JPWO2018128192A1 - ユーザ装置、基地局、及びプリアンブル送信方法 - Google Patents

ユーザ装置、基地局、及びプリアンブル送信方法 Download PDF

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Abstract

基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記ユーザ装置において、前記基地局から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信する受信部と、前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、前記受信部は、前記複数のビームに対応する前記複数のリソースの情報を含むシステム情報を前記基地局から受信し、前記送信部は、当該複数のリソースの情報を前記システム情報から取得する。

Description

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置及び基地局に関連するものである。
LTE(Long Term Evolution)では、ユーザ装置が基地局と接続を確立する場合、あるいは再同期を行う場合等に、ランダムアクセス(RA : Random Access)が行われる(非特許文献1)。
また、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、5Gと呼ばれる無線通信方式の検討が進んでいる。5Gでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術の検討が行われている。5GではLTEと異なる無線技術が採用される可能性が高いことから、3GPPでは、5Gをサポートする無線ネットワークを新たな無線ネットワーク(NewRAT:New Radio Access Network)と呼ぶことで、LTEをサポートする無線ネットワークと区別している。なお、NewRATは、NRと呼んでもよい。
5Gでは、LTEと同様の低い周波数帯から、LTEよりも更に高い周波数帯までの幅広い周波数を使用することが想定されている。特に、高周波数帯では伝搬ロスが増大することから、それを補うために、ビーム幅の狭いビームフォーミングを適用することが検討されている。
3GPP TS 36.321 V14.0.0 (2016−09)
ビームフォーミングを適用して信号を送信する場合、基地局又はユーザ装置は、ビーム探索(beam sweeping)等を行うことで、通信相手側で受信品質が良好になるように送信ビーム(Tx−beam)の方向を決定することが考えられる。同様に、ビームフォーミングを適用して信号を受信する場合も、基地局又はユーザ装置は、通信相手側からの受信品質が良好になるように受信ビーム(Rx−beam)の方向を決定することが考えられる。
ここで、NRにおいても、LTEでのランダムアクセス手順と同様のランダムアクセス手順が行われることが想定される。ただし、NRでは、ランダムアクセス手順においても上記のようなビームフォーミングを適用することが検討されている。
しかしながら、ランダムアクセス手順でビームフォーミングを適用する場合において、例えば、ユーザ装置が複数の基地局側送信ビームを検出した場合に、どのリソースを使用してRA preambleを基地局に通知するか等について、従来技術では明らかではない。従来技術では、ビームフォーミングを適用する無線通信システムにおいて、ランダムアクセス手順を適切に実行することができない可能性がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザ装置と基地局を有する無線通信システムにおいて、ビームフォーミングが適用されるランダムアクセス手順を適切に実行することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記ユーザ装置であって、
前記基地局から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信する受信部と、
前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、
前記受信部は、前記複数のビームに対応する前記複数のリソースの情報を含むシステム情報を前記基地局から受信し、前記送信部は、当該複数のリソースの情報を前記システム情報から取得する
ことを特徴とするユーザ装置が提供される。
開示の技術によれば、ユーザ装置と基地局を有する無線通信システムにおいて、ビームフォーミングが適用されるランダムアクセス手順を適切に実行することを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成図である。 ランダムアクセス手順の例を説明するための図である。 基地局20から送信されるビームを説明するための図である。 RA preambleの送信方法を説明するための図である。 ユーザ装置10が複数のブロードキャスト情報/SSを受信できた場合における動作例を説明するための図である。 実施例1−1を説明するための図である。 実施例1−1を説明するための図である。 実施例1−2を説明するための図である。 実施例1−3を説明するための図である。 実施例2におけるRA preambleの送信方法の例1を説明するための図である。 実施例2におけるRA preambleの送信方法の例2を説明するための図である。 実施例2において、RA preambleの送信方法を基地局20からユーザ装置10に指示する場合におけるシーケンス図である。 実施例3−1を説明するための図である。 実施例3−2を説明するための図である。 ユーザ装置10の機能構成の一例を示す図である。 基地局20の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ装置10及び基地局20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
本実施の形態の無線通信システムが動作するにあたっては、適宜、既存技術を使用できる。ただし、当該既存技術は例えば既存のLTEであるが、既存のLTEに限られない。また、本明細書で使用する「LTE」は、特に断らない限り、LTE−Advanced、及び、LTE−Advanced以降の方式(例:5G)を含む広い意味を有するものとする。
また、以下で説明する実施の形態では、既存のLTEで使用されているランダムアクセス、RA preamble、RAR、メッセージ1〜4、RAR window、SIB、MIB、PBCH、DCI、MAC、RRC、その他の用語を使用しているが、これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。
また、本実施の形態では、LTEで規定されているランダムアクセス手順をベースとするランダムアクセス手順を例として取り挙げている。しかし、本発明の適用先は、当該ランダムアクセス手順に限らない。本発明は、ランダムアクセス手順以外の通信手順にも適用可能である。
また、ビームに紐付けられたブロードキャスト情報/SSを選択することと、当該ビームを選択することとは同義と考えてよい。
以下の説明において、実施例1〜3を説明するが、実施例1〜3の説明の前に、実施例1〜3の前提となる技術としての基本例を説明する。実施例1〜3は、基本例に対する改善策として説明される。
(基本例)
<システム全体構成>
図1に本実施の形態に係る無線通信システムの構成図を示す。本実施の形態に係る無線通信システムは、図1に示すように、ユーザ装置10、及び基地局20を含む。図1には、ユーザ装置10、及び基地局20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
ユーザ装置10は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine−to−Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置であり、基地局20に無線接続し、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。基地局20は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置10と無線通信する通信装置である。ユーザ装置10と基地局20はいずれも、ビームフォーミングを行って信号の送受信を行うことが可能である。
本実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよい。
また、以下の説明において、送信ビームを用いて信号を送信することは、プリコーディングベクトルが乗算された(プリコーディングベクトルでプリコードされた)信号を送信することと同義である。同様に、受信ビームを用いて信号を受信することは、所定の重みベクトルを受信した信号に乗算することと同義である。また、送信ビームを用いて信号を送信することは、特定のアンテナポートで信号を送信することと表現されてもよい。同様に、受信ビームを用いて信号を受信することは、特定のアンテナポートで信号を受信することと表現されてもよい。なお、アンテナポートとは、3GPPの規格で定義されている論理アンテナポートを指す。なお、送信ビーム及び受信ビームの形成方法は、上記の方法に限られるわけではない。例えば、複数アンテナを備えるユーザ装置10/基地局20において、それぞれのアンテナの角度を変える方法を用いてもよいし、プリコーディングベクトルを用いる方法とアンテナの角度を変える方法を組み合わせる方法を用いてもよいし、その他の方法を用いてもよい。
以下の説明において、基地局20からの信号送信に用いられるビームをBS送信ビームと呼び、基地局20が信号受信に用いるビームをBS受信ビームと呼び、ユーザ装置10からの信号送信に用いられるビームをUE送信ビームと呼び、ユーザ装置10が信号受信に用いるビームをUE受信ビームと呼ぶ。
<ランダムアクセス手順について>
図2を参照して、本実施の形態におけるランダムアクセス手順の例を説明する。本実施の形態では、一例として、LTEでのランダムアクセス手順と同様のランダムアクセス手順(非特許文献1)を実行することとしている。ただし、ランダムアクセス手順における信号の送受信において、ユーザ装置10と基地局20はそれぞれ、送信ビーム及び受信ビームを適用する。なお、一部の信号送受信がオムニ送信/受信となってもよい。
基地局20は、beam sweepingを行って、BS送信ビーム毎に基本ブロードキャスト情報、及び同期信号(SS:synchronization signal、以下、SSと記載する)を、それぞれの所定の周期で送信している(ステップS101)。基本ブロードキャスト情報と同期信号の送信周期は同じでもよいし、異なっていてもよい。また、後述するSIB(System Information Block)も、BS送信ビーム毎に所定の周期で送信される。SIBを「システム情報」と称しても良い。基本例では、SIBの送信周期は、基本ブロードキャスト情報及び同期信号の送信周期よりも長く、SIBのサイズは、基本ブロードキャスト情報と同期信号のいずれのサイズよりも大きい。
BS送信ビームのイメージを図3に示す。図3の例では、A、B、Cの3つのBS送信ビームが示されている。3つのBS送信ビームのそれぞれにおいて、基本ブロードキャスト情報、SS、SIB等が送信される。beam sweepingでは、例えば、時間毎(例:シンボル毎)にBS送信ビームが切り替えられる。
基本ブロードキャスト情報は、例えば、PBCHで送信される基本的なシステム情報(LTEでのMIBに相当)である。SSは、例えば、P−SSとS−SSの2種類の信号(符号系列)を有する。P−SSは、例えば、シンボルタイミング同期等を目的とする信号であり、S−SSは、例えば、無線フレーム同期等を目的とする信号である。
ユーザ装置10は、あるBS送信ビームにより、基本ブロードキャスト情報、又は、SS、又は、「基本ブロードキャスト情報及びSS」を受信することにより当該BS送信ビームを識別することができる。BS送信ビームを識別するとは、例えば、当該BS送信ビームの識別子(ID)を検出することである。BS送信ビームのIDがアンテナポート番号であってもよい。例えば、BS送信ビームのIDは、基本ブロードキャスト情報に含まれることとしてもよいし、SSに含まれることとしてもよい。また、BS送信ビームのIDが、基本ブロードキャスト情報又はSSが送信されるリソース(時間及び/又は周波数のリソース)に対応付けられており、ユーザ装置10は、基本ブロードキャスト情報又はSSを受信したリソースによりBS送信ビームを識別してもよい。
P−SS、S−SS、ブロードキャスト情報のいずれかを含んだブロックをSSブロック(SS−block)と呼ぶこととしてもよい。ユーザ装置10は、基地局20から送信されるSSブロックを受信できたこと(SSブロックの内容を把握できたこと)が、当該SSブロックに紐付けられたBS送信ビームを識別できたことである、としてもよい。この場合、例えば、ユーザ装置10は、受信したSSブロックの内容、もしくはSSブロックを受信したリソースからBS送信ビームのIDを識別する。
SSブロックのリソースとBS送信ビームとが紐付いている場合、ユーザ装置10が識別する「BS送信ビームのID」は、BS送信ビーム用に割り当てられるID(これを「beam ID」とする)である必要はない。例えば、上記のSSブロックの時間位置(例:シンボルインデックス)が、BS送信ビームに紐付けられているとともに、RA preambleを送信するために使用するリソースであるRACHリソースサブセットと紐付けられる。この場合、この時間位置(例:シンボルインデックス)が「BS送信ビームのID」と考えることができる。この場合、ユーザ装置10は、上記のSSブロックの時間位置(例:シンボルインデックス)を認識するだけでよい。また、この場合、例えば、beam IDは基本ブロードキャスト情報に含まれることとしてもよい。
また、SSブロックのリソースとBS送信ビームとが紐付いているとは、例えば、BS送信ビームAとBS送信ビームBがある場合に、ある時間単位の周期で、毎回、シンボルAで同じBS送信ビームAが使用され、シンボルBで同じBS送信ビームBが使用される、ということである。
また、SSブロックのリソースとBS送信ビームとが紐付いていない場合には、例えば、基地局20がユーザ装置10に対して基本ブロードキャスト情報にbeam IDを含めて送信し、ユーザ装置10は、基本ブロードキャスト情報により送信されるbeam IDを読み取ることで、BS送信ビームを識別する。
本実施の形態における技術は、上記の2パターンのどちらにも適用可能である。図2のステップS102において、ユーザ装置10は、ステップS101において受信できた基本ブロードキャスト情報及び/又はSS(これを「基本ブロードキャスト情報/SS」と表記する)のBS送信ビームに対応するリソース(これをRACHリソースサブセットと呼ぶ)を用いて、RA preamble(Message1)を送信する。
基地局20は、RA preambleを検出すると、その応答であるRA response(RAR、Message2)をユーザ装置10に送信する(ステップS103)。RA responseを受信したユーザ装置10は、所定の情報を含むMessage3を基地局20に送信する(ステップS104)。Message3は、例えば、RRC connection requestである。
Message3を受信した基地局20は、Message4(例:RRC connection setup)をユーザ装置10に送信する。ユーザ装置10は、上記の所定の情報がMessage4に含まれていることを確認すると、当該Message4が、上記のMessage3に対応する自分宛てのMessage4であることを認識し、ランダムアクセス手順を完了する。一方、Message4においてユーザ装置10が所定の情報を確認できなかった場合は、ランダムアクセスの失敗と見なし、再度RA preambleの送信から手順を実行する。
<RA preambleの送信方法について>
上記のステップS102におけるRA preambleの送信方法の例をより詳細に説明する。
本実施の形態では、ユーザ装置10は、基地局20からbeam sweepingを適用して送信された複数の基本ブロードキャスト情報/SSのうち、受信できた基本ブロードキャスト情報/SSを選択する。これは、受信できた基本ブロードキャスト情報/SSを送信するBS送信ビームを選択することと同じである。ここでの「受信できた」とは、例えば、良い受信品質で受信できたことであるが、これに限られない。また、受信品質は、基本ブロードキャスト情報/SS自体の受信品質であってもよいし、基本ブロードキャスト情報/SSにより受信可能になった参照信号の受信品質でもよい。
本実施の形態では、基地局20からのBS送信ビームと、ユーザ装置10からRA preambleを送信するための使用するリソースであるRACHリソースサブセットとが対応付けられている。ユーザ装置10は、選択したBS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットを用いてRA preambleを送信する。
一例として、図4には、ユーザ装置10側のRACHリソースサブセットとしてA、B、Cが示されている。RACHリソースサブセットA、B、Cはそれぞれ、例えば、図3に示したようなBS送信ビームA、B、Cに対応する。なお、図4は、複数のRACHリソースサブセットが時間方向で分けられることにより、各BS送信ビームと対応付けられているが、これは一例に過ぎない。複数のRACHリソースサブセットが周波数方向で分けられることにより、各BS送信ビームと対応付けられてもよいし、複数のRACHリソースサブセットが時間・周波数の単位で分けられることにより、各BS送信ビームと対応付けられてもよい。
図4の例では、ユーザ装置10が、BS送信ビームBで送信される基本ブロードキャスト情報/SSを受信できた場合を示しており、ユーザ装置10は、BS送信ビームBに対応するRACHリソースサブセットBでRA preambleを送信する。
基地局20は、ユーザ装置10から受信したRA preambleのリソースに基づき、ユーザ装置10において受信された基本ブロードキャスト情報/SS(BS送信ビーム)を決定できる。図4の例の場合、基地局20は、RACHリソースサブセットBによりRA preambleを受信するので、RACHリソースサブセットBに対応するBS送信ビームBが、ユーザ装置10により受信可能な適切なBS送信ビームであると判断できる。例えば、その後のユーザ装置10への信号送信において当該BS送信ビームBを使用することができる。なお、図4において、基地局20側でE、F、Gで示したビームは、BS受信ビームを示すものであり、この例では、図示するように、基地局20が受信側のbeam sweepingを行っていることを示している。
また、図4には、RAR windowが示される。本実施の形態では、既存のLTEと同様に、RA preambleを送信したユーザ装置10が、RAR windowで示される所定時間内に、RA responseを受信しない場合に、ランダムアクセス失敗であると判断する。ただし、これは一例であり、RA responseの受信成否判定処理として、既存のLTEと異なる処理を行うこととしてもよい。
図4の例は、ユーザ装置10が1つのBS送信ビームにより基本ブロードキャスト情報/SSを受信できた場合を示している。あるいは、図4の例は、ユーザ装置10が複数のBS送信ビームで基本ブロードキャスト情報/SSを受信でき、当該複数のBS送信ビームのうち、基本ブロードキャスト情報/SSを最も良く受信できた(例:受信品質が最良の)1つのBS送信ビームを選択した場合を示している。
ユーザ装置10が複数のBS送信ビームでブロードキャスト情報/SSを受信できた場合において、ユーザ装置10は、複数のBS送信ビームのそれぞれに対応する複数のRACHリソースサブセットを用いてRA preambleを送信することとしてもよい。複数のRACHリソースサブセットを用いてRA preambleを送信することにより、ダイバーシティ効果が得られる。
例えば、基本ブロードキャスト情報/SS(あるいは参照信号)を同程度に良好な受信品質で受信できた複数のBS送信ビームがある場合に、ユーザ装置10は、これら複数のBS送信ビームを選択し、当該複数のBS送信ビームに対応する複数のRACHリソースサブセットのそれぞれでRA preambleを送信する。これにより、基地局20は、真に最適なBS送信ビームを検出できる可能性がある。また、複数のRACHリソースサブセット間で、UE送信ビーム及び/又はBS受信ビームが異なることが考えられるので、基地局20は、最適なビームでRA preambleを受信できる可能性がある。
図5は、一例として、ユーザ装置10が、BS送信ビームB、Cに対応するRACHリソースサブセットB、Cを用いてRA preambleを送信する場合を示している。なお、複数のRACHリソースサブセットのそれぞれでRA preambleを送信する場合、RA preambleの内容(系列)は、複数のRACHリソースサブセット間で同一でもよいし、異なっていてもよい。
<RACHリソースサブセットを通知する方法について>
本実施の形態では、基地局20が、ユーザ装置10に対し、BS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットを示す情報を送信する。ユーザ装置10は、当該情報に基づき、受信した基本ブロードキャスト情報/SSのBS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットを知ることができる。一例として、ユーザ装置10が、BS送信ビームAに対応するRACHリソースサブセットとして、RACHリソースサブセットAを示す情報を基地局20から受信した場合において、ユーザ装置10が、BS送信ビームAを選択してRA preambleを送信する場合には、ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットAを用いてRA preambleを送信する。
基地局20からユーザ装置10に通知される「RACHリソースサブセットを示す情報」は、当該RACHリソースサブセットの時間・周波数リソースを示す情報(例:リソースインデックス)でもよいし、当該RACHリソースサブセットの時間リソース(時間位置)を示す情報であってもよいし、その他の情報であってもよい。
基本例では、上記の情報は、BS送信ビーム毎に、BS送信ビームにより送信されるSIBを用いて通知される。つまり、この場合、当該SIBに含まれるRACHリソースサブセットの情報は、当該SIBに紐づいたBS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットの情報のみが含まれる。
ユーザ装置10は、あるBS送信ビーム(ここではBS送信ビームAとする)の基本ブロードキャスト情報/SSを受信した後、BS送信ビームAにより送信されるSIB(BS送信ビームAに対応するSIB)を取得し、当該SIBを読み取ることで、BS送信ビームAに対応するRACHリソースサブセットAの情報を取得し、RACHリソースサブセットAを用いてRA preambleを送信する。
図5を参照して説明したように、ユーザ装置10が、複数のRACHリソースサブセットを用いてRA preambleを送る場合において、上記のRACHリソースサブセットの通知方法(個別通知方法と呼ぶ)を用いるとすると、ユーザ装置10は、受信できた基本ブロードキャスト/SSに対応する複数のBS送信ビームのそれぞれについて、SIBを受信し、SIBから、RACHリソースサブセットの情報を読み取る必要がある。しかし、このような処理を行う場合、ユーザ装置10の処理負荷が高くなるとともに、SIBの送信周期によっては、RA preambleの送信に遅延が生じる可能性がある。この課題を解消するための技術を、以下、実施例1として説明する。また、実施例1の後に、実施例2、3も説明する。
(実施例1)
実施例1には、実施例1−1、実施例1−2、及び実施例1−3があり、以下、それぞれについて説明する。なお、以下の実施例1−1〜1−3の説明においては、これまでに説明した基本例の技術に対する改善部分(つまり、変更部分)を説明している。従って、特に説明をしない場合には、基本例が適用される。
また、実施例1−1、1−2、1−3はそれぞれ単独で実施してもよいし、適宜、組み合わせてもよい。例えば、実施例1−1と1−2を組み合わせてもよいし、実施例1−1と1−3を組み合わせてもよいし、実施例1−2と1−3を組み合わせてもよいし、実施例1−1と1−2と1−3を組み合わせてもよい。
<実施例1−1>
実施例1−1では、複数のBS送信ビームにおけるそれぞれのBS送信ビームのSIBが、当該SIBのBS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットの情報に加えて、当該SIBのBS送信ビーム以外のBS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットの情報を含む。
例えば、beam sweepingに使用される全てのBS送信ビームにおけるそれぞれのBS送信ビームのSIBが、beam sweepingに使用される全てのBS送信ビームのそれぞれについて、BS送信ビームとRACHリソースサブセットとの対応を示す対応情報を含んでいても良い。
BS送信ビームA、B、Cがbeam sweepingに使用される場合における対応情報の一例を図6に示す。本例では、図6に示すように、BS送信ビームAのSIBの中に、BS送信ビームAとRACHリソースサブセットAが対応し、BS送信ビームBとRACHリソースサブセットBが対応し、BS送信ビームCとRACHリソースサブセットCが対応することを示す情報が含まれる。また、図6に示すとおり、BS送信ビームBのSIB及びBS送信ビームCのSIBのそれぞれに、BS送信ビームAのSIBの中に含まれる情報と同様の情報が含まれる。
また、例えば、beam sweepingに使用される全てのBS送信ビームにおけるそれぞれのBS送信ビームのSIBが、beam sweepingに使用される全てのBS送信ビームのうちの一部のBS送信ビームについての、BS送信ビームとRACHリソースサブセットとの対応を示す対応情報を含んでいても良い。一部のBS送信ビームは、例えば、あるBS送信ビームのSIBに関して、当該BS送信ビームと、当該BS送信ビームに隣接する1つ又は複数のBS送信ビームである。
SIBの中に、一部のBS送信ビームについてのBS送信ビームとRACHリソースサブセットとの対応を示す対応情報を含む場合の例を図7に示す。この例では、beam sweepingに使用されるBS送信ビームは、BS送信ビームA、B、C、Dであり、AはBとDに隣接し、BはAとCに隣接し、CはDとBに隣接し、DはAとCに隣接している。この場合、図7に示すとおり、BS送信ビームAのSIBの中に、BS送信ビームA、BS送信ビームB、及びBS送信ビームDに関する対応情報が含まれる。BS送信ビームB〜DのSIBについても同様に、隣接関係に基づく対応情報が含まれる。
なお、本実施例では、あるBS送信ビームに紐付けられるSIBは、当該BS送信ビームで送信されることを想定している。ただし、あるBS送信ビームに紐付けられるSIBが、当該BS送信ビーム以外のBS送信ビームで、あるいはオムニで送信されてもよい。
例えば、beam sweepingにBS送信ビームA〜Dが使用され、図7に示すSIBが各BS送信ビームで基地局20からユーザ装置10に送信される場合において、ユーザ装置10が、BS送信ビームAとBS送信ビームBのそれぞれで基本ブロードキャスト情報/SSを受信し、BS送信ビームAとBS送信ビームBを選択したものとする。この場合、例えば、ユーザ装置10は、BS送信ビームAのSIBとBS送信ビームBのSIBのうちのBS送信ビームAのSIBのみを取得するだけで、BS送信ビームAに対応するRACHリソースサブセットAの情報と、BS送信ビームBに対応するRACHリソースサブセットBの情報とを取得できる。ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットAでRA preambleを送信するとともに、RACHリソースサブセットBでRA preambleを送信する。
また、図7のケースで、例えば、ユーザ装置10が、BS送信ビームA〜Dを選択した場合、ユーザ装置10は、例えば、BS送信ビームAのSIBとBS送信ビームBのSIBを取得することで、各BS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットの情報を取得できる。
実施例1−1により、ユーザ装置10において取得すべきSIBの数を削減できるので、処理負荷が低減し、処理を迅速に行うことが可能となる。
<実施例1−2>
実施例1−2では、SIBよりも小さなサイズかつ短い送信周期のブロードキャスト情報が設けられ、当該ブロードキャスト情報を送信するBS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットの情報が当該ブロードキャスト情報に含められる。
SIBよりも短い送信周期のブロードキャスト情報の送信周期は、例えば、SSの送信周期と同じであってもよい。この場合のブロードキャスト情報の送信(ユーザ装置10にとって受信)タイミングのイメージを図8に示す。図8におけるAがSSの送信タイミングを示し、図8におけるBがブロードキャスト情報の送信タイミングを示す。
また、BS送信ビームの基本ブロードキャスト情報に、当該BS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットの情報が含められることとしてもよい。つまり、上記のブロードキャスト情報が、基本例で説明した基本ブロードキャスト情報であってもよい。なお、基本ブロードキャスト情報のサイズは、SIBのサイズよりも小さく、基本ブロードキャスト情報の送信周期は、SIBの送信周期よりも短い。
基地局20は、BS送信ビーム毎に上記のブロードキャスト情報又は基本ブロードキャスト情報を送信する。例えば、beam sweepingにBS送信ビームA〜Dが使用される場合において、ユーザ装置10が、BS送信ビームAとBS送信ビームBのそれぞれで基本ブロードキャスト情報/SSを受信し、BS送信ビームAとBS送信ビームBを選択したものとする。この場合、例えば、ユーザ装置10は、BS送信ビームAのブロードキャスト情報又は基本ブロードキャスト情報から、BS送信ビームAに対応するRACHリソースサブセットAの情報を取得し、BS送信ビームBのブロードキャスト情報又は基本ブロードキャスト情報から、BS送信ビームBに対応するRACHリソースサブセットBの情報を取得する。そして、ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットAでRA preambleを送信するとともに、RACHリソースサブセットBでRA preambleを送信する。
実施例1−2では、RACHリソースサブセットの情報を取得する際に、ユーザ装置10は、SIBよりもサイズの小さいブロードキャスト情報又は基本ブロードキャスト情報を読み取るので、基本例に比べて、処理負荷を低減できる。また、ユーザ装置10は、SIBよりも送信周期の短いブロードキャスト情報又は基本ブロードキャスト情報を読み取るので、基本例に比べて、遅延を削減できる。
<実施例1−3>
実施例1−3では、基本例と同様に、BS送信ビームのSIBは、当該BS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットの情報のみを含む。ただし、実施例1−3では、BS送信ビーム間での基本ブロードキャスト情報/SSのリソース位置の相対関係が、BS送信ビーム間でのRACHリソースサブセットのリソース位置の相対関係に対応付けられている。この対応付け(対応関係)を示す情報は、ユーザ装置10と基地局20に予め設定される情報であってもよいし、基地局20が決定し、上位レイヤシグナリング等でユーザ装置10に対して設定する情報であってもよい。
例えば、BS送信ビームBにおける基本ブロードキャスト情報/SSのリソース位置を示す値からBS送信ビームAにおける基本ブロードキャスト情報/SSのリソース位置を示す値を引いた値がΔ(Δの単位は時間でもよいし、周波数でもよいし、時間・周波数インデックスでもよいし、これら以外でもよい)である場合、BS送信ビームBに対応するRACHリソースサブセットのリソース位置を示す値からBS送信ビームAに対応するRACHリソースサブセットのリソース位置を示す値を引いた値もΔである、のように対応関係が定められる。図9は、上記のΔが3である場合の例を示している。つまり、図9(a)に示すAとBとの相対関係と、図9(b)に示すCとDとの相対関係との対応関係(図9の例では、差が同じ、という関係)が定められている。
なお、対応関係は、例えば、beam sweepingで使用される複数のBS送信ビームにおけるBS送信ビームの組(2つのBS送信ビーム)毎に定められた情報であってもよいし、その他の情報であってもよい。上記のような対応関係(Δを用いた対応関係)が定められている場合の動作例は以下のとおりである。
例えば、beam sweepingにBS送信ビームA〜Dが使用される場合において、ユーザ装置10が、BS送信ビームA、BS送信ビームB、及びBS送信ビームCのそれぞれで基本ブロードキャスト情報/SSを受信し、BS送信ビームAとBS送信ビームBをBS送信ビームCを選択したものとする。
ユーザ装置10は、例えば、BS送信ビームA、BS送信ビームB、及びBS送信ビームCのうちの1つのBS送信ビーム(ここでは例としてBS送信ビームAとする)のSIBを受信し、当該SIBからBS送信ビームAに対応するRACHリソースサブセットAの情報を読み取る。そして、ユーザ装置10は、BS送信ビームA〜C間の基本ブロードキャスト情報/SSのリソース位置の相対関係と、BS送信ビームA〜C間のRACHリソースサブセットのリソース位置の相対関係との対応関係に基づき、BS送信ビームBに対応するRACHリソースサブセットB、及びBS送信ビームCに対応するRACHリソースサブセットCを特定する。
具体的には、例えば、BS送信ビームBにおける基本ブロードキャスト情報/SSのリソース位置を示す値からBS送信ビームAにおける基本ブロードキャスト情報/SSのリソース位置を示す値を引いた値がΔ1であり、BS送信ビームCにおける基本ブロードキャスト情報/SSのリソース位置を示す値からBS送信ビームAにおける基本ブロードキャスト情報/SSのリソース位置を示す値を引いた値がΔ2であり、BS送信ビームAに対応するRACHリソースサブセットAのリソース位置がPであるとする。この場合、例えば、ユーザ装置10は、BS送信ビームBに対応するRACHリソースサブセットBのリソース位置をP+Δ1として求めることができ、BS送信ビームCに対応するRACHリソースサブセットCのリソース位置をP+Δ2として求めることができる。
実施例1−3により、ユーザ装置10の処理負荷が低減するとともに、処理が迅速になる。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1を前提としている。ただし、実施例2が実施例1を前提とせずに、基本例を前提としてもよい。実施例2では、ユーザ装置10が、受信した複数の基本ブロードキャスト情報/SSに紐付けられた複数のBS送信ビームに対応する複数のRACHリソースサブセットを用いてRA preambleを送信する場合における送信手順に関する技術を説明する。
図10を参照して、実施例2におけるRA preambleの送信方法の例1を説明する。図10に示す例は、RA preambleを送信する複数のRACHリソースサブセットとして、RACHリソースサブセットBとRACHリソースサブセットCが選択された場合の例を示す。この前提は、後述する例2(図11)も同様である。
図10(a)に示すように、例1では、まず、ユーザ装置10は、複数のRACHリソースサブセットのうちの1つのRACHリソースサブセットBを用いて初送のRA preambleを送信する。本例では、例えば、ユーザ装置10は、RAR window内でRARを受信できなかったため、RA preambleを再送することを決定する。
図10(b)に示すように、ユーザ装置10は、再送の際にRACH resource switchingを行い、別のRACHリソースサブセットCにて再送を行う。例1では、受信した複数のブロードキャスト情報/SSの数(受信したBS送信ビームの数)に応じてランダムアクセス手順に時間がかかる可能性がある。
図11を参照して、実施例2におけるRA preambleの送信方法の例2を説明する。
図11に示すとおり、例2では、ユーザ装置10は、複数のBS送信ビームのそれぞれに対応するRACHリソースサブセットB、Cを用いて、RAR windowを待たずに(再送前に)、同時にRA preambleを送信する。また、RA preambleの送信のために選択された複数のRACHリソースサブセットのうち、一部の(1つい又は複数の)RACHリソースサブセットを同時に使用してRA preambleを送信し、残りの(1つ又は複数の)RACHリソースサブセットを再送に使用してもよい。なお、例えば、RACHリソースサブセットB、Cが時間領域で異なるリソースである場合において、図11に示すように、RAR windowを待たずにRACHリソースサブセットB、Cを使用してRA preambleを送信することは、厳密には「同時」ではないが、実施例2では、このような場合も「同時」と称している。つまり、RAR windowを待たずに複数のRACHリソースサブセットを用いて送信を行う場合を「同時」と称している。
例2では、基地局20は、RA preambleの再送を待たずに、早いタイミングで複数のBS送信ビームのうち最適なものを決定できる。しかし、例2では、複数のユーザ装置が複数のRACHリソースサブセットで自由にRA preambleを選択して送信した場合、衝突の発生が多くなる可能性がある。
そこで、実施例2では、例2のように複数のRACHリソースサブセットを使用してRA preambleの送信を行う場合に、使用できるRA preambleの系列の種類の数(使用できるRA preambleの数)を制限する、使用できるRA preambleの系列のグループ(使用できるRA preambleのグループ)を制限する、もしくは、RA preambleの同時送信に使用できるRACHリソースサブセットの数を制限する。
ここで、上記の「使用できるRA preambleの数」、「使用できるRA preambleのグループ」、及び「使用できるRACHリソースサブセットの数」を「RA preambleの送信方法」と呼ぶこととする。
図12に示すように、RA preambleの送信方法は、例えば、基本ブロードキャスト情報/SS、システム情報、DCI、MAC信号、又は、RRCシグナリングにより基地局20からユーザ装置10に通知される(ステップS201)。ユーザ装置10は、基地局20からの通知に従った送信方法でRA preambleを送信する(ステップS202)。
なお、RA preambleの送信方法を基地局20からユーザ装置10に通知することに代えて、ユーザ装置10と基地局20のそれぞれにRA preambleの送信方法を予め設定しておくこととしてもよい。
使用できるRA preambleの数を制限する場合に、RA preambleの送信方法として当該RA preambleの数が指定される。一例として、ユーザ装置10が、3つのBS送信ビームを検出し、RA preamble送信のためのRACHリソースサブセットA、B、Cを把握したとする。この場合、例えば、RA preambleの数として2が指定されている場合には、ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットA、B、Cのうちの2つのRACHリソースサブセットのそれぞれで同じRA preambleを送信し、残りの1つのRACHリソースサブセットで別のRA preambleを送信する。
使用できるRA preambleのグループを制限する場合に、RA preambleの送信方法として当該RA preambleのグループが指定される。指定するグループは1つでもよいし、複数でもよい。
例えば、RA preambleが、全体としてN個(Nは2以上の整数)あり、N個が、グループ1(N1個のRA preamble)、グループ2(N2個のRA preamble)、グループ3(N3個のRA preamble)に分けられるとする。N1+N2+N3=Nである。
一例として、ユーザ装置10が、3つのBS送信ビームを検出し、RA preamble送信のためのRACHリソースサブセットA、B、Cを把握したとする。この場合、例えば、RA preambleのグループとしてグループ1が指定されている場合には、ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットA、B、Cのそれぞれにおいて、グループ1から選択したRA preambleを送信する。また、例えば、RA preambleのグループとしてグループ1とグループ2が指定されている場合には、ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットA、B、Cのそれぞれにおいて、グループ1又はグループ2から選択したRA preambleを送信する。
上記のように、個々のユーザ装置が使用できるRA preambleの個数もしくはグループを制限することで、ユーザ装置間でのRA preambleの衝突確率を低減できる。
使用できるRACHリソースサブセットの数を制限する場合に、RA preambleの送信方法として当該RACHリソースサブセットの数が指定される。一例として、ユーザ装置10が、3つのBS送信ビームを検出し、RA preamble送信のためのRACHリソースサブセットA、B、Cを把握したとする。この場合において、例えば、RACHリソースサブセットの数として2が指定されている場合には、ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットA、B、Cのうちの2つのRACHリソースサブセットを用いてRA preambleを送信する。RACHリソースサブセットの数として2が指定されている場合において、RA preamble送信のための複数のRACHリソースサブセットを特定する段階において、2つのRACHリソースサブセットのみを特定することとしてもよい。
また、実施例2において、図10を参照して説明した例1と、図11を参照して説明した例2とを基地局20からユーザ装置10へのシグナリング等で切り替えられることとしてもよい。基地局20からユーザ装置10に対し、例1を実施することが指示された場合、ユーザ装置10が同時に使用できるRACHリソースサブセット数は1に制限される。基地局20からユーザ装置10に対し、例2を実施することが指示された場合、ユーザ装置10は、自由にRACHリソースサブセット数とRA preamble数を選択できる。あるいは、基地局20からユーザ装置10に対し、例2を実施することを指示する場合、当該指示に加えて、「使用できるRA preambleの数」、「使用できるRA preambleのグループ」、もしくは「使用できるRACHリソースサブセットの数」が指示されてもよい。
また、実施例2において、「使用できるRA preambleの数」、「使用できるRA preambleのグループ」、もしくは「使用できるRACHリソースサブセットの数」等の制限通知とは別に、基地局20からユーザ装置10に対し、複数RACHリソースサブセットを使用した同時送信を行ってよいか否かをシグナリング等で指示してもよいし、基地局20からユーザ装置10に対し、RA preambleの再送のために、その前のRA preambleの送信に用いたRACHリソースサブセットとは異なるRACHリソースサブセットを用いてよいか否かをシグナリング等で指示してもよい。
上記のように、個々のユーザ装置が使用できるRACHリソースサブセットの数を制限することで、基地局20は、RACHリソースサブセットを識別し易くなる。また、同時送信に使用するRACHリソースサブセットの数が減少することにより、再送に回せるRACHリソースサブセットの数が増加する。
(実施例3)
実施例3は、実施例2における例2(図11)で説明したような、RA preambleを複数のRACHリソースサブセットを用いて同時送信する場合を前提とする。ただし、実施例2で説明したRA preambleの数又はグループの制限/RACHリソースサブセットの数の制限は適用してもよいし、適用しなくてもよい。また、実施例3において、実施例1における複数のRACHリソースサブセットの特定方法が適用されてもよいし、適用されなくてもよい。
実施例3では、1種類(1系列)のRA preambleを複数のRACHリソースサブセットを用いて同時送信する場合における基地局20からのRA response(RAR)の送信方法の例を説明する。実施例3は、実施例3−1と実施例3−2を有し、以下、それぞれについて説明する。
<実施例3−1>
実施例3−1では、基地局20は、受信したRACHリソースサブセット毎に1つずつRARを送信する。それぞれのRARには、当該RARが、どのRACHリソースサブセットに対応しているかという情報(例:RACHリソースサブセットのindex)と、1つのMsg3スケジューリンググラントが含められる。また、基地局20は、上記の情報(RACHリソースサブセットを示す情報及び/又はMsg3スケジューリンググラント)を、RAR内にexplicitに含める代わりに、RARを送信する時間及び/又は周波数のリソース位置によってユーザ装置10に通知することとしてもよい。
実施例3−1の具体例を図13を参照して説明する。ステップS301において、基地局20からユーザ装置10に対し、beam sweepingにより基本ブロードキャスト情報/SSが送信される。ユーザ装置10において、複数のBS送信ビームが選択され、複数のBS送信ビームに対応する複数のRACHリソースサブセットが特定される。ここでは、複数のRACHリソースサブセットがRACHリソースサブセットAとRACHリソースサブセットBであるとする。
ステップS302において、ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットAを用いてRA preambleを送信するとともに、RACHリソースサブセットBを用いて同じRA preambleを送信する。
ステップS303において、基地局20は、RACHリソースサブセットAで受信したRA preambleに対するRAR−Aと、RACHリソースサブセットBで受信したRA preambleに対するRAR−Bをユーザ装置10に送信する。例えば、RAR−Aには、RA preambleがRACHリソースサブセットAにより受信されたことを示す情報と、Msg3スケジューリンググラントが含まれ、RAR−Bには、RA preambleがRACHリソースサブセットBにより受信されたことを示す情報と、Msg3スケジューリンググラントが含まれる。RAR−Aに含まれるMsg3スケジューリンググラントにより指定されるULリソースと、RAR−Bに含まれるMsg3スケジューリンググラントにより指定されるULリソースとは異なる。
ステップS304において、ユーザ装置10は、RAR−Aに含まれるMsg3スケジューリンググラントにより指定されたULリソースによるMsg3と、RAR−Bに含まれるMsg3スケジューリンググラントにより指定されたULリソースによるMsg3とを送信する。基地局20は、これらMsg3を受信するリソースに基づき、どのRACHリソースサブセットに対応するMsg3であるかを識別できる。
<実施例3−2>
実施例3−2では、基地局20は、1つのRARの中に、受信した全てのRACHリソースサブセットに関する情報を含め、当該1つのRARを送信する。例えば、1つのRARの中に、受信した全てのRACHリソースサブセットのindexと、それぞれに対応するMsg3スケジューリンググラントを含める。
実施例3−2の具体例を図14を参照して説明する。ステップS311において、基地局20からユーザ装置10に対し、beam sweepingにより基本ブロードキャスト情報/SSが送信される。ユーザ装置10において、複数のBS送信ビームが選択され、複数のBS送信ビームに対応する複数のRACHリソースサブセットが特定される。ここでは、複数のRACHリソースサブセットがRACHリソースサブセットAとRACHリソースサブセットBであるとする。
ステップS312において、ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットAを用いてRA preambleを送信するとともに、RACHリソースサブセットBを用いて同じRA preambleを送信する。
ステップS313において、基地局20は、RA preambleがRACHリソースサブセットAにより受信されたことを示す情報(例:RACHリソースサブセットAのindex)と、RACHリソースサブセットAに対応するMsg3スケジューリンググラントと、RA preambleがRACHリソースサブセットBにより受信されたことを示す情報(例:RACHリソースサブセットBのindex)と、RACHリソースサブセットBに対応するMsg3スケジューリンググラントとを含む1つのRARを送信する。
ステップS314において、ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットAに対応するMsg3スケジューリンググラントにより指定されたULリソースによるMsg3と、RACHリソースサブセットBに対応するMsg3スケジューリンググラントにより指定されたULリソースによるMsg3とを送信する。
なお、基地局20は、送信するRARの時間及び/又は周波数のリソース位置を活用して、RARに含めるべき情報をRARにexplicitには含めずに、相対位置関係として伝えても良い。
例えば、RARの時間及び/又は周波数のリソース位置とMsg3スケジューリンググラントで指定されるULリソース位置とが予め対応付けられており、ユーザ装置10と基地局20は当該対応関係の情報(対応情報1とする)を保持しているとする。また、複数のRACHリソースサブセット間のリソース位置の相対関係と、複数のRACHリソースサブセットに対応する複数のMsg3スケジューリンググラント間のULリソース位置の相対関係とが予め対応付けられており、ユーザ装置10と基地局20は当該対応関係の情報(対応情報2とする)も保持しているとする。
ここで、例えば、基地局20が、RACHリソースサブセットAとRACHリソースサブセットBでRA preambleを受信した場合に、基地局20は、RARに、RACHリソースサブセットAのindexとRACHリソースサブセットBのindexを含め、当該RARを、RACHリソースサブセットAに対応するULリソース(Msg3を送信するリソース)に対応する(DLの)リソースで送信する。ユーザ装置10は、対応情報1と当該RARを受信したリソースとに基づき、RACHリソースサブセットAに対応するULリソースを把握する。また、ユーザ装置10は、対応情報2に基づき、RACHリソースサブセットBに対応するULリソースを把握する。一例として、RACHリソースサブセット間が3だけ離れている場合に、Msg3を送信するULリソース間も3だけ離れているという対応関係を使用する場合において、ユーザ装置10は、対応情報2に基づき、RACHリソースサブセットAに対応するMsg3を送信するULリソースに3を加えた(又は3を引いた)リソースをRACHリソースサブセットBに対応するMsg3を送信するULリソースとして決定する。
上記の実施例3−1と実施例3−2に示したように、実施例3では、ユーザ装置10は、複数のRARを受信した場合(あるいは、実施例3−2のように複数のRARに相当する情報を受信した場合)に、複数の識別可能なMsg3を送信することができる。このような処理により、例えば、ユーザ装置10が1つのRA preambleを複数RACHリソースサブセットを使用して送信する場合において、他のユーザ装置が当該RA preambleと同じRA preambleを使用する場合でも、ユーザ装置10と当該他のユーザ装置間で少なくとも1つの異なるRACHリソースサブセットがあれば、衝突を回避することができる。すなわち、ランダムアクセス手順の成功確率を向上させることができる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理動作を実行するユーザ装置10及び基地局20の機能構成例を説明する。ユーザ装置10及び基地局20はそれぞれ、少なくとも実施例1〜3を実施する機能を含む。ただし、ユーザ装置10及び基地局20はそれぞれ、実施例1〜3の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。また、ユーザ装置10及び基地局20は、基本例で説明した処理を実行できる機能を備えることとしてもよい。
<ユーザ装置>
図15は、ユーザ装置10の機能構成の一例を示す図である。図15に示すように、ユーザ装置10は、信号送信部101と、信号受信部102と、設定情報管理部103と、RA制御部104とを有する。図15に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部101は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。信号受信部102は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、信号送信部101は、送信側のビームフォーミングを実行するように構成され、信号受信部102は、受信側のビームフォーミングを実行するように構成されている。なお、信号送信部101を送信機と称してもよい。信号受信部102を受信機と称してもよい。
設定情報管理部103は、信号受信部102により基地局20から受信した各種の設定情報を格納する。設定情報の内容は、例えば、これまでに説明した対応情報である。また、設定情報管理部103は、ユーザ装置10に予め設定される(preconfiguredの)設定情報も格納する。
RA制御部104は、実施例1〜3において説明した、ユーザ装置10におけるランダムアクセス手順の処理を実行する。なお、RA制御部104における信号送信に関する機能部を信号送信部101に含め、RA制御部104における信号受信に関する機能部を信号受信部102に含めてもよい。
また、例えば、信号受信部102が、基地局20から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信するように構成され、信号送信部101が、前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いてプリアンブルを送信するように構成され、更に、信号受信部102が、前記複数のビームに対応する前記複数のリソースの情報を含むシステム情報を基地局20から受信するように構成され、信号送信部101が、当該複数のリソースの情報を前記システム情報から取得するように構成される。
また、例えば、信号受信部102が、基地局20から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信するように構成され、信号送信部101が、前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いてプリアンブルを送信するように構成され、更に、信号送信部101が、信号受信部102により受信した前記複数の所定の信号間のリソース位置の関係に基づいて、前記複数のビームに対応する前記複数のリソースを決定するように構成される。
また、例えば、信号受信部102が、前記プリアンブルの数、前記プリアンブルのグループ、又は、前記複数のリソースにおけるリソースの数を示す通知を基地局20から受信し、信号送信部101は、当該通知に従って、プリアンブルを送信する。
また、例えば、信号受信部102が、前記複数のリソースに対応する複数の上り送信用リソースを指定する情報を受信し、信号送信部101は、当該複数の上り送信用リソースのそれぞれで、メッセージを基地局20に送信する。
<基地局20>
図16は、基地局20の機能構成の一例を示す図である。図16に示すように、基地局20は、信号送信部201と、信号受信部202と、設定情報管理部203と、RA制御部204とを有する。図16に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部201は、ユーザ装置10側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。信号受信部202は、ユーザ装置10から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、信号送信部201は、送信側のビームフォーミングを実行するように構成され、信号受信部202は、受信側のビームフォーミングを実行するように構成されている。なお、信号送信部201を送信機と称してもよい。信号受信部202を受信機と称してもよい。
設定情報管理部203は、ユーザ装置10に送信する各種の設定情報を格納する。設定情報の内容、例えば、これまでに説明した対応情報である。また、設定情報管理部203は、基地局20に予め設定される(preconfigured)設定情報も格納する。
RA制御部204は、実施例1〜3において説明した、基地局20におけるランダムアクセス手順の処理を実行する。なお、RA制御部204における信号送信に関する機能部を信号送信部201に含め、RA制御部204における信号受信に関する機能部を信号受信部202に含めてもよい。
また、例えば、信号送信部201が、複数のビームにより複数の所定の信号を送信するように構成され、信号受信部202が、前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いてユーザ装置10から送信されたプリアンブルを受信するように構成され、更に、信号送信部201は、ユーザ装置10においてプリアンブルの送信のために使用される前記複数のリソースを示す情報を含むシステム情報を送信するように構成される。また、信号送信部201は、実施例3で説明した方法で、RARを送信する機能も含む。また、信号送信部201は、beam IDを基本システム情報に含めて送信する機能を含んでもよい。
<ハードウェア構成>
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図15〜図16)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置10と基地局20はいずれも、本実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図17は、本実施の形態に係るユーザ装置10と基地局20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ装置10と基地局20はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置10と基地局20のハードウェア構成は、図に示した1001〜1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ユーザ装置10と基地局20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図15に示したユーザ装置10の信号送信部101、信号受信部102、設定情報管理部103、RA制御部104は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図16に示した基地局20の信号送信部201と、信号受信部202と、設定情報管理部203、RA制御部204は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、ユーザ装置10の信号送信部101及び信号受信部102は、通信装置1004で実現されてもよい。また、基地局20の信号送信部201及び信号受信部202は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、ユーザ装置10と基地局20はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記ユーザ装置であって、前記基地局から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信する受信部と、前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、前記受信部は、前記複数のビームに対応する前記複数のリソースの情報を含むシステム情報を前記基地局から受信し、前記送信部は、当該複数のリソースの情報を前記システム情報から取得することを特徴とするユーザ装置が提供される。
上記の構成により、ユーザ装置と基地局を有する無線通信システムにおいて、ビームフォーミングが適用されるランダムアクセス手順を適切に実行することを可能とする技術が提供される。
また、本実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記ユーザ装置であって、前記基地局から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信する受信部と、前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、前記送信部は、前記受信部により受信した前記複数の所定の信号間のリソース位置の関係に基づいて、前記複数のビームに対応する前記複数のリソースを決定することを特徴とするユーザ装置が提供される。
上記の構成により、ユーザ装置と基地局を有する無線通信システムにおいて、ビームフォーミングが適用されるランダムアクセス手順を適切に実行することを可能とする技術が提供される。
例えば、前記受信部は、前記プリアンブルの数、前記プリアンブルのグループ、又は、前記複数のリソースにおけるリソースの数を示す通知を前記基地局から受信し、前記送信部は、当該通知に従って、プリアンブルを送信する。この構成により、ユーザ装置間でのプリアンブルの衝突確率を低減することができる。
例えば、前記受信部は、前記複数のリソースに対応する複数の上り送信用リソースを指定する情報を受信し、前記送信部は、当該複数の上り送信用リソースのそれぞれで、メッセージを前記基地局に送信する。この構成により、ユーザ装置はランダムアクセス手順の成功確率を向上させることができる。
また、本実施の形態により、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記基地局であって、複数のビームにより複数の所定の信号を送信する送信部と、前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いて前記ユーザ装置から送信されたプリアンブルを受信する受信部と、を備え、前記送信部は、前記ユーザ装置においてプリアンブルの送信のために使用される前記複数のリソースを示す情報を含むシステム情報を送信することを特徴とする基地局が提供される。
上記の構成により、ユーザ装置と基地局を有する無線通信システムにおいて、ビームフォーミングが適用されるランダムアクセス手順を適切に実行することを可能とする技術が提供される。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置10と基地局20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE−Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra−WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局20によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局20を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置10との通信のために行われる様々な動作は、基地局20および/または基地局20以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS−GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局20以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS−GW)であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
ユーザ装置10は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局20は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(enhanced NodeB)、ベースステーション(Base Station)、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa,an,及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本特許出願は2017年1月6日に出願した日本国特許出願第2017−001460号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2017−001460号の全内容を本願に援用する。
10 ユーザ装置
101 信号送信部
102 信号受信部
103 設定情報管理部
104 RA制御部
20 基地局
201 信号送信部
202 信号受信部
203 設定情報管理部
204 RA制御部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (6)

  1. 基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記ユーザ装置であって、
    前記基地局から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信する受信部と、
    前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、
    前記受信部は、前記複数のビームに対応する前記複数のリソースの情報を含むシステム情報を前記基地局から受信し、前記送信部は、当該複数のリソースの情報を前記システム情報から取得する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  2. 基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記ユーザ装置であって、
    前記基地局から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信する受信部と、
    前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、
    前記送信部は、前記受信部により受信した前記複数の所定の信号間のリソース位置の関係に基づいて、前記複数のビームに対応する前記複数のリソースを決定する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  3. 前記受信部は、前記プリアンブルの数、前記プリアンブルのグループ、又は、前記複数のリソースにおけるリソースの数を示す通知を前記基地局から受信し、前記送信部は、当該通知に従って、プリアンブルを送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のユーザ装置。
  4. 前記受信部は、前記複数のリソースに対応する複数の上り送信用リソースを指定する情報を受信し、前記送信部は、当該複数の上り送信用リソースのそれぞれで、メッセージを前記基地局に送信する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  5. 基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記基地局であって、
    複数のビームにより複数の所定の信号を送信する送信部と、
    前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いて前記ユーザ装置から送信されたプリアンブルを受信する受信部と、を備え、
    前記送信部は、前記ユーザ装置においてプリアンブルの送信のために使用される前記複数のリソースを示す情報を含むシステム情報を送信する
    ことを特徴とする基地局。
  6. 基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記ユーザ装置が実行するプリアンブル送信方法であって、
    前記基地局から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信する受信ステップと、
    前記複数のビームに対応する複数のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信ステップと、を備え、
    前記送信ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記基地局から受信したシステム情報であって、前記複数のビームに対応する前記複数のリソースの情報を含むシステム情報から、当該複数のリソースの情報を取得する
    ことを特徴とするプリアンブル送信方法。
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