JPWO2017047652A1 - 対称性を有するオリゴシロキサンの重縮合による周期ポリシロキサンの製造方法 - Google Patents

対称性を有するオリゴシロキサンの重縮合による周期ポリシロキサンの製造方法 Download PDF

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Abstract

側鎖の有機基が周期的に配列したポリシロキサンを効率良く製造することができるポリシロキサンの製造方法を提供することを目的とする。下記式(I−1)で表されるオリゴシロキサンと下記式(II−1)で表されるオリゴシロキサンのように、有機基の配列が同一であり、かつ対称性のオリゴシロキサン同士を、ルイス酸の存在下で重縮合させることにより、側鎖の有機基が周期的に配列されたポリシロキサンを効率良く製造することができる。

Description

本発明は、ポリシロキサンの製造方法に関し、より詳しくは側鎖の有機基が周期的に配列されたポリシロキサンを製造することができるポリシロキサンの製造方法に関する。
「ポリシロキサン」は、無機化合物と有機化合物の特性を兼ね備えた高分子材料であり、その利用は、電子機器、化学品、化粧品等の多岐にわたる。ポリシロキサンは、シロキサン結合(Si−O−Si)を主骨格として、側鎖にメチル基やフェニル基等の有機基を有した構造であり、耐久性、消泡性、離型性、疎水性等の特性を奏することが知られている。これらの特性は、側鎖の有機基に由来しており、例えばポリジメチルシロキサンのメチル基の一部をフェニル基に置き換えることによって、耐熱性や粘度を高めることができる一方、ハロゲン化フェニル等の有機基を導入することで潤滑性等を付与することもできる。
ポリシロキサンの合成法としては、環状シロキサンを開環重合する方法や2種以上の有機シランモノマーを共重合する方法等が知られている。近年、これらの方法を応用して、周期的な構造を有するポリシロキサンを合成する試みがなされている。例えば2種の有機官能基を含む環状トリシロキサンを原料とし、反応開始剤として2級ブチルリチウムを用いて重合する方法(非特許文献1参照)、トリフルオロメタンスルホン酸を用いる方法(非特許文献2参照)、(Me)N[Si(Me)O]N(Me)を用いる方法(非特許文献3参照)等が報告されている。
特開2013−209473号公報
M. K. Lee. et al, Polymer, 1993, 34(23), 4882-4892. J. Chojnowski. et al, Macromolecules, 2002, 35, 9904-9912. K. A. Andrianov. et al, Vysokomol. Soyed., A18, 1976, 1117-1120.
前述のようにポリシロキサンは、側鎖の有機基によって様々な特性を奏することが知られているが、例えば2種類以上の有機基がランダムに配列されてしまうと、目的とする特性が低下してしまうことも指摘されている(特許文献1参照)。
本発明は、側鎖の有機基が周期的に配列したポリシロキサンを効率良く製造することができるポリシロキサンの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、有機基の配列が同一であり、かつ対称性のオリゴシロキサン同士を、ルイス酸の存在下で重縮合させることにより、側鎖の有機基が周期的に配列されたポリシロキサンを効率良く製造することができることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は以下の通りである。
<1> ルイス酸の存在下、下記式(I−1)で表されるオリゴシロキサンと下記式(II−1)で表されるオリゴシロキサン、下記式(I−2)で表されるオリゴシロキサンと下記式(II−2)で表されるオリゴシロキサン、又は下記式(I−3)で表されるオリゴシロキサンと下記式(II−3)で表されるオリゴシロキサンを重縮合させる反応工程を含むことを特徴とするポリシロキサンの製造方法。
Figure 2017047652

(式(I−1)〜(I−3)中、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士、R同士、・・、R同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、R〜R間はそれぞれ同一又は異なる炭化水素基であることを表す。但し、R、R、R、Rが全て同一の炭化水素基であり、かつR、R、R、Rが全て同一の炭化水素基である場合を除く。)
Figure 2017047652

(式(II−1)〜(II−3)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R〜Rは式(I−1)〜(I−3)のR〜Rとそれぞれ同一の炭化水素基であることを表す。)
<2> ルイス酸の存在下、下記式(III−1)で表されるオリゴシロキサンと下記式(IV−1)で表されるオリゴシロキサン、下記式(III−2)で表されるオリゴシロキサンと下記式(IV−2)で表されるオリゴシロキサン、又は下記式(III−3)で表されるオリゴシロキサンと下記式(IV−3)で表されるオリゴシロキサンを重縮合させる反応工程を含むことを特徴とするポリシロキサンの製造方法。
Figure 2017047652

(式(III−1)〜(III−3)中、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士、R同士、・・、R同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、R〜R間はそれぞれ同一又は異なる炭化水素基であることを表す。但し、R、R、R、Rが全て同一の炭化水素基であり、かつR、R、R、Rが全て同一の炭化水素基である場合を除く。)
Figure 2017047652

(式(IV−1)〜(IV−3)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R〜Rは式(III−1)〜(III−3)のR〜Rとそれぞれ同一の炭化水素基であることを表す。)
<3> 前記式(I−1)で表されるオリゴシロキサンが、下記式(I−1−1)で表されるオリゴシロキサンであり、かつ前記式(II−1)で表されるオリゴシロキサンが、下記式(II−1−1)で表されるオリゴシロキサンである、<1>に記載のポリシロキサンの製造方法。
Figure 2017047652

(式(I−1−1)中、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士及びR同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、RとR間はそれぞれ異なる炭化水素基であることを表す。)
Figure 2017047652

(式(II−1−1)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R及びRは式(I−1−1)のR及びRとそれぞれ同一の炭化水素基であることを表す。)
<4> 前記式(III−1)で表されるオリゴシロキサンが、下記式(III−1−1)で表されるオリゴシロキサンであり、かつ前記式(IV−1)で表されるオリゴシロキサンが、下記式(IV−1−1)で表されるオリゴシロキサンである、<2>に記載のポリシロキサンの製造方法。
Figure 2017047652

(式(III−1−1)中、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士及びR同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、RとR間はそれぞれ異なる炭化水素基であることを表す。)
Figure 2017047652

(式(IV−1−1)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R及びRは式(III−1−1)のR及びRとそれぞれ同一の炭化水素基であることを表す。)
<5> 前記ルイス酸が、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン(B(C)、三フッ化ホウ素(BF)、塩化鉄(III)(FeCl)、塩化アルミニウム(III)(AlCl)、及び塩化亜鉛(II)(ZnCl)からなる群より選択される少なくとも1種である、<1>〜<4>の何れかに記載のポリシロキサンの製造方法。<6> 製造されるポリシロキサンが、有機基が周期的に配列した直鎖状のポリシロキサンである、<1>〜<5>の何れかに記載のポリシロキサンの製造方法。
本発明によれば、側鎖の有機基が周期的に配列したポリシロキサンを効率良く製造することができる。
ポリシロキサンを得るための重縮合反応において生じる官能基交換反応等を表した模式図である。 実施例1で得られた生成物のH NMRスペクトルである。 実施例1で得られた生成物の13C NMRスペクトルである。 実施例1で得られた生成物の29Si NMRスペクトルである。 実施例1で得られた生成物のMALDI−TOFMSスペクトルである。 実施例2で得られた生成物のH NMRスペクトルである。 実施例2で得られた生成物の13C NMRスペクトルである。 実施例2で得られた生成物の29Si NMRスペクトルである。 実施例2で得られた生成物のMALDI−TOFMSスペクトルである。 比較例で得られた生成物のH NMRスペクトルである。 比較例で得られた生成物の13C NMRスペクトルである。 比較例で得られた生成物の29Si NMRスペクトルである。 比較例で得られた生成物のMALDI−TOFMSスペクトルである。
本発明の詳細を説明するに当たり、具体例を挙げて説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り以下の内容に限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。
<ポリシロキサンの製造方法>
本発明の一態様であるポリシロキサンの製造方法は、ルイス酸の存在下、下記式(I−1)で表されるオリゴシロキサンと下記式(II−1)で表されるオリゴシロキサン、下記式(I−2)で表されるオリゴシロキサンと下記式(II−2)で表されるオリゴシロキサン、又は下記式(I−3)で表されるオリゴシロキサンと下記式(II−3)で表されるオリゴシロキサンを重縮合させる反応工程を含むことを特徴とする。
Figure 2017047652

(式(I−1)〜(I−3)中、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士、R同士、・・、R同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、R〜R間はそれぞれ同一又は異なる炭化水素基であることを表す。但し、R、R、R、Rが全て同一の炭化水素基であり、かつR、R、R、Rが全て同一の炭化水素基である場合を除く。)
Figure 2017047652

(式(II−1)〜(II−3)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R〜Rは式(I−1)〜(I−3)のR〜Rとそれぞれ同一の炭化水素基であることを表す。)
本発明の別の態様であるポリシロキサンの製造方法は、ルイス酸の存在下、下記式(III−1)で表されるオリゴシロキサンと下記式(IV−1)で表されるオリゴシロキサン、下記式(III−2)で表されるオリゴシロキサンと下記式(IV−2)で表されるオリゴシロキサン、又は下記式(III−3)で表されるオリゴシロキサンと下記式(IV−3)で表されるオリゴシロキサンを重縮合させる反応工程を含むことを特徴とする。
Figure 2017047652

(式(III−1)〜(III−3)中、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士、R同士、・・、R同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、R〜R間はそれぞれ同一又は異なる炭化水素基であることを表す。但し、R、R、R、Rが全て同一の炭化水素基であり、かつR、R、R、Rが全て同一の炭化水素基である場合を除く。)
Figure 2017047652

(式(IV−1)〜(IV−3)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R〜Rは式(III−1)〜(III−3)のR〜Rとそれぞれ同一の炭化水素基であることを表す。)
前述のようにポリシロキサンは、側鎖の有機基によって様々な特性を奏することが知られているが、例えば2種類以上の有機基がランダムに配列されてしまうと、目的とする特性が低下してしまうことも指摘されている。
特にポリシロキサンを得るための重縮合反応は、副反応として「環化反応」や「官能基交換反応」が進行してしまうことがあり、これらが側鎖の有機基が周期的に配列したポリシロキサンを効率良く得ることを困難にしているのである。
「環化反応」は、例えば下記式に示されるように2つのヒドロシリル基(Si−H)を有したジシロキサンと2つのアルコキシシリル基(Si−OR)を有したシランを縮合させる場合に生じることがあり、ポリシロキサンが効率良く得られないこととなる。
Figure 2017047652

一方、「官能基交換反応」は、図1に示されるようにヒドロシリル基とアルコキシシリル基が交換してしまう反応であり、これによって、得られるポリシロキサンの有機基の配列が乱れてしまうこととなるのである。
本発明者らは、「環化反応」が6員環のシロキサンが特に生成し易いことに基づき、ケイ素原子の数が増えるほどシロキサンの環化反応が生じ難くなることに着目するとともに、有機基の配列が同一であり、かつ対称性のオリゴシロキサン同士を重縮合させることによって、たとえ「官能基交換反応」が生じた場合であっても、有機基の配列を乱れないようにすることができることを見出したのである。
以下、「式(I−1)で表されるオリゴシロキサン」等におけるR〜R、R等について、並びに「ルイス酸」、反応条件等について詳細に説明する。
式(I−1)〜(I〜3)、(II−1)〜(II〜3)、(III−1)〜(III〜3)、(IV−1)〜(IV〜3)中、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表しているが、「酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい」とは、クロロ基(−Cl)、フルオロ基(−F)等の酸素原子又はハロゲン原子を含む官能基を含んでいてもよいことを意味するほか、エーテル基(−O−)等の酸素原子又はハロゲン原子を含む連結基を炭素骨格の内部又は末端に含んでいてもよいことを意味する。また、「炭化水素基」は、直鎖状の飽和炭化水素基に限られず、炭素−炭素不飽和結合、分岐構造、環状構造のそれぞれを有していてもよいことを意味する。
なお、R同士、R同士、・・、R同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、R〜R間はそれぞれ同一又は異なる炭化水素基であることを表す。また、R、R、R、Rが全て同一の炭化水素基であり、かつR、R、R、Rが全て同一の炭化水素基であるオリゴシロキサンは、「式(I−1)で表されるオリゴシロキサン」等から除かれる。これは、「式(I−1)で表されるオリゴシロキサン」等が、それぞれ異なる有機基を有した対称性のオリゴシロキサンであることを表している。
また、式(II−1)〜(II−3)のR〜Rは、式(I−1)〜(I−3)のR〜Rとそれぞれ同一の炭化水素基であり、式(IV−1)〜(IV−3)のR〜Rは、式(III−1)〜(III−3)のR〜Rとそれぞれ同一の炭化水素基であることを表している。これは例えば「式(I−1)で表されるオリゴシロキサン」と「式(II−1)で表されるオリゴシロキサン」の有機基の配列が同一であり、「式(III−1)で表されるオリゴシロキサン」と「式(IV−1)で表されるオリゴシロキサン」の有機基の配列が同一であることを表しているのである。
〜Rの炭化水素基の炭素数は、好ましくは12以下、より好ましくは6以下である。
〜Rの炭化水素基に含まれる官能基としては、エーテル基(−O−)、フルオロ基(−F)、クロロ基(−Cl)等が挙げられる。
〜Rとしては、メチル基(−Me)、エチル基(−Et)、ビニル基(−CH=CH)、n−プロピル基(−Pr)、i−プロピル基(−Pr)、n−ブチル基(−Bu)、t−ブチル基(−Bu)、フェニル基(−Ph)等が挙げられる。
式(II)、(IV)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を表しているが、「炭化水素基」については、R〜Rと同義である。
Rの炭化水素基の炭素数は、好ましくは3以下、より好ましくは2以下である。
Rとしては、メチル基(−Me)、エチル基(−Et)、ビニル基(−CH=CH)、n−プロピル基(−Pr)、i−プロピル基(−Pr)、n−ブチル基(−Bu)、t−ブチル基(−Bu)、フェニル基(−Ph)等が挙げられる。
式(I)で表されるオリゴシロキサンとしては、下記式(I−1−1)で表されるオリゴシロキサンが好ましい。
Figure 2017047652

(式(I−1−1)中、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士及びR同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、RとR間はそれぞれ異なる炭化水素基であることを表す。)
また、具体的な式(I−1)で表されるオリゴシロキサンとしては、下記式で表されるものが挙げられる。
Figure 2017047652
式(II−1)で表されるオリゴシロキサンとしては、下記式(II−1−1)で表されるオリゴシロキサンが好ましい。
Figure 2017047652

(式(II−1−1)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士及びR同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、RとR間はそれぞれ異なる炭化水素基であることを表す。)
また、具体的な式(II−1)で表されるオリゴシロキサンとしては、下記式で表されるものが挙げられる。
Figure 2017047652
式(III−1)で表されるオリゴシロキサンとしては、下記式(III−1−1)で表されるオリゴシロキサンが好ましい。
Figure 2017047652

(式(III−1−1)中、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士及びR同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、RとR間はそれぞれ異なる炭化水素基であることを表す。)
また、具体的な式(III−1)で表されるオリゴシロキサンとしては、下記式で表されるものが挙げられる。
Figure 2017047652
式(IV−1−1)で表されるオリゴシロキサンとしては、下記式(IV−1−1)で表されるオリゴシロキサンが好ましい。
Figure 2017047652

(式(IV−1−1)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士及びR同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、RとR間はそれぞれ異なる炭化水素基であることを表す。)
式(IV−1)で表されるオリゴシロキサンとしては、下記式で表されるものが挙げられる。
Figure 2017047652
反応工程における式(I−1)で表されるオリゴシロキサンと式(II−1)で表されるオリゴシロキサンの使用量等は、目的のポリシロキサン等に応じて適宜選択することができるが、式(II−1)で表されるオリゴシロキサンの使用量は、式(I−1)で表されるオリゴシロキサンの使用量に対して、同じ物質量([mol])あることが好ましい。同じ物質量であると、ポリシロキサンをより効率良く製造することができる。
ルイス酸は、ルイス酸性を有する公知の化合物であれば、その種類は特に限定されないが、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン(B(C)、三フッ化ホウ素(BF)、塩化鉄(III)(FeCl)、塩化アルミニウム(III)(AlCl)、塩化亜鉛(II)(ZnCl)等が挙げられる。
反応工程におけるルイス酸の使用量は、目的に応じて適宜選択することができるが、式(I−1)で表されるオリゴシロキサンの使用量に対して、物質量([mol])で、通常0.001倍以上であり、通常0.05倍以下である。上記範囲内であると、ポリシロキサンをより効率良く製造することができる。
反応工程は、溶媒を使用しても、使用しなくてもよいが、溶媒を使用しない方が好ましい。また、溶媒を使用する場合、その溶媒の種類は特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができるが、具体的にはヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン系溶媒等が挙げられる。
反応工程の反応温度は、通常10℃以上、好ましくは25℃以上であり、通常60℃以下、好ましくは30℃以下である。上記範囲内であると、ポリシロキサンをより効率良く製造することができる。
反応工程の反応時間は、通常30分以上、好ましくは1時間以上であり、通常2時間以下、好ましくは1時間以下である。
反応工程は、通常窒素、アルゴン等の不活性雰囲気下で行う。
本発明の製造方法によって製造されるポリシロキサンは、目的に応じて適宜選択することができ、その種類は特に限定されないが、直鎖状のポリシロキサンであることが好ましい。直鎖状のポリシロキサンであると、幅広い用途に利用することができる。
本発明の製造方法によって製造されるポリシロキサンの重合度は、通常n=2以上であり、通常n=140以下である。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。従って、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
<実施例1:(−SiMeOSiPhOSiMeO−)からなるポリシロキサンの製造>
Figure 2017047652

50mLシュレンクフラスコ内部を窒素置換した。このフラスコに1,1,3,3−テトラメチル−2,2−ジフェニルトリシロキサン332mg(1mmol)及び1,3−ジエトキシ−1,1,3,3−テトラメチル−2,2−ジフェニルトリシロキサン420mg(1mmol)を加えた。フラスコ内に空気が入らないよう、窒素を流しながらトリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン26mg(0.05mmol)を加え、常温で1時間撹拌し反応させた。反応初期にガス発生を伴う発熱を観測した。
得られた透明粘性体のH,13C,29SiNMRを測定したところ、ABA周期に帰属可能なシグナルを観測した。また、MALDI−TOFMSによって繰り返し構造分の質量増加を観測できたことから、−SiMeOSiPhOSiMeO−の構造が周期的に配列したポリシロキサンが生成していることが確認された。
<実施例2:(−SiMeOSiPhOSiPhOSiMeO−)からなるポリシロキサンの製造>
Figure 2017047652

30mLシュレンクフラスコ内部を窒素置換した。このフラスコに1,1,7,7−テトラメチル−3,3,5,5−テトラフェニルテトラシロキサン531mg(1mmol)及び1,7−ジエトキシ−1,1,7,7−テトラメチル−3,3,5,5−テトラフェニルテトラシロキサン618mg(1mmol)及び200μLの脱水トルエンを加え、フラスコ内に空気が入らないよう、窒素を流しながらトリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン5mg(0.01mmol)を加え、常温で1時間撹拌し反応させた。反応初期にガス発生を伴う発熱を観測した。
得られた透明粘性体のH,13C,29SiNMRを測定したところ、ABA周期に帰属可能なシグナルを観測した。また、MALDI−TOFMSによって繰り返し構造分の質量増加を観測できたことから、−SiMeOSiPhOSiPhOSiMeO−の構造が周期的に配列したポリシロキサンが生成していることが確認された。
<比較例:ポリシロキサンの製造>
50mlフラスコに10gの乾燥トルエン及び5.0×10−3mmolのB(Cを入れた。得られた混合物を50℃に加熱し、そこに2.68g(20mmol)の1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンと4.88g(20mmol)のジフェニルジメトキシシランの混合物を30分間にわたり滴下した。最初の数滴後、ガス発生を伴う発熱を観測した。滴下完了後、得られた混合物を50℃でさらに60分間加熱した。得られた白色固体を含む粘性液体のH,13C,29Si NMRを測定した結果、周期構造に帰属できないシグナルを観測した。
Figure 2017047652
本発明の製造方法によって製造されたポリシロキサンは、電子機器、電気機械、自動車、化粧品等に利用されるシリコーンオイル、シリコーンゴム等として有用である。

Claims (6)

  1. ルイス酸の存在下、下記式(I−1)で表されるオリゴシロキサンと下記式(II−1)で表されるオリゴシロキサン、下記式(I−2)で表されるオリゴシロキサンと下記式(II−2)で表されるオリゴシロキサン、又は下記式(I−3)で表されるオリゴシロキサンと下記式(II−3)で表されるオリゴシロキサンを重縮合させる反応工程を含むことを特徴とするポリシロキサンの製造方法。
    Figure 2017047652

    (式(I−1)〜(I−3)中、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士、R同士、・・、R同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、R〜R間はそれぞれ同一又は異なる炭化水素基であることを表す。但し、R、R、R、Rが全て同一の炭化水素基であり、かつR、R、R、Rが全て同一の炭化水素基である場合を除く。)
    Figure 2017047652

    (式(II−1)〜(II−3)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R〜Rは式(I−1)〜(I−3)のR〜Rとそれぞれ同一の炭化水素基であることを表す。)
  2. ルイス酸の存在下、下記式(III−1)で表されるオリゴシロキサンと下記式(IV−1)で表されるオリゴシロキサン、下記式(III−2)で表されるオリゴシロキサンと下記式(IV−2)で表されるオリゴシロキサン、又は下記式(III−3)で表されるオリゴシロキサンと下記式(IV−3)で表されるオリゴシロキサンを重縮合させる反応工程を含むことを特徴とするポリシロキサンの製造方法。
    Figure 2017047652

    (式(III−1)〜(III−3)中、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士、R同士、・・、R同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、R〜R間はそれぞれ同一又は異なる炭化水素基であることを表す。但し、R、R、R、Rが全て同一の炭化水素基であり、かつR、R、R、Rが全て同一の炭化水素基である場合を除く。)
    Figure 2017047652

    (式(IV−1)〜(IV−3)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R〜Rは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R〜Rは式(III−1)〜(III−3)のR〜Rとそれぞれ同一の炭化水素基であることを表す。)
  3. 前記式(I−1)で表されるオリゴシロキサンが、下記式(I−1−1)で表されるオリゴシロキサンであり、かつ前記式(II−1)で表されるオリゴシロキサンが、下記式(II−1−1)で表されるオリゴシロキサンである、請求項1に記載のポリシロキサンの製造方法。
    Figure 2017047652

    (式(I−1−1)中、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士及びR同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、RとR間はそれぞれ異なる炭化水素基であることを表す。)
    Figure 2017047652

    (式(II−1−1)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R及びRは式(I−1−1)のR及びRとそれぞれ同一の炭化水素基であることを表す。)
  4. 前記式(III−1)で表されるオリゴシロキサンが、下記式(III−1−1)で表されるオリゴシロキサンであり、かつ前記式(IV−1)で表されるオリゴシロキサンが、下記式(IV−1−1)で表されるオリゴシロキサンである、請求項2に記載のポリシロキサンの製造方法。
    Figure 2017047652

    (式(III−1−1)中、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R同士及びR同士はそれぞれ同一の炭化水素基であることを、RとR間はそれぞれ異なる炭化水素基であることを表す。)
    Figure 2017047652

    (式(IV−1−1)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜6の炭化水素基を、R及びRは酸素原子及びハロゲン原子からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を表し、R及びRは式(III−1−1)のR及びRとそれぞれ同一の炭化水素基であることを表す。)
  5. 前記ルイス酸が、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン(B(C)、三フッ化ホウ素(BF)、塩化鉄(III)(FeCl)、塩化アルミニウム(III)(AlCl)、及び塩化亜鉛(II)(ZnCl)からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜4の何れか1項に記載のポリシロキサンの製造方法。
  6. 製造されるポリシロキサンが、有機基が周期的に配列した直鎖状のポリシロキサンである、請求項1〜5の何れか1項に記載のポリシロキサンの製造方法。
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