JPWO2017078062A1 - 基地局、wlan終端ノード、及び無線端末 - Google Patents

基地局、wlan終端ノード、及び無線端末 Download PDF

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Abstract

実施形態に係る無線端末は、WWANの基地局に接続する。前記無線端末は、前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記基地局から受信し、前記設定メッセージに含まれる、前記無線端末と前記WLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを設定するためのタイマ情報を受信し、前記タイマ情報に基づくタイマを開始させ、前記タイマが満了した場合、前記接続処理が失敗したと判定し、前記接続処理の失敗を示す失敗メッセージを前記基地局に送信する。

Description

本発明は、WLANをWWANと連携させるシステムにおける基地局、WLAN終端ノード、及び無線端末に関する。
近年、WWAN(Wireless Wide Area Network)通信及びWLAN(Wireless Local Area Network)通信の両通信方式に対応した無線端末の普及が進んでいる。
そのような無線端末に対して高速・大容量の通信サービスを提供するために、3GPP(Third Generation Partnership Project)において、WWANとWLANとの間の連携を強化させるための技術が検討されている。
そのような技術の1つとして、WWANの基地局が、自身に接続する無線端末に対して、WLANとの接続処理を指示するための設定メッセージを送信する方法が検討されている。無線端末とWLANとの間の接続処理は、「association」と称されることがある。
3GPP技術仕様書 「TS 36.300 V13.1.0」 2015年9月
第1の側面に係る無線端末は、WWANの基地局に接続する。前記無線端末は、前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記基地局から受信する処理と、前記設定メッセージに含まれる、前記無線端末と前記WLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを設定するためのタイマ情報を受信する処理と、前記タイマ情報に基づくタイマを開始させる処理と、前記タイマが満了した場合、前記接続処理が失敗したと判定する処理と、前記接続処理の失敗を示す失敗メッセージを前記基地局に送信する処理と、を行う制御部を備える。
第2の側面に係る基地局は、WWANの基地局である。前記基地局は、前記基地局との間にインターフェイスを有するWLAN終端ノードに対して、前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを送信する処理と、前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記WLAN終端ノードから受信する処理と、前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記無線端末に送信する処理と、を行う制御部を備える。前記制御部は、前記無線端末と前記WLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを設定するためのタイマ情報を前記設定メッセージに含める。
第3の側面に係る基地局は、WWANの基地局である。前記基地局は、前記基地局との間にインターフェイスを有するWLAN終端ノードに対して、前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを送信する処理と、前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記WLAN終端ノードから受信する処理と、前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記無線端末に送信する処理と、前記設定メッセージに対する設定完了メッセージを前記無線端末から受信する処理と、前記肯定応答メッセージの受信又は前記設定完了メッセージの受信に応じて、前記無線端末と前記WLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを開始させる処理と、を行う制御部を備える。
第4の側面に係るWLAN終端ノードは、WWANの基地局との間にインターフェイスを有する。前記WLAN終端ノードは、前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを前記基地局から受信する処理と、前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記基地局に送信する処理と、前記肯定応答メッセージの送信に応じて、前記無線端末とWLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを開始させる処理と、を行う制御部を備える。
第5の側面に係る基地局は、WWANの基地局である。前記基地局は、前記基地局との間にインターフェイスを有するWLAN終端ノードに対して、前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを送信する処理と、前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記WLAN終端ノードから受信する処理と、前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記無線端末に送信する処理と、前記接続処理の失敗を示す失敗メッセージを前記WLAN終端ノードから受信したこと、又は、前記接続処理の失敗を示す失敗通知を前記無線端末から受信したことに応じて、前記接続処理が失敗したと判定する処理と、を行う制御部を備える。
実施形態に係る全体システム構成を示す図である。 実施形態に係るネットワークインターフェイスを示す図である。 無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 UE(無線端末)のブロック図である。 eNB(基地局)のブロック図である。 WT(WLAN終端ノード)のブロック図である。 LWAの無線プロトコル構成を示す図である。 WT追加手順(WT Addition procedure)を示す図である。 第1実施形態に係るeNBの動作パターン1を示すフロー図である。 第1実施形態に係るeNBの動作パターン2を示すフロー図である。 第2実施形態に係るUEの動作を示すフロー図である。 第2実施形態に係るeNBの動作を示すフロー図である。 第3実施形態に係るWTの動作を示すフロー図である。 第4実施形態に係るUEの動作を示すフロー図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る無線端末は、WWANの基地局に接続する。前記無線端末は、前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記基地局から受信する処理と、前記設定メッセージに含まれる、前記無線端末と前記WLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを設定するためのタイマ情報を受信する処理と、前記タイマ情報に基づくタイマを開始させる処理と、前記タイマが満了した場合、前記接続処理が失敗したと判定する処理と、前記接続処理の失敗を示す失敗メッセージを前記基地局に送信する処理と、を行う制御部を備える。
実施形態において、前記制御部は、前記タイマの動作中に前記接続処理が成功した場合、前記タイマを停止させる。
実施形態において、前記制御部は、前記タイマの動作中に前記接続処理が成功した場合、前記接続処理の成功を示す成功通知を前記基地局に送信する。
実施形態に係る基地局は、WWANの基地局である。前記基地局は、前記基地局との間にインターフェイスを有するWLAN終端ノードに対して、前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを送信する処理と、前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記WLAN終端ノードから受信する処理と、前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記無線端末に送信する処理と、を行う制御部を備える。前記制御部は、前記無線端末と前記WLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを設定するためのタイマ情報を前記設定メッセージに含める。
実施形態に係る基地局は、WWANの基地局である。前記基地局は、前記基地局との間にインターフェイスを有するWLAN終端ノードに対して、前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを送信する処理と、前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記WLAN終端ノードから受信する処理と、前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記無線端末に送信する処理と、前記設定メッセージに対する設定完了メッセージを前記無線端末から受信する処理と、前記肯定応答メッセージの受信又は前記設定完了メッセージの受信に応じて、前記無線端末と前記WLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを開始させる処理と、を行う制御部を備える。
実施形態において、前記タイマの動作中に、前記接続処理が成功したことを示す確認メッセージを前記基地局が前記WLAN終端ノードから受信した場合、前記制御部は、前記タイマを停止させる。前記タイマの動作中に前記基地局が前記WLAN終端ノードから前記確認メッセージを受信せずに、前記タイマが満了した場合、前記制御部は、前記接続処理が失敗したと判定する。
実施形態において、前記タイマの動作中に、前記接続処理が成功したことを示す成功通知を前記基地局が前記無線端末から受信した場合、前記制御部は、前記タイマを停止させる。前記タイマの動作中に前記基地局が前記無線端末から前記成功通知を受信せずに、前記タイマが満了した場合、前記制御部は、前記接続処理が失敗したと判定する。
実施形態において、前記タイマが満了した場合、前記制御部は、第1乃至第3の処理のうち何れかの処理を行う。前記第1の処理は、前記無線端末のためのリソースの解放を前記WLAN終端ノードに要求する処理である。前記第2の処理は、前記無線端末に対するリソースの割り当てを前記WLAN終端ノードとは異なるWLAN終端ノードに要求し、かつ、前記無線端末のためのリソースの解放を前記WLAN終端ノードに要求する処理である。前記第3の処理は、前記無線端末に設定するWLANモビリティセットを変更し、かつ、前記モビリティセットの変更を前記WLAN終端ノードに要求する処理である。
実施形態において、前記制御部は、前記無線端末からWLAN測定報告を受信する処理を行い、前記第1乃至第3の処理のうち一の処理を、前記WLAN測定報告に含まれる情報に基づいて決定する。
実施形態に係るWLAN終端ノードは、WWANの基地局との間にインターフェイスを有する。前記WLAN終端ノードは、前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを前記基地局から受信する処理と、前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記基地局に送信する処理と、前記肯定応答メッセージの送信に応じて、前記無線端末とWLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを開始させる処理と、を行う制御部を備える。
実施形態において、前記タイマの動作中に前記接続処理が成功した場合、前記制御部は、前記タイマを停止させる。前記タイマの動作中に前記接続処理が成功せずに、前記タイマが満了した場合、前記制御部は、前記接続処理が失敗したと判定する。
実施形態において、前記タイマが満了した場合、前記制御部は、前記接続処理の失敗を示す失敗メッセージを前記基地局に送信する処理を行う。
実施形態において、前記制御部は、前記接続処理の失敗の原因を示す情報を前記失敗メッセージに含める。
実施形態に係る基地局は、WWANの基地局である。前記基地局は、前記基地局との間にインターフェイスを有するWLAN終端ノードに対して、前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを送信する処理と、前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記WLAN終端ノードから受信する処理と、前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記無線端末に送信する処理と、前記接続処理の失敗を示す失敗メッセージを前記WLAN終端ノードから受信したこと、又は、前記接続処理の失敗を示す失敗通知を前記無線端末から受信したことに応じて、前記接続処理が失敗したと判定する処理と、を行う制御部を備える。
実施形態において、前記接続処理が失敗したと判定した前記制御部は、第1乃至第3の処理のうち何れかの処理を行う。前記第1の処理は、前記無線端末のためのリソースの解放を前記WLAN終端ノードに要求する処理である。前記第2の処理は、前記無線端末に対するリソースの割り当てを前記WLAN終端ノードとは異なるWLAN終端ノードに要求し、かつ、前記無線端末のためのリソースの解放を前記WLAN終端ノードに要求する処理である。前記第3の処理は、前記無線端末に設定するWLANモビリティセットを変更し、かつ、前記モビリティセットの変更を前記WLAN終端ノードに要求する処理である。
実施形態において、前記制御部は、前記無線端末からWLAN測定報告を受信する処理を行い、前記第1乃至第3の処理のうち一の処理を、前記WLAN測定報告に含まれる情報に基づいて決定する。
[実施形態に係るシステム構成]
以下において、実施形態に係るシステム構成について説明する。実施形態において、WWANシステムが、3GPPにおいて仕様が策定されているLTE(Long Term Evolution)システムである一例を説明する。
(1)全体システム構成
図1は、実施形態に係る全体システム構成を示す図である。図2は、実施形態に係るネットワークインターフェイスを示す図である。
図1に示すように、実施形態に係るシステムは、UE(User Equipment)100、eNB(E−UTRAN NodeB)200、WLAN AP(WLAN Access Point)300、WT(WLAN Termination)400、及びEPC(Evolved Packet Core)500を備える。UE100は、無線端末に相当する。eNB200は、WWAN基地局に相当する。WT400は、WLAN終端ノードに相当する。eNB200及びEPC500は、WWAN(LTEネットワーク)10を構成する。WLAN AP300及びWT400は、WLAN20を構成する。
UE100は、LTE通信及びWLAN通信の両通信方式に対応する。UE100は、移動型の装置である。UE100は、LTE/WLANアグリゲーション(LWA)をサポートする。UE100の構成及びLWAは後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理する。eNB200は、自セルに接続したUE100とのLTE通信を行う装置である。
eNB200は、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)を構成する。eNB200は、X2インターフェイスを介して隣接eNBと接続される。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。eNB200の構成は後述する。「セル」は、無線通信エリア(カバレッジ)の最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても用いられる。
WLAN AP300は、自APに接続したUE100とのWLAN通信を行う装置である。図1において、eNB200のセルカバレッジ内に4つのWLAN AP300−1乃至300−4が設けられる一例を示している。eNB200がWLAN APの機能を有していてもよい。そのようなシナリオは、Collocatedシナリオと称される。
WT400は、eNB200とのインターフェイスであるXwインターフェイスを終端する装置である。図2に示すように、eNB200は、Xwインターフェイスを介してWT400と接続される。LWAにおいて、EPC500(コアネットワーク)とのインターフェイスとしては、S1インターフェイスのみが必要とされる。すなわち、WLAN20とEPC500(コアネットワーク)との間のインターフェイスは必要とされない。WT400は、1又は複数のWLAN AP300を収容する。図1において、WT400−1が2つのWLAN AP300−1及び300−2を収容し、かつ、WT400−2が2つのWLAN AP300−3及び300−4を収容する一例を示している。
WLAN AP300−1及び300−2は、WLANモビリティセットAを構成する。WLAN AP300−3及び300−4は、WLANモビリティセットBを構成する。WLANモビリティセットとは、LWAが適用されるUE100が、eNB200の制御に依存せずにWLAN AP300間の切り替え制御を行うことができるWLAN APグループである。UE100は、WLANモビリティ制御機能を用いて、eNB200に透過的に、同一のWLANモビリティセット内の一のWLAN APから他のWLAN APへWLAN通信を切り替えることができる。
eNB200は、WLANモビリティセットをUE100に通知する。UE100は、ある時点で1つのWLANモビリティセットにのみ接続することができる。UE100の現在のWLANモビリティセットに属しないWLAN AP300へのモビリティは、例えばUE100が提供する測定報告(WLAN測定報告)に基づいて、eNB200により制御される。1つのWLANモビリティセットに属する全てのWLAN AP300は、同一のWT400を共有する。1つのWLANモビリティセットに属する全てのWLAN識別子は、1つのWT400に対応する全てのWLAN識別子のうちの一部であってもよい。WLAN識別子は、例えばBSSID(Basic Service Set Identifier)、HESSID(Homogenous Extended Service Set Identifier)、SSID(Service Set Identifier)である。
EPC500は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。EPC500は、コアネットワークに相当する。図2に示すように、EPC500は、MME(Mobility Management Entity)500C及びS−GW(Serving−Gateway)500Uを含む。MME500Cは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。S−GW500Uは、データの転送制御を行う。
(2)無線インターフェイス
図3は、無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図3に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されている。第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順等を行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、スケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモード(コネクティッドモード)である。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続がない場合、UE100はRRCアイドルモード(アイドルモード)である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。
(3)無線端末の構成
図4は、UE100(無線端末)のブロック図である。図4に示すように、UE100は、LTE通信部110、WLAN通信部120、及び制御部130を備える。
LTE通信部110は、制御部130の制御下でLTE通信を行う。LTE通信部110は、LTEプロトコルの一部を実行してもよい。LTE通信部110は、アンテナ、送信機、及び受信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)をLTE無線信号に変換する。送信機は、LTE無線信号をアンテナから送信する。受信機は、アンテナが受信するLTE無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換する。受信機はベースバンド信号を制御部130に出力する。LTE通信は、ライセンスバンドにおいて行われることが一般的である。
WLAN通信部120は、制御部130の制御下でWLAN通信を行う。WLAN通信部120は、WLANプロトコルの一部を実行してもよい。WLAN通信部120は、アンテナ、送信機、及び受信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)をWLAN無線信号に変換する。送信機は、WLAN無線信号をアンテナから送信する。受信機は、アンテナが受信するWLAN無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換する。受信機は、ベースバンド信号を制御部130に出力する。WLAN通信は、アンライセンスバンドにおいて行われることが一般的である。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、LTEプロトコルの一部を実行してもよいし、WLANプロトコルの一部を実行してもよい。制御部130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各種の処理を実行する。
(4)基地局の構成
図5は、eNB200(基地局)のブロック図である。図5に示すように、eNB200は、LTE通信部(WWAN通信部)210、制御部230、及びネットワーク通信部240を備える。但し、Collocatedシナリオの場合、eNB200は、WLAN通信部220を備えていてもよい。
LTE通信部210は、制御部230の制御下でLTE通信を行う。LTE通信部210は、LTEプロトコルの一部を実行してもよい。LTE通信部210は、アンテナ、送信機、及び受信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)をLTE無線信号に変換する。送信機は、LTE無線信号をアンテナから送信する。受信機は、アンテナが受信するLTE無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換する。受信機は、ベースバンド信号を制御部230に出力する。
WLAN通信部220は、制御部230の制御下でWLAN通信を行う。WLAN通信部220は、WLANプロトコルの一部を実行してもよい。WLAN通信部220は、アンテナ、送信機、及び受信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)をWLAN無線信号に変換する。送信機は、WLAN無線信号をアンテナから送信する。受信機は、アンテナが受信するWLAN無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換する。受信機は、ベースバンド信号を制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、LTEプロトコルの一部を実行してもよいし、WLANプロトコルの一部を実行してもよい。制御部230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含んでもよい。プロセッサは、後述する各種の処理を実行する。
ネットワーク通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続される。ネットワーク通信部240は、S1インターフェイスを介してEPC500(MME/S−GW)と接続される。ネットワーク通信部240は、Xwインターフェイスを介してWT400と接続される。ネットワーク通信部240は、X2インターフェイスを介して行う通信、S1インターフェイスを介して行う通信、Xwインターフェイスを介して行う通信等に用いられる。
(5)WLAN終端ノードの構成
図6は、WT400(WLAN終端ノード)のブロック図である。図6に示すように、WT400は、制御部410及びネットワーク通信部420を備える。
制御部410は、WT400における各種の制御を行う。制御部410は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUを含んでもよい。プロセッサは、後述する各種の処理を実行する。
ネットワーク通信部420は、Xwインターフェイスを介してeNB200と接続される。ネットワーク通信部420は、WLAN20におけるインターフェイスを介してWLAN AP300に接続される。ネットワーク通信部420は、Xwインターフェイスを介して行う通信等に用いられる。
[LWAの概要]
LWAの概要について説明する。
(1)無線プロトコル構成
図7は、LWAの無線プロトコル構成を示す図である。ここでは、下りリンクのLWAを説明するが、上りリンクにもLWAを適用可能である。LWAにおいて、RRCコネクティッドモードのUE100は、LTE無線リソース及びWLAN無線リソースを利用するようeNB200により設定される。LWAにおいて、eNBリソース及びWLANリソースの両方を利用するように、対応する無線プロトコルがeNB200及びWLAN20の両方に存在するベアラは「LWAベアラ」と称されることがある。
図7に示すように、UE100の1つのベアラ(MCG Bearer)のデータは、eNB200からUE100に送信される。UE100の他のベアラ(Split Bearer、Switched Bearer)のデータの少なくとも一部は、eNB200からWT400(WLAN20)を経由してUE100に送信される。当該他のベアラは、LWAベアラに相当する。Split Bearer及びSwitched Bearerは、何れか一方のみであってもよい。
eNB200は、MCG Bearerに対応するPDCPエンティティ及びRLCエンティティを備える。PDCPエンティティは、S−GW500UからS1インターフェイスを介して転送されるデータ(PDCP SDU)を処理する。PDCPエンティティは、処理後のデータ(PDCP PDU)をRLCエンティティに引き渡す。RLCエンティティは、PDCPエンティティからのデータをRLC SDUとして取得する。RLCエンティティは、処理後のデータ(RLC PDU)をLTE MACエンティティに引き渡す。LTE MACエンティティは、RLCエンティティからのデータをMAC SDUとして取得する。LTE MACエンティティは、処理後のデータ(MAC PDU)を物理層のエンティティ(不図示)を介してUE100に送信する。
eNB200は、Split Bearerに対応するPDCPエンティティ、RLCエンティティ、及び「DRB ID Additon」を備えてもよい。PDCPエンティティは、S−GW500UからS1インターフェイスを介して転送されるデータ(PDCP SDU)を処理する。PDCPエンティティは、処理後のデータ(PDCP PDU)の少なくとも一部をLWA PDUとして「DRB ID Additon」に引き渡す。「DRB ID Additon」は、DRB(Data Radio Bearer)の識別子をLWA PDUに付加し、Xwインターフェイスを介してWT400に転送する。残りのPDCP PDUは、RLCエンティティに引き渡され、MCG Bearerと同様の処理を経てUE100に送信される。
eNB200は、Switched Bearerに対応するPDCPエンティティ及び「DRB ID Additon」を備えてもよい。PDCPエンティティは、S−GW500UからS1インターフェイスを介して転送されるデータ(PDCP SDU)を処理する。PDCPエンティティは、処理後のデータ(PDCP PDU)をLWA PDUとして「DRB ID Additon」に引き渡す。「DRB ID Additon」は、DRBの識別子をLWA PDUに付加し、Xwインターフェイスを介してWT400に転送する。
(2)WT追加手順
図8は、WT追加手順(WT Addition procedure)を示す図である。WT追加手順は、WLANリソースをUE100に提供するために、WT400にUEコンテキストを確立するようeNB200により始動される。
ステップS11において、eNB200は、UE100のLWAの無線アクセス能力の報告をUE100に要求する(UE Capability Enquiry)。
ステップS12において、UE100は、サポートするWLANのバンドを含むLWA能力(UE Capability Information)をeNB200に報告する。
ステップS13において、eNB200は、UE100にWLAN測定報告を設定する。このような設定は、UE100宛ての専用RRCシグナリングである「RRC Connection Reconfiguration」メッセージにより行われる。
ステップS14において、UE100は、測定設定を適用し、「RRC Connection Reconfiguration Complete」メッセージをeNB200に送信する。
ステップS15において、UE100は、測定設定に基づいてWLAN情報を取得する。
ステップS16において、UE100は、WLAN20(WLAN AP300)に対する測定結果を含む測定報告(Measurement Report)をeNB200に送信する。以下において、このような測定報告を「WLAN測定報告」と称する。WLAN測定報告は、測定が行われたWLAN識別子及びWLANメトリック値を含む。WLANメトリック値は、例えば、WLANチャネル利用(BSS load)、WLANバックホールデータレート、WLAN信号強度(Beacon RSSI)等である。
ステップS17において、eNB200は、WLAN測定報告に基づいて、UE100のベアラに対してWLANリソースを割り当てるようWT400に要求することを決定する。eNB200は、Xwインターフェイスを介して「WT Addition Request」メッセージをWT400に送信する。追加要求(WT Addition Request)は、UE100のコンテキスト情報(UE Context)を含む。
ステップS18において、WT400は、WLANリソース要求を承認することができる場合、Xwインターフェイスを介して「WT Addition Request Acknowledge」メッセージをeNB200に送信する。
ステップS19において、eNB200は、新たな無線リソース設定を含む「RRC Connection Reconfiguration」メッセージをUE100に送信する。
ステップS20において、UE100は、新たな無線リソース設定を適用し、「RRC Connection Reconfiguration Complete」メッセージをeNB200に送信する。
ステップS21において、UE100は、WLAN20との接続処理(association)を行う。以下において、UE100とWLAN20との間の接続処理(association)を「WLAN association」と称する。
ステップS22において、WLAN20は、UE100とeNB200との間のWLAN associationが成功したことを示す「WT Association Confirmation」メッセージを、Xwインターフェイスを介してeNB200に送信する。
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。
上述したWT追加手順において、UE100とWLAN20との間のWLAN associationは必ずしも成功するとは限らない。しかしながら、現状、WLAN associationが失敗した場合の挙動について検討されておらず、WLAN associationの失敗をどのようにして判定するのか不明確である。特に、WLAN associationが失敗した場合にはWLAN20が「WT Association Confirmation」メッセージを送信しないにもかかわらず、eNB200は、「WT Association Confirmation」メッセージを待ち続けてしまう虞がある。
(1)第1実施形態に係る基地局
第1実施形態に係るeNB200(基地局)の制御部230(図5参照)は、図8に示すように、eNB200との間にXwインターフェイスを有するWT400に対して、eNB200に接続するUE100に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを送信する処理(ステップS17:WT Addition Request)と、要求メッセージに対する肯定応答メッセージをWT400から受信する処理(ステップS18:WT Addition Request Acknowledge)と、WLAN associationを指示するための設定メッセージをUE100に送信する処理(ステップS19:RRC Connection Reconfiguration)と、設定メッセージに対する設定完了メッセージをUE100から受信する処理(ステップS20:RRC Connection Reconfiguration Complete)と、を行う。
制御部230は、肯定応答メッセージの受信(ステップS18:WT Addition Request Acknowledge)又は設定完了メッセージの受信(ステップS20:RRC Connection Reconfiguration Complete)に応じて、UE100とWLANとの間のWLAN associationの失敗を判定するためのタイマを開始させる。なお、タイマは、OAM(Operation Administration Maintenance)機能によりeNB200に設定されてもよい。
これにより、eNB200は、WLAN associationが成功するまで一定の時間だけ待つことができる。一定の時間が経過した場合(すなわち、タイマが満了した場合)、eNB200は、WLAN associationが失敗したと判定することができる。
第1実施形態において、タイマの動作中(running)に、WLAN associationが成功したことを示す確認メッセージ(WT Association Confirmation)をeNB200がWT400から受信した場合、制御部230は、タイマを停止させる。タイマの動作中にeNB200がWT400から確認メッセージ(WT Association Confirmation)を受信せずに、タイマが満了した場合、制御部230は、WLAN associationが失敗したと判定する。これにより、eNB200は、確認メッセージ(WT Association Confirmation)に基づいて、WLAN associationが失敗したか否かを適切に判定することができる。
(2)第1実施形態に係る基地局の動作パターン1
図9は、第1実施形態に係るeNB200(基地局)の動作パターン1を示すフロー図である。
図9に示すように、ステップS101において、制御部230は、eNB200に接続するUE100に対するリソースの割り当てを要求する「WT Addition Request」メッセージをWT400に送信する。
ステップS102において、制御部230は、「WT Addition Request」メッセージに対する肯定応答メッセージである「WT Addition Request Acknowledge」メッセージをWT400から受信する。制御部230は、「WT Addition Request」メッセージに対する否定応答メッセージをWLAN20から受信した場合、本フローを中止してもよい。制御部230は、UE100とWLANとの間のWLAN associationの失敗を判定するためのタイマを開始させる。
ステップS103において、制御部230は、WLAN associationを指示するための「RRC Connection Reconfiguration」メッセージをUE100に送信する。
ステップS104において、制御部230は、「RRC Connection Reconfiguration Complete」メッセージをUE100から受信する。制御部230は、「RRC Connection Reconfiguration」メッセージに対する否定応答メッセージをUE100から受信した場合、本フローを中止してもよい。
タイマの動作中(running)に、WLAN associationが成功したことを示す「WT Association Confirmation」メッセージをeNB200がWT400から受信した場合(ステップS105:Yes)、ステップS106において、制御部230は、タイマを停止させる。
タイマの動作中にeNB200がWT400から「WT Association Confirmation」メッセージを受信せずに(ステップS105:No)、タイマが満了した場合(ステップS107:Yes)、ステップS108において、制御部230は、WLAN associationが失敗したと判定する。
(3)第1実施形態に係る動作パターン2
図10は、第1実施形態に係るeNB200(基地局)の動作パターン2を示すフロー図である。ここでは、動作パターン1との相違点を主として説明する。
図10に示すように、ステップS131において、制御部230は、「WT Addition Request」メッセージをWT400に送信する。
ステップS132において、制御部230は、「WT Addition Request Acknowledge」メッセージをWT400から受信する。
ステップS133において、制御部230は、WLAN associationを指示するための「RRC Connection Reconfiguration」メッセージをUE100に送信する。
ステップS134において、制御部230は、「RRC Connection Reconfiguration Complete」メッセージをUE100から受信する。制御部230は、UE100とWLANとの間のWLAN associationの失敗を判定するためのタイマを開始させる。
以降の動作(ステップS135乃至S138)は、動作パターン1と同様である。
(4)WLAN association失敗判定時の動作
タイマが満了した場合(すなわち、WLAN associationが失敗したと判定した場合)、制御部230は、第1乃至第3の処理のうち何れかの処理を行う。
第1の処理は、UE100のためのリソースの解放をWT400に要求する処理である。つまり、第1の処理は、LWAを行わないようにする処理である。具体的には、制御部230は、「WT Addition Request Acknowledge」メッセージをeNB200に送信したWT400(第1のWT)に対して、「WT Release Request」メッセージを送信する。
第2の処理は、UE100に対するリソースの割り当てを異なるWT(第2のWT)に要求し、かつ、UE100のためのリソースの解放を元のWT(第1のWT)に要求する処理である。つまり、第2の処理は、元のWT(第1のWT)とは異なるWTによるLWAを試みる処理である。具体的には、制御部230は、異なるWT(第2のWT)に対して「WT Addition Request」メッセージを送信する。制御部230は、その後、元のWT(第1のWT)に対して「WT Release Request」メッセージを送信する。
第3の処理は、UE100に設定するWLANモビリティセットを変更し、かつ、モビリティセットの変更をWT400に要求する処理である。つまり、第3の処理は、元のWT(第1のWT)を変更せずに、UE100に設定するWLANモビリティセットを変更する処理である。具体的には、制御部230は、元のWT(第1のWT)に対して「WT Modification Request」メッセージを送信するとともに、UE100に対して「RRC Connection Reconfiguration」メッセージを送信する。ここで、UE100に新たに設定されたWLANモビリティセットをWLAN20が知ることにより、当該WLANモビリティセット内でUE100がAP切り替えを行った際にソースAPからターゲットAPに対して円滑にデータ転送を行うことができる。
制御部230は、UE100からWLAN測定報告(図8のステップS16参照)を受信する処理を行い、第1乃至第3の処理のうち一の処理を、当該WLAN測定報告に含まれる情報に基づいて決定してもよい。
具体的には、UE100からWLAN測定報告に、現在UE100に設定されているWLANモビリティセットに含まれるAP以外のAPの情報が含まれていない場合、制御部230は、第1の処理を選択する。
UE100からWLAN測定報告に、現在UE100に設定されているWLANモビリティセットに含まれるAP以外のAPの情報が含まれており、かつ、そのAPが異なるWT(第2のWT)に属する場合、制御部230は、第2の処理を選択する。制御部230は、例えば、APの情報(WLAN識別子)に基づいてOAM等に問い合わせを行うことにより、そのAPが属するWTを把握することができる。
UE100からWLAN測定報告に、現在UE100に設定されているWLANモビリティセットに含まれるAP以外のAPの情報が含まれており、かつ、そのAPが同一のWT(第1のWT)に属する場合、制御部230は、第3の処理を選択する。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。
第1実施形態において、eNB200は、WT400からの「WT Association Confirmation」メッセージに基づいて、WLAN associationが失敗したか否かを判定していた。これに対し、第2実施形態において、eNB200は、UE100からのWLAN association成功通知(以下、「Successful Indication」と称する)に基づいて、WLAN associationが失敗したか否かを判定する。
(1)第2実施形態に係る無線端末
第2実施形態に係るUE100(無線端末)の制御部130(図4参照)は、図8に示すように、WLAN associationを指示するための設定メッセージをeNB200から受信する処理(ステップS19:RRC Connection Reconfiguration)と、設定メッセージに対する設定完了メッセージをeNB200に送信する処理(ステップS20:RRC Connection Reconfiguration Complete)と、を行う。
制御部130は、設定完了メッセージの送信に応じて、UE100とWLAN20との間のWLAN associationの失敗を判定するためのタイマを開始させる。タイマは、eNB200により設定される。例えば、eNB200は、「RRC Connection Reconfiguration」メッセージによりUE100にタイマを設定してもよい。例えば、eNB200は、SIB(System Information Block)によりUE100にタイマをブロードキャストで設定してもよい。
タイマの動作中にWLAN associationが成功した場合、制御部130は、タイマを停止させる。タイマの動作中にWLAN associationが成功した場合、制御部130は、WLAN associationの成功を示す「Successful Indication」をeNB200に送信する。
タイマの動作中にWLAN associationが成功せずに、タイマが満了した場合、制御部130は、WLAN associationが失敗したと判定する。タイマが満了した場合、制御部130は、eNB200に対する「Successful Indication」の送信を中止する。
図11は、第2実施形態に係るUE100の動作を示すフロー図である。
図11に示すように、ステップS201において、制御部130は、WLAN associationを指示するための「RRC Connection Reconfiguration」メッセージをeNB200から受信する。
ステップS202において、制御部130は、「RRC Connection Reconfiguration Complete」メッセージをeNB200に送信する。制御部130は、WLAN associationの失敗を判定するためのタイマを開始させる。制御部130は、WLAN associationの試行を開始する。制御部130は、タイマ動作中であれば、WLAN associationを繰り返し試行してもよい。
タイマの動作中にWLAN associationが成功した場合(ステップS203:Yes)、ステップS204において、制御部130は、タイマを停止させる。制御部130は、WLAN associationの成功を示す「Successful Indication」をeNB200に送信する。
タイマの動作中にWLAN associationが成功せずに(ステップS203:No)、タイマが満了した場合(ステップS205:Yes)、ステップS206において、制御部130は、WLAN associationが失敗したと判定する。この場合、制御部130は、eNB200に対して「Successful Indication」を送信しない。制御部130は、WLAN associationの試行を中止する。
(2)第2実施形態に係る基地局
第2実施形態に係るeNB200(基地局)の制御部230(図5参照)は、UE100に設定したタイマと同じ時間のタイマを管理する。制御部230は、「RRC Connection Reconfiguration Complete」メッセージをUE100から受信したことに応じて、タイマを開始させる。
タイマの動作中に、WLAN associationが成功したことを示す「Successful Indication」をUE100から受信した場合、制御部230は、タイマを停止させる。タイマの動作中にUE100から「Successful Indication」を受信せずに、タイマが満了した場合、制御部230は、WLAN associationが失敗したと判定する。WLAN associationが失敗したと判定した場合の動作(WLAN association失敗判定時の動作)については、第1実施形態と同様である。
図12は、第2実施形態に係るeNB200(基地局)の動作を示すフロー図である。第1実施形態との相違点を主として説明する。
図12に示すように、ステップS231において、制御部230は、「WT Addition Request」メッセージをWT400に送信する。
ステップS232において、制御部230は、「WT Addition Request Acknowledge」メッセージをWT400から受信する。
ステップS233において、制御部230は、WLAN associationを指示するための「RRC Connection Reconfiguration」メッセージをUE100に送信する。
ステップS234において、制御部230は、「RRC Connection Reconfiguration Complete」メッセージをUE100から受信する。制御部230は、UE100とWLANとの間のWLAN associationの失敗を判定するためのタイマを開始させる。
タイマの動作中に、WLAN associationが成功したことを示す「Successful Indication」をeNB200がUE100から受信した場合(ステップS235:Yes)、ステップS236において、制御部230は、タイマを停止させる。
タイマの動作中にeNB200がUE100から「Successful Indication」を受信せずに(ステップS235:No)、タイマが満了した場合(ステップS237:Yes)、ステップS238において、制御部230は、WLAN associationが失敗したと判定する。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。
第1実施形態及び第2実施形態において、eNB200が管理するタイマを用いて、WLAN associationが失敗したか否かを判定していた。第3実施形態においては、WT400が管理するタイマを用いて、WLAN associationが失敗したか否かを判定する。
第3実施形態に係るWT400の制御部410(図6参照)は、図8に示すように、eNB200に接続するUE100に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージをeNB200から受信する処理(ステップS17:WT Addition Request)と、要求メッセージに対する肯定応答メッセージをeNB200に送信する処理(ステップS18:WT Addition Request Acknowledge)と、を行う。制御部410は、肯定応答メッセージの送信に応じて、UE100とWLANとの間のWLAN associationの失敗を判定するためのタイマを開始させる。タイマは、OAM機能によりWT400に設定されてもよい。タイマは、eNB200によりWT400に設定されてもよい。
タイマの動作中にWLAN associationが成功した場合、制御部410は、タイマを停止させる。この場合、制御部410は、「WT Association Confirmation」メッセージをeNB200に送信する。
タイマの動作中にWLAN associationが成功せずに、タイマが満了した場合、制御部410は、WLAN associationが失敗したと判定する。タイマが満了した場合、制御部410は、WLAN associationの失敗を示す失敗メッセージ(以下、「WT Association Failure」と称する)をeNB200に送信する。
これにより、eNB200は、「WT Association Failure」メッセージに基づいて、WLAN associationが失敗したことを把握することができる。具体的には、eNB200は、「WT Association Failure」メッセージをWT400から受信したことに応じて、WLAN associationが失敗したと判定する。WLAN associationが失敗したと判定した場合の動作(WLAN association失敗判定時の動作)は、第1実施形態と同様である。
制御部410は、WLAN associationの失敗の原因(cause)を示す情報を「WT Association Failure」メッセージに含めてもよい。このようなcauseとして、例えば、WLAN associationの失敗がWLAN20(WT400)側の問題に起因することを示してもよい。
図13は、第3実施形態に係るWT400の動作を示すフロー図である。
図13に示すように、ステップS301において、制御部410は、「WT Addition Request」メッセージをeNB200から受信する。
ステップS302において、制御部410は、「WT Addition Request Acknowledge」メッセージをeNB200に送信する。制御部410は、WLAN associationの失敗を判定するためのタイマを開始させる。
タイマの動作中にWLAN associationが成功した場合(ステップS303:Yes)、ステップS304において、制御部410は、タイマを停止させる。制御部410は、「WT Association Confirmation」メッセージをeNB200に送信する。
タイマの動作中にWLAN associationが成功せずに(ステップS303:No)、タイマが満了した場合(ステップS305:Yes)、ステップS306において、制御部410は、WLAN associationが失敗したと判定する。制御部410は、WLAN associationの失敗を示す「WT Association Failure」メッセージをeNB200に送信する。
[第4実施形態]
第4実施形態について説明する。
第1実施形態及び第2実施形態において、eNB200が管理するタイマを用いて、WLAN associationが失敗したか否かを判定していた。第3実施形態において、WT400が管理するタイマを用いて、WLAN associationが失敗したか否かを判定していた。第4実施形態において、UE100が管理するタイマを用いて、WLAN associationが失敗したか否かを判定する。
第4実施形態に係るUE100(無線端末)の制御部130(図4参照)は、第2実施形態と同様に、「RRC Connection Reconfiguration Complete」メッセージの送信に応じて、UE100とWLAN20との間のWLAN associationの失敗を判定するためのタイマを開始させる。タイマは、eNB200により設定される。例えば、eNB200は、「RRC Connection Reconfiguration」メッセージによりUE100にタイマを設定してもよい。例えば、eNB200は、SIB(System Information Block)によりUE100にタイマをブロードキャストで設定してもよい。
タイマの動作中にWLAN associationが成功した場合、制御部130は、タイマを停止させる。タイマの動作中にWLAN associationが成功した場合、制御部130は、WLAN associationの成功を示す「Successful Indication」をeNB200に送信してもよい。
タイマの動作中にWLAN associationが成功せずに、タイマが満了した場合、制御部130は、WLAN associationが失敗したと判定する。タイマが満了した場合、制御部130は、WLAN associationが失敗したことを示す失敗通知である「Association Failure」をeNB200に送信する。
これにより、eNB200は、UE100からの「Association Failure」に基づいて、WLAN associationが失敗したことを把握することができる。具体的には、eNB200は、「Association Failure」をUE100から受信したことに応じて、WLAN associationが失敗したと判定する。WLAN associationが失敗したと判定した場合の動作(WLAN association失敗判定時の動作)については、第1実施形態と同様である。「Association Failure」には、WLAN associationの失敗の原因(cause)を示す情報を含めてもよい。
図14は、第4実施形態に係るUE100の動作を示すフロー図である。
図14に示すように、ステップS401において、制御部130は、WLAN associationを指示するための「RRC Connection Reconfiguration」メッセージをeNB200から受信する。
ステップS402において、制御部130は、「RRC Connection Reconfiguration Complete」メッセージをeNB200に送信する。制御部130は、WLAN associationの失敗を判定するためのタイマを開始させる。制御部130は、WLAN associationの試行を開始する。制御部130は、タイマ動作中であれば、WLAN associationを繰り返し試行してもよい。
タイマの動作中にWLAN associationが成功した場合(ステップS403:Yes)、ステップS404において、制御部130は、タイマを停止させる。制御部130は、WLAN associationの成功を示す「Successful Indication」をeNB200に送信してもよい。
タイマの動作中にWLAN associationが成功せずに(ステップS403:No)、タイマが満了した場合(ステップS405:Yes)、ステップS406において、制御部130は、WLAN associationが失敗したと判定する。制御部130は、「Association Failure」をeNB200に送信する。また、制御部130は、WLAN associationの試行を中止する。
[その他の実施形態]
上述した第2実施形態及び第4実施形態において、eNB200からUE100に対してタイマを設定する一例を説明した。しかしながら、タイマに代えてカウンタを用いてもよい。具体的には、eNB200は、WLAN associationの試行回数の上限値をUE100に設定する。UE100は、WLAN associationの試行回数をカウントし、カウント値が上限値に達した場合、WLAN associationが失敗したと判定する。その他の動作については、第2実施形態及び第4実施形態と同様である。
上述した各実施形態において、eNB200、WT400、UE100は、自身のタイマを停止させた後、当該タイマをリセット(クリア)する又は初期値にする。eNB200、WT400、UE100は、自身のタイマが満了した後、当該タイマをリセット(クリア)する又は初期値にする。
上述した各実施形態において、WWANシステムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外のWWANシステムに本発明を適用してもよい。
日本国特許出願第2015−218938号(2015年11月6日出願)の全内容が、参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、無線通信分野において有用である。

Claims (16)

  1. WWAN(Wireless Wide Area Network)の基地局に接続する無線端末であって、
    前記無線端末とWLAN(Wireless Local Area Network)との間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記基地局から受信する処理と、
    前記設定メッセージに含まれる、前記無線端末と前記WLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを設定するためのタイマ情報を受信する処理と、
    前記タイマ情報に基づくタイマを開始させる処理と、
    前記タイマが満了した場合、前記接続処理が失敗したと判定する処理と、
    前記接続処理の失敗を示す失敗メッセージを前記基地局に送信する処理と、
    を行う制御部を備える無線端末。
  2. 前記タイマの動作中に前記接続処理が成功した場合、前記制御部は、前記タイマを停止させる請求項1に記載の無線端末。
  3. 前記タイマの動作中に前記接続処理が成功した場合、前記制御部は、前記接続処理の成功を示す成功通知を前記基地局に送信する請求項1に記載の無線端末。
  4. WWAN(Wireless Wide Area Network)の基地局であって、
    前記基地局との間にインターフェイスを有するWLAN(Wireless Local Area Network)終端ノードに対して、前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを送信する処理と、
    前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記WLAN終端ノードから受信する処理と、
    前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記無線端末に送信する処理と、を行う制御部を備え、
    前記制御部は、前記無線端末と前記WLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを設定するためのタイマ情報を前記設定メッセージに含める基地局。
  5. WWAN(Wireless Wide Area Network)の基地局であって、
    前記基地局との間にインターフェイスを有するWLAN(Wireless Local Area Network)終端ノードに対して、前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを送信する処理と、
    前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記WLAN終端ノードから受信する処理と、
    前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記無線端末に送信する処理と、
    前記設定メッセージに対する設定完了メッセージを前記無線端末から受信する処理と、
    前記肯定応答メッセージの受信又は前記設定完了メッセージの受信に応じて、前記無線端末と前記WLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを開始させる処理と、を行う制御部を備える基地局。
  6. 前記タイマの動作中に、前記接続処理が成功したことを示す確認メッセージを前記基地局が前記WLAN終端ノードから受信した場合、前記制御部は、前記タイマを停止させ、
    前記タイマの動作中に前記基地局が前記WLAN終端ノードから前記確認メッセージを受信せずに、前記タイマが満了した場合、前記制御部は、前記接続処理が失敗したと判定する請求項5に記載の基地局。
  7. 前記タイマの動作中に、前記接続処理が成功したことを示す成功通知を前記基地局が前記無線端末から受信した場合、前記制御部は、前記タイマを停止させ、
    前記タイマの動作中に前記基地局が前記無線端末から前記成功通知を受信せずに、前記タイマが満了した場合、前記制御部は、前記接続処理が失敗したと判定する請求項5に記載の基地局。
  8. 前記タイマが満了した場合、前記制御部は、第1乃至第3の処理のうち何れかの処理を行い、
    前記第1の処理は、前記無線端末のためのリソースの解放を前記WLAN終端ノードに要求する処理であり、
    前記第2の処理は、前記無線端末に対するリソースの割り当てを前記WLAN終端ノードとは異なるWLAN終端ノードに要求し、かつ、前記無線端末のためのリソースの解放を前記WLAN終端ノードに要求する処理であり、
    前記第3の処理は、前記無線端末に設定するWLANモビリティセットを変更し、かつ、前記モビリティセットの変更を前記WLAN終端ノードに要求する処理である請求項6に記載の基地局。
  9. 前記制御部は、
    前記無線端末からWLAN測定報告を受信する処理を行い、
    前記第1乃至第3の処理のうち一の処理を、前記WLAN測定報告に含まれる情報に基づいて決定する請求項8に記載の基地局。
  10. WWAN(Wireless Wide Area Network)の基地局との間にインターフェイスを有するWLAN(Wireless Local Area Network)終端ノードであって、
    前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを前記基地局から受信する処理と、
    前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記基地局に送信する処理と、
    前記肯定応答メッセージの送信に応じて、前記無線端末とWLANとの間の接続処理の失敗を判定するためのタイマを開始させる処理と、を行う制御部を備えるWLAN終端ノード。
  11. 前記タイマの動作中に前記接続処理が成功した場合、前記制御部は、前記タイマを停止させ、
    前記タイマの動作中に前記接続処理が成功せずに、前記タイマが満了した場合、前記制御部は、前記接続処理が失敗したと判定する請求項10に記載のWLAN終端ノード。
  12. 前記タイマが満了した場合、前記制御部は、前記接続処理の失敗を示す失敗メッセージを前記基地局に送信する処理を行う請求項11に記載のWLAN終端ノード。
  13. 前記制御部は、前記接続処理の失敗の原因を示す情報を前記失敗メッセージに含める請求項12に記載のWLAN終端ノード。
  14. WWAN(Wireless Wide Area Network)の基地局であって、
    前記基地局との間にインターフェイスを有するWLAN(Wireless Local Area Network)終端ノードに対して、前記基地局に接続する無線端末に対するリソースの割り当てを要求する要求メッセージを送信する処理と、
    前記要求メッセージに対する肯定応答メッセージを前記WLAN終端ノードから受信する処理と、
    前記無線端末とWLANとの間の接続処理を指示するための設定メッセージを前記無線端末に送信する処理と、
    前記接続処理の失敗を示す失敗メッセージを前記WLAN終端ノードから受信したこと、又は、前記接続処理の失敗を示す失敗通知を前記無線端末から受信したことに応じて、前記接続処理が失敗したと判定する処理と、を行う制御部を備える基地局。
  15. 前記接続処理が失敗したと判定した前記制御部は、第1乃至第3の処理のうち何れかの処理を行い、
    前記第1の処理は、前記無線端末のためのリソースの解放を前記WLAN終端ノードに要求する処理であり、
    前記第2の処理は、前記無線端末に対するリソースの割り当てを前記WLAN終端ノードとは異なるWLAN終端ノードに要求し、かつ、前記無線端末のためのリソースの解放を前記WLAN終端ノードに要求する処理であり、
    前記第3の処理は、前記無線端末に設定するWLANモビリティセットを変更し、かつ、前記モビリティセットの変更を前記WLAN終端ノードに要求する処理である請求項14に記載の基地局。
  16. 前記制御部は、
    前記無線端末からWLAN測定報告を受信する処理を行い、
    前記第1乃至第3の処理のうち一の処理を、前記WLAN測定報告に含まれる情報に基づいて決定する請求項15に記載の基地局。
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