JPWO2017141810A1 - 伝送装置選択方法、ゲートウェイ選択方法及び通信システム - Google Patents
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Abstract
本実施形態の通信システム1において、MME30は、UE10が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信するSGW−C60を、UE10が利用する通信サービスの要件に基づいて、複数のゲートウェイから選択する。また、選択されたSGW−C60は、通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信するSGW−U70を、UE10が利用する通信サービスの要件に基づいて選択する。
Description
本発明は、伝送装置選択方法、ゲートウェイ選択方法及び通信システムに関する。
従来、Attach要求したUE(User Equipment)の端末タイプに基づいてMME(Mobility Management Entity)を選択し、選択されたMMEが負荷情報に基づいてSGW(Serving Gateway)を選択することが、非特許文献1に記載されている。
3GPP TS 23.401
しかしながら、上記従来技術によると、各SGWにおける割当可能なリソースに基づいてSGWを選択する手段しかない。よって、1つのUEが通信サービス毎にその要件に適合した複数の通信制御装置に接続できない可能性があるという問題がある。特に、制御プレーン及びユーザプレーンのそれぞれを用いるSGWを別々に選択する場合、それぞれ通信サービス要件に適合させたSGWを選択することが望ましい。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、1つのUEが要求する複数の通信サービスにより動的に、プレーン毎にゲートウェイを選択することができる伝送装置選択方法、ゲートウェイ選択方法及び通信システムを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る伝送装置選択方法は、通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムにおいて制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択する伝送装置選択方法であって、端末が利用する通信サービスに基づいて、制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択する伝送装置選択ステップ、を含む。
また、本発明の一実施形態に係る通信システムは、通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、前記通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムであって、通信制御装置は、端末が利用する通信サービスに基づいて、制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択する伝送装置選択手段を備える。
この発明によれば、制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を、端末が利用する通信サービスに基づいて選択するので、通信サービスにより動的に、プレーン毎に制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択することができる。
また、本発明の一実施形態に係る伝送装置選択方法は、通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムにおいて制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択する伝送装置選択方法であって、制御信号伝送装置を、端末が利用する通信サービスに基づいて、通信制御装置が選択する制御信号伝送装置選択ステップと、ユーザ信号伝送装置を、端末が利用する通信サービスに基づいて、制御信号伝送装置選択ステップにより選択された制御信号伝送装置が選択するユーザ信号伝送装置選択ステップと、を含む。
また、本発明の一実施形態に係る通信システムは、通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムであって、通信制御装置は、制御信号伝送装置を、端末が利用する通信サービスに基づいて、複数の制御信号伝送装置から選択する制御信号伝送装置選択手段、を備え、制御信号伝送装置は、制御信号伝送装置選択手段により選択された場合に、ユーザ信号伝送装置を、端末が利用する通信サービスに基づいて、自機以外の制御信号伝送装置から選択するユーザ信号伝送装置選択手段、を備える。
この発明によれば、制御信号伝送装置を、端末が利用する通信サービスに基づいて選択し、さらにユーザ信号伝送装置を上記サービスに基づいて選択するので、通信サービスにより動的に、プレーン毎に制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択することができる。
上述の課題を解決するために、本発明の一実施形態に係るゲートウェイ選択方法は、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する第1サービングゲートウェイを、端末が利用する通信サービスに基づいて、通信制御装置が選択する第1ゲートウェイ選択ステップと、通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する第2サービングゲートウェイを、端末が利用する通信サービスに基づいて、第1ゲートウェイ選択ステップにより選択された第1サービングゲートウェイが選択する第2ゲートウェイ選択ステップと、を含む。
また、本発明の一実施形態に係る通信システムは、通信制御装置と、複数のゲートウェイとを含む通信システムであって、通信制御装置は、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する第1サービングゲートウェイを、端末が利用する通信サービスに基づいて、複数のゲートウェイから選択する第1ゲートウェイ選択手段、を備え、ゲートウェイは、第1ゲートウェイ選択手段により第1サービングゲートウェイとして選択された場合に、通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する第2サービングゲートウェイを、端末が利用する通信サービスに基づいて、自機以外のゲートウェイから選択する第2ゲートウェイ選択手段、を備える。
この発明によれば、第1サービングゲートウェイを、端末が利用する通信サービスに基づいて選択し、さらに第2サービングゲートウェイを上記サービスに基づいて選択するので、通信サービスにより動的に、プレーン毎にゲートウェイを選択することができる。
また、本発明の一実施形態に係るゲートウェイ選択方法において、第1ゲートウェイ選択ステップでは、通信制御装置は、端末が利用する通信サービスと、当該通信サービスに適合する第1サービングゲートウェイとを対応付けた情報に基づいて第1サービングゲートウェイを選択し、第2ゲートウェイ選択ステップでは、選択された第1サービングゲートウェイは、端末が利用する通信サービスと、当該通信サービスに適合する第2サービングゲートウェイとを対応付けた情報に基づいて第2サービングゲートウェイを選択してもよい。この場合、通信サービスと、当該通信サービスに適合する第1サービングゲートウェイとを対応付けた情報に基づいて第1サービングゲートウェイを選択し、通信サービスと、当該通信サービスに適合する第1サービングゲートウェイとを対応付けた情報に基づいて第1サービングゲートウェイを選択し、通信サービスと、当該通信サービスに適合する第2サービングゲートウェイとを対応付けた情報に基づいて第2サービングゲートウェイを選択し、通信サービスと、当該通信サービスに適合する第2サービングゲートウェイとを対応付けた情報に基づいて第2サービングゲートウェイを選択するので、通信サービスに適合するサービングゲートウェイを選択することができる。
また、本発明の一実施形態に係る通信制御装置選択方法において、第1ゲートウェイ選択ステップにより選択された第1サービングゲートウェイと接続し第1サービングゲートウェイと制御信号を送受信する第1パケットデータネットワークゲートウェイを、端末が利用する通信サービスに基づいて、通信制御装置が選択する、第1パケットデータネットワークゲートウェイ選択ステップと、ユーザ信号を送受信し第1パケットデータネットワークゲートウェイ選択ステップにより選択された第1パケットデータネットワークゲートウェイと接続する第2パケットデータネットワークゲートウェイを、端末が利用する通信サービスに基づいて、第1パケットデータネットワークゲートウェイ選択ステップにより選択された第1パケットデータネットワークゲートウェイが選択する第2パケットデータネットワークゲートウェイ選択ステップと、をさらに含んでもよい。
この場合、第1パケットデータネットワークゲートウェイを、端末が利用する通信サービスに基づいて選択し、さらに第2パケットデータネットワークゲートウェイを上記サービスに基づいて選択するので、通信サービスにより動的に、プレーン毎にゲートウェイを選択することができる。
本発明の一実施形態に係る伝送装置選択方法は、通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムにおいて制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択する伝送装置選択方法であって、制御信号伝送装置を、端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、通信制御装置が選択する制御信号伝送装置選択ステップと、ユーザ信号伝送装置を、端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、制御信号伝送装置選択ステップにより選択された制御信号伝送装置が選択するユーザ信号伝送装置選択ステップと、を含む。
また、本発明の一実施形態に係る通信システムは、通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムであって、通信制御装置は、制御信号伝送装置を、端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、複数の制御信号伝送装置から選択する制御信号伝送装置選択手段、を備え、制御信号伝送装置は、制御信号伝送装置選択手段により選択された場合に、ユーザ信号伝送装置を、端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、自機以外の制御信号伝送装置から選択するユーザ信号伝送装置選択手段、を備える。
この発明によれば、制御信号伝送装置を、端末が利用する通信サービスの要件に基づいて選択し、さらにユーザ信号伝送装置を上記サービスの要件に基づいて選択するので、通信サービスの要件により動的に、プレーン毎に制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択することができる。
また、本発明の一実施形態に係るゲートウェイ選択方法は、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する第1サービングゲートウェイを、端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、通信制御装置が選択する第1ゲートウェイ選択ステップと、通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する第2サービングゲートウェイを、端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、第1ゲートウェイ選択ステップにより選択された第1サービングゲートウェイが選択する第2ゲートウェイ選択ステップと、を含む。
また、本発明の一実施形態に係る通信システムは、通信制御装置と、複数のゲートウェイとを含む通信システムであって、通信制御装置は、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する第1サービングゲートウェイを、端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、複数のゲートウェイから選択する第1ゲートウェイ選択手段、を備え、ゲートウェイは、第1ゲートウェイ選択手段により第1サービングゲートウェイとして選択された場合に、通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する第2サービングゲートウェイを、端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、自機以外のゲートウェイから選択する第2ゲートウェイ選択手段、を備える。
この発明によれば、第1サービングゲートウェイを、端末が利用する通信サービスの要件に基づいて選択し、さらに第2サービングゲートウェイを上記サービスの要件に基づいて選択するので、通信サービスの要件により動的に、プレーン毎にゲートウェイを選択することができる。
本発明によれば、1つのUEが要求する複数の通信サービスにより動的に、プレーン毎にゲートウェイを選択することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態の通信システム1(通信システム)のシステム構成図である。この通信システム1は、UE10、eNodeB(eNB)20、MME(Mobility Management Entity)30(通信制御装置)、HSS40、DNSサーバ50、SGW−C60(ゲートウェイ、第1サービングゲートウェイ)、SGW−U70(第2サービングゲートウェイ)、PGW−C80、及びPGW−U90を含んで構成されている。スマートフォン、タブレット端末を含むUE(User Equipment)10(端末)は、この通信システム1と通信接続することにより通信を行うことができる。また、UE10は、自装置が使用可能な複数の通信サービスを示す情報を記憶しており、当該情報をeNodeB20へ送信する。通信サービスとは、通信を用いたサービスであり、動画配信、車車間通信等のサービスである。それぞれのサービスにおいて、要求されるネットワーク要件が異なる。UE10は、通信サービスを示す情報として、上記ネットワーク要件を示す情報であるサービスタイプを記憶している。
図1は、本発明の第1実施形態の通信システム1(通信システム)のシステム構成図である。この通信システム1は、UE10、eNodeB(eNB)20、MME(Mobility Management Entity)30(通信制御装置)、HSS40、DNSサーバ50、SGW−C60(ゲートウェイ、第1サービングゲートウェイ)、SGW−U70(第2サービングゲートウェイ)、PGW−C80、及びPGW−U90を含んで構成されている。スマートフォン、タブレット端末を含むUE(User Equipment)10(端末)は、この通信システム1と通信接続することにより通信を行うことができる。また、UE10は、自装置が使用可能な複数の通信サービスを示す情報を記憶しており、当該情報をeNodeB20へ送信する。通信サービスとは、通信を用いたサービスであり、動画配信、車車間通信等のサービスである。それぞれのサービスにおいて、要求されるネットワーク要件が異なる。UE10は、通信サービスを示す情報として、上記ネットワーク要件を示す情報であるサービスタイプを記憶している。
eNodeB20は、MME30に接続された無線基地局であるとともに、無線アクセス制御機能を有した装置である。eNodeB20は、UE10から発信があった際の受付制御機能、および他のUE10からUE10に着信があった際にUE10を呼び出すページング機能を基本機能として有している。また、eNodeB20は、MME30のアドレスを記憶しており、UE10からアタッチ要求を受け付けた場合に、当該アドレス宛にアタッチ要求をする。
MME30は、UE10からアタッチ要求(位置登録要求)があった際に、eNodeB20を介してUE10と接続される装置である。MME30は、LTE(Long Term Evolution)ネットワークに在圏するUE10の位置管理、認証制御、及びSGW80とeNodeB20との間の制御データ又はユーザデータの通信経路の設定処理を行う部分である。
また、MME30は、後述する処理により決定したSGW−C60に対してユーザデータの経路設定処理を行う。また、MME30は、eNodeB20から取得したサービスタイプに対応するSGW−C60のアドレスをDNSサーバ50から取得し、取得したアドレス宛てに接続する。
HSS40は、UE10等の通信端末の契約情報、認証情報、通信サービス情報、端末タイプ情報及び在圏情報を含む加入者情報をデータベースで管理するサーバである。ここで、通信サービス情報とは、各UE10が利用する通信サービスのタイプを定義した情報である。通信サービス情報には、UE10を識別する情報(例えば、IMSI(International Mobile Subscriber Identity))と、当該UE10が利用する通信サービスの要件を示すサービスタイプとが含まれる。この情報の例を図2に示す。図2に示すように、通信サービス情報は、端末を識別するIMSIと、サービスタイプ(service type)とを有する。図2に示す例では、IMSIが「ABC」であるUE10のユーザが、「low latency」と「no mobility」のサービスタイプの通信サービスを利用できることを示している。すなわち、このユーザは、複数の通信サービスを利用することができる。HSS40は、MME30から端末IDを取得すると共にサービスタイプの取得要求を受け付けると、当該端末IDに対応するサービスタイプを当該MME30へ送信する。また、HSS40は、端末タイプ情報として、IMSIとUE Usage Typeとを対応付けた情報も有する。
DNSサーバ50は、ネットワーク上でドメイン名、ホスト名およびIPアドレスとの対応関係を管理するコンピュータである。さらにDNSサーバ50は、サービスタイプとSGW−C60のアドレスとを対応付けた情報(SGW−C情報)、サービスタイプとSGW−U70のアドレスとを対応付けた情報(SGW−U情報)、サービスタイプとPGW−C80のアドレスとを対応付けた情報(PGW−C情報)、及びサービスタイプとPGW−U90のアドレスとを対応付けた情報(PGW−U情報)を記憶している。ここで、図3にSGW−C情報の例を示す。図3に示すように、サービスタイプを示す「Service type」とSGW−C60のアドレスを示す「Address」とを対応付けて記憶している。なお、SGW−U情報、PGW−C情報、及びPGW−U情報も、SGW−C情報と同様のデータ構造である。
DNSサーバ50は、サービスタイプを受信すると共にMME30からSGW−C60のアドレスの送信要求を受け付けると、SGW−C情報を参照し、当該サービスタイプに対応する(すなわち、サービスタイプに適合する)SGW−C60のアドレスのリストをMME30へ送信する。また、DNSサーバ50は、サービスタイプを受信すると共にSGW−C60からSGW−U70のアドレスの送信要求を受け付けると、SGW−U情報を参照し、当該サービスタイプに対応するSGW−U70のアドレスのリストをSGW−C60へ送信する。また、DNSサーバ50は、MME30からサービスタイプを受信すると共にPGW−C80のアドレスの送信要求を受け付けると、PGW−C情報を参照し、当該サービスタイプに対応するPGW−C80のアドレスのリストをMME30へ送信する。また、DNSサーバ50は、PGW−C80からサービスタイプを受信すると共にPGW−U90のアドレスの送信要求を受け付けると、PGW−U情報を参照し、当該サービスタイプに対応するPGW−U90のアドレスのリストをPGW−C80へ送信する。
なお、DNSサーバ50は、SGW−C60、SGW−U70、PGW−C80、及びPGW−U90からトラフィック情報を定期的に取得しており、当該トラフィック情報に基づいてアドレスのリストを生成する。例えば、DNSサーバ50は、トラフィック情報が示す負荷が少ない順にリストを生成する。
SGW−C60は、LTEを収容する在圏パケット交換機で、PGW(Packet data network gateway)との間で、UE10が利用する通信サービス提供に利用される制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する。SGW−C60は、複数の通信サービスの要件に対応して複数設けられている。
SGW−U70は、LTEを収容する在圏パケット交換機で、PGWとの間で、UE10が利用する通信サービス提供に利用されるユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する。SGW−U70は、複数の通信サービスの要件に対応して複数設けられている。
PGW−C80は、PDN(Packet data network)との接合点であり、IPアドレスの割当て、SGW−C60へのパケット転送などを行うゲートウェイである。すなわち、PGW−C80は、SGW−C60と接続しSGW−C60と制御信号を送受信する。PGW−C80は、複数の通信サービスの要件に対応して複数設けられている。
PGW−U90は、PDNとの接合点であり、IPアドレスの割当て、SGW−U70へのパケット転送などを行うゲートウェイである。すなわち、PGW−U90は、SGW−U70と接続し、SGW−C70とユーザ信号を送受信する。PGW−U90は、複数の通信サービスの要件に対応して複数設けられている。
次に、図4を参照しながら、通信システム1において特徴を有するMME30、SGW−C60、及びPGW−C80の構成要素について説明する。
図4に示すように、MME30は、接続制御部31、アドレス要求部32、アドレス受信部33、及び選択部34(第1ゲートウェイ選択手段)を含んで構成される。また、SGW−C60は、接続制御部61、アドレス要求部62、アドレス受信部63、及び選択部64(第2ゲートウェイ選択手段)を含んで構成される。また、PGW−C80は、接続制御部81、アドレス要求部82、アドレス受信部83、及び選択部84を含んで構成される。
物理的には、MME30、SGW−C60、及びPGW−C80は、それぞれ図5に示すように、一又は複数のCPU101、主記憶装置であるRAM102およびROM103、データ送受信デバイスである通信モジュール104(Transmitter or Receiver)、ハードディスク、フラッシュメモリ等に例示される補助記憶装置105(Memory)、入力デバイスであるタッチパネルおよびキーボード等に例示される入力装置106、ディスプレイ等の出力装置107などを含むコンピュータシステムとして構成されている。MME30、SGW−C60、及びPGW−C80では、図5に示すCPU101、RAM102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信モジュール104、入力装置106、出力装置107を動作させるとともに、RAM102および補助記憶装置105におけるデータの読み出しおよび書き込みを行うことで、各装置における一連の機能が実現される。
なお、CPU101などのプロセッサ(Processor)が図4における各機能を実行することに代えて、その機能全部または一部を専用の集積回路(IC:integrated circuit)を構築することにより各機能を実行するように構成してもよい。例えば、画像処理および通信制御を行なうための専用の集積回路を構築することにより上記機能を実行するようにしてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
図4に戻り、接続制御部31は、各種装置との接続制御をする部分である。具体的には、接続制御部31は、eNodeB20からUE10のアタッチ要求に応じて、UE10が利用するサービスタイプに対応するSGW−C60に対して接続要求をする。また、接続制御部31は、SGW−C60に対して接続要求をする際に、サービスタイプを送信すると共にPGW−C80のアドレスも送信する。
また、接続制御部31は、アタッチ要求を受け付ける際に、eNodeB20から通信サービスを示す情報(サービスタイプ)を受信する。接続制御部31は、取得したサービスタイプをアドレス要求部32へ送出する。
アドレス要求部32は、接続制御部31からサービスタイプを受け取り、当該サービスタイプをDNSサーバ50へ送信すると共に、SGW−C60及びPGW−C80のアドレスの送信要求を行う部分である。
DNSサーバ50は、上記の送信要求を受信すると、受信したサービスタイプに対応するSGW−C60のアドレス及びPGW−C80のアドレスを検索し、当該検索結果をMME30へ送信する。
アドレス受信部33は、DNSサーバ50からSGW−C60のアドレス及びPGW−C80を受信する部分である。アドレス要求部32によって、アドレス要求がなされた後に、DNSサーバ50によってアドレスが送信されると、アドレス受信部33は、当該アドレスを受信する。アドレス受信部33は、上記アドレスを受信すると、当該アドレスを選択部34へ送出する。
選択部34は、アドレス受信部33から取得したSGW−C60のアドレス及びPGW−C80アドレスを取得し、当該取得したアドレスの中からSGW−C60を選択し、PGW−C80を選択する。選択部34は、選択した結果を接続制御部31へ送出する。
接続制御部61は、各種装置との接続制御をする部分である。具体的には、接続制御部61は、MME30からの接続要求を受け付け、この接続要求の応答をする。また、接続制御部61は、SGW−U70及びPGW−C80に対して接続要求をする。また、接続制御部61は、MME30からのベアラ変更要求を受け付け、このベアラ変更要求の応答をする。
また、接続制御部61は、MME30からの接続要求を受け付ける際に、MME30からPGW−C80のアドレスを受信すると共にサービスタイプを受信する。接続制御部61は、受信したサービスタイプをアドレス要求部62へ送出する。
アドレス要求部62は、接続制御部61からサービスタイプを受け取り、当該サービスタイプをDNSサーバ50へ送信すると共に、SGW−U70のアドレスの送信要求を行う部分である。
DNSサーバ50は、上記の送信要求を受信すると、受信したサービスタイプに対応するSGW−U70のアドレスを検索し、当該検索結果をSGW−C60へ送信する。
アドレス受信部63は、DNSサーバ50からSGW−U70のアドレスを受信する部分である。アドレス要求部62によって、アドレス要求がなされた後に、DNSサーバ50によってアドレスが送信されると、アドレス受信部63は、当該アドレスを受信する。アドレス受信部63は、上記アドレスを受信すると、当該アドレスを選択部64へ送出する。
選択部64は、アドレス受信部63から取得したSGW−U70のアドレスを取得し、当該取得したアドレスの中からSGW−U70を選択する。選択部64は、選択した結果を接続制御部61へ送出する。
接続制御部81は、各種装置との接続制御をする部分である。具体的には、接続制御部81は、SGW−C60からの接続要求を受け付け、この接続要求の応答をする。また、接続制御部81は、PGW−U90に対して接続要求をする。
また、接続制御部81は、SGW−C60からの接続要求を受け付ける際に、サービスタイプを受信する。接続制御部81は、受信したサービスタイプをアドレス要求部82へ送出する。
アドレス要求部82は、接続制御部81からサービスタイプを受け取り、当該サービスタイプをDNSサーバ50へ送信すると共に、PGW−U90のアドレスの送信要求を行う部分である。
DNSサーバ50は、上記の送信要求を受信すると、受信したサービスタイプに対応するPGW−U90のアドレスを検索し、当該検索結果をPGW−C80へ送信する。
アドレス受信部83は、DNSサーバ50からPGW−U90のアドレスを受信する部分である。アドレス要求部82によって、アドレス要求がなされた後に、DNSサーバ50によってアドレスが送信されると、アドレス受信部83は、当該アドレスを受信する。アドレス受信部83は、上記アドレスを受信すると、当該アドレスを選択部84へ送出する。
選択部84は、アドレス受信部83から取得したPGW−U90のアドレスを取得し、当該取得したアドレスの中からPGW−U90を選択する。選択部84は、選択した結果を接続制御部81へ送出する。
次に、図6及び図7を用いて、上記の通信システム1における通信制御装置選択方法を説明する。図6は、UE10が、サービスタイプを送信する場合におけるアタッチ処理を示すシーケンス図であり、図7は、MME30が接続要求する処理を示すシーケンス図である。
まず、図6を参照しながら、UE10が、サービスタイプを送信する場合におけるアタッチ処理を説明する。
まず、UE10は、eNodeB20に対してAttach Request信号と共に、自装置によって記憶されているサービスタイプを送信することによりアタッチ要求をする(ステップS1)。なお、UE10は、複数のサービスタイプを記憶している場合、複数のサービスタイプを送信する。eNodeB20は、上記アタッチ要求に応じて、MME30に対してInitial UE信号によりアタッチ要求(Attach Request)をする(ステップS2)。
続いて、アドレス要求部32は、接続制御部31によって取得された全てのサービスタイプをDNSサーバ50へ送信すると共にSGW−C60及びPGW−C80のアドレス要求(DNS query request)をする(ステップS3)。DNSサーバ50は、当該アドレス要求に応じて、SGW−U70及びPGW−C80のアドレスのリストをMME30に対して送信する(ステップS4)。
MME30は、Reroute Command信号をeNodeB20へ送信する(ステップS5)。続いて、UE10、eNodeB20、MME30及びHSS40の間で、UE10の新たな認証(再認証 Authentication)を行う(ステップS6)。
続いて、図7を用いて、MME30が接続要求する処理について説明する。まず、MME30は、DNSサーバ50から受信したSGW−C60のアドレスを選択すると共にPGW−C80のアドレスを選択し、PGW−C80のアドレスを送信すると共にSGW−C60に対してベアラ確立依頼をする(ステップS7:第1ゲートウェイ選択ステップ、第1パケットデータネットワークゲートウェイ選択ステップ)。SGW−C60は、DNSサーバ50に対して、サービスタイプを送信すると共にSGW−U70のリスト送信要求をする(ステップS8)。DNSサーバ50は、SGW−U70のリストをSGW−C60へ送信し、SGW−C60は、当該リストからSGW−U70のアドレスを選択する(ステップS9:第2ゲートウェイ選択ステップ)。SGW−C60は、PGW−C80へベアラ確立要求をする。この際に、SGW−C60は、TEIDを生成し、当該TEID及びSGW−U70のアドレスを送信する(ステップS10)。
PGW−C80は、DNSサーバ50に対して、サービスタイプを送信すると共にSGW−U70のリスト送信要求をする(ステップS11)。DNSサーバ50は、PGW−U90のリストをPGW−C80へ送信する(ステップS12)。PGW−C80は、リストからPGW−U90のアドレスを決めて、TEIDを決定し、トンネル確立のためのSGW−U70およびPGW−U90のアドレスと、TEIDを送る(ステップS13:第2パケットデータネットワークゲートウェイ選択ステップ)。PGW−U90は、PGW−C80に対してトンネルが作成されたことを通知する(ステップS14)。PGW−C80は、SGW−C60に対してトンネルが作成されたことを通知すると共に、PGW−U90のTEIDを送信する(ステップS15)。SGW−C60は、MME30及びeNodeB20に対して接続すべきSGW−U70のアドレスとTEIDを通知する(ステップS16、ステップS17)。eNodeB20は、UE10との間にベアラを確立する(ステップS18)。トンネル確立のためのeNodeB20のアドレスとTEIDを決定し、MME30経由でSGW−U70に送る(ステップS19、ステップS20)。続いて、SGW−U70とeNodeB20間にトンネルを確立し,PGW−U90に対しeNodeB20、SGW−U70のアドレスとTEIDを送り、PGW−U90〜eNodeB20間のトンネル確立を依頼する(ステップS21)。続いて、SGW−U70からSGW−C60を経由して、MME30に対して確立されたことを通知する(ステップS22、ステップS23)。
上述の実施形態に係る通信システム1によれば、SGW−C60を、UE10が利用する通信サービスの要件に基づいて選択し、さらにSGW−U70を上記サービスの要件に基づいて選択するので、通信サービスの要件により動的に、プレーン毎にゲートウェイを選択することができる。
また、通信サービスの要件と、当該通信サービスに適合するSGW−C60とを対応付けた情報に基づいてSGW−C60を選択し、通信サービスの要件と、当該通信サービスに適合するSGW−C60とを対応付けた情報に基づいてSGW−C60を選択し、通信サービスの要件と、当該通信サービスに適合するSGW−U70とを対応付けた情報に基づいてSGW−U70を選択し、通信サービスの要件と、当該通信サービスに適合するSGW−U70とを対応付けた情報に基づいてSGW−U70を選択するので、通信サービスの要件に適合するSGW−U70を選択することができる。
また、PGW−C80を、端末が利用する通信サービスの要件に基づいて選択し、さらにPGW−U90を上記サービスの要件に基づいて選択するので、通信サービスの要件により動的に、プレーン毎にゲートウェイを選択することができる。
[第2実施形態]
上述の第1実施形態では、MME30が、SGW−C60を、UE10が利用する通信サービスの要件に基づいて選択して、選択されたSGW−C60が、SGW−U70を上記サービスの要件に基づいて選択する場合について述べた。本実施形態では、図8に示す通信システムのシステム構成図に示す、MME30に対応する通信制御装置(Common CP-Functionalities)130が、SGW−C60に対応する第1制御信号伝送装置160を選択する。ここで、制御信号伝送装置(CP-Functionalities)とは、UE10が利用する通信サービス提供に利用される制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信するノードである。MME30によって選択された第1制御信号伝送装置160は、SGW−U70に対応する第1ユーザ信号伝送装置170を選択する。ここで、ユーザ信号伝送装置(UP-Functionalities)とは、UE10が利用する通信サービス提供に利用されるユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信するノードである。また、通信制御装置130は、PGW−C80に対応する第2制御信号伝送装置180を選択する。また、選択された第2制御信号伝送装置180は、PGW−U90に対応する第2ユーザ信号伝送装置190を選択する。
上述の第1実施形態では、MME30が、SGW−C60を、UE10が利用する通信サービスの要件に基づいて選択して、選択されたSGW−C60が、SGW−U70を上記サービスの要件に基づいて選択する場合について述べた。本実施形態では、図8に示す通信システムのシステム構成図に示す、MME30に対応する通信制御装置(Common CP-Functionalities)130が、SGW−C60に対応する第1制御信号伝送装置160を選択する。ここで、制御信号伝送装置(CP-Functionalities)とは、UE10が利用する通信サービス提供に利用される制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信するノードである。MME30によって選択された第1制御信号伝送装置160は、SGW−U70に対応する第1ユーザ信号伝送装置170を選択する。ここで、ユーザ信号伝送装置(UP-Functionalities)とは、UE10が利用する通信サービス提供に利用されるユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信するノードである。また、通信制御装置130は、PGW−C80に対応する第2制御信号伝送装置180を選択する。また、選択された第2制御信号伝送装置180は、PGW−U90に対応する第2ユーザ信号伝送装置190を選択する。
通信制御装置130は、図4に示した接続制御部31、アドレス要求部32、アドレス受信部33、及び選択部34のそれぞれに対応する機能を有する。なお、通信制御装置130は、例えば、ユーザ及びUE10の認証機能とモビリティ管理機能を有する。また、第1制御信号伝送装置160は、接続制御部61、アドレス要求部62、アドレス受信部63及び選択部64のそれぞれに対応する機能を有する。また、第2制御信号伝送装置180は、接続制御部81、アドレス要求部82、アドレス受信部83、及び選択部84のそれぞれに対応する機能を有する。
上記通信制御装置130、第1制御信号伝送装置160、第1ユーザ信号伝送装置170、第2制御信号伝送装置180、及び第2ユーザ信号伝送装置190のそれぞれは、図6及び図7に示したシーケンス図におけるMME30、SGW−C60、SGW−U70、PGW−C80、及びPGW−U90のそれぞれと同様の処理を行なう。
具体的に、通信制御装置130は、UE10が利用するサービスタイプを受信して、DNSサーバ50から当該サービスタイプに対応する第1制御信号伝送装置160及び第2制御信号伝送装置180のリストを受信する。通信制御装置130は、当該リストから第1制御信号伝送装置160及び第2制御信号伝送装置180を選択して、第1制御信号伝送装置160及び第2制御信号伝送装置180に対してベアラ確立依頼をする。選択された第1制御信号伝送装置160は、DNSサーバ50からUE10が利用するサービスタイプに対応する第1ユーザ信号伝送装置170のリストを取得して、当該リストから第1ユーザ信号伝送装置170を選択して、選択した第1ユーザ信号伝送装置170へセッション要求をする。また、選択された第2制御信号伝送装置180は、DNSサーバ50からUE10が利用するサービスタイプに対応する第2ユーザ信号伝送装置190のリストを取得して、当該リストから第2ユーザ信号伝送装置190を選択して、選択した第2ユーザ信号伝送装置190へセッション要求をする。
上述の第2実施形態によれば、通信制御装置130は、制御信号伝送装置(第1制御信号伝送装置160及び第2制御信号伝送装置180)を、UE10が利用するサービスタイプに基づいて選択し、さらにユーザ信号伝送装置(第1ユーザ信号伝送装置170及び第2ユーザ信号伝送装置190)を上記サービスタイプに基づいて選択するので、サービスタイプにより動的に、プレーン毎に制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択することができる。
[変形例]
上述の実施形態では、MME30がサービスタイプを受信し、当該サービスタイプをDNSサーバ50へ送信することにより、SGW−C60及びPGW−C80のアドレス要求をする場合について述べたが、MME30が、サービスタイプとは異なるサービスを示す情報をDNSサーバ50へ送信して、SGW−C60及びPGW−C80のアドレス要求をするようにしてもよい。すなわち、サービスタイプとは異なるサービスを示す情報を用いることにより、SGW−C60及びPGW−C80を選択するようにしてもよい。
上述の実施形態では、MME30がサービスタイプを受信し、当該サービスタイプをDNSサーバ50へ送信することにより、SGW−C60及びPGW−C80のアドレス要求をする場合について述べたが、MME30が、サービスタイプとは異なるサービスを示す情報をDNSサーバ50へ送信して、SGW−C60及びPGW−C80のアドレス要求をするようにしてもよい。すなわち、サービスタイプとは異なるサービスを示す情報を用いることにより、SGW−C60及びPGW−C80を選択するようにしてもよい。
例えば、図9(a)に示すような、サービスタイプとAPN(Access Point Name)とを対応付けたテーブル(APNテーブル)又は、図9(b)に示すようなサービスタイプとDCN(Dedicated Core Network) IDとを対応付けたテーブル(DCNテーブル)を、MME30が記憶する。すなわち、サービスタイプにAPN又はDCN IDを対応付けておく。また、DNSサーバ50が、図9(c)に示すようなAPN又はDCN IDとSGW―C60のアドレスとを対応付けたテーブルを記憶する。また、APN又はDCN IDとPGW−C80のアドレスとを対応付けたテーブル、APN又はDCN IDとSGW―U70のアドレスとを対応付けたテーブル、APN又はDCN IDとPGW―U90のアドレスとを対応付けたテーブルもDNSサーバ50が記憶する。これらのテーブルも図9(c)と同様のテーブル構造である。
この場合、MME30は、サービスタイプを受信すると、APNテーブル又はDCNテーブルを検索して、サービスタイプに対応するAPN又はDCN ID(サービスを示す情報)を取得する。MME30は、取得したAPN又はDCN IDをDNSサーバ50へ送信すると共に、SGW−C60及びPGW−C80のアドレス要求をする。DNSサーバ50は、SGW−Cテーブル及びPGW−Cテーブルを検索して、受信したAPN又はDCN IDに対応するアドレスを取得して、取得したアドレスをMME30へ送信する。
MME30は、受信したアドレスに対応するSGW−C60へ取得したAPN又はDCN IDを送信する。SGW−C60は、取得したAPN又はDCN IDをDNSサーバ50へ送信すると共に、SGW−U70のアドレス要求をする。
また、通信制御装置130が、上記の例のように、APNテーブル又はDCNテーブルを記憶して、受信したサービスタイプに対応するAPN又はDCN IDをDNSサーバ50へ送信して、アドレス要求をするようにしてもよい。
なお、上記のAPN、DCN IDに限らず、サービスを示す他の情報(例えば、UE Usage Type)ならびにコアネットワークが保持する他の情報要素を用いてもよい。また、一の情報だけでなく、複数組み合わせたサービスを示す情報を用いてもよい。例えば、DCN IDの代わりに、UE10を利用するユーザが所属する団体・会社等を示すID(Client ID)を用いてもよい。また、当該Client IDと、サービスタイプとに基づいて一意に接続先が定まるようにしてもよい。また、APNの代わりにアドレスを示す名称であるDNN(Domain Name Network)を用いてもよい。
また、上述の実施形態では、MME30がUE10からサービスタイプを受信する場合について述べたが、他の装置(例えば、HSS40)から取得するようにしてもよい。例えば、HSS40が、UE10を識別する情報(例えば、IMSI)とサービスタイプとを対応付けて記憶しているものとし、MME30がUE10からIMSIを受信し、当該IMSIをHSS40へ送信すると共に、当該IMSIに対応するサービスタイプを取得するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、通信制御装置130が、制御信号伝送装置(第1制御信号伝送装置160及び第2制御信号伝送装置180)を、UE10が利用するサービスタイプに基づいて選択し、さらに選択された制御信号伝送装置が、ユーザ信号伝送装置(第1ユーザ信号伝送装置170及び第2ユーザ信号伝送装置190)を上記サービスタイプに基づいて選択する場合について述べた。これに代えて、通信制御装置130が、UE10が利用するサービスタイプに基づいて制御信号伝送装置を選択するだけでなく、当該サービスタイプに基づいてユーザ信号伝送装置も選択するようにしてもよい。この場合でも、制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を、UE10が利用する通信サービスに基づいて選択するので、通信サービスにより動的に、プレーン毎に制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択することができる。
ここで、図10を参照しながら、UE10が、サービスタイプを送信する場合におけるアタッチ処理において、UE10が利用するサービスタイプに基づいて、制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択する処理を説明する。
まず、ステップS31及びステップS32の処理は、図6に示したステップS1及びステップS2の処理と同様であるので、説明を省略する。
続いて、通信制御装置130は、UE10から取得した全てのサービスタイプをDNSサーバ50へ送信すると共に第1制御信号伝送装置160及び第2制御信号伝送装置180のアドレス要求(DNS query request)をする(ステップS33)。DNSサーバ50は、当該アドレス要求に応じて、第1制御信号伝送装置160及び第2制御信号伝送装置180のアドレスのリストを通信制御装置130に対して送信する(ステップS34)。また、通信制御装置130は、UE10から取得した全てのサービスタイプをDNSサーバ50へ送信すると共に第1ユーザ信号伝送装置170及び第2ユーザ信号伝送装置190のアドレス要求(DNS query request)をする(ステップS35)。DNSサーバ50は、当該アドレス要求に応じて、第1ユーザ信号伝送装置170及び第2ユーザ信号伝送装置190のアドレスのリストを通信制御装置130に対して送信する(ステップS36)。なお、通信制御装置130は、UE10から取得した全てのサービスタイプをDNSサーバ50へ送信すると共に、第1制御信号伝送装置160、第2制御信号伝送装置180、第1ユーザ信号伝送装置170及び第2ユーザ信号伝送装置190のアドレス要求をまとめて行うようにしてもよい。
通信制御装置130は、Reroute Command信号をeNodeB20へ送信する(ステップS37)。続いて、UE10、eNodeB20、通信制御装置130及びHSS40の間で、UE10の新たな認証(再認証 Authentication)を行う(ステップS38)。
さらに通信制御装置130は、DNSサーバ50から取得したリストから第1制御信号伝送装置160及び第2制御信号伝送装置180を選択すると共に、第1ユーザ信号伝送装置170及び第2ユーザ信号伝送装置190を選択する。通信制御装置130は、選択した第1制御信号伝送装置160に対して、選択した第2制御信号伝送装置180、第1ユーザ信号伝送装置170及び第2ユーザ信号伝送装置190のそれぞれのアドレスを送信すると共にセッション要求する。
上述の実施形態に記載のeNodeB20に代えてRAN(Radio Access Network)を適用するようにしてもよい。この場合、通信制御装置130の代わりに、RANが、UE10から取得する情報(例えば、サービスタイプ)ならびにコアネットワークが保持する他の情報要素を用いて、第1制御信号伝送装置160及び第2制御信号伝送装置180を選択するようにしてもよい。すなわち、RANが制御信号伝送装置選択手段を有していてもよい。
なお、本明細書で説明した「情報」は、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本明細書で使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。むしろ、これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
また、上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprise)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書において、文脈または技術的に明らかに1つのみしか存在しない装置である場合以外は、複数の装置をも含むものとする。
また、本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示の全体において、明らかに単数であることを示しているものではない限り、単数および複数の両方のものを含むものとする。
1…通信システム、10…UE(端末)、20…eNodeB(eNB)、30…MME、31…接続制御部、32…アドレス要求部、33…アドレス受信部、34…選択部、40…HSS、50…DNSサーバ、60…SGW−C、61…接続制御部、62…アドレス要求部、63…アドレス受信部、64…選択部、70…SGW−U、80…PGW−C、90…PGW−U。
Claims (12)
- 通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、前記通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムにおいて制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択する伝送装置選択方法であって、
前記端末が利用する通信サービスに基づいて、制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択する伝送装置選択ステップ、
を含む伝送装置選択方法。 - 通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、前記通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムであって、
前記通信制御装置は、
前記端末が利用する通信サービスに基づいて、制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択する伝送装置選択手段、
を備える、
通信システム。 - 通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、前記通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムにおいて制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択する伝送装置選択方法であって、
制御信号伝送装置を、前記端末が利用する通信サービスに基づいて、前記通信制御装置が選択する制御信号伝送装置選択ステップと、
ユーザ信号伝送装置を、前記端末が利用する通信サービスに基づいて、前記制御信号伝送装置選択ステップにより選択された制御信号伝送装置が選択するユーザ信号伝送装置選択ステップと、
を含む伝送装置選択方法。 - 通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、前記通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムであって、
前記通信制御装置は、
制御信号伝送装置を、前記端末が利用する通信サービスに基づいて、前記複数の制御信号伝送装置から選択する制御信号伝送装置選択手段、
を備え、
前記制御信号伝送装置は、
前記制御信号伝送装置選択手段により選択された場合に、ユーザ信号伝送装置を、前記端末が利用する通信サービスに基づいて、自機以外の制御信号伝送装置から選択するユーザ信号伝送装置選択手段、
を備える、
通信システム。 - 通信制御装置と、複数のゲートウェイとを含む通信システムにおいてゲートウェイを選択するゲートウェイ選択方法であって、
端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する第1サービングゲートウェイを、前記端末が利用する通信サービスに基づいて、通信制御装置が選択する第1ゲートウェイ選択ステップと、
前記通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する第2サービングゲートウェイを、前記端末が利用する通信サービスに基づいて、前記第1ゲートウェイ選択ステップにより選択された第1サービングゲートウェイが選択する第2ゲートウェイ選択ステップと、
を含むゲートウェイ選択方法。 - 前記第1ゲートウェイ選択ステップでは、前記通信制御装置は、端末が利用する通信サービスと、当該通信サービスに適合する第1サービングゲートウェイとを対応付けた情報に基づいて第1サービングゲートウェイを選択し、
前記第2ゲートウェイ選択ステップでは、前記選択された第1サービングゲートウェイは、端末が利用する通信サービスと、当該通信サービスに適合する第2サービングゲートウェイとを対応付けた情報に基づいて第2サービングゲートウェイを選択する、
請求項5に記載のゲートウェイ選択方法。 - 前記第1ゲートウェイ選択ステップにより選択された第1サービングゲートウェイと接続し前記第1サービングゲートウェイと前記制御信号を送受信する第1パケットデータネットワークゲートウェイを、前記端末が利用する通信サービスに基づいて、前記通信制御装置が選択する、第1パケットデータネットワークゲートウェイ選択ステップと、
前記ユーザ信号を送受信し前記第1パケットデータネットワークゲートウェイ選択ステップにより選択された第1パケットデータネットワークゲートウェイと接続する第2パケットデータネットワークゲートウェイを、前記端末が利用する通信サービスに基づいて、前記第1パケットデータネットワークゲートウェイ選択ステップにより選択された第1パケットデータネットワークゲートウェイが選択する第2パケットデータネットワークゲートウェイ選択ステップと、
をさらに含む請求項5又は6に記載のゲートウェイ選択方法。 - 通信制御装置と、複数のゲートウェイとを含む通信システムであって、
前記通信制御装置は、
端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する第1サービングゲートウェイを、前記端末が利用する通信サービスに基づいて、前記複数のゲートウェイから選択する第1ゲートウェイ選択手段、
を備え、
前記ゲートウェイは、
前記第1ゲートウェイ選択手段により第1サービングゲートウェイとして選択された場合に、前記通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する第2サービングゲートウェイを、前記端末が利用する通信サービスに基づいて、自機以外のゲートウェイから選択する第2ゲートウェイ選択手段、
を備える、
通信システム。 - 通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、前記通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムにおいて制御信号伝送装置及びユーザ信号伝送装置を選択する伝送装置選択方法であって、
制御信号伝送装置を、前記端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、前記通信制御装置が選択する制御信号伝送装置選択ステップと、
ユーザ信号伝送装置を、前記端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、前記制御信号伝送装置選択ステップにより選択された制御信号伝送装置が選択するユーザ信号伝送装置選択ステップと、
を含む伝送装置選択方法。 - 通信制御装置と、端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する複数の制御信号伝送装置と、前記通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する複数のユーザ信号伝送装置とを含む通信システムであって、
前記通信制御装置は、
制御信号伝送装置を、前記端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、前記複数の制御信号伝送装置から選択する制御信号伝送装置選択手段、
を備え、
前記制御信号伝送装置は、
前記制御信号伝送装置選択手段により選択された場合に、ユーザ信号伝送装置を、前記端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、自機以外の制御信号伝送装置から選択するユーザ信号伝送装置選択手段、
を備える、
通信システム。 - 通信制御装置と、複数のゲートウェイとを含む通信システムにおいてゲートウェイを選択するゲートウェイ選択方法であって、
端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する第1サービングゲートウェイを、前記端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、通信制御装置が選択する第1ゲートウェイ選択ステップと、
前記通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する第2サービングゲートウェイを、前記端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、前記第1ゲートウェイ選択ステップにより選択された第1サービングゲートウェイが選択する第2ゲートウェイ選択ステップと、
を含むゲートウェイ選択方法。 - 通信制御装置と、複数のゲートウェイとを含む通信システムであって、
前記通信制御装置は、
端末が利用する通信サービスのための制御信号を伝送する経路である制御プレーンを用いて当該制御信号を送受信する第1サービングゲートウェイを、前記端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、前記複数のゲートウェイから選択する第1ゲートウェイ選択手段、
を備え、
前記ゲートウェイは、
前記第1ゲートウェイ選択手段により第1サービングゲートウェイとして選択された場合に、前記通信サービスのためのユーザ信号を伝送する経路であるユーザプレーンを用いて当該ユーザ信号を送受信する第2サービングゲートウェイを、前記端末が利用する通信サービスの要件に基づいて、自機以外のゲートウェイから選択する第2ゲートウェイ選択手段、
を備える、
通信システム。
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