JPWO2018074386A1 - 無線通信機能を備えた電池形電源装置 - Google Patents

無線通信機能を備えた電池形電源装置 Download PDF

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Abstract

目的は無線通信機能を備えた電池形電源装置において不測の状況が発生しても意図した制御を実施することである。電池形電源装置は外部負荷装置の電池ボックスに装着可能に電池規格に準じた形状及び寸法のハウジングを有する。ハウジング内側の電池収納部は、収納された電池の前後端子に接触する内側正極端子105と内側負極端子106とを有する。ハウジングの前端面には内側正極端子に接続される外側正極端子103が設けられ、ハウジングの後端面には内側負極端子に接続される外側負極端子104が設けられる。内側正極端子と外側正極端子との間には出力トランジスタ120が介在される。RFIC122は無線通信用アンテナ127を介して受信した信号に従って出力トランジスタの制御信号を発生する。RFICは瞬断発生時に電力供給の回復後であって外部情報処理装置との通信回復前に予備的な制御信号を発生する。

Description

本発明は、無線通信機能を備えた電池形電源装置に関する。
特許文献1には、電動玩具等の外部負荷装置の電池ボックスに装着可能な無線受信駆動装置が開示されている。この無線受信駆動装置は、いわゆるスイッチング電源として構成され、収容した電池と外部端子との間に介在させたトランジスタの駆動信号のデューティー比を、無線受信部を介して受信したユーザ指令に従って無線モジュールで変化させることにより外部負荷装置への駆動電圧を変化させて、電動玩具等の外部負荷装置の動作を制御することができるものである。さらに外部負荷装置の外部スイッチに連動して無線受信部の電源供給を制御する機能を備え、電池の消耗を抑制する効果を実現している。
無線受信駆動装置は、電動玩具等の電池ボックスに装着され使用される場合、電動玩具等の外部負荷装置を動作させることにより発生する振動や衝撃等によって、無線受信駆動装置とその収納電池との間の接触状態が不良状態となり、収納電池からの電力供給が一時的に遮断(オフ)される瞬断が発生する可能性がある。この場合、外部負荷装置に対する制御が初期状態になり、電動玩具等の動作が突然停止してしまう。
また、電動玩具等の外部負荷装置を動作させている時に、無線受信部により電子機器からのユーザ指令が一時的に受信できない状態(リンク切れ、通信切断)が発生した場合、電動玩具等の外部負荷装置に対する制御が不能な状態で動作が継続されてしまい、電動玩具等の種類によっては障害が発生するおそれがある。
すなわち従来では、電池からの電源が一時的に遮断する、あるいは無線受信部と電子機器との間でリンク切れが生じるなどの不測の状況が発生した場合に、電動玩具等の外部負荷装置に対して意図した制御をすることができない。
特開2015−177939号公報
目的は、無線通信機能を備えた電池形電源装置において瞬断やリンク切れといった不測の事態に対応することにある。
本実施形態に係る無線通信機能を備えた電池形電源装置は、外部負荷装置の電池ボックスに装着可能なように電池規格に準じた形状及び寸法のハウジングを有する。ハウジングの内側に電池を収納する電池収納部は、収納された電池の前後端子に接触する内側正極端子と内側負極端子とを有する。ハウジングの前端面には内側正極端子に接続される外側正極端子が設けられ、ハウジングの後端面には内側負極端子に接続される外側負極端子が設けられる。内側負極端子と前記外側負極端子との間と、内側正極端子と前記外側正極端子との間との少なくとも一方には出力トランジスタが介在される。制御回路は、アンテナを介して受信した駆動レベル信号に応じたデューティー比で出力トランジスタの開閉を制御する制御信号を発生するとともに、電池からの電力供給が一時的に遮断される瞬断が発生したとき、電力供給の回復後であって外部情報処理装置との通信回復前に予備的な制御信号を発生する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信機能を備える電池形電源装置の外観を示す斜視図である。 図2は、図1の電池形電源装置の内部構造を示す図である。 図3は、図1の電池形電源装置の使用態様を示す図である。 図4は、図1の電池形電源装置の等価回路図である。 図5は、対処動作設定をする場合の操作画面の一例を示す図である。 図6は、図1の電池形電源装置の制御を説明するためのフローチャートである。 図7は、瞬断発生時の対処動作の一例を説明するための図である。 図8は、瞬断発生時の対処動作の一例を説明するための図である。 図9は、図1の電池形電源装置の制御を説明するためのフローチャート。 図10は、リンク切れ時の対処動作の一例を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る無線機能を備えた電池形電源装置を説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線機能を備えた電池形電源装置(以下、単に「電池形電源装置」と称す)100の外観を示す斜視図である。図2は、図1の電池形電源装置100の使用状態を示す平面図である。本実施形態に係る電池形電源装置100は、電池規格に準じた形状及び外寸で構成される。典型的には本実施形態に係る電池形電源装置100は、単3形規格に準じた高さ及び直径の円柱体に構成される。しかし他の電池規格に準じた形状及び寸法で電池形電源装置100が構成されていてもよい。ここでは本実施形態に係る電池形電源装置100は単3形規格に準じているものとして説明する。
電池形電源装置100の本体部128は単3形電池規格と略同一の形状及び寸法で構成された円筒状体のハウジング118に外装されている。本体部128の上端面(前端面ともいう)の中央には、外側正極端子(電極端子)103として円形状の導電板が前方に若干突起した状態で取り付けられる。本体部128の下端面(後端面ともいう)の中央には、外側負極端子104として円形状の導電板が取り付けられる。ハウジング118の周面の一部分は長円形状に切り欠かれている。切り欠き部119の長さは単4形電池と同等又は若干短く、幅は単4形電池の幅より若干広い。ユーザは、この切り欠き部119から単4形電池(収納電池)を電池収納部102に対して挿抜することができる。電池収納部102の形状は単4形規格に準じた長さ及び直径の円柱形状のスペースである。電池収納部102の中心軸は電池形電源装置100の円柱中心軸に対して半径方向にオフセットされる。このオフセットにより、ハウジング118と電池収納部102との間に僅かなスペースが提供される。この僅かなスペースに電池形電源装置100の各種機能を実現する回路を実装する基板107が搭載される。
電池収納部102の前端中央、つまり外側正極端子103と同じ側には内側正極端子105として導電板が取り付けられる。電池収納部102の後端中央、外側負極端子104と同じ側には内側負極端子106としてバネ性を有した導電板が取り付けられる。電池収納部102に収納された単4形電池113の正極端子は内側正極端子105に接触し、単4形電池113の負極端子は内側負極端子106に接触する。内側正極端子105は配線ケーブル109と基板107とに接続される。外側正極端子103は配線ケーブル110と基板107とに接続される。外側負極端子4と内側負極端子106とが配線ケーブル108と基板107に接続される。
図3は図1の電池形電源装置100の使用状態を示す図である。図3に示すように、電池形電源装置100は、単3形電池で駆動する外部負荷装置111の電池ボックス112に単独で又は他の電池300と直列状態で装着される。外部負荷装置111としては電動玩具、電動工作玩具、防災センサ、防犯センサ、懐中電灯、自転車ライト、電池式調理器、電気ウキ、電動ペット給餌装置、電池式ファン、電池式ハンドソープディスペンサー等である。ここでは外部負荷装置111としてモータ115で駆動する電動玩具として説明する。外部負荷装置111は電池ボックス112を有する。電池ボックス112には電池形電源装置100と他の1本の単3形電池300とが直列状態で装着される。電池ボックス112には外部スイッチ114を介してモータ115が電気的に接続される。モータ115には、伝達機構を介して車輪136が接続される。外部スイッチ114がオンされると、モータ115と電池ボックス112との電気的な接続が確保される。外部スイッチ114がオフされると、モータ115と電池ボックス112とは電気的に切断される。
外部情報処理装置50はスマートフォンや、携帯電話機や、タブレット端末、ラジオコントロール通信機等の通信機能及び操作パネル機能等を備えた典型的には携帯型のディジタル電子機器である。この本実施形態に係る電池形電源装置100は、無線通信機能を備え、外部情報処理装置50と無線接続される。外部情報処理装置50の操作画面51に対するユーザ操作に応じて、外部情報処理装置50から電池形電源装置100には電源出力(駆動レベル)を0%〜100%の範囲内のいずれかの値にする指示が無線通信により送信される。後述するように電池形電源装置100の電池収納部102の内側正極端子105と外側正極端子103との間には配線ケーブル109,110を介して出力トランジスタが介在される。なお、電池形電源装置100の電池収納部102の内側負極端子106と外側負極端子104との間に出力トランジスタが介在されるものであってもよい。
電池形電源装置100はPWM(パルス幅信号変調)方式により外部情報処理装置50からの出力指示(駆動レベル)に従って出力トランジスタに対するゲート駆動信号(制御信号)のデューティー比を変更して電源出力を調整する。
また、外部情報処理装置50では電池形電源装置100において電池からの電源が一時的に遮断される瞬断に対応する制御をするための対処動作設定、あるいは外部情報処理装置50と電池形電源装置100との無線通信が切断(リンク切れ)された場合に対処する制御をするためのリンク切れ対処設定をすることができる。設定内容は、電池形電源装置100に送信され、電池形電源装置100の後述するRFIC(高周波集積回路)122の不揮発性メモリに記憶される。
なお、「瞬断」とは、外部負荷装置111の振動や衝撃等の様々な原因により、電池収納部102に収納される電池の端子と、内側正極端子5又は内側負極端子6との間の接触不良が生じるか、または電池ボックス112に収納される電池の接触不良が生じて、収納電池から電池形電源装置1への電力供給が一時的に遮断(オフ)される状況であり、当然にして、外部情報処理装置50と電池形電源装置100との無線通信も切断される(リンク切れ)。また、「リンク切れ」とは、電波強度が弱い、外部情報処理装置50と電池形電源装置100との間の距離が仕様上の通信距離に接近した、外部情報処理装置50と電池形電源装置100との間に電波障害物が介在した等の様々な原因で、外部情報処理装置50と電池形電源装置100との間の接続が途切れる状況をいい、収納電池からの電力供給が遮断されることなく継続している点で「瞬断」とは区別される。
ここで、瞬断に対応する制御をするための対処動作設定、あるいはリンク切れ対処設定にしたがって、通信回復までの間に発生される、出力トランジスタの開閉を駆動するための制御信号(駆動信号)を、特に「予備的な制御信号」と称し、定常時の制御信号を区別する。
図4は図1の電池形電源装置の等価回路図である。本実施形態に係る電池形電源装置の回路は、出力トランジスタ120、RFIC122、DCDCコンバータ121、インバータ123、プルアップ抵抗(検出抵抗)124、プルアップ抵抗125を有する。これら電子部品は基板107に実装される。電池113は、内側正極端子105と内側負極端子106との間に装着される。出力トランジスタ120は、典型的にはPチャンネルMOSFETであり、回路上、内側正極端子105と外側正極端子103との間に介在される。なお、出力トランジスタ120は、NチャンネルMOSFETであってもよく、その場合、回路上、内側負極端子106と外側負極端子104との間に介在される。出力トランジスタ120がPチャンネルMOSFETのとき以下の説明においてローレベル/ハイレベルはハイレベル/ローレベルにそれぞれ読み替えられる。さらに、また出力トランジスタ120は、バイポーラトランジスタであってもよく、その場合以下のゲート制御信号はベース制御信号と読み替えられる。ここでは出力トランジスタ120はNチャンネルMOSFETとして説明する。
プルアップ抵抗(検出抵抗)124は、内側正極端子105と外側正極端子103との間に出力トランジスタ120と並列に配置される。プルアップ抵抗125は、出力トランジスタ120のゲート端子と内側正極端子105との間に介在される。出力トランジスタ120のドレイン端子は、配線ケーブル110を介して外側正極端子103に接続される。出力トランジスタ120のソース端子は、配線ケーブル109を介して内側正極端子105に接続される。また、内側正極端子105は、配線ケーブル109を介してDCDCコンバータ121の入力端子に接続される。DCDCコンバータ121は、電池収納部2に装着された単4形電池の電圧Vccを内部回路動作用の例えば3.0Vの電源電圧Vddに昇圧する。後述のRFIC122は電源電圧Vddで駆動される。ただしRFIC122が1.5V以下で動作するならDCDCコンバータ121は必要ない。RFIC122は、DCDCコンバータ121により発生された電源電圧Vddにより駆動する。RFIC122のANT端子には無線通信用アンテナ127が接続される。また、RFIC122のOutput端子に出力トランジスタ120のゲート端子が接続される。
出力トランジスタ120のドレイン端子とDCDCコンバータ121のEN端子との間にはインバータ123が介在される。DCDCコンバータ121の入力段にインバータ123を配置することで、モータ115に発生する逆起電圧によるDCDCコンバータの破壊等を回避することができる。インバータ123の入力端子は出力トランジスタ120のドレイン端子に接続され、出力端子はDCDCコンバータ121のEN端子に接続される。インバータ123は、入力信号を反転して出力する。
内側負極端子106は、配線ケーブル108を介して、外側負極端子104に接続される。外側正極端子103と外側負極端子104は、それぞれ外部負荷装置111の端子116,117を通じて電気的に接続される。端子116,117の間には、外部スイッチ114及びモータ115が接続される。
RFIC122は、機能上、通信部、駆動信号発生部、制御部等を備える制御回路である。通信部は、制御部の制御に従って、無線通信用アンテナ127を介して外部情報処理装置50と無線通信を行う。無線通信方式としては、赤外線方式、Bluetooth(登録商標)等の無線方式のいずれでも良い。具体的には、通信部は、外部情報処理装置50から無線通信用アンテナ127を介してモータ出力指示値(駆動レベル)を表すコード無線信号を受信する。モータ出力指示値は、例えば0%から100%までの割合のうち、ユーザが外部情報処理装置50を操作して選択した値である。なお、RFIC122(通信部)と外部情報処理装置50との間の通信が一時的に切断された場合に再接続動作が実行されるものとする。
駆動信号発生部は、制御部の制御に従って、受信したモータ出力指示値(駆動レベル)に応じた出力トランジスタ120の制御信号を発生する。ここでは、モータ駆動信号は、PWM(パルス幅信号変調)信号で提供される。モータ出力指示値が0%の場合において、駆動信号発生部はデューティー比0%(ハイレベルのみ)のPWM信号を発生する。モータ出力指示値が100%の場合において、駆動信号発生部はデューティー比100%(ローレベルのみ)のPWM信号を発生する。モータ出力指示値が50%の場合において、駆動信号発生部はデューティー比50%(ローレベルとハイレベルの比が半分)の信号を発生する。駆動信号発生部により発生されたPWM信号は出力トランジスタ120にゲート制御信号として入力される。
制御部は、通常時は、無線通信用アンテナ127を介して受信した、駆動レベルを示す信号に従って出力トランジスタ120に対するゲート制御信号を駆動信号発生部により発生させるが、電池からの電源が一時的に遮断した後に回復する瞬断の発生時には対処動作用のゲート制御信号を発生させることができる。制御部は、外部情報処理装置50から予め対処動作設定の設定内容を受信して、不揮発性の記憶媒体(フラッシュメモリ)に記憶させておき、瞬断が発生した後、電力回復した時に対処動作設定の設定内容を読み出してそれに応じて対処動作用の制御信号(予備的な制御信号)を発生させることができる。
出力トランジスタ120は、電池形電源装置の内側正極端子105と外側正極端子103との間のスイッチング素子として機能する。出力トランジスタ120は、そのソース端子が内側正極端子105に接続され、ドレイン端子が外側正極端子103に接続され、そのゲート端子がRFIC122のOutput端子に接続される。出力トランジスタ120は、RFIC122からの制御信号により印加される電圧(ゲート電圧)により、そのオン/オフが制御される。
ゲート電圧がしきい値電圧Vthより低いとき(PWM信号(ゲート制御信号)がローレベル)、ソース・ドレイン間にチャネルが形成され、最大ドレイン電流が流れる。この状態は出力トランジスタ120がオン状態である。出力トランジスタ120がオンされると、電池形電源装置100の外側正極端子103と内側正極端子105との間が導通する。外部負荷装置111の外部スイッチ114がオン状態であれば、電池形電源装置の外側正極端子103と外側負極端子104との間が導通することで、外部負荷装置111の回路も導通し、モータ115が駆動する。一方、ゲート電圧がしきい値電圧Vthよりも高い場合(PWM信号(ゲート制御信号)がハイレベル)、ソース・ドレイン間にドレイン電流が流れない。この状態は出力トランジスタ120がオフ状態である。出力トランジスタ120がオフされると、電池形電源装置の外側正極端子103と外側負極端子104との間が遮断される。これにより、外部負荷装置111の外部スイッチ114がオン状態であっても、外部負荷装置111の回路は遮断され、モータ115は駆動しない。
図5は、外部情報処理装置50において対処動作設定をする場合の操作画面52の一例を示す図である。外部情報処理装置50では、電池形電源装置100を制御するアプリケーションプログラムを実行させることで、対処動作設定のための操作画面52を表示させることができる。操作画面52では、電池形電源装置1において瞬断が発生した後、電源回復した際の制御方法として、例えば「直前状態対処」あるいは「設定値対処」の何れかを設定することができる。「直前状態対処」を設定することで、瞬断が発生して電力供給が遮断され、回復した時に、瞬断発生直前と同じ駆動レベルに対応するデューティー比でPWM信号が発生される。「設定値対処」では、瞬断が発生した場合に、予め設定した駆動レベルに応じた対処動作用の制御に切り替えることができる。「設定値対処」を選択することで、対処動作時の電源出力を0%〜100%の範囲内のいずれかの値(駆動レベル)に指定することができる。
次に、第1実施形態のRFIC122による瞬断回復制御について説明する。図6は、第1実施形態のRFIC122による電池形電源装置1の制御を説明するためのフローチャートである。電池が装着され(ステップS101)、外部スイッチ114がオンされる(ステップS102、Yes)。RFIC122は、通信部により、無線通信用アンテナ127を介して外部情報処理装置50との間で所定手順で接続操作を実行して、接続を完了させる(ステップS103)。
RFIC122は、外部情報処理装置50から駆動レベルを示す信号の受信を待機する(S104)。外部情報処理装置50では、電池形電源装置100を制御するアプリケーションにより操作画面51(図3参照)を表示し、ユーザ操作による電池形電源装置100に対する駆動レベルの指示を入力する。外部情報処理装置50は、電池形電源装置100に対する電源出力を0%〜100%の範囲内のいずれかの値にする指示(駆動レベル)を無線通信により送信する。
RFIC122は、無線通信用アンテナ127を通じて、駆動レベルを示す信号が受信されると(ステップS104、Yes)、駆動レベルに応じたデューティー比のPWM信号(ゲート制御信号)を発生させる(ステップS105)。また、RFIC122は、駆動レベルの受信に応じて変更したデューティー比を記憶しておく(ステップS106)。デューティー比に代えて駆動レベルを記憶してもよい。
以下同様にして、外部情報処理装置50の操作画面51に対する操作に応じて、RFIC122は、外部情報処理装置50から駆動レベルを示す信号を受信し、駆動レベルに応じた制御信号を発生させて、外部負荷装置111のモータ115の動作を制御する(ステップS104〜S106)。
ここで、外部情報処理装置50におけるユーザ操作に応じて外部負荷装置111が動作している間に、例えば外部負荷装置111の振動等の影響によって、瞬断、つまり電池からの電力供給が遮断され、比較的短時間のうちに電力供給が回復する瞬断が発生したものとする(電源遮断→電源回復)。
RFIC122は、電力供給の回復後に対処動作をする設定が予めされているか、すなわち「直前状態対処」あるいは「設定値対処」の設定がされているかを判定する。対処動作設定が予めされていない場合(ステップS107、No)、RFIC122は、外部スイッチ114がオンされた時と同様の初期状態に戻り、外部情報処理装置50との接続完了(通信開始)を待機する(ステップS103)。
一方、RFIC122は、瞬断後に対処動作をする設定がされている場合(ステップS107、Yes)、「直前状態対処」あるいは「設定値対処」の何れの設定がされているかに応じた対処動作用の予備的な制御信号を発生する(ステップS108)。「直前状態対処」の設定がされている場合、RFIC122は、外部情報処理装置50から受信した駆動レベルに応じてデューティー比を変更した際に記録したデューティー比、すなわち瞬断が発生する直前に記録されたデューティー比に応じた予備的な制御信号を発生させる。また、「設定値対処」の設定がされている場合、予め設定されている駆動レベルに応じた所定のデューティー比に応じた予備的な制御信号を発生させる。これにより、瞬断が発生した場合でも、瞬断が発生した直前の状態あるいは予め設定しておいた状態で外部負荷装置111の動作を継続することができる。
瞬断では、リンク切れ、つまり電池形電源装置100と外部情報処理装置50との接続が切断される。RFIC122は、無線通信が回復されていない場合(ステップS109、No)、電源が回復してからの経過時間が予め設定された待機時間(例えば2秒)内にある間には(ステップS110、No)、対処動作用の予備的な制御信号の発生を継続する(ステップS108〜S110)。なお、待機時間は、外部情報処理装置50との通信が切断された後(リンク切れ発生後)、再接続が期待される時間であり、対処動作設定と同様にして外部情報処理装置50において変更できるようにしても良い。
また、RFIC122は、予め設定された待機時間内に外部情報処理装置50との通信が回復した場合に(ステップS109、Yes)、予備的な制御信号を停止し、瞬断の発生前の状態と同様に外部情報処理装置50から駆動レベルを示す信号の受信を待機する(ステップS104)。
なお、RFIC122は、予め設定された待機時間内に外部情報処理装置50との通信が回復しない場合には(ステップS110、Yes)、予備的な制御信号を停止するとともに、外部スイッチ114がオンされた時と同様に、接続完了を待機する初期状態に強制的に復帰させる(ステップS103)。
図7は、瞬断発生時の対処動作として「設定値対処」の設定がされている場合の予備的な制御信号のデューティー比の時間変化(実線)を、外部情報処理装置50から指示された駆動レベルの時間変化(一点鎖線)とともに示している。図7(a)は80%の一定の駆動レベルが指示されている例を示し、図7(b)は駆動レベルが変動する、ここでは徐々に増加するように指示されている例を示している。
時刻T1で電力遮断が発生し、時刻T2で電力供給が回復する。時刻T1から時刻T2までが瞬断期間である。この瞬断期間では、制御信号が発生されないのは勿論のこと、収納電池113又は外部電池300が電気的に分離されているので外部負荷装置111のモータ115は駆動しない。
時刻T2で電力供給が回復した時、RFIC122も回復する。RFIC122は「設定値対処」の設定がされている場合、予め設定されている駆動レベル、例えば20%に応じたデューティー比で予備的な制御信号を発生する。時刻T3で電池形電源装置1と外部情報処理装置50との再接続が完了して通信が回復した時、RFIC122は外部情報処理装置50から指示された駆動レベルに応じたデューティー比で制御信号を発生する。
つまり、電力供給が回復した時刻T2から、通信が回復する時刻T3までの期間は、予め設定されている駆動レベルに応じたデューティー比の予備的な制御信号により、外部負荷装置111のモータ115を駆動する。電力供給が回復した時刻T2以後は外部情報処理装置50とRFIC122との接続のリトライが繰り返される。そして通信回復時刻T3以後はユーザが外部情報処理装置50から指示した駆動レベルに応じたデューティー比で制御信号により、外部負荷装置111のモータ115を駆動する。
瞬断が発生しても、通信回復前に外部負荷装置111を、事前に設定した駆動レベルで駆動するので、瞬断に起因する外部負荷装置111の駆動停止期間を短縮することができる。それによりユーザは瞬断をあまり意識せずに外部情報処理装置50を介して外部負荷装置111を操作することができる。また、例えば外部負荷装置111がモータ115による走行するような電動玩具の場合には、予め設定された比較的低い駆動レベルに応じて予備的な制御信号を発生させるように設定することにより、通信回復前の操作不能な期間に不測な高速走行(高速動作)等の危険な事態が発生することを抑えることができる。また、操作画面51に対する操作をしないにも関わらず外部負荷装置111の動作が変化することから、瞬断の発生をユーザが容易に認識することもできる。
図7(c)に示すように、電力供給が回復した時刻T2から、通信が回復しない状態が継続して、予め設定した待機時間を経過した時刻T4では、RFIC122は駆動レベルをゼロ(デューティー比がゼロ)、換言すると予備的な制御信号を停止する。それにより外部負荷装置111は停止する。通信回復前はユーザによる外部負荷装置111の操作が不能な状態にあり、予め設定された駆動レベルとはいえその動作期間が長期化すると外部負荷装置111が通信可能距離内から逸脱してしまう等の事態が生じかねないものであるが、予め待機時間を設定することを可能としたことによりその経過により外部負荷装置111を停止させることでそのような事態を回避する事ができる。
図8は、瞬断発生時の対処動作として「直前状態対処」の設定がされている場合の予備的な制御信号のデューティー比の時間変化(実線)を、外部情報処理装置50から指示された駆動レベルの時間変化(一点鎖線)とともに示している。図8(a)は、図7(a)の例と同様に80%の一定の駆動レベルが指示されている例を示し、図8(b)は、図7(b)の例と同様に駆動レベルが徐々に増加するように指示されている例を示している。
時刻T1で電力遮断が発生し、時刻T2で電力供給が回復する。時刻T1から時刻T2までが瞬断期間である。時刻T2で電力供給が回復した時、RFIC122も回復する。RFIC122は「直前状態対処」の設定では、電力遮断時刻T1の直前に記憶された駆動レベル、図8(a)の例では80%、図8(b)の例では55%に応じたデューティー比で予備的な制御信号を発生する。時刻T3で電池形電源装置1と外部情報処理装置50との再接続が完了して通信が回復した時、RFIC122は外部情報処理装置50から指示された駆動レベルに応じたデューティー比で制御信号を発生する。
電力供給が回復した時刻T2から、通信が回復する時刻T3までの期間は、電力遮断時刻T1の直前に記憶された駆動レベルに応じたデューティー比の予備的な制御信号により、外部負荷装置111のモータ115を駆動する。電力供給が回復した時刻T2以後は外部情報処理装置50とRFIC122との接続のリトライが繰り返される。そして通信回復時刻T3以後はユーザが外部情報処理装置50から指示した駆動レベルに応じたデューティー比で制御信号により、外部負荷装置111のモータ115を駆動する。
「直前状態対処」の設定では、瞬断が発生しても、電力遮断時刻T1の直前の駆動レベルで継続的に外部負荷装置111を駆動するので、ユーザは瞬断をほとんど意識することがなくなる。つまり、本実施形態によると、瞬断発生直前の駆動状態を維持し、通信が再開したらユーザ制御を復帰すれば、ユーザは瞬断やリンク切れをほとんど意識せず外部負荷装置111を使用することができる。また外部負荷装置111がセンサーライト等の常に動作することが必要な機器においては、通信回復前から点灯させる事ができる。
図8(c)に示すように、電力供給が回復した時刻T2から、通信が回復しない状態が継続して、予め設定した待機時間を経過した時刻T4では、RFIC122は駆動レベルをゼロ(デューティー比がゼロ)に低下させて(予備的な制御信号の停止)、外部負荷装置111を停止させる。それにより通信回復前の外部負荷装置111の操作不能な状態が継続する期間の長期化による不測事態の回避を実現できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る無線機能を備えた電池形電源装置100の構成は、基本的に第1実施形態と同じであるので詳細な説明を省略する。図9は、第2実施形態のRFIC122による電池形電源装置1の制御を説明するためのフローチャートである。なお、図9に示すステップS201〜S205は、図6に示すフローチャートのステップS101〜S105と同じであるので説明を省略する。
外部情報処理装置50におけるユーザ操作に応じて電動玩具等の外部負荷装置11が動作している間に、外部情報処理装置50と電池形電源装置100との無線通信が切断し「リンク切れ」が発生したものとする。
RFIC122は、リンク切れを検出すると(ステップS206、Yes)、リンク切れ後に対処動作をする設定(リンク切れ対処設定)が予めされているかを判別する(ステップS207)。リンク切れ対処設定は、前述した(図5)対処動作設定と同様にして、外部情報処理装置50においてユーザ操作によって行われるものとする。リンク切れ後に対処動作をする設定がされた場合には、前述した「設定値対処」と同様にして、対処動作時の電源出力を0%〜100%の範囲内のいずれかの任意の駆動レベルに指定することができる。なお、デフォルト値として電源出力が0%に設定されているものとする。また、駆動レベルの設定値を比較的低い範囲(例えば0%〜30%)のみから指定できるように制限するようにしても良い。
リンク切れ対処設定が予めされていない場合(ステップS207、No)、RFIC122は、駆動レベル“0%”に対応するデューティー比の予備的な制御信号を生成した後(ステップS211)、外部スイッチ114がオンされた時と同様の初期状態に戻り、外部情報処理装置50との接続完了(通信開始)を待機する(ステップS203)。すなわち、外部情報処理装置50との無線通信が切断されて、「リンク切れ」が発生した場合、ユーザ操作により電池形電源装置100(外部負荷装置111)の動作を制御することができない不能な状態となるため、リンク切れ時の制御状態がそのまま維持されて、外部負荷装置111が不測の動作(暴走など)をしないようにするものである。
一方、「リンク切れ対処設定」が予めされている場合(ステップS207、Yes)、RFIC122は、予め設定されている駆動レベルに応じたデューティー比に応じた予備的な制御信号を発生させる。これにより、予め設定した状態で外部負荷装置111の動作を継続することができる。
RFIC122は、無線通信が回復されていない場合(ステップS209、No)、リンク切れが発生してからの経過時間が予め設定された待機時間(例えば2秒)内にある間には(ステップS210、No)、予め設定された駆動レベルに応じた予備的な制御信号の発生を継続する(ステップS208〜S210)。なお、待機時間は、外部情報処理装置50との通信が切断されてリンク切れが生じた後、再接続が期待される時間であり、対処動作設定と同様にして外部情報処理装置50において変更できるようにしても良い。
また、RFIC122は、予め設定された待機時間内に外部情報処理装置50との通信が回復した場合に(ステップS209、Yes)、リンク切れ前の状態に戻り、外部情報処理装置50から受信される駆動レベルを示す信号に従って制御信号を発生する(ステップS204〜S206)。
なお、RFIC122は、予め設定された待機時間内に外部情報処理装置50との通信が回復しない場合には(ステップS210、Yes)、外部スイッチ114がオンされた時と同様の初期状態に戻る(ステップS203)。
図10は、リンク切れ時の対処動作の一例を説明するための図である。図10に示す例では、外部負荷装置11に対して駆動レベル「0%」から連続的に徐々に上昇させる操作をしている状況を表している。ここで、時刻T1において無線通信の切断、つまりリンク切れが発生したものとする。
図10(a)に例示するように、リンク切れ対処設定がされていない場合、RFIC122は、駆動レベル0%に応じたデューティー比の予備的な制御信号を発生し、又は予備的な制御信号を停止する。これにより、外部負荷装置111の動作を停止させて、暴走などの不測の事態を事前回避することができる。
図10(b)に例示するように、リンク切れ対処設定がされている場合、RFIC122は、時刻T1における駆動レベルと関係なく、予め設定されている駆動レベル、例えば20%に応じたデューティー比の予備的な制御信号を発生する。例えば、外部負荷装置111が動きのある外部負荷装置11の場合には、リンク切れが発生して、外部情報処理装置50により駆動レベルの調整ができない状況では、予め設定された低い駆動レベルに応じて予備的な制御信号を発生させる。これにより、比較的安全な状態で外部負荷装置111の動作を継続することができる。また、操作画面51に対する操作をしないにも関わらず外部負荷装置11の動作が変化することから、外部負荷装置111の動作からリンク切れの発生をユーザが容易に認識することもできる。
待機時間が終了する時刻T3までに外部情報処理装置50との通信が回復した場合には、RFIC122は、その時点で外部情報処理装置50から受信する駆動レベルに応じたデューティー比で制御信号を発生させる。しかし、図10(c)に示すように、リンク切れ時刻T1から所定の待機時間(例えば2秒)が終了する時刻T3までに外部情報処理装置50との通信が回復しなかった場合には、RFIC122は、その時点T3で駆動レベル0%に応じたデューティー比の予備的な制御信号を発生し、又は予備的な制御信号を停止して、通信回復を待機する。これにより、外部負荷装置111の動作を停止させて、暴走などの不測の事態を事前回避することができる。
このように本実施形態によれば、リンク切れが発生しても、「リンク切れ対処設定」がされているときには、予め設定した駆動レベルで外部負荷装置111の駆動を継続させることができ、ユーザはリンク切れをほとんど意識せず外部負荷装置111を使用することができる。また外部負荷装置111がセンサーライト等の常に動作することが必要な機器においては、リンク切れが生じても点灯を継続させる事ができる。また「リンク切れ対処設定」がされていないときには、駆動レベルをゼロ(デューティー比がゼロ)に低下させて(予備的な制御信号の停止)、外部負荷装置111を停止させ、不測事態の回避を実現できる。「リンク切れ対処設定」の有無は外部負荷装置111の種類に応じてユーザが任意に選択することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
50…外部情報処理装置、51…操作画面、100…電池形電源装置、102…電池収納部、103…外側正極端子、104…外側負極端子、105…内側正極端子、106…内側負極端子、107…基板、108,109,110…配線ケーブル、111…外部負荷装置、112…電池ボックス、113…収納電池、114…外部スイッチ、115…モータ、116…正極端子、117…負極端子、128…本体部、118…ハウジング、119…切り欠き部、120…出力トランジスタ、121…DCDCコンバータ、122…RFIC、123…インバータ、124,125…プルアップ抵抗、127…無線通信用アンテナ、300…外部電池。

Claims (9)

  1. 外部負荷装置の電池ボックスに装着可能な電池形電源装置であって、
    電池規格に準じた形状及び寸法のハウジングと、
    前記ハウジングの内側に電池を収納するものであって、前記収納された電池の前後端子に接触する内側正極端子と内側負極端子とを有する電池収納部と、
    前記ハウジングの前端面に設けられ、前記内側正極端子に接続される外側正極端子と、
    前記ハウジングの後端面に設けられ、前記内側負極端子に接続される外側負極端子と、
    前記ハウジングの内部に配置され、前記内側負極端子と前記外側負極端子との間と、前記内側正極端子と前記外側正極端子との間との少なくとも一方に介在される出力トランジスタと、
    前記ハウジングの内部に配置され、外部情報処理装置と通信するためのアンテナと、
    前記ハウジングの内部に配置され、前記アンテナを介して受信した駆動レベル信号に応じたデューティー比で前記出力トランジスタの開閉を制御する制御信号を発生するとともに、前記電池からの電力供給が一時的に遮断される瞬断が発生したとき、前記電力供給の回復後であって前記外部情報処理装置との通信回復前に予備的な制御信号を発生する制御回路とを具備することを特徴とする無線通信機能を備えた電池形電源装置。
  2. 前記予備的な制御信号は、前記瞬断が発生する直前のデューティー比に対応することを特徴とする請求項1記載の無線通信機能を備えた電池形電源装置。
  3. 前記予備的な制御信号は、予め設定されたデューティー比に対応することを特徴とする請求項1記載の無線通信機能を備えた電池形電源装置。
  4. 前記制御回路は、前記電力供給の回復から所定の待機時間を経過しても前記外部情報処理装置との通信が回復しないとき、前記予備的な制御信号の発生を停止することを特徴とする請求項1記載の無線通信機能を備えた電池形電源装置。
  5. 前記制御回路は、前記電力供給が回復し、前記外部情報処理装置との通信が回復したとき、前記予備的な制御信号を停止し、前記駆動レベル信号の受信を待機することを特徴とする請求項1記載の無線通信機能を備えた電池形電源装置。
  6. 外部負荷装置の電池ボックスに装着可能な電池形電源装置であって、
    電池規格に準じた形状及び寸法のハウジングと、
    前記ハウジングの内側に電池を収納するものであって、前記収納された電池の前後端子に接触する内側正極端子と内側負極端子とを有する電池収納部と、
    前記ハウジングの前端面に設けられ、前記内側正極端子に接続される外側正極端子と、
    前記ハウジングの後端面に設けられ、前記内側負極端子に接続される外側負極端子と、
    前記ハウジングの内部に配置され、前記内側負極端子と前記外側負極端子との間と、前記内側正極端子と前記外側正極端子との間との少なくとも一方に介在される出力トランジスタと、
    前記ハウジングの内部に配置され、外部情報処理装置と通信するためのアンテナと、
    前記ハウジングの内部に配置され、前記アンテナを介して受信した駆動レベル信号に応じたデューティー比で前記出力トランジスタの開閉を制御する制御信号を発生するとともに、前記外部情報処理装置との通信の切断後、前記外部情報処理装置との通信の回復前に、所定のデューティー比の予備的な制御信号を発生する制御回路とを具備することを特徴とする無線通信機能を備えた電池形電源装置。
  7. 前記制御回路は、前記外部情報処理装置との通信の切断から所定の待機時間を経過しても前記外部情報処理装置との通信が回復しないとき、前記予備的な制御信号の発生を停止することを特徴とする請求項6記載の無線通信機能を備えた電池形電源装置。
  8. 前記制御回路は、前記外部情報処理装置との通信が回復したとき、前記予備的な制御信号を停止し、前記駆動レベル信号の受信を待機することを特徴とする請求項6記載の無線通信機能を備えた電池形電源装置。
  9. 外部負荷装置の電池ボックスに装着可能な電池形電源装置であって、
    電池規格に準じた形状及び寸法のハウジングと、
    前記ハウジングの内側に電池を収納するものであって、前記収納された電池の前後端子に接触する内側正極端子と内側負極端子とを有する電池収納部と、
    前記ハウジングの前端面に設けられ、前記内側正極端子に接続される外側正極端子と、
    前記ハウジングの後端面に設けられ、前記内側負極端子に接続される外側負極端子と、
    前記ハウジングの内部に配置され、前記内側負極端子と前記外側負極端子との間と、前記内側正極端子と前記外側正極端子との間との少なくとも一方に介在される出力トランジスタと、
    前記ハウジングの内部に配置され、外部情報処理装置と通信するためのアンテナと、
    前記ハウジングの内部に配置され、前記アンテナを介して受信した駆動レベル信号に応じたデューティー比で前記出力トランジスタの開閉を制御する制御信号を発生するとともに、前記外部情報処理装置との通信の切断後、前期制御信号を停止する制御回路とを具備することを特徴とする無線通信機能を備えた電池形電源装置。
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