JPWO2017145259A1 - 重粒子線治療装置 - Google Patents

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Abstract

この発明は、超電導シンクロトロン加速器と位相安定性原理を用いた円形加速器とを組み合わせて、加速器システムの敷地面積を縮小できる重粒子線治療装置を得る。
この発明の重粒子線治療装置は、変換前荷電粒子を生成するイオン源と、上記イオン源で生成された上記変換前荷電粒子を低エネルギーまで初期加速する入射器と、上記入射器で加速された上記変換前荷電粒子を荷電変換して得られた変換後荷電粒子を高エネルギーに加速するシンクロトロン加速器と、を備え、上記入射器は、位相安定性原理を用いた円形加速器であり、上記シンクロトロン加速器は、超電導コイルを有する超電導電磁石を偏向電磁石として用いるとともに、上記変換前荷電粒子を荷電子数が異なる上記変換後荷電粒子に変換する正イオン荷電変換装置を有する超電導シンクロトロン加速器であり、上記イオン源および上記円形加速器が、上記超電導シンクロトロン加速器の内周側に設置されている。

Description

この発明は、重粒子、例えば炭素イオンを加速器により高エネルギーまで加速して、腫瘍に照射する重粒子線治療装置にするものである。
従来の重粒子線治療装置では、荷電粒子を生成して予備加速する入射器と、入射器で予備加速された低エネルギーの荷電粒子を高エネルギーの粒子ビームに加速するシンクロトロン加速器と、シンクロトロン加速器で加速された粒子ビームを照射装置まで輸送する高エネルギー搬送路と、を備えていた(例えば、特許文献1参照)。この従来の重粒子線治療装置では、入射器が、シンクロトロン加速器の外側に設置されており、シンクロトロン加速器にイオン源と入射器を含めた加速器システムの敷地面積が増大していた。
また、シンクロトロン加速器に用いられる従来の偏向電磁石は、銅製の常電導コイルを用いた電磁石であり、最大磁場はヨークである鉄材の磁場飽和以下、すなわち2テスラ以下となる。そこで、荷電粒子の偏向半径を小さくできないので、シンクロトロン加速器が大径化し、加速器システムの敷地面積が増大してしまう。
このような状況を鑑み、ドーナツ型のシンクロトロン加速器の内周側にイオン源と入射器を設置して、加速器システムの敷地面積を縮小した従来の重粒子線治療装置が提案されていた(例えば、非特許文献1参照)。
一方、H+イオンを高エネルギーまで加速して腫瘍に照射する従来の陽子線治療装置では、シンクロトロン加速器に替えて、入射器を必要としないサイクロトロン加速器やシンクロサイクロトロン加速器を用いて、小型化を図ったシステムが提案されていた(例えば、特許文献2参照)。
また、シンクロトロン加速器を用いた従来の陽子線治療装置では、ドーナツ型のシンクロトロン加速器の内周側にサイクロトロン加速器を設置し、該サイクロトロン加速器を入射器として用いて、小型化を図ったシステムが提案されていた(例えば、特許文献3参照)。この従来の陽子線治療装置では、サイクロトロン加速器を入射器として用いているので、イオン源から発生したH−イオンをサイクロトロン加速器でシンクロトロン加速器が加速可能なエネルギーまで初期加速し、サイクロトロン加速器とシンクロトロン加速器との間のビーム輸送路に設置された荷電極性変換装置によりH−イオンをH+イオンに極性を反転してから、シンクロトロン加速器に入射していた。
特許第3993338号公報 特許第3472657号公報 特開平10−50500号公報
E.Takashita,et.al.,"COMMISSIONING REPORT OF KANAGAWA CANCER CENTER",Proceedings of the 12th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan,Tsuruga,Japan,2015,August 5−7,p.361−364
非特許文献1による従来の重粒子線治療装置では、入射器をシンクロトロン加速器の内周側に設置して、加速器システムの敷地面積の縮小を図っていた。しかしながら、入射器は、線形加速器であり、シンクロトロン加速器で加速可能なエネルギーまで荷電粒子を加速する必要があるので、入射器の全長が長くなってしまう。また、偏向電磁石が常電導コイルを用いた電磁石により構成されているので、荷電粒子の偏向半径が大きく、シンクロトロン加速器の周長を短縮できなかった。したがって、非特許文献1による従来の重粒子線治療装置では、加速器システムの小型化が図れなかった。
このような状況を鑑み、超電導コイルを用いた電磁石により偏向電磁石を構成し、2テスラを超える強磁場を生成して荷電粒子の偏向半径を縮小させ、シンクロトロン加速器の周長を短縮して加速器システムを小型化することが試みられている。
しかしながら、偏向電磁石を超電導コイルを用いた電磁石により構成して、周長が短縮されたシンクロトロン加速器(以下、超電導シンクロトロン加速器とする)に蓄積できる荷電粒子数は減少するので、イオン源で発生する荷電粒子数を増大させる必要がある。さらには、超電導シンクロトロン加速器内において、増大された荷電粒子同士の反発力(空間荷電効果)によるビーム損失を防ぐために、入射器による初期加速エネルギーを増大する必要がある。これらにより、イオン発生源および線形加速器からなる入射器の全長が増大してしまう。あるいは、線形加速器の台数を多くする必要があり、入射器の全長が増大してしまう。その結果、超電導シンクロトロン加速器の小型化が実現できても、イオン源と入射器を超電導シンクロトロン加速器の内周側に設置できなくなり、加速器システムの敷地面積が反って増大してしまうという新たな課題があった。
ここで、サイクロトロン加速器では、連続ビームにすることで、荷電粒子数を増加させることができる。しかし、シンクロトロン加速器には、原理上、連続ビームを入射できない。また、重粒子線治療装置では、陽子線治療装置で行われているような加速粒子の極性を反転することができない。これらのことから、従来の陽子線治療装置に用いられているサイクロン加速器は、重粒子線治療装置の加速器システムの入射器に採用できない。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、超電導コイルを用いた超電導電磁石を偏向電磁石に採用して周長を短縮した超電導シンクロトロン加速器と、位相安定性原理を用いた円形加速器からなる入射器と、を組み合わせて、加速器システムの敷地面積を縮小できる重粒子線治療装置を得ることを目的とする。
この発明の重粒子線治療装置は、変換前荷電粒子を生成するイオン源と、上記イオン源で生成された上記変換前荷電粒子を低エネルギーまで初期加速する入射器と、上記入射器で加速された上記変換前荷電粒子を荷電変換して得られた変換後荷電粒子を高エネルギーに加速するシンクロトロン加速器と、治療室に設置された照射装置と、上記シンクロトロン加速器から高エネルギーの上記変換後荷電粒子を上記治療室の上記照射装置に搬送する高エネルギー搬送路と、を備える。上記入射器は、位相安定性原理を用いた円形加速器であり、上記シンクロトロン加速器は、超電導コイルを有する超電導電磁石を偏向電磁石として用いるとともに、上記変換前荷電粒子を荷電子数が異なる上記変換後荷電粒子に変換する正イオン荷電変換装置を有する超電導シンクロトロン加速器であり、上記イオン源および上記円形加速器が、上記超電導シンクロトロン加速器の内周側に設置されている。
この発明によれば、シンクロトロン加速器として超電導シンクロトロン加速器を用いているので、周長を短縮でき、小型化が図られる。また、入射器として位相安定性原理を用いた円形加速器を用いているので、超電導シンクロトロン加速器に多くの粒子数を入射することができる。これにより、超電導シンクロトロン加速器の内周側にイオン源および円形加速器を設置することが可能となり、超電導シンクロトロン加速器にイオン源および円形加速器を含めた加速器システムの小型化が図られ、加速器システムの敷地面積を縮小することができる。
この発明の実施の形態1に係る重粒子線治療装置の構成を説明する模式図である。 この発明の実施の形態1に係る重粒子線治療装置に適用される加速器システムの構成を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る重粒子線治療装置に適用される加速器システムの入射装置の構成を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る重粒子線治療装置に適用される加速器システムの入射装置における荷電粒子の入射角度を説明する図である。 サイクロトロン加速器とシンクロサイクロトロン加速器の出力ビーム波形を示す図である。 高周波加速空洞に印加される高周波電圧波形を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る重粒子線治療装置に適用される加速器システムの構成を示す模式図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る重粒子線治療装置の構成を説明する模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係る重粒子線治療装置に適用される加速器システムの構成を示す模式図である。
図1において、重粒子線治療装置100は、荷電粒子ビームの供給源となる加速器システム201と、治療室202毎に設けられた照射装置203と、加速器システム201と照射装置203とをつなぎ、加速器システム201から各治療室202の照射装置203に荷電粒子ビームを搬送する高エネルギー輸送路204と、を備える。ここでは、説明の便宜上、入射される荷電粒子としてC4+イオン、周回する荷電粒子としてC6+イオンを例にとって説明する。そして、変換前荷電粒子がC4+イオンであり、変換後荷電粒子がC6+イオンである。
加速器システム201は、イオン源1、入射器としての円形加速器2、および超電導シンクロトロン加速器3からなる。イオン源1は、例えば、ミラーコイルと6極電磁石から構成されたECR(Electron Cycrotron Resonance)イオン源であり、メタンガスが導入されてC4+イオンを生成する。円形加速器2は、位相安定性原理を用いたシンクロサイクロトロン加速器である。C4+イオンは、シンクロサイクロトロン加速器の中心部に入射され、例えば、8MeV/uまで初期加速される。
超電導シンクロトロン加速器3は、C6+イオンが周回するリング状の真空ダクト4と、円形加速器2から供給されたC4+イオンを真空ダクト4内の周回ビーム軌道Aに入射するための入射装置5と、C6+イオンが真空ダクト4内の周回ビーム軌道Aに沿って周回するようにC6+イオンの軌道を偏向させる偏向電磁石9と、周回ビーム軌道A上を周回するC6+イオンが発散しないように収束させる収束用電磁石10と、周回するC6+イオンに同期した高周波電圧を与えて加速する高周波加速空洞11と、真空ダクト4内の周回ビーム軌道Aを周回して加速されたC6+イオンを真空ダクト4外に取り出して高エネルギー輸送路204に出射する出射装置12と、を備える。
偏向電磁石9は、超電導コイルを用いた超電導電磁石である。偏向電磁石9は、真空ダクト4に周方向に互いに離間して複数台設置され、2テスラを超える強磁場を生成して真空ダクト4内を周回するC6+イオンの軌道を偏向し、C6+イオンを真空ダクト4内の周回ビーム軌道Aに沿って周回させる。
真空ダクト4は、直線状の真空ダクト部4aを偏向電磁石9の設置部でつなぎ合わせてリング状に構成されている。収束用電磁石10は、四極電磁石で構成され、隣り合う偏向電磁石9間の真空ダクト部4aのそれぞれに設置されている。高周波加速空洞11は、隣り合う偏向電磁石9間の真空ダクト部4aに設置されている。
入射装置5は、ビームバイパス20と、円形加速器2から供給されたC4+イオンの軌道を偏向させてビームバイパス20内に入射させるセプタム電磁石6と、ビームバイパス20内に入射したC4+イオンを正イオン荷電変換法によりC6+イオンに変換する正イオン荷電変換装置7と、C4+イオンの軌道を偏向して正イオン荷電変換装置7に導くとともに、荷電変換されたC6+イオンの軌道を偏向して真空ダクト4に戻す4つの偏向電磁石8と、から構成される。この正イオン荷電変換装置7は、C4+イオンに電子を付与し、電荷の極性は変えずに電荷質量比を変えるものである。
つぎに、入射装置5の構成について図3および図4を用いて具体的に説明する。図3はこの発明の実施の形態1に係る重粒子線治療装置に適用される加速器システムの入射装置の構成を示す模式図、図4はこの発明の実施の形態1に係る重粒子線治療装置に適用される加速器システムの入射装置における荷電粒子の入射角度を説明する図である。なお、図3および図4において、qcは周回する荷電粒子、すなわちC6+イオンであり、qiは入射する荷電粒子、すなわちC4+イオンである。また、説明の便宜上、4つの偏向電磁石8に、入射装置5における並び順に81、82、83、84を付した。
ビームバイパス20は、真空ダクト4の真空ダクト部4aから内周側に分岐し、真空ダクト部4aの内周側を真空ダクト部4aと平行に通り、内周側から真空ダクト部4aに連結されている。4つの偏向電磁石81〜84が、ビームバイパス20の真空ダクト部4aからの分岐部、真空ダクト部4aと平行な部分の両端部、さらに真空ダクト部4aとの連結部に設置されている。
ビームバイパス20は、周回ビーム軌道Aを周回する荷電粒子qcが、偏向電磁石81により内周側に偏向され、ついで偏向電磁石82により外周側に偏向されて周回ビーム軌道Aと略平行な軌道となり、ついで偏向電磁石83により外周側に偏向され、ついで偏向電磁石84により内周側に偏向されて、周回ビーム軌道Aに戻るように構成される。そして、セプタム電磁石6により偏向された荷電粒子qiは、偏向電磁石83の位置で、ビームバイパス20に入射される。正イオン荷電変換装置7は、ビームバイパス20の偏向電磁石83と偏向電磁石84との間に設置され、荷電粒子qiを荷電粒子qcに変換する。
荷電粒子qcは、図4に示されるように、磁場固定の偏向電磁石83により外周側に角度θcだけ偏向される。一方、荷電粒子qiは、図4に示されるように、磁場固定の偏向電磁石83により外周側に角度θiだけ偏向される。ここで、荷電粒子qcと荷電粒子qiは、価数が異なることから、偏向電磁石83が発生する同一磁場による偏向角度が異なる。そこで、偏向電磁石83により偏向された荷電粒子qiが、偏向電磁石83により偏向された荷電粒子qcの軌道に入るように、荷電粒子qiのビームバイパス20への入射角度が設定される。
荷電粒子qc(C6+イオン)の価数が荷電粒子qi(C4+イオン)の価数より多いので、荷電粒子qcが偏向電磁石83により偏向される角度θcは、荷電粒子qcが偏向電磁石83により偏向される角度θiより大きくなる。そこで、荷電粒子qiを内周側から直接周回ビーム軌道A、すなわち真空ダクト4に入射することができない。この実施の形態1では、4つの偏向電磁石81〜84により、真空ダクト4から内周側に迂回して真空ダクト4に戻るビームバイパス20を構成し、荷電粒子qiの内周側からの入射を実現している。
この加速器システム201では、円形加速器2から出力されたC4+イオンは、偏向電磁石14により軌道を偏向されて低エネルギー搬送路13を通って、超電導シンクロトロン加速器3の内周側から入射装置5に供給される。そして、入射装置5に供給されたC4+イオンは、セプタム電磁石6により偏向され、偏向電磁石83の位置で、ビームバイパス20に入射される。そこで、C4+イオンは、偏向電磁石83により外周側に偏向されてビームバイパス20内のC6+イオンの軌道に入り、正イオン荷電変換装置7によりC6+イオンに荷電変換される。ついで、C6+イオンは、偏向電磁石84により内周側に偏向されて真空ダクト4内の周回ビーム軌道Aに乗る。
一方、C6+イオンは、真空ダクト4内の周回ビーム軌道Aを周回し、高エネルギーに加速される。そして、C4+イオンの入射時には、周回ビーム軌道Aを周回するC6+イオンは、偏向電磁石81により内周側に偏向され、周回ビーム軌道Aから分岐してビームバイパス20に入る。ついで、偏向電磁石82により外周側に偏向されて軌道角度を元に戻し、偏向電磁石83により外周側に偏向される。ついで、偏向電磁石84により内周側に偏向されて真空ダクト4内の周回ビーム軌道Aに戻る。
つぎに、円形加速器2としてシンクロサイクロトロン加速器を用いることの効果について説明する。図5はサイクロトロン加速器とシンクロサイクロトロン加速器の出力ビーム波形を示す図である。
サイクロトロン加速器は、図5に示されるように、連続ビームを出力する。一方、シンクロサイクロトロン加速器は、図5に示されるように、1m秒オーダ間隔のパルスビームを出力する。一般に、シンクロサイクロトロン加速器は、高周波加速装置の位相安定性原理を用いることから、その出力の電流ピーク値は、サイクロトロン加速器の出力の電流ピーク値より高い。
超電導シンクロトロン加速器3は、入射ビームを受け取る時間が定められている。例えば、図5中、Twが超電導シンクロトロン加速器3の入射ビームを受け取る時間範囲とすると、シンクロサイクロトロン加速器からの出力の方が、サイクロトロン加速器からの出力より、入射できる全電流量、すなわち粒子数が多くなる。したがって、円形加速器2としてシンクロサイクロトロン加速器を用いれば、超電導シンクロトロン加速器3に入射できる粒子数を増大できるので、超電導シンクロトロン加速器3の周長が短縮することに起因する蓄積できる粒子数の減少という課題を解決できる。
つぎに、位相安定性原理を用いるシンクロサイクロトロン加速器の動作について説明する。図6は高周波加速空洞に印加される高周波電圧波形を示す図である。図6において、縦軸は電圧値、横軸は時間である。
高周波加速空洞11には、正弦波状の高周波電圧が印加される。ここで、この高周波電圧に同期した同期粒子の位相をφs、その周期をTrとするとき、このφsがπ/2とπとの間にあるものとする。そして、粒子が、φsより位相が進んでいるa点で、高周波加速空洞11から受けるエネルギーは、同期粒子が受けるエネルギーより大きいため、その周期Tが周期Trより長くなる。その結果、当該粒子は、次の周期でb点でエネルギーを受けることになり、同期粒子が次の周期でエネルギーを受ける周期φsに近づく。
逆に、図示していないが、粒子が、φsより位相が遅れている点で、高周波加速空洞11から受けるエネルギーは、同期粒子が受けるエネルギーより小さいため、その周期Tが周期Trより短くなる。その結果、当該粒子が次の周期でエネルギーを受ける点は、同期粒子が次の周期でエネルギーを受ける周期φsに近づく。
このように、位相が同期位相φsを中心に振動する。つまり、ある範囲の位相にある粒子が,加速高周波と自動的に同期がとられる。そこで、高周波の位相のある範囲で高周波加速空洞11を通過する粒子のみが正常に加速されることになり、シクロサイクロトロン加速器は、パルスビームを出力することができる。
高エネルギー輸送路204は、加速器システム201から取り出されたC6+イオンの輸送経路となる真空ダクト205と、C6+イオンのビーム軌道を切り替える切替電磁石206と、C6+イオンのビーム軌道を偏向する偏向電磁石207と、を備える。そして、真空ダクト205内を進むC6+イオンが、そのビーム軌道を必要に応じて切替電磁石206で変えられ、指定された治療室202に設けられた照射装置203に導かれ、腫瘍に照射される。
このように、実施の形態1による加速器システム201では、シクロトロン加速器として超電導シンクロトロン加速器3を用いているので、超電導シンクロトロン加速器3の周長が短縮され、小型化が図られる。また、円形加速器2としてシンクロサイクロトロン加速器を用いているので、超電導シンクロトロン加速器3に多くの粒子数を入射することができる。したがって、超電導シンクロトロン加速器3の内周側にイオン源1および円形加速器2を設置することができ、加速器システム201の小型化が図られる。
また、荷電粒子の荷電子数を変換する正イオン荷電変換装置7がビームバイパス20に設置され、ビームバイパス20に入射されたC4+イオンをC6+イオンに変換している。そこで、周回するC6+イオンと入射するC4+イオンとの一定磁場における偏向角度の違いをC4+イオンの入射に利用しているので、入射装置5を複雑な構成とすることなく、C4+イオンを周長が短縮された超電導シンクロトロン加速器3に入射することができる。
また、イオン源1が円形加速器2の外周側に設置されているので、加速粒子としてC4+イオンのみを選別することが可能となり、円形加速器2内の放射汚染を低減できる。
また、重粒子線治療装置100では、加速器システム201を用いているので、加速器システム201の敷地面積を縮小でき、重粒子線治療施設の建設コストを削減できる。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2に係る重粒子線治療装置に適用される加速器システムの構成を示す模式図である。
図7において、加速器システム211は、イオン源1、入射器としての円形加速器2、および超電導シンクロトロン加速器3を備え、円形加速器2から出射されたC4+イオンが偏向電磁石14により偏向されて低エネルギー搬送路13を通って超電導シンクロトロン加速器3の外周側から入射装置5Aに供給されている。また、円形加速器2は、位相安定性原理を用いたシンクロサイクロトロン加速器である。
入射装置5Aは、ビームバイパス21と、円形加速器2から供給されたC4+イオンの軌道を偏向させてビームバイパス21内に入射させるセプタム電磁石6と、ビームバイパス21内に入射したC4+イオンを正イオン荷電変換法によりC6+イオンに変換する正イオン荷電変換装置7と、C4+イオンの軌道を偏向して正イオン荷電変換装置7に導くとともに、荷電変換されたC6+イオンの軌道を偏向して真空ダクト4に戻す4つの偏向電磁石81〜84と、から構成される。
ビームバイパス21は、真空ダクト4の真空ダクト部4aから外周側に分岐し、真空ダクト部4aの外周側を真空ダクト部4aと平行に通り、外周側から真空ダクト部4aに連結されている。4つの偏向電磁石81〜84が、ビームバイパス21の真空ダクト部4aからの分岐部、真空ダクト部4aと平行な部分の両端部、さらに真空ダクト部4aとの連結部に設置されている。
ビームバイパス21は、周回ビーム軌道Aを周回するC6+イオンが、偏向電磁石81により外周側に偏向され、ついで偏向電磁石82により内周側に偏向されて周回ビーム軌道Aと略平行な軌道となり、ついで偏向電磁石83により内周側に偏向され、ついで偏向電磁石84により外周側に偏向されて、周回ビーム軌道Aに戻るように構成される。そして、セプタム電磁石6により偏向されたC4+イオンは、偏向電磁石83の位置で、ビームバイパス21に入射される。正イオン荷電変換装置7は、ビームバイパス21の偏向電磁石83と偏向電磁石84との間に設置され、C4+イオンをC6+イオンに変換する。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
実施の形態2においても、偏向電磁石83により偏向されたC4+イオンが、偏向電磁石83により偏向されたC6+イオンの軌道に入るように、C4+イオンのビームバイパス21への入射角度が設定される。
そこで、加速器システム211では、円形加速器2から出力されたC4+イオンは、偏向電磁石14により軌道を偏向されて低エネルギー搬送路13を通って、超電導シンクロトロン加速器3の外周側から入射装置5Aに供給される。そして、入射装置5Aに供給されたC4+イオンは、セプタム電磁石6により偏向され、偏向電磁石83の位置で、ビームバイパス21に入射される。そこで、C4+イオンは、偏向電磁石83により内周側に偏向されてビームバイパス21内のC6+イオンの軌道に入り、正イオン荷電変換装置7によりC6+イオンに荷電変換される。ついで、C6+イオンは、偏向電磁石84により外周側に偏向されて真空ダクト4内の周回ビーム軌道Aに乗る。
一方、C6+イオンは、真空ダクト4内の周回ビーム軌道Aを周回し、高エネルギーに加速される。そして、C4+イオンの入射時には、周回ビーム軌道Aを周回するC6+イオンは、偏向電磁石81により外周側に偏向され、周回ビーム軌道Aから分岐してビームバイパス21に入る。ついで、偏向電磁石82により内周側に偏向されて軌道角度を元に戻し、偏向電磁石83により内周側に偏向される。ついで、偏向電磁石84により外周側に偏向されて真空ダクト4内の周回ビーム軌道Aに戻る。
この実施の形態2による加速器システム211においても、シクロトロン加速器として超電導シンクロトロン加速器3を用い、円形加速器2としてシンクロサイクロトロン加速器を用いているので、超電導シンクロトロン加速器3の内周側にイオン源1および円形加速器2に設置でき、加速器システム211の小型化が図られる。
なお、上記各実施の形態では、円形加速器2としてシンクロサイクロトロン加速器を用いたが、円形加速器は、シンクロサイクロトロン加速器に限定されず、位相安定性原理を用いた円形加速器であればよく、例えば、FFAG(Fixed Field Alternating Gradient:固定磁場高収束)加速器を用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、入射される荷電粒子としてC4+イオンを用い、荷電変換されて周回する荷電粒子としてC6+イオンを用いるものとして説明しているが、入射される荷電粒子および周回する荷電粒子は、炭素イオンに限定されず、例えば、ヘリウムイオンなどを用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、イオン源1が円形加速器2の外周側に設置されているが、イオン源1は円形加速器2の内周側に設置されてもよい。

Claims (5)

  1. 変換前荷電粒子を生成するイオン源と、
    上記イオン源で生成された上記変換前荷電粒子を低エネルギーまで初期加速する入射器と、
    上記入射器で加速された上記変換前荷電粒子を荷電変換して得られた変換後荷電粒子を高エネルギーに加速するシンクロトロン加速器と、
    治療室に設置された照射装置と、
    上記シンクロトロン加速器から高エネルギーの上記変換後荷電粒子を上記治療室の上記照射装置に搬送する高エネルギー搬送路と、を備えた重粒子線治療装置において、
    上記入射器は、位相安定性原理を用いた円形加速器であり、
    上記シンクロトロン加速器は、超電導コイルを有する超電導電磁石を偏向電磁石として用いるとともに、上記変換前荷電粒子を荷電子数が異なる上記変換後荷電粒子に変換する正イオン荷電変換装置を有する超電導シンクロトロン加速器であり、
    上記イオン源および上記円形加速器が、上記超電導シンクロトロン加速器の内周側に設置されている重粒子線治療装置。
  2. 上記超電導シンクロトロン加速器は、入射装置を備え、
    上記入射装置は、上記変換後荷電粒子が周回するリング状の真空ダクトから内周側に分岐し、該真空ダクトの内周側を該変換後荷電粒子の周回方向に延びて該真空ダクトに連結されたビームバイパスと、上記ビームバイパスの上記真空ダクトからの分岐部に設置され、該真空ダクトを周回する上記変換後荷電粒子を内周側に偏向して該ビームダクト内に引き入れる第1電磁石と、上記ビームバイパスの上記真空ダクトとの連結部に設置され、上記ビームダクト内の上記変換後荷電粒子を内周側に偏向して上記真空ダクトに戻す第2電磁石と、上記ビームバイパスの上記第1電磁石と上記第2電磁石との間に設置され、上記変換後荷電粒子および上記変換前荷電粒子を外周側に偏向する第3電磁石と、低エネルギー搬送路により上記円形加速器から上記ビームバイパスの内周側に搬送された上記変換前荷電粒子を偏向して上記第3電磁石に入射する第4電磁石と、上記ビームバイパスの上記第1電磁石と上記第3電磁石との間に設置された上記正イオン荷電変換装置と、を有する請求項1記載の重粒子線治療装置。
  3. 上記超電導シンクロトロン加速器は、入射装置を備え、
    上記入射装置は、上記変換後荷電粒子が周回するリング状の真空ダクトから外周側に分岐し、該真空ダクトの外周側を該変換後荷電粒子の周回方向に延びて該真空ダクトに連結されたビームバイパスと、上記ビームバイパスの上記真空ダクトからの分岐部に設置され、該真空ダクトを周回する上記変換後荷電粒子を外周側に偏向して該ビームダクト内に引き入れる第1電磁石と、上記ビームバイパスの上記真空ダクトとの連結部に設置され、上記ビームダクト内の上記変換後荷電粒子を外周側に偏向して上記真空ダクトに戻す第2電磁石と、上記ビームバイパスの上記第1電磁石と上記第2電磁石との間に設置され、上記変換後荷電粒子および上記変換前荷電粒子を内周側に偏向する第3電磁石と、低エネルギー搬送路により上記円形加速器から上記ビームバイパスの外周側に搬送された上記変換前荷電粒子を偏向して上記第3電磁石に入射する第4電磁石と、上記ビームバイパスの上記第1電磁石と上記第3電磁石との間に設置された上記正イオン荷電変換装置と、を有する請求項1記載の重粒子線治療装置。
  4. 上記円形加速器が、シンクロサイクロトロン加速器又はFFAG加速器である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の重粒子線治療装置。
  5. 上記イオン源が、上記円形加速器の外周側に設置されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の重粒子線治療装置。
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