JPWO2016121877A1 - ユーザ装置、及びセル測定方法 - Google Patents

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Abstract

キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置において、前記基地局から前記キャリアアグリゲーションにおけるセル又はセルグループを追加するための設定メッセージを受信し、当該セル又はセルグループの設定を行うとともに、前記基地局から当該セル又はセルグループの測定に関する測定設定情報を受信する管理部と、所定の条件が満たされるまで、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行わず、当該所定の条件が満たされた場合に、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行って、測定報告を前記基地局に送信する測定部とを備える。

Description

本発明は、LTE等の移動通信システムにおけるセルの測定技術に関連するものである。
LTEシステムでは、所定の帯域幅を基本単位として、複数のキャリアを同時に用いて通信を行うキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)が採用されている。キャリアアグリゲーションにおいて基本単位となるキャリアはコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)と呼ばれる。
CAが行われる際には、ユーザ装置UEに対して、接続性を担保する信頼性の高いセルであるPCell(Primary cell)及び付随的なセルであるSCell(Secondary cell)が設定される。ユーザ装置UEは、第1に、PCellに接続し、必要に応じて、SCellを追加することができる。PCellは、RLM(Radio Link Monitoring)及びSPS(Semi-Persistent Scheduling)等をサポートする単独のセルと同様のセルである。
SCellの追加及び削除は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングによって行われる。SCellは、ユーザ装置UEに対して設定された直後は、非アクティブ状態(deactivate状態)であるため、アクティブ化することで初めて通信可能(スケジューリング可能)となるセルである。
図1に示すように、例えばLTEのRel.10のCAでは、同一基地局eNB配下の複数のCCを用いている。また、Rel.10のCAでは、例えば図2に示すように、最大で5つのCCを束ねることで、広帯域化により高速なデータレートを実現している。
Rel.12では、異なる基地局eNB配下のCCを用いて同時通信を行い、高スループットを実現するDual connectivity(二重接続)が導入されている。Dual connectivityでは、UEは、複数の物理的に異なる基地局eNBの無線リソースを同時に使用して通信を行う。Dual connectivity(以下、DC)はCAの一種であり、Inter eNB CA(基地局間キャリアアグリゲーション)とも呼ばれ、Master−eNB(MeNB)と、Secondary−eNB(SeNB)が導入される。Rel.12までのCAでは、UEあたりConfigure可能なCCの数は、最大で5である。
3GPP TSG RAN Meeting #66 RP−142286 Maui, Hawaii (US), December 8 - 11, 2014
一方、Rel.13のLTEでは、より柔軟かつ高速な無線通信を実現するため、及び、連続する超広帯域のアンライセンスバンドで、多数のCCを束ねられるようにするために、CAにおいて束ねられる最大5CCの制限を取るCA enhancementが検討されている。例えば、最大で32CC(=640MHz)を束ねるCAが検討されている(非特許文献1)。一例として、図3に、32CCを束ねる例を示す。
しかし、32CC全てのリソースを用いる必要があるほどの具体的な大容量サービスは現状のところ想定されてないため、仮に32CCの能力を持ち合わせるユーザ装置UEが開発されたとしても、実際に通信を行うのは、その一部のCCであることが想定される。不要なCCのアクティブ化は、バッテリ浪費を招くからである。
一方で、多数のSCellを同時に予め(ブラインドで)設定しておくことができる場合、SCell追加・削除のためのRRC信号送受信・処理を割愛し、早期にSCellのスケジューリングを可能とするという運用が可能である。この場合、基地局eNBは、とりあえずユーザ装置UEが対応している全SCCにおいてSCellを設定しておき、当該SCellが使用可能となった時点でアクティブ化を行うことが考えられる。
SCellが使用可能かどうかを判断するために、基地局eNBは、ユーザ装置UEからSCell品質情報の報告を受ける必要がある。SCell品質情報の報告に関し、RRM measurement報告及びCQI(CSI)報告のメカニズムがあるが、それぞれ以下で説明する課題がある。
RRM measurementでは、ユーザ装置UEはRRC信号により測定設定に従って測定を行う。図4に示すように、SCellをブラインドで設定した(ステップ1)後、ユーザ装置UEは、SCellが設定されている期間、常に周期的に測定を行って報告をする(ステップ2)。品質測定は、アクティベーション(ステップ3)、スケジューリング開始(ステップ4)のために必要な処理であるものの、常にSCellの品質測定を行うため、バッテリを浪費する。また、RRM measurementでは、ユーザ装置UEが非アクティベート状態のSCellを測定する場合には、RFや内部機能ブロックを共有している他のセルの通信を阻害する可能性がある(例:PCellとの通信のinterruptionが発生)。
CQI報告に関し、現状、ユーザ装置UEはActivation command(アクティブ化指示)を受けた場合にCQIをフィードバックする、或いは、アクティブ状態のSCellに対してCQIをフィードバックする、ことしかできない。すなわち、図5に示すように、SCellをブラインドで設定した(ステップ11)後、アクティブ化(ステップ12)をしなければ、CQI報告(ステップ13)を行うことができない。報告を常に行うためにはアクティブ状態を維持すればよいが、既に説明したように、アクティブ状態はバッテリ消費が大きいという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、移動通信システムのユーザ装置において、バッテリ消費を抑えながら、キャリアアグリゲーションで使用されるセルの品質測定を実施することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置であって、
前記基地局から前記キャリアアグリゲーションにおけるセル又はセルグループを追加するための設定メッセージを受信し、当該セル又はセルグループの設定を行うとともに、前記基地局から当該セル又はセルグループの測定に関する測定設定情報を受信する管理部と、
所定の条件が満たされるまで、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行わず、当該所定の条件が満たされた場合に、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行って、測定報告を前記基地局に送信する測定部と
を備えるユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置であって、
前記基地局から前記キャリアアグリゲーションにおけるセル又はセルグループを追加するための設定メッセージを受信し、当該セル又はセルグループの設定を行う管理部と、
非アクティブ状態にある前記セル又はセルグループをアクティブ化させることなく、当該セル又はセルグループについてのチャネル状態の測定を行い、当該セル又はセルグループのチャネル状態情報を前記基地局に送信する測定部と、
前記測定部により前記セル又はセルグループのチャネル状態情報の送信が行われた後に、前記基地局から前記セル又はセルグループのアクティブ化指示を受信した場合に、当該セル又はセルグループをアクティブ化する通信部と
を備えるユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置が実行するセル測定方法であって、
前記基地局から前記キャリアアグリゲーションにおけるセル又はセルグループを追加するための設定メッセージを受信し、当該セル又はセルグループの設定を行うとともに、前記基地局から当該セル又はセルグループの測定に関する測定設定情報を受信するステップと、
所定の条件が満たされるまで、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行わず、当該所定の条件が満たされた場合に、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行って、測定報告を前記基地局に送信するステップと
を備えるセル測定方法が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置が実行するセル測定方法であって、
前記基地局から前記キャリアアグリゲーションにおけるセル又はセルグループを追加するための設定メッセージを受信し、当該セル又はセルグループの設定を行うステップと、
非アクティブ状態にある前記セル又はセルグループをアクティブ化させることなく、当該セル又はセルグループについてのチャネル状態の測定を行い、当該セル又はセルグループのチャネル状態情報を前記基地局に送信する測定ステップと、
前記測定ステップにより前記セル又はセルグループのチャネル状態情報の送信が行われた後に、前記基地局から前記セル又はセルグループのアクティブ化指示を受信した場合に、当該セル又はセルグループをアクティブ化するステップと
を備えるセル測定方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、移動通信システムのユーザ装置において、バッテリ消費を抑えながら、キャリアアグリゲーションで使用されるセルの品質測定を実施することが可能となる。
Rel.10のCAを説明するための図である。 Rel.10のCAにおいてCCを束ねる例を示す図である。 Re1.13のCAにおいて、32CCを束ねる例を示す図である。 課題を説明するための図である。 課題を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるシステムの構成図である。 多数のSCellを予め設定しておくことを示す図である。 第1の実施の形態における処理シーケンスを示す図である。 SCell測定の開始・停止を行うMAC CEの例を示す図である。 測定報告を受信できない場合の動作を説明するための図である。 ユーザ装置UEが自律で測定停止を行う動作を説明するための図である。 第1の実施の形態における処理の効果を説明するための図である。 第1の実施の形態における変形例1の処理シーケンスを示す図である。 第1の実施の形態における変形例2の処理シーケンスを示す図である。 第2の実施の形態における処理シーケンスを示す図である。 第2の実施の形態における効果を説明するための図である。 Capabilityの通知方法を説明するための図である。 ユーザ装置UEの構成図である。 ユーザ装置UEのHW構成図である。 基地局eNBの構成図である。 基地局eNBのHW構成図である。 ユーザ装置UEの動作例を示すフローチャートである。 ユーザ装置UEの動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。本実施の形態では、LTEの移動通信システムを対象とするが、本発明はLTEに限らず、キャリアアグリゲーションを採用した他の移動通信システムにも適用可能である。CAを構成する「セル」は、ユーザ装置UEが在圏するセルでありserving cellと呼んでもよい。また、一例として、CAを構成する「セル」は、下りのCCのみ、もしくは、下りのCCと上りのCCからなる。また、本明細書及び特許請求の範囲における「LTE」の3GPP規格書のリリースは、CA(DCを含む)が導入されているリリースであるものとするが、これに限定されるわけではない。
また、以下では、例として、基本的にセル毎の測定開始/停止の制御について説明しているが、セルを複数にまとめたセルグループ(CG)毎の測定開始/停止の制御についてもセル毎の制御と同様に実施可能である。また、以下では「セルを測定する」のように測定対象を「セル」として説明をしているが、「キャリアを測定する」のように測定対象を「キャリア」としてもよい。本実施の形態においては、「セルを測定する」と「キャリアを測定する」は同義と考えてよい。
(システム全体構成)
図6に、本発明の実施の形態(第1、第2の実施の形態に共通)における通信システムの構成図を示す。図6に示すように、本実施の形態における通信システムは、基地局eNBとユーザ装置UEとを含む移動通信システムである。基地局eNBとユーザ装置UEとでCA通信を行うことが可能である。図6では、基地局eNBとユーザ装置UEがそれぞれ1つずつ示されているが、これは図示の便宜上のものであり、それぞれ複数存在してもよい。
また、図6の例では、1つのセルが示されているが、これも図示の便宜上のものであり、CAが設定される際には複数のセルが存在する。また、例えば、基地局eNBから離れた場所に、基地局eNBと光ファイバ等で接続される1つ又は複数のRRE(遠隔無線装置)が備えられる構成であってもよい。また、複数の基地局eNBを備えるDual Connectivityの構成であってもよい。Dual Connectivityを対象とする場合、以下で説明する基地局eNBは、ユーザ装置UEとRRC接続するMeNBであることを想定しているが、SeNBであってもよい。
本実施の形態(第1、第2の実施の形態に共通)では、前述したように、1つ又は複数のSCellを予め(ブラインドで)設定しておく。これにより、SCell追加・削除のためのRRC信号送受信・処理を割愛し、SCellでの通信が必要かつ可能になったときに、早期にSCellのスケジューリングが可能となる。
図7は、複数のSCellを予め設定しておくことを示す図である。図7に示す例では、マクロセルであるPCellにカバーされる範囲にある全てのSCellを設定しておく例を示している。なお、この時点でのSCell設定とは、ユーザ装置UEにおいて、SCellの情報が設定された状態であり、当該SCellでのスケジューリングに基づく送受信を行える状態ではない。
本実施の形態では、ユーザ装置UEにおけるSCellの測定を、より柔軟に行うことでバッテリ浪費を抑えつつ、早期にSCell品質を報告させることを可能としている。以下、具体的な技術として、第1の実施の形態と第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態では、RRM測定を用いる場合の解決策として、SCell測定の開始/停止(ON/OFF)をダイナミックに行う技術を説明する。第2の実施の形態では、CSI(Channel State Information)を用いる場合の解決策として、非アクティベート状態においてもCSI報告を行えるようにする技術を説明する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態を説明する。第1の実施の形態では、RRM測定において、測定設定がなされている場合に常に測定を行うのでなく、測定設定がなされていても、不要な測定を停止させるものである。より具体的な処理内容を図8を参照して説明する。図8は、第1の実施の形態における処理シーケンスを示す図である。
ステップ101において、基地局eNBはユーザ装置UEに対し、SCell追加設定指示を送信し、ユーザ装置UEは当該SCell追加設定指示を受信し、SCellの追加設定を行う。SCell追加設定指示は、例えば、RRC connection reconfigurationメッセージにより通知される。また、SCell追加設定指示には、例えば、追加するSCellの識別子(ID)が含まれる。なお、CG単位の追加設定指示の場合には、例えば、追加するCGのIDが含まれる。
ステップ101において追加される1つ又は複数のSCellは、基地局eNBにおいて現在のSCellの品質により決定されたものではなく、予め決められたSCellである。一例として、図7に示したように、PCellの範囲内の全てのSCellを、追加するSCellとして予め定めておくことができる。
ステップ102において、基地局eNBは、測定設定指示(measurement configuration)をユーザ装置UEに送信する。ユーザ装置UEは、測定設定指示で指示された設定(configure)を行う。測定設定指示は、ステップ101でのSCell追加設定指示と同時に送信されてもよいし、別々に送信されてもよい。測定設定指示には、例えば、測定対象のSCell(CG)及び/又は周波数、測定内容(RSRP/RSRQ)、報告方法(周期的、イベント)等が含まれる。
ステップ103において、基地局eNBは、測定停止指示をユーザ装置UEに送信する。測定停止指示は、測定設定指示と同時に送信されてもよいし、別々に送信されてもよい。測定停止指示は、RRC信号で送信してもよいし、MAC信号で送信してもよい。測定停止指示を受信したユーザ装置UEは、測定設定に基づく測定/報告を開始しない(ステップ104)。
ステップ103の測定停止指示を省略し、ユーザ装置UEは、最初に測定設定指示を受信した場合に、測定開始指示を受信するまでは測定を開始しないという動作を行ってもよい。
上記のように、ユーザ装置UEは、測定設定指示を受信した後でも、SCell測定を行わないので、非アクティブSCellの測定に伴う通信のInterruptionや、測定によるバッテリ消費は生じない。
ステップ105において、基地局eNBは、所定のトリガを検知することで、ユーザ装置UEにSCell測定を開始させることを決定する。当該所定のトリガは、例えば、当該ユーザ装置UEに設定した測定停止中のSCellのエリアにオーバラップしている他のセル(測定中)の品質が向上したこと(例:品質が所定の値以上になったこと)を検出した場合である。また、基地局eNBが、ユーザ装置UEから受信する信号に基づき、当該ユーザ装置UEがSCellのエリアに入ったことを検知した場合に、当該SCellの測定を開始させることを決定してもよい。また、CG単位で制御を行う場合は、例えば、CGに含まれる1つ又は複数のセルについて、当該セルのエリアにオーバラップしている他のセル(他のCGのセル)の品質が向上したことをトリガとしてよい。
測定開始を決定した基地局eNBは、SCell測定開始指示をユーザ装置UEに送信する(ステップ106)。SCell測定開始指示には、測定開始させるSCellの識別子(ID)が含まれる。識別子は、信号のビット位置で示されても良い。本実施の形態において、SCell測定開始指示は、MAC信号(MAC CE)により送信されるが、物理信号(PDCCH等)もしくはRRC信号で送信してもよい。
SCell測定開始指示を受信したユーザ装置UEは、測定設定に従って、開始指示されたSCellの測定を開始し(ステップ107)、測定報告(measurement report)を基地局eNBに送信する(ステップ108)。基地局eNBは、測定報告に基づき、当該SCellの品質が十分に良いと判断した場合に、当該SCellをアクティベートさせる指示をユーザ装置UEに送信する(ステップ109)。なお、CG単位での制御の場合、CGを測定するとは、CGに含まれる全部のセルの測定を行うことでもよいし、一部のセルの測定を行うことでもよい。
上述したように、測定開始/停止指示はMAC信号(MAC CE)を用いて行うことができる。測定開始/停止指示として使用されるMAC CE(Measurement activation MAC CE)の例を図9に示す。図9におけるC0等が入るそれぞれの箱はビット位置を示す。図9におけるCiは、SCell#iの測定を開始又は停止させるためのフラグであり、例えば、1が開始、0が停止を表す(この逆でもよい)。また、CG単位で制御を行う場合、例えば、図9におけるCiは、CG#iの測定を開始又は停止させるためのフラグであると見なすこととしてよい。
図10に示すように、基地局eNBが、ユーザ装置UEに対して測定開始指示を送信して(ステップ106)も、ユーザ装置UEから該当SCellについての測定報告を受信できない場合(ステップ201)、基地局eNBは、ユーザ装置UEに対してSCell測定停止指示を送信する(ステップ202)。この場合、ユーザ装置UEが、無駄な測定動作を行っている可能性があるため、SCell測定停止指示を送信することで、その動作を停止させることができる。また、この場合のSCell測定停止指示も上述したようにMAC CEを用いて行うことができる。
また、ユーザ装置UEが測定を停止するトリガとして、測定停止指示を受けたことをトリガとすることに加えて、ユーザ装置UEがSCell測定開始指示を受けてから所定期間経過したことをトリガとしてもよい。
所定期間経過したことを停止トリガとする場合のシーケンス例を図11に示す。ユーザ装置UEは、SCell測定開始指示を受信した(ステップ106)時点で、タイマを起動し、タイマの満了でもって所定期間満了を検知し(ステップ211)、SCell測定開始指示に係るSCell測定を停止する(ステップ212)。図11の例では、ユーザ装置UEは、自律的にSCell測定停止を行ったことをRRC信号で基地局eNBに通知する(ステップ213)。なお、この通知を行わないこととしてもよい。所定期間満了の判定に用いるタイマ値は、例えば、図8のステップ102における測定設定指示でユーザ装置UEに通知される。このような自律測定停止の制御を行うことで、制御信号のための無線リソースをセーブすることが可能となる。
なお、ユーザ装置UEが、タイマ起動後、タイマ満了前までに再度SCell測定開始指示を受ける場合に、ユーザ装置UEはタイマを再起動してもよい。再起動した時点から再び、タイマが0からスタートする。
図12は、第1の実施の形態の技術により、従来の測定方法を用いた場合の課題が解決されることを示す図である。図12の上段に示すように、従来の測定方法を用いた場合はScellを設定している間、周期的に測定を行うことになり、バッテリを浪費してしまう。一方、図12の下段に示す本実施の形態では、Aで示す測定指示を受けない限り、SCellの測定が行われないため、バッテリーセービングが可能となる。この効果は、下記の変形例でも同様である。
(第1の実施の形態の変形例1)
図8等を参照して説明した処理シーケンス(基本例と呼ぶ)では、ユーザ装置UEは、基地局eNBからの測定開始/停止指示に従ってSCell測定の開始・停止を実行するが、これは開始・停止のための所定の条件の例であり、この他の動作として、ユーザ装置UEが自律で開始・停止を行ってもよい。
ユーザ装置UEが自律で開始・停止を行う場合(変形例1と呼ぶ)の処理シーケンスを図13を参照して説明する。
まず、基本例でのステップ101、102と同様に、ユーザ装置UEは基地局eNBからSCell追加設定指示を受信し(ステップ301)、測定設定指示を受信する(ステップ302)。本変形例では、基本例と異なり、ユーザ装置UEは、SCell測定停止指示とSCell測定開始指示のいずれも基地局eNBから受信しない。
測定設定指示を受信したユーザ装置UEは、特定条件が満たされたと判断しない限り、測定設定に基づくSCell測定を開始しない。
ステップ303において、ユーザ装置UEは、特定条件が満たされたか否かを判定する。この判定は、例えば、定期的に行うこととしてよい。ユーザ装置UEは、特定条件が満たされないと判定した場合(ステップ303のNo)、SCell測定を開始しない、もしくは、開始していたSCell測定を停止する(ステップ304)。
ユーザ装置UEは、特定条件が満たされたと判定した場合(ステップ303のYes)、SCell測定を開始することを決定し(ステップ305)、SCell測定を行って(ステップ306)、測定報告を基地局eNBに送信する(ステップ307)。基地局eNBは、SCell品質が良いと判断すれば、当該SCellをアクティベートさせる(ステップ308)。
以下、上述した特定条件の例として、条件例1と条件例2を説明する。なお、以下の条件例1と条件例2は、ユーザ装置UEによる判定に係る条件であるが、条件例1と条件例2を基地局eNBで使用し、基地局eNBがこれらの条件に基づいて測定開始/停止指示の送信判断を行ってもよい。
<条件例1>
条件例1では、ユーザ装置UEは、品質測定を行っている特定のセルの品質が所定値よりも低くなったことを検知した場合に、SCellの測定を開始し、特定のセルの品質が所定値よりも高くなった場合に当該SCellの測定を停止する。
すなわち、条件例1は、特定のセルの品質低下によるスループット低下を補うために、新たにSCellを使用するためにSCell測定を行うものである。上記の「特定のセル」は、PCellでもよいし、基地局eNBからRRC信号等で指定されたセルでもよいし、セル識別子(CellIndex/SCellIndex等)の最も大きい、もしくは最も小さいものでもよいし、PUCCHが設定されているSCellでもよい。また、所定値と比較する品質は、RSRPでもよいし、RSRQでもよい。なお、CG単位での制御を行う場合、上記の「特定のセル」に該当する「特定のCG」は、例えばPCellが含まれるCGとすることができる。また、「特定のCG」の品質は、特定のCGの中の特定のセル(例:PCell)の品質であってもよいし、「特定のCG」に含まれる各セルの品質の合計(例:CGで実現できるスループットに相当する値)であってもよい。
<条件例2>
条件例2は、ユーザ装置UEが、特定の品質条件を満たすサービングセル(品質測定を行っているセル)の数が所定値以上となったことを検知した場合(各セルの品質が所定の閾値を超過する場合)に、SCell(例:まだアクティブ化されていないが、測定を開始していたSCell)の測定を停止し、特定の品質条件を満たすセルの数が所定値を下回ったことを検知した場合に、SCellの測定を開始することとしてもよい。
条件例1と条件例2における閾値(所定値)は、例えば、基地局eNBからRRC信号等で設定された値である。この閾値は、UE単位で設定されてもよいし、セル毎に設定されてもよいし、セルグループ毎に設定されてもよい。なお、条件例2に関し、CG単位で制御を行う場合でも、上記と同じ判定方法でもよいし、特定の品質条件を満たすセルの数に代えて、特定の品質条件を満たすCGの数を用いた判定を行ってもよい。
また、本変形例におけるユーザ装置UEが自律で測定開始/停止を行う制御については、基地局eNBからユーザ装置UEに対して、自律制御の指示があったときに実施し、指示がないときには、基本例の制御を行うようにしてもよい。
(第1の実施の形態の変形例2)
現状のLTEシステムは、通信事業者に割り当てられたライセンスバンドで運用が行われている。一方で、増加するユーザトラヒックを吸収するために、更に周波数バンドを追加する必要があるが、ライセンスバンドの帯域には限りがあるため、ライセンスバンド以外に用いることができるバンド(アンライセンスバンド)をLTEとして使用して帯域を拡張することがRel−13においてLAA(Licensed Assisted Access)として検討されている。
アンライセンスバンドにおいては、当該周波数で通信している装置が他に存在する場合には、通信を行うことが禁止されている。従って、LAAにおいて通信を行う際には、アンライセンスバンドで他の通信がないことを確認する必要があり、これをLBT(Listen Before Talk)と呼ぶ。
基地局eNB側のDL送信においてLBT:NGとなると、(Reference Signalを含めて)DL送信が停止され、ユーザ装置UEからすると当該周波数のセルのエリア外へ遷移したように見える。
一方、そのようなケースでは、LAAに接続しているユーザ装置UEからライセンスバンドを介して一斉にMeasurement report(SCell品質劣化)が報告されるため、リソース効率の観点で望ましくない。
そこで、変形例2では、LAAを行う場合において、基地局eNBにおけるDL LBTの結果に基づき、基本例(図8)と同様の方法で、ユーザ装置UEのLAAセル(アンライセンスバンドのセル)測定を停止させることとしている。
変形例2の処理シーケンス例を図14に示す。基本例と同様にして、SCell追加設定指示(ステップ311)、測定設定指示、SCell測定停止指示が行われた後、ステップ312で、基地局eNBが、アンライセンスバンドでの周波数(設定したSCellに該当)でLBT:OKを検出すると、基地局eNBは、当該SCellについての測定開始指示をユーザ装置UEに送信する(ステップ313)。これにより、ユーザ装置UEは当該SCellの測定を開始する。
ステップ314で、基地局eNBが、当該周波数でLBT:NGを検出すると、基地局eNBは、当該SCellについての測定停止指示をユーザ装置UEに送信する(ステップ315)。これにより、ユーザ装置UEは当該SCellの測定/報告を停止する。
なお、基地局eNBが上記の測定開始/停止指示を各UEに対してライセンスバンドを介して個別に通知すると、C−planeの信号が大量に無線で送信されることになる。従って、測定開始/停止指示は、ライセンスバンド側の報知信号(システム情報)で通知されてもよい。当該報知信号により、測定の停止・開始、及び、対象となるセルの識別子、周波数等が各UEに通知される。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態では、ユーザ装置UEは、非アクティブ状態にあるSCellについてのCSI報告を行う。この状態を、Pre−activation状態と呼んでもよい。SCellがアクティブ状態にある場合には、CSI(CQI等)報告の他、SRS送信、PDCCHモニタリング、sCellDeactivationTimer起動等の動作を行うが、本実施の形態では、CSI報告のみを行うので、アクティブ状態に比べてバッテリ消費を抑えることが可能である。
より具体的な処理内容を図15を参照して説明する。図15は、第2の実施の形態における処理シーケンスを示す図である。
ステップ401において、基地局eNBはユーザ装置UEに対し、SCell追加設定指示を送信し、ユーザ装置UEは当該SCell追加設定指示を受信し、SCellの追加設定を行う。この段階では、各SCellは非アクティブ状態にあり、アクティブ化指示を基地局eNBから受信するまで非アクティブ状態のままである。SCell追加設定指示は、例えば、RRC connection reconfigurationメッセージにより通知される。また、SCell追加設定指示には、例えば、追加するSCellの識別子(ID)が含まれる。CG単位で制御を行う場合、追加設定指示には、例えばCGのIDが含まれる。
ステップ401において追加される1つ又は複数のSCellは、基地局eNBにおいて現在のSCellの品質により決定されたものではなく、予め決められたSCellである。
ステップ402において、基地局eNBは、所定のトリガを検知することで、ユーザ装置UEにSCell測定(SCellの周波数キャリアのCSI測定)を開始させることを決定する。当該所定のトリガは、例えば、第1の実施の形態における図8のステップ105でのトリガと同じとしてよい。
測定開始を決定した基地局eNBは、SCell測定開始指示をユーザ装置UEに送信する(ステップ403)。SCell測定開始指示には、測定開始させるSCellの識別子(ID)が含まれる。CG単位での制御の場合は、例えば、CGのIDが含まれる。識別子は、信号のビット位置で示されても良い。本実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、SCell測定開始指示は、MAC信号(MAC CE)により送信されるが、物理信号(PDCCH等)もしくはRRC信号で送信してもよい。また、MAC信号を使用する場合のMAC CEのフォーマットの例は、図9に示したとおりのものでよい。
SCell測定開始指示を受信したユーザ装置UEは、追加設定されたSCellをアクティベートすることなく、当該SCellについてのCSI測定を行って、CSIを基地局eNBに送信する(ステップ404)。なお、CG単位で制御を行う場合、ユーザ装置UEは、追加設定されたCG内の各セルをアクティベートすることなく、当該CGの全セル又は一部のセルについてのCSI測定を行って、CSIを基地局eNBに送信する。
基地局eNBは、あるSCellについて良好な品質であることを示すCSIを受信した場合(ステップ405のYes)に、当該SCellをアクティベートする(ステップ406)。また、CG単位制御の場合は、CG内の一部のセルで良好な品質であることを示すCSIを受信した場合に、当該CGをアクティベートさせてもよいし、CG内の全部のセルで良好な品質であることを示すCSIを受信した場合に、当該CGをアクティベートさせてもよい。
また、基地局eNBは、測定開始を指示したSCellについて良好な品質であることを示すCSIを受信しない場合(ステップ405のNo)に、当該SCellについてのCSI測定を停止させることとしてもよい(ステップ407)。ステップ407におけるSCell測定停止指示は、測定開始指示と同様に、例えば図9のフォーマットを用いて、NAC CEで行うこととしてよい。
上記の処理において、ステップ403でユーザ装置UEがSCell測定開始指示を受信してからCSI測定/報告(ステップ404)を開始するタイミングについては、例えば、SCell測定開始指示を受信した時点から所定期間(例:アクティブ化時と同じ8ms)後とする。
ユーザ装置UEがSCellのCSI報告を行うためのUL無線リソース(時間・周波数リソース)については、例えばステップ401でのSCell追加時に基地局eNBから予め設定する。
また、ユーザ装置UEがSCellのCSI報告を行うためのULリソースとして、他のセル(例:PCell)のCSI報告用に用意されているリソースを流用してもよい。すなわち、この場合、PCellのCSI報告の一部、或いは全てを一旦停止し、代わりに指定されたSCellについてのCSI報告が行われてもよい。CG単位での制御を行う場合、CG単位でCSI報告用のULリソースが用意される場合には、他のCG用のULリソースを用いることとしてよい。また、CG単位での制御を行う場合でも、上記と同様に、PCell等の他のセルのCSI報告用に用意されたリソースを流用してもよい。
非アクティブ状態のSCellのCSI報告とアクティブ状態のセル(PCell or SCell)のCSI報告とが衝突する場合には、非アクティブ状態のSCellのCSIをドロップすることとしてもよい。もしくは、CellIndexの小さい(又は大きい)セルのCSIが優先的にドロップされることとしてもよい。CellIndexの小さい(又は大きい)セルとするのは一例に過ぎず、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間で、複数セルのCSIが衝突する際に、どのセルのCSIがドロップされるかの認識を合わせることができる方法で優先的にドロップさせるセルを決めればよい。
また、非アクティブ状態のセル用のULリソースを設定し、当該ULリソースをセル間で共有することとしてもよい。
例えば、「SCell#1(非アクティブ状態:CSI報告OFF)、SCell#2(非アクティブ状態:CSI報告OFF)」の状態で、SCell#1/2間で共有のULリソースを設定する。当該共有ULリソースの設定は、基地局eNBからユーザ装置UEに対してRRC信号で行ってもよいし、MAC信号や物理信号で行ってもよい。また、設定のための信号には、ULリソースを特定する情報と、ULリソースを共有させる複数セルの識別子が含まれてよい。
その後、ユーザ装置UEに対して測定開始指示によりSCell#1で測定を開始させ、共有ULリソースを用いてCSI報告させる。このときは、「SCell#1(非アクティブ状態:CSI報告ON)、SCell#2(非アクティブ状態:CSI報告OFF)」の状態になる。
SCell#1で測定を開始させた後、SCell#1で有効なCSIが報告されない場合には、基地局eNBはユーザ装置UEに対し、SCell#1でのCSI報告を停止し、SCell#2でCSI報告させるように指示する。これにより、「SCell#1(非アクティブ状態:CSI報告OFF)、SCell#2(非アクティブ状態:CSI報告ON)」の状態となる。
上記のように、ULリソースを時分割で共有させておくことにより、非アクティブ状態のセルに対して設定するCSI報告用ULリソースが少なくて済む。なお、ULリソースを時分割で共有させる方式は、CG単位の制御でも利用できる。すなわち、例えば、上記のSCell#1とSCell#2との間でのULリソース共有と同様に、CG#1とCG#2との間でULリソースを共有させればよい。
また、図15に示した処理シーケンス例では、基地局eNBからユーザ装置UEへのSCell測定停止指示によりSCell測定停止を行っているが、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態における図11を参照した方法と同様にして、ユーザ装置UEが測定開始指示を受けてから所定期間後に自律で停止してもよい。また、タイマの値の設定、タイマの再起動処理についても第1の実施の形態と同様の制御を実施することができる。また、SCell測定の開始に関しても、第1の実施の形態の変形例1で説明した条件を用いて、UEが自律で判断することとしてもよい。
第2の実施の形態において、上述したCSI報告に係る制御は「CSI」のうちのCQIのみに対して適用し、RI、PTI等については適用しなくてもよい。つまり、これまでに説明した処理において、「CSI」を「CQI」と置き換えてもよい。また、CSI報告用の有効なULリソースがない場合(例:TA timer満了時)には、CSI報告を行わないこととしてもよい。
図16は、第2の実施の形態の技術により、従来のCSI(CQI)報告方法を用いた場合の課題が解決されることを示す図である。図16の上段に示すように、従来の方法を用いた場合はSCellをアクティベート(ステップ12)した後でなければCQI報告(ステップ13)を行うことができないため、SCellを測定する間、PDCCHモニタリング等を行うために、バッテリを浪費してしまう。一方、図16の下段に示す本実施の形態では、ユーザ装置UEがAで示す測定指示を受けることで、SCellをアクティベートすることなくSCellのCQI報告を行うこととしたので、バッテリーセービングが可能となる。
なお、基地局eNBとユーザ装置UEは、第1、第2の実施の形態の両方の機能を有してもよいし、どちらか一方の機能を有してもよい。
(Capability通知)
既に説明したように、バッテリーセービングの観点からは、設定した全てのSCellを同時にアクティブ化することは望ましくない。また、同時にアクティブ化できるセルの数は、ユーザ装置UEのバッテリ効率に依存する。しかし、現状、同時にアクティブ化できるセル数についてのcapabilityがないため、基地局eNBは、ユーザ装置UEにおける同時にアクティブ化できるセル数を判別することができない。このため、例えば、基地局eNBは、ユーザ装置UEの能力以上の数のSCellのアクティブ化を指示してしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態(第1、第2の実施の形態に共通)では、ユーザ装置UEが対応しているCA band combinationに含まれるCC/バンドで構成されるセル(例:SCell)について、いくつのセルまで同時にアクティベートしてよいか(バッテリセービング観点で耐えられる)の能力情報をユーザ装置UEから基地局eNBに通知する。能力情報の通知は、UE単位でもよいし、band combination単位でもよい。UE単位の場合は、例えば、あるUEについてX個という指定がなされ、UEにおける設定可能な全てのband combinationについてX個が適用される。また、band combination単位では、band combination1ではX個、band combination2ではY個等の指定がされる。
図17に能力通知の手順例を示す。例えば、ユーザ装置UEが基地局eNBにRRC接続する際に、ユーザ装置UEは基地局eNBから能力情報問い合わせ(UE Capability Enquiry)を受信し(ステップ501)、ユーザ装置UEは、アクティブ化できるセル数を含む能力情報(UE Capability information)を基地局eNBに送信する(ステップ502)。
また、ユーザ装置UEは、能力情報として、同時にアクティベートできるCGの数を基地局eNBに通知してもよい。
(装置構成例)
次に、これまでの説明した全ての処理を実行可能なユーザ装置UEと基地局eNBにおける主要な構成を説明する。
まず、図18に、本実施の形態に係るユーザ装置UEの機能構成図を示す。図18に示すように、ユーザ装置UEは、UL信号送信部101、DL信号受信部102、RRC管理部103、測定部104を含む。図18は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図18に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
UL信号送信部101は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。DL信号受信部102は、基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。UL信号送信部101及びDL信号受信部102はそれぞれ、複数のCCを束ねて通信を行うCAを実行する機能(SCell(又はCG)アクティベート/非アクティベートを行う機能を含む)を有する。UL信号送信部101及びDL信号受信部102をまとめて通信部と称してもよい。
UL信号送信部101及びDL信号受信部102はそれぞれ、パケットバッファを備え、レイヤ1(PHY)及びレイヤ2(MAC、RLC、PDCP)の処理を行うことを想定している。ただし、これに限られるわけではない。
RRC管理部103は、基地局eNBとの間でRRCメッセージの送受信を行うとともに、追加SCell等のCA情報の設定/変更/管理、構成変更等の処理を行う機能を含む。また、RRC管理部103は、ユーザ装置UEの能力(Capability)の情報を保持し、能力の情報を基地局eNBに通知する機能も含む。RRC管理部103がSCell/CGを設定することは、SCell/CGのID等の情報を、CAでの追加SCell/CGの情報として記憶手段に記憶することを含む。
測定部104は、第1及び第2の実施の形態で説明した測定の開始/停止の判断、測定、及び報告を行う機能を含む。測定部104は、指示の受信をDL信号受信部102を介して行い、測定報告(CSI報告)の送信をUL信号送信部101を介して行う。
図18に示すユーザ装置UEの構成は、全体をハードウェア回路(例:1つ又は複数のICチップ)で実現してもよいし、一部をハードウェア回路で構成し、その他の部分をCPUとプログラムとで実現してもよい。
図19は、ユーザ装置UEのハードウェア(HW)構成の例を示す図である。図19は、図18よりも実装例に近い構成を示している。図19に示すように、UEは、無線信号に関する処理を行うRE(Radio Equipment)モジュール151と、ベースバンド信号処理を行うBB(Base Band)処理モジュール152と、上位レイヤ等の処理を行う装置制御モジュール153と、USIMカードにアクセスするインタフェースであるUSIMスロット154とを有する。
REモジュール151は、BB処理モジュール152から受信したデジタルベースバンド信号に対して、D/A(Digital−to−Analog)変換、変調、周波数変換、及び電力増幅等を行うことでアンテナから送信すべき無線信号を生成する。また、受信した無線信号に対して、周波数変換、A/D(Analog to Digital)変換、復調等を行うことでデジタルベースバンド信号を生成し、BB処理モジュール152に渡す。REモジュール151は、例えば、図18のUL信号送信部101及びDL信号受信部102における物理レイヤ等の機能を含む。
BB処理モジュール152は、IPパケットとデジタルベースバンド信号とを相互に変換する処理を行う。DSP(Digital Signal Processor)162は、BB処理モジュール152における信号処理を行うプロセッサである。メモリ172は、DSP162のワークエリアとして使用される。BB処理モジュール152は、例えば、図18のUL信号送信部101及びDL信号受信部102におけるレイヤ2等の機能、RRC処理部103及び測定部104を含む。なお、RRC処理部103、測定部104の機能の全部又は一部を装置制御モジュール153に含めることとしてもよい。
装置制御モジュール153は、IPレイヤのプロトコル処理、各種アプリケーションの処理等を行う。プロセッサ163は、装置制御モジュール153が行う処理を行うプロセッサである。メモリ173は、プロセッサ163のワークエリアとして使用される。また、プロセッサ163は、USIMスロット154を介してUSIMとの間でデータの読出し及び書込みを行う。
図20に、本実施の形態に係る基地局eNBの機能構成図を示す。図20に示すように、基地局eNBは、DL信号送信部201、UL信号受信部202、RRC管理部203、測定指示制御部204、スケジューリング部205を含む。図20は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図20に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
DL信号送信部201は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。UL信号受信部202は、各UEから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。DL信号送信部201及びUL信号受信部202はそれぞれ、複数のCCを束ねて通信を行うCA(DCでのCAを含む)を実行する機能を含む。また、DL信号送信部201及びUL信号受信部202は、RREのように、基地局eNBの本体(制御部)から遠隔に設置された無線通信部であってもよい。
DL信号送信部201及びUL信号受信部202はそれぞれ、パケットバッファを備え、レイヤ1(PHY)及びレイヤ2(MAC、RLC、PDCP)の処理を行うことを想定している(ただし、これに限られるわけではない)。
RRC管理部203は、ユーザ装置UEとの間でRRCメッセージの送受信を行うとともに、CAの設定/変更/管理、構成変更等の処理を行う機能を含む。RRC管理部203は、CAの設定を行う機能部であるので、設定部と呼んでもよい。
測定指示制御部204は、第1及び第2の実施の形態で説明したように、SCell/CG測定開始/停止の判定、及びSCell/CG測定開始/停止の指示送信を行う機能を含む。スケジューリング部205は、CAを実施するユーザ装置UEに対し、スケジューリングを行う機能を含む。
図20に示す基地局eNBの構成は、全体をハードウェア回路(例:1つ又は複数のICチップ)で実現してもよいし、一部をハードウェア回路で構成し、その他の部分をCPUとプログラムとで実現してもよい。
図21は、基地局eNBのハードウェア(HW)構成の例を示す図である。図21は、図20よりも実装例に近い構成を示している。図21に示すように、基地局eNBは、無線信号に関する処理を行うREモジュール251と、ベースバンド信号処理を行うBB処理モジュール252と、上位レイヤ等の処理を行う装置制御モジュール253と、ネットワークと接続するためのインタフェースである通信IF254とを有する。
REモジュール251は、BB処理モジュール252から受信したデジタルベースバンド信号に対して、D/A変換、変調、周波数変換、及び電力増幅等を行うことでアンテナから送信すべき無線信号を生成する。また、受信した無線信号に対して、周波数変換、A/D変換、復調等を行うことでデジタルベースバンド信号を生成し、BB処理モジュール252に渡す。REモジュール251は、例えば、図20のDL信号送信部201及びUL信号受信部202における物理レイヤ等の機能を含む。
BB処理モジュール252は、IPパケットとデジタルベースバンド信号とを相互に変換する処理を行う。DSP262は、BB処理モジュール252における信号処理を行うプロセッサである。メモリ272は、DSP252のワークエリアとして使用される。BB処理モジュール252は、例えば、図20のDL信号送信部201及びUL信号受信部202におけるレイヤ2等の機能、RRC処理部203、測定指示制御部204、スケジューリング部205を含む。なお、RRC処理部203、測定指示制御部204、スケジューリング部205の機能の全部又は一部を装置制御モジュール253に含めることとしてもよい。
装置制御モジュール253は、IPレイヤのプロトコル処理、OAM処理等を行う。プロセッサ263は、装置制御モジュール253が行う処理を行うプロセッサである。メモリ273は、プロセッサ263のワークエリアとして使用される。補助記憶装置283は、例えばHDD等であり、基地局eNB自身が動作するための各種設定情報等が格納される。
動作例1として、図22に、第1の実施の形態におけるユーザ装置UEの動作例のフローチャートを示す。ここでは既にSCell追加設定は完了しているとする。
ステップ601において、基地局eNBからのRRC信号に基づき、ユーザ装置UEのRRC管理部103によりSCell測定設定がなされる。
ステップ602において、測定部104は、測定設定に係るSCell測定の開始指示を基地局eNBから受信したかどうかを判断し、受信している場合(ステップ602のYes)には、当該SCellの測定を行って、測定報告を作成し、UL信号送信部101に測定報告の送信を指示することで測定報告を送信する(ステップ603)。
動作例2として、図23に、第2の実施の形態におけるユーザ装置UEの動作例のフローチャートを示す。
ステップ701において、基地局eNBからのRRC信号に基づき、ユーザ装置UEのRRC管理部103によりSCell追加設定がなされる。
ステップ702において、測定部104は、追加したSCellについての測定/報告の開始指示を基地局eNBから受信したかどうかを判断し、受信している場合(ステップ702のYes)には、当該SCellの測定を行って、CSIを作成し、UL信号送信部101にCSI報告送信を指示することでCSI報告を行う(ステップ703)。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態では、キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置であって、前記基地局から前記キャリアアグリゲーションにおけるセル又はセルグループを追加するための設定メッセージを受信し、当該セル又はセルグループの設定を行うとともに、前記基地局から当該セル又はセルグループの測定に関する測定設定情報を受信する管理部と、所定の条件が満たされるまで、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行わず、当該所定の条件が満たされた場合に、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行って、測定報告を前記基地局に送信する測定部とを備えるユーザ装置が提供される。
この構成により、バッテリ消費を抑えながら、キャリアアグリゲーションで使用されるセルの品質測定を実施することが可能となる。
前記所定の条件は、例えば、前記測定部が前記基地局から測定開始指示を受信することである。この構成により、ユーザ装置は基地局からの指示で測定開始判断を行うことができるので、ユーザ装置における測定開始判断に係る処理を簡易に実現できる。
前記測定部は、前記測定開始指示を受信してから所定期間が経過した場合、又は、前記基地局から測定停止指示を受信した場合に、前記セル又はセルグループの測定を停止することとしてもよい。この構成により、ユーザ装置は適切に測定停止を実施でき、無駄な測定動作を回避できる。
前記所定の条件は、特定のセル又は特定のセルグループの品質が所定値よりも低くなったこと、又は、特定の品質条件を満たすセル又はセルグループの数が所定値未満になったことであることとしてもよい。この構成により、ユーザ装置は自律で測定開始を判断できるので、基地局が測定開始指示をサポートしていない場合でも、ユーザ装置は適切な測定開始制御を実施できる。
また、本実施の形態では、キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置であって、前記基地局から前記キャリアアグリゲーションにおけるセル又はセルグループを追加するための設定メッセージを受信し、当該セル又はセルグループの設定を行う管理部と、非アクティブ状態にある前記セル又はセルグループをアクティブ化させることなく、当該セル又はセルグループについてのチャネル状態の測定を行い、当該セル又はセルグループのチャネル状態情報を前記基地局に送信する測定部と、前記測定部により前記セル又はセルグループのチャネル状態情報の送信が行われた後に、前記基地局から前記セル又はセルグループのアクティブ化指示を受信した場合に、当該セル又はセルグループをアクティブ化する通信部とを備えるユーザ装置が提供される。
この構成により、バッテリ消費を抑えながら、キャリアアグリゲーションで使用されるセルの品質測定を実施することができる。
前記測定部は、前記基地局から測定開始指示を受信してから所定期間後に前記測定を開始することとしてもよい。この構成により、ユーザ装置と基地局は同じ測定開始タイミングの認識を持つことができ、基地局は迅速な品質判定を実施できる。
前記測定部は、前記セル又はセルグループのチャネル状態情報を前記基地局に送信するために使用する上り無線リソースとして、他のセル又はセルグループのチャネル状態情報を送信するために用意された上り無線リソースを利用することとしてもよい。この構成により、追加リソースを用意することなく追加セル又はセルグループについてのチャネル状態情報を送信できる。
前記管理部は、前記ユーザ装置において同時にアクティブ化することができるセル又はセルグループの数を含む能力情報を前記基地局に通知することとしてもよい。この構成により、基地局は、ユーザ装置において同時にアクティブ化することができるセル又はセルグループの数を把握できる。
本実施の形態で説明したユーザ装置UEは、CPUとメモリを備え、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、第1、第2の実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
本実施の形態で説明した基地局eNBは、CPUとメモリを備え、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、第1、第2の実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、ユーザ装置及び基地局は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置が有するプロセッサにより動作するソフトウェア、及び、基地局が有するプロセッサにより動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
本特許出願は2015年1月29日に出願した日本国特許出願第2015−015999号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2015−015999号の全内容を本願に援用する。
UE ユーザ装置
eNB 基地局
101 UL信号送信部
102 DL信号受信部
103 RRC管理部
104 測定部
151 REモジュール
152 BB処理モジュール
153 装置制御モジュール
154 USIMスロット
201 DL信号送信部
202 UL信号受信部
203 RRC管理部
204 測定指示制御部
205 スケジューリング部
251 REモジュール
252 BB処理モジュール
253 装置制御モジュール
254 通信IF

Claims (10)

  1. キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置であって、
    前記基地局から前記キャリアアグリゲーションにおけるセル又はセルグループを追加するための設定メッセージを受信し、当該セル又はセルグループの設定を行うとともに、前記基地局から当該セル又はセルグループの測定に関する測定設定情報を受信する管理部と、
    所定の条件が満たされるまで、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行わず、当該所定の条件が満たされた場合に、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行って、測定報告を前記基地局に送信する測定部と
    を備えるユーザ装置。
  2. 前記所定の条件は、前記測定部が前記基地局から測定開始指示を受信することである
    請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記測定部は、前記測定開始指示を受信してから所定期間が経過した場合、又は、前記基地局から測定停止指示を受信した場合に、前記セル又はセルグループの測定を停止する
    請求項2に記載のユーザ装置。
  4. 前記所定の条件は、特定のセル又は特定のセルグループの品質が所定値よりも低くなったこと、又は、特定の品質条件を満たすセル又はセルグループの数が所定値未満になったことである
    請求項1に記載のユーザ装置。
  5. キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置であって、
    前記基地局から前記キャリアアグリゲーションにおけるセル又はセルグループを追加するための設定メッセージを受信し、当該セル又はセルグループの設定を行う管理部と、
    非アクティブ状態にある前記セル又はセルグループをアクティブ化させることなく、当該セル又はセルグループについてのチャネル状態の測定を行い、当該セル又はセルグループのチャネル状態情報を前記基地局に送信する測定部と、
    前記測定部により前記セル又はセルグループのチャネル状態情報の送信が行われた後に、前記基地局から前記セル又はセルグループのアクティブ化指示を受信した場合に、当該セル又はセルグループをアクティブ化する通信部と
    を備えるユーザ装置。
  6. 前記測定部は、前記基地局から測定開始指示を受信してから所定期間後に前記測定を開始する
    請求項5に記載のユーザ装置。
  7. 前記測定部は、前記セル又はセルグループのチャネル状態情報を前記基地局に送信するために使用する上り無線リソースとして、他のセル又はセルグループのチャネル状態情報を送信するために用意された上り無線リソースを利用する
    請求項5又は6に記載のユーザ装置。
  8. 前記管理部は、前記ユーザ装置において同時にアクティブ化することができるセル又はセルグループの数を含む能力情報を前記基地局に通知する
    請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  9. キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置が実行するセル測定方法であって、
    前記基地局から前記キャリアアグリゲーションにおけるセル又はセルグループを追加するための設定メッセージを受信し、当該セル又はセルグループの設定を行うとともに、前記基地局から当該セル又はセルグループの測定に関する測定設定情報を受信するステップと、
    所定の条件が満たされるまで、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行わず、当該所定の条件が満たされた場合に、前記測定設定情報に基づく前記セル又はセルグループの測定を行って、測定報告を前記基地局に送信するステップと
    を備えるセル測定方法。
  10. キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行うユーザ装置が実行するセル測定方法であって、
    前記基地局から前記キャリアアグリゲーションにおけるセル又はセルグループを追加するための設定メッセージを受信し、当該セル又はセルグループの設定を行うステップと、
    非アクティブ状態にある前記セル又はセルグループをアクティブ化させることなく、当該セル又はセルグループについてのチャネル状態の測定を行い、当該セル又はセルグループのチャネル状態情報を前記基地局に送信する測定ステップと、
    前記測定ステップにより前記セル又はセルグループのチャネル状態情報の送信が行われた後に、前記基地局から前記セル又はセルグループのアクティブ化指示を受信した場合に、当該セル又はセルグループをアクティブ化するステップと
    を備えるセル測定方法。
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