JPWO2018047804A1 - 異常検出装置、異常検出方法、及び記録媒体 - Google Patents

異常検出装置、異常検出方法、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

状態の変化を伴う発生機構から生じる系列データに対しても異常な外れ値・変化を精度よく検出するため、本発明の異常検出装置は、系列データが入力されると、系列データに含まれる信号の特徴量である系列特徴量を抽出する系列特徴量抽出手段と、系列特徴量が従う確率分布である系列確率分布を算出する系列確率分布算出手段と、系列データにおける系列特徴量の基準とされる確率分布である基準確率分布を格納する基準確率分布格納手段と、基準確率分布に対する系列確率分布の変動具合を表す状態特徴量を算出する状態特徴量算出手段と、系列データから算出される複数の状態特徴量に基づいて、系列データの異常を検出する異常検出手段とを備える。

Description

本発明は、系列データから異常を検出する異常検出装置、異常検出方法、及び記録媒体に関する。
上記技術分野において、例えば、特許文献1には、次の方法が記載されている。その方法とは、順次入力される系列データが発生する確率を確率分布で表すことで発生時の系列データの発生機構の状態をモデル化して、系列データ中に現れる統計的な外れ値及び発生機構の状態の変化点を検出する方法である。
また、特許文献2には、順次入力される系列データの各変数の確率密度関数の統計量と、予め定められた基準の確率密度関数の統計量との相違の程度を示す相違度を閾値処理することで、観測対象の異常を検出する方法が記載されている。
特開2004−054370号公報 特開2006−331300号公報
しかし現実問題において、発生機構の状態の変化が常に検出対象とされる異常であるとは限らない。例えば、正常動作中に状態が時々刻々と変化しながら動作するような発生機構を用いて得られた系列データから、発生機構の状態の異常を検出することを考える。このような場合、特許文献1に記載の方法は、正常な状態における動作状態の変化をも系列データの外れ値や状態の変化点として検知してしまうため、真に検出したい異常を精度よく検出することができない問題がある。
また、特許文献2に記載されているような、相違度を単純に閾値処理する方法も、上記と同様の問題がある。すなわち、相違度の単純な閾値処理のみでは、正常な状態における動作状態の変化をも系列データの外れ値や状態の変化点として検知してしまうため、真に検出したい異常を精度よく検出することができない。
本技術の目的は、上記課題にかんがみて、状態の変化を伴う発生機構から生じる系列データからも異常を精度よく検出できるようにすることにある。
本発明の一形態に係る異常検出装置は、第1の系列データが入力されると、第1の系列データに含まれる信号の特徴量である系列特徴量を抽出する系列特徴量抽出手段と、系列特徴量が従う確率分布である系列確率分布を算出する系列確率分布算出手段と、第1の系列データにおける系列特徴量の基準とされる確率分布である基準確率分布を格納する基準確率分布格納手段と、基準確率分布に対する系列確率分布の変動具合を表す状態特徴量を算出する状態特徴量算出手段と、第1の系列データから算出される複数の状態特徴量に基づいて、第1の系列データの異常を検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の一形態に係る異常検出方法は、第1の系列データが入力されると、第1の系列データに含まれる信号の特徴量である系列特徴量を抽出し、系列特徴量が従う確率分布である系列確率分布を算出し、第1の系列データにおける系列特徴量の基準とされる確率分布である基準確率分布に対する系列確率分布の変動具合を表す状態特徴量を算出し、第1の系列データから算出される複数の状態特徴量に基づいて、第1の系列データの異常を検出することを特徴とする。
本発明の一形態に係る記録媒体は、コンピュータに、第1の系列データが入力されると、第1の系列データに含まれる信号の特徴量である系列特徴量を抽出する処理と、系列特徴量が従う確率分布である系列確率分布を算出する処理と、第1の系列データにおける系列特徴量の基準とされる確率分布である基準確率分布に対する系列確率分布の変動具合を表す状態特徴量を算出する処理と、第1の系列データから算出される複数の状態特徴量に基づいて、第1の系列データの異常を検出する処理とをコンピュータに実行させるプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録する。
本発明によれば、状態の変化を伴う発生機構から生じる系列データからも異常を精度よく検出できる。
第1の実施形態の異常検出装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態の異常検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の異常検出装置の構成例を示すブロック図である。 基準確率分布生成部の例を示すブロック図である。 基準確率分布生成処理の処理フローの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の異常検出装置の構成例を示すブロック図である。 通常モデル生成部の例を示すブロック図である。 第3の実施形態の異常検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態の異常検出装置の構成例を示すブロック図である。 第4の実施形態の異常検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態の異常検出装置の構成例を示すブロック図である。 系列データ分析部の例を示すブロック図である。 第5の実施形態の異常検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第6の実施形態の異常検出装置の構成例を示すブロック図である。 第6の実施形態の異常検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 ハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図面中の矢印の方向は、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。
実施形態1.
本発明の第1の実施形態の異常検出装置100について、図面を参照して説明する。図1に示す異常検出装置100は、系列特徴量抽出部101と、系列確率分布算出部102と、基準確率分布格納部103と、状態特徴量算出部104と、異常検出部105とを備える。
系列特徴量抽出部101は、系列データ(図1の信号)を入力とし、当該系列データから抽出した特徴量を出力する。より具体的には、系列特徴量抽出部101は、入力された系列データから所定の特徴量を抽出して、出力する。系列特徴量抽出部101が抽出する特徴量は、例えば、所定の時間単位で定義される各時間フレームの時点における信号の所定の特徴量であってもよい。以下、系列データから抽出した特徴量を、系列特徴量という場合がある。
系列確率分布算出部102は、系列特徴量を入力とし、当該系列特徴量が従う確率分布である系列確率分布を算出し出力する。ここで、系列確率分布は、系列データがどのような系列特徴量をどのような確率で出力するかを表すものであればよい。すなわち、系列確率分布は、その系列特徴量の基となった系列データがどのような発生機構の状態の下で生成されたかに対応する。
基準確率分布格納部103は、系列確率分布に対して基準となる確率分布である基準確率分布を格納する。基準確率分布は、入力された系列データの発生機構の状態において、利用者が基準として設定した状態に対応する。
状態特徴量算出部104は、系列確率分布算出部102が算出した系列確率分布と、基準確率分布格納部103に格納された基準確率分布とを入力とし、状態特徴量を出力する。より具体的には、状態特徴量算出部104は、入力された基準確率分布からみた系列確率分布の変動具合を表す状態特徴量を算出して、出力する。本実施形態において、状態特徴量算出部104は、複数の状態特徴量を算出する。状態特徴量算出部104は、例えば、系列特徴量を算出した信号の第2の特徴量として、系列データに含まれる信号ごとに状態特徴量を算出してもよい。また、状態特徴量算出部104は、例えば、算出した状態特徴量を、系列データに含まれる信号の時間インデックスと対応づけて出力してもよい。
異常検出部105は、状態特徴量算出部104から出力される複数の状態特徴量を入力とし、系列データの異常の有無を出力する。より具体的には、異常検出部105は、入力された複数の状態特徴量を基に、入力された系列データの発生機構の状態における異常の有無を検知して、出力する。
異常検出部105は、例えば、系列データから算出される状態特徴量であって、所定の時間単位で定義される時間フレームごとの状態特徴量を時系列に並べたデータを第2の系列データとし、第2の系列データを統計処理して、異常の有無を検知してもよい。異常検出部105は、例えば、2以上の状態特徴量を基に、系列データにおける状態特徴量のモデルとして状態特徴量の確率分布を求め、求めた状態特徴量の確率分布を用いて、異常の有無を検知してもよい。
次に、本実施形態の動作を説明する。図2は、本実施形態の異常検出装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
図2に示す例では、まず異常検出装置100に系列データが入力される(ステップS101)。次に、系列特徴量抽出部101が、入力された系列データから系列特徴量を算出する(ステップS102)。
次に、系列確率分布算出部102が、算出された系列特徴量を基に、系列確率分布を算出する(ステップS103)。
次に、状態特徴量算出部104が、算出された系列確率分布と、基準確率分布格納部103に格納されている基準確率分布とに基づいて、状態特徴量を算出する(ステップS104)。
最後に、異常検出部105が、系列データから算出された2以上の状態特徴量を基に、系列データの異常を検出する(ステップS105)。
以上のように、本実施形態に基づけば、入力された系列データの発生機構の状態の、基準の状態に対する変動具合を表す状態特徴量を複数用いて異常の検出を行うため、時々刻々と変化する発生機構の状態の変動具合を統計的に扱うことができる。すなわち、本実施形態では、状態特徴量が時々刻々と変化することを前提として、2以上の状態特徴量を用いて異常の検出を行う。このため、入力された系列データの発生機構の状態が変化する場合であっても、その系列データから異常、例えば、異常な外れ値や変化を適切に検出できる。
実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態の異常検出装置200について説明する。図3は、本実施形態の異常検出装置200の例を示す構成図である。図3に示す異常検出装置200は、系列データ分析部210と、異常検出部205とを備える。
系列データ分析部210は、系列データ(図3の信号)を入力とし、状態特徴量を出力する処理部であり、系列特徴量抽出部201と、確率分布算出部202と、基準確率分布格納部203と、状態特徴量算出部204とを含む。
なお、系列特徴量抽出部201、確率分布算出部202、基準確率分布格納部203及び状態特徴量算出部204は、第1の実施形態の系列特徴量抽出部101、系列確率分布算出部102、基準確率分布格納部103及び状態特徴量算出部104に対応している。異常検出装置200は、図3に示すように、これらの処理部をまとまった1つのユニット(本実施形態では、系列データ分析部210)として実装してもよいし、第1の実施形態のように個別に実装してもよい。
本実施形態においても、系列特徴量抽出部201は、入力された系列データから所定の特徴量(系列特徴量)を抽出し出力する。確率分布算出部202は、系列特徴量を入力とし、入力された系列特徴量が従う確率分布(系列確率分布)を算出し出力する。基準確率分布格納部203は、基準確率分布を格納する。状態特徴量算出部204は、系列確率分布と基準確率分布とを入力とし、入力された系列確率分布と基準確率分布とに基づいて状態特徴量を算出し出力する。
また、異常検出部205は、第1の実施形態の異常検出部105に対応している。異常検出部205は、系列データ分析部210から出力された状態特徴量を入力とし、異常を検出する。
以下では、入力される系列データが時系列音響信号x(t)である場合を例に用いて、異常検出装置200の各処理部の処理をより具体的に説明する。
ここで、tは時間を表すインデックスであり、所定の時間(例えば、装置を起動した時間)を原点すなわちt=0として順次入力される音響信号の時間インデックスである。また、x(t)は、例えばマイクロフォン等のセンサで収録したアナログ信号をAD変換(Analog to Digital Conversion)して得られるデジタル信号系列である。
本実施形態は、次の場合を想定する。異常を検出したい環境(以下、対象環境という)にマイクロフォンが設置されている。そして、そのマイクロフォンで収録された音響信号が、異常検出装置200に順次入力される。そして、時々刻々と変化する対象環境の状態のうち、異常な変化が検出される。このような場合、対象環境内に存在する人間の活動、対象環境内で駆動する機器の動作、又は対象環境の周辺環境の状態などが、系列データの発生機構の状態に対応する。本実施形態は、時々刻々と変化する対象環境の様子(より具体的には、系列データの発生機構の状態)のうち、異常な変化を検出することを目的とする。
系列データ分析部210は、系列データx(t)を入力とし、状態特徴量d(i)を出力する。以下、系列データ分析部210を構成する、系列特徴量抽出部201、確率分布算出部202、基準確率分布格納部203及び状態特徴量算出部204の動作について説明する。
系列特徴量抽出部201は、系列データx(t)を入力とし、所定の系列特徴量y(i)を抽出し出力する。ここで、iは時間フレームインデックスを表す。また、y(i)は時間フレームiにおけるK次元特徴量を格納したベクトルである。時間フレームは、系列データx(t)から系列特徴量y(i)を抽出するための時間幅の単位である。どのような系列特徴量を抽出するかに従って、iがどれほどの時間幅を表すかが、決定されてもよい。例えば、系列データが音響信号であった場合、iは一般に10ミリ秒(ms)程度に設定される。この場合、t=0、i=0を基準に考えると、iは、i=1のときt=10ms,i=2のときt=20ms,…という対応関係となる。
利用者が、系列特徴量とされる信号の特徴量の表現形式を、信号の種別に応じて選択してもよい。音響信号の特徴量としては、一般に公知のMFCC(Mel-frequency Cepstrum Coefficients)特徴量などが広く用いられる。MFCC特徴量を用いる場合、特徴量の次元数Kは、一般に20程度が用いられる。以下では、y(i)にMFCC特徴量を用いる場合を例に説明するが、系列特徴量は、MFCC特徴量に限らず、音の周波数及び/又はパワーが表現される任意の特徴量であってもよい。
確率分布算出部202は、入力された系列特徴量y(i)が従う確率分布である系列確率分布p(y)を算出し出力する。系列確率分布p(y)は、音響信号の例では、時間フレームiの時点において、対象環境内にどのような音がどれほど含まれているのかを表すものとなる。系列確率分布p(y)の表現形式としては、例えば、混合ガウス分布又は隠れマルコフモデルなどが用いられる。
混合ガウス分布を用いる場合、系列確率分布p(y)は、以下の[数1]のように表される。
[数1]
Figure 2018047804
ここで、N(y|μr,i,Σr,i)は、K次元の平均ベクトルμr,i及びK×Kの共分散行列Σr,iで特徴づけられるK次元ガウス分布を表す。Rはガウス分布の総数、rは各ガウス分布のインデックスを表し、πr,iはr番目のガウス分布の重みを表す。
なお、隠れマルコフモデルを用いる場合は、系列データの発生機構の状態を潜在状態とし、それらから発生する系列データの特徴量である系列特徴量を観測データとして、系列データからそれらが観測される確率及び発生機構の状態の遷移確率を求めればよい。
基準確率分布格納部203には、基準確率分布p(y)が格納される。基準確率分布p(y)には、例えば、系列確率分布p(y)と同様の表現形式の確率分布が用いられる。混合ガウス分布を用いる場合、基準確率分布p(y)は、以下の[数2]のように表される。
[数2]
Figure 2018047804
状態特徴量算出部204は、系列確率分布p(y)と基準確率分布p(y)とを入力とし、基準確率分布p(y)からみた系列確率分布p(y)の変動具合を表す状態特徴量d(i)を抽出する。
本実施形態では、状態特徴量算出部204は、状態特徴量d(i)として、入力された確率分布間の距離を所定の尺度で算出したものを用いる。状態特徴量算出部204は、状態特徴量d(i)として、例えば、p(y)とp(y)との間のKLダイバージェンス(Kullback-Leibler divergence)などを用いてもよい。このほか、状態特徴量d(i)の例として確率分布に混合ガウス分布を用いた場合、状態特徴量算出部204は、次のような距離を用いることが考えられる。この距離とは、各r番目のガウス分布同士のKLダイバージェンスをR個並べたベクトル、そのベクトルのノルム、各r番目のガウス分布の平均ベクトルの二乗距離をR個並べたR次元ベクトル、又はそのR次元ベクトルのノルムなどである。
例えば、各r番目のガウス分布の平均ベクトルの二乗距離をR個並べたR次元ベクトルを用いる場合、状態特徴量d(i)は、以下の[数3]で表されるベクトル値になる。
[数3]
Figure 2018047804
また、例えば、状態特徴量d(i)として、各r番目のガウス分布の平均ベクトルの二乗距離をR個並べたR次元ベクトルのノルムを用いる場合、状態特徴量d(i)は、以下の[数4]で表されるスカラー値となる。
[数4]
Figure 2018047804
ベクトル値の場合、状態特徴量d(i)は、基準確率分布p(y)から系列確率分布p(y)に対する変化の方向を表す特徴量となる。また、スカラー値の場合、状態特徴量d(i)は、p(y)からp(y)への変化の大きさを表す特徴量となる。
以下では、状態特徴量d(i)をスカラー値として説明する。しかし、ベクトル値の場合には、異常検出装置200は、後段の異常検出部205を、ベクトル値を入力とする異常検出方法に変更するなど、ベクトル値に対応する形式に変更すればよい。
基準確率分布格納部203は、例えば、系列データの発生機構が所定の状態である際の系列データを基準確率分布算出用系列データとして用いてあらかじめ算出した確率分布を、基準確率分布p(y)として保持してもよい。
なお、図示省略しているが、異常検出装置200は、基準確率分布格納部203の前段に、基準確率分布算出用系列データから基準確率分布を算出して基準確率分布格納部203に格納させる基準確率分布生成部を備えていてもよい。
基準確率分布格納部203は、例えば、基準確率分布算出用系列データとして静まり返った深夜の状態に収録された音響信号を用いて算出された確率分布を保持してもよい。その場合、状態特徴量d(i)は、時間フレームiにおける対象環境の状態が、静まり返った対象環境の状態と比較してどのように変化したのかという変動具合を表す特徴量となる。基準確率分布としては、ほかにも1日間収録した音響信号すべてを用いて算出した確率分布を用いてもよいし、興味のある特定の時間区間の音響信号を用いて算出した確率分布を用いてもよい。また、例えば、系列確率分布p(y)から状態特徴量を算出する場合には、基準確率分布格納部203は、系列確率分布pi−1(y)を基準確率分布として用いてもよい。
ここで、基準確率分布の算出方法を、図4を参照して説明する。図4は、上記の基準確率分布生成部の例を示すブロック図である。基準確率分布の算出方法は、まず系列特徴量抽出部221に基準確率分布算出用系列データ(図4の基準確率分布算出用信号)を入力する。系列特徴量抽出部221は、入力された基準確率分布算出用系列データから系列特徴量を抽出し出力する。次に、基準確率分布算出部222が、算出された系列特徴量を入力とし、その確率分布を算出して、基準確率分布格納部203に格納する。なお、系列特徴量抽出部221及び基準確率分布算出部222の動作は、系列特徴量抽出部201及び確率分布算出部202と同様でよい。また、基準確率分布算出用系列データには、あらかじめ用意したものを用いてもよいし、異常検出装置200の動作中に得られた過去のデータ(特に、異常と判定されなかった系列データ)を用いてもよい。後者の場合、基準確率分布生成部は、基準確率分布を逐次求めてもよい。
なお、基準確率分布生成部における系列特徴量抽出部221及び基準確率分布算出部222の動作を、系列データ分析部210の系列特徴量抽出部201及び確率分布算出部202が行ってもよい。
異常検出部205は、状態特徴量d(i)を入力とし、系列データx(t)の発生機構の異常な状態を検知する。異常検出部205は、例えば、状態特徴量d(i)を時系列に並べたデータを、第2の系列データとし、第2の系列データを統計処理して異常(統計的な外れ値又は発生機構の状態の変化点)を検出してもよい。異常検出部205は、統計処理として、上記の特許文献1に記載の方法を用いることも可能である。この場合、異常検出部205は、時間フレームごとの状態特徴量d(i)を系列データとして順次入力して、そのような系列データ(それより前の状態特徴量からなる系列)が発生する確率を確率分布で表すことでモデル化する。そして、異常検出部205は、モデル化された確率分布と、入力された系列データ(最新の状態特徴量d(i))とに基づき算出した外れ値スコアを基に、統計的な外れ値や発生機構の状態の変化点を検出してもよい。
なお、本実施形態の動作は、基準確率分布の生成処理が別途(異常検出処理の前処理として、又は異常検出処理と並列して)行われる点が異なるだけで、基本的には第1の実施形態と同様である。なお、基準確率分布の生成処理は、異常検出装置200以外の装置が行ってもよい。また、以下の本実施形態において、図2に示す第1の実施形態のステップS102〜ステップS104の動作を、系列データの分析処理と呼ぶ場合がある。
図5は、基準確率分布生成処理の処理フローの例を示すフローチャートである。図5に示す例では、まず、基準確率分布生成用系列データが入力されると(ステップS211)、系列特徴量抽出部221が、入力された基準確率分布生成用系列データから系列特徴量を抽出する(ステップS212)。
次に、基準確率分布算出部222が、算出された系列特徴量が従う確率分布を算出し(ステップS213)、基準確率分布として基準確率分布格納部203に格納する(ステップS214)。
以上のように、本実施形態に基づけば、第1の実施形態と同様に、状態の変化を伴う発生機構から発生した系列データから異常を精度よく検出することができる。
これに対して、特許文献1に記載の方法は、本実施形態でいう系列特徴量抽出部201で出力した系列特徴量を基に、変化点又は外れ値を検知する方法である。すると、系列データの発生機構が時々刻々と変化するような状況では、発生機構の変化すべてを検知対象として検知を行うため、その変化が発生機構にとって正常なものか異常なものであるのかの判別ができない。本実施形態は、入力された系列データの発生機構における、基準の状態に対する状態の変動具合を基にした状態特徴量を用いて異常を検出するため、そのような問題を解決している。
実施形態3.
次に、本発明の第3の実施形態の異常検出装置300について説明する。図6は、本実施形態の異常検出装置300の例を示す構成図である。図6に示す異常検出装置300は、系列データ分析部301と、通常モデル格納部302と、異常検出部303とを備える。
系列データ分析部301は、第2の実施形態の系列データ分析部210と同様でよい。すなわち、系列データ分析部301は、系列データx(t)(図6の信号)を入力とし、状態特徴量d(i)を算出し出力する。
通常モデル格納部302は、通常状態(正常時)における状態特徴量をモデル化した通常モデルを格納する。通常モデルは、例えば、少なくとも特定の周期内の時間を指し示すモデルインデックスが示す時点の通常の状態における状態特徴量の確率分布であってもよい。また、例えば、通常モデル格納部302は、特定の周期内の異なる時間を指し示す複数のモデルインデックスに対応する複数の通常モデルを格納してもよい。
なお、図示省略しているが、異常検出装置300は、通常モデル格納部302の前段に、通常モデル算出用系列データから通常モデルを算出して通常モデル格納部302に格納させる通常モデル生成部を備えていてもよい。
図7は、通常モデル生成部の例を示すブロック図である。通常モデルの算出方法は、まず系列データ分析部311に通常モデル算出用系列データ(図7の通常モデル算出用信号)を入力する。系列データ分析部311は、入力された通常モデル算出用系列データから状態特徴量を算出する。次に、通常モデル算出部312が、算出された状態特徴量を入力とし、当該状態特徴量の周期的な変化の様子をモデル化し、通常モデルとして通常モデル格納部302に格納する。なお、系列データ分析部311の動作は、系列データ分析部301と同様でよい。また、通常モデル算出用系列データには、あらかじめ用意したものを用いてもよいし、異常検出装置300の動作中に得られた過去のデータ(特に、異常と判定されなかった系列データ)を用いてもよい。後者の場合、通常モデル生成部は、通常モデルを逐次求めてもよい。
なお、通常モデル生成部における系列データ分析部311の動作を、系列データ分析部301が行ってもよい。
以下では、mに対応する時間フレームiの状態特徴量d(i)の確率分布q(d(i))を通常モデルとして用いる場合を例に説明する。ここで、mはモデルに関するインデックスである。
以下、音響信号から施設の異常を検出する場合を例に用いて、通常モデルの生成方法及びmの例を説明する。施設等において発生する音は、通常、人間の活動に基づいて1日を周期にして変化する。例えば、学校施設等における異常の検出のために、マイクロフォンを学校校舎入り口に設置したとする。この場合、学校校舎入り口は、早朝は音がほとんどせず、登校時間は急激に学生の声で騒がしくなる。学校校舎入り口は、日中は講義と休み時間の繰り返しに従って、静かな時間帯と騒がしい時間帯とが急激な変化を伴い交互に繰り返される。そして、学校校舎入り口は、下校時間後には徐々に静まりかえり、夜を迎える。このように、音の変化は、24時間周期で繰り返す。このような変化に追従して、状態特徴量d(i)も、24時間周期で変化する。
既に説明したように、iは、時間フレームインデックスであり、所定の時間(例えば、装置の動作開始時間)を0として、装置が動作し続ける間、値は増加し続ける。このような条件下で、1日における各時刻の通常モデルを作る場合を考えると、通常モデル生成部は、mを、日付を問わない時刻(10時10分など)で定義されるモデルインデックスとすればよい。例えば、時間フレームiの時間幅を1分とし、原点i=0の実時刻がある日の18時00分だとすると、i=1440も、18時00分となる。以上の性質を利用して、mを時刻で定義した場合、通常モデル生成部は、iが時刻mとなるような複数のd(i)を用いて、q(d(i))を算出する。このようなq(d(i))は、通常の時刻mの状態が、ある平均の下で日(周期)に従って、ばらつきをもって観測されるという仮定に基づいている。
そのようなq(d(i))をガウス分布で表すと、q(d(i))は、次の[数5]のようになる。
[数5]
Figure 2018047804
なお、通常モデル生成部は、通常モデルq(d(i))の表現形式としては、ガウス分布以外にも、例えば、混合ガウス分布、又は、隠れマルコフモデルを用いてもよい。なお、隠れマルコフモデルを用いる場合は、通常モデル生成部は、系列データの発生機構の状態を潜在状態とする。そして、通常モデル生成部は、それらから発生する系列データの特徴量である系列特徴量の基準に対する変動具合を示す状態特徴量を観測データとして、通常状態においてそれらが観測される確率及び発生機構の状態の遷移確率を求めればよい。
また、上記の例では、24時間を周期の単位に用いて通常モデルを生成する例を示したが、対象となる系列データの発生機構の活動周期があらかじめ分かっている場合、その活動周期で定義されるmを用いて通常モデルを生成すればよい。例えば、時刻だけでなく曜日にも従って系列データの発生機構の状態(活動内容)が変わる場合、mを曜日と時刻とで定義し、曜日ごとの時刻に対応した通常モデルを生成してもよい。また、例えば、学校での講義とその休み時間の繰り返しに対応する通常モデルを生成したい場合には、mを講義と休み時間との長さに対応する定義を行うなど、通常モデルを生成する周期を利用者が自由に設定することが可能である。また、通常モデルは、曜日ごとの通常モデルと、講義と休み時間との繰り返しの通常モデルといったように、複数の通常モデルを組み合わせて用いることも可能である。この場合、1つの状態特徴量が複数の通常モデルの生成に用いられてもよい。
異常検出部303は、系列データ分析部301から入力される状態特徴量d(i)を基に、当該異常検出装置300に入力された系列データの発生機構の状態において異常の有無を検知し出力する。異常検出部303は、例えば、入力された状態特徴量d(i)のiが対応するmを用いて示される通常モデルがその状態特徴量d(i)をとる確率を表すスコアを算出して、そのスコアに基づいて異常の有無を検知してもよい。スコアは、例えば、通常モデル格納部302に通常モデルとして格納されている確率分布q(d(i))に、入力された状態特徴量d(i)を代入して得られる確率値であってもよい。その場合、異常検出部303は、算出したスコアがあらかじめ定義しておいた閾値未満であれば異常ありとし、閾値以上であれば異常なしとしてもよい。
次に、本実施形態の動作を説明する。図8は、本実施形態の異常検出装置300の動作の一例を示すフローチャートである。
図8に示す例では、まず異常検出装置300に系列データx(t)が入力される(ステップS301)。
次に、系列データ分析部301が、入力された系列データx(t)に対して、系列データの分析処理を行い、得られた状態特徴量d(i)を出力する(ステップS302)。
最後に、異常検出部303が、状態特徴量d(i)と、通常モデル格納部302に格納されている通常モデルとに基づいて、系列データx(t)の異常を検出する(ステップS303)。
なお、図示省略しているが、異常検出装置300は、上記の異常検出処理の前処理として、又は異常検出処理と並列して、通常モデルの生成処理を行ってもよい。
以上のように、本実施形態に基づけば、第2の実施形態の効果に加えて、時系列上での異常のみではなく、入力された系列データの発生機構の状態変化の周期に基づく異常を検知することができる。したがって、本実施形態に基づけば、時系列上のみではなく、任意の周期から見た異常を検出することができる。
実施形態4.
次に、本発明の第4の実施形態の異常検出装置400について説明する。図9は、本実施形態の異常検出装置400の例を示す構成図である。図9に示す異常検出装置400は、系列データ分析部401と、状態特徴量系列生成部402と、異常検出部403とを備える。
系列データ分析部401は、第2の実施形態の系列データ分析部210と同様である。すなわち、系列データ分析部401は、系列データx(t)(図9の信号)を入力とし、状態特徴量d(i)を算出し出力する。
状態特徴量系列生成部402は、状態特徴量d(i)を入力とし、状態特徴量系列d(y)を出力する。ここで、状態特徴量系列d(j)は、状態特徴量d(i)を変換(再編成)することに基づいて得られるd(i)と同じ次元数をもつベクトル又はスカラー値である。また、jは、状態特徴量系列に関するインデックスである。
以下、音響信号から施設の異常を検出する場合を例に用いて、状態特徴量系列の生成方法及びjの例を説明する。既に説明したように、施設等において発生する音は、通常、人間の活動に従って所定の周期(例えば、24時間)で変化する。このことは、状態特徴量も所定の周期で変化することを表す。
そこで、jは、そのような周期内での時間フレームのインデックスとして定義されてもよい。例えば、時間フレームiの時間幅を1分とし、原点i=0の実時刻が1月1日18時00分だとすると、i=1440は、1月2日18時00分となる。そのような場合に、jは、24時間周期内での1分単位の時間フレームインデックスと定義されてもよい。すると、d(j)は、1日におけるjが示す各時刻の状態特徴量の系列となる。つまり、上記の例で、j=18時00分と定義すると、d(j)=[d(0),d(1440),…]のように、時間フレームiが、18時00分に対応するd(i)を並べたデータとして表される。
また、今回は、周期が24時間である場合を例にして説明した。しかし、対象となる系列データの発生機構の活動周期があらかじめ分かっている場合には、その活動周期に基づいて、jは定義されればよい。その際、例えば、曜日別の時刻ごとに状態特徴量系列を生成したい場合には、yは、曜日と時刻とで定義されてもよい。また、例えば、学校での講義とその休み時間との繰り返しに対応した状態特徴量系列を生成したいのであれば、jが講義と休み時間の長さに対応して定義されるなど、利用者は、状態特徴量系列の要素とされる状態特徴量を抽出する周期を自由に設定してよい。このとき、jは、繰り返される系列データの発生機構の状態において同じ状態とみなせる時間フレームの状態特徴量が抽出できるように定義されるのがより好ましい。なお、jの定義は、1つに限られない。例えば、曜日ごとの状態特徴量系列と、講義ごと及び休み時間ごとの状態特徴量系列といったように、複数の周期に対応する状態特徴量系列が、生成されてもよい。この場合、1つの状態特徴量が、複数の状態特徴量系列の生成に用いられてもよい。
異常検出部403は、状態特徴量系列d(j)を入力とし、系列データx(t)の発生機構の異常な状態を検知する。異常検出部403は、例えば、上記の特許文献1に記載の方法を用いて、状態特徴量系列d(j)から異常の有無を検出してもよい。この場合、異常検出部403は、各jについて、状態特徴量系列d(j)を系列データとして順次入力する。そして、異常検出部403は、そのような系列データ(例えば、それより前の当該jに対応する時間フレームiをもつ状態特徴量d(i)の系列)が発生する確率を確率分布で表すことでモデル化する。そして、異常検出部403は、モデル化された確率分布と、入力された系列データ(当該jに対応する時間フレームiの最新の状態特徴量d(i))とに基づいて算出した外れ値スコアを基に、統計的な外れ値又は発生機構の状態の変化点を検出してもよい。
次に、本実施形態の動作について説明する。図10は、本実施形態の異常検出装置400の動作の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS401〜ステップS402の動作は、第3の実施形態のステップS301〜ステップS302と同様である。
本実施形態では、系列データの分析処理で、状態特徴量d(i)が算出されると(ステップS402)、状態特徴量系列生成部402が、状態特徴量d(i)から状態特徴量系列d(j)を生成する(ステップS403)。
最後に、異常検出部403が、状態特徴量系列d(j)に基づいて、系列データx(t)の異常を検出する(ステップS404)。
以上のように、本実施形態に基づけば、第2の実施形態の効果に加えて、時系列上での異常のみではなく、入力された系列データの発生機構の状態変化の周期に基づく異常を検出することができる。したがって、本実施形態に基づけば、時系列上のみではなく任意の周期から見た異常を検出することができる。
実施形態5.
次に、本発明の第5の実施形態の異常検出装置500について説明する。図11は、本実施形態の異常検出装置500の例を示す構成図である。図11に示す異常検出装置500は、分散データ分析部510と、通常モデル格納部502と、異常検出部503とを備える。
分散データ分析部510は、N個の発生機構から発生し各系列データx(t),…,x(t)(図11の信号1〜N)を入力とし、各系列データから状態特徴量を算出する処理部である。分散データ分析部510は、N個の系列データ分析部501(系列データ分析部501−1〜501−N)を含む。
系列データ分析部501−1〜501−Nは、各々、対応する系列データx(t)を入力とし、状態特徴量d(i,n)を出力する。ここで、nは、系列データの発生機構のインデックス(以下、機構インデックスという)を表す。例えば、系列データ分析部501−1は、系列データx(t)を入力とし、状態特徴量d(i,1)を出力する。
以下では、音響信号から異常を検出するために、異常を検出したい環境(対象環境)に、N個のマイクロフォンを空間的に分散配置させる場合を考える。このような場合において、系列データx(t)の発生機構は、音響信号(x(t))を収録したマイクロフォンの周囲環境に相当する。その場合、nは、マイクロフォンの識別子として定義されてもよいし、マイクロフォンを設置した空間的なインデックス(例えばマイクロフォンを設置した場所の3次元座標)として定義されてもよい。あるいは、nは、マイクロフォンを設置した場所の識別子として定義されてもよい。例えば、学校施設の異常検出のために各教室にマイクロフォンを設置した場合、nは、マイクロフォンを設置した教室のインデックスとして定義されてもよい。
図12は、系列データ分析部501−nの構成例を示すブロック図である。図12に示すように、各系列データ分析部501は、系列特徴量抽出部511と、確率分布算出部512と、基準確率分布格納部513と、状態特徴量算出部514とを含む。なお、系列特徴量抽出部511、及び、確率分布算出部512の動作は、基本的には、第2の実施形態の系列特徴量抽出部201、及び、確率分布算出部202と同様である。同様に、基準確率分布格納部513、及び、状態特徴量算出部514の動作は、基本的には、第2の実施形態の基準確率分布格納部203、及び、状態特徴量算出部204と同様である。
なお、基準確率分布格納部513は、基準確率分布として、所定の発生機構における基準の確率分布を格納することも可能である。これは、異常検出装置500の入力がN個の発生機構から発生する各系列データであるからである。すなわち、1つの系列データを入力していた異常検出装置200では、基準確率分布は、所定の時間における対象環境の状態を表すものであった。これに対して、本実施形態では、基準として、機構インデックスnが示す発生機構における通常の状態を定義することができる。
例えば、N個のマイクロフォンを空間的に分散配置した場合における、第1の場所(n=n1)に設置されたマイクロフォンから得られた音響信号xn1(t)を用いて表される当該場所の周囲状態を基準とすることを考える。そのような場合、状態特徴量d(i,n)は、第1の場所(n1)の周囲状態を基準としてみた場合の当該nが示す場所の周囲状態という特徴を表すものとなる。そのような場合には、時系列における関係性のみではなく、複数の発生機構の間の関係性(音響信号でいえば空間的な関係性)も用いて異常状態を検知することができる。 なお、基準とする発生機構はnごとに異なっていてもよい。
通常モデル格納部502は、通常状態における状態特徴量d(i,n)をモデル化した通常モデルを格納する。なお、図示省略しているが、異常検出装置500は、通常モデル格納部502の前段に、状態特徴量d(i,n)から通常モデルを生成して通常モデル格納部502に格納させる通常モデル生成部を備えていてもよい。
以下、状態特徴量d(i,n)の確率分布q(d(i))を通常モデルとして用いる場合を例に説明する。ここで、mはモデルに関するインデックスである。なお、第3の実施形態におけるmは時間に対応するインデックスであったが、本実施形態におけるmは、時間に加え、機構インデックスnにも対応する。例えば、通常モデル生成部は、mを、「第1の場所(n1)に対応するn」と定義して、第1の場所(n=n1)の状態特徴量を用いて通常モデルを生成してもよい。あるいは、通常モデル生成部は、mを、「第1の場所(n1)に対応する時刻18:00におけるnとi」と定義して、第1の場所(n=n1)の状態特徴量のうちiが時刻18:00に対応する状態特徴量を用いて通常モデルを生成してもよい。また、通常モデル生成部は、例えば、mを、「第1の場所(n1)を基準とするn’(≠n)に対応するn」と定義して、第1の場所(n1)を基準とするnの特徴量を用いて通常モデルを生成してもよい。また、通常モデル生成部は、第3の実施形態と同様、mを、時間及び機構インデックスに関して複数の観点(曜日と時刻、場所と基準など)を組み合わせて定義してもよい。あるいは、通常モデル生成部は、各々の観点に従って定義した複数種類のm(m,m,…等)を用いて複数種類の通常モデルを生成してもよい。
なお、通常モデルの生成方法は、第3の実施形態と同様でよい。通常モデルは、例えば、mに対応する時間フレームi及び機構インデックスnの状態特徴量d(i,n)の確率分布q(d(i,n))であってもよい。
異常検出部503は、分散データ分析部510から入力される状態特徴量d(i,n)を基に、当該異常検出装置500に入力された系列データの発生機構の状態において異常の有無を検知し出力する。異常検出部503は、例えば、入力された各状態特徴量d(i,n)のi及びnが対応するmに従って示される通常モデルがその状態特徴量d(i,n)をとる確率を表すスコアを算出して、そのスコアに基づいて異常の有無を検知してもよい。なお、スコアの算出方法及びスコアに基づく異常の有無の判定方法は、第3の実施形態と同様でよい。
次に、本実施形態の動作を説明する。図13は、本実施形態の異常検出装置500の動作の一例を示すフローチャートである。
図13に示す例では、異常検出装置500にN個の系列データx(t),…,x(t)が入力される。各系列データx(t)は、対応する分散データ分析部510−nに入力される。各々の分散データ分析部510−nが、入力された系列データx(t)に対して、系列データの分析処理を行う(ステップS501−1〜ステップS501−N)。系列データの分析処理は、第2の実施形態と同様である。
最後に、異常検出部503が、N個の分散データ分析部510−nから得られた状態特徴量d(i,n)と、通常モデルとを基に、N個の系列データx(t),…,x(t)の異常を検出する(ステップS502)。
以上のように、本実施形態に基づけば、1つの発生機構の状態の変化の周期といった時間の関係性に加えて、複数の発生機構間の関係性を基にした状態特徴量に基づいて異常を検知することができる。したがって、第3の実施形態の効果に加えて、入力された系列データの発生機構間の関係性に基づく異常を検知することができる。すなわち、本実施形態に基づけば、複数の発生機構の間における関係性からみた異常な外れ値・変化を検出することができる。
実施形態6.
次に、本発明の第6の実施形態の異常検出装置600について説明する。図14は、本実施形態の異常検出装置600の例を示す構成図である。図14に示す異常検出装置600は、分散データ分析部610と、状態特徴量系列生成部602と、異常検出部603とを備える。
分散データ分析部610は、第5の実施形態の分散データ分析部510と同様の動作を行い、N個の発生機構から発生した系列データx(t),x(t),…,x(t)(図14の信号1〜N)を入力とし、状態特徴量d(i,n)を出力する。
分散データ分析部610は、N個の系列データ分析部601(系列データ分析部601−1〜601−N)を含む。
状態特徴量系列生成部602は、状態特徴量d(i,n)を入力とし、状態特徴量系列d(j,n)を出力する。ここで、状態特徴量系列d(j,n)は、状態特徴量d(i,n)を変換することに基づいて得られるd(i,n)と同じ次元数をもつベクトル又はスカラー値である。jは、状態特徴量系列に関するインデックスである。なお、jの定義は、第4の実施形態の状態特徴量系列生成部402と同様でよい。すなわち、状態特徴量系列d(j,n)は、状態特徴量系列生成部402における状態特徴量系列d(j)を、機構インデックスnごとに生成したものと言える。すなわち、状態特徴量系列生成部602は、状態特徴量系列生成部402の動作を、N回行うといったようにnに対応する形に変更したものである。
異常検出部603は、状態特徴量系列d(j,n)を入力とし、系列データx(t)の発生機構の異常な状態を検知する。本実施形態において、d(j,n)は、時間に関するインデックスjと、機構インデックスnとを含むことから、異常検出部603は、時間的関係だけでなく発生機構の関係からみた異常を検出することができる。なお、異常検出部603における異常の検出方法は、第4の実施形態の異常検出部403と同様でよい。
なお、異常検出部603は、jを、mと同様に、iだけでなくnにも対応させて定義づけてもよい。その場合、状態特徴量系列生成部602が出力する状態特徴量系列の形式はd(j)となるが、jの取り得る値が変わるだけで、当該状態特徴量系列が、時間的関係と発生機構間の関係の両方を表しうることに変わりはない。
次に、本実施形態の動作を説明する。図15は、本実施形態の異常検出装置600の動作の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS601−1〜ステップS601−Nの動作は、第5の実施形態のステップS501−1〜ステップS501−Nと同様である。
本実施形態では、各系列データの分析処理で、状態特徴量d(i,n)が算出されると、状態特徴量系列生成部602が、状態特徴量d(i,n)から状態特徴量系列d(j,n)を生成する(ステップS602)。
最後に、異常検出部603が、状態特徴量系列d(j,n)に基づいて、N個の系列データx(t),…,x(t)の異常を検出する(ステップS603)。
以上のように、本実施形態は、1つの発生機構の状態の変化の周期といった時間の関係性に加えて、複数の発生機構間の関係性を基に状態特徴量をまとめたものを新たな系列データ(状態特徴量系列)とし、それに基づいて異常を検出する。したがって、第4の実施形態の効果に加えて、入力された系列データの発生機構間の関係性に基づく異常を検出することができる。すなわち、本実施形態に基づけば、複数の発生機構の間における関係性からみた異常を検出することができる。
なお、上記の実施形態において、系列データの例として時系列音響信号を示したが、系列データは時系列音響信号に限られない。例えば、系列データは、温度センサから得られる時系列温度信号、振動センサから得られる時系列振動信号、又はカメラから得られる映像信号などの任意の系列データでもよい。あるいは、系列データは、電力使用量の時系列データ、需要家ごとの電力使用量の系列データ、ネットワークにおける呼量の時系列データ、風量の時系列データ、又は一定範囲における降雨量の空間系列データでもよい。あるいは、系列データは、その他にも、角度系列データ、又は、テキストなどの離散系列データなどであってもよい。当然に、系列データには、等間隔の系列データのみではなく不等間隔の系列データも含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。
[ハードウェア構成]
以上の説明した異常検出装置100ないし600のハードウェア構成について、異常検出装置100を参照して説明する。
異常検出装置100は、次のように構成される。例えば、異常検出装置100の各構成部は、ハードウェア回路で構成されてもよい。また、異常検出装置100において、各構成部は、ネットワークを介して接続した複数の装置を用いて、構成されてもよい。また、異常検出装置100において、複数の構成部は、1つのハードウェアで構成されてもよい。また、異常検出装置100は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを含むコンピュータ装置として実現されてもよい。異常検出装置100は、上記構成に加え、さらに、入出力接続回路(IOC:Input / Output Circuit)と、ネットワークインターフェース回路(NIC:Network Interface Circuit)とを含むコンピュータ装置として実現されてもよい。
図16は、異常検出装置100のハードウェアの一例である情報処理装置700の構成の一例を示すブロック図である。
情報処理装置700は、CPU710と、ROM720と、RAM730と、内部記憶装置740と、IOC750と、NIC780とを含み、コンピュータ装置を構成している。
CPU710は、ROM720からプログラムを読み込む。そして、CPU710は、読み込んだプログラムに基づいて、RAM730と、内部記憶装置740と、IOC750と、NIC780とを制御する。そして、CPU710を含むコンピュータは、これらの構成を制御し、系列特徴量抽出部101、系列確率分布算出部102、状態特徴量算出部104、及び異常検出部105としての機能を実現する。
CPU710は、各機能を実現する際に、RAM730又は内部記憶装置740を、プログラムの一時記憶媒体として使用してもよい。
また、CPU710は、コンピュータで読み取り可能にプログラムを記憶した記録媒体790が含むプログラムを、図示しない記憶媒体読み取り装置を用いて読み込んでもよい。あるいは、CPU710は、NIC780を介して、図示しない外部の装置からプログラムを受け取り、RAM730に保存して、保存したプログラムを基に動作してもよい。
ROM720は、CPU710が実行するプログラム及び固定的なデータを記憶する。ROM720は、例えば、P−ROM(Programmable-ROM)又はフラッシュROMである。
RAM730は、CPU710が実行するプログラム及びデータを一時的に記憶する。RAM730は、例えば、D−RAM(Dynamic-RAM)である。
内部記憶装置740は、情報処理装置700が長期的に保存するデータ及びプログラムを記憶する。内部記憶装置740は、基準確率分布格納部103として動作する。また、内部記憶装置740は、CPU710の一時記憶装置として動作してもよい。内部記憶装置740は、例えば、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)又はディスクアレイ装置である。
ここで、ROM720と内部記憶装置740は、不揮発性(non-transitory)の記憶媒体である。一方、RAM730は、揮発性(transitory)の記憶媒体である。そして、CPU710は、ROM720、内部記憶装置740、又は、RAM730に記憶されているプログラムを基に動作可能である。つまり、CPU710は、不揮発性記憶媒体又は揮発性記憶媒体を用いて動作可能である。
IOC750は、CPU710と、入力機器760及び表示機器770とのデータを仲介する。IOC750は、例えば、IOインターフェースカード又はUSB(Universal Serial Bus)カードである。さらに、IOC750は、USBのような有線に限らず、無線を用いてもよい。
入力機器760は、情報処理装置700の操作者からの入力指示を受け取る機器である。入力機器760は、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネルである。
表示機器770は、情報処理装置700の操作者に情報を表示する機器である。表示機器770は、例えば、液晶ディスプレイである。
NIC780は、ネットワークを介した図示しない外部の装置とのデータのやり取りを中継する。NIC780は、例えば、LAN(Local Area Network)カードである。さらに、NIC780は、有線に限らず、無線を用いてもよい。
このように構成された情報処理装置700は、異常検出装置100と同様の効果を得ることができる。
その理由は、情報処理装置700のCPU710が、プログラムに基づいて異常検出装置100と同様の機能を実現できるためである。
また、上記の各実施形態は以下の付記のようにも記載できる。
(付記1)第1の系列データが入力されると、第1の系列データに含まれる信号の特徴量である系列特徴量を抽出する系列特徴量抽出手段と、系列特徴量が従う確率分布である系列確率分布を算出する系列確率分布算出手段と、第1の系列データにおける系列特徴量の基準とされる確率分布である基準確率分布を格納する基準確率分布格納手段と、基準確率分布に対する系列確率分布の変動具合を表す状態特徴量を算出する状態特徴量算出手段と、第1の系列データから算出される複数の状態特徴量に基づいて、第1の系列データの異常を検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とする異常検出装置。
(付記2)系列特徴量抽出手段は、所定の時間単位で定義される各時間フレームの時点における信号の所定の特徴量を、系列特徴量として抽出し、系列確率分布算出手段は、時間フレームごとの系列特徴量を確率変数とする確率分布を算出し、状態特徴量算出手段は、時間フレームごとに、時間フレームの時点における系列確率分布と、時間フレームの時点に対応する基準確率分布との間の距離を所定の尺度で表した状態特徴量を算出し、異常検出手段は、第1の系列データから算出される時間フレームごとの状態特徴量を基に、異常を検出する付記1に記載の異常検出装置。
(付記3)
異常検出手段は、第1の系列データから算出される時間フレームごとの状態特徴量を時系列に並べたデータを第2の系列データとし、第2の系列データを統計処理して、異常を検出する
付記2に記載の異常検出装置。
(付記4)
第1の系列データにおける正常時の状態特徴量の確率分布であって、少なくとも特定の周期内の時間を指し示すモデルインデックスに基づいて特定される状態特徴量の確率分布である通常モデルを格納する通常モデル格納手段を備え、
異常検出手段は、算出された状態特徴量と、通常モデルとに基づいて、異常を検出する
付記1ないし3のいずれか1項に記載の異常検出装置。
(付記5)
異常検出手段は、算出された状態特徴量を得た時点に対応する通常モデルが示す状態特徴量が生じる確率を基に算出されるスコアを基に、異常を検出する
付記4に記載の異常検出装置。
(付記6)
所定の時間単位で定義される時間フレームごとの状態特徴量を所定の周期に応じて再編成して1つ以上の状態特徴量系列を生成する状態特徴量系列生成手段を備え、
異常検出手段は、状態特徴量系列の各々を第2の系列データとし、第2の系列データを統計処理して、異常を検出する
付記2に記載の異常検出装置。
(付記7)
対象環境内の異なる場所の状態を表す複数の第1の系列データが入力され、
系列特徴量抽出手段、系列確率分布算出手段、基準確率分布格納手段、及び、状態特徴量算出手段を、入力される第1の系列データの数分備え、
異常検出手段は、各々の第1の系列データに対して、該第1の系列データから算出される複数の状態特徴量を基に、異常を検出する
付記1ないし6のいずれか1項に記載の異常検出装置。
(付記8)
各基準確率分布格納手段は、所定の第1の系列データにおいて系列特徴量の基準とされる確率分布を格納する
付記7に記載の異常検出装置。
(付記9)対象環境内の異なる場所の状態を表す複数の第1の系列データが入力され、系列特徴量抽出手段、系列確率分布算出手段、基準確率分布格納手段、及び、状態特徴量算出手段を、入力される第1の系列データの数分備え、異常検出手段は、各々の第1の系列データに対して、第1の系列データから算出される複数の状態特徴量を基に、異常を検出する付記1又は2に記載の異常検出装置。
(付記10)各々の第1の系列データにおける正常時の状態特徴量の確率分布であって、少なくとも特定の周期内の時間を指し示すモデルインデックスに基づいて特定される状態特徴量の確率分布である通常モデルを格納する通常モデル格納手段を備え、異常検出手段は、各々の第1の系列データに対して、第1の系列データから算出された状態特徴量と、第1の系列データに対応する通常モデルとに基づいて、異常を検出する付記9に記載の異常検出装置。
(付記11)第1の系列データごとに、第1の系列データから算出された状態特徴量を所定の周期に応じて再編成して1つ以上の状態特徴量の系列を生成する状態特徴量系列生成手段を備え、異常検出手段は、各々の第1の系列データに対して、第1の系列データから算出される複数の状態特徴量から生成された状態特徴量の系列の各々を第2の系列データとし、第2の系列データを統計処理して、異常を検出する付記9に記載の異常検出装置。
(付記12)正常時の第1の系列データを用いて、基準確率分布を生成する基準確率分布生成手段を備えた付記1、2、及び、9ないし11のいずれか1項に記載の異常検出装置。
(付記13)正常時の第1の系列データから算出される複数の状態特徴量を用いて、通常モデルを生成する通常モデル生成手段を備えた付記1、2、及び9ないし12のいずれか1項に記載の異常検出装置。
(付記14)第1の系列データが、時系列音響信号である付記1、2、及び、9ないし13のいずれか1項に記載の異常検出装置。
(付記15)系列特徴量が、時系列音響信号に含まれる音の周波数及び/又はパワーが表現される特徴量であり、系列確率分布及び基準確率分布の表現形式が、混合ガウス分布であり、状態特徴量が、KLダイバージェンス、KLダイバージェンスを所定個並べたベクトル、所定番目のガウス分布の平均ベクトルの二乗距離を所定個並べたベクトル、又はそれらベクトルのノルムのいずれかである付記1、2、及び9ないし14のいずれか1項に記載の異常検出装置。
(付記16)第1の系列データが入力されると、第1の系列データに含まれる信号の特徴量である系列特徴量を抽出し、系列特徴量が従う確率分布である系列確率分布を算出し、系列データにおける系列特徴量の基準とされる確率分布である基準確率分布に対する系列確率分布の変動具合を表す状態特徴量を算出し、系列データから算出される複数の状態特徴量に基づいて、系列データの異常を検出することを特徴とする異常検出方法。
(付記17)所定の時間単位で定義される各時間フレームの時点における信号の所定の特徴量を、系列特徴量として抽出し、時間フレームごとの系列特徴量を確率変数とする確率分布を算出し、時間フレームごとに、時間フレームの時点における系列確率分布と、時間フレームの時点に対応する基準確率分布との間の距離を所定の尺度で表した状態特徴量を算出し、第1の系列データから算出される時間フレームごとの状態特徴量を基に、異常を検出する付記16に記載の異常検出方法。
(付記18)コンピュータに、第1の系列データが入力されると、第1の系列データに含まれる信号の特徴量である系列特徴量を抽出する処理、系列特徴量が従う確率分布である系列確率分布を算出する処理、第1の系列データにおける系列特徴量の基準とされる確率分布である基準確率分布に対する系列確率分布の変動具合を表す状態特徴量を算出する処理、及び第1の系列データから算出される複数の状態特徴量に基づいて、第1の系列データの異常を検出する処理を実行させるための異常検出プログラム。
(付記19)コンピュータに、系列特徴量を抽出する処理で、所定の時間単位で定義される各時間フレームの時点における信号の所定の特徴量を、系列特徴量として抽出させ、系列確率分布を算出する処理で、時間フレームごとの系列特徴量を確率変数とする確率分布を算出させ、状態特徴量を算出する処理で、時間フレームごとに、時間フレームの時点における系列確率分布と、時点に対応する基準確率分布との間の距離を所定の尺度で表した状態特徴量を算出させ、異常を検出する処理で、第1の系列データから算出される時間フレームごとの状態特徴量を基に、異常を検出させる付記19に記載の異常検出プログラム。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2016年 9月 8日に出願された日本出願特願2016−175402を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、正常時においても状態が変化するような環境を対象とする異常検出に限らず、任意の系列データに対する異常検出に好適に適用可能である。
100、200、300、400、500、600 異常検出装置
101、201、221、511 系列特徴量抽出部
102 系列確率分布算出部
202、512 確率分布算出部
222 基準確率分布算出部
103、203、513 基準確率分布格納部
104、204、514 状態特徴量算出部
105、205、303、403、503、603 異常検出部
210、301、311、401、501、601 系列データ分析部
302、502 通常モデル格納部
312 通常モデル算出部
402、602 状態特徴量系列生成部
510、610 分散データ分析部
700 情報処理装置
710 CPU
720 ROM
730 RAM
740 内部記憶装置
750 IOC
760 入力機器
770 表示機器
780 NIC
790 記録媒体

Claims (19)

  1. 第1の系列データが入力されると、前記第1の系列データに含まれる信号の特徴量である系列特徴量を抽出する系列特徴量抽出手段と、
    前記系列特徴量が従う確率分布である系列確率分布を算出する系列確率分布算出手段と、
    前記第1の系列データにおける前記系列特徴量の基準とされる確率分布である基準確率分布を格納する基準確率分布格納手段と、
    前記基準確率分布に対する前記系列確率分布の変動具合を表す状態特徴量を算出する状態特徴量算出手段と、
    前記第1の系列データから算出される複数の前記状態特徴量に基づいて、前記第1の系列データの異常を検出する異常検出手段とを備えた
    ことを特徴とする異常検出装置。
  2. 前記系列特徴量抽出手段は、所定の時間単位で定義される各時間フレームの時点における信号の所定の特徴量を、前記系列特徴量として抽出し、
    前記系列確率分布算出手段は、前記時間フレームごとの前記系列特徴量を確率変数とする確率分布を算出し、
    前記状態特徴量算出手段は、前記時間フレームごとに、該時間フレームの時点における前記系列確率分布と、該時間フレームの時点に対応する前記基準確率分布との間の距離を所定の尺度で表した前記状態特徴量を算出し、
    前記異常検出手段は、前記第1の系列データから算出される前記時間フレームごとの前記状態特徴量を基に、前記異常を検出する
    請求項1に記載の異常検出装置。
  3. 前記異常検出手段は、前記第1の系列データから算出される前記時間フレームごとの前記状態特徴量を時系列に並べたデータを第2の系列データとし、前記第2の系列データを統計処理して、前記異常を検出する
    請求項2に記載の異常検出装置。
  4. 前記第1の系列データにおける正常時の前記状態特徴量の確率分布であって、少なくとも特定の周期内の時間を指し示すモデルインデックスに基づいて特定される前記状態特徴量の確率分布である通常モデルを格納する通常モデル格納手段を備え、
    前記異常検出手段は、算出された前記状態特徴量と、前記通常モデルとに基づいて、前記異常を検出する
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の異常検出装置。
  5. 前記異常検出手段は、算出された前記状態特徴量を得た時点に対応する前記通常モデルが示す前記状態特徴量が生じる確率を基に算出されるスコアを基に、前記異常を検出する
    請求項4に記載の異常検出装置。
  6. 所定の時間単位で定義される前記時間フレームごとの前記状態特徴量を所定の周期に応じて再編成して1つ以上の状態特徴量系列を生成する状態特徴量系列生成手段を備え、
    前記異常検出手段は、前記状態特徴量系列の各々を第2の系列データとし、前記第2の系列データを統計処理して、前記異常を検出する
    請求項2に記載の異常検出装置。
  7. 対象環境内の異なる場所の状態を表す複数の前記第1の系列データが入力され、
    前記系列特徴量抽出手段、前記系列確率分布算出手段、前記基準確率分布格納手段、及び、前記状態特徴量算出手段を、入力される前記第1の系列データの数分備え、
    前記異常検出手段は、各々の前記第1の系列データに対して、該第1の系列データから算出される複数の前記状態特徴量を基に、前記異常を検出する
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の異常検出装置。
  8. 各前記基準確率分布格納手段は、所定の前記第1の系列データにおいて前記系列特徴量の基準とされる確率分布を格納する
    請求項7に記載の異常検出装置。
  9. 対象環境内の異なる場所の状態を表す複数の前記第1の系列データが入力され、前記系列特徴量抽出手段、前記系列確率分布算出手段、前記基準確率分布格納手段、及び前記状態特徴量算出手段を、入力される前記第1の系列データの数分備え、
    前記異常検出手段は、各々の前記第1の系列データに対して、該第1の系列データから算出される複数の前記状態特徴量を基に、前記異常を検出する
    請求項1又は2に記載の異常検出装置。
  10. 各々の前記第1の系列データにおける正常時の前記状態特徴量の確率分布であって、少なくとも特定の周期内の時間を指し示すモデルインデックスに基づいて特定される前記状態特徴量の確率分布である通常モデルを格納する通常モデル格納手段を備え、
    前記異常検出手段は、各々の前記第1の系列データに対して、該第1の系列データから算出された前記状態特徴量と、該第1の系列データに対応する前記通常モデルとに基づいて、前記異常を検出する
    請求項9に記載の異常検出装置。
  11. 前記第1の系列データごとに、該第1の系列データから算出された前記状態特徴量を所定の周期に応じて再編成して1つ以上の前記状態特徴量の系列を生成する状態特徴量系列生成手段を備え、
    前記異常検出手段は、
    各々の前記第1の系列データに対して、該第1の系列データから算出される複数の前記状態特徴量から生成された前記状態特徴量の系列の各々を第2の系列データとし、前記第2の系列データを統計処理して、前記異常を検出する
    請求項9に記載の異常検出装置。
  12. 正常時の前記第1の系列データを用いて、前記基準確率分布を生成する基準確率分布生成手段を備えた
    請求項1、2、及び、9ないし11のいずれか1項に記載の異常検出装置。
  13. 正常時の前記第1の系列データから算出される複数の前記状態特徴量を用いて、通常モデルを生成する通常モデル生成手段を備えた
    請求項1、2、及び、9ないし12のいずれか1項に記載の異常検出装置。
  14. 前記第1の系列データが、時系列音響信号である
    請求項1、2、及び、9ないし13のいずれか1項に記載の異常検出装置。
  15. 前記系列特徴量が、時系列音響信号に含まれる音の周波数及び/又はパワーが表現される特徴量であり、
    前記系列確率分布及び前記基準確率分布の表現形式が、混合ガウス分布であり、
    前記状態特徴量が、KLダイバージェンス、KLダイバージェンスを所定個並べたベクトル、所定番目のガウス分布の平均ベクトルの二乗距離を所定個並べたベクトル、又はそれらベクトルのノルムのいずれかである
    請求項1、2、及び、9ないし14のいずれか1項に記載の異常検出装置。
  16. 第1の系列データが入力されると、前記第1の系列データに含まれる信号の特徴量である系列特徴量を抽出し、
    前記系列特徴量が従う確率分布である系列確率分布を算出し、
    前記第1の系列データにおける前記系列特徴量の基準とされる確率分布である基準確率分布に対する前記系列確率分布の変動具合を表す状態特徴量を算出し、
    前記第1の系列データから算出される複数の前記状態特徴量に基づいて、前記第1の系列データの異常を検出する
    ことを特徴とする異常検出方法。
  17. 所定の時間単位で定義される各時間フレームの時点における信号の所定の特徴量を、前記系列特徴量として抽出し、
    前記時間フレームごとの前記系列特徴量を確率変数とする確率分布を算出し、
    前記時間フレームごとに、該時間フレームの時点における前記系列確率分布と、該時間フレームの時点に対応する基準確率分布との間の距離を所定の尺度で表した前記状態特徴量を算出し、
    前記第1の系列データから算出される前記時間フレームごとの前記状態特徴量を基に、前記異常を検出する
    請求項16に記載の異常検出方法。
  18. コンピュータに、
    第1の系列データが入力されると、前記第1の系列データに含まれる信号の特徴量である系列特徴量を抽出する処理、
    前記系列特徴量が従う確率分布である系列確率分布を算出する処理、
    前記第1の系列データにおける前記系列特徴量の基準とされる確率分布である基準確率分布に対する前記系列確率分布の変動具合を表す状態特徴量を算出する処理、及び
    前記第1の系列データから算出される複数の前記状態特徴量に基づいて、前記第1の系列データの異常を検出する処理
    を実行させるための異常検出プログラムをコンピュータ読み取り可能の記録する記録媒体。
  19. コンピュータに、
    前記系列特徴量を抽出する処理で、所定の時間単位で定義される各時間フレームの時点における信号の所定の特徴量を、前記系列特徴量として抽出させ、
    前記系列確率分布を算出する処理で、前記時間フレームごとの前記系列特徴量を確率変数とする確率分布を算出させ、
    前記状態特徴量を算出する処理で、前記時間フレームごとに、該時間フレームの時点における前記系列確率分布と、該時点に対応する前記基準確率分布との間の距離を所定の尺度で表した前記状態特徴量を算出させ、
    前記異常を検出する処理で、前記第1の系列データから算出される前記時間フレームごとの前記状態特徴量を基に、前記異常を検出させる
    異常検出プログラムを記録する請求項18に記載の記録媒体。
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