JPWO2016140270A1 - ネットワーク装置及び基地局 - Google Patents

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Abstract

ネットワーク装置は、所定のトラッキングエリアに位置登録された無線端末と通信可能である。前記ネットワーク装置は、ページングメッセージを前記無線端末に通知する送信部と、前記ページングメッセージを前記無線端末が受信したことを検知する制御部と、を備える。前記制御部は、前記ページングメッセージを前記無線端末が受信したことを検知した場合に、前記所定のトラッキングエリアに属するセルを管理する基地局に対して、前記ページングメッセージを当該基地局が解放するための解放メッセージを送信する。

Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられるネットワーク装置及び基地局に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、無線端末の消費電力を削減するための間欠受信技術として、非連続受信(DRX)が規定されている。DRX状態にある無線端末は、下りリンク制御チャネルを間欠的に監視する。下りリンク制御チャネルを監視する周期は「DRXサイクル」と称される。
アイドルモードにおいてDRX設定が行われた無線端末及び基地局は、ページングメッセージが送信され得るタイミングであるページングフレーム(PF)のシステムフレーム番号(SFN)を、DRXサイクルに基づいて算出する。基地局は、当該タイミングでページングメッセージを送信し、無線端末は、当該タイミングでページングメッセージを受信する。
ところで、近年、移動通信システムにおいて人が介在することなく無線端末が通信を行うマシンタイプコミュニケーション(MTC)が注目されている。このような背景から、既存のDRXサイクルよりも長い拡張DRX(extended DRX)サイクルを新たに導入し、更なる消費電力の削減を図ることが検討されている(例えば、非特許文献1参照)。拡張DRXサイクルを使用するDRXは拡張DRXと称される。
3GPP寄書「RP−141994」
第1の特徴に係るネットワーク装置は、所定のトラッキングエリアに位置登録された無線端末と通信可能である。前記ネットワーク装置は、ページングメッセージを前記無線端末に通知する送信部と、前記ページングメッセージを前記無線端末が受信したことを検知する制御部と、を備える。前記制御部は、前記ページングメッセージを前記無線端末が受信したことを検知した場合に、前記所定のトラッキングエリアに属するセルを管理する基地局に対して、前記ページングメッセージを当該基地局が解放するための解放メッセージを送信する。
第2の特徴に係る基地局は、所定のトラッキングエリアに位置登録された無線端末と通信可能である。前記基地局は、上位ノードから受信したページングメッセージを保持する記憶部と、前記ページングメッセージを前記無線端末に通知する制御部と、を備える。前記記憶部は、前記上位ノード又は前記所定のトラッキングエリアに属するセルを管理する基地局から前記ページングメッセージを解放するためのメッセージを受信したことに応じて、前記ページングメッセージを破棄する。
図1は、LTEシステムの構成図である。 図2は、UEのブロック図である。 図3は、eNBのブロック図である。 図4は、MMEのブロック図である。 図5は、プロトコルスタック図である。 図6は、無線フレームの構成図である。 図7は、実施形態に係る動作を説明するための図である。 図8は、実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。 図9は、実施形態の変更例に係る動作を説明するための図である。
[実施形態の概要]
ページングメッセージの送信タイミングは、DRXサイクルに基づくため、基地局は、長いDRXサイクルが適用されている無線端末宛てのページングメッセージを長時間保持しなければならない可能性がある。特に、拡張DRXサイクルは、既存のDRXサイクルよりも長いため、基地局は、当該ページングメッセージを長時間保持する可能性が高い。その結果、基地局のリソース(メモリ)が圧迫される虞がある。
そこで、実施形態は、ページングメッセージの保持に基づく基地局のリソース圧迫を抑制可能なネットワーク装置及び基地局を提供する。
実施形態に係るネットワーク装置(例えば、MME、eNB)は、所定のトラッキングエリアに位置登録された無線端末と通信可能である。前記ネットワーク装置は、ページングメッセージを前記無線端末に通知する送信部と、前記ページングメッセージを前記無線端末が受信したことを検知する制御部と、を備える。前記制御部は、前記ページングメッセージを前記無線端末が受信したことを検知した場合に、前記所定のトラッキングエリアに属するセルを管理する基地局に対して、前記ページングメッセージを当該基地局が解放するための解放メッセージを送信する。
実施形態において、前記所定のトラッキングエリアに属するセルを管理する前記基地局は、前記無線端末が受信した前記ページングメッセージを送信した基地局以外の基地局である。
実施形態において、前記制御部は、アイドルモードである前記無線端末に対して、第1のDRXサイクルよりも長い第2のDRXサイクルを使用する拡張DRXが設定されている場合に、前記解放メッセージを前記基地局に対して送信する。
実施形態において、前記制御部は、前記基地局が、ページングメッセージを再送する基地局である場合に、前記解放メッセージを前記基地局に対して送信する。
実施形態において、前記制御部は、前記解放メッセージに複数のページングメッセージを解放するための情報を含めて、前記解放メッセージを前記基地局に対して送信する。
実施形態に係る基地局は、所定のトラッキングエリアに位置登録された無線端末と通信可能である。前記基地局は、上位ノードから受信したページングメッセージを保持する記憶部と、前記ページングメッセージを前記無線端末に通知する制御部と、を備える。前記記憶部は、前記上位ノード又は前記所定のトラッキングエリアに属するセルを管理する基地局から、前記ページングメッセージを解放するためのメッセージを受信したことに応じて、前記ページングメッセージを破棄する。
実施形態において、前記制御部は、前記解放メッセージの受信に応じて、前記ページングメッセージの送信を中止する。
[実施形態]
以下において、本発明をLTEシステムに適用する場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、接続先のセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。E−UTRAN10及びEPC20によりLTEシステムのネットワーク(LTEネットワーク)が構成される。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、OAM(Operation and Maintenance)400とを含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
OAM400は、オペレータによって管理されるサーバ装置であり、E−UTRAN10の保守及び監視を行う。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150は記憶部に相当し、プロセッサ160は制御部に相当する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ240’としてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、MME300のブロック図である。図4に示すように、MME300は、ネットワークインターフェイス320、メモリ330、及びプロセッサ340を備える。なお、メモリ330をプロセッサ340と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサとしてもよい。
ネットワークインターフェイス320は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。ネットワークインターフェイス320は、S1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ330は、プロセッサ340により実行されるプログラム、及びプロセッサ340による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ340は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ330に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ340は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図5は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図5に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式)、UE100への割当リソースブロックを決定(スケジューリング)するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモード(コネクティッドモード)であり、そうでない場合、UE100はRRCアイドルモード(アイドルモード)である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図6は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンク(DL)にはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンク(UL)にはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図6に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルによりリソースエレメントが構成される。UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより構成され、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により構成される。
(DRX動作の概要)
以下において、RRCアイドルモードにおけるDRX(DRX: Discontinuous Reception)動作について説明する。
UE100は、バッテリを節約するために、DRX動作を行うことが可能である。DRX動作を行うUE100は、PDCCHを間欠的に監視する。通常、サブフレーム中のPDCCHは、当該サブフレーム中のPDSCHのスケジューリング情報(無線リソース及びトランスポートフォーマットの情報)を運搬する。
RRCアイドルモードであるUE100は、着信があることを通知するページングメッセージを受信するためにPDCCHを間欠的に監視するDRX動作を行う。UE100は、ページング用のグループ識別子(P−RNTI)を用いて、PDCCH(CCE)をデコードして、ページングチャネルの割り当て情報(PI)を取得する。UE100は、当該割当情報に基づいて、ページングメッセージを取得する。UE100におけるPDCCH監視タイミングは、通常、UE100の識別子(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)に基づいて定められる。PDCCH監視タイミングの算出について具体的に説明する。
RRCアイドルモードのDRX動作におけるPDCCH監視タイミング(PDCCH監視サブフレーム)は、Paging Occasion(PO)と称される。
UE100(及びeNB200)は、Paging Occasion(PO)、及び、Paging Occasionを含みうる無線フレームであるPaging Frame(PF)を下記のように計算する。
PFのシステムフレーム番号(SFN)は、下記の式(1)から求められる。
SFN mod T= (T div N) * (UE_ID mod N) …(1)
ここで、Tは、ページングメッセージを受信するためのUE100のDRXサイクルであり、無線フレームの数で表される。Nは、TとnBのうち最小値である。nBは、4T, 2T, T, T/2, T/4, T/8, T/16, T/32から選択される値である。UE_IDは、「IMSI mod 1024」により求められる値である。
このようにして求められたPFのうち、POのサブフレーム番号は、下記のように求められる。まず、下記の式(2)により、インデックスi_sを求める。
i_s = floor(UE_ID/N) mod Ns …(2)
ここで、Nsは、1とnB/Tのうち最大値である。
次に、表1または表2からNs及びインデックスi_sに対応するPOを求める。表1はLTE FDDシステムに適用され、表2はLTE TDDシステムに適用される。表1および表2において、N/Aは非適用を表す。
Figure 2016140270
Figure 2016140270
以上により、UE100及びeNB200は、ページングメッセージが送信され得るタイミングを決定する。
次に、拡張DRXについて説明する。拡張DRXによれば、既存のDRXサイクルよりも長い拡張DRXサイクルを設定可能である。
拡張DRXは、SIB2によってUE100へブロードキャストされる既存のPCCH設定(PCCH−Config.)内のページング周期(defaultPagingCycle)の値域が拡張されることによって規定されてもよい。なお、ページング周期が(拡張)DRXサイクルとして用いられる。
或いは、既存の「DRX−Config」とは異なる情報要素として規定されてもよい。例えば、アイドルモードにおける拡張DRXの設定情報である「Idle−eDRX−Config」が規定されてもよい。「Idle−eDRX−Config」は、拡張DRXサイクルとして、例えば、「・・・、rf512、rf1024、・・・」という値域が設定可能であってもよい。
(実施形態に係る動作)
次に、実施形態に係る動作について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、実施形態に係る動作を説明するための図である。図8は、実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
図7に示すように、UE100は、eNB200−1が管理するセルに在圏している。また、UE100は、RRCアイドルモードであり、RRCアイドルモードにおける拡張DRXが設定されていると仮定して説明を進める。
eNB200−1、eNB200−2及びeNB200−3のそれぞれは、セルを管理し、各セルは、同一のトラッキングエリア(TA)に属する。各eNB200は、MME300とS1インターフェイスを介して接続される。
MME400は、UE100の位置登録によりUE100が存在するトラッキングエリアを知っている。一方、UE100は、RRCアイドルモードであるため、UE100が在圏するセル(eNB200)は、分からない。
以下において、eNB200−3は、eNB200−2と同様の動作を実行するため、eNB200−3の説明は、省略する。
図8に示すように、ステップS10において、MME300は、UE100宛てのページングメッセージを、UE100が存在するTA内のセルを管理する各eNB200(eNB200−1及びeNB200−2)に送信する。
各eNB200は、ページングメッセージを受信し、ページングメッセージを送信するタイミングに達するまでページングメッセージを保持(記憶)する。
ステップS20において、eNB200−1は、ページングメッセージを送信するタイミングに達することによって、ページングメッセージを送信する。
UE100は、拡張DRXの設定に従ってPDCCHを監視するタイミングに達した場合に、PDCCHを監視し、eNB200−1からのページングメッセージを受信する。詳細には、UE100は、ページング用のグループ識別子(P−RNTI)を用いて、PDCCH(CCE)をデコードし、ページングチャネルの割り当て情報(PI)を取得する。UE100は、当該割当情報に基づいて、ページングメッセージを取得する。
一方、eNB200−2は、ページングメッセージを送信するタイミングに達していないため、ページングメッセージを保持し続ける。
ステップS30において、UE100は、UE100が在圏するセルを管理するeNB200−1に対して、ランダムアクセス手順を実行する。
ステップS40において、UE100は、ランダムアクセス手順を終了した後、MME300に対して、サービスを要求するためのNASメッセージを、eNB200−1を介して通知する。MME300は、eNB200−1を介してNASメッセージを受信する。MME300は、NASメッセージの受信に応じて、ページングメッセージをUE100が受信したことを検知する。ここで、例えば、UE100は、MME300に対して通知するNASメッセージに、eNB200−1の識別子を含めてもよい。これによって、MME300は、UE100がeNB200−1からページングメッセージを受信したこと(又はUE100がeNB200−1が管理するセルに在圏すること)を検知することとしてもよい。
ステップS50において、MME300は、ページングメッセージをUE100が受信したことを検知した場合に、eNB200−2に対して、ページングメッセージをeNB200−2が解放するための解放メッセージ(Release message)を送信する。具体的には、MME300は、UE100からのNASメッセージが経由したeNB200−1以外の少なくとも1以上のeNB200に対して、解放メッセージを送信する。なお、ページングメッセージを解放するための解放メッセージ(Release message)は、ページングメッセージを破棄するための破棄メッセージ又はページングメッセージの送信を中止させるための中止メッセージであってもよい。
ここで、MME300は、以下の場合に、解放メッセージを通知してもよい。
第1に、ページングメッセージの送信先であるUEに拡張DRXが設定されていた場合に、MME300は、解放メッセージを送信することができる。例えば、MME300は、UE100に対してNASメッセージによって拡張DRXの設定を通知していた場合、解放メッセージを通知する。或いは、MME300は、UE100からNASメッセージによって拡張DRXの設定を適用した旨の通知を受けていた場合に、解放メッセージを通知する。ここで、UE100に適用された拡張DRXの設定は、MME300から通知されたものであってもよいし、eNB200から通知されたものであってもよい。
拡張DRXが設定されているUE100宛てのページングメッセージは、eNB200に長時間保持される可能性が高いからである。
なお、ページングメッセージが通常のDRXが設定されているUE100宛てである場合、MME300は、解放メッセージをいずれのeNB200に送信しなくてもよい。
第2に、ページングメッセージを再送するeNB200に対して、MME300は、解放メッセージを送信できる。MME300は、ページングメッセージを再送するeNB200のリストを保持していてもよい。MME300は、当該リストに基づいて、ページングメッセージを再送するeNB200に解放メッセージを送信できる。
ページングメッセージを再送するeNB200は、ページングメッセージを一度送信しても、再送のためにページングメッセージを保持しているためである。
なお、MME300は、ページングメッセージを再送しないeNB200に対しては、解放メッセージを送信しなくてもよい。
また、MME300は、1つのページングメッセージに対応する1つの解放メッセージを送信してもよいし、複数のページングメッセージに対応する1つの解放メッセージをeNB200に対して送信してもよい。具体的には、MME300は、複数のページングメッセージのそれぞれを各UE100が受信したことを検知した場合、各eNB200に対して、複数の解放メッセージを送信するのではなく、1つの解放メッセージを送信することができる。当該1つの解放メッセージには、複数のページングメッセージを解放するための情報(例えば、各UE100の識別子)が含まれる。
eNB200−2は、MME300から解放メッセージを受信する。eNB200−2は、解放メッセージの受信に応じて、ページングメッセージを破棄する。具体的には、eNB200−2は、メモリ230からページングメッセージを削除する。これにより、ページングメッセージに基づいて、eNB200−2のリソースが圧迫されることを抑制できる。
eNB200−2は、解放メッセージに複数のページングメッセージを解放するための情報が含まれる場合、当該情報によって特定される複数のページングメッセージを破棄する。1つの解放メッセージに、複数のページングメッセージを解放するための情報が含まれるため、MME300から各eNB200へのシグナリングが減少する。その結果、MME300の負荷を低減できる。特に、TA内の多数の無線端末が、拡張DRX動作を実行している場合に有効である。
また、eNB200−2は、ページングメッセージを送信する前である場合、解放メッセージの受信に応じて、ページングメッセージの送信を中止する。これにより、ページングメッセージを送信するための無線リソースを節約できる。
(変更例)
次に、実施形態の変更例について、図9を用いて説明する。図9は、実施形態の変更例に係る動作を説明するための図である。上述の実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、適宜省略する。
上述の実施形態では、MME300が、解放メッセージを送信していた。本変更例では、eNB200が、解放メッセージを送信する。
図9に示すように、上述の実施形態と同様の動作環境である。ここで、eNB200−1は、UE100にページングメッセージを送信した後に、UE100からシグナリングを受信する。これにより、eNB200−1は、ページングメッセージをUE100が受信したことを検知する。例えば、eNB200−1は、ランダムアクセス手順におけるシグナリング(例えば、メッセージ3)の受信に応じて、ページングメッセージをUE100が受信したことを検知する。具体的には、eNB200−1は、MME300からのページングメッセージに含まれる識別子(ID)と、メッセージ3に含まれる識別子(ID)とを比較することによって、ページングメッセージをUE100が受信したことを検知する。例えば、eNB200は、S−TMSI(SAE Temporary Mobile Station Identifier)が一致した場合に、ページングメッセージをUE100が受信したことを検知する。
図9に示すように、eNB200−1は、当該検知に応じて、eNB200−2及びeNB200−3のそれぞれに、解放メッセージを送信する。例えば、eNB200−1は、X2インターフェイスを介して、解放メッセージを送信する。
eNB200−1は、自セルが属するTA内の各セルを管理する各eNB200のリストを保持していてもよい。eNB200−1は、当該リストに基づいて、解放メッセージを各eNB200に送信してもよい。或いは、eNB200−1は、自セルに隣接するセルを管理する各隣接eNB200に対して、解放メッセージを送信してもよい。
eNB200は、MME300よりもUE100からのシグナリングを早く受信可能であるため、早期に解放メッセージを送信可能である。その結果、他のeNB200が、ページングメッセージをUE100に通知する前に、当該他のeNB200に対して解放メッセージを送信可能である。その結果、ページングメッセージを送信するための無線リソースを節約可能である。
なお、eNB200−1から解放メッセージを受信した各eNB200は、同じTA内のセルを管理する他のeNB200に解放メッセージを転送(送信)してもよい。例えば、eNB200−2は、eNB200−1とX2インターフェイスを介して接続されていない他のeNB200に対して、解放メッセージを転送することも可能である。
[その他の実施形態]
上述した実施形態では、拡張DRXが設定されたUE100を例に挙げて説明したが、これに限られない。通常のDRXが設定されたUE100へのページングメッセージである場合も、各eNB200及びMME300は、同様の動作を実行してもよい。
上述した変更例において、eNB200−1は、ページングメッセージをUE100が受信したことを検知した場合、MME300に対して解放メッセージを送信してもよい。解放メッセージを受信したMME300は、実施形態と同様に、解放メッセージを他のeNB200に送信できる。
上述した実施形態では、セルラ通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
[相互参照]
日本国特許出願第2015−041864号(2015年3月3日)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、通信分野において有用である。

Claims (7)

  1. 所定のトラッキングエリアに位置登録された無線端末と通信可能なネットワーク装置であって、
    ページングメッセージを前記無線端末に通知する送信部と、
    前記ページングメッセージを前記無線端末が受信したことを検知する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ページングメッセージを前記無線端末が受信したことを検知した場合に、前記所定のトラッキングエリアに属するセルを管理する基地局に対して、前記ページングメッセージを当該基地局が解放するための解放メッセージを送信するネットワーク装置。
  2. 前記所定のトラッキングエリアに属するセルを管理する前記基地局は、前記無線端末が受信した前記ページングメッセージを送信した基地局以外の基地局である請求項1に記載のネットワーク装置。
  3. 前記制御部は、アイドルモードである前記無線端末に対して、第1のDRXサイクルよりも長い第2のDRXサイクルを使用する拡張DRXが設定されている場合に、前記解放メッセージを前記基地局に対して送信する請求項1に記載のネットワーク装置。
  4. 前記制御部は、前記基地局が、ページングメッセージを再送する基地局である場合に、前記解放メッセージを前記基地局に対して送信する請求項1に記載のネットワーク装置。
  5. 前記制御部は、前記解放メッセージに複数のページングメッセージを解放するための情報を含めて、前記解放メッセージを前記基地局に対して送信する請求項1に記載のネットワーク装置。
  6. 所定のトラッキングエリアに位置登録された無線端末と通信可能な基地局であって、
    上位ノードから受信したページングメッセージを保持する記憶部と、
    前記ページングメッセージを前記無線端末に送信する制御部と、
    を備え、
    前記記憶部は、前記上位ノード又は前記所定のトラッキングエリアに属するセルを管理する基地局から、前記ページングメッセージを解放するためのメッセージを受信したことに応じて、前記ページングメッセージを破棄する基地局。
  7. 前記制御部は、前記解放メッセージの受信に応じて、前記ページングメッセージの送信を中止する請求項6に記載の基地局。
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