JPWO2018047459A1 - 整流子および整流子電動機 - Google Patents

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圭策 中野
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Abstract

整流子(100)は、巻線接続部(101)およびブラシ摺動部(102)を構成する整流子片(110)と、整流子片(110)と接触した状態で整流子片(110)を支持する支持部材(120)とを備える。整流子片(110)における支持部材(120)との接触面(115)の少なくとも一部に、樹脂が整流子片に入り込んで形成される侵食部(116)を有する深さが0μmより大きく10μm以下の侵食層(117)が形成されている。

Description

本開示は、整流子およびそれを備えた整流子電動機に関する。
従来から、家庭用掃除機などの電気機器に、整流子を備えた整流子電動機を搭載することが行われている。そのような整流子としては、図5に示す特許文献1に係る整流子800、または、図6に示す特許文献2に係る整流子900が挙げられる。
近年、電気機器に対する省エネルギー化の要求が高まっている。その要求を満たすための手段の一つとして、整流子電動機を高効率化させることが考えられる。高効率化を実現するために整流子電動機の損失を抑えることが検討されている。
整流子電動機の損失の一因として、例えば銅損が挙げられる。銅損は、整流子800,900の巻線接続部801,901に接続される巻線で発生する。この銅損の発生を抑える手段としては、巻線の線径を大きくして巻線の抵抗値を下げることが考えられる。そのため、整流子800,900は、巻線接続部801,901がブラシ摺動部802,902よりも外側へ折り曲げられた構造となっている。このような構造とすることで、巻線接続部801,901の外径W1を大きくして、巻線接続部801,901の隣り合うフック811a,911a間の距離を大きくすることができる。これにより、フック811a,911aに、線径の大きな巻線を巻回することが可能になる。その結果、巻線の抵抗値を下げて銅損の発生を抑えることが可能になる。
また、整流子電動機の損失の他の要因として、ブラシ摺動損が挙げられる。ブラシ摺動損は、給電ブラシと整流子800,900との接触摩擦によって発生する。このブラシ摺動損の発生を抑える手段としては、ブラシ摺動部802,902における給電ブラシとの接触面814,914の周速を下げて接触摩擦を小さくすることが考えられる。そのため、整流子800,900は、ブラシ摺動部802,902の外径W2が巻線接続部801,901の外径W1よりも小さい構造となっている。このような構造とすることで、ブラシ摺動部802,902における給電ブラシとの接触面814,914の周速を下げることが可能になる。その結果、接触摩擦を小さくしてブラシ摺動損の発生を抑えることが可能になる。
ところで、整流子800,900は、整流子片810,910におけるブラシ摺動部802,902を構成する部分812,912に、アンカー817,917が設けられている。また、整流子800は、整流子片810における巻線接続部801を構成する部分811にも、アンカー817が設けられている。これらアンカー817,917を設けることによって、整流子片810,910と支持部材820,920との接合強度を高めている。
しかしながら、整流子片810,910にアンカー817,917を設けると、整流子片810,910の肉厚が増加する。このため、整流子800,900回転時に整流子片810,910に働く遠心力が増加する。また、整流子片810,910にアンカー817,917を設けると、整流子片810,910の形状が複雑になる。このため、整流子800,900が高コスト化する。
特開平8−322206号公報 特開平9−182383号公報
本開示は、整流子片と支持部材との接合強度が高い整流子、および、その整流子を備えた整流子電動機を提供することを目的とする。
本開示に係る整流子は、巻線接続部およびブラシ摺動部を構成する整流子片と、整流子片と接触した状態で整流子片を支持する支持部材とを備える。整流子片における支持部材との接触面の少なくとも一部に、樹脂が整流子片に入り込んで形成される侵食部を有する深さが0μmより大きく10μm以下の侵食層が形成されている。
本開示に係る整流子電動機は、上記整流子を備える。
本開示に係る整流子および整流子電動機は、整流子片と支持部材との接合強度が高い。
図1は、実施の形態に係る整流子を示す半断面図である。 図2は、実施の形態に係る整流子電動機を備えた電動送風機の模式図である。 図3は、実施の形態に係る整流子電動機の電機子の斜視図である。 図4は、変形例に係る整流子を示す半断面図である。 図5は、従来例に係る整流子を示す半断面図である。 図6は、別の従来例に係る整流子を示す半断面図である。
以下、本開示に係る整流子および整流子電動機の実施の形態を、図面に基づき説明する。説明は当業者が本開示を十分に理解するために提供するのであって、これにより、請求の範囲に記載の主題を限定する意図はない。
なお、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細な説明、および、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
以下では、家庭用掃除機に搭載される整流子電動機の整流子を例に挙げて説明する。整流子電動機の構成は、整流子に関する構成を除けば、従来と同様である。したがって、整流子電動機については、整流子に関する構成だけを説明し、整流子以外の構成については説明を省略する。
[実施の形態]
以下に本開示に係る整流子の構成について、図を用いて詳細に説明する。
(整流子の概略構成)
図1は、実施の形態に係る整流子を示す半断面図である。図1に示すように、実施の形態に係る整流子100は、複数の整流子片110と、それら整流子片110を支持する支持部材120とを備える。
各整流子片110は、実質的に短冊状の導電体であって、銅などの金属で形成されている。各整流子片110は、一端側にライザー部分111を有し、他端側に平坦部分112を有する。そして、各ライザー部分111には、巻線(不図示)を巻回するためのフック111aが形成されている。
支持部材120は、実質的に円筒状の絶縁体であって、絶縁性樹脂などの絶縁性材料で形成されている。支持部材120は、その外周面において複数の整流子片110を支持している。
複数の整流子片110は、全体として筒状となるように、支持部材120の外周面に並列配置されている。各整流子片110のライザー部分111は全て同じ方向に向けられている。それらライザー部分111によって、整流子100の巻線接続部101が構成されている。すなわち、巻線接続部101は、複数のライザー部分111の集合体である。一方、各整流子片110の平坦部分112も全て同じ方向に向けられている。それら平坦部分112によって、整流子100のブラシ摺動部102が構成されている。すなわち、ブラシ摺動部102は、複数の平坦部分112の集合体である。
巻線接続部101とブラシ摺動部102の外径は異なっている。具体的には、巻線接続部101の外径W1は、ブラシ摺動部102の外径W2よりも大きい。これにより、線径の大きな巻線を巻回することが可能になっている。また、巻線接続部101の外径W1は、ブラシ摺動部102の外径W2に対して120%以上であることがより好ましい。これにより、線径の大きな巻線をフック111aにより巻回しやすくなる。さらに、巻線接続部101の外径W1は、ブラシ摺動部102の外径W2に対して150%以下であることがより好ましい。これにより、巻線接続部101の外径W1が増大し過ぎるのを防止することができる。その結果、整流子100回転時に整流子片110に働く遠心力を小さく抑えることができる。
巻線接続部101の外径W1は、フック111aに施される巻線の線径により決定される。ブラシ摺動部102の外径W2は、整流子片110の枚数、整流子片110の幅、および、給電ブラシ(不図示)の幅により決定される。
各整流子片110は、巻線接続部101を構成するライザー部分111と、ブラシ摺動部102を構成する平坦部分112との中間部分113が、階段状に折り曲げられている。これによって、巻線接続部101の外径W1がブラシ摺動部102の外径W2よりも大きい構成を実現している。
なお、中間部分113が階段状に折り曲げられた複数の整流子片110は、例えば、巻線接続部101になる部分とブラシ摺動部102になる部分の外径が異なるように絞り加工された円筒形の金属部材を、さらに加工することにより、作成することができる。また、各整流子片110の中間部分113を個別に階段状に折り曲げて作成することもできる。
各整流子片110は、平坦部分112の肉厚が、ライザー部分111の肉厚に対して100%以上110%以内の範囲である。平坦部分112の肉厚が、ライザー部分111の肉厚に対して100%以上110%以内の範囲であれば、ブラシ摺動部102の外径W2をより小さくすることができる。これにより、ブラシ摺動部102における給電ブラシとの接触面114の周速を下げることができる。その結果、接触摩擦を小さくしてブラシ摺動損の発生を抑えることができる。
各整流子片110には、樹氷状の侵食部116を有する深さが0μmより大きく10μm以下の侵食層117が、支持部材120との接触面115に、整流子100の全周に亘って形成されている。侵食層117を整流子100の全周に亘って形成することで、各整流子片110と支持部材120との接合強度をより高くすることができる。また、侵食層117を比較的容易に形成することもできる。なお、侵食層117は、整流子100の全周に亘って形成されていなくてもよく、周方向における一部に形成されていてもよい。侵食層117は、酸エッチングを施すことにより形成できる。侵食層117の深さを0μmより大きく10μm以下の範囲とすれば、強度を保った状態で侵食層117が形成できる。
つまり、侵食層117を形成する場合、整流子片110を構成する部分が、エッチングにより、接触面115より順次、除去される。除去された整流子片110が樹氷状に発展する。よって、深く侵食層117を発展させる場合、除去される整流子片110の開口部分も広くなる。整流子片110の開口部分が過度に広がり過ぎると、侵食層117は樹氷状を保つことができず、単なる穴になる。穴が形成された整流子片110には、適切に形成された浸食層117ほどの保持力を期待できない。
侵食層117の侵食部116内には、支持部材120の材料である樹脂121が複雑に入り込んでいる。侵食部116とは、樹脂121が整流子片110に入り込んでいる部分である。侵食層117とは、侵食部116が整流子片110内に形成されている層のことである。樹脂121が侵食部116内に入り込むことによって、各整流子片110と支持部材120とは高い接合強度で接合されている。そのため、各整流子片110にアンカーを設ける必要がなく、アンカーによって各整流子片110のライザー部分111および平坦部分112の肉厚が厚くなることもない。したがって、整流子100回転時に整流子片110に働く遠心力を小さく抑えることができる。また、各整流子片110の形状が複雑にならない。このため、整流子100の高コスト化を抑えることもできる。
以上のような整流子100は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、巻線接続部101になる部分とブラシ摺動部102になる部分の外径が異なるように絞り加工された円筒形の金属部材を用意する。
その金属部材を金型に投入する前に、整流子片110における支持部材120との接触面115となる部分の全体に、樹氷状の侵食部116を有する侵食層117を形成するための処理を施す。具体的には、整流子片110を化学エッチング剤に浸漬させる。化学エッチング剤に浸漬された整流子片110の表面には、化学エッチング剤による侵食が生じるため、微小空間が生成される。化学エッチング剤により適度に粗された微小空間を、侵食部116という。侵食部116の形状は、「樹枝状」であってもよい。
その後、金属部材を金型に投入し、樹脂にてモールド加工を行う。その際に、固化前の樹脂121が侵食層117の侵食部116内に複雑に入り込む。これによって、各整流子片110と支持部材120とが接合され、実施の形態に係る整流子100が完成する。
実施の形態に係る整流子100は、侵食層117の侵食部116内に固化前の樹脂121が複雑に入り込むことで、各整流子片110と支持部材120とが接合されている。そのため、各整流子片110にアンカーを設けなくても、各整流子片110と支持部材120とを高い接合強度で接合することができる。
なお、整流子片110に侵食層117を形成し、さらにアンカーも設ける構成としてもよい。その場合も、各整流子片110と支持部材120との接合強度を高めることができるため、例えばアンカーを小さくしたり、アンカーの数を減らしたりすることができる。
(整流子電動機)
図2は、実施の形態に係る整流子電動機を備えた電動送風機1の模式図である。図2に示すように、電動送風機1には、一方が閉塞しその反対方向が開口した円筒状のフレーム2内に、整流子電動機が設けられている。整流子電動機は、界磁3と、電機子4とから構成されている。界磁3は、その筒内に対向する一対の突極が形成され方形筒状を呈する界磁鉄心5と、突極に巻回される界磁巻線6とを備えている。電機子4は、その突極に挟まれるように、筒内に回転自在に設けられている。
図3は、実施の形態に係る整流子電動機の電機子4の斜視図である。図3に示すように、電機子4は、電機子鉄心21と、電機子巻線22と、整流子100と、回転軸9を有する。
以上のように、本実施の形態の整流子100は、巻線接続部101およびブラシ摺動部102を構成する整流子片110と、整流子片110と接触した状態で整流子片110を支持する支持部材120とを備える。整流子片110における支持部材120との接触面115の少なくとも一部に、樹脂が整流子片110に入り込んで形成される侵食部116を有する深さが0μmより大きく10μm以下の侵食層117が形成されている。
これにより、整流子片110と支持部材120との接合強度が高い。
また、侵食部116の形状が樹氷状である、ことが好ましい。
また、巻線接続部101とブラシ摺動部102の外径が異なる、ことが好ましい。
また、巻線接続部101の外径は、ブラシ摺動部102の外径に対して120%以上150%以下である、ことが好ましい。
また、整流子片110は、巻線接続部101を構成する部分と、ブラシ摺動部102を構成する部分との中間部分113が階段状に折り曲げられている、ことが好ましい。
また、整流子片110は、巻線接続部101とブラシ摺動部102の外径が異なるように絞り加工された円筒形の部材をさらに加工してなる、ものでもよい。
また、整流子片110は、ブラシ摺動部102を構成する部分の肉厚が、巻線接続部101を構成する部分の肉厚に対して100%以上110%以内であることが好ましい。
また、本実施の形態の整流子電動機は、整流子100を備えてもよい。
(変形例)
図4は、変形例に係る整流子を示す半断面図である。図4に示すように、変形例に係る整流子200は、各整流子片210における支持部材220との接触面215に凹凸形状が施されている。この点において、変形例に係る整流子200は、上記実施の形態に係る整流子100と相違する。その他の構成については、基本的に上記実施の形態に係る整流子100と実質的に同様である。したがって、上記相違点についてのみ詳細に説明し、その他の構成については説明を簡略若しくは省略する。
変形例に係る整流子200は、複数の整流子片210と、それら整流子片210を支持する支持部材220とを備える。各整流子片210は、ライザー部分211、平坦部分212、中間部分213、および、給電ブラシとの接触面214を有する。各ライザー部分211には、巻線(不図示)を巻回するためのフック211aが形成されている。そして、巻線接続部201の外径は、ブラシ摺動部202の外径よりも小さい。
各整流子片210は、支持部材220との接触面215の一部である平坦部分212の表面に凹凸形状が施されている。また、各整流子片210は、支持部材220との接触面215の全体に、樹氷状の侵食部(不図示)を有する侵食層217が形成されている。これにより、凹凸形状が施されている範囲において、各整流子片210と支持部材220との接触面積が増加するため、侵食層217が形成されている範囲を広げることができる。したがって、各整流子片210と支持部材220との接合強度をより高くすることができる。
なお、凹凸形状は、平坦部分212の表面に限らず、ライザー部分211の表面に施してもよいし、中間部分213の表面に施してもよいし、支持部材220との接触面215の全体に施してもよい。
本開示に係る整流子および整流子電動機は、家庭用掃除機などの電気機器用として広く利用できる。
1 電動送風機
2 フレーム
3 界磁
4 電機子
5 界磁鉄心
6 界磁巻線
9 回転軸
21 電機子鉄心
22 電機子巻線
100,200 整流子
101,201 巻線接続部
102,202 ブラシ摺動部
110,210 整流子片
111,211 ライザー部分
111a,211a フック
112,212 平坦部分
113,213 中間部分
114,214 接触面
115,215 接触面
116 侵食部
117,217 侵食層
120,220 支持部材
121 樹脂
W1 巻線接続部の外径
W2 ブラシ摺動部の外径
本開示は、整流子およびそれを備えた整流子電動機に関する。
従来から、家庭用掃除機などの電気機器に、整流子を備えた整流子電動機を搭載することが行われている。そのような整流子としては、図5に示す特許文献1に係る整流子800、または、図6に示す特許文献2に係る整流子900が挙げられる。
近年、電気機器に対する省エネルギー化の要求が高まっている。その要求を満たすための手段の一つとして、整流子電動機を高効率化させることが考えられる。高効率化を実現するために整流子電動機の損失を抑えることが検討されている。
整流子電動機の損失の一因として、例えば銅損が挙げられる。銅損は、整流子800,900の巻線接続部801,901に接続される巻線で発生する。この銅損の発生を抑える手段としては、巻線の線径を大きくして巻線の抵抗値を下げることが考えられる。そのため、整流子800,900は、巻線接続部801,901がブラシ摺動部802,902よりも外側へ折り曲げられた構造となっている。このような構造とすることで、巻線接続部801,901の外径W1を大きくして、巻線接続部801,901の隣り合うフック811a,911a間の距離を大きくすることができる。これにより、フック811a,911aに、線径の大きな巻線を巻回することが可能になる。その結果、巻線の抵抗値を下げて銅損の発生を抑えることが可能になる。
また、整流子電動機の損失の他の要因として、ブラシ摺動損が挙げられる。ブラシ摺動損は、給電ブラシと整流子800,900との接触摩擦によって発生する。このブラシ摺動損の発生を抑える手段としては、ブラシ摺動部802,902における給電ブラシとの接触面814,914の周速を下げて接触摩擦を小さくすることが考えられる。そのため、整流子800,900は、ブラシ摺動部802,902の外径W2が巻線接続部801,901の外径W1よりも小さい構造となっている。このような構造とすることで、ブラシ摺動部802,902における給電ブラシとの接触面814,914の周速を下げることが可能になる。その結果、接触摩擦を小さくしてブラシ摺動損の発生を抑えることが可能になる。
ところで、整流子800,900は、整流子片810,910におけるブラシ摺動部802,902を構成する部分812,912に、アンカー817,917が設けられている。また、整流子800は、整流子片810における巻線接続部801を構成する部分811にも、アンカー817が設けられている。これらアンカー817,917を設けることによって、整流子片810,910と支持部材820,920との接合強度を高めている。
しかしながら、整流子片810,910にアンカー817,917を設けると、整流子片810,910の肉厚が増加する。このため、整流子800,900回転時に整流子片810,910に働く遠心力が増加する。また、整流子片810,910にアンカー817,917を設けると、整流子片810,910の形状が複雑になる。このため、整流子800,900が高コスト化する。
特開平8−322206号公報 特開平9−182383号公報
本開示は、整流子片と支持部材との接合強度が高い整流子、および、その整流子を備えた整流子電動機を提供することを目的とする。
本開示に係る整流子は、巻線接続部およびブラシ摺動部を構成する整流子片と、整流子片と接触した状態で整流子片を支持する支持部材とを備える。整流子片における支持部材との接触面の少なくとも一部に、樹脂が整流子片に入り込んで形成される侵食部を有する深さが0μmより大きく10μm以下の侵食層が形成されている。侵食部の形状は、樹氷状である。なお、本開示で示す「樹氷状」とは、例えば樹木において、幹から枝が伸び、伸びた枝から更に枝分かれが生じる様子を表すものであり、「樹木状」ともいうことができる。
本開示に係る整流子電動機は、上記整流子を備える。
本開示に係る整流子および整流子電動機は、整流子片と支持部材との接合強度が高い。
図1は、実施の形態に係る整流子を示す半断面図である。 図2は、実施の形態に係る整流子電動機を備えた電動送風機の模式図である。 図3は、実施の形態に係る整流子電動機の電機子の斜視図である。 図4は、変形例に係る整流子を示す半断面図である。 図5は、従来例に係る整流子を示す半断面図である。 図6は、別の従来例に係る整流子を示す半断面図である。
以下、本開示に係る整流子および整流子電動機の実施の形態を、図面に基づき説明する。説明は当業者が本開示を十分に理解するために提供するのであって、これにより、請求の範囲に記載の主題を限定する意図はない。
なお、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細な説明、および、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
以下では、家庭用掃除機に搭載される整流子電動機の整流子を例に挙げて説明する。整流子電動機の構成は、整流子に関する構成を除けば、従来と同様である。したがって、整流子電動機については、整流子に関する構成だけを説明し、整流子以外の構成については説明を省略する。
(実施の形態)
以下に本開示に係る整流子の構成について、図を用いて詳細に説明する。
(整流子の概略構成)
図1は、実施の形態に係る整流子を示す半断面図である。図1に示すように、実施の形態に係る整流子100は、複数の整流子片110と、それら整流子片110を支持する支持部材120とを備える。
各整流子片110は、実質的に短冊状の導電体であって、銅などの金属で形成されている。各整流子片110は、一端側にライザー部分111を有し、他端側に平坦部分112を有する。そして、各ライザー部分111には、巻線(不図示)を巻回するためのフック111aが形成されている。
支持部材120は、実質的に円筒状の絶縁体であって、絶縁性樹脂などの絶縁性材料で形成されている。支持部材120は、その外周面において複数の整流子片110を支持している。
複数の整流子片110は、全体として筒状となるように、支持部材120の外周面に並列配置されている。各整流子片110のライザー部分111は全て同じ方向に向けられている。それらライザー部分111によって、整流子100の巻線接続部101が構成されている。すなわち、巻線接続部101は、複数のライザー部分111の集合体である。一方、各整流子片110の平坦部分112も全て同じ方向に向けられている。それら平坦部分112によって、整流子100のブラシ摺動部102が構成されている。すなわち、ブラシ摺動部102は、複数の平坦部分112の集合体である。
巻線接続部101とブラシ摺動部102の外径は異なっている。具体的には、巻線接続部101の外径W1は、ブラシ摺動部102の外径W2よりも大きい。これにより、線径の大きな巻線を巻回することが可能になっている。また、巻線接続部101の外径W1は、ブラシ摺動部102の外径W2に対して120%以上であることがより好ましい。これにより、線径の大きな巻線をフック111aにより巻回しやすくなる。さらに、巻線接続部101の外径W1は、ブラシ摺動部102の外径W2に対して150%以下であることがより好ましい。これにより、巻線接続部101の外径W1が増大し過ぎるのを防止することができる。その結果、整流子100回転時に整流子片110に働く遠心力を小さく抑えることができる。
巻線接続部101の外径W1は、フック111aに施される巻線の線径により決定される。ブラシ摺動部102の外径W2は、整流子片110の枚数、整流子片110の幅、および、給電ブラシ(不図示)の幅により決定される。
各整流子片110は、巻線接続部101を構成するライザー部分111と、ブラシ摺動部102を構成する平坦部分112との中間部分113が、階段状に折り曲げられている。これによって、巻線接続部101の外径W1がブラシ摺動部102の外径W2よりも大きい構成を実現している。
なお、中間部分113が階段状に折り曲げられた複数の整流子片110は、例えば、巻線接続部101になる部分とブラシ摺動部102になる部分の外径が異なるように絞り加工された円筒形の金属部材を、さらに加工することにより、作成することができる。また、各整流子片110の中間部分113を個別に階段状に折り曲げて作成することもできる。
各整流子片110は、平坦部分112の肉厚が、ライザー部分111の肉厚に対して100%以上110%以内の範囲である。平坦部分112の肉厚が、ライザー部分111の肉厚に対して100%以上110%以内の範囲であれば、ブラシ摺動部102の外径W2をより小さくすることができる。これにより、ブラシ摺動部102における給電ブラシとの接触面114の周速を下げることができる。その結果、接触摩擦を小さくしてブラシ摺動損の発生を抑えることができる。
各整流子片110には、樹氷状の侵食部116を有する深さが0μmより大きく10μm以下の侵食層117が、支持部材120との接触面115に、整流子100の全周に亘って形成されている。侵食層117を整流子100の全周に亘って形成することで、各整流子片110と支持部材120との接合強度をより高くすることができる。また、侵食層117を比較的容易に形成することもできる。なお、侵食層117は、整流子100の全周に亘って形成されていなくてもよく、周方向における一部に形成されていてもよい。侵食層117は、酸エッチングを施すことにより形成できる。侵食層117の深さを0μmより大きく10μm以下の範囲とすれば、強度を保った状態で侵食層117が形成できる。
つまり、侵食層117を形成する場合、整流子片110を構成する部分が、エッチングにより、接触面115より順次、除去される。除去された整流子片110が樹氷状に発展する。よって、深く侵食層117を発展させる場合、除去される整流子片110の開口部分も広くなる。整流子片110の開口部分が過度に広がり過ぎると、侵食層117は樹氷状を保つことができず、単なる穴になる。穴が形成された整流子片110には、適切に形成された浸食層117ほどの保持力を期待できない。
侵食層117の侵食部116内には、支持部材120の材料である樹脂121が複雑に入り込んでいる。侵食部116とは、樹脂121が整流子片110に入り込んでいる部分である。侵食層117とは、侵食部116が整流子片110内に形成されている層のことである。樹脂121が侵食部116内に入り込むことによって、各整流子片110と支持部材120とは高い接合強度で接合されている。そのため、各整流子片110にアンカーを設ける必要がなく、アンカーによって各整流子片110のライザー部分111および平坦部分112の肉厚が厚くなることもない。したがって、整流子100回転時に整流子片110に働く遠心力を小さく抑えることができる。また、各整流子片110の形状が複雑にならない。このため、整流子100の高コスト化を抑えることもできる。
以上のような整流子100は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、巻線接続部101になる部分とブラシ摺動部102になる部分の外径が異なるように絞り加工された円筒形の金属部材を用意する。
その金属部材を金型に投入する前に、整流子片110における支持部材120との接触面115となる部分の全体に、樹氷状の侵食部116を有する侵食層117を形成するための処理を施す。具体的には、整流子片110を化学エッチング剤に浸漬させる。化学エッチング剤に浸漬された整流子片110の表面には、化学エッチング剤による侵食が生じるため、微小空間が生成される。化学エッチング剤により適度に粗された微小空間を、侵食部116という。侵食部116の形状は、「樹枝状」であってもよい。
その後、金属部材を金型に投入し、樹脂にてモールド加工を行う。その際に、固化前の樹脂121が侵食層117の侵食部116内に複雑に入り込む。これによって、各整流子片110と支持部材120とが接合され、実施の形態に係る整流子100が完成する。
実施の形態に係る整流子100は、侵食層117の侵食部116内に固化前の樹脂121が複雑に入り込むことで、各整流子片110と支持部材120とが接合されている。そのため、各整流子片110にアンカーを設けなくても、各整流子片110と支持部材120とを高い接合強度で接合することができる。
なお、整流子片110に侵食層117を形成し、さらにアンカーも設ける構成としてもよい。その場合も、各整流子片110と支持部材120との接合強度を高めることができるため、例えばアンカーを小さくしたり、アンカーの数を減らしたりすることができる。
(整流子電動機)
図2は、実施の形態に係る整流子電動機を備えた電動送風機1の模式図である。図2に示すように、電動送風機1には、一方が閉塞しその反対方向が開口した円筒状のフレーム2内に、整流子電動機が設けられている。整流子電動機は、界磁3と、電機子4とから構成されている。界磁3は、その筒内に対向する一対の突極が形成され方形筒状を呈する界磁鉄心5と、突極に巻回される界磁巻線6とを備えている。電機子4は、その突極に挟まれるように、筒内に回転自在に設けられている。
図3は、実施の形態に係る整流子電動機の電機子4の斜視図である。図3に示すように、電機子4は、電機子鉄心21と、電機子巻線22と、整流子100と、回転軸9を有する。
以上のように、本実施の形態の整流子100は、巻線接続部101およびブラシ摺動部102を構成する整流子片110と、整流子片110と接触した状態で整流子片110を支持する支持部材120とを備える。整流子片110における支持部材120との接触面115の少なくとも一部に、樹脂が整流子片110に入り込んで形成される侵食部116を有する深さが0μmより大きく10μm以下の侵食層117が形成されている。
これにより、整流子片110と支持部材120との接合強度が高い。
また、侵食部116の形状が樹氷状である、ことが好ましい。
また、巻線接続部101とブラシ摺動部102の外径が異なる、ことが好ましい。
また、巻線接続部101の外径は、ブラシ摺動部102の外径に対して120%以上150%以下である、ことが好ましい。
また、整流子片110は、巻線接続部101を構成する部分と、ブラシ摺動部102を構成する部分との中間部分113が階段状に折り曲げられている、ことが好ましい。
また、整流子片110は、巻線接続部101とブラシ摺動部102の外径が異なるように絞り加工された円筒形の部材をさらに加工してなる、ものでもよい。
また、整流子片110は、ブラシ摺動部102を構成する部分の肉厚が、巻線接続部101を構成する部分の肉厚に対して100%以上110%以内であることが好ましい。
また、本実施の形態の整流子電動機は、整流子100を備えてもよい。
(変形例)
図4は、変形例に係る整流子を示す半断面図である。図4に示すように、変形例に係る整流子200は、各整流子片210における支持部材220との接触面215に凹凸形状が施されている。この点において、変形例に係る整流子200は、上記実施の形態に係る整流子100と相違する。その他の構成については、基本的に上記実施の形態に係る整流子100と実質的に同様である。したがって、上記相違点についてのみ詳細に説明し、その他の構成については説明を簡略若しくは省略する。
変形例に係る整流子200は、複数の整流子片210と、それら整流子片210を支持する支持部材220とを備える。各整流子片210は、ライザー部分211、平坦部分212、中間部分213、および、給電ブラシとの接触面214を有する。各ライザー部分211には、巻線(不図示)を巻回するためのフック211aが形成されている。そして、巻線接続部201の外径は、ブラシ摺動部202の外径よりも小さい。
各整流子片210は、支持部材220との接触面215の一部である平坦部分212の表面に凹凸形状が施されている。また、各整流子片210は、支持部材220との接触面215の全体に、樹氷状の侵食部(不図示)を有する侵食層217が形成されている。これにより、凹凸形状が施されている範囲において、各整流子片210と支持部材220との接触面積が増加するため、侵食層217が形成されている範囲を広げることができる。したがって、各整流子片210と支持部材220との接合強度をより高くすることができる。
なお、凹凸形状は、平坦部分212の表面に限らず、ライザー部分211の表面に施してもよいし、中間部分213の表面に施してもよいし、支持部材220との接触面215の全体に施してもよい。
本開示に係る整流子および整流子電動機は、家庭用掃除機などの電気機器用として広く利用できる。
1 電動送風機
2 フレーム
3 界磁
4 電機子
5 界磁鉄心
6 界磁巻線
9 回転軸
21 電機子鉄心
22 電機子巻線
100,200 整流子
101,201 巻線接続部
102,202 ブラシ摺動部
110,210 整流子片
111,211 ライザー部分
111a,211a フック
112,212 平坦部分
113,213 中間部分
114,214 接触面
115,215 接触面
116 侵食部
117,217 侵食層
120,220 支持部材
121 樹脂
W1 巻線接続部の外径
W2 ブラシ摺動部の外径

Claims (9)

  1. 巻線接続部およびブラシ摺動部を構成する整流子片と、
    前記整流子片と接触した状態で前記整流子片を支持する支持部材とを備え、
    前記整流子片における前記支持部材との接触面の少なくとも一部に、樹脂が整流子片に入り込んで形成される侵食部を有する深さが0μmより大きく10μm以下の侵食層が形成されている整流子。
  2. 前記侵食部の形状が樹氷状である請求項1に記載の整流子。
  3. 前記巻線接続部と前記ブラシ摺動部の外径が異なる請求項1に記載の整流子。
  4. 前記巻線接続部の外径は、前記ブラシ摺動部の外径に対して120%以上150%以下である請求項3に記載の整流子。
  5. 前記整流子片は、前記巻線接続部を構成する部分と、前記ブラシ摺動部を構成する部分との中間部分が階段状に折り曲げられている請求項1に記載の整流子。
  6. 前記整流子片は、前記巻線接続部と前記ブラシ摺動部の外径が異なるように絞り加工された円筒形の部材をさらに加工してなる請求項1に記載の整流子。
  7. 前記整流子片は、前記ブラシ摺動部を構成する部分の肉厚が、前記巻線接続部を構成する部分の肉厚に対して100%以上110%以内の範囲である請求項1に記載の整流子。
  8. 前記整流子片は、前記支持部材との接触面の少なくとも一部に凹凸形状が施されている請求項1に記載の整流子。
  9. 請求項1に記載の整流子を備える
    整流子電動機。
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