JPWO2017135402A1 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

Dual Connectivity (DC)が適用される場合において、MCGとSCGとの間におけるコンポーネントキャリア(CC)の送信タイミング差が所定値を超えた場合に、より適切な無線リンクの送信停止を実現し得る無線通信装置及び無線通信方法を提供する。UE100は、複数のコンポーネントキャリア間の送信タイミング差を検出するタイミング差検出部120と、タイミング差検出部120によって検出された送信タイミング差が所定値を超えた場合、マスターセルグループに属するセル、及びセカンダリーセルグループに属するセルの状態に基づいて、送信停止の対象となるセルを決定し、決定したセルにおける無線リンクの送信を停止する送信制御部130とを備える。

Description

本発明は、マスターセルグループに属するセルと、セカンダリーセルグループに属するセルとを介して複数のコンポーネントキャリアを用いた無線通信を実行する無線通信装置及び無線通信方法に関する。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)は、Long Term Evolution(LTE)を仕様化し、LTEの更なる高速化を目的としてLTE-Advanced(以下、LTE-Advancedを含めてLTEという)を仕様化している。
LTEでは、複数のコンポーネントキャリア(CC)を同時送信することによって通信容量を増大させるキャリアアグリゲーション(CA)が規定されている。CAでは、ユーザ装置(UE)が複数のCCを同時送信する場合、CC間の連携を図りつつ、従来のMAC(Medium Access Control)層におけるラウンドトリップタイム(RTT)を踏襲できるように、UEが担保すべきCC間の送信タイミング差及び受信タイミング差が規定されている(非特許文献1参照)。
CAでは、UEにおけるCC間の送信タイミング差が所定値(32.47μs)を超えた場合、UEはセカンダリーセル(SCell)における上りリンク(UL)の送信、つまり、CCの送信を停止してもよいことが規定されている(非特許文献2参照)。具体的には、UEは、SCellのTA (Time Alignment) timerを停止することによって、SCellにおけるULの送信を停止する。UEは、TA timerが起動していないセルにおいては、RA (Random Access) preambleしか送信することができないため、再度RA手順によってTA commandを受信しない限り、ULの送信を停止した状態を継続する。
さらに、UEが、マスター無線基地局(MeNB)及びセカンダリー無線基地局(SeNB)の両方の無線基地局(eNB)と無線通信を実行するDual Connectivity (DC)においても、CAと同様に、UEが担保すべきCC間の送信タイミング差及び受信タイミング差が規定されている。
具体的には、DCの場合、異なるセルグループ、具体的には、マスターセルグループ(MCG)のCCと、セカンダリーセルグループ(SCG)のCCとの間の送信タイミング差及び受信タイミング差が規定されている。なお、同一セルグループ内のCC間の送信タイミング差及び受信タイミング差は、CAと同様である。
また、DCにおいても、異なるセルグループ、つまり、MCGに属するCCと、SCGに属するCCとの間のUEにおける送信タイミング差が所定値(35.21μs)を超えた場合、SCGにおけるULの送信を停止することが検討されている(非特許文献3参照)。
3GPP TS 36.300 V13.2.0 Annex J (informative): Carrier Aggregation, 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2 (Release 13)、3GPP、2015年12月 3GPP TS 36.321 V13.0.0 Section 5.2 Maintenance of Uplink Time Alignment, 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Medium Access Control (MAC) protocol specification (Release 13)、3GPP、2015年12月 3GPP R4-158409, LS on maximum UL Transmission timing difference in dual connectivity、3GPP、2015年11月
しかしながら、上述したDual Connectivity (DC)におけるULの送信停止については、次のような問題がある。具体的には、DCの場合、MCGでは、プライマリーセル(PCell)及びセカンダリーセル(SCell)が設定され、SCGでは、プライマリーSCell(PSCell)及びSCellが設定され得る。
したがって、異なるセルグループのCC間のUEにおける送信タイミング差が所定値を超えた場合には、PSCell及びSCGに属するSCellのULの送信が停止されることになる。つまり、特定のセル間(例えば、PCellとPSCellとの間)の送信タイミング差が所定値内である場合でも、SCGにおけるULの送信が全て停止されて問題がある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、Dual Connectivity (DC)が適用される場合において、MCGとSCGとの間におけるコンポーネントキャリア(CC)の送信タイミング差が所定値を超えた場合に、より適切な無線リンクの送信停止を実現し得る無線通信装置及び無線通信方法の提供を目的とする。
本発明の一態様に係る無線通信装置は、マスターセルグループに属するセルと、セカンダリーセルグループに属するセルとを介して複数のコンポーネントキャリアを用いた無線通信を実行する。当該無線通信装置は、前記複数のコンポーネントキャリア間の送信タイミング差を検出するタイミング差検出部と、前記タイミング差検出部によって検出された前記送信タイミング差が所定値を超えた場合、前記マスターセルグループに属するセル、及び前記セカンダリーセルグループに属するセルの状態に基づいて、送信停止の対象となるセルを決定し、決定した前記セルにおける無線リンクの送信を停止する送信制御部とを備える。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、マスターセルグループに属するセルと、セカンダリーセルグループに属するセルとを介して複数のコンポーネントキャリアを用いた無線通信を実行する無線通信装置において実行される。当該無線通信方法は、無線通信装置が、前記複数のコンポーネントキャリア間の送信タイミング差を検出するステップと、前記無線通信装置が、検出された前記送信タイミング差が所定値を超えた場合、前記マスターセルグループに属するセル、及び前記セカンダリーセルグループに属するセルの状態に基づいて、送信停止の対象となるセルを決定するステップと、前記無線通信装置が、決定した前記セルにおける無線リンクの送信を停止するステップとを含む。
図1は、無線通信システム10の全体概略構成図である。 図2は、UE100の機能ブロック構成図である。 図3は、UE100が送信するコンポーネントキャリア(CC)の送信タイミング差の例を示す図である。 図4は、UE100による上りリンク(UL)の送信停止動作フローを示す図である。 図5は、その他の実施形態に係るUE100Aの機能ブロック構成図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
(1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。無線通信システム10は、Long Term Evolution(LTE)に従った無線通信システムであり、ユーザ装置100(以下、UE100)、Master eNB 200(以下、MeNB200)及びSecondary eNB 300(以下、SeNB300)を含む。
MeNB200及びSeNB300は、無線アクセスネットワーク、具体的には、3GPPにおいて規定されるEvolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)に接続される。なお、無線通信システム10は、必ずしもLTE(E-UTRAN)に限定されない。例えば、無線通信システム10を構成する無線アクセスネットワークは、5Gとして規定されるユーザ装置(UE)と無線通信を実行する無線基地局(eNB)を含む無線アクセスネットワークや無線LANなどの異なる無線アクセス技術(RAT)であってもよい。
UE100、MeNB200及びSeNB300は、LTEの仕様に従った無線通信を実行する。特に、本実施形態では、UE100、MeNB200及びSeNB300は、Dual Connectivity (DC)に対応している。
DCでは、UE100がMeNB200及びSeNB300の両方の無線基地局(eNB)と無線通信を実行する。より具体的には、DCとは、RRC_CONNECTED状態のUE100が、マスターセルグループ(MCG)及びセカンダリーセルグループ(SCG)と接続されている状態である。
すなわち、UE100、MeNB200及びSeNB300は、MCGに属するセルと、SCGに属するセルとを介して複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いた無線通信を実行する無線通信装置である。
MCGとは、Dual Connectivityにおいて、MeNB200に関連するサービングセルのグループであり、一つのプライマリーセル(PCell)と、PCellに追加して設定され得る一つまたは複数のセカンダリーセル(SCell)とによって構成される。SCGとは、Dual Connectivityにおいて、SeNB300に関連するサービングセルのグループであり、一つのプライマリーSCell(PSCell)と、PSCellに追加して設定され得る一つまたは複数のセカンダリーセル(SCell)とによって構成される。
本実施形態では、MCGは、PCell201及びSCell202によって構成される。また、SCGは、PSCell301及びSCell302によって構成される。
MeNB200は、Dual Connectivityにおけるマスター無線基地局であり、少なくともS1-MMEインタフェースを終端する。SeNB300は、Dual Connectivityにおけるセカンダリー無線基地局であり、UE100に対して追加の無線リソースを提供するマスター無線基地局ではない無線基地局である。
(2)無線通信システムの機能ブロック構成
次に、無線通信システム10の機能ブロック構成について説明する。具体的には、UE100の機能ブロック構成について説明する。
図2は、UE100の機能ブロック構成図である。図2に示すように、UE100は、無線通信部110、タイミング差検出部120及び送信制御部130を備える。
なお、図2に示すように、UE100の各機能ブロックは、無線通信モジュール、プロセッサ(メモリを含む)、機能モジュール(外部接続IF、位置検出、各種測定など)、及び電源(バッテリ含む)などのハードウェア要素によって実現される。
無線通信部110は、LTEに従った無線通信を実行する。具体的には、無線通信部110は、複数のコンポーネントキャリア(CC)を送受信可能であり、キャリアアグリゲーション(CA)及びDual Connectivity(DC)に対応している。
タイミング差検出部120は、無線通信部110が送受信する複数のCCの送信タイミング差を検出する。具体的には、タイミング差検出部120は、無線通信部110が送信する各CC間の送信タイミング差(時間差)を検出する。また、タイミング差検出部120は、無線通信部110がMeNB200またはSeNB300から受信するCCの受信タイミング差(時間差)を検出する。
ここで、図3は、UE100が送信するコンポーネントキャリア(CC)の送信タイミング差の例を示す。図3に示すように、UE100は、Dual Connectivityに対応しており、MCGに属するPCell、及びSCGに属するPSCell及びSCellに対して複数のCCを同時送信することができる。
図3に示す状態では、PCellとPSCellとにおける上りリンク(UL)、具体的には、CCの送信タイミング差は所定値(35.21μs)以内であるが、PCellとSCellとにおけるULの送信タイミング差は所定値を超えている。このような場合、PCellとPSCellとについては通信を継続することが好ましい。
本実施形態では、図3に示すような送信タイミング差が発生した場合において、PSCellを含む全てSCellにおけるULの送信が停止されてしまう状態を回避し、SCGのSCellにおいてのみULの送信を停止したり、各セルの状態に応じて、ULの送信を停止するセルが柔軟に決定されたりする。
送信制御部130は、タイミング差検出部120によって検出されたCCの送信タイミング差に基づいて、上りリンク(UL)の送信を制御する。
具体的には、送信制御部130は、タイミング差検出部120によって検出された送信タイミング差が所定値(35.21μs)を超えた場合、MCGに属するセル、及びSCGに属するセルの状態に基づいて、送信停止の対象となるセルを決定する。また、送信制御部130は、決定したセルにおける無線リンク、具体的には、上りリンク(UL)の送信を停止する。
さらに、送信制御部130は、タイミング差検出部120によって検出された送信タイミング差が所定値を超えた場合、受信したTA commandの適用を中止してもよい。
なお、所定値は、上述したように予め規定されている値(35.21μs)でもよいし、UE100の実装において対応できる実力に応じた値(実力値)でよい。
(3)無線通信システムの動作
次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、コンポーネントキャリア(CC)の送信タイミング差に基づいてUE100が上りリンク(UL)の停止する動作について説明する。
(3.1)全体動作フロー
図4は、UE100による上りリンク(UL)の送信停止動作フローを示す。図4に示すように、UE100は、各セル、具体的には、図1に示すように、PCell201、SCell202、PSCell301及びSCell302のCCの送信タイミング差を検出する(S10)。
つまり、送信タイミング差には、以下の4パターンが存在する。
(i)PCell201〜PSCell301の送信タイミング差
(ii)PCell201〜SCell302(SCGのSCell)の送信タイミング差
(iii)SCell202(MCGのSCell)〜PSCell301の送信タイミング差
(iv)SCell202〜SCell302の送信タイミング差
UE100は、検出した送信タイミング差が所定値を超えるか否かを判定する(S20)。具体的には、UE100は、上述した各セルの送信タイミング差が所定値、例えば、35.21μs、またはUE100の実力値を超えるか否かを判定する。
送信タイミング差が所定値(またはUE100の実力値)以内の場合、UE100は、各セルにおけるULの送信、つまり、CCの送信を継続する(S30)。
一方、送信タイミング差が所定値(またはUE100の実力値)を超える場合、UE100は、ULの送信を停止するセルを決定する(S40)。なお、ULの送信を停止するセルの決定方法については後述する。
UE100は、ULの送信を停止することを決定したセルにおいて、ULの送信を停止する(S50)。なお、具体的なULの送信停止方法についても後述する。
(3.2)詳細動作例
次に、送信タイミング差が所定値(またはUE100の実力値、以下同)を超えた場合に、ULの送信を停止するセルの決定動作について説明する。
具体的には、各セルの状態や、上述したセルの組合せなどに基づいて、ULの送信を停止するセルが決定される。以下、動作例1〜15について説明するが、当該動作の実行条件に当てはまる場合には、何れの動作が実行されても構わない。
また、本実施形態では、同期型のDual Connectivity(DC)を前提としており、UE100における送信タイミング差が所定値は、上述したように35.21μs以下である。
(3.2.1)動作例1
UE100(具体的には、送信制御部130、以下同)は、MCGに属するSCell、及びSCGに属するSCellの少なくとも何れかを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、PCell及びPSCellでないSCellのUL送信を停止する。本動作例によれば、PCell及びPSCellのような重要なセルの通信を阻害しない。
(3.2.2)動作例2
UE100は、上りリンク制御チャネル、具体的にはPUCCHが設定されていないSCellを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、PUCCHが設定されていないSCellのUL送信を停止する。動作例1と類似した動作だが、LTEのRelease-13では、PCell及びPSCell以外のセルでもPUCCHが設定され得ることを考慮している。
(3.2.3)動作例3
UE100は、ランダムアクセスチャネル(RACH)用のリソースが設定されていないセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、RACH用のリソースが設定されていないセル(種別は問わない)のUL送信を停止する。本動作例によれば、RACHリソースが設定されているセルであれば、UE100が、再度ランダムアクセス(RA)手順を実行することによって送信タイミング差を所定値以内に収められる可能性を高め得る。
(3.2.4)動作例4
UE100は、セルの識別情報(Cell index)の値が小さい、または当該値が大きいセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、Cell indexが小さいまたは大きいセルのUL送信を停止する。本動作例によれば、無線アクセスネットワーク(eNB)〜UE100は間において、UL送信の停止の対象とするセルを容易かつ確実に一致させることができ、対象とするセルがずれることを防止できる。
(3.2.5)動作例5
UE100は、システム帯域幅が小さいセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。システム帯域幅とは、当該セルにおいてUE100が送信するCCの合計の周波数帯域幅である。
つまり、UE100は、よりシステム帯域幅の小さいセルのUL送信を停止する。本動作例によれば、より高いスループットを実現できる可能性を有するセルにおいてUL送信を継続できる。
なお、システム帯域幅の判定は、送信タイミング差が所定値を超えたセル間で行われてもよいし、当該セルと同一TAG(Timing Advance Group)内の全ての帯域幅の和に基づいてもよい。或いは、システム帯域幅の判定は、上りリンク(UL)帯域のみ、下りリンク(DL)帯域のみ、またはUL帯域及びDL帯域の両方に基づいてもよい。
また、システム帯域幅の判定の対象は、アクティブなセル、またはUL送信タイミングが確立されている(TA timerが起動中)のセルに限定されてもよい。
(3.2.6)動作例6
UE100は、平均スループットまたは平均リソース割当数が小さいセル、或いはHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)誤り率が大きいセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、平均スループット、平均リソース割当数が小さいセル、或いはHARQ誤り率が大きいセルのUL送信を停止する。本動作例によれば、より高いスループットを実現し得るセルにおける通信を継続できる。
(3.2.7)動作例7
UE100は、Licensed Associated Access(LAA)に従って設定されたセルや無線LANのような特定の周波数を用いるRATを停止の対象として決定する。
なお、LAAとは、無線LANやBluetooth(登録商標)などが利用する免許不要の周波数帯である「アンライセンスバンド」(特定周波数帯)において、LTEによる無線通信を実現するものである。具体的には、CAまたはDCを実行する際に、SCellのCCがアンライセンスバンドに設定される。
つまり、UE100は、LAAに従って設定されたセルのUL送信を停止する。LAAに従って設定されたセルは、ライセンスバンドにおいて設定されたセルよりもULの送信機会が制限される可能性が高いため、本動作例によれば、ライセンスバンドにおけるUL送信を継続することができる。
(3.2.8)動作例8
UE100は、MCGに属するPCell以外のセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、PCellでない他のセルのUL送信を停止する。本動作例によれば、通信の継続に最も重要なPCellによる通信を維持できる。また、本動作例によれば、PCellとPSCellとの送信タイミング差が所定値を超えた場合には、PSCellのUL送信が停止される。
(3.2.9)動作例9
UE100は、ULの送信タイミングが早いまたは遅いセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、UL送信(CCの送信)が時間的に早いまたは遅い方のセルのUL送信を停止する。本動作例によれば、送信タイミングが早いセルを停止することによって、後続のULの無線信号の波形への影響(干渉)を低減でき、送信タイミングが遅いセルを停止することによって、既に送信が始まっているULの無線信号の波形への影響(干渉)を低減できる。
(3.2.10)動作例10
UE100は、優先度が低いベアラが設定されているセルグループに属するセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、優先度が高いベアラが設定されているセルグループ内のUL送信を継続し、優先度が低いベアラが設定されているセルグループ内のUL送信を停止してもよい。
例えば、UE100は、SRB(Signalling Radio Bearer)または音声ベアラが設定されているセルグループ内のUL送信を継続する。なお、当該優先度は、QCI(QoS Class Identifier)、LCP(Logical Channel Priority)または無線ベアラID(RB-ID)によって識別されてもよい。
なお、所定期間に亘ってデータが送受信されないベアラは判定の対象外としてもよい。また、異なるセルにおいて、同一優先度のベアラが設定されている(関連付けられている)場合には、本動作は実行されなくても構わない。
(3.2.11)動作例11
UE100は、MCGに属するセルを形成するMeNB200、及びSCGに属するセルを形成するSeNB300の両方のリソースを利用するスプリットベアラが設定されている場合、スプリットベアラが設定されているセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。より具体的には、スプリットベアラが設定されているセルグループにおける何れかのセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、MCGのみに対して設定されるMCGベアラ、及びSCGのみに対して設定されるSCGベアラが設定されているセルのUL送信を継続し、スプリットベアラが設定されているセルのUL送信を停止する。
なお、スプリットベアラでは、Dual Connectivityにおいて、MeNB及びSeNBの両方のリソースを用いるために、当該ベアラ用の無線プロトコルがMeNB及びSeNBの両方に配置される。
本動作例によれば、何れかのeNBのリソースのみを利用するMCGベアラ及びSCGベアラが設定されているセルのUL送信が、スプリットベアラが設定されているセルのUL送信よりも優先されるため、当該MCGベアラ及びSCGベアラの通信が継続される可能性を高め得る。一方、スプリットベアラであれば、MeNB及びSeNBの両方のリソースが用いられるため、UL送信を停止した場合でも通信を継続できる可能性が高い。
(3.2.12)動作例12
UE100は、通信が実行されていないセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、通信の実行頻度がセルのUL送信を停止する。本動作例によれば、通信の実行頻度が高い、或いは通信が実行されているセルのULを優先することができ、スループット低下を回避できる。
なお、「通信が実行されていない」との判定は、アクティブ状態のセル、CCの数または帯域(ULまたはDLの一方、或いは両方)に基づいてもよいし、通信(データ送受信)が実行されていない期間(ULまたはDLの一方、或いは両方)に基づいてもよい。
また、当該期間の測定は、既存の機構(例えば、drx-InactivityTimer、onduration timerまたはsCelldeactivationTimer)を流用してもよい。
(3.2.13)動作例13
UE100は、ネットワーク側(無線アクセスネットワーク側)から指定されたセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、ネットワークによって指定されたセルのUL送信を停止する。なお、当該セルの指定は、送信タイミング差の判定に先だって、予めネットワークからUE100に通知されてもよい。本動作例によれば、ネットワークの主導によってUL送信を停止するセルを決定できる。
(3.2.14)動作例14
UE100は、特定の周波数キャリアを用いるセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、特定の周波数キャリア(CC)を用いるセルのUL送信を停止する。例えば、UE100内における無線信号の漏れこみなど、DL信号の受信、または他セルのUL送信に対する影響が大きい周波数キャリアを用いるセルのUL送信が停止される。或いは、他の移動通信事業者(オペレータ)または通信システムの利用帯域に近接する周波数キャリアを用いるセルのUL送信が停止されてもよい。
(3.2.15)動作例15
UE100は、TA(Timing Advance)値が小さい、またはTA値が大きいセルを送信停止の対象となるセルとして決定する。
つまり、UE100は、TA値が小さい、またはTA値が大きいセルのUL送信を停止する。例えば、カバレッジが広いマクロセルにおけるUL送信を維持したい場合には、TA値のより小さいセル、つまり、ピコセルなどのカバレッジの小さいセルのUL送信を停止する。本動作例によれば、カバレッジの大きさに応じた特定のセルのUL送信を維持することができる。
(3.3)上りリンク送信の停止方法
次に、UE100による無線リンクの送信、具体的には、上りリンク(UL)送信の停止方法について説明する。
UE100は、特定のセルのUL送信を停止することを決定した場合、例えば、当該セルに対応するTA timerを停止することによって、UL送信を停止することができる。なお、UE100は、TA timerを実際に停止するのではなく、TA timerが満了したと見なすことによってUL送信を停止してもよい。なお、当該セルに対応するTA timerとは、当該セルが属するTAGのTA timerを意味する。
また、UE100は、停止対象のセルと対応するサービングセル向けのMACエンティティに対してリセット(MAC reset)を実行することによって、UL送信を停止することもできる。
或いは、UE100は、当該サービングセルに対して設定されている個別リソースを解放することによって、UL送信を停止することもできる。具体的には、UE100は、CSI(Channel State Information)及びSRS(Sounding Reference Signal)用などのリソースを解放する。
また、UE100は、当該サービングセルを不活性化(deactivate)することによって、UL送信を停止することもできる。これは、従来から規定されているsCellDeactivationTimerを満了したと見なすことによって実現されてもよい。
さらに、他の方法としては、UE100は、当該サービングセル(或いは、当該サービングセルが属するセルグループまたはMACエンティティ)において、無線リンク障害(RLF)を検出することによって、UL送信を停止することもできる。この場合、PCell及びPSCellのUL送信が停止されることを想定しており、RLFが検出されると、UL送信が停止される。
なお、UL送信の停止の対象は、全てのULでもよいし、PRACH(Physical Random Access Channel)を除く全てのULとしてもよい。PRACHを除外する理由は、PRACHが設定されていれば、UE100が新たなTAを受信できる可能性があり、送信タイミング差を所定値内に収められる場合があるためである。
(3.4)上りリンク送信停止後の動作
次に、上りリンク(UL)送信停止後におけるUE100の動作について説明する。UE100は、上述したように特定のセルのUL送信を停止した場合、対応するeNB(MeNB200またはSeNB300)に対して再接続手順を実行してもよい。
或いは、UE100は、対応するeNBに対してRLFを検出したことを通知してもよい。この場合、UE100は、RLFのcauseとして「UL送信タイミング差超過」を通知してもよいし、既存のcauseを流用してもよい(例えば、stop timer T313満了によるRA problem)。なお、何れのCauseを報告するかについては、eNBによって指定されてもよい。
また、UE100は、特定のセルにおいて、Contention based RA(Random Access)をトリガしてもよい。ここで、特定のセルとは、UL送信の停止のトリガとなったセル、PCell、PSCell、またはPUCCHが設定されたセルの何れでもよい。
(3.5)変更例
上述したように、UE100によるUL送信の停止に関する動作に説明したが、さらに、以下のように変更してもよい。
例えば、UE100は、送信タイミング差の判定において、所定値を超えたと判定するまでの時間的なヒステリシス(Time-To-Trigger)を設けてもよいし、送信タイミング差自体にヒステリシスが設けられてもよい。つまり、一旦、送信タイミング差の超過を検出しても、所定時間内に所定値以下に戻るのであれば、UL送信の停止動作は、中止されてもよい。
なお、このようなヒステリシスをUE100に与えるための情報をeNB(例えば、MeNB200)から通知するようにしてもよい。
また、UE100は、上述したようなUL送信を停止する機能に対応しているか否かを示すcapability(能力)をeNB(例えば、MeNB200)に予め通知してもよい。なお、当該通知は、UE100単位でもよいし、利用する周波数帯の組合せ(band combination)単位でもよい。
さらに、UE100は、非同期型DC(Async DC)に対応していない場合にのみ、当該能力を通知するようにしてもよい。なお、Async DCの場合、送信タイミング差は500μs以内と規定されている。
(4)作用・効果
上述した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。すなわち、Dual Connectivity (DC)が適用される場合において、UE100は、コンポーネントキャリア(CC)間の送信タイミング差が所定値(35.21μs)を超えた場合、MCGに属するセル、及びSCGに属するセルの状態に基づいて、送信停止の対象となるセルを決定する。
このため、UE100は、MCGとSCGとの間におけるCCの送信タイミング差が所定値を超えた場合に、より適切な無線リンク(UL)の送信停止を実現し得る。
なお、各動作例に特有の作用・効果などについては、(3.2.1)〜(3.2.15)に記載したとおりである。
(5)その他の実施形態
以上、実施形態に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、上述した実施形態では、UE100がコンポーネントキャリア(CC)の送信タイミング差に基づいてUL送信を停止するセルを決定していたが、MeNB200及びSeNB300から送信される下り方向のCCの受信タイミング差に基づいてDL受信を停止してしてもよい。
図5は、本発明の他の実施形態に係るUE100Aの機能ブロック構成図である。図5に示すように、UE100Aは、無線通信部110、タイミング差検出部120及び受信制御部140を備える。以下、上述したUE100と異なる部分について主に説明する。
タイミング差検出部120は、上述したように、無線通信部110がMeNB200またはSeNB300から受信するCCの受信タイミング差(時間差)を検出する。
受信制御部140は、タイミング差検出部120によって検出されたCCの受信タイミング差に基づいて、下りリンク(DL)の受信を制御する。具体的には、受信制御部140は、タイミング差検出部120によって検出された受信タイミング差が所定値(例えば、33μs)を超えた場合、MCGに属するセル、及びSCGに属するセルの状態に基づいて、受信停止の対象となるセルを決定する。
なお、受信制御部140は、上述したUE100の送信制御部130と同様の動作によって、受信停止の対象となるセルを決定することができる。
また、ここでは、便宜上、UE100に送信制御部130が備えられ、UE100Aに受信制御部140が備えられる形態について説明したが、実際のUEの実装においては、送信制御部130及び受信制御部140の両方が備えられてもよいことは勿論である。
さらに、このようなUE100(UE100A)は、上り方向(UL)におけるCCの送信タイミング差が所定値を超えた場合、DL受信を停止してもよいし、下り方向(DL)におけるCCの受信タイミング差が所定値を超えた場合、UL送信を停止してもよい。
また、上述した実施形態では、MCGにPCell201及びSCell202が属する形態を例に挙げて説明したが、MCGは、PCell201のみが属していても構わない。
さらに、上述した実施形態では、Dual Connectivityにおけるマスターセルグループとセカンダリーセルグループを例にして説明したが、その他の形態に適用されてもよい。例えば、CAにおけるPUCCH group間でも同様の制御が適用されてもよい。
さらに、上述した実施形態におけるシーケンス及びフローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。
また、本明細書で説明した用語及び/または本明細書の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/またはシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用されてもよい。
さらに、上述したパラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
MeNB200, SeNB300(無線基地局)は、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。
「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、及び/または基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」「eNB」、「セル」、及び「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
UE100, 100Aは、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
さらに、「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形の用語は、「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書或いは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書で使用した「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本明細書の全体において、例えば、英語でのa, an, 及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
また、本発明は、次のように表現されてもよい。本発明の一態様は、マスターセルグループに属するセルと、セカンダリーセルグループに属するセルとを介して複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いた無線通信を実行する無線通信装置(例えば、UE100)であって、前記複数のコンポーネントキャリア間の送信タイミング差を検出するタイミング差検出部(タイミング差検出部120)と、前記タイミング差検出部によって検出された前記送信タイミング差が所定値を超えた場合、前記マスターセルグループに属するセル、及び前記セカンダリーセルグループに属するセルの状態に基づいて、送信停止の対象となるセルを決定し、決定した前記セルにおける無線リンクの送信を停止する送信制御部(送信制御部130)とを備えることを要旨とする。
本発明の一態様において、前記送信制御部は、前記マスターセルグループに属するセカンダリーセル、及び前記セカンダリーセルグループに属するセカンダリーセルの少なくとも何れかを送信停止の対象となるセルとして決定してもよい。
本発明の一態様において、前記送信制御部は、上りリンク制御チャネルが設定されていないセカンダリーセルを送信停止の対象となるセルとして決定してもよい。
本発明の一態様において、前記送信制御部は、前記マスターセルグループに属するプライマリーセル以外のセルを送信停止の対象となるセルとして決定してもよい。
本発明の一態様において、前記送信制御部は、前記マスターセルグループに属するセルを形成するマスター無線基地局(MeNB200)、及び前記セカンダリーセルグループに属するセルを形成するセカンダリー無線基地局(SeNB300)の両方のリソースを利用するスプリットベアラが設定されている場合、前記スプリットベアラが設定されているセルグループにおける何れかのセルを送信停止の対象となるセルとして決定してもよい。
本発明の一態様は、マスターセルグループに属するセルと、セカンダリーセルグループに属するセルとを介して複数のコンポーネントキャリアを用いた無線通信を実行する無線通信方法であって、無線通信装置が、前記複数のコンポーネントキャリア間の送信タイミング差を検出するステップと、前記無線通信装置が、検出された前記送信タイミング差が所定値を超えた場合、前記マスターセルグループに属するセル、及び前記セカンダリーセルグループに属するセルの状態に基づいて、送信停止の対象となるセルを決定するステップと、前記無線通信装置が、決定した前記セルにおける無線リンクの送信を停止するステップとを含むことを要旨とする。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
なお、日本国特許出願第2016-019794号(2016年2月4日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
無線通信装置及び無線通信方法によれば、Dual Connectivity (DC)が適用される場合において、MCGとSCGとの間におけるコンポーネントキャリア(CC)の送信タイミング差が所定値を超えた場合に、より適切な無線リンクの送信停止を実現し得る。
10 無線通信システム
100, 100A UE
110 無線通信部
120 タイミング差検出部
130 送信制御部
140 受信制御部
200 MeNB
201 PCell
202 SCell
210 無線通信部
220 タイミング差検出部
230 送信制御部
300 SeNB
301 PSCell
302 SCell

Claims (6)

  1. マスターセルグループに属するセルと、セカンダリーセルグループに属するセルとを介して複数のコンポーネントキャリアを用いた無線通信を実行する無線通信装置であって、
    前記複数のコンポーネントキャリア間の送信タイミング差を検出するタイミング差検出部と、
    前記タイミング差検出部によって検出された前記送信タイミング差が所定値を超えた場合、前記マスターセルグループに属するセル、及び前記セカンダリーセルグループに属するセルの状態に基づいて、送信停止の対象となるセルを決定し、決定した前記セルにおける無線リンクの送信を停止する送信制御部と
    を備える無線通信装置。
  2. 前記送信制御部は、前記マスターセルグループに属するセカンダリーセル、及び前記セカンダリーセルグループに属するセカンダリーセルの少なくとも何れかを送信停止の対象となるセルとして決定する請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記送信制御部は、上りリンク制御チャネルが設定されていないセカンダリーセルを送信停止の対象となるセルとして決定する請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記送信制御部は、前記マスターセルグループに属するプライマリーセル以外のセルを送信停止の対象となるセルとして決定する請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 前記送信制御部は、前記マスターセルグループに属するセルを形成するマスター無線基地局、及び前記セカンダリーセルグループに属するセルを形成するセカンダリー無線基地局の両方のリソースを利用するスプリットベアラが設定されている場合、前記スプリットベアラが設定されているセルグループにおける何れかのセルを送信停止の対象となるセルとして決定する請求項1に記載の無線通信装置。
  6. マスターセルグループに属するセルと、セカンダリーセルグループに属するセルとを介して複数のコンポーネントキャリアを用いた無線通信を実行する無線通信方法であって、
    無線通信装置が、前記複数のコンポーネントキャリア間の送信タイミング差を検出するステップと、
    前記無線通信装置が、検出された前記送信タイミング差が所定値を超えた場合、前記マスターセルグループに属するセル、及び前記セカンダリーセルグループに属するセルの状態に基づいて、送信停止の対象となるセルを決定するステップと、
    前記無線通信装置が、決定した前記セルにおける無線リンクの送信を停止するステップと
    を含む無線通信方法。
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