JPWO2018105405A1 - sewing machine - Google Patents
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Abstract
ミシンは、針板(4)に設けられた開口(24)を通って上下動可能な支持アーム(19)であって、縫製対象物を支持するための布受け面(22)と、上下動する針の通過を許すように布受け面に設けられた(針孔)23とを含む支持部材と、該支持アームの布受け面の水平を維持しつつ、該支持アームを上下動する昇降機構(40)を備える。支持アームは、ミシンに対して横方向に延び、その一端において昇降機構に片持ち状に取り付けられ、他端において布受け面及び針孔を有する。昇降機構は、直線状に延びたスライドレール(10)を含み、支持アームを該スライドレールに対して略垂直方向に支持し、且つ、該支持アームをスライドレールに沿って上下動する。これにより、縫製時に被縫製物を支持する支持部の高さを所望の高さに変更できる。The sewing machine is a support arm (19) that can move up and down through an opening (24) provided in the needle plate (4), and has a cloth receiving surface (22) for supporting a sewing object, and a vertical movement. And a lifting mechanism that moves the support arm up and down while maintaining the level of the cloth receiving surface of the support arm. (40) is provided. The support arm extends laterally with respect to the sewing machine, is attached to the lifting mechanism at one end in a cantilever manner, and has a cloth receiving surface and a needle hole at the other end. The elevating mechanism includes a slide rail (10) that extends linearly, supports the support arm in a direction substantially perpendicular to the slide rail, and moves the support arm up and down along the slide rail. Thereby, the height of the support part which supports a to-be-sewn material at the time of sewing can be changed into desired height.
Description
本発明は、ミシンに関し、詳しくは、ミシンにおいて縫製対象物を支持するための機構に関する。 The present invention relates to a sewing machine, and more particularly to a mechanism for supporting a sewing object in the sewing machine.
従来、被服、バッグ、靴等の製品を製造する際に使用されるパターン縫いミシンにおいて、製品本体としての基布Hに縫着片K(パーツ)を重ね合わせて縫い付けるときは、型板が使用される。図6及び図7は、一例として、靴の縫製に用いる型板30を説明する図である。型板30は、下板27と、該下板27に対して蝶番により取り付けられた上板29とで構成される。下板27には、基布Hに縫着型Kを縫い付けるためのステッチングSのパターンに対応するパターン孔26が形成されている。上板29は、縫着片Kの形状とほぼ一致する抜き孔28を有し、抜き孔28により、縫着片Kが基布Hに対して位置決めされる。具体的には、下板27の上面に設けられているガイドピン31に合わせて下板27に基布Hが載置され、載置された基布Hを上板29が挟み、そして、その上板29の抜き孔28に縫着片Kが嵌入されることにより、型板30に基布H及び縫着片Kがセットされる。型板30を保持する保持枠を、ステッチングSのパターンに対応するパターンデータに基づいて移動させつつ、周知のミシン機構により縫着片KにステッチングSを施すことにより、縫着片Kが基布Hに縫い付けられる。 Conventionally, in a pattern sewing machine used when manufacturing products such as clothes, bags, shoes, etc., when sewing pieces K (parts) on a base fabric H as a product body, used. FIG.6 and FIG.7 is a figure explaining the
しかし、型板30を使用した縫い付けには、次のような問題があった。下板27の上面に載置された基布Hは、下板27の厚み分、針板から浮いた状態であるため、縫着片K及び基布Hを下方から支承するものがない。そのために、縫い針が縫着片Kに刺さった際の貫通抵抗により、基布Hが沈み込み、それに伴い縫着片Kの姿勢がずれてしまう。その結果、縫着片K上の正しい位置に針が落ちなかったり、縫着片Kの生地によっては縫いしわ等が発生したりする、といった問題が生じやすかった。特に、靴の製造においては、縫い付ける縫着片Kの縁部ぎりぎりに沿ってステッチを施すため、縫い針が縫着片Kから滑り落ちてしまうことにより縫い目のずれや目とびが生じるなど、縫い不良の原因となっていた。 However, sewing using the
上記の問題の解決策として、特許文献1は、針板から突出する位置に変位可能な環状のスリーブにより、縫製対象物を下方から支持し、それにより、縫製対象物の変位を防止又は抑制することを開示している。また、特許文献2は、縫製作業面の下方に、上下揺動可能な布受け装置を設け、布押さえ装置と布受け装置の両方で縫製対象物を挟持することにより、縫製対象物が縫製中に下方に変位しないようにすることを開示している。 As a solution to the above problem,
しかし、特許文献1は、先端に傾斜面を有する滑り子を横方向に移動し、その傾斜面を環状スリーブの下部に潜り込ませることにより、環状スリーブを持ち上げる構造であるため、環状スリーブを持ち上げる高さを様々に変更することは難しい。また、特許文献1の構成では、環状スリーブを持ち上げる際に環状スリーブの下部に横方向の力が加わる。環状スリーブとその挿通孔の間にガタツキがあるため、前記横方向の力により、環状スリーブが鉛直に上昇せず、斜めの姿勢で上昇してしまう。このことは、環状スリーブと縫い針の接触による針折れの原因となる。さらに言えば、特許文献1の構成では、環状スリーブは、持ち上げられた状態では滑り子の先端に支承されるだけなので、縫い針の貫通抵抗により縫製対象物が下方に押圧されたときに、環状スリーブが滑り子を押して撓ませる、という問題も生じ易い。 However,
また、特許文献2の布受け装置は、横方向に延びたアーム状の布受け台の略中央に布受けを備え、布受け台の一端を揺動支点として、布受け台の他端を上下に揺動する構成であり、その機構が複雑である。また、特許文献2の布受け装置は、横方向にサイズが大きくなるため、複数のヘッドを並設する多頭式ミシンには向かない。また、特許文献2の布受け装置では、釜の正面に布受け台が位置するので、その布受け台が障害となって、釜からボビンを脱着する周知のボビン交換機構などを設けることができない。更に言えば、特許文献2の布受け装置は、横方向に延びたアーム状の布受け台の一端を揺動支点として、布受け台の他端を上下に揺動することにより、上昇位置から下方の退避位置へ切り替える構造であるため、昇降時に布受け台が平行移動しない。特許文献2の構成では、所定の高さ位置でのみ布受け台が略水平となり、それ以外では、布受け台が斜めに傾いてしまう(特許文献2の図3、図4を参照)。従って、仮に、特許文献2において、布受け台の高さを型板の厚みに応じて変えたとしても、布受け台の高さによっては、布受けの位置が針からずれてしまう。 In addition, the cloth receiving device of
従って、特許文献1及び2のいずれにおいても、環状スリーブ又は布受けの高さを任意に変更することができない。また、型板を用いる縫製を行う場合、定まった厚みの型板を使用する場合しか効果を奏さない。一般的に、型板(上板、下板)の厚みは1〜4mmと様々である。しかし、上記の従来技術の構造では、様々な厚みの型板に対応することができない。 Therefore, in either of
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、縫製対象物を支持する支持部材の高さを所望の高さに変更できるようにしたミシンを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a sewing machine that can change the height of a support member that supports a sewing object to a desired height.
本発明は、針板に設けられた開口を通って上下動可能な支持部材であって、縫製対象物を支持するための上端面と、上下動する針の通過を許すように前記上端面に設けられた針孔とを含む前記支持部材と、前記支持部材の前記上端面の水平を維持しつつ、該支持部材を上下動する昇降機構とを備えるミシンである。 The present invention is a support member that can move up and down through an opening provided in a needle plate, and has an upper end surface for supporting an object to be sewn, and the upper end surface to allow passage of a needle that moves up and down. A sewing machine comprising: the support member including a provided needle hole; and an elevating mechanism that moves the support member up and down while maintaining the level of the upper end surface of the support member.
上記の構成によれば、昇降機構が支持部材の上端面の水平を維持しつつ、該支持部材を上下動するので、支持部材をどのような高さへ移動しても、その移動によって、針落ち位置と針孔がずれることがなく、支持部材の上端面は適切な姿勢で縫製対象物を支持し、以って、被縫製物の変位を防止又は抑制できる。このため、例えば、型板を用いる縫い付けにおいて、様々な厚さの型板に対応することができる。 According to the above configuration, the elevating mechanism moves the support member up and down while maintaining the level of the upper end surface of the support member. Therefore, even if the support member is moved to any height, the movement causes the needle to move up and down. The fall position and the needle hole are not displaced, and the upper end surface of the support member supports the sewing object in an appropriate posture, thereby preventing or suppressing the displacement of the sewing object. For this reason, for example, in sewing using a template, it is possible to deal with templates having various thicknesses.
従って、本発明のミシンによれば、縫製対象物を支持する支持部材の高さを所望の高さに変更できる、という優れた効果を奏する。 Therefore, according to the sewing machine of the present invention, there is an excellent effect that the height of the support member that supports the sewing object can be changed to a desired height.
以下、この発明の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。 Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
図1は、一実施形態に係るミシンの主要部分を一部断面で示す正面図を示し、該ミシンにおいて上方に設けられる縫いヘッドの図示を便宜上省略し、該ミシンにおいて下方に設けられるミシンテーブル2及び釜土台1に関連する機構を抽出して示すものである。図2は図1のミシンを矢印Aから見た側面図を示し、図3は図1のミシンを矢印Bから見た平面図を示す。このミシンは、1つの縫いヘッドのみを持つ単頭式ミシンであってもよいし、複数の縫いヘッドを持つ多頭式ミシンであってもよい。ミシンの縫いヘッド(不図示)には、縫製対象物(以下、「被縫製物」とも言う)を縫製する針(後述図5の符号50)を備えた針棒(不図示)が設けられており、その縫いヘッドの直下位置に釜土台1が配設される。 FIG. 1 is a front view showing a partial cross section of a main part of a sewing machine according to an embodiment. The illustration of a sewing head provided above the sewing machine is omitted for the sake of convenience, and a sewing machine table 2 provided below the sewing machine. And the mechanism relevant to the
図1〜図3に示すとおり、釜土台1は、ミシンテーブル2の下方に位置する下フレーム3の上面に固定されている。釜土台1の上面には、ミシンテーブル2の上面とほぼ一致するように針板4が固定されており、この針板4の下方に垂直釜5が配置されている。垂直釜5は内釜と外釜とを備え、外釜は釜土台1に回転自在に支持されており、釜土台1に貫通支持された駆動軸6の回転力によって回転するようになっている。内釜は外釜の内部で相対回転自在に嵌装されており、釜土台1に取り付けられた釜支え7により外釜と共に回転するのを防止するようになっている。これら構造は周知のとおりである。 As shown in FIGS. 1 to 3, the
本発明のミシンは、針板4に設けられた開口24を通って上下動可能な支持部材19であって、縫製対象物を支持するための上端面22と、上下動する針50の通過を許すように前記上端面22に設けられた針孔23とを含む前記支持部材19と、前記支持部材19の前記上端面22の水平を維持しつつ、該支持部材19を上下動する昇降機構40とを備えることに特徴がある。以下の説明では、支持部材19を、「支持アーム19」と称し、また、上端面22を「布受け面22」と称する。 The sewing machine of the present invention is a
図4は、支持アーム及び昇降機構の一例を抽出して示す分解斜視図である。釜土台1の右側面には、ロの字状の取付ベース8が固定される。取付ベース8は、前端部8aがミシンの前方に向けて張り出すように、後端部8bにて釜土台1に例えばネジにより固定される。この取付ベース8の前端部8aには鉛直方向に延びる細長形状の支持台9が固定される。支持台9には、鉛直方向に沿って直線状に延びたスライドレール10と、そのスライドレール10に沿って滑走可能な摺動体11とで構成される案内部材12が、例えばネジにより固定されている。摺動体11には、昇降部材13が取り付けられている。 FIG. 4 is an exploded perspective view showing an example of the support arm and the lifting mechanism. A square-shaped
昇降部材13は、全体として鉛直方向に延び、その上端がミシン正面から見て左向きに折れた、略L字型の細長形状を有している。昇降部材13の上端部は、ミシンテーブル2(針板4)に略平行な取付面14となる。他方、昇降部材13の下端は、リンクレバー15を介して駆動レバー16の自由端に連結されている。駆動レバー16は、下フレーム3の前面に固定されたモーター17の出力軸18に固定されており、モーター17の駆動により駆動レバー16を所定角度範囲で往復揺動させることで、昇降部材13がスライドレール10に沿って上下移動する。この実施形態においては、前述した取り付けベース8、支持台9、案内部材12(スライドレール10及び摺動体11)、昇降部材13、リンクレバー15、駆動レバー16、及び、モーター17が、昇降機構40を構成する。 The elevating
昇降部材13の上端の取付面14には、ミシンに対して横方向に延びるアーム部材からなる支持アーム19が固定されている。支持アーム19は、その一端(ミシン前面から見て右端)の連結部19aにおいて、ネジ20により取付面14の上面に固定される。すなわち、図1等に示す通り、支持アーム19は、その一端において,昇降機構40(昇降部材13の上端)に片持ち状に取り付けられている。言い換えれば、昇降機構40は、スライドレール10に対して略垂直方向に支持アーム19を支持する。 A
支持アーム19は、連結部19aからミシン前面から見て左斜め上方に延びるように延設されたアーム部19bを備え、アーム部19bの水平部19cの先端(ミシン前面から見て左端)には支承部材21を備える。支承部材21は、上方に突出した筒状部からなり、その上面に布受け面22を備える。布受け面22は、被縫製物を支持するための部分であり、ミシンテーブル2(針板4)と略平行面となるように形成される。 The
支承部材21の中央には、上下動する針(図5の符号50)の通過を許すように針孔23が設けられている。支持アーム19は、針孔23が針落ち位置に位置するように、昇降機構40に取り付けられている。したがって、針(図5の符号50)は、布受け面22により支持された被縫製物を貫通した際、針孔23を挿通する。 A
図3及び図4に示すとおり、針板4には、針落ち位置及び支持アーム19に対応して開口24が設けられている。開口24は、針及び支承部材21が挿通する貫通孔24aと、支持アーム19の形状に沿って切り欠かれた貫通孔24bとが一体的に形成されている。従って、支持アーム19は、針板4に設けられた開口24を通って上下動可能である。また、針板4には、ネジ20の対応個所に逃げ孔25が設けられており、支持アーム19の上昇時に、ネジ20が針板4に当たらないようになっている。 As shown in FIGS. 3 and 4, the
上記の構成からなる支持アーム19は、昇降部材13の上端に固定されているので、モーター17の駆動による昇降部材13の上下移動に応じて、スライドレール10に沿って直線状に、鉛直方向に上下動する。従って、昇降機構40は、支持アーム19の布受け面22の水平を維持しつつ、該支持アーム19を上下動できる。 Since the
ミシンは、周知の通り、針棒(不図示)の上下駆動に応じて、該針棒の針(図5の符号50)に付けられた上糸と、その針棒に対応する垂直釜5にセットされた下糸とが絡み合うことにより、被縫製物に対する縫いを行う。被服、バッグ、靴等の製造において、製品本体(基布H)にパーツ(縫着片K)を重ね合わせて縫い付ける場合がある。その場合、前述した図6及び図7に示す型板30が使用される。型板30は、図6及び図7に示す通り、下板27と上板29とからなり、基布Hを下板27の上面に載置し、これを上板29により挟み、そして、その上板29に縫着片Kを嵌入することにより、基布H及び縫着片Kをセットするようになっている。型板30は保持枠により保持され、ミシンの縫製作業面、すなわち、ミシンテーブル2(針板4)の上面の、縫いヘッド下方位置に、配置される。ミシンは、型板30を保持する保持枠を、ステッチングSのパターンを示すパターンデータに基づいて移動させつつ、縫い動作を行うことで、ステッチングSにより縫着片Kを基布Hに縫い付ける。 As is well known, the sewing machine moves the upper thread attached to the needle (
このような型板30を用いた縫い付けの際、下板27の上面に載置された基布Hは、下板27の厚み分だけ、針板4から浮いた状態となる。このため、型板30を用いた縫い付けを行う際(針が被縫製物を貫通する際)には、支持アーム19の布受け面22により基布Hが下方から支持されるようにする。 At the time of sewing using such a
図5(a)は、支持アーム19が退避位置まで下げられた状態を示し、図5(b)は、支持アーム19が最上位位置まで上げられた状態を示す。図5(a)、(b)において、符号27は型板30の下板、符号Hは基布、符号29は上板、符号Kは縫着片を示す。図5(a)に示す退避位置において、支持アーム19は、針板4よりも下方に位置している。このとき、支持アーム19は、型板30の下板27との干渉を防ぐため、針板4の上面と支承部材21の布受け面22が面一となる位置まで下降される。 FIG. 5A shows a state where the
図5(b)の最上位位置において、支持アーム19は針板4の開口24における貫通孔24bに挿通し、また、支承部材21は、貫通孔24aを挿通して針板4の上方に突出する。この状態で、布受け面22は基布Hの裏面に当接し、該基布Hを下方から支持する。 5B, the
支持アーム19の最上位位置(高さ)は、昇降機構40のストローク制御により、所望の高さに設定できる。支持アーム19の高さの設定は、例えば、ミシンの操作盤(図示外)から行う。一例において、支持アーム19の高さは、一般的な型板(上板、下板)の厚みに合わせて、0mm〜4mmの範囲で設定可能である。図示外の制御系は、操作盤(図示外)から入力された設定値に基づいて、モーター17の駆動レバー16の揺動角度を制御する。駆動レバー16の揺動角度に応じて、スライドレール10上の摺動体11に取り付けられた昇降部材13が上昇することにより、支持アーム19は、設定値に応じた高さに上昇する。これにより、支持アーム19の先端の布受け面22は、任意の設定値に応じた高さで、針板4の上方に突出する。 The uppermost position (height) of the
支持アーム19の上下動は、一例として、針50の昇降に同期して行われる。この場合、支持アーム19は一針ごとに昇降を繰り返す。すなわち、針50が上昇位置にあるとき、図5(a)のように、支持アーム19が退避位置まで下がり、また、針50が下降して縫着片Kに刺さるとき、図5(b)のように、支持アーム19が最上位位置まで上がる。針50が下降位置に下りたとき、針50の先端は、被縫製物(基布H及び縫着片K)を貫き、支持アーム19の針孔23を貫通する。このとき、布受け面22により基布Hの裏面を下方から支持しているので、基布Hが針板4から浮いた状態であっても、針50の貫通抵抗等による基布Hの沈み込み、及び、それに伴う縫着片Kの姿勢ずれ(傾き)等の被縫製物(基布H及び縫着片K)の変位を防止又は抑制し、以って、針落ち位置のずれ、縫いしわ発生、或いは、針50が縫着片Kから滑り落ちること等を防止又は抑制できる。それにより縫い目のずれや目とび等の縫い不良を防止することができる。 As an example, the vertical movement of the
別の例として、支持アーム19の昇降を針50の昇降に同期させず、支持アーム19を図5(b)の最上位位置に上昇させたまま、縫い動作が行われるようにしてもよい。例えば、縫着片Kの縁部に沿ってステッチングSを施す場合、支持アーム19を最上位位置に上昇させたまま縫い付け動作を行うとよい。この場合、ミシンは、縫い付け動作中、支持アーム19を図5(b)の最上位位置に上昇させたまま、パターンデータに基づいて型板30を移動させつつ、被縫製物(基布H及び縫着片K)にステッチングSを施す。なお、縫い動作中に型板30が支承部材21に干渉するときは、その都度、支持アーム19を退避位置に下降させればよい。 As another example, the sewing operation may be performed while raising and lowering the
以上説明した実施形態によれば、昇降機構40により支持アーム19の布受け面22の水平を維持しつつ、該支持アーム19を上下動するので、支持アーム19をどのような高さへ移動しても、その移動によって、針落ち位置と針孔23がずれることはなく、また、支持アーム19は適切な姿勢で被縫製物を支持し、以って、被縫製物の変位を防止又は抑制できる。従って、例えば、型板30を用いる縫い付けにおいて、様々な厚さの型板に応じた所望の高さに、支持アーム19の高さを変更することができる。従って、この発明は、型板30を用いる縫い付けに好適である。 According to the embodiment described above, the
また、昇降機構40に支持アーム19を片持ち状に取り付ける構成により、昇降機構40を釜土台1内の側方(図1では右側側面)に配置することが可能となる。このため、支持アーム19及び昇降機構40は、垂直釜5の正面の障害とならない。従って、この実施形態のミシンは、支持アーム19及び昇降機構40を備える構成であっても、垂直釜5からボビンを脱着する周知のボビン交換機構等を設けることが可能である。また、昇降機構40のスライドレール10により支持アーム19を鉛直方向に上下動する構成は、横方向にサイズが大きくならない。従って、実施例に示す支持アーム19及び昇降機構40の構成は、複数の縫いヘッドを並設する多頭式ミシンにも好適である。 Further, the structure in which the
この発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、支持アーム19は、針板4に設けられた開口24を通って上下動可能であって、縫製対象物を支持するための布受け面22と、上下動する針50の通過を許すように該布受け面22に設けられた針孔23とを含むものであれば、どのような形状、及び、構造でもよい。また、昇降機構40は、スライドレール10からなる機構に限らず、ラック・ピニオン機構、ベルト、或いは、チェーンなど、支持アーム19の布受け面22の水平を維持しつつ、該支持アーム19を上下動できる機構であれば、どのような機構でもよい。更には、例えば、案内部材12(スライドレール10及び摺動体11)部分が電気式リニアモーターで構成されてもよい。その場合、昇降機構40の構造を、より一層簡素化することができる。また、昇降機構40による支持アーム19の上下動の向きは、布受け面22の水平を維持するのであれば、鉛直方向に限らない。例えば、スライドレール10を鉛直方向に対して斜めに傾けて配置し、そのスライドレール10に沿って、支持アーム19を上下動させてもよい。また、ミシンの行う縫製は、型板30を用いた縫製に限定されない。本発明に係る縫いミシンとは、通常の縫いミシンに限らず、刺繍ミシン及びその他の特殊縫いミシンもその範囲に含む。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made within the scope of the technical idea described in the claims and the specification and drawings. For example, the
Claims (4)
前記支持部材の前記上端面の水平を維持しつつ、該支持部材を上下動する昇降機構
を備えるミシン。A support member capable of moving up and down through an opening provided in a needle plate, and an upper end surface for supporting an object to be sewn and a needle provided on the upper end surface so as to allow the needle to move up and down. The support member including a hole;
A sewing machine comprising an elevating mechanism that moves the support member up and down while maintaining the level of the upper end surface of the support member.
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