JPWO2016147298A1 - 推薦装置、推薦決定方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

推薦装置、推薦決定方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016147298A1
JPWO2016147298A1 JP2017505908A JP2017505908A JPWO2016147298A1 JP WO2016147298 A1 JPWO2016147298 A1 JP WO2016147298A1 JP 2017505908 A JP2017505908 A JP 2017505908A JP 2017505908 A JP2017505908 A JP 2017505908A JP WO2016147298 A1 JPWO2016147298 A1 JP WO2016147298A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recommendation
information
user
history
control rule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017505908A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6400834B2 (ja
Inventor
亮介 竹内
亮介 竹内
修一郎 今原
修一郎 今原
矢野 亨
亨 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Publication of JPWO2016147298A1 publication Critical patent/JPWO2016147298A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6400834B2 publication Critical patent/JP6400834B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • G05B13/04Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric involving the use of models or simulators
    • G05B13/048Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric involving the use of models or simulators using a predictor
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions
    • G06Q30/0601Electronic shopping [e-shopping]
    • G06Q30/0631Item recommendations
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/903Querying
    • G06F16/9032Query formulation
    • G06F16/90324Query formulation using system suggestions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/95Retrieval from the web
    • G06F16/953Querying, e.g. by the use of web search engines
    • G06F16/9535Search customisation based on user profiles and personalisation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

ユーザごとの生活行動を考慮した上で、制御ルールを推薦する。本発明の実施形態としての推薦装置は、ユーザの行動履歴を取得する履歴取得部と、前記ユーザの行動に基づき定義される事前条件と、前記機器に対して行う制御の内容を表す事後条件とを含み、前記事前条件が成立する場合に前記事後条件により表される制御を行うことを定めた制御ルールに関して、前記事前条件の前記行動履歴に対する第1適合情報を算出する適合情報算出部と、前記第1適合情報に応じて、前記ユーザに対する前記制御ルールの推薦情報を生成する推薦部とを備える。

Description

本発明の実施形態は、推薦装置、推薦決定方法およびコンピュータプログラムに関する。
近年、ホーム・エナジー・マネジメント・システム(HEMS)が注目を集めている。HEMSは、家庭で使用する電気などのエネルギーを管理するシステムである。HEMSにより、家庭におけるエネルギーの使用状況が把握でき、無駄な使用を抑えることで、省エネを実現することができる。また、HEMSが、予め定められたルールに従って、機器を制御し、省エネを実現することも可能である。例えば、人が在室していないときは、暖房設定温度を低下させるというルールを適用した場合、不在時には、HEMSが自動で設定温度を低下させる。よって、自動でエネルギー消費を抑え、省エネを実現することができる。
機器を制御するルールの数が多い場合、ユーザが自分に適したルールを見つけ出すのは困難である。また、あるルールが自分に適しているにも関わらず、ユーザはそのルールが自分に適していると思わず、適用しないことも多々ある。このような事態に対応するには、HEMSが、ユーザに適したルールを推薦することが望まれる。しかし、せっかくユーザの行動を反映させたルールを適用しても、ユーザが有益さを感じない可能性がある。
特開2012−14659号公報
本発明の実施形態は、ユーザごとの生活行動を考慮した上で、制御ルールを推薦する。
本発明の実施形態としての推薦装置は、ユーザの行動履歴を取得する履歴取得部と、前記ユーザの行動に基づき定義される事前条件と、前記機器に対して行う制御の内容を表す事後条件とを含み、前記事前条件が成立する場合に前記事後条件により表される制御を行うことを定めた制御ルールに関して、前記事前条件の前記行動履歴に対する第1適合情報を算出する適合情報算出部と、前記第1適合情報に応じて、前記ユーザに対する前記制御ルールの推薦情報を生成する推薦部とを備える。
第1の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図。 行動履歴DBに格納される履歴情報の例を示した図。 環境履歴DBに格納される履歴情報の例を示した図。 機器稼働履歴DBに格納される履歴情報の例を示した図。 制御ルール区分DBに格納される基礎ルールの例を示した図。 制御ルールDBに格納される制御ルール情報の例を示した図。 御内容充足率を算出するためのデータの例を示した図。 指標DBに格納されるデータの例を示した図。 識別器作成のイメージ図。 推薦内容DBに格納されるデータの例を示した図。 出力部が出力する推薦文の例を示した図。 第1の実施形態における推薦処理の概略フローチャート。 適合率を算出する処理の詳細を示すフローチャート。 推薦是非を判定する処理の詳細を示すフローチャート。 ロジスティック回帰モデルによる予測値と、基準値との比較を示した図。 第2の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図。 第2の実施形態における推薦処理の概略フローチャート。 第3の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図。 事前緩和条件DBに格納される緩和条件のデータの例を示した図。 第3の実施形態における適合率を算出する処理の詳細を示すフローチャート。 第4の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図。 事後緩和条件DBに格納される事後緩和条件のデータの例を示した図。 第5の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図。 第5の実施形態における推薦是非判定の処理の詳細を示すフローチャート。 第6の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図。 推薦効果DBに格納される推薦効果算出方法などの例を示した図。 推薦効果を算出するためのデータの例を示した図。 推薦効果の結果を利用した、出力部が出力する推薦文の例を示した図。 第6の実施形態における推薦是非判定の処理の詳細を示すフローチャート。 第7の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図。 推薦結果DBに格納されるデータの例を示した図。 第7の実施形態における推薦処理の概略フローチャート。 第7の実施形態における推薦是非判定の処理の詳細を示すフローチャート。 第1の実施形態における各部を、監視環境とサービス提供環境に分けた場合を示した図。 本発明の一実施形態に係る推薦装置を備えたハードウェア構成例を示した図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図である。
図1の推薦装置は、ユーザ行動検知機器101、環境検知機器102、制御対象機器103、履歴取得部104、履歴記憶部201、制御ルール区分DB205、制御ルールDB206、指標DB207、推薦内容DB208、適合率算出部(適合情報算出部)300、推薦部400、出力部105、入力部106、および制御指令部107を備える。本推薦装置は、例えばユーザが生活する建物に配置される。
ユーザ行動検知機器101は、ユーザに関する行動や状態を検知する。人感センサ、睡眠センサなどのセンサを使用する方法がある。また、照明器具、電気調理器、携帯電話、スマートフォン、インターホンなどの電気機器が使用された場合に、使用された電気機器が、ユーザ行動検知機器101に情報を送る方法なども考えられる。検知する情報は、在室、不在、睡眠、調理、電話、メール送信、訪問など、ユーザの行動や状態に関する情報である。また、ユーザ行動検知機器101は、ユーザの行動を検知した場合、ユーザの位置に関する情報も取得する。例えば、使用された電子機器などの位置、スマートフォンなどを使用した際に送信された位置情報から取得することができる。得られた情報は、履歴取得部104に送信される。情報の送信のタイミングは、一定時間ごとでも、取得の度でもよく、任意に定めてよい。また、履歴得部104がポーリングしてユーザ行動検知機器101から取得してもよい。ユーザ行動検知機器101は、複数台配置されてもよい。
環境検知機器102は、ユーザの生活環境または制御対象機器103の周辺環境の状態を検知する。検知する情報は、温度、湿度、照度、風量、雨量、積雪量などの環境情報がある。これらの情報はセンサを用いて検知すればよい。得られた情報は、履歴取得部104に送信される。情報の送信のタイミングは、一定時間ごとでも、取得の度でもよく、任意に定めてよい。また、履歴取得部104がポーリングして環境検知機器102から取得してもよい。環境検知機器102は、複数台配置されてもよい。
制御対象機器103は、例えば冷暖房機器、照明器具、スマートプラグ、電動ブラインド、電動シャッター、電気錠など、制御対象となる電気機器である。制御対象機器103は、ユーザの生活する建物に配置されることを想定するが、一部の機器(例えば監視装置)が建物の外側に配置されてもよい。本実施形態では、制御対象機器103は、電気機器を制御するルール(以下、制御ルール)によって制御される。この制御ルールは、制御対象機器103が保持し、制御対象機器103が制御ルールに従って稼働してもよい。または、後述する制御指令部107が制御ルールを保持し、制御指令部107が制御ルールに沿った指令を発行し、制御対象機器103は、その指令に従って稼働してもよい。
制御対象機器103は、電源のONまたはOFF、設定温度、設定照度、開閉状態など、自機器の状態に関する情報を履歴取得部104に送信する。情報の送信のタイミングは、一定時間ごとでも、状態が変化したときでもよく、任意に定めてよい。また、履歴取得部104がポーリングして制御対象機器103から取得してもよい。制御対象機器103は複数台存在することを想定しているが、1台でもよい。また、制御対象機器103は常に電源がONであることを前提としてもよい。この場合、電源のONまたはOFFに関する情報の送信は省略してもよい。
履歴取得部104は、ユーザ行動検知機器101、環境検知機器102、制御対象機器103が検知した情報を取得し、履歴記憶部201に送信する。1台の履歴取得部104が全てのユーザ行動検知機器101、環境検知機器102、制御対象機器103から情報を収集してもよい。または複数台の履歴取得部104が、分担して収集してもよい。分担する場合は、情報の収集先である機器の種類や位置などで、収集先の機器をいくつかのグループに分け、履歴取得部104は対応づけられたグループのみから情報を収集してもよい。情報の送信のタイミングは、一定時間ごとでも、取得の度でもよく、任意に定めてよい。
履歴記憶部201は、行動履歴DB202、環境履歴DB203、および機器稼働履歴DB204を備える。行動履歴DB202、環境履歴DB203、機器稼働履歴DB204は、1つのDB関連ソフトウェアと1つの記憶装置を用いて構築してもよいし、複数のDB関連ソフトウェアと1つまたは複数の記憶装置で構成してもよい。その他の方法で構築してもよい。
行動履歴DB202は、ユーザ行動検知機器101で収集された情報(行動履歴情報)を格納する。図2は、行動履歴DB202に格納される行動履歴の例を示した図である。図2の例のデータは、検知時刻、ユーザID、ユーザの位置、ユーザの行動内容などを含む。ユーザIDは、ユーザ一人一人を区別するための識別子であり、ユーザのIDである。ユーザIDは、個々のユーザを識別することに限定されず、一世帯の居住者全体を表すユーザID、またはユーザを識別できず不明であることを意味するユーザIDがあってもよい。
環境履歴DB203は、環境検知機器102で収集された情報(環境履歴情報)を格納する。図3は、環境履歴DB203に格納される環境履歴情報の例を示した図である。図3の例のデータは、検知時刻、機器ID、環境の状態に関する属性、属性の値などを含む。機器IDは、機器を区別する識別子である。属性とその値は、環境検知機器102の検知項目(温度や湿度など)と、検知項目の値である。
なお、ユーザIDを環境履歴に追加してもよい。図3のユーザIDの列には、機器が配置されている空間を使用するユーザのユーザIDが設定される。例えば、図3の例の一番上の行の機器IDであるユーザ1部屋温湿度計は、ユーザ1の部屋に配置されているため、ユーザIDはユーザ1となる。また、機器が複数のユーザが使用する居間に置かれている場合は、複数のユーザIDや居住者全体を表すユーザIDが設定される。これは、ユーザIDと機器IDとを対応づけたテーブルを予め用意しておき、履歴情報とマージすることで求めることができる。
機器稼働履歴DB204は、制御対象機器103で収集された情報(稼働履歴情報)を格納する。図4は、機器稼働履歴DB204に格納される稼働履歴情報の例を示した図である。図4の例のデータは、検知時刻、機器ID、機器の状態に関する属性と、属性の値などを含む。属性とその値は、制御対象機器の稼働の検知項目とその値であり、例えば、エアコンやヒータのデータならば、「設定温度」、およびその値としての「20度」といったものがある。
なお、ユーザIDを機器稼働履歴に追加してもよい。図4のユーザIDの列には、実際に機器を使用したユーザのユーザIDではなく、機器の所有者や普段使用するユーザなど、予め機器IDと対応づけられたユーザIDが設定される。これは、ユーザIDと機器IDとを対応づけたテーブルを予め用意しておき、履歴情報とマージすることで求めることができる。
制御ルール区分DB205は、基礎ルールを格納するデータベースである。基礎ルールは、制御ルールを構築するためのテンプレートとしての役割を有する。基礎ルールを後述する制御ルール情報を組み合わせることで制御ルールが構築される。図5は、基礎ルールの例を示した図である。図5の例の基礎ルールは、ルール区分、事前条件項目、事後条件項目、事前条件、事後条件などを含む。ルール区分は、基礎ルールを分類するための識別子である。制御ルールは、事前条件と、事後条件とにより構成され、事前条件が成立した場合に、制御ルールが発動することにより、事後条件の内容が実行される。ただし、制御ルール区分DB205の「事前条件」および「事後条件」は、抽象化された要素(変数)を用いて記述されており、要素(変数)の値を与えることで、事前条件および事後条件が確定する。
事前条件における抽象化された要素(変数)に与える値は、図5の「事前条件項目」と、後述する図6の「事前条件項目入力値」によって決まる。「事前条件項目」は、当該要素の種類またはタイプ(以下、タイプに統一)を表しており、「事前条件項目入力値」は、当該要素に与える値を表している。図5の例の一番上の行では、事前条件項目の値(タイプ)が「部屋」を表している。仮に「事前条件項目入力値」の値が「部屋A」であるとすると、事前条件は、部屋Aの属性「在/不在」の状態が「不在」、つまり「部屋Aが不在である」というように確定される。なお、図5の例では、事前条件項目は1つであるが、複数でもよく、この場合、「事前条件項目入力値」も複数になる。また、事前条件項目が存在しなくてもよい。例えば、「雷が鳴ったら」といったように、抽象化された要素を用いて事前条件を記述しない場合は、事前条件項目が存在しなくてもよい。この場合、「事前条件項目入力値」も存在しなくてよい。
事後条件における抽象化された要素に与える値は、「事後条件項目」と、後述する図6の「事後条件項目入力値」によって決まる。「事後条件項目」は当該要素のタイプを表しており、「事後条件項目入力値」は、当該要素に与える値を表している。図5の例の一番上の行では、事後条件項目の値(タイプ)が、「ヒータ、設定温度値」となっている。仮に、「事後条件項目入力値」が、「部屋Aヒータ1、20度」とすると、事後条件は、「部屋Aヒータ1」の設定温度を「20度」にするというものになる。なお、図5の例では、事後条件項目は2つであるが、1つでも、3つ以上でもよい。
制御ルールDB206は、基礎ルールにおける事前条件に含まれる要素(事前条件項目)および事後条件に含まれる要素(事後条件項目)に与える値を定義した制御ルール情報を格納する。制御ルールDB206の制御ルール情報を制御ルール区分DB205の基礎ルールと組み合わせることで、制御ルールが生成される。
図6は、制御ルールDB206に格納される制御ルール情報の例を示した図である。図6の例の制御ルール情報は、ルール区分、ルールサブ区分、ユーザID、ルールID、使用是非、事前条件項目入力値、事後条件項目入力値を含む。
ルールサブ区分は、ルール区分をさらに細かく分類するための識別子である。ルールサブ区分は、基礎ルールの事前条件項目の種類ごとに分けてもよい。例えば、図6の例の上から1番目から3番目までの行では、ルールサブ区分が同じ92−1となっているが、これは、図5の例のルール区分92の基礎ルールの事前条件項目の「部屋」の種類が、「居間」の場合である。ルールIDは、各制御ルールを区別するための識別子である。図6の例では、ルールIDは、ルールサブ区分とユーザIDの組み合わせで表している。
使用是非は、制御ルールを使用するか否かを示す。使用是非が「○」(真)の場合は、制御ルールを使用するが、「×」(偽)の場合は使用しないことを意味する。使用是非の設定はユーザが設定可能である。ただし、本装置が、後述する推薦度の値に応じて自動的に設定するようにしてもよい。
事前条件項目入力値および事後条件項目入力値は、対応する基礎ルールの事前条件項目および事後条件項目の値(すなわち事前条件に含まれる要素の値、および事後条件に含まれる要素の値)を、それぞれ指定する。対応する基礎ルールは、ルール区分で特定される。図6の1番上の行は、ルール区分92、事前条件項目入力値が「ユーザ1居間」、事後条件項目入力値が「ユーザ1居間ヒータ、20度」である。これは、図5の例にあるルール区分92の基礎ルールの事前条件項目の値(事前条件に含まれる要素の値)を「ユーザ1居間」、事後条件項目の値(事後条件に含まれる要素の値)を「ユーザ1居間ヒータ、20度」に指定することを意味する。
このように、制御ルール区分DB205の基礎ルールと、制御ルールDB206の制御ルール情報を組み合わせることで、制御ルールが構築される。例えば、ルールID92−1−1の制御ルールは、図6の一番上の行を図5の一番上の行と組み合わせることで生成され(ルール区分が92)、制御ルールは、「「ユーザ1居間」という部屋が不在状態であれば、「ユーザ1居間ヒータ」の設定温度を「20度」にする」となる。
制御ルールDB206は、使用是非が真となっている制御ルール情報に基づき生成される制御ルールを、制御指令部107に送る。制御ルールの送るタイミングは、一定時間ごとでも、制御ルールの更新(制御ルール情報の更新)があったときでもよく、任意に定めてよい。また、制御指令部107がポーリングして制御ルールDB206から取得してもよい。制御ルールDB206は、使用是非が真となっている制御ルール情報と、制御ルール区分DB205の基礎ルールを組み合わせて制御ルールを生成して、内部または外部のメモリに保持しておいてもよい。
制御指令部107は、使用是非が真となっている制御ルール情報に基づき生成される制御ルールを、制御ルールDB206から取得し、制御ルールに従って、制御対象機器103を制御する。制御ルールの取得は、一定時間ごとに、制御指令部107がポーリングして、更新された制御ルールまたは全制御ルールを取得してもよい。または、制御ルールDB206の更新が行われた際に、制御ルールDB206が制御指令部107に送信する仕組みでもよい。ここでは、制御ルールDB206が制御ルール情報と基礎ルールを組み合わせて制御ルールを生成したが、制御指令部107が制御ルール区分DB205および制御ルールDB206を参照して、制御ルールの生成を行ってもよい。なお制御指令部107は、制御対象機器103に制御ルールを送信し、制御対象機器103が制御ルールを解釈し、動作するようにしてもよい。
適合率算出部(適合情報算出部)300は、制御ルール区分DB205の基礎ルール、制御ルールDB206の制御ルール情報、履歴記憶部201の履歴情報に基づき、制御ルールの事前条件または事後条件を、履歴情報が満たす度合いを表す適合情報を算出する。適合情報は、制御対象機器103に適用すべき制御ルールであるか否かの度合いも意味する。ここでは、適合情報として、制御機会発生率(第1適合情報)と、制御内容充足率(第2適合情報)とを算出する。このため、適合率算出部300は、制御内容充足率を算出する制御内容充足率算出部301と、制御機会発生率を算出する制御機会発生率算出部302を備える。適合率算出部300は、基礎ルールおよび制御ルール情報から制御ルールを生成し、その制御ルールと履歴情報に基づいて、制御ルールの適合率(制御内容充足率と、制御機会発生率)を算出する。算出された適合率は、指標DB207に送られる。なお、制御ルールDB206が生成した制御ルールがメモリに保持されている場合は、制御ルールDB206を介して、またはメモリから直接、制御ルールを取得してもよい。
制御内容充足率は、事前条件が満たされている時間または回数に対する、事後条件が満たされている時間または回数の比率を表す。制御内容充足率が高い場合、制御ルールの使用が望ましいといえる。制御内容充足率は、例えば一定時間内に事前条件が真である時間を事前条件充足時間(T_PRE)、一定時間内に事前条件が真かつ事後条件が真である時間を事後条件充足時間(T_POST)とすると、制御内容充足率は、事後条件充足時間/事前条件充足時間で計算できる。または、一定時間内に事前条件が真である回数を事前条件充足回数とし、一定時間内に事前条件が真かつ事後条件が真である回数を事後条件充足回数として、事後条件充足回数/事前条件充足回数によって、制御内容充足率を算出してもよい。
制御機会発生率は、一定時間内に事前条件が満たされる時間または回数を、基準時間または基準回数で除算した値を表す。制御機会発生率が高い場合、省エネ等に関する制御ルールの使用による効果が望める。一定時間内に事前条件が真である時間を事前条件充足時間とし、1日の全計測時間などを基準時間とする。この場合、制御機会発生率は、事前条件充足時間/基準時間で求められる。また、一定時間内に事前条件が真である回数を事前条件充足とし、制御機会発生率を、事前条件充足回数/基準回数で求めてもよい。この基準回数は予め定めておけばよい。
先ほどのルールID92−1−1の制御ルールに対する制御内容充足率を求める例を示す。この制御ルールの事前条件は、「ユーザ1居間が不在状態」である。また、この制御ルールの事後条件は、「ユーザ1居間ヒータの設定温度を20度にする」である。ここで、ある日のユーザ1居間の在室状況を表したグラフを図7(A)に示す。図7(A)に記載のグラフの同日において、ヒータの設定温度が20度であるか否かを表したグラフを図7(B)に示す。一定時間を24時間とすると、この日の「一定時間内に事前条件が真である時間」は、8時から20時の12時間である。また、この日の「一定時間内に事前条件が真かつ事後条件が真である時間」は、8時から20時の間における、8時から12時の間と16時から20時までの間の合計8時間である。これにより、この日の制御内容充足率は8/12(約66%)となる。
同様の例を用いて、制御機会発生率を算出する。一定時間内に事前条件が真である時間は、8時から20時の間の12時間である。全時間は24時間とすると、制御機会発生率は12/24(50%)となる。
ここでは、適合率として制御内容充足率と制御機会発生率の2つを計算したが、いずれか一方のみを計算してもよい。また、制御ルールに応じて、制御内容充足率または制御機会発生率を計算する対象となる一定時間の値を変更してもよい。これにより、ユーザの行動や状況にあった適合率を算出することができる。
指標DB207は、制御ルール毎に、適合率算出部300が算出した適合率(制御内容充足率と制御機会発生率)のデータを格納するDBである。図8は、指標DB207に格納されるデータの例を示す。図8の例のデータは、適合率の算出時刻、ルール区分、ルールサブ区分、ルールID、使用是非、算出した適合率の種類(制御内容充足率と制御機会発生率)を表す指標と、当該指標の値を含む。
推薦部400は、適合率算出部300が算出した適合率に基づき、制御ルールの推薦の是非を決定する。決定するタイミングは、一定時間ごとでもよいし、適合率が算出され指標DB207が更新されたタイミングでもよいし、その他、任意に定めてよい。推薦部400は、識別器生成部401と、推薦是非判定部402を備える。
識別器生成部401は、適合率から使用是非を判定するための値(推薦度)を出力する識別器を生成する。識別器には、適合率を入力値とする関数を用いることが考えられる。例えば、過去に推薦した制御ルールの使用是非を目的変数Y、推薦した制御ルールの適合率を説明変数Xとする予測モデルを用いることが考えられる。予測モデルは、説明変数Xと目的変数Yを関連づけるものである。このXとYの関連は、複数のパラメータを用いて、予測式で表される。予測モデルには、回帰モデルやニューラルネットワーク、ロジットブースト、サポートベクタマシンなどを用いてもよい。予測モデルを用いることにより、今までに推薦した結果などを考慮することができる。識別器は、ルール区分ごとに生成する。また、制御内容充足率と制御機会発生率のように、複数種類の適合率がある場合は、適合率の種類ごとに識別器を生成してもよいし、複数の適合率を同時に用いる識別器を生成してもよい。
推薦是非判定部402は、識別器生成部401が生成した識別器によって、当該制御ルールの適合率から推薦度を算出する。そして、その推薦度を基に、推薦の是非を判定する。推薦度の算出および判定は、全制御ルールに対して行ってもよいし、判定不要な制御ルールを特定し、当該制御ルールを判定対象から除いてもよい。例えば、当該制御ルールの使用是非が真の場合は、既に使用されているため、推薦の判定を行わないとしてもよい。推薦判定の結果は、判定後、推薦内容DB208に送られる。
判定の方法は、推薦度が一定値以上の場合に、当該制御ルールを推薦するとしてもよい。また、過去の履歴を用い、推薦度が連続して複数回一定値を上回った場合に推薦するとしてもよい。制御内容充足率と制御機会発生率のように、適合率が複数ある場合は、適合率の種類ごとに判定した結果を総合的に判定してもよいし、制御ルールごとに複数ある各適合率に優先度を設けて、優先度の高い適合率のみで判定してもよい。また、推薦の判定は、推薦するまたはしないだけでなく、推薦度に応じて、「強く推薦する」といった多様な判定結果を出してもよい。
一例として、識別器(予測モデル)として、ロジスティック回帰モデルを用いる場合を説明する。ロジスティック回帰モデルは、目的変数Yが0または1の二つの論理値をとる。説明変数がN(Nは1以上の整数)種類ある場合、i番目(iは1以上N以下の整数)の種類の説明変数をx、パラメータをaおよびbとすると、目的変数Yが1である確率p(予測値)は、次式のロジスティック関数で表される。
Figure 2016147298
目的変数Yを使用是非とし、使用されない場合をY=0、使用される場合をY=1とすると、このロジスティック関数を用いて、制御ルールが使用される確率を求めることができる。そこで、識別器生成部401は、このロジスティック関数を使用するために、過去に推薦した制御ルールの使用是非とそのときの適合率をもとに、モデル式のパラメータをa およびbの最適値を算出する。なお、上の式は、説明変数がN種類あるとしたが、1種類でも問題ない。制御内容充足率だけを説明変数にしてもよく、制御内容充足率と制御機会発生率の両方を説明変数にしてもよい。また、その他の適合率を説明変数にしてもよい。また、上記式のかっこ内をlogit値と呼ぶ。
図9は、識別器の作成を説明するための図である。例えば、識別器生成部401は、指標DB207から、図9(A)のように、ルール区分が1であるデータをM(Mは1以上の整数)個取得する。そして、説明変数を制御内容充足率の1種類として、M個のデータから、最尤法などを用いて、出力pが最も確からしくなるように、パラメータaおよびbを算出する。結果、ロジスティック関数p=1/(1+exp(−(a1X+b1)))を得る。この式は、logit値を横軸、予測値を縦軸にすると、図9(B)のような曲線となる。推薦是非判定部402は、この式のXに、適合率算出部300が算出した適合率を代入することで、Y=1となる確率pを算出し、その値を推薦度とすることができる。
推薦内容DB208は、推薦是非判定部402から送られた推薦是非の判定結果を、制御ルール毎に格納する。図10は、推薦内容DB208に格納されるデータの例を示した図である。図10の例のデータは、ルール区分、ルールサブ区分、ユーザID、ルールID、推薦是非、推薦是非の算出に用いた適合率の種類を表す推薦理由指標などを含む。
出力部105は、推薦内容DB208に格納されるデータの推薦是非に基づき、制御ルールの推薦に関するメッセージを出力する。出力方法は、外部のモニタなどに推薦文を表示させる方法が考えられる。また、予め登録しておいたユーザのメールアドレスに、メールを送信してもよい。図11は、出力部105が出力する推薦文の例を示す。この推薦文のフォーマットは、出力部105が保持しておいてもよいし、制御ルールDB206などのDBにルールIDとともに格納しておいてもよい。または、制御ルールの内容、および推薦理由などを表示してもよい。また、推薦是非の度合い、ユーザIDまたは推薦理由などに起因して、表示する文章を変えてもよい。また、出力するタイミングは、推薦是非の更新があった場合などが考えられる。
入力部106は、入力装置などに表示された入力インタフェースを介して、ユーザから制御ルールの使用是非を受け付ける。受け付けた使用是非は、制御ルールDB206に送られる。また、使用是非だけでなく、推薦された制御ルールの事前条件項目入力値や事後条件項目入力値に対する変更を受け付けてもよい。受け付けた値は、制御ルールDB206に送られ、制御ルール情報(使用是非等)が更新される。
また、出力部105および入力部106を用いて、ユーザが自発的に制御ルールDB206にアクセスし、制御ルールの使用是非や、事前条件項目入力値および事後条件項目入力値の更新を行えるようにしてもよい。
図12は、第1の実施形態における推薦処理の概略フローチャートである。
履歴取得部104は、ユーザ行動検知機器101、環境検知機器102、制御対象機器103が検知した情報を取得し、履歴記憶部201に送信する(S101)。
履歴記憶部201は、受信した情報を、ユーザ行動検知機器101、環境検知機器102、制御対象機器103ごとに、それぞれ、行動履歴DB202、環境履歴DB203、機器稼働履歴DB204に格納する(S102)。
適合率算出部300は、制御ルール区分DB205の基礎ルール、制御ルールDB206の制御ルール情報、履歴記憶部201の履歴情報に基づき、適合率を算出する(S103)。
図13は、適合率を算出する処理の詳細を示すフローチャートである。適合率算出部300は、全制御ルールのうち、予め定めた条件に適合する制御ルールを、取得する(S201)。予め定めた条件に適合しないとして取得されなかった制御ルールは、使用推薦の判定が不必要な制御ルールとして、以降の処理を行わない。例えば、使用是非が真の場合は、すでに使用しているため、使用推薦の判定を行わないことが考えられる。また、季節が夏の場合、ヒータに関する制御ルールに対しては、使用推薦の判定を行わないといったものがある。または、休日限定の制御ルールは、休日のデータから適合率を求めこととし、休日の翌日だけ処理をするといったものも考えられる。なお、これらの処理は、適合率算出部300ではなく、制御内容充足率算出部301および制御機会発生率算出部302が行ってもよい。
制御内容充足率算出部301は、制御内容充足率に関し、事前条件充足情報(T_PRE)および事後条件充足(T_POST)情報の算出に必要な履歴情報を取得する(S202a)。
制御内容充足率算出部301は、取得した履歴情報から、図7で説明したように、事前条件充足情報(T_PRE)を算出し(S203a)、事後条件充足情報(T_POST)を算出する(S204a)。そして算出したT_POSTとT_PREから、制御内容充足率を算出する(S205a)。制御内容充足率を算出する際に、時間または回数のどちらを用いるかは、制御ルールDB206の列の1つとして、登録しておいてもよい。
制御機会発生率算出部302は、制御機会発生率に関し、履歴記憶部201から事前条件充足情報の算出に必要な履歴情報を取得する(S202b)。
制御機会発生率算出部302は、取得した履歴情報から、事前条件充足情報(T_PRE)を算出する(S203b)。そして、事前条件充足情報から制御機会発生率を算出する(S204b)。例えば、事前条件充足情報が時間を表すときは、T_PRE/基準時間、または回数を表すときは、T_PRE/基準回数から、制御機会発生率を算出する。なお、基準時間または基準回数のどちらを用いるか、および、基準時間および基準回数の値は、制御ルールDB206の列の1つとして、登録しておいてもよい。
図13のフローでは、制御内容充足率および制御機会発生率の両方を算出したが、いずれか一方のみ算出することも可能である。また、制御ルールに応じて、制御内容充足率だけ算出する場合や、制御機会発生率だけ算出する場合があってもよい。
指標DB207は、適合率算出部300が生成した適合率(制御内容充足率または制御機会発生率)を含むデータを制御ルール毎(ルールID毎)に格納する(S104)。
推薦部400は、指標DB207に格納されている各データの適合率から、制御ルール毎の推薦是非を判定する(S105)。
図14は、推薦是非を判定する処理の詳細を示すフローチャートである。推薦部400は、指標DB207に格納されている各データを参照し、予め定めた条件を満たす制御ルール(ルールID)を特定する(S301)。予め定めた条件として、例えば、使用是非が偽(未使用)であることがある。使用是非が真である制御ルールは既に使用されているため、推薦是非を判定する必要がないからである。また、データに前回の推薦処理で当該制御ルールを推薦したか否かの履歴を含めておき、前回推薦していない制御ルールを、選択の条件にしてもよい。何度も同じ制御ルールが推薦されることで、ユーザの不満が増加するのを防ぐためである。また、適合率が直近で更新されている制御ルールを、選択の条件にしてもよい。適合率が更新されていない制御ルールは、適合率を算出する際に、処理が不必要として排除された制御ルールだからである。これらの判断を行うために参照する情報を記録する項目を、制御ルールDB206と指標DB207の列の1つとして、登録しておいてもよい。
識別器生成部401は、特定した制御ルールに対し、識別器を生成する(S302)。識別器は、例えば制御ルールのルール区分および適合率の種類ごとに生成する。例えば、識別器をロジスティック回帰モデルとする場合では、識別器生成部401に対し、説明変数Xを適合率、目的変数Yを使用是非とし、制御ルールが使用されていない場合をY=0、制御ルールが使用されている場合をY=1として、回帰分析を行う方法がある。この場合、識別器生成部401は、履歴記憶部201から当該制御ルールに対応する履歴情報を取得し、それらを回帰分析することによって、ロジスティック関数のパラメータを算出する。なお、制御ルールや適合率の種類に応じて、算出する識別器を変更してもよい。
推薦是非判定部402は、適合率と識別器を用いて、推薦度を算出する(S303)。例えば、ロジスティック関数の場合、適合率からロジスティック関数の値pを推薦度として計算する。値pは、Y=1となる確率(制御ルールを使用する確率)を表す。なお、使用するモデルによって、推薦度は、確率以外にも、点数などの評価値を表す場合もある。
推薦是非判定部402は、算出した推薦度に基づき、推薦の可否を判定する(S304)。例えば、ロジスティック関数の場合は、出力値(確率)が閾値を越えているか否かを判定する。または、適合率の時系列的な変化により判定してもよい。閾値は、使用する適合率の種類または識別器に応じて変更してもよい。または、閾値は、適合率の時系列的な変化等によって変更させてもよく、例えば、適合率が、一定期間内に一定値以上増加しているときは、閾値を大幅に下げるといった対応が考えられる。図15は、識別器がロジスティック回帰モデルの場合の確率と閾値との関係を示した図である。この図の予測式は、制御内容充足率が70%の場合でのlogit値において、確率が0.6になることを示す。この例では、閾値を0.5としているので、推薦是非は真(是)になる。
推薦是非判定部402は、推薦内容DB208に、判定した推薦是非と、当該制御ルールに関する情報(ルールID、推薦理由指標など)を送る(S305)。
推薦内容DB208は、推薦是非判定部402から受け付けた情報を格納する(S106)。なお、推薦内容DB208は、受け付けた情報のうち、推薦是非が真の制御ルールに対する情報のみを格納してもよいし、推薦是非に関わらず、受け付けた情報を全て格納してもよい。
出力部105は、推薦内容DB208において推薦是非の列が真であるか判定し、真である制御ルールに関する情報を出力する。推薦内容DB208に、推薦是非が真の制御ルールに対する情報のみが格納されている場合には、判定せずに、全ての制御ルールに対する情報を出力するようにしてもよい。出力部105がモニタの場合、当該情報がモニタに表示され、通信部105の場合、当該情報が予め定めたアドレスまたは装置に向けて、当該情報が送信される。
以上のように、第1の実施形態は、ユーザごとの生活行動や、環境、機器の稼働履歴を考慮し、さらにその制御ルールを適用した場合に実際に使用される可能性までも考慮した上で、制御ルールを選択して、ユーザに推薦する。そのため、推薦された制御ルールは、ユーザが許可しやすい制御ルールだけとなり、ユーザが許可しない制御ルールが多数推薦され、拒絶作業を繰り返すといった煩わしさを解消することができる。
(第2の実施形態)
図16は、第2の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図である。第2の実施形態は、第1の実施形態に、行動推定部500が追加された構成を取る。第1の実施形態と同一の部分および処理については、説明を省略する。行動推定部500について説明する。
行動推定部500は、環境履歴DB203、機器稼働履歴DB204の少なくとも一方の履歴情報から、ユーザの行動を推定して、推定結果を行動履歴DB202に送る。なお、推定の確度を高めるために、行動履歴DB202の履歴情報を使用してもよい。例えば、機器稼働履歴DB204の履歴情報から、ある時間帯に、IHクッキングヒータが30分間稼働したことが判明している。また環境履歴DB203の履歴情報には、同時間帯に、キッチンの湿度が上昇したことが判明している。この場合、行動推定部500は、その時間帯に、ユーザは調理をしていたと推定する。推定の確度を高めるために、行動推定部500は、行動履歴DB202から、その時間帯は、家に誰もいない時間帯ではなかったことを確認する。行動推定部500は、推定結果を行動履歴DB202に送り、行動履歴DB202には、ユーザ2が調理をしていたというデータが追加される。
図17は、第2の実施形態における推薦処理の概略フローチャートである。第1の実施形態のステップS102とS103の間にステップS401が追加されている。行動推定部500ステップS401では、行動推定部500が、環境履歴DB203または機器稼働履歴DB204の少なくとも一方のデータから、ユーザの行動を推定し、推定した行動に関するデータを行動履歴DB202に追加する。
推定する方法は、機器ごとに予め推定行動と成立条件を定めておく方法が考えられる。例えば、IHクッキングヒータならば、推定行動は「調理」、成立条件は「稼働時間30分以上、かつ、稼働時間中に稼働した部屋の湿度状況が上昇」としておけばよい。この例の場合ならば、行動推定部500は、機器稼働履歴DB204からIHクッキングヒータに関する履歴情報を取得し、稼働時間と稼働場所を確認する。そして、環境履歴DB203から湿度のデータを取得し、その時間帯の稼働場所の湿度を確認する。条件をみたせば、調理を推定行動として決定し、調理に関するデータを作成し、行動履歴DB202に送る。推定行動と成立条件のデータは、行動推定部500が保持してもよいし、機器に関する情報として、機器稼働履歴DB204などのDBの列の1つとして登録しておいてもよい。
以上のように、第2の実施形態によれば、ユーザ行動検知機器101が検知しなかった情報や、不足している情報を補うことにより、第1の実施形態に比べ、よりユーザの行動を詳細に把握し、推薦対象となる制御ルールを選択する精度を上昇させることができる。
(第3の実施形態)
図18は、第3の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図である。第3の実施形態は、第1の実施形態に、事前緩和条件DB209が追加された構成を取る。第1の実施形態と同一の部分および処理については、説明を省略する。
制御内容充足率算出部301または制御機会発生率算出部302は、制御ルールと適合する履歴情報を取得し、事前条件充足情報および事後条件充足情報を算出する。この履歴情報を取得する際に、制御ルールに完全に適合する履歴のみを取得すると、わずかに外れている履歴は全く考慮されず、かえって実情を反映しない可能性がある。そこで、第3の実施形態では、緩和条件を設け、制御ルールと完全に適合しなくても、緩和条件を満たす履歴情報を取得するようにする。
事前緩和条件DB209は、制御ルールの事前条件を緩和する条件(緩和条件)を格納するDBである。図19は、事前緩和条件DB209に格納される緩和条件のデータの例を示した図である。図19の例では、格納するデータの項目は、ルール区分、ルールサブ区分、ルールID、緩和条件などを含む。例えば、図19(A)では、ルール区分101、ルールID101−1−1についての緩和条件のデータを表し、緩和条件の緩和対象は時間(「前後10分」)となっている。なお、ルール区分101は、図19(B)の制御ルール区分DB205のデータから分かるように、事前条件項目は時間に関するものを含む。また、ルールID101−1−1は、図19(C)の制御ルール区分DB205のデータから、事前条件項目の時間に関する入力値は8時となっている。図19(A)の緩和条件により、8時を緩和することで、事前条件が真となる場合が増えることとなる。例えば、図19(D)の機器稼働履歴DB204のデータの例では、8時にユーザ1居間ヒータがONのデータは1つだけである。7時50分から8時10分までにユーザ1居間ヒータがONのデータは3つである。よって、緩和条件がない場合は、事前条件が真となるデータは1つであるが、緩和条件があることによって、事前条件が真となるデータは3つとなる。
第3の実施形態における推薦処理の概略フローは第1の実施形態と同様である。図20は、第3の実施形態における適合率を算出する処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS201の次に、ステップS501が追加されている。ステップS501では、緩和条件DBから緩和条件を取得し、緩和条件で事前条件を緩和するように、ステップS201で取得した制御ルールを更新する(S501)。更新された制御ルールは、制御内容充足率算出部301、制御機会発生率算出部302が受取り、第1の実施形態と同様の処理が行われる。
なお、本フローチャートでは、適合率算出部300が、緩和条件DB207を参照し、制御ルールを更新する処理を行ったが、事前に、緩和条件DB207または別のDBが、緩和条件と制御ルールを結合して制御ルールを更新し、適合率算出部300は、その結合後の制御ルールを用いてもよい。
以上のように、第3の実施形態によれば、事前条件を緩和することにより、より柔軟にユーザの実生活を把握することができる。また、ユーザが住む地域、適用する時期や季節など、パラメータの異なる複数の緩和条件を緩和条件DBに保存し、使用する緩和条件をこれらの地域や時期等に応じて、切り換えることで、事前条件の管理および変更(緩和)が容易にできる。
(第4の実施形態)
図21は、第4の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図である。第4の実施形態は、第3の実施形態における事前緩和条件DB209を事後緩和条件DB210に置き換えた構成を取る。第1の実施形態および第3の実施形態と同一の部分および処理については、説明を省略する。
事後緩和条件DB210は、制御ルールの事後条件を緩和する条件(緩和条件)を格納するDBである。図22(A)は、事後緩和条件DB210に格納される緩和条件のデータの例を示した図である。図22(A)の例では、格納するデータの項目は、ルール区分、ルールサブ区分、ルールID、緩和条件などを含む。図22の例では、緩和条件は「事後条件項目入力値以下またはOFF」となっている。図22(C)の制御ルールDBより事後条件項目入力値は、ユーザ1居間ヒータ、20度であるから、ユーザ1居間ヒータが20度以下もしくはOFFでも条件(緩和後の事後条件)に当てはまることとなる。図22(D)の機器稼働履歴DB204のデータの例では、ユーザ1居間ヒータが20度であるデータは1つだけである。しかし、ユーザ1居間ヒータが20度以下もしくはOFFであるデータは3つある。よって、緩和条件がない場合は、事後条件が真となるデータは1つであるが、緩和条件があることにより、事後条件が真となるデータは3つとなる。
第4の実施形態における推薦処理の概略フローは、第1の実施形態でのフローチャートと同様である。また適合率を算出する処理の詳細を示すフローは、第3の実施形態における図20のフローチャートのステップS501において、事前緩和条件DBを事後緩和条件DBに置き換えたものに相当する。
以上のように、第4の実施形態によれば、事後条件を緩和でき、第3の実施形態と同様の効果を得られる。
(第5の実施形態)
図23は、第5の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図である。第5の実施形態は、推薦部400が識別器妥当性判定部403をさらに備える。
識別器妥当性判定部403は、識別器生成部401で生成された識別器の妥当性を判定する。妥当性の判定方法は、例えば決定係数Rを用いる方法が考えられる。
決定係数Rは、回帰分析によって算出された回帰式と、実際の関係との適合の程度を表す。寄与率ともいう。先に説明したとおり、予測モデルは、説明変数Xと目的変数Yを関連付けるものであり、識別器生成器401は、この予測モデルのパラメータを、複数のデータをもとに算出する。決定係数Rは、このパラメータの確からしさ(確度)を意味する。決定係数Rが1に近いほど、パラメータの確度が高く、識別器が妥当であると判断することができる。
決定係数Rを求める一例を説明する。図9の例で説明したように、説明変数を制御内容充足率の1種類とし、M個のデータから、パラメータaおよびbを算出し、予測式p=1/(1+exp−(aX+b))を得ているとする。まず、識別器妥当性判定部403は、尤度関数を求める。尤度関数は、使用した回帰モデルの確度を表す。予測モデルは、ロジスティック回帰モデル以外にも多々あるが、尤度関数は、予測モデルが、XとYとの関係を表すにふさわしいモデルであるかの確からしさを表す。識別器妥当性判定部403は、制御内容充足率と使用是非との組み合わせのデータをT(Tは1以上の整数)個用意し、上記の予測式に代入して予測値pを算出する。こうして得られたT個の予測値のうち、k番目の予測値をp、そのときに代入した制御内容充足率をx、そのときの使用是非をyとすると、このk番目の尤度関数lは次式で表される。
Figure 2016147298
この尤度関数lの対数をLとし、iが1からNまでの全組についての対数尤度関数L1は、次式で表すことができる。
Figure 2016147298
また、予測式p=1/(1+exp(−(a1X+b1)))を構成する3つのパラメータa、x、bのうち、説明変数に左右されないbだけの予測モデルは、nullモデルと呼ばれる。このnullモデルの場合の対数尤度関数をL0とする。nullモデルの予測値をp0とすると、p0とL0は次式で表すことができる。
Figure 2016147298
Figure 2016147298
決定係数Rは、上記L1とL0を用いて表すことができる。決定係数Rは、McFaddenのR、Cox&SnellのR、NegelkerkeのRなど多数存在するが、どれを使用してもよい。次式に、一例として、NegelkerkeのRの算出式を示す。
Figure 2016147298
識別器妥当性判定部403は、このようにして算出した決定係数Rと、予め保持している基準値とを比較して、判定を行う。決定係数Rが基準値より大きければ、合格(妥当)と判定し、基準値以下であれば、不合格(非妥当)と判断できる。
第5の実施形態における推薦処理の概略フローは第1の実施形態と同様である。図24は、第5の実施形態における推薦是非判定の処理の詳細を示すフローチャートである。第1の実施形態における図14のフローチャートのステップS302とS303の間に、ステップS601が追加されている。
識別器妥当性判定部403は、識別器生成器401により生成された識別器の妥当性を判定する(S601)。判定に合格した後の処理は、第1の実施形態と同様である。判定に不合格の場合は、全体の処理を中止してもよいいし、この制御ルールに関する推薦部400の処理を中止して、次の制御ルールに処理を移してもよい。あるいは、識別器生成器401に処理を戻し、識別器を再度、別の方法で作成させてもよい。あるいは、推薦是非判定部402に、前回使用した識別器を再度使用させるようにしてもよい。
判定方法、決定係数Rの種類、判定の基準値などは、識別器妥当性判定部403や識別器生成部401が保持しておいても、指標DB207などのDBに、登録しておいてもよい。また、判定方法、決定係数Rの種類、判定の基準値などは、制御ルールや識別器ごとに、変更してもよい。
以上のように、第5の実施形態によれば、識別器の妥当性を判断した上で制御ルールが推薦されるため、第1の実施形態に比べ、最適な制御ルールを推薦する精度を上昇させることができる。
(第6の実施形態)
図25は、第6の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図である。第6の実施形態は、第1の実施形態に対し、推薦効果DB211が追加され、また推薦部400に推薦効果算出部404が設けられている。
推薦効果DB211は、ルールIDごとに適合率(制御内容充足率、制御機会発生率など)に係る推薦効果算出方法を格納するDBである。推薦効果とは、制御ルールを適用した場合に、電気代の減少や省エネ効果などの効果である。
図26は、推薦効果DB211に格納されるデータの例を示した図である。図26の例では、ルールIDごとに、適合率の種類ごとの推薦効果算出方法などを含む。
図26の推薦効果算出方法から、推薦効果を算出する例を示す。図27(A)に部屋の在室状態のグラフを示す。は、ユーザは12時から16時の間は不在であったことがわかる。図27(B)に、部屋の室温状態のグラフを示す。8時から20時まで室温は22度に保たれていたことがわかる。仮に、不在時はヒータを20度にするという図26のルールID92−1−1が適用されていれば、ユーザが不在であった4時間において、ヒータが室温を2度上昇させるエネルギーの無駄を解消することができたと考えられる。このときの解消できるエネルギーを、推薦効果とすることができる。
推薦効果算出部404は、推薦是非判定部402から受け付けた制御ルールごとに、履歴記憶部201から制御ルールに関する履歴情報を取得する。また、推薦効果DB211から、制御ルールの適合率の種類(制御内容充足率、制御機会発生率)に対応した推薦効果算出方法を取得する。取得した履歴情報と推薦効果算出方法をもとに、推薦効果を算出し、推薦内容DB208に送る。
推薦内容DB208には、推薦効果の列が新たに追加される。出力部105は、推薦効果の結果を利用した表示を出力する。図28は、推薦効果の結果を利用した、出力部105が出力する推薦文の例を示す。第1の実施形態の推薦文よりも、自動化による手間削減や、省エネといった理由および効果を明確にすることができ、ユーザが推薦を受理しやすいといった効果が得られる。
第6の実施形態における推薦処理の概略フローは第1の実施形態と同様である。図29は、第6の実施形態における推薦是非判定の処理の詳細を示すフローチャートである。 第1の実施形態における図14のフローチャートのステップS304とS305の間にステップS701とS702が追加されている。ステップS701では、推薦部400が、推薦効果DB211から推薦効果算出方法を取得し、ステップS702で、推薦是非が判定されたルールに対し、推薦効果を算出する。算出時間の短縮のため、推薦是非が真(是)の場合のみ、推薦効果を算出するとしてもよい。また、本フローチャートでは、判定された制御ルールの推薦効果を即座に算出し、制御ルールごとに推薦内容DB208に送ることにしている。だが、本フローチャートは一例であり、種々の形態に変更可能である。例えば、推薦効果算出部404の処理(S701、702)および推薦部400が推薦是非を推薦内容DB208に送る処理(S305)を並行して行ってもよい。また、全てのルールの推薦是非判定が終了してから、推薦効果を算出してもよい。
以上のように、第6の実施形態によれば、推薦する制御ルールが適用された場合の効果がより明確になるため、第1の実施形態に比べ、ユーザが制御ルールを承諾する可能性と、ユーザの満足度を上昇させることができる。
(第7の実施形態)
図30は、第7の実施形態に係る推薦装置の概略構成を示すブロック図である。第7の実施形態は、第1の実施形態に対し、推薦結果DB212が追加されている。
推薦結果DB212は、ユーザに対して推薦した制御ルールに対するユーザの反応結果を格納するDBである。ユーザに制御ルールを推薦した理由を格納してもよい(推薦した理由は、第6の実施形態と同様の方法で決定すればよい)。図31は、推薦結果DB212に格納されるデータの例を示す。格納するデータは、ルール区分、ルールサブ区分、ユーザID、ルールIDに加えて、推薦時刻、推薦理由、ユーザ反応時刻およびユーザ反応結果を含む。
図32は、第7の実施形態における推薦処理の概略フローチャートである。第1の実施形態における図12のフローチャートのステップS107の後に、ステップS801とS802が追加されている。ステップS107で出力部105が、推薦する制御ルールを出力した後は、入力部106がユーザから回答を受け付ける。入力部106は、推薦したルールに対するユーザの反応結果を、承諾、拒否、未回答などを意味する複数の種類に分別し、推薦結果DB212に送る(S801)。
推薦結果DB212は、入力部106からの入力情報に基づき、内部にデータを格納する(S802)。
図33は、第7の実施形態における推薦是非判定の処理の詳細を示すフローチャートである。第1の実施形態における図14のフローチャートのステップS303とS304の間に、ステップS901が追加されている。推薦是非判定部402は、推薦度を算出後(S303)、推薦結果DB212から、ユーザ反応結果を取得する(S901)。推薦是非判定部402は、ユーザ反応結果が拒否であった場合は、一定時間経過するまで、当該制御ルールを推薦しない(または推薦するか否かの判定処理を行わない)ことを決定する。
以上のように、第7の実施形態によれば、承諾されなかった制御ルールは、次回以降、推薦する可能性が低くなるため、第1の実施形態に比べ、ユーザの満足度を上昇させることができる。
なお、上記に示した各実施形態の装置構成の一部を装置から分離して、ネットワーク上に別の装置として配置することも可能である。図34は、第1の実施形態における各部を、監視環境側とサービス提供環境側に分けた場合を示す。ユーザ行動検知機器101、環境検知機器102、制御対象機器103、履歴取得部104、出力部105、入力部106、制御指令部107は、家などの監視環境に置かれている。履歴記憶部201、制御ルールDB206などのDB、適合率算出部300、推薦部400などは、クラウドといった、通信ネットワーク上のサービス提供環境に置かれている。監視環境側とサービス環境側間はゲートウェイ(ルータ)及び通信ネットワークを介して接続されている。また、監視環境にある履歴取得部104、出力部105、入力部106、制御指令部107は、それぞれ別個の一台の装置として構成してもよい。
このように、監視環境には必要最低限の機器だけを配置し、DBや演算処理装置はネットワーク上のリソースを利用することで、可用性、保守性、機密性に優れたシステムにすることができる。また、複数の家庭環境の監視結果をシステムに反映させることができ、制御ルール適用の推薦効果をあげることができる。
また、上記に示した各実施形態における各処理は、ソフトウェア(プログラム)によって実現することが可能である。よって、上記に説明した実施形態における推薦装置は、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用い、コンピュータ装置に搭載されたプロセッサ501にプログラムを実行させることにより実現することが可能である。
図35は、本発明の実施形態に係る推薦装置のハードウェア構成例を示した図である。
推薦装置は、プロセッサ501、主記憶装置502、補助記憶装置503、通信装置504、デバイスインタフェース505、入力装置506、出力装置507を備え、これらがバス508を介して接続された、コンピュータ装置として実現できる。
プロセッサ501が、補助記憶装置503からプログラムを読み出して、主記憶装置502に展開して、実行することで、履歴取得部104、制御指令部107、適合率算出部300、推薦部400、行動推定部500、出力部105および入力部106等の機能を実現することができる。
本実施形態の推薦装置は、当該推薦装置で実行されるプログラムをコンピュータ装置に予めインストールすることで実現してもよいし、プログラムをCD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して配布して、コンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。
通信装置504は、Ethernet(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、KNX(登録商標)等の通信手段を有し、ユーザ行動検知機器101、環境検知機器102、制御対象機器103からデータを取得するために通信を行う装置である。履歴取得部104、制御指令部107が行う通信は、この通信装置504を介して行われる。また、履歴記憶部201などのDBがNAS(Network attached storage)、DBサーバなどによって構成され、通信回線を通じて推薦装置と接続されている場合は、この通信装置504を介して、データの送受信が行われる。
デバイスインタフェース505は、SAN(Storage area network)といった外部記憶媒体などの機器と接続するインタフェースである。推薦装置の外部に、ディスプレイやキーボードといった表示装置、入力装置506がある場合は、これらにも接続されてもよい。
入力装置506は、キーボード、マウス等のユーザ入力インタフェースを備え、ユーザ入力インタフェースの操作による操作信号をプロセッサ501に出力する。
出力装置507は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等の表示ディスプレイからなる。
ユーザは、入力装置506から情報を入力してもよい。入力は、アプリケーションに対する指示でも、更新するデータの値でもよい。また出力装置507は、画像を表示する表示装置でもよいし、外部にデータを送信する装置(通信装置504とは別の通信インタフェース)でもよい。表示装置は、主記憶装置502または補助記憶装置503内のデータを画像表示してもよい。外部記憶媒体は、HDD、CD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−R等の任意の記録媒体でよい。
主記憶装置502は、プロセッサ501が実行する指令、および各種データ等を一時的に記憶するメモリ装置であり、DRAM等の揮発性メモリでも、MRAM等の不揮発性メモリでもよい。補助記憶装置503は、プログラムやデータ等を永続的に記憶する記憶装置であり、例えば、HDDまたはSSD等がある。履歴記憶部201などのDBが保持するデータは、主記憶装置502、補助記憶装置503または外部記憶媒体に保存される。
なお、上述の構成要素の他に、各種DBや算出値、識別器の情報を印刷するためのプリンタを備えるようにしてもよい。また、使用状況を収集する対象の機器に応じて、図34に示す推薦装置の構成を変更してもよい。
上記に、本発明の一実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
101 ユーザ行動検知機器
102 環境検知機器
103 制御対象機器
104 履歴取得部
105 出力部
106 入力部
107 制御指令部
201 履歴記憶部
202 行動履歴DB
203 環境履歴DB
204 機器稼働履歴DB
205 制御ルール区分DB
206 制御ルールDB
207 指標DB
208 推薦内容DB
209 事前緩和条件DB
210 事後緩和条件DB
211 推薦効果DB
212 推薦結果DB
300 適合率算出部
301 制御内容充足率算出部
302 制御機会発生率算出部
400 推薦部
401 識別器生成部
402 推薦是非判定部
403 識別器妥当性判定部
404 推薦効果算出部
500 行動推定部
501 プロセッサ
502 主記憶装置
503 補助記憶装置
504 通信装置
505 デバイスインタフェース
506 入力装置
507 出力装置
508 バス

Claims (20)

  1. ユーザの行動履歴を取得する履歴取得部と、
    前記ユーザの行動に基づき定義される事前条件と、前記機器に対して行う制御の内容を表す事後条件とを含み、前記事前条件が成立する場合に前記事後条件により表される制御を行うことを定めた制御ルールに関して、前記事前条件の前記行動履歴に対する第1適合情報を算出する適合情報算出部と、
    前記第1適合情報に応じて、前記ユーザに対する前記制御ルールの推薦情報を生成する推薦部と、
    を備えた推薦装置。
  2. 前記履歴取得部は、機器の稼働履歴を取得し、
    前記事前条件は、前記ユーザの行動履歴と前記機器の稼働履歴に基づき定義され、
    前記適合情報算出部は、前記行動履歴および前記稼働履歴に対する前記第1適合情報を算出する
    請求項1に記載の推薦装置。
  3. 前記履歴取得部は、機器の稼働履歴を取得し、
    前記機器の稼働履歴に対する、前記事後条件により表される制御の内容の第2適合情報を算出し、
    前記推薦部は、前記第1適合情報および前記第2適合情報に応じて、前記推薦情報を生成する
    請求項1または2に記載の推薦装置。
  4. 前記履歴取得部は、前記ユーザまたは前記機器の周辺環境履歴を取得し、
    前記事前条件は、前記周辺環境履歴に基づき定義され、
    前記適合情報算出部は、前記周辺環境履歴に基づき前記第1適合情報を算出する
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の推薦装置。
  5. 前記推薦情報をユーザに提示する出力部と、
    前記ユーザから前記制御ルールの適用の是非を受け付ける入力部と、
    を備えた請求項1ないし4のいずれか一項に記載の推薦装置。
  6. 前記制御ルールの適用をユーザが是認したか否かの情報と、前記第1適合情報とに基づき、第1適合情報と制御ルールをユーザが是認する可能性に関する値とを対応づけた識別器を生成する識別器生成部を備え、
    前記推薦部は、前記識別器と、前記適合情報算出部により算出された前記第1適合情報に基づき、前記制御ルールをユーザが是認する可能性に関する値を算出し、算出した値に応じて、前記推薦情報を生成する
    請求項1ないし5のいずれか一項に記載の推薦装置。
  7. 前記入力部で受け付けた前記制御ルールの適用の是非と、前記第1適合情報と、前記ユーザが是認する可能性に関する値とに基づき、前記識別器の妥当性を判定する判定部
    をさらに備えた請求項6に記載の推薦装置。
  8. 前記識別器は、回帰モデルであり、
    前記判定部は、前記識別器の妥当性として、決定係数Rを算出する
    請求項7に記載の推薦装置。
  9. 前記推薦情報をユーザに提示する出力部と、
    前記ユーザから前記制御ルールの適用の是非を受け付ける入力部と、
    前記制御ルールの適用をユーザが是認したか否かの情報と、前記第1適合情報と、前記第2適合情報に基づき、第1適合情報と、第2適合情報と、制御ルールをユーザが是認する可能性に関する値とを対応づけた識別器を生成する識別器生成部を備え、
    前記推薦部は、前記識別器と、前記適合情報算出部により算出された前記第1適合情報および前記第2適合情報に基づき、前記制御ルールをユーザが是認する可能性に関する値を算出し、算出した値に応じて、前記推薦情報を生成する
    請求項3に記載の推薦装置。
  10. 前記入力部で受け付けた前記制御ルールの適用の是非と、前記第1適合情報と、前記第2適合情報と、前記ユーザが是認する可能性に関する値とに基づき、前記識別器の妥当性を判定する判定部
    をさらに備えた請求項9に記載の推薦装置。
  11. 前記識別器は、回帰モデルであり、
    前記判定部は、前記識別器の妥当性として、決定係数Rを算出する
    請求項10に記載の推薦装置。
  12. 前記ユーザの行動履歴および前記機器の稼働履歴の少なくとも前記機器の稼働履歴に基づき前記ユーザの行動を推定する行動推定部を備え、
    前記履歴取得部は、前記行動推定部を用いて前記ユーザの行動履歴を取得する
    請求項1ないし11のいずれか一項に記載の推薦装置。
  13. 前記行動履歴および前記稼働履歴に基づき、前記制御ルールを適用した場合の前記機器の消費電力の変動に関する情報を算出する推薦効果算出部と、
    前記推薦部は、前記情報に基づいて前記推薦情報を生成する
    請求項1ないし12のいずれか一項に記載の推薦装置。
  14. 前記適合情報算出部は、前記事前条件が真となる時間または回数と、基準時間または基準回数との比率に応じて前記第1適合情報を算出する
    請求項1ないし13のいずれか一項に記載の推薦装置。
  15. 前記適合情報算出部は、前記事前条件が真となる時間または回数と、前記事前条件が真となる時間内で前記事後条件が真となる時間または回数との比率に応じて前記第2適合情報を算出する
    請求項3、9、10および11のいずれか一項に記載の推薦装置。
  16. 前記推薦部は、前記第1適合情報に基づき前記制御ルールを前記ユーザに推薦するか否かを判定し、判定の結果に応じて前記推薦情報を生成する、
    請求項1ないし15のいずれか一項に記載の推薦装置。
  17. 前記事前条件には前記ユーザの行動が行われる時間に関する条件が含まれており、
    前記事前条件には、前記ユーザの行動が変数として含まれており、
    前記事前条件の前記変数に前記ユーザの行動を与えることにより前記制御ルールが生成され、
    前記適合情報算出部は、前記第1適合情報を算出する際、前記変数に与えられる前記ユーザの行動に応じて、前記事前条件に含まれる前記条件で定められる時間の範囲を広げるまたは狭める
    請求項1ないし16のいずれか一項に記載の推薦装置。
  18. 前記事前条件には、前記ユーザの行動が変数として含まれており、
    前記事前条件の前記変数に前記ユーザの行動を与えることにより前記制御ルールが生成され、
    前記適合情報算出部は、前記第2適合情報を算出する際、前記変数に与えられる前記ユーザの行動に応じて、前記事後条件で定められる制御の範囲を広くする
    請求項3に記載の推薦装置。
  19. ユーザの行動履歴を取得する履歴取得ステップと、
    前記ユーザの行動に基づき定義される事前条件と、前記機器に対して行う制御の内容を表す事後条件とを含み、前記事前条件が成立する場合に前記事後条件により表される制御を行うことを定めた制御ルールに関して、前記事前条件の前記行動履歴に対する第1適合情報を算出する適合情報算出ステップと、
    前記第1適合情報に応じて、前記ユーザに対する前記制御ルールの推薦情報を生成する推薦ステップと、
    をコンピュータが実行する推薦方法。
  20. ユーザの行動履歴を取得する履歴取得ステップと、
    前記ユーザの行動に基づき定義される事前条件と、前記機器に対して行う制御の内容を表す事後条件とを含み、前記事前条件が成立する場合に前記事後条件により表される制御を行うことを定めた制御ルールに関して、前記事前条件の前記行動履歴に対する第1適合情報を算出する適合情報算出ステップと、
    前記第1適合情報に応じて、前記ユーザに対する前記制御ルールの推薦情報を生成する推薦ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
JP2017505908A 2015-03-16 2015-03-16 推薦装置、推薦決定方法、およびコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP6400834B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/057687 WO2016147298A1 (ja) 2015-03-16 2015-03-16 推薦装置、推薦決定方法、およびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016147298A1 true JPWO2016147298A1 (ja) 2017-06-08
JP6400834B2 JP6400834B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=56919777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017505908A Expired - Fee Related JP6400834B2 (ja) 2015-03-16 2015-03-16 推薦装置、推薦決定方法、およびコンピュータプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20170139384A1 (ja)
JP (1) JP6400834B2 (ja)
WO (1) WO2016147298A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10941950B2 (en) * 2016-03-03 2021-03-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Air conditioning control device, air conditioning control method and non-transitory computer readable medium
JP7306513B2 (ja) * 2017-10-25 2023-07-11 日本電気株式会社 営業活動支援システム、営業活動支援方法および営業活動支援プログラム
JP7043786B2 (ja) * 2017-10-25 2022-03-30 日本電気株式会社 営業活動支援システム、営業活動支援方法および営業活動支援プログラム
CN109885765B (zh) * 2019-01-31 2022-02-15 曾国进 一种适用于固定线路交通工具的乘客信息分析推送系统
US20220026898A1 (en) * 2020-07-23 2022-01-27 Denso International America, Inc. Methods and systems for preconditioning a vehicle prior to a vehicle-sharing session
CN114879523A (zh) * 2022-05-16 2022-08-09 青岛海尔科技有限公司 设备控制方法和相关装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213152A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Matsushita Electric Works Ltd スケジュール管理システム
JP2009290967A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Toshiba Corp 機器制御装置、機器制御方法及びプログラム
WO2011024366A1 (ja) * 2009-08-28 2011-03-03 パナソニック株式会社 利用時間変更支援装置およびその方法
JP2013228891A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 使用量予測方法および行動推薦方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7693809B2 (en) * 2006-09-12 2010-04-06 Home Comfort Zones, Inc. Control interface for environment control systems
JP4852159B2 (ja) * 2010-02-24 2012-01-11 株式会社東芝 画像処理装置、画像処理方法および空調制御装置
US20110313579A1 (en) * 2010-05-25 2011-12-22 Cheuk Ting Ling Method for Energy Saving On Electrical Systems Using Habit Oriented Control
US20120165993A1 (en) * 2010-10-28 2012-06-28 University Of Virginia Patent Foundation Self-Programming Thermostat System, Method and Computer Program Product
CA2770933C (en) * 2011-03-11 2021-05-25 Intellacare Inc. A method and system for monitoring the activity of a subject within spatial temporal and/or behavioral parameters
US9893526B2 (en) * 2011-03-25 2018-02-13 Green Charge Networks Llc Networked power management and demand response
US9829869B2 (en) * 2011-06-23 2017-11-28 Rain Bird Corporation Methods and systems for irrigation and climate control
US9791872B2 (en) * 2013-03-14 2017-10-17 Pelco, Inc. Method and apparatus for an energy saving heating, ventilation, and air conditioning (HVAC) control system
US10386795B2 (en) * 2014-10-30 2019-08-20 Vivint, Inc. Methods and apparatus for parameter based learning and adjusting temperature preferences

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213152A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Matsushita Electric Works Ltd スケジュール管理システム
JP2009290967A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Toshiba Corp 機器制御装置、機器制御方法及びプログラム
WO2011024366A1 (ja) * 2009-08-28 2011-03-03 パナソニック株式会社 利用時間変更支援装置およびその方法
JP2013228891A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 使用量予測方法および行動推薦方法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
今原 修一郎: "R&D最前線", 東芝レビュー, vol. 69, no. 9, JPN6015020309, 1 September 2014 (2014-09-01), pages 54 - 55, ISSN: 0003743487 *
関本 信博: "省エネ支援サービス向け使用量予測に基づく行動推薦方法", 電子情報通信学会技術研究報告, vol. 112, no. 357, JPN6015020308, 6 December 2012 (2012-12-06), JP, pages 7 - 12, ISSN: 0003743488 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP6400834B2 (ja) 2018-10-03
WO2016147298A1 (ja) 2016-09-22
US20170139384A1 (en) 2017-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6400834B2 (ja) 推薦装置、推薦決定方法、およびコンピュータプログラム
US20210173969A1 (en) Multifactor analysis of building microenvironments
JP6626260B2 (ja) 空調制御装置、制御方法およびプログラム
EP3832556A1 (en) Action optimization device, method and program
WO2017008322A1 (zh) 基于社交网络行为感知的智能家庭能源管理方法
US9979612B2 (en) Server device, terminal device, maintenance service information transmission method and non-transitory computer-readable storage medium
US20150269195A1 (en) Model updating apparatus and method
EP3019970A1 (en) Interoperability mechanisms for internet of things integration platform
US11714930B2 (en) Building data platform with digital twin based inferences and predictions for a graphical building model
US20230152757A1 (en) Building data platform with digital twin based fault detection and diagnostics
US11226598B2 (en) Building system with user presentation composition based on building context
CN116047930A (zh) 一种基于多端交互的可视化智能家居控制系统和控制方法
US20160373384A1 (en) System and method for instant messaging
CN113227922B (zh) 用于控制过程工厂中的过程的方法和系统
CN114442697A (zh) 一种温度控制方法、设备、介质及产品
JP6440666B2 (ja) 環境イベントタスクマネージャに関するシステム及び方法
US20230153643A1 (en) Building data platform with digital twin triggers and actions
JPWO2021192191A5 (ja) 異常アクセス予測システム、異常アクセス予測方法および異常アクセス予測プログラム
US20230168638A1 (en) Building data platform with digital twin based situational experimentation
US20230168640A1 (en) Building data platform with digital twin based historical scenario generation
JP2015184818A (ja) サーバ、モデル適用可否判定方法およびコンピュータプログラム
US10274915B2 (en) Scalable cyber-physical structure management
KR20230093874A (ko) 보일러 관리 장치 및 빅데이터 기반 보일러의 예측 모델 생성 방법
US11774920B2 (en) Building system with user presentation composition based on building context
US20230169229A1 (en) Building data platform with a digital twin based building player

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180905

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6400834

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees