JPWO2018079167A1 - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
電子マネー機能を持つ携帯端末を利用することで、現金を持ち歩くことなく、買い物等の決済を簡単に行うことが可能となる。
なお、認証処理を伴う電子商取引を記載した従来技術として、例えば特許文献1(特許3951920号公報)がある。
例えば、親の電子マネー口座のお金を、子供の電子マネー口座に送金する等、電子マネーを利用する複数のユーザ間の送金処理については具体的な規約や処理が規定されていない。
また、上記のように、携帯端末と決済装置間の近接通信を実行して認証処理を行い、認証が成立したことを条件とした処理は、ユーザにとって煩わしいという問題もある。
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部は、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信し、
(a)前記処理条件管理サーバにおける前記生体情報に基づくユーザ認証の成立確認、
(b)位置情報または行動情報が、前記処理条件管理サーバの保持する設定条件を満足することの確認、
上記(a),(b)の確認がなされたことを条件として実行される電子マネーによる取引処理の結果を、前記通信部を介して受信する情報処理装置にある。
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行するユーザ端末との通信を実行する通信部と、
前記通信部を介したユーザ端末からの受信データを適用したデータ処理を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記ユーザ端末から受信する生体情報に基づくユーザ認証を実行し、
前記ユーザ認証が成立した場合、
前記ユーザ端末から受信する位置情報、または行動情報が、記憶部に登録された設定条件を満足するか否かを判定し、満足するとの判定に基づいて、
予め登録済みの取引態様に従って、前記ユーザ口座に対する送金処理、または前記ユーザ口座からの支払い処理を実行、または取引処理の要求を処理実行サーバに出力する情報処理装置にある。
ユーザ端末と、処理条件管理サーバを有する情報処理システムであり、
前記ユーザ端末は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部は、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信する処理を実行し、
前記処理条件管理サーバは、
前記ユーザ端末から受信する生体情報に基づくユーザ認証を実行し、
前記ユーザ認証が成立した場合、
前記ユーザ端末から受信する位置情報、または行動情報が、記憶部に登録された設定条件を満足するか否かを判定し、満足するとの判定に基づいて、
予め登録済みの取引態様に従った前記ユーザ口座に対する送金処理、または前記ユーザ口座からの支払い処理を実行、または取引処理の要求を処理実行サーバに出力する情報処理システムにある。
ユーザ端末と、処理条件管理サーバと、処理実行サーバを有する情報処理システムであり、
前記ユーザ端末は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部は、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信する処理を実行し、
前記処理条件管理サーバは、
前記ユーザ端末から受信する生体情報に基づくユーザ認証を実行し、
前記ユーザ認証が成立した場合、
前記ユーザ端末から受信する位置情報、または行動情報が、記憶部に登録された設定条件を満足するか否かを判定し、満足するとの判定に基づいて、
予め登録済みの取引態様に従った取引処理の要求を処理実行サーバに出力し、
前記処理実行サーバは、
前記処理条件管理サーバからの取引処理の実行要求受信に応じて、予め登録済みの取引態様に従った前記ユーザ口座に対する送金処理、または前記ユーザ口座からの支払い処理を実行する情報処理システムにある。
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
前記情報処理装置は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部が、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信し、
(a)前記処理条件管理サーバにおける前記生体情報に基づくユーザ認証の成立確認、
(b)位置情報または行動情報が、前記処理条件管理サーバの保持する設定条件を満足することの確認、
上記(a),(b)の確認がなされたことを条件として実行される電子マネーによる取引処理の結果を、前記通信部を介して受信する情報処理方法にある。
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
前記情報処理装置は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記プログラムは、前記制御部に、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信する処理と、
(a)前記処理条件管理サーバにおける前記生体情報に基づくユーザ認証の成立確認、
(b)位置情報または行動情報が、前記処理条件管理サーバの保持する設定条件を満足することの確認、
上記(a),(b)の確認がなされたことを条件として実行される電子マネーによる取引処理の結果を、前記通信部を介して受信する処理の制御を実行させるプログラムにある。
本構成により、生体情報に基づくユーザ認証を行い、ユーザ位置または行動が設定条件を満たすことの確認に基づいて送金処理を行う構成が実現される。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
1.情報処理システムの構成例について
2.ユーザ位置または行動に応じて、ユーザ口座間の送金制御を行う実施例について
3.ユーザ位置または行動に応じて、サービス対価支払いの送金制御を行う実施例について
4.情報処理装置の構成例について
5.本開示の構成のまとめ
まず、図1以下を参照して、本開示の情報処理システムの構成例について説明する。
図1は、本開示の情報処理システムの一構成例を示す図である。
ユーザA(親)10は、リストバンド型のウェアラブル端末(A)11を腕に装着し、携帯端末(A)12を胸ポケットに入れている。
ウェアラブル端末(A)11、および携帯端末(A)12は、いずれも、例えば銀行等の金融機関のユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部を有し、さらに、生体情報を取得する生体情報取得センサ、位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有する。また、その他の様々なアプリケーションやデータ処理を実行するデータ処理部、表示部、通信部を有する情報処理装置である。
携帯端末(B)22も、例えば銀行等の金融機関のユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部を有し、さらに、生体情報を取得する生体情報取得センサ、位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有する。また、その他の様々なアプリケーションやデータ処理を実行するデータ処理部、表示部、通信部を有する情報処理装置である。
処理条件管理サーバ30は、例えば、ユーザA(親)10の口座(銀行口座、電子マネー口座等)から、ユーザB(子)20の口座(銀行口座、電子マネー口座等)への送金処理を実行する条件となる設定条件等の処理条件情報を記憶部(データベース)に格納している。さらに、記憶部に保持した設定条件を満足したか否かの判定処理を実行する。
なお、ユーザA(親)10の携帯端末(A)11から送信されるユーザA(親)の位置情報や行動情報を利用して判定処理が行われる場合もある。
処理実行サーバ40は、処理条件管理サーバ30からの送金依頼の受信に応じて送金処理を実行する。
ユーザA(親)10のウェアラブル端末(A)11や、携帯端末(A)12には、位置情報や行動情報を取得するセンサ(GPS、加速度センサ等)が備えられ、これらのセンサによる取得情報であるユーザA(親)10の位置情報/行動情報15が、処理条件管理サーバ30に送信される。
処理条件情報16は、ユーザA(親)10が携帯端末(A)12に入力することができる。
処理条件管理サーバ30は、携帯端末(A)12から受信した処理条件情報16を、処理条件登録データベース(DB)31に格納する。
具体的な条件設定例については後述する。
ユーザA(親)10のウェアラブル端末(A)11も、携帯端末(A)12を介して処理実行サーバ40との通信を行い、Aの口座41に関する電子マネー情報51の取得処理や、処理要求を送信することが可能である。
図に示す送金要求情報35である。
この送金要求情報35には、送金金額の指定情報や送金元、送金先(入金先)等の情報も含まれる。
送金処理がなされたことは、電子マネー情報51,61としてユーザA(親)10の携帯端末(A)12や、ユーザB(子)20の携帯端末(B)22に送信される。
ユーザ認証が成立しない場合、これらの情報(位置/行動情報15、処理条件情報16、電子マネー情報51等)の通信処理は行われない。
ユーザ認証が成立しない場合、これらの情報(位置/行動情報25、電子マネー情報61等)の通信処理は行われない。
なお、認証処理は、データ通信の開始前に行うとともに、データ通信の実行中に定期的に行ういわゆる「継続認証処理」として実行することが好ましい。
これは、例えば、携帯端末やウェアラブル端末の利用ユーザが入れ代わるといった不正を防止するためである。
サーバ(処理実行条件管理サーバ30、または処理実行サーバ40)は、通信相手であるユーザ端末から受信する生体情報に基づいて、登録情報との照合処理を定期的に実行し、照合成立の場合は、通信を継続し、照合不成立の場合は、通信を遮断する処理を行う。
このような継続認証を実行することで、通信相手のユーザ端末の利用ユーザの入れ代わりを防止することが可能となる。
図3に示すように、処理条件管理サーバ30は、以下の各データの対応情報をユーザ情報として記憶部に保持している。
(a)端末識別子
(b)ユーザ名
(c)ユーザ識別子(ID)
(d)ユーザ認証情報
(e)ユーザ関係情報
(b)ユーザ名は、ユーザの名前やニックネームである。
(c)ユーザ識別子(ID)は、各ユーザ固有の識別子である。
(d)ユーザ認証情報は生体認証情報であり、継続認証処理に適用可能な情報とすることが好ましい。例えば、指紋、静脈、顔、虹彩、血管、声紋等の生体認証情報を予めユーザから受領して、登録する。
処理条件管理サーバ30は、この登録情報を用いて、通信相手から受信する生体情報との照合処理を行い、認証処理を実行する。
具体的な処理条件の例については後段で説明する。
このような設定とすることで、例えば、定期的に実行する「継続認証処理」を短時間に効率的に行うことが可能となり、またサーバとの通信データ量の削減も可能となる。
図4に示すように、処理実行サーバ40は、以下の各データの対応情報をユーザ情報として記憶部に保持している。
(a)端末識別子
(b)ユーザ名
(c)ユーザ識別子(ID)
(d)アカウント(口座)情報
(e)ユーザ認証情報
(b)ユーザ名は、ユーザの名前やニックネームである。
(c)ユーザ識別子(ID)は、各ユーザ固有の識別子である。
処理実行サーバ40は、この登録情報を用いて、通信相手から受信する生体情報との照合処理を行い、認証処理を実行する。
携帯端末(B)22は、さらにWi−Fi通信により、インターネット等のネットワーク1を介して、様々な通信機器、例えば、ネットワーク1に接続されたサーバや、他のユーザ端末との通信を行う。
次に、ユーザ位置または行動に応じて、ユーザ口座間の送金制御を行う実施例について説明する。
この送金処理は、ユーザA(親)10が、処理条件管理サーバ30に登録した設定条件を満たした場合に実行される。
処理条件管理サーバ30は、例えばユーザB(子)20の携帯端末(B)22から、ユーザB(子)20の位置情報や行動情報を取得して、この取得情報に基づいて送金条件を満足したか否かの判定処理を行う。
処理実行サーバ40は、この送金処理の要求(許可)メッセージの受信に応じて、処理実行サーバ40の管理するユーザA(親)10の口座から、ユーザB(子)20の口座に対する送金処理を実行する。
以下、この一連の処理について説明する。
図6には、左から以下の各装置を示している。
ユーザA(親)10のウェアラブル端末(A)11、
ユーザA(親)10の携帯端末(A)12、
ユーザB(子)20の携帯端末(B)22、
処理条件管理サーバ30、
処理実行サーバ40、
(ステップS101)
まず、ユーザA(親)10の携帯端末(A)12と、処理条件管理サーバ30との間で認証処理を実行する。
この認証処理は、双方の装置の信頼性を確認するとともに、携帯端末(A)12の使用者がユーザA(親)10であることのユーザ認証を目的とする認証処理である。
ユーザA(親)10の携帯端末(A)12は、ユーザA(親)10の生体情報を読み取り、読み取った生体情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
処理条件管理サーバ30は、携帯端末(A)12から受信した生体情報と、先に図3を参照して説明した処理条件管理サーバ30の保持データである登録認証情報との照合処理を実行する。
一方、照合不成立、すなわち受信データと登録データとが一致しない場合は、携帯端末(A)12の利用者がユーザA(親)10ではないと判断し、認証不成立と判定され、次の処理に移行することなく処理を中止する。なお、この場合、処理条件管理サーバ30は、携帯端末(A)12に対して、認証不成立であったことを知らせるエラーメッセージを通知してもよい。
ステップS101の認証処理が成立すると、次に、ユーザA(親)10のウェアラブル端末(A)11と、処理条件管理サーバ30との間で認証処理を行う。
なお、この処理は、ウェアラブル端末(A)11を利用して処理条件管理サーバ30とデータ通信を行う場合に必要となる処理であり、ウェアラブル端末(A)11を利用して処理条件管理サーバ30とデータ通信を行わない場合は省略可能である。
この認証処理は、双方の装置の信頼性を確認するとともに、ウェアラブル端末(A)11の使用者がユーザA(親)10であることのユーザ認証を目的とする認証処理である。
ユーザA(親)10のウェアラブル端末(A)11は、ユーザA(親)10の生体情報を読み取り、読み取った生体情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
処理条件管理サーバ30は、ウェアラブル端末(A)11の読み取った生体情報を、既に認証処理が完了した携帯端末(A)12を介して受信し、受信した生体情報と、先に図3を参照して説明した処理条件管理サーバ30の保持データである登録認証情報との照合処理を実行する。
一方、照合不成立、すなわち受信データと登録データとが一致しない場合は、ウェアラブル端末(A)11の利用者がユーザA(親)10ではないと判断し、認証不成立と判定され、次の処理に移行することなく処理を中止する。なお、この場合、処理条件管理サーバ30は、ウェアラブル端末(A)11、または携帯端末(A)12に対して、認証不成立であったことを知らせるエラーメッセージを通知してもよい。
次に、ユーザA(親)10は、携帯端末(A)12に、処理条件情報を入力して、処理条件管理サーバ30に送信する。
すなわち、ユーザA(親)10の口座からの送金処理を行うか否かを判定する条件である設定条件や、送金額、送金者(送金元)、入金者(送金先)等を含む処理条件情報を携帯端末(A)12に入力して、処理条件管理サーバ30に送信する。
この送信情報の具体例を図7(A)に示す。
(a)送信者識別子
(b)設定条件
(c)設定条件補助情報
(d)送金額
(e)送金者
(f)入金者
(g)送金処理実行条件
(h)有効期間
(b)設定条件は、送金処理を実行するための条件である。図に示す例は、
「ユーザAの子Bが学習塾Kの周辺30m以内に位置すること」
上記を設定条件とした例を示している。
(c)設定条件補助情報は、上記の(b)設定条件の補助情報であり、学習塾Kの住所等、処理条件管理サーバ30が条件をクリアしたか否かを判定する際に必要となる情報が記録される。
(e)送金者は、送金元となる口座の名義に相当するユーザ名を記録する。ユーザ名の代わりに送金元口座番号を記録してもよい。
(f)入金者は、送金先となる口座の名義に相当するユーザ名を記録する。ユーザ名の代わりに送金先口座番号を記録してもよい。
「入金者が設定条件を満たしたら実行」
上記条件が記録されている。
(h)有効期間は、この処理条件情報に従った制御を行う期間である有効期間を記録する。
図6に示すシーケンス図のステップS103では、ユーザA(親)10は、携帯端末(A)12に、これらの処理条件情報を入力して、処理条件管理サーバ30に送信する。
次に、処理条件管理サーバ30は、ユーザA(親)10の携帯端末(A)12から受信した処理条件情報を処理条件登録データベースに登録する。すなわち、図2に示す処理条件登録データベース31に対する登録処理を実行する。
このデータベース登録情報の具体例を図7(B)に示す。
図7(B)に示すように、処理条件管理サーバ30の処理条件登録データベース31に登録される処理条件情報は、例えば以下の各情報を含むデータである。
(a)依頼者識別子
(b)設定条件
(c)設定条件補助情報
(d)送金額
(e)送金者
(f)入金者
(g)送金処理実行条件
(h)有効期間
ただし、一部、処理条件管理サーバ30における条件判定処理を効率的に行うために情報の書き換えや追加処理等が行われる。
例えば、(c)設定条件補助情報には、住所に対応する位置を示す緯度経度情報が記録される。これは、例えば、ユーザB(子)20の携帯端末(B)22から受信するユーザB(子)20の位置情報は緯度経度情報からなるGPS情報であり、このGPS情報を適用した条件判定処理を効率的に行うためである。
処理条件管理サーバ30は、例えばユーザB(子)20の携帯端末(B)22から受信する位置情報等に基づいて、処理条件登録データベース31に登録された条件が満足されたか否かを判定して、判定結果に応じて処理実行サーバ40に対する送金処理の実行要求を行う。
以下、この処理条件情報に基づく送金実行可否判定と送金実行処理のシーケンスについて、図8、図9に示すシーケンス図を参照して説明する。
ユーザA(親)10のウェアラブル端末(A)11、
ユーザA(親)10の携帯端末(A)12、
ユーザB(子)20の携帯端末(B)22、
処理条件管理サーバ30、
処理実行サーバ40、
(ステップS201)
まず、ユーザB(子)20の携帯端末(B)22と、処理条件管理サーバ30との間で認証処理を実行する。
この認証処理は、双方の装置の信頼性を確認するとともに、携帯端末(B)22の使用者がユーザB(子)20であることのユーザ認証を目的とする認証処理である。
ユーザB(子)20の携帯端末(B)22は、ユーザB(子)20の生体情報を読み取り、読み取った生体情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
処理条件管理サーバ30は、携帯端末(B)22から受信した生体情報と、先に図3を参照して説明した処理条件管理サーバ30の保持データである登録認証情報との照合処理を実行する。
一方、照合不成立、すなわち受信データと登録データとが一致しない場合は、携帯端末(B)22の利用者がユーザB(子)20ではないと判断し、認証不成立と判定され、次の処理に移行することなく処理を中止する。なお、この場合、処理条件管理サーバ30は、携帯端末(B)22に対して、認証不成立であったことを知らせるエラーメッセージを通知してもよい。
ユーザが入れ代わった場合、生体認証は不成立となり、その後の処理を中止する。
ステップS201における認証処理が成立すると、ユーザB(子)20の携帯端末(B)22は、携帯端末(B)22のセンサ(GPSや加速度センサ等)が取得した位置情報、あるいはユーザB(子)20の行動情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
携帯端末(B)22には、位置検出センサ、加速度センサ、気圧センサ等の様々なセンサが備えられており、携帯端末(B)22の位置や、携帯端末の動き等を検出する。携帯端末(B)22は、これらのセンサ検出情報を取得して処理条件管理サーバ30に送信する。
なお、この位置情報や行動情報の処理条件管理サーバに対する送信処理は継続的に実行する。例えば、予め規定された間隔(数秒間隔)で間欠的に送信する。
このような設定とすることで、例えば、定期的に実行する「継続認証処理」を短時間に効率的に行うことが可能となり、またサーバとの通信データ量の削減も可能となる。
次に、ステップS203において、処理条件管理サーバ30は、携帯端末(B)22から受信した位置情報、あるいはユーザB(子)20の行動情報と、処理条件管理サーバ30の処理条件登録データベース31に登録済みの設定条件とを比較する。
一致しない場合は、携帯端末(B)22からの新たな情報の受信を待機して、ステップS203の処理を繰り返す。
この処理は、処理条件管理サーバ30の処理条件登録データベース31に登録された有効期間中、繰り返し行われる。
処理条件管理サーバ30が、携帯端末(B)22から受信した位置情報、あるいはユーザB(子)20の行動情報に基づいて判定されるユーザ(b)の位置または行動が、登録済みの設定条件と一致した場合は、ステップS204に進む。
なお、処理条件管理サーバ30は、送金額、送金者、入金者の各情報を含む送金依頼データを生成して処理実行サーバ40に送信する。
なお、送金額、送金者、入金者の各データは、処理条件管理サーバ30の処理条件登録データベース31に登録されたデータである。
次に図9に示すステップS205において、処理条件管理サーバ30から送信要求を受信した処理実行サーバ40は、要求に従い、送金処理を実行する。
例えば図7(B)を参照して説明した処理条件登録データベースの登録情報に従った処理を行う場合は、
送金額=¥1,000
送金者=ユーザA
入金者=ユーザB
上記設定に従った送金処理を実行する。
次に処理実行サーバ40は、ステップS206、およびステップS207において、携帯端末(A)12と、携帯端末(B)22に対して、送金処理が完了したことを通知する処理を実行する。
なお、これらの通知処理は、各通信装置間で、再度、認証処理を実行し認証成立が確認されたことを条件として行うことが好まししい。
次に、携帯端末(B)22は、ステップS208において、ユーザB(子)20の口座の入金情報、あるいは残高情報を参照して、送金処理が実行されたことを確認する。
図10に処理条件管理サーバの処理条件登録データベース31に登録される処理条件の複数の例を示す。
図10に示すように、処理条件における「(b)設定条件」と、「(g)送金処理実行条件」としては、例えば以下のような様々な条件が規定可能である。
送金処理実行条件=入金者が設定条件を満たしたら実行
(2)設定条件=ユーザAの子Bが、時速10km以下で1時間以上の継続移動(ジョギング)
送金処理実行条件=入金者が設定条件を満たしたら実行
(3)設定条件=ユーザAと、子Bの距離が100m以上離れたこと
送金処理実行条件=送金者Aと、入金者Bが設定条件を満たしたら実行
(4)設定条件=ユーザAと、子Bの距離が100m以上離れたこと
送金処理実行条件=送金者Bと、入金者Cが設定条件を満たしたら実行
なお、設定条件として設定された位置情報や行動情報の取得対象となるユーザも様々であり、処理管理サーバ30は、設定条件に含まれる条件に従って、位置情報や行動情報の取得対象となるユーザを選択し、その選択ユーザの携帯端末等から情報(位置/行動)を取得する処理を行う。
設定条件=ユーザAと、子Bの距離が100m以上離れたこと
この条件を満足するか否かの判定処理には、ユーザAとユーザBの位置情報を取得することが必要となる。
このような場合の処理シーケンスについて、図11、図12を参照して説明する。
ユーザA(親)10のウェアラブル端末(A)11、
ユーザA(親)10の携帯端末(A)12、
ユーザB(子)20の携帯端末(B)22、
処理条件管理サーバ30、
処理実行サーバ40、
(ステップS211〜S212)
本処理例では、ユーザA(親)10の位置や行動情報をユーザA(親)10のウェアラブル端末(A)11や携帯端末(A)12からも取得するため、これらの各端末と、処理条件管理サーバ30との間で認証処理を実行する。
ユーザA(親)10の各端末は、ユーザA(親)10の生体情報を読み取り、読み取った生体情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
処理条件管理サーバ30は、各端末から受信した生体情報と、先に図3を参照して説明した処理条件管理サーバ30の保持データである登録認証情報との照合処理を実行する。
照合成立、すなわち受信データと登録データとが一致すれば、各端末の利用者がユーザA(親)10であると判断し、認証成立と判定され、次の処理に移行する。
照合不成立の場合は、認証不成立と判定し、処理を中止する。
ステップS211〜S212における認証処理が成立すると、ユーザA(親)10のウェアラブル端末(A)11、または携帯端末(A)12は、各端末のセンサ(GPSや加速度センサ等)が取得した位置情報、あるいはユーザA(親)10の行動情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
ウェアラブル端末(A)11、および携帯端末(A)12には、位置検出センサ、加速度センサ、気圧センサ等の様々なセンサが備えられており、位置や動き等を検出する。ウェアラブル端末(A)11、および携帯端末(A)12は、これらのセンサ検出情報を取得して、取得情報、あるいは取得情報に基づいて生成した位置情報や行動情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
以下のステップS214〜S221の処理は、先に図8、図9を参照して説明したステップS201〜S208の処理と同様の処理である
ただし、ステップS216における処理条件管理サーバ30の実行する入力情報と登録設定条件との比較処理においては、以下の2人のユーザの位置や行動に基づく判定処理を行う。
ユーザA(親)10のウェアラブル端末(A)11、または携帯端末(A)12から受信するユーザA(親)10の位置や行動情報、
ユーザB(子)20の携帯端末(B)22から受信するユーザB(子)20の位置や行動情報、
「設定条件=ユーザAと、子Bの距離が100m以上離れたこと」
上記条件が満足されたか否かを判定する処理を行う。
「処理実行条件=送金者Aと、入金者Bが設定条件を満たしたら実行」
この処理実行条件を満足することを確認した場合、処理実行サーバ40に対して送金処理要求を出力する。
図13には、以下の2つの条件例を示ししている。
(条件例1)5分以内に1Kmランニングにゴールしたら送金
(条件例2)5分以内に1Kmランニングにゴールできなかったら返金
(1)設定条件=ユーザAの子Bが、5分以内に地点Xから地点Yの1Kmランニングに成功すること
送金処理実行条件=設定条件を満たしたら実行
送金者=ユーザA
入金者=ユーザAの子であるユーザB
送金処理実行条件=設定条件を満たしたら実行
送金者=ユーザAの子であるユーザB
入金者=ユーザA
このように、(1),(2)において、設定条件が成功と、失敗、逆の設定であり、送金者と入金者の設定も入れ代わっている。
一方、(2)の場合、送金者=ユーザB(子)、入金者=ユーザA(親)であり、時間内にゴールできなかったら、ユーザB(子)からユーザA(親)に送金処理がなされる。すなわち子から親への送金(=返金)処理が行われることになる。
このように、処理条件の設定態様を変更することで、様々な処理が可能となる。
これらは、送金処理を実行するサーバの一例である。
銀行対応アプリ102は、銀行の口座を利用した送金処理、入金処理、残高確認処理等を実行する際に利用される。
電子マネーアプリ103は、電子マネー口座を利用した送金処理、入金処理、残高確認処理等を実行する際に利用される。
なお、電子マネー用口座は、多くの場合、特定の銀行口座に関連づけられており、銀行口座から電子マネー口座に予め設定した上限金額まで移動することを可能とした設定となっている。
各ユーザ端末は、例えば図15に示す各アプリケーションを利用して上述した実施例に従った処理を行うことが可能である。
次に、ユーザ位置または行動に応じて、サービス対価支払いの送金制御を行う実施例について説明する。
図16にはユーザA10を示している。
ユーザA10は、ウェアラブル端末(A)11を腕に装着し、携帯端末(A)12を胸ポケットに入れている。
ウェアラブル端末(A)11、および携帯端末(A)12は、いずれも電子マネー機能を有し、さらに、位置情報や動き情報を検出するためのセンサを備えており、さらに、様々なアプリケーションやデータ処理を実行するデータ処理部、表示部、通信部を有する情報処理装置である。
携帯端末(A)12は、さらにWi−Fi通信により、インターネット等のネットワーク1を介して、様々な通信機器、例えば、ネットワーク1に接続されたサーバや、他のユーザ端末との通信を行うことが可能な構成を持つ。
処理条件管理サーバ30は、例えば、ユーザA10の口座(銀行口座、電子マネー口座等)から、サービス提供サーバ200の管理会社の口座(銀行口座、電子マネー口座等)への送金処理を実行するための許容条件情報である条件データ(設定条件)を記憶部(データベース)に格納している。さらに、記憶部に保持した設定条件を満足したか否かの判定処理を実行する。
この設定条件等の処理条件情報は、サービス提供サーバ200から、処理条件管理サーバ30に通知される。
処理条件管理サーバ30は、この設定条件の他、送金額、送金者、入金者等の情報を含む処理条件情報を処理条件登録データベース31に格納する。
サービス提供サーバ200は、保険会社に限らず、その他の様々なサービスを提供する会社によって運営可能であり、以下に説明する実施例は、様々なサービスに応じた料金支払いシステムにおいて適用可能である。
(a)ユーザ名
(b)ユーザ識別子
(c)加入サービス情報
(d)アカウント(口座)情報
(b)ユーザ識別子には、ユーザ固有の識別子(ID)が記録される。
(c)加入サービス情報は、契約対象のサービス、本例では保険契約情報である。
(d)アカウント(口座)情報は、サービス提供会社(本例保険では会社)の提供するサービス(保険)をユーザに提供した場合に発生する対価支払い用のユーザのアカウント(口座)情報である。
例えば、これらの情報が、サービス提供サーバ200に格納される。
これらのユーザ情報は、先の実施例において説明したと同様の情報であるる
すなわち、処理条件管理サーバ30は、先に図3を参照して説明したユーザ情報、すなわち、以下の各データの対応情報をユーザ情報として記憶部に保持している。
(a)端末識別子
(b)ユーザ名
(c)ユーザ識別子(ID)
(d)ユーザ認証情報
(e)ユーザ関係情報
(a)端末識別子
(b)ユーザ名
(c)ユーザ識別子(ID)
(d)アカウント(口座)情報
(e)ユーザ認証情報
図18には、左から以下の各装置を示している。
ユーザA10のウェアラブル端末(A)11、
ユーザA10の携帯端末(A)12、
サービス提供サーバ200、
処理条件管理サーバ30、
処理実行サーバ40、
(ステップS301)
まず、サービス提供サーバ200と、処理条件管理サーバ30との間で認証処理を実行する。
この認証処理は、双方の装置の信頼性を確認する処理として実行される。
認証成立の場合は、次の処理に移行する。
一方、認証不成立の場合は、以下の処理を中止する。
ステップS301の認証処理が成立すると、次にサービス提供サーバ200は、、ステップS302において、予めユーザA10と締結した契約に基づいて生成した処理条件情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
すなわち、サービス提供サーバ200の口座からの送金処理を行う場合の設定条件や、送金額、送金者、入金者等から構成される処理条件情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
この送信情報の具体例を図19(A)に示す。
(a)送信者識別子
(b)設定条件
(c)設定条件補助情報
(d)送金額
(e)送金者
(f)入金者
(g)送金処理実行条件
(h)有効期間
(b)設定条件は、送金処理を実行するための条件である。図に示す例は、
「契約者(ユーザA)が、P国に入国」
上記を設定条件とした例を示している。
(c)設定条件補助情報は、上記の(b)設定条件の補助情報であり、例えば契約者(ユーザA)の登録情報等、処理条件管理サーバ30が条件をクリアしたか否かを判定する際に必要となる情報が記録される。
(e)送金者は、送金元となる口座の名義に相当するユーザ名を記録する。ユーザ名の代わりに送金元口座番号を記録してもよい。
(f)入金者は、送金先となる口座の名義に相当するユーザ名を記録する。本例では保険会社の口座名が記録される。口座名の代わりに口座番号を記録してもよい。
「契約者AがP国へ入国時に実行」
上記条件が記録されている。
(h)有効期間は、この処理条件情報に従った制御を行う期間である有効期間を記録する。
図18に示すステップS302では、サービス提供サーバ200は、これらの処理条件情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
次に、処理条件管理サーバ30は、、ステップS303において、サービス提供サーバ200から受信した処理条件情報を処理条件登録データベースに登録する。すなわち、図16に示す処理条件登録データベース31に対する登録処理を実行する。
このデータベース登録情報の具体例を図19(B)に示す。
図19(B)に示すように、処理条件管理サーバ30の処理条件登録データベース31に登録される処理条件情報は、例えば以下の各情報を含むデータである。
(a)依頼者識別子
(b)設定条件
(c)設定条件補助情報
(d)送金額
(e)送金者
(f)入金者
(g)送金処理実行条件
(h)有効期間
ただし、一部、処理条件管理サーバ30における条件判定処理を効率的に行うために情報の書き換えや追加処理等が行われる。
例えば、(c)設定条件補助情報には、P国の位置を示す緯度経度情報が記録される。これは、例えば、ユーザA10の携帯端末(A)12から受信する位置情報が緯度経度情報からなるGPS情報であり、このGPS情報を適用した条件判定処理を効率的に行うためである。
処理条件管理サーバ30は、例えばユーザA10の携帯端末(B)12から受信する位置情報等に基づいて、処理条件登録データベース31に登録された条件が満足されたか否かを判定して、判定結果に応じて処理実行サーバ40に対する送金処理の実行要求を行う。
図20、図21には、先に説明した図18と同様、左から以下の各装置を示している。
ユーザA10のウェアラブル端末(A)11、
ユーザA10の携帯端末(A)12、
サービス提供サーバ200、
処理条件管理サーバ30、
処理実行サーバ40、
(ステップS311)
まず、ユーザA10の携帯端末(A)12と、処理条件管理サーバ30との間で認証処理を実行する。
この認証処理は、双方の装置の信頼性を確認するとともに、ウェアラブル端末(A)11の使用者がユーザA10であることのユーザ認証を目的とする認証処理である。
ユーザ認証処理は、先に図3を参照して説明した処理条件管理サーバ30の保持データである認証情報を用いて実行される。
処理条件管理サーバ30は、端末から受信した生体情報と、先に図3を参照して説明した処理条件管理サーバ30の保持データである登録認証情報との照合処理を実行する。
照合成立、すなわち受信データと登録データとが一致すれば、ユーザA10の携帯端末(A)12の利用者がユーザA10であると判断し、認証成立と判定し、次の処理に移行する。
照合不成立の場合は、認証不成立と判定し、処理を中止する。この場合、認証不成立であったことを知らせるエラーメッセージを通知してもよい。
ユーザが入れ代わった場合、生体認証は不成立となり、その後の処理を中止する。
ステップS311における認証処理が成立すると、次に、ユーザA10のウェアラブル端末(A)11と、処理条件管理サーバ30との間で認証処理を行う。
なお、この処理は、ウェアラブル端末(A)11を利用して処理条件管理サーバ30とデータ通信を行う場合に必要となる処理であり、ウェアラブル端末(A)11を利用して処理条件管理サーバ30とデータ通信を行わない場合は省略可能である。
この認証処理は、双方の装置の信頼性を確認するとともに、ウェアラブル端末(A)11の使用者がユーザA10であることのユーザ認証を目的とする認証処理である。
ユーザA10のウェアラブル端末(A)11は、ユーザA10の生体情報を読み取り、読み取った生体情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
処理条件管理サーバ30は、ウェアラブル端末(A)11の読み取った生体情報を、既に認証処理が完了した携帯端末(A)12を介して受信し、受信した生体情報と、先に図3を参照して説明した処理条件管理サーバ30の保持データである登録認証情報との照合処理を実行する。
一方、照合不成立、すなわち受信データと登録データとが一致しない場合は、ウェアラブル端末(A)11の利用者がユーザA10ではないと判断し、認証不成立と判定され、次の処理に移行することなく処理を中止する。なお、この場合、処理条件管理サーバ30は、ウェアラブル端末(A)11、または携帯端末(A)12に対して、認証不成立であったことを知らせるエラーメッセージを通知してもよい。
ステップS311〜S312における認証処理が成立すると、ユーザA10のウェアラブル端末(A)11、または携帯端末(A)12は、各端末のセンサ(GPSや加速度センサ等)が取得した位置情報、あるいはユーザA(親)10の行動情報を処理条件管理サーバ30に送信する。
ウェアラブル端末(A)11、および携帯端末(A)12には、位置検出センサ、加速度センサ、気圧センサ等の様々なセンサが備えられており、位置や動き等を検出する。ウェアラブル端末(A)11、および携帯端末(A)12は、これらのセンサ検出情報を取得して処理条件管理サーバ30に送信する。
なお、この位置情報や行動情報の処理条件管理サーバに対する送信処理は継続的に実行する。例えば、予め規定された間隔(数秒間隔)で間欠的に送信する。
このような設定とすることで、例えば、定期的に実行する「継続認証処理」を短時間に効率的に行うことが可能となり、またサーバとの通信データ量の削減も可能となる。
次に、ステップS314において、処理条件管理サーバ30は、ウェアラブル端末(A)11、または携帯端末(A)12から受信した位置情報、あるいはユーザA11の行動情報と、処理条件管理サーバ30の処理条件登録データベース31に登録済みの設定条件とを比較する。
一致しない場合は、ウェアラブル端末(A)11、または携帯端末(A)12からの新たな情報の受信を待機して、ステップS314の処理を繰り返す。
この処理は、処理条件管理サーバ30の処理条件登録データベース31に登録された有効期間中、繰り返し行われる。
処理条件管理サーバ30が、ウェアラブル端末(A)11、または携帯端末(A)12から受信した位置情報、あるいはユーザA11の行動情報に基づいて判定されるユーザ(b)の位置または行動が、登録済みの設定条件と一致した場合は、ステップS315に進む。
なお、処理条件管理サーバ30は、送金額、送金者、入金者の各情報を含む送金依頼データを生成して処理実行サーバ40に送信する。
なお、送金額、送金者、入金者の各データは、処理条件管理サーバ30の処理条件登録データベース31に登録されたデータである。
次に図21に示すステップS316において、処理条件管理サーバ30から送信要求を受信した処理実行サーバ40は、要求に従い、送金処理を実行する。
例えば図19(B)を参照して説明した処理条件登録データベースの登録情報に従った処理を行う場合は、
送金額=¥1,000
送金者=ユーザA
入金者=サービス定期用サーバ(保険会社)
上記設定に従った送金処理を実行する。
次に処理実行サーバ40は、ステップS317、およびステップS318において、ユーザA11の携帯端末(A)12と、ウェアラブル端末(A)11、さらに、サービス提供サーバ200に対して、送金処理が完了したことを通知する処理を実行する。
なお、これらの通知処理は、各通信装置間で、再度、認証処理を実行し認証成立が確認されたことを条件として行うことが好まししい。
次に、サービス提供サーバ200は、ステップS319において、サービス提供サーバ200の口座を確認し、ユーザA11からの送金処理が実行されたことを確認する。
図22に処理条件管理サーバの処理条件登録データベース31に登録される処理条件の複数の例を示す。
図22に示すように、処理条件における「(b)設定条件」と、「(g)送金処理実行条件」としては、例えば以下のような様々な条件が規定可能である。
送金処理実行条件=契約者AがP国に入国時に実行、
(2)設定条件=契約者(ユーザA)が、P国に入国後、2日目以降、
送金処理実行条件=契約者AがP国に入国後、1日経過毎に実行
(3)設定条件=契約者(ユーザA)が、P国のハイリスクエリアに移動
送金処理実行条件=契約者AがP国のハイリスクエリアに侵入時に実行、
(4)設定条件=契約者(ユーザA)が、Q国に入国
送金処理実行条件=契約者AがQ国に入国時に実行、
(5)設定条件=契約者(ユーザA)が、R国に入国
送金処理実行条件=契約者AがR国に入国時に実行、
(6)設定条件=契約者(ユーザA)が、R国のハイリスクエリアに移動
送金処理実行条件=契約者AがR国のハイリスクエリアに侵入時に実行、
なお、設定条件として設定された位置情報や行動情報の取得対象となるユーザも様々であり、処理管理サーバ30は、設定条件に含まれる条件に従って、位置情報や行動情報の取得対象となるユーザを選択し、その選択ユーザの携帯端末等から情報(位置/行動)を取得する処理を行う。
保険と異なるサービス対価支払例の一例について、図23を参照して説明する。
ユーザA10は、レジャー施設250の様々なエリア、図23に示すエリアX,Y,Zの様々な施設を利用する。
ユーザA10は、上述した実施例において説明したと同様のウェアラブル端末(A)11、携帯端末(A)12を装着または保持している。
この利用契約において、各サービスエリア(X,Y,Z・・)に侵入した場合に所定の料金がユーザの口座から支払われることを双方で確認する。
処理条件管理サーバ30は、サービス提供サーバ200から受信する処理条件情報を処理条件登録データベース31に登録する。
例えば、以下の設定条件、送金処理実行条件が登録される。
(1)設定条件=契約者(ユーザA)がエリアXに侵入
送金処理実行条件=契約者AがエリアX侵入時に実行
(2)設定条件=契約者(ユーザA)がエリアYに侵入
送金処理実行条件=契約者AがエリアY侵入時に実行
満たすと判定した場合、ユーザの口座の管理を行う処理実行サーバ40に対して送金要求を出力する。
処理実行サーバ40は、送金要求に応じてユーザA10の口座からサービス提供会社であるレジャー施設管理会社の口座に利用料金を送金する。
次に、本開示の情報処理システムを構成する各情報処理装置のハードウェア構成例について、図23以下を参照して説明する。
携帯端末12,22は、制御部301、認証処理部302、センサ部303、表示部304、計時部305、入力部(操作部)306、出力部307、記憶部308、通信部309を有する。
例えば先に説明したシーケンスに従った処理等を行なう。
また、制御部301は、生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信する処理を行う。さらに、
(a)処理条件管理サーバにおける生体情報に基づくユーザ認証の成立確認、
(b)位置情報または行動情報が、処理条件管理サーバの保持する設定条件を満足することの確認、
上記(a),(b)の確認がなされたことを条件として実行される電子マネーによる取引処理の結果を、通信部309を介して受信する処理などを行う。
生体情報取得センサ、
位置、行動情報取得センサ、
これらの2つの要素によって構成される。
気圧センサは、ユーザのいる上下方向の位置を検出するために用いられる。例えば、地上何mの位置にいるかをデータとして取得することが可能となる。
これらの各センサによって検出される位置情報が外部装置、例えば処理条件管理サーバ30に通信部309を介して送信される。
計時部305は、例えば、現在時間情報を示す時計機能の他、ある設定時間からの経過時間を計測するタイマ機能等を含む。
出力部307は、画像出力、音声出力、その他、外部機器に対するデータ出力部等によって構成される。表示部304も出力部307の構成要素の1つである
記憶部308は、様々なデータの格納領域として利用される。制御部301の実行するアプリケーションプログラムの格納領域としても利用される。さらに制御部301の実行するデータ処理に適用するパラメータ等の記憶領域、ワーク領域としても利用される。
これらの各機能は、基本的に、携帯端末12,22と同様の機能である。
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
(1) ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部は、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信し、
(a)前記処理条件管理サーバにおける前記生体情報に基づくユーザ認証の成立確認、
(b)位置情報または行動情報が、前記処理条件管理サーバの保持する設定条件を満足することの確認、
上記(a),(b)の確認がなされたことを条件として実行される電子マネーによる取引処理の結果を、前記通信部を介して受信する情報処理装置。
前記取引処理の結果として、前記ユーザ口座に対する送金処理結果を、前記通信部を介して受信する(1)に記載の情報処理装置。
前記取引処理の結果として、前記ユーザ口座からの支払い処理結果を、前記通信部を介して受信する(1)に記載の情報処理装置。
前記位置センサまたは行動センサによって取得される位置情報または行動情報を、前記処理条件管理サーバに、継続的に送信する(1)〜(3)いずれかに記載の情報処理装置。
前記生体情報取得センサによって取得される生体情報を、前記処理条件管理サーバに、継続的に送信する(1)〜(4)いずれかに記載の情報処理装置。
前記情報処理装置を装着または保持するユーザの位置情報を含み、
前記取引処理は、前記処理条件管理サーバに送信した位置情報が、前記設定条件に記録された位置情報に一致することの確認に基づいて実行される(1)〜(7)いずれかに記載の情報処理装置。
前記情報処理装置を装着または保持するユーザの行動情報を含み、
前記取引処理は、前記処理条件管理サーバに送信した行動情報が、前記設定条件に記録された行動情報に一致することの確認に基づいて実行される(1)〜(8)いずれかに記載の情報処理装置。
ユーザの体に装着可能なウェアラブル端末である(1)〜(12)いずれかに記載の情報処理装置。
ユーザの腕に装着可能なリストバンド型のウェアラブル端末である(1)〜(13)いずれかに記載の情報処理装置。
ウェアラブル端末から受信した情報を前記処理条件管理サーバに送信する携帯端末である(1)〜(12)いずれかに記載の情報処理装置。
前記通信部を介したユーザ端末からの受信データを適用したデータ処理を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記ユーザ端末から受信する生体情報に基づくユーザ認証を実行し、
前記ユーザ認証が成立した場合、
前記ユーザ端末から受信する位置情報、または行動情報が、記憶部に登録された設定条件を満足するか否かを判定し、満足するとの判定に基づいて、
予め登録済みの取引態様に従って、前記ユーザ口座に対する送金処理、または前記ユーザ口座からの支払い処理を実行、または取引処理の要求を処理実行サーバに出力する情報処理装置。
前記ユーザ端末は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部は、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信する処理を実行し、
前記処理条件管理サーバは、
前記ユーザ端末から受信する生体情報に基づくユーザ認証を実行し、
前記ユーザ認証が成立した場合、
前記ユーザ端末から受信する位置情報、または行動情報が、記憶部に登録された設定条件を満足するか否かを判定し、満足するとの判定に基づいて、
予め登録済みの取引態様に従った前記ユーザ口座に対する送金処理、または前記ユーザ口座からの支払い処理を実行、または取引処理の要求を処理実行サーバに出力する情報処理システム。
前記ユーザ端末は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部は、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信する処理を実行し、
前記処理条件管理サーバは、
前記ユーザ端末から受信する生体情報に基づくユーザ認証を実行し、
前記ユーザ認証が成立した場合、
前記ユーザ端末から受信する位置情報、または行動情報が、記憶部に登録された設定条件を満足するか否かを判定し、満足するとの判定に基づいて、
予め登録済みの取引態様に従った取引処理の要求を処理実行サーバに出力し、
前記処理実行サーバは、
前記処理条件管理サーバからの取引処理の実行要求受信に応じて、予め登録済みの取引態様に従った前記ユーザ口座に対する送金処理、または前記ユーザ口座からの支払い処理を実行する情報処理システム。
前記情報処理装置は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部が、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信し、
(a)前記処理条件管理サーバにおける前記生体情報に基づくユーザ認証の成立確認、
(b)位置情報または行動情報が、前記処理条件管理サーバの保持する設定条件を満足することの確認、
上記(a),(b)の確認がなされたことを条件として実行される電子マネーによる取引処理の結果を、前記通信部を介して受信する情報処理方法。
前記情報処理装置は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記プログラムは、前記制御部に、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信する処理と、
(a)前記処理条件管理サーバにおける前記生体情報に基づくユーザ認証の成立確認、
(b)位置情報または行動情報が、前記処理条件管理サーバの保持する設定条件を満足することの確認、
上記(a),(b)の確認がなされたことを条件として実行される電子マネーによる取引処理の結果を、前記通信部を介して受信する処理の制御を実行させるプログラム。
本構成により、生体情報に基づくユーザ認証を行い、ユーザ位置または行動が設定条件を満たすことの確認に基づいて送金処理を行う構成が実現される。
11 ウェフラブル端末
12 携帯端末
20 ユーザB
21 ウェアラブル端末
22 携帯端末
30 処理条件管理サーバ
31 処理条件登録データベース
40 処理実行サーバ
81 クレジットカード管理サーバ
82 銀行管理サーバ
83 電子マネー管理サーバ
101 クレジットカード対応アプリ
102 銀行対応アプリ
103 電子マネー対応アプリ
104 処理条件対応アプリ
200 サービス提供サーバ
301,321 制御部
302,322 認証処理部
303,323 センサ部
304,324 表示部
305,325 計時部
306,326 入力部(操作部)
307,327 出力部
308,328 記憶部
309,329 通信部
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 バス
505 入出力インタフェース
506 入力部
507 出力部
508 記憶部
509 通信部
510 ドライブ
511 リムーバブルメディア
Claims (20)
- ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部は、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信し、
(a)前記処理条件管理サーバにおける前記生体情報に基づくユーザ認証の成立確認、
(b)位置情報または行動情報が、前記処理条件管理サーバの保持する設定条件を満足することの確認、
上記(a),(b)の確認がなされたことを条件として実行される電子マネーによる取引処理の結果を、前記通信部を介して受信する情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記取引処理の結果として、前記ユーザ口座に対する送金処理結果を、前記通信部を介して受信する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記取引処理の結果として、前記ユーザ口座からの支払い処理結果を、前記通信部を介して受信する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記位置センサまたは行動センサによって取得される位置情報または行動情報を、前記処理条件管理サーバに、継続的に送信する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記生体情報取得センサによって取得される生体情報を、前記処理条件管理サーバに、継続的に送信する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記取引処理は、前記処理条件管理サーバに登録された処理条件情報に従って実行される送金処理、または支払処理である請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記処理条件情報には、送金額、送金者、入金者の各情報が含まれ、前記取引処理は、前記処理条件情報に記録された送金額、送金者、入金者に従って実行される請求項6に記載の情報処理装置。
- 前記処理条件管理サーバに登録された設定条件は、
前記情報処理装置を装着または保持するユーザの位置情報を含み、
前記取引処理は、前記処理条件管理サーバに送信した位置情報が、前記設定条件に記録された位置情報に一致することの確認に基づいて実行される請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記処理条件管理サーバに登録された設定条件は、
前記情報処理装置を装着または保持するユーザの行動情報を含み、
前記取引処理は、前記処理条件管理サーバに送信した行動情報が、前記設定条件に記録された行動情報に一致することの確認に基づいて実行される請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記生体情報取得センサは、指紋、静脈、顔、虹彩、血管、声紋の少なくともいずれかの生体情報を取得する構成である請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記位置センサは、GPS、気圧センサの少なくともいずれかのセンサを含む請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記行動センサは、加速度センサを含む請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、
ユーザの体に装着可能なウェアラブル端末である請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、
ユーザの腕に装着可能なリストバンド型のウェアラブル端末である請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、
ウェアラブル端末から受信した情報を前記処理条件管理サーバに送信する携帯端末である請求項1に記載の情報処理装置。 - ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行するユーザ端末との通信を実行する通信部と、
前記通信部を介したユーザ端末からの受信データを適用したデータ処理を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記ユーザ端末から受信する生体情報に基づくユーザ認証を実行し、
前記ユーザ認証が成立した場合、
前記ユーザ端末から受信する位置情報、または行動情報が、記憶部に登録された設定条件を満足するか否かを判定し、満足するとの判定に基づいて、
予め登録済みの取引態様に従って、前記ユーザ口座に対する送金処理、または前記ユーザ口座からの支払い処理を実行、または取引処理の要求を処理実行サーバに出力する情報処理装置。 - ユーザ端末と、処理条件管理サーバを有する情報処理システムであり、
前記ユーザ端末は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部は、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信する処理を実行し、
前記処理条件管理サーバは、
前記ユーザ端末から受信する生体情報に基づくユーザ認証を実行し、
前記ユーザ認証が成立した場合、
前記ユーザ端末から受信する位置情報、または行動情報が、記憶部に登録された設定条件を満足するか否かを判定し、満足するとの判定に基づいて、
予め登録済みの取引態様に従った前記ユーザ口座に対する送金処理、または前記ユーザ口座からの支払い処理を実行、または取引処理の要求を処理実行サーバに出力する情報処理システム。 - ユーザ端末と、処理条件管理サーバと、処理実行サーバを有する情報処理システムであり、
前記ユーザ端末は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部は、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信する処理を実行し、
前記処理条件管理サーバは、
前記ユーザ端末から受信する生体情報に基づくユーザ認証を実行し、
前記ユーザ認証が成立した場合、
前記ユーザ端末から受信する位置情報、または行動情報が、記憶部に登録された設定条件を満足するか否かを判定し、満足するとの判定に基づいて、
予め登録済みの取引態様に従った取引処理の要求を処理実行サーバに出力し、
前記処理実行サーバは、
前記処理条件管理サーバからの取引処理の実行要求受信に応じて、予め登録済みの取引態様に従った前記ユーザ口座に対する送金処理、または前記ユーザ口座からの支払い処理を実行する情報処理システム。 - 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
前記情報処理装置は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記制御部が、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信し、
(a)前記処理条件管理サーバにおける前記生体情報に基づくユーザ認証の成立確認、
(b)位置情報または行動情報が、前記処理条件管理サーバの保持する設定条件を満足することの確認、
上記(a),(b)の確認がなされたことを条件として実行される電子マネーによる取引処理の結果を、前記通信部を介して受信する情報処理方法。 - 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
前記情報処理装置は、
ユーザ口座に連携する電子マネーによる取引を実行する制御部と、
生体情報を取得する生体情報取得センサと、
位置情報、または行動情報を取得する位置センサまたは行動センサを有し、
前記プログラムは、前記制御部に、
前記生体情報取得センサ、および位置センサまたは行動センサの取得情報を、処理条件管理サーバに送信する処理と、
(a)前記処理条件管理サーバにおける前記生体情報に基づくユーザ認証の成立確認、
(b)位置情報または行動情報が、前記処理条件管理サーバの保持する設定条件を満足することの確認、
上記(a),(b)の確認がなされたことを条件として実行される電子マネーによる取引処理の結果を、前記通信部を介して受信する処理の制御を実行させるプログラム。
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