JPWO2017110197A1 - 固定具 - Google Patents

固定具 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017110197A1
JPWO2017110197A1 JP2017557748A JP2017557748A JPWO2017110197A1 JP WO2017110197 A1 JPWO2017110197 A1 JP WO2017110197A1 JP 2017557748 A JP2017557748 A JP 2017557748A JP 2017557748 A JP2017557748 A JP 2017557748A JP WO2017110197 A1 JPWO2017110197 A1 JP WO2017110197A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light irradiation
band
coolant
light
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017557748A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6674966B2 (ja
Inventor
勝次 井口
勝次 井口
森 淳
淳 森
佐藤 浩哉
浩哉 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Publication of JPWO2017110197A1 publication Critical patent/JPWO2017110197A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6674966B2 publication Critical patent/JP6674966B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N5/0613Apparatus adapted for a specific treatment
    • A61N5/0616Skin treatment other than tanning
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N2005/002Cooling systems
    • A61N2005/005Cooling systems for cooling the radiator
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0626Monitoring, verifying, controlling systems and methods
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0632Constructional aspects of the apparatus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0635Radiation therapy using light characterised by the body area to be irradiated
    • A61N2005/0643Applicators, probes irradiating specific body areas in close proximity
    • A61N2005/0645Applicators worn by the patient
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0664Details

Abstract

光照射療法における患者負担を軽減し、安全で手間の少ない治療を可能とする。バンド(2)の裏面に、光照射モジュール(5)と接触するように光照射モジュールの冷却材(4)を保持するフック型面ファスナ(2F)を設け、バンドの表面に、光照射モジュールに対して給電および制御の少なくとも一方を行う機器(9)を保持する機器ポケット(2p)をフック型面ファスナ(2F)と重ならないように設ける。

Description

本発明は光照射療法に用いる固定具に関する。
新生児黄疸、乾癬、ニキビ、等の疾患治療や、痛みの緩和等、美容理容等、多様な目的で光照射が利用されており、具体的には、新生児黄疸治療には緑色光、青白色光が、乾癬治療には紫外光が、ニキビ治療には青色光、赤色光、黄色光が用いられている。このように、用途によって種々の光源が用いられている。
例えば、エキシマーランプやアーク灯等の光源の場合には、固定された光源に対して、一定の距離を置いて、患部を配置し、治療光を照射する。しかし、このようなランプ型の光源を用いる場合には、照射面積が大き過ぎて患部以外にも治療光が当たるため、正常部位に対する種々の副作用が懸念される。したがって、正常部位への治療光の照射を防ぐ何らかの遮蔽対策が必要であり、治療に時間と手間がかかることとなる。
例えば、顔の一部にできた疾患を治療する場合、正常部位である目を保護するアイマスク(目隠し)が必要であり、さらに、顔の正常部位を保護するために、顔の患部のみを露出するようにしたマスクも必要となる。また、患者は治療のために身体を拘束された状態で、数十分の間ほぼ不動の姿勢を保つ必要があり、治療のためとはいえ、好ましい経験ではない。
また、患部が、例えば、腕や足のように湾曲した表面を有する場合には、表側、裏側、横側等部位によっては、ランプ型の照射装置では、患者に無理な姿勢を強いることになりかねない。また、湾曲部を有する患部のランプに対する角度や距離によって、患部の位置毎に照射強度が異なるので、患部全体に対して均一な治療光の照射を行うのが難しい場合が生じる。さらに、このようなランプ型の光源を用いた装置は、電源や冷却装置等の付属装置も多く、大型であるため、設置するためには大きなスペースを要するとともにその価格も高額である。
以上のような背景により、患部を直接覆って、光照射を行うことができる幾つかの技術が提案されている。例えば、特許文献1には、発光光源となるLEDをフレキシブル基板上に多数配置し、これを患部に巻きつけて光照射する柔軟性の有る光照射装置が開示されている。また、特許文献2には、光源となるLEDをフレキシブル基板上に配置し、患部とLEDとの間に光透過物質を挟み、これによりLEDが発する光を患部に伝えることができる光照射装置が開示されている。
国際公開公報WO2001014012A1(2001年3月1日国際公開) 国際公開公報WO2012023086A1(2012年2月23日国際公開)
しかしながら、上述した従来技術においては、以下のような課題がある。特許文献1では、光源と、光源を患部に固定する固定具が一体化されているため、胴、腕、太腿等、治療部位に応じたサイズを作り分ける必要がある。また、一般には治療部位の面積が小さい場合が多く、この様な場合には、治療部位の周辺のかなりの皮膚が光照射を受ける。さらに、治療ごとに光源と固定具を消毒しなければならない。光源は冷却水の循環により冷却が可能となっているが、冷却水の循環装置が必要であり、治療中の患者を拘束する上、装置コストが高くなってしまう。光源を発光させる電源に関しても、別置きとなっており、電源ケーブルによって光照射部と結ばれているため、治療中に患者は自由に動き回ることができない。
特許文献2では、光源の温度対策が講じられておらず、また、電源や制御部に関する患者への拘束をどのように軽減するのかも配慮されていない。
本発明では、光照射療法における患者の負担を軽減し、安全で手間の少ない光照射療法を可能とする固定具を提案する。
本発明の一態様に係る固定具は、光療法用の光照射モジュールを身体に固定する固定具であって、身体に装着される少なくとも1本のバンドを備え、前記バンドの身体側となる裏面に、前記光照射モジュールと接触するように該光照射モジュールの冷却材を保持する第1保持部が設けられ、前記バンドの表面に、前記光照射モジュールに対して給電および制御の少なくとも一方を行う機器を保持する第2保持部が、前記第1保持部と重ならないように設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、光照射療法における患者の負担を軽減し、安全で手間の少ない光照射療法を可能とすることができる。
実施形態1にかかる固定具の身体装着時の状態を示す断面図である。 実施形態1にかかる固定具の表面および裏面の構成を示す平面図である。 実施形態2にかかる固定具の構成を示す説明図である。 実施形態3にかかる固定具の身体装着時の状態を示す模式図である。 実施形態3にかかる固定具の表面および裏面の構成を示す平面図である。 実施形態3にかかる別の固定具の身体装着時の状態を示す模式図である。
以下に、比較的小面積の皮膚疾患に対して、光照射基板による光照射治療を実施する場合を例に挙げ、本発明の実施形態を説明する。
光照射基板としては、例えば、柔軟性の有る樹脂表面に、所定の波長を発するLEDを実装し、点灯できるようにした基板(フレキシブル光照射基板)を想定している。なお、通常、治療のための薬剤が患部に塗布されているか、事前に服用されている場合が多い。患部に対して、均一に光照射するために、LEDと患部とは適切な距離に保たれていることを想定している。しかし、薬剤や治療に使用する光波長、光照射基板の具体的な内容、等は、本実施形態に影響を与えないため、ここでは詳述しない。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1の固定具を身体に装着し、手、足、顔等の身体の一部に生じた患部を治療する際の状態を示す断面図であり、図2は、実施形態1の固定具の表面および裏面の構成を示す平面図である。図2は、バンドを(a)の状態(表向き)から図中上下方向に裏返したときの状態を(b)として示すものである。
図1・2に示すように、実施形態1の固定具は、光療法用の光照射モジュール5を身体に固定する固定具であり、身体に巻かれるバンド2を備え、バンド2の身体側となる裏面(うら面)に、光照射モジュール5と接触するように光照射モジュールの冷却材4を保持するフック型面ファスナ2F(第1保持部)が設けられ(図1・図2(b)参照)、バンド2の表面(おもて面)に、光照射基板5aに対して給電および制御の少なくとも一方を行う機器9を保持する機器ポケット2p(第2保持部)が、フック型面ファスナ2Fと重ならないように設けられている(図1・図2(a)参照)。
図1に示されるように、バンド2は伸縮性を有し、身体とともに光照射モジュール5を挟持するように身体に巻きつけられる。光照射モジュール5は、光照射基板5aと光照射基板5aの光照射面側に配されたスペーサ5bとが一体化されてなる。
具体的には、配線11を介して光照射基板5aに接続する機器9をバンド2の表面の機器ポケット2pに収納するとともに、冷却材4を、その表面(外界側)に設けられたループ型面ファスナ4fによって、バンド2の裏面のフック型面ファスナ2Fに取り付けておき、スペーサ5bが患部に押し付けられるとともに冷却材4が直に光照射基板5aに押し付けられるようにバンド2を身体に巻き付け、バンド2の長手方向の一端の表面に設けられたループ型面ファスナ2a(一対の面ファスナの一方)と、バンド2の長手方向の他端の裏面に設けられたフック型面ファスナ2A(一対の面ファスナのもう一方)とを吸着させることでバンド2がほどけないようにする。
機器ポケット2pの入口の上部にはこの入口を覆うキャップ2c(蓋)がついており、患者の動作によって機器9が飛び出さないように構成されている。
実施形態1の固定具によれば、光照射モジュール5の剥落や移動を防ぐとともに、患者が光照射基板5aに接触することによって生じうる、光照射基板5aの故障や、患者に対する熱や電気による不要な刺激を防止することができる。冷却材4を用いない場合でもこれらの効果は有効である。
ここでは光照射基板5aとスペーサ5bを合わせて光照射モジュール5と呼んでいるが、一般には光源から患部までの部分を指し、光源に電力を供給する電源は含まない。また、患部の表面には薬剤が塗布されている場合が多いが、ここでは図示していない。
スペーサ5bは柔軟性および透光性のある材質で構成されており、患部が曲面であっても光照射基板5aとの距離を一定に保ち、患部に対する均一な光照射を可能としている。また、スペーサ5bは、光照射基板5aで生じた熱が患部に直接伝わることを防止している。
光照射基板5aの裏側(患部と反対側)を、冷却材4を保持するバンド2が覆うことで、光照射モジュール5の全体が身体に固定される。すなわち、冷却材4がループ型面ファスナ4fおよびフック型面ファスナ2Fによってバンド2に固定されているため、光照射モジュール5の位置に冷却材4の位置を合わせてバンド2を巻き付ける際に、冷却材4の回転や位置ずれ等が起きることがなく(バンド2の位置決めだけを考えれば良く)、装着が容易に行える。
光照射モジュール5の近くに機器ポケット2pを設け、配線11によって機器9と光照射基板5aとを接続することで、患者は治療しながら、ほぼ自由に活動することが可能となる。ACアダプター等を機器ポケット2pに収納することもできる。
機器9は、光照射基板5aの電源であってもよいし、光照射基板5aの制御装置であってもよいし、光照射基板5aの電源および制御装置が一体化されたものでもよい。
ここで、冷却材4の役割について説明する。比較的短時間で治療を実施するためには、光照射基板の光照射強度を上げる必要があり、高効率のLEDを用いても、ある程度の温度上昇は避けられない。例えば、100mW/cmの光照射強度で、約10分の光照射を行い、LEDの電力効率が50%としても、光照射基板5aだけで60J/cmのエネルギーが発生する。もし5mm厚の水の層がこのエネルギーを吸収すれば、約29度の温度上昇が起きる。患部に吸収された光が熱に変換されることも考慮すると、患部の温度がさらに上昇するおそれがある。
したがって、何らかの冷却機構が必要であるが、水冷機構等を設けることは、治療装置を大きくし、高価にするし、患者の行動の自由も奪ってしまう。最も容易な冷却方法は、保冷材や水を封入した袋等の冷却材(冷却手段)を光照射基板の裏側(患部と反対側)に配置することである。適度の熱容量の冷却手段を用いることにより、上述のような温度上昇は避けることができる。非常に弱い光照射強度で、時間をかけて治療する場合には、冷却手段が必要ない場合もある。
冷却材等による冷却を実施する場合、図1に示すように、光照射基板5aの裏側と冷却材4とが直接接触することが重要である。例えばバンドの反対側に冷却材を配置すると、冷却材と光照射基板の間にバンドが挟まれ、冷却効率が著しく落ちる。
そこで、実施形態1では、図1・2に示す様に、バンド2の裏面(患部側)にフック型面ファスナ2Fを設け、冷却材4の表面にループ型面ファスナ4fを設けることで、光照射基板5aの裏側に直接接触するように冷却材4をバンド2に固定している。
一般に、患部全体を満遍なく治療するため、光照射基板5aは患部よりも大きな面積を有している。光照射基板5aの効率的な冷却のためには、冷却材4が光照射基板5aの全体を覆うことが好ましい。さらに、冷却材4を固定するため、バンド2は冷却材4の全体を覆うことが好ましい。
1つの形態の固定具が、多様な部位の治療に活用できることが好ましい。そのために、冷却材4を保持する第1保持部(フック型面ファスナ2F)と、第2保持部である機器ポケット2pとは、両者が重ならない範囲で、可能な限り接近していることが望ましいといえる。
実施形態1の固定具ではバンド2を伸縮性のある包帯材料で構成することで、身体への押し付けによる光照射モジュール5の固定を容易にしている。
図1・2ではバンド2の両端を一対の面ファスナによって固定しているが、サージカルテープ等によって固定しても構わない。また、機器ポケット2pには、機器の脱落防止機構を設けることが好ましく、脱落防止機構としては、機器ポケットの入口を覆うボタン付きキャップや、機器ポケットの入口に線ファスナや面ファスナを設ける等ができる。
実施形態1の固定具は、全てが消耗部材によって構成されており、包帯と同様の取り扱いができる。したがって、製造コストが低く、使い捨てにすることもできるし、洗浄、消毒サイクルを経て、複数回使用することもできる。光照射モジュール5と固定具を全く切り離された構成とすることで、光照射モジュール5を安価で汎用性の高い製品にすることができる。すなわち、実施形態1によれば、固定具と光照射モジュール5の汎用性を高め、かつ製造コストを低減することができる。
〔実施形態2〕
図3は、実施形態2にかかる固定具の構成を示す説明図である。実施形態2の固定具は、実施形態1のそれに対して冷却材4の保持機構(第1保持部の構成)が異なる。具体的には、第1保持部の断面図である図3(a)・(b)およびバンド裏面の平面図である図3(c)に示すように、バンド2の裏面(患部側)に、第1保持部として、冷却材ポケット2hを設ける。冷却材ポケット2hは、中央部分に窓2w(開口)を有する、伸縮性のシートで構成されているため、冷却材4を窓2wから挿入して収納することができ、かつ収納後に窓2wから露出した冷却材4を光照射基板5aの裏面と直に接触させることができる。
実施形態2では、冷却材ポケット2hを伸縮性の布(シート)で構成し、窓2wを通して、冷却材4を押し込めるようにすることで、手間を少なくしている。すなわち、実施例1のように冷却材に面ファスナを貼り付ける必要がなく、手間やコストを削減することができる。冷却材ポケット2hはバンド2に対して、ミシン等によって縫い付けることもできるし、接着剤や両面テープによって貼り付けることもできる。
〔実施形態3〕
図4は実施形態3にかかる固定具の身体装着時の状態を示す模式図であり、図5は実施形態3にかかる固定具の表面および裏面の構成を示す平面図である。
図4・5に示すように、実施形態3の固定具は、後頭部から顔面に向って巻き付けるXバンド2と、頭頂部から顎に向かって巻き付けるYバンド3を備える。人の顔面や頭部を治療する際には、バンド1本では安定的に固定することが困難な場合があり、このような場合には、水平方向のXバンド2に加え、それと直交する方向に別のYバンド3を設けることで、安定性を高めることができる。図5は、XバンドおよびYバンドを(a)の状態(表向き)から図中左右方向に裏返したときの状態を(b)として示すものである。
図5(a)に示すように、Xバンド2の表面(おもて面)には、光照射基板に対して給電および制御の少なくとも一方を行う機器9を保持する機器ポケット2p(第2保持部)がフック型面ファスナ2Fと重ならないように設けられ、さらに、長手方向の一端に、Xバンド自体の固定に用いられるループ型面ファスナ2aが設けられている。
また、図5(b)に示すように、Xバンド2の身体側となる裏面(うら面)には、光照射モジュールと接触するように光照射モジュールの冷却材4を保持するフック型面ファスナ2F(第1保持部)と、長手方向の他端に配されるフック型面ファスナ2Aと、フック型面ファスナ2Fおよびフック型面ファスナ2Aの間に配されるフック型面ファスナ2Xとが設けられる。フック型面ファスナ2AはXバンド自体の固定に用いられ、フック型面ファスナ2XはYバンド3との固定に用いられる。
さらに、図5(a)(b)に示すように、Yバンド3の表面(おもて面)には、Yバンド自体の固定に用いられるループ型面ファスナ3aと、Xバンド2との固定に用いられるループ型面ファスナ3yとが設けられ、Yバンド3の身体側となる裏面(うら面)には、Yバンド自体の固定に用いられるフック型面ファスナ3Aが設けられている。
実施形態3では、Xバンド2およびYバンド3が、フック型面ファスナ2Xおよびループ型面ファスナ3yによって固定されるため、Xバンド2に対するYバンド3の取り付け角度の変更が可能であり、相互の固定位置を変更することができるため、患部に応じて固定方法を最適化し易くなる。
実施形態3では、図6に示すように、Xバンド2の機器ポケット2p(第2保持部)を、Yバンド3と交差する部分に設けることもできる。すなわち、Xバンド2において、裏面のフック型面ファスナ2Xと重なるように機器ポケット2pを表面に配する。こうすれば、機器9が多少重くても、Xバンド2が下方にずれることなく頭部に安定的に保持させることができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る固定具は、光療法用の光照射モジュールを身体に固定する固定具であって、身体に装着される少なくとも1本のバンドを備え、前記バンドの身体側となる裏面に、前記光照射モジュールと接触するように該光照射モジュールの冷却材を保持する第1保持部が設けられ、前記バンドの表面に、前記光照射モジュールに対して給電および制御の少なくとも一方を行う機器を保持する第2保持部が、前記第1保持部と重ならないように設けられていることを特徴とする。
前記構成によれば、光照射療法における患者の負担を軽減し、安全で手間の少ない光照射療法を可能とすることができる。
本発明の態様2に係る固定具は、前記態様1において、前記バンドが、身体とともに前記光照射モジュールを挟持するように身体に装着される構成である。
本発明の態様3に係る固定具は、前記態様2において、前記光照射モジュールはスペーサおよび光照射基板が一体化されてなり、前記バンドが身体に装着されたときに、スペーサが身体に接触し、光照射基板が冷却材に接触する構成である。
本発明の態様4に係る固定具は、前記態様1または2において、前記バンドが伸縮性を有している構成である。
本発明の態様5に係る固定具は、前記態様1〜4のいずれかにおいて、前記バンドの一端に一対の面ファスナの一方が設けられ、前記バンドの他端に前記一対の面ファスナのもう一方が設けられている構成である。
本発明の態様6に係る固定具は、前記態様1〜5のいずれかにおいて、前記第1保持部は、一対の面ファスナのいずれか一方で構成されている。
本発明の態様7に係る固定具は、前記態様1〜5のいずれかにおいて、前記第1保持部は、窓を有する伸縮性のポケットで構成されている。
本発明の態様8に係る固定具は、前記態様1〜7のいずれかにおいて、前記第2保持部は、蓋付きのポケットで構成されている。
本発明の態様9に係る固定具は、前記態様1〜8のいずれかにおいて、前記バンドと交差するように身体に装着される別のバンドを備える構成である。
本発明の態様10に係る固定具は、前記態様1〜8のいずれかにおいて、前記第2保持部が、前記別のバンドと交差する部分に設けられている構成である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
2 バンド Xバンド
2F フック型面ファスナ(第1保持部)
2p 機器ポケット(第2保持部)
2A フック型面ファスナ
2a ループ型面ファスナ
2X フック型面ファスナ
2h 冷却材ポケット(第1保持部)
3 Yバンド
3y ループ型面ファスナ
4 冷却材
5 光照射モジュール
5a 光照射基板
5b スペーサ
本発明の一態様に係る固定具は、光療法用の光照射モジュールを身体に固定する固定具であって、前記光照射モジュールと前記固定具とは互いから切り離されて構成されており、身体に装着される少なくとも1本のバンドを備え、前記バンドの身体側となる裏面に、前記光照射モジュールと直接接触するように該光照射モジュールの冷却材を保持する第1保持部が設けられ、前記バンドの表面に、前記光照射モジュールに対して給電および制御の少なくとも一方を行う機器を保持する第2保持部が、前記第1保持部と重ならないように設けられていることを特徴とする。

Claims (5)

  1. 光療法用の光照射モジュールを身体に固定する固定具であって、
    身体に装着される少なくとも1本のバンドを備え、
    前記バンドの身体側となる裏面に、前記光照射モジュールと接触するように該光照射モジュールの冷却材を保持する第1保持部が設けられ、
    前記バンドの表面に、前記光照射モジュールに対して給電および制御の少なくとも一方を行う機器を保持する第2保持部が、前記第1保持部と重ならないように設けられていることを特徴とする固定具。
  2. 前記バンドが伸縮性を有していることを特徴とする請求項1に記載の固定具。
  3. 前記バンドの一端に一対の面ファスナの一方が設けられ、前記バンドの他端に前記一対の面ファスナのもう一方が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の固定具。
  4. 前記第1保持部は、一対の面ファスナのいずれか一方で構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固定具。
  5. 前記第1保持部は、窓を有する伸縮性のポケットで構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固定具。
JP2017557748A 2015-12-24 2016-10-04 固定具 Expired - Fee Related JP6674966B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015252577 2015-12-24
JP2015252577 2015-12-24
PCT/JP2016/079430 WO2017110197A1 (ja) 2015-12-24 2016-10-04 固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017110197A1 true JPWO2017110197A1 (ja) 2018-06-07
JP6674966B2 JP6674966B2 (ja) 2020-04-01

Family

ID=59089261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017557748A Expired - Fee Related JP6674966B2 (ja) 2015-12-24 2016-10-04 固定具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20210093882A1 (ja)
JP (1) JP6674966B2 (ja)
CN (1) CN108430572B (ja)
WO (1) WO2017110197A1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5018521A (en) * 1986-10-24 1991-05-28 Campbell William P Method of and apparatus for increased transfer of heat into or out of the body
JP2003507144A (ja) * 1999-08-24 2003-02-25 トーマス エイ ラッセル 光線療法用の可撓性照射装置
US20060235494A1 (en) * 2004-02-25 2006-10-19 Vanderschuit Carl R Therapeutic devices and methods for applying therapy
US20080281307A1 (en) * 2007-05-09 2008-11-13 Nadine Donahue Therapeutic device incorporating light and cold therapy modalities
JP2010246754A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Panasonic Corp 光照射装置
WO2013190467A2 (en) * 2012-06-21 2013-12-27 Koninklijke Philips N.V. Phototherapy gel pack
EP2923728A1 (fr) * 2014-03-24 2015-09-30 Lucibel SA Dispositif de traitement par photothérapie

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8545445B2 (en) * 2006-02-09 2013-10-01 Deka Products Limited Partnership Patch-sized fluid delivery systems and methods
US10022554B2 (en) * 2013-03-15 2018-07-17 Johnson & Johnson Consumer Inc. Light therapy bandage system
CN103405853A (zh) * 2013-07-04 2013-11-27 上海希格玛高技术有限公司 一种柔性光疗仪

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5018521A (en) * 1986-10-24 1991-05-28 Campbell William P Method of and apparatus for increased transfer of heat into or out of the body
JP2003507144A (ja) * 1999-08-24 2003-02-25 トーマス エイ ラッセル 光線療法用の可撓性照射装置
US20060235494A1 (en) * 2004-02-25 2006-10-19 Vanderschuit Carl R Therapeutic devices and methods for applying therapy
US20080281307A1 (en) * 2007-05-09 2008-11-13 Nadine Donahue Therapeutic device incorporating light and cold therapy modalities
JP2010246754A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Panasonic Corp 光照射装置
WO2013190467A2 (en) * 2012-06-21 2013-12-27 Koninklijke Philips N.V. Phototherapy gel pack
EP2923728A1 (fr) * 2014-03-24 2015-09-30 Lucibel SA Dispositif de traitement par photothérapie

Also Published As

Publication number Publication date
US20210093882A1 (en) 2021-04-01
JP6674966B2 (ja) 2020-04-01
WO2017110197A1 (ja) 2017-06-29
CN108430572A (zh) 2018-08-21
CN108430572B (zh) 2020-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10668298B2 (en) Systems and methods of unattended treatment
US8246666B2 (en) Phototherapy garment
US20040138726A1 (en) Portable light delivery apparatus and methods for delivering light to the human body
US20070208397A1 (en) Device and method of phototherapy for jaundiced infants
KR20180014684A (ko) 레이저 치료 장치 및 방법
JP6466561B2 (ja) 光照射装置、及び光照射装置の製造方法
KR20140025152A (ko) 피부치료용 광 조사기
TW200843809A (en) Therapeutic device incorporating light and cold therapy modalities
US20210170192A1 (en) Phototherapy system
WO2018123536A1 (ja) 光照射器及び光遮蔽部材
US20180207443A1 (en) Light Irradiation Device for Teeth Whitening
WO2017110197A1 (ja) 固定具
EP3678737B1 (en) Self-adhesive phototherapy treatment device
JP2007000610A (ja) 発光ダイオード治療装置
KR101168860B1 (ko) 레이저 물리치료기
US10974061B2 (en) Optical treatment apparatus and fixing tool
KR101664446B1 (ko) 치과용 광학치료 장치
KR20110118039A (ko) 다방향 광 조사가 가능한 광 치료장치
TWM483061U (zh) 手持式光療儀
JP7315460B2 (ja) 帽子取付型頭皮及び頭髪管理器
US20230149737A1 (en) Method and apparatus for treatment of pulmonary inflammation
KR20230037125A (ko) Led를 구비한 웨어러블 마사지기
TWM531290U (zh) 光波治療裝置
TWI605850B (zh) 光波治療裝置
KR20190002166U (ko) 경추 치료용 건강베개

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180214

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6674966

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees