JPWO2016181452A1 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

光源40と、照射光を被検体へ向けてスポット照射する第1の光ファイバ45と、前記照射光を走査する走査部15と、反射光にもとづく電気信号を出力する受光部21と、前記電気信号を処理する信号処理部22と、を備える内視鏡装置1であって、前記照射光が、前記被検体の二次元画像を取得するための観察成分と前記被検体の測定を行うための測定成分とを含み、前記受光部21が、観察信号と測定信号とを含む前記電気信号を単一の検出層21Lが出力する単一の受光素子であり、前記信号処理部22が、前記観察信号を処理し二次元画像データを出力するとともに、前記測定信号を処理し測定データを出力する。

Description

本発明は、被検体の二次元画像を取得するとともに、被検体の測定を行う内視鏡装置に関する。
CCD、またはCMOSイメージセンサ等の撮像素子を用いた撮像装置は、被検体からの反射光をマトリックス状に配置された多数の受光素子により同時に受光し、被写体画像を取得する。暗い体内を撮影する内視鏡の場合には、光源からの光により照明された範囲の画像が取得される。
これに対して、光走査型撮像装置では、被写体を光スポットによりスキャン照射しながら、その反射光を順に受光し、その受光データをもとに被写体画像が作成される。
例えば、光走査型内視鏡では、光ファイバ走査部が、光源からの光を導光する光ファイバの先端部を2次元走査することで、光スポットのスキャン照射が行われる。
米国特許第6563105号明細書には、スキャン照射された被検体の三次元画像を、照度差ステレオ法を用いて取得するシステムが開示されている。
照度差ステレオ法では離散して配置された複数の受光窓に入射した反射光をもとに三次元画像を作成する。
このため、内視鏡の先端部の外径を小さくすることは容易ではない。
また、照明光は、カラー画像を取得するためのRGB光に加えて、距離測量を行うために赤外光とからなる。そして、受光部は、赤色受光素子と緑色受光素子と青色受光素子とに加えて、さらに距離測量を行うために赤外光受光素子を有する複雑な構成である。また、RGB光が重畳された白色光を照明光として用いるため、受光部の前に、赤色光と緑色光と青色光とを分離するダイクロイックミラー等の分光器等が必要であった。
米国特許第6563105号明細書
本発明の実施形態は、被検体の二次元画像を取得するとともに、被検体の測定を行う高性能であり、かつ、簡単な構成の内視鏡装置を提供することを目的とする。
実施形態の内視鏡装置は、照射光を発生する光源と、導光した前記照射光を先端から被検体へ向けてスポット照射する第1の光ファイバと、前記第1の光ファイバの前記先端の方向を変化させることで、前記照射光を走査する走査部と、前記照射光が照射された前記被検体からの反射光にもとづき電気信号を出力する受光部と、前記電気信号を処理する信号処理部と、を備える内視鏡装置であって、
前記照射光が、前記被検体の二次元画像を取得するための観察成分と前記被検体の測定を行うための測定成分とを含み、前記受光部が、前記観察成分にもとづく観察信号と前記測定成分にもとづく測定信号とを含む前記電気信号を単一の検出層が出力する単一の受光素子であり、前記信号処理部が、前記観察信号を処理し二次元画像データを出力するとともに、前記測定信号を処理し測定データを出力する。
本発明の実施形態によれば、被検体の二次元画像を取得するとともに、被検体の測定を行う高性能であり、かつ、簡単な構成の内視鏡装置を提供できる。
第1実施形態の内視鏡装置の斜視図である。 第1実施形態の内視鏡装置の構成図である。 第1実施形態の内視鏡装置の照明光の説明図である。 第1実施形態の内視鏡装置の照明光の走査方法の説明図である。 第1実施形態の内視鏡装置の照明光の走査方法の説明図である。 第1実施形態の内視鏡装置の反射光の説明図である。 第1実施形態の内視鏡装置の受光素子の断面図である。 第1実施形態の内視鏡装置の二次元カラー画像の一例である。 第1実施形態の内視鏡装置の距離測量方法の説明図である。 第1実施形態の内視鏡装置の距離画像の一例である。 第1実施形態の内視鏡装置の三次元カラー画像の一例である。 第2実施形態の内視鏡装置の構成図である。 第2実施形態の内視鏡装置の照明光の説明図である。 第2実施形態の内視鏡装置の反射光の説明図である。 第3実施形態の内視鏡装置の照明光の説明図である。 第3実施形態の内視鏡装置の反射光の説明図である。 第4実施形態の内視鏡装置の照明光の説明図である。 第4実施形態の内視鏡装置の反射光の説明図である。 第5実施形態の内視鏡装置の構成図である。
<第1実施形態>
図1に示す本実施形態の内視鏡装置1は、光走査型の内視鏡10と、本体部20と、モニタ30と、を具備する。
内視鏡10は、生体内に挿通される細長い挿入部11と、操作部12と、ユニバーサルケーブル13と、を有する。挿入部11は、先端部11Aと湾曲部11Bと可撓管部11Cと、を含む。なお、内視鏡10は、いわゆる軟性内視鏡だが、挿入部11が硬質な、いわゆる硬性内視鏡であってもよい。
操作部12には、湾曲部11Bを湾曲操作するための湾曲操作ノブ12A等が配設されている。挿入部11と操作部12の連結部は、ユーザーが把持する把持部12Bとなっている。
操作部12から延設されたユニバーサルケーブル13が本体部20とコネクタ14を介して接続されている。本体部20は画像を表示するモニタ30と接続されている。
次に、図2に内視鏡装置1の構成を示す。
内視鏡装置1の本体部20は、光源40と走査制御部25と受光部である受光素子21と信号処理部22と画像生成部23と制御部24と、を有する。
光源40は、照射光を発生する。走査制御部25は走査部15を制御し照射光を走査する。受光素子21は照射光が照射された被検体からの反射光を受光し反射光にもとづく電気信号を出力する。信号処理部22は受光素子21が出力する電気信号を処理する。画像生成部23は信号処理部22が出力する電気信号を処理し内視鏡画像を生成する。制御部24は内視鏡装置1の全体の制御を行う。
信号処理部22と画像生成部23と制御部24とは、所定のプログラムにより動作するCPU等の半導体素子からなる。信号処理部22と画像生成部23と制御部24とは、物理的に独立した半導体素子でもよいし、1つの半導体素子が複数の機能を有していてもよい。
光源40は、赤波長光(例えば620nm〜750nm)を発生するR光源41と、緑波長光(例えば495nm〜570nm)を発生するG光源42と、青波長光(例えば450nm〜495nm)を発生するB光源43と、を有する。R光源41、G光源42およびB光源43は、例えば、レーザー光源である。なお、後述するように、R光源41が発生する赤波長光は高周波変調された重畳照射光である。
光源40が発生した照明光は、第1の光ファイバ45により挿入部11の先端部11Aまで導光され、レンズ15Aを介して被検体へ向けてスポット照射される。先端部11Aには、走査制御部25からの信号に応じて、第1の光ファイバ45の先端の方向を変化させることで照射光を走査する走査部15が配設されている。
走査部15は、第1の光ファイバ45の先端をX方向およびX方向に直交するY方向に振動する。第1の光ファイバ45を振動させる手段としては、圧電素子を第1の光ファイバ45に取り付けて振動させる方式、および、第1の光ファイバ45に取り付けた永久磁石を電磁コイルで振動させる電磁コイル方式を用いる。第1の光ファイバ45を駆動するときに、圧電素子または電磁コイルなどの駆動素子を、第1の光ファイバ45の共振周波数近傍で駆動させると、小さいエネルギで大きな偏向(変位,振幅)が得られる。
照明光に照射された被検体からの反射光は、先端部11Aに配置されたレンズ46Aを介して第2の光ファイバ46の先端に集光される。第2の光ファイバ46は反射光を受光素子21まで導光する。なお、第1の光ファイバ45および第2の光ファイバ46のそれぞれは、コネクタ14等において光結合している少なくとも2本の光ファイバからなる。
なお、図2に示すように、内視鏡装置1では、先端部11Aに1本の第2の光ファイバ46を配設しているが、反射光をより多く受光するために、複数の第2の光ファイバ46を先端部11Aに配置して合波して受光素子21に導光してもよい。
図3に示すように、内視鏡装置1では、光源40が発生する照射光が被検体の二次元画像を取得するための観察成分と被検体の測定を行うための測定成分とを含む。ここで、観察成分は、カラー画像を取得するために、赤波長成分である赤波長光と、緑波長成分である緑波長光と、青波長成分である青波長光からなる。
高周波変調された赤波長光は、赤波長成分としての機能だけでなく、タイムオブフライト法を用いて被検体との距離測量(distance measurement)を行うための測定成分の機能を有する。言い替えれば、赤波長光は、観察成分に測定成分が重畳された重畳照射光である。すなわち、照射光の観察成分である赤波長光が高周波変調により測定成分を含んでいる。なお、図3等では図示の都合上、赤波長光等の変調光を実際よりも低い周波数で変調された状態で表現している。
R光源41、G光源42およびB光源43は、時間差をおいて光を出射する面順次方式である。被検体にスポット照射された照射光は連続的に2次元走査されている。このため、厳密には、赤波長光が照射された場所Aと緑波長光が照射された場所Bと青波長光が照射された場所Cとは異なる。このため、いわゆる色割れが発生し、1本の白色の直線が、赤色の直線、緑色の直線および青色の直線に分かれて見えてしまうおそれがある。しかし、十分に高速にRGB光を切り替えることで、場所A、B、Cを同じ場所として信号処理することができる。なお、赤波長光、緑波長光、および青波長光の光量は同一である必要はない。
第1の光ファイバ45の先端が走査部15によりXY方向に走査される。走査方式は、所定範囲を均一に照明するために、図4Aに示す螺旋状(渦巻き状)方式、または図4Bに示すラスター状方式等が用いられる。
例えば、図4A、図4Bに示す走査方式では、R光源41を照射光とする走査がA〜Bまで行われ、その反射光により赤フィールドの画像が取得される。次に、G光源42を照射光とする走査がA〜Bまで行われ、その反射光により緑フィールドの画像が取得される。さらにB光源43を照射光とする走査がA〜Bまで行われ、その反射光により青フィールドの画像が取得される。面順次方式の内視鏡装置1では、赤フィールドの画像と緑フィールドの画像と青フィールドの画像とから、1枚のカラー画像が得られる。
図5に示すように、反射光は照明光と同じように、観察成分光(G成分、B成分)と観察成分に測定成分が重畳された重畳反射光(R成分)とからなる。
シリコンからなる受光素子21は、単一の(single)検出層が反射光を電気信号に変換し出力する単一(single)の可視光受光素子である。すなわち、図6に示す受光素子21の検出層21Lは、赤波長から青波長までの可視光域の光を検出する。受光素子21は、検出した反射光にもとづき、観察信号と測定信号とを含む電気信号を出力するフォトダイオードである。観察信号は、R成分とG成分とB成分とからなる。R成分は観察信号に測定成分が重畳された重畳観察信号であるが、積分により、観察信号が抽出される。
信号処理部22は、RGBの3成分の観察信号を処理し二次元カラー画像データを出力する。画像生成部23は二次元カラー画像データから、図7に示すような二次元カラー画像30Aを出力する。二次元カラー画像30Aは体内の管腔の内視鏡画像である。
さらに、信号処理部22は、重畳観察信号の測定成分、すなわち高周波変調成分を処理し、測定データとして距離画像(range image)データを出力する。
図8に示すように、タイムオブフライト法を用いて距離測量(distance measurement)を行うための照射光の測定成分である赤波長成分は、周波数fに高周波変調されている。被検体までの距離をLとすると、反射光は出射光に対して時間差(遅れ)Δtが生じる。
このため、以下の(式1)により被検体までの距離Lが算出できる。cは光速である。
2L=c×Δt (式1)
なお、(式1)から算出される被検体までの距離Lは、第1の光ファイバ45の長さ(光源40から内視鏡10の挿入部11の先端部14Aまでの距離)L1と、第2の光ファイバ46の長さ(先端部14Aから受光素子21までの距離)L2と、を含む。距離L1、L2は一定であるため、先端部14Aから被検体までの距離をもとに、信号処理部22は距離画像データを算出する。
変調周波数fの1/1000の位相差Δφを検出する信号処理部22において、R光源41の変調周波数が100MHz〜1GHzであれば、分解能1mm以下の距離測量が可能となる。なお、反射光の出射光に対する時間差から距離Lを算出してもよい。
信号処理部22は、被検体のスポット照射された各点までの距離が計測された距離画像データを出力する。画像生成部23は距離画像データを補間処理し、図9に示すような距離画像30Bを出力する。距離画像30Bは、二次元カラー画像30Aと同じ場所の画像である。
そして、画像生成部23は、二次元カラー画像30Aと距離画像30Bとから、図10に示す三次元カラー画像30Cを生成する。
なお、画像生成部23は、二次元カラー画像データと距離画像データとから、三次元カラー画像30Cを生成してもよい。また、モニタ30が立体表示可能な場合には、三次元画像は図10等に示した距離に応じたメッシュ表示ではなく、奥行き情報を含む立体画像であってもよい。
内視鏡装置1は、受光部が、観察成分にもとづく観察信号と測定成分にもとづく測定信号とを含む電気信号を単一の検出層21Lが出力する単一の受光素子21であるため、構成が簡単である。
さらに、照明光の観察成分であるR成分が、測定成分の機能を含む重畳照明光である。このため、3つの光源だけで、三次元画像を取得できる。さらに照射光および反射光が可視光であるため、可視光帯において透過率の高い光ファイバを用いることで光の損失を小さくすることができる。
なお、以上の説明では、R成分が重畳照明光であったが、G成分またはB成分が重畳照明光でもよいし、複数の波長成分、たとえば、R成分およびG成分が重畳照明光でもよいし、R成分、G成分およびB成分が重畳照明光でもよい。
<第2実施形態>
次に第2実施形態の内視鏡装置1Aについて説明する。内視鏡装置1Aについて説明する。内視鏡装置1Aは、内視鏡装置1と類似しているため、同じ機能の構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
図11に示すように、内視鏡装置1Aの光源40Aは、R光源41とG光源42とB光源43と赤外光を発生するIR光源44とを有する。赤外光の波長は、例えば750nm〜1600nmであるが、好ましくは1400nm以下、特に好ましくは1200nm以下であれば、反射光は生体組織の表面からの反射光が主となるため、表面形状を良好に取得できる。
受光素子21Aは、単一の検出層21LAが、可視光から赤外光までの広い波長帯の光を電気信号に変換し出力する広帯域受光素子である。
図12に示すように、光源40Aが発生する照射光は、被検体の二次元画像を取得するための観察成分と被検体の測定を行うための測定成分とを含む。ここで、観察成分は、赤波長成分である赤波長光と、緑波長成分である緑波長光と、青波長成分である青波長光からなる。測定成分は、IR光源44が発生する高周波変調された赤外波長成分である。
R光源41、G光源42、B光源43およびIR光源44は、時間差をおいて光を出射する。
図13に示すように、反射光は照明光と同じように、観察成分(R成分、G成分、B成分)と測定成分(IR成分)とからなる。
受光素子21Aは、可視光波長から赤外波長までの広帯域の光を検出する。そして、受光素子21Aは、観察信号と測定信号とを含む電気信号を出力する。
信号処理部22は、観察信号を処理し二次元カラー画像データを出力するとともに、測定信号を処理し測定データとして距離画像データを出力する。画像生成部23は二次元カラー画像データおよび距離画像データから三次元カラー画像30Cを生成する。
内視鏡装置1Aは、内視鏡装置1と同じ効果を有する。そして、観察成分照明光(R、G、B)と測定成分照明光(IR)とが別の波長の光である。このため、3つの観察信号RGBの強度差が小さく、内視鏡装置1よりも色再現性がよい。また、内視鏡装置1よりも、測定成分照明光が長波長であるため、距離測量の精度向上が容易である。
なお、第1の光ファイバ45、第2の光ファイバ46として、赤波長成分、緑波長成分および青波長成分を導光する第1のコアと、赤外波長成分を導光する第2のコアと、を有するマルチコア光ファイバを用いてもよい。第1のコアは可視光成分(RGB)に対して損失が少なく、第2のコアは赤外光成分(IR)に対して損失の少ない材料からなる。
また、第1実施形態の内視鏡装置1において、可視光検出型の受光素子21に替えて広帯域受光素子である受光素子21Aを用いてもよい。
また、光源40Aが、赤外波長成分として、波長1200nm超、好ましくは1400nm超の第1の赤外波長成分と、波長1200nm以下、好ましくは1400nm以下の第2の赤外波長成分と、を順に発生してもよい。波長1200nm以下の第2の赤外波長成分による距離画像30Bは生体組織の表面の三次元画像である。一方、波長1200nm超の第1の赤外波長成分とによる距離画像30Bは生体組織の内部、例えば、表面から数mm下の三次元画像である。すなわち、光源40Aが出射する赤外線の波長を切り替えることで、例えば、生体組織の内部の血管の距離画像を得ることができる。
<第3実施形態>
次に第3実施形態の内視鏡装置1Bについて説明する。内視鏡装置1Aについて説明する。内視鏡装置1Bは、内視鏡装置1等と類似しているため、同じ機能の構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
図2および図14に示すように、内視鏡装置1Bの光源40Bは、第1実施形態の光源40と同じように、R光源41とG光源42とB光源43とを有する。ただし、光源40Bでは、R光源41、G光源42、およびB光源43は、同時に光を出射する。すなわち、照明光は、観察成分光(G成分、B成分)と観察成分に測定成分が重畳された重畳照明光(R成分)とからなる混合光である。
受光素子21Bは、単一の検出層21LBが反射光を電気信号に変換し出力する変調型受光素子である。受光素子21Bは、検出層21LBに印加されたバイアス電圧の強度により受光波長帯が変化する。例えば、ショットキー型検出素子である受光素子21Bは、バイアスが印加されるとショットキー障壁が小さくなり検出可能な波長が長波長側にシフトするため、波長に対する検出感度が変化する。
受光素子21Bは、図示しない最上層のメッシュ電極等を介して所定の3種類のバイアスが印加されると、3つの異なる強度の電気信号を出力する。それぞれの電気信号は、R、G、Bの3波長帯にもとづく信号を異なる割合で含んでいる。
バイアス印加による3波長帯の検出感度の変化は既知であるため、3種類の電気信号から、R、G、Bの3波長帯の、それぞれによる信号を算出することができる。
すなわち、図15に示すように、受光素子21Bは、R成分信号(重畳)とG成分信号とB成分信号とを異なる割合で含んでいる3種類の電気信号A、B、Cを順に出力する。信号処理部22は3種類の電気信号A、B、Cから、R、G、Bの3つの観察信号を分離するとともに、測定信号を取得する。なお、受光素子21Bを含む受光部の演算手段が信号分離処理を行ってもよい。
内視鏡装置1Bは、内視鏡装置1と同じ効果を有する。さらに、内視鏡装置1Bは、測定成分と全ての観察成分とが同時に被検体に照射されるため、同じ時間の観察画像と測定画像とが得られる。このため、内視鏡装置1Bは、内視鏡装置1等の効果を有し、さらに、色割れが発生するおそれがなく、内視鏡装置1等よりも、2つの画像のマッチングが容易である。
内視鏡装置1Bは、R光源41、G光源42、およびB光源43は、同時に光を出射するが、受光素子21Bは、RGBの3フィールドの画像を順次、受光する面順次方式であった。これに対して、1走査の間(図4A等で、A〜Bの間)に、受光素子21Bのバイアスを高速で変化させることで、1走査の間にRGBの3フィールドの画像と、距離画像と、を得る、いわゆる同時式も可能である。
同時式では、高周波数でバイアスを変調する必要があるが、変化の激しい被写体であっても、色割れが発生するおそれがなく、距離測量の精度が高い。
また、R光源41、G光源42、およびB光源43が順に光を出射する場合には、受光素子21Bが照明光の波長切替に同期して受光波長を切り替えても良い。
<第4実施形態>
次に第4実施形態の内視鏡装置1Cについて説明する。内視鏡装置1Cは、内視鏡装置1〜1B等と類似しているため、同じ機能の構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
図11および図16に示すように、内視鏡装置1Cの光源40Cは、第2実施形態の光源40Aと同じように、R光源41とG光源42とB光源43とIR光源44とを有する。ただし、光源40Cでは光源40Bと同じように、R光源41、G光源42、B光源43およびIR光源44は、同時に光を出射する。すなわち、照明光は、観察成分光(R成分、G成分、B成分)と測定成分光(IR成分)とからなる混合光である。
図17に示すように、4種類のバイアスが順に印加された広帯域変調型の受光素子21Cは、R成分信号とG成分信号とB成分信号とIR成分信号とを異なる割合で含んでいる4種類の電気信号A、B、C、Dを順に出力する。
信号処理部22は4種類の電気信号A、B、C、Dから、R、G、Bの3つの観察信号を分離するとともに、測定信号を取得する。なお、受光素子21Cを含む受光部の演算手段が信号分離処理を行ってもよい。
内視鏡装置1Cは、内視鏡装置1Aの効果と内視鏡装置1Bの効果を有し、さらに変化の激しい被写体であっても、色割れが発生するおそれがなく、距離測量の精度が高い。
また、R光源41、G光源42、B光源43およびIR光源44が順に光を出射する場合には、受光素子21Cが照明光の波長切替に同期して印加バイアスを変えることで、受光波長帯を切り替えてもよい。
<第5実施形態>
次に第5実施形態の内視鏡装置1Dについて説明する。内視鏡装置1Dは、内視鏡装置1〜1C等と類似しているため、同じ機能の構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
図18に示すように、内視鏡装置1Dでは、受光素子21Dが内視鏡10の挿入部11の先端部11Aに配置されている。受光素子21Dは、受光素子21と同じ、単一の検出層21Lが反射光を電気信号に変換し出力する単一の可視光受光素子である。検出層21Lが出力する電気信号は信号線21Mを介して信号処理部22に伝送される。
受光素子21Dは小型であるため、先端部11Aに配置しても、先端部11Aの細径化を妨げることはない。
内視鏡装置1Dでは、反射光は、第2の光ファイバを介さずに受光素子21に入射する。このため損失が小さく、高感度である。また、第2の光ファイバ46の長さL2により生じる時間差Δtの影響がなくなるため、より距離測量の精度が高い。
内視鏡装置1A〜1Cにおいても、小型の受光素子(受光部)を内視鏡10の挿入部11の先端部11Aに配置することができる。なお、受光素子(受光部)を内視鏡10の把持部12Bに配置してもよい。また光源40を把持部12Bに配置してもよい。
なお、以上の説明では、被検体の測定として距離計測を例に説明した。しかし、照射光を用いた被検体の測定として、赤外照射光を用いた、発熱量(温度)測定、FI−IR法による水分量の分布、または、照射光により発生する蛍光を検出することで、対応成分の定量測定、ラマン散乱光測定等であってもよい。
本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、組み合わせ、および応用が可能であることは勿論である。
1、1A〜1D・・・内視鏡装置
10・・・内視鏡
15・・・走査部
20・・・本体部
21・・・受光素子
21L・・・検出層
22・・・信号処理部
23・・・画像生成部
24・・・制御部
25・・・走査制御部
30・・・モニタ
30A・・・二次元カラー画像
30B・・・距離画像
30C・・・三次元カラー画像
40・・・光源
45・・・第1の光ファイバ
46・・・第2の光ファイバ

Claims (9)

  1. 照射光を発生する光源と、
    導光した前記照射光を先端から被検体へ向けてスポット照射する第1の光ファイバと、
    前記第1の光ファイバの前記先端の方向を変化させることで、前記照射光を走査する走査部と、
    前記照射光が照射された前記被検体からの反射光にもとづく電気信号を出力する受光部と、
    前記電気信号を処理する信号処理部と、を備える内視鏡装置であって、
    前記照射光が、前記被検体の二次元画像を取得するための観察成分と前記被検体の測定を行うための測定成分とを含み、
    前記受光部が、前記観察成分にもとづく観察信号と前記測定成分にもとづく測定信号とを含む前記電気信号を単一の検出層が出力する単一の受光素子であり、
    前記信号処理部が、前記観察信号を処理し二次元画像データを出力するとともに、前記測定信号を処理し測定データを出力することを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記反射光を導光する第2の光ファイバを具備し、
    前記受光部が、前記第2の光ファイバが導光した前記反射光を受光することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記受光部が、内視鏡の挿入部の先端部または把持部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  4. 前記観察成分が、赤波長成分、緑波長成分および青波長成分からなり、
    前記測定成分が、タイムオブフライト法を用いて前記被検体との距離測量を行うために高周波変調された成分であり、
    前記信号処理部が、前記測定信号を処理し、前記測定データとして距離画像データを出力し、
    前記カラー画像データと前記距離画像データとから、三次元カラー画像を生成する画像生成部をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  5. 前記赤波長成分、前記緑波長成分および前記青波長成分の少なくともいずれかが高周波変調された、前記測定成分を含む重畳光であり、
    前記電気信号が、前記観察信号に前記測定信号が重畳された重畳信号を含むことを特徴とする請求項4に記載の内視鏡装置。
  6. 前記受光素子は、可視光受光素子であることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
  7. 前記測定成分が、赤外波長成分であることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
  8. 前記受光素子は、広帯域受光素子であることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  9. 前記受光素子は、電気信号による変調型受光素子であることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
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