求める。質量電荷比が同じであっても、加速前に個々のイオンが持つ初期エネルギがばらついていると、そのばらつきが飛行速度の相違に反映され、イオン検出器に到達する際に時間ずれが起こる。この時間ずれが質量分解能の低下をもたらす。そのため、TOFMSにおいて高い質量分解能を達成するには、イオンが持つ初期エネルギのばらつきの影響を軽減することが重要である。
初期エネルギにばらつきがある同一質量電荷比のイオンの飛行時間を収束させるには、反射電場によってイオンの飛行軌道を反転させるリフレクトロンが有効である。即ち、リフレクトロンにより形成される反射電場中にイオンが入射すると、同一質量電荷比であっても相対的に大きなエネルギを有するイオンほど奥まで進んで折り返す。そのため、相対的に大きなエネルギを有し飛行速度が速いイオンほど実質的な飛行距離が長くなり、それによって飛行時間のずれが修正される。これにより、リフレクトロン付TOFMSでは同一の質量電荷比を有するイオンの時間収束性(又はエネルギ収束性)を高め、質量分解能を改善することができる。
特開2014-165053号公報
上記構成を有するTOFMSは、実際の製品では、前段部やTOF部といった各要素(ユニット)が真空容器18に収納され、全体がシャーシ19上に固定される。工場においてこうして組み立てられ、製造されたTOFMSは、トラック等によりユーザの使用場所(以下、これを設置サイトと呼ぶ。)まで搬送される。その際、設置サイトの近くの積み卸し拠点まではトラック等により輸送されるが、トラック等から積み降ろした後、設置サイトまでは、前記シャーシの下面に取り付けられたキャスター191により、あるいは(シャーシにはキャスターを設けずに)キャスター付きの台車に搭載して移動されていた。移動後は、ストッパー192により固定される。
ところが、こうして設置サイトまで搬送したTOFMSを実際に使用すると、工場出荷時に得られた(作り込まれた)精度と同程度の精度が得られない場合がある。
本発明は、このような、設置サイトまで搬送する際に生じる精度の低下を防止する方策を施したTOFMSを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために成された本発明に係る飛行時間型質量分析装置は、飛行空間を飛行するイオンの飛行時間に基づいて質量分離を行う装置であって、
a) イオンを輸送するイオン輸送部と、
b) 該輸送されたイオンを受け取り、該イオンを前記飛行空間に導入するように加速する加速部と、
c) 前記飛行空間を内部に有する飛行部と、
d) 前記イオン輸送部及び前記加速部、並びに前記飛行部の少なくとも一部を囲う第一真空容器と、
e) 前記第一真空容器を載置したシャーシと、
f) 前記加速部により加速され前記飛行空間に導入されたイオンの飛行軌道を反転させる反射部と、前記第一真空容器の端に取り付け可能な、前記反射部を囲う第二真空容器とが固定された反射部ユニットと
を備えることを特徴とする。
上記飛行部には、四重極マスフィルタ等、イオン源で生成されたイオンが水平方向に飛行する空間を内部に有する様々な装置が含まれ得る。
上記課題を解決する方策を探る中で、本発明者は、前記精度の低下は、TOFMS中の、特にリフレクトロンにその一因があることを見いだした。すなわち、リフレクトロンは、中心軸を揃えられた、互いに平行に配列された多数のドーナツ状の平板電極により構成されるが、前述のようにイオンを反射する際、初期エネルギのバラツキを補償するような電場を形成するために、各電極板の配置には高い精度が要求される。しかし、工場でリフレクトロンを高い精度で製造しても、搬送時の振動によりその配置がずれることがあり、これがTOFMS全体としての精度低下につながる。
本発明に係るTOFMSでは、反射部ユニットを第一真空容器及び該第一真空容器に収容された飛行部の部分から分離することができるため、該TOFMSを完成した工場からそれを使用する設置サイトに搬送し、そこに設置する際、次のように行う。
(1) まず、完成したTOFMSを、イオン輸送部、加速部、飛行部(の少なくとも一部)、第一真空容器、及びそれらを載置したシャーシ(以下、これらをまとめて本体ユニットと呼ぶ。)と、反射部ユニットとに分離する。
(2) 本体ユニットと反射部ユニットを設置サイトの近くの積み卸し拠点までトラック等の輸送手段により輸送する。ここで、少なくとも反射部ユニットについては、それに振動を与えないように、特別の注意を払った方法により輸送を行う。
(3) 積み卸し拠点で本体ユニット及び反射部ユニットを輸送手段から降ろす。本体ユニットは、シャーシにキャスターを設けておくか、キャスター付きの台車に搭載し、それらキャスターを用いて設置サイトまで移動させる。この際、キャスターの回転に伴う振動が発生するが、本体ユニットには反射部ユニットが固定されていないため、反射部ユニットが振動により影響を受けることはない。
(4) 反射部ユニットは、積み卸し拠点から、キャスターによる移動よりも振動の少ない手段・方法で、設置サイトまで移動させる。この移動は、床上に設置したレール上を滑動させることにより行ってもよいし、人力で運搬することにより行ってもよい。
(5) 設置サイトにおいて、先に移動され、そこで固定された本体ユニットの飛行部の端に反射部ユニットの反射部を取り付け、第一真空容器の端に第二真空容器を取り付け、それぞれ固定する。これにより、設置サイトにおいて該TOFMSの組み立てが完成し、使用可能となる。
本体ユニットの輸送を容易にするために、前述のように、シャーシはキャスターを備えることが望ましい。
本発明に係るTOFMSにおいて、前記第二真空容器を、振動を吸収するためのダンパーを介してサブシャーシ上に固定し、該サブシャーシを前記シャーシに固定可能としてもよい。これにより、本体ユニットと反射部ユニット相互の固定がより確実となる。
また、このサブシャーシにもキャスター(サブシャーシキャスター)を設けてもよい。これにより、反射部ユニットの移動が容易となる。この場合、前記ダンパーにより、移動時における振動の影響が反射部に及ぶことが軽減される。なお、サブシャーシキャスターによる移動時の振動に対して適切な対策が講じられれば、このダンパーは無くてもよく、あるいは第二真空容器に直接サブシャーシキャスターを設けてもよい。
前記シャーシの底面の、前記第一真空容器に前記第二真空容器が取り付けられる位置(取り付け位置)の直下を含む部分に、前記反射部ユニットを挿入可能な切欠きを有することが望ましい。これにより、反射部ユニットを移動させて切欠きに挿入することで、取り付け位置の直下に反射部ユニットを容易に搬入することができ、取り付け作業が容易になる。特に、反射部ユニットがサブシャーシキャスターを有する場合には、サブシャーシキャスターを用いた移動だけで反射部ユニットを取り付け位置の直下に搬入することができるため、一層、取り付け作業が容易になる。
本発明に係るTOFMSでは、反射部ユニットを第一真空容器及び該第一真空容器に収容された飛行部の部分から分離することができるため、該TOFMSを完成した工場から設置サイトまで輸送する際、特に設置サイトの近くの積み卸し拠点から該設置サイトまでの輸送において、本体ユニットはシャーシ又は本体ユニットを搭載する台車に設けられたキャスターにより容易に移動させることができ、一方、反射部ユニットはその本体ユニットのキャスター移動による振動の影響を受けることなく設置サイトまで移動させることができる。そのため、工場において完成された反射部の高い組み立て精度が設置サイトまでの輸送・移動においてそのまま維持される。
本発明に係るTOFMSの一実施形態を示す概略構成図。 本実施形態のTOFMSにおける反射部ユニットを示す概略構成図。 本実施形態のTOFMSにおいて、反射部ユニットとそれ以外の部分を分離した状態を示す概略構成図。 本実施形態のTOFMSにおけるシャーシ及びサブシャーシの上面図。 本実施形態のTOFMSにおける反射部ユニットの変形例を示す概略構成図。 本発明に係るTOFMSの変形例を示す概略構成図。 従来のTOFMSの一例を示す概略構成図。
図1〜図6を用いて、本発明に係るTOFMSの実施形態を説明する。
本実施形態のTOFMS10は、図1に示すように、前述した従来のTOFMSと同様のイオン源11、四重極マスフィルタ12、コリジョンセル13、イオンガイド14、イオントラップ15、飛行時間型質量分離器16及びイオン検出器17を有する。飛行時間型質量分離器16は、前述の通り、押出し電極161、グリッド電極162、TOFMS飛行空間163及びリフレクトロン(反射部)164を備える。イオン源11の直後から飛行時間型質量分離器16の直前までの部分は、イオンを略水平に飛行させ、飛行時間型質量分離器16内の押出し電極161及びグリッド電極162を合わせたものは、イオンを下方に飛行させるように加速する。このように、本実施形態のTOFMS10は、イオンビームの入射方向と直交する方向にイオンを加速する直交加速型のTOFMSである。
また、TOFMS10は、イオン源11、四重極マスフィルタ12、コリジョンセル13、イオンガイド14、イオントラップ15、押出し電極161、グリッド電極162及びイオン検出器17、並びにTOFMS飛行空間163の一部である上部TOFMS飛行空間163Aを収容する第一真空容器(上部真空容器)18Aを備える。第一真空容器18Aの縦断面は、横方向に延びる横空間の一端と縦方向に延びる縦空間の上端が接続された、Lの字を横に倒したような形状を呈している。イオン源11、四重極マスフィルタ12、コリジョンセル13、イオンガイド14及びイオントラップ15は横空間に収容されており、TOFMS飛行空間163は縦空間に形成されている。四重極マスフィルタ12、イオンガイド14及びイオントラップ15は、前述のイオン輸送部に該当する。押出し電極161、グリッド電極162及びイオン検出器17は、横空間と縦空間が交わる部分に配置されている。第一真空容器18A単独では、縦空間の下端は開放されている。
第一真空容器18Aは、シャーシ19に載置され、固定されている。シャーシ19には、従来のTOFMSの場合と同様に、下面にキャスター191及びストッパー192が取り付けられている。
さらに、TOFMS10は、リフレクトロン164、及びTOFMS飛行空間163の残りの部分である下部TOFMS飛行空間163Bを収容する第二真空容器(下部真空容器)28を備える。第二真空容器28単独では、上端が開放されている。第一真空容器18Aの縦空間の下端と第二真空容器28の上端はボルトにより締結されており、両者の間には気密を維持するための真空シール(図示せず)が設けられている。これにより、第一真空容器18Aと第二真空容器28を一体として、イオンが飛行する真空の空間が形成されている。
第二真空容器28は、サブシャーシ21に固定されている。サブシャーシ21は、下面にサブシャーシキャスター22が取り付けられている。サブシャーシ21と第二真空容器28の間には、振動を吸収するダンパー23が設けられている。サブシャーシ21は、シャーシ19に載置した状態で、ボルトによりシャーシ19に固定されている。この状態では、サブシャーシキャスター22は宙に浮いている。なお、サブシャーシ21は、シャーシ19の側部で固定してもよい。いずれにせよ、サブシャーシ21をシャーシ19に固定することにより、サブシャーシ21がシャーシ19と一体(シャーシ19の一部)となり、シャーシ19の強度が増す。なお、ダンパー23は、リフレクトロン164に振動を与えないという点では第二真空容器28の壁とリフレクトロン164の間、すなわち第二真空容器28内に設けることも考えられるが、ダンパー23がガスの発生源となって第二真空容器28内の真空度を低下させる原因となるため、第二真空容器28の外側であるサブシャーシ21と第二真空容器28の間に設けることが望ましい。
これらリフレクトロン164、第二真空容器28、サブシャーシ21、サブシャーシキャスター22及びダンパー23を合わせたものにより、反射部ユニット20が構成される(図2参照)。
本実施形態のTOFMS10の質量分析時の動作は、従来のTOFMSと同様であるため、説明を省略する。以下では、TOFMS10を工場から出荷して、設置箇所に設置する際の操作を説明する。
まず、完成したTOFMS10を、工場で反射部ユニット20とそれ以外の部分に分離する(図3)。反射部ユニット20以外の部分は、ストッパー192を解除してキャスター191により移動させ、トラック等の輸送手段に搭載する。その際、当該部分にはキャスター191を介して床面から受ける振動が伝わるが、リフレクトロン164は当該部分には設けられていないため、この振動の影響を受けることはない。一方、リフレクトロン164が設けられた反射部ユニット20は、振動を与えないように、できるだけ慎重に輸送手段まで移動させる。その際、輸送手段までの経路のうち平坦な床面では、ダンパー23により振動を吸収することができるため、サブシャーシキャスター22を用いてもよい。一方、凹凸のある路面では、ダンパー23で振動を吸収し切れないおそれがあるため、リフレクトロン164に振動を与えないように反射部ユニット20を持ち上げて移動させる。あるいは、床面にレールを設置して、該レール上で反射部ユニット20を滑動させることにより移動させてもよい。
次に、反射部ユニット20及びそれ以外の部分を、輸送手段によって設置箇所の近傍の積み卸し箇所まで輸送する。その際、振動を吸収するエアサスペンションを装備したトラックを使用したり、反射部ユニット20を制震台に搭載するなど、少なくとも反射部ユニット20は、できるだけ振動を与えないように、特別の注意を払った方法により輸送を行う。
積み卸し箇所に到着した後、反射部ユニット20及びそれ以外の部分を輸送手段から下ろす。そして、工場から輸送手段に移動させたときと同様に、反射部ユニット20以外の部分は、ストッパー192を解除したうえでキャスター191を用いて設置箇所まで移動させる。また、反射部ユニット20も工場から輸送手段に移動させたときと同様に、平坦な床面ではキャスター22を用いて、凹凸のある路面では持ち上げて、あるいは床面に設置したレールを用いて、設置箇所まで移動させる。
設置箇所においては、まず、反射部ユニット20以外の部分を、TOFMS10を設置する位置に移動させ、ストッパー192で当該位置に固定する。次に、反射部ユニット20を第一真空容器18Aの下に移動させ、第二真空容器28と第一真空容器18Aをボルトで締結する。また、サブシャーシ21とシャーシ19を固定する。これにより、設置箇所へのTOFMS10の設置が完了する。
図4に上面図で示すように、シャーシ19の底面には、第一真空容器18Aの直下に、反射部ユニット20を挿入可能な切欠き193が設けられている。これにより、反射部ユニット20のサブシャーシキャスター22を用いて、反射部ユニット20を容易に取付箇所の直下まで搬入させることができる。この切欠きによりシャーシ19の強度が低下するものの、シャーシ19と反射部ユニットのサブシャーシ21を固定することで、サブシャーシ21がシャーシ19と一体化し、シャーシ19の強度を増すことができる。
本実施形態のTOFMS10によれば、反射部ユニット20をそれ以外の部分と分離することができるため、輸送時に、反射部ユニット20は振動の影響を抑えつつ移動させることができ、それ以外の部分はキャスター191を用いて容易に移動させることができる。そのため、工場において完成されたリフレクトロン164の高い組み立て精度が、設置箇所までの輸送・移動においてそのまま維持される。
また、本実施形態のTOFMS10では、反射部ユニット20にサブシャーシキャスター22及びダンパー23を設けているため、平坦な床面であればサブシャーシキャスター22を用いて反射部ユニット20を容易に移動させることができる。また、ダンパー23は、TOFMS10を使用する際に、真空容器容器内を真空引きする真空ポンプ(図示せず)等に起因して発生する振動がリフレクトロン164に伝わることを抑制し、それによりリフレクトロン164の高い組み立て精度を維持することにも寄与する。
本実施形態のTOFMSは、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、サブシャーシ21と第二真空容器28の間にダンパー23を設けたが、図5(a)に示す反射部ユニット20Aのように、ダンパー23は省略してもよい。この場合、反射部ユニット20Aの輸送時には、床面からの振動がリフレクトロン164に伝わらないように、サブシャーシキャスター22は使用せずに、反射部ユニット20Aを持ち上げて移動させる。但し、設置箇所で作業を行う際には、床面が平坦であれば、サブシャーシキャスター22を用いて反射部ユニット20Aを移動させるためにわずかな距離だけサブシャーシキャスター22を使用しても差し支えない。これにより、設置箇所での作業が容易になる。あるいは、図5(b)に示す反射部ユニット20Bのようにサブシャーシキャスター22を省略してもよいし、図5(c)に示す反射部ユニット20Cのようにサブシャーシ21を省略してもよい。また、図5(d)に示す反射部ユニット20Dのように、サブシャーシ21を省略したうえで、第二真空容器28の下面にキャスター22Aを設けてもよい。
上記実施形態ではシャーシ19の下面にキャスター191を設けたが、キャスター191は省略してもよい。この場合、シャーシ19は、キャスターを有する台車に搭載して設置場所まで移動させればよい。
上記実施形態ではイオンビームの入射方向と直交する方向にイオンを加速する直交加速型の加速部を用いたが、イオントラップ15を用いてイオンビームの入射方向と同じ方向にイオンを加速するようにしてもよい。そのような例を図6に示す。この例では、水平方向に飛行するイオンが入射するようにイオントラップ15を設け、イオントラップ15の後段に、イオンが水平方向に飛行するTOFMS飛行空間1631及び該イオンを反射するリフレクトロン1641を設けている。イオントラップ15、その前段の各構成要素、及び検出器17、並びにTOFMS飛行空間1631の一部は第一真空容器18Bに収容され、リフレクトロン1641及びTOFMS飛行空間1631の残りの部分は第二真空容器28Bに収容されている。第一真空容器18Bと第二真空容器28Bは互いに開口が同じ高さで対向するように設けられており、両者は設置箇所において開口が連通するように締結される。第二真空容器28Bは、下面にサブシャーシキャスター22Bが設けられたサブシャーシ21B上に支柱を介して設けられている。これらリフレクトロン1641、TOFMS飛行空間1631の一部、第二真空容器28B、サブシャーシ21B及びサブシャーシキャスター22Bから、反射部ユニット20Eが構成される。
本発明は上記実施形態及び上記変形例には限定されず、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
10…TOFMS
11…イオン源
12…四重極マスフィルタ
13…コリジョンセル
14…イオンガイド
15…イオントラップ
151…リング電極
152…エンドキャップ電極
16…飛行時間型質量分離器
161…押出し電極
162…グリッド電極
163、1631…TOFMS飛行空間
163A…上部TOFMS飛行空間
163B…下部TOFMS飛行空間
164、1641…リフレクトロン
17…イオン検出器
18…真空容器
18A、18B…第一真空容器
28、28B…第二真空容器
19…シャーシ
191…キャスター
192…ストッパー
20、20A、20B、20C、20D、20E…反射部ユニット
21、21B…サブシャーシ
22、22B…サブシャーシキャスター
22A…キャスター
23…ダンパー
上記課題を解決するために成された本発明に係る飛行時間型質量分析装置は、飛行空間を飛行するイオンの飛行時間に基づいて質量分離を行う飛行時間型質量分析装置であって、
a) オンを前記飛行空間に導入するように加速する加速部と、
b) 前記飛行空間を内部に有する飛行部と、
c) 記加速部、及び前記飛行部の少なくとも一部を囲う第一真空容器と、
d) 前記加速部により加速され飛行空間に導入されたイオンの飛行軌道を反転させる反射部を内部に有し、前記第一真空容器の端に取り付け可能且つ該第一真空容器の端から分離可能である第二真空容器と
を備えることを特徴とする。

Claims (7)

  1. 飛行空間を飛行するイオンの飛行時間に基づいて質量分離を行う飛行時間型質量分析装置であって、
    a) イオンを輸送するイオン輸送部と、
    b) 該輸送されたイオンを受け取り、該イオンを前記飛行空間に導入するように加速する加速部と、
    c) 前記飛行空間を内部に有する飛行部と、
    d) 前記イオン輸送部及び前記加速部、並びに前記飛行部の少なくとも一部を囲う第一真空容器と、
    e) 前記第一真空容器を載置したシャーシと、
    f) 前記加速部により加速され飛行空間に導入されたイオンの飛行軌道を反転させる反射部と、前記第一真空容器の端に取り付け可能な、前記反射部を囲う第二真空容器とが固定された反射部ユニットと
    を備えることを特徴とする飛行時間型質量分析装置。
  2. 前記シャーシがキャスターを備えることを特徴とする請求項1に記載の飛行時間型質量分析装置。
  3. 前記反射部ユニットが更に、前記シャーシに固定可能であって前記第二真空容器を固定するサブシャーシを備えることを特徴とする請求項1に記載の飛行時間型質量分析装置。
  4. 前記第二真空容器と前記サブシャーシの間に、振動を吸収するダンパーを備えることを特徴とする請求項3に記載の飛行時間型質量分析装置。
  5. 前記サブシャーシがサブシャーシキャスターを備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の飛行時間型質量分析装置。
  6. 前記シャーシの底面の、前記第一真空容器に前記第二真空容器が取り付けられる位置の直下を含む部分に、前記反射部ユニットを挿入可能な切欠きを有することを特徴とする請求項1に記載の飛行時間型質量分析装置。
  7. 前記シャーシの底面の、前記第一真空容器に前記第二真空容器が取り付けられる位置の直下を含む部分に、前記反射部ユニットを挿入可能な切欠きを有することを特徴とする請求項5に記載の飛行時間型質量分析装置。
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