JPWO2016185522A1 - 画像処理装置及び画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

マスク領域指定部(115)は、魚眼レンズ(100)を用いて撮影された魚眼画像上の座標を変換して得られた平面画像で平面画像内のマスク領域として指定された一部の領域の座標を魚眼画像上の座標に変換し、平面画像内の一部の領域に対応する魚眼画像内の一部の領域を魚眼画像内のマスク領域として指定する。マスク処理部(118)は、マスク領域指定部(115)により指定された魚眼画像内のマスク領域をマスクする。

Description

本発明は、撮影画像の一部の領域をマスクする技術に関する。
従来から、旋回型監視カメラを用いた監視システムがある。
この監視システムでは、パン方向、チルト方向に自由に回転できるカメラ用回転台にビデオカメラが固定される。
そして、外部のコントローラがカメラ用回転台およびカメラのズーミング等を操作することにより、カメラが写し出す映像箇所を自由に変えることが可能である。
また、カメラのレンズに魚眼レンズを用いた監視システムでは、魚眼レンズにより広い画角で撮影した画像をデジタル画像処理により切り出すことにより、旋回型監視カメラと同様にカメラのパン方向、チルト方向、およびズーミング等の表示が可能である。
このような魚眼レンズ型監視カメラでは、魚眼レンズで撮影した歪の生じている画角180度程度の円形画像から、一部領域を切り出して歪補正処理を行うことにより、通常の旋回型監視カメラで撮影した画像と同等な画像を得ることができる。
旋回型監視カメラでは撮影の方向を機械的に設定するため1つの方向の撮影しかできない。
これに対して、魚眼レンズ型監視カメラでは撮影した画角180度程度の円形画像に対し、切り出し位置を変えた複数の画像をデジタル画像処理で生成することにより、複数の方向の撮影を模擬することが可能である。
一方、セキュリティーを目的として、監視カメラを取り付ける個人、法人または公共機関等が増えており、街頭等の公共の場所、店舗または銀行といった屋内に監視カメラが設置されることがある。
監視カメラの設置には、防犯につながるというメリット及び証拠を記録できるというメリットがある。
しかし、被写体側にとってはプライバシーが侵害されるといった問題、または個人情報が撮影され機密情報が漏れるといった問題がある。
プライバシー保護の観点、および機密保持の観点から、保存しておくことが望ましくない画像がある。
そこで、監視カメラによって得られた画像内の領域のうち、保存しておくことが望ましくない領域にマスク処理を施す監視カメラシステムが知られている(特許文献1)。
特開2004−015362号公報
特許文献1では、旋回型カメラのマスク処理に関する技術が開示されている。
特許文献1では、マスク領域を矩形で設定し、マスク領域の4つの頂点でマスク領域を定義する。
マスク表示時は、旋回台のパン角度及びチルト角度の情報とカメラレンズのズーム位置情報とから、マスク領域を定義する4つの頂点の位置が算出される。
マスク領域が歪んでいる場合や回転している場合は、前記マスク領域を定義する4つの頂点から、マスク領域に外接しかつ水平と垂直が保たれる矩形領域が算出され、マスク処理が行われる。
特許文献1の監視カメラシステムでは、旋回カメラの撮影方向に応じてマスク領域を算出する必要があるため、外部のコントローラから連続した旋回が要求された場合はフレーム処理ごとにマスク領域を算出する必要がある。
このため、特許文献1の監視カメラシステムでは、リアルタイムな演算処理が要求される。
また、魚眼レンズ型監視カメラで同時に複数の方向の撮影画像を切り出す場合は、切り出し画像数分のマスク領域の算出が必要となり、さらに高い演算処理性能が要求される。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、高負荷な演算処理を必要とせずに、効率的に画像をマスクすることを主な目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、
魚眼レンズを用いて撮影された魚眼画像上の座標を変換して得られた平面画像で平面画像内のマスク領域として指定された一部の領域の座標を前記魚眼画像上の座標に変換し、前記平面画像内の前記一部の領域に対応する前記魚眼画像内の一部の領域を前記魚眼画像内のマスク領域として指定するマスク領域指定部と、
前記マスク領域指定部により指定された前記魚眼画像内のマスク領域をマスクするマスク処理部とを有する。
本発明では、平面画像で指定されたマスク領域に対応する魚眼画像内のマスク領域をマスクする。
本発明によれば、マスク領域がマスクされた状態の魚眼画像を保持することで、歪補正処理後の平面画像にマスク処理をする必要が無い。
このため、魚眼画像から複数の平面画像を切り出す際にも、平面画像ごとにマスク領域を算出する必要がなく、高負荷な演算処理を必要とせずに、効率的に画像をマスクすることができる。
実施の形態1における監視カメラシステムの構成例を示す図。 実施の形態1における平面画像でのマスク領域の一例を示す図。 実施の形態1における魚眼画像でのマスク領域の一例を示す図。 実施の形態1における魚眼画像でのマスク位置の算出方法の一例を示す図。 実施の形態1における魚眼画像でのマスク領域の分割方法の一例を示す図。 実施の形態1における魚眼画像でのマスク領域の別の分割方法の一例を示す図。 実施の形態1における魚眼画像でのマスク画像の一例を示す図。 実施の形態1における平面画像でのマスク画像の一例を示す図。 実施の形態2における監視カメラシステムの構成例を示す図。 実施の形態2におけるマスク処理の一例を示す図。 実施の形態1における投影球面3次元イメージを示す図。 実施の形態1における魚眼画像2次元イメージを示す図。 実施の形態1におけるマスク領域指定部の処理例を示すフローチャート図。 実施の形態1におけるサイズ位置算出部の処理例を示すフローチャート図。 実施の形態1におけるマスク位置情報の例を示す図。 実施の形態1におけるマスク処理部の処理例を示すフローチャート図。 実施の形態1における魚眼画像から複数の平面画像を切り出す例を示す図。 実施の形態2におけるデータ加工部の処理例を示すフローチャート図。 実施の形態1における歪補正処理部の処理例を示すフローチャート図。 実施の形態1及び2におけるカメラ信号処理装置のハードウェア構成例を示す図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、実施の形態1に係る監視カメラシステムの構成例を示す。
図1において、100は魚眼レンズ、101は撮影素子、102はカメラ信号処理装置、103は表示装置、104はカメラ制御装置である。
なお、カメラ信号処理装置102は、画像処理装置の例に相当する。
魚眼レンズ100で撮影された画像は撮影素子101で画像信号に変換され、カメラ信号処理装置102に入力される。
魚眼レンズ100を用いて撮影された画像を魚眼画像という。
カメラ信号処理装置102は、歪補正処理やマスク処理を施した画像データを生成する。
カメラ信号処理装置102で生成された画像データは、表示装置103で表示される。
魚眼画像中で表示位置を設定する場合はカメラ制御装置104からカメラ信号処理装置102に対して表示位置情報を送る。
マスク位置を設定する場合は、カメラ制御装置104からカメラ信号処理装置102に対してマスク位置情報を送る。
図1において110から115はカメラ信号処理装置102を構成するブロックである。
画像入力部110は、魚眼画像を取得する。
魚眼画像蓄積部111は、画像入力部110により取得された魚眼画像を記憶する。
また、魚眼画像蓄積部111は、後述するマスク処理部118によりマスク処理された後の魚眼画像も記憶する。
歪補正処理部112は、魚眼画像の歪を補正して、平面画像を生成する。
歪補正処理部112は、より具体的には、魚眼画像上の座標を平面画像上の座標に変換して、魚眼画像に対応する平面画像を生成する。
平面画像蓄積部113は、歪補正処理部112により生成された平面画像を記憶する。
画像出力部114は、平面画像を表示装置103に出力する。
マスク領域指定部115は、魚眼画像内のマスク領域を指定する。
マスク領域とは、マスクする領域、すなわち画像の閲覧ができないような処理が施される領域である。
マスク領域指定部115は、カメラ制御装置104からのマスク位置情報に従って、魚眼画像内のマスク領域を特定する。
マスク領域指定部115は、より具体的には、魚眼画像上の座標を変換して得られた平面画像で平面画像内のマスク領域として指定された一部の領域の座標(平面画像上の座標)を示すマスク位置情報を取得する。
そして、マスク領域指定部115は、マスク位置情報に示される、平面画像内の一部の領域の座標(平面画像上の座標)を魚眼画像上の座標に変換し、平面画像内のマスク領域である一部の領域に対応する魚眼画像内の一部の領域を魚眼画像内のマスク領域として指定する。
なお、本実施の形態では、平面画像内の矩形領域が平面画像内のマスク領域として指定される。
このため、マスク領域指定部115は、平面画像内の矩形領域の座標(平面画像上の座標)を魚眼画像上の座標に変換し、平面画像内の矩形領域に対応する魚眼画像内の一部の領域を魚眼画像内のマスク領域として指定する。
また、マスク領域指定部115は、魚眼画像内のマスク領域が内接する四角形を拡張マスク領域として指定する。
なお、マスク領域指定部115の動作は、マスク領域指定処理の例に相当する。
サイズ位置算出部116は、マスク領域に設定される矩形のマスク画像のサイズ及び設定位置を算出する。
より具体的には、サイズ位置算出部116は、マスク領域指定部115により指定された拡張マスク領域の四つの頂点が複数のマスク画像のうちのいずれかのマスク画像の外縁に重なるように、各マスク画像の画像サイズと設定位置とを算出する。
マスク画像は、マスク領域の画像を認識できなくする画像データである。
マスク画像としては、塗りつぶし画像が考えられるが、マスク領域の画像を認識できなくする画像データであれば、マスク画像はどのようなデータでもよい。
マスク位置情報蓄積部117は、マスク領域指定部115により指定された魚眼画像内のマスク領域の頂点位置、拡張マスク領域の頂点位置、サイズ位置算出部116により算出されたマスク画像のサイズ及び設定位置の情報を記憶する。
マスク処理部118は、サイズ位置算出部116により算出された画像サイズ及び設定位置に従って、複数の矩形のマスク画像を魚眼画像内のマスク領域に設定して魚眼画像内のマスク領域をマスクする。
なお、マスク処理部118の動作は、マスク処理の例に相当する。
***動作の説明***
まず、カメラ信号処理装置102の動作の概要を説明する。
なお、以下に示すカメラ信号処理装置102の動作が、本願の画像処理方法及び画像処理プログラムの例に相当する。
撮影素子101からカメラ信号処理装置102に入力された画像信号は、画像入力部110により、歪の生じている画角180度程度の円形の画像データ(魚眼画像)として魚眼画像蓄積部111に蓄積される。
歪補正処理部112は、カメラ制御装置104から設定された表示位置情報に従い、魚眼画像蓄積部111の魚眼画像から切り出した画像データを取得する。
更に、歪補正処理部112は、魚眼画像蓄積部111から取得した画像データに歪補正処理を施し、歪補正処理後の画像データ(平面画像)を平面画像蓄積部113に格納する。
画像出力部114は、平面画像蓄積部113に蓄積されている画像データを画像信号としてカメラ信号処理装置102の外部に出力する。
ここで、歪補正処理部112の処理を説明する。
歪補正処理部112は、歪補正後の平面画像上の画素位置に相当する魚眼画像上の画素位置を算出し、前記算出した魚眼画像上の画素位置の画素データを魚眼画像蓄積部から読み出して平面画像上の画素データとして出力する。
魚眼画像上の画素位置は平面画像上の画素位置と、平面画像の表示位置情報から算出する。
表示位置情報は旋回カメラを想定した場合にカメラの旋回方向を示すパン角度とチルト角度に相当する。
投影球面上の3次元イメージは図11のようになる。
図11では、パン角度の基点をN方向、チルト角度の基点をC方向としている。
また、図11に対する魚眼画像上の2次元イメージは図12のようになる。
一般的に、平面画像上の画素位置(=座標)から魚眼画像上での画素位置(=座標)への座標変換は、平面画像上の座標から投影球面上の座標への座標変換と、投影球面上の座標から魚眼画像上の座標への座標変換の2段階で行われる。
平面画像0の中心を基準座標(0,0)とした平面画像上の座標を(X,Y)とし、パン角度Dp、チルト角度Dtとした場合に、歪補正処理部112は、この4つの値から投影球面上の座標を算出する((aX,aY,aZ) = f(X,Y,Dp,Dt))。
次に、歪補正処理部112は、投影球面上の座標から魚眼画像上への座標を算出する((dX,dY) = f’(aX,aY,aZ))。
ここで、投影球面上の3次元座標から魚眼画像上の2次元座標への変換では、魚眼レンズの射影方式やレンズ特性により異なるので、歪補正処理部112は、魚眼レンズ固有の特性に応じた補正パラメータを変数に用いた演算式で算出(座標変換)を行う。
歪補正処理部112は、平面画像上の画素位置を左上から右下までラスタスキャン順に変更し、各画素位置に相当する魚眼画像上の画素位置から画素データを魚眼画像蓄積部111から読み出し、平面画像蓄積部113に書き込んで歪補正処理を行う。
また、切り出す平面画像が複数ある場合は、歪補正処理部112は、この処理を繰り返し実施する。
歪補正処理部112の処理フローを図19に示す。
歪補正処理部112は、カメラ制御装置104から表示位置情報を取得することにより、平面画像の表示位置を取得する(S1901)。
次に、歪補正処理部112は、平面画像の垂直座標を初期化(Y=0)する(S1902)。
次に、歪補正処理部112は、平面画像の水平座標を初期化(X=0)する(S1903)。
次に、歪補正処理部112は、平面画像上の座標(X,Y)を、魚眼画像上の座標(dX,dY)に座標変換する(S1904)。
次に、歪補正処理部112は、魚眼画像の座標(dX,dY)の画素データを読出し、平面画像上の座標(X,Y)に書き込む(S1905)。
次に、歪補正処理部112は、水平座標を更新する(X=X+1)(S1906)。
また、歪補正処理部112は、全ての水平座標について、S1904〜S1906の処理を行ったかを判定する(S1907)。
未処理の水平座標がある場合(S1907でNO)は、歪補正処理部112は、S1906で更新した水平座標に対してS1904以降の処理を繰り返す。
一方、全ての水平座標に対してS1904〜S1906の処理を行っている場合(S1907でYES)は、歪補正処理部112は、垂直座標を更新する(Y=Y+1)(S1908)。
また、歪補正処理部112は、全ての垂直座標について、S1903〜S1907の処理を行ったかを判定する(S1909)。
未処理の垂直座標がある場合(S1909でNO)は、歪補正処理部112は、S1908で更新した垂直座標に対してS1903以降の処理を繰り返す。
一方、全ての垂直座標に対してS1903〜S1907の処理を行っている場合(S1911でYES)は、歪補正処理部112は、全ての平面画像に対して図19に示す処理を行ったか否かを判定する(S1910)。
未処理の平面画像がある場合(S1910でNO)は、歪補正処理部112は、未処理の平面画像に対して、S1901以降の処理を繰り返す。
一方、全ての平面画像が処理済みである場合(S1910でYES)は、歪補正処理部112は処理を終了する。
カメラ制御装置104から指定された平面画像上のマスク位置情報は、マスク領域指定部115に入力される。
マスク領域指定部115は、魚眼画像内のマスク領域の位置を算出する。
マスク領域指定部115が算出した魚眼画像内のマスク領域の位置に基づき、サイズ位置算出部116が、魚眼画像内のマスク領域に設定する複数の矩形領域のサイズ及び位置を算出する。
後述するように、マスク処理部118は、各矩形領域にマスク画像を配置する。
サイズ位置算出部116は、各矩形領域のサイズ及び位置の情報をマスク位置情報蓄積部117に格納する。
マスク処理部118は、マスク位置情報蓄積部117に蓄積されている矩形領域のサイズ及び位置の情報に基づき、魚眼画像蓄積部111に蓄積されている画像データ(魚眼画像)の該当位置にマスク画像を描画する。
図2は、実施の形態1に係る平面画像でのマスク領域の一例を示す。
図2において、200は平面画像内のマスク領域である。
点P0はマスク領域の上辺中心点、点P1はマスク領域の左上頂点、点P2はマスク領域の右上頂点、点P3はマスク領域の左下頂点、P4はマスク領域の右下頂点である。
本実施の形態では、平面画像内のマスク領域200は水平と垂直を保った矩形領域で指定でき、矩形領域の指定は、マスク領域の上辺中心点P0と、マスク領域の頂点P1〜P4で行う。
図2の平面画像は、表示装置103から表示する画像データのイメージの一例を示している。
カメラ制御装置104から歪補正処理部112に対して表示位置情報を指定すると、魚眼画像蓄積部111から図2に示すような画像領域が切り出される。
歪補正処理部112による歪補正処理後の画像データ(平面画像)が表示装置103で表示される。
ユーザは、カメラ制御装置104を用いて、平面画像上でマスク領域200を指定する。
以上が、歪補正処理部の説明である。
カメラ制御装置104からマスク領域指定部115に対して通知されるマスク位置情報は、図2のP0〜P4が該当する。
本実施の形態では、マスク位置情報としてP0〜P4の5点を使用しているが、マスク位置情報としてP0とP4との2点のように一部の点のみを使用し、P1〜P3の3点はマスク領域指定部115で算出することも可能である。
また、マスク位置情報としてP0とマスク領域の水平サイズおよび垂直サイズとを使用し、P1〜P4の4点はマスク領域指定部115で算出することも可能である。
本実施の形態におけるマスク領域指定部115の処理を、図3及び図4を使用して説明する。
図3は、実施の形態1に係る魚眼画像内のマスク領域の一例を示す。
図3において、300は魚眼画像内のマスク領域である。
点FP0はマスク領域の上辺中心点、点FP1はマスク領域の左上頂点、点FP2はマスク領域の右上頂点、点FP3はマスク領域の左下頂点、点FP4はマスク領域の右下頂点、点FC0は魚眼円の中心点である。
図3は、図2の平面画像内のマスク領域および当該マスク領域を示す頂点を魚眼画像に投影した図である。
魚眼画像内のマスク領域300は平面画像内のマスク領域200に対応している。
マスク領域300の上辺中心点FP0はマスク領域200の上辺中心点P0に対応している。
マスク領域300の左上頂点FP1はマスク領域200の左上頂点P1に対応している。
マスク領域300の右上頂点FP2はマスク領域200の右上頂点P2に対応している。
マスク領域300の左下頂点FP3はマスク領域200の左下頂点P3に対応している。
マスク領域300の右下頂点FP4はマスク領域200の右下頂点P4に対応している。
平面画像上でのマスク領域頂点から魚眼画像上でのマスク領域頂点の算出は、一般的に知られている歪補正処理で行われる魚眼画像から平面画像の座標変換の算出方法の逆変換を使用する。
一般的に、歪補正処理は魚眼レンズ固有の特性に応じた補正パラメータを用意し、魚眼画像上の座標から平面画像上の座標に座標変換を行い、ピクセルの転送を行う。
具体的には、歪補正処理部112が、歪補正後の平面画像上の画素位置に相当する魚眼画像上の画素位置を算出し、前記算出した魚眼画像上の画素位置の画素データを魚眼画像蓄積部111から読み出して平面画像上の画素データとして出力する。
魚眼画像上の画素位置は、平面画像上の画素位置と、平面画像の表示位置情報から算出される。
本実施の形態では、マスク領域指定部115は、前記補正パラメータを使用し歪補正処理と逆の方法で平面画像上の座標から魚眼画像上の座標への逆変換を行い、魚眼画像上のマスク領域頂点を算出する。
図4は、図3の左上部分のみを拡大表示した図である。
図4において、図3と同一の要素には同一番号および同一記号を付加し、説明を省略する。
マスク領域指定部115は、点FP1〜FP4の座標を特定して、魚眼画像内のマスク領域300を指定する。
更に、マスク領域指定部115は、魚眼画像内のマスク領域300が内接する四角形である拡張マスク領域を指定する。
図4では、マスク領域指定部115は、点FP5、点FP6、点FP3、点FP4を結んで得られる領域を拡張マスク領域として指定する。
なお、点FP5は拡張マスク領域の左上頂点、点FP6は拡張マスク領域の右上頂点である。
図4において、点FP5は、点FC0および点FP0を通る直線と点FP0で直角に交わる直線と、点FC0および点FP1を通る直線との交点である。
点FP6は、点FC0および点FP0を通る直線と点FP0で直角に交わる直線と、点FC0および点FP2を通る直線との交点である。
マスク領域指定部115は、サイズ位置算出部116に、拡張マスク領域の位置情報として図4の点FP5と点FP6と点FP3と点FP4の4点の情報を出力する。
以下、マスク領域指定部115のマスク領域の指定処理を説明する。
マスク位置情報は、カメラ制御装置104に表示している画像の表示位置情報とマスク領域を示す頂点である。
表示位置情報とは、旋回カメラを想定した場合にカメラの旋回方向を示すパン角度とチルト角度の情報である。
投影球面上の3次元イメージは図11のようになる。
図11では、パン角度の基点をN方向、チルト角度の基点をC方向としている。
また、図11に対する魚眼画像上の2次元イメージは図12のようになる。
また、マスク領域を示す点は図2に示したP0〜P4である。
一般的に、平面画像(=表示画像)上でのマスク領域頂点から魚眼画像上でのマスク領域頂点への座標変換は、平面画像上の座標から投影球面上の座標への座標変換と、投影球面上の座標から魚眼画像上の座標への座標変換の2段階で行われる。
平面画像の中心を基準座標(0,0)としたP0の座標を(X,Y)とし、パン角度をDp、チルト角度をDtとした場合に、マスク領域指定部115は、この4つの値から投影球面上の座標を算出する((aX,aY,aZ)=f(X,Y,Dp,Dt)。
次に、マスク領域指定部115は、投影球面上の座標から魚眼画像上への座標を算出する((dX,dY)=f’(aX,aY,aZ))。
ここで、投影球面上の3次元座標から魚眼画像上の2次元座標への変換では、魚眼レンズの射影方式やレンズ特性により異なるので、マスク領域指定部115は、魚眼レンズ固有の特性に応じた補正パラメータを変数に用いた演算式で座標を算出する(座標変換を行う)。
マスク領域指定部115の処理フローを図13に示す。
マスク領域指定部115は、表示画像の表示位置情報(パン、チルト角度)とマスク領域頂点(P0〜P4)をカメラ制御装置104から取得する(S1301)。
次に、マスク領域指定部115は、頂点P0〜P4について、上述した手順にて、頂点FP0〜FP4への座標変換を行う(S1302、S1303)。
次に、マスク領域指定部115は、頂点FP0〜FP4と魚眼画像中心点FC0から、点FP5とFP6を算出する(S1304)。
点FP5とFP6の算出手順は、前述の通りである。
最後に、マスク領域指定部115は、魚眼画像内のマスク領域を示す頂点としてFP3〜FP6を指定する(S1305)。
すなわち、マスク領域指定部115は、魚眼画像内のマスク領域を示す頂点としてFP3〜FP6をサイズ位置算出部116に出力する。
次に、本実施の形態におけるサイズ位置算出部116の処理を、図5と図6を使用して説明する。
図5は、実施の形態1に係る魚眼画像でのマスク領域の分割方法、換言すると、マスク画像のサイズ及び設定位置の算出方法の一例として拡張マスク領域を3つのマスク画像で塗りつぶす例を示している。
図5は、図4で算出した拡張マスク領域を複数の矩形領域で覆った状態を表している。
サイズ位置算出部116は、図5の矩形領域のサイズ及び位置を決定することで、マスク画像の画像サイズ及び設定位置を決定する。
サイズ位置算出部116は、拡張マスク領域の四つの頂点(FP5、FP6、FP3、FP4)が複数の矩形領域(マスク画像)のうちのいずれかの矩形領域の外縁に重なるように、各矩形領域のサイズと位置とを算出する。
なお、図5において、図4と同一の要素には同一番号および同一記号を付加し、説明を省略する。
図5において、500と501と502はマスク画像の輪郭に相当する矩形領域である。
点FP7と点FP8と点FP76と点FP46と点FP54と点FP45と点FP53と点FP83は、矩形領域の頂点を示している。
図5において、第一の矩形領域は、点FP4と点FP5との2点を含む最小の矩形領域である。
すなわち、点FP5を通る垂直な直線と点FP4を通る水平な直線との交点を点FP54、点FP4を通る垂直な直線と点FP5を通る水平な直線との交点を点FP45とした場合、第一の矩形領域は点FP54を左上頂点、点FP4を右上頂点、点FP5を左下頂点、点FP45を右下頂点とする矩形領域である。
つまり、第一の矩形領域は、矩形領域500である。
図5において、点FP7は、点FP5および点FP6を通る直線と点FP4を通る水平な直線との交点である。
点FP8は、点FP3および点FP4を通る直線と点FP5を通る水平な直線との交点である。
図5において、第二の矩形領域は、点FP6と点FP7と点FP4との3点を含む最小の矩形領域である。
すなわち、点FP7を通る垂直な直線と点FP6を通る水平な直線との交点を点FP76、点FP4を通る垂直な直線と点FP6を通る水平な直線との交点を点FP46とした場合、第二の矩形領域は点FP76を左上頂点、点FP46を右上頂点、点FP7を左下頂点、点FP4を右下頂点とする矩形領域である。
つまり、第二の矩形領域は、矩形領域501である。
図5において、第三の矩形領域は、点FP5と点FP8と点FP3との3点を含む最小の矩形領域である。
すなわち、第三の矩形領域は、点FP5を通る垂直な直線と点FP3を通る水平な直線との交点を点FP53、点FP8を通る垂直な直線と点FP3を通る水平な直線との交点を点FP83とした場合、第三の矩形領域は点FP5を左上頂点、点FP8を右上頂点、点FP53を左下頂点、点FP83を右下頂点とする矩形領域である。
つまり、第三の矩形領域は、矩形領域502である。
以上のように、図5では、拡張マスク領域の頂点FP5は第一の矩形領域500と第三の矩形領域502の外縁と重なっている。
また、拡張マスク領域の頂点FP6は第二の矩形領域501の外縁と重なっている。
また、拡張マスク領域の頂点FP3は第三の矩形領域502の外縁と重なっている。
また、拡張マスク領域の頂点FP4は第二の矩形領域501と一の矩形領域500の外縁と重なっている。
このように、サイズ位置算出部116は、拡張マスク領域の四つの頂点(FP5、FP6、FP3、FP4)が複数の矩形領域(マスク画像)のうちのいずれかの矩形領域の外縁に重なるように、各矩形領域のサイズと位置とを算出する。
図6は、実施の形態1に係る魚眼画像でのマスク領域の分割方法、すなわち、マスク画像のサイズ及び設定位置の算出方法の別の例として拡張マスク領域を5つのマスク画像で塗りつぶす例を示している。
図6は、図5と同様に、図4で算出した拡張マスク領域を複数の矩形領域で覆った状態を表しているが、図5よりも矩形領域の個数を増やしている。
なお、図6において、図5と同一の要素には同一番号および同一記号を付加し、説明を省略する。
図6において、500と601と602と603と604はマスク画像の輪郭に相当する矩形領域である。
点FP9と点FPaと点FPbと点FPcと点FP96と点FPa6と点FP79と点FP4aと点FP5bと点FP8cと点FPb3と点FPc3は、矩形領域の頂点を示している。
図6において、第一の矩形領域は、点FP4と点FP5との2点を含む最小の矩形領域である。
すなわち、点FP5を通る垂直な直線と点FP4を通る水平な直線との交点を点FP54、点FP4を通る垂直な直線と点FP5を通る水平な直線との交点を点FP45とした場合、第一の矩形領域は点FP54を左上頂点、点FP4を右上頂点、点FP5を左下頂点、点FP45を右下頂点とする矩形領域である。
つまり、第一の矩形領域は、矩形領域500である。
図6において、点FP9は、点FP6および点FP7を通る直線上の点FP6と点FP7の中間点である。
点FPaは、点FP4および点FP6を通る直線上の点FP4と点FP6の中間点である。
図6において、第二の矩形領域は、点FP6と点FP9と点FPaとの3点を含む最小の矩形領域である。
すなわち、点FP9を通る垂直な直線と点FP6を通る水平な直線との交点を点FP96、点FPaを通る垂直な直線と点FP6を通る水平な直線との交点を点FPa6とした場合、第二の矩形領域は点FP96を左上頂点、点FPa6を右上頂点、点FP9を左下頂点、点FPaを右下頂点とする矩形領域である。
つまり、第二の矩形領域は、矩形領域601である。
図6において、第三の矩形領域は、点FP9と点FPaと点FP7と点FP4との4点を含む最小の矩形領域である。
すなわち、点FP7を通る垂直な直線と点FP9を通る水平な直線との交点を点FP79、点FP4を通る垂直な直線と点FPaを通る水平な直線との交点を点FP4aとした場合、第三の矩形領域は点FP79を左上頂点、点FP4aを右上頂点、点FP7を左下頂点、点FP4を右下頂点とする矩形領域である。
すなわち、第三の矩形領域は矩形領域602である。
図6において、点FPbは、点FP3および点FP5を通る直線上の点FP3と点FP5の中間点である。
点FPcは、点FP3および点FP8を通る直線上の点FP3と点FP8の中間点である。
図6において、第四の矩形領域は、点FP5と点FP8と点FPbと点FPcとの4点を含む最小の矩形領域である。
すなわち、点FP5を通る垂直な直線と点FPbを通る水平な直線との交点を点FP5b、点FP8を通る垂直な直線と点FPcを通る水平な直線との交点を点FP8cとした場合、第四の矩形領域は点FP5を左上頂点、点FP8を右上頂点、点FP5bを左下頂点、点FP8cを右下頂点とする矩形領域である。
つまり、第四の矩形領域は、矩形領域603である。
図6において、第五の矩形領域は、点FPbと点FPcと点FP3との3点を含む最小の矩形領域である。
すなわち、点FPbを通る垂直な直線と点FP3を通る水平な直線との交点を点FPb3、点FPcを通る垂直な直線と点FP3を通る水平な直線との交点を点FPc3とした場合、第五の矩形領域は点FPbを左上頂点、点FPcを右上頂点、点FPb3を左下頂点、点FPc3を右下頂点とする矩形領域である。
つまり、第五の矩形領域は、矩形領域604である。
以上のように、図6では、拡張マスク領域の頂点FP5は第一の矩形領域500と第四の矩形領域603の外縁と重なっている。
また、拡張マスク領域の頂点FP6は第二の矩形領域601の外縁と重なっている。
また、拡張マスク領域の頂点FP3は第五の矩形領域604の外縁と重なっている。
また、拡張マスク領域の頂点FP4は第三の矩形領域602と第一の矩形領域500の外縁と重なっている。
このように、サイズ位置算出部116は、拡張マスク領域の四つの頂点(FP5、FP6、FP3、FP4)が複数の矩形領域(マスク画像)のうちのいずれかの矩形領域の外縁に重なるように、各矩形領域のサイズと位置とを算出する。
図5では、3つの矩形領域を設定する方法を示し、図6では5つの矩形領域を設定する方法を示している。
本実施の形態で示した以外の矩形領域の個数を設定することも可能である。
矩形領域の個数を少なくすれば矩形領域のサイズ及び位置の算出のための演算量を削減することが可能である。
しかし、個々の矩形領域が広くなるため、マスク画像で隠れて監視できない領域が広くなる。
一方、矩形領域の個数を増やせば、個々の矩形領域は狭くなり、マスク画像により監視できない領域は低減するが、矩形領域のサイズ及び位置の算出のための演算量が多くなる。
本実施の形態では、マスク領域指定部115がマスク画像で塗りつぶす矩形領域の個数が固定値の場合の例として3つの場合と5つの場合を示した。
その他の例として、前記矩形領域の個数をカメラ制御装置104から指定してもよい。
また、CPU負荷が高い場合は矩形領域の個数を減らし、CPU負荷が低い場合は矩形領域の個数を減らすなど、マスク領域指定部115がCPU負荷率に応じて矩形領域の個数を変更してもよい。
サイズ位置算出部116からマスク位置情報蓄積部117に対して設定されるマスク位置情報には、各矩形領域の頂点の座標が含まれる。
つまり、図6の例では、第一の矩形領域500の点FP54と点FP4と点FP5と点FP45の座標、第二の矩形領域601の点FP96と点FPa6と点FP9と点FPaの座標、第三の矩形領域602の点FP79と点FP4aと点FP7と点FP4の座標、第四の矩形領域603の点FP5と点FP8と点FP5bと点FP8cの座標、第五の矩形領域604の点FPbと点FPb3と点FPc3と点FPcの座標がマスク位置情報に含まれる。
本実施の形態ではマスク位置情報として矩形領域ごとに左上頂点と右上頂点と左下頂点と右下頂点の4点を使用している。
これに代えて、マスク位置情報として左上頂点と右下頂点との2点のように一部の頂点のみを使用し、右上頂点と左下頂点との2点のような残りの頂点はマスク処理部118で算出することも可能である。
また、マスク位置情報として左上頂点と矩形領域の水平サイズおよび垂直サイズとを使用し、右上頂点と左下頂点と右下頂点の3点はマスク処理部118で算出することも可能である。
ここで、サイズ位置算出部116の処理フローを説明する。
図14は、サイズ位置算出部116が図5に示すマスク画像のサイズ及び設定位置を算出する際の処理フローを示す。
まず、サイズ位置算出部116は、魚眼画像内のマスク領域頂点FP3〜FP6を取得する(S1401)。
次に、サイズ位置算出部116は、点FP7と点FP8を算出する(S1402)。
点FP7と点FP8の算出方法は、前述の通りである。
次に、サイズ位置算出部116は、点FP46と点FP76を算出する(S1403)。
点FP46と点FP76の算出方法も、前述の通りである。
次に、サイズ位置算出部116は、矩形領域501のマスク位置情報(左上頂点、水平サイズ、垂直サイズ)を算出する(S1404)。
点FP76の座標を(X2L,Y2T)、点FP4の座標を(X2R,Y2B)とすると、矩形領域501のマスク位置情報の左上座標は(X2L,Y2T)、水平サイズW=X2R−X2L、垂直サイズH=X2B−X2Tとなる。
次に、サイズ位置算出部116は、点FP45と点FP54を算出する(S1405)。
点FP45と点FP54の算出方法は、前述の通りである。
次に、サイズ位置算出部116は、矩形領域500のマスク位置情報(左上頂点、水平サイズ、垂直サイズ)を算出する(S1406)。
FP54の座標を(X1L,Y1T)、FP45の座標を(X1R,Y1B)とすると、矩形領域500のマスク位置情報の左上座標は(X1L,Y1T)、水平サイズW=X1R−X1L、垂直サイズH=X1B−X1Tとなる。
次に、サイズ位置算出部116は、点FP53と点FP83を算出する(S1407)。
点FP53と点FP83の算出方法は、前述の通りである。
次に、サイズ位置算出部116は、矩形領域502のマスク位置情報(左上頂点、水平サイズ、垂直サイズ)を算出する(S1408)。
FP5の座標を(X3L,Y3T)、FP83の座標を(X3R,Y3B)とすると、矩形領域502のマスク位置情報の左上座標は(X3L,Y3T)、水平サイズW=X3R−X3L、垂直サイズH=X3B−X3Tとなる。
最後に、サイズ位置算出部116は、S1404、S1406、S1408で算出した矩形領域500、501、502のマスク位置情報をマスク位置情報蓄積部117に出力する(S1409)。
図15は、矩形領域500、501、502のマスク位置情報の例を示す。
マスク位置情報蓄積部117は、サイズ位置算出部116から出力されたマスク位置情報を蓄積する。
次に、本実施の形態におけるマスク処理部118の処理フローを、図16を使用して説明する。
マスク処理部118は、マスク位置情報をマスク位置情報蓄積部117から取得する(S1601)。
マスク処理部118は、マスク位置情報蓄積部117から、例えば、図15のマスク位置情報を取得する。
また、マスク処理部118は、取得したマスク位置情報から、マスク領域数を導出する。
図15のマスク位置情報を取得した場合は、マスク処理部118は、マスク領域数として「3」を導出する。
次に、マスク処理部118は、マスク位置情報と、被マスク対象魚眼画像の蓄積領域からマスク領域を抽出する(S1602)。
被マスク対象魚眼画像は、魚眼画像蓄積部111に蓄積されている魚眼画像である。
魚眼画像蓄積部111には、撮影のフレームレートに応じて、画像入力部110により、撮影された最新の魚眼画像が蓄積される。
魚眼画像蓄積部111に蓄積された魚眼画像は歪補正処理部112での歪補正処理が完了すると不要になるため、新規撮影した魚眼画像で上書き更新される。
マスク処理部118は、被マスク対象魚眼画像が蓄積されている領域の先頭アドレス、画像のラインフィード、およびマスク位置情報からマスク領域を算出する。
例えば、被マスク対象魚眼画像が蓄積されている領域の先頭アドレスをADDR_START、画像格納領域のラインフィードをLFとすると、マスク処理部118は、図15のマスクNo.1のマスク領域500を、以下のように算出する。
“開始アドレス”=ADDR_START + (LF * y1L) + x1T
“水平サイズ” =W
“ライン数” =H
なお、画像入力部110が魚眼画像蓄積部111に撮影した魚眼画像を蓄積し、マスク処理部118が魚眼画像蓄積部111に蓄積されている前記魚眼画像にマスク処理をし、歪補正処理部112が魚眼画像蓄積部111に蓄積されている前記魚眼画像の歪補正処理を行うが、魚眼画像の蓄積/マスク処理/歪補正処理の実施タイミングはずれるため、一般的に魚眼画像蓄積部111は複数の魚眼画像を蓄積するバッファ領域を持つ。
そして、各バッファ領域を順番に使用して魚眼画像の蓄積/マスク処理/歪補正処理が行われる。
次に、マスク処理部118は、マスク領域をマスクデータ値で塗潰す(S1603)。
つまり、マスク処理部118は、被マスク対象魚眼画像内のマスク領域(S1602で算出された領域)をマスクデータ値で上書きする。
次に、マスク処理部118は、S1602及びS1603の処理を全てのマスク領域に対して行ったか否かを判定し(S1604)、未処理のマスク領域があればS1602及びS1603の処理を当該マスク領域に対して行う。
全てのマスク領域にS1602及びS1603の処理を行っている場合は、マスク処理部118は処理を終了する。
図15のマスク位置情報の場合は、3つのマスク領域に対してS1602及びS1603の処理を行っていれば、マスク処理部118は処理を終了する。
次に、本実施の形態におけるマスク処理部118の処理の具体例を、図7を使用して説明する。
図7は、実施の形態1に係る魚眼画像でのマスク処理の一例を示す。
図7は、図6で算出した矩形領域に基づきマスク処理を行った状態を示す。
なお、図7において、図6と同一の要素には同一記号を付加し、説明を省略する。
図7において、700〜704はマスク画像を示す。
つまり、マスク処理部118は、マスク画像700を矩形領域500に、マスク画像701を矩形領域601に、マスク画像702を矩形領域602に、マスク画像703を矩形領域603に、マスク画像704を矩形領域604に、それぞれ設定している。
このように、マスク処理部118は、マスク画像を対応する矩形領域に設定することで、図4のマスク領域300をマスクしている。
より具体的には、マスク処理部118は、魚眼画像蓄積部111に蓄積されている魚眼画像内の矩形領域500、601、602、603、604の画像を、マスク画像700、701、702、703、704に置換することで、マスク領域300をマスクしている。
本実施の形態における魚眼画像蓄積部111に蓄積された図7に示したマスク処理を施された魚眼画像が、歪補正処理部112と平面画像蓄積部113と画像出力部114を通り、表示装置103から表示された画像データ(平面画像)の例を図8に示す。
図8において、マスク画像800〜804は、図7のマスク画像700〜704に相当する。
つまり、マスク画像800はマスク画像700に、マスク画像801はマスク画像701に、マスク画像802はマスク画像702に、マスク画像803はマスク画像703に、マスク画像804はマスク画像704にそれぞれ対応している。
また、P3およびP4は図2におけるP3とP4と同一の点を示している。
***実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、平面画像で指定されたマスク領域に対応する魚眼画像内のマスク領域をマスクする。
このため、本実施の形態によれば、マスク領域がマスクされた状態の魚眼画像を保持することで、歪補正処理後の平面画像にマスク処理をする必要が無い。
このため、魚眼画像から複数の平面画像を切り出す際にも、平面画像ごとにマスク領域を算出する必要がなく、高負荷な演算処理を必要とせずに、効率的に画像をマスクすることができる。
例えば、図17に示すように、魚眼画像から平面画像1と平面画像2を切り出すことを想定する。
マスク領域は平面画像1と平面画像2の両方に含まれるが、マスク領域のマスク位置算出とマスク処理は、平面画像ごとに行う必要がない。
つまり、魚眼画像において一度マスク処理を行えば、マスク領域がマスクされている状態で平面画像1と平面画像2を切り出すことができる。
このため、外部のコントローラから連続した旋回が要求された場合でもフレームごとに平面画像上でマスク領域を算出する必要がなくなり、マスク領域の算出のための演算処理をリアルタイムで行う必要が無くなる。
このため、演算リソースを有効に利用することができる。
また、マスク領域を水平と垂直が保たれた複数の矩形のマスク画像を用いてマスクすることにより、簡単な矩形領域のマスクデータ書き込みの処理だけでマスク領域をマスクすることができる。
また、マスク領域が内接する拡張マスク領域に基づいてマスク画像の画像サイズと設定位置を算出するため、監視すべき領域の一部がマスクされてしまう可能性も低減することができる。
特許文献1の監視カメラシステムではマスク領域が歪んでいる場合や回転している場合はマスクが必要な領域が内接する矩形領域のマスク処理が行われる。
従って、マスク領域が広くなり、監視すべき領域の一部もマスク処理されてしまうという課題があった。
本実施の形態によれば、前述したように、マスクが必要な領域を複数に分割し、前記分割した各マスクが必要な領域が内接する矩形領域をマスク処理するため、特許文献1でマスク処理される領域より狭い領域がマスク処理され、監視すべき領域の一部がマスクされてしまう可能性も低減することができる。
***補足***
以上では、拡張マスク領域を複数の矩形のマスク画像でマスクする例を説明した。
これに代えて、魚眼画像内のマスク領域300を1つの矩形のマスク画像でマスクするようにしてもよい。
この場合のマスク領域は、魚眼画像内のマスク領域300を内包する、最小の矩形とする。
実施の形態2.
***構成の説明***
図9は、実施の形態2に係る監視カメラシステムの構成例を示す。
図1と同一の要素には同一番号を付加し、説明を省略する。
図9では、図1の構成と比較して、データ加工部910と、解析部911が追加されている。
また、図1のマスク処理部118が、マスク処理部918に置き換わっている。
図1のマスク処理部118は、魚眼画像の輝度データと色差データの両方に対しマスク処理を行っていた。
これに対し、図9のマスク処理部918は、魚眼画像の輝度データと色差データのうち、色差データ内のマスク領域のみをマスクする。
図9において、魚眼画像蓄積部111には色差データがマスク処理され、輝度データがマスク処理されていない魚眼画像が蓄積されている。
歪補正処理部112の歪補正処理により平面画像蓄積部113には色差データがマスク処理され、輝度データがマスク処理されていない平面画像が蓄積される。
データ加工部910は、平面画像の色差データ内のマスク領域に基づいて、平面画像の輝度データを加工して、平面画像の色差データ内のマスク領域に対応する領域がマスクされている表示用の平面画像の輝度データを生成する。
また、データ加工部910は、表示用の平面画像の色差データも生成する。
図9において、マスク処理部918は魚眼画像蓄積部111に蓄積されている魚眼画像に対してマスク処理をする場合、データ加工部910でマスク指示を判別可能なユニークなマスクデータ値を色差データに書き込む。
例えば、画素値を8bitのデータとして表現する場合、画素値は最大0〜255のレンジが使用可能であるが、例えば画素値を16〜240のリミテッドレンジで使用するように制限し、0の値をマスクデータ値として定義することで、マスク指示を判別可能なユニークなマスクデータ値にすることができる。
また、データ加工部910は色差データからユニークなマスクデータ値を検出した場合は、マスク指示を判別し、予め指定されているマスク色になるように、輝度データのマスク領域の画素値と色差データのマスク領域の画素値の両方を置換する。
図9において、解析部911は平面画像蓄積部113に蓄積されている平面画像のうち輝度データに対する解析を行う。
解析部911は、輝度データのみを用いて、例えば、顔検出等の検出処理を実施する。
また、解析部911は、検出処理の結果である検出情報をカメラ制御装置104に渡す。
なお、本実施の形態では顔検出を例に挙げたが、解析部911が行う解析は、特定の対象の検出に限定するものではない。
***動作の説明***
図18を参照して、データ加工部910の処理例を説明する。
データ加工部910は、平面画像の垂直座標を初期化(Y=0)する(S1801)。
次に、データ加工部910は、平面画像の水平座標を初期化(X=0)する(S1802)。
次に、データ加工部910は、平面画像上の座標(X、Y)の輝度画素値と色差画素値を取得する(S1803)。
そして、取得した色差画素値がマスクデータ値(例えば、値0)であるかどうかを判定する(S1804)。
色差画素値がマスクデータ値であれば(S1804でYES)、データ加工部910は、マスク指示を判別し、平面画像の輝度画素値と色差画素値を、予め指定されているマスク色値に置換する(S1805)。
そして、S1805で置換された輝度画素値と色差画素値を画像出力部114に出力する(S1806)。
一方、色差画素値がマスクデータ値でなければ(S1804でNO)、輝度画素値と色差画素値をそのまま画像出力部114に出力する(S1806)。
次に、データ加工部910は、水平座標を更新する(X=X+1)(S1807)。
また、データ加工部910は、全ての水平座標について、S1803〜S1806の処理を行ったかを判定する(S1808)。
未処理の水平座標がある場合(S1808でNO)は、データ加工部910は、S1807で更新した水平座標に対してS1803以降の処理を繰り返す。
一方、全ての水平座標に対してS1803〜S1806の処理を行っている場合(S1808でYES)は、データ加工部910は、垂直座標を更新する(Y=Y+1)(S1809)。
また、データ加工部910は、全ての垂直座標について、S1803〜S1806の処理を行ったかを判定する(S1810)。
未処理の垂直座標がある場合(S1810でNO)は、データ加工部910は、S1809で更新した垂直座標に対してS1802以降の処理を繰り返す。
一方、全ての垂直座標に対してS1803〜S1806の処理を行っている場合(S1810でYES)は、データ加工部910は、全ての平面画像に対して図18に示す処理を行ったか否かを判定する(S1811)。
未処理の平面画像がある場合(S1811でNO)は、データ加工部910は、未処理の平面画像に対して、S1801以降の処理を繰り返す。
一方、全ての平面画像が処理済みである場合(S1811でYES)は、データ加工部910は処理を終了する。
図10は、実施の形態2に係るマスク処理の一例を示す。
図10では、蓄積魚眼画像1000は、魚眼画像蓄積部111に蓄積されている魚眼画像である。
蓄積魚眼画像1000には、輝度データ1001と色差データ1002とが含まれる。
蓄積魚眼画像1000の色差データ1002では、マスク画像1003によりマスク領域がマスクされている。
蓄積平面画像1010は、平面画像蓄積部113に蓄積されている平面画像である。
蓄積平面画像1010には、輝度データ1011と色差データ1012とが含まれる。
蓄積平面画像1010の色差データ1012では、マスク画像1013によりマスク領域がマスクされている。
表示画像1020は、表示用の平面画像である。
表示画像1020には、輝度データ1021と色差データ1022とが含まれる。
表示画像1020の輝度データ1021はマスク画像1024によりマスク領域がマスクされ、表示画像1020の色差データ1022はマスク画像1023によりマスク領域がマスクされている。
図10において、蓄積魚眼画像1000の色差データ1002のマスク画像1003はマスク処理部918が設定したものである。
本実施の形態では、図10に示すように、蓄積魚眼画像1000の色差データ1002にのみマスク処理がされ、蓄積魚眼画像1000の輝度データ1001にはマスク処理がされない。
図10において、蓄積平面画像の輝度データ1011は魚眼画像蓄積部111に蓄積されている蓄積魚眼画像の輝度データ1001を歪補正処理部112が歪補正処理を行い平面画像蓄積部113に蓄積したものである。
また、蓄積平面画像の色差データ1012は、魚眼画像蓄積部111に蓄積されている蓄積魚眼画像の色差データ1002を歪補正処理部112が歪補正処理を行い平面画像蓄積部113に蓄積したものである。
蓄積平面画像の色差データ1012のマスク画像1013は蓄積魚眼画像の色差データ1002のマスク画像1003に対応している。
図10において、表示画像の輝度データ1021は、平面画像蓄積部113に蓄積されている蓄積平面画像の輝度データ1011がデータ加工部910で加工された後の輝度データであり、画像出力部114により表示装置103から表示される。
表示画像の輝度データ1021では、データ加工部910によりマスク領域の画素値がマスクデータ値に置換されている。
つまり、表示画像の輝度データ1021には、マスク処理部918により指定されたマスク色のマスク画像1024が含まれる。
表示画像の色差データ1022は平面画像蓄積部113に蓄積されている蓄積平面画像の色差データ1012がデータ加工部910で加工された後の色差データであり、画像出力部114により表示装置103から表示される。
表示画像の色差データ1022では、データ加工部910によりマスク領域の画素値がマスクデータ値に置換されている。
つまり、表示画像の色差データ1022には、マスク処理部918により指定されたマスク色のマスク画像1023が含まれる。
なお、表示装置103では、表示画像の輝度データ1021と表示画像の色差データ1022が合成された表示画像が表示される。
以上のような構成にすることにより、平面画像蓄積部113にはマスク処理が施されていない蓄積平面画像の輝度データ1011が蓄積されているため、解析部911はマスク処理が施されていない輝度データを使用して検出処理等の解析を行うことができる。
このため、表示画像ではマスク処理で隠されてしまう領域に検出対象がある場合でも検出を行うことができる。
一方、データ加工部910は平面画像蓄積部113に格納されているマスク処理が施されている蓄積平面画像の色差データのマスク位置情報に従い蓄積平面画像の輝度データ1011に対してマスク処理を施すため、表示位置に応じた歪補正後の画像に対するマスク位置の算出を行う必要が無くなる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これら2つの実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
***ハードウェア構成の説明***
最後に、カメラ信号処理装置102のハードウェア構成例を図19を参照して説明する。
カメラ信号処理装置102はコンピュータである。
カメラ信号処理装置102は、プロセッサ1901、補助記憶装置1902、メモリ1903、通信装置1904、入力インタフェース1905、ディスプレイインタフェース1906といったハードウェアを備える。
プロセッサ1901は、信号線1910を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
入力インタフェース1905は、入力装置1907に接続されている。
ディスプレイインタフェース1906は、ディスプレイ1908に接続されている。
プロセッサ1901は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ1901は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
補助記憶装置1902は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)である。
メモリ1903は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
図1及び図9に示す魚眼画像蓄積部111は、補助記憶装置1901又はメモリ1903により実現される。
通信装置1904は、データを受信するレシーバー19041及びデータを送信するトランスミッター19042を含む。
通信装置1904は、例えば、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
入力インタフェース1905は、入力装置1907のケーブル1911が接続されるポートである。
入力インタフェース1905は、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子である。
ディスプレイインタフェース1906は、ディスプレイ1908のケーブル1912が接続されるポートである。
ディスプレイインタフェース1906は、例えば、USB端子又はHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。
入力装置1907は、例えば、マウス、キーボード又はタッチパネルである。
ディスプレイ1908は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)である。
補助記憶装置1902には、図1及び図9に示す画像入力部110、歪補正処理部112、画像出力部114、マスク領域指定部115、サイズ位置算出部116、マスク処理部118、データ加工部910、解析部911、マスク処理部918(以下、これらをまとめて「部」と表記する)の機能を実現するプログラムが記憶されている。
このプログラムは、メモリ1903にロードされ、プロセッサ1901に読み込まれ、プロセッサ1901によって実行される。
更に、補助記憶装置1902には、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がメモリ1903にロードされ、プロセッサ1901はOSを実行しながら、「部」の機能を実現するプログラムを実行する。
図19では、1つのプロセッサ1901が図示されているが、カメラ信号処理装置102が複数のプロセッサ1901を備えていてもよい。
そして、複数のプロセッサ1901が「部」の機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
また、「部」の処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が、メモリ1903、補助記憶装置1902、又は、プロセッサ1901内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
「部」を「サーキットリー」で提供してもよい。
また、「部」を「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。
「回路」及び「サーキットリー」は、プロセッサ1901だけでなく、ロジックIC又はGA(Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field−Programmable Gate Array)といった他の種類の処理回路をも包含する概念である。
100 魚眼レンズ、101 撮影素子、102 カメラ信号処理装置、103 表示装置、104 カメラ制御装置、110 画像入力部、111 魚眼画像蓄積部、112 歪補正処理部、113 平面画像蓄積部、114 画像出力部、115 マスク領域指定部、116 サイズ位置算出部、117 マスク位置情報蓄積部、118 マスク処理部、910 データ加工部、911 解析部、918 マスク処理部。

Claims (12)

  1. 魚眼レンズを用いて撮影された魚眼画像上の座標を変換して得られた平面画像で平面画像内のマスク領域として指定された一部の領域の座標を前記魚眼画像上の座標に変換し、前記平面画像内の前記一部の領域に対応する前記魚眼画像内の一部の領域を前記魚眼画像内のマスク領域として指定するマスク領域指定部と、
    前記マスク領域指定部により指定された前記魚眼画像内のマスク領域をマスクするマスク処理部とを有する画像処理装置。
  2. 前記マスク領域指定部は、
    前記平面画像内のマスク領域として指定された前記平面画像内の矩形領域の座標を前記魚眼画像上の座標に変換し、前記平面画像内の前記矩形領域に対応する前記魚眼画像内の一部の領域を前記魚眼画像内のマスク領域として指定する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記マスク処理部は、
    複数の矩形のマスク画像を前記魚眼画像内のマスク領域に設定して前記魚眼画像内のマスク領域をマスクする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理装置は、更に、
    各マスク画像の画像サイズと、各マスク画像の前記魚眼画像内のマスク領域への設定位置とを算出するサイズ位置算出部を有し、
    前記マスク処理部は、
    前記サイズ位置算出部により算出された画像サイズ及び設定位置に従って、複数の矩形のマスク画像を前記魚眼画像内のマスク領域に設定して前記魚眼画像内のマスク領域をマスクする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記マスク処理部は、
    前記魚眼画像内のマスク領域が内接する四角形を拡張マスク領域として指定し、
    前記サイズ位置算出部は、
    前記拡張マスク領域の四つの頂点が複数のマスク画像のうちのいずれかのマスク画像の外縁と重なるように、各マスク画像の画像サイズと設定位置とを算出する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記マスク処理部は、
    前記魚眼画像の色差データと輝度データのうち、前記魚眼画像の色差データ内のマスク領域のみをマスクする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像処理装置は、更に、
    前記魚眼画像の色差データが変換されて得られた平面画像の色差データ内のマスク領域に基づいて、前記魚眼画像の輝度データが変換されて得られた平面画像の輝度データを加工して、前記平面画像の色差データ内のマスク領域に対応する領域がマスクされている表示用の平面画像の輝度データを生成するデータ加工部を有する請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記マスク処理部は、
    前記データ加工部がマスク指示を判別できるマスクデータ値を、前記魚眼画像の色差データに設定し、
    前記データ加工部は、
    前記平面画像の色差データに設定されているマスクデータ値からマスク指示を判別し、
    前記平面画像の色差データと輝度データとを加工して、指定されているマスク色でマスク領域が描画されている、表示用の平面画像の色差データと輝度データとを生成する請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像処理装置は、更に、
    前記平面画像の色差データ内のマスク領域に対応する領域がマスクされていない平面画像の輝度データを解析する解析部を有する請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像処理装置は、更に、
    前記マスク処理部により前記魚眼画像内のマスク領域がマスクされた後の前記魚眼画像を記憶する魚眼画像蓄積部を有する請求項1に記載の画像処理装置。
  11. コンピュータが、魚眼レンズを用いて撮影された魚眼画像上の座標を変換して得られた平面画像で平面画像内のマスク領域として指定された一部の領域の座標を前記魚眼画像上の座標に変換し、前記平面画像内の前記一部の領域に対応する前記魚眼画像内の一部の領域を前記魚眼画像内のマスク領域として指定し、
    前記コンピュータが、指定した前記魚眼画像内のマスク領域をマスクする画像処理方法。
  12. 魚眼レンズを用いて撮影された魚眼画像上の座標を変換して得られた平面画像で平面画像内のマスク領域として指定された一部の領域の座標を前記魚眼画像上の座標に変換し、前記平面画像内の前記一部の領域に対応する前記魚眼画像内の一部の領域を前記魚眼画像内のマスク領域として指定するマスク領域指定処理と、
    前記マスク領域指定処理により指定された前記魚眼画像内のマスク領域をマスクするマスク処理とをコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
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