JPWO2018051654A1 - 車載電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

転送するデータのセキュリティを向上しつつ、データの転送を高速化することができる車載電子制御装置を提供する。
ECU100(車載電子制御装置)は、通信I/F226と、回路C1(第1回路)と、暗号部/復号部220(第2回路)と、を備える。通信I/F226(受信部)は、ID(第1識別子)を含むデータ(第1データ)を受信する。回路C1(第1回路)は、受信したデータのID(第1識別子)に対応する転送先を特定する。暗号部/復号部220(第2回路)は、受信したデータ(第1データ)を暗号化して転送用のデータ(第2データ)に変換する。通信I/F226(送信部)は、転送用のデータ(第2データ)を転送先へ送信する。

Description

本発明は、車載電子制御装置に関する。
本技術分野の背景技術として、「簡易な構成で、装置の追加の際に、ユーザの負担を軽減できる車両用ゲートウェイ装置」が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、各種レーダ、カメラ等を用いて車両周辺の環境を認識し、認識した環境情報に基づいて自車両の動作を認識し、エンジンやブレーキ等の各種制御装置を制御する運転支援を目的とした車載電子制御装置も知られている。
特開2014-146997号公報
近年の自動車等の車両には、エンジンやブレーキ等の各種制御装置を制御する車載電子制御装置、車両の各種状態を表示するメータ等の機器を制御する車載電子制御装置など、多数の車載電子制御装置が搭載されている。そして、車両内では、それら各車載電子制御装置が通信線により接続され、ネットワークを形成している。このネットワークを介して各車載電子制御装置間での各種データの送受信が行われている。
また、こうしたネットワークに接続され、情報の送受信を担うゲートウェイ装置、及び、エンジンやブレーキ等の各種制御装置を制御する運転支援を目的とした車載電子制御装置に関しては、特に高いセキュリティが要求されている。
前記特許文献1に記載のような、ゲートウェイ装置の場合、このセキュリティに関して、ルーティングテーブル登録時の認証箇所でセキュリティアクセス機能を応用しているが、自分自身に暗号化機能を持たないため、外部からネットワークの通信データを解析される可能性があった。
さらに、安全に車の挙動を制御するためには、各ネットワーク間で情報を共有し、各ネットワーク間の情報伝達を遅延なく行うことが必要であり、ゲートウェイ装置、及び、エンジンやブレーキ等の各種制御装置を制御する運転支援を目的とした車載電子制御装置の高速化が必須となっている。
本発明の目的は、転送するデータのセキュリティを向上しつつ、データの転送を高速化することができる車載電子制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、第1識別子を含む第1データを受信する受信部と、前記第1識別子に対応する転送先を特定する第1回路と、前記第1データを暗号化して第2データに変換する第2回路と、前記第2データを前記転送先へ送信する送信部と、を備える。
本発明によれば、転送するデータのセキュリティを向上しつつ、データの転送を高速化することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
車載電子制御装置の構成を示すブロック図である。 ルーティングテーブルの一例を示す構成図である。 ID特定部の一例を示す回路図である。 制御フローチャートの一例を示す図である。 運転支援動作フローチャートの一例を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態による車載電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)の構成及び動作について説明する。本実施形態の車載電子制御装置は、ゲートウェイ機能に加え、一例として運転支援機能を有する。なお、各図において、同一符号は同一部分を示す。
図1に、ECU100の構成を概略的に示す。ECU100には、複数の車内用ネットワーク250、260、270、280(以下ネットワーク)が接続されている。ネットワークは通信プロトコルとして、CAN(Controller Area Network)が一般的に用いられるが、異なるプロトコルを用いても良い。
ネットワーク250には、BUS1としてECU11、ECU12が接続される。これらのECU群は、パワーウィンド用ECU、シートベルト用ECU等のボディ系ECUで構成される。ネットワーク260には、BUS2としてECU21、ECU22が接続される。これらのECU群は、エンジン制御ECUや、ブレーキ制御ECU等のパワートレイン系ECUで構成される。
ネットワーク270には、BUS3としてECU31、ECU32が接続される。これらのECU群は、パワーステアリング制御ECUや、サスペンション制御ECU等のシャシー系ECUで構成される。ネットワーク280には、BUS4としてECU41、ECU42が接続される。これらのECU群は、カーナビゲーションECUや、オーディオ制御ECU等のマルチメディア系ECUで構成される。
一般的にCANの標準フレームによると、通信データ(データフィールド)が1BYTEの場合、標準フレームの情報量は、全体で55BITとなる。一般的な通信レート500KBPSで計算を実施すると、標準フレームの転送時間Tは、以下の式(1)に示すように110us(マイクロ秒)となる。
Figure 2018051654
したがって、110us以内に転送を実施することが出来れば、データの取りこぼしがなく、信頼性の高いゲートウェイ機能を提供できる。
図1に示すように、バッテリと、エンジンにより駆動されるオルタネーターから供給される電源(VB)200は、ECU100内部のカスタムIC202に供給され、カスタムIC202内部の電源回路204に供給される。
電源回路204は信号処理をつかさどる制御部212等の信号系の素子に供給する正電源電圧(VCC)を生成する。CPU206はメモリ230と協働し、ECU100の動作を制御する。FailSafe回路208はカスタムIC202の内部エラーを監視する。また、WDT回路210(WatchDog-Timer)はCPU206が暴走したか否かを検出する機能を持つ。
上記CPU206は、本実施形態では、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)内に配置されているが、個別のICとして構成されてもよい。
カスタムIC202内の接続を制限された領域216では、取得したデータを所定の演算に従って暗号化/復号化が実施される。領域216は、暗号部/復号部220、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成されるメモリ222、及び通信I/F218を備える。
通信I/F218は、制御部212、暗号部/復号部220、メモリ222を相互に接続する。
ここで、暗号部/復号部220(第2回路)は、受信したデータ(第1データ)を暗号化して転送用のデータ(第2データ)に変換する。詳細には、暗号部/復号部220(第2回路)は、論理回路で構成され、暗号化に使用される鍵と受信したデータ(第1データ)から転送用のデータ(第2データ)を計算する第1計算部を有する。論理回路(ハードウェア)で計算を行うため、転送するデータを高速に暗号化することができる。
暗号部/復号部220の暗号方式は、共通鍵方式としてもよいし、公開鍵方式としてもよい。秘密鍵を本実施形態のECU100内に保存する場合は、カスタムIC202内の接続を制限された領域216内に保存することがセキュリティ上望ましい。
メモリ222内には、通信データの転送先を定義しているルーティングテーブル300が記憶される。換言すれば、メモリ222(記憶装置)は、ID(第2識別子)及びID(第2識別子)に対応する転送先の組合せを複数記憶する。
ID特定部214は、受信したデータのIDが上記ルーティングテーブル300のどのIDと一致するかを検索する機能を持つ。本実施形態では、このID特定部214をハードウェアで構成する。これにより、ソフト処理では時間がかかっていたIDの検索を高速に処理することができるため、より信頼性の高いECUを実現可能となる。
CPU206には、制御部212から割り込み線が接続されている。この割り込み線は、例えば、ID特定部214から受信IDとルーティングテーブル300に記憶されるIDが一致した場合に割り込みを発生させることでCPU206に通知し、適切なタイミングで処理することが可能となる。また、暗号/復号が完了した場合にも割り込みを発生させることで適切なタイミングで処理を可能とする。
転送処理部224は、CPU206からの制御及び転送先を定義しているルーティングテーブル300に基づき、通信データの転送を実施する。この際、転送処理部224は、接続されているネットワークが異なるプロトコルで構成されている場合、該当するネットワークのプロトコルに変換する機能を持つ。
ここで、転送処理部224とID特定部214は、受信したデータのID(第1識別子)に対応する転送先を特定する回路C1(第1回路)を構成する。
上記のように、ゲートウェイ機能(少なくとも、受信IDの検索箇所)をハードウェア化することにより、処理速度を向上することができ、ゲートウェイ機能によるソフトウェア負荷を大幅に低減することが出来る。ソフトウェア負荷が低減することにより、運転支援用のソフトウェアを実装することが可能となる。
また、暗号機能もハードウェアで構成することにより、同時に高セキュリティを保つことが可能となる。
さらに、ゲートウェイ機能と運転支援機能を1つの車載電子制御装置で構成(実現)できることにより、別々の車載電子制御装置に構成するよりも、セキュリティ面、速度面において、性能を向上することが可能となる。
通信I/F226は、データ送受信回路で構成されている。換言すれば、通信I/F226は、ID(第1識別子)を含むデータ(第1データ)を受信する受信部及びデータ(第2データ)を転送先へ送信する送信部として機能する。
外部負荷駆動回路I/F228は、例えばLEDなどを駆動する回路である。ECUでは、前方車両との距離が近づきすぎたりする場合にLEDを点滅させることによって乗員に注意を促すことができる。
次に、図2を用いて、ルーティングテーブル300について説明する。図2は、図1に示したルーティングテーブル300の構成図である。
図2の例では、アドレス、ID、転送元、転送先、復号情報、暗号情報、イベント/周期送信の情報がある。例えば、アドレス「0x0000」の行(レコード)は、ECUがID=000の通信データを受信した時に、その転送元はBus1(ネットワーク250)であり、該当データをBus2、3、4(ネットワーク260、270、280)に転送することを示している。
なお、図2において、アドレス及びIDの先頭2桁「0x」は16進数であることを意味している。ID(第2識別子)及び転送先の組合せは、アドレスに対応する記憶領域にそれぞれ記憶される。
復号、暗号、イベント/周期送信の情報は、IDに対する情報であり、CPU206は上記情報により動作を判断する。換言すれば、イベント/周期送信の情報は、例えば、車両又は前記車両の周囲の状態を示すパラメータである。ECU100(車載電子制御装置)は、転送先がECU100である場合に、イベント/周期送信の情報(パラメータ)に基づいて運転を支援する制御を行う。これにより、1つのECU100でゲートウェイ機能と運転支援機能を実現することができる。
また、アドレスはルーティングテーブル上の各IDの先頭アドレスを示す。本実施形態では、1つのIDに対して16BYTEを割り当てている。本ルーティングテーブル300は、車両ごとに異なるため、例えば、出荷試験時に書き換えることで様々な車両に対応可能となる。
次に、図3を用いて、ID特定部214について説明する。図3は、図1に示したID特定部214の回路図である。ID特定部214は、ルーティングテーブル300のアドレスを検索する。検索方法として、例えば、ルーティングテーブルの各IDのアドレスを順番に検索することによって、受信データのIDと一致するものを検索する方法がある。
図3に示すように、ID特定部214は、主として、参照ID選択部301、比較器322を備える。参照ID選択部301は、以下に示すように、受信データのIDと比較を行うための参照IDを選択する。
まず、ルーティングテーブル300の各アドレスを選択する方法を述べる。
乗算器308には、ルーティングテーブルIDアドレスサイズ数306(本実施形態では16BYTE)と、1ずつ増加する定数CNTが入力される。この1ずつ増加する定数CNTは、初期値0から開始し、インクリメンタ304と加算器302によって、1ずつ増加する。
加算器312には、ルーティングテーブル先頭アドレス310と乗算器308からの出力値が入力される。図2の例では、ルーティングテーブル先頭アドレス310は、「0x0000」である。その結果、加算器312は、「0x0000」、「0x0010」、・・・のように順次、ルーティングテーブル300のアドレスを出力する。
このように、参照ID選択部301(選択回路)は、論理回路で構成され、ルーティングテーブル先頭アドレス310とルーティングテーブルIDアドレスサイズ数306(記憶領域のサイズ)から参照するアドレスを計算する第2計算部(加算器302、インクリメンタ304、乗算器308、加算器312)を有する。論理回路(ハードウェア)で参照するアドレスを計算するため、処理速度を向上することができる。
セレクタ314には、加算器312から出力されるアドレスが入力される。セレクタ314は、ルーティングテーブル300からアドレスに対応する情報(レコード)を選択する。換言すれば、セレクタ314(第1セレクタ)は、参照するアドレスに対応する記憶領域に記憶される情報を選択する。
IDセレクタ318は、ルーティングテーブル300の情報のうち、セレクタ314によって選択された情報(レコード)からIDのみを選択する。換言すれば、IDセレクタ318(第2セレクタ)は、セレクタ314(第1セレクタ)によって選択された情報からID(第2識別子)を選択する。
すなわち、参照ID選択部301(選択回路)は、論理回路で構成され、参照するID(第2識別子)をメモリ222(記憶装置)内のルーティングテーブル300から選択する。論理回路(ハードウェア)でIDを選択(検索)するため、処理速度を向上することができる。以上が、参照ID選択部301の説明となる。
比較器322は、IDセレクタ318により選択されたあるアドレスのID(第2識別子)と、受信したデータのID320(第1識別子)とを比較する。
仮にあるアドレスのIDが受信したデータのID320と一致した場合、比較器322の出力=HI(High)となり、CPU206に受信割り込みとして入力される。同時に、比較器322の出力は一致ID情報保存レジスタ324のトリガにもなっており、一致したIDのアドレスのルーティングテーブル300の情報が一致ID情報保存レジスタ324に保存される。
ID特定部214は、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などハードウェア言語で生成される論理回路で構成されても良い。
本実施形態では、転送先を特定する回路C1(第1回路)と暗号部/復号部220(第2回路)は、1つのASIC内に配置される。これにより、1つのASICでゲートウェイ機能と暗号化機能を実現することができる。
次に、図4を用いて、ECU100のゲートウェイ機能を説明する。図4は、本実施形態のCPUの制御フローチャートを示す図である。
電源(VB)200がECU100内部のカスタムIC202に供給され、カスタムIC202内部の電源回路204に供給される。電源回路204は信号処理をつかさどる制御部212等の信号系の素子に供給する正電源電圧(VCC)を生成し、動作を開始する(400)。次に、CPU206をリセットする(402)。その後、CPU206は通常動作を開始する(404)。
CPU206は受信割り込み発生の有無を確認する(406)。ECU100に通信データの受信があり、かつID特定部により、ルーティングテーブル300中に一致IDがあった場合、受信割り込みが発生する。受信割り込みが発生していない場合、待機し続ける。
受信割り込みが発生した場合、次のステップに移行する。一致ID情報保存レジスタ324から受信IDの情報を取得し、転送先がCPU(ECU100)かどうかの判断を実施する(408)。転送先≠CPUの場合、ゲートウェイ動作を開始する(410)
次に暗号化を実施するか確認を行う(412)。一致ID情報保存レジスタ324から暗号化実施の情報を読み出し、暗号化する場合、暗号化を開始する(420)。暗号化開始後、暗号完了割り込みの発生を確認する(422)。発生していない場合、待機し続ける。暗号完了割り込みが発生した場合、一致ID情報保存レジスタ324から転送先情報を取得し、転送を開始し(432)、制御を終了(434)する。
暗号化確認(412)で暗号化を実施しない場合、復号化実施の確認(414)を行う。一致ID情報保存レジスタ324から復号化実施の情報を読み出し、復号化する場合、復号化を開始する(416)。復号化開始後、復号完了割り込みの発生を確認する(418)。発生していない場合、待機し続ける。復号完了割り込みが発生した場合、一致ID情報保存レジスタ324から転送先情報を取得し、転送を開始し(432)、制御を終了(434)する。
転送先=CPUの場合、復号化実施の確認(424)を行う。一致ID情報保存レジスタ324から復号化実施の情報を読み出し、復号化する場合、復号化を開始する(426)。
復号化開始後、復号完了割り込みの発生を確認する(428)。発生していない場合、待機し続ける。復号完了割り込みが発生した場合、運転支援動作を開始する(430)。運転支援動作に関しては、後述する。運転支援動作を終了後、一致ID情報保存レジスタ324から転送先情報を取得し、転送を開始し(432)、制御を終了(434)する。
上記のように、従来時間のかかっていた、ゲートウェイ機能(少なくとも、受信IDの検索箇所)をハードウェア化することにより、処理速度を向上することができ、ゲートウェイ機能によるソフトウェア負荷を大幅に低減することが出来る。ソフトウェア負荷が低減することにより、運転支援用のソフトウェアを実装することが可能となる。
また、暗号機能もハードウェアで構成することにより、同時に高セキュリティを保つことが可能となる。
さらに、ゲートウェイ機能と運転支援機能を1つの車載電子制御装置で構成(実現)できることにより、別々の制御装置に構成するよりも、セキュリティ面、速度面において、性能を向上することが可能となる。
次に、図5を用いて、ECU100の運転支援機能を説明する。図5は、本実施形態の運転支援動作の制御を示すフローチャートである。まず、運転支援動作が開始(500)された後に、例えば前方との車間距離が閾値以下か否かの判定を行う(502)。閾値以下の場合、警告のため、LEDを点灯し、乗員に注意を促す(504)。車間距離が閾値以上の場合はそのまま制御を終了する(506)。
以上説明したように、本実施形態によれば、転送するデータのセキュリティを向上しつつ、データの転送を高速化することができる。
なお、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
なお、本発明の実施形態は、以下の態様であってもよい。
(1)複数の車両ネットワークに接続される車載電子制御装置において、前記車両ネットワークから情報を受信し、当該受信した受信情報の通信IDと前記通信IDの転送経路情報、動作設定値に基づき、通信IDに応じて該当する転送先の車両ネットワークを特定する転送先特定部と、前記転送先のネットワークへ転送する情報を暗号化する暗号化部(暗号/復号)とを有し、暗号化された前記受信情報を前記転送先に転送する転送部とを有する車両電子制御装置。
(2)(1)において、前記転送先特定部は、論理回路として構成され、参照ID情報を生成する参照ID選択部と、前記受信情報のIDと前記参照IDとを比較する比較器と、を有し、前記参照ID選択部が論理回路で構成されていることを特徴とする車両電子制御装置。
(3)(1)において、前記暗号化部は、暗号化に使用する共通鍵及び前記車両ネットワークから受信した情報を所定の手続きに従い計算を実施する演算部を有し、前記演算部が論理回路として構成されていることを特徴とする車両電子制御装置。
(4)(2)において、前記参照ID選択部はルーティングテーブルの初期アドレス設定部と、ルーティングテーブルの次IDアドレスサイズ数に基づきIDアドレスを演算する機能を有し、前記アドレス演算部は論理回路で構成されることを特徴とする車両電子制御装置。
(5)(1)〜(4)において、受信した受信情報の通信IDと転送経路情報、動作設定値はルーティングテーブルに登録されることを特徴とした車両電子制御装置。
(6)(1)〜(5)において前記転送先情報特定部と、前記暗号化部を、一つのASIC内に構成したことを特徴とする車両電子制御装置
(7)(1)〜(6)の何れかにおいて、車両電子制御装置は、運転支援用電子制御装置であることを特徴とする車両電子制御装置。
100…車載電子制御装置
200…電源
202…カスタムIC
204…電源回路
206…CPU
208…FailSafe回路
210…WDT回路
212…制御部
214…ID特定部
216…カスタムIC202内の接続を制限された領域
218…通信I/F
220…暗号部/復号部
222…メモリ
224…転送処理部
226…通信I/F
228…外部負荷駆動回路I/F
250、260、270、270…車内用ネットワーク
300…ルーティングテーブル
301…参照ID選択部
302…加算器
304…インクリメンタ
306…IDアドレスサイズ数
308…乗算器
310…先頭アドレス
312…加算器
314…セレクタ
318…IDセレクタ
320…受信ID
322…比較器
324…一致ID情報保存レジスタ

Claims (7)

  1. 第1識別子を含む第1データを受信する受信部と、
    前記第1識別子に対応する転送先を特定する第1回路と、
    前記第1データを暗号化して第2データに変換する第2回路と、
    前記第2データを前記転送先へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする車載電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の車載電子制御装置であって、
    第2識別子及び前記第2識別子に対応する前記転送先の組合せを複数記憶する記憶装置を備え、
    前記第1回路は、
    論理回路で構成され、参照する前記第2識別子を前記記憶装置から選択する選択回路と、
    前記第1識別子と前記第2識別子を比較する比較器と、を有する
    ことを特徴とする車載電子制御装置。
  3. 請求項2に記載の車載電子制御装置であって、
    前記第2回路は、
    論理回路で構成され、暗号化に使用される鍵と前記第1データから前記第2データを計算する第1計算部を有する
    ことを特徴とする車載電子制御装置。
  4. 請求項2に記載の車載電子制御装置であって、
    前記第2識別子及び前記転送先の組合せは、
    アドレスに対応する記憶領域にそれぞれ記憶され、
    前記選択回路は、
    論理回路で構成され、1つの前記アドレスと前記記憶領域のサイズから参照する前記アドレスを計算する第2計算部を有する
    ことを特徴とする車載電子制御装置。
  5. 請求項4に記載の車載電子制御装置であって、
    前記選択回路は、
    参照する前記アドレスに対応する前記記憶領域に記憶される情報を選択する第1セレクタと、
    前記第1セレクタによって選択された情報から前記第2識別子を選択する第2セレクタと、を備える
    ことを特徴とする車載電子制御装置。
  6. 請求項4に記載の車載電子制御装置であって、
    前記第1回路と前記第2回路は、
    1つのASIC内に配置される
    ことを特徴とする車載電子制御装置。
  7. 請求項4に記載の車載電子制御装置であって、
    前記第1データは、
    車両又は前記車両の周囲の状態を示すパラメータを含み、
    前記車載電子制御装置は、
    前記転送先が前記車載電子制御装置である場合に、前記パラメータに基づいて運転を支援する制御を行う
    ことを特徴とする車載電子制御装置。
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